JPH1010623A - カメラ - Google Patents

カメラ

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JPH1010623A
JPH1010623A JP16018396A JP16018396A JPH1010623A JP H1010623 A JPH1010623 A JP H1010623A JP 16018396 A JP16018396 A JP 16018396A JP 16018396 A JP16018396 A JP 16018396A JP H1010623 A JPH1010623 A JP H1010623A
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JP
Japan
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film
switch
cpu
camera
mode
Prior art date
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Pending
Application number
JP16018396A
Other languages
English (en)
Inventor
Akihiko Funaki
昭彦 舟木
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Fujinon Corp
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Fuji Photo Optical Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd, Fuji Photo Optical Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP16018396A priority Critical patent/JPH1010623A/ja
Publication of JPH1010623A publication Critical patent/JPH1010623A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザ指示により、撮影を完了して現像する
ことを前提とする巻戻しを行うときには、フィルムカー
トリッジの使用状態表示を「撮影済み」にセットし、再
装填を前提とする途中巻戻しを行うときには、フィルム
カートリッジの使用状態表示を「撮影途中」にセットし
することを可能とする。 【解決手段】 再装填を前提とする途中巻戻しモード設
定手段を設け、途中巻戻しモードに設定されているとき
にフィルムカートリッジのフィルムが途中巻戻しされた
場合に、途中巻戻しされた旨がフィルムカートリッジに
VEI表示される。また、途中巻戻しモードに設定され
ていないときにフィルムカートリッジのフィルムが途中
巻戻しされた場合に、全撮影駒が撮影済みである旨がフ
ィルムカートリッジにVEI表示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、従来のDXコード
対応のパトローネ入りフィルムとは異なる新規格のフィ
ルムカートリッジを用いて撮影するカメラに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】新規格のフィルムカートリッジは、図1
2(a)および(b)に示すように、遮光構造を有する
略円筒形状のカートリッジケース30内に、スプール3
2に巻回されたフィルム34が収納されるとともに、カ
ートリッジケース30の一端に遮光蓋36が設けられて
いる。カメラに未装填の状態やカメラから取り出された
状態では、常にフィルム34がカートリッジケース30
内に収容されると同時に遮光蓋36が閉められ、これに
より外部光からフィルム34を保護する構造となってい
る。
【0003】カートリッジケース30の側端には、スプ
ール32と共に一体回転するデータディスク38が設け
られ、このデータディスク38の外側面には、予めフィ
ルム34の種類やフィルム感度、撮影可能駒数等のフィ
ルム情報を有するバーコードが印刷等されている。
【0004】カートリッジケース30の他の側端には、
丸印、四角印、バツ印及び半月印の穴40,42,44
および46それぞれが穿設されるとともに、これらの穴
40,42,44および46の裏面側には、スプール3
2と一体回転する白色の舌片(図示せず)が設けられて
おり、この舌片の停止位置に応じて、丸印、四角印、バ
ツ印及び半月印のいずれか一つが所謂白抜き表示される
ようになっている。白丸印が表示されている状態では、
カートリッジケース30内のフィルム34が「未使用」
であることを示し、白の四角印が表示されている状態で
は、フィルム34が「現像済み」であることを示し、白
のバツ印が表示されている状態では、フィルム34が
「撮影済み(撮影済み且つ未現像)」であることを示
し、白の半月印が表示されている状態では、フィルム3
4に未撮影の撮影駒が残存している「撮影途中」である
ことを示す。したがって、ユーザ等がこれらの表示を外
部から目視することでフィルムの使用状態を確認するこ
とができるようになっている。この表示をVEI(Visu
al Exposure Index )という。
【0005】フィルム34は、フィルムベースの表面3
F に銀塩感光層が塗布され、その裏面34R には磁気
記録層が塗布されている。また、各撮影駒48の範囲を
規定する複数個のパーフォレーション50が穿設され、
各撮影駒48の上端と下端の磁気記録層52,54に、
撮影時の光源の種類や焦点距離その他の撮影情報や、写
真タイトル等のユーザメッセージの情報を磁気記録又は
磁気再生するようになっている。
【0006】また、カートリッジケース30の外部側壁
には、フィルムカートリッジ固有のカートリッジ識別情
報(以下、IDナンバと言う)を示すバーコード56が
予め印刷等されている。
【0007】このような構造のフィルムカートリッジを
カメラに装填すると、カメラ内の光学読取部がデータデ
ィスク38のバーコード情報を自動的に読取るととも
に、上記舌片の位置を自動検出することによって、フィ
ルム情報と使用状態の情報を自動的に認識し、「未使
用」又は「撮影途中」のフィルムカートリッジの場合に
は、遮光蓋36を開けてスプール32を所定方向に回転
させることにより、フィルム34を最初の撮影駒まで自
動給送する。一方、装填されたフィルムカートリッジが
「撮影済み」又は「現像済み」のフィルムカートリッジ
の場合には、撮影不能であると判断して上記自動給送を
行わない等の制御を行う。
【0008】カメラに装填され、フィルム34の全ての
撮影駒について撮影が完了すると、カメラ内の巻戻し機
構がフィルム34をカートリッジケース30内に巻取る
とともに遮光蓋36を閉じ、更にスプール32に一体固
定されている上記舌片をバツ印の穴44に対向して停止
させることにより、「撮影済み」の白抜き表示を行わせ
る。また、未撮影の撮影駒が残存する撮影途中の状態で
ユーザ等が強制的に巻戻し操作を行うと、カメラ内の巻
戻し機構がフィルム34をカートリッジケース30内に
巻取るとともに遮光蓋36を閉じ、更にスプール32に
一体固定されている上記舌片を半月印の穴46に対向し
て停止させることにより、未撮影の撮影駒が残存してい
る旨の「撮影途中」の白抜き表示を行わせる。
【0009】このように、新規のフィルムカートリッジ
は、従来の銀塩フィルムと同様の撮影に加えて様々の磁
気情報を記録・再生することができるとともに、フィル
ム34をカートリッジケース30内に収容して保存した
り、上記の白抜き表示によって使用状態を容易に把握し
たり、未撮影の撮影駒が残存するフィルムカートリッジ
を再使用することができる等、従来のDXコード対応の
パトローネ入りロールフィルムには無かった新規の機能
が備えられている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】このような新規フィル
ムカートリッジを適用する従来のカメラにあっては、未
撮影の撮影駒が残存する途中で上記強制巻戻しのされた
フィルムカートリッジは、使用状態を全て「撮影途中」
に表示するように制御されていた。しかし、全ての途中
巻戻しの場合の使用状態表示を「撮影途中」にした場
合、以下のような危険がある。すなわち、ユーザによっ
ては撮影途中でも巻戻しを行い現像を行いたい場合があ
るが、このような場合にもフィルムカートリッジの使用
状態が「撮影途中」と表示されていると、そのフィルム
カートリッジを不用意に再装填し、二重露光をしてしま
うなどの危険がある。
【0011】本発明は、このような従来技術の課題に鑑
みてなされたものであり、ユーザが現像を行うために取
り出したフィルムカートリッジをユーザが不用意に再装
填して二重露光を行ってしまう危険性のないカメラを提
供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明に係るカメラは、
(1) 装填され未撮影の撮影駒が残存しているフィルムカ
ートリッジが再装填されることを前提とする途中巻戻し
モードに設定する途中巻戻しモード設定手段と、(2) 途
中巻戻しモードに設定されているときにフィルムカート
リッジのフィルムが途中巻戻しされた場合には、途中巻
戻しされた旨をフィルムカートリッジに表示し、途中巻
戻しモードに設定されていないときにフィルムカートリ
ッジのフィルムが途中巻戻しされた場合には、全撮影駒
が撮影済みである旨をフィルムカートリッジに表示する
途中巻戻し手段と、を備えることを特徴とする。
【0013】このカメラによれば、途中巻戻しモード設
定手段により途中巻戻しモードに設定されているときに
フィルムカートリッジのフィルムが途中巻戻しを行った
場合には、途中巻戻しされた旨がフィルムカートリッジ
に表示され、途中巻戻しモード設定手段により途中巻戻
しモードに設定されていないときにフィルムカートリッ
ジのフィルムが途中巻戻しを行った場合には、全撮影駒
が撮影済みである旨がフィルムカートリッジに表示され
る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の実施の形態を詳細に説明する。尚、図面の説明におい
て同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省
略する。
【0015】先ず、本発明に係るカメラの制御機能の構
成について説明する。図1は、本発明に係るカメラの制
御機能の構成を示すブロック図である。このカメラは、
CPU2によるプログラム制御によって動作が制御され
るようになっている。CPU2には、カメラ全体への電
源供給を指示する為のメインスイッチ、撮影を指示する
為のシャッタレリーズスイッチ、フィルムカートリッジ
の巻戻し操作を指示する為の巻戻しスイッチ、日付・時
刻を設定しその表示態様や撮影条件等を選択する為のス
イッチ等からなる操作スイッチ群4が接続されている。
また、CPU2には、自動焦点検出部6、測光部8、鏡
胴駆動部10、フィルム給送部12、光学読取部14、
LED表示部16、LCD表示部18、カートリッジ着
脱検知部20、ズームレバー22、EEPROM24な
どが接続されており、CPU2は、操作スイッチ群4か
らの入力に基づいて、これらを駆動・制御する。
【0016】これら各部とCPU2との関係は以下のと
おりである。自動焦点検出部6は、シャッタレリーズス
イッチが押されたときにCPU2からの指示により被写
体までの距離を測定し、その結果をCPU2に送る。測
光部8は、シャッタレリーズスイッチが押されたときに
CPU2からの指示により被写体の照度を測定し、その
結果をCPU2に送る。鏡胴駆動部10は、CPU2か
らの指示によりレンズのズーミングを行う。フィルム給
送部12は、装填されたフィルムカートリッジのフィル
ムをCPU2からの指示により所定の撮影駒まで給送す
る。光学読取部14は、装填されたフィルムカートリッ
ジのデータディスク情報をCPU2の指示により読み取
り、その情報をCPU2に送る。LED表示部16は、
撮影の完了等を表示し、LCD表示部18は、カメラ動
作モードや時刻や撮影状態等を液晶表示する。カートリ
ッジ着脱検知部20は、カメラのカートリッジ蓋が閉じ
られたときに、CPU2からの指示によりフィルムカー
トリッジが装填されているか否か検知し、その結果をC
PU2に送る。ズームレバー22は、レンズのズーミン
グの指示等の為のレバーであり、これにより入力された
信号をCPU2に送る。EEPROM24は、フィルム
感度等のフィルム情報、カメラ動作に必要な各種のフラ
ッグデータ、フィルムカートリッジのIDナンバおよび
残り駒数等を記憶するものであり、CPU2により書き
込みと読み出しとが行われる。
【0017】次に、本発明に係るカメラの外観、特に操
作スイッチ群について説明する。図2は、本発明に係る
カメラの背面図である。
【0018】カメラ背面の中央下にあるメインスイッチ
4aは電源スイッチである。また、カメラ左側面のデー
ト蓋62を開けると、その内側に、Dスイッチ4b、P
Qスイッチ4c、STスイッチ4d、セルフタイマスイ
ッチ4eおよびMRスイッチ4fが設けられている。
【0019】Dスイッチ4bは、デート表示(年月日ま
たは時分)を選択するとともに、IDモードに設定する
ために用いられるものである。PQスイッチ4cは、フ
ィルムの磁気記録層に記録すべきプリント枚数を入力す
ためのものであり、STスイッチ4dは、フィルムの磁
気記録層に記録すべきタイトルを選択するためのもので
ある。なお、これらDスイッチ4b,PQスイッチ4c
およびSTスイッチ4dは、IDモードに設定されてい
るときには、IDナンバを入力・選択するために用いら
れる。また、セルフタイマスイッチ4eは、セルフタイ
マ設定のためのスイッチである。MRスイッチ4fは、
途中巻戻しを指示するためのスイッチであり、フィルム
カートリッジを巻き戻す場合に押されるスイッチであ
る。このMRスイッチ4fが押されることにより、フィ
ルムカートリッジが巻き戻されて、フィルムカートリッ
ジのVEIが「撮影途中」にセットされる。
【0020】カメラ底面にあるカートリッジ蓋60は、
フィルムカートリッジをカメラ底面から装填する際に開
閉されるものであり、このカートリッジ蓋60が閉じら
れたときに、CPU2は、カートリッジ着脱検知部20
を介して、フィルムカートリッジが装填されたか否かを
検知する。
【0021】カメラ背面の略中央に配されたLCD表示
部18は、日付や現在のモード等を表示するものであ
り、また、IDモードに設定されているときには、入力
中のIDナンバや選択可能なIDナンバ等を表示する。
カメラ背面の右上部に配されているズームレバー22
は、カメラ前面に設けられているレンズ(図示せず)を
ズーミングする鏡胴駆動部10の駆動量を入力するため
のものである。
【0022】次に、このようなカメラにおける途中巻戻
し処理について説明する。図3は、途中巻戻し処理のフ
ローチャート図である。
【0023】未撮影の撮影駒が残存し再装填を前提とし
た途中巻戻しを行う場合には、先ず、IDモード(途中
巻戻しモード)に設定する。このIDモードの設定に
は、Dスイッチ4bによるデート表示形態変更のローテ
ーションの中にIDモードを組み込むことにより行う。
IDモードに設定されると、CPU2は、LCD表示部
18の日付表示の桁にその旨を表示させる。
【0024】カメラのMRスイッチ4fが押されると、
ステップS10で、IDモード(再装填前提の途中巻戻
しモード)であるか否かを判定する。ここでIDモード
であると判定された場合には、ステップS11に進み、
その時の未撮影の残り駒数をカメラのEEPROM24
に記憶し、さらにステップS12に進み、VEIフラッ
グを「撮影途中」にセットする。一方、ステップS10
においてIDモードでないと判定された場合には、ステ
ップS13に進み、カメラのEEPROM24に記憶さ
れているこのフィルムカートリッジに関する不要なデー
タを消去し、さらにステップS14に進み、VEIフラ
ッグを「撮影済み」にセットする。
【0025】ステップS12およびS14それぞれにお
けるVEI表示の後、ステップS15に進む。ステップ
S15では、CPU2は、フィルム給送部12に指示し
てフィルムを巻戻すとともに、VEIフラッグに応じて
LCD表示部16に「撮影途中」および「撮影済み」の
何れかの表示をする。なお、フィルム巻戻しの最中に
は、LCD表示部18のフィルムカウンタ表示桁に各時
点における撮影駒位置を表示させ、また、巻戻しが終了
すると、LCD表示部18のフィルムカウンタ表示桁に
巻戻しが終了した旨の "E" を表示させる。フィルムが
完全に巻き戻されると、ステップS16で、CPU2は
VEIフラッグに応じてフィルムカートリッジのVEI
表示をセットする。
【0026】その後、ユーザにより、カメラのカートリ
ッジ蓋60が開けられ、フィルムカートリッジが取り出
される。フィルムカートリッジが取り出された後、カー
トリッジ着脱検知部20は、フィルムカートリッジが取
り出されたことを検知して、その旨をCPU2に通知す
る。その通知を受けたCPU2は、IDモードでフィル
ムカートリッジが取り出された場合には、その取り出さ
れたフィルムカートリッジのIDナンバの入力処理を行
う。このIDナンバ入力処理については後述する。
【0027】次に、IDモード設定処理について説明す
る。図4は、IDモード設定処理におけるLCD表示部
の表示ローテーションの説明図である。
【0028】この図に示すように、LCD表示部18に
おけるデート表示形態には8種類あり(図4(a)〜
(h))、撮影時におけるそれぞれの内容が、フィルム
の磁気記録層に記録され、プリント時に表面または裏面
に印刷される。図4(a)は、年月日をこの順に表示す
るものであり、図4(b)は、月日年をこの順に表示す
るものであり、図4(c)は、日月年をこの順に表示す
るものであり、これらは何れも、プリントの表面および
裏面の双方に印刷されることを示す。図4(d)は、年
月日をこの順に表示するものであり、図4(e)は、月
日年をこの順に表示するものであり、図4(f)は、日
月年をこの順に表示するものであり、これらは何れも、
プリントの裏面のみ印刷されることを示している。図4
(g)は、時分がプリントの裏面のみに印刷されること
を示す。また、図4(h)は、デート表示を行わないこ
とを表し、プリントの表面および裏面の何れの面にも、
年月日および時分の何れの印刷も行われないことを示
す。これらに対して、図4(i)は、デート表示とは異
なり、IDモードであることを表示するものである。
【0029】これらの表示の選択は、Dスイッチ4bが
押されることにより行われる。すなわち、Dスイッチ4
bが押されると、CPU2は、そのことを検知して、こ
れに応じてLCD表示部18に所定の態様で表示させ
る。例えば、或時点において、LCD表示部18に図4
(a)に示す表示がなされているとすれば、Dスイッチ
4bが1回押されると、CPU2は、それを検知して、
LCD表示部18の表示を図4(b)に示す表示に変更
させる。更にDスイッチ4bが1回押されると、CPU
2は、LCD表示部18の表示を図4(c)に示す表示
に変更させる。すなわち、Dスイッチ4bが押される毎
に、CPU2は、LCD表示部18の表示を図4(a)
から図4(i)へと順次変更させる。そして、LCD表
示部18に図4(i)に示す表示がなされているとき
に、Dスイッチ4bが1回押されると、CPU2は、L
CD表示部18の表示を図4(a)に示す表示に変更さ
せる。
【0030】したがって、現時点におけるデート表示形
態が図4(a)〜(h)のうちの何れであるかに応じて
所定回数だけDスイッチ4bが押されると、LCD表示
部18の表示は、IDモード表示形態(図4(i))に
変更される。
【0031】なお、デート表示およびIDモード表示の
ローテーションについては、図4に示すものに限られ
ず、他のローテーションの態様も考えられる。次に、I
Dモード設定処理の他の方法について詳細に説明する。
図5は、他のIDモード設定処理におけるLCD表示部
の表示ローテーションの説明図である。
【0032】例えば、或時点において、図5(a)に示
すように年月日がこの順にプリントの両面に印刷される
旨の表示がLCD表示部18にされているときに、Dス
イッチ4bが1回押されると、CPU2は、それを検知
して、LCD表示部18の表示を図5(b)に示すよう
にIDモード表示とする。さらにDスイッチ4bが1回
押されると、CPU2は、図5(c)に示すように月日
年がこの順にプリントの両面に印刷される旨の表示とす
る。以降、Dスイッチ4bが押される度に、CPU2
は、日月年・両面(図5(d))、年月日・裏面(図5
(e))、月日年・裏面(図5(f))、日月年・裏面
(図5(g))、時分・裏面(図5(h))、印刷せず
(図5(i))、年月日・両面(図5(a))の順にL
CD表示部18のデート表示を変更させる。さらにDス
イッチ4bが押されると、CPU2は、LCD表示部1
8の表示をIDモード表示(図5(b))とし、以降、
同様の表示ローテーションがなされる。
【0033】このように、或時点において表示されてい
るデート表示が如何なる態様のものであっても、最初の
Dスイッチ4bの操作によりIDモードとなり、その後
のDスイッチ4bの操作によりそれぞれのデート表示態
様がローテーションされる。したがって、このような態
様のデート表示およびIDモード表示のローテーション
とすれば、Dスイッチ4bが1回押されるだけでIDモ
ードに設定されるので、図4に示した表示ローテーショ
ンと比較して、ユーザは直ちにIDモードに設定するこ
とができる。
【0034】次に、IDナンバ入力処理について詳細に
説明する。図6は、IDナンバ入力処理のフローチャー
ト図である。未撮影の撮影駒が残存しIDモードに設定
されているときに途中巻戻しが行われフィルムカートリ
ッジが取り出されると、先ずステップS20で、IDナ
ンバ入力モードに設定されるとともに、IDナンバが0
クリアされ、ステップS21で、IDナンバ入力モード
において有効なスイッチ(Dスイッチ4b,PQスイッ
チ4cおよびSTスイッチ4d)の何れか押されたか否
かをCPU2が判定する。IDナンバ入力モード中は、
その他のスイッチ(例えば、シャッタレリーズスイッ
チ、ズームスイッチ等)が押されたとしても、CPU2
は受け付けない。なお、ここで、IDナンバは、フィル
ムカートリッジのカートリッジケース表面に記載された
数値を指し、その数値の全桁を用いてもよいが、LCD
表示部18に表示可能な桁数が限られている場合には、
例えば、この数値の下3桁のみを用いてもよい。また、
IDナンバは、ユーザが任意に設定した数値であっても
よい。
【0035】ステップS21で有効スイッチが押された
と判定された場合にはステップS22に進む。ステップ
S22では、押された有効スイッチが何であるかを識別
する。もし、STスイッチ4dが押されたと識別された
場合には、ステップS23に進み、IDナンバのうちの
修正桁の数値が1増され、その後ステップS21に戻
る。もし、PQスイッチ4cが押されたと識別された場
合には、ステップS24に進み、IDナンバのうちの修
正桁を次の桁に移動し、その後ステップS21に戻る。
また、もし、Dスイッチ4bが押されたと識別された場
合には、ステップS27に進み、IDナンバを確定す
る。
【0036】一方、ステップS21で有効スイッチが押
されていないと判定された場合にはステップS25に進
む。ステップS25では、有効スイッチが押されないで
所定時間(例えば5分)が経過したか否かが判断され、
もし、所定時間が経過していないと判断された場合に
は、ステップS21に戻り、もし、所定時間が経過した
の判断された場合には、ステップS26に進む。ステッ
プS26では、IDナンバ入力モードに設定された後に
1度でも有効スイッチが押された否かを判断し、1度で
も有効スイッチが押されていれば、ステップS27に進
み、1度も有効スイッチが押されていなければ、ステッ
プS212に進む。
【0037】ステップS27では、これまでに設定され
たIDナンバを確定し、ステップS28では、そのID
ナンバと撮影可能残り駒数とをLCD表示部18に表示
するとともに、EEPROM24に記憶する。その後、
ステップS29で、有効スイッチが押されたか否かを判
定し、もし、有効スイッチが押されていれば、ステップ
S210に進む。ステップS210では、そのスイッチ
がMRスイッチ4fであるか否かが判定され、もし、M
Rスイッチ4fが押されていれば、ステップS20に戻
り、IDナンバを0クリアし再度IDナンバを入力する
ことになり、もし、MRスイッチ4f以外のスイッチが
押されていれば、ステップS212に進む。
【0038】また、ステップS29で、有効スイッチが
押されていないと判定された場合には、ステップS21
1に進む。ステップS211では、ステップS28終了
後に所定時間(例えば10秒)が経過したか否かが判断
され、もし、所定時間が経過していないと判断された場
合には、ステップS29に戻り、もし。所定時間が経過
したと判断された場合には、ステップS212に進む。
ステップS212では、LCD表示部18を元のデート
表示にし、終了する。
【0039】次に、IDナンバ入力処理におけるLCD
表示について説明する。図7は、IDナンバ入力処理の
LCD表示の説明図である。この図は、LCD表示部1
8において本来ならば6桁のデート表示がなされる桁
に、入力中のIDナンバが表示されているものである。
なお、以下の説明において、一例としてIDナンバ「1
58」を入力する場合について説明する。
【0040】IDナンバ入力処理が開始された直後は、
図7(a)に示すように、CPU2は、LCD表示部1
8に、IDモードに設定されていることを示す「Id
−」を表示させるとともに、最上位桁すなわち百位の桁
に「0」を点滅表示させ、この桁が設定可能であること
を表示させる。ここで、STスイッチ4dが1回押され
ると、CPU2は、これを検知して、図7(b)に示す
ように、百位の桁の数値に1を加算し、LCD表示部1
8に「1」を点滅表示させる。この状態で次に、PQス
イッチ4cが押されると、図7(c)に示すように、C
PU2は、LCD表示部18に、百位の桁の数値として
「1」を仮確定して百位の桁の点滅表示を終了させ、こ
れに替わって十位の桁に「0」を点滅表示させて、今度
は十位の桁が設定可能であることを表示させる。
【0041】以下同様に、STスイッチ4dが5回押さ
れると、CPU2は、LCD表示部18の十位の桁に
「5」を点滅表示させ(図7(d))、PQスイッチ4
cが押されると、十位の桁の数値として「5」を仮確定
して十位の桁の点滅表示を終了させ、今度は一位の桁を
設定可能とし(図7(e))、そして、STスイッチ4
dが8回押されると、一位の桁に「8」を点滅表示させ
る(図7(f))。さらに、PQスイッチ4cが押され
ると、再び、百位の桁の「1」を点滅表示させて設定可
能状態とする。
【0042】このようにしてIDナンバが入力された
後、Dスイッチ4bが押されると、その時点におけるI
Dナンバが確定されて、IDナンバ入力処理は終了す
る。そして、その確定されたIDナンバおよび未撮影の
残り駒数がLCD表示部18に表示される。このとき、
LCD表示部18には、図7(g)に示すように、本来
6桁のデート表示がされるべき桁に「Id−」表示と3
桁のIDナンバが表示され、フィルムカウンタ表示桁に
残り駒数(この図では「14」)が表示される。このよ
うにして入力されたIDナンバと残り駒数とは、ユーザ
により確認され、互いに対応付けられてEEPROM2
4に記憶され、そして、LCD表示部18には元のデー
ト表示がなされる。
【0043】次に、以上のようにしてカメラから取り出
された「撮影途中」のフィルムカートリッジがこのカメ
ラに再装填されたときに行われるフィルムカートリッジ
再装填処理について説明する。図8は、フィルムカート
リッジ再装填処理のフローチャート図である。
【0044】カメラにフィルムカートリッジを再装填す
る前に、先ずステップS30で、カメラをIDモードに
設定する。このIDモード設定処理は、途中巻戻し処理
におけるIDモード設定処理と同様であり、具体的には
図4および図5で説明したのと同様に行われる。IDモ
ードに設定された後に、ステップS31で、EEPRO
M24に記憶されているIDナンバのうちから、再装填
しようとしているフィルムカートリッジのIDナンバと
同一のものが選択される。このIDナンバ選択は、PQ
スイッチ4cの操作により行われ、CPU2は、所定の
手続きにより、EEPROM24に記憶されているID
ナンバおよび残り駒数の対を順次LCD表示部18に表
示させ、あるいは、これらの選択を確定する。
【0045】また、IDナンバ選択可能状態になった後
の一定時間(例えば5分)の間に何等スイッチ操作がな
かった場合や、あるいは、IDモードを解除するための
スイッチが設けられていてその解除スイッチが押された
場合には、IDモードが解除され、LCD表示部18に
は元のデート表示が表示されてもよい。ただし、この場
合には、フィルムカートリッジをこのカメラに再装填し
たとしても、未撮影の撮影駒までのフィルム自動給送は
行われない。
【0046】IDナンバ選択処理が終了すると、ステッ
プS32で、CPU2は、LCD表示部18に元のデー
ト表示をさせ、ステップS33で、フィルムカートリッ
ジがカメラに再装填される。フィルムカートリッジが装
填され、カートリッジ蓋60が閉じられると、カートリ
ッジ着脱検知部20は、フィルムカートリッジが装填さ
れたことを検知して、その旨をCPU2に通知する。
【0047】フィルムカートリッジが装填されたことが
検知されると、ステップS34でDEP(Double Expos
ure Prevention)判定が行われる。すなわち、CPU2
は、装填されたフィルムカートリッジのフィルム情報
(撮影可能駒数、フィルム感度、フィルム種類)および
フィルム使用状態(未使用/撮影途中/撮影済み/現像
済み)の読み取りを光学読取部14に指示する。光学読
取部14は、その指示に従って、装填されているフィル
ムカートリッジのフィルム情報およびフィルム使用状態
を読み取り、その情報をCPU2に送る。そして、CP
U2は、光学読取部14から送られてきたフィルム情報
およびフィルム使用状態をEEPROM24に記憶させ
るとともに、フィルム使用状態を判定し、その結果に応
じて異なるステップに進む。
【0048】ステップS34のDEP判定において、装
填されたフィルムカートリッジが「未使用(U)」であ
ると判定された場合には、ステップS35に進む。ステ
ップS35では、CPU2は、フィルム給送部12に指
示し、フィルムカートリッジのフィルムを最初の撮影駒
まで給送(FFS: First Frame Set )させる。その後
は、ユーザは最初の撮影駒から撮影を行うことになる。
【0049】ステップS34のDEP判定において、装
填されたフィルムカートリッジが「撮影済み(E)」ま
たは「現像済み(PR)」であると判定された場合に
は、ステップS36に進む。ステップS36では、フィ
ルムカートリッジのVEIを「撮影済み(E)」または
「現像済み(Pr)」にセットし、終了する。
【0050】また、ステップS34のDEP判定におい
て、装填されたフィルムカートリッジが「撮影途中
(P)」すなわち途中巻戻し状態であると判定された場
合には、ステップS37に進む。ステップS37では、
CPU2は、フィルム給送部12に指示し、ステップS
31において選択されたIDナンバと対応付けられてE
EPROM24に記憶されていた残り駒数に基づいて、
フィルムカートリッジのフィルムを所定の撮影駒まで給
送させる。そして、このステップS31において選択さ
れたIDナンバおよび残り駒数の記憶は、フィルム給送
が行われた後は不要であるので、ステップS38におい
て、CPU2はそのデータをEEPROM24から消去
する。その後は、ユーザはその所定の撮影駒から撮影を
行うことになる。
【0051】なお、このステップS37のフィルム給送
に際しては、1駒目までの給送中には、FFS処理と同
様にLCD表示部18のデート表示桁にはフィルム感度
が表示されるとともにフィルムカウンタ表示桁は消灯さ
れ、1駒目がセットされたときには、フィルムカウンタ
表示桁にはフィルムの撮影駒数が表示され、それ以降の
フィルム給送の際には、そのフィルム給送に応じてフィ
ルムカウンタ表示桁に表示されている数値が順次減算表
示される。また、フィルム給送の最中には、フィルムカ
ートリッジの磁気記録層には何等情報を書き込まず、磁
気記録層に書き込まれている情報を消去せず、また、シ
ャッタレリーズスイッチが押されたとしても受け付けな
い。また、ステップS31で選択されたIDナンバに対
応する残り駒数が、ステップS34のDEP判定で読み
取られたフィルムの全撮影可能駒数を越える場合には、
ステップS37でフィルム給送することなく終了する。
【0052】また、「未使用」のフイルムカートリッジ
をカメラに装填する場合には、上述のステップS30お
よびステップS31を行うことなく、直ちに、フィルム
カートリッジをカメラに再装填すればよい(ステップS
33)。この場合には、DEP判定(ステップS34)
で、そのフィルムカートリッジが「未使用」であると判
定され、FFS処理(ステップS35)がなされる。
【0053】次に、IDナンバ選択処理(ステップS3
1)について詳細に説明する。図9は、IDナンバ選択
処理のフローチャート図である。このIDナンバ選択処
理においては、先ずステップS40で、IDナンバ選択
において有効なスイッチ(Dスイッチ4b,PQスイッ
チ4cおよびMRスイッチ4f)の何れかが押されたか
否かをCPU2が判定する。有効スイッチの何れも押さ
れていない間はステップS40を繰り返し、有効スイッ
チの何れかが押された場合にはステップS41に進む。
【0054】ステップS41では、CPU2は、押され
たスイッチがDスイッチ4b,PQスイッチ4cおよび
MRスイッチ4fの何れであるかを判定し、その結果に
応じて異なるステップに進む。PQスイッチ4cが押さ
れたとステップS41で判定された場合には、ステップ
S42に進む。ステップS42では、CPU2は、EE
PROM24に記憶されているIDナンバと残り駒数の
次の対を読み出し、これをLCD表示部18に表示させ
る。そして、ステップS42の処理が終了すると、再び
ステップS40に戻り、CPU2は、次のスイッチ操作
を待つ。すなわち、EEPROM24にIDナンバおよ
び対応する残り駒数の対が複数記憶されている場合に
は、PQスイッチ4cが押される度に、順次その対がE
EPROM24から読み出されLCD表示部18に表示
される。
【0055】MRスイッチ4fが押されたとステップS
41で判定された場合には、ステップS43に進む。ス
テップS43では、CPU2は、その時点でLCD表示
部18に表示されているIDナンバと残り駒数の対の記
憶をEEPROM22から消去する。そして、ステップ
S43の処理が終了すると、再びステップS40に戻
り、CPU2は、次のスイッチ操作を待つ。また、Dス
イッチ4bが押されたとステップS41で判定された場
合には、ステップS44に進む。ステップS44では、
CPU2は、その時点でLCD表示部18に表示されて
いるIDナンバと残り駒数の対を確定するとともにID
ナンバ選択処理を終了する。
【0056】次に、IDナンバ選択処理(ステップS3
1)におけるLCD表示について説明する。図10は、
IDナンバ選択処理のLCD表示の説明図である。この
図は、LCD表示部18において本来ならば6桁のデー
ト表示がなされる桁に選択可能なIDナンバが表示さ
れ、フィルムカウンタの表示桁に残り駒数が表示されて
いるものである。なお、ここでは、4対のIDナンバと
残り駒数とがEEPROM24に記憶されているものと
する。
【0057】IDナンバ選択処理(ステップS31)が
開始された直後は、図10(a)に示すように、CPU
2は、LCD表示部18に、IDモードに設定されてい
ることを示す「Id−」の表示をする。ここでPQスイ
ッチ4cが押されると、図10(b)に示すように、C
PU2は、最も古くEEPROM24に記憶されたID
ナンバおよび残り駒数(ここでは、それぞれ158およ
び14)をEEPROM24から読み出し、これらをL
CD表示部18に表示させる。その後同様に、PQスイ
ッチ4cが押される度に、CPU2は、EEPROM2
4に記憶されているIDナンバおよび残り駒数を、古い
順にLCD表示部18に表示させる(図10(c)〜
(e))。そして、更にPQスイッチ4cが押される
と、CPU2は、再び最も古いEEPROM24に記憶
されたIDナンバおよび残り駒数をLCD表示部18に
表示させる(図10(b))。このようにPQスイッチ
4cが押される度に、EPROM24に記憶されている
IDナンバおよび残り駒数がLCD表示部18に順次ロ
ーテーション表示される。なお、上記のローテーション
では、記憶された時が古い順にIDナンバおよび残り駒
数の対を表示するとしたが、逆に新しい順であっても構
わない。
【0058】このローテーション表示のうちの或1つの
表示、例えば図10(b)に示す表示がLCD表示部1
8になされているときにDスイッチ4bが押されると、
CPU2は、LCD表示部18に表示されていたIDナ
ンバ「158」および残り駒数「14」の選択を確定す
るとともに、LCD表示部18には元のデート表示をさ
せる(ステップS32、図10(f))。なお、このI
Dナンバ「158」および残り駒数「14」の記憶は、
フィルム給送(ステップS37)が行われた後は不要で
あるので、CPU2は、その記憶をEEPROM24か
ら消去する(ステップS38)。
【0059】また、このローテーション表示のうちの或
1つの表示、例えば図10(c)に示す表示がLCD表
示部18になされているときにMRスイッチ4fが押さ
れると、CPU2は、LCD表示部18に表示されてい
たIDナンバ「702」および残り駒数「8」の記憶
を、EEPROM24から消去する。このようにして、
ユーザは意図的に、新しいデータであっても不要となっ
たIDナンバおよび残り駒数の記憶を消去することがで
きる。
【0060】本発明は、上記実施形態に限定されるもの
ではなく種々の変形が可能である。上記実施形態では、
IDモードに設定する手段は、デート表示のローテーシ
ョンの1つに組み込まれていたが、これに限られること
なく、例えば図11に示すように、通常巻戻しスイッチ
4gとは別に、途中巻戻しスイッチ4hをデート蓋62
Aに設けて、この途中巻戻しスイッチ4hが押されるこ
とによりIDモードに設定されるようにしてもよい。
【0061】
【発明の効果】以上、詳細に説明したとおり本発明によ
れば、途中巻戻しモード設定手段により、装填されてい
るフィルムカートリッジが再装填されることを前提とす
る途中巻戻しモード(IDモード)に設定される。この
途中巻戻しのときに、途中巻戻し手段により、フィルム
カートリッジのフィルムが途中巻戻しされ、途中巻戻し
された旨がフィルムカートリッジにVEI表示される。
【0062】このようにすることにより、ユーザ指示に
より、撮影を完了して現像することを前提とする通常巻
戻しとは別に、再装填を前提とする途中巻戻しを行うこ
とが可能となる。また、そのフィルムカートリッジが
「撮影途中」であることがVEI表示から直ちに知ら
れ、また、このフィルムカートリッジがカメラに再装填
されたときに、DEP処理によりその旨が判定される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るカメラの制御機能の構成を示すブ
ロック図である。
【図2】本発明に係るカメラの背面図である。
【図3】本発明に係るカメラにおける途中巻戻し処理の
フローチャート図である。
【図4】本発明に係るカメラのIDモード設定処理にお
けるLCD表示部の表示ローテーションの説明図であ
る。
【図5】本発明に係るカメラのIDモード設定処理にお
けるLCD表示部の表示ローテーションの説明図であ
る。
【図6】本発明に係るカメラにおけるIDナンバ入力処
理のフローチャート図である。
【図7】本発明に係るカメラにおけるIDナンバ入力処
理のLCD表示の説明図である。
【図8】本発明に係るカメラにおけるフィルムカートリ
ッジ再装填処理のフローチャート図である。
【図9】本発明に係るカメラにおけるIDナンバ選択処
理のフローチャート図である。
【図10】本発明に係るカメラにおけるIDナンバ選択
処理のLCD表示の説明図である。
【図11】本発明に係るカメラの背面図である。
【図12】新規格のフィルムカートリッジの構造を示す
斜視図である。
【符号の説明】
2…CPU、4…操作スイッチ、6…自動焦点検出部、
8…測光部、10…鏡胴駆動部、12…フィルム給送
部、14…光学読取部、16…LED表示部、18…L
CD表示部、20…カートリッジ着脱検知部、22…ズ
ームレバー、24…EEPROM。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装填され未撮影の撮影駒が残存している
    フィルムカートリッジが再装填されることを前提とする
    途中巻戻しモードに設定する途中巻戻しモード設定手段
    と、 途中巻戻しモードに設定されているときに前記フィルム
    カートリッジのフィルムが途中巻戻しされた場合には、
    途中巻戻しされた旨を前記フィルムカートリッジに表示
    し、途中巻戻しモードに設定されていないときに前記フ
    ィルムカートリッジのフィルムが途中巻戻しされた場合
    には、全撮影駒が撮影済みである旨を前記フィルムカー
    トリッジに表示する途中巻戻し手段と、 を備えることを特徴とするカメラ。
JP16018396A 1996-06-20 1996-06-20 カメラ Pending JPH1010623A (ja)

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JP16018396A JPH1010623A (ja) 1996-06-20 1996-06-20 カメラ

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