JPH10312685A - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

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JPH10312685A
JPH10312685A JP10025333A JP2533398A JPH10312685A JP H10312685 A JPH10312685 A JP H10312685A JP 10025333 A JP10025333 A JP 10025333A JP 2533398 A JP2533398 A JP 2533398A JP H10312685 A JPH10312685 A JP H10312685A
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賢二 土田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】従来のDRAM等の半導体記憶装置では、高集
積化によるパターンの微細化に伴い電源電圧の低電圧化
されることにより、センスアンプ動作時にセンスアンプ
のトランジスタのゲート−ソース間電圧が降下し、セン
ス動作時間が大幅に遅れ又は、センス動作不能になる場
合がある。 【解決手段】本発明は、メモリセルアレイ部11のビッ
ト線とセンスアンプ部14のビット線をP形転送ゲート
12,13を介して接続し、センスアンプ部14のビッ
ト線振幅をメモリセルアレイ部11のビット線振幅より
も大きくし、加えて、センスアンプ部14のビット線の
プリチャージ電圧とメモリセルアレイ部11のビット線
のプリチャージ電圧を異なる電圧にすることで、高速な
センス動作、センスマージンの拡大が実現され、電源電
圧が低電圧化されても確実にセンス動作する半導体記憶
装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ダイナミック型R
AM(DRAM)セルを集積・配置した半導体記憶装置
に係り、特にP形MOSトランジスタを利用することに
より低消費電力化、センスアンプの動作マージンの拡大
及び高速動作、トランジスタの高信頼性及び高電流駆動
能力化を実現する半導体記憶装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の携帯可能な機器の需要の増加に伴
い、半導体装置を搭載する機器の小形化が要求されてい
る。そのために搭載する半導体装置は高集積化され、バ
ッテリーによる使用時間の延長のために低消費電力化が
求められている。
【0003】これらの半導体記憶装置のうち、DRAM
等の半導体記憶装置は、構成するメモリセルが比較的簡
素な構造であるため、高集積化が実現されている。この
高集積化に伴い、パターンや素子が微細化し、耐圧等が
低下しており、信頼性確保や低消費電力化を実現するた
めに、駆動に使用される電源電圧もスケーリング則に従
って低電圧化する必要がある。
【0004】例えば、16MbitDRAMにおいては、従
来から使用している電源電圧Vcc=5VからVcc=3.
3Vへの移行が図られており、さらに256MbitDRA
Mでは、供給される電源電圧がVcc=2.5Vになるも
のと想定されている。
【0005】さらに、最小加工寸法としてパターンが
0.15μm 程度が必要と予想される1GbitDRAMに
至っては、Vcc=1.8V程度まで低電源電圧化するも
のと予測されている。
【0006】これらのDRAMは、メモリセルにデータ
として格納されている信号電荷量が微少であるため、こ
れを検知・増幅して外部に読み出すためには、高感度の
ビット線センスアンプが必要となる。このビット線セン
スアンプが検知・増幅すべきメモリセルからの読み出し
信号量が電源電圧比に比例するため、前述した様に電源
電圧がスケーリングされて低下した場合、読み出し信号
量もそれに比例して減少する。
【0007】一般的に、このビット線センスアンプは、
2組のNMOSトランジスタ(以下、MOSをN形と称
する)をクロスカップル接続して構成するN形センスア
ンプと2組のPMOSトランジスタ(以下、PMOSを
P形と称する)を同様にクロスカップル接続したP形セ
ンスアンプから構成されたダイナミック型の差動増幅回
路が用いられている。
【0008】また図28に示すように、センスアンプへ
の入力端子となるビット線のプリチャージ電圧として
は、電源電圧のl/2であるVcc/2プリチャージ方式
が多用されている。
【0009】このVcc/2プリチャージ方式を簡単に説
明すると、外部制御信号RASBar(以下、Bar は、反
転信号の ̄を意味する)が、”H”レベルにあるプリチ
ャージサイクルにおいて、ビット線対をVcc/2にプリ
チャージするものである。このRASBar 信号が”H”
から”L”レベルに遷移し、DRAMが読み書きが可能
な状態(アクティブモード)の状態に入ると、ビット線
プリチャージ/イコライズ回路が遮断されて、Vcc/2
にプリチャージされたビット線はフローティングとな
り、外部人カアドレスにより選択されたワード線WLが
駆動され、メモリセルからデータがビット線へ読み出さ
れる。
【0010】次にビット線センスアンプが活性化され
て、ビット線に読み出された微小な信号が検知・増幅さ
れる。
【0011】より具体的には、ビット線対の”L”レベ
ル側は前述したN形センスアンプにより接地電圧(Vs
s)まで放電され、一方ビット線対の”H”レベル側は
P形センスアンプにより電源電圧(Vcc)まで充電され
る。読み出し動作が完了するとビット線はイコライズさ
れて、再度Vcc/2の電圧にプリチャージされる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】前述したDRAM等の
半導体記憶装置の低電源電圧化は、従来からビット線電
圧振幅を小振幅化することで、ビット線充放電電流を減
少させて実現する方法が提案されている。
【0013】しかしながら、ビット線電圧振幅を小振幅
化させた場合、フリップフロップ形センスアンプを構成
するトランジスタのゲート−ソース間の電圧差が小さく
なってしまう為、センスアンプトランジスタの動作速度
の低下が問題となっていた。Gbit規模の記憶容量を持つ
半導体記憶装置においては、電源電圧Vccが1.8V以
下と非常に小さくなるため、センスアンプトランジスタ
のゲート−ソース間にセンスアンプトランジスタの動作
に必要な、即ちセンスアンプトランジスタの閾電圧以上
のゲート−ソース間電圧が得られず、センス動作が行わ
れないという間題点があった。
【0014】つまり、前述したようなVcc/2プリチャ
ージ方式を用いたDRAMの場合、電源電圧の低電圧化
により、センスアンプ動作時において、センスアンプを
構成するトランジスタに印加されるゲート−ソース間電
圧(Vcc/2)自体も必然的に降下してしまい、その結
果、センス動作時間が大幅に遅れるか、あるいは、セン
ス動作不能になる危険性がある。
【0015】電源電圧をVcc=1.8Vとした場合を例
にすると、センスアンプトランジスタのゲート−ソース
間には、Vcc=0.9Vしか印加されないことになる。
また実際には、センスアンプトランジスタの共通ソース
配線の抵抗による電圧降下が発生し、特に初期センス時
においては、この値はさらに小さくなることが予想され
る。
【0016】一方で、センスアンプトランジスタの閾値
電圧の絶対値|Vth|(但し、N形センスアンプでは正
電圧、P形センスアンプでは負電圧である)は、閾値バ
ラツキやカットオフ特性を保証するために、0.3V〜
0.5V程度が最低限度である。
【0017】さらに、初期センス時においては、センス
アンプトランジスタのバックゲート効果とあいまって実
質的な|Vth|はさらに上昇している。そのため、初期
センス時におけるセンスアンプトランジスタのゲート−
ソース間電圧と閾値電圧が極めて近くなり、初期センス
が大幅に遅れ、DRAMの高速動作に対して大きな問題
となる。
【0018】また、DRAMで使用されているトランジ
スタの中では、メモリセルトランジスタのゲート電極に
最も高い電圧(昇圧電位)が印加される。これは、”
H”レベルをメモリセルに書き込む必要が有るためであ
り、その際に必要となるゲート電圧は、VBLH+Vt
h’で表される。ここで、VBLHは、”H”レベルの
電位であり、Vth’は、メモリセルトランジスタのバッ
クゲート(基板)に負電位が印加され、且つソース電位
がVBLHの場合のメモリセルトランジスタの閾値電圧
である。
【0019】メモリセルキャパシタに蓄積される電荷を
最大にするために、一般的にVBLHは、チップ内部の
電源電圧(Vdd)と等しくされる。
【0020】一般的には、製造コスト低減のために、ト
ランジスタのゲート酸化膜は、チップ内の全てのトラン
ジスタで同一の厚さのものが使用されているため、ゲー
ト電極に昇圧電位が印加されないトランジスタまでもが
メモリセルトランジスタと同じ厚いゲート酸化膜を使用
せざるを得ず、そのためにDRAMで使用されるトラン
ジスタは、論理半導体などのトランジスタと比べて、電
流駆動能力などの性能が低いものとなるという問題点が
あった。
【0021】ゲート酸化膜厚を薄くしてトランジスタの
性能を向上させるためには、昇圧電位を低下させてメモ
リセルトランジスタのゲート酸化膜に印加される電圧を
低減すればよいのであるが、その場合にはチップ内部の
電源電圧が低く成らざるを得ず、一般的な1/2Vddプ
リチャージ方式の場合には、センスアンプを構成するト
ランジスタのゲート−ソース間には、最大でも1/2V
ddしか印加されないため、センスアンプが動作しなくな
るなどの問題点があった。
【0022】また、一般的にイコライズ回路は、ビット
線対やデータ線対やセンスアンプ駆動線等にそれぞれ設
置される。例えば、ビット線イコライズ回路を例とする
と、図29に示すように、従来は全てN形トランジスタ
で構成されていた。
【0023】近年における半導体メモリは、大容量化が
図られるため、製造時に発生した不良メモリセルの救済
を行うリタンダンシ技術は必須となっているが、救済を
行った場合にもその不良箇所がなくなるわけではない。
【0024】例えば、図30に示すようなビット線とワ
ード線の短絡不良が発生した場合、メモリセルはリタン
ダンシ技術によって置き換え(救済)が行われるが、前
述したように不良箇所はあくまでも残るため、イコライ
ズ回路の動作時には、図中の点線で示すように、VBL
→PRCH→ビット線→ワード線→ローデコーダという
経路で貫通電流が流れる。
【0025】この貫通電流が大きな場合や、ビット線と
ワード線の短絡不良の箇所が多い場合には、リタンダン
シ技術によってメモリセルの救済が可能であるにもかか
わらず、消費電流が規格範囲よりも大きくなってしまう
ため、そのチップは”不良品”となってしまう。
【0026】この貫通電流を抑えるために、図31に示
すような電流制限回路をプリチャージ回路とプリチャー
ジ電位供給線の間に挿入することが提案されている。こ
の電流制限回路は、P形トランジスタで組成することが
望ましいが、その場合には、(1)イコライズ/プリチ
ャージ回路部分とのウエル分離が必要であるため、セン
スアンプ面積が増大する、(2)プリチャージ回路と電
流制限回路を接続する配線が必要となる、という問題点
があった。
【0027】そこで本発明は、センスアンプ部のビット
線振幅をメモリセルアレイ部のビット線振幅よりも大き
くし、センスアンプ部のビット線のプリチャージ電圧と
メモリセルアレイ部のビット線のプリチャージ電圧を異
なる電圧にして、高速なセンス動作及びセンスマージン
の拡大が実現する半導体記憶装置を提供することを目的
とする。
【0028】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、データを電気的に記録、読み出し可能なメ
モリセルが2次元的に配置され、前記各メモリセルは、
交差して配線される複数のビット線対と複数のワード線
とのそれぞれ1線に接続され形成されるメモリセルアレ
イ部を有し、各々の前記ビット線対に転送ゲートを介し
て、前記メモリセルに記憶されるデータの検知及び増幅
を行うセンスアンプ部が設けられた半導体記憶装置にお
いて、前記メモリセルアレイ部に接続されるビット線に
印加される信号の電圧振幅が、前記センスアンプ部に接
続されるビット線に印加される信号の電圧振幅と異な
り、若しくは/及び、プリチャージ期間中に前記メモリ
セルアレイ部に接続されるビット線に印加されるプリチ
ャージ電圧と前記センスアンプ部に接続されるビット線
に印加されるプリチャージ信号電圧が異なる半導体記憶
装置を提供する。
【0029】さらに、データを電気的に記録、読み出し
可能なメモリセルが2次元的に配置され、前記各メモリ
セルは交差して配線された複数のビット線対と複数のワ
ード線とのそれぞれ1線に接続され形成されるメモリセ
ルアレイ部を有し、各々の前記ビット線対に接続される
転送ゲートを介して、前記メモリセルに記憶されるデー
タの検知及び増幅を行うセンスアンプ部が設けられた半
導体記憶装置において、前記転送ゲートは、PMOSト
ランジスタで構成されるP形転送ゲートであり、該P形
転送ゲートを導通状態に設定する際に、チップ内に集積
される予め定めた複数のトランジスタの閾値変動を検知
し、自己整合的に、前記閾値変動値に連動して変化し、
変動補償が施された出力信号を生成する閾値変動補償手
段と、前記閾値変動補償手段が生成した出力信号を基準
信号として、前記P形転送ゲートを駆動させるP形転送
ゲート駆動手段とからなる定電圧発生手段を備える半導
体記憶装置を提供する。
【0030】以上のような構成の半導体記憶装置によ
り、センスアンプ部のビット線振幅をメモリセルアレイ
部のビット線振幅よりも大きくすることで、さらに、セ
ンスアンプ部のビット線のプリチャージ電圧とメモリセ
ルアレイ部のビット線のプリチャージ電圧を異なる電圧
とすることで、高速なセンス動作、センスマージンの拡
大が実現され、低電源電圧化に際しても、従来よりも低
い電源電圧でも確実なセンス動作が可能となる。
【0031】さらに閾値変動補償手段及びP形転送ゲー
ト駆動手段からなる定電圧発生手段により、P形転送ゲ
ート及びメモリセルトランジスタの閾値電圧の製造時の
特性や閾値の違い対しても、メモリセルアレイ部とセン
スアンプ部のビット線対間に電圧差が生じるように補償
を行い、メモリセルのデータ保持特性の劣化を回避させ
る。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態について詳細に説明する。
【0033】本発明の半導体記憶装置は、図1に示すよ
うなブロック構成のダイナミック型RAM(DRAM)
に適用される。
【0034】これらの構成において、メモリセルアレイ
部1の対を成す相補線となるビット線BL1,BL1Ba
r ,BL2,BL2Bar (以下、Bar は、反転信号の ̄
を意味する)の電圧振幅を電源電圧Vccの範囲よりも小
さくすることで、低消費電力化を実現する。且つセンス
アンプ部2のビット線間の電圧振幅をメモりセルアレイ
部1のビット線の電圧振幅よりも大きくし、さらにセン
スアンプ部2のビット線のプリチャージ電圧とメモリセ
ルアレイ部1のビット線のプリチャージ電圧を異なる電
圧とすることにより、センスアンプを構成するトランジ
スタのゲート−ソースの間の電圧差を大きくとり、それ
によってメモリセルアレイ部1のビット線の電圧振幅が
小さい場合においても、高速かつ確実なセンスアンプ動
作を実現するものである。
【0035】また、センスアンプ部2をPMOSトラン
ジスタ(以下、PMOSをP形と称する)で構成された
P形転送ゲート3を通じて、メモリセルアレイ部1に接
続することにより、新たに回路を付加することなく、セ
ンスアンプ部2での大きなビット線電圧振幅をメモリセ
ルアレイ部1での小さなビット線振幅に変換することを
可能とする。
【0036】後述する実施形態において、P形トランジ
スタで構成されたP形センスアンプと、NMOSトラン
ジスタ(以下、NMOSをN形と称する)で構成された
N形センスアンプとを、N形トランジスタで構成された
N形転送ゲート及び、P形転送ゲートを通じて、メモリ
セルアレイ部と接続することにより同様に作用効果が得
られる。
【0037】その他通常のカラムセレクタ4と、ビット
線イコライザ5と、カラムデコーダ6と、ロウデコーダ
7等とが設けられる。
【0038】図2は本発明の第1の実施形態として、D
RAMにおけるメモリセルアレイ部及びセンスアンプ部
の等価回路を示す。ここでは、図1に示したうちの特徴
的な構成のみを示し、その動作をわかり易く説明する。
【0039】この回路構成において、メモリセルアレイ
部11は、ビット線対BL,BLBar によりP形転送ゲ
ート12,13を介して、それぞれセンスアンプ部14
に接続される。
【0040】前記メモリセルアレイ部11において、例
えば、複数のメモリセルが2次元的に配置されており、
そのうちの代表的に示すメモリセル15,16のロウ方
向にワード線WL0 ,WL1 が接続され、これと直交す
るカラム方向にビット線対BL(Array) ,BL(Array)B
arが接続され、これらの一端にP形転送ゲート12,1
3が接続される。これらのP形転送ゲート12,13
は、後述する転送ゲート制御線19に入力される制御信
号φT により駆動される。尚、以下に述べる各実施形態
においても、メモリセルアレイ部は、複数のメモリセル
からなるが説明の簡略化のために、代表的なメモリセル
のみを示し説明する。
【0041】また、センスアンプ部14は、N形トラン
ジスタ対からなるN形センスアンプ17と、P形トラン
ジスタからなるP形センスアンプ18とがクロスカップ
ル接続して構成され、それぞれのセンスアンプのトラン
ジスタのゲートの一方がビット線BL(S/A) に,他方が
BL(S/A)Barに接続される。また、N形センスアンプ1
7は、ロウ方向にN形センスアンプ駆動線SANBar と
接続され、P形センスアンプ18は、ロウ方向にP形セ
ンスアンプ駆動線SAPと接続される。
【0042】この構成において、センス動作が行われ、
センスアンプ部のビット線BL(S/A) とBL(S/A)Barの
電圧が、それぞれVBLH(Bit-Line Voltage High)と
VBLL(Bit-Line Voltage Low) になった場合を考え
ると、ビット線BL(Array)とBL(Array)Barは、それ
ぞれP形転送ゲート12,13を通じて、それぞれビッ
ト線BL(S/A) とBL(S/A)Barに接続されているため、
P形トランジスタのいわゆる、閾値落ち効果によって、
BL(Array) の電圧はVBLH(電源電圧Vccと同等)
に、BL(Array)Barの電圧は、VBLL+|Vthp |に
なる。ここでVthp は、転送ゲートを構成するP形トラ
ンジスタの閾値電圧である。
【0043】これらのセンス/リストア動作について、
図3に示すメモリセルアレイ部のビット線の電圧波形と
センスアンプ部のビット線の電圧波形を参照して、詳細
に説明する。
【0044】ここで、図3に示す各電圧レベルは、ワー
ド線WLのHigh レベルである昇圧電圧Vpp、電源電圧
Vcc、ビット線のプリチャージ電圧VBL、GND電圧
Vss、メモリセルアレイ部のLowレベルのビット線電圧
VBLL、High レベルのビット線電圧VBLH、及び
P形トランジスタから成る転送ゲートの閾値電圧Vthp
をそれぞれ表している。
【0045】また、各電圧波形としては、ワード線WL
の電圧波形と、メモリセルアレイ部のビット線BL(Arr
ay) の電圧波形と、前記ビット線BL(Array) と対を成
すメモリセルアレイ部のビット線BL(Array)Barの電圧
波形と、センスアンプ部のビット線BL(S/A) の電圧波
形と、ビット線BL(S/A) と対を成すセンスアンプ部の
ビット線BL(S/A)Barの電圧波形を表す。
【0046】このセンス/リストア動作が行われる前の
初期状態、即ちプリチャージ期間においては、メモリセ
ルアレイ部11とセンスアンプ部14に接続される各ビ
ット線(BL(Array) ,BL(Array) ,BL(S/A) ,B
L(S/A)Bar)の電圧と、センスアンプ駆動線(SANBa
r ,SAP)の電圧は、共にビット線プリチャージ電圧
VBLにプリチャージされている。
【0047】また、ワード線WL0 ,WL1 の電圧はG
ND電圧Vssに設定され、また転送ゲート制御線19
は、非活性化されている。
【0048】まず、転送ゲート制御線19が活性化さ
れ、次にワード線WL0 ,WL1 の電圧がVssからVpp
に活性化され、それぞれメモリセル15,16内の情報
がビット線に転送される。
【0049】その後、N形センスアンプ駆動線SANBa
r の電圧がVss、P形センスアンプ駆動線SAPの電圧
がVccに変化し、センス動作が開始される。それにより
センスアンプ部のビット線の電圧は、Vss/Vccにセン
スされる。ここで、ビット線BL(Aray)の電圧がVcc
に、ビット線BL(Array)Barの電圧がVssにセンスされ
るものと仮定する。
【0050】この時、センスアンプ部14のビット線B
L(S/A) ,BL(S/A)Barの電圧は、P形転送ゲート1
2,13を介して、メモリセルアレイ部11のビット線
BL(Aray),BL(Array)Barに転送されるが、P形転送
ゲート12,13がP形トランジスタで構成されるた
め、ビット線BL(S/A)BarのVssの電圧は、そのままビ
ット線BL(Array) には転送されない。実際のビット線
BL(Array)Barの電圧は、Vssに転送ゲートの閾値電圧
Vthp だけ足された高い電圧になる。但し、ビット線B
L(S/A) のVccの電圧は、そのままビット線BL(Arra
y) に転送される。その後、ワード線が非活性化され、
センス/リストア動作が終了する。
【0051】また、データの書き込み動作は、従来のD
RAMと同様にセンスアンプが活性化されている間に書
き込む情報をカラムセレククを介して転送することで行
われる。センス動作時において、N形センスアンプを構
成するトランジスタのゲート−ソース間に加わる電圧差
について考えると、一般的なVcc/2プリチャージのD
RAMでは、N形センスアンプを構成するトランジスタ
のゲート−ソース間には、 Vgs=VBL−VBLL の電圧差が動作時に印加されていたが、本発明において
は、 Vgs=VBL−(VBLL−Vthp ) となり、従来に比べて、転送ゲートのP形トランジスタ
の閾値電圧だけ電圧差が生じる。
【0052】つまり、転送ゲート19を構成するP形ト
ランジスタの閾値電圧Vthp 分だけ、メモリセルアレイ
部11とセンスアンプ部14との間で低い電圧側に電圧
差が発生するため、高い電圧(電源電圧Vcc)側をさら
に低くしても、常に閾値電圧Vthp 分の電圧差が確保さ
れ、確実なセンス/リストア動作が可能である。そのた
め、従来の電源電圧よりも低い電源電圧を用いることが
できる。
【0053】これにより従来よりも高速なセンス動作が
行われ、従来よりも低い電源電圧での書き込み読み出し
動作が可能になる。また、転送ゲート制御線の活性化の
タイミングは、ワード線の活性化の直前でなく、センス
アンプ駆動線の活性化の直前であってもかまわない。
【0054】以上、説明したように、本実施形態によれ
ば、何ら特別な回路を付加しなくとも、センスアンプ部
での大きなビット線の電圧振幅をメモリセルアレイ部で
の小さなビット線電圧振幅に変換することが可能とな
る。
【0055】また、図2に示されたP形MOSトランジ
スタ12,13、及びP形センスアンプ18は、同じウ
エル内で形成することが可能である。従って、P形MO
Sトランジスタ12、13を付加しても大幅な平面積の
増大にはならない。
【0056】また、本実施形態では、閾値上げを積極的
に利用するため、制御信号φTには、昇圧した電圧を用
いる必要はなく、通常の電源電圧を利用することができ
る。
【0057】次に本発明の半導体記憶装置をシェアード
センスアンプ方式に適用した第2の実施形態について説
明する。
【0058】前述した第1の実施形態は、図2に示す1
つのセンスアンプ部と1つのメモリセルアレイ部が対応
した等価回路を一例として説明したが、本実施形態で
は、図4に示すようなシェアードセンスアンプ方式にお
いても、同等の作用、効果が得られる。
【0059】図4に示す半導体記憶装置の概略的な等価
回路は、特徴的な部分のみを示しており、中央には位置
される1つのセンスアンプ部21を2つのメモリセルア
レイ部22,23で共有したシェアードセンスアンプ方
式の構成例である。
【0060】この構成において、メモリセルアレイ部2
2は、複数のメモリセルが2次元的に配置されており、
例えばメモリセル24,25には、ロウ方向にそれぞれ
ワード線WL0A,WL1Aが接続され、カラム方向にビッ
ト線BL(Array) AとBL(Array) ABar が接続され
る。
【0061】同様に、メモリセルアレイ部23において
も、複数のメモリセルがマトリックス状に配置されてお
り、例えばメモリセル26,27には、ロウ方向にそれ
ぞれワード線WL0B,WL1Bが接続され、カラム方向に
ビット線BL(Array) とBL(Array)Barが接続される。
【0062】そして、センスアンプ部21は、N形トラ
ンジスタ対からなるN形センスアンプ28と、P形トラ
ンジスタからなるP形センスアンプ部29とで構成さ
れ、それぞれのセンスアンプのトランジスタのゲートの
一方がビット線BL(S/A) に,他方がビット線BL(S/
A)Barに接続される。また、N形センスアンプ28は、
ロウ方向にN形センスアンプ駆動線SANBar と接続さ
れ、P形センスアンプ29は、ロウ方向にP形センスア
ンプ駆動線SAPと接続される。尚、簡略化のために図
示していないが、実際のセンスアンプ部には、この他に
ビット線イコライザとカラムセレクタが設置される。
【0063】そして、前記センスアンプ部21のビット
線対BL(S/A) ,BL(S/A)Barの各一端側と、メモリセ
ルアレイ部22のビット線BL(Array) A,BL(Arra
y) ABar とは、それぞれP形トランジスタからなるP
形転送ゲート30,31を介して、接続される。また同
様に、前記ビット線対BL(S/A) ,BL(S/A)Barの各他
端側と、メモリセルアレイ部22のビット線BL(Arra
y) A,BL(Array) ABar とは、それぞれP形トラン
ジスタからなるP形転送ゲート34,35を介して、接
続される。
【0064】前記P形転送ゲート30,31は、転送ゲ
ート制御線34に接続され、入力する制御信号φTAによ
り駆動され、同様にP形転送ゲート32,33は、転送
ゲート制御線35に接続され、入力する制御信号φTBに
より駆動される。尚、図示していないが、実際のセンス
アンプ部21には、この他にビット線イコライザとカラ
ムセレククが設置される。
【0065】この様に構成された半導体記憶装置のセン
ス/リストア動作は、前述した図3に示すメモリセルア
レイ部のビット線の電圧波形とセンスアンプ部のビット
線の電圧波形と同等であり、同じ効果が得られ、且つ1
つのセンスアンプ部を2つのメモリアレイ部が共有して
いるため、高集積化が容易に実現できる。
【0066】また、図4に示されたP形MOSトランジ
スタ30〜33、及びP形センスアンプ29は、同じウ
エル内で形成することが可能である。従って、P形MO
Sトランジスタ30〜33を付加しても大幅な平面積の
増大にはならない。
【0067】また、本実施形態では、閾値上げを積極的
に利用するため、制御信号φTには、昇圧した電圧を用
いる必要はなく、通常の電源電圧を利用することができ
る。
【0068】次に本発明による半導体記憶装置の第3の
実施形態について説明する。
【0069】本実施形態は、前述した図2の構成におい
て、図5に示すようなメモリセルアレイ部のビット線の
電圧波形とセンスアンプ部のビット線の電圧波形とでプ
リチャージ電圧が異なるように設定された例である。こ
の図5に示した各信号レベル及び各信号波形において、
図3に記載した信号と同じ部位からの信号には、同じ参
照符号を付す。ここで、φT は、転送ゲート制御線の電
圧波形を表す。
【0070】本実施形態は、センス/リストア動作が行
われる前のプリチャージ期間においては、メモリセルア
レイ部11に接続されるビット線BL(Array) ,BL(A
rray)Bar側のプリチャージ電圧をセンスアンプ部のビッ
ト線BL(S/A) ,BL(S/A)Bar側のプリチャージ電圧よ
りも高いVcc電圧にプリチャージする。そして、ワード
線WL0 ,WL1 が活性化されて情報がメモリセルから
メモリセルアレイ部のビット線に転送された後に、転送
ゲート制御線19を活性化する。
【0071】本実施形態において、センスアンプ部14
のビット線BL(S/A) ,BL(S/A)Barに設定可能なプリ
チャージ電圧のVBL(S/A) の範囲は、 VBL(Array) ≦VBL(S/A) ≦Vcc である。このような設定により、N形センスアンプのト
ランジスタのゲート−ソース間の電圧差が従来のよりも
増大される。本実施形態では、図5に示すビット線VB
L(S/A) の電圧が最大とした場合、つまりVBL(S/A)
=Vccに設定した例を示している。
【0072】このようなプリチャージ電圧にVccとVB
Lの電圧差を持たせたプリチャージ状態において、転送
ゲート制御線19が活性化されると、図5に示すように
ビット線BL(S/A) ,BL(S/A)Barのプリチャージ電圧
Vccが下降し、ビット線BL(S/A) ,BL(S/A)Barのプ
リチャージ電圧Vssが上昇する。これらの電圧が交差す
る電圧(ΔV)は、センスアンプ部ビット線のビット線
容量とメモリセルアレイ部ビット線のビット線との容量
比に応じて上昇する。
【0073】例えば、センスアンプ部のビット線容量を
CB(S/A)、メモリセルアレイ部のビット線容量をCB(Ar
ray)、転送ゲート制御線19を活性化する前のメモリセ
ルアレイ部とセンスアンプ部のビット線の電圧をそれぞ
れVArray,VS/A とすると、ビット線電圧の上昇した電
圧は、センスアンプ部のビット線(ΔVSA)とメモリセ
ルアレイ部のビット線(ΔVArray )とで、それぞれ、
【数1】
【0074】で求められる。このビット線電圧の上昇し
た電圧ΔVにより、所定の電圧Vccまでに到達する時間
が短縮されるため、前述した実施形態よりも、さらに高
速なセンス動作が可能になる。また、転送ゲート19を
構成するP形トランジスタの閾値電圧Vthp 分だけ、メ
モリセルアレイ部11とセンスアンプ部14との間で低
圧側に電圧差が発生するため、高い電圧(電源電圧Vc
c)側をさらに低くしても常に閾値電圧Vthp 分の電圧
差が確保され、確実なセンス/リストア動作が可能であ
る。従って、従来の電源電圧よりも低い電源電圧を用い
ることができる。
【0075】次に本発明による半導体記憶装置の第4の
実施形態について説明する。
【0076】図6は、本実施形態の半導体記憶装置にお
けるメモリセルアレイ部とセンスアンプ部の等価回路を
示し、図7は、この構成におけるセンス/リストア動作
時のビット線電圧波形を示す。この構成において、図2
に示した構成部位と同等の部位には、同じ参照号を付し
て、その説明を省略する。
【0077】前述した各実施形態では、P形トランジス
タからなるP形転送ゲート19を用いていたが、本実施
形態では、N形トランジスタからなるN形転送ゲート4
1,42を用いた構成である。
【0078】この構成において、図7に示した各電圧レ
ベルは、ワード線WL0 ,WL1 のHigthレベルである
昇圧電圧Vpp、電源電圧Vcc、ビット線のプリチャージ
電圧VBL、メモリセルトランジスタの閾値電圧Vth(c
ell)、N形トランジスタからなるN形転送ゲート41,
42の閾値電圧Vthn 、メモリセルアレイ部11のビッ
ト線BL(Array)Bar,BL(Array) の電圧振幅の最大値
VBLH及び、最小値VBLL(GND電圧Vss)を表
す。
【0079】また、各電圧波形としては、ワード線WL
の電圧波形と、メモリセルアレイ部のビット線BL(Arr
ay) の電圧波形と、前記ビット線BL(Array) と対を成
すメモリセルアレイ部のビット線BL(Array)Barの電圧
波形と、センスアンプ部のビット線BL(S/A) の電圧波
形と、ビット線BL(S/A) と対を成すセンスアンプ部の
ビット線BL(S/A)Barの電圧波形を表す。
【0080】本実施形態の構成及びリード/リストア動
作は、転送ゲートに従来と同様のN形トランジスタを使
用する以外、基本的に第1の実施形態と同等である。
【0081】センス動作時において、P形センスアンプ
18を構成するトランジスタのゲート−ソース間に加わ
る電圧差について考えると、一般的に、Vcc/2プリチ
ャージのDRAMでは、N形センスアンプ17を構成す
るトランジスタのゲート−ソース間には、 Vgs=VBL−VBLL の電圧差が動作時に印加されるが、本発明においては、 Vgs=(VBLH+Vthn )−VBLL となり、転送ゲート19を構成するN形トランジスタの
閾値電圧Vthn 分だけ、従来よりもメモリセルアレイ部
11とセンスアンプ部14との間で高電圧側に電圧差が
発生し、確実で高速なセンス動作が可能である。
【0082】また、従来よりも低い電源電圧での動作が
可能である。これに加えて、メモリセルに”High ”情
報を書き込むために必要なビット線電圧が、従来のVcc
に比べてVthn 分だけ低いVBLHであるために、ワー
ド線の昇圧電圧を従来よりもVthn だけ低くすることが
できる。
【0083】従って、メモリセルトランジスタへの信頼
性が向上し、また電流駆動能力の高いトランジスタを使
用することが可能となる。さらに、ワード線の電圧の非
活性化レベルをVssよりも低くすることで、メモリセル
のトランジスタの閾値電圧を更に低くすることができ、
ワード線電圧の活性化レベルを更に低くすることも可能
である。これによって昇圧電圧Vppを不必要とすること
も可能である。
【0084】本実施形態をLOGlC混載DRAMに適
用した場合、LOGlC部におけるトランジスタとDR
AM部におけるトランジスタの共通化が可能となり、製
造プロセスの簡略化及び共通化が実現され、製造コスト
の大幅な低減及び、製造工程の簡易による製造時間の短
縮が実現する。
【0085】尚、本実施形態における転送ゲート制御線
の活性化のタイミングは、ワード線の活性化の直前でな
く、センスアンプ駆動線の活性化の直前であってもよ
い。
【0086】本実施形態は図6に示した等価回路を例と
したが、他にも図4に示したようなシェアードセンスア
ンプ方式において、N形転送ゲートを採用することによ
り、同様な作用効果が得られる。また、センスアンプ部
14には、この他にビット線イコライザとカラムセレク
タ(図示せず)が設置される。
【0087】また、図6に示されたN形MOSトランジ
スタ41,42、及びN形センスアンプ17は、同じウ
エル内で形成することが可能である。従って、N形MO
Sトランジスタ41,42を付加しても大幅な平面積の
増大にはならない。
【0088】また、本実施形態では、閾値上げを積極的
に利用するため、制御信号φTには、昇圧した電圧を用
いる必要はなく、通常の電源電圧を利用することができ
る。
【0089】次に本発明による半導体記憶装置の第5の
実施形態について説明する。
【0090】本実施形態の構成は、前述した図6に示し
た構成と同等であり、メモリセルアレイ部のビット線と
センスアンプ部のビット線とのプリチャージ電圧が異な
る電圧に設定され、動作が異なっている。
【0091】図8においては、メモリセルアレイ部11
のビット線BL(Array) ,BL(Array)Barの電圧波形、
センスアンプ部14のビット線BL(S/A) ,BL(S/A)B
arの電圧波形、ワード線WL0 ,WL1 の電圧波形及
び、転送ゲート制御線19の電圧波形φT の波形を表
す。
【0092】図8に示すように、ビット線BL(Array)
,BL(Array)Barのプリチャージ電圧をVBLに設定
し、センスアンプ部のビット線BL(S/A) ,BL(S/A)B
arのプリチャージ電圧をVBLL(Vss)に設定する。
センスアンプ部のビット線対のプリチャージ電圧VBL
(S/A) は、 VBLL≦VBL(S/A) ≦VBL(Array) の範囲の電圧をとることが可能である。本実施形態は、
VBL(S/A) が最小の場合、VBL(S/A) =Vss(VB
LL)に設定した例である。
【0093】まず、ワード線WL0 ,WL1 の電圧がV
ssからVppに活性化されて、情報がメモリセル15,1
6からメモリセルアレイ部11のビット線BL(Array)
,BL(Array)Barに転送された後に、転送ゲート制御
線19の電圧波形φT がVssからVppに昇圧し、転送ゲ
ート41,42が活性化される。
【0094】この転送ゲート制御線19が活性化される
と、前述した図5に示したと同様に、ビット線電圧VB
Lから下降した電圧(△V)から、所定の電圧Vssまで
に到達する時間が短縮されるため、前述した第5の実施
形態よりもさらに高速なセンス動作が可能である。
【0095】この様なプリチャージ電圧にVccとVBL
の電圧差を持たせたプリチャージ状態において、プリチ
ャージ期間におけるセンスアンプ部のビット線対のプリ
チャージ電圧をメモリセルアレイ部のビット線対のプリ
チャージ電圧よりも低い電圧にプリチャージすること
で、P形センスアンプのトランジスタのゲート−ソース
間の電圧差を従来よりも増大させ、前述した実施形態と
同様な効果が得られる。尚、本実施形態では、図6に示
した構成例で説明したが、図4に示すようなシェアード
センスアンプ方式に適用しても、同様な動作により、同
等の作用効果が得られる。また、実際のセンスアンプ部
には、この他にビット線イコライザとカラムセレクク
(図示せず)が設置される。
【0096】次に本発明による半導体記憶装置の第6の
実施形態について説明する。
【0097】図9は、本実施形態におけるメモリセルア
レイ部とセンスアンプ部の等価回路を示し、図10は、
その等価回路の動作時の各ビット線の電圧波形と、ワー
ド線の電圧波形を示す。
【0098】図9に示す半導体記憶装置は、複数のメモ
リセルが2次元的に配置され、それぞれロウ方向にワー
ド線WL0 ,…,WLn 、カラム方向にビット線BL(A
rray) ,BL(Array)Barが接続されるメモリセルアレイ
部51と、N形トランジスタ対からなるN形センスアン
プ52と、N形センスアンプ52に接続され、P形セン
スアンプ分離用のP形トランジスタからなるP形転送ゲ
ート54,55と、P形トランジスタ対からなるP形セ
ンスアンプ53と、P形センスアンプ53に接続され、
P形センスアンプ分離用のN形トランジスタからなるN
形転送ゲート56,57とで構成される。
【0099】この構成においては、N形センスアンプ5
2とP形センスアンプ53を分離して配置し、N形セン
スアンプ52はP形転送ゲート54,55を通じて、P
形センスアンプ53はN形転送ゲート56,57を通じ
て、情報の書き込み・読み出しを行い、メモリセルアレ
イ部51とN形及びP形センスアンプ部52,53のビ
ット線の電圧振幅を異ならせて、センスアンプトランジ
スタのゲート−ソース間電圧差を大きく取り、センス動
作の高速化、信頼性の向上を実現する。P形転送ゲート
54,55及びN形転送ゲート56,57は、転送ゲー
ト制御線58,59が活性化されることにより、動作す
る。
【0100】図10は、本実施例におけるセンス/リス
トア動作時のビット線電圧波形を示す。図10に示す各
信号レベルにおいて、メモリセルアレイ部51のビット
線BL(Array) ,BL(Array)Barの電圧振幅の最大値V
BLH、その最小値VBLLとし、ワード線WLのHig
thレベルである昇圧電圧Vpp、電源電圧Vcc、ビット線
のプリチャージ電圧VBL、メモリセルアレイ部のLow
レベルのビット線電圧VBLL(Vss)、Higthレベル
のビット線電圧VBLH(Vcc−Vthn )、及びP形転
送ゲートの閾値電圧Vthp 及び、N形トランジスタの閾
値電圧Vthn をそれぞれ表している。
【0101】また、電圧波形としては、メモリセルトラ
ンジスタの閾値電圧Vth(cell)、N形トランジスタの閾
値電圧Vthn 、N形センスアンプ52のビット線BL(n
-S/A) ,BL(n-S/A)Barの電圧波形、P形センスアンプ
53のビット線BL(p-S/A),BL(p-S/A)Barの電圧波
形、ワード線WLの電圧波形を表している。
【0102】図10に示すように、転送ゲート制御線5
8の活性化によりP形転送ゲート54,55が駆動さ
れ、ビット線BL(n-S/A)Barの電圧が、BL(Array)Bar
の電圧よりも閾値電圧Vthp 分だけ低くなる。また、転
送ゲート制御線59の活性化によりN形転送ゲート5
6,57が駆動され、ビット線BL(p-S/A) の電圧が、
BL(Array) の電圧よりも閾値電圧Vthn 分だけ高くな
る。
【0103】このような構成により、図3及び図7に示
した構成の双方の利点を有して、ビット線BL(Array)
若しくは、BL(Array)Barの電圧に比べて、閾値電圧V
thn分だけ高く若しくは、閾値電圧Vthp 分だけ低くな
り、それぞれに電圧差が確保され、確実なセンス/リス
トア動作が可能である。そのため、従来の電源電圧より
も低い電源電圧を用いることができる。
【0104】また本実施形態における転送ゲート制御線
の活性化のタイミングは、ワード線の活性化の直前でな
く、センスアンプ駆動線の活性化の直前であってもよ
い。
【0105】尚、本実施形態は、図9に示すような等価
回路を例として説明したが、図11に示すように、メモ
リセルアレイ部51がP形転送ゲート54,55を介し
てN形センスアンプ52と接続され、反対側に、N形転
送ゲート56,57介して、P形センスアンプ53に接
続されて構成される等価回路でも同様の動作が可能であ
る。尚、簡略化の為に図9、図11には示していない
が、実際のセンスアンプ部には、この他にビット線イコ
ライザとカラムセレクタが設置される。
【0106】また、図9及び図11に示されたP形MO
Sトランジスタ54,55、及びP形センスアンプ53
は、同じウエル内で形成することが可能である。従っ
て、P形MOSトランジスタ54,55を付加しても大
幅な平面積の増大にはならない。
【0107】さらに、本実施形態では、閾値上げを積極
的に利用するため、制御信号φTには、昇圧した電圧を
用いる必要はなく、通常の電源電圧を利用することがで
きる。
【0108】次に本発明による半導体記憶装置の第7の
実施形態について説明する。
【0109】本実施形態は、図9に示した構成と同等の
構成であり、前述した第3,第5の実施形態を組み合わ
せたメモリセルアレイ部のビット線とセンスアンプ部の
ビット線とで異なるプリチャージ電圧に設定したもので
ある。
【0110】図12は、本実施形態におけるメモリセル
アレイ部のビット線の電圧波形とセンスアンプ部のビッ
ト線の電圧波形を示す。
【0111】この図12に示す各信号レベルは、図10
に示す各信号レベルと同等であり、電圧波形としては、
メモリセルトランジスタの閾値電圧Vth(cell)、N形ト
ランジスタの閾値電圧Vthn 、N形センスアンプ52の
ビット線BL(n-S/A) ,BL(n-S/A)Barの電圧波形、P
形センスアンプ53のビット線BL(p-S/A) ,BL(p-S
/A)Barの電圧波形、ワード線WLの電圧波形、P形転送
ゲート54,55の転送ゲート制御線φTp、N形転送ゲ
ート56,57の転送ゲート制御線φTnを表している。
【0112】本実施形態は、メモリセルアレイ部のビッ
ト線BL(Array) ,BL(Array)Barのプリチャージ電圧
をVBL(cell)、センスアンプ部のビット線BL(n-S/
A) ,BL(n-S/A)Bar及びBL(p-S/A) ,BL(p-S/A)Ba
rのプリチャージ電圧をVBL(cell)よりも高い電圧V
BL(S/A) に設定する。
【0113】ここで、センスアンプ部のビット線対のプ
リチャージ電圧VBL(S/A) は、 VBL(Array) ≦VBL(S/A) ≦Vcc の範囲の電圧をとることが可能である。
【0114】このようなプリチャージ電圧に設定するこ
とにより、第3,第5の実施形態で説明したと同様の動
作が行われ、N形センスアンプのトランジスタのゲート
−ソース間の電圧差を、従来よりも増大させる。一般的
に、N形センスアンプの動作開始後にP形センスアンプ
が動作を開始するため、N形センスアンプのセンスアン
プトランジスタのゲート−ソース間電圧差を大きくとる
ことは、高速なセンス動作、センスマージンの改善など
の効果が得られる。
【0115】また本実施形態では、ワード線が活性化さ
れて情報がメモリセルからメモリセルアレイ部のビット
線に転送された後に、転送ゲート制御線が活性化され
る。
【0116】次に本発明による半導体記憶装置の第8の
実施形態について説明する。
【0117】図13は本実施形態における、1組のセン
スアンプ部61を2つのメモリセルアレイ部62,63
で共有した、いわゆるシェアードセンスアンプ方式に適
用した等価回路を示す。
【0118】本実施形態は、前述した第2の実施形態
と、第6の実施形態を組み合わせた構成であり、それぞ
れのメモリアレイ部は、図10に示す動作と同様の動作
が行われる。
【0119】この構成において、2つのメモリセルアレ
イ部62,63は、複数のメモリセルが2次元的に配置
され、それぞれロウ方向にワード線WL0(R),…,WL
n(R)、WL0(L),…,WLn(L)、カラム方向にビット線
BL(Array) ,BL(Array)Barが接続される。
【0120】また、センスアンプ部61は、N形トラン
ジスタ対からなるN形センスアンプ64の各ビット線B
L(n-S/A) ,BL(n-S/A)Barの両端に、それぞれP形ト
ランジスタからなるP形転送ゲート65,66,67,
68が設けられ転送ゲート制御線( φTp) 69,( φT
p) 70が接続され、さらに、P形トランジスタ対から
なるP形センスアンプ71の各ビット線BL(p-S/A) ,
BL(p-S/A)Barの両端に、それぞれN形トランジスタか
らなるN形転送ゲート72,73,74,75が設けら
れ転送ゲート制御線( φTn) 76,( φTn) 77が接続
されて構成される。尚、実際のセンスアンプ部61には
他にビット線イコライザとカラムセレクタ(図示せず)
が設置される。
【0121】このような構成により、前述した図3に示
したトランジスタの閾値電圧Vthn,Vthp 分だけ、各
メモリセルアレイ部とセンスアンプ部との間に電圧差が
発生し、確実なセンス/リストア動作が可能である。ま
た、1つのセンスアンプ部を2つのメモリアレイ部が共
有しているため、高集積化が容易に実現できる。
【0122】また、図13に示されたP形MOSトラン
ジスタ65〜68、及びP形センスアンプ71は、同じ
ウエル内で形成することが可能である。従って、P形M
OSトランジスタ65〜68を付加しても大幅な平面積
の増大にはならない。
【0123】また、本実施形態では、閾値上げを積極的
に利用するため、制御信号φTp 、φTn には、昇圧し
た電圧を用いる必要はなく、通常の電源電圧を利用する
ことができる。
【0124】次に図14を参照して、本発明による半導
体記憶装置の第9の実施形態について説明する。
【0125】前述した第1の実施形態においては、図2
に示したようにメモリセル部とセンスアンプ部の間に、
P形トランジスタからなるP形転送ゲートゲートを挿入
し、このP形転送ゲートの閾値落ちを利用して、セル側
のビット線の低レベル電圧をセンスアンプ側の低レベル
電圧より高く設定した。このP形転送ゲートによる閾値
落ちにより、低電源電圧化においても充分なセンスアン
プの動作マージンを確保できるばかりでなく、ワード線
駆動電圧の低電圧化による微細素子の信頼性向上も期待
でき、その結呆極めて高性能なDRAMを実現できる。
【0126】しかし、実際の製造に際しては、半導体製
造工程での製造プロセスの揺らぎ等が影響して、P形転
送ゲートやメモリセルトランジスタの閾値電圧がばらつ
いて、一律な規格どうりに成形されいない場合がある。
【0127】このようなばらつきが発生した場合、メモ
リセル部のビット線BL(Array)Barの低レベル側の電圧
(VBLL)がメモリセル毎に変動しており、半導体記
憶装置のデータ保持特性が劣化する可能性がある。例え
ば、図2に示したP形転送ゲート13の閾値電圧の絶対
値|Vth−φT |が設定値に対して低くなるように移動
した場合、VBLLは、Vss(GND)に近づく。これ
によりワード線WLが非活性の場合の設定値がVssであ
るため、メモリセルトランジスタのゲート−ソース間電
圧が設定値より高くなり、メモリセルトランジスタのカ
ット・オフ特性が劣化して、データがリークしセルデー
タの保持特性が低下する。
【0128】さらに、メモリセルトランジスタの閾値電
圧Vth(cell)が低下した場合においても、VBLLが一
定のため、メモリセルトランジスタのカット・オフ特性
が劣化し、セルデータの保持特性が低下する可能性があ
る。
【0129】そこで本実施形態では、P形転送ゲート並
びにメモリセルトランジスタの閾値電圧の変動を検知
し、P形転送ゲートを活性化させる直流電圧を自己整合
的に補正する定電圧発生回路を設ける。
【0130】本実施形態の構成において、2つのメモリ
セルアレイ部82,83が1つのセンスアンプ部81を
共用し、メモリセルアレイ部82は、P形トランジスタ
からなるP形転送ゲート84,85を通してセンスアン
プ部81に接続され、同様にメモリセルアレイ部83
は、P形転送ゲート86,87を通してセンスアンプ部
81に接続される。さらにP形転送ゲート84,85と
センスアンプ81との間には、ビット線イコライザ部8
8とカラムセレクタ部89が介在して設けられている。
【0131】これらのP形転送ゲート84,85のゲー
ト電極に接続される転送ゲート制御線( φTn) 90に
は、後述する所定の直流電圧の駆動用電圧を供給する、
N形トランジスタ及びP形トランジスタ対からなるP形
転送ゲート駆動回路92が設けられる。同様に、P形転
送ゲート86,87に接続される転送ゲート制御線( φ
Tp) 91には、P形転送ゲート駆動回路92と同じ構成
のP形転送ゲート駆動回路93が設けられる。さらに、
これらのP形転送ゲート駆動回路92,93には、出力
する駆動電圧の基準となる信号VISOを供給するP形
転送ゲート駆動用定電圧発生回路94が設けられる。こ
の信号VISOは、P形転送ゲート並びにセルトランジ
スタの閾値変動を追従して自己整合的に変動する信号で
ある。
【0132】このメモリセルアレイ部82は、ロウ方向
にワード線WL0(R),WL1(R)、カラム方向にビット線
対BL(RArray),BL(RArray)Bar が接続され、メモリ
セルアレイ部83も同様に、ワード線WL0(L),WL1
(L)及び、ビット線BL(LArray),BL(LArray)Bar が
接続される。
【0133】また、センスアンプ部81は、P形トラン
ジスタ対からなるP形センスアンプ及びN形トランジス
タ対からなるN形センスアンプにより構成され、P形セ
ンスアンプのビット線対BL(p-S/A) ,BL(p-S/A)Bar
にP形転送ゲート84,85が接続され、さらにN形セ
ンスアンプのビット線対BL(n-S/A) ,BL(n-S/A)Bar
にP形転送ゲート86,87が接続される。
【0134】そして、カラム選択ゲート88は、DQ線
対(DQ,DQBar )に接続し、カラムアドレスにより
選択されたビット線対のデータを外部出カする。ビット
線イコライズ回路89は、VBL配線に接続し、ビット
線対をビット線振幅の1/2電圧(VBL)にプリチャ
ージする。
【0135】それぞれのP形転送ゲート84,85,8
6,87には、P形転送ゲート駆動回路92,93から
の駆動信号が印加される。RASBar プリチャージ期間
中は、このP形転送ゲートのゲート電極入力信号は低レ
ベルに保持され、一方、RASBar アクティブ中は活性
化メモリセルアレイの反対側のみ高レベルに遷移するこ
とで、左右何れかのメモリセルアレイを選択的にセンス
アンプ系に接続する。なお、P形転送ゲート81の駆動
電圧は、電源電圧(Vcc)とP形転送ゲート駆動用電圧
発生回路94が出カするVlSO*信号で決定される。
【0136】このように構成された半導体記憶装置にお
いて、センス/リストア動作時のビット線電圧波形とタ
イミングを示した図15のタイミングチャートを参照し
て説明する。
【0137】まず、RASBar が、HレベルからLレベ
ルに遷移し、RASアクティブ状態に入ると、ビット線
イコライズ制御信号EQLが、Lレベルとなる。ビット
線は、フローティング状態になると同時に、活性化メモ
リセルアレイ部の反対側のP形転送ゲート84,85の
信号φTR がHレベルとなり、メモリセルアレイ部82
がセンスアンプ系回路から切り放される。
【0138】次に、外部アドレスにより選択されたワー
ド線WL0 が立ち上がり、メモリセルアレイ部83から
保持しているデータがビット線BL(LArray),BL(LAr
ray)Bar に読み出される。
【0139】このようなワード線WL0 の活性化に続い
て、センスアンプ活性化信号SANBar 、SAPが駆動
されて、センス動作が開始される。
【0140】この時、センスアンプ81が接続されたビ
ット線は、電源電圧並ぴに接地電圧まで駆動されるが、
メモリセルが接続されたビット線はP形転送ゲート閾値
落ちの為、その低レベルは、 VISO*+|Vth_ ISO| にリミットされることになる。Vth_ ISOは、P形転
送ゲートの閾値電圧である。この時、P形転送ゲート並
びにセルトランジスタの閾値変動を追従して、P形転送
ゲート駆動用定電圧発生回路94は、その出カ電圧Vl
SO*が自己整合的に変動するように動作する。
【0141】そしてRASが再び、Hレベルヘ遷移し
て、RASプリチャージ状態になると、ワード線が非避
択状態に戻る。
【0142】これに続いて、イコラズ制御信号であるE
QLが”H”ヘ、非活性となっているP形転送ゲート8
4,85のゲート信号φTR が、Lレベルへ遷移して動
作が完了する。
【0143】また、図14に示されたP形MOSトラン
ジスタ84〜87、及びP形センスアンプは、同じウエ
ル内で形成することが可能である。従って、P形MOS
トランジスタ84〜87を付加しても大幅な平面積の増
大にはならない。
【0144】また、本実施形態では、閾値上げを積極的
に利用するため、制御信号φTL ,φTR には、昇圧し
た電圧を用いる必要はなく、通常の電源電圧を利用する
ことができる。
【0145】次に、図16には、前述したP形転送ゲー
ト駆動用定電圧発生回路94の構成例を示し説明する。
【0146】このP形転送ゲート駆動用定電圧発生回路
94は、P形転送ゲート及びメモリセルのセルトランジ
スタの閾値変動を補償する閾値変動補償回路95と、閾
値変動補償回路95からの出力信号(VlS0)の電流
供給能カの改善する電流ブースター回路96とで構成さ
れる。
【0147】このような構成により、予め設定された基
準電圧信号(VREF)が閾値変動補償回路95に入カ
され、出カ信号VISOが出力される。次にこの出力信
号VISOは、電流ブースター回路96に入力されて大
電流化され、駆動用定電圧信号(VlS0*)としてP
形転送ゲート84,85,86,87に供給する。
【0148】この電流ブースター回路96の出カ信号V
ISOに対する電流供給能カの改善は、図15に示した
P形転送ゲート駆動回路92,93と、P形転送ゲート
駆動用定電圧発生回路94を接続する信号線95には、
P形転送ゲート駆動回路92,93からP形転送ゲート
のキャパシタンスを主成分とする比較的大きな負荷電流
が流入するため、P形転送ゲート駆動用定電圧発生回路
の内部インピーダンスを小さくすることが、出力信号と
なる駆動用定電圧信号の安定化に必要なためである。
【0149】次に、図17には、図16に示した閾値変
動補償回路95の構成例を示す。
【0150】この閾値変動補償回路95は、メモリセル
トランジスタの閾値(Vth(cell))とP形転送ゲートの
閾値(Vth-ISO)をそれぞれ補償するための2つの閾値
変動補償回路97,98により構成される。これらの補
償の順序は、どちらの閾値から補償を先に行ってもよ
い。
【0151】次に図18には、前述したP形転送ゲート
駆動用定電圧発生回路94及びP形転送ゲート駆動回路
92,93の具体的な構成例を示し説明する。
【0152】このP形転送ゲート駆動用定電圧発生回路
94は、メモリセルトランジスタの閾値(Vth(cell))
の変動を補償するメモリセル閾値変動補償回路97及び
P形転送ゲートの閾値変動を補償する転送ゲート閾値変
動補償回路回路98とで構成される閾値変動補償回路9
5と、電流ブースター回路96とで構成され、その出カ
電圧(VlS0*)は、P形転送ゲート駆動回路92,
93の各トランジスタのソース電極に入力するように接
続される。
【0153】このメモリセル閾値変動補償回路97は、
補償すべきメモリセルのトランジスタと同一回路寸法並
びに同一のプロセス条件で製造され、ダイオード接続し
てノードN1に接続されるモニタ用トランジスタ101
と、このモニタトランジスタの閾値電圧を得るための定
電流回路102と、入力される基準電圧VREFと出力
信号をフィードバックして比較する差動アンプ103
と、この差動アンプ103からの出カ信号により駆動す
るドライバトランジスタ104とで構成される。また、
転送ゲート閾値変動補償回路回路98は、補償すべき転
送ゲートのトランジスタと同一回路寸法並びに同一のプ
ロセス条件で製造され、ダイオード接続してノードN2
に接続されるモニタ用トランジスタ105と、このモニ
タトランジスタの閾値電圧を得るための定電流回路10
6と、入力される基準電圧VBLLと定電流回路106
の出力信号を比較する差動アンプ107と、この差動ア
ンプ107からの出カ信号により駆動するドライバトラ
ンジスタ108とで構成される。
【0154】そして電流ブースター回路96は、差動ア
ンプ109とドライバトランジスタ110、及び帰還抵
抗R1で構成される一般的な回路構成であり、その出カ
電圧VlSO*は、VlSOと同一電圧であるが、電流
供給能力が改善された信号を出力する。
【0155】このように構成されたP形転送ゲート駆動
用定電圧発生回路94の動作について説明する。
【0156】メモリセル閾値変動補償回路97におい
て、差動アンプ103は、入力基準電圧VREFに基づ
いて、図中に示すノードN1の電圧がVREFとなるよ
うに、ドライバトランジスタ104のゲート電圧を制御
する。
【0157】さらにこのトランジスタ101から出力さ
れた出カ電圧(VBLL)は、 VBLL=VREF−Vth_cell となる。ここで、Vth_cell は、定電流回路102で決
走される電流を流した場合のセルトランジスタの閾値電
圧に相当する。換言すれば、Vth_cell の決定には、定
電流回路102が供給する電流値を適切に設定すること
が必要になる。前記式により示したVBLLのように、
メモリセル閾値変動補償回路97が出力する出力電圧V
BLLは、Vth_cell の変動に対して、自己整合的に変
動する。
【0158】このVBLLが、メモリセル側のビット線
の低レベル電圧の典形値に相当するように入力電圧であ
るVREF値を決定することで、メモリセルトランジス
タの閾値変動が補償可能となる。
【0159】例えば、Vth_cell が低電圧側に変動した
場合、出力される電圧VBLLは高くなり、その結果、
待機状態にあるメモリセルトランジスタのカット・オフ
特性が改善される。
【0160】一方、P形転送ゲートの閾値変動補償回路
98は、前段のメモリセル閾値変動補償回路97が出力
した電圧VBLLが入力され、差動アンプ107は、ノ
ードN2がVBLLと同一電圧となるようにドライバト
ランジスタ105のゲート電極を制御する。
【0161】、そのため定電流源106に接続され、P
形転送ゲートのVthのモニタするドライバトランジスタ
105の出力電圧は、 VlSO=VBLL−|Vth_ lSO| となる。この場合も、|Vth_ISO|は、定電流源10
6で決定される電流値を流した場合のP形転送ゲートト
ランジスタの閾値電圧に相当し、この値の変動に連動し
て、VlSO電圧も自己整合的に変動する。
【0162】例えば、P形転送ゲートの閾値電圧の絶対
値が小さくなれば、VlSOも自己整合的に高くなり、
その結果、セル側ビット線の電圧を一定に保時するよう
に動作する。
【0163】このように、補償すべき2つのトランジス
タと同一の回路寸法並ぴに製造プロセス条件で生成され
る閾値変動モニタ用トランジスタを内蔵した補償回路を
それぞれ独立して構成し、これらを直列に接続すること
で、それぞれの閾値変動に連動して、生成される出力電
圧を自己整合的に補正する高精度の閾値変動補償回路が
実現できる。
【0164】そして閾値変動補償回路95の出カは、次
段の電流プースタ回路96に入力される。この電流プー
スタ回路96により、入力されたVlSOと同一電圧で
電流供給能力が改善された出カ電圧VlSO*が、P形
転送ゲートに出力される。
【0165】前述した出力電圧VlSO*の出力インピ
ーダンスを低くすることが、P形転送ゲート駆動用定電
圧発生回路94の安定化に繋がることから、ドライバト
ランジスタ110は、比較的大きなゲート幅を持つトラ
ンジスタで構成されるのが一般的である。
【0166】この様に構成されたP形転送ゲート駆動用
定電圧発生回路94によれば、メモリセルトランジスタ
の閾値変動及び、P形転送ゲートの閾値変動に対して、
自己整合的に補正が可能であり、且つ出カインピーダン
スが小さく安定した定電圧の出力信号を得ることが可能
となる。その結果、メモリセルのデータ保持特性を劣化
させない高性能なDRAMが実現可能となる。
【0167】以上詳述したように本実施形態により、セ
ンスアンプ部のビット線振幅をメモリセルアレイ部のビ
ット線振幅よりも大きくすることで、さらに、センスア
ンプ部のビット線のプリチャージ電圧とメモリセルアレ
イ部のビット線のプリチャージ電圧を異なる電圧とする
ことで、高速なセンス動作、センスマージンの拡大が実
現できる。また、今後予想される低電源電圧化に際して
も、従来よりも低い電源電圧でも確実なセンス動作が可
能となる。
【0168】またメモリセルアレイ部のビット線とセン
スアンプ部のビット線をP形転送ゲートを介して接続す
る構成により、特別な回路を付加させることなく、従来
の構成をわずかに変更するだけで、センスアンプ部の大
きなビット線振幅をメモリセルアレイ部の小さなビット
線振幅に変換するが可能となる。
【0169】また、P形センスアンプとN形センスアン
プをそれぞれN形転送ゲート、P形転送ゲートで分離し
て配置することで、特別な回路を付加することなく、セ
ンスアンプ部での大きなビット線電圧振幅をメモリセル
アレイ部での小さなビット線振幅に変換することが可能
となる。
【0170】また、メモリセルが接続されるビット線と
センスアンプが接続されるビット線の間にPMOSの転
送ゲートが挿入され、かつこのPMOSトランジスタの
しきい値落ちを利用して、メモリセル側ビット線の低レ
ベル電圧をセンスアンプ側ビット線の低レベル電圧より
高くした事を特徴とするコア回路において、P形転送ゲ
ート及びメモリセルトランジスタの閾値電圧変動を検知
し、前記P形転送ゲートの駆動電圧の低レベル側の電圧
を自己整合的に補正する。さらにP形転送ゲート及びメ
モリセルトランジスタの閾値電圧の変動に対しても、メ
モリセルのデータ保持特性の劣化を回避することが可能
となり、その結果、低電圧動作可能で且つ高性能なDR
AMが実現できる。
【0171】尚、本発明は前述した各実施形態に限定さ
れるものではなく、要旨を逸脱しない範囲で、種々に変
形して実施することができる。
【0172】また、本実施形態では、DRAMを中心と
して説明したが、本発明はメモリセル情報を検知・増幅
するビット線センスアンプが接続されるビット線とメモ
リセルが接続されるビット線との間にPMOS転送ゲー
トを挿入し、このゲートの閾値落ち(Vth落ち)を利用
した構成を持つPROM等、他のメモリにおいても適応
可能である。
【0173】次に図19は、本発明による第10の実施
形態に係る半導体記憶装置におけるビット線イコライズ
回路の等価回路を示し、ビット線イコライズ回路を全て
P形トランジスタで形成したものである。
【0174】本実施形態は、P形トランジスタ111か
らなるイコライズ回路SHRTと、P形トランジスタ1
12,113からなるプリチャージ回路PRCHにより
構成される。またそれぞれの信号線は、“BL”はビッ
ト線を、“bBL”はBLと対を成すビット線を、“B
L-pair ”はビット線対を、“EQL”はビット線イコ
ライザ制御信号線を、“VBL”はプリチャージ電位供
給線を示す。
【0175】このイコライズ回路SHRTを構成するP
形トランジスタ111のドレイン電極は、BLに接続さ
れ、ソース電極はbBLに接続され、ゲート電極はEQ
Lに接続される。またプリチャージ回路PRCHを構成
するP形トランジスタ112及び113のそれぞれのド
レイン電極は、それぞれビット線対BLとbBLに接続
され、それぞれのソース電極はVBLに接続される。
【0176】次に、本実施形態のビット線イコライズ回
路の動作を説明する。
【0177】ビット線イコライザ制御信号線EQLの電
位がHigh レベル(一般的にはVcc)である時には、ビ
ット線イコライズ回路は、不活性の状態にある。
【0178】メモリセルへの情報の書き込み若しくは、
再書き込みが行われた後、EQLの電位がLowレベル
(一般的にはVss)にされ、ビット線イコライズ回路が
活性化される。ビット線イコライズ回路が活性化される
直前に、ビット線BLの電位がVcc、bBLの電位がV
ssになっていたと仮定すると、P形トランジスタ111
によってビット線対BLとbBLは短絡されるため、理
想的にはビット線対BLとbBLの電位はそれぞれ(V
cc十Vss)/2となる。
【0179】これは、一般的なプリチャージ電位である
Vcc/2に等しい。ビット線対BLとbBLの電位がそ
れぞれVcc、Vssとなっていない場合や、製造プロセス
のばらつきなどの原因によって、ビット線対BLとbB
Lの容量に差がある場合などには、P形トランジスタ1
11のみでは、ビット線対BLとbBLの電位は、プリ
チャージ電位とはならないため、プリチャージ用トラン
ジスタ112及び113によってビット線対BLとbB
Lの電位をプリチャージ電位にすることになる。
【0180】また、プリチャージ電位をVcc/2として
いない場合にも同様である。ビット線イコライズ終了
後、EQLの電位はHigh レベルに戻される。また、こ
れに加えて、本実施形態のプリチャージ回路PRCH
は、P形トランジスタで構成されているため、トランジ
スタ112と113が電流制限回路の役目をも果たすこ
ととなる。
【0181】以上のように本実施形態では、プリチャー
ジ回路PRCHが全てP形トランジスタで構成されてい
る。従って、プリチャージ電位供給線VBLとプリチャ
ージ回路PRCHのと間に電流制限回路を別途設置する
必要がない。
【0182】本実施形態は、ビット線イコライズ回路を
例として説明したが、勿論センスアンプ駆動線イコライ
ズ回路や、データ線イコライズ回路においても同様に実
施することができる。
【0183】次に図20は、本発明による第11の実施
形態に係るビット線イコライズ回路の等価回路を示し、
カラムリダンダンシによる救済単位毎に、プリチャージ
電位供給線VBLとプリチャージ回路PRCHの接続を
設けた構成例である。
【0184】前述した第10の実施形態の構成では1ビ
ット線対であったが、本実施形態の構成では、カラムリ
ダンダンシの救済単位が2ビット線対と仮定して、2つ
のビット線対毎にプリチャージ電位供給線VBLとプリ
チャージ回路PRCHの接続を行っている。またカラム
リダンダンシの救済単位が本実施形態と異なる場合にお
いても同様に実施することができる。即ち、ビット線対
BLが3ビット線対の場合は、カラムリダンダンシの救
済単位を3ビット線対として、プリチャージ電位供給線
VBLとプリチャージ回路PRCHの接続を設ける。
【0185】次に、図21は、本発明による第12の実
施形態に係るビット線イコライズ回路の等価回路を示
し、プリチャージ電位供給線VBLとプリチャージ回路
PRCHとの間に電流制限回路を設けた構成例である。
【0186】このビット線イコライズ回路は、P形トラ
ンジスタ117で構成される電流制限回路LMTが、プ
リチャージ回路PRCHのP形トランジスタ112,1
13のそれぞれのソース電極に接続され、また、“VL
MT”は、電流制限回路制御線を示している。
【0187】この構成において、電流制限回路LMT
(P形トランジスタ117)を流れることのできる最大
電流は、電流制限回路制御線VLMTにより印加される
信号によりP形トランジスタ117を駆動することによ
り制御することが可能である。本実施形態では、ビット
線イコライズ回路を例として説明したが、センスアンプ
駆動線イコライズ回路や、データ線イコライズ回路にお
いても同様に用いることができる。
【0188】次に図22は、本発明による第13の実施
形態に係るビット線イコライズ回路の等価回路を示し、
カラムリダンダンシによる救済単位毎にP形トランジス
タ117からなる電流制限回路を設けた構成例である。
この電流制限回路をカラムリダンダンシの救済単位毎に
共有することで、電流制限回路の設置面積が削減可能と
なる。
【0189】この構成では、カラムリダンダンシの救済
単位が2ビット線対と仮定して、2つのビット線対毎に
プリチャージ電位供給線VBLとプリチャージ回路PR
CHの接続を行っているが、カラムリダンダンシの救済
単位が本実施形態と異なる場合にも同様に実施できる。
【0190】次に図23は、本発明による第14の実施
形態に係るビット線イコライズ回路の等価回路を示し、
イコライズ回路SHRTをN形トランジスタ119で構
成し、プリチャージ回路PRCHをP形トランジスタ1
12,113で構成した例である。
【0191】一般的には、再書き込み/書き込み後のビ
ット線BLの電位がVcc、ビット線bBLの電位がVs
s、VBLの電位がVcc/2と設定されることが多い。
この場合、ビット線のイコライズ動作時には、イコライ
ズ回路SHRTには大きな電流を流す必要があるが、プ
リチャージ回路PRCHはイコライズ時のビット線電位
の補正が主な役目であるので、さほど大きな電流を流す
必要がない。ここで、一般的には、同一のチャネル幅を
もつN形トランジスタとP形トランジスタでは、N形ト
ランジスタの方が電流駆動能力が大きい。
【0192】そこで、本実施形態では、大きな電流を流
す必要のあるイコライズ回路SHRTは、N形トランジ
スタ119で構成した。また、プリチャージ回路PRC
HをP形トランジスタ112,113で構成することに
より、プリチャージ回路PRCHに電流制限回路の機能
を加えることが可能であるため、本実施形態ではプリチ
ャージ回路PRCHをP形トランジスタで構成した。
【0193】本実施形態は、ビット線イコライズ回路の
例であったが、センスアンプ駆動線イコライズ回路や、
データ線イコライズ回路においても同様に実施すること
ができる。
【0194】次に図24は、本発明による第15の実施
形態に係るビット線イコライズ回路の等価回路を示し、
カラムリダンダンシによる救済単位毎にプリチャージ電
位供給線VBLとプリチャージ回路PRCHを接続した
構成例である。
【0195】この構成では、カラムリダンダンシの救済
単位が2ビット線対と仮定して2つのビット線対毎にプ
リチャージ電位供給線VBLとプリチャージ回路PRC
Hの接続を行っているが、カラムリダンダンシの救済単
位が本実施形態と異なる場合にも同様に実施することが
できる。
【0196】図25は、本発明による第16の実施形態
に係るビット線イコライズ回路の等価回路を示し、プリ
チャージ電位供給線VBLとプリチャージ回路PRCH
との間に電流制限回路LMTを設けた構成例である。
【0197】この電流制限回路LMTは、P形トランジ
スタ117で構成され、このトランジスタ117を流れ
ることのできる最大電流は、電流制限回路制御線VLM
Tで制御することが可能である。
【0198】本実施形態は、ビット線イコライズ回路の
例について説明したが、センスアンプ駆動線イコライズ
回路や、データ線イコライズ回路においても同様に実施
することができる。
【0199】図26は、本発明による第17の実施形態
に係るビット線イコライズ回路の等価回路を示し、カラ
ムリダンダンシによる救済単位毎に電流制限回路を設け
た例である。
【0200】この構成は、P形トランジスタ117から
なる電流制限回路LMTをカラムリダンダンシの救済単
位毎に共有させており、電流制限回路LMTの設置面積
が削減可能となる。本実施形態では、カラムリダンダン
シの救済単位が2ビット線対と仮定して、2つのビット
線対毎に、プリチャージ電位供給線VBLとプリチャー
ジ回路PRCHの接続を行っているが、カラムリダンダ
ンシの救済単位が本実施形態と異なる場合にも同様に実
施することができる。
【0201】以上説明したように、第10乃至第17の
実施形態によれば、ビット線やセンスアンプ駆動線など
のプリチャージ回路をP形トランジスタで構成すること
で、貫通電流を制限する電流制限回路の機能をプリチャ
ージ回路にもたせ、レイアウト面積の縮小が可能とな
る。
【0202】図27は、本発明による第18の実施形態
の係るダイナミック型RAM(DRAM)のブロック構
成を示す図である。前述した図1に示したDRAMの変
形例である。
【0203】この構成においては、図1の構成に比べ
て、ビット線イコライザ5は、P形転送ゲート3の反対
側(センスアンプ部2側)に配置され、また、センスア
ンプ部2は、カラムセレクタ4の反対側、つまり、新た
に配置されたビット線イコライザ5との間に配置され
る。さらにカラムデコーダ6は、カラムセレクタ4を制
御するように反対側に移動し、カラムセレクタ4に直接
接続する。
【0204】このような構成において、前述した図1に
示した構成のDRAMと同等の効果が得られる。
【0205】以上説明したように、第10乃至第18の
実施形態によれば、ビット線やセンスアンプ駆動線など
のプリチャージ回路をP形トランジスタで構成すること
で、貫通電流を制限する電流制限回路の機能をプリチャ
ージ回路にもたせ、レイアウト面積の縮小が可能とな
る。
【0206】尚、本発明は、以下の発明を含んでいる。
【0207】(1)データを電気的に記録、読み出し可
能なメモリセルが2次元的に配置され、前記各メモリセ
ルは、交差して配線される複数のビット線対と複数のワ
ード線とのそれぞれ1線に接続され形成されるメモリア
セルレイ部を有する半導体記憶装置において、前記各ビ
ット線に設けられるPMOSトランジスタからなる転送
ゲートと、前記転送ゲートを介して、前記メモリセルに
記憶されるデータの検知及び増幅を行うセンスアンプ部
とを具備し、前記メモリセルアレイ部に接続されるビッ
ト線に印加される信号の低電位側の電圧振幅が、前記セ
ンスアンプ部に接続されるビット線に印加される信号の
低圧側の電圧振幅とは、前記PMOSトランジスタの閾
値電圧分高くなることを特徴とする半導体記憶装置。
【0208】(2)データを電気的に記録、読み出し可
能なメモリセルが2次元的に配置され、前記各メモリセ
ルは、交差して配線される複数のビット線対と複数のワ
ード線とのそれぞれ1線に接続され形成されるメモリセ
ルアレイ部を有する半導体記憶装置において、前記各ビ
ット線に設けられるNMOSトランジスタからなる転送
ゲートと、前記転送ゲートを介して、前記メモリセルに
記憶されるデータの検知及び増幅を行うセンスアンプ部
とを具備し、前記メモリセルアレイ部に接続されるビッ
ト線に印加される信号の高電位側の電圧振幅が、前記セ
ンスアンプ部に接続されるビット線に印加される信号の
低圧側の電圧振幅とは、前記NMOSトランジスタの閾
値電圧分低くなることを特徴とする半導体記憶装置。
【0209】(3)データを電気的に記録、読み出し可
能なメモリセルが2次元的に配置され、前記各メモリセ
ルは、交差して配線される複数のビット線対と複数のワ
ード線とのそれぞれ1線に接続され形成される、複数の
メモリセルアレイ部を有する半導体記憶装置において、
前記メモリセルアレイ部間に、前記各ビット線に設けら
れるPMOSトランジスタからなる第1,第2の転送ゲ
ートと、前記第1,第2の転送ゲート間に設けられて共
有され、互いの前記メモリセルに記憶するデータの検知
及び増幅を行う1つのセンスアンプ部とを具備し、前記
メモリセルアレイ部に接続されるビット線に印加される
信号の高電位側の電圧振幅が、前記センスアンプ部に接
続されるビット線に印加される信号の低圧側の電圧振幅
とは、前記PMOSトランジスタの閾値電圧分低くなる
ことを特徴とする半導体記憶装置。
【0210】(4)データを電気的に記録、読み出し可
能なメモリセルが2次元的に配置され、前記各メモリセ
ルは交差して配線された複数のビット線対と複数のワー
ド線とのそれぞれ1線に接続され形成されるメモリセル
アレイ部を有し、各々の前記ビット線対に接続される転
送ゲートを介して、前記メモリセルに記憶されるデータ
の検知及び増幅を行うセンスアンプ部が設けられた半導
体記憶装置において、前記転送ゲートを駆動させる転送
ゲート駆動手段と、前記半導体記憶装置内に形成される
所定のトランジスタの閾値変動を検知し、予め定めた閾
値の相当する基準電位と比較し、その比較結果による増
減を前記転送ゲートにフィードバック制御し、転送ゲー
トが出力する駆動用出力を補償制御する手段とを備える
ことを特徴とする半導体記憶装置。
【0211】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、セ
ンスアンプ部のビット線振幅をメモリセルアレイ部のビ
ット線振幅よりも大きくし、センスアンプ部のビット線
のプリチャージ電圧とメモリセルアレイ部のビット線の
プリチャージ電圧を異なる電圧にして、高速なセンス動
作及びセンスマージンの拡大が実現する半導体記憶装置
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したダイナミック型RAM(DR
AM)の概略的な構成を示す図である。
【図2】第1の実施形態による半導体記憶装置に係るセ
ンスアンプ及びメモリセルアレイの等価回路を示す図で
ある。
【図3】第1の実施形態におけるセンスアンプ部のビッ
ト線、メモリセルアレイ部のビット線及び、ワード線の
電圧波形を示す図である。
【図4】第2の実施形態の半導体記憶装置に係るセンス
アンプ及びメモリセルアレイの等価回路を示す図であ
る。
【図5】第3の実施形態におけるセンスアンプ部のビッ
ト線、メモリセルアレイ部のビット線及び、ワード線の
電圧波形を示す図である。
【図6】第4の実施形態の半導体記憶装置に係るセンス
アンプ及びメモリセルアレイの等価回路を示す図であ
る。
【図7】第4の実施形態におけるセンスアンプ部のビッ
ト線、メモリセルアレイ部のビット線及び、ワード線の
電圧波形を示す図である。
【図8】第5の実施形態におけるセンスアンプ部のビッ
ト線、メモリセルアレイ部のビット線及び、ワード線の
電圧波形を示す図である。
【図9】第6の実施形態の半導体記憶装置に係るセンス
アンプ及びメモリセルアレイの等価回路を示す図であ
る。
【図10】第6の実施形態におけるセンスアンプ部のビ
ット線、メモリセルアレイ部のビット線及び、ワード線
の電圧波形を示す図である。
【図11】第6の実施形態の半導体記憶装置の変形例の
等価回路を示す図である。
【図12】第7の実施形態におけるセンスアンプ部のビ
ット線、メモリセルアレイ部のビット線及び、ワード線
の電圧波形を示す図である。
【図13】第8の実施形態の半導体記憶装置に係るセン
スアンプ及びメモリセルアレイの等価回路を示す図であ
る。
【図14】第9の実施形態の半導体記憶装置に係るセン
スアンプ及びメモリセルアレイ等の等価回路を示す図で
ある。
【図15】第9の実施形態の半導体記憶装置の動作を説
明するためのタイミングチャートである。
【図16】図15に示したP形転送ゲート駆動用定電圧
発生回路の構成例を示すブロック図である。
【図17】図16に示した閾値変動補償回路の構成例を
示すブロック図である。
【図18】図15に示したP形転送ゲート駆動用定電圧
発生回路の具体的な構成例を示す図である。
【図19】第10の実施形態に係るビット線イコライズ
回路の構成例を示す図である。
【図20】第11の実施形態に係るビット線イコライズ
回路の構成例を示す図である。
【図21】第12の実施形態に係るビット線イコライズ
回路の構成例を示す図である。
【図22】第13の実施形態に係るビット線イコライズ
回路の構成例を示す図である。
【図23】第14の実施形態に係るビット線イコライズ
回路の構成例を示す図である。
【図24】第15の実施形態に係るビット線イコライズ
回路の構成例を示す図である。
【図25】第16の実施形態に係るビット線イコライズ
回路の構成例を示す図である。
【図26】第17の実施形態に係るビット線イコライズ
回路の構成例を示す図である。
【図27】本発明による第18の実施形態の係るダイナ
ミック型RAM(DRAM)のブロック構成を示す図で
ある。
【図28】従来のセンスアンプ部のビット線、メモリセ
ルアレイ部のビット線及び、ワード線の電圧波形を示す
図である。
【図29】従来のビット線イコライズ回路の構成例を示
す図である。
【図30】従来のビット線イコライズ回路において、ビ
ット線とワード線との間に短絡不良が発生した場合の電
流パスについて説明するための図である。
【図31】従来のビット線イコライズ回路に電流制限回
路を付加した構成例を示す図である。
【符号の説明】
1,11…メモリセルアレイ部 2,14…センスアンプ部 3,12,13…P形転送ゲート 4…ビット線カラム選択ゲート 5…イコライズ回路 6…カラムデコーダ 7…ロウデコーダ 15,16…メモリセル 17…N形センスアンプ 18…P形センスアンプ 92,93…P形転送ゲート駆動回路 94…P形転送ゲート駆動用定電圧発生回路 95…閾値変動補償回路 96…電流ブースター回路 97,98…閾値変動補償回路 BL(S/A) ,BL(S/A)Bar,BL(Array) ,BL(Arra
y)Bar…ビット線 SANBar …N形センスアンプ駆動線 SAP…P形センスアンプ駆動線 WL0 ,WL1 …ワード線 DQ, DQBar …DQ線対 EQL…イコライズ制御信号線

Claims (39)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データを電気的に記録、読み出し可能な
    メモリセルが複数配置され、前記各メモリセルが複数の
    対を成すビット線と複数のワード線とのそれぞれに接続
    されて構成されるメモリセルアレイ部を有し、各々の前
    記ビット線に転送ゲートを介して、前記メモリセルに記
    憶されるデータの検知及び増幅を行うセンスアンプ部が
    設けられた半導体記憶装置において、 前記メモリセルアレイ部に接続される前記ビット線に印
    加される信号の電圧振幅が、前記センスアンプ部に接続
    される前記ビット線に印加される信号の電圧振幅とは異
    なることを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 データを電気的に記録、読み出し可能な
    メモリセルが複数、配置され、前記各メモリセルは、複
    数の対を成すビット線と複数のワード線とのそれぞれに
    接続されて構成されるメモリセルアレイ部を有し、各々
    の前記ビット線に転送ゲートを介して、前記メモリセル
    に記憶されるデータの検知及び増幅を行うセンスアンプ
    部が設けられた半導体記憶装置において、 前記メモリセルアレイ部に接続される前記ビット線に印
    加される信号の電圧振幅が、前記センスアンプ部に接続
    される前記ビット線に印加される信号の電圧振幅と異な
    り、且つ、プリチャージ期間中に前記メモリセルアレイ
    部に接続されるビット線に印加されるプリチャージ電圧
    と前記センスアンプ部に接続される前記ビット線に印加
    されるプリチャージ信号電圧が異なることを特徴とする
    半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 前記センスアンプ部に接続される前記ビ
    ット線に印加される信号の電圧振幅は、前記メモリセル
    アレイ部に接続される前記ビット線に印加される信号の
    電圧振幅より大きく、且つ、前記センスアンプ部に接続
    されるビット線信号電圧の最小値が前記メモリセルアレ
    イ部に接続されるビット線信号電圧の最小値よりも小さ
    いことを特徴とする請求項1及び請求項2に記載の半導
    体記憶装置。
  4. 【請求項4】 前記センスアンプ部の前記ビット線信号
    電圧の最小値が、前記メモリセルアレイ部の前記ビット
    線信号電圧の最小値よりも、小さいことを特徴とする請
    求項3に記載の半導体記億装置。
  5. 【請求項5】 前記センスアンプ部の前記ビット線信号
    電圧の最小値が、前記メモリセルアレイ部の前記ビット
    線信号電圧の最小値よりも、少なくともP形トランジス
    タの閾値電圧以上に、小さいことを特徴とする請求項3
    に記載の半導体記憶装置。
  6. 【請求項6】 前記センスアンプ部の前記ビット線信号
    電圧の最大値が、前記メモリセルアレイ部の前記ビット
    線信号電圧の最大値よりも、少なくともN形トランジス
    タの閾値電圧以上に大きいことを特徴とする請求項5に
    記載の半導体記憶装置。
  7. 【請求項7】 前記センスアンプ部は、複数のN形トラ
    ンジスタからなるN形センスアンプと、複数のP形トラ
    ンジスタからなるP形センスアンプとで構成されて、 前記各N形、P形センスアンプが前記ビット線対に接続
    して設置され、 前記センスアンプ部のビット線対は、P形トランジスタ
    からなる転送ゲートを介して、メモリセルアレイ部のビ
    ット線対に接続されることを特徴とする請求項3及び請
    求項4に記載の半導体記億装置。
  8. 【請求項8】 前記センスアンプ部は、複数のN形トラ
    ンジスタからなるN形センスアンプ部と、複数のP形ト
    ランジスタからなるP形センスアンプ部とで構成され
    て、前記N,Pセンスアンプ部が前記ビット線対に接続
    して設置され、 前記センスアンプ部が接続する前記ビット線対に接続さ
    れ、前記N形センスアンプのセンス動作を制御するP形
    トランジスタからなる第1の転送ゲートと、 前記センスアンプ部が接続する前記ビット線対に接続さ
    れ、前記P形センスアンプのセンス動作を制御するN形
    トランジスタからなる第2の転送ゲートと、をさらに具
    備することを特徴とする請求項3及び請求項4に記載の
    半導体記億装置。
  9. 【請求項9】 前記センスアンプ部は、該センスアンプ
    部に接続するビット線対のうち一方のビット線の電圧
    を、予め定められた前記メモリセルアレイ部のビット線
    の低レベルの電圧よりも低い電圧にまでセンス動作する
    ことを特徴とする請求項7に記載の半導体記憶装置。
  10. 【請求項10】 前記P形センスアンプ部は、該P形セ
    ンスアンプ部に接続するビット線対のうち一方のビット
    線の電圧を、予め定められた前記メモリセルアレイ部の
    ビット線の高レベルの電圧よりも高い電圧にまでセンス
    動作することを特徴とする請求項9に記載の半導体記憶
    装置。
  11. 【請求項11】 前記センスアンプ部は、該センスアン
    プ部に接続するビット線対のうち一方のビット線の電圧
    を、予め定めた前記メモリセルアレイ部のビット線の低
    レベルの電圧よりも、前記転送ゲートの閾値電圧分さら
    に低い電圧にまでセンス動作することを特徴とする請求
    項9に記載の半導体記憶装置。
  12. 【請求項12】 前記N形センスアンプ部は、該N形セ
    ンスアンプ部に接続するビット線対のうちの一方のビッ
    ト線の電圧を、予め定めた前記メモリセルアレイ部のビ
    ット線の低レベルの電圧よりも、前記第1の転送ゲート
    の閾値電圧分さらに低い電圧にまでセンス動作し、 前記P形センスアンプ部は、該P形センスアンプ部に接
    続するビット線対のうちの一方のビット線の電圧を、予
    め定めた前記メモリセルアレイ部のビット線の高レベル
    の電圧よりも、前記第2の転送ゲートの閾値電圧分さら
    に高い電圧にまでセンス動作することを特徴とする請求
    項8に記載の半導体記憶装置。
  13. 【請求項13】 前記メモリセルアレイ部に接続するビ
    ット線対に設定されるプリチャージ電圧は、前記センス
    アンプ部に接続されるビット線に設定されるプリチャー
    ジ電圧と等しいことを特徴とする請求項5に記載の半導
    体記憶装置。
  14. 【請求項14】 前記メモリセルアレイ部に接続される
    ビット線のプリチャージ電圧は、前記メモリセルアレイ
    部に接続されるビット線で予め設定された高レベルの電
    圧と低レベルの電圧との範囲内にあり、 前記センスアンプ部に接続されるビット線のプリチャー
    ジ電圧は、前記センスアンプ部に接続されるビット線で
    予め設定された高レベルの電圧と低レベルの電圧との範
    囲内であることを特徴とする請求項5及び請求項6に記
    載の半導体記憶装置。
  15. 【請求項15】 前記メモリセルアレイ部のビット線の
    プリチャージ電圧は、前記メモリセルアレイ部に接続さ
    れたビット線で予め設定された高レベルの電圧と低レベ
    ルの電圧との範囲内にあり、 前記N形センスアンプ部及び前記P形センスアンプ部に
    接続されるビット線のブリチャージ電圧は、ワード線で
    予め定めた高レベルの電圧と接地電圧との範囲内にある
    ことを特徴とする請求項6に記載の半導体記憶装置。
  16. 【請求項16】 前記メモリセルアレイ部に接続される
    ビット線のプリチャージ電圧は、該メモリセルアレイ部
    に接続されるビット線で予め定めた高レベルの電圧と低
    レベルの電圧との範囲内にあり、前記N形センスアンプ
    部及び前記P形センスアンプ部に接続される各ビット線
    のプリチャージ電圧は、共に前記メモリセルアレイ部に
    接続されたビット線で予め定めた高レベルの電圧、若し
    くは低レベルの電圧に等しいことを特徴とする請求項5
    及び請求項6に記載の半導体記億装置。
  17. 【請求項17】 データを電気的に記録、読み出し可能
    なメモリセルが複数、配置され、前記各メモリセルは複
    数のビット線対と複数のワード線とのそれぞれ1線に接
    続され形成されるメモリセルアレイ部を有し、各々の前
    記ビット線対に接続される転送ゲートを介して、前記メ
    モリセルに記憶されるデータの検知及び増幅を行うセン
    スアンプ部が設けられた半導体記憶装置において、 前記転送ゲートは、PMOSトランジスタで構成される
    P形転送ゲートであり、該P形転送ゲートを導通状態に
    設定する際に、チップ内部で生成した変化可能な直流電
    圧を前記P形転送ゲートのゲート電極に供給し駆動する
    定電圧発生手段を具備することを特徴とする半導体記憶
    装置。
  18. 【請求項18】 前記定電圧発生手段は、 チップ内に集積される予め定めた複数のトランジスタの
    閾値変動を検知し、自己整合的に、前記閾値変動値に連
    動して変化し、変動補償が施された出力信号を生成する
    閾値変動補償手段と、 前記閾値変動補償手段が生成した出力信号を基準信号と
    して、前記P形転送ゲートを駆動させるP形転送ゲート
    駆動手段と、 を具備することを特徴とする請求項17に記載の半導体
    記憶装置。
  19. 【請求項19】 前記定電圧発生手段は、 前記予め定められたトランジスタのうち、少なくともの
    1つ以上のトランジスタの閾値変動を検知し、自己整合
    的に前記閾値変動値に連動して変化し、変動補償が施さ
    れた出力信号を生成する閾値変動補償手段と、 前記閾値変動補償手段が生成した出力信号を基準信号と
    して、前記P形転送ゲートを駆動させるP形転送ゲート
    駆動手段と、 を具備することを特徴とする請求項17に記載の半導体
    記憶装置。
  20. 【請求項20】 前記閾値変動補償手段は、 前記メモリセルに設けられたトランジスタ及び前記P形
    転送ゲートを構成するPMOSトランジスタのいずれか
    1つ、若しくは双方の閾値変動を検知し、その変動に対
    して、自己整合的に連動した出力信号を前記P形転送ゲ
    ート駆動手段に出力する閾値変動補償手段であることを
    特徴とする請求項19に記載の半導体記憶装置。
  21. 【請求項21】 前記定電圧発生手段は、 さらに、該定電圧発生手段の出力インピーダンスを小さ
    くするための電流ブースター手段を具備することを特徴
    とする請求項20に記載の半導体記憶装置。
  22. 【請求項22】 前記電流ブースター手段は、前記閾値
    変動補償回路の出カ側に接続される事を特徴とする請求
    項21に記載の半導体記憶装置。
  23. 【請求項23】 前記閾値変動補償手段は、 前記メモリセルに設けられたトランジスタ若しくは前記
    P形転送ゲートを構成するPMOSトランジスタのいず
    れかと同じ動作特性及び閾値を有する閾値モニタ用トラ
    ンジスタと、 前記閾値モニタ用トランジスタに一定電流が流れるよう
    に制御する定電流源と、 予め設定した基準信号と前記閾値モニタ用トランジスタ
    に流れる信号とを比較する差動増幅器と、 前記差動増幅器の出力信号により駆動され、前記閾値モ
    ニタ用トランジスタを駆動するドライブトランジスタ
    と、を具備することを特徴とする請求項20に記載の半
    導体記憶装置。
  24. 【請求項24】 データを電気的に記録、読み出し可能
    なメモリセルが複数配置され、相補線対がそれぞれのメ
    モリセルに接続され形成されるメモリセルアレイ部を有
    する半導体記憶装置において、 前記相補線対を成す第1の信号線と第2の信号線と、 前記第1の信号線と前記第2の信号線にそれぞれプリチ
    ャージ電位を供給するプリチャージ電位供給線と、 前記第1の信号線と前記第2の信号線との間に設置され
    たイコライズ回路と、 前記第1の信号線と前記プリチャージ電位供給線との間
    に設置された第1のプリチャージ回路と、 前記第2の信号線と前記プリチャージ電位供給線との間
    に設置された第2のプリチャージ回路と、を具備し、 前記第1のイコライズ回路を構成するトランジスタと、
    前記第1のプリチャージ回路を組成するトランジスタ
    と、前記第2のプリチャージ回路を構成するトランジス
    タのうち、少なくとも1つ以上がP形トランジスタから
    成ることを特徴とする半導体記憶装置。
  25. 【請求項25】 前記第1のプリチャージ回路を構成す
    るトランジスタと、前記第2のプリチャージ回路を構成
    するトランジスタがそれぞれP形トランジスタから成る
    ことを特徴とする請求項24に記載の半導体記憶装置。
  26. 【請求項26】 前記イコライズ回路を構成するトラン
    ジスタと、前記第1のプリチャージ回路を構成するトラ
    ンジスタと、前記第2のプリチャージ回路を構成するト
    ランジスタの全てが、P形トランジスタから成ることを
    特徴とする請求項24に記載の半導体記憶装置。
  27. 【請求項27】 前記相補線対において、 前記第1の信号線と前記第1の信号線とが共にビット線
    であることを特徴とする請求項24に記載の半導体記憶
    装置。
  28. 【請求項28】 前記相補線対において、 前記第1の信号線と前記第2の信号線とが前記メモリセ
    ルにデータを記録、読み出しを行うデータ線であること
    を特徴とする請求項24に記載の半導体記憶装置。
  29. 【請求項29】 前記第1のプリチャージ回路と、前記
    第1のプリチャージ電位供給線の間に第1の電流制限回
    路が設置され、 前記第2のプリチャージ回路と前記第1のプリチャージ
    電位供給線の間に第2の電流制限回路が設置されること
    を特徴とする請求項25及び請求項26に記載の半導体
    記憶装置。
  30. 【請求項30】 前記第1のプリチャージ回路の一端
    は、前記第1の信号線に接続され、前記第1のプリチャ
    ージ回路の他の一端は、第1の電流制限回路の一端に接
    続され、前記第2のプリチャージ回路の一端は前記第2
    の信号線に接続され、前記第2のプリチャージ回路の他
    の一端は、前記第1の電流制限回路の一端に接続され、
    前記第1の電流制限回路の他の一端は、前記第1のプリ
    チャージ電位供給線に接続されることを特徴とする請求
    項25及び請求項26に記載の半導体記憶装置。
  31. 【請求項31】 前記電流制限回路がP形トランジスタ
    から構成されることを特徴とする請求項29及び/又は
    請求項30に記載の半導体記憶装置。
  32. 【請求項32】 前記第1のプリチャージ回路と前記第
    2のプリチャージ回路と、前記第1の電流制限回路と前
    記第2の電流制限回路とが同一の素子領域中に設置され
    ることを特徴とする請求項29に記載の半導体記憶装
    置。
  33. 【請求項33】 前記第1のプリチャージ回路と前記第
    2のプリチャージ回路と、前記第1の電流制限回路とが
    同一の素子領域中に設置されることを特徴とする請求項
    30に記載の半導体記憶装置。
  34. 【請求項34】 前記第1のイコライズ回路と前記第1
    のプリチャージ回路と前記第2のプリチャージ回路と前
    記第1の電流制限回路とが同一の素子領域中に設置され
    ることを特徴とする請求項33に記載の半導体記憶装
    置。
  35. 【請求項35】 カラムリダンダンシの置き換え単位毎
    に、前記第1及び第2の電流制限回路が設置されること
    を特徴とする請求項32に記載の半導体記憶装置。
  36. 【請求項36】 カラムリダンダンシの置き換え単位毎
    に、前記第1の電流制限回路が設置されることを特徴と
    する請求項33に記載の半導体記憶装置。
  37. 【請求項37】 カラムリダンダンシの置き換え単位毎
    に、前記第1のプリチャージ回路と前記第2のプリチャ
    ージ回路と前記第1の電流制限回路と前記第2の電流制
    限回路とが同一の素子領域中に設置されることを特徴と
    する請求項35に記載の半導体記憶装置。
  38. 【請求項38】 カラムリダンダンシの置き換え単位毎
    に、前記第1のプリチャージ回路と前記第2のプリチャ
    ージ回路と前記第1の電流制限回路とが同一の素子領域
    中に設置されることを特徴とする請求項36に記載の半
    導体記憶装置。
  39. 【請求項39】 カラムリダンダンシの置き換え単位毎
    に、前記第1のイコライズ回路と前記第1のプリチャー
    ジ回路と前記第2のプリチャージ回路と前記第1の電流
    制限回路とが同一の素子領域中に設置されることを特徴
    とする請求項36に記載の半導体記憶装置。
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