JP2707964B2 - 電界放出素子を用いた表示装置 - Google Patents

電界放出素子を用いた表示装置

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JP2707964B2
JP2707964B2 JP34561293A JP34561293A JP2707964B2 JP 2707964 B2 JP2707964 B2 JP 2707964B2 JP 34561293 A JP34561293 A JP 34561293A JP 34561293 A JP34561293 A JP 34561293A JP 2707964 B2 JP2707964 B2 JP 2707964B2
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cathode
fec
field emission
circuit
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  • Electrodes For Cathode-Ray Tubes (AREA)
  • Cathode-Ray Tubes And Fluorescent Screens For Display (AREA)
  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はコールドカソードとして
知られている電界放出カソードを用いた表示装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】金属または半導体表面の印加電界を10
9 [V/m]程度にすると、トンネル効果により電子が
障壁を通過して、常温でも真空中に電子放出が行われる
ようになる。これを電界放出(Field Emission)と呼
び、このような原理で電子を放出するカソードを電界放
出カソード(Field Emission Cathode)(以下、FEC
という)と呼んでいる。近年、半導体加工技術を駆使し
て、ミクロンサイズの電界放出カソードからなる面放出
型の電界放出カソードを作製することが可能となってお
り、電界放出カソードを基板上に多数個形成したもの
は、その各エミッタから放出された電子を蛍光面に照射
することによってフラットな表示装置や各種の電子装置
を構成する素子として期待されている。
【0003】このような電界放出素子の製造方法の1つ
はスピントの開発した回転斜め蒸着方法(米国特許37
89471号明細書)であり、他の方法としてはシリコ
ン単結晶板の選択エッチング法に基づくものがある。前
者は陰極チップ材料をほぼ自由に選択できるという特徴
があり、後者は現在の半導体微細加工がそのまま適用で
きるという特徴を有する。
【0004】スピント(SPINDT)法によって製造された
FECを図14(a)(b)に示す。図14(a)のF
ECは、ガラス等の基板100の上にカソード電極とな
る薄膜導体層101が蒸着により形成されており、さら
にその上に不純物をドープしたSiを成膜して抵抗層1
02が形成され、さらにSiO2 によって絶縁層103
が形成されている。そして、その上にゲート電極層10
4となるNbが蒸着される。絶縁層103及びゲート電
極層104にはホール114が設けられ、このような基
板のホール114側にエミッタ材料であるMoを正蒸着
によって堆積させることによって、抵抗層102の上に
コーン状のエミッタ115が形成されている。
【0005】このようなFECはコーン状のエミッタ1
15とゲート電極層104との距離をサブミクロンとす
ることができるため、エミッタ115とゲート電極層1
04間に僅か数十ボルトの電圧を印加することにより、
エミッタ115から電子を放出させることができる。
【0006】また、図14(b)は3極管構造のFEC
を示し、これはゲート電極層104の上にもう1つ絶縁
層107を設け、その上に第2のゲート電極108を積
層したものである。この第2のゲート電極108はエミ
ッタから引き出された電子を集束させるための役割をな
すことになる。
【0007】この図14(a)(b)のようなFECを
用いることで表示装置を構成することができ、例えば図
14(b)を用いた表示装置は図15のように構成され
る。即ち、上記のFECがアレイ状に多数個形成されて
いる基板の上方に蛍光体材料が付着されているアノード
基板116を配置する。そして、第1ゲート104に対
して制御電圧VG1、第2ゲート108に集束動作のため
の電圧VG2を、またアノード電圧VA を印加することに
より、エミッタ115から放出された電子によって蛍光
体を発光させることができ、表示装置とすることができ
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
FECを用いた表示装置は、一般に図16のように構成
されることになる。120は表示コントローラ、121
はカソード側ドライバ、122はゲート側ドライバ、1
23は画素数がn×mの表示領域部を示し、表示コント
ローラ120は垂直走査タイミングをカソード側ドライ
バ121に与えてカソードC1 〜Cn に対して順次走査
電圧の印加を実行させる。またゲート側ドライバ122
に対しては表示データに応じて各ゲートG1 〜Gm にデ
ータ電圧が印加されていくようにする。
【0009】表示領域部123の各画素は図15のよう
に構成されており、したがって走査されているカソード
ラインにおける画素(FEC)ではデータに応じて印加
されているゲート電圧に応じてアノード116に対して
電子放出動作が行なわれ、表示動作が実行されることに
なる。
【0010】ところが、FECによる表示領域部123
は、TTLレベルの電圧(5V)では動作しない。つま
り表示コントローラ120からの電圧レベルをそのまま
与えても表示は実行されない。
【0011】そこで、カソード側ドライバ121及びゲ
ート側ドライバ122にはTTLレベルの電圧をFEC
動作電圧に変換するための電圧レベル変換部が設けられ
ていた。つまり、カソードC1 〜Cn 及びゲートG1
m のそれぞれに対応してn×m個の電圧レベル変換部
が必要であった。さらに、このようなカソード側ドライ
バ121及びゲート側ドライバ122は表示領域部12
3とは別体の装置部として構成される。
【0012】従って、従来のFECを用いた表示装置で
は、まずカソード側ドライバ121及びゲート側ドライ
バ122が別体部品であることによる表示装置の大型化
及びコストアップが生じているとともに、さらにカソー
ド側ドライバ121及びゲート側ドライバ122はそれ
ぞれn又はm個の電圧レベル変換部を設けるために回路
の複雑化及び大型化が生じ、コストを下げることをより
困難にしているという問題があった。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような問題
点に鑑みて、FECを用いた表示装置において大幅な回
路構成の簡略化及びコストダウンを促進する技術を提供
するものである。
【0014】このため、少なくともカソードとゲート電
極(第1ゲート、又は第1ゲートと第2ゲート)を有す
る電界放出素子(FEC)を複数単位有し、各電界放出
素子がアノード電極に対して電界放出を行なうことで1
画素を形成する画素部が縦及び横方向にn×m個配され
てなる表示領域部と、表示領域部において表示動作を実
行させるためn個のカソード及びm個のゲート電極に対
してドライブ信号を供給するカソードドライバ及びゲー
トドライバを有し、このカソードドライバ及び/又はゲ
ートドライバは、カソードと制御電極(第1ゲート)と
集束電極(第2ゲート)を有する電界放出素子(FE
C)が制御電極への印加電圧に応じてカソードから集束
電極に対して電界放出を行なう動作によるスイッチ素子
を用いて形成される論理回路を用いて形成されているよ
うにする。
【0015】また、少なくともカソードとゲート電極
(第1ゲート、又は第1ゲートと第2ゲート)を有する
電界放出素子(FEC)を複数単位有し、各電界放出素
子がアノード電極に対して電界放出を行なうことで1画
素を形成する画素部と、カソードと制御電極(第1ゲー
ト)と集束電極(第2ゲート)を有する電界放出素子
(FEC)が制御電極への印加電圧に応じてカソードか
ら集束電極に対して電界放出を行なう動作によるスイッ
チ素子を用いて形成されるデータ保持部が1つの画素部
に対応して形成され、画素部はデータ保持部の記憶デー
タが供給されて電界放出動作が制御されるようなされる
とともに、画素部と前記データ保持部が縦及び横方向に
n×m個配されて表示領域部が形成されるようにする。
そして、表示領域部において表示動作を実行させるため
n個のカソード及びm個のゲート電極に対してドライブ
信号を供給するために設けられるカソードドライバ及び
ゲートドライバは、カソードと制御電極(第1ゲート)
と集束電極(第2ゲート)を有する電界放出素子(FE
C)が制御電極への印加電圧に応じてカソードから集束
電極に対して電界放出を行なう動作によるスイッチ素子
を用いて形成される論理回路を用いて形成されているよ
うにする。
【0016】そして、これらの構成において、カソード
ドライバ及び/又はゲートドライバは、表示領域部と同
一基板上に形成する。
【0017】
【作用】いわゆる3極管構造のFECでは、制御電極
(第1ゲート)への電圧印加に応じてカソードから放出
された電子を集束電極(第2ゲート)に飛ばせ、カソー
ド−集束電極間に電流を流すことができる。例えば図1
2に示すように第1ゲート−カソード間の電圧VG1が或
るしきい値電圧VTHを越えると、第2ゲート電流Iaが
流れることになる。この特性を利用して、FEC素子を
スイッチ素子として用いた電子回路を構成することがで
きる。
【0018】そこでFEC素子を用いた論理素子によ
り、カソードドライバ、ゲートドライバを形成できる。
そして、この場合、TTLレベルからFEC駆動レベル
までの電圧レベル変換はカソードドライバ、ゲートドラ
イバへの入力信号ラインにおいて実行されるように構成
されることになり、つまり、電圧レベル変換部はカソー
ドドライバ、ゲートドライバへの入力ライン数に応じた
少数だけ設ければよいことになる(表示領域部の画素サ
イズに応じたn×m個の電圧レベル変換部は必要なくな
る)。
【0019】そしてさらに、カソードドライバ、ゲート
ドライバをFECを用いて形成することで、カソードド
ライバ、ゲートドライバを表示領域部と一体的に同一基
板上に構成することができ、回路構成は著しく簡略化さ
れる。
【0020】また、同様にFECをスイッチ素子として
用いることで表示領域部における各画素に対応してデー
タ保持部を形成できる。例えばFECを用いてフリップ
フロップ回路を構成すればよい。
【0021】そしてデータ保持部の保持データにより画
素部が駆動されるようにすれば、いわゆるスタティック
表示が行なわれることになる。スタティック表示の場
合、ゲート及びカソードへの電圧印加期間より長期間発
光することになるため、輝度の向上及び消費電力の低減
を実現できる。
【0022】
【実施例】以下、図1〜図3によりFECを用いて形成
される論理素子について説明し、続いて図4〜図12に
より本発明の第1の実施例を、また図13により第2の
実施例を説明する。
【0023】図1はFECを用いて構成したインバータ
回路を示す。図1(a)のように、FEC素子は、カソ
ードC上の抵抗部R2 の層が設けられ、抵抗部R2 の層
の上にエミッタコーンCが形成されている。また、抵抗
部R2 の上には絶縁層Zを介して第1ゲートGF が設け
られ、さらに絶縁層Zを介して第2ゲートGS が設けら
れている。なお、このFEC素子は第2ゲートGS を放
出電子を導入するアノードとして機能させるもので、エ
ミッタコーンCの上方となる第2ゲートGS には電子放
出のための孔は設けられない。今、カソード端子T1
グランド端子とし、第1ゲート端子T2 を入力端子、第
2ゲート端子T3 を出力端子とする。また第2ゲートG
S には抵抗部R1 を介して第2ゲート電圧GV2 が印加
されてプルアップされている。
【0024】ここで、第1ゲート端子T2 に与えられる
入力電圧のHレベルは電圧VTH(VTHはエミッタコーン
Cのエミッション開始電圧;図12参照)より高く、ま
たLレベルは電圧VTHより低いものとする。
【0025】第1ゲート端子T2 の電圧がHレベルとな
ると、エミッタコーンCのエミッション放出が開始され
てエミッタコーンCから第2ゲートGS に対して電子放
出がなされる。これにより第2ゲートGS からカソード
C(グランド)に対して電流が流れ、従って第2ゲート
端子T3 の出力電圧はLレベルとなる。また、第1ゲー
ト端子T2 の電圧がLレベルとなると、エミッタコーン
Cのエミッションが停止される。これにより第2ゲート
S からカソードC(グランド)に対しては電流は流れ
ず、従って第2ゲート端子T3 の出力電圧はHレベルと
なる。即ち、図1(b)の論理による、図1(c)のよ
うなインバータ回路が形成されることになる。
【0026】図2はFECを用いて構成したNOR回路
を示す。この場合、図2(a)のように、FEC素子は
2単位設けられる。そして、これらのFEC素子も第2
ゲートGS を放出電子を導入するアノードとして機能さ
せるもので、エミッタコーンCの上方となる第2ゲート
S には電子放出のための孔は設けられない。
【0027】今、カソード端子T4 をグランド端子と
し、各FEC素子の第1ゲート端子T5 ,T6 を入力端
子、各FEC素子に共通の第2ゲート端子T7 を出力端
子とする。また第2ゲートGS には抵抗部R1 を介して
第2ゲート電圧GV2 が印加されてプルアップされてい
る。
【0028】ここで、第1ゲート端子T5 ,T6 に与え
られる入力電圧のHレベルは電圧VTH(VTHはエミッタ
コーンCのエミッション開始電圧;図12参照)より高
く、またLレベルは電圧VTHより低いものとする。第1
ゲート端子T5 ,T6 の両方の電圧がHレベルとなる
と、両FEC素子のエミッタコーンC,Cのエミッショ
ンが開始されてエミッタコーンCから第2ゲートGS
対して電子放出がなされる。これにより第2ゲートGS
からカソードC(グランド)に対して電流が流れ、従っ
て第2ゲート端子T7 の出力電圧はLレベルとなる。
【0029】また、第1ゲート端子T5 ,T6 のいづれ
か一方の電圧がHレベル、他方がLレベルとなると、第
1ゲート端子がHレベルである側のFEC素子のエミッ
タコーンCのエミッション放出が開始されてエミッタコ
ーンCから第2ゲートGS に対して電子放出がなされ
る。これにより第2ゲートGS からカソードC(グラン
ド)に対して電流が流れ、従って第2ゲート端子T7
出力電圧はLレベルとなる。
【0030】さらに、第1ゲート端子T5 ,T6 の両方
の電圧がLレベルとなると、いづれのFEC素子におい
てもエミッタコーンCのエミッション放出が停止され
る。これにより第2ゲートGS からカソードC(グラン
ド)に対しては電流は流れず、従って第2ゲート端子T
3 の出力電圧はHレベルとなる。即ち、図2(b)の論
理による、図2(c)のようなNOR回路が形成される
ことになる。
【0031】図3はNAND回路について示すもので、
公知のとおりNAND回路はインバータ回路とNOR回
路の組み合わせで形成できる。従って、上記図1
(a)、図2(a)のようなFEC素子を用いたインバ
ータ回路とNOR回路を用いて、FEC素子を用いたN
AND回路が形成できる。
【0032】このようにFECを用いた論理回路を有す
る表示装置として本発明の第1の実施例を図4〜図12
により説明する。
【0033】図4はFECを用いた表示装置の概略的な
構成を示すものである。この表示装置1において、2は
表示コントローラ、3は電圧レベル変換部、4は上記の
ようにFECを用いた論理回路により構成されるカソー
ド側FECシフトレジスタ、5はFECを用いた論理回
路により構成されるゲート側FECシフトレジスタ、6
はFECを用いた論理回路により構成されるFECラッ
チ回路である。
【0034】表示のための画像データが表示コントロー
ラ2に供給されると、表示コントローラ2は所定のタイ
ミングで、カソード側FECシフトレジスタ4に対して
走査データ及びシフトクロックを供給し、またゲート側
FECシフトレジスタ5に対して画像データ及びシフト
クロックを供給する。またFECラッチ回路6に対して
ラッチ信号を供給する。
【0035】なお、カソード側FECシフトレジスタ
4、ゲート側FECシフトレジスタ5、FECラッチ回
路6はFECを用いた論理回路により構成されるため、
表示コントローラ2の動作レベル(TTLレベル)では
動作は実行されない。そこで、表示コントローラ2から
の信号は電圧レベル変換部3においてTTLレベルから
FEC動作レベルに変換されてからカソード側FECシ
フトレジスタ4、ゲート側FECシフトレジスタ5、F
ECラッチ回路6に供給されることになる。
【0036】ゲート側FECシフトレジスタ5には1水
平ライン分の画像データが順次、表示コントローラ2か
ら供給されてシフトクロックに基ずいてシフトされてい
く。そして1ライン分の画像データが保持された時点で
ラッチ信号に基づいて各データがFECラッチ回路6に
ラッチされ、その各ラッチされたデータに基づく電圧が
ゲートラインG1 〜Gm に印加されることになる。な
お、ゲートG1 〜Gm は、それぞれ制御電極としての第
1ゲートGF と集束電極としての第2ゲートGSが絶縁
部を介して積層された状態に形成されており、画像デー
タは第1ゲートGF に印加されることになる。そして、
各ゲートラインG1 〜Gm における第2ゲートには第2
ゲート電源VG2 から電圧が印加されている。
【0037】また、カソード側FECシフトレジスタ4
は表示コントローラ2からの信号に基づいて垂直方向に
スキャン動作が行なわれるようにカソードC1 〜Cn
対して順次走査電圧を印加することになる。
【0038】表示領域においては、例えばガラス基板の
上にカソードC1 〜Cn が水平ライン方向に並べられ、
その上方には図14,図15で説明したようなFECア
レイが形成されている。さらにその上部は各ゲートライ
ンG1 〜Gm における第1ゲートGF ,第2ゲートGS
が配置される。
【0039】この図で見た場合、ゲートG1 〜Gm とカ
ソードC1 〜Cn の交点となる位置にそれぞれ多数の孔
21が形成されていることになるが、この孔21のそれ
ぞれ内方において図15のようにFECアレイが形成さ
れる。即ち、ゲートG1 〜Gm とカソードC1 〜Cn
交点となる部分における多数のFECアレイが1つの画
素(画素部20)を形成することになる。
【0040】一点鎖線で示すAN は、カソードC1 〜C
n 及びゲートG1 〜Gm の上方に配されるアノードを示
し、各画素に対応して蛍光体が施されている。そして、
第1ゲートGF に画像データに基づいて電圧が印加され
ると、その時の垂直走査によりドライブされているカソ
ード(C1 〜Cn )の交点となる画素のFECよりアノ
ードAN に対して電子が放出され、蛍光体を励起し、表
示動作が行なわれるものである。
【0041】この実施例では上述のように、カソード側
FECシフトレジスタ4、ゲート側FECシフトレジス
タ5、FECラッチ回路6はFECを用いた論理回路に
より構成されるものであり、これにより、表示領域部と
してカソードC1 〜Cn 及びゲートG1 〜Gm が形成さ
れる部位の基板と同一基板上にカソード側FECシフト
レジスタ4、ゲート側FECシフトレジスタ5、FEC
ラッチ回路6を形成することができる。つまり表示領域
と表示駆動回路部が一体化できる。
【0042】FECを用いた論理回路により構成される
表示駆動回路部としてカソード側FECシフトレジスタ
4、ゲート側FECシフトレジスタ5、FECラッチ回
路6のうちゲート側FECシフトレジスタ5を例にあげ
てその構造を説明する。
【0043】図5はゲート側FECシフトレジスタ5及
びFECラッチ回路6の構成例を示すもので、ゲート側
FECシフトレジスタ5はDフリップフロップ501
50 m により構成される。つまり、ゲートG1 〜Gm
対応して画像データがDフリップフロップ501 からシ
フトクロックのタイミングで順次送られていく。
【0044】またFECラッチ回路6はDフリップフロ
ップ601 〜60m により構成され、1水平ライン分の
データがゲート側FECシフトレジスタ5において保持
された時点で入力されるラッチ信号により、ゲート側F
ECシフトレジスタ5の各Dフリップフロップ501
50m に保持されているデータがそれぞれDフリップフ
ロップ601 〜60m にラッチされる。このラッチされ
たデータはそれぞれゲートG1 〜Gm に印加されること
になる。
【0045】ここで、Dフリップフロップ501 (50
2 〜50m 及び601 〜60m も同様)は、基本的に図
6のようにインバータ回路51、NAND回路52,5
3、NOR回路54,55により構成される。このDフ
リップフロップ501 についての構造は図7〜図11に
示される。なお、図7〜図11における各部について、
対応する部分が同一符合で図6に示されている。
【0046】まず図7のようにゲート側FECシフトレ
ジスタ5が配される部位には、ゲート側FECシフトレ
ジスタ5におけるFEC素子を形成するためのカソード
として、画像データの入力のためのデータカソードC
D、グランドとしての共通カソードCC、及びシフトク
ロックの入力のためのクロックカソードCCKが配さ
れ、これらのカソード上にDフリップフロップ501
502 ・・・・50m を構成するFECアレイが形成される
ことになる。
【0047】なお、データカソードCDはCD1 〜CD
m に分割されており、表示コントローラ2から電圧レベ
ル変換部3を介して供給される画像データはデータカソ
ードCD1 に印加される。そして、Dフリップフロップ
501 からシフトされる画像データはデータカソードC
2 によりDフリップフロップ502 のD端子に入力さ
れ、Dフリップフロップ502 からシフトされる画像デ
ータはデータカソードCD3 によりDフリップフロップ
503 のD端子に入力され、・・・・・ Dフリップフロップ
50m-1 からシフトされる画像データはデータカソード
CDm によりDフリップフロップ50m のD端子に入力
される。
【0048】Dフリップフロップ501 の構造を図8〜
図11に示す。図8は図6の構成のDフリップフロップ
501 におけるインバータ回路51の部位を示すもので
あり、データカソードCD1 上に絶縁層Zを介して抵抗
部R2が形成され、抵抗部R2 上にエミッタコーンEC1
が形成される。そして、エミッタコーンEC1 、第1
ゲートGF 、第2ゲートGS によりFEC素子部Q1
形成される。第2ゲートGS は抵抗部R1 を介して第2
ゲート電圧VG2が印加されている。そして抵抗部R2
層はこの断面では図示されないが共通カソードCCに接
している。
【0049】即ち、このFEC素子部Q1 は図1で説明
したインバータ回路となる。ここで、インバータ回路5
1の入力として第1ゲートGF は導体層71によってデ
ータカソードCD1 と接続されている。そして、インバ
ータ回路51の出力として第2ゲートGS から図中と
して示すように取り出される(導体層71及び出力と
なるラインについては図6参照)。
【0050】図9は図6の構成のDフリップフロップ5
1 におけるNAND回路52の部位を示すものであ
り、データカソードCD1 上の絶縁層Zを介して設けら
れる抵抗部R2 、エミッタコーンEC2 、第1ゲートG
F 、第2ゲートGS によりFEC素子部Q2 が形成さ
れ、また抵抗部R2 、エミッタコーンEC3 、第1ゲー
トGF 、第2ゲートGS によりFEC素子部Q3 が形成
される。
【0051】さらに、クロックカソードCCK上の絶縁
層Zを介して設けられる抵抗部R2、エミッタコーンE
4 、第1ゲートGF 、第2ゲートGS によりFEC素
子部Q4 が形成され、また抵抗部R2 、エミッタコーン
EC5 、第1ゲートGF 、第2ゲートGS によりFEC
素子部Q5 が形成され、さらに抵抗部R2 、エミッタコ
ーンEC6 、第1ゲートGF 、第2ゲートGS によりF
EC素子部Q6 が形成される。抵抗部R2 の層はすべて
共通カソードCCに接している。
【0052】FEC素子部Q3 とQ5 は一点鎖線で示す
ように連続した部位として第2ゲートGS が形成されて
いる。ただしFEC素子部Q2 、Q3 及びQ5 、Q4
6のそれぞれは第2ゲートGS が連続されていない。
各第2ゲートGS に対しては抵抗部R1 を介して第2ゲ
ート電圧VG2が印加されている。
【0053】即ち、このFEC素子部Q2 〜Q6 は図1
で説明したインバータ回路と図2のNOR回路を図3の
ように組み合わせたNAND回路となる。つまり、FE
C素子部Q2 、Q4 、Q6 が3つのインバータ回路、F
EC素子部Q3 とQ5 が1つのNOR回路を構成し、こ
れらが組み合わされている。
【0054】ここで、NAND回路52の一方の入力と
してFEC素子部Q2 の第1ゲートGF は導体層72に
よってデータカソードCD1 と接続されてデータ入力が
なされる。また、NAND回路52の他方の入力として
FEC素子部Q4 の第1ゲートGF は導体層74によっ
てクロックカソードCCKと接続されてシフトクロック
入力がなされる(導体層72及び74となるラインにつ
いて図6参照)。
【0055】またFEC素子部Q2 の第2ゲートGS
FEC素子部Q3 の第1ゲートGFは導体層73で接続
され、またFEC素子部Q4 の第2ゲートGS とFEC
素子部Q5 の第1ゲートGF は導体層75で接続され、
さらにFEC素子部Q5 の第2ゲートGS とFEC素子
部Q6 の第1ゲートGF は導体層76で接続されてい
る。これら、導体層73,75,76は図3のようにイ
ンバータ回路とNOR回路を組み合わせるための接続ラ
インに相当する。そして、NAND回路52の出力とし
てFEC素子部Q6 の第2ゲートGS から図中として
示すように取り出される(出力となるラインについて
図6参照)。
【0056】図10は図6の構成のDフリップフロップ
501 におけるNAND回路53の部位を示すものであ
り、データカソードCD1 上(この場合、必ずしもデー
タカソードCD1 上の部位とされる必要はないが)の絶
縁層Zを介して設けられる抵抗部R2 、エミッタコーン
EC7 、第1ゲートGF 、第2ゲートGS によりFEC
素子部Q7 が形成され、また抵抗部R2 、エミッタコー
ンEC8 、第1ゲートGF 、第2ゲートGS によりFE
C素子部Q8 が形成される。
【0057】さらに、クロックカソードCCK上の絶縁
層Zを介して設けられる抵抗部R2、エミッタコーンE
9 、第1ゲートGF 、第2ゲートGS によりFEC素
子部Q9 が形成され、また抵抗部R2 、エミッタコーン
EC10、第1ゲートGF 、第2ゲートGS によりFEC
素子部Q10が形成され、さらに抵抗部R2 、エミッタコ
ーンEC11、第1ゲートGF 、第2ゲートGS によりF
EC素子部Q11が形成される。抵抗部R2 の層はすべて
共通カソードCCに接している。
【0058】FEC素子部Q8 とQ10は一点鎖線で示す
ように連続した部位として第2ゲートGS が形成されて
いる。ただしFEC素子部Q7 、Q8 及びQ10、Q9
11のそれぞれは第2ゲートGS が連続されていない。
各第2ゲートGS に対しては抵抗部R1 を介して第2ゲ
ート電圧VG2が印加されている。
【0059】このFEC素子部Q7 〜Q11により、図9
の場合と同様にインバータ回路とNOR回路を組み合わ
せたNAND回路が構成される。つまり、FEC素子部
7、Q9 、Q11が3つのインバータ回路、FEC素子
部Q8 とQ10が1つのNOR回路を構成する。
【0060】ここで、NAND回路53の一方の入力と
してFEC素子部Q7 の第1ゲートGF には、図8のイ
ンバータ回路51の出力が供給される。また、NAN
D回路53の他方の入力としてFEC素子部Q9 の第1
ゲートGF は導体層78によってクロックカソードCC
Kと接続されてシフトクロック入力がなされる(導体層
78及び入力となるラインについて図6参照)。
【0061】またFEC素子部Q7 の第2ゲートGS
FEC素子部Q8 の第1ゲートGFは導体層77で接続
され、またFEC素子部Q9 の第2ゲートGS とFEC
素子部Q10の第1ゲートGF は導体層79で接続され、
さらにFEC素子部Q10の第2ゲートGS とFEC素子
部Q11の第1ゲートGF は導体層80で接続されてい
る。これら、導体層77,79,80は図3のようにイ
ンバータ回路とNOR回路を組み合わせるための接続ラ
インに相当する。そして、NAND回路53の出力とし
てFEC素子部Q11の第2ゲートGS から図中として
示すように取り出される(出力について図6参照)。
【0062】図11は図6の構成のDフリップフロップ
501 におけるNOR回路54,55の部位を示すもの
であり、データカソードCD1 上の絶縁層Zを介して設
けられる抵抗部R2 、エミッタコーンEC14、第1ゲー
トGF 、第2ゲートGS によりFEC素子部Q14が形成
され、また抵抗部R2 、エミッタコーンEC15、第1ゲ
ートGF 、第2ゲートGS によりFEC素子部Q15が形
成される。
【0063】またデータカソードCD2 上の絶縁層Zを
介して設けられる抵抗部R2 、エミッタコーンEC12
第1ゲートGF 、第2ゲートGS によりFEC素子部Q
12が形成され、また抵抗部R2 、エミッタコーンE
13、第1ゲートGF 、第2ゲートGS によりFEC素
子部Q13が形成される。
【0064】抵抗部R2 の層はすべて共通カソードCC
に接している。FEC素子部Q14とQ15は第2ゲートG
S が共通とされており、この第2ゲートGS に対しては
抵抗部R1 を介して第2ゲート電圧VG2が印加されてい
る。またFEC素子部Q12とQ13は第2ゲートGS が共
通とされており、この第2ゲートGS に対しても抵抗部
1 を介して第2ゲート電圧VG2が印加されている。
【0065】FEC素子部Q14とQ15により、図2のよ
うなNOR回路が形成され、これが図6のNOR回路5
5となる。またFEC素子部Q12とQ13により、同様に
NOR回路が形成され、これが図6のNOR回路54と
なる。
【0066】ここで、NOR回路55の一方の入力とし
てFEC素子部Q14の第1ゲートGF には、図10のN
AND回路53の出力が供給される。また、NOR回
路55の他方の入力としては、FEC素子部Q15の第1
ゲートGF が導体層81によってNOR回路54におけ
るFEC素子部Q13の第2ゲートGS と接続されている
ことで、NOR回路54の出力が供給されることにな
る。
【0067】また、NOR回路54の一方の入力として
FEC素子部Q12の第1ゲートGFには、図9のNAN
D回路52の出力が供給される。また、NOR回路5
4の他方の入力としては、FEC素子部Q13の第1ゲー
トGF が導体層82によってNOR回路55におけるF
EC素子部Q15の第2ゲートGS と接続されていること
で、NOR回路55の出力が供給されることになる(導
体層81,82及び入力,となるラインについて図
6参照)。図6からわかるようにNOR回路54の出力
がDフリップフロップ501 の出力となるが、このた
め、NOR回路54における第2ゲートGS は導体層8
3によりデータカソードCD2 に接続されており、これ
によって次のDフリップフロップ502 にデータが供給
されることになる。
【0068】D−フリップフロップ502 〜50m 及び
601 〜60m についてもほぼ同様にFEC素子を用い
て構成される。また、カソード側FECシフトレジスタ
4についても同様にFEC素子を用いた論理回路により
構成できる。
【0069】このように本実施例の表示装置ではカソー
ド側FECシフトレジスタ4、ゲート側FECシフトレ
ジスタ5、FECラッチ回路6がFEC素子を用いた論
理回路により構成され、従って製造上では、表示領域部
と同一基板上で、表示領域部となるFEC素子を形成し
ていく工程において同時的にカソード側FECシフトレ
ジスタ4、ゲート側FECシフトレジスタ5、FECラ
ッチ回路6を形成することができ、つまり表示領域と表
示駆動回路部が一体化できる。
【0070】さらに、表示コントローラ2の出力レベル
であるTTLレベルからFEC駆動レベルまでの電圧レ
ベル変換はカソード側FECシフトレジスタ4、ゲート
側FECシフトレジスタ5、FECラッチ回路6への入
力信号ラインにおいて実行されるように構成されること
になり、つまり、電圧レベル変換部3においてレベル変
換回路はカソード側FECシフトレジスタ4、ゲート側
FECシフトレジスタ5、FECラッチ回路6への入力
ライン数に応じた少数だけ設ければよいことになり、カ
ソードC1 〜Cn 及びゲートG1 〜Gm に応じたn×m
個のように多数の電圧レベル変換回路は必要ない。これ
らのことから本実施例では、回路構成の簡略化、小型化
及び全体の製造工程の効率化が実現され、大幅なコスト
ダウンが可能となる。
【0071】次に図13により本発明の第2の実施例を
説明する。この実施例の表示装置1では、FECを用い
た論理回路により構成されるカソード側FECシフトレ
ジスタ4、及びFECを用いた論理回路により構成され
るゲート側FECシフトレジスタ5を有し、また、表示
コントローラ2からこれらへの入力ラインにおいて電圧
レベル変換部3を配する点は上記第1の実施例と同様で
あるが、表示領域において画素部20に対応して、メモ
リ部10が形成されてスタティック駆動を可能としてお
り、これにより、ゲート側FECシフトレジスタ5のデ
ータを1水平ライン周期でラッチするラッチ回路も不要
となっている。
【0072】この場合、画素部20における駆動、即ち
第1ゲートGF に対する電圧印加はメモリ部10におけ
る保持データに基づいてなされるものであり、各ゲート
ラインG1 〜Gm に印加された画像データに基づく電圧
(反転出力)と、各カソードラインC1 〜Cn に印加さ
れたスキャン電圧(反転出力)が、各画素部20に対応
して設けられているオア回路90に入力され、オア回路
90によってカソードとゲートの両方が反転レベルとさ
れた画素部が選択される。
【0073】そして、その選択された画素部20に対応
するメモリ部10に対してパルス幅変調された画像デー
タ(輝度データ)がセットされる。即ち、メモリ部10
には階調表現のためのデータがセットされることにな
る。そして、このメモリ部10に保持されたデータが画
素部20における第1ゲートGF に印加されることにな
り、これによって画素部20からは階調に応じた量の電
子がアノードAN に対して放出され、表示動作が実行さ
れる。
【0074】ここで、メモリ部10及びオア回路90
も、FEC素子を上述した原理でスイッチ素子として用
いて形成することができ、従って、製造時には画素部2
0とメモリ部10及びオア回路90は同一工程で同時的
に製造することができる。
【0075】このような本実施例では、上記第1の実施
例と同様の効果に加えて、画素部20に対応してメモリ
部10が設けられることでスタティック表示を可能と
し、メモリデータにより発光動作がなされることで発光
期間が長くなるため、ダイナミック表示よりはるかに低
い駆動電圧で十分な輝度を得ることができる。さらに、
駆動電圧を低く設定できることで、蛍光体の寿命も伸ば
すことができる。
【0076】なお、上記実施例では論理回路を形成する
FECとして縦形のものを例にあげたが、いわゆる横形
のFECを用いてもよいことはいうまでもない。
【0077】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の電界放出
素子を用いた表示装置は、カソードと制御電極と集束電
極を有する電界放出素子(FEC)が制御電極への印加
電圧に応じてカソードから集束電極に対して電界放出を
行なう動作を用いて論理回路を構成し、この論理回路に
よりカソードドライバ、ゲートドライバが形成されるよ
うにしたため、表示領域部とカソードドライバ及びゲー
トドライバを同一基板上で同時的に製造し、表示領域部
と表示駆動回路部を一体化できることになり、さらに、
TTLレベルからFEC駆動レベルまでの電圧レベル変
換はカソードドライバ、ゲートドライバへの入力段階で
行なわれることになるため電圧レベル変換回路の数は著
しく削減される。これらのことから回路構成の簡略化、
小型化及び全体の製造工程の効率化が実現され、大幅な
コストダウンウが可能となるという効果がある。
【0078】さらに、各画素部に対して、カソードと制
御電極と集束電極を有する電界放出素子(FEC)が制
御電極への印加電圧に応じてカソードから集束電極に対
して電界放出を行なう動作を用いて形成されるデータ保
持部を設け、画素部の電界放出素子における制御電極に
対してはデータ保持部に保持されているデータが供給さ
れるように構成することで、スタティック表示が可能と
なり、低い駆動電圧で十分な輝度を得ることができ、ま
た駆動電圧を低く設定できることで、蛍光体の寿命も伸
ばすことができるという効果がある。そして、このメモ
リ部もFECを用いて構成するため、FEC製造工程に
おいて同時的に製造していくことができ、製造工程の複
雑化を生じないという効果も発揮される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるFECを用いたインバータ回路の
説明図である。
【図2】本発明によるFECを用いたNOR回路の説明
図である。
【図3】本発明によるFECを用いたNAND回路の説
明図である。
【図4】本発明の第1の実施例の構成の説明図である。
【図5】第1の実施例のゲートドライバの回路図であ
る。
【図6】第1の実施例のゲートドライバにおけるDフリ
ップフロップの回路図である。
【図7】第1の実施例のゲートドライバにおけるDフリ
ップフロップの形成状態の説明図である。
【図8】実施例におけるDフリップフロップのFECに
よるインバータ回路の構造の説明図である。
【図9】実施例におけるDフリップフロップのFECに
よるNAND回路の構造の説明図である。
【図10】実施例におけるDフリップフロップのFEC
によるNAND回路の構造の説明図である。
【図11】実施例におけるDフリップフロップのFEC
によるNOR回路の構造の説明図である。
【図12】実施例におけるFECの第2ゲート電流特性
の説明図である
【図13】本発明の第2の実施例の構成の説明図であ
る。
【図14】FECアレイの説明図である
【図15】FECアレイを使用した表示装置の説明図で
ある。
【図16】一般的な表示装置の説明図である。
【符号の説明】
1 表示装置 2 表示コントローラ 3 電圧レベル変換部 4 カソード側FECシフトレジスタ 5 ゲート側FECシフトレジスタ 6 FECラッチ回路 10 メモリ部 20 画素部 21 孔 501 〜50m 、601 〜60m Dフリップフロップ 51 インバータ回路 52,53 NAND回路 54,55 NOR回路 71,72,73,74,75,76,77,78,7
9,80,81,82,83 導体層 90 OR回路 EC,EC1 〜EC15 エミッタコーン R1 ,R2 抵抗部 Z 絶縁層 Q1 〜Q15 FEC素子部 G1 〜Gm ゲート GF 第1ゲート GS 第2ゲート C1 〜Cn カソード CC 共通カソード CD,CD1 〜CDm データカソード CCK クロックカソード AN アノード T1 ,T4 カソード端子 T2 ,T5 ,T6 第1ゲート端子 T3 ,T7 第2ゲート端子

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくともカソードとゲート電極を有す
    る電界放出素子を複数単位有し、各電界放出素子がアノ
    ード電極に対して電界放出を行なうことで1画素を形成
    する画素部が縦及び横方向にn×m個配されてなる表示
    領域部と、 前記表示領域部において表示動作を実行させるためn個
    のカソード及びm個のゲート電極に対してドライブ信号
    を供給するカソードドライバ及びゲートドライバを有
    し、 前記カソードドライバ及び/又はゲートドライバは、カ
    ソードと制御電極と集束電極を有する電界放出素子が制
    御電極への印加電圧に応じてカソードから集束電極に対
    して電界放出を行なう動作によるスイッチ素子を用いて
    形成される論理回路を用いて形成されていることを特徴
    とする電界放出素子を用いた表示装置。
  2. 【請求項2】 少なくともカソードとゲート電極を有す
    る電界放出素子を複数単位有し、各電界放出素子がアノ
    ード電極に対して電界放出を行なうことで1画素を形成
    する画素部と、カソードと制御電極と集束電極を有する
    電界放出素子が制御電極への印加電圧に応じてカソード
    から集束電極に対して電界放出を行なう動作によるスイ
    ッチ素子を用いて形成されるデータ保持部が前記画素部
    に対応して形成され、前記画素部は前記データ保持部の
    記憶データが供給されて電界放出動作が制御されるよう
    なされるとともに、 前記画素部と前記データ保持部が縦及び横方向にn×m
    個配されて表示領域部が形成され、 また前記表示領域部において表示動作を実行させるため
    n個のカソード及びm個のゲート電極に対してドライブ
    信号を供給するカソードドライバ及びゲートドライバが
    設けられ、 前記カソードドライバ及び/又はゲートドライバは、カ
    ソードと制御電極と集束電極を有する電界放出素子が制
    御電極への印加電圧に応じてカソードから集束電極に対
    して電界放出を行なう動作によるスイッチ素子を用いて
    形成される論理回路を用いて形成されていることを特徴
    とする電界放出素子を用いた表示装置。
  3. 【請求項3】 前記カソードドライバ及び/又はゲート
    ドライバは、前記表示領域部と同一基板上に形成されて
    いることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電
    界放出素子を用いた表示装置。
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KR1019940035291A KR100201362B1 (ko) 1993-12-20 1994-12-20 전계방출소자를 이용한 표시장치
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