JPH103114A - 使い捨て防水カメラ - Google Patents
使い捨て防水カメラInfo
- Publication number
- JPH103114A JPH103114A JP9076416A JP7641697A JPH103114A JP H103114 A JPH103114 A JP H103114A JP 9076416 A JP9076416 A JP 9076416A JP 7641697 A JP7641697 A JP 7641697A JP H103114 A JPH103114 A JP H103114A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- camera
- polymer material
- body shell
- waterproof
- shell
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03B—APPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
- G03B17/00—Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor
- G03B17/02—Bodies
- G03B17/08—Waterproof bodies or housings
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Structure And Mechanism Of Cameras (AREA)
- Camera Bodies And Camera Details Or Accessories (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 設計が簡単で、通常使用時に埃及び湿気から
保護され、水中で使用したとき信頼できる防水性を備え
た防水写真撮影用カメラを提供する。 【解決手段】 合体する第一及び第二のボディーシェル
1a,1bを有する防水使い捨てカメラ。シェルは、硬
質のポリマ材でできていて、フィルム送り装置、レン
ズ、フラッシュ・ユニット及びファインダ8を取り付け
ることができる。第一のシェルはカメラ前部を、第二の
シェルはカメラ後部を形成する。弾力性を持つポリマ材
からなる密閉手段2は、接合部を形成した少なくとも一
方のボディーシェルの縁部2a、及びカメラ本体の開口
部を形成した少なくとも一つの縁部に取り付けられる。
このポリマ材は多重部材射出成型プロセスにより取り付
けられ、ポリマ材より成るチェーン・ループ状材により
シェルに接続している。カメラは水に対して確実に密閉
され、製造コストが掛からず、構造が簡単である。
保護され、水中で使用したとき信頼できる防水性を備え
た防水写真撮影用カメラを提供する。 【解決手段】 合体する第一及び第二のボディーシェル
1a,1bを有する防水使い捨てカメラ。シェルは、硬
質のポリマ材でできていて、フィルム送り装置、レン
ズ、フラッシュ・ユニット及びファインダ8を取り付け
ることができる。第一のシェルはカメラ前部を、第二の
シェルはカメラ後部を形成する。弾力性を持つポリマ材
からなる密閉手段2は、接合部を形成した少なくとも一
方のボディーシェルの縁部2a、及びカメラ本体の開口
部を形成した少なくとも一つの縁部に取り付けられる。
このポリマ材は多重部材射出成型プロセスにより取り付
けられ、ポリマ材より成るチェーン・ループ状材により
シェルに接続している。カメラは水に対して確実に密閉
され、製造コストが掛からず、構造が簡単である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カメラに関し、特
にフィルム送り装置、レンズ、フラッシュ・ユニットお
よびファインダを収容するために、一緒に合体すること
ができる硬質ポリマ材で作られた第一および第二のボデ
ィーシェルを持つ防水カメラに関するものである。
にフィルム送り装置、レンズ、フラッシュ・ユニットお
よびファインダを収容するために、一緒に合体すること
ができる硬質ポリマ材で作られた第一および第二のボデ
ィーシェルを持つ防水カメラに関するものである。
【0002】
【従来の技術、及び、発明が解決しようとする課題】
砂、湿気等のような、外部の影響または水に対して密閉
されているカメラは周知である。US4 882 60
0、DE28 23 607、DE31 12875お
よびDE42 12 845は、この種のタイプのカメ
ラを開示しているが、その中のあるものは防水カメラで
ある。防水タイプではないが、砂および湿気に対して密
閉されているカメラが、DE−A1−44 14 85
4に開示されている。
砂、湿気等のような、外部の影響または水に対して密閉
されているカメラは周知である。US4 882 60
0、DE28 23 607、DE31 12875お
よびDE42 12 845は、この種のタイプのカメ
ラを開示しているが、その中のあるものは防水カメラで
ある。防水タイプではないが、砂および湿気に対して密
閉されているカメラが、DE−A1−44 14 85
4に開示されている。
【0003】カメラ本体を組み立てた場合にできる接合
部は、上記の影響を避けるために、例えば、Oリング、
保護カバー・タイプのゴム材、密封材等のような別の弾
力性を持つ密閉材によりほぼ密閉状態になる。
部は、上記の影響を避けるために、例えば、Oリング、
保護カバー・タイプのゴム材、密封材等のような別の弾
力性を持つ密閉材によりほぼ密閉状態になる。
【0004】DE31 12 875は、充填材がカメ
ラび外部の固定部材の間に形成された接合部に、密閉部
材として設置されている密閉構造を持つ防水カメラを開
示している。上記充填材は、塗布する前は液状である
が、上記場所に塗布すると硬化する。
ラび外部の固定部材の間に形成された接合部に、密閉部
材として設置されている密閉構造を持つ防水カメラを開
示している。上記充填材は、塗布する前は液状である
が、上記場所に塗布すると硬化する。
【0005】さらに、DE42 12 845は、後部
壁部に開口部を持ち、ヒンジにより開閉し、その周囲の
密閉材によってカメラ本体を密閉する防水カメラを開示
している。ファインダ用の調整装置を密閉するために使
用されている別の密閉材は、カメラの後部の可動壁部に
取り付けられていて、カメラ本体と密閉状態で接触して
いる。
壁部に開口部を持ち、ヒンジにより開閉し、その周囲の
密閉材によってカメラ本体を密閉する防水カメラを開示
している。ファインダ用の調整装置を密閉するために使
用されている別の密閉材は、カメラの後部の可動壁部に
取り付けられていて、カメラ本体と密閉状態で接触して
いる。
【0006】この種のタイプの構造の特徴は、先ず最初
に個々の部品を組み立てなければならないということ
で、そのため防水カメラの製造には時間と、材料とコス
トが重要な問題となる。
に個々の部品を組み立てなければならないということ
で、そのため防水カメラの製造には時間と、材料とコス
トが重要な問題となる。
【0007】カメラの場合には、継ぎ目のない本体を使
用すれば防水にすることができる。しかし、この場合に
は、カメラからフィルムを取り出すのが非常に面倒であ
る。何故なら、先ず第一に、外側の本体を開けてから、
カメラを取り外さなければならないからである。そうし
なければ、通常ボール紙でできているカメラの周囲の囲
いを開け、フィルムを取り出すことができない。
用すれば防水にすることができる。しかし、この場合に
は、カメラからフィルムを取り出すのが非常に面倒であ
る。何故なら、先ず第一に、外側の本体を開けてから、
カメラを取り外さなければならないからである。そうし
なければ、通常ボール紙でできているカメラの周囲の囲
いを開け、フィルムを取り出すことができない。
【0008】湿気、砂およびほこりから密閉されてい
て、通常の状態で取り扱うことができるカメラを製造す
るには、簡単な手段で十分である。しかし、そのような
カメラを防水にするには、すなわち、水の中でも使用で
きるようにするには、組立および製造にかなりの時間
と、材料とコストが掛かる。
て、通常の状態で取り扱うことができるカメラを製造す
るには、簡単な手段で十分である。しかし、そのような
カメラを防水にするには、すなわち、水の中でも使用で
きるようにするには、組立および製造にかなりの時間
と、材料とコストが掛かる。
【0009】それ故、設計が簡単で、通常の使用時にほ
こりおよび湿気から保護され、水中で使用したとき信頼
できる防水性を持っている防水写真撮影用カメラを供給
することが望ましい。フィルムを撮影した後、フィルム
および電池を簡単に取り出すことができ、また使用済み
のカメラ本体のリサイクルにも費用が掛からないような
カメラを提供することも望ましいことである。
こりおよび湿気から保護され、水中で使用したとき信頼
できる防水性を持っている防水写真撮影用カメラを供給
することが望ましい。フィルムを撮影した後、フィルム
および電池を簡単に取り出すことができ、また使用済み
のカメラ本体のリサイクルにも費用が掛からないような
カメラを提供することも望ましいことである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明については、特許
請求の範囲に定義してある。広い意味でいえば、本発明
は、一緒に合体する第一および第二のボディーシェルを
持つ使い捨て防水カメラを提供する。ボディーシェル
は、硬質のポリマ材でできていて、フィルム送り装置、
レンズ、フラッシュ・ユニットおよびファインダを取り
付けることができる。第一のボディーシェルは、カメラ
の前部を形成し、第二のボディーシェルはカメラの後部
を形成する。弾力性を持つポリマ材からなる密閉手段
は、接合部を形成している少なくとも一方のボディーシ
ェルの縁部、およびカメラ本体の開口部を形成している
少なくとも一つの縁部に取り付けられている。弾力性を
持つポリマ材は、多重部材射出成型プロセスにより取り
付けられ、ポリマ材でできているチェーン・ループ状材
(分子状の絡み)により、ボディーシェルに接続してい
る。その結果、カメラは水に対して確実に密閉される
が、コストは掛からず、製造も簡単である。簡単にリサ
イクルできるように、ボディーシェルはポリマ材を分離
しないで、周知の装置により簡単に粉砕することがで
き、その結果できた粉砕された混合材料は、新しいカメ
ラの部品を製造するための原料として使用することがで
きる。
請求の範囲に定義してある。広い意味でいえば、本発明
は、一緒に合体する第一および第二のボディーシェルを
持つ使い捨て防水カメラを提供する。ボディーシェル
は、硬質のポリマ材でできていて、フィルム送り装置、
レンズ、フラッシュ・ユニットおよびファインダを取り
付けることができる。第一のボディーシェルは、カメラ
の前部を形成し、第二のボディーシェルはカメラの後部
を形成する。弾力性を持つポリマ材からなる密閉手段
は、接合部を形成している少なくとも一方のボディーシ
ェルの縁部、およびカメラ本体の開口部を形成している
少なくとも一つの縁部に取り付けられている。弾力性を
持つポリマ材は、多重部材射出成型プロセスにより取り
付けられ、ポリマ材でできているチェーン・ループ状材
(分子状の絡み)により、ボディーシェルに接続してい
る。その結果、カメラは水に対して確実に密閉される
が、コストは掛からず、製造も簡単である。簡単にリサ
イクルできるように、ボディーシェルはポリマ材を分離
しないで、周知の装置により簡単に粉砕することがで
き、その結果できた粉砕された混合材料は、新しいカメ
ラの部品を製造するための原料として使用することがで
きる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の上記および他の特徴およ
び目的、およびそれらを実行するための方法は、添付の
図面を参照しながら、本発明の実施形態の以下の説明を
読めば、さらに明らかになり、本発明をさらによく理解
できる。図1は、本発明のカメラ本体の分解図;図2
は、本発明の他の実施形態の分解図;図3は、上記カメ
ラの背面図;図4は、開いたカメラ本体の図3のI−I
線に沿ったカメラ本体の接合部の断面図;図5は、閉じ
た状態の防水カメラ本体の図3のI−I線に沿ったカメ
ラ本体の接合部の断面図;図6は、シャッター・カバー
を、図3のII−II線に沿って切断した断面図である。
び目的、およびそれらを実行するための方法は、添付の
図面を参照しながら、本発明の実施形態の以下の説明を
読めば、さらに明らかになり、本発明をさらによく理解
できる。図1は、本発明のカメラ本体の分解図;図2
は、本発明の他の実施形態の分解図;図3は、上記カメ
ラの背面図;図4は、開いたカメラ本体の図3のI−I
線に沿ったカメラ本体の接合部の断面図;図5は、閉じ
た状態の防水カメラ本体の図3のI−I線に沿ったカメ
ラ本体の接合部の断面図;図6は、シャッター・カバー
を、図3のII−II線に沿って切断した断面図である。
【0012】本発明の使い捨て防水カメラは、図1およ
び図2に示すように、フレーム11を収容するための前
部ボディーシェル1aと、後部ボディーシェル1bとか
らなる。フレーム11は、例えば、適当な黒い色の材料
により遮光構造になっていて、それぞれフィルム巻き上
げコンパートメントおよびフィルム・カートリッジ・コ
ンパートメント11a、フィルム供給室11b、シャッ
ター用の開口部11c等を含む。係合部材またはフレー
ム11と一体のユニットを形成している手段12によ
り、後者の手段を後部ボディーシェル1bに遮光状態で
接続することができる。上記係合部材12は、(図示せ
ず)迷路状にフレーム11上に配置されているウエブに
より形成されていて、ボディーシェル1b内の対応する
凹部に係合している。それ故、フレーム11およびボデ
ィーシェル1bは、フィルム用の遮光スペースを形成す
る。
び図2に示すように、フレーム11を収容するための前
部ボディーシェル1aと、後部ボディーシェル1bとか
らなる。フレーム11は、例えば、適当な黒い色の材料
により遮光構造になっていて、それぞれフィルム巻き上
げコンパートメントおよびフィルム・カートリッジ・コ
ンパートメント11a、フィルム供給室11b、シャッ
ター用の開口部11c等を含む。係合部材またはフレー
ム11と一体のユニットを形成している手段12によ
り、後者の手段を後部ボディーシェル1bに遮光状態で
接続することができる。上記係合部材12は、(図示せ
ず)迷路状にフレーム11上に配置されているウエブに
より形成されていて、ボディーシェル1b内の対応する
凹部に係合している。それ故、フレーム11およびボデ
ィーシェル1bは、フィルム用の遮光スペースを形成す
る。
【0013】両方のボディーシェル1aおよび1bは、
硬質のポリマ材、好適にはポリスチレンからできてい
て、前部ボディーシェル1aは光学的に透明であり、後
部ボディーシェル1bは光を遮るように設計されてい
る。両方のボディーシェル1aおよび1bは、ロック手
段9aおよび9bによりしっかりと接続することができ
る。ロック手段は、ボディーシェル1aと一体に形成さ
れているロックフック9a、およびボディーシェル1b
と一体に形成されている柔軟なロック・ストリップ9b
からなる。両方のボディーシェルを組み立てると、ロッ
ク手段9aおよび9bは本体の壁部によって覆われ、ロ
ックを外すためにアクセスすることができない。この目
的のために、少なくとも一つの印のついた壁の部分9d
がボディーシェル1a上に設けられていて、係合してい
る手段9aおよび9bの少なくとも一方のロックを外す
ために、例えば、ネジ回しのような工具を使って切断す
ることができる。このことは、ボディーシェル1a内の
壁部の9dに開口部を設けることによって行われるが、
この開口部は、熱可塑性カバー手段3によってだけ閉め
ることができる。さらに、開口部20が、ファインダ8
を取り付けるためにボディーシェル1b内に設けられ
る。
硬質のポリマ材、好適にはポリスチレンからできてい
て、前部ボディーシェル1aは光学的に透明であり、後
部ボディーシェル1bは光を遮るように設計されてい
る。両方のボディーシェル1aおよび1bは、ロック手
段9aおよび9bによりしっかりと接続することができ
る。ロック手段は、ボディーシェル1aと一体に形成さ
れているロックフック9a、およびボディーシェル1b
と一体に形成されている柔軟なロック・ストリップ9b
からなる。両方のボディーシェルを組み立てると、ロッ
ク手段9aおよび9bは本体の壁部によって覆われ、ロ
ックを外すためにアクセスすることができない。この目
的のために、少なくとも一つの印のついた壁の部分9d
がボディーシェル1a上に設けられていて、係合してい
る手段9aおよび9bの少なくとも一方のロックを外す
ために、例えば、ネジ回しのような工具を使って切断す
ることができる。このことは、ボディーシェル1a内の
壁部の9dに開口部を設けることによって行われるが、
この開口部は、熱可塑性カバー手段3によってだけ閉め
ることができる。さらに、開口部20が、ファインダ8
を取り付けるためにボディーシェル1b内に設けられ
る。
【0014】図3に示すように、カメラの後部を形成し
ているボディーシェル1bは、それぞれ電池コンパート
メントおよびフィルム巻き上げコンパートメントおよび
フィルム・カートリッジ・コンパートメントと関連して
いる、シャッター・カバー14および13を持つ本体開
口部30および40を持つ。シャッター・カバー14、
13は、フィルム・ヒンジ14bおよび13bにより、
ボディーシェル1bに接続している。それ故、撮影済み
のフィルムや電池は、以下に説明するシャッター・カバ
ー13および14と、ボディーシェル1bとの間に配置
されているシールを破壊することによって、すぐに取り
出すことができる。
ているボディーシェル1bは、それぞれ電池コンパート
メントおよびフィルム巻き上げコンパートメントおよび
フィルム・カートリッジ・コンパートメントと関連して
いる、シャッター・カバー14および13を持つ本体開
口部30および40を持つ。シャッター・カバー14、
13は、フィルム・ヒンジ14bおよび13bにより、
ボディーシェル1bに接続している。それ故、撮影済み
のフィルムや電池は、以下に説明するシャッター・カバ
ー13および14と、ボディーシェル1bとの間に配置
されているシールを破壊することによって、すぐに取り
出すことができる。
【0015】ボディーシェル1a上には、熱可塑性のエ
ラストマ、すなわち、スチレン−ブタジエン(ISO名
称:TE(PEBBS+PP))でできていて、小さな
滴の形の断面を持つ密閉手段、すなわち、密閉装置2が
設置されている。密閉手段は縁部2a上に設けられてい
て、ボディーシェルの間に本体の接合部を形成、すなわ
ち、形作っている。この密閉手段は、ボディーシェル1
bを取り巻いている溝4内に押し込むことができる。両
方のボディーシェルがそれぞれ押し込まれて、組み立て
られた状態では、溝4と比べると、小さな滴の形をした
密閉手段2の寸法のほうが大きいので、相互に接続して
いる上記のロック手段9aおよび9bを使用しなくても
防水状態になる。密閉手段の元に戻ろうとする力は、接
合部に対して垂直に働くので、負荷を掛けない状態で、
ボディーシェルを結合した状態に維持するのには、それ
以上の力はいらない。
ラストマ、すなわち、スチレン−ブタジエン(ISO名
称:TE(PEBBS+PP))でできていて、小さな
滴の形の断面を持つ密閉手段、すなわち、密閉装置2が
設置されている。密閉手段は縁部2a上に設けられてい
て、ボディーシェルの間に本体の接合部を形成、すなわ
ち、形作っている。この密閉手段は、ボディーシェル1
bを取り巻いている溝4内に押し込むことができる。両
方のボディーシェルがそれぞれ押し込まれて、組み立て
られた状態では、溝4と比べると、小さな滴の形をした
密閉手段2の寸法のほうが大きいので、相互に接続して
いる上記のロック手段9aおよび9bを使用しなくても
防水状態になる。密閉手段の元に戻ろうとする力は、接
合部に対して垂直に働くので、負荷を掛けない状態で、
ボディーシェルを結合した状態に維持するのには、それ
以上の力はいらない。
【0016】密閉手段2は、また光学的に透明なファイ
ンダを防水状態に押し込むことができる、ファインダ用
の開口部20を形成している縁部20a上にも設けられ
ている。
ンダを防水状態に押し込むことができる、ファインダ用
の開口部20を形成している縁部20a上にも設けられ
ている。
【0017】他の実施形態の場合には、カバー手段また
はカバー3が、ボディーシェル1a、1bの一方または
両方の外面上に設けられている。カバー手段は密閉手段
のような熱可塑性のエラストマである。この実施形態を
修正した実施形態の場合には、密閉手段2が、カバー手
段3として両方のボディーシェル1aおよび/または1
b上に設けられている。後者は、握り易くするために、
凸状になっている部分3aを持つ。カバー手段により覆
われていない部分3bがあるため、表面の高さに差がで
きて、握り具合がさらに改善される。例えば、レンズの
周囲の部分3bには、情報を伝えるためのラベル、また
は装飾用のラベルが貼られている。カメラを持ち運ぶた
めに、持ち運び用のストラップ等の吊り下げるための耳
の形をした持ち運び用手段、すなわち、携帯用手段9c
が設けられ、カバー手段3と一体に形成されている。
はカバー3が、ボディーシェル1a、1bの一方または
両方の外面上に設けられている。カバー手段は密閉手段
のような熱可塑性のエラストマである。この実施形態を
修正した実施形態の場合には、密閉手段2が、カバー手
段3として両方のボディーシェル1aおよび/または1
b上に設けられている。後者は、握り易くするために、
凸状になっている部分3aを持つ。カバー手段により覆
われていない部分3bがあるため、表面の高さに差がで
きて、握り具合がさらに改善される。例えば、レンズの
周囲の部分3bには、情報を伝えるためのラベル、また
は装飾用のラベルが貼られている。カメラを持ち運ぶた
めに、持ち運び用のストラップ等の吊り下げるための耳
の形をした持ち運び用手段、すなわち、携帯用手段9c
が設けられ、カバー手段3と一体に形成されている。
【0018】露出面をレンズの周囲に設けることができ
る。この露出面はカバー層で覆われていないで、その上
にはC型の情報プレートが本体の内側に設置されてい
る。ボディーシェル1aは光学的に透明なので、上記情
報プレート上の情報を本体の外部から読むことができ
る。レンズ7とC型のプレートによって形成されている
内部の縁部の間には、熱可塑性のエラストマ製の不透明
のカップ状部材17が設置されていて、レンズを取り囲
んでいる。上記C型面16および情報プレートは、部分
的に不透明なカップ17を取り囲むような形をしてい
る。
る。この露出面はカバー層で覆われていないで、その上
にはC型の情報プレートが本体の内側に設置されてい
る。ボディーシェル1aは光学的に透明なので、上記情
報プレート上の情報を本体の外部から読むことができ
る。レンズ7とC型のプレートによって形成されている
内部の縁部の間には、熱可塑性のエラストマ製の不透明
のカップ状部材17が設置されていて、レンズを取り囲
んでいる。上記C型面16および情報プレートは、部分
的に不透明なカップ17を取り囲むような形をしてい
る。
【0019】ボディーシェル1aおよび1b、密閉手段
2、カバー手段3および3a、および持ち運び用手段9
cは、分子チェーンのループ状材が二つのポリマ材の間
に形成されるように、多重部材射出成型プロセス、特に
2パック・プロセスで作ることができる。最初の射出成
型ステップで、ボディーシェル1aがポリスチレンで作
られ、第二のステップで、金型を交換しないでスチレン
−ブタジエンの密閉手段2、カバー手段3および3aお
よび持ち運び用手段9cが成型される。同様の方法で、
まだ縁部2aに取り付けられていないスチレン−ブタジ
エン・エラストマにより、ポリスチレンからボディーシ
ェル1bが製造される。一方、図3に示すように、シャ
ッター・カバー13および14の縁部13a、14aは
密閉手段2で覆われている。同時に、カバー手段3およ
び3aが取り付けられ、密閉手段2はファインダ8用の
開口部20の縁部20aに取り付けられる。この密閉手
段は、ファインダを密閉手段内に簡単に押し込むことが
できるように、アンダーカットを持つ。本発明の他の実
施形態の場合には、ファインダは熱可塑性エラストマを
塗布する前に工具金型内に挿入され、密閉手段2を取り
付ける際に使用したのと同じ射出成型により、防水状態
でボディーシェル1bに接続する。それ故、ファインダ
8も、ファインダ用の窓を備えたC型の情報プレートと
整合させることができる。
2、カバー手段3および3a、および持ち運び用手段9
cは、分子チェーンのループ状材が二つのポリマ材の間
に形成されるように、多重部材射出成型プロセス、特に
2パック・プロセスで作ることができる。最初の射出成
型ステップで、ボディーシェル1aがポリスチレンで作
られ、第二のステップで、金型を交換しないでスチレン
−ブタジエンの密閉手段2、カバー手段3および3aお
よび持ち運び用手段9cが成型される。同様の方法で、
まだ縁部2aに取り付けられていないスチレン−ブタジ
エン・エラストマにより、ポリスチレンからボディーシ
ェル1bが製造される。一方、図3に示すように、シャ
ッター・カバー13および14の縁部13a、14aは
密閉手段2で覆われている。同時に、カバー手段3およ
び3aが取り付けられ、密閉手段2はファインダ8用の
開口部20の縁部20aに取り付けられる。この密閉手
段は、ファインダを密閉手段内に簡単に押し込むことが
できるように、アンダーカットを持つ。本発明の他の実
施形態の場合には、ファインダは熱可塑性エラストマを
塗布する前に工具金型内に挿入され、密閉手段2を取り
付ける際に使用したのと同じ射出成型により、防水状態
でボディーシェル1bに接続する。それ故、ファインダ
8も、ファインダ用の窓を備えたC型の情報プレートと
整合させることができる。
【0020】カバー手段3および3aは、カメラの握り
勝手をよくしている表面にしっかりと固定されていて、
レンズ7、ファインダ8用の開口部、フラッシュ・ユニ
ット用の開口部、および部分3bを除く外表面全体を覆
っている。適当な着色剤を添加することにより、カメラ
本体を着色して遮光性を持たせることができるが、透明
のままにしておいてもかまわない。
勝手をよくしている表面にしっかりと固定されていて、
レンズ7、ファインダ8用の開口部、フラッシュ・ユニ
ット用の開口部、および部分3bを除く外表面全体を覆
っている。適当な着色剤を添加することにより、カメラ
本体を着色して遮光性を持たせることができるが、透明
のままにしておいてもかまわない。
【0021】ボディーシェル1a、1bおよび密閉手段
および保持手段2、3、3a、5および9cの原料とし
ては、上記のポリスチレン/スチレン−ブタジエンの組
み合わせの他に、ポリカーボネート/ポリウレタンも使
用することができる。
および保持手段2、3、3a、5および9cの原料とし
ては、上記のポリスチレン/スチレン−ブタジエンの組
み合わせの他に、ポリカーボネート/ポリウレタンも使
用することができる。
【0022】フィルム送りおよびレリーズ用の内蔵レリ
ーズ・ボタンを備えたサムホイールからなる作動手段1
2が、防水状態でボディーシェルに接続している。防水
状態にするために、両方のボディーシェルは、密閉部材
を収容し、サムホイールを支持するための成型カラーを
持つ完全な円筒形の開口部を備えている。しかし、上記
のカラーは示されていない。防水ゴム・ダイアフラム・
レリーズとして設計された上記リリース・ボタンは、
(同様に図示せず)カメラ内部に配置されたレバーを解
放するために、プランジャにより周知の方法でレリーズ
運動を伝達する。
ーズ・ボタンを備えたサムホイールからなる作動手段1
2が、防水状態でボディーシェルに接続している。防水
状態にするために、両方のボディーシェルは、密閉部材
を収容し、サムホイールを支持するための成型カラーを
持つ完全な円筒形の開口部を備えている。しかし、上記
のカラーは示されていない。防水ゴム・ダイアフラム・
レリーズとして設計された上記リリース・ボタンは、
(同様に図示せず)カメラ内部に配置されたレバーを解
放するために、プランジャにより周知の方法でレリーズ
運動を伝達する。
【0023】図2に示す他の実施形態の場合には、フレ
ーム11は、係合部材11eおよび11f、特に手段1
2により、遮光状態でカメラ後部11dに接続すること
ができる。上記手段12は、フレーム11上に(図示せ
ず)迷路状に配置され、カメラ後部11a内の対応する
凹部に係合しているウエブにより形成されている。それ
故、フレーム11およびカメラ後部11dは、フィルム
に対して遮光領域を形成している。従って、カメラ前部
および後部を形成しているボディーシェル1aおよび1
bは、すでに説明した手段を使用して、その外表面を種
々に設計することができる光学的に透明なポリスチレン
またはポリカーボネートからなる。
ーム11は、係合部材11eおよび11f、特に手段1
2により、遮光状態でカメラ後部11dに接続すること
ができる。上記手段12は、フレーム11上に(図示せ
ず)迷路状に配置され、カメラ後部11a内の対応する
凹部に係合しているウエブにより形成されている。それ
故、フレーム11およびカメラ後部11dは、フィルム
に対して遮光領域を形成している。従って、カメラ前部
および後部を形成しているボディーシェル1aおよび1
bは、すでに説明した手段を使用して、その外表面を種
々に設計することができる光学的に透明なポリスチレン
またはポリカーボネートからなる。
【0024】フィルム全部を撮影し終えたら、すでに説
明した工具を使用してカメラ本体10を開き、両方のボ
ディーシェルを、材料を分離しないでそのまま、例え
ば、シュレッダのような破壊用の周知の装置で処分す
る。その結果できた粒状の原料の混合物は、射出成型に
より新しい遮光性のカメラの部品を作るための原料とし
て使用することができる。この場合、ボディーシェル1
aおよび1b、および密閉、カバーおよび保持手段2、
3、5、9c用には、ポリスチレン/スチレン−ブタヂ
エンの組み合わせがもっぱら使用される。粉砕した本体
原料は、好適には射出成型用の新しいポリスチレン材1
00重量部に対して、粉砕した本体原料を25重量部ま
たはそれ以下の割合で混入して使用するのが好ましい。
明した工具を使用してカメラ本体10を開き、両方のボ
ディーシェルを、材料を分離しないでそのまま、例え
ば、シュレッダのような破壊用の周知の装置で処分す
る。その結果できた粒状の原料の混合物は、射出成型に
より新しい遮光性のカメラの部品を作るための原料とし
て使用することができる。この場合、ボディーシェル1
aおよび1b、および密閉、カバーおよび保持手段2、
3、5、9c用には、ポリスチレン/スチレン−ブタヂ
エンの組み合わせがもっぱら使用される。粉砕した本体
原料は、好適には射出成型用の新しいポリスチレン材1
00重量部に対して、粉砕した本体原料を25重量部ま
たはそれ以下の割合で混入して使用するのが好ましい。
【0025】上記シャッター・カバー13および14用
の開口部30および40を設けなくても、本発明の使い
捨てカメラを作ることができるが、そのカメラも本発明
の範囲に含まれる。
の開口部30および40を設けなくても、本発明の使い
捨てカメラを作ることができるが、そのカメラも本発明
の範囲に含まれる。
【0026】防水カメラが、簡単設計で、信頼できる防
水性を持つことが、本発明の有利な効果である。もう一
つの有利な効果は、フィルムを全部写した後、防水カメ
ラからフィルムおよび電池を簡単に取り出すことがで
き、また使用済みカメラ本体を安いコストでリサイクル
できることである。
水性を持つことが、本発明の有利な効果である。もう一
つの有利な効果は、フィルムを全部写した後、防水カメ
ラからフィルムおよび電池を簡単に取り出すことがで
き、また使用済みカメラ本体を安いコストでリサイクル
できることである。
【0027】第一のボディーシェルがカメラの前部を形
成し、弾力性を持つポリマ材からなる密閉手段、特に熱
可塑性エラストマが、多重部材射出成型プロセスにより
接合部を形成している少なくとも一方のボディーシェル
の縁部が設置され、ポリマ材のチェーン・ループ状材に
よりボディーシェルに接続されているので、密閉部材を
追加したり別個に取り付けないでも、使い捨て防水カメ
ラを製造することができる。本発明の密閉手段は、射出
成型中に、ボディーシェル材と密閉手段材との間に分子
チェーン・ループ状材を使用して接着することができ
る。接着剤のような追加の接着接合物は必要ない。
成し、弾力性を持つポリマ材からなる密閉手段、特に熱
可塑性エラストマが、多重部材射出成型プロセスにより
接合部を形成している少なくとも一方のボディーシェル
の縁部が設置され、ポリマ材のチェーン・ループ状材に
よりボディーシェルに接続されているので、密閉部材を
追加したり別個に取り付けないでも、使い捨て防水カメ
ラを製造することができる。本発明の密閉手段は、射出
成型中に、ボディーシェル材と密閉手段材との間に分子
チェーン・ループ状材を使用して接着することができ
る。接着剤のような追加の接着接合物は必要ない。
【0028】密閉手段は第一のボディーシェルの縁部上
で小さな滴の形をし、第二のボディーシェルはその周囲
に溝を持ち、両方のボディーシェルが組み立てられた場
合、その溝の中に密閉手段が押し込まれて変形し、カメ
ラ本体が防水状態になるので有利である。第二のボディ
ーシェルの周囲を取り囲んでいる密閉材が、バンパのよ
うな形をしているので、第二のボディーシェルは打撃の
ような機械的衝撃から十分に保護される。
で小さな滴の形をし、第二のボディーシェルはその周囲
に溝を持ち、両方のボディーシェルが組み立てられた場
合、その溝の中に密閉手段が押し込まれて変形し、カメ
ラ本体が防水状態になるので有利である。第二のボディ
ーシェルの周囲を取り囲んでいる密閉材が、バンパのよ
うな形をしているので、第二のボディーシェルは打撃の
ような機械的衝撃から十分に保護される。
【0029】ファインダをロックし密閉するために、本
体開口部はその周囲の縁部に熱可塑性の密閉手段を持っ
ている。上記の密閉手段はファインダの縁部と関連する
アンダーカットを持っている。
体開口部はその周囲の縁部に熱可塑性の密閉手段を持っ
ている。上記の密閉手段はファインダの縁部と関連する
アンダーカットを持っている。
【0030】本発明の他の有利な修正実施形態の場合に
は、シャッター・カバーは、フィルム・カートリッジ
室、電池コンパートメント等の領域内に設けられた本体
開口部と関連していて、一方の側面で適当なフィルム・
ヒンジによりボディーシェルに接続している。
は、シャッター・カバーは、フィルム・カートリッジ
室、電池コンパートメント等の領域内に設けられた本体
開口部と関連していて、一方の側面で適当なフィルム・
ヒンジによりボディーシェルに接続している。
【0031】多重部材射出成型により、両方のボディー
シェルの外面上に設置されているカバー手段も、またチ
ェーン・ループ状材でボディーシェルに接続している。
エラストマへの適当なカラー添加剤により、カメラ本体
を有利に設計することができる。カバー手段の凸状領域
およびカバー手段により覆われていない領域により、水
中でもカメラをさらにしっかりと握ることができる。持
ち運び用ストラップ等を取り付けるための耳の形をした
持ち運び用装置は、カバー手段と一体に形成されている
ので、部品を追加したりしないでカメラを安いコストで
製造することができ、水中でさらに取扱い易くすること
ができる。さらに、カバー手段によりカメラは優れた耐
衝撃性を持つ。
シェルの外面上に設置されているカバー手段も、またチ
ェーン・ループ状材でボディーシェルに接続している。
エラストマへの適当なカラー添加剤により、カメラ本体
を有利に設計することができる。カバー手段の凸状領域
およびカバー手段により覆われていない領域により、水
中でもカメラをさらにしっかりと握ることができる。持
ち運び用ストラップ等を取り付けるための耳の形をした
持ち運び用装置は、カバー手段と一体に形成されている
ので、部品を追加したりしないでカメラを安いコストで
製造することができ、水中でさらに取扱い易くすること
ができる。さらに、カバー手段によりカメラは優れた耐
衝撃性を持つ。
【0032】他の修正実施形態の場合には、カバー手段
および持ち運び用手段が一体に形成されているので、す
なわち、製造プロセス中に多重部材射出成型プロセスに
よりボディーシェル上に形成されているので、製造コス
トが特に安くなるので有利である。本発明のカメラ本体
は、ユーザがうっかりしてカメラを開けてしまうことこ
とをさらに防止するような設計になっている。何故な
ら、接続している状態では、ボディーシェル上に設けら
れているロック手段が、ボディーシェルの陰に隠れてし
まうからである。
および持ち運び用手段が一体に形成されているので、す
なわち、製造プロセス中に多重部材射出成型プロセスに
よりボディーシェル上に形成されているので、製造コス
トが特に安くなるので有利である。本発明のカメラ本体
は、ユーザがうっかりしてカメラを開けてしまうことこ
とをさらに防止するような設計になっている。何故な
ら、接続している状態では、ボディーシェル上に設けら
れているロック手段が、ボディーシェルの陰に隠れてし
まうからである。
【0033】合体することができ、撮影用レンズおよび
ファインダ用の開口部を持つ、硬質のポリマ材でできて
いる第一および第二のボディーシェルからなるカメラの
製造中の他の利点は、少なくともカメラの前部を形成し
ているボディーシェルが、最初、硬質のポリマ材で工具
内で成型され、同じ工具内で弾力性を持つポリマ材から
なるカバー層が、2パック射出成型プロセスによりポリ
マ材のチェーン・ループ状材でボディーシェルに接続さ
れることである。
ファインダ用の開口部を持つ、硬質のポリマ材でできて
いる第一および第二のボディーシェルからなるカメラの
製造中の他の利点は、少なくともカメラの前部を形成し
ているボディーシェルが、最初、硬質のポリマ材で工具
内で成型され、同じ工具内で弾力性を持つポリマ材から
なるカバー層が、2パック射出成型プロセスによりポリ
マ材のチェーン・ループ状材でボディーシェルに接続さ
れることである。
【0034】周知の装置により、ポリマ材を分離しない
で、ボディーシェルを粉砕することができ、その結果で
きる混合材料を、新しいポリスチレン材100重量部に
対して、上記混合材を25重量部以下の割合で混入する
ことにより、新しいカメラ部品の製造に混合材として使
用することができるので、従来技術と比較するとリサイ
クルを有利に行うことができ、そのため環境をさらに有
利に保護することができる。その結果、ポリスチレンと
比較すると、新しく製造したカメラ部品の衝撃強さは非
常に向上する。
で、ボディーシェルを粉砕することができ、その結果で
きる混合材料を、新しいポリスチレン材100重量部に
対して、上記混合材を25重量部以下の割合で混入する
ことにより、新しいカメラ部品の製造に混合材として使
用することができるので、従来技術と比較するとリサイ
クルを有利に行うことができ、そのため環境をさらに有
利に保護することができる。その結果、ポリスチレンと
比較すると、新しく製造したカメラ部品の衝撃強さは非
常に向上する。
【0035】本発明の特定の実施形態を図示し、説明し
てきたが、本出願に由来するすべての特許に対する保護
は、開示の実施形態に限定されるものではなく、添付の
特許請求の範囲の範囲内に含まれるすべての修正および
装置にも適用される。
てきたが、本出願に由来するすべての特許に対する保護
は、開示の実施形態に限定されるものではなく、添付の
特許請求の範囲の範囲内に含まれるすべての修正および
装置にも適用される。
【図1】 本発明のカメラ本体の分解図である。
【図2】 本発明の他の実施形態の分解図である。
【図3】 上記カメラの背面図である。
【図4】 開いたカメラ本体の図3のI−I線に沿った
カメラ本体の接合部の断面図である。
カメラ本体の接合部の断面図である。
【図5】 閉じた状態の防水カメラ本体の図3のI−I
線に沿ったカメラ本体の接合部の断面図である。
線に沿ったカメラ本体の接合部の断面図である。
【図6】 シャッター・カバーを、図3のII−II線に沿
って切断した断面図である。
って切断した断面図である。
【符号の説明】 1a 前部ボディーシェル 1b 後部ボディーシェル 8 ファインダ 9a,9b ロック手段 9c 携帯用手段 11 フレーム 11a フィルム・カートリッジ・コンパートメント 11b フィルム供給室 11c,20,30,40 開口部 11e,12 係合部材 13,14 シャッター・カバー 13b,14b フィルム・ヒンジ 20a 縁部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 スティーヴン・チャップマン アメリカ合衆国・ニューヨーク・14036・ コルフ・ガビー・ロード・855 (72)発明者 ハインツ−アンドレアス・ケルナー ドイツ・70323・シュトゥットガルト(番 地なし) (72)発明者 ミハエル・ライブル ドイツ・70323・シュトゥットガルト(番 地なし) (72)発明者 ジェームズ・ジー・ライデレク アメリカ合衆国・ニューヨーク・14467・ ヘンリエッタ・ヒル・テラス・65 (72)発明者 アンドレアス・シュヴァイツァー ドイツ・70323・シュトゥットガルト(番 地なし)
Claims (4)
- 【請求項1】 フィルム送り装置と、レンズと、フラッ
シュ・ユニットと、ファインダと、第一および第二の硬
質ポリマ材からなるボディーシェルと、密閉手段とを備
えて成る防水カメラであって、第一のボディーシェル
は、カメラの前部を形成し、第二のボディーシェルはカ
メラの後部を形成し、上記両方のボディーシェルは一緒
に合体して、レンズ、フラッシュ・ユニットおよびファ
インダを収容し、上記ボディーシェルの少なくとも一方
が、上記両方のボディーシェル間に接合部を形成するよ
うに配置された縁部を持ち、上記密閉手段が、上記縁部
上に多重部材射出成型プロセスにより形成された弾力性
を持つポリマ材からなり、かつ上記硬質で弾力性を持つ
ポリマ材からなる分子状の絡みにより上記縁部に接続し
ていることを特徴とする防水カメラ。 - 【請求項2】 上記密閉手段が、小さな滴状の形の変形
していない断面を持ち、上記第二のボディーシェルが周
囲に溝を持ち、上記溝が、上記両方のボディーシェルが
一緒に合体したときに上記密閉手段が変形するように、
上記密閉手段よりサイズが小さくなっていて、それによ
り上記のカメラ本体が防水状態になり、上記カメラ本体
が、さらに上記ボディーシェルの表面上に、多重部材射
出成型により形成された弾力性を持つポリマ材からなる
カバー手段を含み、上記硬質で弾力性を持つポリマ材の
分子状の絡みにより、上記のボディーシェルに接続し、
持ち運び用手段が上記カバー手段と一体に形成され、上
記密閉、カバーおよび持ち運び用手段が熱可塑性エラス
トマからなることを特徴とする請求項1に記載の防水カ
メラ。 - 【請求項3】 一緒に合体することができる硬質の熱可
塑性ポリマ材からなる第一および第二のボディーシェル
と、多重部材射出成型プロセスにより、上記ボディーシ
ェル上に形成された弾力性を持つ熱可塑性ポリマ材とか
らなり、上記のボディーシェルと弾力性を持つポリマ材
を、上記硬質で弾力性を持つポリマ材を分離しないで粉
砕した後で、新しいカメラ部品の製造原料として使用す
ることができる防水カメラ。 - 【請求項4】 上記両方のボディーシェルおよび弾力性
を持つポリマ材が、それぞれポリスチレンおよびスチレ
ン−ブタジエンであり、粉砕した後で、新しいポリスチ
レン材100重量部に対して、押し潰したボディーシェ
ル25重量部またはそれ以下を混入したものを、新しい
カメラ部品の製造原料として使用することができる請求
項3に記載の防水カメラ。
Applications Claiming Priority (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE19606529 | 1996-02-22 | ||
DE19606529.1 | 1996-10-21 | ||
DE19643333A DE19643333A1 (de) | 1996-02-22 | 1996-10-21 | Fotografische Kamera |
DE19643333.9 | 1996-10-21 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH103114A true JPH103114A (ja) | 1998-01-06 |
Family
ID=26023113
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9076416A Pending JPH103114A (ja) | 1996-02-22 | 1997-02-20 | 使い捨て防水カメラ |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5897225A (ja) |
EP (1) | EP0791851B1 (ja) |
JP (1) | JPH103114A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6567614B1 (en) | 1999-06-04 | 2003-05-20 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Camera casing and recycling method therefor |
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AU2576600A (en) * | 1999-03-19 | 2000-10-09 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Waterproof type lens-equipped film unit and method of assembling the same |
US6574435B1 (en) | 2001-12-21 | 2003-06-03 | Eastman Kodak Company | Underwater camera housing having sealed pivotable shutter actuator and method |
US6636695B2 (en) | 2001-12-21 | 2003-10-21 | Eastman Kodak Company | Dual action shutter release with thumbwheel brake and methods |
US6618555B2 (en) | 2001-12-21 | 2003-09-09 | Eastman Kodak Company | Underwater one-time-use camera having camera frame assembly retained in front housing part at unloading |
US6625394B2 (en) | 2001-12-21 | 2003-09-23 | Eastman Kodak Company | Two-shot molded seal integrity indicator, underwater camera, and method |
US6636697B2 (en) | 2001-12-21 | 2003-10-21 | Eastman Kodak Company | Depressurized underwater one-time-use camera with seal integrity indicator and method |
US6574429B1 (en) | 2001-12-21 | 2003-06-03 | Eastman Kodak Company | Underwater camera having viewports bearing on viewfinder tunnel of frame |
DE10321250A1 (de) * | 2003-05-12 | 2004-12-23 | Siemens Ag | Gehäuse |
JP4035495B2 (ja) * | 2003-09-11 | 2008-01-23 | キヤノン株式会社 | 電子機器 |
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US20090206077A1 (en) * | 2008-02-19 | 2009-08-20 | Daymen Photo Marketing Lp, A Canadian Limited Partnership | Protective Camera Enclosure |
JP6161281B2 (ja) * | 2012-12-21 | 2017-07-12 | キヤノン株式会社 | 撮像装置 |
CN103971756B (zh) * | 2014-05-22 | 2016-03-30 | 磐石杰高电子设备有限公司 | 仪器仪表通用机箱 |
WO2022036587A1 (zh) * | 2020-08-19 | 2022-02-24 | 广州视源电子科技股份有限公司 | 摄像头组件及摄像头模组 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS53164140U (ja) * | 1977-05-30 | 1978-12-22 | ||
DE2755216A1 (de) * | 1977-12-10 | 1979-06-13 | Demag Kunststofftech | Verfahren zur herstellung von kunststoffteilen in verbundbauweise |
JPS56142519A (en) * | 1980-04-05 | 1981-11-06 | Asahi Optical Co Ltd | Sealing mechanism of camera |
JP2815046B2 (ja) * | 1987-06-19 | 1998-10-27 | ミノルタ株式会社 | 成形部材及びその結合方法 |
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-
1997
- 1997-02-10 US US08/799,586 patent/US5897225A/en not_active Expired - Lifetime
- 1997-02-19 EP EP97102659A patent/EP0791851B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1997-02-20 JP JP9076416A patent/JPH103114A/ja active Pending
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US6567614B1 (en) | 1999-06-04 | 2003-05-20 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Camera casing and recycling method therefor |
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Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US5897225A (en) | 1999-04-27 |
EP0791851A3 (en) | 1998-02-11 |
EP0791851A2 (en) | 1997-08-27 |
EP0791851B1 (en) | 2000-07-05 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20051115 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060509 |