JP2000040684A - 洗浄装置 - Google Patents

洗浄装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 比較的簡略なスクラビング洗浄を主体とし
て、ウエハ等の被洗浄材を、例えば検出限度(5×10
910atom/cm2)以下の十分な洗浄度に洗浄できるよう
にする。 【解決手段】 被洗浄物にアンモニア過酸化水素加熱溶
液を供給しながら行う第1のスクラビング洗浄装置と、
被洗浄物に希ふっ酸溶液を供給しながら行う第2のスク
ラビング洗浄装置とを含むことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体ウエハ等の
被洗浄物を清浄にする洗浄装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体デバイスの高集積化が進むにつれ
て回路の配線が微細化し、配線間距離もより狭くなりつ
つある。このように半導体デバイスの高集積化が進むな
かで半導体基板上に配線間距離より大きなダストが存在
すると、配線がショートする等の不具合が生じるため、
半導体ウエハ上に許容される残留ダストの大きさも配線
間距離に比べて十分小さいものでなければならない。
【0003】ポリッシングの終了した半導体ウエハを洗
浄する方法としては、ナイロン、モヘア等のブラシやP
VA(ポリビニルアルコール)よりなるスポンジで半導
体ウエハの表面を擦って行ういわゆるスクラビング洗浄
や、超音波の振動エネルギーを与えた純水をウエハ表面
に噴射したり、キャビテーションを有する高圧水をウエ
ハに噴射して洗浄する液噴射洗浄方法等による複数段の
洗浄工程を用いる方法が知られている。
【0004】また、半導体ウエハ上のダストを含む汚れ
物質にこの付着力以上の物理力を作用させて該汚れ物質
をウエハ表面から除去するようにした上記の洗浄方法の
他に、汚れ物質を洗浄媒体(洗浄液)の作用によって変
化させてウエハ表面から消失させたり(例えば、シリコ
ン酸化膜をふっ酸で珪ふっ化物に変えて溶液に溶解させ
る)、汚れ物質を変化させずに、ウエハ側に洗浄媒体を
作用させ該ウエハをエッチングして、汚れ物質をウエハ
表面から分離させる(例えば、ウエハをアンモニア過酸
化水素加熱溶液でエッチングして、不溶性付着粒子をウ
エハ表面から除去する)ようにした洗浄方法も広く知ら
れている。
【0005】ここに、前記スクラビング洗浄にあって
は、ウエハの洗浄面に向けて純水からなる洗浄水を噴射
しつつ、ウエハ及びブラシ等を同時に回転させウエハの
洗浄面をブラシ等により擦るようにしていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記ス
クラビング洗浄等の物理的剥離力による洗浄方法は、サ
ブミクロン台の微粒子の除去性が良くないばかりでな
く、一般に、多量のウエハを効率良く洗浄したり、複雑
な形状のウエハを隈なく洗浄するのに適していない。一
方、汚れに有効に作用する洗浄剤を使用すると、ウエハ
の表面に何らかの影響を及ぼすことが少なくなく、また
ウエハにエッチングを施すと、不純物が介在するところ
で選択的に溶解が進行して表面状態が悪くなってしまう
といった問題があった。
【0007】本発明は上述した事情に鑑み、比較的簡略
なスクラビング洗浄を主体として、ウエハ等の被洗浄材
を、例えば検出限度(5×10910atom/cm2)以下の
十分な洗浄度に洗浄できるようにした洗浄方法を提供す
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明では、被洗浄物にアンモニア過酸化水素加熱溶液
を供給しながら行う第1のスクラビング洗浄装置と、被
洗浄物に希ふっ酸溶液を供給しながら行う第2のスクラ
ビング洗浄装置とを含むことを特徴とする。
【0009】このように、アンモニア過酸化水素加熱溶
液による粒子除去及び金属汚染除去効果とスクラビング
洗浄、及び希ふっ酸溶液による自然酸化膜除去及び金属
汚染除去効果とスクラビング洗浄とを組み合わせること
により、スクラビング洗浄を補完して被洗浄材を十分な
洗浄度に洗浄することができる。
【0010】ここに、第1、第2のスクラビング洗浄装
置の後段に、超音波の振動エネルギーを与えた純水をウ
エハ表面に噴射したり、キャビテーションを有する高圧
水をウエハに噴射して洗浄する液噴射による洗浄装置を
設けることが好ましく、これにより、例えば希ふっ酸溶
液によって生じた活性表面による二次汚染を防止するこ
とができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は、本発明の洗浄方法を適用
したポリッシング装置を示すもので、この装置は、全体
が長方形をなす床上のスペースの一端の一側に2基の研
磨装置10a,10bが配置され、他端にはウエハ収納
用カセット12a,12bを載置する一対のロード・ア
ンドードユニット14が配置されて構成されている。ロ
ード・アンロードユニット14から研磨装置10a,1
0b側に延びて2軌の走行レール16a,16bが間に
搬送ゲート(仮置室)18を挟んで敷設され、それぞれ
のレール16a,16b上には搬送ロボット20a,2
0bが配置されている。走行レール16a,16bの先
端側にはバフ研磨装置22とバフ研磨工具のドレッシン
グを行う工具の洗浄槽23が設けられ、走行レール16
a,16bの脇には、2台の反転機24a,24bと3
台の洗浄機26a,26b,26cが配置されている。
【0012】前記2基の研磨装置10a,10bは、上
面に研磨布を貼付したターンテーブル28と、ウエハを
真空吸引により保持してターンテーブル28に押し付け
るトップリング30と、研磨布の目立てを行うドレッシ
ング装置32と、これらのターンテーブル28やドレッ
シング装置32に水や砥粒を含む研磨液などを供給する
手段とを備えており、それぞれの搬送ラインに面する位
置には、ウエハをトップリング30との間に授受するプ
ッシャ34が配置されている。トップリング30は水平
面内で旋回可能とされ、プッシャ34は上下動可能とな
っている。
【0013】バフ研磨装置22は、研磨装置10a,1
0bで研磨されたウエハをさらに仕上げ研磨あるいは洗
浄研磨するもので、このバフ研磨装置22の搬送ライン
に面する位置には、搬送ロボット20bとウエハの授受
の仲介をするプッシャ36が配置されている。
【0014】このような構成のポリッシング装置でウエ
ハの研磨を行う場合のウエハの流れを説明する。ロード
・アンロードユニット14に載置された複数枚数のウエ
ハを収容するカセット12a,12bから、第1の搬送
ロボット20aでウエハを取出し、第1の反転機24a
で反転させた後、搬送ゲート18内に載置する。次に、
第2の搬送ロボット20bで搬送ゲート18からウエハ
を取出して、このウエハを研磨装置10aまたは10b
のプッシャ34上に載置する。
【0015】そして、このプッシャ34上に置かれたウ
エハを研磨装置10aまたは10bのトップリング30
で吸着保持しつつ、回転中のターンテーブル28に押付
けてウエハを研磨し、この研磨後のウエハをプッシャ3
4に戻した後、第2の搬送ロボット20bによってバフ
研磨装置22のプッシャ36上に載置する。このプッシ
ャ36上に載置されたウエハをバフ研磨装置22に搬送
し、このバフ研磨装置22で研磨装置10a,10bで
研磨されたウエハを更に仕上げ研磨あるいは洗浄研磨し
た後、これをプッシャ36に戻す。
【0016】次に、このプッシャ36上に載置されたウ
エハを第2の搬送ロボット20bで第2の反転機24b
に搬送し、ここで反転させた後、第1の洗浄機26aに
搬送してウエハの洗浄を行う。そして、更に搬送ゲート
18から第2の洗浄機26b、第3の洗浄機26cと順
に送って洗浄と乾燥を行った後、第3の洗浄機26cで
乾燥が済んだウエハを第1の搬送ロボット20aで取り
出して、ロード・アンロードユニット14のカセット1
2a,12bに戻す。ウエハを先に第2の洗浄機の薬液
で洗浄し、そののち第1の洗浄機の薬液で洗浄したいと
きは、第2の反転機24bから第1の洗浄機を経ずに搬
送ゲート18から第2の洗浄機26bによりウエハの洗
浄を行い、搬送ゲート18から第1の洗浄機26aへウ
エハを搬送し、第1の洗浄機26aによりウエハの洗浄
を行い、搬送ゲート18から第3の洗浄機26cで洗浄
・乾燥を行ってもよい。
【0017】ここに、前記第1の洗浄機26aは、例え
ば図2及び図3に示すように構成されて、アンモニア過
酸化水素加熱溶液を供給しながらスクラビング洗浄が行
われ、第2の洗浄機26bも同様に、例えば図2及び図
3に示すように構成されて、希ふっ酸溶液を供給しなが
らスクラビング洗浄が行われる。また、第3の洗浄機2
6cは、例えば図4及び図5に示すように構成されて、
ここで液噴射による洗浄が行われるようになっている。
ここに、アンモニア過酸化水素加熱溶液とは、NH4
HとH22とH2Oの混合溶液を所定温度に加熱したも
のである。
【0018】即ち、第1及び第2の洗浄機26a,26
bは、図2及び図3に示すように、ウエハWの周縁部を
支持し回転させる6本のスピンドル40、PVA等から
なり、ウエハWの下方で一方向に延伸して設けられたロ
ールブラシを構成するブラシアーム41、該ブラシアー
ム41を矢印G1に示すように上下動させ、かつ矢印F
1に示すように回転させるブラシ駆動機構42、ウエハ
Wの上下面にリンス液(超純水)を供給するリンスノズ
ル43、同じく、洗浄液を供給する洗浄液ノズル44を
具備している。ここに、ブラシアーム41でウエハWの
全面を摺接させる必要があるため、ブラシアーム41の
全長はウエハWの最大寸法を超えるものとなっている。
また、スピンドル40の上部に備えられたコマ40aの
外周面をウエハWの周縁部に押し付けつつ該コマ40a
を回転させることにより、ウエハWを回転させるよう構
成されている。
【0019】更に、スポンジによる洗浄部50が備えら
れ、この洗浄部50は、軸51の上端に連結されたアー
ム52と、このアーム52の先端に設けられたスポンジ
装着部53とを具備している。軸51は上下に昇降で
き、この軸51に支持されるアーム52はこの昇降によ
り上昇すると同時に軸51の回動により矢印Bに示す方
向に回動できるようになっている。そして、スポンジ装
着部53にはこの自転によって矢印D方向に自転するス
ポンジ54が装着されている。
【0020】ここに、スピンドル40の上部は、有底の
円筒容器60によって一体に包囲され、更にこの円筒容
器60の底板には、各スピンドル40挿通用の通孔が設
けられているとともに、この通孔とスピンドル40の上
部フランジ61との間に伸縮自在な蛇腹62が水密的に
配置され、これによって、この円筒容器60内が水密的
で、かつスピンドル40の上下動が阻害されないように
なっている。
【0021】そして、第1の洗浄機26aにあっては、
例えば29%NH4OH:30%H22:H2Oを1:
1:5で混合して75〜80℃に加熱したアンモニア過
酸化水素加熱溶液を洗浄液ノズル44からウエハWに向
けて供給しつつ該ウエハWを回転させ、同時に軸51を
下降させてスポンジ54を半導体ウエハWの上面に押し
付け、更にブラシ駆動機構42により、ウエハWに対し
てブラシアーム41を上昇させてウエハWの下面に当接
させ、ブラシアーム41を回転させることにより、ウエ
ハWの両面を洗浄する。この際、アーム52も軸51を
中心に図2のB方向に揺動させ、スポンジ54によって
半導体ウエハWの上面を擦る。スポンジ54を半導体ウ
エハWの中心から外縁まで擦ることにより、半導体ウエ
ハWの全面を洗浄することができる。
【0022】これにより、アンモニア過酸化水素加熱溶
液でウエハWの表面をエッチングして該表面に付着した
粒子を剥離除去し、同時にブラシアーム41とスポンジ
54によるスクラビング洗浄でウエハWの表面に付着し
た汚れを物理的剥離力で除去して、スクラビング洗浄を
補完したウエハWの均一な洗浄を行うことができる。つ
まり、スクラビング洗浄のみでは、どうしてもサブミク
ロン台の微粒子の除去性が悪くなってしまうが、これを
アンモニア過酸化水素加熱溶液によるエッチング効果で
除去し、またアンモニア過酸化水素加熱溶液によるエッ
チングのみでは、不純物が存在するところで選択的に溶
解が進行してしまうが、スクラビング洗浄で不純物を除
去することにより、このような溶解の偏った進行を防止
することができる。
【0023】なお、アンモニア過酸化水素加熱溶液は、
その過酸化水素でウエハ表面を酸化させてここに酸化膜
(自然酸化膜)を形成し、アルカリであるアンモニアを
加熱状態とすることで、このアンモニアでこの酸化膜を
溶解させるようにしたものであり、これにより汚染有機
物と付着粒子の両方の汚れを一度に除去することができ
る。また、アンモニア過酸化水素加熱溶液は常温ではウ
エハ表面を殆ど溶解せず、この温度が高くなるほどエッ
チング速度が速くなり、その組成比を変えることによっ
て、エッチング速度を変えることができる。
【0024】そして、このアンモニア過酸化水素加熱溶
液を供給しながらスクラビング洗浄をした後に、必要に
応じて、前記リンスノズル43から純水を噴射しつつ、
前述の同様なブラシアーム41とスポンジ54によるス
クラビング洗浄を行い、この洗浄後に次工程に搬出す
る。
【0025】また、第2の洗浄機26bにあっては、洗
浄液ノズル44から、例えば2%HF溶液等の希ふっ酸
溶液を洗浄液ノズル44からウエハWに向けて供給しつ
つ該ウエハWを回転させ、同時に軸51を下降させてス
ポンジ54を半導体ウエハWの上面に押し付け、更にブ
ラシ駆動機構42により、ウエハWに対してブラシアー
ム41を上昇させてウエハWの下面に当接させ、ブラシ
アーム41を回転させることにより、ウエハWの両面を
洗浄する。この際、アーム52も軸51を中心に図2の
B方向に揺動させ、スポンジ54によって半導体ウエハ
Wの上面を擦る。スポンジ54を半導体ウエハWの中心
から外縁まで擦ることにより、半導体ウエハWの全面を
洗浄可能である。
【0026】これにより、希ふっ酸溶液で主に自然酸化
膜除去を行い、同時にブラシアーム41とスポンジ54
によるスクラビング洗浄でウエハWの表面に付着した汚
れを物理的剥離力で除去して、スクラビング洗浄を補完
したウエハWの均一な洗浄を行うことができる。つま
り、表層エッチング機能を持つアンモニア過酸化水素加
熱溶液を作用させることによって、金属汚れ等を一旦自
然酸化膜中に取込み、しかる後、希ふっ酸溶液とスクラ
ビング洗浄でこの酸化膜を汚れと一緒に除去することに
より、金属汚れも除去することができる。
【0027】この希ふっ酸溶液を供給しながら行うスク
ラビング洗浄終了後に、必要に応じて、前記リンスノズ
ル43から純水を噴射しつつ、前述の同様なブラシアー
ム41とスポンジ54によるスクラビング洗浄を行うこ
とは前記と同様である。第1、第2の洗浄機で用いる洗
浄液は上記実施形態と逆にしてもよい。
【0028】第2の洗浄機26bは、図6および図7に
示すように、回転チャックを用いウエハ下面に対向する
ブラシアームを省いた装置を用いてもよい。即ち、第2
の洗浄機26bは、外周にチャック爪70aを有し回転
軸71と一体に回転する回転チャック70と、スポンジ
による洗浄部50と、ウエハWの上下面にリンス液(超
純水)を供給するリンスノズル43と、洗浄液を供給す
る洗浄液ノズル44とを備えている。回転チャック70
に隣接してアーム52の揺動範囲にスポンジ54を自己
洗浄するための自己洗浄部75が設置されている。図6
および図7に示す第2の洗浄機26bにおいては、ウエ
ハ下面に対向するブラシアームは設けられていない。ス
ポンジによる洗浄部50は、図2および図3に示す例と
同様の構成である。図6および図7に示す第2の洗浄機
26bにおいては、ウエハ下面のスクラビング洗浄をし
ない点を除いて図2および図3に示す例と同様に作動可
能である。
【0029】第3の洗浄機26cは、図4及び図5に示
すように、外周にチャック爪70aを有し回転軸71と
一体に回転する回転チャック70、超音波の振動エネル
ギを与えた純水、またはキャビテーションを有する高圧
水をウエハWに向けて噴射する液噴射ノズル72を備え
た液噴射装置73及びリンスノズル74を具備してい
る。前記液噴射ノズル72は、昇降自在な軸75の先端
に連結したアーム76の先端に取付けられ、軸75の回
転に伴って、図4の矢印C方向に回動するようになって
いる。
【0030】そして、第3の洗浄機26cにあっては、
回転チャック70のチャック爪70aでウエハWを保持
した状態で、回転チャック70を介してウエハWを回転
させながら、液噴射ノズル72からウエハWの上面に超
音波の振動エネルギを与えた水またはキャビテーション
を有する高圧水を噴射し、同時にアーム76を介して液
噴射ノズル72を、例えばウエハW上を1回横切るよう
にC方向に回動させる。このように、液噴射による洗浄
を施すことにより、例えば希ふっ酸溶液によって生じた
活性表面による二次汚染を防止することができる。
【0031】このように、アンモニア過酸化水素加熱溶
液を供給しながら行うスクラビング洗浄工程、希ふっ酸
溶液を供給しながら行うスクラビング洗浄工程、液噴射
による洗浄工程の3段階の工程でウエハWを洗浄するこ
とにより、ウエハをこれに要求される検出限度(5×1
910atom/cm2)以下の十分な洗浄度に洗浄すること
ができる。
【0032】前記第3の洗浄機26cによる洗浄終了
後、回転チャック70のチャック爪70aでウエハWを
保持したまま、これを高速回転させてスピン乾燥させ、
乾燥後のウエハを次工程に搬送するのであり、これによ
り、ウエハの一連の処理を連続的に行うことができる。
【0033】
【発明の効果】本発明によれば、アンモニア過酸化水素
加熱溶液による粒子除去及び金属汚染除去効果とスクラ
ビング洗浄、及び希ふっ酸溶液による自然酸化膜除去及
び金属汚染除去効果とスクラビング洗浄とを組み合わせ
ることにより、スクラビング洗浄を補完して半導体ウエ
ハ等の被洗浄材を十分な洗浄度に洗浄することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されるポリッシング装置を示す全
体平面図である。
【図2】図1に示すポリッシング装置に採用され、アン
モニア過酸化水素加熱溶液中でのスクラビング洗浄、及
び希ふっ酸溶液中でのスクラビング洗浄に供される洗浄
機の1例の要部を示す斜視図である。
【図3】図2の洗浄機の縦断正面図である。
【図4】図1に示すポリッシング装置に採用され、液噴
射による洗浄に供される洗浄機の要部を示す斜視図であ
る。
【図5】図4の洗浄機の縦断正面図である。
【図6】図1に示すポリッシング装置に採用され、アン
モニア過酸化水素加熱溶液中でのスクラビング洗浄、及
び希ふっ酸溶液中でのスクラビング洗浄に供される洗浄
機の他の例の要部を示す斜視図である。
【図7】図6の洗浄機の縦断正面図である。
【符号の説明】
26a,26b,26c 洗浄機 40 スピンドル 41 ブラシアーム 44 洗浄液ノズル 54 スポンジ 60 円筒容器 70 回転チャック 72 液噴射ノズル 73 液噴射装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊藤 賢也 東京都大田区羽田旭町11番1号 株式会社 荏原製作所内 (72)発明者 大塚 哲夫 東京都大田区羽田旭町11番1号 株式会社 荏原製作所内 Fターム(参考) 3B201 AA03 AB34 AB42 BA02 BA08 BA13 BA14 BB22 BB82 BB93 BB95 BB96 CC01 4H003 BA12 DA15 DB01 DC01 EA05 EA23 EE04 EE05 FA15

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被洗浄物にアンモニア過酸化水素加熱溶
    液を供給しながら行う第1のスクラビング洗浄装置と、
    前記被洗浄物に希ふっ酸溶液を供給しながら行う第2の
    スクラビング洗浄装置とを含むことを特徴とする洗浄装
    置。
  2. 【請求項2】 前記被洗浄物を前記第1、第2のスクラ
    ビング洗浄装置により洗浄する順序を、搬送手段により
    前記被洗浄物を第1、第2のスクラビング洗浄装置間で
    任意に搬送することにより適宜選択可能なことを特徴と
    する請求項1に記載の洗浄装置。
  3. 【請求項3】 前記第1、第2のスクラビング洗浄装置
    の後段に、液噴射による洗浄装置を設けたことを特徴と
    する請求項1または2に記載の洗浄装置。
  4. 【請求項4】 被研磨物を研磨する研磨手段と、請求項
    1乃至3のいずれかに記載の洗浄装置とを有し、研磨後
    の被洗浄物を前記洗浄装置で洗浄することを特徴とする
    研磨装置。
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