JPH1010618A - カメラ - Google Patents

カメラ

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JPH1010618A
JPH1010618A JP8158498A JP15849896A JPH1010618A JP H1010618 A JPH1010618 A JP H1010618A JP 8158498 A JP8158498 A JP 8158498A JP 15849896 A JP15849896 A JP 15849896A JP H1010618 A JPH1010618 A JP H1010618A
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JP
Japan
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film
camera
unexposed
frames
input
Prior art date
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Application number
JP8158498A
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English (en)
Inventor
Hideo Yoshida
秀夫 吉田
Akihiko Funaki
昭彦 舟木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujinon Corp
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Fuji Photo Optical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd, Fuji Photo Optical Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP8158498A priority Critical patent/JPH1010618A/ja
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  • Details Of Cameras Including Film Mechanisms (AREA)
  • Camera Data Copying Or Recording (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 フィルムの強制巻戻し時にIDナンバーの入
力忘れがあった場合でも、自動的に未露光の撮影コマ数
を記憶することにより、再装填時に適正なフィルムの給
送が行えるカメラを提供すること。 【解決手段】 フィルムカートリッジ60を強制巻戻し
したときにはIDナンバー入力モードとなるが、IDナ
ンバーの入力を忘れたときでも未露光の撮影コマ数が自
動的にEEPROM24に記憶される。このため、その
フィルムカートリッジ60をカメラ1に再装填したとき
に、EEPROM24に記憶された情報に基づいてフィ
ルム63の適正な給送が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、撮影途中にフィル
ムを巻戻し再び引き出して使用できるフィルムカートリ
ッジを用いて撮影を行うカメラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、銀塩フィルムの片面に磁性層を形
成した新たなフィルムが提案されており(USP513
0745号)、このフィルムを収容するためのフィルム
カートリッジ(特開平3−75741号公報など)およ
びこのフィルムカートリッジを用いて撮影を行うカメラ
も開発され、世界的に規格化されるに至っている。
【0003】ここで、新規格のフィルムカートリッジつ
いて詳述すると、図10(a)、(b)に示すように、
フィルムカートリッジ60は、遮光構造とした略円筒状
のカートリッジケース61内にスプール62が回転自在
に配設され、そのスプール62に巻回してフィルム63
が収納される構造となっている。また、カートリッジケ
ース61の一端に遮光蓋64が設けられており、この遮
光蓋64を開きスプール62を回転させることにより、
フィルム63をカートリッジケース61から引き出せる
ようになっている。この遮光蓋64はカメラにフィルム
カートリッジ60が装填された時のみ開く構造とされて
おり、外部光によりフィルム63が露光しないように保
護されている。
【0004】また、カートリッジケース61の側端に
は、スプール62と一体に回転するデータディスク65
が設けられている。このデータディスク65は、その外
側面にバーコードなどが印刷されており、フィルム63
の種類やフィルム感度、撮影可能コマ数等のフィルム情
報が収納されている。一方、カートリッジケース61の
他の側端には、丸印、四角印、バツ印及び半月印の穴7
1、72、73、74が開設されると共に、これらの穴
71、72、73、74の内側には、スプール62と一
体に回転する白色の舌片(図示せず)が設けられてい
る。この舌片の停止位置に応じて、丸印、四角印、バツ
印及び半月印のいずれか一つが白抜き表示されるように
なっている。白の丸印が表示されている状態ではカート
リッジケース61内のフィルム63が未露光であること
を示し、白の四角印が表示されている状態ではフィルム
63が現像済みであることを示し、白のバツ印が表示さ
れている状態ではフィルム63が露光済み、かつ、未現
像であることを示し、白の半月印が表示されている状態
ではフィルム34に未露光の撮影コマが残存しているこ
とを示す。したがって、ユーザがこれらの表示を外部か
ら目視することでフィルムの使用状況が容易に確認でき
る。なお、この白抜き表示をVEI(Visual Exposur
e Index)という。
【0005】また、フィルム63は、フィルムベースの
表面63Fに銀塩感光層が塗布され、その裏面63Rに
は磁気記録層が塗布されたものが用いられている。この
フィルム63には、撮影画像領域である撮影コマ66が
長手方向に沿って所定の間隔で複数設けられており、撮
影コマ66の両脇(図10(a)では撮影コマ66の上
下位置)に帯状の磁気記録層68、69が形成されてい
る。この磁気記録層68、69は、撮影時の光源の種類
や焦点距離その他の撮影情報、写真タイトル等のユーザ
ーメッセージの情報を磁気記録又は磁気再生するための
ものである。また、磁気記録層68、69の延長方向に
は撮影コマ66の範囲を規定する複数個のパーフォレー
ション67が開設されている。更に、カートリッジケー
ス61の外部側壁には、カートリッジフィルム固有の登
録番号(以下、IDナンバーという)とそのIDナンバ
ーを示すバーコード75が予め印刷等されている。
【0006】このようなフィルムカートリッジ60によ
れば、カメラ内の光学読取り機構がデータディスク65
の情報を自動的に読取ると共に、前述の舌片の位置を自
動検出することによって、フィルムの種類等の情報とフ
ィルムの使用状況の情報の認識が可能となる。そして、
装填されたフィルムカートリッジ60が未使用又は未露
光の撮影コマを残存するものであるとカメラが判断した
ときには、遮光蓋36を開いてスプール62を所定方向
に回転させることにより、フィルム63が最初の撮影コ
マ66まで自動給送される。また、装填されたフィルム
カートリッジ60が露光済み又は現像済みであるとカメ
ラが判断したときには、撮影不能であるので自動給送が
行われない等の制御がなされる。
【0007】そして、フィルム63の全ての撮影コマ6
6について撮影が完了すると、カメラ内のリワインド機
構がフィルム63をカートリッジケース61内に巻き取
り、遮光蓋64が閉じられる。更に、スプール62に一
体固定されている舌片がバツ印の穴73の位置まで移動
して、露光済みの白抜き表示となる。また、未露光の撮
影コマが残存する撮影途中の状態でユーザが強制的にリ
ワインド操作を行うと、カメラ内のリワインド機構がフ
ィルム63をカートリッジケース61内に巻き取ると共
に遮光蓋64が閉じられ、更に、スプール62に一体固
定されている舌片が半月印の穴74の位置まで移動する
ことにより、未露光の撮影コマが残存している旨の白抜
き表示となる。
【0008】このように新規格のフィルムカートリッジ
を用いることにより、従来の銀塩フィルムと同様の撮影
に加えて磁気情報を記録・再生することができると共
に、フィルムをカートリッジケース内に収容して保存し
たり、前述の白抜き表示によって使用状況を容易に把握
したり、未露光の撮影コマが残存するフィルムカートリ
ッジを再使用することが可能となる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たフィルムカートリッジを用いた撮影システムにあって
は、次のような問題点がある。すなわち、未露光の撮影
コマが残存する状態(撮影途中の状態)でフィルムが強
制的に巻戻されフィルムカートリッジがカメラから取り
出された後、そのフィルムカートリッジがカメラに再装
填されたときには、カメラ内の再生磁気ヘッドにより磁
気記録層の情報が読み取られ、磁気情報の記録されてい
ない部分までフィルムが給送されることによって、未露
光の撮影コマから再撮影が行えるようになっている。と
ころが、磁気記録層の記録情報を読み取るためには、高
感度、かつ、高精度の再生磁気ヘッドをカメラ内に備え
る必要がある。このような再生磁気ヘッドを内蔵させる
と、カメラ自体が大型化し、また、それに付随する駆動
再生回路が複雑になってしまう。
【0010】このような不具合についての対策として、
カメラ内に再生磁気ヘッドを設けず、未露光の撮影コマ
数とともにフィルムカートリッジ固有のIDナンバーを
カメラ内のメモリに記憶させることが考えられる。すな
わち、撮影途中で強制巻戻し時にフィルムカートリッジ
のIDナンバーを入力して記憶させることにより、その
フィルムカートリッジの再装填の際に、そのIDナンバ
ーをカメラに入力することによりフィルムカートリッジ
における未露光の撮影コマ数が特定することができる。
このため、未露光の撮影コマの先頭位置までフィルム給
送が可能となる。
【0011】しかしながら、このようにしてフィルムカ
ートリッジの再装填時にフィルム給送を行うためには、
強制巻戻し時のIDナンバーの入力が必要である。従っ
て、IDナンバーの入力を忘れたときには適正なフィル
ム給送が行えない。
【0012】そこで本発明は、以上のような問題点を解
決するためになされたものであって、フィルムの強制巻
戻しの際にIDナンバーの入力忘れがあった場合でも再
装填時に適正なフィルムの給送が行えるカメラを提供す
ることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明は、撮影途中で巻戻したフィルムカー
トリッジを再装填したときに内蔵された記憶手段の情報
に従いフィルムの給送を行うカメラであって、撮影途中
にフィルムの巻戻しを行った際に各種の情報を表示する
表示手段をフィルムカートリッジの識別情報を入力する
ためのIDナンバー入力モードとするモード制御手段
と、表示手段がIDナンバー入力モードとされた時から
所定の設定時間を経過しているか否かを判定する経過時
間判定手段と、経過時間判定手段における設定時間内に
IDナンバーが入力されないときにフィルムの未露光の
撮影コマ数または露光済みの撮影コマ数を記憶手段に記
憶させる記憶制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0014】このような発明によれば、フィルムを撮影
途中で強制巻戻ししたときにIDナンバーを入力し忘れ
た場合、所定の設定時間経過後に未露光の撮影コマ数ま
たは露光済みの撮影コマ数が自動的に記憶手段に記憶さ
れる。このため、フィルムカートリッジを再装填したと
き、フィルムが記憶手段の記憶情報に従って未露光の撮
影コマの先頭位置まで給送可能となる。
【0015】また本発明は、撮影途中で巻戻したフィル
ムカートリッジを再装填したときに内蔵された記憶手段
の情報に従いフィルムの給送を行うカメラであって、撮
影途中にフィルムの巻戻しを行った際に各種の情報を表
示する表示手段をフィルムカートリッジの識別情報を入
力するためのIDナンバー入力モードとするモード制御
手段と、表示手段がIDナンバー入力モードとされた時
から所定の設定時間を経過しているか否かを判定する経
過時間判定手段と、経過時間判定手段における設定時間
内にIDナンバーが入力されないときにフィルムの未露
光の撮影コマ数または露光済みの撮影コマ数を所定の文
字、数字、記号もしくは図形と対応させて記憶手段に記
憶させる記憶制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0016】このような発明によれば、フィルムを撮影
途中で強制巻戻ししたときにIDナンバーを入力し忘れ
た場合、そのフィルムカートリッジにおける未露光の撮
影コマ数または露光済みの撮影コマ数が仮の文字、数
字、記号または図形と対応して自動的に記憶手段に記憶
される。このため、フィルムカートリッジを再装填した
とき、ユーザがその仮の文字等の表示を見ることによ
り、IDナンバーの入力ミスがあったことを知ることが
できる。そして、仮の文字等、未露光の撮影コマ数また
は露光済みの撮影コマ数の情報を確認することにより、
それら情報の中から合致するものを適宜選択して、フィ
ルムを未露光の撮影コマの先頭位置まで給送させること
が可能となる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づき、本発明
に係るカメラの種々の実施形態について説明する。な
お、各図において同一要素には同一符号を付して説明を
省略する。
【0018】(実施形態1)図1はカメラの電気系の構
成を示すブロック図である。図1において、カメラ1
は、カメラ全体の制御を行うCPU2を備えている。C
PU2は、プログラムなどに基づいて表示モード制御、
経過時間判定および記憶制御などのカメラ1の動作の制
御を行うものである。このCPU2としては、マイクロ
コンピュータなどが用いられる。一方、CPU2には記
憶手段であるEEPROM24が接続されている。EE
PROM24は、カメラ1の動作などに必要な情報を記
憶する半導体メモリであって、撮影途中のフィルムカー
トリッジ60のフィルム63が巻戻された際、入力され
たIDナンバーとフィルム63の未露光の撮影コマ数
(未露光コマ数)の情報とを対応させて記憶すると共
に、IDナンバーの入力がないときもフィルム63の未
露光の撮影コマ数の情報のみを記憶する機能を有してい
る。たとえば、図2に示すように、EEPROM24
は、フィルム感度等の撮影情報やカメラの動作に必要な
各種のフラグデータ等を記憶する第1の記憶領域と、撮
影途中で強制巻戻しされるときの未露光の撮影コマ数お
よび入力されるIDナンバーの情報とを対応付けて記憶
する第2の記憶領域を有するものが用いられる。
【0019】この第2の記憶領域には、強制巻戻しの際
にIDナンバーが入力されたときには複数組kのIDナ
ンバーの情報DI(1)〜DI(k)および未露光の撮影コマ
数の情報DN(1)〜DN(k)が各組ごとにそれぞれ記憶さ
れ、また、強制巻戻し時にIDナンバーの入力がないと
き(IDナンバーの入力忘れのときなど)には未露光の
撮影コマ数の情報のみDN(m1)が記憶されるようにな
っている。なお、この記憶手段としては、前述のごとく
IDナンバーの情報と未露光の撮影コマ数の情報とを対
応させて記憶する機能を有するものであれば、上述した
EEPROM24のような不揮発性半導体メモリに限ら
れるものでなく、その他の種類のメモリなどであっても
よい。
【0020】また、CPU2にはフィルム63を給送さ
せるフィルム給送部12が接続されている。フィルム給
送部12は、図1に示すように、CPU2からの指令信
号を受けてカメラ1内に装填されているフィルムカート
リッジ60のフィルム63の給送を行うものである。た
とえば、フィルム給送部12は、駆動源となるモータお
よびその駆動力を伝達するギアなどにより構成され、フ
ィルムカートリッジ60のスプール62を回転させるこ
とでカートリッジケース61からフィルム63を引出
し、またカートリッジケース61内へフィルム63を巻
取らせる機能を有している。たとえば、フィルム給送部
18は、リリース時のフィルム63の給送、撮影終了時
のリワインドのほか、撮影途中で強制巻戻しされたフィ
ルムカートリッジ60が再装填されたときにEEPRO
M24の未露光の撮影コマ数の情報に従い未露光の撮影
コマの先頭位置までフィルム63の給送を行うようにな
っている。
【0021】また、CPU2には表示手段であるLCD
表示部18が接続されている。このLCD表示部18
は、CPU2からの指令を受けたドライバ等の駆動によ
りカメラ1の動作モードや撮影状況等を液晶表示するも
のであって、EEPROM24に記憶されたIDナンバ
ーの情報と未露光の撮影コマ数の情報を同時に表示する
機能を有している。たとえば、図3に示すように、LC
D表示部18には、通常モードにおいて日付および時刻
を表示するための第一表示領域18aと、撮影コマ数を
表示するための第二表示領域18bが設けられている。
図3においては、カメラ1にフィルムカートリッジ60
が装填されていないため、LCD表示部18には、第一
表示領域18aに日付のみ(「’96 4 22」)が
表示され、第二表示領域18bは表示のない状態となっ
ている。一方、フィルムカートリッジ60の撮影途中に
強制巻戻しが行われると、LCD表示部18は、IDナ
ンバー入力モードとなる。すなわち、図4に示すよう
に、LCD表示部18の第一表示領域18aはIDナン
バーの設定表示となり、所定のスイッチ操作によりID
ナンバーが入力可能となる。なお、表示手段としては、
LCD表示部18に限られるものではなく、所定の情報
を表示できるものであればその他のものであってもよ
い。
【0022】更に、図1において、CPU2にはその
他、操作スイッチ群4、自動焦点検出部6、測光部8、
ズーム動作等のための鏡胴駆動部10、フィルムカート
リッジ60のデータディスク65の情報を読み取る光学
読取部14、撮影の完了等を示す発光ダイオード等から
成るLED表示部16、ズームレバー22、時計28な
どが接続されている。光学読取部14は、フィルムカー
トリッジ60のデータディスク65の情報を読み取るも
のであって、たとえば、光学センサが用いられ、カメラ
1のフィルムカートリッジ60の収容室(図示なし)の
内部に配設されている。この光学読取部14により、カ
メラに装填されたフィルムカートリッジ60のデータデ
ィスク65が回転させられ、そのデータディスク65に
収納された情報を順次読み取ることが可能となってい
る。また、操作スイッチ群4は、カメラ1を起動させる
ためのパワースイッチ、シャッタレリーズスイッチ、強
制的にリワインド操作するためのリワインドスイッチな
どにより構成されている。更に、時計28はCPU2へ
時刻情報を供給するためのものである。
【0023】次に、図3に基づきカメラの構造について
説明する。カメラ1の内部には収容室(図示なし)が設
けられており、その収容室の蓋体26を開くことにより
前述したフィルムカートリッジ60が装填できるように
なっている。また、カメラ1の側面にはスイッチカバー
40が開閉自在に設けられており、そのスイッチカバー
40の内面には操作スイッチ群4の一部をなすDスイッ
チ41、PQスイッチ42、STスイッチ43、タイマ
スイッチ44、MRスイッチ(巻戻しスイッチ)45が
配設されている。Dスイッチ41はLCD表示部18の
表示モードを切替えるためのものであり、PQスイッチ
42は撮影コマにおけるプリント枚数の設定時に用いる
ものである。また、STスイッチ43は撮影コマにおけ
るタイトル選択に用いるものであり、タイマスイッチ4
4はタイマ撮影時に用いるものである。また、MRスイ
ッチ45は、フィルムカートリッジ60の撮影途中に強
制巻戻しするためのものであり、その周囲を囲うように
円弧体45aが突設されており容易には押せない構造と
なっている。
【0024】次に、図4、図5に基づきカメラ1のID
ナンバーの入力処理について説明する。図4はIDナン
バーの入力の説明図であり、図5は撮影途中でフィルム
63の強制巻戻しを行った際のIDナンバー入力処理を
示すフローチャートである。
【0025】図5において、カメラ1はフィルムカート
リッジ60が撮影途中(フィルム63に未露光の撮影コ
マを残した状態)で強制巻戻しされて取り出された状態
であって、そのフィルムカートリッジ60の強制巻戻し
によりIDナンバー入力処理を開始する。まず、ステッ
プS101において、カメラ1のLCD表示部18がI
Dナンバー入力モードとなる。すなわち、カメラ1に撮
影途中のフィルムカートリッジ60が装填されている状
態にてMRスイッチ45が押されることにより、CPU
2からフィルム給送部12へ指令信号が出力され、その
信号を受けてフィルム給送部12がフィルム63を強制
的に巻戻していく。その強制巻戻しに伴って、LCD表
示部18がIDナンバー入力モードとなり、図4(a)
に示すように、第一表示領域18aがフィルムカートリ
ッジ60の識別情報となるIDナンバーを入力すべき表
示となる。
【0026】次にステップS102に移行し、IDナン
バーの入力されたか否かを判定する。たとえば、IDナ
ンバーの入力のためにSTスイッチ43、PQスイッチ
42が適宜操作されIDナンバー入力を終えたときには
ステップS103へ移行し、STスイッチ43などの操
作がないときはステップS109へ移行する。ステップ
S103では、IDナンバーの設定および確定を行う。
すなわち、図4(a)のようにLCD表示部18の第一
表示領域18aに「Id−0 」を表示し、三桁の
数字からなるIDナンバーの設定が可能となる。なお、
このIDナンバーは三桁以外の桁数とされていてもよ
い。図4(a)の表示状態においてSTスイッチ43が
押された回数に応じて百の桁の数が設定され、図4
(b)の表示状態おいてPQスイッチ42が押されるこ
とにより図4の(c)の表示状態となって十の桁の数が
選択可能となる。その表示状態にてSTスイッチ43が
押された回数に応じて十の桁の数が設定され、図4
(d)の表示状態おいてPQスイッチ42が押されるこ
とにより図4の(e)の表示状態となって一の桁の数が
選択可能となる。その表示状態にてSTスイッチ43が
押された回数に応じて一の桁の数が設定され図4(f)
の表示状態となる。この図4(f)の表示状態におい
て、Dスイッチ41が押されることにより、図4(g)
の表示状態となって、IDナンバーが確定し、第一表示
領域18aにIDナンバーを表示し、第二表示領域18
bにはフィルム63における未露光の撮影コマ数を表示
する。なお、図4(g)においては、IDナンバーが1
58、未露光の撮影コマ数が14枚であることを示して
いる。
【0027】そして、IDナンバーの確定後、ステップ
S104に移行し、入力したIDナンバーと未露光の撮
影コマ数の記憶を行う。すなわち、LCD表示部18の
表示に従いCPU2の指示によりIDナンバーと対応し
て未露光の撮影コマ数をEEPROM24に記憶させ
る。たとえば、図2にように、IDナンバーおよび未露
光の撮影コマ数はEEPROM24の第2の記憶領域に
記憶され、その際、その記憶により第2の記憶領域の記
憶容量を超えてしまう場合には古いIDナンバー等のデ
ータから順に消去していく。
【0028】次に、ステップS105に移行し、有効ス
イッチの入力があるか否かを判定する。すなわち、ST
スイッチ43などの有効スイッチの入力がないときには
ステップS106へ移行し、STスイッチ43などの有
効スイッチの入力があるときはステップS107へ移行
する。ステップS106では、IDナンバーの確定また
はIDナンバー等の記憶があった時から所定時間(たと
えば、10秒)が経過したか否かを判定し、その所定時
間が経過していればステップS108へ移行し、経過す
る前であればステップS105へ遡って移行する。一
方、ステップS107では、操作された有効スイッチが
MRスイッチ45であるか否かを判定し、有効スイッチ
がMRスイッチ45でないときはステップS108へ移
行し、有効スイッチがMRスイッチ45であるときは遡
ってステップS101に移行する。
【0029】ステップS108においては、LCD表示
部18が通常モードとなる。すなわち、IDナンバー入
力モードとなっていたLCD表示部18が通常モードと
なりデート表示(日付表示)の状態となって、IDナン
バー入力処理においてユーザによるIDナンバー入力が
あった場合における本処理を終了する。
【0030】ところで、ステップS102において、S
Tスイッチ43などの操作がなくIDナンバーの入力さ
れないときはステップS109へ移行し、IDナンバー
入力モードとなってから所定時間(たとえば、5分間)
が経過したか否かを判定する。この所定時間が経過して
いないときはステップS102へ遡って移行し、IDナ
ンバー入力を行われることなく所定時間が経過したらユ
ーザのIDナンバー入力ミスとみなしてステップS11
0へ移行する。
【0031】ステップS110において、フィルム63
の未露光の撮影コマ数のみをEEPROM24に記憶す
る。すなわち、ユーザのスイッチ操作が行われることな
く、自動的に未露光の撮影コマ数のみがEEPROM2
4の第2の記憶領域に記憶されることとなる。その際、
その記憶により第2の記憶領域の記憶容量を超えてしま
う場合には古いIDナンバー等のデータから順に消去し
ていく。また、過去においてこのステップS110にお
ける記憶がなされて既に第2の記憶領域に未露光の撮影
コマ数のみのデータがあるときには、そのデータを消去
し現在の未露光の撮影コマ数のデータを記憶する。
【0032】この未露光の撮影コマ数の記憶を終えると
ステップS108へ移行する。ステップS108におい
ては、前述のごとく、LCD表示部18が通常モードと
なり、IDナンバー入力モードとなっていたLCD表示
部18が通常モードとなってデート表示(日付表示)の
状態となり、IDナンバー入力処理を終了する。
【0033】次に、図6、図7に基づきカメラ1にフィ
ルムカートリッジ60を再装填するときの再装填処理の
一例について説明する。図6はフィルムカートリッジ6
0を再装填したときの処理を示すフローチャートであ
る。図7はIDナンバー表示モードにおけるLCD表示
部18の説明図である。
【0034】図6において、カメラ1はフィルムカート
リッジ60が再装填された直後の状態となっている。ス
テップS201において、カメラ1にフィルムカートリ
ッジ60が装填されるとDEP判定を行う。すなわち、
光学読取部14によりフィルムカートリッジ60のデー
タディスク65のセット位置を読み取り、その位置検出
によりフィルムカートリッジ60の使用状況が未使用の
状態(フィルム63が全て未露光の状態)、撮影途中の
状態(フィルム63が途中まで露光されている状態)、
撮影済みの状態(フィルム63の全てが露光済みであっ
て未現像の状態)、現像済みの状態のいずれであるかを
判別する。そして、判別の結果、フィルムカートリッジ
60が未使用の状態であるときは本処理を終了する。ま
た、フィルムカートリッジ60が撮影済みの状態および
現像済みの状態であるときもの本処理を終了する。そし
て、フィルムカートリッジ60が撮影途中の状態である
ときは、未露光の撮影コマ数を確認しフィルム63を適
正に給送させるために、ステップS202に移行する。
【0035】ステップS202において、LCD表示部
18がIDナンバー表示モードとなる。たとえば、図7
(a)に示すように、LCD表示部18の表示が「Id
−」となって所定のIDナンバーが入力可能な状態とな
る。次にステップS203に移行し、IDナンバーの選
択および確定を行う。たとえば、IDナンバーの選択に
は二つの方法があり、第一の方法はLCD表示部18が
図7(a)の表示状態のときに装填したフィルムカート
リッジ60のIDナンバーを入力してIDナンバーを特
定し選択する方法であり、第二の方法はEEPROM2
4に既に記憶されているIDナンバーを順次表示させて
ユーザの検索によりIDナンバーを選択する方法であ
る。第一の方法においては、装填したフィルムカートリ
ッジ60のIDナンバーを前述のIDナンバー入力処理
におけるIDナンバーの設定と同様な要領で設定し確定
すればよい。
【0036】また、第二の方法あっては、図7(a)の
LCD表示部18の表示状態において、PQスイッチ4
2を押すことにより、図7(b)〜図7(e)のように
記憶されているIDナンバーおよび未露光の撮影コマ数
を順次表示させる。そして、該当するIDナンバー等の
データを表示させた状態でDスイッチ41を押すことに
よりIDナンバーを確定すればよい。その際、図7
(b)のようにIDナンバーの表示がなく未露光の撮影
コマ数のみが表示される場合がある。この表示は、フィ
ルム巻戻し時にIDナンバーの入力がなかったとき(例
えば、IDナンバーの入力忘れのときなど)のデータを
示しており、そのようなときであってもデータが確実に
記憶されているので、未露光の撮影コマ数の特定が可能
となる。なお、第一の方法において該当するIDナンバ
ーが記憶されていていないときには、フィルム巻戻し時
の入力忘れとみなして自動的に図7(b)の表示を行う
ようにしてもよく、その場合、IDナンバー確定処理の
迅速化が図れる。
【0037】そして、IDナンバーが確定したら、ステ
ップS204に移行し、確定したIDナンバーと共に記
憶されていた未露光の撮影コマ数のデータに従いフィル
ム給送部12が駆動して、フィルム63が未露光の撮影
コマの先頭位置まで給送されて、二重露光することなく
撮影が可能な状態となり、フィルムカートリッジ60の
再装填処理を終了する。
【0038】以上のように、本実施形態に係るカメラ1
によれば、撮影途中における強制巻戻しの際にIDナン
バーの入力をし忘れたときでも、未露光の撮影コマ数が
自動的に記憶される。従って、フィルムカートリッジを
再装填したときにそのフィルムを未露光の撮影コマまで
確実に給送することができる。
【0039】(実施形態2)次に実施形態2に係るカメ
ラ1aについて説明する。なお、本実施例に係るカメラ
1aにおける構造および電気系の構成は実施形態1のも
のと同様である。また、本実施形態に係るカメラ1aに
おけるIDナンバー入力処理および再装填処理の基本的
なルーチンも実施形態1のものと同様であり、そのID
ナンバー入力処理時におけるIDナンバー入力がない場
合にIDナンバーの代わりに仮の表示を記憶し、装填時
にその仮の表示と共に未露光の撮影コマ数を表示する点
で異なっている。
【0040】図8、図9に基づきカメラ1aのIDナン
バーの入力処理について説明する。図8は撮影途中でフ
ィルム63の強制巻戻しを行った際のIDナンバー入力
処理を示すフローチャートである。図9は記憶されたデ
ータの表示形態の説明図である。
【0041】図8において、カメラ1aはフィルムカー
トリッジ60が撮影途中(フィルム63に未露光の撮影
コマを残した状態)で強制巻戻しされて取り出された状
態であって、そのフィルムカートリッジ60の強制巻戻
しによりIDナンバー入力処理を開始する。まず、ステ
ップS101において、カメラ1aのLCD表示部18
がIDナンバー入力モードとなる。次にステップS10
2に移行し、IDナンバーの入力されたか否かを判定
し、IDナンバーの入力のためにSTスイッチ43、P
Qスイッチ42が適宜操作されIDナンバー入力を終え
たときにはステップS103へ移行し、STスイッチ4
3などの操作がないときはステップS109へ移行す
る。そして、ステップS103では、IDナンバーの設
定および確定が行われる。つまり、実施形態1と同様の
要領により、強制巻戻ししたフィルムカートリッジ60
のIDナンバーをLCD表示部18に表示させならが設
定し入力が行われ確定される。
【0042】そして、IDナンバーの確定後、ステップ
S104に移行し、入力したIDナンバーと未露光の撮
影コマ数の記憶を行う。すなわち、LCD表示部18の
表示に従いCPU2の指示によりIDナンバーと対応し
て未露光の撮影コマ数をEEPROM24に記憶させ
る。次に、ステップS105に移行し、有効スイッチの
入力があるか否かを判定し、STスイッチ43などの有
効スイッチの入力がないときにはステップS106へ移
行し、STスイッチ43などの有効スイッチの入力があ
るときはステップS107へ移行する。ステップS10
6では、IDナンバーの確定またはIDナンバー等の記
憶があった時から所定時間(たとえば、10秒)が経過
したか否かを判定し、その所定時間が経過していればス
テップS108へ移行し、経過する前であればステップ
S105へ遡って移行する。一方、ステップS107で
は、操作された有効スイッチがMRスイッチ45である
か否かを判定し、有効スイッチがMRスイッチ45でな
いときはステップS108へ移行し、有効スイッチがM
Rスイッチ45であるときは遡ってステップS101に
移行する。
【0043】そして、ステップS108においては、L
CD表示部18が通常モードとなり、デート表示(日付
表示)とされ、IDナンバー入力処理においてユーザに
よるIDナンバー入力があった場合における本処理を終
了する。
【0044】ところで、ステップS102において、S
Tスイッチ43などの操作がなくIDナンバーの入力さ
れないときはステップS109へ移行し、IDナンバー
入力モードとなってから所定時間(たとえば、5分間)
が経過したか否かを判定する。この所定時間が経過して
いないときはステップS102へ遡って移行し、IDナ
ンバー入力を行われることなく所定時間が経過したらユ
ーザのIDナンバー入力ミスとみなしてステップS11
1へ移行する。
【0045】ステップS111において、フィルム63
の未露光の撮影コマ数に対応させて仮の表示をEEPR
OM24に記憶する。この仮の表示はIDナンバーと識
別可能な文字、数字、記号または図形などであって、た
とえば、図9(b)に示すように「A01」などとされ
る。すなわち、ユーザのスイッチ操作が行われることな
く、自動的に未露光の撮影コマ数および仮の表示がEE
PROM24の第2の記憶領域に記憶されることとな
る。その際、その記憶により第2の記憶領域の記憶容量
を超えてしまう場合には古いIDナンバー等のデータか
ら順に消去していく。また、過去においてこのステップ
S110における記憶がなされて既に第2の記憶領域に
未露光の撮影コマ数および仮の表示からなるデータがあ
るときには、そのデータを消去し現在の未露光の撮影コ
マ数のデータを記憶する。
【0046】この未露光の撮影コマ数の記憶を終えると
ステップS108へ移行する。ステップS108におい
ては、前述のごとく、LCD表示部18が通常モードと
なり、IDナンバー入力モードとなっていたLCD表示
部18が通常モードとなってデート表示(日付表示)の
状態となり、IDナンバー入力処理を終了する。
【0047】次に、図6、図9に基づきカメラ1aにフ
ィルムカートリッジ60を再装填するときの再装填処理
の一例について説明する。図6はフィルムカートリッジ
60を再装填したときの処理を示すフローチャートであ
る。図9はIDナンバー表示モードにおけるLCD表示
部18の説明図である。
【0048】図6において、カメラ1aはフィルムカー
トリッジ60が再装填された直後の状態となっている。
ステップS201において、カメラ1aにフィルムカー
トリッジ60が装填されるとDEP判定を行い、フィル
ムカートリッジ60が未使用の状態、撮影済みの状態お
よび現像済みの状態であるときは本処理を終了する。そ
して、フィルムカートリッジ60が撮影途中の状態であ
るときは、未露光の撮影コマ数を確認しフィルム63を
適正に給送させるために、ステップS202に移行す
る。
【0049】ステップS202において、LCD表示部
18がIDナンバー表示モードとなる。たとえば、図9
(a)に示すように、LCD表示部18の表示が「Id
−」となって所定のIDナンバーが入力可能な状態とな
る。次にステップS203に移行し、IDナンバーの選
択および確定を行う。たとえば、IDナンバーの選択に
は二つの方法があり、第一の方法はLCD表示部18が
図9(a)の表示状態のときに装填したフィルムカート
リッジ60のIDナンバーを入力してIDナンバーを特
定し選択する方法であり、第二の方法はEEPROM2
4に既に記憶されているIDナンバーを順次表示させて
ユーザの検索によりIDナンバーを選択する方法であ
る。第一の方法においては、装填したフィルムカートリ
ッジ60のIDナンバーを前述のIDナンバー入力処理
におけるIDナンバーの設定と同様な要領で設定し確定
すればよい。
【0050】また、第二の方法あっては、図9(a)の
LCD表示部18の表示状態において、PQスイッチ4
2を押すことにより、図9(b)〜図9(e)のように
記憶されているIDナンバーおよび未露光の撮影コマ数
を順次表示させる。そして、該当するIDナンバー等の
データを表示させた状態でDスイッチ41を押すことに
よりIDナンバーを確定すればよい。その際、図9
(b)のようにIDナンバーの表示領域に仮の表示がな
されている場合がある。この表示は、フィルム巻戻し時
にIDナンバーの入力がなかったとき(例えば、IDナ
ンバーの入力忘れのときなど)のデータを示している。
この仮の表示が示されることにより、ユーザが一目でI
Dナンバーの入力忘れがあったことを確認することがで
きる。
【0051】そして、そのようなときであってもデータ
が確実に記憶されているので、未露光の撮影コマ数の特
定が可能となる。なお、第一の方法において該当するI
Dナンバーが記憶されていていないときには、フィルム
巻戻し時の入力忘れとみなして自動的に図9(b)の表
示を行うようにしてもよい。この場合、IDナンバー確
定処理の迅速化が図れることとなる。
【0052】そして、IDナンバーが確定したら、ステ
ップS204に移行し、確定したIDナンバーと共に記
憶されていた未露光の撮影コマ数のデータに従いフィル
ム給送部12が駆動して、フィルム63が未露光の撮影
コマの先頭位置まで給送されて、二重露光することなく
撮影が可能な状態となり、フィルムカートリッジ60の
再装填処理を終了する。
【0053】以上のように、本実施形態に係るカメラ1
aによれば、実施形態1に係るものと同様の効果が得ら
れると共に、強制巻取り時に仮の表示を記憶して、フィ
ルムカートリッジの再装填時にその仮の表示が未露光の
撮影コマ数と共に表示されるから、ユーザはIDナンバ
ーの入力忘れがあったことを容易に確認することができ
る。
【0054】(実施形態3)次に実施形態3に係るカメ
ラ1bについて説明する。実施形態1に係るカメラ1ま
たは実施形態2に係るカメラ1aは記憶手段であるEE
PROM24に未露光の撮影コマ数とIDナンバーもし
くは仮の表示、または未露光の撮影コマ数のみを記憶す
るものであったが、その記憶対象を未露光の撮影コマ数
に代えて露光済みの撮影コマ数(撮影済みの撮影コマ
数)を記憶するものであってもよい。すなわち、カメラ
1bは、露光済みの撮影コマ数とIDナンバーなどとを
対応して記憶させるものである。このようなカメラ1b
であっても、フィルム63の全撮影コマ数から露光済み
の撮影コマ数を減算することにより、未露光の撮影コマ
数の情報を得ることができ、実施形態1または2のカメ
ラ1またはカメラ1aと同様な作用効果を得ることが可
能となる。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、次
のような効果を得ることができる。
【0056】すなわち、撮影途中における強制巻戻しの
際にIDナンバーの入力を忘れたときでも、未露光の撮
影コマ数または露光済みの撮影コマ数が自動的に記憶さ
れるので、フィルムカートリッジを再装填したときにそ
のフィルムを未露光の撮影コマの先頭まで確実に給送す
ることができる。
【0057】また、強制巻取り時に未露光の撮影コマ数
または露光済みの撮影コマ数に対応して仮の文字等が記
憶することにより、フィルムカートリッジの再装填のと
きに未露光の撮影コマ数と共に仮の文字等が表示され
る。このため、ユーザはIDナンバーの入力忘れがあっ
たことを容易に確認することができ、そのIDナンバー
を選択してフィルムを未露光の撮影コマの先頭まで確実
に給送することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】カメラの電気系の構成を示すブロック図であ
る。
【図2】カメラの設けられたEEPROMのメモリマッ
プを示す図である。
【図3】カメラの構造の説明図である。
【図4】カメラの表示部における表示状態を示す図であ
る。
【図5】IDナンバー入力処理を示すフローチャートで
ある。
【図6】フィルムカートリッジの再装填処理を示すフロ
ーチャートである。
【図7】IDナンバー表示モードにおけるLCD表示部
の表示形態を示す図である。
【図8】実施形態2に係るカメラにおけるIDナンバー
入力処理を示すフローチャートである。
【図9】実施形態2に係るカメラのIDナンバー表示モ
ードにおけるLCD表示部の表示形態を示す図である。
【図10】撮影に用いられるフィルムカートリッジの構
造の説明図である。
【符号の説明】
1…カメラ、12…フィルム給送部、18…LCD表示
部、2…CPU、24…EEPROM

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影途中で巻戻したフィルムカートリッ
    ジを再装填したときに内蔵された記憶手段の情報に従い
    フィルムの給送を行うカメラであって、 撮影途中にフィルムの巻戻しを行った際に、各種の情報
    を表示する表示手段をフィルムカートリッジの識別情報
    を入力するためのIDナンバー入力モードとするモード
    制御手段と、 前記表示手段がIDナンバー入力モードとされた時から
    所定の設定時間を経過しているか否かを判定する経過時
    間判定手段と、 前記経過時間判定手段における前記設定時間内にIDナ
    ンバーが入力されないときに前記フィルムの未露光の撮
    影コマ数または露光済みの撮影コマ数を前記記憶手段に
    記憶させる記憶制御手段と、を備えたことを特徴とする
    カメラ。
  2. 【請求項2】 撮影途中で巻戻したフィルムカートリッ
    ジを再装填したときに内蔵された記憶手段の情報に従い
    フィルムの給送を行うカメラであって、 撮影途中にフィルムの巻戻しを行った際に、各種の情報
    を表示する表示手段をフィルムカートリッジの識別情報
    を入力するためのIDナンバー入力モードとするモード
    制御手段と、 前記表示手段がIDナンバー入力モードとされた時から
    所定の設定時間を経過しているか否かを判定する経過時
    間判定手段と、 前記経過時間判定手段における前記設定時間内にIDナ
    ンバーが入力されないときに前記フィルムの未露光の撮
    影コマ数または露光済み撮影コマ数を所定の文字、数
    字、記号もしくは図形と対応させて前記記憶手段に記憶
    させる記憶制御手段と、を備えたことを特徴とするカメ
    ラ。
JP8158498A 1996-06-19 1996-06-19 カメラ Pending JPH1010618A (ja)

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