JPH10305727A - 車両用エアコンシステムのドア開閉用アクチュエータ動作制御装置 - Google Patents

車両用エアコンシステムのドア開閉用アクチュエータ動作制御装置

Info

Publication number
JPH10305727A
JPH10305727A JP11767597A JP11767597A JPH10305727A JP H10305727 A JPH10305727 A JP H10305727A JP 11767597 A JP11767597 A JP 11767597A JP 11767597 A JP11767597 A JP 11767597A JP H10305727 A JPH10305727 A JP H10305727A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
door
actuator
closing
opening
air conditioner
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP11767597A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3831060B2 (ja
Inventor
Hideki Sunaga
英樹 須永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Marelli Corp
Original Assignee
Calsonic Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Calsonic Corp filed Critical Calsonic Corp
Priority to JP11767597A priority Critical patent/JP3831060B2/ja
Publication of JPH10305727A publication Critical patent/JPH10305727A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3831060B2 publication Critical patent/JP3831060B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Air-Conditioning For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 車内温度を調節するポテンシオ・バランス・
抵抗(PBR)の作成上のばらつきを補正できる手段を
得る。 【解決手段】 複数のドアアクチュエータを駆動制御す
るエアコンアンプユニットを備えた車両用エアコンシス
テムにおいて、電源がオンされて前記エアコンアンプユ
ニットが稼働後、エアミクッスドアを開閉するドアアク
チュエータの位置を決定するときに、1回目に該ドアの
全開・全閉を行い、前記ドアアクチュエータの位置を決
定するPBRのストロークと全開閉度補正値を判断し、
以後はその判断された補正値で前記ドアアクチュエータ
の位置を決定するか、またはPBRの摺動端子がフール
・コールド(ドア全閉)にしたときの、PBRの値を読
込み、それを0%として、ドア開閉制御時特性曲線を平
行にオフセットして、前記ドア開閉制御時特性曲線の較
正値として前記ドアアクチュエータの位置を決定する手
段を備えて成る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のドアアクチ
ュエータを駆動制御する車両用エアコンアンプユニット
の各種温度センサからの入力情報の処理をA/Cオート
アンプで行うときに、アクチュエータの自己補正機能の
開度のアンサーバックに適用するポテンシオバランス抵
抗[Potentio Balance Registor 以下、単に『PBR』
と言う]を備えたドア開閉用アクチュエータ動作制御装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車両用エアコンシステムの温度セ
ンサ入力制御装置は各種温度センサからの入力情報は常
時マイクロコンピュータ等へ与え、そこでの制御演算に
基づいて、各ドアの開度が調整される。
【0003】その調整手順はこうである。
【0004】先ず、外気温度によって室内の設定温度に
快適性のデータから冬は温かめ、夏は涼し目に制御する
ために補正をかけ、次いで目標吹き出し口温度を算出す
るための各種定数を読込み、そして前記PBRにおける
下部目盛り部では約5%以下をカットし、上部目盛り部
では約95%以上を使用せずに、その間の5〜95%を
0〜100%に置き換えて制御することとしており、そ
れから各アクチュエータの開度(つまり、PBRの出力
端子位置)の補正を実施している。
【0005】その後は、ベント吹き出し温度変化の違和
感の回避手段とか、ヒータ特性の読込、目標吹き出し口
温度と実吹き出し口温度との偏差が許容可能な特定温度
(例えば2℃以内)になるようなドア開度の制御を行
う。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、一般に
このようなシステムにおいては、アクチュエータをユニ
ットに取り付けるときに、アクチュエータを全閉あるい
は全開の状態で、ドアとアクチュエータとの間にリンク
を取り付けてドアを動くようにしている。
【0007】従って、前記PBRからの入力値を、その
まま制御上の帰還値として使用していたから、アクチュ
エータのレバーとPBRの値とのずれかが大きいため、
アクチュエータを制御した時に、適正なドア開度となら
ない難点があった。
【0008】すなわち、アクチュエータレバー角とPB
R開度値とのずれのばらつきが、そのまま開度のばらつ
きとなっていた。
【0009】ここにおいて、本発明は、アクチュエータ
レバー角とPBR開度値とのずれのばらつきが、そのま
まドア開度のばらつきとして容易に解消克服する手段を
提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
(解決手段1)上記課題の解決手段1は、図1(a) のク
レーム対応図に示すように、モードスイッチや温度調整
ダイヤル等のスイッチ類が設けられている操作部を有す
るコントローラと、内蔵しているマイクロコンピュータ
によってスイッチ類やセンサ類からの入力信号をプログ
ラムソフトに従って演算処理し、空調システムに設けら
れているファンモータや複数のドアアクチュエータを駆
動制御するエアコンアンプユニットを備えた車両用エア
コンシステムにおいて、車両用イグニッション電源のオ
ン/オフの初期に、電源がオンされて前記エアコンアン
プユニットが稼働後、ヒーターの手前に設けられたエア
ミクッスドアを開閉するドアアクチュエータの位置を決
定するときに、1回目に該ドアの全開・全閉を行い、前
記ドアアクチュエータの位置を決定するポテンシオ・バ
ランス抵抗のストロークと全開閉度補正値を判断し、以
後はその判断された補正値で前記ドアアクチュエータの
位置を決定することを特徴とする。
【0011】このようにして、安定したセンサ値が直線
的に比例してドアアクチュエータの開度を駆動制御し、
しかも電源オンの後に1回必ず全閉・全開し、PBRの
ストロークと、全閉角度から補正値を判断することか
ら、ドアアクチュエータのレバー角とPBRの開度との
間のばらつきが較正されるという、特段の効果を奏する
ことができる。
【0012】(解決手段2)上記課題の解決手段2は、
請求項1記載の車両用エアコンシステムのドア開閉用ア
クチュエータ動作制御装置において、バッテリをオンし
たときの1回のみ、前記ドアの全開・全閉を行い、前記
ドアアクチュエータの位置を決定するポテンシオ・バラ
ンス抵抗のストロークと全開閉度補正値を判断し、以後
はその判断された補正値で前記ドアアクチュエータの位
置を決定することを特徴とする。
【0013】これは、前記解決手段1の前記ドアアクチ
ュエータの位置を決定する制御判断をバッテリ・オンの
ときの1回のみ実施し、以後はこの調整をを省略するこ
とで、余り変化のない環境条件の下での煩瑣な操作を省
略し、かつ前記解決手段1の効果も充分に備えながら、
運転効率を向上させる効果がある。
【0014】(解決手段3)上記課題の解決手段3は、
図1(b) のクレーム対応図に示すように、モードスイッ
チや温度調整ダイヤル等のスイッチ類が設けられている
操作部を有するコントローラと、内蔵しているマイクロ
コンピュータによってスイッチ類やセンサ類からの入力
信号をプログラムソフトに従って演算処理し、空調シス
テムに設けられているファンモータや複数のドアアクチ
ュエータを駆動制御するエアコンアンプユニットを備え
た車両用エアコンシステムにおいて、車両用イグニッシ
ョン電源のオン/オフの初期に、電源がオンされて前記
エアコンアンプユニットが稼働後、ヒーターの手前に設
けられたエアミクッスドアを開閉するドアアクチュエー
タの位置を決定するときに、前記ポテンシオ・バランス
抵抗がドア全閉の際に、前記ポテンシオ・バランス抵抗
の値を読込み、それを0%として、ドア開閉制御時特性
曲線を平行にオフセットして、前記ドア開閉制御時特性
曲線の較正値として前記ドアアクチュエータの位置を決
定することを特徴とする。
【0015】かくして、ドアアクチュエータのレバー角
と、PBRの開度との間のばらつきが較正され、ドアア
クチュエータの設計が簡潔的になり設計コストの大幅な
削減という効果が発揮可能となる。
【0016】(解決手段4)上記課題の解決手段4は、
請求項3記載の車両用エアコンシステムのドア開閉用ア
クチュエータ動作制御装置において、バッテリをオンし
たときの1回のみ、前記ポテンシオ・バランス抵抗がド
アの全閉の際に、前記ポテンシオ・バランス抵抗の値を
読込み、それを0%として、ドア開閉制御時特性曲線を
平行にオフセットして、前記ドア開閉制御時特性曲線の
較正値として前記ドアアクチュエータの位置を決定する
ことを特徴とする。
【0017】これも前記解決手段2と同じ手法であり、
前記解決手段3の前記ドアアクチュエータの位置を決定
する制御判断をバッテリ・オンのときの1回のみ実施
し、以後はこの調整をを省略することで、余り変化のな
い環境条件の下での煩瑣な操作を省略し、かつ前記解決
手段3の効果も充分に備えながら、運転効率を向上に資
することが可能である。
【0018】
【発明の実施の形態】初めに本発明が適用される空調シ
ステムに設けられ、フアンモータや複数のドアアクチュ
エータを駆動制御するエアコンアンプユニットを備えた
車両用エアコンシステムについて、図2を用いて説明す
る。
【0019】全ての図面において、同一符号は同一若し
くは相当部材を示す。
【0020】水温センサ226,冷媒センサ227,内
気センサ228,外気センサ229,日射センサ230
及び吸込温度センサ231等からの温度情報と、コント
ローラ232に備える操作部232bからのマニュアニ
ュアル入力情報を基に、A/CAMPユニット225
は、すべての制御演算を行い、各駆動部すなわちフアン
コントロール回路220,インテークドアアクチュエー
タ221,バイレベルダアクチュエータ222,エアミ
ックスダアクチュエータ223及びモードアクチュエー
タ224を一元的に駆動し、それらの現在情報を操作・
表示・通信回路232cを介して表示部232aに表示
し、常時最適環境温度の保持に努めている。なお、23
3は操作データ線(RXは操作データ),234はクロ
ック信号線(CLKはクロック信号)及び235は表示
通信データ線(TXは表示通信データ)である。
【0021】そして、図5はエアミックスドアクチュエ
ータの内部結線図とPBRにおける抵抗値とエアミック
スドアの開度との特性図である。
【0022】図5(a) において、223mは正転逆転を行う
モータで、223rはその正逆転に対応するダイオード、2
23PBRはポテンシオバランス抵抗で223tはその
出力端子であり、モータ223mの回転軸は出力端子2
23tをポテンシオバランス抵抗223PBR上を摺動
させる。
【0023】図5(b) の特性から分かるように、PBR
の抵抗値とエアミックスドアの開度とは、一定の傾斜を
持った直線的比例関係にあることが望ましい[図示特性
は理想値を表す直線である]。
【0024】(実施の形態1)図1(a)は、実施の形
態1のPBRにおける抵抗値とエアミックスドアの開度
との特性図である。
【0025】従来のPBRにおける抵抗値とエアミック
スドアの開度との特性は太い点線の従来特性曲線9で表
されるように、PBRの巻始め部分0%からa%位まで
は電気抵抗の基板部材等への固着に溶接手段等を採用す
るので電気抵抗部分の一部が溶着しており、電圧出力が
発生しない。
【0026】このことは、PBRの巻終り部分c%から
100%位迄でも同様である。
【0027】従って、本発明は、位置a%から位置c%
迄を、アクチュエータのレバー開度0%〜100%に対
応させて、ドアの開度の調整特性と決定するのである。
【0028】この実施の形態1は、PBRを1個装備す
る度に、較正手段を講じるのである。それは、PBRの
作成工程状の特性のばらつきを補修して、常に究極の目
的とする車内温度の適正化に資するためである。
【0029】つまり、アクチュエータを制御するとき
に、バッテリ(電源)・オンの後のA/C・AMPユニ
ット225のオン後、1回目に必ずドアを全閉・全開
し、PBR223のストロークと全閉開度補正値を判断
し、以降はこの補正された値でアクチュエータのレバー
を介してドアの開度を制御する。
【0030】いま、調整特性直線9の傾きをαとし、0
%〜a%=βとすると、 傾きα=100/(d−a) 切片β=−a
であり、ゆえに (PBRの値)=α(上のPBRの値)−a となる。
【0031】なお、5は設計理想特性直線であって、作
成工程においてこのような特性のPBRを得ることは難
しい。
【0032】図3は、上述のPBR223の自己補正を
電源オン時に1回のみ行う手順を示した流れ図である。
図3(a) はその全体手順、図3(b) はその自己補正処理
の詳細手順である。
【0033】図4は、上述のPBR223の自己補正を
F/COOL=FULL COLDとなった時に行う手
順を示した流れ図である。図4(a) はその全体手順、図
4(b) はその自己補正処理の詳細手順である。
【0034】このようにして、本発明は、PBRの端子
出力電圧の傾斜を変更することで、PBRの作成上から
来る特性のばらつきの不具合が、補正可能となる。
【0035】(実施の形態2)この実施の形態2は、先
の実施の形態1を車内に搭載のバッテリをオンにしたと
きに、只1回のみ調整を実施し、バッテリをオフにしな
い限り再度の調整制御は行わない方策である。
【0036】このようにすれば、運転途中での調整制御
は実施しないから、運転に専念でき、運転の効率の向上
に役立つ。
【0037】(実施の形態3)図1(b)は、実施の形
態2のPBRにおける抵抗値とエアミックスドアの開度
との特性図である。
【0038】通常は作成された儘のPBRを装置に設定
した時、アクチュエータ駆動用レバーとPBR上に位置
する出力電圧端子の対応のずれが大きく、アクチュエー
タを制御した時に適正なダ開度とならいので、本発明
は、図3(a) に示すように摺動端子223tがFULL
COLD(ドア全閉)の時に、PBRを読み込み、そ
れを0%として、例えば調整特性直線2のようにオフセ
ットするようにしてレバー角度をプロットして行き、P
BRの出力の直線性が失われるPBRの端子位置e%の
ところで、先に説明したPBRドア特性の補正を機構的
等の手段を介して行う。
【0039】逆の出力特性の時は、調整特性直線3のよ
うに修正してから、補正を設定する。
【0040】このうようにして、アクチュエータのレバ
ー角に対するPBR(摺動回転端子)の角度のずれは、
アクチュエータのレバーの溶着位置誤差が殆どで、基本
的に平行移動したものが多く、全閉をオフセットすれ
ば、全開も殆ど較正される。この手段は、カット・アン
ド・トライで究明された方策に外ならない。
【0041】このことから、本発明は、アクチュエータ
のレバー角とPBR開度との間のばらつきが較正され、
かつアクチュエータの設計も容易になり、設計コストも
大幅に削減可能となり、経済的に甚だ有利になる。
【0042】(実施の形態4)この実施の形態4は、先
の実施の形態3を車内に搭載のバッテリをオンにしたと
きに、只1回のみ調整を実施し、バッテリをオフにしな
い限り再度の調整制御は行わない方策である。
【0043】このようにすれば、運転途中での調整制御
は実施しないから、運転に専念でき、運転の効率の向上
するという効果が認められる。
【0044】
【発明の効果】請求項1の発明にあっては、モードスイ
ッチや温度調整ダイヤル等のスイッチ類が設けられてい
る操作部を有するコントローラと、内蔵しているマイク
ロコンピュータによってスイッチ類やセンサ類からの入
力信号をプログラムソフトに従って演算処理し、空調シ
ステムに設けられているファンモータや複数のドアアク
チュエータを駆動制御するエアコンアンプユニットを備
えた車両用エアコンシステムにおいて、車両用イグニッ
ション電源のオン/オフの初期に、電源がオンされて前
記エアコンアンプユニットが稼働後、ヒーターの手前に
設けられたエアミクッスドアを開閉するドアアクチュエ
ータの位置を決定するときに、1回目に該ドアの全開・
全閉を行い、前記ドアアクチュエータの位置を決定する
ポテンシオ・バランス抵抗のストロークと全開閉度補正
値を判断し、以後はその判断された補正値で前記ドアア
クチュエータの位置を決定することから、安定したセン
サ値が直線的に比例してドアアクチュエータの開度を駆
動制御し、しかも電源オンの後に1回必ず全閉・全開
し、ポテンシオ・バランス抵抗のストロークと、全閉角
度から補正値を判断するので、安定したセンサ値が直線
的に比例してドアアクチュエータの開度を駆動制御し、
ドアアクチュエータのレバー角と前記ポテンシオ・バラ
ンス抵抗の開度との間のばらつきが較正されるという、
特段の効果を奏することができる。
【0045】請求項2の発明にあっては、請求項1記載
の車両用エアコンシステムのドア開閉用アクチュエータ
動作制御装置において、バッテリをオンしたときの1回
のみ、前記ドアの全開・全閉を行い、前記ドアアクチュ
エータの位置を決定するポテンシオ・バランス抵抗のス
トロークと全開閉度補正値を判断し、以後はその判断さ
れた補正値で前記ドアアクチュエータの位置を決定する
ことを特徴とするので、請求項1の前記ドアアクチュエ
ータの位置を決定する制御判断をバッテリ・オンのとき
の1回のみ実施し、以後はこの調整をを省略しており、
余り変化のない環境条件の下での煩瑣な操作を省略し、
かつ前記請求項1の効果も充分に備えながら、運転効率
を向上させる効果がある。
【0046】請求項3の発明にあっては、モードスイッ
チや温度調整ダイヤル等のスイッチ類が設けられている
操作部を有するコントローラと、内蔵しているマイクロ
コンピュータによってスイッチ類やセンサ類からの入力
信号をプログラムソフトに従って演算処理し、空調シス
テムに設けられているファンモータや複数のドアアクチ
ュエータを駆動制御するエアコンアンプユニットを備え
た車両用エアコンシステムにおいて、車両用イグニッシ
ョン電源のオン/オフの初期に、電源がオンされて前記
エアコンアンプユニットが稼働後、ヒーターの手前に設
けられたエアミクッスドアを開閉するドアアクチュエー
タの位置を決定するときに、前記ポテンシオ・バランス
抵抗がドア全閉の際に、前記ポテンシオ・バランス抵抗
の値を読込み、それを0%として、ドア開閉制御時特性
曲線を平行にオフセットして、前記ドア開閉制御時特性
曲線の較正値として前記ドアアクチュエータの位置を決
定する手段を備えるので、ドアアクチュエータのレバー
角と、前記ポテンシオ・バランス抵抗の開度との間のば
らつきが較正され、ドアアクチュエータの設計が簡潔的
になり設計コストの大幅な削減という効果が発揮可能と
なる。
【0047】請求項4の発明にあっては、請求項3記載
の車両用エアコンシステムのドア開閉用アクチュエータ
動作制御装置において、バッテリをオンしたときの1回
のみ、前記ポテンシオ・バランス抵抗がドアの全閉の際
に、前記ポテンシオ・バランス抵抗の値を読込み、それ
を0%として、ドア開閉制御時特性曲線を平行にオフセ
ットして、前記ドア開閉制御時特性曲線の較正値として
前記ドアアクチュエータの位置を決定することを特徴と
することから、これも請求項3の前記ドアアクチュエー
タの位置を決定する制御判断をバッテリ・オンのときの
1回のみ実施し、以後はこの調整をを省略することによ
り、余り変化のない環境条件の下での煩瑣な操作を省略
し、かつ請求項3の効果も充分に備えながら、運転効率
を向上に資することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の実施の形態1,2の特性図を
示し(a)は実施の形態1の特性直線を従来例に対比し
ながら表す図、(b)は実施の形態2の特性直線を従来
例に対比しながら表す図である。
【図2】本発明が適用される空調システム全体の回路構
成を示すブロック図である。
【図3】PBRの自己補正を電源オン時に1回のみ行う
手順を示した流れ図で、(a)はその全体手順、(b)
はその自己補正処理の詳細手順である。
【図4】PBRの自己補正をF/COOL=FULLC
OLDとなった時に行う手順を示した流れ図で、(a)
はその全体手順、(b)はその自己補正処理の詳細手順
である。
【図5】本発明の実施の形態1,2に採用するPBRを
示し(a)はその内部結線図、(b)はエアミックスド
ア開度とPBRの抵抗値(理想値)から示されるPBR
抵抗特性図である。
【符号の説明】
1,2,3 調整特性直線 5 設計理想特性直線 7,8 オフセット量 9 PBR[ポテンシオ・バランス抵抗]の従来例の特
性曲線 201 インテークユニットケース 202 外気側吸入口 203 室内側吸入口 204 ブロアフアン 205 ブロアフアンモータ 206 インテークドア 207 クリーニングユニットケース 208 エバポレータ 209 ヒータユニットケース 210 ベント吸出口 211 デフ吸出口 212 フット吸出口 213 ヒターコア 214 バイレベルドア 215 ミックスドア 216 ベントドア 217 デフドア 218 フットドア 220 フアンコントロール回路 221 インテークダアクチュエータ 222 バイレベルドアアクチュエータ 223 エアミックスドアアクチュエータ 223m モータ 223r ダイオード 223PBR ポテンシオ・バランス・抵抗 223t 摺動端子 224 モードドアアクチュエータ 225 A/CAMPユニット 226 水温センサ 227 冷媒センサ 228 内気センサ 229 外気センサ 230 日射センサ 231 吸込温度センサ 232 コントローラ 232a 表示部 232b 操作部 232c 操作・表示・通信回路 233 操作データ線(RXは操作データ) 234 クロック信号線(CLKはクロック信号) 235 表示通信データ線(TXは表示通信データ)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モードスイッチや温度調整ダイヤル等の
    スイッチ類が設けられている操作部を有するコントロー
    ラと、 内蔵しているマイクロコンピュータによってスイッチ類
    やセンサ類からの入力信号をプログラムソフトに従って
    演算処理し、空調システムに設けられているファンモー
    タや複数のドアアクチュエータを駆動制御するエアコン
    アンプユニットを備えた車両用エアコンシステムにおい
    て、 車両用イグニッション電源のオン/オフの初期に、電源
    がオンされて前記エアコンアンプユニットが稼働後、ヒ
    ーターの手前に設けられたエアミクッスドアを開閉する
    ドアアクチュエータの位置を決定するときに、 1回目に該ドアの全開・全閉を行い、前記ドアアクチュ
    エータの位置を決定するポテンシオ・バランス抵抗のス
    トロークと全開閉度補正値を判断し、以後はその判断さ
    れた補正値で前記ドアアクチュエータの位置を決定する
    ことを特徴とする車両用エアコンシステムのドア開閉用
    アクチュエータ動作制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の車両用エアコンシステム
    のドア開閉用アクチュエータ動作制御装置において、 バッテリをオンしたときの1回のみ、前記ドアの全開・
    全閉を行い、前記ドアアクチュエータの位置を決定する
    ポテンシオ・バランス抵抗のストロークと全開閉度補正
    値を判断し、以後はその判断された補正値で前記ドアア
    クチュエータの位置を決定することを特徴とする車両用
    エアコンシステムのドア開閉用アクチュエータ動作制御
    装置。
  3. 【請求項3】 モードスイッチや温度調整ダイヤル等の
    スイッチ類が設けられている操作部を有するコントロー
    ラと、 内蔵しているマイクロコンピュータによってスイッチ類
    やセンサ類からの入力信号をプログラムソフトに従って
    演算処理し、空調システムに設けられているファンモー
    タや複数のドアアクチュエータを駆動制御するエアコン
    アンプユニットを備えた車両用エアコンシステムにおい
    て、 車両用イグニッション電源のオン/オフの初期に、電源
    がオンされて前記エアコンアンプユニットが稼働後、ヒ
    ーターの手前に設けられたエアミクッスドアを開閉する
    ドアアクチュエータの位置を決定するときに、 前記ポテンシオ・バランス抵抗がドアの全閉の際に、前
    記ポテンシオ・バランス抵抗の値を読込み、それを0%
    として、ドア開閉制御時特性曲線を平行にオフセットし
    て、前記ドア開閉制御時特性曲線の較正値として前記ド
    アアクチュエータの位置を決定することを特徴とする車
    両用エアコンシステムのドア開閉用アクチュエータ動作
    制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の車両用エアコンシステム
    のドア開閉用アクチュエータ動作制御装置において、 バッテリをオンしたときの1回のみ、前記ポテンシオ・
    バランス抵抗がドアの全閉の際に、前記ポテンシオ・バ
    ランス抵抗の値を読込み、それを0%として、ドア開閉
    制御時特性曲線を平行にオフセットして、前記ドア開閉
    制御時特性曲線の較正値として前記ドアアクチュエータ
    の位置を決定することを特徴とする車両用エアコンシス
    テムのドア開閉用アクチュエータ動作制御装置。
JP11767597A 1997-05-08 1997-05-08 車両用エアコンシステムのドア開閉用アクチュエータ動作制御装置 Expired - Lifetime JP3831060B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11767597A JP3831060B2 (ja) 1997-05-08 1997-05-08 車両用エアコンシステムのドア開閉用アクチュエータ動作制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11767597A JP3831060B2 (ja) 1997-05-08 1997-05-08 車両用エアコンシステムのドア開閉用アクチュエータ動作制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10305727A true JPH10305727A (ja) 1998-11-17
JP3831060B2 JP3831060B2 (ja) 2006-10-11

Family

ID=14717514

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11767597A Expired - Lifetime JP3831060B2 (ja) 1997-05-08 1997-05-08 車両用エアコンシステムのドア開閉用アクチュエータ動作制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3831060B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101145363B1 (ko) 2009-12-28 2012-05-14 콘티넨탈 오토모티브 일렉트로닉스 유한회사 자동차용 공기조화기의 도어모터 제어방법
KR101183577B1 (ko) 2008-07-10 2012-09-17 한국델파이주식회사 Pbr 타입 액츄에이터 제어 방법
KR101203588B1 (ko) 2009-07-06 2012-11-21 한라공조주식회사 차량 공조장치용 도어 엑츄에이터의 제어방법
KR101272561B1 (ko) * 2007-05-08 2013-06-10 한라비스테온공조 주식회사 차량용 공조시스템의 도어 제어장치

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4387423B2 (ja) 2007-05-22 2009-12-16 カルソニックカンセイ株式会社 回動制御装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101272561B1 (ko) * 2007-05-08 2013-06-10 한라비스테온공조 주식회사 차량용 공조시스템의 도어 제어장치
KR101183577B1 (ko) 2008-07-10 2012-09-17 한국델파이주식회사 Pbr 타입 액츄에이터 제어 방법
KR101203588B1 (ko) 2009-07-06 2012-11-21 한라공조주식회사 차량 공조장치용 도어 엑츄에이터의 제어방법
KR101145363B1 (ko) 2009-12-28 2012-05-14 콘티넨탈 오토모티브 일렉트로닉스 유한회사 자동차용 공기조화기의 도어모터 제어방법

Also Published As

Publication number Publication date
JP3831060B2 (ja) 2006-10-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH082729B2 (ja) 自動車用空調装置
US6705098B2 (en) Vehicle air conditioner with automatic air-conditioning control
JPH059284B2 (ja)
US5553775A (en) Air conditioner system for vehicle
JPH10305727A (ja) 車両用エアコンシステムのドア開閉用アクチュエータ動作制御装置
JPS6363403B2 (ja)
US6581022B2 (en) Vehicle air conditioning apparatus
JP3539825B2 (ja) 自動車用空調装置のエアミックス制御装置
JP4333004B2 (ja) 車両用空調装置
JP3533716B2 (ja) 車両用空調装置
JP2577484Y2 (ja) 空気調和装置
JP3823800B2 (ja) 車両用空調装置
JP3111733B2 (ja) 自動車用空調装置
JP2840945B2 (ja) 自動車用空調制御装置
JP3951965B2 (ja) 空調制御装置および空調装置
JPH0629052Y2 (ja) 車両用空調装置
JP2733822B2 (ja) 自動車用空気調和装置
JP2590800Y2 (ja) 自動車用空調装置
JPH0732171Y2 (ja) 車両用空調装置
JP2912921B2 (ja) 自動車用空気調和装置
JPH0258125B2 (ja)
JPH05124429A (ja) 車両用空調装置
JP2000177363A (ja) 車両用空調制御装置
JP3783980B2 (ja) 車両用エアコンシステムのドア制御装置
JP2835920B2 (ja) 自動車用空気調和装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20041102

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20060217

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060313

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060322

A521 Written amendment

Effective date: 20060515

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Effective date: 20060711

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060713

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 3

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090721

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 3

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090721

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100721

Year of fee payment: 4