JPH10309666A - エッジポリッシング装置及びその方法 - Google Patents

エッジポリッシング装置及びその方法

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JPH10309666A
JPH10309666A JP9135809A JP13580997A JPH10309666A JP H10309666 A JPH10309666 A JP H10309666A JP 9135809 A JP9135809 A JP 9135809A JP 13580997 A JP13580997 A JP 13580997A JP H10309666 A JPH10309666 A JP H10309666A
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JP
Japan
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wafer
oxide film
edge polishing
edge
silicon wafer
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JP9135809A
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English (en)
Inventor
Taketoshi Kato
剛敏 加藤
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SpeedFam Co Ltd
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SpeedFam Co Ltd
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B24GRINDING; POLISHING
    • B24BMACHINES, DEVICES, OR PROCESSES FOR GRINDING OR POLISHING; DRESSING OR CONDITIONING OF ABRADING SURFACES; FEEDING OF GRINDING, POLISHING, OR LAPPING AGENTS
    • B24B37/00Lapping machines or devices; Accessories
    • B24B37/02Lapping machines or devices; Accessories designed for working surfaces of revolution
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B24GRINDING; POLISHING
    • B24BMACHINES, DEVICES, OR PROCESSES FOR GRINDING OR POLISHING; DRESSING OR CONDITIONING OF ABRADING SURFACES; FEEDING OF GRINDING, POLISHING, OR LAPPING AGENTS
    • B24B9/00Machines or devices designed for grinding edges or bevels on work or for removing burrs; Accessories therefor
    • B24B9/02Machines or devices designed for grinding edges or bevels on work or for removing burrs; Accessories therefor characterised by a special design with respect to properties of materials specific to articles to be ground
    • B24B9/06Machines or devices designed for grinding edges or bevels on work or for removing burrs; Accessories therefor characterised by a special design with respect to properties of materials specific to articles to be ground of non-metallic inorganic material, e.g. stone, ceramics, porcelain
    • B24B9/065Machines or devices designed for grinding edges or bevels on work or for removing burrs; Accessories therefor characterised by a special design with respect to properties of materials specific to articles to be ground of non-metallic inorganic material, e.g. stone, ceramics, porcelain of thin, brittle parts, e.g. semiconductors, wafers

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  • Mechanical Treatment Of Semiconductor (AREA)
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  • Grinding-Machine Dressing And Accessory Apparatuses (AREA)
  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 シリコンウエハ等の表面に親水性の酸化膜を
形成して、ウエハ表面のシミ,汚れや傷付きを防止する
と共に、ウエハをドライ状態で保管可能なエッジポリッ
シング装置及びその方法を提供する。 【解決手段】 カセット10に収納されたドライ状態の
シリコンウエハWを搬送部1のロボット12で取り出
し、酸化膜形成部2に搬送して、酸化水槽20内のオゾ
ン水21内に浸し、シリコンウエハW表面に親水性の酸
化膜を形成する。このシリコンウエハWを洗浄器28の
純水シャワー29で洗浄した後、搬送部3のロボット3
2でエッジポリッシング部4に搬送し、研磨ドラム41
でシリコンウエハWのエッジを鏡面加工する。そして、
シリコンウエハWを洗浄部5の一対のブラシ51でブラ
ッシングしながら純水シャワー53で洗浄し、洗浄した
シリコンウエハWを搬送部6のロボット60で乾燥部7
に搬送した後、シリコンウエハWをドライ状態でカセッ
ト79に収納する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、面取りされたウ
エハのエッジを自動的に鏡面加工するエッジポリッシン
グ装置及びその方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図8は、従来のエッジポリッシング装置
を示すブロック図である。このエッジポリッシング装置
100は、エッジポリッシング部101と洗浄部102
と保管部103とを具備している。これにより、カセッ
ト200内のドライなシリコンウエハWを一枚ずつエッ
ジポリッシング部101に搬送し、エッジポリッシング
部101においてスラリを供給しながらシリコンウエハ
Wのエッジを鏡面加工する。そして、鏡面加工されたシ
リコンウエハWを洗浄部102に搬送し、洗浄部102
において、純水シャワーをシリコンウエハWにかけ、付
着したスラリなどを洗い落とした後、シリコンウエハW
を保管部103に搬送する。保管部103では、洗浄さ
れたシリコンウエハWを純水で満たされたタンク内に浸
漬しておく。このように、一台のエッジポリッシング装
置によってシリコンウエハWのエッジポリッシングと洗
浄と保管とを連続的に行うことで、加工作業の効率化を
図っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
のエッジポリッシング装置では次のような問題があっ
た。工程中にシミや汚れがシリコンウエハWの表面に付
き易い。すなわち、シリコンウエハWの表面は疎水性で
あるので、図9に示すように、純水が水滴状にシリコン
Wに付着し、この水滴の中にエッジポリッシング部10
1において供給されたスラリの砥粒などの不純物が凝集
し、これらがシリコンウエハWの乾燥時にその表面にシ
ミや汚れとなって現れる。これに対処する方法として、
洗浄部102において、スクラブ洗浄することが考えら
れる。すなわち、シリコンウエハWに単に純水シャワー
をかけるだけでなく、ブラシで不純物を掻き落としなが
ら純水をシャワーリングすることで、シリコンウエハW
にシミ等を発生させないほぼ完全な洗浄を達成すること
ができる。しかしながら、この方法では、シリコンウエ
ハWの表面がブラシによって傷付けられるおそれがあ
る。また、従来のエッジポリッシング装置では、シリコ
ンウエハWを保管部103においてウェット状態で保管
するので、シリコンウエハWを、次工程のクリーンルー
ムに搬送する前に洗浄,乾燥する必要があり、エッジポ
リッシング装置で作業を終了したシリコンウエハWを直
接クリーンルームに搬送することができない。
【0004】この発明は上述した課題を解決するために
なされたもので、シリコンウエハ等の表面に親水性の酸
化膜を形成して、ウエハ表面のシミ,汚れや傷付きを防
止すると共に、ウエハをドライ状態で保管可能なエッジ
ポリッシング装置及びその方法を提供することを目的と
するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1の発明に係るエッジポリッシング装置は、
エッジが面取りされたウエハの表面を親水性の酸化膜で
覆う酸化膜形成部と、酸化膜で覆われたウエハのエッジ
を鏡面加工するエッジポリッシング部とを具備する構成
とした。かかる構成により、酸化膜形成部において、ウ
エハの表面が親水性の酸化膜で覆われ、このウエハのエ
ッジがエッジポリッシング部において鏡面加工される。
また、上記エッジポリッシング装置において、酸化膜形
成部は、ウエハをオゾン水中に浸して酸化膜をウエハ表
面に形成するものである構成とした。また、上記エッジ
ポリッシング装置において、酸化膜形成部は、ウエハを
電解酸化水中に浸して酸化膜をウエハ表面に形成するも
のである構成とした。さらに、上記エッジポリッシング
装置において、エッジポリッシング部の後段に、エッジ
が鏡面加工されたウエハを洗浄する洗浄部を設けた構成
としてある。かかる構成により、ウエハエッジの鏡面加
工とウエハの洗浄とを一台の装置で行うことができる。
特に、上記エッジポリッシング装置において、洗浄部
は、ウエハを回転ブラシでブラッシングしながら純水シ
ャワーで洗浄するスクラブ洗浄部である構成とすること
で、ウエハのほぼ完全な洗浄を達成することができる。
また、上記エッジポリッシング装置において、洗浄部の
後段に、洗浄されたウエハを乾燥する乾燥部を設けた構
成とした。かかる構成により、ウエハエッジの鏡面加工
とウエハの洗浄とウエハの乾燥とを一台の装置で達成す
ることができ、ウエハをドライの状態で提供することが
できる。
【0006】請求項7の発明に係るエッジポリッシング
方法は、エッジが面取りされたウエハの表面を親水性の
酸化膜で覆う酸化膜形成工程と、酸化膜形成工程を経た
ウエハのエッジを鏡面加工するエッジポリッシング工程
とを具備する構成とした。また、上記エッジポリッシン
グ方法において、酸化膜形成工程は、ウエハをオゾン水
中に浸して酸化膜を形成する構成とした。また、上記エ
ッジポリッシング方法において、酸化膜形成工程は、ウ
エハを電解酸化水中に浸して酸化膜を形成する構成とし
た。また、上記エッジポリッシング方法において、エッ
ジポリッシング工程で鏡面加工されたウエハを洗浄する
洗浄工程を設けた構成としてある。また、上記エッジポ
リッシング方法において、洗浄工程で洗浄されたウエハ
を乾燥する乾燥工程を設けた構成とした。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。図1は、この発明の一実
施形態に係るエッジポリッシング装置の概略構造図であ
る。このエッジポリッシング装置は、搬送部1と酸化膜
形成部2と搬送部3とエッジポリッシング部4と洗浄部
5と搬送部6と乾燥部7とを具備している。
【0008】搬送部1は、カセット10に収納されてい
る複数のシリコンウエハWを一枚ずつ酸化膜形成部2に
搬送するための部分であり、レール11とレール11上
を移動するロボット12とで構成されている。具体的に
は、円盤状のシリコンウエハWのエッジには、図2に示
すように、面取部Wa,Wbが前工程の図示しない装置
によって形成されており、図1のカセット10内には、
このような複数のシリコンウエハWがドライ状態で収納
されている。ロボット12は、このようなカセット10
にそのアーム12aを伸ばして、アーム12a先端のチ
ャック12bでシリコンウエハWを吸着し、酸化膜形成
部2側に移動した後、シリコンウエハWをテーブル30
に載置するようになっている。
【0009】酸化膜形成部2は、酸化水槽20と洗浄器
28とで構成されている。酸化水槽20は、所定濃度の
オゾン水21で満たされており、ロボット12で搬送さ
れてきたシリコンウエハWをこのオゾン水21内に所定
時間浸すことで、図3に示すように、二酸化珪素でなる
10数オングストロームの厚さの親水性の酸化膜Sをシ
リコンウエハWの表面全体に形成する。洗浄器28はシ
リコンウエハWに付着したオゾン水21を洗い落とす器
機であり、器機内に挿入されたシリコンウエハWに純水
シャワー29をかけて洗浄する。
【0010】搬送部3は、ロボット12によってテーブ
ル30上に載置されたシリコンウエハWをエッジポリッ
シング部4と洗浄部5とに搬送する部分であり、レール
31とレール31上を移動するロボット32とで構成さ
れている。すなわち、ロボット32は、テーブル30上
のシリコンウエハWにアーム32aを伸ばして、アーム
32a先端のチャック32bでシリコンウエハWを吸着
し、後述するエッジポリッシング部4の回転真空チャッ
ク40まで搬送して回転真空チャック40に吸着させ、
鏡面加工後のシリコンウエハWを回転真空チャック40
から取り出して、レール31上を移動し、洗浄部5に搬
送する。
【0011】エッジポリッシング部4は、シリコンウエ
ハWのエッジを鏡面加工する部分である。図4は、エッ
ジポリッシング部4の概略図である。図4に示すよう
に、このエッジポリッシング部4は、回転真空チャック
40と研磨ドラム41とを有している。回転真空チャッ
ク40は、シリコンウエハWを真空吸着するためのもの
であり、取付体42内部のモータによって回転する。ま
た、取付体42は、レール45上をスライドする基台4
3に首振り可能に取り付けられている。一方、研磨ドラ
ム41は、モータ44に組み付けられており、このモー
タ44によって回転させられるようになっている。すな
わち、回転真空チャック40で吸着したシリコンウエハ
Wの面取部Waが研磨ドラム41の周面と所定角度にな
るように取付体42を傾けて、回転真空チャック40を
回転させながら取付体42を研磨ドラム41側にスライ
ドさせて、シリコンウエハWの面取部Waを回転する研
磨ドラム41に接触させ、スラリGをその接触部分に供
給しながら面取部Waの鏡面加工を行うようになってい
る。また、二点鎖線で示すように、回転真空チャック4
0を真上に向けることで、シリコンウエハWの周側部W
cを研磨ドラム41で鏡面加工することができるように
なっている。そして、図示しないウエハ反転機構により
シリコンウエハWを裏返しにして、回転真空チャック4
0を傾け、面取部Wbの鏡面加工を行うことができるよ
うになっている。
【0012】図1において、洗浄部5は、ロボット32
で搬送されてきたシリコンウエハWをスクラブ洗浄する
部分である。図5は、洗浄部5の概略図である。図5に
示すように、洗浄部5は、ロボット32によって載置さ
れたシリコンウエハWをコンベア50で一対のブラシ5
1まで搬送する。この一対のブラシ51の前段には一対
のローラ52が配設されており、搬送されてきたシリコ
ンウエハWを挟んで一対のブラシ51間に送り込むよう
になっている。一対のブラシ51は共に回転しており、
純水シャワー53を浴びながら送り込まれてきたシリコ
ンウエハWの両面をブラッシングする。一対のブラシ5
1でブラッシングされ、洗浄されたシリコンウエハWは
一対のローラ54によってテーブル55上に送り出され
る。
【0013】図1において、搬送部6は、テーブル55
に載置されたシリコンウエハWを乾燥部7に搬送するた
めの部分であり、ロボット60でなる。すなわち、ロボ
ット60は、テーブル55上のシリコンウエハWにアー
ム60aを伸ばし、アーム60a先端のチャック60b
でシリコンウエハWを吸着して、後述する乾燥部7のス
ピナー70に搬送し、スピナー70にシリコンウエハW
を吸着させ、乾燥されたシリコンウエハWをスピナー7
0から取り出してカセット79に収納する。
【0014】乾燥部7は、洗浄部5で洗浄されたシリコ
ンウエハWを乾燥する部分である。図6は、乾燥部7の
概略図である。乾燥部7は、図6に示すように、スピナ
ー70と取付体71とを有している。スピナー70は、
シリコンウエハWを真空吸着するためのものであり、取
付体71内部のモータによって高速回転するようになっ
ている。
【0015】次に、この実施形態のエッジポリッシング
装置が示す動作について説明する。なお、このエッジポ
リッシング装置はその動作時において請求項7,請求項
8,請求項10及び請求項11のエッジポリッシング方
法を具体的に達成するものでもある。また、搬送部1の
ロボット12,酸化膜形成部2の洗浄器28,搬送部3
のロボット32,エッジポリッシング部4,洗浄部5,
搬送部6のロボット60及び乾燥部7の動作は、図示し
ないコンピュータによって制御されるようになってい
る。
【0016】先ず、酸化膜形成工程が実行される。すな
わち、図1の実線で示すように、カセット10内に収納
されたドライ状態のシリコンウエハWが搬送部1のロボ
ット12によって1枚ずつ取り出され、酸化膜形成部2
の酸化水槽20まで搬送されて、図1の一点鎖線で示す
ように、シリコンウエハWがロボット12によって酸化
水槽20のオゾン水21内に所定時間浸される。そし
て、図3に示したように、10数オングストロームの親
水性の酸化膜SがシリコンウエハWの表面に形成された
時点で、シリコンウエハWがオゾン水21から出され、
破線で示すように、洗浄器28まで搬送されて、付着し
たオゾン水21が純水シャワー29によって洗い落とさ
れる。充分な洗浄が行われたシリコンウエハWは、ロボ
ット12によってテーブル30上に載置され、酸化膜形
成工程が終了する。
【0017】次に、エッジポリッシング工程に移行され
る。すなわち、テーブル30上のシリコンウエハWがロ
ボット32によってエッジポリッシング部4に搬送さ
れ、回転真空チャック40に吸着される。すると、図4
に示したように、回転する研磨ドラム41によって、シ
リコンウエハWの面取部Wa,周側部Wc,面取部Wb
が順次鏡面加工される。この加工中には、スラリGがシ
リコンウエハWと研磨ドラム41との接触部分に供給さ
れ続ける。このようにして、シリコンウエハWのエッジ
の鏡面加工が終了すると、回転真空チャック40による
シリコンウエハWへの吸着力が解放されて、シリコンウ
エハWがロボット32によって取り出され、エッジポリ
ッシング工程が終了する。
【0018】そして、シリコンウエハWは、二点鎖線で
示すように、洗浄部5に搬送され、洗浄工程が実行され
る。このとき、スラリGなどの不純物がシリコンウエハ
Wに付着しているが、シリコンウエハWが親水性の酸化
膜Sによって覆われているので、図7に示すように、水
が酸化膜Sの表面一様に付着する。このため、スラリG
内の砥粒等の不純物はこの水内にほとんど凝集すること
はなく、略均一に拡散する。このようなシリコンウエハ
Wは、ロボット32によって洗浄部5のコンベア50上
に載置され、コンベア50によって一対のブラシ51側
に搬送されていく。そして、シリコンウエハWが一対の
ブラシ51の間に送り込まれると、シリコンウエハWが
純水シャワー53を浴びながら一対のブラシ51によっ
てブラッシングされ、表面に付着したスラリGなどの不
純物がほぼ完全に洗い落とされる。すなわち、上記不純
物が凝集状態で酸化膜Sの表面に付着していても、ブラ
ッシングによって洗い流され、シミなどとして残ること
はない。また、このブラッシング時において、一対のブ
ラシ51は、シリコンウエハWを覆う硬い酸化膜Sに接
触するので、その表面が傷付くことはない。
【0019】最後に、乾燥工程が実行される。すなわ
ち、スクラブ洗浄されたテーブル55上のシリコンウエ
ハWがロボット60によって乾燥部7まで搬送され、ス
ピナー70上に載置される。すると、このシリコンウエ
ハWがスピナー70に吸着され、スピナー70が高速回
転して、シリコンウエハW表面に付着している純水がシ
リコンウエハWの遠心力によって飛散される。そして、
シリコンウエハW表面の純水が完全に飛散され、シリコ
ンウエハWが乾燥状態になると、スピナー70の回転が
停止されると共に吸着力が解放され、乾燥工程が終了す
る。この結果、乾燥され、シミや汚れのないシリコンウ
エハWが、ロボット60によってスピナー70から取り
出され、カセット79内にドライ状態のまま収納され
る。
【0020】このように、この実施形態のエッジポリッ
シング装置によれば、親水性の酸化膜Sで覆われたシリ
コンウエハWをエッジポリッシング部4,洗浄部5,搬
送部6において鏡面加工,洗浄,乾燥する構成であるの
で、スラリGの砥粒等の不純物がシリコンウエハWの表
面にシミや汚れとなって現れることはない。また、シリ
コンウエハWが硬い酸化膜Sで覆われているので、洗浄
部5でスクラブ洗浄してもその表面に傷が付くことはな
い。さらに、乾燥部7で乾燥したドライなシリコンウエ
ハWを保管しておくことができるので、次工程のクリー
ンルームにシリコンウエハWを直接搬送することができ
る。
【0021】なお、この発明は、上記実施形態に限定さ
れるものではなく、発明の要旨の範囲内において種々の
変形や変更が可能である。例えば、上記実施形態では、
エッジポリッシング部4を図4に示す構造とし、洗浄部
5を図5に示す構造とし、搬送部6を図6に示す構造と
したが、エッジポリッシング部4において、シリコンウ
エハWのエッジを鏡面加工し得る全ての技術を適用する
ことができ、洗浄部5において、シリコンウエハWをス
クラブ洗浄し得る全ての技術を適用することができ、搬
送部6において、スピン乾燥だけでなく、加熱乾燥等の
全ての技術を適用することができることは勿論である。
【0022】
【発明の効果】以上詳しく説明したように、請求項1及
び請求項7の発明によれば、ウエハのエッジを鏡面加工
する前に、ウエハの表面が親水性の酸化膜で覆われてい
るので、スラリなどの不純物がウエハに付着しても、こ
れらの不純物は酸化膜の表面で拡散し、凝集しない。こ
の結果、シミや汚れのないウエハを提供することができ
るという効果がある。
【0023】また、請求項2,3及び請求項8,9の発
明によれば、オゾン水や電解酸化水を用いて酸化膜を形
成するので、ウエハに悪影響を与えることなく所望の酸
化膜を形成することができるという効果がある。
【0024】請求項4及び請求項10の発明によれば、
ウエハ表面にシミや汚れを発生することなく、ウエハの
エッジ鏡面加工と洗浄とを連続的に行うことができると
いう効果がある。特に、請求項5の発明によれば、酸化
膜で覆われたウエハを回転ブラシでブラッシングしなが
ら洗浄するので、ウエハ表面を傷付けることなく、ほぼ
完全な洗浄が可能となる。
【0025】請求項6及び請求項11の発明によれば、
ウエハ表面にシミ,汚れや傷を発生させることなく、ウ
エハのエッジ鏡面加工と洗浄と乾燥とを連続的に行うこ
とができるので、ドライ状態のウエハを提供することが
でき、この結果、特別の工程を介せずにクリーンルーム
からクリーンルームにウエハを直接搬送することができ
るという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係るエッジポリッシン
グ装置の概略構造図である。
【図2】シリコンウエハの側面図である。
【図3】酸化膜で覆われたシリコンウエハの側面図であ
る。
【図4】エッジポリッシング部の概略構造図である。
【図5】洗浄部の概略構造図である。
【図6】乾燥部の概略構造図である。
【図7】酸化膜による不純物の水中拡散状態を示す側面
図である。
【図8】従来のエッジポリッシング装置を示すブロック
図である。
【図9】不純物の凝集状態を示す側面図である。
【符号の説明】
2・・・酸化膜形成部、 4・・・エッジポリッシング
部、 5・・・洗浄部、 7・・・乾燥部、 20・・
・酸化水槽、 21・・・オゾン水、 S・・・酸化
膜、 W・・・シリコンウエハ。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エッジが面取りされたウエハの表面を親
    水性の酸化膜で覆う酸化膜形成部と、 上記酸化膜で覆われたウエハのエッジを鏡面加工するエ
    ッジポリッシング部と、 を具備することを特徴とするエッジポリッシング装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のエッジポリッシング装
    置において、 上記酸化膜形成部は、上記ウエハをオゾン水中に浸して
    上記酸化膜をウエハ表面に形成するものである、 ことを特徴とするエッジポリッシング装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のエッジポリッシング装
    置において、 上記酸化膜形成部は、上記ウエハを電解酸化水中に浸し
    て上記酸化膜をウエハ表面に形成するものである、 ことを特徴とするエッジポリッシング装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3のいずれかに記
    載のエッジポリッシング装置において、 上記エッジポリッシング部の後段に、エッジが鏡面加工
    されたウエハを洗浄する洗浄部を設けた、 ことを特徴とするエッジポリッシング装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載のエッジポリッシング装
    置において、 上記洗浄部は、上記ウエハを回転ブラシでブラッシング
    しながら純水シャワーで洗浄するスクラブ洗浄部であ
    る、 ことを特徴とするエッジポリッシング装置。
  6. 【請求項6】 請求項4又は請求項5に記載のエッジポ
    リッシング装置において、 上記洗浄部の後段に、洗浄されたウエハを乾燥する乾燥
    部を設けた、 ことを特徴とするエッジポリッシング装置。
  7. 【請求項7】 エッジが面取りされたウエハの表面を親
    水性の酸化膜で覆う酸化膜形成工程と、 上記酸化膜形成工程を経たウエハのエッジを鏡面加工す
    るエッジポリッシング工程と、 を具備することを特徴とするエッジポリッシング方法。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載のエッジポリッシング方
    法において、 上記酸化膜形成工程は、上記ウエハをオゾン水中に浸し
    て上記酸化膜を形成する、 ことを特徴とするエッジポリッシング方法。
  9. 【請求項9】 請求項7に記載のエッジポリッシング方
    法において、 上記酸化膜形成工程は、上記ウエハを電解酸化水中に浸
    して上記酸化膜を形成する、 ことを特徴とするエッジポリッシング方法。
  10. 【請求項10】 請求項7ないし請求項9のいずれかに
    記載のエッジポリッシング方法において、 上記エッジポリッシング工程で鏡面加工されたウエハを
    洗浄する洗浄工程を設けた、 ことを特徴とするエッジポリッシング方法。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載のエッジポリッシン
    グ方法において、 上記洗浄工程で洗浄されたウエハを乾燥する乾燥工程を
    設けた、 ことを特徴とするエッジポリッシング方法。
JP9135809A 1997-05-09 1997-05-09 エッジポリッシング装置及びその方法 Pending JPH10309666A (ja)

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JP9135809A JPH10309666A (ja) 1997-05-09 1997-05-09 エッジポリッシング装置及びその方法
EP98108249A EP0877418A3 (en) 1997-05-09 1998-05-06 Edge-polishing apparatus and method

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