JPH10308665A - 位相同期監視警報方法とクロック監視警報機能付位相同期発振器、並びにディジタルデータ伝送システムにおけるクロック同期化方法およびデータ伝送装置 - Google Patents
位相同期監視警報方法とクロック監視警報機能付位相同期発振器、並びにディジタルデータ伝送システムにおけるクロック同期化方法およびデータ伝送装置Info
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- JPH10308665A JPH10308665A JP9119648A JP11964897A JPH10308665A JP H10308665 A JPH10308665 A JP H10308665A JP 9119648 A JP9119648 A JP 9119648A JP 11964897 A JP11964897 A JP 11964897A JP H10308665 A JPH10308665 A JP H10308665A
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Abstract
以上である場合に、初めて警報表示を行い、誤った正常
状態も確実に検出した上、警報表示を行うこと。 【解決手段】 位相同期発振器20からの出力クロック
104からは、その立上り時点を中心位置とするウイン
ドウパルスWPが作成された上、外部入力クロック10
3の立上り時点でのWPの無しの検出状態がF/F31
で一定時間以上、継続している場合には、その旨が警報
保護回路40を介し警報保持回路60に保持された上、
外部に初めて警報表示が行われているものである。リセ
ット信号112により解除されない限り、その警報表示
は保持されているものである。
Description
らの出力クロックと、その位相同期発振器への外部入力
クロックとを位相比較した上、これら出力クロック、外
部入力クロック間位相差がゼロとなるべく動作している
位相同期発振器に対する位相同期監視警報方法、また、
位相同期発振器部からの出力クロックと、その位相同期
発振器部への外部入力クロックとを位相比較した上、こ
れら出力クロック、外部入力クロック間位相差がゼロと
なるべく位相同期発振器部が動作している状態で、その
位相同期発振器部が位相同期外れ状態にある時間が連続
的に一定時間以上、継続していることを以て、初めて位
相同期外れ状態にある旨が外部に警報表示されるように
したクロック監視警報機能付位相同期発振器、更には、
データ伝送装置各々で対向データ伝送装置からのデータ
が、そのデータに伴われている2系統外部入力クロック
にもとづき受信処理される際でのディジタルデータ伝送
システムにおけるクロック同期化方法、更にはまた、デ
ィジタルデータ伝送システムを構成した上、対向装置か
らのデータが、そのデータに伴われている2系統外部入
力クロックにもとづき受信処理されているデータ伝送装
置に関するものである。
Lでの位相同期外れ(ドリフト)を検出する方法として
は、例えば特開平1−13813号公報に記載されてい
る。これによる場合、PLLの出力クロックからは、そ
の出力クロックの立上り時点を中心としてその前後に一
定幅のウィンドウ波形が作成された上、そのウィンドウ
波形により規定されている一定位相範囲内に、入力クロ
ックのその立上り位相が含まれるようになったことを以
て、初めて位相同期外れが検出された上、その旨が警報
表示されたものとなっている。
報によるドリフト検出方法による場合、以下のような不
具合が見受けられるものとなっている。即ち、第1に、
PLLへの外部からの入力クロックに雑音や、後に回復
可な瞬時位相変動があった際に、PLL自体には何等異
常がない場合であっても、ドリフトとして誤検出されて
しまい、恰も何等かの障害が発生したかの如く印象を与
えていたものである。また、第2としては、ドリフト状
態に陥った以降も、入出力クロック間位相差が収束する
ことなく、その位相差が一方向に大きくなり、その結果
として、他方向でのその位相差が小さくなり、再び位相
差関係が正常範囲内に収るようになった場合には、実際
には、ドリフト状態にあるにも拘らず、正常範囲内に収
っている間、恰も正常状態にあると誤検出されてしまう
といった不具合があったものである。したがって、PL
L自体が2重化として構成されている場合には、それら
PLL各々への外部からの入力クロック系が共通である
と否とに拘らず、そのPLLを含む装置においては、位
相差関係が恰も正常範囲内に収っていると見做されてい
る間、PLL後段ブロックでは、ドリフトが一旦検出さ
れていたPLL系からの出力クロックが誤って選択され
る虞があるが、このような場合には、もはや、装置とし
ての正常動作は期待され得ないものとなっている。
入力クロックのみにもとづき位相同期動作が位相同期発
振器で行われている状態で、位相同期外れの検出状態が
連続的に一定時間以上、継続していることを以て、初め
て位相同期発振器が位相同期外れ状態にある旨が外部に
警報表示されるも、再同期可能復帰時点でその警報表示
が消滅され得る位相同期監視警報方法を供するにある。
本発明の第2の目的は、外部からの1系統入力クロック
のみにもとづき位相同期動作が位相同期発振器(部)で
行われている状態で、位相同期外れの検出状態が連続的
に一定時間以上、継続していることを以て、初めて位相
同期発振器(部)が位相同期外れ状態にある旨が外部に
警報表示され得る位相同期監視警報方法とクロック監視
警報機能付位相同期発振器を供するにある。本発明の第
3の目的は、外部からの1系統入力クロックのみにもと
づき位相同期動作が位相同期発振器(部)で行われてい
る状態で、位相同期外れの検出状態が連続的に一定時間
以上、継続していることを以て、初めて位相同期発振器
(部)が位相同期外れ状態にある旨が外部に警報表示さ
れるも、外部入力クロックの断状態からの復帰を待っ
て、その警報表示が消滅され得る位相同期監視警報方法
とクロック監視警報機能付位相同期発振器を供するにあ
る。本発明の第4の目的は、外部からの2系統入力クロ
ックにもとづき位相同期動作が位相同期発振器で行われ
ている状態で、位相同期外れの検出状態が連続的に一定
時間以上、継続していることを以て、初めて位相同期発
振器が位相同期外れ状態にある旨が外部に警報表示され
るも、再同期可能復帰時点でその警報表示が消滅され得
る位相同期監視警報方法を供するにある。本発明の第5
の目的は、外部からの2系統入力クロックにもとづき位
相同期動作が位相同期発振器(部)で行われている状態
で、位相同期外れの検出状態が連続的に一定時間以上、
継続していることを以て、初めて位相同期発振器(部)
が位相同期外れ状態にある旨が外部に警報表示され得る
位相同期監視警報方法とクロック監視警報機能付位相同
期発振器を供するにある。本発明の第6の目的は、外部
からの2系統入力クロックにもとづき位相同期動作が位
相同期発振器(部)で行われている状態で、位相同期外
れの検出状態が連続的に一定時間以上、継続しているこ
とを以て、初めて位相同期発振器(部)が位相同期外れ
状態にある旨が外部に警報表示されるも、2系統外部入
力クロックの断状態からの復帰を待って、その警報表示
が消滅され得る位相同期監視警報方法とクロック監視警
報機能付位相同期発振器を供するにある。本発明の第7
の目的は、データ伝送装置各々で対向データ伝送装置か
らのデータが、そのデータに伴われている2系統外部入
力クロックにもとづき受信処理されるに際し、クロック
監視警報が行われつつ、その対向データ伝送装置でのク
ロックに位相同期化された受信処理クロックによりデー
タを受信処理し得るディジタルデータ伝送システムにお
けるクロック同期化方法を供するにある。本発明の第8
の目的は、対向データ伝送装置からのデータを、そのデ
ータに伴われている2系統外部入力クロックにもとづき
受信処理するに際し、クロック監視警報が行われつつ、
その対向データ伝送装置でのクロックに位相同期化され
た受信処理クロックによりそのデータを受信処理し得る
データ伝送装置を供するにある。
期監視警報方法、あるいはディジタルデータ伝送システ
ムにおけるクロック同期化方法としては、例えば外部入
力クロックが一時的に数周期間、断状態におかれても位
相変動が小さく設定されている位相同期発振器からの出
力クロックからは、該出力クロックの立上り時点、また
は立下り時点を中心位置とする、一定パルス幅のウイン
ドウパルスが作成された上、外部入力クロックの立上り
時点、または立下り時点での上記ウインドウパルスの有
無が一時記憶されることによって、該有無より出力クロ
ック、外部入力クロック間位相差が許容位相差状態にあ
るか位相同期外れ状態にあるかが検出されている際に、
位相同期外れの検出状態が連続的に一定時間以上、継続
していることを以て、初めて位相同期発振器が位相同期
外れ状態にある旨が保持された上、保持出力をして外部
に警報表示されるようにし、更には、再同期可能復帰時
点で位相同期外れ状態にある旨の保持は解除されること
で達成される。
機能付位相同期発振器としては、例えば、2系統外部入
力クロックのうちから、非断状態にある1系統外部入力
クロックを外部入力クロックとして常時所定に選択する
とともに、該2系統外部入力クロックがともに断状態に
あることを検出する外部入力クロック選択部と、該外部
入力クロック選択部からの外部入力クロックと、それ自
体からの出力クロックとを位相比較した上、該出力クロ
ック、外部入力クロック間位相差がゼロとなるべく動作
し、かつ外部入力クロックが一時的に数周期間、断状態
におかれても位相変動が小さく設定されている位相同期
発振器部と、該位相同期発振器部からの出力クロックの
立上り時点、または立下り時点を中心位置として一定パ
ルス幅のウインドウパルスを作成の上、外部入力クロッ
クの立上り時点、または立下り時点での上記ウインドウ
パルスの有無を一時記憶する位相同期外れ状態検出部
と、該位相同期外れ状態検出部からの、位相同期外れの
検出状態が連続的に一定時間以上、継続していることを
以て、初めて位相同期発振器部が位相同期外れ状態にあ
る旨を上記位相同期外れの検出状態として出力する警報
保護部と、該警報保護部からの位相同期外れの検出状態
を保持した上、保持出力をして外部に警報表示を行う警
報保持部と、上記外部入力クロック選択部からの両系ク
ロック断検出信号にもとづき、少なくとも何れか1系統
外部入力クロックの断状態からの復帰時点、または外部
入力クロックが他系統外部入力クロックに更新された時
点で、所定パルス幅のリセット信号を上記警報保持部に
対し発生した上、上記警報保護部からの位相同期外れの
検出状態の出力が継続されていない条件下で、上記位相
同期外れ状態にある旨の保持を解除するリセット信号発
生部とを少なくとも含むべく構成することで達成され
る。
振器として、そのようなクロック監視警報機能付位相同
期発振器がデータ伝送装置に具備せしめられる場合は、
対向データ伝送装置からのデータが、そのデータに伴わ
れている2系統外部入力クロックにもとづきそのデータ
伝送装置で受信処理されるに際しては、クロック監視警
報が行われつつ、その対向データ伝送装置でのクロック
に位相同期化された受信処理クロックによりそのデータ
が受信処理され得るものである。
ら図4により説明する。さて、図1には本発明によるク
ロック監視警報機能付位相同期発振器の構成が、外部か
ら2系統のクロックが入力される場合(外部から入力さ
れるクロックが1系統のみの場合については後述)での
ものとして示されているが、先ずその構成とその動作概
要について説明すれば以下のようである。
択部では、2系統の外部入力クロック101,102は
クロック選択制御回路11でそれぞれその断状態が常時
監視検出可とされたものとなっている。この監視検出に
より、それら外部入力クロック101,102がともに
非断状態にある場合は、クロック選択制御信号109に
より何れか一方がセレクタ10を介し、PLL部(位相
同期発振器部)への選択クロック103として選択出力
されているも、何れか一方が断状態にある場合には、非
断状態にある他方が選択クロック103として選択され
るものとなっている。尤も、それら外部入力クロック1
01,102がともに断状態にある場合は、何れにして
も位相同期動作は不可とされることから、何れか一方が
任意に選択される状態にしておけばよいものである。ク
ロック選択制御回路11ではまた、外部入力クロック1
01,102がともに断状態にある場合に、両系クロッ
ク断検出信号110が発生された上、クロック選択制御
信号109とともにリセット信号発生部内の擾乱検出回
路50で所定に処理されているが、この処理については
後述するところである。
部からの選択クロック103はPLL部内の位相同期発
振器20に外部入力クロックとして入力されているわけ
であるが、これにより位相同期発振器20では、その選
択クロック103と自己からの出力クロック104とに
もとづき、これら出力クロック104、選択クロッ10
3ク間位相差がゼロとなるべく位相同期動作が行われて
いるものである。因みに、その位相同期発振器20での
位相同期追従特性であるが、選択クロック103が一時
的に数周期間に亘って連続的に断状態におかれた場合で
も、出力クロック104の位相変動は小さくなるべく設
定されたものとなっている。
部)ではまた、PLL部からの出力クロック104の立
上り時点、または立下り時点を中心位置として一定パル
ス幅のウインドウパルス(WP)105がウインドウパ
ルス発生回路30で作成された上、選択クロック103
の立上り時点、または立下り時点でのそのウインドウパ
ルス105の有無がD型フリップフロップ(D型F/
F)31に一時記憶されるものとなっている。ウインド
ウパルス105は、出力クロック104に対する選択ク
ロック103の許容位相差範囲を規定しているわけであ
り、したがって、選択クロック103のその立上り時
点、または立下り時点でウインドウパルス105有りが
一時記憶される場合には、出力クロック104、選択ク
ロッ103ク間位相差は許容範囲内にあると見做される
も、ウインドウパルス105無しが一時記憶される場合
は、出力クロック104、選択クロッ103ク間位相差
は位相同期外れ状態にあるとして検出された上、D型フ
リップフロップ31からはドリフト検出信号106が得
られているものである。
検出信号106が得られたことを以て、直ちに位相同期
外れとして警報表示が行われていたものであるが、本発
明では、その位相同期外れ状態、即ち、ドリフト検出信
号106が連続的に一定時間(クロック選択制御回路1
1でのクロック断検出に要される時間以上に設定)以上
に亘って得られたことを以て、初めてPLL部が位相同
期外れ状態にあると警報保護部内の警報保護回路40で
判断されるものとなっている。その一定時間経過後に、
初めてドリフト検出信号106が検出保護出力107と
して出力されているわけであり、検出保護出力107が
一旦出力された後にドリフト検出信号106が出力停止
されれば、検出保護出力107もまた、その時点でその
出力が停止されているものである。したがって、単にP
LL部が位相同期状態にあるか否かを判断するには、検
出保護出力107が得られていないか否かを判断すれば
十分であるが、本発明では、警報保護部からの検出保護
出力107は、更に、警報保持部内の警報保持回路60
に保持された上、その保持出力としての警報出力108
をして初めて警報表示が行われているも、リセット信号
発生部からのリセット信号によりその保持は解除される
ものとなっている。警報保持回路60には、警報保護部
からの検出保護出力107が保持されるが、警報保持回
路60からの警報出力108は、警報保護部からの検出
保護出力107とその保持出力との論理和として得られ
ているものであり、警報保持回路60でのその検出保護
出力107の保持はまた、警報保護部から検出保護出力
107が得られていない間に、リセット信号発生部から
リセット信号があった場合に解除されているものであ
る。
得られた場合には、その時点以降、警報保持回路60か
らの警報出力108をして警報表示が連続的に行われ、
その警報表示はリセット信号発生部からリセット信号に
より停止可とされているわけであるが、リセット信号発
生部では、再同期可能な場合(外部入力クロック10
1,102に一過性の擾乱(クロック割れ状態や断状態
からの回復等)があった場合)にのみ、リセット信号が
発生されるものとなっている。図示のように、リセット
信号発生部内では、特定の場合、即ち、クロック選択制
御回路11からのクロック選択制御信号109に変化が
あった場合(選択クロック103が更新選択された場
合)、またはクロック選択制御回路11から両系クロッ
ク断検出信号110が得られなくなった場合(外部入力
クロック101,102のうち、少なくとも何れか一方
が断状態から非断状態に復帰した場合)に、その時点で
擾乱検出回路50からはトリガ信号111が発生された
上、そのトリガ信号111にもとづきリセット信号発生
回路51からは、位相同期発振器20での再同期引込み
に要される時間をそのパルス幅とするリセット信号11
2がトリガ出力として発生されているものである。尤
も、リセット信号112は、外部からのリセット信号
(パワー・オンリセット信号やマニュアル操作リセット
信号)113によっても発生されるが、その際でのリセ
ット信号112はそのパルス幅がリセット信号113の
それとして発生されたものとなっている。
付位相同期発振器での構成とその動作概要について説明
したが、外部から入力されるクロックが1系統のみの場
合には、セレクタ10は不要とされた上、そのクロック
は選択クロック103として常時PLL部に入力されれ
ばよく、また、クロック選択制御回路11からは、両系
クロック断検出信号110に代って、クロック断検出信
号が得られるようにすればよいものである。そのクロッ
クの非断状態への復帰を待って、リセット信号発生部か
らリセット信号が発生されればよいものである。
動作については周知であるとして、ドリフト検出部での
動作を図2(A),(B)により補足説明すれば以下の
ようである。即ち、図示のように、本例では、PLL部
からの出力クロック104の立上り時点を中心位置とす
る、一定パルス幅(=2ΔФm)の“L”レベル状態ウ
インドウパルス105がウインドウパルス発生回路30
で作成される場合が想定されたものとなっている。ウィ
ンドウパルス105は出力クロック104に同期してあ
る一定期間(出力クロック104の立上り時点±ΔФ
m)の間だけ、“L”レベル状態となるべく作成されて
いるわけであるが、そのΔФmとしては、外部入力クロ
ック101,102間静的位相差(図示せず)ΔФdと
PLL部での定常位相差ΔФ0との和、あるいはPLL
部での追従特性よりも速い外部入力クロック101,1
02の位相変動ΔФcとPLLでの定常位相差ΔФ0と
の和の何れかよりも大として設定される必要があるもの
となっている。
ある場合での動作について説明すれば、図2(A)に示
すように、選択クロック103の立上り時点でのウイン
ドウパルス105の状態は“L”レベル状態にあり、し
たがって、ドリフト検出信号106としては、出力クロ
ック104、選択クロック103間位相差が許容範囲内
にあることを示す“L”レベル状態として得られるもの
となっている。一方、選択クロック103にΔФmを越
える位相変動があった場合を想定すれば、図2(B)に
示すように、選択クロック103の立上り時点でのイン
ドウパルス105の状態は“H”レベル状態にあり、し
たがって、出力クロック104、選択クロック103間
位相差が許容範囲外、即ち、位相同期外れ状態にある場
合には、ドリフト検出信号106は“H”レベル状態と
して得られるものであることが判る。
報機能付位相同期発振器での動作を踏まえ、選択クロッ
ク103が様々な状態として入力された場合での動作
を、PLL位相差が選択クロック103、出力クロック
104間位相差として定義されているとして、また、比
較的長い時間スパンでのものとして説明すれば、図3に
示すようである。図中に示す各区間の概要は以下の通り
である。
作 区間C:ΔФm以下で、かつ擾乱許容時間以上の位相変
動があった場合での動作 区間D:ΔФm以上の瞬時位相変動があった場合での動
作 区間E:ΔФm以上で、かつ擾乱許容時間以上の位相変
動があった場合での動作 区間F:ΔФm以下で、かつ瞬時位相変動があり、しか
も、擾乱検出回路50で擾乱が検出された場合での動作 区間G:ΔФm以下で、かつ擾乱許容時間以上の位相変
動があり、しかも、擾乱検出回路50で擾乱が検出され
た場合での動作 区間H:ΔФm以上で、かつ瞬時位相変動があり、しか
も、擾乱検出回路50が擾乱が検出された場合での動作 区間I:ΔФm以上で、かつ擾乱許容時間以上、警報非
保持期間以下の位相変動がり、しかも、擾乱検出回路5
0で擾乱が検出された場合での動作 区間J:ΔФm以上で、かつ警報非保持期間以上の位相
変動があり、しかも、擾乱検出回路50で擾乱が検出さ
れた場合での動作 図3からも判るように、区間A,B,C,F,G各々に
おいては、PLL位相差はΔФmより小さく、したがっ
て、ドリフト検出信号106は勿論のこと、警報出力1
08も出力されないものとなっている。また、区間D,
H各々では、PLL位相差はΔФmより大きく、したが
って、ドリフト検出信号106は出力されているも、擾
乱許容時間内であるため、警報保護部で保護される結果
として、検出保護出力107や警報出力108は出力さ
れないものとなっている。更に、区間Eでは、PLL位
相差はΔФmより大きく、また、擾乱許容時間を超える
結果として、ドリフト検出信号106や検出保護出力1
07、警報出力108が出力されたものとなっている。
この場合にはまた、検出保護出力107が出力停止され
た後も、警報出力108は検出保護出力107の保持出
力により保持されているが、外部からのリセット信号1
13を待って、その保持が解除されることで、警報出力
108はその出力が停止されたものとなっている。更に
また、区間Iでは、PLL位相差はΔФmより大きく、
また、擾乱許容時間を超えるため、ドリフト検出信号1
06や検出保護出力107、警報出力108が出力され
るものとなっている。この場合にはまた、リセット信号
112が警報非保持期間の間、出力されているため、検
出保護出力107の出力が停止された後は、警報出力1
08は保持出力されず、したがって、検出保護出力10
7の出力停止に伴い警報出力108も停止されたものと
なっている。区間Jではまた、PLL位相差はΔФmよ
り大きく、また、擾乱許容時間を超えるため、ドリフト
検出信号106や検出保護出力107、警報出力108
が出力されるものとなっている。この場合にはまた、リ
セット信号112が警報非保持期間の間出力されている
も、検出保護出力107は警報非保持期間以上継続して
いるため、警報出力108はその検出保護出力107の
保持出力によりその出力が保持されたものである。
相同期動作が不可とされている場合での一例での動作
が、比較的短い時間スパンでのものとして示されている
が、これについて簡単ながら説明すれば以下のようであ
る。即ち、PLL位相差は、図示のように、鋸波状に変
化しているが、これは、選択クロック103の1周期毎
に表現されているためであり、実際には、選択クロック
103が出力クロック104に対し位相進み方向に連続
的に変化している場合を示したものである。位相遅れ方
向に連続的に変化している場合も事情は同様とされてい
るわけであるが、一般的に、PLL位相差が±ΔФm以
上になれば、ドリフト検出信号106は“H”レベル状
態(位相同期外れ状態)として、また、±ΔФm以下に
なれば、“L”レベル状態(許容位相差状態)として、
図示のように得られるものであることが判る。しかしな
がら、ドリフト検出信号106が“H”レベル状態とし
て得られたとしても、擾乱許容時間以上に亘って連続的
に得られた場合にのみ、検出保護出力107としてその
擾乱許容時間分だけ遅れて出力され、これにより初めて
警報出力108が出力されるものとなっている。検出保
護出力107の保持出力により警報出力108が保持さ
れている場合には、たとえ、ドリフト検出信号106が
“L”レベル状態に復帰されたとしても、外部からのリ
セット信号113がない限り、その警報出力108はそ
の出力が保持される結果として、誤った正常状態も確実
に検出され得るものとなっている。
法やクロック監視警報機能付位相同期発振器のディジタ
ルデータ伝送システムへの適用について説明すれば、例
えばデータがフレームフォーマットとして授受されてい
る同期多重変換装置等のデータ伝送装置での対向装置に
対するクロック同期化方法として、あるいはデータ伝送
装置でのデータ受信処理クロック発生用位相同期発振器
として適用され得るものとなっている。
各々によれば以下の効果が得られるものとなっている。 請求項1:外部からの1系統入力クロックのみにもとづ
き位相同期動作が位相同期発振器で行われている状態
で、位相同期外れの検出状態が連続的に一定時間以上、
継続していることを以て、初めて位相同期発振器が位相
同期外れ状態にある旨が外部に警報表示されるも、再同
期可能復帰時点でその警報表示が消滅され得る位相同期
監視警報方法が得られる。
ックのみにもとづき位相同期動作が位相同期発振器
(部)で行われている状態で、位相同期外れの検出状態
が連続的に一定時間以上、継続していることを以て、初
めて位相同期発振器(部)が位相同期外れ状態にある旨
が外部に警報表示され得る位相同期監視警報方法とクロ
ック監視警報機能付位相同期発振器が得られる。
ックのみにもとづき位相同期動作が位相同期発振器
(部)で行われている状態で、位相同期外れの検出状態
が連続的に一定時間以上、継続していることを以て、初
めて位相同期発振器(部)が位相同期外れ状態にある旨
が外部に警報表示されるも、外部入力クロックの断状態
からの復帰を待って、その警報表示が消滅され得る位相
同期監視警報方法とクロック監視警報機能付位相同期発
振器が得られる。
にもとづき位相同期動作が位相同期発振器で行われてい
る状態で、位相同期外れの検出状態が連続的に一定時間
以上、継続していることを以て、初めて位相同期発振器
が位相同期外れ状態にある旨が外部に警報表示される
も、再同期可能復帰時点でその警報表示が消滅され得る
位相同期監視警報方法が得られる。
ックにもとづき位相同期動作が位相同期発振器(部)で
行われている状態で、位相同期外れの検出状態が連続的
に一定時間以上、継続していることを以て、初めて位相
同期発振器(部)が位相同期外れ状態にある旨が外部に
警報表示され得る位相同期監視警報方法とクロック監視
警報機能付位相同期発振器が得られる。
ロックにもとづき位相同期動作が位相同期発振器(部)
で行われている状態で、位相同期外れの検出状態が連続
的に一定時間以上、継続していることを以て、初めて位
相同期発振器(部)が位相同期外れ状態にある旨が外部
に警報表示されるも、2系統外部入力クロックの断状態
からの復帰を待って、その警報表示が消滅され得る位相
同期監視警報方法とクロック監視警報機能付位相同期発
振器が得られる。
ータ伝送装置からのデータが、そのデータに伴われてい
る2系統外部入力クロックにもとづき受信処理されるに
際し、クロック監視警報が行われつつ、その対向データ
伝送装置でのクロックに位相同期化された受信処理クロ
ックによりデータを受信処理し得るディジタルデータ伝
送システムにおけるクロック同期化方法が得られる。
ータを、そのデータに伴われている2系統外部入力クロ
ックにもとづき受信処理するに際し、クロック監視警報
が行われつつ、その対向データ伝送装置でのクロックに
位相同期化された受信処理クロックによりそのデータを
受信処理し得るデータ伝送装置が得られる。
位相同期発振器の一例での構成を、外部から2系統のク
ロックが入力される場合でのものとして示す図
おけるドリフト検出部での動作を説明するための図
された場合での、本発明によるクロック監視警報機能付
位相同期発振器での動作を示す図
れている場合での一例での動作を示す図
PLL(位相同期発信器)30…ウィンドウパルス発生
回路、31…D型フリップフロップ、40…警報保護回
路、50…擾乱検出回路、51…リセット信号発生回
路、60…警報保持回路
Claims (12)
- 【請求項1】 位相同期発振器からの出力クロックと、
該位相同期発振器への外部入力クロックとを位相比較し
た上、該出力クロック、外部入力クロック間位相差がゼ
ロとなるべく動作している位相同期発振器に対する位相
同期監視警報方法であって、外部入力クロックが一時的
に数周期間、断状態におかれても位相変動が小さく設定
されている位相同期発振器からの出力クロックからは、
該出力クロックの立上り時点、または立下り時点を中心
位置とする、一定パルス幅のウインドウパルスが作成さ
れた上、外部入力クロックの立上り時点、または立下り
時点での上記ウインドウパルスの有無が一時記憶される
ことによって、該有無より出力クロック、外部入力クロ
ック間位相差が許容位相差状態にあるか位相同期外れ状
態にあるかが検出されている際に、位相同期外れの検出
状態が連続的に一定時間以上、継続していることを以
て、初めて位相同期発振器が位相同期外れ状態にある旨
が保持された上、保持出力をして外部に警報表示される
一方、再同期可能復帰時点で位相同期外れ状態にある旨
の保持は解除されるようにした位相同期監視警報方法。 - 【請求項2】 位相同期発振器からの出力クロックと、
該位相同期発振器への外部入力クロックとを位相比較し
た上、該出力クロック、外部入力クロック間位相差がゼ
ロとなるべく動作している位相同期発振器に対する位相
同期監視警報方法であって、外部入力クロックが一時的
に数周期間、断状態におかれても位相変動が小さく設定
されている位相同期発振器からの出力クロックからは、
該出力クロックの立上り時点、または立下り時点を中心
位置とする、一定パルス幅のウインドウパルスが作成さ
れた上、外部入力クロックの立上り時点、または立下り
時点での上記ウインドウパルスの有無が一時記憶される
ことによって、該有無より出力クロック、外部入力クロ
ック間位相差が許容位相差状態にあるか位相同期外れ状
態にあるかが検出されている際に、位相同期外れの検出
状態が連続的に一定時間以上、継続していることを以
て、初めて位相同期発振器が位相同期外れ状態にある旨
が外部に警報表示されるようにした位相同期監視警報方
法。 - 【請求項3】 位相同期発振器部からの出力クロック
と、該位相同期発振器部への外部入力クロックとを位相
比較した上、該出力クロック、外部入力クロック間位相
差がゼロとなるべく位相同期発振器部が動作している状
態で、該位相同期発振器部が位相同期外れ状態にある時
間が連続的に一定時間以上、継続していることを以て、
初めて位相同期発振器部が位相同期外れ状態にある旨が
外部に警報表示されるようにしたクロック監視警報機能
付位相同期発振器であって、それ自体からの出力クロッ
クと、それ自体への外部入力クロックとを位相比較した
上、該出力クロック、外部入力クロック間位相差がゼロ
となるべく動作し、かつ外部入力クロックが一時的に数
周期間、断状態におかれても位相変動が小さく設定され
ている位相同期発振器部と、該位相同期発振器部からの
出力クロックの立上り時点、または立下り時点を中心位
置として一定パルス幅のウインドウパルスを作成の上、
外部入力クロックの立上り時点、または立下り時点での
上記ウインドウパルスの有無を一時記憶する位相同期外
れ状態検出部と、該位相同期外れ状態検出部からの、位
相同期外れの検出状態が連続的に一定時間以上、継続し
ていることを以て、初めて位相同期発振器部が位相同期
外れ状態にある旨を位相同期外れの検出状態として外部
に警報表示する警報保護部とを少なくとも含むクロック
監視警報機能付位相同期発振器。 - 【請求項4】 位相同期発振器からの出力クロックと、
該位相同期発振器への外部入力クロックとを位相比較し
た上、該出力クロック、外部入力クロック間位相差がゼ
ロとなるべく動作している位相同期発振器に対する位相
同期監視警報方法であって、外部入力クロックが一時的
に数周期間、断状態におかれても位相変動が小さく設定
されている位相同期発振器からの出力クロックからは、
該出力クロックの立上り時点、または立下り時点を中心
位置とする、一定パルス幅のウインドウパルスが作成さ
れた上、外部入力クロックの立上り時点、または立下り
時点での上記ウインドウパルスの有無が一時記憶される
ことによって、該有無より出力クロック、外部入力クロ
ック間位相差が許容位相差状態にあるか位相同期外れ状
態にあるかが検出されている際に、位相同期外れの検出
状態が連続的に一定時間以上、継続していることを以
て、初めて位相同期発振器が位相同期外れ状態にある旨
が保持された上、保持出力をして外部に警報表示されて
いる一方、外部入力クロックの断状態からの復帰時点で
発生されている所定パルス幅のリセット信号によって、
位相同期外れの検出状態が継続されていない条件下で、
上記位相同期外れ状態にある旨の保持は解除されるよう
にした位相同期監視警報方法。 - 【請求項5】 位相同期発振器部からの出力クロック
と、該位相同期発振器部への外部入力クロックとを位相
比較した上、該出力クロック、外部入力クロック間位相
差がゼロとなるべく位相同期発振器部が動作している状
態で、該位相同期発振器部が位相同期外れ状態にある時
間が連続的に一定時間以上、継続していることを以て、
初めて位相同期発振器部が位相同期外れ状態にある旨が
外部に警報表示されるようにしたクロック監視警報機能
付位相同期発振器であって、それ自体からの出力クロッ
クと、それ自体への外部入力クロックとを位相比較した
上、該出力クロック、外部入力クロック間位相差がゼロ
となるべく動作し、かつ外部入力クロックが一時的に数
周期間、断状態におかれても位相変動が小さく設定され
ている位相同期発振器部と、該位相同期発振器部からの
出力クロックの立上り時点、または立下り時点を中心位
置として一定パルス幅のウインドウパルスを作成の上、
外部入力クロックの立上り時点、または立下り時点での
上記ウインドウパルスの有無を一時記憶する位相同期外
れ状態検出部と、該位相同期外れ状態検出部からの、位
相同期外れの検出状態が連続的に一定時間以上、継続し
ていることを以て、初めて位相同期発振器部が位相同期
外れ状態にある旨を上記位相同期外れの検出状態として
出力する警報保護部と、該警報保護部からの位相同期外
れの検出状態を保持した上、保持出力をして外部に警報
表示を行う警報保持部と、外部入力クロックの断状態を
検出するクロック断検出部と、該クロック断検出部から
のクロック断検出信号にもとづき、外部入力クロックの
断状態からの復帰を検出する度に、所定パルス幅のリセ
ット信号を上記警報保持部に対し発生した上、上記警報
保護部からの位相同期外れの検出状態の出力が継続され
ていない条件下で、上記位相同期外れ状態にある旨の保
持を解除するリセット信号発生部とを少なくとも含むク
ロック監視警報機能付位相同期発振器。 - 【請求項6】 位相同期発振器への2系統外部入力クロ
ックのうちから、非断状態にある1系統外部入力クロッ
クが外部入力クロックとして常時所定に選択された上、
該外部入力クロックと、該位相同期発振器からの出力ク
ロックとを位相比較した上、該出力クロック、外部入力
クロック間位相差がゼロとなるべく動作している位相同
期発振器に対する位相同期監視警報方法であって、外部
入力クロックが一時的に数周期間、断状態におかれても
位相変動が小さく設定されている位相同期発振器からの
出力クロックからは、該出力クロックの立上り時点、ま
たは立下り時点を中心位置とする、一定パルス幅のウイ
ンドウパルスが作成された上、外部入力クロックの立上
り時点、または立下り時点での上記ウインドウパルスの
有無が一時記憶されることによって、該有無より出力ク
ロック、外部入力クロック間位相差が許容位相差状態に
あるか位相同期外れ状態にあるかが検出されている際
に、位相同期外れの検出状態が連続的に一定時間以上、
継続していることを以て、初めて位相同期発振器が位相
同期外れ状態にある旨が保持された上、保持出力をして
外部に警報表示される一方、再同期可能復帰時点で位相
同期外れ状態にある旨の保持は解除されるようにした位
相同期監視警報方法。 - 【請求項7】 位相同期発振器への2系統外部入力クロ
ックのうちから、非断状態にある1系統外部入力クロッ
クが外部入力クロックとして常時所定に選択された上、
該外部入力クロックと、該位相同期発振器からの出力ク
ロックとを位相比較した上、該出力クロック、外部入力
クロック間位相差がゼロとなるべく動作している位相同
期発振器に対する位相同期監視警報方法であって、外部
入力クロックが一時的に数周期間、断状態におかれても
位相変動が小さく設定されている位相同期発振器からの
出力クロックからは、該出力クロックの立上り時点、ま
たは立下り時点を中心位置とする、一定パルス幅のウイ
ンドウパルスが作成された上、外部入力クロックの立上
り時点、または立下り時点での上記ウインドウパルスの
有無が一時記憶されることによって、該有無より出力ク
ロック、外部入力クロック間位相差が許容位相差状態に
あるか位相同期外れ状態にあるかが検出されている際
に、位相同期外れの検出状態が連続的に一定時間以上、
継続していることを以て、初めて位相同期発振器が位相
同期外れ状態にある旨が外部に警報表示されるようにし
た位相同期監視警報方法。 - 【請求項8】 位相同期発振器部への2系統外部入力ク
ロックのうちから、非断状態にある1系統外部入力クロ
ックが外部入力クロックとして常時所定に選択された
上、該外部入力クロックと、該位相同期発振器部からの
出力クロックとを位相比較した上、該出力クロック、外
部入力クロック間位相差がゼロとなるべく位相同期発振
器部が動作している状態で、該位相同期発振器部部が位
相同期外れ状態にある時間が連続的に一定時間以上、継
続していることを以て、初めて位相同期発振器部が位相
同期外れ状態にある旨が外部に警報表示されるようにし
たクロック監視警報機能付位相同期発振器であって、2
系統外部入力クロックのうちから、非断状態にある1系
統外部入力クロックを外部入力クロックとして常時所定
に選択する外部入力クロック選択部と、該外部入力クロ
ック選択部からの外部入力クロックと、それ自体からの
出力クロックとを位相比較した上、該出力クロック、外
部入力クロック間位相差がゼロとなるべく動作し、かつ
外部入力クロックが一時的に数周期間、断状態におかれ
ても位相変動が小さく設定されている位相同期発振器部
と、該位相同期発振器部からの出力クロックの立上り時
点、または立下り時点を中心位置として一定パルス幅の
ウインドウパルスを作成の上、外部入力クロックの立上
り時点、または立下り時点での上記ウインドウパルスの
有無を一時記憶する位相同期外れ状態検出部と、該位相
同期外れ状態検出部からの、位相同期外れの検出状態が
連続的に一定時間以上、継続していることを以て、初め
て位相同期発振器部が位相同期外れ状態にある旨を上記
位相同期外れの検出状態として外部に警報表示する警報
保護部とを少なくとも含むクロック監視警報機能付位相
同期発振器。 - 【請求項9】 位相同期発振器への2系統外部入力クロ
ックのうちから、非断状態にある1系統外部入力クロッ
クが外部入力クロックとして常時所定に選択された上、
該外部入力クロックと、該位相同期発振器からの出力ク
ロックとを位相比較した上、該出力クロック、外部入力
クロック間位相差がゼロとなるべく動作している位相同
期発振器に対する位相同期監視警報方法であって、外部
入力クロックが一時的に数周期間、断状態におかれても
位相変動が小さく設定されている位相同期発振器からの
出力クロックからは、該出力クロックの立上り時点、ま
たは立下り時点を中心位置とする、一定パルス幅のウイ
ンドウパルスが作成された上、外部入力クロックの立上
り時点、または立下り時点での上記ウインドウパルスの
有無が一時記憶されることによって、該有無より出力ク
ロック、外部入力クロック間位相差が許容位相差状態に
あるか位相同期外れ状態にあるかが検出されている際
に、位相同期外れの検出状態が連続的に一定時間以上、
継続していることを以て、初めて位相同期発振器が位相
同期外れ状態にある旨が保持された上、保持出力をして
外部に警報表示されている一方、ともに断状態にある2
系統外部入力クロックのうち、少なくとも何れか1系統
外部入力クロックの断状態からの復帰時点、または外部
入力クロックが他系統外部入力クロックに更新された時
点で発生されている所定パルス幅のリセット信号によっ
て、位相同期外れの検出状態が継続されていない条件下
で、上記位相同期外れ状態にある旨の保持は解除される
ようにした位相同期監視警報方法。 - 【請求項10】 位相同期発振器部への2系統外部入力
クロックのうちから、非断状態にある1系統外部入力ク
ロックが外部入力クロックとして常時所定に選択された
上、該外部入力クロックと、該位相同期発振器部からの
出力クロックとを位相比較した上、該出力クロック、外
部入力クロック間位相差がゼロとなるべく位相同期発振
器部が動作している状態で、該位相同期発振器部部が位
相同期外れ状態にある時間が連続的に一定時間以上、継
続していることを以て、初めて位相同期発振器部が位相
同期外れ状態にある旨が外部に警報表示されるようにし
たクロック監視警報機能付位相同期発振器であって、2
系統外部入力クロックのうちから、非断状態にある1系
統外部入力クロックを外部入力クロックとして常時所定
に選択するとともに、該2系統外部入力クロックがとも
に断状態にあることを検出する外部入力クロック選択部
と、該外部入力クロック選択部からの外部入力クロック
と、それ自体からの出力クロックとを位相比較した上、
該出力クロック、外部入力クロック間位相差がゼロとな
るべく動作し、かつ外部入力クロックが一時的に数周期
間、断状態におかれても位相変動が小さく設定されてい
る位相同期発振器部と、該位相同期発振器部からの出力
クロックの立上り時点、または立下り時点を中心位置と
して一定パルス幅のウインドウパルスを作成の上、外部
入力クロックの立上り時点、または立下り時点での上記
ウインドウパルスの有無を一時記憶する位相同期外れ状
態検出部と、該位相同期外れ状態検出部からの、位相同
期外れの検出状態が連続的に一定時間以上、継続してい
ることを以て、初めて位相同期発振器部が位相同期外れ
状態にある旨を上記位相同期外れの検出状態として出力
する警報保護部と、該警報保護部からの位相同期外れの
検出状態を保持した上、保持出力をして外部に警報表示
を行う警報保持部と、上記外部入力クロック選択部から
の両系クロック断検出信号にもとづき、少なくとも何れ
か1系統外部入力クロックの断状態からの復帰時点、ま
たは外部入力クロックが他系統外部入力クロックに更新
された時点で、所定パルス幅のリセット信号を上記警報
保持部に対し発生した上、上記警報保護部からの位相同
期外れの検出状態の出力が継続されていない条件下で、
上記位相同期外れ状態にある旨の保持を解除するリセッ
ト信号発生部とを少なくとも含むクロック監視警報機能
付位相同期発振器。 - 【請求項11】 データ伝送装置各々で対向データ伝送
装置からのデータが、該データに伴われている2系統外
部入力クロックにもとづき受信処理される際でのディジ
タルデータ伝送システムにおけるクロック同期化方法で
あって、データ伝送装置各々では、位相同期発振器への
2系統外部入力クロックのうちから、非断状態にある1
系統外部入力クロックが外部入力クロックとして常時所
定に選択された上、該外部入力クロックと、該位相同期
発振器からの受信処理クロックとしての出力クロックと
が位相比較された上、該出力クロック、外部入力クロッ
ク間位相差がゼロとなるべく位相同期発振器が動作して
いる状態で、外部入力クロックが一時的に数周期間、断
状態におかれても位相変動が小さく設定されている位相
同期発振器からの出力クロックからは、該出力クロック
の立上り時点、または立下り時点を中心位置とする、一
定パルス幅のウインドウパルスが作成された上、外部入
力クロックの立上り時点、または立下り時点での上記ウ
インドウパルスの有無が一時記憶されることによって、
該有無より出力クロック、外部入力クロック間位相差が
許容位相差状態にあるか位相同期外れ状態にあるかが検
出されている際に、位相同期外れの検出状態が連続的に
一定時間以上、継続していることを以て、初めて位相同
期発振器が位相同期外れ状態にある旨が保持された上、
保持出力をして外部に警報表示される一方、再同期可能
復帰時点で位相同期外れ状態にある旨の保持は解除され
るようにした、ディジタルデータ伝送システムにおける
クロック同期化方法。 - 【請求項12】 ディジタルデータ伝送システムを構成
した上、対向装置からのデータが、該データに伴われて
いる2系統外部入力クロックにもとづき受信処理されて
いるデータ伝送装置であって、データ受信処理クロック
発生用位相同期発振器として、2系統外部入力クロック
のうちから、非断状態にある1系統外部入力クロックを
外部入力クロックとして常時所定に選択するとともに、
該2系統外部入力クロックがともに断状態にあることを
検出する外部入力クロック選択部と、該外部入力クロッ
ク選択部からの外部入力クロックと、それ自体からのデ
ータ受信処理クロックとしての出力クロックとを位相比
較した上、該出力クロック、外部入力クロック間位相差
がゼロとなるべく動作し、かつ外部入力クロックが一時
的に数周期間、断状態におかれても位相変動が小さく設
定されている位相同期発振器部と、該位相同期発振器部
からの出力クロックの立上り時点、または立下り時点を
中心位置として一定パルス幅のウインドウパルスを作成
の上、外部入力クロックの立上り時点、または立下り時
点での上記ウインドウパルスの有無を一時記憶する位相
同期外れ状態検出部と、該位相同期外れ状態検出部から
の、位相同期外れの検出状態が連続的に一定時間以上、
継続していることを以て、初めて位相同期発振器部が位
相同期外れ状態にある旨を上記位相同期外れの検出状態
として出力する警報保護部と、該警報保護部からの位相
同期外れの検出状態を保持した上、保持出力をして外部
に警報表示を行う警報保持部と、上記外部入力クロック
選択部からの両系クロック断検出信号にもとづき、少な
くとも何れか1系統外部入力クロックの断状態からの復
帰時点、または外部入力クロックが他系統外部入力クロ
ックに更新された時点で、所定パルス幅のリセット信号
を上記警報保持部に対し発生した上、上記警報保護部か
らの位相同期外れの検出状態の出力が継続されていない
条件下で、上記位相同期外れ状態にある旨の保持を解除
するリセット信号発生部と、を少なくとも含む構成のク
ロック監視警報機能付位相同期発振器が具備されてなる
データ伝送装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11964897A JP3569105B2 (ja) | 1997-05-09 | 1997-05-09 | 位相同期監視警報方法とクロック監視警報機能付位相同期発振器、並びにディジタルデータ伝送システムにおけるクロック同期化方法およびデータ伝送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11964897A JP3569105B2 (ja) | 1997-05-09 | 1997-05-09 | 位相同期監視警報方法とクロック監視警報機能付位相同期発振器、並びにディジタルデータ伝送システムにおけるクロック同期化方法およびデータ伝送装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10308665A true JPH10308665A (ja) | 1998-11-17 |
JP3569105B2 JP3569105B2 (ja) | 2004-09-22 |
Family
ID=14766656
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11964897A Expired - Lifetime JP3569105B2 (ja) | 1997-05-09 | 1997-05-09 | 位相同期監視警報方法とクロック監視警報機能付位相同期発振器、並びにディジタルデータ伝送システムにおけるクロック同期化方法およびデータ伝送装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3569105B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007235576A (ja) * | 2006-03-01 | 2007-09-13 | Toshiba Corp | 位相同期ループ回路及びこの位相同期ループ回路で使用される制御方法 |
JP2007235577A (ja) * | 2006-03-01 | 2007-09-13 | Toshiba Corp | 位相同期ループ回路及びこの位相同期ループ回路の制御方法 |
-
1997
- 1997-05-09 JP JP11964897A patent/JP3569105B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007235576A (ja) * | 2006-03-01 | 2007-09-13 | Toshiba Corp | 位相同期ループ回路及びこの位相同期ループ回路で使用される制御方法 |
JP2007235577A (ja) * | 2006-03-01 | 2007-09-13 | Toshiba Corp | 位相同期ループ回路及びこの位相同期ループ回路の制御方法 |
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---|---|
JP3569105B2 (ja) | 2004-09-22 |
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