JPH10312737A - 電界放射型カソード - Google Patents
電界放射型カソードInfo
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- JPH10312737A JPH10312737A JP21616097A JP21616097A JPH10312737A JP H10312737 A JPH10312737 A JP H10312737A JP 21616097 A JP21616097 A JP 21616097A JP 21616097 A JP21616097 A JP 21616097A JP H10312737 A JPH10312737 A JP H10312737A
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Abstract
ゲート電極とエミッタが短絡してもライン欠陥を生じさ
せないようにする。 【解決手段】チャネル形成電極5上に形成されたチャネ
ルの電子移動量を、電流制御電極3に正の電圧を印加す
ることにより制御する。これにより、カソード電極4か
らエミッタ9に供給される電流量を制御することができ
る。また、エミッタ9とゲート電極7とが短絡すると、
チャネルの電流密度が増大してチャネルが破壊されるこ
とにより、エミッタ9への電流供給を停止させることが
できる。
Description
して知られている電界放射型カソードに関するものであ
る。
9 [V/m]程度にすると、トンネル効果により電子が
障壁を通過して、常温でも真空中に電子放射が行われる
ようになる。これを電界放射(Field Emission)と呼
び、このような原理で電子を放射するカソードを電界放
射型カソード(Field Emission Cathode)、あるいは電
界放射素子と呼んでいる。
クロンサイズの電界放射型カソードからなる面放射型の
電界放射型カソードを作製することが可能となってお
り、電界放射型カソードをカソード基板上に多数個形成
したものは、その各エミッタから放射された電子を蛍光
面に照射することによって平面型の表示装置や各種の電
子装置を構成する電子供給手段として用いることが可能
とされている。
て、スピント(Spindt)型と呼ばれる電界放射型カソー
ド(以下、「FEC」と記す)の斜視図を図14に示
す。この図において、カソード基板100上にカソード
電極層101が形成されており、このカソード電極層1
01上に抵抗層102、絶縁層103及びゲート電極層
104が順次成膜されている。そしてゲート電極層10
4および絶縁層103に形成された開口内に円錐状のエ
ミッタ115が形成され、このエミッタ115の先端部
分がゲート電極層104の開口部から臨んでいる。
る微細加工技術を用いることによりエミッタコーン11
5とゲート電極層104との距離をサブミクロンとする
ことができるため、エミッタ115とゲート電極層10
4間に僅か数十ボルトの電圧を印加することにより、エ
ミッタ115から電子を放射させることができる。した
がって、図14に示すように上記のFECがアレイ状に
多数個形成されているカソード基板100の上方に蛍光
材料が塗布されているアノード基板116を配置して、
電圧VGE、VA を印加すると、放射された電子によって
蛍光材を発光させることができる表示装置とすることが
できる。
101との間に抵抗層102が設けられているのは、次
のような理由によるものである。スピント型の電界放射
型カソードにおいては、エミッタ115とゲート電極層
104との距離が非常に短くされているために、製造の
過程において塵埃などによりエミッタ115とゲート電
極層104とが短絡してしまうことがある。ここで、ゲ
ート電極層104とエミッタ115とが一つでも短絡し
ていると、全てのゲート電極層104とエミッタ115
間に電圧が印加されなくなり動作不能となる。
脱ガスが生じ、このガスによりエミッタ115とゲート
電極層104あるいはアノード電極116間が放電を起
こすことがあり、このため大電流がカソード電極層10
1に流れてカソード電極層101が破壊されるというこ
とがあった。さらに、多数のエミッタ115のうちの電
子が放射されやすいエミッタに電子の放射が集中される
ため、そのエミッタに電流が集中し、画面上に異常に明
るいスポットが発生することがあった。
101との間に抵抗層102を設けることにより、ある
エミッタ115からの放射電子が多くなると、該エミッ
タ115に流れる電流の増加に応じて前記抵抗層102
により該エミッタコーン115の電子放射を抑制する方
向に電圧降下が生じ、該エミッタ115における電子放
射の暴走を食い止めることができる。このように、抵抗
層102を設けることにより特定のエミッタ115への
電流の集中を防止することができ、FECの製造上の歩
留まりの向上や安定な動作を図ることができるようにな
る。
に示すように電界放射型カソードにおいて、カソード電
極とエミッタとの間に抵抗層を設けるようにしても、多
数のエミッタから放射される放射電子量を均一化するこ
とは困難であり、さらに、ゲート電極とエミッタとが短
絡したときに、そのラインが欠陥となることがあった。
また、複数のエミッタにより一画素毎に対応する電子源
を形成させる場合は、そのエミッタアレー内においてエ
ミッタとゲート電極とが短絡した際に、必要な電流がと
れず、表示器に適用されているときにはその部分だけ輝
度が低下するという問題点があった。
点を解決するためになされたものであり、本発明の電界
放射型カソードは、鋭利な先端を有するエミッタと、そ
の先端を取りまくように形成されたゲート電極からなる
電界放射型カソードにおいて、前記エミッタは金属又は
金属化合物を堆積あるいは加工して形成されると共に、
カソード基板上に形成されたチャネル形成電極の一端の
上に形成されており、該チャネル形成電極の他端にはカ
ソード電極が形成されると共に、前記エミッタと前記カ
ソード電極との間には、前記チャネル形成電極を流れる
電流を制御するための電流制御電極が一つ以上設けられ
ているものである。また、上記電界放射型カソードにお
いて、前記電流制御電極とチャネル形成電極の間に絶縁
層を形成するようにしてもよい。さらに、前記チャネル
形成電極を半導体膜により形成してもよいものである。
1の例では、基板上に電流制御電極、第1絶縁層、カソ
ード電極、チャネル形成電極、第2絶縁層、ゲート電極
を順次成膜した積層カソード基板に対して、前記ゲート
電極及び前記第2絶縁層に開口が設けられ、該開口の底
面に露出されている前記チャネル形成電極上にエミッタ
が形成され、前記電流制御電極と前記第1絶縁層を介し
て対向する前記チャネル形成電極の部分にチャネルが形
成され、該チャネルの通過電流量が前記電流制御電極に
印加される電圧により制御されることにより、前記カソ
ード電極から前記チャネル形成電極を経て前記エミッタ
に供給される電流量が制御されるようにしている。
複数本の前記カソード電極と、ストライプ状の複数本の
前記電流制御電極とがマトリクス状に配列されており、
前記両電極の交差部毎に一画素に対応する複数のエミッ
タからなるエミッタアレーを前記チャネル形成電極上に
形成することとしている。さらに、蛍光体の被着された
アノード電極が形成されているアノード基板を、前記カ
ソード基板に対向して設け、前記電流制御電極にアナロ
グ画像信号を供給することにより、前記アノード基板上
に表示された画像の階調を制御するようにしてもよい。
の第2の例では、カソード基板上にチャネル形成電極、
カソード電極、絶縁層、ゲート電極を順次成膜した積層
カソード基板に対して、前記ゲート電極及び前記絶縁層
に開口が設けられ、該開口の底面に露出された前記チャ
ネル形成電極上にエミッタが形成され、前記チャネル形
成電極の一部分にチャネルが形成され、該チャネル上の
前記絶縁層の厚さが薄く形成されていると共に、前記チ
ャネルに対向するよう電流制御電極が形成されており、
前記チャネルの通過電流量が前記電流制御電極に印加さ
れる電圧により制御されることにより、前記カソード電
極から前記チャネル形成電極を経て前記エミッタに供給
される電流量が制御されるようにしている。
複数の前記カソード電極と、ストライプ状の複数の前記
電流制御電極とがマトリクス状に配列されており、前記
両電極の交差部毎に一画素に対応する複数のエミッタか
らなるエミッタアレーを前記チャネル形成電極上に形成
することとしている。さらに、蛍光体の被着されたアノ
ード電極が形成されているアノード基板を、前記カソー
ド基板に対向して設け、前記電流制御電極にアナログ画
像信号を供給することにより、前記アノード基板上に表
示された画像の階調を制御するようにしてもよい。
の第3の例では、基板上にチャネル形成電極、カソード
電極、絶縁層、ゲート電極を順次成膜した積層カソード
基板に対して、前記ゲート電極及び前記絶縁層に開口が
設けられ、該開口の底面に露出された前記チャネル形成
電極上にエミッタが形成され、前記チャネル形成電極に
おける前記エミッタと前記カソード電極との間に形成さ
れたチャネル上に電流制御電極が形成されて、該電流制
御電極と前記チャネル形成電極との界面にショットキー
障壁が生じており、該チャネルの通過電流量が前記電流
制御電極に印加される電圧により制御されることによ
り、前記カソード電極から前記チャネル形成電極を経て
前記エミッタに供給される電流量が制御されるようにし
ている。
複数の前記カソード電極と、ストライプ状の複数の前記
電流制御電極とがマトリクス状に配列されており、前記
両電極の交差部毎に一画素に対応する複数のエミッタか
らなるエミッタアレーを前記チャネル形成電極上に形成
することとしている。さらに、蛍光体の被着されたアノ
ード電極が形成されているアノード基板を、前記カソー
ド基板に対向して設け、前記電流制御電極にアナログ画
像信号を供給することにより、前記アノード基板上に表
示された画像の階調を制御するようにしてもよい。
の第4の例では、カソード基板上に電流制御電極、第1
絶縁層、カソード電極、チャネル形成電極、第2絶縁
層、ゲート電極を順次成膜した積層カソード基板に対し
て、前記ゲート電極及び前記第2絶縁層に開口が設けら
れ、該開口の底面に露出された前記チャネル形成電極上
にエミッタが形成され、前記電流制御電極と前記第1絶
縁層を介して対向する前記チャネル形成電極の部分にチ
ャネルが形成され、該チャネルの通過電流量が前記電流
制御電極に印加される電圧により制御されることによ
り、前記カソード電極から前記チャネル形成電極を経
て、前記チャネルの直上に形成された前記エミッタに供
給される電流量が制御されるようにしている。
の第5の例では、カソード基板上に電流制御電極、第1
絶縁層、カソード電極、チャネル形成電極、第2絶縁
層、ゲート電極を順次成膜した積層カソード基板に対し
て、前記ゲート電極及び前記第2絶縁層に開口が設けら
れ、該開口の底面に露出された前記チャネル形成電極上
にエミッタが形成され、前記チャネル形成電極がオーミ
ックコンタクト層に挟まれたI層半導体から形成されて
いると共に、前記電流制御電極と前記第1絶縁層を介し
て対向する前記チャネル形成電極の部分にチャネルが形
成され、該チャネルの通過電流量が前記電流制御電極に
印加される電圧により制御されることにより、前記カソ
ード電極から前記チャネル形成電極を経て、前記チャネ
ルの直上に形成された前記エミッタに供給される電流量
が制御されるようにしている。
ストライプ状の複数の前記カソード電極と、ストライプ
状の複数の前記電流制御電極とがマトリクス状に配列さ
れており、前記両電極の交差部毎に一画素に対応する複
数のエミッタからなるエミッタアレーを前記チャネル形
成電極上に形成することとしている。さらに、蛍光体の
被着されたアノード電極が形成されているアノード基板
を、前記カソード基板に対向して設け、前記電流制御電
極にアナログ画像信号を供給することにより、前記アノ
ード基板上に表示された画像の階調を制御するようにし
てもよい。
の第6の例では、p型あるいn型の半導体基板の一表面
に形成されたn型あるいはp型半導体領域からなるソー
スおよびドレインと、該ドレイン上に形成された鋭利な
先端を有するエミッタと、前記ドレイン上と前記ソース
上とを少なくとも除いて、前記半導体基板の一表面上に
形成された絶縁層と、該絶縁層の上に前記エミッタの先
端を取りまくように形成されたゲート電極と、前記ドレ
インと前記ソースとの間であって、前記絶縁層の上に形
成されたチャネルゲート電極と、前記ソースの上に形成
されたソース電極と、蛍光体の被着されているアノード
電極が形成されていると共に、前記半導体基板に対向し
て設けられたアノード基板とを備え、前記チャネルゲー
ト電極にアナログ画像信号を供給することにより、前記
アノード基板上に表示された画像の階調を制御するよう
にしている。
よれば、電流制御電極に印加する電圧に応じて、エミッ
タ電流を制御することができるようになる。従って、多
数形成されているのエミッタ毎にエミッタ電流を制御す
ることが可能となり、多数のエミッタのエミッタ電流を
均一化することができる。従って、電界放射型カソード
が表示装置に適用されている際には、各画素の輝度を揃
えることが可能になると共に、輝度調整を行うことがで
きるようになる。また、ゲート電極とエミッタとが短絡
した際には、チャネルに流れる電流密度が増大してチャ
ネルが破壊されるようになるため、ゲート電極と短絡し
ているエミッタはカソード電極から切り離されるように
なり、ライン欠陥の発生を防止することができる。
電極に印加することにより、エミッタ電流を制御するこ
とができると共に、エミッタのエミッションのカットオ
フを行うこともできる。従って、ストライプ状のカソー
ド電極と電流制御電極とをマトリクス状に形成すること
により、電界放射型カソードをライン走査等のスキャン
駆動を行うことができるようになる。さらにまた、電流
制御電極あるいはチャネルゲート電極にアナログ画像信
号を供給することにより、カソード基板に対向して配置
されたアノード基板上に表示される画像の階調を制御す
ることができるようになる。
施の形態の第1の例の構成を示す断面図を図1に、その
平面図を図2に示す。ただし、図2には電流制御電極3
と、カソード電極4と、チャネル形成電極5との配置構
造のみが示されている。図1に示す電界放射型カソード
の第1の例では、ガラス等のカソード基板1上に、ニオ
ブ等からなるパターニングされた電流制御電極3が成膜
されており、この上にシリコン酸化物あるいはシリコン
窒化物からなる第1絶縁層2が形成されている。第1絶
縁層2上には、パターニングされたカソード電極4が成
膜されると共に、カソード電極4に電気的に接続される
と共に、電流制御電極3と第1絶縁層2を介して交差す
るように、約0.5μm以下の厚さのアモルファスシリ
コン(a−Si)あるいはポリシリコンからなるチャネ
ル形成電極5が成膜されている。
コン酸化物からなる第2絶縁層6が形成されていると共
に、この第2絶縁層6上にゲート電極7が形成されてい
る。また、第2絶縁層6およびゲート電極7には、開口
8が多数形成されており、この開口8の底面、つまりチ
ャネル形成電極5上に高融点金属材料、カーボン材料、
あるいは窒化物、けい素化合物、炭化物等からなるエミ
ッタ9が形成されている。なお、チャネル形成電極5に
おいて、電流制御電極3と交差している部分のみが完全
空乏型の薄膜とされたチャネルとされており、他の部分
は導電率の高い、例えばa−Siで形成されている。こ
のチャネルは通常は非導通であり、電流制御電極3に正
の所定の電圧が印加されたときに負の誘導電荷によるN
型のチャネルが生じることにより導通を開始するように
なる。
の平面図を図2に示す。なお、図1に示す断面図は、図
2に示す平面図に2点鎖線で示す切断線により切断した
ときの断面を示している。図2に示すように、ストライ
プ状の電流制御電極3とストライプ状のカソード電極4
とはマトリクス状に形成されており、例えば、電流制御
電極3がラインを構成しており、カソード電極4がカラ
ムを構成している。電流制御電極3は、チャネルに交差
する第1電流制御電極3−1,3−2・・・と、ライン
とされた第2電流制御電極3a−1,3a−2・・・か
ら構成されている。また、a−Si等からなるチャネル
形成電極5の一端は、ストライプ状のカソード電極4に
電気的に接続されるように直接その上に形成されてお
り、その接続点から延伸されている電極5上であって、
第1電流制御電極3−1,3−2・・・と交差する部分
にチャネルが形成されている。
形成電極5は幅広とされて、その上に複数のコーン状の
エミッタ9が形成されている。このチャネル形成電極5
上に形成された複数のエミッタ9は、表示装置に適用さ
れた際に一画素に対応することになる。すなわち、Ki
j,K(i+1)jはそれぞれ画素に対応するようにな
る。なお、図2においては第1絶縁層2、第2絶縁層
6、ゲート電極7を省略して示している。
において、電流制御電極3にスレショルド電圧以上の電
圧を印加すると、通常は非導通とされたチャネルにN型
のチャネルが形成されて導通を開始するようになる。こ
れによりカソード電極4からエミッタ9に電流が供給さ
れるようになり、エミッタ9から電子が放射されるよう
になる。このスレショルド電圧は、例えば5V〜15V
程度の低電圧でよく、チャネル長により移動電子量が変
化するようになり、チャネル長が大きいほどスレショル
ド電圧は低下するようになる。また、電流制御電極3の
印加電圧に対するエミッタ電流は、図9に示すように二
乗特性で変化することから、電流制御電極3の印加電圧
を制御することにより、各エミッタ9から放射される電
子量を制御することが可能となる。従って、表示装置に
適用された際には、電流制御電極3の印加電圧を制御す
ることにより、図9に示すようにアノード電流、すなわ
ち輝度調整を行うことができる。
ショルド電圧以下とすると、チャネルは非導通状態とな
りカソード電極4からエミッタ9への電流供給を停止す
ることができるので、ゲート電極7を走査駆動すること
なく、電流制御電極3とカソード電極4とでダイナミッ
クに走査駆動することができるようになる。従って、表
示装置に適用された際に、カソード電極4に1ライン毎
の画像信号を印加すると共に、電流制御電極3を順次走
査して駆動することにより、画像を表示することができ
るようになる。なお、ゲート電極7にはエミッタ9から
電子を放射することのできる固定電圧を印加すればよ
く、電流制御電極3より高電圧の印加されるゲート電極
7を走査駆動する必要がないので、駆動回路の構成を簡
略化することができる。また、ゲート電極7は走査され
ないことから、パターニングしないベタ電極として形成
するようにしても差し支えないが、寄生容量の発生を考
慮すればパターニングする方が好適である。
ル部を0.1〜0.2μm程度の厚さの完全空乏型極薄
膜とすることにより、エミッタ9が暴走した際に、チャ
ネルに流れる電流の電流密度の増大によりチャネルを破
壊することができるようになる。この際に、破壊された
チャネルでは電流を流せないことから、暴走したエミッ
タ9をカソード電極4から切り離すことができ、エミッ
タ9とゲート電極7とが短絡した際のライン欠陥の発生
を防止することができる。上記の説明では、複数のエミ
ッタ9を1画素に対応して形成するようにしたが、1つ
のエミッタ9を1画素に対応して形成するようにしても
よい。
の形態の第1の例における変形例の構成を図3に示す。
なお、図3は前記図2に対応する平面図であり、電流制
御電極3と、カソード電極4と、チャネル形成電極5と
の配置構造のみが示されている。図3において、ストラ
イプ状の多数本のカソード電極4と、ストライプ状の多
数本の電流制御電極3とがマトリクス状に配列されてお
り、電流制御電極3とカソード電極4とが交差する部分
において、両電極3,4はパターニングされている。そ
して、この交差部内に位置するよう複数のエミッタ9が
形成されているチャネル形成電極5が、図示するように
パターニングされて形成されている。すなわち、このエ
ミッタ9が形成されているチャネル形成電極5は複数の
島状に形成されている。このように構成された電界放射
型カソードは、前述した第1の例と同様の作用を奏する
ことができる。
の形態の第2の例の構成を示す断面図を図4に示す。図
4に示す電界放射型カソードの第2の例では、ガラス等
のカソード基板1上に、一部にチャネルが形成された約
0.5μm以下の厚さのアモルファスシリコン(a−S
i)あるいはポリシリコンからなるチャネル形成電極5
が成膜されている。そして、チャネル形成電極5上にパ
ターニングされたカソード電極4が成膜されると共に、
シリコン酸化物あるいはシリコン窒化物からなる絶縁層
11が形成されている。絶縁層11上には、ゲート電極
7が形成されている。また、絶縁層11およびゲート電
極7には、開口8が多数形成されており、この開口8の
底面、つまりチャネル形成電極5上に高融点金属材料、
カーボン材料、あるいは窒化物、けい素化合物、炭化物
等からなるコーン状のエミッタ9が形成されている。
部が完全空乏型の薄膜とされてチャネルが形成されてお
り、このチャネル部と絶縁層11を介して交差するよう
に電流制御電極3が絶縁層11上に形成されている。な
お、チャネル部以外のチャネル形成電極5の部分は導電
率の高い、例えばa−Siで形成されている。このチャ
ネルは通常は非導通であり、電流制御電極3に正の所定
の電圧が印加されたときに誘導電荷がチャネル内に生じ
ることにより導通を開始するようになる。
において、電流制御電極3にスレショルド電圧を印加す
ると、通常は非導通とされたチャネルの空乏層の幅が狭
くなり導通を開始するようになる。これによりカソード
電極4からエミッタ9に電流が供給されるようになり、
エミッタ9から電子が放射されるようになる。このスレ
ショルド電圧は、例えば5V〜15V程度の低電圧でよ
く、チャネル長により移動電子量が変化するようにな
り、チャネル長が大きいほどスレショルド電圧は低下す
るようになる。また、電流制御電極3の印加電圧を制御
することにより、チャネルの導通度を制御することがで
き、各エミッタ9から放射される電子量を制御すること
ができる。この際の電流制御電極3の印加電圧に対する
エミッタ電流は、図9に示すように二乗特性で変化する
ようになる。
とをストライプ状に形成すると共に、マトリクスを構成
させることにより、表示装置に適用された際に、カソー
ド電極4に1ライン毎の画像信号を印加すると共に、電
流制御電極3を順次走査して駆動することにより、画像
を表示することができるようになる。この際、ゲート電
極7にはエミッタ9から電子を放射することのできる固
定電圧を印加すればよく、電流制御電極3より高電圧の
印加されるゲート電極7を走査駆動する必要がないの
で、駆動回路の構成を簡略化することができる。なお、
表示装置に適用された際には、図9に示すように電流制
御電極3の印加電圧に対してアノード電流が変化するよ
うになり、これを利用して輝度調整を行うことができ
る。
ル部を0.1〜0.2μm程度の厚さの完全空乏型極薄
膜とすることにより、エミッタ9が暴走した際に、チャ
ネルに流れる電流の電流密度の増大によりチャネルを破
壊することができるようになる。これにより、暴走した
エミッタ9をカソード電極4から切り離すことができ、
エミッタ9とゲート電極7とが短絡した際のライン欠陥
の発生を防止することができる。さらにまた、複数のエ
ミッタ9を1画素に対応して形成するようにしても、あ
るいは、1つのエミッタ9を1画素に対応して形成する
ようにしてもよい。
の形態の第3の例の構成を示す断面図を図5に示す。図
5に示す電界放射型カソードの第3の例では、ガラス等
のカソード基板1上に、一部にチャネルが形成された約
0.5μm以下の厚さのアモルファスシリコン(a−S
i)あるいはポリシリコンからなるチャネル形成電極5
が成膜されている。そして、チャネル形成電極5上にパ
ターニングされたカソード電極4が成膜されると共に、
チャネル形成電極5上にパターニングされた電流制御電
極3が成膜されている。そして、電流制御電極3および
カソード電極4上にはシリコン酸化物あるいはシリコン
窒化物からなる絶縁層12が形成されている。なお、チ
ャネル形成電極5と電流制御電極3との界面に、ショッ
トキー障壁が生じるように、チャネル形成電極5の不純
物のドープ量および電流制御電極3の金属材料が選定さ
れている。
形成されている。また、絶縁層12およびゲート電極7
には、開口8が多数形成されており、この開口8の底
面、つまりチャネル形成電極5上に高融点金属材料、カ
ーボン材料、あるいは窒化物、けい素化合物、炭化物等
からなるコーン状のエミッタ9が形成されている。さら
に、チャネル形成電極5において、その上に電流制御電
極3が形成されている部分が完全空乏型の薄膜とされて
チャネルが形成されており、このチャネル部を除いてチ
ャネル形成電極5は導電率の高い、例えばa−Siで形
成されている。このチャネルは通常は非導通であり、電
流制御電極3に正の所定の電圧が印加されたときに導通
を開始するようになる。
において、電流制御電極3にスレショルド電圧以上の電
圧を印加すると、通常は非導通とされたチャネルの空乏
層の幅が狭くなり導通を開始するようになる。これによ
りカソード電極4からエミッタ9に電流が供給されるよ
うになり、エミッタ9から電子が放射されるようにな
る。このスレショルド電圧は、例えば5V〜15V程度
の低電圧でよく、チャネル長により移動電子量が制御さ
れ、チャネル長が大きいほどスレショルド電圧は低下す
るようになる。また、電流制御電極3の印加電圧を制御
することにより、チャネルの導通度を制御することがで
き、各エミッタ9から放射される電子量を制御すること
ができる。この際の電流制御電極3の印加電圧に対する
エミッタ電流は、図9に示すように二乗特性で変化する
ようになる。
とをストライプ状に形成すると共に、マトリクスを構成
させることにより、表示装置に適用された際に、カソー
ド電極4に1ライン毎の画像信号を印加すると共に、電
流制御電極3を順次走査して駆動することにより、画像
を表示することができるようになる。この際、ゲート電
極7にはエミッタ9から電子を放射することのできる固
定電圧を印加すればよく、電流制御電極3より高電圧の
印加されるゲート電極7を走査駆動する必要がないの
で、駆動回路の構成を簡略化することができる。なお、
表示装置に適用された際には、図9に示すように電流制
御電極3の印加電圧に対してアノード電流が変化するよ
うになり、これを利用して輝度調整を行うことができ
る。
ル部を0.1〜0.2μm程度の厚さの完全空乏型極薄
膜とすることにより、エミッタ9が暴走した際に、チャ
ネルに流れる電流の電流密度の増大によりチャネルを破
壊することができるようになる。これにより、暴走した
エミッタ9をカソード電極4から切り離すことができ、
エミッタ9とゲート電極7とが短絡した際のライン欠陥
の発生を防止することができる。さらにまた、複数のエ
ミッタ9を1画素に対応して形成するようにしても、あ
るいは、1つのエミッタ9を1画素に対応して形成する
ようにしてもよい。
ードの第1の例ないし第3の例において、チャネルが一
部に形成されているチャネル形成電極3の作成方法を説
明する。第1の方法は、p+ のa−Siでチャネル形成
電極を成膜し、次いで、チャネルが形成される部分のa
−Siのみにリン等のn型の不純物をドープしてp型と
する。これにより、一部に完全空乏型のチャネルが形成
されたチャネル形成電極を作成することができる。ま
た、第2の方法は、p型のa−Siでチャネル形成電極
を成膜し、次いで、チャネルが形成される部分を除いた
a−Si上にボロン等のp型の不純物をドープしてp+
とする。これにより、一部に完全空乏型のチャネルが形
成されたチャネル形成電極を作成することができる。な
お、p型のa−Siにはメモリ効果があるため、これを
利用してスキャン駆動することもできるようになる。
の形態の第4の例の構成を示す断面図を図6に示す。図
6に示す電界放射型カソードの第4の例では、前記図1
に示す第1の例と異なり、チャネルがエミッタ9の直下
に形成されていると共に、チャネルを制御する電流制御
電極3がチャネルおよび第1絶縁層2を介してエミッタ
9の直下に形成されている。このような構造とすると、
チャネル形成電極5において前記した第1の方法を採用
してチャネルを形成する際に、ゲート電極7と第2絶縁
層6に形成されている開口8からn型の不純物をドープ
することによりチャネルを形成することができるように
なる。この第4の例の電界放射型カソードの動作および
前記した以外の作用については、上述した電界放射型カ
ソードの第1の例と同様であるので、その説明はここで
は省略する。
の形態の第5の例の構成を示す断面図を図7に、その平
面図を図8に示す。ただし、図8には電流制御電極3
と、カソード電極4と、オーミックコンタクト層13−
1,13−2との配置構造のみを示している。図7およ
び図8に示す電界放射型カソードの第5の例では、前記
図1に示す第1の例と異なり、チャネルがエミッタ9の
直下に形成されていると共に、チャネルを制御する電流
制御電極3がチャネルおよび第1絶縁層2を介してエミ
ッタ9の直下に形成されている。さらに、チャネル形成
電極14がオーミックコンタクト層13−1,13−2
に挟まれたa−SiのI(intrinsic )層から形成され
ている。このI層の比抵抗は107 〜108 Ω−cmと
され、オーミックコンタクト層13−1,13−2の比
抵抗は103 〜105 Ω−cmとされており、これによ
り、エミッタ9形成エリアの抵抗均一化を図ることがで
きる。なお、オーミックコンタクト層13−1,13−
2は、a−SiのI層14の表面にn型不純物をドープ
することにより形成されている。
の第5の例において、電流制御電極3にスレショルド電
圧を印加すると、通常は非導通とされたチャネルにおい
て、カソード電極4に電気的に接続されている抵抗層と
して作用するオーミックコンタクト層13−2からI層
14を越えてオーミックコンタクト層13−1に電流が
供給されるようになる。これによりカソード電極4から
エミッタ9に電流が供給されるようになり、エミッタ9
から電子が放射されるようになる。この際に、オーミッ
クコンタクト層13−1,13−2の抵抗作用により各
エミッタ9への電流供給量の均一化が図られる。このス
レショルド電圧は、例えば5V〜15V程度の低電圧で
よく、チャネル長により移動電子量が制御され、チャネ
ル長が大きいほどスレショルド電圧は低下するようにな
る。
エミッタ電流は、図9に示すように二乗特性で変化する
ことから、電流制御電極3の印加電圧を制御することに
より、各エミッタ9から放射される電子量を制御するこ
とが可能となる。従って、表示装置に適用された際に
は、電流制御電極3の印加電圧を制御することにより、
図9に示すようにアノード電流、すなわち輝度調整を行
うことができる。さらに、図8に示すように電流制御電
極3とカソード電極4とをストライプ状に形成すると共
に、両電極によりX−Yマトリクスを構成させることに
より、表示装置に適用された際に、カソード電極4に1
ライン毎の画像信号を印加すると共に、電流制御電極3
を順次走査して駆動することにより、画像を表示するこ
とができるようになる。この際、ゲート電極7にはエミ
ッタ9から電子を放射することのできる固定電圧を印加
すればよく、電流制御電極3より高電圧の印加されるゲ
ート電極7を走査駆動する必要がないので、駆動回路の
構成を簡略化することができる。
ネル部を0.1〜0.2μm程度の厚さの完全空乏型極
薄膜とすることにより、エミッタ9が暴走した際に、チ
ャネルに流れる電流の電流密度の増大によりチャネルを
破壊することができるようになる。したがって、エミッ
タ9とゲート電極7とが短絡した際のライン欠陥の発生
を防止することができる。
1の例ないし第5の例における電界放射型カソードは、
それぞれ表示装置の電子源に適用することができる。そ
こで、上記第1の例における電界放射型カソードを表示
装置の電子源に適用した場合の構成を示す図10を参照
しながら表示装置の説明を行う。図10において、図1
に示す第1の例における電界放射型カソードの構成と異
なる構成は、カソード基板1に所定間隔離隔して絶縁性
のアノード基板50を対向配置した構成である。このア
ノード基板50は、例えばガラス製とされており、その
内表面にはアノード電極51を形成する導電薄膜が形成
されている。さらに、このアノード電極51の表面には
蛍光体52が被着されている。
4に走査パルス発生器3−1から発生された走査パルス
を抵抗Rを介して順次供給することにより、画素毎に駆
動走査制御する。また、ゲート電極7にゲート電圧Vg
を印加し、さらにアノード電極51にアノード電圧Va
を印加する。ここで、電流制御電極3に表示したい画像
のアナログビデオ信号40を供給すると、走査パルス発
生器3−1により発生された走査パルスにより選択され
たカソード電極4に接続されているチャネル形成電極5
のチャネルのみが導通する。これにより、アナログビデ
オ信号40のレベルに応じた電流が当該チャネル形成電
極5上に形成されているエミッタ9に供給される。この
際に、エミッタ9の先端とゲート電極7間において強い
電界が生じるようになるため、エミッタ9からは供給さ
れた電流の密度に応じた電子が電界放出されるようにな
る。
されているカソード基板1とアノード基板50間を飛翔
してアノード電極51の上に被着されている蛍光体52
に達するようになる。これにより、蛍光体52が発光す
るようになるが、その発光強度はアノード電極51に流
れるアノード電流に比例するようになる。例えば、電流
制御電極3に印加されるアナログビデオ信号40が図1
1下段に示すように変化すると、アノード電極51に流
れるアノード電流は図11上段に示すように変化する。
強度は、アナログビデオ信号40のレベルに応じた強度
とされるため、ビデオ信号40により階調制御された画
像がアノード基板50上に表示されるようになる。な
お、階調制御する際に電流制御電極3に印加する電圧と
しては、数十ボルト以下のアナログ信号でよい。また、
輝度調整はデート電圧Vgのレベルを制御することによ
り行うことができる。このように、電流制御電極3に数
十ボルト以下のアナログ信号を印加して、階調制御する
構成によれば、ゲート電極7に階調制御用信号を印加す
る場合に比べて、低電圧で容易に無段階階調制御を行う
ことができるようになる。このため、階調制御を低消費
電力、低コストで行うことができる。
に比例する階調を得るように、アナログ信号を階調補正
回路を介して電流制御電極3に印加するようにしても良
い。また、図10に示す表示装置における駆動制御方法
は、前記した電界放射型カソードの第2の例ないし電界
放射型カソードの第5の例においても同様に適用するこ
とができる。
放射型カソードが提案されている。この電界放射型カソ
ードは、例えば単結晶p(n)型シリコン基板21の一
表面上にn(p)型不純物を拡散等することにより、n
(p)型シリコン領域21−1,21−2を所定間隔で
2つ形成する。そして、n(p)型シリコン領域21−
1,21−2の間のp(n)型シリコン基板21上には
絶縁層16が形成され、この絶縁層16上にチャネルゲ
ート電極23が形成される。これにより、n(p)型シ
リコン領域21−1と、n(p)型シリコン領域21−
2との間にn型のチャネル24が形成されるようにな
り、結局のところC−MOS型の電界効果トランジスタ
(FET)が形成されるようになる。すなわち、n
(p)型シリコン領域21−1がドレイン、n(p)型
シリコン領域21−2がソース、チャネルゲート電極2
3がゲート電極となる。なお、n(p)型シリコン領域
21−1上にはソース電極25が形成される。
ン領域21−2の上には先端の鋭利なエミッタ9が形成
されており、このエミッタ9の先端を取りまくように、
絶縁層16上にゲート電極7が形成される。このような
構造の電界放射型カソードも表示装置の電子源に適用す
ることができる。そこで、上記電界放射型カソードを表
示装置の電子源に適用した場合の構成を示す図13を参
照しながら表示装置の説明を行う。図13に示すよう
に、図12に示す電界放射型カソードのp(n)型シリ
コン基板21に所定間隔離隔して絶縁性のアノード基板
50を対向配置している。このアノード基板50は、例
えばガラス製とされており、その内表面にはアノード電
極51を形成する導電薄膜が形成されている。さらに、
このアノード電極51の表面には蛍光体52が被着され
ている。
25に走査パルス発生器25−1から発生された走査パ
ルスを抵抗Rを介して順次供給することにより、画素毎
に駆動走査制御する。また、ゲート電極7にゲート電圧
Vgを印加し、さらにアノード電極51にアノード電圧
Vaを印加する。ここで、チャネルゲート電極23に表
示したい画像のアナログビデオ信号40を供給すると、
走査パルス発生器25−1により発生された走査パルス
により選択されたソース電極25とドレイン21−2と
の間に形成されたチャネル24のみが導通し、アナログ
ビデオ信号40のレベルに応じた電流がソース電極25
からドレイン21−2に流れるようになる。これによ
り、ソース電極25からエミッタ電流がエミッタ9に供
給される。この際に、エミッタ9の先端とゲート電極7
間において強い電界が生じるようになるため、エミッタ
9からは供給された電流の密度に応じた電子が電界放出
されるようになる。
されているp(n)型シリコン基板21とアノード基板
50間を飛翔してアノード電極51の上に被着されてい
る蛍光体52に達するようになる。これにより、蛍光体
52が発光するようになるが、その発光強度はアノード
電極51に流れるアノード電流に比例するようになる。
例えば、チャネルゲート電極23に印加されるアナログ
ビデオ信号40が図11下段に示すように変化すると、
アノード電極51に流れるアノード電流は図11上段に
示すように変化する。
強度は、アナログビデオ信号40のレベルに応じた強度
とされるため、ビデオ信号40により階調制御された画
像がアノード基板50上に表示されるようになる。な
お、階調制御する際にチャネルゲート電極23に印加す
る電圧としては、数十ボルト以下のアナログ信号でよ
い。また、輝度調整はゲート電圧Vgのレベルを制御す
ることにより行うことができる。このように、チャネル
ゲート電極23に数十ボルト以下のアナログ信号を印加
して、階調制御する構成によれば、ゲート電極7に階調
制御用信号を印加する場合に比べて、低電圧で容易に無
段階階調制御を行うことができるようになる。このた
め、階調制御を低消費電力、低コストで行うことができ
る。なお、階調制御用のアナログ信号のレベルに比例す
る階調を得るように、アナログ信号を階調補正回路を介
してチャネルゲート電極23に印加するようにしても良
い。
電界放射型カソードによれば、電流制御電極に印加する
電圧に応じて、エミッタ電流を制御することができるよ
うになる。従って、多数形成されているのエミッタ毎に
エミッタ電流を制御することが可能となり、多数のエミ
ッタのエミッタ電流を均一化することができる。従っ
て、電界放射型カソードが表示装置に適用されている際
には、各画素の輝度を揃えることが可能になると共に、
輝度調整を行うことができるようになる。また、ゲート
電極とエミッタとが短絡した際には、チャネルに流れる
電流密度が増大してチャネルが破壊されるようになるた
め、ゲート電極と短絡しているエミッタはカソード電極
から切り離されるようになり、ライン欠陥の発生を防止
することができる。
電極に印加することにより、エミッタ電流を制御するこ
とができると共に、エミッタのエミッションのカットオ
フを行うこともできる。従って、ストライプ状のカソー
ド電極と電流制御電極とをマトリクス状に形成すること
により、電界放射型カソードをライン走査等のスキャン
駆動を行うことができるようになる。さらにまた、電流
制御電極あるいはチャネルゲート電極に数十ボルト以下
のアナログ画像信号を供給することにより、カソード基
板に対向して配置されたアノード基板上に表示される画
像の階調を低電圧で無段階階調制御することができるよ
うになる。このため、階調制御を低消費電力、低コスト
で行うことができる。
1の例の構成を示す断面図である。
1の例の構成を示す平面図である。
1の例の変形例の構成を示す平面図である。
2の例の構成を示す断面図である。
3の例の構成を示す断面図である。
4の例の構成を示す断面図である。
5の例の構成を示す断面図である。
5の例の構成を示す平面図である。
電極電圧に対するエミッタ電流、および、アノード電流
の特性を示す図である。
第1の例を表示装置に適用した場合の他の構成を示す図
である。
御電極電圧の変化に対するアノード電流の変化を示す図
である。
示す図である。
に適用した場合の構成を示す図である。
した図である。
Claims (17)
- 【請求項1】 鋭利な先端を有するエミッタと、その先
端を取りまくように形成されたゲート電極からなる電界
放射型カソードにおいて、 前記エミッタは金属又は金属化合物を堆積あるいは加工
して形成されると共に、カソード基板上に形成されたチ
ャネル形成電極の一端の上に形成されており、該チャネ
ル形成電極の他端にはカソード電極が形成されると共
に、前記エミッタと前記カソード電極との間には、前記
チャネル形成電極を流れる電流を制御するための電流制
御電極が一つ以上設けられていることを特徴とする電界
放射型カソード。 - 【請求項2】 前記電流制御電極と前記チャネル形成電
極の間に絶縁層が形成されていることを特徴とする請求
項1記載の電界放射型カソード。 - 【請求項3】 前記チャネル形成電極が半導体薄膜から
形成されていることを特徴とする請求項1あるいは2記
載の電界放射型カソード。 - 【請求項4】 カソード基板上に電流制御電極、第1絶
縁層、カソード電極、チャネル形成電極、第2絶縁層、
ゲート電極を順次成膜した積層カソード基板に対して、
前記ゲート電極及び前記第2絶縁層に開口が設けられ、
該開口の底面に露出されている前記チャネル形成電極上
にエミッタが形成され、 前記電流制御電極と前記第1絶縁層を介して対向する前
記チャネル形成電極の部分にチャネルが形成され、該チ
ャネルの通過電流量が前記電流制御電極に印加される電
圧により制御されることにより、前記カソード電極から
前記チャネル形成電極を経て前記エミッタに供給される
電流量が制御されるようにしたことを特徴とする電界放
射型カソード。 - 【請求項5】 ストライプ状の複数本の前記カソード電
極と、ストライプ状の複数本の前記電流制御電極とがマ
トリクス状に配列されており、前記両電極の交差部毎に
一画素に対応する複数のエミッタからなるエミッタアレ
ーが前記チャネル形成電極上に形成されていることを特
徴とする請求項4記載の電界放射型カソード。 - 【請求項6】 蛍光体の被着されたアノード電極が形成
されているアノード基板を、前記カソード基板に対向し
て設け、前記電流制御電極にアナログ画像信号を供給す
ることにより、前記アノード基板上に表示された画像の
階調を制御するようにしたことを特徴とする請求項5記
載の電界放射型カソード。 - 【請求項7】 カソード基板上にチャネル形成電極、カ
ソード電極、絶縁層、ゲート電極を順次成膜した積層カ
ソード基板に対して、前記ゲート電極及び前記絶縁層に
開口が設けられ、該開口の底面に露出された前記チャネ
ル形成電極上にエミッタが形成され、 前記チャネル形成電極の一部分にチャネルが形成され、
該チャネル上の前記絶縁層の厚さが薄く形成されている
と共に、前記チャネルに対向するよう電流制御電極が形
成されており、前記チャネルの通過電流量が前記電流制
御電極に印加される電圧により制御されることにより、
前記カソード電極から前記チャネル形成電極を経て前記
エミッタに供給される電流量が制御されるようにしたこ
とを特徴とする電界放射型カソード。 - 【請求項8】 ストライプ状の複数の前記カソード電極
と、ストライプ状の複数の前記電流制御電極とがマトリ
クス状に配列されており、前記両電極の交差部毎に一画
素に対応する複数のエミッタからなるエミッタアレーが
前記チャネル形成電極上に形成されていることを特徴と
する請求項7記載の電界放射型カソード。 - 【請求項9】 蛍光体の被着されたアノード電極が形成
されているアノード基板を、前記カソード基板に対向し
て設け、前記電流制御電極にアナログ画像信号を供給す
ることにより、前記アノード基板上に表示された画像の
階調を制御するようにしたことを特徴とする請求項8記
載の電界放射型カソード。 - 【請求項10】 基板上にチャネル形成電極、カソード
電極、絶縁層、ゲート電極を順次成膜した積層カソード
基板に対して、前記ゲート電極及び前記絶縁層に開口が
設けられ、該開口の底面に露出された前記チャネル形成
電極上にエミッタが形成され、 前記チャネル形成電極における前記エミッタと前記カソ
ード電極との間に形成されたチャネル上に電流制御電極
が形成されて、該電流制御電極と前記チャネル形成電極
との界面にショットキー障壁が生じており、該チャネル
の通過電流量が前記電流制御電極に印加される電圧によ
り制御されることにより、前記カソード電極から前記チ
ャネル形成電極を経て前記エミッタに供給される電流量
が制御されるようにしたことを特徴とする電界放射型カ
ソード。 - 【請求項11】 ストライプ状の複数の前記カソード電
極と、ストライプ状の複数の前記電流制御電極とがマト
リクス状に配列されており、前記両電極の交差部毎に一
画素に対応する複数のエミッタからなるエミッタアレー
が前記チャネル形成電極上に形成されていることを特徴
とする請求項10記載の電界放射型カソード。 - 【請求項12】 蛍光体の被着されたアノード電極が形
成されているアノード基板を、前記カソード基板に対向
して設け、前記電流制御電極にアナログ画像信号を供給
することにより、前記アノード基板上に表示された画像
の階調を制御するようにしたことを特徴とする請求項1
1記載の電界放射型カソード。 - 【請求項13】 カソード基板上に電流制御電極、第1
絶縁層、カソード電極、チャネル形成電極、第2絶縁
層、ゲート電極を順次成膜した積層カソード基板に対し
て、前記ゲート電極及び前記第2絶縁層に開口が設けら
れ、該開口の底面に露出された前記チャネル形成電極上
にエミッタが形成され、 前記電流制御電極と前記第1絶縁層を介して対向する前
記チャネル形成電極の部分にチャネルが形成され、該チ
ャネルの通過電流量が前記電流制御電極に印加される電
圧により制御されることにより、前記カソード電極から
前記チャネル形成電極を経て、前記チャネルの直上に形
成された前記エミッタに供給される電流量が制御される
ようにしたことを特徴とする電界放射型カソード。 - 【請求項14】 カソード基板上に電流制御電極、第1
絶縁層、カソード電極、チャネル形成電極、第2絶縁
層、ゲート電極を順次成膜した積層カソード基板に対し
て、前記ゲート電極及び前記第2絶縁層に開口が設けら
れ、該開口の底面に露出された前記チャネル形成電極上
にエミッタが形成され、 前記チャネル形成電極がオーミックコンタクト層に挟ま
れたI層半導体から形成されていると共に、前記電流制
御電極と前記第1絶縁層を介して対向する前記チャネル
形成電極の部分にチャネルが形成され、該チャネルの通
過電流量が前記電流制御電極に印加される電圧により制
御されることにより、前記カソード電極から前記チャネ
ル形成電極を経て、前記チャネルの直上に形成された前
記エミッタに供給される電流量が制御されるようにした
ことを特徴とする電界放射型カソード。 - 【請求項15】 ストライプ状の複数の前記カソード電
極と、ストライプ状の複数の前記電流制御電極とがマト
リクス状に配列されており、前記両電極の交差部毎に一
画素に対応する複数のエミッタからなるエミッタアレー
が前記チャネル形成電極上に形成されていることを特徴
とする請求項13あるいは14記載の電界放射型カソー
ド。 - 【請求項16】 蛍光体の被着されたアノード電極が形
成されているアノード基板を、前記カソード基板に対向
して設け、前記電流制御電極にアナログ画像信号を供給
することにより、前記アノード基板上に表示された画像
の階調を制御するようにしたことを特徴とする請求項1
5記載の電界放射型カソード。 - 【請求項17】 p型あるいはn型の半導体基板の一表
面に形成されたn型あるいはp型半導体領域からなるソ
ースおよびドレインと、 該ドレイン上に形成された鋭利な先端を有するエミッタ
と、 前記ドレイン上と前記ソース上とを少なくとも除いて、
前記半導体基板の一表面上に形成された絶縁層と、 該絶縁層の上に前記エミッタの先端を取りまくように形
成されたゲート電極と、 前記ドレインと前記ソースとの間であって、前記絶縁層
の上に形成されたチャネルゲート電極と、 前記ソースの上に形成されたソース電極と、 蛍光体の被着されているアノード電極が形成されている
と共に、前記半導体基板に対向して設けられたアノード
基板とを備え、 前記チャネルゲート電極にアナログ画像信号を供給する
ことにより、前記アノード基板上に表示された画像の階
調を制御するようにしたことを特徴とする電界放射型カ
ソード。
Priority Applications (5)
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