JPH10301185A - カメラ - Google Patents

カメラ

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Publication number
JPH10301185A
JPH10301185A JP9111398A JP11139897A JPH10301185A JP H10301185 A JPH10301185 A JP H10301185A JP 9111398 A JP9111398 A JP 9111398A JP 11139897 A JP11139897 A JP 11139897A JP H10301185 A JPH10301185 A JP H10301185A
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JP
Japan
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silver halide
halide film
film
identification information
camera
Prior art date
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Pending
Application number
JP9111398A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuo Saito
竜夫 斉藤
Hideo Kobayashi
英雄 小林
Yasuhiro Nishitani
泰浩 西谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujinon Corp
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Fuji Photo Optical Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd, Fuji Photo Optical Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP9111398A priority Critical patent/JPH10301185A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 露光時に撮像された被写体像をフィルム識別
情報と共に記憶しておき、フィルム再装填されたときに
その被写体像を表示部に表示することにより、既撮影内
容が容易に確認できるようにする。 【解決手段】 フィルムが装填されると、その識別情報
および使用状態情報が読み取られる(ステップS10,
S11)。フィルムの使用状態が判定され(ステップS
12)、撮影途中であると判定された場合には、以前に
装填されていたときに撮像素子により撮像され識別情報
に対応付けられて記憶されていた被写体像がRAMから
読み出され(ステップS14)、液晶表示部に表示され
(ステップS15)、最初の未露光の撮影駒まで給送さ
れる(ステップS16)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、途中巻戻し・再装
填が可能な新規格の銀塩フィルムに被写体像を撮し込む
カメラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】新規格銀塩フィルム(いわゆるAPS規
格対応の銀塩フィルム)は、銀塩感光層に被写体像を露
光する銀塩フィルムである点では、従来の35mm銀塩
フィルムと同様である。しかし、この新規格銀塩フィル
ムは、従来の35mm銀塩フィルムとは異なり、撮影情
報や現像情報を記憶することができる磁気記憶領域を有
し、「未使用」、「撮影途中」、「撮影済み」および
「現像済み」のうちの何れの状態であるかを示す使用状
態情報を記録することが可能であり、また、個々の銀塩
フィルム毎に識別情報(ID番号)が予め付されてい
る。
【0003】そして、APS規格対応のカメラは、撮影
途中であっても銀塩フィルムを途中巻戻しして取り出す
ことができ、また、その途中巻戻しされた銀塩フィルム
を再装填することができ、続きの未露光の撮影駒から撮
影を開始することができる。したがって、1台のカメラ
で、撮影者毎に銀塩フィルムを使い分けたり、また、撮
影場面毎に銀塩フィルムを使い分けたりすることができ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、カメラ
から銀塩フィルムを取り出して次の再装填までの期間
に、その銀塩フィルムに何を撮影したか忘れてしまう場
合がある。特に、一人で多数の銀塩フィルムを使い分け
て使用する場合には、それぞれの銀塩フィルムについて
撮影内容を記録して管理することが必要である。ところ
で、この新規格の銀塩フィルムのカートリッジには識別
情報(ID番号)が記されており、この識別情報と対応
付けて既撮影内容を紙面に記録しておくことができる。
しかし、撮影者にとって、その記録が面倒であったり、
記録忘れや記録間違いが生ずる場合もある。
【0005】本発明は、上記問題点を解消する為になさ
れたものであり、再装填された銀塩フィルムの既撮影内
容を容易に確認することができ、所望の銀塩フィルムを
間違いなく再装填して撮影を再開することができるカメ
ラを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係るカメラは、
識別情報が予め付された銀塩フィルムに被写体像を撮し
込むカメラであって、(1) 識別情報を読み取る識別情報
読取手段と、(2) 被写体像を撮像する撮像素子と、(3)
識別情報読取手段により読み取られた識別情報、およ
び、露光と略同時に撮像素子により撮像された被写体像
を、互いに対応付けて記憶する記憶手段と、(4) 銀塩フ
ィルムが装填されたのちに、識別情報読取手段により読
み取られた識別情報に対応付けられた被写体像が記憶手
段に記憶されている場合に、その被写体像を表示する表
示手段と、を備えることを特徴とする。
【0007】このカメラによれば、銀塩フィルムの各撮
影駒の露光と略同時に撮像素子により撮像された被写体
像は、識別情報読取手段に読み取られた銀塩フィルムの
識別情報と対応付けられて、記憶手段により記憶され
る。そして、銀塩フィルムが装填されたときに、その銀
塩フィルムの識別情報が識別情報読取手段により読み取
られ、その識別情報に対応付けられて被写体像が記憶手
段に記憶されている場合には、その被写体像が表示手段
に表示される。なお、「識別情報が予め付された銀塩フ
ィルム」とは、銀塩フィルムのフィルムベース上に識別
情報が付されている場合だけでなく、銀塩フィルムを収
納するカートリッジに識別情報が表示されている場合も
含む。
【0008】ここで、記憶手段は、銀塩フィルムに最後
に撮し込まれた撮影駒を含む1または2以上の撮影駒が
露光された時それぞれと略同時に撮像素子により撮像さ
れた1または2以上の被写体像を記憶し、表示手段は、
その1または2以上の被写体像を表示することとしても
よい。また、記憶手段は、銀塩フィルムに最初に撮し込
まれた撮影駒を含む1または2以上の撮影駒が露光され
た時それぞれと略同時に撮像素子により撮像された1ま
たは2以上の被写体像を記憶し、表示手段は、その1ま
たは2以上の被写体像を表示することとしてもよい。何
れの場合にも、装填された銀塩フィルムの既撮影内容は
容易に確認される。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明の実施の形態に係るカメラについて詳細に説明する。
尚、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付
し、重複する説明を省略する。
【0010】先ず、本実施形態に係るカメラ1の外観に
ついて説明する。図1および図2それぞれは、カメラ1
の外観を示す前方向からの斜視図(図1)、後方向から
の斜視図(図2)である。このカメラ1の外装ケース2
の前面中央部には、撮影光学系の組み込まれたレンズ鏡
胴が繰り出される鏡胴繰出口3が設けられている。ま
た、鏡胴繰出口3の右上方にはストロボ窓4が設けられ
ていると共にストロボ窓4の左側にファインダ対物窓5
が設けられている。ファインダ対物窓5は、ファインダ
光学系を介して撮像素子により撮像する被写体像を取り
込むための窓である。
【0011】また、外装ケース2の後面上端部には軸受
6が設けられており、この軸受6により液晶表示装置7
が回動可能に取り付けられている。被写体を撮影する場
合には、液晶表示装置7を軸受6を中心に上方に回動さ
せ、撮影者側に液晶表示部7aが対向する状態にする
(図2)。この状態にすることにより、撮像素子により
撮像された被写体像が表示される。なお、撮影を行わな
い場合には、カメラ1の持ち運びを容易にするために、
液晶表示装置7を軸受6を中心に下方に回動させ、液晶
表示部7aが外装ケース2の後面に対向する状態にする
ことができる。
【0012】外装ケース2の上面にはシャッタボタン8
が設けられている。また、外装ケース2の後面には、操
作パネル9およびズームレバー10が設けられている。
この操作パネル9には、日付を指定するDスイッチ、プ
リント枚数を指定するPQスイッチ、タイトルを選択す
るSTスイッチ、および、プリントサイズを指定するC
HPスイッチが設けられている。なお、Dスイッチによ
り指定された日付、PQスイッチにより指定されたプリ
ント枚数、STスイッチにより指定されたタイトル、お
よび、CHPスイッチにより設定されたプリントサイズ
それぞれは、銀塩フィルムに被写体像が写し込まれると
同時に、磁気記憶領域に磁気記憶されるものである。
【0013】次に、図3を参照して、本実施形態に係る
カメラ1に装填される銀塩フィルムについて説明する。
図3(a)および(b)それぞれは、銀塩フィルムおよ
びそれを格納するカートリッジケースを互いに反対の方
向から見た斜視図である。
【0014】この銀塩フィルム34は、遮光構造を有す
るカートリッジケース30内に、スプール32に巻回さ
れて収納されており、このカートリッジケース30の一
端には遮光蓋36が設けられている。カメラに未装填の
状態やカメラから取り出された状態では、常に銀塩フィ
ルム34がカートリッジケース30内に収容されると同
時に遮光蓋36が閉められ、これにより外部光から銀塩
フィルム34を保護する構造となっている。
【0015】カートリッジケース30の側端には、スプ
ール32と共に一体回転するデータディスク38が設け
られ、このデータディスク38の外側面には、予め銀塩
フィルム34の種類やフィルム感度、撮影可能駒数等の
フィルム情報を有するバーコードが印刷されている。
【0016】カートリッジケース30の他の側端には、
丸印の穴40、四角印の穴42、バツ印の穴44および
半月印の穴46それぞれが設けられるとともに、これら
の穴40,42,44および46の裏面側には、スプー
ル32と一体回転する白色の舌片が設けられており、こ
の舌片の停止位置に応じて、丸印、四角印、バツ印およ
び半月印のいずれか一つが所謂白抜き表示されるように
なっている。白丸印が表示されている状態では、カート
リッジケース30内の銀塩フィルム34が「未使用」で
あることを示し、白の四角印が表示されている状態で
は、銀塩フィルム34が「現像済み」であることを示
し、白のバツ印が表示されている状態では、銀塩フィル
ム34が「撮影済み(撮影済み且つ未現像)」であるこ
とを示し、白の半月印が表示されている状態では、銀塩
フィルム34に未露光の撮影駒が残存している「撮影途
中」であることを示す。したがって、撮影者等がこれら
の表示を外部から目視することでフィルム使用状態を確
認することができるようになっている。この表示をVE
I(Visual Exposure Index )という。
【0017】また、銀塩フィルム34は、フィルムベー
スの一方の面に銀塩感光層が塗布され、他方の面には磁
気記憶層が塗布されている。また、各撮影駒48の範囲
を規定する複数個のパーフォレーション50が穿設さ
れ、各撮影駒48の上端と下端の磁気記憶領域52およ
び54に、Dスイッチ9aにより指定された日付、PQ
スイッチ9bにより指定されたプリント枚数、STスイ
ッチ9cにより指定されたタイトル、および、CHPス
イッチ9dにより設定されたプリントサイズ等の撮影情
報や現像情報を磁気記憶するようになっている。また、
カートリッジケース30の外部側壁には、銀塩フィルム
固有の識別情報(ID番号)を示すバーコード56が予
め印刷されている。
【0018】次に、図4を参照して、カメラ1を制御す
るCPUおよび関連する要素について説明する。なお、
図4は、このカメラ1の制御ブロックと共に、撮影光学
系、ファインダ光学系および液晶表示部を示すものであ
る。
【0019】CPU60は、このカメラ1全体の制御を
行うものである。このCPU60には、磁気ヘッド制御
部61、シャッタ制御部62およびフィルム給送制御部
63が接続されている。磁気ヘッド制御部61は、CP
U60による指示の下、磁気ヘッド80により銀塩フィ
ルム34の磁気記憶領域52または54に日付、プリン
ト枚数、タイトルおよびプリントサイズ等の情報の書き
込み或いは読み出しを行う。シャッタ制御部62は、シ
ャッタ81の開閉を制御して、撮影光学系82により結
像された被写体像を銀塩フィルム34に露光させる。フ
ィルム給送制御部63は、銀塩フィルム34を給送す
る。
【0020】また、CPU60には、識別情報読取部6
4および使用状態読取部65が接続されている。識別情
報読取部64は、カートリッジケース30の外部側壁に
記されたバーコード56を光学的に読んで、銀塩フィル
ム34固有の識別情報を獲得し、その結果をCPU60
に送る。また、使用状態読取部65は、銀塩フィルム3
4のVEI表示を光学的に読んで、その銀塩フィルム3
4が「未使用」、「撮影途中」、「撮影済み」および
「現像済み」のうち何れの状態にあるかを検出し、その
結果をCPU60に送る。
【0021】また、CPU60には、撮像素子読出回路
66、RAM67および液晶表示制御部68が接続され
ており、撮像素子読出回路66、RAM67および液晶
表示制御部68を制御することにより、被写体像を獲得
し記憶すると共に所定時に液晶表示部7aに被写体像を
表示する。すなわち、CPU60による指示の下、撮像
素子読出回路66は、ファインダ光学系84を経て撮像
素子(例えばCCD)83により撮像された被写体像を
読み出して、その被写体像データをCPU60に送信す
る。CPU60は、識別情報および被写体像データを対
応付けてRAM67に記憶させる。液晶表示制御部68
は、CPU60の制御の下、RAM67に記憶されてい
る被写体像を液晶表示部7aに表示する。
【0022】また、ROM69は、CPU60による制
御・演算処理のためのプログラムおよび制御・演算処理
において用いられるパラメータを予め記憶しておくもの
であり、また、操作スイッチ群70(シャッタボタン
8、ズームレバー10等を含む)は、撮影者による操作
を受け付けるものである。
【0023】次に、カメラ1の動作について説明する。
このカメラ1においては、シャッタボタン8が押されて
銀塩フィルム34に被写体像を露光すると略同時に撮像
素子83により撮像された被写体像が、その銀塩フィル
ム34の識別情報と互いに対応付けられてRAM67に
記憶される。そして、この銀塩フィルム34がカメラ1
から一旦取り出されて再装填されたときには、その銀塩
フィルム35の識別情報が識別情報読取部64により読
み出され、その識別情報に対応してRAM67に記憶さ
れている被写体像が読み出されて液晶表示部7aに表示
される。以下、図5および図6を参照して、銀塩フィル
ム装填時におけるカメラ1の動作、および、銀塩フィル
ム露光時におけるカメラ1の動作それぞれのフローにつ
いて説明する。
【0024】図5は、カメラ1におけるフィルム装填処
理のフローチャートである。この装填処理は、カメラ1
に銀塩フィルム34が装填された後に行われる処理であ
る。
【0025】この装填処理において、最初にステップS
10では、識別情報読取部64は、装填された銀塩フィ
ルム34のカートリッジケース30の表面に表示された
バーコード56を読み取ることにより、その銀塩フィル
ム34に識別情報を獲得し、その識別情報をCPU60
に送る。続くステップS11では、使用状態読取部65
は、装填された銀塩フィルム34のVEI表示を読み取
ることにより、その銀塩フィルム34の使用状態情報を
獲得し、その使用状態情報をCPU60に送る。
【0026】ステップS11に続くステップS12で
は、CPU60は、装填された銀塩フィルム34の使用
状態情報が「未使用」、「撮影途中」、「撮影済み」お
よび「現像済み」の何れであるかを判定し、その結果に
従って異なるステップに進む。すなわち、銀塩フィルム
34が「未使用」であるときにはステップS13に進
み、銀塩フィルム34が「撮影途中」であるときにはス
テップS14に進み、銀塩フィルム34が「撮影済み」
または「現像済み」であるときにはステップS17に進
む。
【0027】ステップS13は、装填された銀塩フィル
ム34が「未使用」のものである場合になされる処理で
あり、CPU60は、直ちに、フィルム給送制御部63
に指示して、銀塩フィルム34を最初の撮影駒まで給送
させる。「未使用」である場合には、フィルム装填処理
は以上で終了する。
【0028】ステップS14乃至S16は、装填された
銀塩フィルム34が「撮影途中」のものである場合にな
される処理である。ステップS14では、その銀塩フィ
ルム34の識別情報と対応付けられて被写体像データが
RAM67に記憶されていれば、CPU60は、その被
写体像データをRAM67から読み出し、ステップS1
5では、CPU60は、その被写体像を液晶表示制御部
68を介して液晶表示部7aに表示させる。そして、ス
テップS16では、CPU60は、フィルム給送制御部
63に指示して、銀塩フィルム34を最初の未露光の撮
影駒まで給送させる。「撮影途中」である場合には、フ
ィルム装填処理は以上で終了する。
【0029】このRAM67に記憶されている被写体像
データは、この銀塩フィルム34がこのカメラ1に以前
に装填されたときに露光と略同時に撮像素子83により
撮像され撮像素子読出回路66により読み出された被写
体像のデータである。RAM67に記憶される被写体像
は、各識別情報毎に、最初の駒であってもよいし最後の
駒であってもよく、また、1駒であってもよいし2以上
の駒数であってもよい。
【0030】ただし、この銀塩フィルム34がこのカメ
ラ1に初めて装填される場合には、この銀塩フィルム3
4の識別情報および対応する被写体像データはRAM6
7には記憶されていないので、ステップS14では、こ
の識別情報に対応する被写体像データは読み出されるこ
とはなく、また、ステップS15では、液晶表示部7a
には表示されることはない。この場合、液晶表示部7a
には、装填された銀塩フィルム34が「撮影途中」のも
のではあるが、このカメラ1に装填されるのは初めてで
ある旨を表示する。
【0031】ステップS17およびS18は、装填され
た銀塩フィルム34が「撮影済み」または「現像済み」
のものである場合になされる処理であり、それぞれステ
ップS14およびS15と同様の処理である。ただし、
CPU60は、フィルム給送制御部63に指示して銀塩
フィルム34を給送させることはしない。
【0032】このように、装填された銀塩フィルム34
が「撮影途中」、「撮影済み」および「現像済み」の何
れかの状態である場合には、この銀塩フィルム34が以
前にカメラ1に装填されて露光されたときと略同時に撮
像素子83により撮像された被写体像が液晶表示部7a
に表示されるので、撮影者は、この液晶表示部7aに表
示された画像を見ることで、カメラ1に装填された銀塩
フィルム34が所望のものであるか否かを判断すること
ができる。
【0033】図6は、カメラ1におけるフィルム露光処
理のフローチャートである。この露光処理は、「未使
用」または「撮影途中」の何れかの状態にある銀塩フィ
ルム34がカメラ1に装填され、図5に示した装填処理
が終了した後に、シャッタボタン8が押されたときに行
われる処理である。
【0034】この露光処理において、先ずステップS2
0では、CPU60は、シャッタ制御部62に指示して
シャッタ81を所定時間だけ開いて、撮影光学系82に
より結像された被写体像を銀塩フィルム34の撮影駒に
露光させる。
【0035】続くステップS21では、CPU60は、
銀塩フィルム34の識別情報と撮像素子83により撮像
された被写体像のデータを互いに対応付けてRAM67
に記憶する。このときRAM67に記憶される被写体像
データは、シャッタボタン8が押される直前に撮像素子
83により撮像され撮像素子読出回路66に読み出され
た被写体像のデータである。もし、その銀塩フィルム3
4の識別情報に対応する被写体像データが既にRAM6
7に記憶されている場合には、そのデータを更新する。
【0036】そして、ステップS22では、CPU60
は、フィルム給送制御部63に指示して、銀塩フィルム
34を次の未撮影駒まで給送させる。なお、このフィル
ム給送と同時に、CPU60は、設定・選択された日
付、プリント枚数、タイトルおよびプリントサイズ等の
情報を、磁気ヘッド制御部61および磁気ヘッド80を
介して銀塩フィルム34の磁気記憶領域52または54
に磁気記憶する。フィルム露光処理は以上で終了する。
【0037】以上のように、個々の銀塩フィルム毎に、
露光と略同時に撮像素子83により撮像された被写体像
をその識別情報と対応付けてRAM67に記憶し、その
銀塩フィルムが途中巻戻しされてカメラ1から一旦取り
出された後に再装填されたときに、その再装填された銀
塩フィルムの識別情報を読み出して、その識別情報に対
応してRAM67に記憶されている被写体像を液晶表示
部7aに表示するようにしたので、撮影者は、液晶表示
部7aに表示された画像を見ることで、装填した銀塩フ
ィルムが所望のものであるか否かを容易に確認すること
ができる。また、カメラ1に装填された銀塩フィルムが
「撮影済み」または「現像済み」のものであっても、そ
の銀塩フィルムの露光内容を容易に確認することができ
る。
【0038】なお、本発明は、上記実施形態に限定され
るものではなく種々の変形が可能である。例えば、RA
M67に記憶すべき被写体像は、銀塩フィルム毎にその
最初の撮影駒が露光されたときと略同時に撮像素子83
により撮像された被写体像であってもよい。
【0039】また、RAM67に記憶すべき被写体像
は、銀塩フィルム毎に1駒分に限られるものではなく、
銀塩フィルム毎に最初の駒または最後の駒の何れかを含
む2駒分以上の被写体像であってもよいし、全ての撮影
駒それぞれに対応して撮像素子83により撮像された被
写体像であってもよい。これらの場合、液晶表示部7a
には、画面分割してこれら2駒分以上の被写体像を同時
に表示してもよいし、また、1駒ずつ順次表示するよう
にしてもよい。
【0040】また、RAM67の容量には限りがあるの
で、不要になった識別情報と被写体像データとを、撮影
者の選択により消去するようにしてもよいし、また、古
いものから順に消去するようにしてもよい。
【0041】
【発明の効果】以上、詳細に説明したとおり本発明によ
れば、銀塩フィルムの各撮影駒の露光と略同時に撮像素
子により撮像された被写体像は、識別情報読取手段に読
み取られた銀塩フィルムの識別情報と対応付けられて、
記憶手段により記憶される。そして、銀塩フィルムが装
填されたときに、その銀塩フィルムの識別情報が識別情
報読取手段により読み取られ、その識別情報に対応付け
られて被写体像が記憶手段に記憶されている場合には、
その被写体像が表示手段に表示される。
【0042】このような構成としたので、撮影者は、表
示手段に表示された画像を見ることで、再装填した銀塩
フィルムが所望のものであるか否かを容易に確認するこ
とができる。また、カメラに装填された銀塩フィルムが
「撮影済み」または「現像済み」のものであっても、そ
の銀塩フィルムの露光内容を容易に確認することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係るカメラの外観を示す前方向か
らの斜視図である。
【図2】本実施形態に係るカメラの外観を示す後方向か
らの斜視図である。
【図3】本実施形態に係るカメラに装填される銀塩フィ
ルムの斜視図である。
【図4】本実施形態に係るカメラの制御ブロック、撮影
光学系、ファインダ光学系および液晶表示部の説明図で
ある。
【図5】本実施形態に係るカメラにおけるフィルム装填
処理のフローチャートである。
【図6】本実施形態に係るカメラにおけるフィルム露光
処理のフローチャートである。
【符号の説明】
1…カメラ、2…外装ケース、3…鏡胴繰出口、4…ス
トロボ窓、5…ファインダ対物窓、6…軸受、7…液晶
表示装置、7a…液晶表示部、8…シャッタボタン、9
…操作パネル、10…ズームレバー、30…カートリッ
ジケース、32…スプール、34…銀塩フィルム、36
…遮光蓋、38…データディスク、48…撮影駒、5
2,54…磁気記憶領域、56…バーコード、80…磁
気ヘッド、81…シャッタ、82…撮影光学系、83…
撮像素子、84…ファインダ光学系。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西谷 泰浩 埼玉県朝霞市泉水三丁目11番46号 富士写 真フイルム株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 識別情報が予め付された銀塩フィルムに
    被写体像を撮し込むカメラであって、 前記識別情報を読み取る識別情報読取手段と、 前記被写体像を撮像する撮像素子と、 前記識別情報読取手段により読み取られた前記識別情
    報、および、露光と略同時に前記撮像素子により撮像さ
    れた被写体像を、互いに対応付けて記憶する記憶手段
    と、 前記銀塩フィルムが装填されたのちに、前記識別情報読
    取手段により読み取られた前記識別情報に対応付けられ
    た被写体像が前記記憶手段に記憶されている場合に、そ
    の被写体像を表示する表示手段と、 を備えることを特徴とするカメラ。
  2. 【請求項2】 前記記憶手段は、前記銀塩フィルムに最
    後に撮し込まれた撮影駒を含む1または2以上の撮影駒
    が露光された時それぞれと略同時に前記撮像素子により
    撮像された1または2以上の被写体像を記憶し、 前記表示手段は、その1または2以上の被写体像を表示
    する、 ことを特徴とする請求項1記載のカメラ。
  3. 【請求項3】 前記記憶手段は、前記銀塩フィルムに最
    初に撮し込まれた撮影駒を含む1または2以上の撮影駒
    が露光された時それぞれと略同時に前記撮像素子により
    撮像された1または2以上の被写体像を記憶し、 前記表示手段は、その1または2以上の被写体像を表示
    する、 ことを特徴とする請求項1記載のカメラ。
JP9111398A 1997-04-28 1997-04-28 カメラ Pending JPH10301185A (ja)

Priority Applications (1)

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JP9111398A JPH10301185A (ja) 1997-04-28 1997-04-28 カメラ

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