JPH10298164A - イソキノリノン誘導体、その製法及びその合成中間体 - Google Patents

イソキノリノン誘導体、その製法及びその合成中間体

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JPH10298164A
JPH10298164A JP4413998A JP4413998A JPH10298164A JP H10298164 A JPH10298164 A JP H10298164A JP 4413998 A JP4413998 A JP 4413998A JP 4413998 A JP4413998 A JP 4413998A JP H10298164 A JPH10298164 A JP H10298164A
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JP
Japan
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group
substituted
lower alkyl
isoquinolinone
methoxycarbonyl
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Pending
Application number
JP4413998A
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English (en)
Inventor
Tatsuzo Ukita
辰三 浮田
Kenji Omori
謙司 大森
Tomihiro Ikeo
富弘 池尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tanabe Seiyaku Co Ltd
Original Assignee
Tanabe Seiyaku Co Ltd
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Publication date
Application filed by Tanabe Seiyaku Co Ltd filed Critical Tanabe Seiyaku Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】優れたPDE V阻害作用に基づく循環器系疾
患等の予防・治療剤として有用であるイソキノリノン誘
導体を提供する。 【解決手段】 一般式〔I〕 (式中、環A及び環Bは同一または異なって置換もしく
は非置換ベンゼン環、R1 は水素原子、置換もしくは非
置換低級アルキル基、置換もしくは非置換シクロ低級ア
ルキル基、置換もしくは非置換アリール基、置換もしく
は非置換複素環式基、またはモノもしくはジ置換されて
いてもよいアミノ基、R2は式:−COOR3または式:
−CON(R4)(R5)で示される基であり、R3が水
素原子またはエステル残基、−N(R4)(R5)で示さ
れる基が置換もしくは非置換含窒素脂肪族複素環式基ま
たは置換もしくは非置換アミノ基を表す。)で示される
イソキノリノン誘導体またはその薬理的に許容し得る
塩。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は医薬として有用なc
GMP特異的ホスホジエステラーゼ(PDE)阻害作用
〔PDE V阻害作用〕を有する新規イソキノリノン誘
導体及びその合成中間体に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、細胞内セカンドメッセンジャー
であるcGMPは、生体内の組織に広く分布するホスホ
ジエステラーゼ(PDE)により分解され不活性化され
るが、該PDE活性を阻害すると、細胞内のcGMPの
濃度が上昇し、その結果、種々の薬理作用、例えば、血
管平滑筋弛緩作用、気管支平滑筋弛緩作用等が発現する
ことが知られている。
【0003】また、このようなcGMP特異的PDE阻
害薬(即ち、PDE V阻害薬)は、血小板凝集抑制作
用、血管拡張作用等を示す〔C.D.Nicholso
nら,トレンズ・イン・ファーマコロジカル・サイエン
シーズ,第12巻,第19頁(1991)(Trend
s in Pharmacological Scie
nces)〕ことから、PDE V阻害薬は、気管支喘
息、血栓症、うつ病、脳血管閉塞後の中枢機能低下症、
脳血管痴呆症及び心不全などの治療薬として有用である
と考えられている。
【0004】また、近年上記のようなPDE V阻害作
用を有する縮合ピリダジン系化合物等が、高血圧症、狭
心症、心筋梗塞、慢性及び急性心不全、肺高血圧症等の
予防・治療に有用であることが知られている(特開平8
−225541号等)。更に、PDE V阻害作用を有
する1−〔4−エトキシ−3−(6,7−ジヒドロ−1
−メチル−7−オキソ−3−プロピル−1H−ピラゾロ
〔4,3−d〕ピリミジン−5−イル)フェニルスルホ
ニル〕−4−メチルピペラジン〔一般名;シルデナフィ
ル(SILDENAFIL)〕が陰茎勃起不全等の疾患
の治療に有用であることも報告されている〔Boole
ll Mら,ジャーナル・オブ・ウロロジー,第155
巻,第5号,第495A頁(1996)(Journa
l ofUrology.),Terrett N K
ら,バイオオルガニック・アンド・メディシナル・ケミ
ストリー・レターズ,第6巻,第15号,第1819−
24頁(1996)(Bioorganic & Me
dicinal Chemistry Letter
s)及びBallard S Aら,ブリティシュ・ジ
ャーナル・オブ・ファーマコロジー,第118巻,第1
53頁(1996)(British Journal
of Pharmacology)〕。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、優れたホス
ホジエステラーゼV(PDE V)阻害作用を有する新
規イソキノリノン誘導体を提供するものである。また、
本発明は、このような新規イソキノリノン誘導体の製法
及びその合成中間体をも提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、一般式〔I〕
【0007】
【化36】
【0008】(式中、環A及び環Bは同一または異なっ
て置換もしくは非置換ベンゼン環、R1 は(1)水素原
子、(2)置換もしくは非置換低級アルキル基、(3)
置換もしくは非置換シクロ低級アルキル基、(4)置換
もしくは非置換アリール基、(5)置換もしくは非置換
複素環式基、または(6)モノもしくはジ置換されてい
てもよいアミノ基、R2は式:−COOR3または式:−
CON(R4)(R5)で示される基であり、R3が水素
原子またはエステル残基、−N(R4)(R5)で示され
る基が置換もしくは非置換含窒素脂肪族複素環式基また
は置換もしくは非置換アミノ基を表す。但し、R1が水
素原子または置換もしくは非置換低級アルキル基である
場合には、環A及び環Bの少なくとも一方が2個以上の
低級アルコキシ基で置換されたベンゼン環である。)で
示されるイソキノリノン誘導体またはその薬理的に許容
し得る塩に関する。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の化合物〔I〕において、
式:−COOR3で示される基としては、R3が水素原子
またはベンジル基、ニトロベンジル基、保護されていて
もよいアミノベンジル基、低級アルコキシベンジル基等
のアリール低級アルキル基、メチル基、エチル基、プロ
ピル基、ブチル基等の低級アルキル基、シクロペンチル
基等のシクロ低級アルキル基、あるいはトリメチルシリ
ルメチル基、tert−ブチルジメチルシリルメチル基
等のトリ低級アルキルシリル低級アルキル基の如きエス
テル残基であるものが挙げられる。基R2が式:−CO
N(R4)(R5)で示される基である場合、−N
(R4)(R5)で示される基としては、例えば、ヒドロ
キシ低級アルキル基置換ピペラジニル基、モルホリノ
基、ピロリジニル基、ピペリジニル基の如き置換もしく
は非置換含窒素5〜6員脂肪族複素環式基、またはイミ
ダゾリル基置換低級アルキルアミノ基、モノもしくはジ
低級アルキルアミノ基、アミノ基の如き置換もしくは非
置換アミノ基が挙げられる。
【0010】本発明の化合物〔I〕の環A及び環Bとし
ては、同一または異なる1〜4個の置換基を有していて
もよいベンゼン環であって、当該環A及び環B上の置換
基が、保護されていてもよい水酸基、低級アルキレンジ
オキシ基、ハロゲン原子、低級アルキル基、モノもしく
はジ低級アルキルカルバモイルオキシ基または式:R6
−(CO)n−O−で示される基であって、R6は置換も
しくは非置換低級アルキル基、置換もしくは非置換低級
アルケニル基、置換もしくは非置換シクロ低級アルキル
基、置換もしくは非置換アリール基、置換もしくは非置
換アリールスルホニル基または置換もしくは非置換複素
環式基であり、nは0または1であるベンゼン環が挙げ
られる。
【0011】より具体的には、本発明の化合物〔I〕の
環Aとしては、同一または異なる1〜4個の置換基を有
していてもよいベンゼン環であって、当該置換基が、保
護されていてもよい水酸基、低級アルキレンジオキシ
基、ハロゲン原子、低級アルキル基、モノもしくはジ低
級アルキルカルバモイルオキシ基または式:R6−(C
O)n−O−で示される基であって、R6が置換もしくは
非置換低級アルキル基、置換もしくは非置換低級アルケ
ニル基、置換もしくは非置換シクロ低級アルキル基、置
換もしくは非置換アリール基、置換もしくは非置換アリ
ールスルホニル基または置換もしくは非置換複素環式基
であり、nは0または1であるベンゼン環が挙げられ
る。また環Bとしては、同一または異なる1〜4個の置
換基を有していてもよいベンゼン環であって、当該置換
基が、保護されていてもよい水酸基、低級アルコキシ
基、低級アルキル基、ハロゲン原子または低級アルキレ
ンジオキシ基であるベンゼン環が挙げられる。
【0012】本発明の化合物における環A及び環Bの好
ましい例としては、例えば、環Aが式:
【0013】
【化37】
【0014】で示されるベンゼン環であり、環Bが、
式:
【0015】
【化38】
【0016】で示されるベンゼン環であり、A1及びA2
は、同一または異なって、水素原子、保護されていても
よい水酸基、低級アルキレンジオキシ基、ハロゲン原
子、低級アルキル基、モノもしくはジ低級アルキルカル
バモイルオキシ基及び式:R6−(CO)n−O−で示さ
れる基から選ばれる基であり、B1、B2及びB3は、同
一または異なって、保護されていてもよい水酸基、低級
アルコキシ基、低級アルキル基、ハロゲン原子及び低級
アルキレンジオキシ基から選ばれる基が挙げられる。
【0017】環A及び/または環Bが、式:R6−(C
O)n−O−で示される置換基を有する場合、かかる基
6の具体例としては、(1)水酸基置換低級アルキル
基、低級アルキル基、オキソ基及び低級アルコキシカル
ボニル基から選ばれる同一または異なる1〜4個の基で
置換されていてもよい5〜10員単環もしくは二環式複
素環式基;低級アルキレンジオキシ基、カルボキシル
基、低級アルコキシカルボニル基、低級アルコキシ基、
スルファモイル基、カルバモイル基、ニトロ基、保護さ
れていてもよいアミノ基、フェニル基、ハロゲン原子、
モノ低級アルキルアミノ基、ジ低級アルキルアミノ基、
低級アルキルピペラジノカルボニル基、水酸基置換低級
アルキル基及び低級アルキル基から選ばれる同一または
異なる1〜4個の基で置換されていてもよい6〜10員
単環式もしくは二環式アリール基;シアノ基;カルボキ
シル基;モノもしくはジ低級アルキルアミノ基;低級ア
ルコキシ基置換低級アルコキシ基;低級アルコキシ基;
水酸基;カルバモイル基;低級アルコキシカルボニル
基;シクロ低級アルキル基;及びベンゾイル基から選ば
れる同一または異なる1〜2個の基で置換されていても
よい低級アルキル基、または(2)低級アルキル基、シ
アノ基、カルボキシル基、モノもしくはジ低級アルキル
アミノ基、低級アルコキシ基置換低級アルキル基、水酸
基、低級アルコキシ基、カルバモイル基、低級アルコキ
シカルボニル基及びニトロ基から選ばれる同一または異
なる1〜4個の基で置換されていてよい5〜10員単環
もしくは二環式複素環式基が挙げられる。
【0018】また当該6〜10員単環式もしくは二環式
アリール基としては、例えば、フェニル基、ナフチル基
等が挙げられ、5〜10員単環もしくは二環式複素環式
基としては、ピリジル基、ピリミジニル基、ピラジニル
基、ピペリジル基、ピペラジニル基、ピロリジニル基、
イソキノリル基、キノリル基、テトラゾリル基、チエニ
ル基、フリル基、モルホリノ基、ピロリル基、ベンズイ
ミダゾリル基、イミダゾリル基、キナゾリル基、フタラ
ジニル基等が挙げられる。
【0019】上記の環A及び環Bのうち、より好ましい
例としては、例えば、環Aが式:
【0020】
【化39】
【0021】で示されるベンゼン環であり、環Bが、
式:
【0022】
【化40】
【0023】で示されるベンゼン環が挙げられる。
【0024】また、環A及び環Bのうち、更に好ましい
例としては、例えば、環Aが式:
【0025】
【化41】
【0026】で示されるベンゼン環であり、環Bが、
式:
【0027】
【化42】
【0028】で示されるベンゼン環が挙げられる。
【0029】上記の環A上の置換基(A1及びA2)の具
体例としては、保護されていてもよい水酸基;低級アル
キレンジオキシフェニル基、ベンズイミダゾリル基、低
級アルキル基置換イミダゾリル基、シアノ基、カルボキ
シル基、ピリジル基、N−オキソピリジル基、水酸基置
換低級アルキル基で置換されたピリジル基、ピロリジニ
ル基、イソキノリル基、ピリミジニル基、ピラジニル
基、キナゾリル基、フタラジニル基、低級アルコキシカ
ルボニル基置換ピペリジル基、ピペリジル基、キノリル
基、テトラゾリル基、チエニル基、フリル基、低級アル
キル基及び低級アルコキシカルボニル基で置換されたピ
ロリル基、モノもしくはジ低級アルキルアミノ基、低級
アルコキシ基置換低級アルコキシ基、低級アルコキシ
基、水酸基、カルバモイル基、低級アルコキシカルボニ
ル基、シクロ低級アルキル基、ヒドロキシ低級アルキル
基で置換されたフェニル基、カルボキシル基置換フェニ
ル基、低級アルコキシカルボニル基置換フェニル基、ベ
ンゾイル基、モノもしくはジ低級アルコキシ基置換フェ
ニル基、ニトロ基置換フェニル基、ナフチル基、モノも
しくはジハロゲノフェニル基、カルバモイル基置換フェ
ニル基、スルファモイル基置換フェニル基、保護されて
いてもよいアミノ基でモノもしくはジ置換されたフェニ
ル基、ビフェニル基、ハロゲン原子及びニトロ基でジ置
換されたフェニル基、ジ低級アルキルアミノ基置換フェ
ニル基及び低級アルキル基置換フェニル基から選ばれる
基で置換されていてもよい低級アルコキシ基;低級アル
キレンジオキシ基;ハロゲン原子;低級アルキル基;シ
クロ低級アルコキシ基;ピリジルオキシ基;低級アルケ
ニルオキシ基;モルホリノカルボニルオキシ基;低級ア
ルキル基置換ピペラジニルカルボニルオキシ基;低級ア
ルキル基及びニトロ基で置換されたピロリルカルボニル
オキシ基;ピロリルカルボニルオキシ基;モノもしくは
ジ低級アルキルカルバモイルオキシ基;低級アルキル基
置換フェニルスルホニルオキシ基;またはベンゾイルオ
キシ基等が挙げられる。
【0030】本発明化合物〔I〕のR1が置換もしくは
非置換アリール基である場合、当該アリール基として
は、一部が飽和していてもよい単環、二環もしくは三環
式の6〜14員アリール基が挙げられる。単環式アリー
ル基としてはフェニル基、シクロヘキサジエニル基、シ
クロヘキセニル基等が挙げられる。二環式アリール基と
してはナフチル基、インデニル基、インダニル基、アズ
レニル基等が挙げられる。また、三環式アリール基とし
てはフルオレニル基、フェナントレニル基、アントラセ
ニル基等が挙げられる。
【0031】本発明の目的化合物〔I〕におけるR1
置換もしくは非置換複素環式基である場合、当該複素環
式基としては、一部が飽和していてもよい単環式または
二環式の5〜12員の複素環式基が挙げられ、具体的に
は、一部が飽和していてもよい単環式または二環式の5
〜12員芳香族複素環式基あるいは単環もしくは二環式
の5〜12員脂肪族複素環式基が挙げられる。
【0032】単環式または二環式の5〜12員芳香族複
素環式基としては、窒素原子、酸素原子及び硫黄原子か
ら選ばれる1〜4個の異項原子を含む単環もしくは二環
式の5〜10員芳香族複素環式基であるものが好まし
く、例えば、ピラニル基、インダゾリル基、ベンゾトリ
アゾリル基、ピロリル基、イミダゾリル基、フリル基、
チエニル基、チアゾリル基、イソオキサゾリル基、オキ
サゾリル基、オキサゾリニル基、ピラゾリル基、フタラ
ジニル基、キナゾリニル基、チエノピリミジニル基、ピ
リジル基、ピリミジニル基、ピリダジニル基、ピラジニ
ル基、トリアジニル基、テトラゾリル基、キノリル基、
イソキノリル基、キノキサリニル基、インドリル基、ベ
ンゾチエニル基、ベンゾチアゾリル基、ベンゾオキサゾ
リル基またはベンズイミダゾリル基及びこれらの一部が
飽和している基等が挙げられる。
【0033】単環もしくは二環式の5〜12員の脂肪族
複素環式基としては、窒素原子、酸素原子及び硫黄原子
から選ばれる1〜4個の異項原子を含む単環式5〜10
員脂肪族複素環式基であるものが好ましく、例えばピペ
ラジニル基、ピロリジニル基、ピペリジル基、ピラゾリ
ジニル基、キヌクリジニル基、チオモルホリノ基、モル
ホリノ基、ヘキサヒドロピリミジニル基、テトラヒドロ
フラニル基、テトラヒドロピラニル基またはジオキサニ
ル基等が挙げられる。
【0034】本発明の目的化合物〔I〕のR1における
低級アルキル基上の置換基としては、例えば、ピペリジ
ル基、ピリジル基、イミダゾリル基、低級アルキル基置
換ピペリジル基、フリル基、モルホリノ基、テトラヒド
ロフリル基、低級アルキル基及びオキソ基で置換された
ジヒドロピリジル基、ピペラジニル基、低級アルコキシ
カルボニル基置換ピペラジニル基、シクロ低級アルキル
基、フェニル基、低級アルキレンジオキシフェニル基、
低級アルコキシカルボニル基、水酸基、水酸基置換低級
アルコキシ基、カルボキシル基、低級アルコキシ基、保
護されていてもよいアミノ基、カルバモイル基、ジ低級
アルキルアミノ基、ピリジルカルボニルオキシ基等が挙
げられる。
【0035】また、R1における低級アルキル基は、上
記置換基を同一または異なって1〜3個有していてもよ
い。
【0036】本発明の目的化合物〔I〕のR1における
シクロ低級アルキル基上の置換基としては、低級アルコ
キシカルボニル基、水酸基、カルボキシル基、低級アル
キル基、低級アルコキシ基、水酸基置換低級アルキル
基、保護されていてもよいアミノ基等が挙げられる。
【0037】また、R1におけるシクロ低級アルキル基
は、上記置換基を同一または異なって1〜3個有してい
てもよい。
【0038】本発明の目的化合物〔I〕のR1における
アリール基上の置換基としては、例えば、ハロゲン原
子、モノもしくはジ低級アルキルアミノ基、モルホリノ
基、低級アルキル基置換ピリミジニル基、低級アルキル
基置換ピラゾリル基、水酸基置換低級アルキル基、保護
されていてもよいアミノ基、低級アルカノイル基置換ア
ミノ基、低級アルコキシ基、低級アルキル基、保護され
ていてもよい水酸基、カルボキシル基置換低級アルキル
基、低級アルコキシカルボニル基置換低級アルキル基、
低級アルコキシカルボニル基置換低級アルコキシ基、カ
ルバモイル基、カルボキシル基、低級アルキルチオ基、
低級アルコキシカルボニル基、ニトロ基、トリハロゲノ
低級アルキル基、モルホリノカルボニル基、カルボキシ
ル基置換低級アルコキシ基、ジ(低級アルキルスルホニ
ル)アミノ基、モルホリノ低級アルキルカルバモイル基
置換低級アルコキシ基、スルファモイル基、保護されて
いてもよいアミノ基で置換された低級アルキル基、低級
アルキル基及びアミノ基の保護基で置換されたアミノ
基、低級アルキレンジオキシ基、保護されていてもよい
アミノ基で置換されたカルバモイル基、低級アルキルス
ルフィニル基、低級アルキルスルホニル基等が挙げられ
る。
【0039】また、R1におけるアリール基は、上記置
換基を同一または異なって1〜4個有していてもよい。
【0040】本発明の目的化合物〔I〕のR1における
複素環式基上の置換基としては、水酸基、ハロゲン原
子、低級アルキル基、フェニル基置換低級アルキル基、
水酸基置換低級アルキル基、オキソ基、低級アルコキシ
基、保護されていてもよいアミノ基、モノもしくはジ低
級アルキルアミノ基、フェニル低級アルコキシカルボニ
ル基、低級アルコキシカルボニル基、カルボキシル基、
カルバモイル基等が挙げられる。
【0041】また、R1における複素環式基は、上記置
換基を同一または異なって1〜4個有していてもよい。
【0042】本発明の目的化合物〔I〕のR1における
モノもしくはジ置換されていてもよいアミノ基の置換基
としては、同一または異なって、アミノ基の保護基、ピ
リジル基、低級アルカノイル基、低級アルキル基、水酸
基置換低級アルキル基、フェニル基、低級アルカノイル
オキシ基置換低級アルキル基、トリハロゲノ低級アルカ
ノイル基等が挙げられる。
【0043】上記本発明の目的化合物〔I〕が保護され
たアミノ基を有する場合は、当該アミノ基の保護基とし
ては、例えば、置換もしくは非置換低級アルコキシカル
ボニル基、低級アルカノイル基等が挙げられ、具体的に
は、ベンジルオキシカルボニル基、4−メトキシベンジ
ルオキシカルボニル基、9−フルオレニルメチルオキシ
カルボニル基、tert−ブトキシカルボニル基、2,
2,2−トリクロロエチルオキシカルボニル基、ホルミ
ル基、アセチル基、プロピオニル基、ブチリル基等が挙
げられる。このうち好ましいものとしては、アリール基
置換低級アルコキシカルボニル基及び非置換低級アルコ
キシカルボニル基が挙げられ、例えばベンジルオキシカ
ルボニル基及びtert−ブトキシカルボニル基が挙げ
られる。
【0044】更に本発明の目的化合物〔I〕が保護され
た水酸基を有する場合は、当該水酸基の保護基として
は、置換もしくは非置換アリール低級アルキル基、アシ
ル基等の慣用の保護基を挙げることができる。このうち
好ましいものとしては、例えば、ベンジル基、フェネチ
ル基等の如き非置換アリール低級アルキル基、ホルミル
基、アセチル基、プロピオニル基、マロニル基、アクリ
ロイル基、ベンゾイル基等のアシル基が挙げられる。
【0045】本発明の目的化合物〔I〕のうち、好まし
い化合物としては、アリール基がフェニル基、インダニ
ル基またはナフチル基であり、複素環式基がピペラジニ
ル基、ピラニル基、モルホリノ基、インダゾリル基、ピ
ロリジニル基、インドリル基、ベンゾトリアゾリル基、
ピラジニル基、ピリジル基、チオモルホリノ基、ピロリ
ル基、キノリル基、イソキノリル基、フタラジニル基、
イソオキサゾリル基またはピペリジル基であり、含窒素
脂肪族複素環式基がピペラジニル基またはモルホリノ基
である化合物が挙げられる。
【0046】本発明の目的化合物〔I〕のうち、より好
ましい化合物としては、A1及びA2が、同一または異な
って、保護された水酸基、低級アルコキシ基、ピリジル
低級アルコキシ基、ヒドロキシ低級アルキル基置換ピリ
ジル低級アルコキシ基、N−オキソピリジル低級アルコ
キシ基、ピラジニル低級アルコキシ基、キノリル低級ア
ルコキシ基、アミノ基置換フェニル基で置換された低級
アルコキシ基、モノもしくはジ低級アルキルアミノ基置
換フェニル基で置換された低級アルコキシ基、低級アル
コキシ基置換フェニル基で置換された低級アルコキシ
基、ヒドロキシ低級アルキル基置換フェニル基で置換さ
れた低級アルコキシ基、カルボキシル基置換フェニル基
で置換された低級アルコキシ基及びイソキノリル低級ア
ルコキシ基から選ばれる基であり、B1、B2及びB
3が、同一または異なって、ハロゲン原子、低級アルキ
ル基及び低級アルコキシ基から選ばれる基であり、R1
が、保護されていてもよいアミノ基で置換されていても
よいフェニル基、保護されていてもよいアミノ基で置換
されていてもよいピリジル基及びモルホリノ基から選ば
れる基であり、R2が低級アルコキシカルボニル基また
はフェニル低級アルコキシカルボニル基である化合物が
挙げられる。
【0047】本発明の目的化合物〔I〕のうち、更に好
ましい化合物としては、一般式〔I〕において、環Aが
式:
【0048】
【化43】
【0049】で示されるベンゼン環であり、環Bが、
式:
【0050】
【化44】
【0051】で示されるベンゼン環であって、R6が、
(1)低級アルキル基及び低級アルコキシカルボニル基
から選ばれる基で置換されていてもよいピロリル基;ヒ
ドロキシ低級アルキルで置換されていてもよいピリジル
基;N−オキソピリジル基;ピペラジニル基;チエニル
基;カルボキシル、低級アルコキシカルボニル基、ニト
ロ基、アミノ基、モノもしくはジ低級アルキルアミノ
基、フェニル基、ハロゲン原子、低級アルコキシ基、水
酸基置換低級アルキル基及び低級アルキル基から選ばれ
る同一又は異なる1〜3個の基で置換されていてもよい
フェニル基;ナフチル基;キノリル基;イソキノリル
基;ベンズイミダゾリル基;及びシクロ低級アルキル基
から選ばれる基で置換されていてもよい低級アルキル
基、または(2)低級アルキル基及びニトロ基から選ば
れる基で置換されていてよいピロリル基であり、A2
水素原子または低級アルコキシ基であり、R1がフェニ
ル基、保護されていてもよいアミノ基で置換されたフェ
ニル基及びモルホリノ基から選ばれる基であり、B1
2及びB3がハロゲン原子、低級アルキル基及び低級ア
ルコキシ基から選ばれる同一または異なる基であり、n
が0または1である化合物が挙げられる。
【0052】他のとりわけ好ましい化合物としては、一
般式〔I〕において、環Aが、式:
【0053】
【化45】
【0054】で示されるベンゼン環であり、環Bが、
式:
【0055】
【化46】
【0056】で示されるベンゼン環であり、A1が、保
護されていてもよい水酸基またはピリジル基、ヒドロキ
シ低級アルキル基置換ピリジル基、N−オキソピリジル
基、ピラジニル基、アミノ基置換フェニル基、モノもし
くはジ低級アルキルアミノ基置換フェニル基、低級アル
コキシ基置換フェニル基、ヒドロキシ低級アルキル基置
換フェニル基、イソキノリル基およびキノリル基から選
ばれる基で置換された低級アルコキシ基であり、B1
2及びB3が、ハロゲン原子、低級アルキル基及び低級
アルコキシ基から選ばれる同一または異なる基であり、
1が、保護されていてもよいアミノ基で置換されたフ
ェニル基である化合物が挙げられる。
【0057】本発明の目的化合物〔I〕のうち、薬効上
好ましい化合物としては、一般式〔I−A〕
【0058】
【化47】
【0059】(式中、環Aおよび環Bは同一または異な
って、置換もしくは非置換ベンゼン環、R1Aは置換もし
くは非置換アリール基または置換もしくは非置換複素環
式基、R3は水素原子またはエステル残基を表す。)で
示されるイソキノリノン誘導体があげられる。
【0060】このような化合物〔I−A〕としては、例
えば、環Aおよび環Bが1〜4個の置換基を有していて
もよいベンゼン環であって、当該置換基は(i)水酸
基;(ii)ハロゲン原子;(iii)低級アルキル
基;(iv)シクロ低級アルコキシ基;(v)低級アル
キレンジオキシ基;(vi)低級アルコキシ基;(vi
i)ニトロ基、ハロゲン原子、フェニル基、カルボキシ
ル基、低級アルコキシカルボニル基、低級アルキル基、
低級アルコキシ基、アミノ基、モノもしくはジ低級アル
キルアミノ基および水酸基置換低級アルキル基からなる
群より選ばれる1〜3個の置換基を有していてもよいフ
ェニル基、水酸基、ベンゾイル基、低級アルコキシカル
ボニル基、カルボキシル基、モノもしくはジ低級アルキ
ルアミノ基、低級アルコキシ置換低級アルキル基、低級
アルコキシ基およびナフチル基からなる群より選ばれる
基で置換された低級アルコキシ基;および(viii)
窒素原子、酸素原子および硫黄原子よりなる群より選ば
れる1〜4個の異項原子を有する5〜10員複素環式基
置換低級アルコキシ基(当該複素環式基はカルボキシル
基、低級アルコキシカルボニル基、低級アルキル基、水
酸基置換低級アルキル基、ニトロ基およびオキソ基から
なる群より選ばれる1〜3個の置換基を有していてもよ
い)、R1Aが保護されていてもよいアミノ基、ハロゲン
原子、モノもしくはジ低級アルキルアミノ基、モルホリ
ノ基、低級アルキル基置換ピリミジニル基、低級アルキ
ル基置換ピラゾリル基、水酸基置換低級アルキル基、低
級アルカノイル基置換アミノ基、低級アルコキシ基、低
級アルキル基、保護されていてもよい水酸基、カルボキ
シル基置換低級アルキル基、低級アルコキシカルボニル
置換低級アルキル基、低級アルコキシカルボニル置換低
級アルコキシ基、カルバモイル基、カルボキシル基、低
級アルキルチオ基、低級アルコキシカルボニル基、ニト
ロ基、トリハロゲノ低級アルキル基、モルホリノカルボ
ニル基、カルボキシル基置換低級アルコキシ基、ジ(低
級アルキルスルホニル)アミノ基、モルホリノ低級アル
キルカルバモイル基置換低級アルコキシ基、低級アルキ
ル基およびアミノ基の保護基で置換されたアミノ基、低
級アルキレンジオキシ基、保護されていてもよいアミノ
基で置換されたカルバモイル基、低級アルキルスルフィ
ニル基および低級アルキルスルホニル基からなる群より
選ばれる1〜4個の置換基を有していてもよいフェニル
基;または窒素原子、酸素原子および硫黄原子よりなる
群より選ばれる1〜4個の異項原子を有する5〜10員
複素環式基(当該複素環式基は水酸基、ハロゲン原子、
低級アルキル基、フェニル置換低級アルキル基、水酸基
置換低級アルキル基、オキソ基、低級アルコキシ基、保
護されていてもよいアミノ基、モノもしくはジ低級アル
キルアミノ基、フェニル置換低級アルコキシカルボニル
基、低級アルコキシカルボニル基、カルボキシル基およ
びカルバモイル基からなる群より選ばれる1〜4個の置
換基を有していてもよい)、およびR3が水素原子また
は低級アルキル基である化合物があげられる。
【0061】また、本発明の具体的な化合物としては、
一般式〔I−B〕
【0062】
【化48】
【0063】(式中、環A2及び環B2は、同一または異
なる1〜4個の置換基を有していてもよいベンゼン環で
あり、当該環A2及び環B2上の置換基が、ホルミル基で
保護されていてもよい水酸基、低級アルキレンジオキシ
基、ハロゲン原子、低級アルキル基、モノもしくはジ低
級アルキルカルバモイルオキシ基又は式:R6B−(C
O)n−O−で示される基〔R6Bは、(1)水酸基置換
低級アルキル基、低級アルキル基、オキソ基及び低級ア
ルコキシカルボニル基から選ばれる同一または異なる1
〜4個の基で置換されていてもよい複素環式基であっ
て、当該複素環部分が、ピリジル基、ピリミジニル基、
ピラジニル基、ピペリジル基、ピペラジニル基、ピロリ
ジニル基、イソキノリル基、キノリル基、テトラゾリル
基、チエニル基、フリル基、モルホリノ基、ピロリル
基、ベンズイミダゾリル基、イミダゾリル基、キナゾリ
ル基及びフタラジニル基から選ばれる基である複素環式
基;ベンジルオキシカルボニル基、4−メトキシベンジ
ルオキシカルボニル基、9−フルオレニルメチルオキシ
カルボニル基、tert−ブトキシカルボニル基、2,
2,2−トリクロロエチルオキシカルボニル基及び低級
アルカノイル基から選ばれる基で保護されていてもよい
アミノ基、低級アルキレンジオキシ基、カルボキシル
基、低級アルコキシカルボニル基、低級アルコキシ基、
スルファモイル基、カルバモイル基、ニトロ基、フェニ
ル基、ハロゲン原子、モノ低級アルキルアミノ基、ジ低
級アルキルアミノ基、低級アルキルピペラジノカルボニ
ル基、水酸基置換低級アルキル基及び低級アルキル基か
ら選ばれる同一または異なる1〜4個の基で置換されて
いてもよいフェニル基又はナフチル基;シアノ基;カル
ボキシル基;モノもしくはジ低級アルキルアミノ基;低
級アルコキシ基置換低級アルコキシ基;低級アルコキシ
基;水酸基;カルバモイル基;低級アルコキシカルボニ
ル基;シクロ低級アルキル基;及びベンゾイル基から選
ばれる同一または異なる1〜2個の基で置換されていて
もよい低級アルキル基、(2)低級アルキル基、シアノ
基、カルボキシル基、モノもしくはジ低級アルキルアミ
ノ基、低級アルコキシ基置換低級アルキル基、水酸基、
低級アルコキシ基、カルバモイル基、低級アルコキシカ
ルボニル基及びニトロ基から選ばれる同一または異なる
1〜4個の基で置換されていてもよい複素環式基であっ
て、当該複素環部分が、ピリジル基、ピリミジニル基、
ピラジニル基、ピペリジル基、ピペラジニル基、ピロリ
ジニル基、イソキノリル基、キノリル基、テトラゾリル
基、チエニル基、フリル基、モルホリノ基、ピロリル
基、ベンズイミダゾリル基、イミダゾリル基、キナゾリ
ル基及びフタラジニル基から選ばれる基である複素環式
基;(3)シクロ低級アルキル基;(4)低級アルケニ
ル基;或いは(5)低級アルキル基置換フェニルスルホ
ニル基、nは0または1〕、R1Bは(i)水素原子、
(ii)ピペリジル基;ピリジル基;イミダゾリル基;
低級アルキル基置換ピペリジル基;フリル基;モルホリ
ノ基;テトラヒドロフリル基;低級アルキル基及びオキ
ソ基で置換されたジヒドロピリジル基;ピペラジニル
基;低級アルコキシカルボニル基置換ピペラジニル基;
シクロ低級アルキル基;フェニル基;低級アルキレンジ
オキシフェニル基;低級アルコキシカルボニル基;水酸
基;水酸基置換低級アルコキシ基;カルボキシル基;低
級アルコキシ基;ベンジルオキシカルボニル基、4−メ
トキシベンジルオキシカルボニル基、9−フルオレニル
メチルオキシカルボニル基、tert−ブトキシカルボ
ニル基、2,2,2−トリクロロエチルオキシカルボニ
ル基又は低級アルカノイル基で保護されていてもよいア
ミノ基;カルバモイル基;ジ低級アルキルアミノ基;及
びピリジルカルボニルオキシ基から選ばれる同一または
異なる1〜3個の基で置換されていてよい低級アルキル
基、(iii)ベンジルオキシカルボニル基、4−メト
キシベンジルオキシカルボニル基、9−フルオレニルメ
チルオキシカルボニル基、tert−ブトキシカルボニ
ル基、2,2,2−トリクロロエチルオキシカルボニル
基又は低級アルカノイル基で保護されていてもよいアミ
ノ基;低級アルコキシカルボニル基;水酸基;カルボキ
シル基;低級アルキル基;低級アルコキシ基;及び水酸
基置換低級アルキル基から選ばれる同一または異なる1
〜3個の基で置換されていてもよいシクロ低級アルキル
基、(iv)ハロゲン原子;モノもしくはジ低級アルキ
ルアミノ基;モルホリノ基;低級アルキル基置換ピリミ
ジニル基;低級アルキル基置換ピラゾリル基;水酸基置
換低級アルキル基;ベンジルオキシカルボニル基、4−
メトキシベンジルオキシカルボニル基、9−フルオレニ
ルメチルオキシカルボニル基、tert−ブトキシカル
ボニル基、2,2,2−トリクロロエチルオキシカルボ
ニル基又は低級アルカノイル基で保護されていてもよい
アミノ基;低級アルカノイル基置換アミノ基;低級アル
コキシ基;低級アルキル基;ベンジル基、フェネチル
基、ホルミル基、アセチル基、プロピオニル基、マロニ
ル基、アクリロイル基又はベンゾイル基で保護されてい
てもよい水酸基;カルボキシル基置換低級アルキル基;
低級アルコキシカルボニル基置換低級アルキル基;低級
アルコキシカルボニル基置換低級アルコキシ基;カルバ
モイル基;カルボキシル基;低級アルキルチオ基;低級
アルコキシカルボニル基;ニトロ基;トリハロゲノ低級
アルキル基;モルホリノカルボニル基;カルボキシル基
置換低級アルコキシ基;ジ(低級アルキルスルホニル)
アミノ基;モルホリノ低級アルキルカルバモイル基置換
低級アルコキシ基;スルファモイル基;ベンジルオキシ
カルボニル基、4−メトキシベンジルオキシカルボニル
基、9−フルオレニルメチルオキシカルボニル基、te
rt−ブトキシカルボニル基、2,2,2−トリクロロ
エチルオキシカルボニル基又は低級アルカノイル基で保
護されていてもよいアミノ基で置換された低級アルキル
基;ベンジルオキシカルボニル基、4−メトキシベンジ
ルオキシカルボニル基、9−フルオレニルメチルオキシ
カルボニル基、tert−ブトキシカルボニル基、2,
2,2−トリクロロエチルオキシカルボニル基及び低級
アルカノイル基から選ばれるいずれか1つの保護基、及
び低級アルキル基で置換されたアミノ基;低級アルキレ
ンジオキシ基;ベンジルオキシカルボニル基、4−メト
キシベンジルオキシカルボニル基、9−フルオレニルメ
チルオキシカルボニル基、tert−ブトキシカルボニ
ル基、2,2,2−トリクロロエチルオキシカルボニル
基又は低級アルカノイル基で保護されていてもよいアミ
ノ基で置換されたカルバモイル基;低級アルキルスルフ
ィニル基;及び低級アルキルスルホニル基から選ばれる
同一または異なる1〜4個の基で置換されていてもよい
フェニル基又はナフチル基、(v)水酸基;ハロゲン原
子;低級アルキル基;フェニル基置換低級アルキル基;
水酸基置換低級アルキル基;オキソ基;低級アルコキシ
基;ベンジルオキシカルボニル基、4−メトキシベンジ
ルオキシカルボニル基、9−フルオレニルメチルオキシ
カルボニル基、tert−ブトキシカルボニル基、2,
2,2−トリクロロエチルオキシカルボニル基又は低級
アルカノイル基で保護されていてもよいアミノ基;モノ
もしくはジ低級アルキルアミノ基;フェニル低級アルコ
キシカルボニル基;低級アルコキシカルボニル基;カル
ボキシル基;及びカルバモイル基から選ばれる同一また
は異なる1〜4個の基で置換されていてもよい5〜12
員複素単環式基もしくは二環式基、または(vi)ベン
ジルオキシカルボニル基、4−メトキシベンジルオキシ
カルボニル基、9−フルオレニルメチルオキシカルボニ
ル基、tert−ブトキシカルボニル基、2,2,2−
トリクロロエチルオキシカルボニル基、ピリジル基、低
級アルカノイル基、低級アルキル基、水酸基置換低級ア
ルキル基、フェニル基、低級アルカノイルオキシ基置換
低級アルキル基又はトリハロゲノ低級アルカノイル基か
ら選ばれる同一または異なる基でモノもしくはジ置換さ
れていてもよいアミノ基、R2Bは式:−COOR3Bまた
は式:−CON(R4B)(R5B)で示される基であり、
3Bが水素原子、低級アルキル基、トリ低級アルキルシ
リル低級アルキル基またはフェニル低級アルキル基、−
N(R4B)(R5B)で示される基がヒドロキシ低級アル
キル基置換ピペラジニル基、モルホリノ基、ピロリジニ
ル基、イミダゾリル基置換低級アルキルアミノ基、モノ
もしくはジ低級アルキルアミノ基を表す。但し、R1B
水素原子または上記(iii)で定義される置換基で置
換されていてもよい低級アルキル基である場合には、環
2及び環B2の少なくとも一方が2個以上の低級アルコ
キシ基で置換されたベンゼン環である。)で示される化
合物があげられる。
【0064】さらに、本発明の化合物の具体例として
は、例えば、6−メトキシ−3−メトキシカルボニル−
2−モルホリノ−7−(4−ピリジルメチルオキシ)−
4−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1(2
H)−イソキノリノン、6−メトキシ−3−メトキシカ
ルボニル−2−モルホリノ−7−(3−ピリジルメチル
オキシ)−4−(3,4,5−トリメトキシフェニル)
−1(2H)−イソキノリノン、6−メトキシ−3−メ
トキシカルボニル−2−モルホリノ−7−(2−ピリジ
ルメチルオキシ)−4−(3,4,5−トリメトキシフ
ェニル)−1(2H)−イソキノリノン、6−メトキシ
−3−メトキシカルボニル−2−フェニル−4−(3,
4,5−トリメトキシフェニル)−7−(4−ピリジル
メチルオキシ)−1(2H)−イソキノリノン、6−メ
トキシ−3−メトキシカルボニル−2−フェニル−4−
(3,4,5−トリメトキシフェニル)−7−(3−ピ
リジルメチルオキシ)−1(2H)−イソキノリノンも
しくは、6−メトキシ−3−メトキシカルボニル−2−
フェニル−4−(3,4,5−トリメトキシフェニル)
−7−(2−ピリジルメチルオキシ)−1(2H)−イ
ソキノリノンが挙げられる。
【0065】更に、本発明の目的化合物〔I〕のうち、
他の薬効上好ましい化合物としては、2−(4−アミノ
フェニル)−6−メトキシ−3−メトキシカルボニル−
7−(2−ピリジルメチルオキシ)−4−(3,4,5
−トリメトキシフェニル)−1(2H)−イソキノリノ
ン、2−(4−アミノフェニル)−7−(3−アミノベ
ンジルオキシ)−6−メトキシ−3−メトキシカルボニ
ル−4−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1
(2H)−イソキノリノン、2−(4−アミノフェニ
ル)−6−メトキシ−3−メトキシカルボニル−7−
(4−ピリジルメチルオキシ)−4−(3,4,5−ト
リメトキシフェニル)−1(2H)−イソキノリノン、
2−(4−アミノフェニル)−7−(2−ベンズイミダ
ゾリルメチルオキシ)−6−メトキシ−3−メトキシカ
ルボニル−4−(3,4,5−トリメトキシフェニル)
−1(2H)−イソキノリノン、2−(4−アミノフェ
ニル)−7−(3,5−ジアミノベンジルオキシ)−6
−メトキシ−3−メトキシカルボニル−4−(3,4,
5−トリメトキシフェニル)−1(2H)−イソキノリ
ノン、2−(4−アミノフェニル)−4−(4−ブロモ
−3,5−ジメトキシフェニル)−6−メトキシ−3−
メトキシカルボニル−7−(2−ピリジルメチルオキ
シ)−1(2H)−イソキノリノン、2−(4−アミノ
フェニル)−4−(4−ブロモ−3,5−ジメトキシフ
ェニル)−6−メトキシ−3−メトキシカルボニル−7
−(3−ピリジルメチルオキシ)−1(2H)−イソキ
ノリノン、2−(4−アミノフェニル)−4−(4−ブ
ロモ−3,5−ジメトキシフェニル)−6−メトキシ−
3−メトキシカルボニル−7−(4−ピリジルメチルオ
キシ)−1(2H)−イソキノリノン、2−(4−アミ
ノフェニル)−3−メトキシカルボニル−7−(2−ピ
リジルメチルオキシ)−4−(3,4,5−トリメトキ
シフェニル)−1(2H)−イソキノリノン、2−(4
−アミノフェニル)−3−メトキシカルボニル−7−
(3−ピリジルメチルオキシ)−4−(3,4,5−ト
リメトキシフェニル)−1(2H)−イソキノリノン、
2−(4−アミノフェニル)−3−メトキシカルボニル
−7−(4−ピリジルメチルオキシ)−4−(3,4,
5−トリメトキシフェニル)−1(2H)−イソキノリ
ノン、2−(4−アミノフェニル)−7−(2,5−ジ
メトキシベンジルオキシ)−3−メトキシカルボニル−
4−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1(2
H)−イソキノリノン、2−(4−アミノフェニル)−
7−(3,5−ジメトキシベンジルオキシ)−3−メト
キシカルボニル−4−(3,4,5−トリメトキシフェ
ニル)−1(2H)−イソキノリノン、2−(4−アミ
ノフェニル)−4−(4−ブロモ−3,5−ジメトキシ
フェニル)−3−メトキシカルボニル−7−(2−ピリ
ジルメチルオキシ)−1(2H)−イソキノリノン、2
−(4−アミノフェニル)−4−(4−ブロモ−3,5
−ジメトキシフェニル)−3−メトキシカルボニル−7
−(3−ピリジルメチルオキシ)−1(2H)−イソキ
ノリノン、2−(4−アミノフェニル)−4−(4−ブ
ロモ−3,5−ジメトキシフェニル)−3−メトキシカ
ルボニル−7−(4−ピリジルメチルオキシ)−1(2
H)−イソキノリノン、7−(3−アミノベンジルオキ
シ)−2−(4−アミノフェニル)−4−(4−ブロモ
−3,5−ジメトキシフェニル)−3−メトキシカルボ
ニル−1(2H)−イソキノリノン、2−(4−アミノ
フェニル)−4−(4−クロロ−3,5−ジメトキシフ
ェニル)−3−メトキシカルボニル−7−(2−ピリジ
ルメチルオキシ)−1(2H)−イソキノリノン、2−
(4−アミノフェニル)−4−(4−クロロ−3,5−
ジメトキシフェニル)−3−メトキシカルボニル−7−
(3−ピリジルメチルオキシ)−1(2H)−イソキノ
リノン2−(4−アミノフェニル)−7−(3−ジメチ
ルアミノベンジルオキシ)−3−メトキシカルボニル−
4−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1(2
H)−イソキノリノン、2−(4−アミノフェニル)−
3−メトキシカルボニル−7−ピラジニルメチルオキシ
−4−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1(2
H)−イソキノリノン、2−(4−アミノフェニル)−
4−(4−クロロ−3,5−ジメトキシフェニル)−3
−メトキシカルボニル−7−(4−ピリジルメチルオキ
シ)−1(2H)−イソキノリノン、2−(4−アミノ
フェニル)−7−(3,5−ジアミノベンジルオキシ)
−3−メトキシカルボニル−4−(3,4,5−トリメ
トキシフェニル)−1(2H)−イソキノリノン、2−
(4−アミノフェニル)−7−(6−ヒドロキシメチル
−2−ピリジルメチルオキシ)−3−メトキシカルボニ
ル−4−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1
(2H)−イソキノリノン、2−(4−アミノフェニ
ル)−7−(4−カルボキシベンジルオキシ)−3−メ
トキシカルボニル−4−(3,4,5−トリメトキシフ
ェニル)−1(2H)−イソキノリノン、2−(4−ア
ミノフェニル)−7−(3−カルボキシベンジルオキ
シ)−3−メトキシカルボニル−4−(3,4,5−ト
リメトキシフェニル)−1(2H)−イソキノリノン、
2−(4−アミノフェニル)−3−メトキシカルボニル
−7−[4−(4−メチルピペラジニルカルボニル)ベ
ンジルオキシ]−4−(3,4,5−トリメトキシフェ
ニル)−1(2H)−イソキノリノン、2−(4−アミ
ノフェニル)−3−メトキシカルボニル−7−[3−
(4−メチルピペラジニルカルボニル)ベンジルオキ
シ]−4−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1
(2H)−イソキノリノン、2−(4−アミノフェニ
ル)−3−メトキシカルボニル−7−(3−メチルアミ
ノベンジルオキシ)−4−(3,4,5−トリメトキシ
フェニル)−1(2H)−イソキノリノン、2−(4−
アミノフェニル)−7−(2−ヒドロキシメチルベンジ
ルオキシ)−3−メトキシカルボニル−4−(3,4,
5−トリメトキシフェニル)−1(2H)−イソキノリ
ノン、2−(4−アミノフェニル)−3−メトキシカル
ボニル−7−(N−オキソ−2−ピリジルメチルオキ
シ)−4−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1
(2H)−イソキノリノン、2−(4−アミノフェニ
ル)−3−メトキシカルボニル−8−(2−ピリジルメ
チルオキシ)−4−(3,4,5−トリメトキシフェニ
ル)−1(2H)−イソキノリノン、2−(4−アミノ
フェニル)−3−メトキシカルボニル−8−(3−ピリ
ジルメチルオキシ)−4−(3,4,5−トリメトキシ
フェニル)−1(2H)−イソキノリノン、2−(4−
アミノフェニル)−3−メトキシカルボニル−8−(4
−ピリジルメチルオキシ)−4−(3,4,5−トリメ
トキシフェニル)−1(2H)−イソキノリノン、2−
(4−アミノフェニル)−4−(4−クロロ−3,5−
ジメトキシフェニル)−7−(6−ヒドロキシメチル−
2−ピリジルメチルオキシ)−3−メトキシカルボニル
−1(2H)−イソキノリノン、2−(4−アミノフェ
ニル)−4−(4−クロロ−3,5−ジメトキシフェニ
ル)−3−メトキシカルボニル−7−ピラジニルメチル
オキシ−1(2H)−イソキノリノン、2−(4−アミ
ノフェニル)−4−(3,5−ジメトキシ−4−メチル
フェニル)−3−メトキシカルボニル−7−(4−ピリ
ジルメチルオキシ)−1(2H)−イソキノリノン、2
−(4−アミノフェニル)−4−(3,5−ジメトキシ
−4−メチルフェニル)−3−メトキシカルボニル−7
−(3−ピリジルメチルオキシ)−1(2H)−イソキ
ノリノン、2−(4−アミノフェニル)−4−(3,5
−ジメトキシ−4−メチルフェニル)−3−メトキシカ
ルボニル−7−(2−ピリジルメチルオキシ)−1(2
H)−イソキノリノン、2−(4−アミノフェニル)−
7−(3,5−ジアミノベンジルオキシ)−4−(3,
5−ジメトキシ−4−メチルフェニル)−3−メトキシ
カルボニル−1(2H)−イソキノリノン、2−(4−
アミノフェニル)−4−(3,5−ジメトキシ−4−メ
チルフェニル)−7−(6−ヒドロキシメチル−2−ピ
リジルメチルオキシ)−3−メトキシカルボニル−1
(2H)−イソキノリノン、2−(4−アミノフェニ
ル)−4−(3,5−ジメトキシ−4−メチルフェニ
ル)−7−(3−メチルアミノベンジルオキシ)−3−
メトキシカルボニル−1(2H)−イソキノリノン、2
−(4−アミノフェニル)−4−(3,5−ジメトキシ
−4−メチルフェニル)−7−(3−ヒドロキシメチル
アミノベンジルオキシ)−3−メトキシカルボニル−1
(2H)−イソキノリノンもしくは、2−(4−アミノ
フェニル)−4−(3,5−ジメトキシ−4−メチルフ
ェニル)−3−メトキシカルボニル−7−(2−ピラジ
ニルメチルオキシ)−1(2H)−イソキノリノンが挙
げられる。
【0066】本発明の目的化合物〔I〕は、環A及び環
B上の置換基及び/またはR1が不斉炭素原子を有する
場合、当該不斉炭素に基づく光学異性体として存在しう
るが、本発明はこれらの光学異性体及びその混合物のい
ずれをも含むものである。
【0067】本発明の目的化合物〔I〕またはその薬理
的に許容しうる塩は、cGMP特異的PDE阻害作用、
特に優れた選択的ホスホジエステラーゼV(PDE
V)阻害作用を有し、PDE V阻害作用に基づき、優
れた血管拡張作用、肺動脈圧低下作用、陰茎内圧上昇作
用、摘出血管弛緩作用、海綿体弛緩作用、血管平滑筋増
殖抑制作用、心肥大抑制作用、血小板凝集抑制作用等を
示す。
【0068】従って、本発明の目的化合物〔I〕または
その薬理的に許容し得る塩は、慢性心不全、狭心症、陰
茎勃起不全、高血圧症、肺高血圧症、動脈硬化、PTC
A後再狭窄等の予防・治療剤として有用な医薬化合物で
あり、かつ、副作用をほとんど示さず、低毒性であると
いう特長を有するため、医薬として安全性が高いという
特長をも有する。
【0069】本発明の目的化合物〔I〕は、遊離の形で
も、また、薬理的に許容し得る塩の形でも医薬用途に使
用することができる。化合物〔I〕の薬理的に許容しう
る塩としては、例えば塩酸塩、硫酸塩又は臭化水素酸塩
の如き無機酸塩、酢酸塩、フマル酸塩、シュウ酸塩、ク
エン酸塩、メタンスルホン酸塩、トシル酸塩またはマレ
イン酸塩の如き有機酸塩等が挙げられる。また、カルボ
キシル基等の置換基を有する場合には塩基との塩(例え
ばナトリウム塩、カリウム塩等のアルカリ金属塩又はカ
ルシウム塩の如きアルカリ土類金属塩)が挙げられる。
【0070】目的化合物〔I〕またはその塩は、その分
子内塩や付加物、それらの溶媒和物あるいは水和物等を
いずれも含むものである。
【0071】本発明の目的化合物〔I〕もしくはその薬
理的に許容しうる塩は経口的にも非経口的にも投与する
ことができ、また、錠剤、顆粒剤、カプセル剤、散剤、
注射剤、吸入剤等の慣用の医薬製剤として用いることが
できる。
【0072】本発明の目的化合物〔I〕又はその薬理的
に許容し得る塩の投与量は、投与方法、患者の年令、体
重、状態によっても異なるが、注射剤とすれば、通常、
1日当り約0.0001〜0.5mg/kg、とりわけ
約0.0005〜0.1mg/kg程度、経口剤とすれ
ば、通常、1日当り約0.001〜30mg/kg、と
りわけ約0.05〜10mg/kg程度とするのが好ま
しい。
【0073】本発明によれば、目的化合物〔I〕は、下
記〔A法〕〜〔C法〕によって製造することができる。
【0074】〔A法〕本発明の目的化合物〔I〕は、一
般式〔II〕
【0075】
【化49】
【0076】(但し、記号は前記と同一意味を有す
る。)で示されるイソクマリン誘導体またはその塩と、
一般式〔III〕
【0077】
【化50】
【0078】(但し、記号は前記と同一意味を有す
る。)で示されるアミン化合物またはその塩とを反応さ
せることにより製造することができる。
【0079】〔B法〕本発明の目的化合物〔I〕は、一
般式〔II〕
【0080】
【化51】
【0081】(但し、記号は前記と同一意味を有す
る。)で示されるイソクマリン誘導体(単離化合物)ま
たはその塩を加水分解反応に付して、一般式〔IV〕
【0082】
【化52】
【0083】(但し、記号は前記と同一意味を有す
る。)で示される化合物とし、次いで、当該生成物〔I
V〕と、一般式〔III〕
【0084】
【化53】
【0085】(但し、記号は前記と同一意味を有す
る。)で示されるアミン化合物またはその塩とを反応さ
せることにより製造することができる。なお、一般式
〔IV〕で示される化合物は、溶液中等では次の構造を
有する互変異性体
【0086】
【化54】
【0087】として存在する。
【0088】〔C法〕本発明の目的化合物〔I〕は、一
般式〔V〕
【0089】
【化55】
【0090】(但し、記号は前記と同一意味を有す
る。)で示されるベンゾイル安息香酸アミド化合物また
はその塩を分子内閉環反応に付して、一般式〔VI〕
【0091】
【化56】
【0092】(但し、記号は前記と同一意味を有す
る。)で示される化合物とし、当該生成物を脱水反応に
付すことにより製造することができる。
【0093】これら〔A法〕〜〔C法〕で得られる化合
物〔I〕は、所望により、その薬理的に許容しうる塩と
することができる。
【0094】上記〔A法〕〜〔C法〕は以下のようにし
て実施することができる。
【0095】〔A法〕イソクマリン誘導体〔II〕とア
ミン化合物〔III〕またはその塩との反応は、溶媒中
または無溶媒で実施することができる。溶媒としては、
1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン、ジメチルホ
ルムアミド、ジメチルスルホキシド、エチレングリコー
ル、N−メチルピロリドン、キシレン、ジクロロエタン
等の溶媒を用いることができる。本反応は、20〜15
0℃、とりわけ、40〜130℃で好適に進行する。
【0096】〔B法〕イソクマリン誘導体〔II〕の加
水分解反応は、強塩基の存在下、溶媒中で実施すること
ができる。強塩基としては、水酸化ナトリウム、水酸化
カリウム、水酸化リチウム等のアルカリ金属水酸化物、
炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等のアルカリ金属炭酸塩
等を好適に用いることができる。溶媒としては、水また
はメタノール、エタノール、テトラヒドロフラン、ジオ
キサン、ジメチルホルムアミド等と水との混合溶媒を適
宜用いることができる。本反応は、0〜80℃、とりわ
け5〜60℃で好適に進行する。
【0097】化合物〔IV〕とアミン化合物〔III〕
との反応は、脱酸剤の存在下または非存在下、適当な溶
媒中または無溶媒で実施することができる。脱酸剤とし
ては、N−メチルモルホリン、トリエチルアミン、ピリ
ジン、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリ
ウム等を好適に用いることができる。溶媒としては、本
反応を阻害しない上記〔A法〕で記載の溶媒をいずれも
好適に用いることができる。本反応は、20〜140
℃、とりわけ30〜100℃で好適に進行する。
【0098】〔C法〕ベンゾイル安息香酸アミド化合物
〔V〕の分子内閉環反応は、塩基の存在下または非存在
下、溶媒中で実施することができる。塩基としては1,
5−ジアザビシクロ〔4.3.0〕ノン−5−エン、
1,8−ジアザビシクロ〔5.4.0〕ウンデセ−7−
エン等のような有機塩基、ナトリウムメトキシド、カリ
ウムtert−ブトキシド、水素化ナトリウム、n−ブ
チルリチウム、リチウムジイソプロピルアミド等のよう
な無機塩基を化合物〔V〕に対して、通常0.5−5当
量、好ましくは1−2当量を好適に用いることができ
る。溶媒としては、テトラヒドロフラン、ジメチルホル
ムアミド、ジオキサン、ジメトキシエタン、ベンゼン、
トルエン、ピリジン等を用いることができるが、本反応
を阻害しない上記〔A法〕で記載の溶媒をいずれも好適
に用いることができる。本反応は、−50〜100℃、
とりわけ−20〜80℃で好適に進行する。
【0099】化合物〔VI〕の脱水反応は、酸性触媒の
存在下、溶媒中で実施することができる。酸性触媒とし
ては、p−トルエンスルホン酸、メタンスルホン酸等の
スルホン酸化合物、酢酸、トリフルオロ酢酸等のカルボ
ン酸化合物、塩化水素、臭化水素、硫酸等の無機酸化合
物、三フッ化ホウ素・エチルエーテル、塩化アルミニウ
ム等のルイス酸を化合物〔VI〕に対して、通常0.1
〜5当量、好ましくは0.2〜2当量用いることができ
る。溶媒としては、クロロホルム、ジオキサン、ベンゼ
ン、トルエン、塩化メチレン等を用いることができる
が、本反応を阻害しない上記〔A法〕で記載の溶媒をい
ずれも好適に用いることができる。本反応は、0〜15
0℃、とりわけ20〜110℃で好適に進行する。
【0100】また上記〔A法〕及び〔B法〕で用いられ
るアミン化合物〔III〕のR1 がアミノ基或いはアミ
ノ基を含む置換基である場合は、当該アミノ基に保護基
(例えば、tert−ブトキシカルボニル基、ベンジル
オキシカルボニル基等の如き置換もしくは非置換低級ア
ルコキシカルボニル基、ホルミル、アセチル基、プロピ
オニル基等の如き低級アルカノイル基等)を導入してか
ら本反応を実施するのが望ましい。
【0101】上記〔A法〕、〔B法〕及び〔C法〕で得
られる化合物〔I〕の基−COOR3 がカルボキシル基
である化合物、即ち、一般式〔I−a〕
【0102】
【化57】
【0103】(但し、記号は前記と同一意味を有す
る。)で示される化合物は常法でエステル化することに
より、一般式〔I−b〕
【0104】
【化58】
【0105】(式中、R31はエステル残基を表し、他の
記号は前記と同一意味を有する。)で示される目的化合
物に変換することができる。例えば、化合物〔I−b〕
は、化合物〔I−a〕とエステル化剤とを、脱酸剤の存
在下または非存在下、溶媒中で反応させることにより製
することができる。脱酸剤としては、水酸化アルカリ金
属、炭酸アルカリ金属等の無機塩基、N−メチルモルホ
リン、トリエチルアミン、ピリジン、1,5−ジアザビ
シクロ〔4.3.0〕ノン−5−エン、1,8−ジアザ
ビシクロ〔5.4.0〕ウンデセ−7−エン等の有機塩
基を好適に用いることができる。エステル化剤として
は、ジアゾメタン、ジアゾエタン等のジアゾアルカン、
硫酸ジメチル、硫酸ジエチル等の硫酸ジアルキル、ヨウ
化メチル、臭化メチル、臭化エチル等のアルキルハライ
ド、トリメチルシリルジアゾメタン等のトリ低級アルキ
ルシリルジアゾアルカン、ベンジルクロリド、ベンジル
ブロミド等のアリール低級アルキルハライド等が挙げら
れる。エステル化剤として硫酸ジアルキル、アルキルハ
ライドまたはアリール低級アルキルハライドを使用する
場合は、脱酸剤を化合物〔I−a〕に対して、通常1〜
5当量、好ましくは1〜2当量用いることができる。本
反応は、0〜60℃、とりわけ5〜40℃で好適に進行
する。また、アルキル化剤としてジアゾアルカンを使用
する場合、化合物〔I−a〕に対して、通常1〜5当
量、好ましくは、1〜2当量用いることができる。本反
応は、0〜50℃、とりわけ5〜30℃で好適に進行す
る。なお、−COOR3がメトキシカルボニル基である
化合物〔I−a〕は、前記の方法において、エステル化
剤としてトリメチルシリルジアゾメタンを用いれば、緩
和な条件下で製造することができる。溶媒としては、水
の他、メタノール、エタノール、イソプロピルアルコー
ル等のアルコール類、ジエチルエーテル、テトラヒドロ
フラン、ジオキサン等のエーテル類、アセトン、メチル
エチルケトン等のケトン類、酢酸メチル、酢酸エチル等
のエステル類、ベンゼン、トルエン等の芳香族炭化水素
類、塩化メチレン、クロロホルム等のハロゲン化炭化水
素類、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチ
ルアセトアミド等のアミド類、ジメチルスルホキシド等
のスルホキシド、あるいはこれらの混合溶媒を用いるこ
とができる。
【0106】また化合物〔I−b〕は、化合物〔I−
a〕と酸性条件下、メタノール、エタノール、プロパノ
ール、ブタノール等の低級アルコールや、ベンジルアル
コール、フェネチルアルコール等のアリール低級アルコ
ールと反応させることにより製することもできる。酸と
しては、硫酸、塩化水素、p−トルエンスルホン酸等を
化合物〔I−a〕に対して、通常、0.01〜20当
量、好ましくは、0.1〜10当量用いることができ
る。本反応は、該アルコール中、加熱還流下で好適に進
行する。
【0107】ここで、上記化合物〔I−a〕が、3位カ
ルボキシル基(基R2)以外に、1個以上のカルボキシ
ル基またはモノ置換もしくは非置換アミノ基を有する化
合物である場合には、同化合物を上記エステル化剤と反
応させることにより、該カルボキシル基がエステル化さ
れた対応化合物或いは該アミノ基がモノ−もしくはジ低
級アルキルアミノ基に変換された化合物に変換すること
もできる。
【0108】また、置換基R2が、式:−CON(R4
(R5)で示される基である目的物〔I〕、即ち、一般
式〔I−c〕
【0109】
【化59】
【0110】(式中、−N(R4)(R5)は、置換もし
くは非置換含窒素脂肪族複素環式基または置換もしくは
非置換アミノ基を表す。)で示される化合物は、一般式
〔I−a〕で示される化合物と、一般式〔VII〕
【0111】
【化60】
【0112】(但し、記号は前記と同一意味を有す
る。)で示されるアミン化合物とを縮合剤の存在下反応
させるか、或いは、化合物〔I−a〕の反応性誘導体
(酸ハライド、酸無水物、活性アミド、活性エステル、
混合酸無水物等)とアミン化合物〔VII〕とを、塩基
の存在下または非存在下、溶媒中で反応させることによ
り製することもできる。塩基としては、ピリジン、4−
ジメチルアミノピリジン、N−メチルモルホリン、トリ
エチルアミン、N,N−ジメチルアニリン、N,N−ジ
エチルアニリン、1,8−ジアザビシクロ〔5.4.
0〕ウンデセ−7−エン等の有機塩基、炭酸水素ナトリ
ウム、炭酸水素カリウム、炭酸ナトリウム等の無機塩基
等を好適に用いることができる。縮合剤としては、1,
3−ジシクロヘキシルカルボジイミド、1−エチル−3
−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸
塩、プロパンホスホン酸無水物等を好適に用いることが
できる。溶媒としては、ジメチルホルムアミド、塩化メ
チレン、テトラヒドロフラン、ジオキサン、酢酸エチ
ル、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノンを用いる
ことができるが、本反応を阻害しない上記〔A法〕で記
載の溶媒をいずれも好適に用いることができる。本反応
は、−20〜60℃、とりわけ5〜40℃で好適に進行
する。
【0113】化合物〔I−a〕の活性エステルとして
は、N−ヒドロキシコハク酸イミド、N−ヒドロキシフ
タル酸イミド、1−ヒドロキシベンゾトリアゾールまた
はp−ニトロフェノールとのエステル等を好適に用いる
ことができる。
【0114】化合物〔I−a〕の酸ハライドとしては、
酸塩化物、酸臭化物等を好適に用いることができる。
【0115】また化合物〔I−a〕の活性アミドとして
は、イミダゾール等とのアミドを好適に用いることがで
きる。
【0116】前記本発明に係る化合物〔I〕の製造に際
しては、化合物〔I−a〕、〔I−d〕、〔I−f〕、
〔I−h〕、〔II〕、〔III〕、〔IV〕、
〔V〕、〔VI〕及び〔VII〕は塩の形でも使用する
ことができ、このような塩としては、例えば、ナトリウ
ム、カリウム、リチウムの如きアルカリ金属塩、ピリジ
ン、トリエチルアミン、N−メチルモルホリン等の有機
塩基との塩、塩化水素、臭化水素、硫酸等の無機酸との
塩、酢酸、ギ酸、シュウ酸、クエン酸、マロン酸等の有
機酸との塩等が挙げられる。
【0117】本発明の目的物〔I〕は、上記の如くして
得られる化合物の環A及び/または環B上の置換基、置
換基R1及び/またはR2を目的とする他の置換基へ変換
することによっても製造することができる。このような
置換基の変換方法は、目的とする置換基の種類に応じて
適宜選択すればよいが、例えば次の(a法)〜(t法)
の如く実施することができる。
【0118】(a法):一般式〔I−e〕
【0119】
【化61】
【0120】(但し、記号は前記と同一意味を有す
る。)で示される目的化合物は、一般式〔I−d〕
【0121】
【化62】
【0122】(但し、記号は前記と同一意味を有す
る。)で示される化合物またはその塩と、一般式〔VI
II−a〕
【0123】
【化63】
【0124】(但し、記号は前記と同一意味を有す
る。)で示される化合物またはその反応性誘導体と反応
させるか、或いは、一般式〔VIII−b〕
【0125】
【化64】
【0126】(式中、Xは脱離基を表し、他の記号は前
記と同一意味を有する。)で示される化合物を反応させ
ることにより製造することができる。
【0127】化合物〔VIII−b〕における脱離基
(X)としては、水酸基、トリフルオロメタンスルホニ
ルオキシ基、p−トシルオキシ基、メタンスルホニルオ
キシ基あるいは塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子等のハ
ロゲン原子等が挙げられる。
【0128】即ち、化合物〔I−d〕と化合物〔VII
I−a〕との反応は、カルボン酸とアルコールからエス
テルを製するのに通常用いられる縮合剤(例えば、1,
3−ジシクロヘキシルカルボジイミド、1−エチル−3
−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸
塩、ジエチルリン酸シアニド、ジフェニルリン酸アジド
等)の存在下に実施することができる。化合物〔VII
I−a〕の反応性誘導体(例えば、N−ヒドロキシコハ
ク酸イミドエステル、N−ヒドロキシフタルイミドエス
テル、1−ヒドロキシベンゾトリアゾールエステル等の
活性エステル、酸塩化物、酸臭化物等の酸ハライド)と
化合物〔I−d〕との反応は、脱酸剤(例えば、水酸化
ナトリウム等の水酸化アルカリ金属、炭酸水素ナトリウ
ム等の炭酸水素アルカリ金属、炭酸ナトリウム等の炭酸
アルカリ金属、トリエチルアミン、ピリジン等の有機塩
基の存在下に実施することができ、所望により、4−ジ
メチルアミノピリジン等を触媒量加えてもよい。本反応
は、例えば、0〜80℃、とりわけ、5〜60℃で好適
に進行する。
【0129】更に、化合物〔I−d〕と化合物〔VII
I−b〕との反応は、脱離基Xが水酸基である場合、例
えば、光延等の方法(シンセシス(Synthesi
s),第1〜28頁,1981年)に準じて製造するこ
とができる。具体的には、ジエチルアゾジカルボキシレ
ート及びトリフェニルホスフィンの存在下、化合物〔I
−d〕と化合物〔VIII−b〕をテトラヒドロフラ
ン、ジオキサン、酢酸エチル、ジメチルホルムアミド、
クロロホルム、塩化メチレン、ベンゼン、トルエン、ジ
メトキシエタン等の溶媒中反応させることにより製する
ことができる。本反応は、例えば、0〜60℃、とりわ
け、5〜40℃で好適に進行する。
【0130】また、化合物〔I−d〕と化合物〔VII
I−b〕との反応は、化合物〔VIII−b〕の脱離基
Xが、トリフルオロメタンスルホニルオキシ基、p−ト
シルオキシ基、メタンスルホニルオキシ基、或いは塩素
原子、臭素原子、ヨウ素原子等のハロゲン原子である場
合には、塩基の存在下に実施することができる。本反応
は、上記塩基と銅触媒の存在下或いは非存在下で実施す
ることも可能である。塩基としては、例えば、水素化ナ
トリウム等の如き水素化アルカリ金属、ナトリウムアミ
ド等の如きアルカリ金属アミド、ナトリウムメトキシ
ド、カリウムtert−ブトキシド等の如きアルカリ金
属アルコキシド、水酸化ナトリウム等の如き水酸化アル
カリ金属、炭酸ナトリウム等の如き炭酸アルカリ金属等
の無機塩基や、N−メチルモルホリン、トリエチルアミ
ン、ピリジン等の有機塩基を挙げることができる。ま
た、塩基の使用量としては、化合物〔I−d〕に対し
て、通常1〜5当量、好ましくは、1〜2当量用いるこ
とができるが、置換基R1がモノ置換されていてもよい
アミノ基或いはモノ置換されていてもよいアミノ基を含
む置換基である場合は、当該アミノ基に保護基(例え
ば、tert−ブトキシカルボニル基の如き低級アルコ
キシカルボニル基、ベンジルオキシカルボニル基等の如
きアリール低級アルコキシカルボニル基、ホルミル、ア
セチル基、プロピオニル基等の如き低級アルカノイル基
等)を導入してから本反応を実施するのが望ましい。
【0131】銅触媒としては、ヨウ化銅(I)、臭化銅
(I)、銅粉(0)、酸化銅(I)、臭化銅(II)等
が挙げられる。本反応は、例えば、10〜160℃、と
りわけ、20〜120℃で好適に進行する。
【0132】また、環Aが、低級アルキル基置換ピペラ
ジニルカルボニルオキシ基及びモノもしくはジ低級アル
キルカルバモイルオキシ基から選ばれる基で置換された
ベンゼン環である目的物〔I〕は、化合物〔I−d〕に
ホスゲンまたはトリホスゲンを反応させ対応する反応生
成物(クロロホルメート体)を、更に低級アルキル基置
換ピペラジンまたはモノもしくはジ低級アルキルアミン
と塩基(例えば、トリエチルアミン、N−メチルモルホ
リン、ピリジン、4−ジメチルアミノピリジン、1,8
−ジアザビシクロ〔5.4.0〕ウンデセ−7−エン
等)の存在下または非存在下に反応させることにより製
することができる。本反応は、例えば、0〜80℃、と
りわけ、10〜40℃で好適に進行する。
【0133】(b法):一般式〔I−g〕
【0134】
【化65】
【0135】(式中、R12はアミノ基置換低級アルキル
基、アミノ基置換シクロ低級アルキル基、アミノ基置換
アリール基、アミノ基置換複素環式基またはアミノ基を
表し、他の記号は前記と同一意味を有する。)で示され
る目的化合物は、一般式〔I−f〕
【0136】
【化66】
【0137】(式中、R11は保護されたアミノ基で置換
された低級アルキル基、保護されたアミノ基で置換され
たシクロ低級アルキル基、保護されたアミノ基で置換さ
れたアリール基、保護されたアミノ基で置換された複素
環式基またはアミノ基の保護基で置換されたアミノ基を
表し、他の記号は前記と同一意味を有する。)で示され
る化合物またはその塩における当該アミノ基の保護基を
除去することにより製造することができる。
【0138】当該保護基の除去方法は、保護基の種類に
応じて適宜選択すればよく、常法(例えば、酸処理、塩
基処理、接触還元等)によって実施することができる。
本反応は、例えば、0〜150℃、とりわけ、5〜11
0℃で好適に進行する。
【0139】(c法):一般式〔I−i〕
【0140】
【化67】
【0141】(式中、R13は置換もしくは非置換低級ア
ルキル基を表し、他の記号は前記と同一意味を有す
る。)で示される目的化合物は、一般式〔I−h〕
【0142】
【化68】
【0143】(但し、記号は前記と同一意味を有す
る。)で示される化合物またはその塩と、一般式〔I
X〕
【0144】
【化69】
【0145】(式中、X1はハロゲン原子を表し、他の
記号は前記と同一意味を有する。)で示される化合物を
反応させることにより製造することができる。
【0146】即ち、化合物〔I−h〕と化合物〔IX〕
との反応は、脱酸剤の存在下で実施することができる。
脱酸剤としては、水酸化ナトリウム等の水酸化アルカリ
金属、炭酸水素ナトリウム等の炭酸水素アルカリ金属、
炭酸ナトリウム等の炭酸アルカリ金属、水素化ナトリウ
ム等の水素化アルカリ金属、トリエチルアミン、ピリジ
ン、1,8−ジアザビシクロ〔5.4.0〕ウンデセ−
7−エン等の有機塩基等が挙げられる。本反応は、例え
ば、0〜100℃、とりわけ、20〜80℃で好適に進
行する。
【0147】(d法):一般式〔I〕で示される環A上
の置換基及び/または基R1がエステル化されたカルボ
キシル基を含有する置換基(例えば、低級アルコキシカ
ルボニル基置換アリール基、低級アルコキシカルボニル
基置換低級アルキル基、低級アルコキシカルボニル基置
換シクロ低級アルキル基、低級アルコキシカルボニル基
置換低級アルキル基で置換されたアリール基、低級アル
コキシカルボニル基置換低級アルコキシ基で置換された
アリール基等)である目的物〔I〕は、環A上の置換基
及び/または基R1 が遊離カルボキシル基を含有する置
換基である対応化合物〔I〕をエステル化反応に付すこ
とにより製することができる。本反応は、前記した化合
物〔I −a〕のエステル化反応と同様に実施すること
ができる。
【0148】(e法):一般式〔I〕で示される環A上
の置換基及び/または基R1が遊離カルボキシル基を含
有する置換基(例えば、カルボキシル基置換アリール
基、カルボキシル基置換シクロ低級アルキル基、カルボ
キシ低級アルキル基で置換されたアリール基、カルボキ
シル低級アルキル基、カルボキシル低級アルコキシ基で
置換されたアリール基、カルボキシル基置換低級アルコ
キシ基、カルボキシアリール基置換低級アルキル基等)
である目的物〔I〕は、環A上の置換基及び/または基
1がエステル化されたカルボキシル基を含有する置換
基である対応化合物〔I〕を常法により脱エステル化
(例えば、エステル残基の種類に応じて水酸化ナトリウ
ム等の塩基による加水分解、トリフルオロ酢酸、塩化水
素、臭化水素等による酸処理、水素雰囲気下、パラジウ
ム(黒)、パラジウム炭素等を用いた還元等)すること
により製することができる。本脱エステル反応のうち、
塩基による加水分解反応は、例えば、5〜70℃、酸処
理は、5〜80℃、還元は、10〜40℃で実施するこ
とができる。
【0149】(f法):一般式〔I〕で示される基R1
が保護されていてもよいアミノ基で置換されたカルバモ
イル基で置換されたアリール基またはモルホリノカルボ
ニル基で置換されたアリール基である目的物〔I〕は、
置換基R1がカルボキシル基置換アリール基である対応
化合物〔I〕と一般式:
【0150】
【化70】
【0151】(式中、Ra及びRbは一方が水素原子で、
他方が保護されていてもよいアミノ基であるか、或いは
両者が互いに末端で結合して隣接する窒素原子と共にモ
ルホリノ基を形成していることを表す。)で示されるア
ミン化合物とを縮合剤の存在下反応させることができ
る。縮合剤としては、カルボン酸とアミンからアミド結
合形成反応に通常用いられる、1,1−カルボニルジイ
ミダゾール、1,3−ジシクロヘキシルカルボジイミ
ド、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)
カルボジイミド塩酸塩、クロロギ酸イソブチル又はN−
メチルモルホリン等慣用のものを用いることができる。
本反応は、例えば、0〜50℃で実施することができ
る。また当該生成物の基RaまたはRbが保護されたアミ
ノ基である場合には、所望により、当該保護基を慣用の
方法により除去することができる。
【0152】基R1がモルホリノ低級アルキルカルバモ
イル基置換低級アルコキシ基で置換されたアリール基で
ある目的物〔I〕は、基R1がカルボキシル基置換低級
アルコキシ基で置換されたアリール基である対応化合物
〔I〕とモルホリノ低級アルキルアミンとを上記と同様
に反応させて得ることができる。
【0153】環Aがカルバモイル基で置換された低級ア
ルコキシ基置換ベンゼン環である目的物〔I〕は、環A
がカルボキシル基置換低級アルコキシ基で置換されたベ
ンゼン環である対応化合物〔I〕とアンモニアとを上記
と同様に反応させて得ることができる。
【0154】(g法):一般式〔I〕で示される環A上
の置換基及び/または基R1がアミノ基を含有する置換
基(例えば、アミノ低級アルキル基置換アリール基、ア
ミノ基置換アリール基で置換された低級アルキル基等)
である目的物〔I〕は、環A上の置換基及び/または基
1 がモノもしくはジ低級アルカノイルアミノ基または
保護されたアミノ基を含有する置換基である対応化合物
〔I〕から、低級アルカノイル基またはアミノ基の保護
基を除去することにより製することができる。当該保護
基または低級アルカノイル基の除去は常法(例えば、酸
処理、塩基処理、接触還元等)によって実施することが
できる。本反応のうち、酸処理による反応は、例えば、
5〜120℃、塩基処理による反応は、5〜40℃、接
触還元による反応は、10〜40℃で実施することがで
きる。
【0155】(h法):一般式〔I〕で示される環A上
の置換基及び/または基R1が、例えばピペラジニル
基、ピペリジル基またはピロリジニル基等の複素環式基
を含有する置換基である目的物〔I〕は、環A上の置換
基及び/または基R1が当該複素環式基中のN位に低級
アルコキシカルボニル基及びフルオレニル低級アルコキ
シカルボニル基、フェニル低級アルキコキシカルボニル
基等のアリール低級アルコキシカルボニル基から選ばれ
る置換基を有する対応化合物〔I〕から、前記のN位置
換基(低級アルコキシカルボニル基、またはアリール低
級アルコキシカルボニル基)を除去することにより製す
ることができる。本除去反応は、上記(g法)と同様に
実施することができる。
【0156】(i法):一般式〔I〕で示される基R1
がモノ低級アルカノイルアミノ基、ジ低級アルカノイル
アミノ基またはモノもしくはジ低級アルカノイルアミノ
基置換アリール基である目的物〔I〕は、基R1がアミ
ノ基またはアミノ基で置換されたアリール基である対応
化合物〔I〕と低級アルカン酸またはその反応性誘導体
とを反応させることにより製することができる。低級ア
ルカン酸としては炭素数1〜6個のアルカン酸(例え
ば、ギ酸、酢酸、プロピオン酸等)が挙げられ、その反
応性誘導体としては、対応する酸ハライド(例えば、酸
クロリド、酸ブロミド等)、酸無水物または混合酸無水
物等が挙げられる。遊離の低級アルカン酸を用いる場
合、本反応は縮合剤(例えば、1,3−ジシクロヘキシ
ルカルボジイミド、1−エチル−3−(3−ジメチルア
ミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩、ジエチルリン酸
シアニド、ジフェニルリン酸アジド等)の存在下に実施
することができる。上記アルカン酸の反応性誘導体を用
いる場合、本反応は脱酸剤(例えば、トリエチルアミ
ン、ピリジン等の有機塩基、水酸化アルカリ金属、炭酸
水素アルカリ金属、炭酸アルカリ金属等)の存在下に実
施することができる。また、上記反応において、基R1
がアミノ基である目的物〔I〕から基R1がモノ低級ア
ルカノイルアミノ基である対応化合物〔I〕への変換
は、使用する低級アルカン酸またはその反応性誘導体の
量を出発化合物に対し、0.8〜1当量に調節すること
により実施でき、また基R1がアミノ基である目的物
〔I〕から基R1がジ低級アルカノイルアミノ基である
対応化合物〔I〕への変換は、使用する低級アルカン酸
またはその反応性誘導体の量を出発化合物に対し、2〜
3当量に調節することにより実施できる。本反応は、例
えば、−30〜80℃、とりわけ、−20〜50℃で好
適に進行する。
【0157】(j法):一般式〔I〕で示される基R1
が低級アルキル基及び水酸基置換低級アルキル基から選
ばれる基でモノもしくはジ置換されたアミノ基である目
的物〔I〕は、基R1がモノもしくは非置換アミノ基で
ある対応化合物〔I〕を脱酸剤の存在下または非存在
下、アルキル部分が水酸基で置換されていてもよい低級
アルキルハライド(低級アルキルクロリド、低級アルキ
ルブロミド、ヒドロキシ低級アルキルクロリド、ヒドロ
キシ低級アルキルブロミド等)またはアルキル部分が水
酸基で置換されていてもよい低級アルキル低級アルカン
スルホネート(低級アルキルメタンスルホネート等)、
低級アルキルアリールスルホネート(低級アルキルp−
トルエンスルホネート等)等のアルキル化剤と反応させ
ることにより製することができる。脱酸剤としては、水
酸化ナトリウム等の水酸化アルカリ金属、炭酸水素ナト
リウム等の炭酸水素アルカリ金属、炭酸ナトリウム等の
炭酸アルカリ金属、トリエチルアミン、ピリジン等の有
機塩基等が挙げられる。また、基R1が低級アルキル基
及び水酸基置換低級アルキル基から選ばれる基でモノ置
換されたアミノ基である目的物〔I〕は、基R1が非置
換アミノ基である対応化合物〔I〕と、アルキル部分が
水酸基で置換されていてもよい低級アルキルアルデヒド
とを反応させた後、生成物を還元反応に付すことにより
製することができる。還元剤としては、水素化シアノホ
ウ素ナトリウム、水素化ホウ素ナトリウム、水素化トリ
アセトキシホウ素ナトリウム、ギ酸等を好適に用いるこ
とができる。溶媒としては、水、酢酸、テトラヒドロフ
ラン、ジオキサン、クロロホルム、塩化メチレン、メタ
ノール、エタノール等、或いはそれらの混合溶媒が挙げ
られる。本反応は、例えば、0〜70℃、とりわけ、5
〜50℃で好適に進行する。更に、基R1が低級アルカ
ノイルオキシ低級アルキル基で置換されたアミノ基であ
る化合物〔I〕は、化合物〔I−a〕から化合物〔I−
b〕を得るエステル化反応と同様に実施できるが、例え
ば、基R1が水酸基置換低級アルキル基で置換されたア
ミノ基である対応化合物〔I〕と低級アルカン酸とを縮
合剤(例えば、1,3−ジシクロヘキシルカルボジイミ
ド、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)
カルボジイミド塩酸塩、ジエチルリン酸シアニド、ジフ
ェニルリン酸アジド等)の存在下に反応させるか、ある
いは上記低級アルカン酸の反応性誘導体(例えば、N−
ヒドロキシコハク酸イミドエステル、N−ヒドロキシフ
タルイミドエステル、1−ヒドロキシベンゾトリアゾー
ルエステル等の活性エステル、対応酸ハライド、対応混
合酸無水物)を脱酸剤(例えば、水酸化ナトリウム等の
水酸化アルカリ金属、炭酸水素ナトリウム等の炭酸水素
アルカリ金属、炭酸ナトリウム等の炭酸アルカリ金属、
トリエチルアミン、ピリジン等の有機塩基の存在下に反
応させることにより製することができる。本反応は、例
えば、−30〜80℃、とりわけ、−20〜50℃で好
適に進行する。
【0158】(k法):一般式〔I〕で示される基R1
が、ジ(低級アルキルスルホニル)アミノ基で置換され
たアリール基である目的物〔I〕は、基R1がアミノ基
置換アリール基である化合物〔I〕と低級アルキルスル
ホニルハライド(例えば、低級アルキルスルホニルクロ
リド、低級アルキルスルホニルブロミド等)とを上記
(j法)で用いられる脱酸剤(例えば、トリエチルアミ
ン、ピリジン等の有機塩基等)の存在下に反応させるこ
とにより製することができる。本反応は、例えば、0〜
80℃、とりわけ、10〜60℃で好適に進行する。
【0159】(l法):一般式〔I〕で示される基R1
が水酸基置換アリール基である目的物〔I〕または環A
及び/または環B上の置換基が水酸基である目的物
〔I〕は、基R1が保護された水酸基で置換されたアリ
ール基である対応化合物〔I〕または環A及び/または
環B上の置換基が保護された水酸基である対応化合物
〔I〕から当該保護基を除去することにより製すること
ができる。当該保護基の除去は、保護基の種類に応じて
酸処理、塩基処理、接触還元等の常法によって実施する
ことができる。本反応は、例えば、0〜80℃、とりわ
け、5〜50℃で好適に進行する。
【0160】(m法):一般式〔I〕で示される環B上
の基B2が水酸基である目的物〔I〕は、基B2が低級ア
ルコキシ基である対応化合物〔I〕を酸処理等の常法で
処理して製することができる。本反応は、例えば、10
〜150℃、とりわけ、20〜120℃で好適に進行す
る。
【0161】(n法):一般式〔I〕で示される基R1
が低級アルキルスルフィニル基及び低級アルキルスルホ
ニル基から選ばれる基で置換されたアリール基である目
的物〔I〕は、基R1が低級アルキルチオ基で置換され
たアリール基である対応化合物〔I〕を酸化することに
より製することができる。本酸化反応は酸化剤を用いて
実施でき、このような酸化剤としては、3−クロロ過安
息香酸、過酢酸、過酸化水素、過トリフルオロ酢酸等の
過酸化物、過ヨウ素酸ナトリウム、四酸化オスミウム、
亜臭素酸ナトリウム等が挙げられる。また、酸化剤を出
発化合物に対し、0.8〜1当量使用すれば、基R1
低級アルキルスルフィニル基で置換されたアリール基で
ある対応化合物〔I〕を得ることができ、酸化剤を出発
化合物に対し、2〜3当量使用すれば、基R1が低級ア
ルキルスルホニル基で置換されたアリール基である対応
化合物〔I〕を得ることができる。本反応は、例えば、
−10〜60℃、とりわけ、5〜40℃で好適に進行す
る。
【0162】(o法):一般式〔I〕で示される基R1
がオキソ基でモノもしくはジ置換された複素環式基(例
えば、オキソ基でモノもしくはジ置換されたチオモルホ
リノ基)である目的物〔I〕は、基R1が複素環式基で
ある対応化合物〔I〕を上記(n法)と同様に処理して
得ることができる。
【0163】(p法):一般式〔I〕で示される基R1
がモノもしくはジ低級アルキルアミノ基で置換されたア
リール基またはモノもしくはジ低級アルキルアミノ基で
置換された低級アルキル基である目的物〔I〕は、上記
(j法)と同様に実施できるが、例えば、基R1がアミ
ノ基置換アリール基またはアミノ基置換低級アルキル基
である対応化合物〔I〕を脱酸剤の存在下または非存在
下、低級アルキルハライド(低級アルキルクロリド、低
級アルキルブロミド等)等を反応させることにより得る
ことができる。脱酸剤としては、水酸化アルカリ金属、
炭酸水素アルカリ金属、炭酸アルカリ金属、トリエチル
アミン、ピリジン等の有機塩基等が挙げられる。また、
アルキル化剤を出発化合物に対し、0.8〜1当量使用
すれば、基R1がモノ低級アルキルアミノ基で置換され
たアリール基(もしくは低級アルキル基)である対応化
合物〔I〕が得られ、アルキル化剤を出発化合物に対
し、2〜3当量使用すれば、基R1がジ低級アルキルア
ミノ基で置換されたアリール基(もしくは低級アルキル
基)である対応化合物〔I〕が得ることができる。本反
応は、例えば、0〜60℃、とりわけ、5〜40℃で好
適に進行する。また、基R1が低級アルキル基及びアミ
ノ基の保護基でジ置換されたアミノ基で置換されたアリ
ール基である目的物〔I〕は、基R1がアミノ基の保護
基でモノ置換されたアミノ基で置換されたアリール基で
ある対応化合物〔I〕を上記と同様に処理することによ
り製することができる。更に、基R1が低級アルキル基
及びアミノ基の保護基でジ置換されたアミノ基で置換さ
れたアリール基は当該アミノ基の保護基を慣用の方法に
従って除去することにより、基R1がモノ低級アルキル
アミノ基置換アリール基である化合物〔I〕を得ること
ができる。
【0164】(q法):一般式〔I〕で示される基R1
がピリジルカルボニルオキシ低級アルキル基である目的
物〔I〕は、基R1が水酸基置換低級アルキル基である
対応化合物〔I〕とピリジンカルボン酸とを縮合剤(例
えば、1,3−ジシクロヘキシルカルボジイミド、1−
エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジ
イミド塩酸塩、ジエチルリン酸シアニド、ジフェニルリ
ン酸アジド等)の存在下に反応させるか、或いはピリジ
ンカルボン酸の反応性誘導体(例えば、N−ヒドロキシ
コハク酸イミドエステル、N−ヒドロキシフタルイミド
エステル、1−ヒドロキシベンゾトリアゾールエステル
等の活性エステル、ピリジンカルボン酸ハライド)を脱
酸剤(例えば、水酸化ナトリウム等の水酸化アルカリ金
属、炭酸水素ナトリウム等の炭酸水素アルカリ金属、炭
酸ナトリウム等の炭酸アルカリ金属、水素化ナトリウム
等の水素化アルカリ金属、トリエチルアミン、ピリジン
等の有機塩基等の存在下に反応させることにより得るこ
とができる。本反応は、例えば、0〜60℃、とりわ
け、5〜40℃で好適に進行する。
【0165】(r法):一般式〔I〕で示される環Aが
テトラゾリル低級アルコキシ基で置換されたベンゼン環
である目的物〔I〕は、環Aがシアノ低級アルコキシ基
である対応化合物〔I〕と例えば、アジ化ナトリウム、
アジ化トリブチルスズ等のアジ化金属を反応させること
により製造することができる。本反応は、例えば、30
〜120℃、とりわけ、50〜100℃で好適に進行す
る。
【0166】(s法):一般式〔I〕で示される環A上
の置換基がオキソ基で置換された複素環式基を含有する
基(例えば、オキソ基で置換されたピリジル基置換低級
アルキル基等)である目的物〔I〕は、環A上の置換基
が複素環式基を含有する基である対応化合物〔I〕を酸
化剤(例えば、3−クロロ過安息香酸、過酸化水素、過
酢酸等)で処理することにより得ることができる。本反
応は、上記(n法)と同様に実施することができる。
【0167】(t法):一般式〔I〕で示される基R1
が、例えば、ピペラジニル基等の複素環式基であり、当
該複素環式基中のN位にヒドロキシ低級アルキル基を有
する目的物〔I〕は、基R1が、複素環式基である対応
化合物〔I〕を上記〔j法〕で用いられる脱酸剤(例え
ば、炭酸ナトリウム等の炭酸アルカリ金属等)の存在下
または非存在下、アルキル部分が水酸基で置換された低
級アルカリハライド(ヒドロキシ低級アルキルクロリ
ド、ヒドロキシ低級アルキルブロミド等)と反応させる
ことにより製することができる。本反応は、例えば、4
0〜120℃、とりわけ、50〜100℃で好適に進行
する。
【0168】上記(a法)〜(t法)に記載の反応に用
いる溶媒は、反応を阻害しない溶媒であれば、特に限定
されず、例えばジオキサン、エチレングリコールジメチ
ルエーテル、ジメチルアセトアミド、ジメチルホルムア
ミド、ヘキサメチルホスホラミド、ベンゼン、テトラヒ
ドロフラン、トルエン、酢酸エチル、低級アルコール、
塩化メチレン、クロロホルム、四塩化炭素、1,3−ジ
メチル−2−イミダゾリジノン、酢酸、ジエチルエーテ
ル、ジメトキシエタン、ジメチルスルホキシド、水また
はそれらの混合溶媒を適宜選択して用いることができ
る。
【0169】原料化合物〔II〕は、例えば、一般式
〔i〕
【0170】
【化71】
【0171】(但し、記号は前記と同一意味を有す
る。)で示されるベンゾイル安息香酸化合物と一般式
〔ii〕
【0172】
【化72】
【0173】(式中、X2は脱離基、Z1はカルボキシル
基の保護基を表す。)で示されるマロン酸化合物とを塩
基の存在下反応させた後に、生成物から保護基を除去す
ることにより、一般式〔iii〕
【0174】
【化73】
【0175】(但し、記号は前記と同一意味を有す
る。)で示される化合物とし、次いで該生成物を酸の存
在下または非存在下、脱炭酸反応及び脱水反応に付し
て、一般式〔iv〕
【0176】
【化74】
【0177】(但し、記号は前記と同一意味を有す
る。)で示される化合物とした後、要すれば、当該生成
物の3位カルボキシル基を常法によりエステル化または
アミド化することにより置換基R2に変換することによ
り製することができる。
【0178】更に、原料化合物〔V〕は、例えば、前記
化合物〔i〕と一般式〔v〕
【0179】
【化75】
【0180】(但し、記号は前記と同一意味を有す
る。)で示される化合物とを化合物〔I−a〕とアミン
化合物〔VII〕との縮合反応と同様に反応させて製す
ることができる。
【0181】なお、ベンゾイル安息香酸化合物〔i〕
は、慣用の方法に従って製することができ、例えば、一
般式〔vi〕
【0182】
【化76】
【0183】(但し、記号は前記と同一意味を有す
る。)で示されるベンズアルデヒド化合物をハロゲン
(臭素等)で処理し、得られるo−ハロゲノベンズアル
デヒド化合物を酸触媒(例えば、強酸性イオン交換樹脂
等)の存在下、アセタール化剤、例えば、オルトギ酸低
級アルキル(オルトギ酸メチル等)と反応させて、ホル
ミル基をアセタール化により保護した後、次いで、塩基
(n−ブチルリチウム等)の存在下、一般式〔vii〕
【0184】
【化77】
【0185】(但し、記号は前記と同一意味を有す
る。)で示されるアルデヒド化合物と反応させ、生成物
を更に酸化(二酸化マンガン等の酸化剤で処理)して、
一般式〔viii〕
【0186】
【化78】
【0187】(但し、記号は前記と同一意味を有す
る。)で示される化合物を得た後、次いで、酸(塩酸、
トリフルオロ酢酸、強酸性イオン交換樹脂等)で処理し
て脱アセタール化した後、更に酸化剤(次亜塩素酸ナト
リウム等)で処理して製することができる。
【0188】また、上記化合物〔i〕の製造において
は、化合物〔vii〕に代えて、一般式〔ix〕
【0189】
【化79】
【0190】(式中、Wはジ低級アルキル基置換カルバ
モイル基、低級アルコキシカルボニル基、或いはナトリ
ウム、カリウム等のアルカリ金属と塩を形成しているカ
ルボキシル基を表し、他の記号は前記と同一意味を有す
る。)で示される安息香酸誘導体を使用することもでき
る。
【0191】更に、本発明の原料化合物〔i〕は、一般
式〔x〕
【0192】
【化80】
【0193】(但し、式:
【0194】
【化81】
【0195】は低級アルキル基等から選ばれる基で置換
されていてもよい複素環式基を表し、他の記号は前記と
同一意味を有する。)で示される化合物を塩基(n−ブ
チルリチウム等)の存在下、化合物〔vii〕と反応さ
せて、一般式〔xi〕
【0196】
【化82】
【0197】(但し、記号は前記と同一意味を有す
る。)で示される化合物とし、次いで、該化合物を酸
(塩酸、臭化水素酸、硫酸等の無機酸)の存在下、加熱
処理して、一般式〔xii〕
【0198】
【化83】
【0199】(但し、記号は前記と同一意味を有す
る。)で示される化合物とし、生成物を更に、塩基(水
酸化カリウム、水酸化ナトリウム等のアルカリ金属水酸
化物)で加水分解し、次いで、酸化反応に付すことによ
り製することができる。
【0200】また、化合物〔xii〕は、一般式〔xi
ii〕
【0201】
【化84】
【0202】(但し、Yはモノ−もしくはジ低級アルキ
ルアミノ基を表し、他の記号は前記と同一意味を有す
る。)で示される化合物を塩基(sec−ブチルリチウ
ム等)の存在下、化合物〔vii〕と反応させて、一般
式〔xiv〕
【0203】
【化85】
【0204】(但し、記号は前記と同一意味を有す
る。)で示される化合物とし、次いで、該化合物を酸
(塩酸、臭化水素酸、硫酸等の無機酸)の存在下、加熱
処理することにより製することができる。
【0205】なお、本発明において、アルキル基とは、
炭素数1〜16のアルキル基を表わし、このうち、とり
わけ炭素数1〜8の直鎖状又は分岐鎖状のものが好まし
い。低級アルキル基、低級アルコキシ基及び低級アルキ
レン基とは、炭素数1〜6のアルキル基、アルコキシ基
及びアルキレン基を表し、このうち、とりわけ1〜4の
ものが好ましい。また、低級アルケニル基、低級アルキ
ニル基とは、炭素数2〜7のアルケニル基及びアルキニ
ル基を表し、このうち、とりわけ2〜5の直鎖状又は分
岐鎖状のものが好ましい。低級アルキレンジオキシ基、
低級アルカノイル基とは、炭素数1〜7のアルキレンジ
オキシ基及びアルカノイル基を表し、このうち、とりわ
け、1〜5の直鎖状または分岐鎖状のものが好ましい。
更に、シクロ低級アルキル基とは、炭素数3〜8のシク
ロアルキル基を表し、このうち、とりわけ3〜6のもの
が好ましい。
【0206】
【実施例】上記例示の各方法で合成される本発明化合物
〔I〕の具体例(実施例)を下記第1〜48表に示す
が、これにより本発明が限定されるものではない。
【0207】
【表1】
【0208】
【表2】
【0209】
【表3】
【0210】
【表4】
【0211】
【表5】
【0212】
【表6】
【0213】
【表7】
【0214】
【表8】
【0215】
【表9】
【0216】
【表10】
【0217】
【表11】
【0218】
【表12】
【0219】
【表13】
【0220】
【表14】
【0221】
【表15】
【0222】
【表16】
【0223】
【表17】
【0224】
【表18】
【0225】
【表19】
【0226】
【表20】
【0227】
【表21】
【0228】
【表22】
【0229】
【表23】
【0230】
【表24】
【0231】
【表25】
【0232】
【表26】
【0233】
【表27】
【0234】
【表28】
【0235】
【表29】
【0236】
【表30】
【0237】
【表31】
【0238】
【表32】
【0239】
【表33】
【0240】
【表34】
【0241】
【表35】
【0242】
【表36】
【0243】
【表37】
【0244】
【表38】
【0245】
【表39】
【0246】
【表40】
【0247】
【表41】
【0248】
【表42】
【0249】
【表43】
【0250】
【表44】
【0251】
【表45】
【0252】
【表46】
【0253】
【表47】
【0254】
【表48】
【0255】
【表49】
【0256】
【表50】
【0257】
【表51】
【0258】
【表52】
【0259】
【表53】
【0260】
【表54】
【0261】
【表55】
【0262】
【表56】
【0263】
【表57】
【0264】
【表58】
【0265】
【表59】
【0266】
【表60】
【0267】
【表61】
【0268】
【表62】
【0269】
【表63】
【0270】
【表64】
【0271】
【表65】
【0272】
【表66】
【0273】
【表67】
【0274】
【表68】
【0275】
【表69】
【0276】
【表70】
【0277】実施例 1 7−ベンジルオキシ−6−メトキシ−4−(3,4,5
−トリメトキシフェニル)イソクマリン−3−カルボン
酸5.0g、4−アミノモルホリン6.2gを1,3−
ジメチル−2−イミダゾリジノン20mlに溶解し、1
00℃で終夜撹拌する。反応液にクロロホルム及び水を
加えて抽出し、抽出液(クロロホルム層)を洗浄、乾燥
後、溶媒を留去することにより、7−ベンジルオキシ−
3−カルボキシ−6−メトキシ−2−モルホリノ−4−
(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1(2H)−
イソキノリノンを得る。本品をジメチルホルムアミド1
5mlに溶解し、炭酸カリウム2.1g、ヨウ化メチル
1.27mlを加え、室温で30分撹拌する。酢酸エチ
ル及び水を加えて抽出する。抽出液を洗浄、乾燥後、溶
媒を留去する。残渣にジエチルエーテルを加え結晶化す
ることにより、第1表記載の7−ベンジルオキシ−6−
メトキシ−3−メトキシカルボニル−2−モルホリノ−
4−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1(2
H)−イソキノリノン3.4gを得る。
【0278】実施例 2 実施例1の目的化合物2.8gにメタノール100m
l、ジメチルホルムアミド100ml、パラジウム炭素
100mgを加え水素雰囲気下(1気圧)、室温で1.
5時間撹拌する。触媒を濾去した後、濾液を濃縮する。
析出晶を濾取して、ジエチルエーテルで洗浄することに
より、第1表記載の7−ヒドロキシ−6−メトキシ−3
−メトキシカルボニル−2−モルホリノ−4−(3,
4,5−トリメトキシフェニル)−1(2H)−イソキ
ノリノン2.26gを得る。
【0279】実施例 3 実施例2の目的化合物300mgのジメチルホルムアミ
ド溶液3mlに、2−ピコリルクロリド・塩酸塩118
mg、炭酸カリウム182mgを加え50℃で終夜撹拌
する。酢酸エチル及び水を加えて抽出する。抽出液を洗
浄、乾燥後、溶媒を留去する。残渣(化合物名:6−メ
トキシ−3−メトキシカルボニル−2−モルホリノ−7
−(2−ピリジルメチルオキシ)−4−(3,4,5−
トリメトキシフェニル)−1(2H)−イソキノリノ
ン)を酢酸エチルに溶解し、4N塩化水素−酢酸エチル
溶液150μlを加え室温で30分間撹拌する。析出晶
を濾取し、酢酸エチルで洗浄することにより、第1表記
載の6−メトキシ−3−メトキシカルボニル−2−モル
ホリノ−7−(2−ピリジルメチルオキシ)−4−
(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1(2H)−
イソキノリノン・塩酸塩279mgを得る。
【0280】実施例 4 7−ベンジルオキシ−3−ヒドロキシ−6−メトキシ−
4−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−3,4−
ジヒドロイソクマリン−3−カルボン酸(参考例71の
目的化合物)12.8gに1,3−ジメチル−2−イミ
ダゾリジノン60ml、N−メチルモルホリン4.15
ml、N−tert−ブトキシカルボニル−p−フェニ
レンジアミン6.78gを加え80℃で終夜撹拌する。
反応液を室温まで冷却した後、飽和クエン酸水溶液及び
酢酸エチルを加えて抽出する。抽出液を洗浄、乾燥後、
溶媒を留去することにより、7−ベンジルオキシ−2−
〔4−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)フェニ
ル〕−3−カルボキシ−6−メトキシ−4−(3,4,
5−トリメトキシフェニル)−1(2H)−イソキノリ
ノンを得る。本品をジメチルホルムアミド60mlに溶
解し、氷冷下で炭酸カリウム4.14g、ヨウ化メチル
1.87mlを加え室温で終夜撹拌した後、水および酢
酸エチルを加えて抽出する。酢酸エチル層を洗浄、乾燥
後、溶媒を留去し、残渣をジエチルエーテルで結晶化す
ることにより、第2表記載の7−ベンジルオキシ−2−
〔4−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)フェニ
ル〕−6−メトキシ−3−メトキシカルボニル−4−
(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1(2H)−
イソキノリノン14.2gを得る。
【0281】実施例 5 実施例4の目的化合物17.0gのテトラヒドロフラン
(150ml)−メタノール(100ml)混合溶液
に、パラジウム炭素1.0gを窒素雰囲気下で加えた
後、1時間接触還元(3気圧)する。パラジウム炭素を
濾去し、溶媒を留去後残渣をジエチルエーテルで結晶化
することにより、第2表記載の2−〔4−tert−ブ
トキシカルボニルアミノ)フェニル〕−7−ヒドロキシ
−6−メトキシ−3−メトキシカルボニル−4−(3,
4,5−トリメトキシフェニル)−1(2H)−イソキ
ノリノン13.3gを得る。
【0282】実施例 6 (1)実施例5の目的化合物200mgをジメチルホル
ムアミド20mlに溶解し、炭酸カリウム92mg、2
−ピコリルクロリド・塩酸塩55mgを加え、60℃で
終夜撹拌した後、水および酢酸エチルを加えて抽出す
る。酢酸エチル層を洗浄、乾燥後、溶媒を留去し、残渣
をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶媒;ヘキサ
ン:酢酸エチル=1:2)で精製することにより、2−
〔4−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)フェニ
ル〕−6−メトキシ−3−メトキシカルボニル−7−
(2−ピリジルメチルオキシ)−4−(3,4,5−ト
リメトキシフェニル)−1(2H)−イソキノリノン2
07mgを得る。
【0283】(2)本品をクロロホルム5mlに溶解
し、4N塩化水素−酢酸エチル溶液8mlを加え室温で
5分間撹拌し、生じた懸濁液にメタノール1mlを加え
た後、終夜撹拌する。ジエチルエーテルを加えて析出し
た結晶を濾取することにより、第2表記載の2−(4−
アミノフェニル)−6−メトキシ−3−メトキシカルボ
ニル−7−(2−ピリジルメチルオキシ)−4−(3,
4,5−トリメトキシフェニル)−1(2H)−イソキ
ノリノン・2塩酸塩180mgを得る。
【0284】実施例 7 (1)実施例5の目的化合物250mg、3−ヒドロキ
シメチルキノリン98mg、トリフェニルホスフィン2
15mgをTHF10mlに溶解した後、アゾジカルボ
ン酸ジエチル97.3μlを加えて室温で10分間撹拌
する。溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマト
グラフィー(溶媒;ヘキサン:酢酸エチル=1:2)で
精製することにより、2−〔4−(tert−ブトキシ
カルボニルアミノ)フェニル〕−6−メトキシ−3−メ
トキシカルボニル−7−(3−キノリルメチルオキシ)
−4−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1(2
H)−イソキノリノンを得る。
【0285】(2)本品をクロロホルム3mlに溶解
し、4N塩化水素−酢酸エチル溶液5mlを加えて室温
で5分間撹拌し、生じた懸濁液にメタノール1mlを加
えた後、終夜撹拌する。反応液にジエチルエーテルを加
えて、析出晶を濾取することにより、第2表記載の2−
(4−アミノフェニル)−6−メトキシ−3−メトキシ
カルボニル−7−(3−キノリルメチルオキシ)−4−
(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1(2H)−
イソキノリノン・2塩酸塩140mgを得る。
【0286】実施例 8 (1)実施例5の目的化合物10.0gをクロロホルム
20mlに溶解し、4N塩化水素−酢酸エチル溶液60
mlを加えて室温で終夜撹拌する。生じた懸濁液に氷冷
下で2N水酸化ナトリウム水溶液120mlを加えて中
和した後、酢酸エチルを加えて抽出する。抽出液を洗
浄、乾燥後、溶媒を留去する。残渣を少量の酢酸エチル
に溶解した後、ジエチルエーテルで結晶化することによ
り、2−(4−アミノフェニル)−7−ヒドロキシ−6
−メトキシ−3−メトキシカルボニル−4−(3,4,
5−トリメトキシフェニル)−1(2H)−イソキノリ
ノン5.47gを得る。
【0287】(2)本品5.47gをアセトニトリル5
0mlと1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン5m
lの混合溶媒に溶解し、クロロぎ酸−9−フルオレニル
メチル2.8gを加えて室温で10分間撹拌する。反応
液に水および酢酸エチルを加えて抽出する。抽出液を洗
浄、乾燥後、溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィー(溶媒;ヘキサン:酢酸エチル=1:
2)で精製することにより、第2表記載の2−〔4−
(9−フルオレニルメチルオキシカルボニルアミノ)フ
ェニル〕−7−ヒドロキシ−6−メトキシ−3−メトキ
シカルボニル−4−(3,4,5−トリメトキシフェニ
ル)−1(2H)−イソキノリノン3.38gを得る。
【0288】実施例 9 (1)実施例8−(2)の目的化合物418mg、2−
ヒドロキシメチルチオフェン97.6μl、トリフェニ
ルホスフィン270mgをテトラヒドロフラン10ml
に溶解した後、アゾジカルボン酸ジエチル162μlを
加えて室温で10分間撹拌する。反応終了後、溶媒を留
去し残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶
媒;ヘキサン:酢酸エチル=1:1)で精製することに
より、2−〔4−(9−フルオレニルメチルオキシカル
ボニルアミノ)フェニル〕−6−メトキシ−3−メトキ
シカルボニル−7−(2−チエニルメチルオキシ)−4
−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1(2H)
−イソキノリノンを得る。
【0289】(2)本品をジメチルホルムアミド10m
lに溶解し、ピペリジン50μlを加え室温で終夜撹拌
する。水及び酢酸エチルを加えて抽出する。抽出液を洗
浄、乾燥後、溶媒を留去する。残渣をシリカゲルカラム
クロマトグラフィー(溶媒;ヘキサン:酢酸エチル=
1:4)で精製することにより、2−(4−アミノフェ
ニル)−6−メトキシ−3−メトキシカルボニル−7−
(2−チエニルメチルオキシ)−4−(3,4,5−ト
リメトキシフェニル)−1(2H)−イソキノリノン1
87mgを得る。m.p.205−206℃ (3)本品155mgをクロロホルム5mlに溶解し、
該溶液に4N塩化水素−酢酸エチル溶液66μlを加
え、室温で30分間撹拌する。反応液にジエチルエーテ
ルを加え、析出晶を濾取することにより、第2表記載の
2−(4−アミノフェニル)−6−メトキシ−3−メト
キシカルボニル−7−(2−チエニルメチルオキシ)−
4−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1(2
H)−イソキノリノン・塩酸塩76mgを得る。
【0290】実施例 10 (1)6,7−ジメトキシ−4−(3,4,5−トリメ
トキシフェニル)イソクマリン−3−カルボン酸(参考
例50の目的化合物)2.0g、アニリン2.61gを
1−メチル−2−ピロリジノン5mlに溶解し、120
℃で終夜加熱撹拌する。反応溶液に酢酸エチル及び水を
加えて抽出する。抽出液を洗浄、乾燥後、溶媒を留去す
ることにより、3−カルボキシ−2−フェニル−4−
(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1(2H)−
イソキノリノン1.98gを得る。
【0291】(2)本品1.97gをジメチルホルムア
ミド20mlに溶解し、炭酸カリウム1.16g、ヨウ
化メチル1.59gを加えて室温で終夜撹拌する。反応
液にクロロホルム及び水を加えて抽出する。抽出液を洗
浄、乾燥後、溶媒を留去し、残渣を酢酸エチルで結晶化
することにより、第3表記載の3−メトキシカルボニル
−2−フェニル−4−(3,4,5−トリメトキシフェ
ニル)−1(2H)−イソキノリノン1.69gを得
る。
【0292】実施例 11−13,11−a−13−a 対応原料化合物を実施例10−(2)と同様に処理する
ことにより第3表記載の下記各化合物を得る。
【0293】3−エトキシカルボニル−2−フェニル−
4−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1(2
H)−イソキノリノン(実施例11) 3−ベンジルオキシカルボニル−2−フェニル−4−
(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1(2H)−
イソキノリノン(実施例12) 3−n−ブトキシカルボニル−2−フェニル−4−
(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1(2H)−
イソキノリノン(実施例13) 3−エトキシカルボニル−4−(4−エトキシ−3,5
−ジメトキシフェニル)−2−フェニル−1(2H)−
イソキノリノン(実施例11−a) 3−ベンジルオキシカルボニル−4−(4−ベンジルオ
キシ−3,5−ジメトキシフェニル)−2−フェニル−
1(2H)−イソキノリノン(実施例12−a) 3−n−ブトキシカルボニル−4−(4−n−ブトキシ
−3,5−ジメトキシフェニル)−2−フェニル−1
(2H)−イソキノリノン(実施例13−a) 実施例 14−15 4−(3,4,5−トリメトキシフェニル)イソクマリ
ン−3−カルボン酸(参考例51の目的化合物)と対応
原料化合物とを実施例1と同様に処理することにより、
第4表記載の下記各化合物を得る。
【0294】2−(2−クロロフェニル)−3−メトキ
シカルボニル−4−(3,4,5−トリメトキシフェニ
ル)−1(2H)−イソキノリノン(実施例14) 3−メトキシカルボニル−2−(2−ナフチル)−4−
(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1(2H)−
イソキノリノン(実施例15) 実施例 16−18 参考例51の目的化合物と対応原料化合物とを実施例4
と同様に処理することにより、第4表記載の下記各化合
物を得る。
【0295】2−(4−n−ブチルフェニル)−3−メ
トキシカルボニル−4−(3,4,5−トリメトキシフ
ェニル)−1(2H)−イソキノリノン(実施例16) 2−〔3,5−ビス(メトシキカルボニル)フェニル〕
−3−メトキシカルボニル−4−(3,4,5−トリメ
トキシフェニル)−1(2H)−イソキノリノン(実施
例17) 3−メトキシカルボニル−2−(3−ニトロフェニル)
−4−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1(2
H)−イソキノリノン(実施例18) 実施例 19 参考例51の目的化合物と対応原料化合物とを実施例1
と同様に処理することにより、第4表記載の2−ジメチ
ルアミノ−3−メトキシカルボニル−4−(3,4,5
−トリメトキシフェニル)−1(2H)−イソキノリノ
ンを得る。
【0296】実施例 20 参考例51の目的化合物と対応原料化合物とを実施例4
と同様に処理することにより、第4表記載の3−メトキ
シカルボニル−2−(4−メトキシカルボニルフェニ
ル)−4−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1
(2H)−イソキノリノンを得る。
【0297】実施例 21 (1)実施例20の目的化合物1.51gにメタノール
150ml及び1N水酸化ナトリウム水溶液3mlを加
え、60℃で終夜撹拌する。該反応液に更に1N水酸化
ナトリウム水溶液1.5mlを2回に分けて添加し、1
2時間還流する。反応液を放冷後、水および酢酸エチル
を加えて分液する。水層を塩酸酸性とした後、酢酸エチ
ルで抽出する。抽出液を洗浄、乾燥後、溶媒を留去し、
残渣をジエチルエーテルで結晶化することにより、第4
表記載の2−(4−カルボキシフェニル)−3−メトキ
シカルボニル−4−(3,4,5−トリメトキシフェニ
ル)−1(2H)−イソキノリノン245mgを得る。
【0298】(2)本品245mgに1N水酸化ナトリ
ウム水溶液0.50mlを加えて加熱溶解する。水を留
去した後、ジエチルエーテルを加えて結晶を濾取するこ
とにより、第4表記載の2−(4−カルボキシフェニ
ル)−3−メトキシカルボニル−4−(3,4,5−ト
リメトキシフェニル)−1(2H)−イソキノリノン・
ナトリウム塩245mgを得る。
【0299】実施例 22 実施例21の目的化合物200mg、1−ヒドロキシベ
ンゾトリアゾール69mg及び1−(3−ジメチルアミ
ノプロピル)−3−エチルカルボジイミド塩酸塩86m
gの塩化メチレン(10ml)溶液を室温で30分間撹
拌した後、更にモルホリン71mgの塩化メチレン溶液
(2ml)を加えて、室温で終夜撹拌する。反応終了
後、当該混合物に水及び酢酸エチルを加えて抽出する。
抽出液を洗浄、乾燥後、溶媒を留去し、残渣をジエチル
エーテルで結晶化することにより、第4表記載の3−メ
トキシカルボニル−2−〔4−(モルホリノカルボニ
ル)フェニル〕−4−(3,4,5−トリメトキシフェ
ニル)−1(2H)−イソキノリノン210mgを得
る。
【0300】実施例 23 実施例21の目的化合物とtert−ブチルカルバゼー
トを実施例22と同様に処理することにより、第4表記
載の2−〔4−(tert−ブトキシカルボニルヒドラ
ジノカルボニル)フェニル〕−3−メトキシカルボニル
−4−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1(2
H)−イソキノリノンを得る。
【0301】実施例 24 実施例23の目的化合物をジオキサン2mlに溶解し、
4N塩化水素−ジオキサン溶液5mlを加え、室温で撹
拌する。当該混合物に更に4N塩化水素−ジオキサン溶
液5mlを添加し、3時間撹拌する。反応液から溶媒を
留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(溶媒;クロロホルム:メタノール=30:1)で精製
することにより、第4表記載の3−メトキシカルボニル
−2−〔4−(ヒドラジノカルボニル)フェニル〕−4
−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1(2H)
−イソキノリノン・塩酸塩を得る。
【0302】実施例 25−26 3−ヒドロキシ−4−(3,4,5−トリメトキシフェ
ニル)−3,4−ジヒドロイソクマリン−3−カルボン
酸(参考例75の目的化合物)1.87g、1,4−ジ
アミノシクロヘキサン1.14gおよびN−メチルモル
ホリン0.55mlの1,3−ジメチル−2−イミダゾ
リジノン(10ml)溶液を100℃で30分間撹拌す
る。反応液を冷却し、塩酸酸性とした後、該溶液に酢酸
エチル20mlを加える。水層に炭酸カリウムを加えて
pH9とした後、メタノール30ml、テトラヒドロフ
ラン100mlおよびジ−tert−ブチルジカーボネ
ート5.44gを加えて、室温で6時間撹拌する。反応
液に10%クエン酸水を加えて酸性とした後、酢酸エチ
ルで抽出する。抽出液を洗浄、乾燥後、溶媒を留去す
る。残渣にメタノール50ml、酢酸エチル100ml
及び2Mトリメチルシリルジアゾメタンのヘキサン溶液
2.5mlを加えて、室温で1時間撹拌する。反応液か
ら溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィー(溶媒;クロロホルム:酢酸エチル=10:1)
で精製することにより、第4表記載の下記化合物を得
る。
【0303】2−〔シス−4−(tert−ブトキシカ
ルボニルアミノ)シクロヘキシル〕−3−メトキシカル
ボニル−4−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−
1(2H)−イソキノリノン(実施例25) 2−〔トランス−4−(tert−ブトキシカルボニル
アミノ)シクロヘキシル〕−3−メトキシカルボニル−
4−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1(2
H)−イソキノリノン(実施例26) 実施例 27−28 実施例25−26の目的化合物を実施例24と同様に処
理することにより、第4表記載の下記化合物を得る。
【0304】2−(シス−4−アミノシクロヘキシル)
−3−メトキシカルボニル−4−(3,4,5−トリメ
トキシフェニル)−1(2H)−イソキノリノン・塩酸
塩(実施例27) 2−(トランス−4−アミノシクロヘキシル)−3−メ
トキシカルボニル−4−(3,4,5−トリメトキシフ
ェニル)−1(2H)−イソキノリノン・塩酸塩(実施
例28) 実施例 29 3−ヒドロキシ−4−(3,4,5−トリメトキシフェ
ニル)−3,4−ジヒドロイソクマリン−3−カルボン
酸(参考例75の目的化合物)と対応原料化合物とを実
施例25記載の方法と同様に処理することにより、第4
表記載の2−〔3−(N−tert−ブトキシカルボニ
ル)ピロリジニル〕−3−メトキシカルボニル−4−
(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1(2H)−
イソキノリノンを得る。
【0305】実施例 30 実施例29の目的化合物を実施例24と同様に処理する
ことにより、第4表記載の3−メトキシカルボニル−2
−(3−ピロリジニル)−4−(3,4,5−トリメト
キシフェニル)−1(2H)−イソキノリノン・塩酸塩
を得る。
【0306】実施例 31 3−ヒドロキシ−4−(3,4,5−トリメトキシフェ
ニル)−3,4−ジヒドロイソクマリン−3−カルボン
酸(参考例75の目的化合物)500mgに1,3−ジ
メチル−2−イミダゾリジノン5ml、4−アミノベン
ゼンスルホンアミド920mgを加え90℃で3時間撹
拌し、さらに120℃にて終夜撹拌する。反応液を放冷
後、5%炭酸カリウム水溶液20ml及び酢酸エチル1
0mlを加えて分液する。水層に10%クエン酸水溶液
を加えて酸性に調整した後、酢酸エチルで抽出する。抽
出液を洗浄、乾燥後、溶媒を留去することにより、2−
(4−スルファモイルフェニル)−3−カルボキシ−4
−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1(2H)
−イソキノリノンを得る。本品をメタノール5ml−酢
酸エチル20ml混液に溶解する。該溶液に2Mトリメ
チルシリルジアゾメタンのヘキサン溶液0.67mlを
加え、室温で30分間撹拌する。反応液から溶媒を留去
し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶
媒;クロロホルム:アセトン=9:1)で精製すること
により、第4表記載の2−(4−スルファモイルフェニ
ル)−3−メトキシカルボニル−4−(3,4,5−ト
リメトキシフェニル)−1(2H)−イソキノリノン8
8mgを得る。
【0307】実施例32 参考例75の目的化合物と対応原料化合物とを実施例4
もしくは31と同様に処理することにより、第4表記載
の3−メトキシカルボニル−2−〔4−(N−tert
−ブトキシカルボニル)ピペリジル〕−4−(3,4,
5−トリメトキシフェニル)−1(2H)−イソキノリ
ノンを得る。
【0308】実施例 33 (1)実施例32の目的化合物を実施例24と同様に処
理することにより、3−メトキシカルボニル−2−(4
−ピペリジル)−4−(3,4,5−トリメトキシフェ
ニル)−1(2H)−イソキノリノン・塩酸塩を得る。
【0309】(2)本品1.10gに10%炭酸カリウ
ム水溶液及び酢酸エチルを加え抽出する。抽出液を水
洗、乾燥後、溶媒を留去することにより、第4表記載の
3−メトキシカルボニル−2−(4−ピペリジル)−4
−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1(2H)
−イソキノリノンを得る。
【0310】実施例 34 参考例75の目的化合物と対応原料化合物とを実施例4
又は31と同様に処理することにより、第4表記載の2
−〔3−アミノ−5−(メトキシカルボニル)フェニ
ル〕−3−メトキシカルボニル−4−(3,4,5−ト
リメトキシフェニル)−1(2H)−イソキノリノンを
得る。
【0311】実施例 35 実施例34の目的化合物を実施例21と同様に処理する
ことにより、第4表記載の2−(3−アミノ−5−カル
ボキシフェニル)−3−メトキシカルボニル−4−
(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1(2H)−
イソキノリノンを得る。
【0312】実施例 36−38 参考例51の目的化合物と対応原料化合物とを実施例1
と同様に処理することにより、第4表記載の下記各化合
物を得る。
【0313】2−(2−インダニル)−3−メトキシカ
ルボニル−4−(3,4,5−トリメトキシフェニル)
−1(2H)−イソキノリノン(実施例36) 2−(5−インダニル)−3−メトキシカルボニル−4
−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1(2H)
−イソキノリノン(実施例37) 3−メトキシカルボニル−2−〔(N−メチル−4−ピ
ペリジル)メチル〕−4−(3,4,5−トリメトキシ
フェニル)−1(2H)−イソキノリノン(実施例3
8) 実施例 39 (1)4−(3,4,5−トリメトキシフェニル)イソ
クマリン−3−カルボン酸(参考例51の目的化合物)
1.42g、N−アセチル−p−フェニレンジアミン
1.80gを1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン
3mlに溶解し、130℃で4時間撹拌する。反応液に
氷冷下0.1N塩酸を加えてpH2に調整する。該混合
物を氷冷下撹拌し、析出晶をろ取して、水及びクロロホ
ルムで順次洗浄することにより、2−(4−アセチルア
ミノフェニル)−3−カルボキシ−4−(3,4,5−
トリメトキシフェニル)−1(2H)−イソキノリノン
1.02gを得る。
【0314】(2)本品0.50gをメタノール10m
l−クロロホルム10ml混液に溶解し、2Mトリメチ
ルシリルジアゾメタンのヘキサン溶液2mlを加え、室
温で3時間撹拌した後、反応液を濃縮する。残渣に水及
びクロロホルムを加えて抽出する。抽出液を炭酸水素ナ
トリウム水溶液、飽和食塩水で洗浄、乾燥後、溶媒を留
去する。残渣をジエチルエーテルで結晶化することによ
り、第4表記載の3−メトキシカルボニル−2−(4−
アセチルアミノフェニル)−4−(3,4,5−トリメ
トキシフェニル)−1(2H)−イソキノリノン440
mgを得る。
【0315】実施例 40 実施例39−(1)の目的化合物0.50gを2N塩酸
10mlに加え、12時間加熱還流する。反応液に氷冷
下、2N水酸化ナトリウム水溶液を加えて、pHを6〜
7に調整する。析出晶をろ取し、水洗することにより、
2−(4−アミノフェニル)−3−カルボキシ−4−
(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1(2H)−
イソキノリノン0.40gを得る。次いで、本品を実施
例39−(2)と同様に処理することにより、2−(4
−アミノフェニル)−3−メトキシカルボニル−4−
(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1(2H)−
イソキノリノン0.30gを得る。更に、本品のクロロ
ホルム溶液に4N塩化水素−ジオキサン溶液0.16m
lを加えた後、濃縮し、残渣を酢酸エチルで結晶化する
ことにより、第4表記載の2−(4−アミノフェニル)
−3−メトキシカルボニル−4−(3,4,5−トリメ
トキシフェニル)−1(2H)−イソキノリノン・塩酸
塩0.28gを得る。
【0316】実施例 41−42 参考例51の目的化合物と対応原料化合物とを実施例1
又は39と同様に処理することにより、第4表記載の下
記各化合物を得る。
【0317】2−(3,4−ジメトキシフェニル)−3
−メトキシカルボニル−4−(3,4,5−トリメトキ
シフェニル)−1(2H)−イソキノリノン(実施例4
1) 2−(3,5−ジメトキシフェニル)−3−メトキシカ
ルボニル−4−(3,4,5−トリメトキシフェニル)
−1(2H)−イソキノリノン(実施例42) 実施例 43 (1)参考例51の目的化合物と対応原料化合物とを実
施例39と同様に処理することにより、2−(3−アミ
ノ−4−メトキシフェニル)−3−メトキシカルボニル
−4−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1(2
H)−イソキノリノンを得る。
【0318】(2)本品を酢酸エチルに溶解し、該溶液
に4N塩化水素−ジオキサン溶液を加えた後、溶媒を留
去し、残渣を酢酸エチルで結晶化することにより、第4
表記載の2−(3−アミノ−4−メトキシフェニル)−
3−メトキシカルボニル−4−(3,4,5−トリメト
キシフェニル)−1(2H)−イソキノリノン・塩酸塩
を得る。
【0319】実施例 44−45 参考例75の目的化合物と対応原料化合物とを実施例4
又は31と同様に処理することにより、第4表記載の下
記各化合物を得る。
【0320】3−メトキシカルボニル−2−〔3−(2
−オキソテトラヒドロフリル)〕−4−(3,4,5−
トリメトキシフェニル)−1(2H)−イソキノリノン
(実施例44) 3−メトキシカルボニル−2−〔3−(2−オキソピロ
リジニル)〕−4−(3,4,5−トリメトキシフェニ
ル)−1(2H)−イソキノリノン(実施例45) 実施例 46 (1)参考例75の目的化合物と対応原料化合物とを実
施例4又は31と同様に処理することにより、2−(6
−インドリニル)−3−メトキシカルボニル−4−
(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1(2H)−
イソキノリノンを得る。
【0321】(2)本品を実施例43−(2)と同様に
処理することにより、第4表記載の2−(6−インドリ
ニル)−3−メトキシカルボニル−4−(3,4,5−
トリメトキシフェニル)−1(2H)−イソキノリノン
・塩酸塩を得る。
【0322】実施例 47−50 参考例75の目的化合物と対応原料化合物とを実施例4
又は31と同様に処理することにより、第4表記載の下
記各化合物を得る。
【0323】2−シクロプロピル−3−メトキシカルボ
ニル−4−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1
(2H)−イソキノリノン(実施例47) 2−(トランス−4−ヒドロキシシクロヘキシル)−3
−メトキシカルボニル−4−(3,4,5−トリメトキ
シフェニル)−1(2H)−イソキノリノン(実施例4
8) 2−エチル−3−メトキシカルボニル−4−(3,4,
5−トリメトキシフェニル)−1(2H)−イソキノリ
ノン(実施例49) 2−〔4−(1−ベンジル)ピペリジル〕−3−メトキ
シカルボニル−4−(3,4,5−トリメトキシフェニ
ル)−1(2H)−イソキノリノン(実施例50) 実施例 51−53 参考例51の目的化合物と対応原料化合物とを実施例1
又は39と同様に処理することにより、第4表記載の下
記各化合物を得る。
【0324】3−メトキシカルボニル−2−(3−トリ
フルオロメチルフェニル)−4−(3,4,5−トリメ
トキシフェニル)−1(2H)−イソキノリノン(実施
例51) 2−(5(1H)−インダゾリル)−3−メトキシカル
ボニル−4−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−
1(2H)−イソキノリノン(実施例52) 3−メトキシカルボニル−2−ピペリジノ−4−(3,
4,5−トリメトキシフェニル)−1(2H)−イソキ
ノリノン(実施例53) 実施例 54 参考例75の目的化合物と対応原料化合物とを実施例4
もしくは31と同様に処理することにより、第4表記載
の2−(3−ヒドロキシ−n−プロピル)−3−メトキ
シカルボニル−4−(3,4,5−トリメトキシフェニ
ル)−1(2H)−イソキノリノンを得る。
【0325】実施例 55 (1)参考例75の目的化合物と対応原料化合物とを実
施例4又は31と同様に処理することにより、2−〔1
−(4−ベンジルオキシカルボニル)ピペラジニル〕−
3−メトキシカルボニル−4−(3,4,5−トリメト
キシフェニル)−1(2H)−イソキノリノンを得る
(本品は精製することなく、次行程へ供した)。
【0326】(2)本品260mgを25%臭化水素−
酢酸3mlに溶解し、室温で30分間撹拌する。反応液
を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液に注ぎ、酢酸エチルを
加えて抽出する。抽出液を洗浄、乾燥後、溶媒を留去す
る。残渣のクロロホルム溶液に4N塩化水素−酢酸エチ
ル溶液75μlを添加し、析出晶をろ取することによ
り、第4表記載の3−メトキシカルボニル−2−(1−
ピペラジニル)−4−(3,4,5−トリメトキシフェ
ニル)−1(2H)−イソキノリノン・塩酸塩95mg
を得る。
【0327】実施例 56−58 参考例75の目的化合物と対応原料化合物とを実施例4
又は31と同様に処理することにより、第4表記載の下
記各化合物を得る。
【0328】3−メトキシカルボニル−2−モルホリノ
−4−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1(2
H)−イソキノリノン(実施例56) 3−メトキシカルボニル−2−(3−ピリジル)−4−
(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1(2H)−
イソキノリノン(実施例57) 2−〔4−(ベンジルオキシカルボニルアミノメチル)
フェニル〕−3−メトキシカルボニル−4−(3,4,
5−トリメトキシフェニル)−1(2H)−イソキノリ
ノン(実施例58) 実施例 59 実施例58の目的化合物300mgを25%臭化水素−
酢酸10mlに溶解し、室温で終夜撹拌する。析出晶を
ろ取して洗浄後、該結晶にクロロホルム及び炭酸水素ナ
トリウム水溶液を加えて抽出する。抽出液を洗浄、乾燥
後、濃縮する。残渣を酢酸エチル3mlに溶解し、4N
塩化水素−酢酸エチル溶液150μlを加える。析出晶
をろ取することにより、第4表記載の2−(4−アミノ
メチルフェニル)−3−メトキシカルボニル−4−
(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1(2H)−
イソキノリノン・塩酸塩215mgを得る。
【0329】実施例 60−61 参考例75の目的化合物と対応原料化合物とを実施例4
又は31と同様に処理することにより、第4記載の下記
各化合物を得る。
【0330】3−メトキシカルボニル−2−〔(6−メ
チル−2−ピリジノン−3−イル)メチル〕−4−
(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1(2H)−
イソキノリノン(実施例60) 3−メトキシカルボニル−2−(3,4−メチレンジオ
キシベンジル)−4−(3,4,5−トリメトキシフェ
ニル)−1(2H)−イソキノリノン(実施例61) 実施例 62−63 参考例75の目的化合物と対応原料化合物とを実施例4
6と同様に処理することにより、第4記載の下記各化合
物を得る。
【0331】2−(3−ジメチルアミノフェニル)−3
−メトキシカルボニル−4−(3,4,5−トリメトキ
シフェニル)−1(2H)−イソキノリノン・塩酸塩
(実施例62) 3−メトキシカルボニル−2−〔3−(6−メトキシ)
ピリジル〕−4−(3,4,5−トリメトキシフェニ
ル)−1(2H)−イソキノリノン・塩酸塩(実施例6
3) 実施例 64 参考例75の目的化合物と対応原料化合物とを実施例4
もしくは31と同様に処理することにより、第4表記載
の3−メトキシカルボニル−2−(3−メトキシカルボ
ニルフェニル)−4−(3,4,5−トリメトキシフェ
ニル)−1(2H)−イソキノリノンを得る。
【0332】実施例 65 実施例64の目的化合物を実施例21と同様に処理する
ことにより、第4表記載の2−(3−カルボキシフェニ
ル)−3−メトキシカルボニル−4−(3,4,5−ト
リメトキシフェニル)−1(2H)−イソキノリノンを
得る。
【0333】実施例 66 参考例51の目的化合物と対応原料化合物とを実施例1
0−(1)と同様に処理することにより、第5表記載の
2−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−3−カ
ルボキシ−4−(3,4,5−トリメトキシフェニル)
−1(2H)−イソキノリノンを得る。
【0334】実施例 67 実施例66の目的化合物1.0g、ジメチルアミノピリ
ジン26mg及び1−(3−ジメチルアミノプロピル)
−3−エチルカルボジイミド塩酸塩448mgを塩化メ
チレン(20ml)−メタノール(340ml)混液に
溶解する。該溶液を室温で10分間撹拌した後、更に1
−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボ
ジイミド塩酸塩41mg及びジメチルアミノピリジン2
6mgを加えて、室温で終夜撹拌する。反応液に水及び
酢酸エチルを加えて抽出し、抽出液を洗浄、乾燥後、溶
媒を留去する。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィー(溶媒;ヘキサン:酢酸エチル=2:1)にて精製
することにより、第6表記載の2−(tert−ブトキ
シカルボニルアミノ)−3−メトキシカルボニル−4−
(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1(2H)−
イソキノリノン438mgを得る。
【0335】実施例 68 実施例67の目的化合物200mgに4N塩化水素−酢
酸エチル溶液10mlを加え、室温で1時間放置する。
反応液を減圧濃縮し、残渣に酢酸エチルを加え、該溶液
を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄、乾燥後、溶媒
を留去することにより、第6記載の2−アミノ−3−メ
トキシカルボニル−4−(3,4,5−トリメトキシフ
ェニル)−1(2H)−イソキノリノン146mgを得
る。
【0336】実施例 69 実施例68の目的化合物200mg及びピリジン120
mgのテトラヒドロフラン(15ml)溶液に、氷冷
下、アセチルクロリド61.3mgのテトラヒドロフラ
ン(5ml)溶液を滴下し、氷冷下で1時間撹拌後、更
に室温で終夜撹拌する。反応液に酢酸エチル及び水を加
え、洗浄、乾燥後、溶媒を留去する。残渣をヘキサン−
ジエチルエーテル混液で結晶化することにより、第6表
記載の2−アセチルアミノ−3−メトキシカルボニル−
4−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1(2
H)−イソキノリノン116mgを得る。
【0337】実施例 70 実施例68の目的化合物200mg及びトリエチルアミ
ン145μlのテトラヒドロフラン(15ml)溶液を
−20℃に冷却し、アセチルクロリド61mgのテトラ
ヒドロフラン(5ml)溶液を加える。該混合物を同温
で1時間撹拌した後、室温まで昇温させ、アセチルクロ
リド122mg及びトリエチルアミン290μlを加
え、室温で終夜撹拌する。反応液に酢酸エチル及び水を
加えて抽出する。抽出液を洗浄、乾燥後、溶媒を留去
し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶
媒;ヘキサン:酢酸エチル=2:1)で精製することに
より、第6表記載の2−ジアセチルアミノ−3−メトキ
シカルボニル−4−(3,4,5−トリメトキシフェニ
ル)−1(2H)−イソキノリノン75mgを得る。
【0338】実施例 71 実施例67の目的化合物1.00gをジメチルホルムア
ミド10mlに溶解し、炭酸カリウム382mg、ヨウ
化メチル392mgを加え室温で終夜撹拌する。反応液
にクロロホルム及び水を加えて抽出する。抽出液を洗
浄、乾燥後、溶媒を留去し、残渣をジエチルエーテルで
結晶化することにより、第6表記載の3−メトキシカル
ボニル−2−(N−メチル−N−tert−ブトキシカ
ルボニルアミノ)−4−(3,4,5−トリメトキシフ
ェニル)−1(2H)−イソキノリノンを得る(本品は
精製することなく、実施例72の出発化合物として用い
た)。
【0339】実施例 72 実施例71の目的化合物を実施例24と同様に処理する
ことにより、第6表記載の3−メトキシカルボニル−2
−メチルアミノ−4−(3,4,5−トリメトキシフェ
ニル)−1(2H)−イソキノリノンを得る。
【0340】実施例 73 実施例67の目的化合物と対応原料化合物とを実施例1
0−(2)と同様に処理することにより、第6表記載の
2−〔N−tert−ブトキシカルボニル−N−(2−
ヒドロキシエチル)アミノ〕−3−メトキシカルボニル
−4−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1(2
H)−イソキノリノンを得る(本品は精製することな
く、実施例74の出発化合物として用いた)。
【0341】実施例 74 実施例73の目的化合物170mgのジオキサン溶液
(1ml)に4N塩化水素−ジオキサン溶液10mlを
加え、室温で3時間撹拌する。反応液から溶媒を留去
し、残渣を酢酸エチルに溶解後、水洗、乾燥する。該溶
液から溶媒を留去し、残渣をクロマトトロン(溶媒;ク
ロロホルム:アセトン=5:1)で精製した後、ジエチ
ルエーテルで結晶化することにより、第6表記載の2−
〔N−(2−ヒドロキシエチル)アミノ〕−3−メトキ
シカルボニル−4−(3,4,5−トリメトキシフェニ
ル)−1(2H)−イソキノリノンを得る。
【0342】実施例 75 実施例74の目的化合物210mgの酢酸エチル溶液
(10ml)に、4N塩化水素−酢酸エチル溶液10m
lを加え、室温で5時間撹拌する。反応から溶媒を留去
し、残渣を酢酸エチルに溶解後、飽和炭酸水素ナトリウ
ム水溶液及び水で順次洗浄し、乾燥する。該溶液から溶
媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ー(溶媒;ヘキサン:酢酸エチル=2:1)で精製後、
ジエチルエーテルで結晶化することにより、第6表記載
の2−(2−アセトキシエチルアミノ)−3−メトキシ
カルボニル−4−(3,4,5−トリメトキシフェニ
ル)−1(2H)−イソキノリノンを得る。
【0343】実施例 76 (1)参考例51の目的化合物と対応原料化合物を実施
例10(1)及び(2)と同様に処理することにより、
2−(N−tert−ブトキシカルボニル−N−n−プ
ロピルアミノ)−3−メトキシカルボニル−4−(3,
4,5−トリメトキシフェニル)−1(2H)−イソキ
ノリノンを得る。(本品は精製することなく、次工程へ
供した) (2)本品を実施例24と同様に処理することにより、
第6表記載の3−メトキシカルボニル−2−n−プロピ
ルアミノ−4−(3,4,5−トリメトキシフェニル)
−1(2H)−イソキノリノンを得る。
【0344】実施例 77 参考例51の目的化合物と対応原料化合物とを実施例7
6と同様に処理することにより、第6表記載の2−エチ
ルアミノ−3−メトキシカルボニル−4−(3,4,5
−トリメトキシフェニル)−1(2H)−イソキノリノ
ンを得る。
【0345】実施例 78 参考例75の目的化合物と対応原料化合物とを実施例4
もしくは31と同様に処理することにより、第6表記載
の2−〔(1S)−1−ベンジルオキシカルボニル−2
−フェニルエチル〕−3−メトキシカルボニル−4−
(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1(2H)−
イソキノリノンを得る(本品は精製することなく、実施
例79の出発化合物として用いた)。
【0346】実施例 79 実施例78の目的化合物を実施例2と同様に処理するこ
とにより、第6表記載の2−〔(1S)−1−カルボキ
シ−2−フェニルエチル〕−3−メトキシカルボニル−
4−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1(2
H)−イソキノリノンを得る。
【0347】実施例 80 参考例75の目的化合物と対応原料化合物とを実施例4
もしくは31と同様に処理することにより、第6表記載
の2−(1H−1−メチルベンズトリアゾール−6−イ
ル)−3−メトキシカルボニル−4−(3,4,5−ト
リメトキシフェニル)−1(2H)−イソキノリノンを
得る。
【0348】実施例 81−85 6,7−ジメトキシ−4−(3,4,5−トリメトキシ
フェニル)−3−カルボン酸(参考例50の目的化合
物)と対応原料化合物とを実施例1もしくは31と同様
に処理することにより、第7表記載の下記各化合物を得
る。
【0349】6,7−ジメトキシ−2−(4−フルオロ
フェニル)−3−メトキシカルボニル−4−(3,4,
5−トリメトキシフェニル)−1(2H)−イソキノリ
ノン(実施例81) 6,7−ジメトキシ−2−(3−メトキシ−4−アミノ
フェニル)−3−メトキシカルボニル−4−(3,4,
5−トリメトキシフェニル)−1(2H)−イソキノリ
ノン(実施例82) 6,7−ジメトキシ−2−〔4−(2−ヒドロキシエチ
ル)フェニル〕−3−メトキシカルボニル−4−(3,
4,5−トリメトキシフェニル)−1(2H)−イソキ
ノリノン(実施例83) 6,7−ジメトキシ−2−(3−ヒドロキシフェニル)
−3−メトキシカルボニル−4−(3,4,5−トリメ
トキシフェニル)−1(2H)−イソキノリノン(実施
例84) 2−(N−tert−ブトキシカルボニル−N−メチル
アミノ)−6,7−ジメトキシ−3−メトキシカルボニ
ル−4−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1
(2H)−イソキノリノン(実施例85)(本品は精製
することなく、実施例86の出発化合物として用いた) 実施例 86 実施例85の目的化合物を実施例24と同様に処理する
ことにより、第7表記載の6,7−ジメトキシ−3−メ
トキシカルボニル−2−メチルアミノ−4−(3,4,
5−トリメトキシフェニル)−1(2H)−イソキノリ
ノンを得る。
【0350】実施例 87 参考例50の目的化合物と対応原料化合物とを実施例1
もしくは39と同様に処理することにより、第7表記載
の6,7−ジメトキシ−3−メトキシカルボニル−2−
〔シス−(4−メトキシカルボニル)シクロヘキシル〕
−4−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1(2
H)−イソキノリノンを得る。
【0351】実施例 88 実施例87の目的化合物を実施例21と同様に処理する
ことにより、第7表記載の2−(4−カルボキシシクロ
ヘキシル)−6,7−ジメトキシ−3−メトキシカルボ
ニル−4−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1
(2H)−イソキノリノンを得る。
【0352】実施例 89−91 参考例50の目的化合物と対応原料化合物とを実施例1
もしくは39と同様に処理することにより、第7表記載
の下記各化合物を得る。
【0353】6,7−ジメトキシ−2−(2−フリルメ
チル)−3−メトキシカルボニル−4−(3,4,5−
トリメトキシフェニル)−1(2H)−イソキノリノン
(実施例89) 6,7−ジメトキシ−2−(2,3−ジメチルフェニ
ル)−3−メトキシカルボニル−4−(3,4,5−ト
リメトキシフェニル)−1(2H)−イソキノリノン
(実施例90) 6,7−ジメトキシ−3−メトキシカルボニル−2−
(3,4,5−トリメトキシフェニル)−4−(3,
4,5−トリメトキシフェニル)−1(2H)−イソキ
ノリノン(実施例91) 実施例 92 (1)参考例50の目的化合物と対応原料化合物とを実
施例43と同様に処理することにより、第7表記載の2
−(4−アミノフェニル)−6,7−ジメトキシ−3−
メトキシカルボニル−4−(3,4,5−トリメトキシ
フェニル)−1(2H)−イソキノリノンを得る。
【0354】(2)本品を実施例9−(3)と同様に処
理して、第7表記載の2−(4−アミノフェニル)−
6,7−ジメトキシ−3−メトキシカルボニル−4−
(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1(2H)−
イソキノリノン・塩酸塩を得る。
【0355】実施例 93 実施例92−(1)の目的化合物156mgの塩化メチ
レン溶液(2ml)に氷冷下、トリエチルアミン138
μl及びメチルスルホニルクロリド78μlを3回に分
けて滴下し、15分間撹拌する。反応液を室温まで昇温
し、水及びクロロホルムを加えて抽出する。抽出液を洗
浄、乾燥後、溶媒を留去し、残渣を酢酸エチルで結晶化
することにより、第7表記載の6,7−ジメトキシ−2
−{4−〔N,N−ビス(メチルスルホニル)アミノ〕
フェニル}−3−メトキシカルボニル−4−(3,4,
5−トリメトキシフェニル)−1(2H)−イソキノリ
ノンを得る。
【0356】実施例 94 ギ酸34μlの塩化メチレン溶液(2ml)に氷冷下、
無水酢酸85μlを滴下し、30分間撹拌する。該溶液
に実施例92−(1)の目的化合物312mgの塩化メ
チレン溶液(1ml)を滴下し、2時間撹拌する。反応
液を室温まで昇温し、水及び塩化メチレンを加えて抽出
する。抽出液を洗浄、乾燥後、溶媒を留去し、残渣をジ
エチルエーテルで結晶化することにより、第7表記載の
2−(4−アセチルアミノフェニル)−6,7−ジメト
キシ−3−メトキシカルボニル−4−(3,4,5−ト
リメトキシフェニル)−1(2H)−イソキノリノン2
70mgを得る。
【0357】実施例 95 実施例94の目的化合物260mgのテトラヒドロフラ
ン溶液(3ml)に氷冷下、60%水素化ナトリウム2
8mgを加えた後、室温で30分間撹拌する。反応液に
ヨウ化メチル58μlを滴下し、5時間撹拌する。反応
に希塩酸及びクロロホルムを加えて抽出する。抽出液を
洗浄、乾燥後、溶媒を留去し、残渣にメタノール−2N
塩酸(1:1)混液10mlを加え、16時間加熱還流
する。反応液を室温まで冷却し、メタノールを減圧留去
する。得られる水層に炭酸水素ナトリウム水溶液を加え
てpH8に調製後、クロロホルムで抽出する。抽出液を
水洗、乾燥後、溶媒を留去し、残渣をジエチルエーテル
で結晶化することにより、第7表記載の6,7−ジメト
キシ−3−メトキシカルボニル−2−〔4−(メチルア
ミノ)フェニル〕−4−(3,4,5−トリメトキシフ
ェニル)−1(2H)−イソキノリノン170mgを得
る。
【0358】実施例 96−98 参考例50の目的化合物と対応原料化合物とを実施例1
又は39と同様に処理することにより、第7表記載の下
記各化合物を得る。
【0359】6,7−ジメトキシ−3−メトキシカルボ
ニル−2−ピペリジノ−4−(3,4,5−トリメトキ
シフェニル)−1(2H)−イソキノリノン(実施例9
6) 6,7−ジメトキシ−3−メトキシカルボニル−2−
(3,4−メチレンジオキシベンジル)−4−(3,
4,5−トリメトキシフェニル)−1(2H)−イソキ
ノリノン(実施例97) 6,7−ジメトキシ−3−メトキシカルボニル−2−
(3,4−メチレンジオキシフェニル)−4−(3,
4,5−トリメトキシフェニル)−1(2H)−イソキ
ノリノン(実施例98) 実施例 99 (1)6,7−ジメトキシ−4−(3,4,5−トリメ
トキシフェニル)イソクマリン−3−カルボン酸(参考
例50の目的化合物)2.4gのメタノール(50m
l)溶液及び5.5Nアンモニア−メタノール溶液(5
0ml)の混合物を、室温にて終夜撹拌する。反応液を
減圧下に付し、アンモニアを留去した後、更に溶媒を減
圧留去する。残渣をクロロホルムで抽出し、水洗、乾燥
後、溶媒を留去する。当該残渣に4N塩化水素−酢酸エ
チル溶液(30ml)を加え、室温にて終夜撹拌する。
溶媒を減圧留去し、得られた残渣をクロロホルム抽出
し、水洗、乾燥後、溶媒を留去することにより、第8表
記載の3−カルボキシ−6,7−ジメトキシ−4−
(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1(2H)−
イソキノリノン1.89gを得る。
【0360】(2)本品1.50gに2N水酸化ナトリ
ウム水溶液1.8ml及び水20mlを加えて加熱溶解
する。室温にて放置し、析出晶をろ取することにより、
第8表記載の3−カルボキシ−6,7−ジメトキシ−4
−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1(2H)
−イソキノリノン・ナトリウム塩を得る。
【0361】実施例 100 参考例50の目的化合物と対応原料化合物とを実施例9
9−(1)と同様に処理することにより、第8表記載の
3−カルボキシ−6,7−ジメトキシ−2−(2−ピペ
リジノエチル)−4−(3,4,5−トリメトキシフェ
ニル)−1(2H)−イソキノリノンを得る。
【0362】実施例 101−106 参考例50の目的化合物と対応原料化合物とを実施例1
又は39と同様に処理することにより、第9表記載の下
記各化合物を得る。
【0363】6,7−ジメトキシ−3−メトキシカルボ
ニル−2−(4−メチル−1−ピペラジニル)−4−
(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1(2H)−
イソキノリノン(実施例101) 6,7−ジメトキシ−3−メトキシカルボニル−2−フ
ェニル−4−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−
1(2H)−イソキノリノン(実施例102) 2−(4−クロロフェニル)−6,7−ジメトキシ−3
−メトキシカルボニル−4−(3,4,5−トリメトキ
シフェニル)−1(2H)−イソキノリノン(実施例1
03) 2−(3−クロロフェニル)−6,7−ジメトキシ−3
−メトキシカルボニル−4−(3,4,5−トリメトキ
シフェニル)−1(2H)−イソキノリノン(実施例1
04) 2−シクロペンチル−6,7−ジメトキシ−3−メトキ
シカルボニル−4−(3,4,5−トリメトキシフェニ
ル)−1(2H)−イソキノリノン(実施例105) 2−ベンジル−6,7−ジメトキシ−3−メトキシカル
ボニル−4−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−
1(2H)−イソキノリノン(実施例106) 実施例 107−108 参考例50の目的化合物と対応原料化合物とを実施例4
3と同様に処理することにより、第9表記載の下記各化
合物を得る。
【0364】6,7−ジメトキシ−2−(4−ジメチル
アミノフェニル)−3−メトキシカルボニル−4−
(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1(2H)−
イソキノリノン・塩酸塩(実施例107) 6,7−ジメトキシ−3−メトキシカルボニル−2−
(4−モルホリノフェニル)−4−(3,4,5−トリ
メトキシフェニル)−1(2H)−イソキノリノン・塩
酸塩(実施例108) 実施例 109−111 参考例50の目的化合物と対応原料化合物とを実施例1
もしくは39と同様に処理することにより、第9表記載
の下記各化合物を得る。
【0365】6,7−ジメトキシ−2−〔3−(1−イ
ミダゾリル)プロピル〕−3−メトキシカルボニル−4
−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1(2H)
−イソキノリノン(実施例109) 6,7−ジメトキシ−2−〔3−(ヒドロキシメチル)
フェニル〕−3−メトキシカルボニル−4−(3,4,
5−トリメトキシフェニル)−1(2H)−イソキノリ
ノン(実施例110) 6,7−ジメトキシ−3−メトキシカルボニル−2−
〔4−(メトキシカルボニルメチル)フェニル〕−4−
(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1(2H)−
イソキノリノン(実施例111) 実施例 112 (1)実施例111の目的化合物を実施例21と同様に
処理することにより、2−〔4−(カルボキシメチル)
フェニル〕−6,7−ジメトキシ−3−メトキシカルボ
ニル−4−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1
(2H)−イソキノリノンを得る。
【0366】(2)本品を実施例99−(2)と同様に
処理することにより、第9表記載の2−〔4−(カルボ
キシメチル)フェニル〕−6,7−ジメトキシ−3−メ
トキシカルボニル−4−(3,4,5−トリメトキシフ
ェニル)−1(2H)−イソキノリノン・ナトリウム塩
を得る。
【0367】実施例 113 実施例99−(1)の目的化合物2gをメタノール20
mlに懸濁し、室温で濃硫酸5mlを加えた後、8時間
加熱還流する。反応液を氷冷下、炭酸カリウム水溶液に
注ぎ、クロロホルムを加えて抽出する。抽出液を洗浄、
乾燥後、濃縮する。残渣をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィー(溶媒;クロロホルム)にて精製することによ
り、第9表記載の6,7−ジメトキシ−3−メトキシカ
ルボニル−4−(3,4,5−トリメトキシフェニル)
−1(2H)−イソキノリノン1.75gを得る。
【0368】実施例 114 実施例113の目的化合物1.4gのジメチルホルムア
ミド溶液15mlに4−ピコリルクロリド・塩酸塩58
8mg及び炭酸カリウム1.13gを加え、50℃で2
時間撹拌する。反応終了後、酢酸エチル、水を加え、酢
酸エチル抽出し、抽出液を洗浄、乾燥後溶媒を留去す
る。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶
媒;クロロホルム:アセトン=10:1)にて精製後、
残渣を酢酸エチルに溶解し、4N塩化水素−酢酸エチル
溶液1mlを加える。析出晶を濾取して、酢酸エチルで
洗浄することにより、第9表記載の6,7−ジメトキシ
−3−メトキシカルボニル−2−(4−ピリジルメチ
ル)−4−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1
(2H)−イソキノリノン・塩酸塩820mgを得る。
【0369】実施例 115 実施例113の目的化合物1.4gのジメチルホルムア
ミド溶液15mlに臭化シクロプロピルメチル484m
g、炭酸カリウム1.13gを加え50℃で1時間撹拌
する。酢酸エチル、水を加え、酢酸エチル抽出後、抽出
液を洗浄、乾燥後、溶媒を留去し、残渣をシリカゲルク
ロマトグラフィー(溶媒;クロロホルム:ヘキサン:酢
酸エチル=5:5:1)にて精製することにより、第9
表記載の2−シクロプロピルメチル−6,7−ジメトキ
シ−3−メトキシカルボニル−4−(3,4,5−トリ
メトキシフェニル)−1(2H)−イソキノリノン84
0mgを得る。
【0370】実施例 116−117 実施例113の目的化合物と対応原料化合物とを実施例
114と同様に処理することにより、第9表記載の下記
各化合物を得る。
【0371】6,7−ジメトキシ−3−メトキシカルボ
ニル−2−(3−ピリジルメチル)−4−(3,4,5
−トリメトキシフェニル)−1(2H)−イソキノリノ
ン・塩酸塩(実施例116) 6,7−ジメトキシ−3−メトキシカルボニル−2−
(2−ピリジルメチル)−4−(3,4,5−トリメト
キシフェニル)−1(2H)−イソキノリノン・塩酸塩
(実施例117) 実施例 118 参考例50の目的化合物と対応原料化合物とを実施例1
又は39と同様に処理することにより、第9表記載の
6,7−ジメトキシ−3−メトキシカルボニル−2−モ
ルホリノ−4−(3,4,5−トリメトキシフェニル)
−1(2H)−イソキノリノンを得る。
【0372】実施例 119 実施例118の目的化合物1.3g、濃塩酸15ml及
びジオキサン15mlの混合物を終夜加熱還流する。反
応液を室温まで冷却し、水及びクロロホルムを加えて抽
出する。抽出液を洗浄、乾燥後、溶媒を留去し、残渣を
シリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶媒;クロロホ
ルム:アセトン=50:1)にて精製することにより、
第10表記載の6,7−ジメトキシ−4−(3,5−ジ
メトキシ−4−ヒドロキシフェニル)−3−メトキシカ
ルボニル−2−モルホリノ−1(2H)−イソキノリノ
ン530mgを得る。
【0373】実施例 120 6,7−ジメトキシ−3−ヒドロキシ−4−(3,4,
5−トリメトキシフェニル)−3,4−ジヒドロイソク
マリン−3−カルボン酸(参考例74の目的化合物)と
対応原料化合物とを実施例46と同様に処理することに
より、第11表記載の6,7−ジメトキシ−3−メトキ
シカルボニル−2−〔(2−ピリジル)アミノ〕−4−
(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1(2H)−
イソキノリノン・塩酸塩を得る。
【0374】実施例 121 参考例50の目的化合物と対応原料化合物とを実施例1
又は39と同様に処理することにより、第11表記載の
6,7−ジメトキシ−3−メトキシカルボニル−2−
(3−メチルチオフェニル)−4−(3,4,5−トリ
メトキシフェニル)−1(2H)−イソキノリノンを得
る。
【0375】実施例 122 実施例121の目的化合物200mgのクロロホルム溶
液15mlに、室温にてメタクロロ過安息香酸164m
gのクロロホルム溶液10mlを加え、終夜撹拌する。
反応液を5%水酸化ナトリウム水溶液で洗浄後、溶媒を
留去することにより、第11表記載の6,7−ジメトキ
シ−3−メトキシカルボニル−2−(3−メチルスルホ
ニルフェニル)−4−(3,4,5−トリメトキシフェ
ニル)−1(2H)−イソキノリノン150mgを得
る。
【0376】実施例 123 実施例121の目的化合物200mgのクロロホルム溶
液(15ml)に、室温にて、メタクロロ安息香酸78
mgのクロロホルム溶液(10ml)を加え、1時間撹
拌する。反応液を5%水酸化ナトリウム水溶液にて洗
浄、乾燥後、溶媒を留去することにより、第11表記載
の6,7−ジメトキシ−3−メトキシカルボニル−2−
(3−メチルスルフィニルフェニル)−4−(3,4,
5−トリメトキシフェニル)−1(2H)−イソキノリ
ノン170mgを得る。
【0377】実施例 124 参考例50の目的化合物と対応原料化合物とを実施例1
もしくは39と同様に処理することにより、第11表記
載の6,7−ジメトキシ−2−(テトラヒドロ−4H−
1,4−チアジン−4−イル)−3−メトキシカルボニ
ル−4−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1
(2H)−イソキノリノンを得る。
【0378】実施例 125 実施例124の目的化合物を実施例122と同様に処理
することにより、第11表記載の6,7−ジメトキシ−
2−(1,1−ジオキソ−テトラヒドロ−4H−1,4
−チアジン−4−イル)−3−メトキシカルボニル−4
−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1(2H)
−イソキノリノンを得る。
【0379】実施例 126 実施例124の目的化合物を実施例123と同様に処理
することにより、第11表記載の6,7−ジメトキシ−
2−(1−オキソ−テトラヒドロ−4H−1,4−チア
ジン−4−イル)−3−メトキシカルボニル−4−
(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1(2H)−
イソキノリノンを得る。
【0380】実施例 127 (1)2−(3,4,5−トリメトキシベンゾイル)−
4,5−ジメトキシ安息香酸(参考例14の目的化合
物)10.0g、ザルコシンメチルエステル5.38g
及び1−ヒドロキシベンゾトリアゾール4.48gのジ
メチルホルムアミド溶液(100ml)に氷冷下、1−
(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジ
イミド塩酸塩5.60g及びトリエチルアミン4.89
mlを加えた後、室温で終夜撹拌する。反応液に水およ
び酢酸エチルを加えて抽出し、抽出液を洗浄、乾燥後、
溶媒を留去する。得られる残渣をジエチルエーテルで結
晶化することにより、N−メトキシカルボニルメチル−
N−メチル−2−(3,4,5−トリメトキシベンゾイ
ル)−4,5−ジメトキシベンゼンカルボキサミド1
0.1gを得る。
【0381】(2)本品5.70gのテトラヒドロフラ
ン溶液(130ml)に氷冷下、tert−ブトキシカ
リウム2.08gを加えて、室温で30分間撹拌する。
反応液に水及び酢酸エチルを加えて抽出し、抽出液を洗
浄、乾燥後、溶媒を留去する。析出晶をクロロホルム
(100ml)に溶解し、p−トルエンスルホン酸4.
70gを添加した後、2時間還流する。反応液を洗浄、
乾燥後、溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィー(溶媒;ヘキサン:酢酸エチル=1:2)
で精製することにより、第12表記載の6,7−ジメト
キシ−3−メトキシカルボニル−2−メチル−4−
(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1(2H)−
イソキノリノン2.46gを得る。
【0382】実施例 128 実施例127の目的化合物を実施例21と同様に処理す
ることにより、第12表記載の3−カルボキシ−6,7
−ジメトキシ−2−メチル−4−(3,4,5−トリメ
トキシフェニル)−1(2H)−イソキノリノンを得
る。
【0383】実施例 129 実施例128の目的化合物1.50g、1,3−ジシク
ロヘキシルカルボジイミド793mg及び1−ヒドロキ
シベンゾトリアゾール588mgのジメチルホルムアミ
ド溶液(30ml)を室温で1時間撹拌した後、モルホ
リン335mgを加えて2時間撹拌する。更に50℃で
4時間撹拌する。反応混合物に水及び酢酸エチルを加え
て抽出する。抽出液を洗浄、乾燥後、溶媒を留去し、残
渣をジエチルエーテル−酢酸エチルで結晶化することに
より、第12表記載の6,7−ジメトキシ−2−メチル
−3−モルホリノカルボニル−4−(3,4,5−トリ
メトキシフェニル)−1(2H)−イソキノリノン89
3mgを得る。
【0384】実施例 130 実施例128の目的化合物1.66g、1,3−ジシク
ロヘキシルカルボジイミド960mg、1−ヒドロキシ
ベンゾトリアゾール710mgを塩化メチレン(10m
l)−ジメチルホルムアミド(5ml)混液に加え、室
温で30分間撹拌する。該混合物に4−(2−アミノエ
チル)イミダゾール850mg及びトリエチルアミン
1.28mlのジメチルホルムアミド(5ml)溶液を
加えて3時間撹拌した後、更に50℃で7時間撹拌す
る。反応混合物に水及び酢酸エチルを加えて抽出する。
抽出液を洗浄、乾燥後、溶媒を留去し、残渣をシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィー(溶媒;クロロホルム:ヘ
キサン=30:1)にて精製することにより、第12表
記載の6,7−ジメトキシ−3−〔2−(4−イミダゾ
リル)エチルアミノカルボニル〕−2−メチル−4−
(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1(2H)−
イソキノリノン1.0gを得る。
【0385】実施例 131 実施例128の目的化合物と対応原料化合物を実施例1
30と同様に処理することにより、第12表記載の6,
7−ジメトキシ−3−〔4−(2−ヒドロキシエチル)
ピペラジニルカルボニル〕−2−メチル−4−(3,
4,5−トリメトキシフェニル)−1(2H)−イソキ
ノリノンを得る。
【0386】実施例 132 参考例50の目的化合物と対応原料化合物とを実施例3
9と同様に処理することにより、第12表記載の6,7
−ジメトキシ−2−(3−メトキシ−4−アミノフェニ
ル)−4−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−3
−トリメチルシリルメチルオキシカルボニル−1(2
H)−イソキノリノンを得る。
【0387】実施例 133 6,7−ジエトキシ−4−(3,4,5−トリメトキシ
フェニル)イソクマリン−3−カルボン酸(参考例54
の目的化合物)と対応原料化合物とを実施例1又は39
と同様に処理することにより、第13表記載の6,7−
ジエトキシ−3−メトキシカルボニル−2−モルホリノ
−4−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1(2
H)−イソキノリノンを得る。
【0388】実施例 134−135 6,7−ジエトキシ−3−ヒドロキシ−4−(3,4,
5−トリメトキシフェニル)−3,4−ジヒドロイソク
マリン−3−カルボン酸(参考例76の目的化合物)と
対応原料化合物とを実施例4又は31と同様に処理する
ことにより、第13表記載の下記各化合物を得る。
【0389】6,7−ジエトキシ−3−メトキシカルボ
ニル−2−(4−テトラヒドロピラニル)−4−(3,
4,5−トリメトキシフェニル)−1(2H)−イソキ
ノリノン(実施例134) 2−〔4−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)フ
ェニル〕−6,7−ジエトキシ−3−メトキシカルボニ
ル−4−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1
(2H)−イソキノリノン(実施例135) 実施例 136 (1)実施例135の目的化合物を実施例24と同様に
処理することにより、第13表記載の2−(4−アミノ
フェニル)−6,7−ジエトキシ−3−メトキシカルボ
ニル−4−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1
(2H)−イソキノリノン・塩酸塩を得る。
【0390】(2)本品を実施例33−(2)と同様に
処理することにより、第13表記載の2−(4−アミノ
フェニル)−6,7−ジエトキシ−3−メトキシカルボ
ニル−4−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1
(2H)−イソキノリノンを得る。
【0391】実施例 137 実施例135の目的化合物を実施例71と同様に処理す
ることにより、第13表記載の6,7−ジエトキシ−3
−メトキシカルボニル−2−〔4−(N−メチル−N−
tert−ブトキシカルボニルアミノ)フェニル〕−4
−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1(2H)
−イソキノリノンを得る。
【0392】実施例 138 実施例137の目的化合物を実施例24と同様に処理す
ることにより、第13表記載の6,7−ジエトキシ−3
−メトキシカルボニル−2−〔4−(メチルアミノ)フ
ェニル〕−4−(3,4,5−トリメトキシフェニル)
−1(2H)−イソキノリノン・塩酸塩を得る。
【0393】実施例 139 参考例76の目的化合物と対応原料化合物とを実施例4
もしくは31と同様に処理することにより、第13表記
載の2−(4−ベンジルオキシフェニル)−6,7−ジ
エトキシ−3−メトキシカルボニル−4−(3,4,5
−トリメトキシフェニル)−1(2H)−イソキノリノ
ンを得る。
【0394】実施例 140 実施例139の目的化合物を実施例2と同様に処理する
ことにより、第13表記載の6,7−ジエトキシ−2−
(4−ヒドロキシフェニル)−3−メトキシカルボニル
−4−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1(2
H)−イソキノリノンを得る。
【0395】実施例 141−147 5−置換、6−置換、7−置換又は6,7−ジ置換−4
−(3,4,5−トリメトキシフェニル)イソクマリン
−3−カルボン酸化合物(参考例58、57、53、5
2、56、59又は55の目的化合物)と対応原料化合
物とを実施例1又は39と同様に処理することにより、
第14表記載の下記各化合物を得る。
【0396】3−メトキシカルボニル−6−メチル−2
−フェニル−4−(3,4,5−トリメトキシフェニ
ル)−1(2H)−イソキノリノン(実施例141) 6−クロロ−3−メトキシカルボニル−2−フェニル−
4−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1(2
H)−イソキノリノン(実施例142) 3−メトキシカルボニル−6,7−メチレンジオキシ−
2−フェニル−4−(3,4,5−トリメトキシフェニ
ル)−1(2H)−イソキノリノン(実施例143) 7−メトキシ−3−メトキシカルボニル−2−フェニル
−4−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1(2
H)−イソキノリノン(実施例144) 8−クロロ−3−メトキシカルボニル−2−フェニル−
4−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1(2
H)−イソキノリノン(実施例145) 8−メトキシ−3−メトキシカルボニル−2−フェニル
−4−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1(2
H)−イソキノリノン(実施例146) 6−メトキシ−3−メトキシカルボニル−2−フェニル
−4−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1(2
H)−イソキノリノン(実施例147) 実施例 148 8−クロロ−3−ヒドロキシ−4−(3,4,5−トリ
メトキシフェニル)−3,4−ジヒドロイソクマリン−
3−カルボン酸(参考例78の目的化合物)と対応原料
化合物とを実施例4又は31と同様に処理することによ
り、第14表記載の2−〔4−(tert−ブトキシカ
ルボニルアミノ)フェニル〕−8−クロロ−3−メトキ
シカルボニル−4−(3,4,5−トリメトキシフェニ
ル)−1(2H)−イソキノリノンを得る。
【0397】実施例 149 実施例148の目的化合物を実施例24と同様に処理す
ることにより、第14表記載の2−(4−アミノフェニ
ル)−8−クロロ−3−メトキシカルボニル−4−
(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1(2H)−
イソキノリノン・塩酸塩を得る。
【0398】実施例 150 3−ヒドロキシ−4−(3,4,5−トリメトキシフェ
ニル)−6−メトキシ−3,4−ジヒドロイソクマリン
−3−カルボン酸(参考例77の目的化合物)と対応原
料化合物とを実施例4又は31と同様に処理することに
より、第14表記載の2−〔4−(tert−ブトキシ
カルボニルアミノ)フェニル〕−6−メトキシ−3−メ
トキシカルボニル−4−(3,4,5−トリメトキシフ
ェニル)−1(2H)−イソキノリノンを得る。
【0399】実施例 151 実施例150の目的化合物を実施例8−(1)と同様に
処理することにより、第14表記載の2−(4−アミノ
フェニル)−6−メトキシ−3−メトキシカルボニル−
4−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1(2
H)−イソキノリノンを得る。
【0400】実施例 152 4−(3−ブロモ−4,5−ジメトキシフェニル)−
6,7−ジメトキシイソクマリン−3−カルボン酸(参
考例60の目的化合物)と対応原料化合物とを実施例1
0−(1)と同様に処理することにより、第15表記載
の4−(3−ブロモ−4,5−ジメトキシフェニル)−
3−カルボキシ−6,7−ジメトキシ−2−フェニル−
1(2H)−イソキノリノンを得る。
【0401】実施例 153 実施例152の目的化合物を実施例10−(2)と同様
に処理することにより、第15表記載の4−(3−ブロ
モ−4,5−ジメトキシフェニル)−6,7−ジメトキ
シ−3−メトキシカルボニル−2−フェニル−1(2
H)−イソキノリノンを得 る。
【0402】実施例 154−155 実施例152の目的化合物と対応原料化合物とを実施例
129と同様に処理することにより、第15表記載の下
記各化合物を得る。
【0403】4−(3−ブロモ−4,5−ジメトキシフ
ェニル)−3−カルバモイル−6,7−ジメトキシ−2
−フェニル−1(2H)−イソキノリノン(実施例15
4) 4−(3−ブロモ−4,5−ジメトキシフェニル)−
6,7−ジメトキシ−3−(N−メチルカルバモイル)
−2−フェニル−1(2H)−イソキノリノン(実施例
155) 実施例 156−160 4−(3−ブロモ−4,5−ジメトキシフェニル)−3
−ヒドロキシ−6,7−ジメトキシイソクマリン−3−
カルボン酸(参考例80の目的化合物)と対応原料化合
物とを実施例4又は31と同様に処理することにより、
第16表記載の下記各化合物を得る。
【0404】4−(3−ブロモ−4,5−ジメトキシフ
ェニル)−2−(4−ブロモ−3−メチルフェニル)−
6,7−ジメトキシ−3−メトキシカルボニル−1(2
H)−イソキノリノン(実施例156) 4−(3−ブロモ−4,5−ジメトキシフェニル)−2
−(4−カルバモイルフェニル)−6,7−ジメトキシ
−3−メトキシカルボニル−1(2H)−イソキノリノ
ン(実施例157) 4−(3−ブロモ−4,5−ジメトキシフェニル)−2
−(3−カルバモイルフェニル)−6,7−ジメトキシ
−3−メトキシカルボニル−1(2H)−イソキノリノ
ン(実施例158) 4−(3−ブロモ−4,5−ジメトキシフェニル)−
6,7−ジメトキシ−3−メトキシカルボニル−2−メ
トキシカルボニルメチル−1(2H)−イソキノリノン
(実施例159) 4−(3−ブロモ−4,5−ジメトキシフェニル)−
6,7−ジメトキシ−2−エトキシカルボニルメチル−
3−メトキシカルボニル−1(2H)−イソキノリノン
(実施例160) 実施例 161 実施例159の目的化合物を実施例21と同様に処理す
ることにより、第16表記載の4−(3−ブロモ−4,
5−ジメトキシフェニル)−2−カルボキシメチル−
6,7−ジメトキシ−3−メトキシカルボニル−1(2
H)−イソキノリノンを得る。
【0405】実施例 162−164 参考例80の目的化合物と対応原料化合物とを実施例4
又は31と同様に処理することにより、第16表記載の
下記各化合物を得る。
【0406】4−(3−ブロモ−4,5−ジメトキシフ
ェニル)−6,7−ジメトキシ−2−〔2−(2−ヒド
ロキシエチルオキシ)エチル〕−3−メトキシカルボニ
ル−1(2H)−イソキノリノン(実施例162) 4−(3−ブロモ−4,5−ジメトキシフェニル)−
6,7−ジメトキシ−3−メトキシカルボニル−2−
(1−ピロリル)−1(2H)−イソキノリノン(実施
例163) 4−(3−ブロモ−4,5−ジメトキシフェニル)−2
−〔2−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)エチ
ル〕−6,7−ジメトキシ−3−メトキシカルボニル−
1(2H)−イソキノリノン(実施例164) 実施例 165 実施例164の目的化合物を実施例24と同様に処理す
ることにより、第16表記載の2−(2−アミノエチ
ル)−4−(3−ブロモ−4,5−ジメトキシフェニ
ル)−6,7−ジメトキシ−3−メトキシカルボニル−
1(2H)−イソキノリノン・塩酸塩を得る。
【0407】実施例 166 参考例80の目的化合物と対応原料化合物とを実施例4
又は31と同様に処理することにより、第16表記載の
4−(3−ブロモ−4,5−ジメトキシフェニル)−
6,7−ジメトキシ−3−メトキシカルボニル−2−
(5−メチルイソオキサゾール−3−イル)−1(2
H)−イソキノリノンを得る。
【0408】実施例 167 4−(3−ブロモ−4,5−ジメトキシフェニル)−
6,7−ジメトキシイソクマリン−3−カルボン酸(参
考例60の目的化合物)と対応原料化合物とを実施例1
又は39と同様に処理することにより、第16表記載の
4−(3−ブロモ−4,5−ジメトキシフェニル)−
6,7−ジメトキシ−3−メトキシカルボニル−2−
(N−フェニルアミノ)−1(2H)−イソキノリノン
を得る。
【0409】実施例 168−169 参考例80の目的化合物と対応原料化合物とを実施例4
又は31と同様に処理することにより、第16表記載の
下記各化合物を得る。
【0410】4−(3−ブロモ−4,5−ジメトキシフ
ェニル)−6,7−ジメトキシ−3−メトキシカルボニ
ル−2−(3−ニトロフェニル)−1(2H)−イソキ
ノリノン(実施例168) 4−(3−ブロモ−4,5−ジメトキシフェニル)−
6,7−ジメトキシ−3−メトキシカルボニル−2−
(2−メトキシエチル)−1(2H)−イソキノリノン
(実施例169) 実施例 170 (1)参考例80の目的化合物と対応原料化合物とを実
施例4又は31と同様に処理することにより、4−(3
−ブロモ−4,5−ジメトキシフェニル)−6,7−ジ
メトキシ−3−メトキシカルボニル−2−(3−メトキ
シカルボニルフェニル)−1(2H)−イソキノリノン
を得る。
【0411】(2)本品を実施例21と同様に処理する
ことにより、第16表記載の4−(3−ブロモ−4,5
−ジメトキシフェニル)−2−(3−カルボキシフェニ
ル)−6,7−ジメトキシ−3−メトキシカルボニル−
1(2H)−イソキノリノンを得る。
【0412】実施例 171 実施例170の目的化合物を実施例129と同様に処理
することにより、第16表記載の4−(3−ブロモ−
4,5−ジメトキシフェニル)−2−{3−〔2−(t
ert−ブトキシカルボニル)ヒドラジノカルボニル〕
フェニル}−6,7−ジメトキシ−3−メトキシカルボ
ニル−1(2H)−イソキノリノンを得る。
【0413】実施例 172 実施例171の目的化合物を実施例68と同様に処理す
ることにより、第16表記載の4−(3−ブロモ−4,
5−ジメトキシフェニル)−6,7−ジメトキシ−2−
〔3−(ヒドラジノカルボニル)フェニル〕−3−メト
キシカルボニル−1(2H)−イソキノリノンを得る。
【0414】実施例 173 参考例80の目的化合物と対応原料化合物とを実施例4
又は31と同様に処理することにより、第16表記載の
4−(3−ブロモ−4,5−ジメトキシフェニル)−
6,7−ジメトキシ−3−メトキシカルボニル−2−
〔3−(メトキシカルボニルメトキシ)フェニル〕−1
(2H)−イソキノリノンを得る。
【0415】実施例 174 実施例173の目的化合物を実施例21と同様に処理す
ることにより、第16表記載の4−(3−ブロモ−4,
5−ジメトキシフェニル)−2−〔3−(カルボキシメ
トキシ)フェニル〕−6,7−ジメトキシ−3−メトキ
シカルボニル−1(2H)−イソキノリノンを得る。
【0416】実施例 175 実施例174の目的化合物を実施例129と同様に処理
することにより、第16表記載の4−(3−ブロモ−
4,5−ジメトキシフェニル)−6,7−ジメトキシ−
3−メトキシカルボニル−2−{3−〔N−(3−モル
ホリノプロピル)カルバモイルメチルオキシ〕フェニ
ル}−1(2H)−イソキノリノンを得る。
【0417】実施例 176 参考例80の目的化合物と対応原料化合物とを実施例4
又は31と同様に処理することにより、第16表記載の
2−(3−アミノフェニル)−4−(3−ブロモ−4,
5−ジメトキシフェニル)−6,7−ジメトキシ−3−
メトキシカルボニル−1(2H)−イソキノリノンを得
る。
【0418】実施例 177 ギ酸3mlに無水酢酸3mlを加え、室温にて4時間撹
拌する。当該溶液に実施例176の目的化合物500m
gを加え、室温にて終夜撹拌する。更に60℃にて終夜
撹拌し、反応終了後、残渣に水、酢酸エチルを加え、酢
酸エチル抽出する。抽出液を水洗、乾燥後、溶媒を留去
し残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶媒;
クロロホルム:アセトン=10:1)にて精製すること
により、第16表記載の6,7−ジメトキシ−2−〔3
−(ホルミルアミノ)フェニル〕−4−(3−ブロモ−
4,5−ジメトキシフェニル)−3−メトキシカルボニ
ル−1(2H)−イソキノリノンを得る。
【0419】実施例 178−180 参考例80の目的化合物と対応原料化合物とを実施例4
又は31と同様に処理することにより、第16表記載の
下記各化合物を得る。
【0420】4−(3−ブロモ−4,5−ジメトキシフ
ェニル)−6,7−ジメトキシ−3−メトキシカルボニ
ル−2−〔3−(2−メチルピリミジン−4−イル)フ
ェニル〕−1(2H)−イソキノリノン(実施例17
8) 4−(3−ブロモ−4,5−ジメトキシフェニル)−
6,7−ジメトキシ−3−メトキシカルボニル−2−
〔3−(1−メチルピラゾール−3−イル)フェニル〕
−1(2H)−イソキノリノン(実施例179) 4−(3−ブロモ−4,5−ジメトキシフェニル)−2
−{2−〔4−(tert−ブトキシカルボニル)ピペ
ラジン−1−イル〕エチル}−6,7−ジメトキシ−3
−メトキシカルボニル−1(2H)−イソキノリノン
(実施例180) 実施例 181 実施例180の目的化合物を実施例24と同様に処理す
ることにより、第16表記載の4−(3−ブロモ−4,
5−ジメトキシフェニル)−6,7−ジメトキシ−2−
(2−ピペラジノエチル)−3−メトキシカルボニル−
1(2H)−イソキノリノン・2塩酸塩を得る。
【0421】実施例 182 参考例60の目的化合物と対応原料化合物とを実施例3
9と同様に処理した後、実施例43−(2)と同様に処
理することにより、第16表記載の4−(3−ブロモ−
4,5−ジメトキシフェニル)−6,7−ジメトキシ−
3−メトキシカルボニル−2−(2−モルホリノエチ
ル)−1(2H)−イソキノリノン・塩酸塩を得る。
【0422】実施例 183 参考例60の目的化合物と対応原料化合物とを実施例1
もしくは39と同様に処理することにより、第16表記
載の2−アミノ−4−(3−ブロモ−4,5−ジメトキ
シフェニル)−6,7−ジメトキシ−3−メトキシカル
ボニル−1(2H)−イソキノリノンを得る。
【0423】実施例 184 参考例80の目的化合物と対応原料化合物とを実施例4
もしくは31と同様に処理することにより、第16表記
載の4−(3−ブロモ−4,5−ジメトキシフェニル)
−6,7−ジメトキシ−2−(3−ヒドロキシプロピ
ル)−3−メトキシカルボニル−1(2H)−イソキノ
リノンを得る。
【0424】実施例 185 実施例184の目的化合物190mgのジメチルホルム
アミド溶液(3ml)にニコチン酸クロリド69mg及
びトリエチルアミン0.11mlを加え、室温で終夜撹
拌する。更にニコチン酸クロリド69mg及びトリエチ
ルアミン0.11mlを加え終夜撹拌する。反応終了
後、酢酸エチル、水を加え、酢酸エチル抽出する。抽出
液を洗浄、乾燥後、溶媒を留去することにより、第16
表記載の4−(3−ブロモ−4,5−ジメトキシフェニ
ル)−6,7−ジメトキシ−3−メトキシカルボニル−
2−〔3−(ニコチノイルオキシ)プロピル〕−1(2
H)−イソキノリノン170mgを得る。
【0425】実施例 186−198 参考例80の目的化合物と対応原料化合物とを実施例4
もしくは31と同様に処理することにより、第16表記
載の下記各化合物を得る。
【0426】2−n−ブチル−4−(3−ブロモ−4,
5−ジメトキシフェニル)−6,7−ジメトキシ−3−
メトキシカルボニル−1(2H)−イソキノリノン(実
施例186) 4−(3−ブロモ−4,5−ジメトキシフェニル)−2
−カルバモイルメチル−6,7−ジメトキシ−3−メト
キシカルボニル−1(2H)−イソキノリノン(実施例
187) 4−(3−ブロモ−4,5−ジメトキシフェニル)−
6,7−ジメトキシ−3−メトキシカルボニル−2−
(6−キノリル)−1(2H)−イソキノリノン(実施
例188) 4−(3−ブロモ−4,5−ジメトキシフェニル)−
6,7−ジメトキシ−3−メトキシカルボニル−2−
(2−テトラヒドロフリルメチル)−1(2H)−イソ
キノリノン(実施例189) 4−(3−ブロモ−4,5−ジメトキシフェニル)−
6,7−ジメトキシ−3−メトキシカルボニル−2−
(3−キノリル)−1(2H)−イソキノリノン(実施
例190) 4−(3−ブロモ−4,5−ジメトキシフェニル)−
6,7−ジメトキシ−2−〔(1−ヒドロキシメチル−
2−ヒドロキシ)エチル〕−3−メトキシカルボニル−
1(2H)−イソキノリノン(実施例191) 4−(3−ブロモ−4,5−ジメトキシフェニル)−
6,7−ジメトキシ−2−(3−ジメチルアミノプロピ
ル)−3−メトキシカルボニル−1(2H)−イソキノ
リノン(実施例192) 4−(3−ブロモ−4,5−ジメトキシフェニル)−2
−〔3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)プロ
ピル〕−6,7−ジメトキシ−3−メトキシカルボニル
−1(2H)−イソキノリノン(実施例193) 4−(3−ブロモ−4,5−ジメトキシフェニル)−
6,7−ジメトキシ−3−メトキシカルボニル−2−
(3−メトキシプロピル)−1(2H)−イソキノリノ
ン(実施例194) 2−(N−ベンジルピペリジン−4−イル)−4−(3
−ブロモ−4,5−ジメトキシフェニル)−6,7−ジ
メトキシ−3−メトキシカルボニル−1(2H)−イソ
キノリノン(実施例195) 2−ベンジル−4−(3−ブロモ−4,5−ジメトキシ
フェニル)−6,7−ジメトキシ−3−メトキシカルボ
ニル−1(2H)−イソキノリノン(実施例196) 4−(3−ブロモ−4,5−ジメトキシフェニル)−
6,7−ジメトキシ−3−メトキシカルボニル−2−プ
ロピル−1(2H)−イソキノリノン(実施例197) 2−〔3−(6−アミノ)ピリジル〕−4−(3−ブロ
モ−4,5−ジメトキシフェニル)−6,7−ジメトキ
シ−3−メトキシカルボニル−1(2H)−イソキノリ
ノン(実施例198) 実施例 199−201 参考例80の目的化合物と対応原料化合物とを実施例4
6と同様に処理することにより、第16表記載の下記各
化合物を得る。
【0427】2−(4−アミノプロピル)−4−(3−
ブロモ−4,5−ジメトキシフェニル)−6,7−ジメ
トキシ−3−メトキシカルボニル−1(2H)−イソキ
ノリノン・塩酸塩(実施例199) 2−(シス−2−アミノ−1−ヘキシル)−4−(3−
ブロモ−4,5−ジメトキシフェニル)−6,7−ジメ
トキシ−3−メトキシカルボニル−1(2H)−イソキ
ノリノン(実施例200) 2−(4−アミノシクロヘキシル)−4−(3−ブロモ
−4,5−ジメトキシフェニル)−6,7−ジメトキシ
−3−メトキシカルボニル−1(2H)−イソキノリノ
ン・塩酸塩(実施例201) 実施例 202 参考例60の目的化合物と対応原料化合物とを実施例1
もしくは39と同様に処理することにより、第16表記
載の2−(4−アセチルアミノフェニル)−4−(3−
ブロモ−4,5−ジメトキシフェニル)−6,7−ジメ
トキシ−3−メトキシカルボニル−1(2H)−イソキ
ノリノンを得る。
【0428】実施例 203−204 参考例60の目的化合物と対応原料化合物とを実施例1
もしくは39と同様に処理することにより、第16表記
載の下記各化合物を得る。
【0429】4−(3−ブロモ−4,5−ジメトキシフ
ェニル)−6,7−ジメトキシ−3−メトキシカルボニ
ル−2−モルホリノ−1(2H)−イソキノリノン(実
施例203) 2−〔(4−ベンジルオキシカルボニル)ピペラジン−
1−イル〕−4−(3−ブロモ−4,5−ジメトキシフ
ェニル)−6,7−ジメトキシ−3−メトキシカルボニ
ル−1(2H)−イソキノリノン(実施例204) 実施例 205−206 実施例204の目的化合物550mgを25%臭化水素
−酢酸2.5mlに溶解し、室温で15分間撹拌した
後、酢酸エチル及び飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加
えて抽出する。抽出液を洗浄、乾燥後、溶媒を留去す
る。得られた残渣をアセトニトリル3mlに溶解し、2
−ブロモエタノール99mg、炭酸カリウム65mgを
加え3時間加熱還流する。反応液を室温まで昇温後、酢
酸エチル及び飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えて抽
出する。抽出液を洗浄、乾燥後、溶媒を留去する。残渣
をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶媒;クロロ
ホルム:メタノール=20:1)で精製することによ
り、第16表記載の4−(3−ブロモ−4,5−ジメト
キシフェニル)−6,7−ジメトキシ−2−〔4−(2
−ヒドロキシエチル)ピペラジン−1−イル〕−3−メ
トキシカルボニル−1(2H)−イソキノリノンを得
る。更に本品をクロロホルム3mlに溶解後、4規定塩
化水素−酢酸エチル溶液50μlを加える。反応液を濃
縮後、得られた結晶をジエチルエーテルを加えてろ取す
ることにより、第16表記載の4−(3−ブロモ−4,
5−ジメトキシフェニル)−6,7−ジメトキシ−2−
〔4−(2−ヒドロキシエチル)ピペラジン−1−イ
ル〕−3−メトキシカルボニル−1(2H)−イソキノ
リノン・塩酸塩を得る(実施例205)。なお、上記反
応(実施例204の目的化合物と2−ブロモエタノール
との反応)の際、副生成物として、第16表記載の2−
(4−ベンジルピペラジン−1−イル)−4−(3−ブ
ロモ−4,5−ジメトキシフェニル)−6,7−ジメト
キシ−3−メトキシカルボニル−1(2H)−イソキノ
リノンを得る(実施例206)。
【0430】実施例 207 実施例193の目的化合物を実施例24と同様に処理す
ることにより、第16表記載の2−(4−アミノプロピ
ル)−4−(3−ブロモ−4,5−ジメトキシフェニ
ル)−6,7−ジメトキシ−3−メトキシカルボニル−
1(2H)−イソキノリノン・塩酸塩を得る。
【0431】実施例 208 4−(4−ブロモ−3,5−ジメトキシフェニル)−3
−ヒドロキシ−6,7−ジメトキシ−3,4−ジヒドロ
イソクマリン−3−カルボン酸(参考例81の目的化合
物)と対応原料化合物とを実施例4もしくは31と同様
に処理することにより、2−〔4−(tert−ブトキ
シカルボニルアミノ)フェニル〕−4−(4−ブロモ−
3,5−ジメトキシフェニル)−6,7−ジメトキシ−
3−メトキシカルボニル−1(2H)−イソキノリノン
を得た後、続いて実施例24と同様に処理することによ
り、第17表記載の2−(4−アミノフェニル)−4−
(4−ブロモ−3,5−ジメトキシフェニル)−6,7
−ジメトキシ−3−メトキシカルボニル−1(2H)−
イソキノリノン・塩酸塩を得る。
【0432】実施例 209 4−(3,5−ジメトキシフェニル)−3−ヒドロキシ
−6,7−ジメトキシ−3,4−ジヒドロイソクマリン
−3−カルボン酸(参考例83の目的化合物)と対応原
料化合物を実施例4もしくは31と同様に処理すること
により、2−〔4−(tert−ブトキシカルボニルア
ミノ)フェニル〕−6,7−ジメトキシ−4−(3,5
−ジメトキシフェニル)−3−メトキシカルボニル−1
(2H)−イソキノリノンを得た後、続いて実施例24
と同様に処理することにより、第17表記載の2−(4
−アミノフェニル)−6,7−ジメトキシ−4−(3,
5−ジメトキシフェニル)−3−メトキシカルボニル−
1(2H)−イソキノリノン・塩酸塩を得る。
【0433】実施例 210−211 対応6,7−ジメトキシ−イソクマリン−3−カルボン
酸化合物(参考例61又は63の目的化合物)を実施例
1もしくは39と同様に処理することにより、第17表
記載の下記各化合物を得る。
【0434】4−(4−ブロモ−3,5−ジメトキシフ
ェニル)−6,7−ジメトキシ−3−メトキシカルボニ
ル−2−モルホリノ−1(2H)−イソキノリノン(実
施例210) 6,7−ジメトキシ−4−(3,5−ジメトキシフェニ
ル)−3−メトキシカルボニル−2−モルホリノ−1
(2H)−イソキノリノン(実施例211) 実施例 212 6,7−ジメトキシ−4−(2,3,4−トリメトキシ
フェニル)イソクマリン−3−カルボン酸(参考例64
の目的化合物)と対応原料化合物とを実施例1もしくは
39と同様に処理することにより、第17表記載の6,
7−ジメトキシ−3−メトキシカルボニル−2−フェニ
ル−4−(2,3,4−トリメトキシフェニル)−1
(2H)−イソキノリノンを得る。
【0435】実施例 213 7−ベンジルオキシ−3−ヒドロキシ−6−メトキシ−
4−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−3,4−
ジヒドロイソクマリン−3−カルボン酸(参考例71の
目的化合物)と対応原料化合物とを実施例4もしくは3
1と同様に処理することにより、第18表記載の7−ベ
ンジルオキシ−6−メトキシ−3−メトキシカルボニル
−2−フェニル−4−(3,4,5−トリメトキシフェ
ニル)−1(2H)−イソキノリノンを得る。
【0436】実施例 214 実施例213の目的化合物を実施例2と同様に処理する
ことにより、第18表記載の7−ヒドロキシ−6−メト
キシ−3−メトキシカルボニル−2−フェニル−4−
(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1(2H)−
イソキノリノンを得る。
【0437】実施例 215−217 実施例214の目的化合物を実施例3と同様に処理する
ことにより、第18表記載の下記各化合物を得る。
【0438】6−メトキシ−3−メトキシカルボニル−
2−フェニル−4−(3,4,5−トリメトキシフェニ
ル)−7−(4−ピリジルメチルオキシ)−1(2H)
−イソキノリノン・塩酸塩(実施例215) 6−メトキシ−3−メトキシカルボニル−2−フェニル
−4−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−7−
(3−ピリジルメチルオキシ)−1(2H)−イソキノ
リノン・塩酸塩(実施例216) 6−メトキシ−3−メトキシカルボニル−2−フェニル
−4−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−7−
(2−ピリジルメチルオキシ)−1(2H)−イソキノ
リノン・塩酸塩(実施例217) 実施例 218 ピロール−2−カルボン酸38.4mg及び1−ヒドロ
キシベンゾトリアゾール1水和物53mgをアセトニト
リル10mlに溶解し、1−(3−ジメチルアミノプロ
ピル)−3−エチルカルボジイミド塩酸塩66.3mg
を加えて室温で30分間撹拌する。当該反応液を、実施
例214の目的化合物162mg及び炭酸カリウム48
mgのジメチルホルムアミド10ml溶液に加えて室温
で30分間撹拌する。水及び酢酸エチルを加えて抽出
し、抽出液を洗浄、乾燥後、溶媒を留去し、更に、ジエ
チルエーテルにて再結晶化することにより、第18表記
載の6−メトキシ−3−メトキシカルボニル−2−フェ
ニル−7−(2−ピロリルカルボニルオキシ)−4−
(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1(2H)−
イソキノリノン145mgを得る。
【0439】実施例 219−220 実施例214の目的化合物を実施例7−(1)と同様に
処理することにより、第18表記載の下記各化合物を得
る。
【0440】6−メトキシ−3−メトキシカルボニル−
2−フェニル−7−(2−チエニルメチルオキシ)−4
−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1(2H)
−イソキノリノン(実施例219) 6−メトキシ−3−メトキシカルボニル−7−{〔(1
−メチル−2−メトキシカルボニル)ピロール−4−イ
ル〕メチルオキシ}−2−フェニル−4−(3,4,5
−トリメトキシフェニル)−1(2H)−イソキノリノ
ン(実施例220) 実施例 221 7−ベンジルオキシ−3−ヒドロキシ−4−(3,4,
5−トリメトキシフェニル)−3,4−ジヒドロイソク
マリン−3−カルボン酸(参考例73の目的化合物)と
対応原料化合物とを実施例4もしくは31と同様に処理
することにより、第19表記載の2−〔4−(tert
−ブトキシカルボニルアミノ)フェニル〕−7−ベンジ
ルオキシ−3−メトキシカルボニル−4−(3,4,5
−トリメトキシフェニル)−1(2H)−イソキノリノ
ンを得る。
【0441】実施例 222 実施例221の目的化合物を実施例24と同様に処理す
ることにより、第19表記載の2−(4−アミノフェニ
ル)−7−ベンジルオキシ−3−メトキシカルボニル−
4−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1(2
H)−イソキノリノン・塩酸塩を得る。
【0442】実施例 223 実施例221の目的化合物を実施例5と同様に処理する
ことにより、第19表記載の2−〔4−(tert−ブ
トキシカルボニルアミノ)フェニル〕−7−ヒドロキシ
−3−メトキシカルボニル−4−(3,4,5−トリメ
トキシフェニル)−1(2H)−イソキノリノンを得
る。
【0443】実施例 224 実施例223の目的化合物を実施例24と同様に処理す
ることにより、第19表記載の2−(4−アミノフェニ
ル)−7−ヒドロキシ−3−メトキシカルボニル−4−
(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1(2H)−
イソキノリノン・塩酸塩を得る。
【0444】実施例 225 実施例223の目的化合物を実施例6もしくは7と同様
に処理することにより、第19表記載の2−(4−アミ
ノフェニル)−3−メトキシカルボニル−7−(2−キ
ノリルメチルオキシ)−4−(3,4,5−トリメトキ
シフェニル)−1(2H)−イソキノリノン・2塩酸塩
を得る。
【0445】実施例 226−227 実施例223の目的化合物を実施例6もしくは7と同様
に処理することにより、第19表記載の下記各化合物を
得る。
【0446】2−(4−アミノフェニル)−3−メトキ
シカルボニル−7−(4−キノリルメチルオキシ)−4
−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1(2H)
−イソキノリノン・2塩酸塩(実施例226) 2−(4−アミノフェニル)−3−メトキシカルボニル
−7−(3−キノリルメチルオキシ)−4−(3,4,
5−トリメトキシフェニル)−1(2H)−イソキノリ
ノン・2塩酸塩(実施例227) 実施例 228 実施例4の目的化合物を実施例6−(2)と同様に処理
することにより、第20表記載の2−(4−アミノフェ
ニル)−7−ベンジルオキシ−6−メトキシ−3−メト
キシカルボニル−4−(3,4,5−トリメトキシフェ
ニル)−1(2H)−イソキノリノン・塩酸塩を得る。
【0447】実施例 229 実施例5の目的化合物を実施例6−(2)と同様に処理
することにより、第20表記載の2−(4−アミノフェ
ニル)−7−ヒドロキシ−6−メトキシ−3−メトキシ
カルボニル−4−(3,4,5−トリメトキシフェニ
ル)−1(2H)−イソキノリノン・塩酸塩を得る。
【0448】実施例 230−238 実施例5の目的化合物と対応原料化合物とを実施例6と
同様に処理することにより、第20表記載の下記各化合
物を得る。
【0449】2−〔4−(tert−ブトキシカルボニ
ルアミノ)フェニル〕−7−(tert−ブトキシカル
ボニルメチルオキシ)−6−メトキシ−3−メトキシカ
ルボニル−4−(3,4,5−トリメトキシフェニル)
−1(2H)−イソキノリノン(実施例230(1)) 2−(4−アミノフェニル)−7−(カルボキシメチル
オキシ)−6−メトキシ−3−メトキシカルボニル−4
−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1(2H)
−イソキノリノン・塩酸塩(実施例230(2)) 2−〔4−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)フ
ェニル〕−7−シクロペンチルオキシ−6−メトキシ−
3−メトキシカルボニル−4−(3,4,5−トリメト
キシフェニル)−1(2H)−イソキノリノン(実施例
231(1)) 2−(4−アミノフェニル)−7−シクロペンチルオキ
シ−6−メトキシ−3−メトキシカルボニル−4−
(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1(2H)−
イソキノリノン・塩酸塩(実施例231(2)) 2−〔4−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)フ
ェニル〕−7−〔2−(N,N−ジメチルアミノ)エチ
ルオキシ〕−6−メトキシ−3−メトキシカルボニル−
4−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1(2
H)−イソキノリノン(実施例232(1)) 2−(4−アミノフェニル)−7−〔2−(N,N−ジ
メチルアミノ)エチルオキシ〕−6−メトキシ−3−メ
トキシカルボニル−4−(3,4,5−トリメトキシフ
ェニル)−1(2H)−イソキノリノン・2塩酸塩(実
施例232(2)) 2−〔4−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)フ
ェニル〕−6−メトキシ−3−メトキシカルボニル−7
−〔2−(2−メトキシエチルオキシ)エチルオキシ〕
−4−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1(2
H)−イソキノリノン(実施例233(1)) 2−(4−アミノフェニル)−6−メトキシ−3−メト
キシカルボニル−7−〔2−(2−メトキシエチルオキ
シ)エチルオキシ〕−4−(3,4,5−トリメトキシ
フェニル)−1(2H)−イソキノリノン・塩酸塩(実
施例233(2)) 7−エトキシ−2−〔4−(tert−ブトキシカルボ
ニルアミノ)フェニル〕−6−メトキシ−3−メトキシ
カルボニル−4−(3,4,5−トリメトキシフェニ
ル)−1(2H)−イソキノリノン(実施例234
(1)) 2−(4−アミノフェニル)−7−エトキシ−6−メト
キシ−3−メトキシカルボニル−4−(3,4,5−ト
リメトキシフェニル)−1(2H)−イソキノリノン・
塩酸塩(実施例234(2)) 2−〔4−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)フ
ェニル〕−6−メトキシ−3−メトキシカルボニル−7
−(2−メトキシエチルオキシ)−4−(3,4,5−
トリメトキシフェニル)−1(2H)−イソキノリノン
(実施例235(1)) 2−(4−アミノフェニル)−6−メトキシ−3−メト
キシカルボニル−7−(2−メトキシエチルオキシ)−
4−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1(2
H)−イソキノリノン・塩酸塩(実施例235(2)) 2−〔4−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)フ
ェニル〕−6−メトキシ−3−メトキシカルボニル−7
−(4−ピリジルメチルオキシ)−4−(3,4,5−
トリメトキシフェニル)−1(2H)−イソキノリノン
(実施例236(1)) 2−(4−アミノフェニル)−6−メトキシ−3−メト
キシカルボニル−7−(4−ピリジルメチルオキシ)−
4−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1(2
H)−イソキノリノン・2塩酸塩(実施例236
(2)) 2−〔4−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)フ
ェニル〕−6−メトキシ−3−メトキシカルボニル−7
−(3−ピリジルメチルオキシ)−4−(3,4,5−
トリメトキシフェニル)−1(2H)−イソキノリノン
(実施例237(1)) 2−(4−アミノフェニル)−6−メトキシ−3−メト
キシカルボニル−7−(3−ピリジルメチルオキシ)−
4−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1(2
H)−イソキノリノン・2塩酸塩(実施例237
(2)) 2−〔4−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)フ
ェニル〕−6−メトキシ−3−メトキシカルボニル−7
−(2−キノリルメチルオキシ)−4−(3,4,5−
トリメトキシフェニル)−1(2H)−イソキノリノン
(実施例238(1)) 2−(4−アミノフェニル)−6−メトキシ−3−メト
キシカルボニル−7−(2−キノリルメチルオキシ)−
4−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1(2
H)−イソキノリノン・2塩酸塩(実施例238
(2)) 実施例 239 (1)実施例5の目的化合物と対応原料化合物とを実施
例6−(1)と同様に処理することにより、第20表記
載の2−〔4−(tert−ブトキシカルボニルアミ
ノ)フェニル〕−7−(2−ヒドロキシエチルオキシ)
−6−メトキシ−3−メトキシカルボニル−4−(3,
4,5−トリメトキシフェニル)−1(2H)−イソキ
ノリノンを得る。
【0450】(2)本品を実施例24と同様に処理する
ことにより、第20表記載の2−(4−アミノフェニ
ル)−7−(2−ヒドロキシエチルオキシ)−6−メト
キシ−3−メトキシカルボニル−4−(3,4,5−ト
リメトキシフェニル)−1(2H)−イソキノリノン・
塩酸塩を得る。
【0451】実施例 240−253 実施例5の目的化合物と対応原料化合物とを実施例6と
同様に処理することにより、第20表記載の下記各化合
物を得る。
【0452】2−〔4−(tert−ブトキシカルボニ
ルアミノ)フェニル〕−6−メトキシ−3−メトキシカ
ルボニル−7−(2−フェニルエチルオキシ)−4−
(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1(2H)−
イソキノリノン(実施例240(1)) 2−(4−アミノフェニル)−6−メトキシ−3−メト
キシカルボニル−7−(2−フェニルエチルオキシ)−
4−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1(2
H)−イソキノリノン・塩酸塩(実施例240(2)) 7−ベンゾイルメチルオキシ−2−〔4−(tert−
ブトキシカルボニルアミノ)フェニル〕−6−メトキシ
−3−メトキシカルボニル−4−(3,4,5−トリメ
トキシフェニル)−1(2H)−イソキノリノン(実施
例241(1)) 2−(4−アミノフェニル)−7−ベンゾイルメチルオ
キシ−6−メトキシ−3−メトキシカルボニル−4−
(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1(2H)−
イソキノリノン・塩酸塩(実施例241(2)) 2−〔4−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)フ
ェニル〕−6−メトキシ−3−メトキシカルボニル−7
−(2−ニトロベンジルオキシ)−4−(3,4,5−
トリメトキシフェニル)−1(2H)−イソキノリノン
(実施例242(1)) 2−(4−アミノフェニル)−6−メトキシ−3−メト
キシカルボニル−7−(2−ニトロベンジルオキシ)−
4−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1(2
H)−イソキノリノン・塩酸塩(実施例242(2)) 2−〔4−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)フ
ェニル〕−6−メトキシ−3−メトキシカルボニル−7
−(3−ニトロベンジルオキシ)−4−(3,4,5−
トリメトキシフェニル)−1(2H)−イソキノリノン
(実施例243(1)) 2−(4−アミノフェニル)−6−メトキシ−3−メト
キシカルボニル−7−(3−ニトロベンジルオキシ)−
4−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1(2
H)−イソキノリノン・塩酸塩(実施例243(2)) 2−〔4−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)フ
ェニル〕−7−シクロヘキシルメチルオキシ−6−メト
キシ−3−メトキシカルボニル−4−(3,4,5−ト
リメトキシフェニル)−1(2H)−イソキノリノン
(実施例244(1)) 2−(4−アミノフェニル)−7−シクロヘキシルメチ
ルオキシ−6−メトキシ−3−メトキシカルボニル−4
−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1(2H)
−イソキノリノン・塩酸塩(実施例244(2)) 2−〔4−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)フ
ェニル〕−6−メトキシ−3−メトキシカルボニル−7
−(メトキシカルボニルメチルオキシ)−4−(3,
4,5−トリメトキシフェニル)−1(2H)−イソキ
ノリノン(実施例245(1)) 2−(4−アミノフェニル)−6−メトキシ−3−メト
キシカルボニル−7−(メトキシカルボニルメチルオキ
シ)−4−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1
(2H)−イソキノリノン・塩酸塩(実施例245
(2)) 2−〔4−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)フ
ェニル〕−7−(3,4−ジクロロベンジルオキシ)−
6−メトキシ−3−メトキシカルボニル−4−(3,
4,5−トリメトキシフェニル)−1(2H)−イソキ
ノリノン(実施例246(1)) 2−(4−アミノフェニル)−7−(3,4−ジクロロ
ベンジルオキシ)−6−メトキシ−3−メトキシカルボ
ニル−4−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1
(2H)−イソキノリノン・塩酸塩(実施例246
(2)) 2−〔4−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)フ
ェニル〕−6−メトキシ−3−メトキシカルボニル−7
−(4−ニトロベンジルオキシ)−4−(3,4,5−
トリメトキシフェニル)−1(2H)−イソキノリノン
(実施例247(1)) 2−(4−アミノフェニル)−6−メトキシ−3−メト
キシカルボニル−7−(4−ニトロベンジルオキシ)−
4−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1(2
H)−イソキノリノン・塩酸塩(実施例247(2)) 2−〔4−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)フ
ェニル〕−6−メトキシ−3−メトキシカルボニル−7
−(4−フェニルベンジルオキシ)−4−(3,4,5
−トリメトキシフェニル)−1(2H)−イソキノリノ
ン(実施例248(1)) 2−(4−アミノフェニル)−6−メトキシ−3−メト
キシカルボニル−7−(4−フェニルベンジルオキシ)
−4−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1(2
H)−イソキノリノン・塩酸塩(実施例248(2)) 2−〔4−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)フ
ェニル〕−6−メトキシ−3−メトキシカルボニル−7
−(3−メトキシカルボニルベンジルオキシ)−4−
(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1(2H)−
イソキノリノン(実施例249(1)) 2−(4−アミノフェニル)−6−メトキシ−3−メト
キシカルボニル−7−(3−メトキシカルボニルベンジ
ルオキシ)−4−(3,4,5−トリメトキシフェニ
ル)−1(2H)−イソキノリノン・塩酸塩(実施例2
49(2)) 2−〔4−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)フ
ェニル〕−7−(2−フルオロベンジルオキシ)−6−
メトキシ−3−メトキシカルボニル−4−(3,4,5
−トリメトキシフェニル)−1(2H)−イソキノリノ
ン(実施例250(1)) 2−(4−アミノフェニル)−7−(2−フルオロベン
ジルオキシ)−6−メトキシ−3−メトキシカルボニル
−4−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1(2
H)−イソキノリノン・塩酸塩(実施例250(2)) 2−〔4−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)フ
ェニル〕−6−メトキシ−3−メトキシカルボニル−7
−(1−ナフチルメチルオキシ)−4−(3,4,5−
トリメトキシフェニル)−1(2H)−イソキノリノン
(実施例251(1)) 2−(4−アミノフェニル)−6−メトキシ−3−メト
キシカルボニル−7−(1−ナフチルメチルオキシ)−
4−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1(2
H)−イソキノリノン・塩酸塩(実施例251(2)) 2−〔4−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)フ
ェニル〕−6−メトキシ−3−メトキシカルボニル−7
−(2−ナフチルメチルオキシ)−4−(3,4,5−
トリメトキシフェニル)−1(2H)−イソキノリノン
(実施例252(1)) 2−(4−アミノフェニル)−6−メトキシ−3−メト
キシカルボニル−7−(2−ナフチルメチルオキシ)−
4−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1(2
H)−イソキノリノン・塩酸塩(実施例252(2)) 7−アリルオキシ−2−〔4−(tert−ブトキシカ
ルボニルアミノ)フェニル〕−6−メトキシ−3−メト
キシカルボニル−4−(3,4,5−トリメトキシフェ
ニル)−1(2H)−イソキノリノン(実施例253
(1)) 7−アリルオキシ−2−(4−アミノフェニル)−6−
メトキシ−3−メトキシカルボニル−4−(3,4,5
−トリメトキシフェニル)−1(2H)−イソキノリノ
ン・塩酸塩(実施例253(2)) 実施例 254 (1)実施例5の目的化合物と対応原料化合物とを実施
例6−(1)と同様に処理することにより、2−〔4−
(tert−ブトキシカルボニルアミノ)フェニル〕−
6−メトキシ−3−メトキシカルボニル−7−(4−メ
トキシカルボニルベンジルオキシ)−4−(3,4,5
−トリメトキシフェニル)−1(2H)−イソキノリノ
ンを得る。
【0453】m.p.197−199℃ (2)本品を実施例21と同様に処理することにより、
第20表記載の2−(4−アミノフェニル)−7−(4
−カルボキベンジルオキシ)−6−メトキシ−3−メト
キシカルボニル−4−(3,4,5−トリメトキシフェ
ニル)−1(2H)−イソキノリノン・塩酸塩を得る。
【0454】(3)上記(1)で得た化合物を実施例6
−(2)と同様に処理することにより、第20表記載の
2−(4−アミノフェニル)−6−メトキシ−3−メト
キシカルボニル−7−(4−メトキシカルボニルベンジ
ルオキシ)−4−(3,4,5−トリメトキシフェニ
ル)−1(2H)−イソキノリノン・塩酸塩を得る。
【0455】実施例 255 (1)実施例5の目的化合物300mg、2−臭化ピリ
ジン57μl、ヨウ化銅113mg及び炭酸カリウム8
2mgのジメチルホルムアミド(5ml)懸濁液を80
℃にて5時間撹拌する。反応終了後、反応液に酢酸エチ
ルを加えて、抽出する。抽出液をアンモニア水で洗浄
し、更に水洗する。乾燥後、溶媒を留去し、残渣をクロ
マトトロン(溶媒;ヘキサン:酢酸エチル=1:1)で
精製することにより、第20表記載の2−〔4−(te
rt−ブトキシカルボニルアミノ)フェニル〕−6−メ
トキシ−3−メトキシカルボニル−7−(2−ピリジル
オキシ)−4−(3,4,5−トリメトキシフェニル)
−1(2H)−イソキノリノン40mgを得る。
【0456】(2)本品を実施例24と同様に処理する
ことにより、第20表記載の2−(4−アミノフェニ
ル)−6−メトキシ−3−メトキシカルボニル−7−
(2−ピリジルオキシ)−4−(3,4,5−トリメト
キシフェニル)−1(2H)−イソキノリノン・2塩酸
塩を得る。
【0457】実施例 256 (1)実施例5の目的化合物と対応原料化合物とを実施
例218と同様に処理することにより、第20表記載の
2−〔4−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)フ
ェニル〕−6−メトキシ−3−メトキシカルボニル−7
−〔(1−メチル−4−ニトロ)ピロール−2−イル−
カルボニルオキシ〕−4−(3,4,5−トリメトキシ
フェニル)−1(2H)−イソキノリノンを得る。
【0458】(2)本品を実施例6−(2)と同様に処
理することにより、第20表記載の2−(4−アミノフ
ェニル)−6−メトキシ−3−メトキシカルボニル−7
−〔(1−メチル−4−ニトロ)ピロール−2−イル−
カルボニルオキシ〕−4−(3,4,5−トリメトキシ
フェニル)−1(2H)−イソキノリノン・塩酸塩を得
る。
【0459】実施例 257 (1)実施例5の目的化合物200mgをジメチルホル
ムアミド10mlに溶解し、ベンゾイルクロリド40μ
l、トリエチルアミン48μl及び4−ジメチルアミノ
ピリジン5mgを加えて室温にて終夜撹拌する。反応終
了後、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液及び酢酸エチルを
加えて抽出し、抽出液を洗浄、乾燥後、溶媒を留去し、
残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶媒;ヘ
キサン:酢酸エチル=1:1)で精製することにより、
第20表記載の7−ベンゾイルオキシ−2−〔4−(t
ert−ブトキシカルボニルアミノ)フェニル〕−6−
メトキシ−3−メトキシカルボニル−4−(3,4,5
−トリメトキシフェニル)−1(2H)−イソキノリノ
ンを得る。
【0460】(2)本品を実施例6−(2)と同様に処
理することにより、第20表記載の2−(4−アミノフ
ェニル)−7−ベンゾイルオキシ−6−メトキシ−3−
メトキシカルボニル−4−(3,4,5−トリメトキシ
フェニル)−1(2H)−イソキノリノン・塩酸塩を得
る。
【0461】実施例 258 (1)実施例5の目的化合物と対応原料化合物とを実施
例218と同様に処理することにより、第20表記載の
2−〔4−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)フ
ェニル〕−6−メトキシ−3−メトキシカルボニル−7
−(2−ピロリルカルボニルオキシ)−4−(3,4,
5−トリメトキシフェニル)−1(2H)−イソキノリ
ノンを得る。(本品は精製することなく、次工程へ供し
た) (2)本品を実施例6−(2)と同様に処理することに
より、第20表記載の2−(4−アミノフェニル)−6
−メトキシ−3−メトキシカルボニル−7−(2−ピロ
リルカルボニルオキシ)−4−(3,4,5−トリメト
キシフェニル)−1(2H)−イソキノリノン・塩酸塩
を得る。
【0462】実施例 259−268 実施例5の目的化合物と対応原料化合物とを実施例7と
同様に処理することにより、第20表記載の下記各化合
物を得る。
【0463】2−〔4−(tert−ブトキシカルボニ
ルアミノ)フェニル〕−6−メトキシ−3−メトキシカ
ルボニル−7−〔2−(2−ピリジル)エチルオキシ〕
−4−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1(2
H)−イソキノリノン(実施例259(1)) 2−(4−アミノフェニル)−6−メトキシ−3−メト
キシカルボニル−7−〔2−(2−ピリジル)エチルオ
キシ〕−4−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−
1(2H)−イソキノリノン・2塩酸塩(実施例259
(2)) 2−〔4−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)フ
ェニル〕−6−メトキシ−3−メトキシカルボニル−4
−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−7−(3−
チエニルメチルオキシ)−1(2H)−イソキノリノン
(実施例260(1)) 2−(4−アミノフェニル)−6−メトキシ−3−メト
キシカルボニル−4−(3,4,5−トリメトキシフェ
ニル)−7−(3−チエニルメチルオキシ)−1(2
H)−イソキノリノン・塩酸塩(実施例260(2)) 2−〔4−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)フ
ェニル〕−6−メトキシ−3−メトキシカルボニル−4
−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−7−(4−
キノリルメチルオキシ)−1(2H)−イソキノリノン
(実施例261(1)) 2−(4−アミノフェニル)−6−メトキシ−3−メト
キシカルボニル−4−(3,4,5−トリメトキシフェ
ニル)−7−(4−キノリルメチルオキシ)−1(2
H)−イソキノリノン・2塩酸塩(実施例261
(2)) 2−〔4−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)フ
ェニル〕−6−メトキシ−3−メトキシカルボニル−7
−(3−メチルベンジルオキシ)−4−(3,4,5−
トリメトキシフェニル)−1(2H)−イソキノリノン
(実施例262(1)) 2−(4−アミノフェニル)−6−メトキシ−3−メト
キシカルボニル−7−(3−メチルベンジルオキシ)−
4−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1(2
H)−イソキノリノン・塩酸塩(実施例262(2)) 2−〔4−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)フ
ェニル〕−7−〔(2−クロロ−5−ニトロ)ベンジル
オキシ〕−6−メトキシ−3−メトキシカルボニル−4
−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1(2H)
−イソキノリノン(実施例263(1)) 2−(4−アミノフェニル)−7−〔(2−クロロ−5
−ニトロ)ベンジルオキシ〕−6−メトキシ−3−メト
キシカルボニル−4−(3,4,5−トリメトキシフェ
ニル)−1(2H)−イソキノリノン・塩酸塩(実施例
263(2)) 2−〔4−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)フ
ェニル〕−6−メトキシ−7−(3−メトキシベンジル
オキシ)−3−メトキシカルボニル−4−(3,4,5
−トリメトキシフェニル)−1(2H)−イソキノリノ
ン(実施例264(1))(本品は精製することなく、
次工程へ供した) 2−(4−アミノフェニル)−6−メトキシ−7−(3
−メトキシベンジルオキシ)−3−メトキシカルボニル
−4−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1(2
H)−イソキノリノン・塩酸塩(実施例264(2)) 7−〔3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)ベ
ンジルオキシ〕−2−〔4−(tert−ブトキシカル
ボニルアミノ)フェニル〕−6−メトキシ−3−メトキ
シカルボニル−4−(3,4,5−トリメトキシフェニ
ル)−1(2H)−イソキノリノン(実施例265
(1))(本品は精製することなく、次工程へ供した) 7−(3−アミノベンジルオキシ)−2−(4−アミノ
フェニル)−6−メトキシ−3−メトキシカルボニル−
4−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1(2
H)−イソキノリノン・2塩酸塩(実施例265
(2)) 2−〔4−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)フ
ェニル〕−7−シクロペンチルメチルオキシ−6−メト
キシ−3−メトキシカルボニル−4−(3,4,5−ト
リメトキシフェニル)−1(2H)−イソキノリノン
(実施例266(1))(本品は精製することなく、次
工程へ供した) 2−(4−アミノフェニル)−7−シクロペンチルメチ
ルオキシ−6−メトキシ−3−メトキシカルボニル−4
−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1(2H)
−イソキノリノン・塩酸塩(実施例266(2)) 2−〔4−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)フ
ェニル〕−7−〔4−(1−tert−ブトキシカルボ
ニル)ピペリジルメチルオキシ〕−6−メトキシ−3−
メトキシカルボニル−4−(3,4,5−トリメトキシ
フェニル)−1(2H)−イソキノリノン(実施例26
7(1)) 2−(4−アミノフェニル)−6−メトキシ−3−メト
キシカルボニル−7−(4−ピペリジルメチルオキシ)
−4−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1(2
H)−イソキノリノン・2塩酸塩(実施例267
(2)) 2−〔4−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)フ
ェニル〕−6−メトキシ−3−メトキシカルボニル−7
−(2−ピペリジノエチルオキシ)−4−(3,4,5
−トリメトキシフェニル)−1(2H)−イソキノリノ
ン(実施例268(1)) 2−(4−アミノフェニル)−6−メトキシ−3−メト
キシカルボニル−7−(2−ピペリジノエチルオキシ)
−4−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1(2
H)−イソキノリノン・2塩酸塩(実施例268
(2)) 実施例 269 (1)実施例5の目的化合物100mg、トリエチルア
ミン50mgのクロロホルム10ml溶液を−10℃に
冷却し、トリホスゲン49mgのクロロホルム溶液を滴
下する。室温まで昇温後、30分間撹拌し、N−メチル
ピペラジン50mg及びトリエチルアミン17mgのク
ロロホルム溶液を加え、更に2時間撹拌する。反応終了
後、反応液を洗浄、乾燥後、溶媒を留去し、残渣をジエ
チルエーテルで結晶化することにより、第20表記載の
2−〔4−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)フ
ェニル〕−6−メトキシ−3−メトキシカルボニル−7
−(4−メチルピペラジニルカルボニルオキシ)−4−
(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1(2H)−
イソキノリノン73mgを得る。
【0464】(2)本品を実施例24と同様に処理する
ことにより、第20表記載の2−(4−アミノフェニ
ル)−7−(4−メチルピペラジニルカルボニルオキ
シ)−6−メトキシ−3−メトキシカルボニル−4−
(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1(2H)−
イソキノリノン・2塩酸塩を得る。
【0465】実施例 270 (1)実施例5の目的化合物と対応原料化合物とを実施
例269−(1)と同様に処理することにより、第20
表記載の2−〔4−(tert−ブトキシカルボニルア
ミノ)フェニル〕−7−ジエチルアミノカルボニルオキ
シ−6−メトキシ−3−メトキシカルボニル−4−
(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1(2H)−
イソキノリノンを得る。
【0466】(2)本品を実施例269−(2)と同様
に処理することにより、第20表記載の2−(4−アミ
ノフェニル)−7−ジエチルアミノカルボニルオキシ−
6−メトキシ−3−メトキシカルボニル−4−(3,
4,5−トリメトキシフェニル)−1(2H)−イソキ
ノリノン・塩酸塩を得る。
【0467】実施例 271 (1)実施例5の目的化合物と対応原料化合物とを実施
例269−(1)と同様に処理することにより、第20
表記載の2−〔4−(tert−ブトキシカルボニルア
ミノ)フェニル〕−6−メトキシ−3−メトキシカルボ
ニル−7−モルホリノカルボニルオキシ−4−(3,
4,5−トリメトキシフェニル)−1(2H)−イソキ
ノリノンを得る。
【0468】(2)本品を実施例269−(2)と同様
に処理することにより、第20表記載の2−(4−アミ
ノフェニル)−6−メトキシ−3−メトキシカルボニル
−7−モルホリノカルボニルオキシ−4−(3,4,5
−トリメトキシフェニル)−1(2H)−イソキノリノ
ン・塩酸塩を得る。
【0469】実施例 272 (1)実施例5の目的化合物と対応原料化合物とを実施
例6−(1)と同様に処理することにより、2−〔4−
(tert−ブトキシカルボニルアミノ)フェニル〕−
7−シアノメチル−6−メトキシ−3−メトキシカルボ
ニル−4−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1
(2H)−イソキノリノンを得る。m.p.136−1
38℃ (2)本品310mg、アジ化ナトリウム156mg、
アンモニウムクロリド128mgのジメチルホルムアミ
ド溶液(30ml)を70℃で48時間撹拌した後、水
及び酢酸エチルを加えて抽出する。抽出液を洗浄、乾燥
後、溶媒を留去し、残渣を酢酸エチル−ジエチルエーテ
ル混液で結晶化することにより、第20表記載の2−
〔4−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)フェニ
ル〕−6−メトキシ−3−メトキシカルボニル−7−
(5−テトラゾリルメチルオキシ)−4−(3,4,5
−トリメトキシフェニル)−1(2H)−イソキノリノ
ン178mgを得る。
【0470】(3)本品を実施例6−(2)と同様に処
理することにより、第20表記載の2−(4−アミノフ
ェニル)−6−メトキシ−3−メトキシカルボニル−7
−(5−テトラゾリルメチルオキシ)−4−(3,4,
5−トリメトキシフェニル)−1(2H)−イソキノリ
ノン・塩酸塩を得る。
【0471】実施例 273−275 (1)実施例6(1)、236(1)又は237(1)
の目的化合物をメタクロロ過安息香酸で処理することに
より、第20表記載の下記各化合物を得る。
【0472】2−〔4−(tert−ブトキシカルボニ
ルアミノ)フェニル〕−6−メトキシ−3−メトキシカ
ルボニル−7−(N−オキソ−4−ピリジルメチルオキ
シ)−4−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1
(2H)−イソキノリノン(実施例273(1)) 2−〔4−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)フ
ェニル〕−6−メトキシ−3−メトキシカルボニル−7
−(N−オキソ−3−ピリジルメチルオキシ)−4−
(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1(2H)−
イソキノリノン(実施例274(1)) 2−〔4−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)フ
ェニル〕−6−メトキシ−3−メトキシカルボニル−7
−(N−オキソ−2−ピリジルメチルオキシ)−4−
(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1(2H)−
イソキノリノン(実施例275(1)) (2)本品を実施例6−(2)と同様に処理することに
より、第20表記載の下記各化合物を得る。
【0473】2−(4−アミノフェニル)−6−メトキ
シ−3−メトキシカルボニル−7−(N−オキソ−4−
ピリジルメチルオキシ)−4−(3,4,5−トリメト
キシフェニル)−1(2H)−イソキノリノン・塩酸塩
(実施例273(2)) 2−(4−アミノフェニル)−6−メトキシ−3−メト
キシカルボニル−7−(N−オキソ−3−ピリジルメチ
ルオキシ)−4−(3,4,5−トリメトキシフェニ
ル)−1(2H)−イソキノリノン・塩酸塩(実施例2
74(2)) 2−(4−アミノフェニル)−6−メトキシ−3−メト
キシカルボニル−7−(N−オキソ−2−ピリジルメチ
ルオキシ)−4−(3,4,5−トリメトキシフェニ
ル)−1(2H)−イソキノリノン・塩酸塩(実施例2
75(2)) 実施例 276 (1)実施例245−(1)の目的化合物を実施例21
と同様に処理することにより、2−〔4−(tert−
ブトキシカルボニルアミノ)フェニル〕−7−(カルボ
キシメチルオキシ)−6−メトキシ−3−メトキシカル
ボニル−4−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−
1(2H)−イソキノリノンを得る。次いで、本品15
0mgのジメチルホルムアミド溶液(5ml)に氷冷下
カルボニルジイミダゾール40mgを加えた後、室温で
30分間撹拌する。濃アンモニア水0.5mlを加え、
室温で1時間撹拌する。反応終了後、残渣に水及び酢酸
エチルを加えて抽出する。抽出液を洗浄、乾燥後、溶媒
を留去し、残渣をジエチルエーテルにて結晶化すること
により、第20表記載の2−〔4−(tert−ブトキ
シカルボニルアミノ)フェニル〕−7−カルバモイルメ
チルオキシ−6−メトキシ−3−メトキシカルボニル−
4−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1(2
H)−イソキノリノン141mgを得る。
【0474】(2)本品を実施例24と同様に処理する
ことにより、第20表記載の2−(4−アミノフェニ
ル)−7−カルバモイルメチルオキシ−6−メトキシ−
3−メトキシカルボニル−4−(3,4,5−トリメト
キシフェニル)−1(2H)−イソキノリノン・塩酸塩
を得る。
【0475】実施例 277 (1)実施例249−(1)の目的化合物を実施例21
と同様に処理することにより、第20表記載の2−〔4
−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)フェニル〕
−7−(3−カルボキシベンジルオキシ)−6−メトキ
シ−3−メトキシカルボニル−4−(3,4,5−トリ
メトキシフェニル)−1(2H)−イソキノリノンを得
る。(本品は精製することなく、次工程へ供した) (2)本品を実施例24と同様に処理することにより、
第20表記載の2−(4−アミノフェニル)−7−(3
−カルボキシベンジルオキシ)−6−メトキシ−3−メ
トキシカルボニル−4−(3,4,5−トリメトキシフ
ェニル)−1(2H)−イソキノリノン・塩酸塩を得
る。
【0476】実施例 278−279 実施例2の目的化合物と対応原料化合物とを実施例3と
同様に処理することにより、第21表記載の下記各化合
物を得る。
【0477】6−メトキシ−3−メトキシカルボニル−
2−モルホリノ−7−(4−ピリジルメチルオキシ)−
4−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1(2
H)−イソキノリノン・塩酸塩(実施例278) 6−メトキシ−3−メトキシカルボニル−2−モルホリ
ノ−7−(3−ピリジルメチルオキシ)−4−(3,
4,5−トリメトキシフェニル)−1(2H)−イソキ
ノリノン・塩酸塩(実施例279) 実施例 280 6−ベンジルオキシ−3−ヒドロキシ−7−メトキシ−
4−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−3−カル
ボン酸(参考例72の目的化合物)と対応原料化合物と
を実施例4もしくは31と同様に処理することにより、
第22表記載の6−ベンジルオキシ−2−〔4−(te
rt−ブトキシカルボニルアミノ)フェニル〕−7−メ
トキシ−3−メトキシカルボニル−4−(3,4,5−
トリメトキシフェニル)−1(2H)−イソキノリノン
を得る。
【0478】実施例 281 実施例280の目的化合物を実施例5と同様に処理する
ことにより、第22表記載の2−〔4−(tert−ブ
トキシカルボニルアミノ)フェニル〕−6−ヒドロキシ
−7−メトキシ−3−メトキシカルボニル−4−(3,
4,5−トリメトキシフェニル)−1(2H)−イソキ
ノリノンを得る。
【0479】実施例 282−283 実施例280−281の目的化合物を実施例6−(2)
と同様に処理することにより、第22表記載の下記各化
合物を得る。
【0480】2−(4−アミノフェニル)−6−ベンジ
ルオキシ−7−メトキシ−3−メトキシカルボニル−4
−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1(2H)
−イソキノリノン・塩酸塩(実施例282) 2−(4−アミノフェニル)−6−ヒドロキシ−7−メ
トキシ−3−メトキシカルボニル−4−(3,4,5−
トリメトキシフェニル)−1(2H)−イソキノリノン
・塩酸塩(実施例283) 実施例 284−291 実施例281の目的化合物と対応原料化合物とを実施例
6と同様に処理することにより、第22表記載の下記各
化合物を得る。
【0481】2−〔4−(tert−ブトキシカルボニ
ルアミノ)フェニル〕−7−メトキシ−3−メトキシカ
ルボニル−6−〔2−(2−メトキシエチルオキシ)エ
チルオキシ〕−4−(3,4,5−トリメトキシフェニ
ル)−1(2H)−イソキノリノン(実施例284
(1)) 2−(4−アミノフェニル)−7−メトキシ−3−メト
キシカルボニル−6−〔2−(2−メトキシエチルオキ
シ)エチルオキシ〕−4−(3,4,5−トリメトキシ
フェニル)−1(2H)−イソキノリノン・塩酸塩(実
施例284(2)) 2−〔4−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)フ
ェニル〕−6−エトキシ−7−メトキシ−3−メトキシ
カルボニル−4−(3,4,5−トリメトキシフェニ
ル)−1(2H)−イソキノリノン(実施例285
(1)) 2−(4−アミノフェニル)−6−エトキシ−7−メト
キシ−3−メトキシカルボニル−4−(3,4,5−ト
リメトキシフェニル)−1(2H)−イソキノリノン・
塩酸塩(実施例285(2)) 2−〔4−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)フ
ェニル〕−7−メトキシ−3−メトキシカルボニル−6
−(2−メトキシエチルオキシ)−4−(3,4,5−
トリメトキシフェニル)−1(2H)−イソキノリノン
(実施例286(1)) 2−(4−アミノフェニル)−7−メトキシ−3−メト
キシカルボニル−6−(2−メトキシエチルオキシ)−
4−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1(2
H)−イソキノリノン・塩酸塩(実施例286(2)) 2−〔4−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)フ
ェニル〕−6−(2−ヒドロキシエチルオキシ)−7−
メトキシ−3−メトキシカルボニル−4−(3,4,5
−トリメトキシフェニル)−1(2H)−イソキノリノ
ン(実施例287(1)) 2−(4−アミノフェニル)−6−(2−ヒドロキシエ
チルオキシ)−7−メトキシ−3−メトキシカルボニル
−4−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1(2
H)−イソキノリノン・塩酸塩(実施例287(2)) 2−〔4−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)フ
ェニル〕−7−メトキシ−3−メトキシカルボニル−6
−(4−ピリジルメチルオキシ)−4−(3,4,5−
トリメトキシフェニル)−1(2H)−イソキノリノン
(実施例288(1)) 2−(4−アミノフェニル)−7−メトキシ−3−メト
キシカルボニル−6−(4−ピリジルメチルオキシ)−
4−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1(2
H)−イソキノリノン・2塩酸塩(実施例288
(2)) 2−〔4−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)フ
ェニル〕−7−メトキシ−3−メトキシカルボニル−6
−(3−ピリジルメチルオキシ)−4−(3,4,5−
トリメトキシフェニル)−1(2H)−イソキノリノン
(実施例289(1)) 2−(4−アミノフェニル)−7−メトキシ−3−メト
キシカルボニル−6−(3−ピリジルメチルオキシ)−
4−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1(2
H)−イソキノリノン・2塩酸塩(実施例289
(2)) 2−〔4−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)フ
ェニル〕−7−メトキシ−3−メトキシカルボニル−6
−(2−ピリジルメチルオキシ)−4−(3,4,5−
トリメトキシフェニル)−1(2H)−イソキノリノン
(実施例290(1)) 2−(4−アミノフェニル)−7−メトキシ−3−メト
キシカルボニル−6−(2−ピリジルメチルオキシ)−
4−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1(2
H)−イソキノリノン・2塩酸塩(実施例290
(2)) 2−〔4−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)フ
ェニル〕−6−シクロペンチルオキシ−7−メトキシ−
3−メトキシカルボニル−4−(3,4,5−トリメト
キシフェニル)−1(2H)−イソキノリノン(実施例
291(1)) 2−(4−アミノフェニル)−6−シクロペンチルオキ
シ−7−メトキシ−3−メトキシカルボニル−4−
(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1(2H)−
イソキノリノン・塩酸塩(実施例291(2)) 実施例 292 (1)実施例281の目的化合物と対応原料化合物とを
実施例7−(1)と同様に処理することにより、第22
表記載の2−〔4−(tert−ブトキシカルボニルア
ミノ)フェニル〕−7−メトキシ−3−メトキシカルボ
ニル−6−〔2−(2−ピリジル)エチルオキシ〕−4
−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1(2H)
−イソキノリノンを得る。
【0482】(2)本品を実施例7−(2)と同様に処
理することにより、第22表記載の2−(4−アミノフ
ェニル)−7−メトキシ−3−メトキシカルボニル−6
−〔2−(2−ピリジル)エチルオキシ〕−4−(3,
4,5−トリメトキシフェニル)−1(2H)−イソキ
ノリノン・2塩酸塩を得る。
【0483】実施例293−294 6,7−ジメトキシ−4−(3,4−メチレンジオキシ
フェニル)イソクマリン−3−カルボン酸(参考例65
の目的化合物)又は4−(3,4−ジクロロフェニル)
−6,7−ジメトキシイソクマリン−3−カルボン酸
(参考例62の目的化合物)と対応原料化合物とを実施
例1もしくは39と同様に処理することにより、第23
表記載の下記各化合物を得る。
【0484】6,7−ジメトキシ−3−メトキシカルボ
ニル−4−(3,4−メチレンジオキシフェニル)−2
−フェニル−1(2H)−イソキノリノン(実施例29
3) 4−(3,4−ジクロロフェニル)−6,7−ジメトキ
シ−3−メトキシカルボニル−2−フェニル−1(2
H)−イソキノリノン(実施例294) 実施例295 実施例202の目的化合物を実施例40と同様に処理す
ることにより、第24表記載の2−(4−アミノフェニ
ル)−4−(3−ブロモ−4,5−ジメトキシフェニ
ル)−6,7−ジメトキシ−3−メトキシカルボニル−
1(2H)−イソキノリノン・塩酸塩を得る。
【0485】実施例296 4−(3−ブロモ−4,5−ジメトキシフェニル)−
6,7−ジメトキシイソクマリン−3−カルボン酸(参
考例60の目的化合物)と対応原料化合物とを実施例1
もしくは39と同様に処理することにより、第24表記
載の4−(3−ブロモ−4,5−ジメトキシフェニル)
−6,7−ジメトキシ−2−(6−1H−インダゾリ
ル)−3−メトキシカルボニル−1(2H)−イソキノ
リノンを得る。
【0486】実施例297 3−ヒドロキシ−4−(3,4,5−トリメトキシフェ
ニル)−3,4−ジヒドロイソクマリン−3−カルボン
酸(参考例75の目的化合物)と対応原料化合物とを実
施例4もしくは31と同様に処理することにより、第2
4表記載の2−(1−インドリル)−3−メトキシカル
ボニル−4−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−
1(2H)−イソキノリノンを得る。
【0487】実施例298 実施例67の目的化合物5.60gの塩化メチレン溶液
(15ml)に、トリフルオロ酢酸15mlを加え室温
で3時間放置する。反応終了後、混合物を減圧留去し、
得られた残渣を酢酸エチルに溶解する。当該抽出液を洗
浄、乾燥後、溶媒を留去し、更に残渣を酢酸エチルにて
結晶化することにより、第24表記載の3−メトキシカ
ルボニル−2−(トリフルオロアセチルアミノ)−4−
(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1(2H)−
イソキノリノンを得る。
【0488】実施例299 4−(3,5−ジブロモ−4−メトキシフェニル)−
6,7−ジメトキシ−3−ヒドロキシ−3,4−ジヒド
ロイソクマリン−3−カルボン酸(参考例86の目的化
合物)と対応原料化合物とを実施例4もしくは31と同
様に処理することにより、第24表記載の4−(3,5
−ジブロモ−4−メトキシフェニル)−6,7−ジメト
キシ−3−メトキシカルボニル−2−フェニル−1(2
H)−イソキノリノンを得る。
【0489】実施例300−308 実施例8(2)の目的化合物と対応原料化合物とを実施
例9と同様に処理することにより、第25表記載の下記
化合物を得る。
【0490】2−(4−アミノフェニル)−7−(4−
アミノベンジルオキシ)−6−メトキシ−3−メトキシ
カルボニル−4−(3,4,5−トリメトキシフェニ
ル)−1(2H)−イソキノリノン・2塩酸塩(実施例
300) 2−(4−アミノフェニル)−6−メトキシ−3−メト
キシカルボニル−7−(3,4−メチレンジオキシベン
ジルオキシ)−4−(3,4,5−トリメトキシフェニ
ル)−1(2H)−イソキノリノン・塩酸塩(実施例3
01) 2−(4−アミノフェニル)−7−(2,4−ジメトキ
シベンジルオキシ)−6−メトキシ−3−メトキシカル
ボニル−4−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−
1(2H)−イソキノリノン・塩酸塩(実施例302) 2−(4−アミノフェニル)−7−(2,5−ジメトキ
シベンジルオキシ)−6−メトキシ−3−メトキシカル
ボニル−4−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−
1(2H)−イソキノリノン・塩酸塩(実施例303) 2−(4−アミノフェニル)−7−(3,5−ジメトキ
シベンジルオキシ)−6−メトキシ−3−メトキシカル
ボニル−4−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−
1(2H)−イソキノリノン・塩酸塩(実施例304) 2−(4−アミノフェニル)−7−(3,4−ジメトキ
シベンジルオキシ)−6−メトキシ−3−メトキシカル
ボニル−4−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−
1(2H)−イソキノリノン・塩酸塩(実施例305) 2−(4−アミノフェニル)−7−(2,3−ジメトキ
シベンジルオキシ)−6−メトキシ−3−メトキシカル
ボニル−4−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−
1(2H)−イソキノリノン・塩酸塩(実施例306) 2−(4−アミノフェニル)−6−メトキシ−3−メト
キシカルボニル−7−(2−メトキシベンジルオキシ)
−4−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1(2
H)−イソキノリノン・塩酸塩(実施例307) 2−(4−アミノフェニル)−6−メトキシ−3−メト
キシカルボニル−7−(4−メトキシベンジルオキシ)
−4−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1(2
H)−イソキノリノン・塩酸塩(実施例308) 実施例 309−316 実施例223の目的化合物と対応原料化合物とを実施例
6もしくは7と同様に処理することにより、第26表記
載の下記各化合物を得る。
【0491】2−(4−アミノフェニル)−7−(2−
ベンズイミダゾリルメチルオキシ)−3−メトキシカル
ボニル−4−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−
1(2H)−イソキノリノン・2塩酸塩(実施例30
9) 2−(4−アミノフェニル)−3−メトキシカルボニル
−7−(4−メチルフェニルスルホニルオキシ)−4−
(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1(2H)−
イソキノリノン・塩酸塩(実施例310) 2−〔4−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)フ
ェニル〕−3−メトキシカルボニル−7−(4−ピリジ
ルメチルオキシ)−4−(3,4,5−トリメトキシフ
ェニル)−1(2H)−イソキノリノン(実施例311
−(1)) 2−(4−アミノフェニル)−3−メトキシカルボニル
−7−(4−ピリジルメチルオキシ)−4−(3,4,
5−トリメトキシフェニル)−1(2H)−イソキノリ
ノン・2塩酸塩(実施例311−(2)) 2−〔4−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)フ
ェニル〕−3−メトキシカルボニル−7−(3−ピリジ
ルメチルオキシ)−4−(3,4,5−トリメトキシフ
ェニル)−1(2H)−イソキノリノン(実施例312
−(1)) 2−(4−アミノフェニル)−3−メトキシカルボニル
−7−(3−ピリジルメチルオキシ)−4−(3,4,
5−トリメトキシフェニル)−1(2H)−イソキノリ
ノン・2塩酸塩(実施例312−(2)) 2−〔4−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)フ
ェニル〕−3−メトキシカルボニル−7−(2−ピリジ
ルメチルオキシ)−4−(3,4,5−トリメトキシフ
ェニル)−1(2H)−イソキノリノン(実施例313
−(1)) 2−(4−アミノフェニル)−3−メトキシカルボニル
−7−(2−ピリジルメチルオキシ)−4−(3,4,
5−トリメトキシフェニル)−1(2H)−イソキノリ
ノン・2塩酸塩(実施例313−(2)) 2−(4−アミノフェニル)−3−メトキシカルボニル
−7−(4−ニトロベンジルオキシ)−4−(3,4,
5−トリメトキシフェニル)−1(2H)−イソキノリ
ノン・塩酸塩(実施例314) 2−(4−アミノフェニル)−3−メトキシカルボニル
−7−(3−ニトロベンジルオキシ)−4−(3,4,
5−トリメトキシフェニル)−1(2H)−イソキノリ
ノン・塩酸塩(実施例315) 2−(4−アミノフェニル)−3−メトキシカルボニル
−7−(2−ニトロベンジルオキシ)−4−(3,4,
5−トリメトキシフェニル)−1(2H)−イソキノリ
ノン・塩酸塩(実施例316) 実施例 317 7−ベンジルオキシ−4−(4−ブロモ−3,5−ジメ
トキシフェニル)−6−メトキシ−3,4−ジヒドロイ
ソクマリン−3−カルボン酸(参考例102の目的化合
物)と対応原料化合物とを実施例4もしくは31と同様
に処理することにより、第27表記載の7−ベンジルオ
キシ−4−(4−ブロモ−3,5−ジメトキシフェニ
ル)−2−〔4−(tert−ブトキシカルボニルアミ
ノ)フェニル〕−6−メトキシ−3−メトキシカルボニ
ル−1(2H)−イソキノリノンを得る。
【0492】実施例 318 実施例317の目的化合物を実施例24と同様に処理す
ることにより、第27表記載の2−(4−アミノフェニ
ル)−7−ベンジルオキシ−4−(4−ブロモ−3,5
−ジメトキシフェニル)−6−メトキシ−3−メトキシ
カルボニル−1(2H)−イソキノリノン・塩酸塩を得
る。
【0493】実施例 319 (1)実施例317の目的化合物3.66gを1,4−
ジオキサン45mlに溶解し、濃塩酸50ml及びメタ
ノール5mlを加え、90℃で1.5時間撹拌する。氷
冷下、2N水酸化ナトリウム水溶液200mlを徐々に
加えた後、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え中性と
した後、酢酸エチル抽出する。抽出液を洗浄、乾燥後、
溶媒を留去し、残渣をジエチルエーテルにて結晶化する
ことにより、第27表記載の2−(4−アミノフェニ
ル)−4−(4−ブロモ−3,5−ジメトキシフェニ
ル)−7−ヒドロキシ−6−メトキシ−3−メトキシカ
ルボニル−1(2H)−イソキノリノン2.54gを得
る。
【0494】(2)本品を実施例9−(3)と同様に処
理することにより、第27表記載の2−(4−アミノフ
ェニル)−4−(4−ブロモ−3,5−ジメトキシフェ
ニル)−7−ヒドロキシ−6−メトキシ−3−メトキシ
カルボニル−1(2H)−イソキノリノン・塩酸塩を得
る。
【0495】実施例 320 実施例319−(1)の目的化合物400mg、4−ピ
コリルクロリド・塩酸塩120mg及び炭酸カリウム2
52mgのジメチルホルムアミド15mlの混合物を6
0℃で3時間撹拌する。水および酢酸エチルを加えて抽
出する。酢酸エチル層を洗浄、乾燥後、溶媒を留去し、
残渣を酢酸エチルにて結晶化する。得られた結晶をクロ
ロホルム20ml及びメタノール5mlの混合液に溶解
し、4N塩化水素−酢酸エチル溶液5mlを加えた後、
ジエチルエーテルで結晶化することにより、第27表記
載の2−(4−アミノフェニル)−4−(4−ブロモ−
3,5−ジメトキシフェニル)−6−メトキシ−3−メ
トキシカルボニル−7−(4−ピリジルメチルオキシ)
−1(2H)−イソキノリノン・2塩酸塩328mgを
得る。
【0496】実施例 321−323 実施例319−(1)の目的化合物と対応原料化合物を
実施例320と同様に処理することにより、第27表記
載の下記各化合物を得る。
【0497】2−(4−アミノフェニル)−4−(4−
ブロモ−3,5−ジメトキシフェニル)−6−メトキシ
−3−メトキシカルボニル−7−(3−ピリジルメチル
オキシ)−1(2H)−イソキノリノン・2塩酸塩(実
施例321) 2−(4−アミノフェニル)−4−(4−ブロモ−3,
5−ジメトキシフェニル)−6−メトキシ−3−メトキ
シカルボニル−7−(2−ピリジルメチルオキシ)−1
(2H)−イソキノリノン・2塩酸塩(実施例322) 2−(4−アミノフェニル)−4−(4−ブロモ−3,
5−ジメトキシフェニル)−6−メトキシ−3−メトキ
シカルボニル−7−(2−キノリルメチルオキシ)−1
(2H)−イソキノリノン・2塩酸塩(実施例323) 実施例 324 7−ベンジルオキシ−4−(3,4,5−トリメトキシ
フェニル)イソクマリン−3−カルボン酸(参考例67
の目的化合物)と対応原料化合物とを実施例1もしくは
39と同様に処理することにより、第28表記載の7−
ベンジルオキシ−3−メトキシカルボニル−2−モルホ
リノ−4−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1
(2H)−イソキノリノンを得る。
【0498】実施例 325 実施例324の目的物を実施例2と同様に処理すること
により、第28表記載の7−ヒドロキシ−3−メトキシ
カルボニル−2−モルホリノ−4−(3,4,5−トリ
メトキシフェニル)−1(2H)−イソキノリノンを得
る。
【0499】実施例 326−328 実施例325の目的物と対応原料化合物を実施例6もし
くは7と同様に処理することにより、第28表記載の下
記各化合物を得る。
【0500】3−メトキシカルボニル−2−モルホリノ
−7−(2−ピリジルメチルオキシ)−4−(3,4,
5−トリメトキシフェニル)−1(2H)−イソキノリ
ノン・塩酸塩(実施例326) 3−メトキシカルボニル−2−モルホリノ−7−(3−
ピリジルメチルオキシ)−4−(3,4,5−トリメト
キシフェニル)−1(2H)−イソキノリノン・塩酸塩
(実施例327) 3−メトキシカルボニル−2−モルホリノ−7−(4−
ピリジルメチルオキシ)−4−(3,4,5−トリメト
キシフェニル)−1(2H)−イソキノリノン・塩酸塩
(実施例328) 実施例329−333 実施例5の目的化合物と対応原料化合物を実施例6もし
くは7と同様に処理することにより、第29表記載の下
記各化合物を得る。
【0501】2−(4−アミノフェニル)−6−メトキ
シ−3−メトキシカルボニル−7−〔(4−メチル)イ
ミダゾール−5−イル−メチルオキシ〕−4−(3,
4,5−トリメトキシフェニル)−1(2H)−イソキ
ノリノン(実施例329) 2−〔4−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)フ
ェニル〕−7−シクロプロピルメチルオキシ−6−メト
キシ−3−メトキシカルボニル−4−(3,4,5−ト
リメトキシフェニル)−1(2H)−イソキノリノン
(実施例330−(1)) 2−(4−アミノフェニル)−7−シクロプロピルメチ
ルオキシ−6−メトキシ−3−メトキシカルボニル−4
−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1(2H)
−イソキノリノン・塩酸塩(実施例330−(2)) 2−(4−アミノフェニル)−7−〔(2−ヒドロキシ
メチル)ピリジン−6−イル−メチルオキシ〕−6−メ
トキシ−3−メトキシカルボニル−4−(3,4,5−
トリメトキシフェニル)−1(2H)−イソキノリノン
・2塩酸塩(実施例331) 2−(4−アミノフェニル)−7−(3,5−ジアミノ
ベンジルオキシ)−6−メトキシ−3−メトキシカルボ
ニル−4−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1
(2H)−イソキノリノン・3塩酸塩(実施例332) 2−(4−アミノフェニル)−7−(2−ベンズイミダ
ゾリルメチルオキシ)−6−メトキシ−3−メトキシカ
ルボニル−4−(3,4,5−トリメトキシフェニル)
−1(2H)−イソキノリノン・3塩酸塩(実施例33
3) 実施例 334 3−ヒドロキシ−4−(3,4,5−トリメトキシフェ
ニル)−3,4−ジヒドロイソクマリン−3−カルボン
酸(参考例75の目的化合物)と対応原料化合物とを実
施例4もしくは31と同様に処理することにより、第3
0表記載の2−〔4−(2,6−ジオキソ)ピペリジ
ル〕−3−メトキシカルボニル−4−(3,4,5−ト
リメトキシフェニル)−1(2H)−イソキノリノンを
得る。
【0502】実施例 335 8−ベンジルオキシ−3−ヒドロキシ−4−(3,4,
5−トリメトキシフェニル)−3,4−ジヒドロイソク
マリン−3−カルボン酸(参考例79の目的化合物)と
対応原料化合物とを実施例4もしくは31と同様に処理
することにより、第30表記載の8−ベンジルオキシ−
2−〔4−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)フ
ェニル〕−3−メトキシカルボニル−4−(3,4,5
−トリメトキシフェニル)−1(2H)−イソキノリノ
ンを得る。
【0503】実施例 336 実施例335の目的化合物53mgのクロロホルム4m
l溶液を0℃に冷却し、4N塩化水素−酢酸エチル溶液
2mlを加える。0℃で2時間撹拌した後、反応液に酢
酸エチル及び飽和炭酸水素ナトリウム溶液を加えて抽出
する。抽出液を洗浄、乾燥後、溶媒を留去し、残渣をシ
リカゲルカラムクロマトグラフィー(溶媒;ヘキサン:
酢酸エチル=1:2)で精製することにより、第30表
記載の2−(4−アミノフェニル)−8−ベンジルオキ
シ−3−メトキシカルボニル−4−(3,4,5−トリ
メトキシフェニル)−1(2H)イソキノリノン20m
gを得る。
【0504】実施例 337 実施例336の目的化合物を実施例24と同様に処理す
ることにより、第30表記載の2−(4−アミノフェニ
ル)−8−ヒドロキシ−3−メトキシカルボニル−4−
(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1(2H)−
イソキノリノン・塩酸塩を得る。
【0505】実施例 338 7−ベンジルオキシ−4−(4−ブロモ−3,5−ジメ
トキシフェニル)−3−ヒドロキシ−3,4−ジヒドロ
イソクマリン−3−カルボン酸(参考例104の目的化
合物)と対応原料化合物とを実施例4もしくは31と同
様に処理することにより、第31表記載の7−ベンジル
オキシ−2−〔4−(tert−ブトキシカルボニルア
ミノ)フェニル〕−4−(4−ブロモ−3,5−ジメト
キシフェニル)−3−メトキシカルボニル−1(2H)
−イソキノリノンを得る。
【0506】実施例 339 実施例338の目的化合物を実施例24と同様に処理す
ることにより、第31表記載の2−(4−アミノフェニ
ル)−7−ベンジルオキシ−4−(4−ブロモ−3,5
−ジメトキシフェニル)−3−メトキシカルボニル−1
(2H)−イソキノリノン・塩酸塩を得る。
【0507】実施例 340 (1)実施例338の目的化合物を実施例319−
(1)と同様に処理することにより、第31表記載の2
−(4−アミノフェニル)−4−(4−ブロモ−3,5
−ジメトキシフェニル)−7−ヒドロキシ−3−メトキ
シカルボニル−1(2H)−イソキノリノンを得る。
【0508】(2)本品を実施例319−(2)と同様
に処理することにより、第31表記載の2−(4−アミ
ノフェニル)−4−(4−ブロモ−3,5−ジメトキシ
フェニル)−7−ヒドロキシ−3−メトキシカルボニル
−1(2H)−イソキノリノン・塩酸塩を得る。
【0509】実施例 341 7−ベンジルオキシ−3−ヒドロキシ−4−(3,4,
5−トリメトキシフェニル)−3,4−ジヒドロイソク
マリン−3−カルボン酸(参考例73の目的化合物)と
対応原料化合物とを実施例4もしくは31と同様に処理
することにより、第32表記載の7−ベンジルオキシ−
3−メトキシカルボニル−2−フェニル−4−(3,
4,5−トリメトキシフェニル)−1(2H)−イソキ
ノリノンを得る。
【0510】実施例 342 実施例341の目的化合物を実施例2と同様に処理する
ことにより、第32表記載の7−ヒドロキシ−3−メト
キシカルボニル−2−フェニル−4−(3,4,5−ト
リメトキシフェニル)−1(2H)−イソキノリノンを
得る。
【0511】実施例 343−347 実施例342の目的化合物と対応原料化合物を実施例6
もしくは7と同様に処理することにより、第32表記載
の各化合物を得る。
【0512】3−メトキシカルボニル−2−フェニル−
7−(2−キノリルメチルオキシ)−4−(3,4,5
−トリメトキシフェニル)−1(2H)−イソキノリノ
ン・塩酸塩(実施例343) 3−メトキシカルボニル−2−フェニル−7−(4−キ
ノリルメチルオキシ)−4−(3,4,5−トリメトキ
シフェニル)−1(2H)−イソキノリノン・塩酸塩
(実施例344) 3−メトキシカルボニル−2−フェニル−7−(4−ピ
リジルメチルオキシ)−4−(3,4,5−トリメトキ
シフェニル)−1(2H)−イソキノリノン・塩酸塩
(実施例345) 3−メトキシカルボニル−2−フェニル−7−(3−ピ
リジルメチルオキシ)−4−(3,4,5−トリメトキ
シフェニル)−1(2H)−イソキノリノン・塩酸塩
(実施例346) 3−メトキシカルボニル−2−フェニル−7−(2−ピ
リジルメチルオキシ)−4−(3,4,5−トリメトキ
シフェニル)−1(2H)−イソキノリノン・塩酸塩
(実施例347) 実施例 348 対応原料化合物を実施例3と同様に処理することによ
り、第33表記載の3−メトキシカルボニル−2−モル
ホリノ−7−(2−キノリルメチルオキシ)−4−
(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1(2H)−
イソキノリノン・塩酸塩を得る。
【0513】実施例 349−352 対応原料化合物を実施例9と同様に処理することによ
り、第34表記載の下記各化合物を得る。
【0514】2−(4−アミノフェニル)−7−(3−
ジメチルアミノベンジルオキシ)−3−メトキシカルボ
ニル−4−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1
(2H)−イソキノリノン・2塩酸塩(実施例349) 2−(4−アミノフェニル)−3−メトキシカルボニル
−7−ピラジニルメチルオキシ−4−(3,4,5−ト
リメトキシフェニル)−1(2H)−イソキノリノン・
2塩酸塩(実施例350) 2−(4−アミノフェニル)−7−(3,5−ジメトキ
シベンジルオキシ)−3−メトキシカルボニル−4−
(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1(2H)−
イソキノリノン・塩酸塩(実施例351) 2−(4−アミノフェニル)−7−(2,5−ジメトキ
シベンジルオキシ)−3−メトキシカルボニル−4−
(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1(2H)−
イソキノリノン・塩酸塩(実施例352) 実施例 353 7−ベンジルオキシ−4−(4−クロロ−3,5−ジメ
トキシフェニル)−3−ヒドロキシ−3,4−ジヒドロ
イソクマリン−3−カルボン酸(参考例105の目的化
合物)と対応原料化合物とを実施例4もしくは31と同
様に処理することにより、7−ベンジルオキシ−2−
〔4−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)フェニ
ル〕−4−(4−クロロ−3,5−ジメトキシフェニ
ル)−3−メトキシカルボニル−1(2H)−イソキノ
リノンを得る。次いで、本品を実施例24と同様に処理
することにより、第35表記載の2−(4−アミノフェ
ニル)−7−ベンジルオキシ−4−(4−クロロ−3,
5−ジメトキシフェニル)−3−メトキシカルボニル−
1(2H)−イソキノリノン・塩酸塩を得る。
【0515】実施例 354 実施例353の目的化合物を実施例319−(1)と同
様に処理することにより、第35表記載の2−(4−ア
ミノフェニル)−4−(4−クロロ−3,5−ジメトキ
シフェニル)−7−ヒドロキシ−3−メトキシカルボニ
ル−1(2H)−イソキノリノンを得る。
【0516】実施例 355−358 実施例354の目的化合物と対応原料化合物とを実施例
320と同様に処理するか、或いは実施例9(1)及び
(3)と同様に処理することにより、第35表記載の下
記各化合物を得る。
【0517】2−(4−アミノフェニル)−4−(4−
クロロ−3,5−ジメトキシフェニル)−3−メトキシ
カルボニル−7−(2−ピリジルメチルオキシ)−1
(2H)−イソキノリノン・2塩酸塩(実施例355) 2−(4−アミノフェニル)−4−(4−クロロ−3,
5−ジメトキシフェニル)−3−メトキシカルボニル−
7−(3−ピリジルメチルオキシ)−1(2H)−イソ
キノリノン・2塩酸塩(実施例356) 2−(4−アミノフェニル)−4−(4−クロロ−3,
5−ジメトキシフェニル)−3−メトキシカルボニル−
7−(4−ピリジルメチルオキシ)−1(2H)−イソ
キノリノン・2塩酸塩(実施例357) 2−(4−アミノフェニル)−4−(4−クロロ−3,
5−ジメトキシフェニル)−3−メトキシカルボニル−
7−(2−キノリルメチルオキシ)−1(2H)−イソ
キノリノン・2塩酸塩(実施例358) 実施例 359−364 実施例340(1)の目的化合物と対応原料化合物とを
実施例320と同様に処理するか、或いは実施例9
(1)及び(3)と同様に処理することにより、第36
表記載の下記各化合物を得る。
【0518】2−(4−アミノフェニル)−4−(4−
ブロモ−3,5−ジメトキシフェニル)−3−メトキシ
カルボニル−7−(2−ピリジルメチルオキシ)−1
(2H)−イソキノリノン・2塩酸塩(実施例359) 2−(4−アミノフェニル)−4−(4−ブロモ−3,
5−ジメトキシフェニル)−3−メトキシカルボニル−
7−(3−ピリジルメチルオキシ)−1(2H)−イソ
キノリノン・2塩酸塩(実施例360) 2−(4−アミノフェニル)−4−(4−ブロモ−3,
5−ジメトキシフェニル)−3−メトキシカルボニル−
7−(4−ピリジルメチルオキシ)−1(2H)−イソ
キノリノン・2塩酸塩(実施例361) 2−(4−アミノフェニル)−4−(4−ブロモ−3,
5−ジメトキシフェニル)−3−メトキシカルボニル−
7−(2−キノリルメチルオキシ)−1(2H)−イソ
キノリノン・2塩酸塩(実施例362) 2−(4−アミノフェニル)−4−(4−ブロモ−3,
5−ジメトキシフェニル)−7−(3,5−ジメトキシ
ベンジルオキシ)−3−メトキシカルボニル−1(2
H)−イソキノリノン・塩酸塩(実施例363) 7−(3−アミノベンジルオキシ)−2−(4−アミノ
フェニル)−4−(4−ブロモ−3,5−ジメトキシフ
ェニル)−3−メトキシカルボニル−1(2H)−イソ
キノリノン・2塩酸塩(実施例364) 実施例 365−366 実施例319(1)の目的化合物と対応原料化合物とを
実施例9(1)及び(3)と同様に処理することによ
り、第37表記載の下記各化合物を得る。
【0519】2−(4−アミノフェニル)−4−(4−
ブロモ−3,5−ジメトキシフェニル)−7−(3,5
−ジメトキシベンジルオキシ)−6−メトキシ−3−メ
トキシカルボニル−1(2H)−イソキノリノン・塩酸
塩(実施例365) 2−(4−アミノフェニル)−4−(4−ブロモ−3,
5−ジメトキシフェニル)−7−(2,5−ジメトキシ
ベンジルオキシ)−6−メトキシ−3−メトキシカルボ
ニル−1(2H)−イソキノリノン・塩酸塩(実施例3
66) 実施例 367 実施例319(1)の目的化合物と対応原料化合物とを
実施例320と同様に処理することにより、第37表記
載の2−(4−アミノフェニル)−4−(4−ブロモ−
3,5−ジメトキシフェニル)−7−シアノメチルオキ
シ−6−メトキシ−3−メトキシカルボニル−1(2
H)−イソキノリノン・塩酸塩を得る。
【0520】実施例 368 実施例319(1)の目的化合物と対応原料化合物とを
実施例9(1)及び(3)と同様に処理することによ
り、第37表記載の2−(4−アミノフェニル)−4−
(4−ブロモ−3,5−ジメトキシフェニル)−7−
(1−イソキノリルメチルオキシ)−6−メトキシ−3
−メトキシカルボニル−1(2H)−イソキノリノン・
2塩酸塩を得る。
【0521】実施例369 実施例224の目的化合物のクロロホルム懸濁液を氷冷
下、2N水酸化ナトリウム水溶液を加えて中和した後、
酢酸エチルを加えて抽出する。抽出液を洗浄、乾燥した
後、溶媒を留去する。残渣を少量の酢酸エチルに溶解し
た後、ジエチルエーテルを加えて結晶化することによ
り、第38表記載の2−(4−アミノフェニル)−7−
ヒドロキシ−3−メトキシカルボニル−4−(3,4,
5−トリメトキシフェニル)−1(2H)−イソキノリ
ノンを得る 実施例370 実施例369の目的化合物を実施例8(2)と同様に処
理することにより、第38表記載の2−〔4−(9−フ
ルオレニルメチルオキシカルボニルアミノ)フェニル〕
−7−ヒドロキシ−3−メトキシカルボニル−4−
(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1(2H)−
イソキノリノンを得る。
【0522】実施例371−374 実施例223の目的化合物と対応原料化合物とを実施例
6もしくは7と同様に処理することにより、第38表記
載の下記各化合物を得る。
【0523】2−(4−アミノフェニル)−7−(3,
5−ジアミノベンジルオキシ)−3−メトキシカルボニ
ル−4−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1
(2H)−イソキノリノン・3塩酸塩(実施例371) 2−(4−アミノフェニル)−7−(6−ヒドロキシメ
チル−2−ピリジルメチルオキシ)−3−メトキシカル
ボニル−4−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−
1(2H)−イソキノリノン・2塩酸塩(実施例37
2) 2−〔4−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)フ
ェニル〕−7−(4−メトキシカルボニルベンジルオキ
シ)−3−メトキシカルボニル−4−(3,4,5−ト
リメトキシフェニル)−1(2H)−イソキノリノン
(実施例373(1)) 2−(4−アミノフェニル)−7−(4−メトキシカル
ボニルベンジルオキシ)−3−メトキシカルボニル−4
−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1(2H)
−イソキノリノン・塩酸塩(実施例373(2)) 2−〔4−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)フ
ェニル〕−7−(3−メトキシカルボニルベンジルオキ
シ)−3−メトキシカルボニル−4−(3,4,5−ト
リメトキシフェニル)−1(2H)−イソキノリノン
(実施例374) 実施例375−376 実施例373(1)または374の目的化合物を実施例
21(1)及び実施例6(2)と同様に処理することに
より、第38表記載の下記化合物を得る。
【0524】2−〔4−(tert−ブトキシカルボニ
ルアミノ)フェニル〕−7−(4−カルボキシベンジル
オキシ)−3−メトキシカルボニル−4−(3,4,5
−トリメトキシフェニル)−1(2H)−イソキノリノ
ン(実施例375(1)) 2−(4−アミノフェニル〕−7−(4−カルボキシベ
ンジルオキシ)−3−メトキシカルボニル−4−(3,
4,5−トリメトキシフェニル)−1(2H)−イソキ
ノリノン・塩酸塩(実施例375(2)) 2−〔4−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)フ
ェニル〕−7−(3−カルボキシベンジルオキシ)−3
−メトキシカルボニル−4−(3,4,5−トリメトキ
シフェニル)−1(2H)−イソキノリノン(実施例3
76(1)) 2−(4−アミノフェニル〕−7−(3−カルボキシベ
ンジルオキシ)−3−メトキシカルボニル−4−(3,
4,5−トリメトキシフェニル)−1(2H)−イソキ
ノリノン・塩酸塩(実施例376(2)) 実施例377−378 実施例375(1)または376(1)の目的化合物と
対応原料化合物とを実施例129及び実施例6(2)と
同様に処理することにより、第39表記載の下記各化合
物を得る。
【0525】2−(4−アミノフェニル)−3−メトキ
シカルボニル−7−〔4−(4−メチルピペラジニルカ
ルボニル)ベンジルオキシ〕−4−(3,4,5−トリ
メトキシフェニル)−1(2H)−イソキノリノン・2
塩酸塩(実施例377) 2−(4−アミノフェニル)−3−メトキシカルボニル
−7−〔3−(4−メチルピペラジニルカルボニル)ベ
ンジルオキシ〕−4−(3,4,5−トリメトキシフェ
ニル)−1(2H)−イソキノリノン・2塩酸塩(実施
例378) 実施例379−382 実施例369の目的化合物と対応原料化合物とを実施例
9(1)と同様に処理し、次いで生成物を実施例9
(3)と同様に処理することにより、第39表記載の下
記各化合物を得る。
【0526】2−(4−アミノフェニル)−3−メトキ
シカルボニル−7−〔3−(メチルアミノ)ベンジルオ
キシ〕−4−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−
1(2H)−イソキノリノン・2塩酸塩(実施例37
9) 2−(4−アミノフェニル)−7−(2−ヒドロキシメ
チルベンジルオキシ)−3−メトキシカルボニル−4−
(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1(2H)−
イソキノリノン・塩酸塩(実施例380) 2−(4−アミノフェニル)−7−(3−ヒドロキシメ
チルベンジルオキシ)−3−メトキシカルボニル−4−
(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1(2H)−
イソキノリノン・塩酸塩(実施例381) 2−(4−アミノフェニル)−7−(4−ヒドロキシメ
チルベンジルオキシ)−3−メトキシカルボニル−4−
(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1(2H)−
イソキノリノン・塩酸塩(実施例382) 実施例383 実施例312(2)の目的化合物を実施例69と同様に
処理することにより、第40表記載の2−〔4−(アセ
チルアミノ)フェニル〕−3−メトキシカルボニル−7
−(2−ピリジルメチルオキシ〕−4−(3,4,5−
トリメトキシフェニル)−1(2H)−イソキノリノン
を得る。
【0527】実施例384 (1)実施例313(1)の目的化合物を実施例273
と同様に処理することにより、第40表記載の2−〔4
−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)フェニル〕
−3−メトキシカルボニル−7−(N−オキソ−2−ピ
リジルメチルオキシ)−4−(3,4,5−トリメトキ
シフェニル)−1(2H)−イソキノリノンを得る。
【0528】(2)本品を実施例6(2)と同様に処理
し、次いで生成物を実施例369と同様に処理すること
により、第40表記載の2−(4−アミノフェニル)−
3−メトキシカルボニル−7−(N−オキソ−2−ピリ
ジルメチルオキシ)−4−(3,4,5−トリメトキシ
フェニル)−1(2H)−イソキノリノンを得る。
【0529】実施例385〜386 実施例325の目的化合物と対応原料化合物とを実施例
6または7と同様に処理することにより、第40表記載
の下記各化合物を得る。
【0530】7−(3−アミノベンジルオキシ)−3−
メトキシカルボニル−2−モルホリノ−4−(3,4,
5−トリメトキシフェニル)−1(2H)−イソキノリ
ノン・塩酸塩(実施例385) 7−(2−ベンゾイミダゾリルメチルオキシ)−3−メ
トキシカルボニル−2−モルホリノ−4−(3,4,5
−トリメトキシフェニル)−1(2H)−イソキノリノ
ン(実施例386) 実施例387 実施例335の目的化合物を実施例8(1)と同様に処
理することにより、第41表記載の2−(4−アミノフ
ェニル)−8−ヒドロキシ−3−メトキシカルボニル−
4−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1(2
H)−イソキノリノンを得る。
【0531】実施例 388−392 実施例387の目的化合物を実施例6と同様に処理する
ことにより、第41表記載の下記各化合物を得る。
【0532】2−(4−アミノフェニル)−3−メトキ
シカルボニル−8−(2−ピリジルメチルオキシ)−4
−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1(2H)
−イソキノリノン・2塩酸塩(実施例388) 2−(4−アミノフェニル)−3−メトキシカルボニル
−8−(3−ピリジルメチルオキシ)−4−(3,4,
5−トリメトキシフェニル)−1(2H)−イソキノリ
ノン・2塩酸塩(実施例389) 2−(4−アミノフェニル)−3−メトキシカルボニル
−8−(4−ピリジルメチルオキシ)−4−(3,4,
5−トリメトキシフェニル)−1(2H)−イソキノリ
ノン・2塩酸塩(実施例390) 2−(4−アミノフェニル)−3−メトキシカルボニル
−8−(2−キノリルメチルオキシ)−4−(3,4,
5−トリメトキシフェニル)−1(2H)−イソキノリ
ノン・2塩酸塩(実施例391) 2−(4−アミノフェニル)−3−メトキシカルボニル
−8−(フェニルエチルオキシ)−4−(3,4,5−
トリメトキシフェニル)−1(2H)−イソキノリノン
・塩酸塩(実施例392) 実施例 393 実施例369の目的化合物を、実施例7と同様に処理す
ることにより、2−(4−アミノフェニル)−7−(4
−イミダゾリルメチルオキシ)−3−メトキシカルボニ
ル−4−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1
(2H)−イソキノリノン・2塩酸塩を得る。
【0533】実施例 394 実施例382の目的化合物300mgおよびトリエチル
アミン0.36mlを塩化メチレン5mlに溶解し、氷
冷下、メシルクロリド0.084mlを滴下する。12
時間後、反応液を水にあけ、塩化メチレンにて抽出、抽
出液を洗浄、乾燥後、溶媒を留去する。残渣にエタノー
ル5mlおよび濃塩酸1mlを加え、室温にて12時間
撹拌後、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液にあけ、クロロ
ホルムにて抽出、抽出液を洗浄、乾燥後、溶媒を留去す
る。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶媒;クロ
ロホルム:アセトン=3:1)で精製することにより7
−(4−アミノメチルベンジルオキシ)−2−(4−メ
タンスルホニルアミノフェニル)−3−メトキシカルボ
ニル−4−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1
(2H)−イソキノリノン108mgを得る。
【0534】実施例 395−398 実施例354の目的化合物と対応原料化合物とを実施例
320と同様に処理もしくは実施例9(1)、次いで実
施例9(3)と同様に処理することにより、第42表記
載の下記各化合物を得る。
【0535】2−(4−アミノフェニル)−7−(2−
ベンズイミダゾリルメチルオキシ)−4−(4−クロロ
−3,5−ジメトキシフェニル)−3−メトキシカルボ
ニル−1(2H)−イソキノリノン・2塩酸塩(実施例
395) 2−(4−アミノフェニル)−7−(3,5−ジメトキ
シベンジルオキシ)−4−(4−クロロ−3,5−ジメ
トキシフェニル)−3−メトキシカルボニル−1(2
H)−イソキノリノン・塩酸塩(実施例396) 2−(4−アミノフェニル)−4−(4−クロロ−3,
5−ジメトキシフェニル)−7−(6−ヒドロキシメチ
ル−2−ピリジルメチルオキシ)−3−メトキシカルボ
ニル−1(2H)−イソキノリノン・2塩酸塩(実施例
397) 2−(4−アミノフェニル)−4−(4−クロロ−3,
5−ジメトキシフェニル)−3−メトキシカルボニル−
7−ピラジニルメチルオキシ−1(2H)−イソキノリ
ノン・2塩酸塩(実施例398) 実施例 399 実施例319(1)の目的化合物と対応原料化合物を実
施例9(1)と同様に処理し、次いで生成物を実施例9
(3)と同様に処理することにより。第43表記載の2
−(4−アミノフェニル)−4−(4−ブロモ−3,5
−ジメトキシフェニル)−7−(2−フリルメチルオキ
シ)−6−メトキシ−3−メトキシカルボニル−1(2
H)−イソキノリノン・塩酸塩を得る。
【0536】実施例 400 7−ベンジルキオキシ−3−ヒドロキシ−6−メトキシ
−4−(3 ,5−ジメトキシ−4−メチルフェニル)−
3,4−ジヒドロイソクマリン−3−カルボン酸(参考
例103の目的物)を実施例4と同様に処理することに
より、第43表記載の7−ベンジルオキシ−2−〔4−
(tert−ブトキシカルボニルアミノ)フェニル〕−
6−メトキシ−3−メトキシカルボニル−4−(3,5
−ジメトキシ−4−メチルフェニル)−1(2H)−イ
ソキノリノンを得る。
【0537】実施例 401 実施例400の目的化合物を実施例6(2)と同様に処
理することにより、第43表記載の2−(4−アミノフ
ェニル)−7−ベンジルオキシ−4−(3,5−ジメト
キシ−4−メチルフェニル)−6−メトキシ−3−メト
キシカルボニル−1(2H)−イソキノリノン・塩酸塩
を得る。
【0538】実施例 402 実施例400の目的化合物を実施例5と同様に処理する
ことにより、第43表記載の2−〔4−(tert−ブ
トキシカルボニルアミノ)フェニル〕−4−(3,5−
ジメトキシ−4−メチルフェニル)−7−ヒドロキシ−
6−メトキシ−3−メトキシカルボニル−1(2H)−
イソキノリノンを得る。
【0539】実施例 403 実施例402の目的化合物を実施例6(2)と同様に処
理することにより、第43表記載の2−(4−アミノフ
ェニル)−4−(3,5−ジメトキシ−4−メチルフェ
ニル)−7−ヒドロキシ−6−メトキシ−3−メトキシ
カルボニル−1(2H)−イソキノリノン・塩酸塩を得
る。
【0540】実施例 404〜407 実施例402の目的化合物と対応原料化合物とを実施例
6と同様に処理することにより、第43表記載の下記各
化合物を得る。
【0541】2−(4−アミノフェニル)−4−(3,
5−ジメトキシ−4−メチルフェニル)−6−メトキシ
−3−メトキシカルボニル−7−(4−ピリジルメチル
オキシ)−1(2H)−イソキノリノン・2塩酸塩(実
施例404) 2−(4−アミノフェニル)−4−(3,5−ジメトキ
シ−4−メチルフェニル)−6−メトキシ−3−メトキ
シカルボニル−7−(3−ピリジルメチルオキシ)−1
(2H)−イソキノリノン・2塩酸塩(実施例405) 2−(4−アミノフェニル)−4−(3,5−ジメトキ
シ−4−メチルフェニル)−6−メトキシ−3−メトキ
シカルボニル−7−(2−ピリジルメチルオキシ)−1
(2H)−イソキノリノン・2塩酸塩(実施例406) 2−(4−アミノフェニル)−4−(3,5−ジメトキ
シ−4−メチルフェニル)−6−メトキシ−3−メトキ
シカルボニル−7−(2−キノリルメチルオキシ)−1
(2H)−イソキノリノン・2塩酸塩(実施例407) 実施例 408 7−ベンジルキオキシ−3,4−ジヒドロ−4−(3 ,
5−ジメトキシ−4−メチルフェニル)−3−ヒドロキ
シイソクマリン−3−カルボン酸(参考例106の目的
物)を実施例4と同様に処理することにより、第44表
記載の7−ベンジルオキシ−2−〔4−(tert−ブ
トキシカルボニルアミノ)フェニル〕−4−(3,5−
ジメトキシ−4−メチルフェニル)−3−メトキシカル
ボニル−1(2H)−イソキノリノンを得る。
【0542】実施例 409 実施例408の目的化合物を実施例6(2)と同様に処
理することにより、第44表記載の2−(4−アミノフ
ェニル)−7−ベンジルオキシ−4−(3,5−ジメト
キシ−4−メチルフェニル)−3−メトキシカルボニル
−1(2H)−イソキノリノン・塩酸塩を得る。
【0543】実施例 410 実施例408の目的化合物を実施例5と同様に処理する
ことにより、第44表記載の2−〔4−(tert−ブ
トキシカルボニルアミノ)フェニル〕−4−(3,5−
ジメトキシ−4−メチルフェニル)−7−ヒドロキシ−
3−メトキシカルボニル−1(2H)−イソキノリノン
を得る。
【0544】実施例 411 実施例410の目的化合物を実施例6(2)と同様に処
理することにより、第44記載の2−(4−アミノフェ
ニル)−4−(3,5−ジメトキシ−4−メチルフェニ
ル)−7−ヒドロキシ−3−メトキシカルボニル−1
(2H)−イソキノリノン・塩酸塩を得る。
【0545】実施例 412〜421 実施例410の目的化合物と対応原料化合物とを実施例
6または7と同様に処理することにより、第44または
45記載の下記各化合物を得る。
【0546】2−(4−アミノフェニル)−4−(3,
5−ジメトキシ−4−メチルフェニル)−3−メトキシ
カルボニル−7−(4−ピリジルメチルオキシ)−1
(2H)−イソキノリノン・2塩酸塩(実施例412) 2−(4−アミノフェニル)−4−(3,5−ジメトキ
シ−4−メチルフェニル)−3−メトキシカルボニル−
7−(3−ピリジルメチルオキシ)−1(2H)−イソ
キノリノン・2塩酸塩(実施例413) 2−(4−アミノフェニル)−4−(3,5−ジメトキ
シ−4−メチルフェニル)−3−メトキシカルボニル−
7−(2−ピリジルメチルオキシ)−1(2H)−イソ
キノリノン・2塩酸塩(実施例414) 2−(4−アミノフェニル)−4−(3,5−ジメトキ
シ−4−メチルフェニル)−3−メトキシカルボニル−
7−(2−キノリルメチルオキシ)−1(2H)−イソ
キノリノン・2塩酸塩(実施例415) 2−(4−アミノフェニル)−4−(3,5−ジメトキ
シ−4−メチルフェニル)−7−(1−イソキノリルメ
チルオキシ)−3−メトキシカルボニル−1(2H)−
イソキノリノン・2塩酸塩(実施例416) 2−(4−アミノフェニル)−7−(3,5−ジアミノ
ベンジルオキシ)−4−(3,5−ジメトキシ−4−メ
チルフェニル)−3−メトキシカルボニル−1(2H)
−イソキノリノン・3塩酸塩(実施例417) 2−(4−アミノフェニル)−4−(3,5−ジメトキ
シ−4−メチルフェニル)−7−(6−ヒドロキシメチ
ル−2−ピリジルメチルオキシ)−3−メトキシカルボ
ニル−1(2H)−イソキノリノン・2塩酸塩(実施例
418) 2−(4−アミノフェニル)−4−(3,5−ジメトキ
シ−4−メチルフェニル)−7−(3−メチルアミノベ
ンジルオキシ)−3−メトキシカルボニル−1(2H)
−イソキノリノン・2塩酸塩(実施例419) 2−(4−アミノフェニル)−4−(3,5−ジメトキ
シ−4−メチルフェニル)−7−(2−ヒドロキシメチ
ルベンジルオキシ)−3−メトキシカルボニル−1(2
H)−イソキノリノン・塩酸塩(実施例420) 2−(4−アミノフェニル)−4−(3,5−ジメトキ
シ−4−メチルフェニル)−3−メトキシカルボニル−
7−(2−ピラジニルメチルオキシ)−1(2H)−イ
ソキノリノン・2塩酸塩(実施例421) 実施例 422 (1)実施例311(2)の目的化合物12.2gをク
ロロホルム200mlに溶解し、飽和炭酸水素ナトリウ
ム水溶液を加えて1時間撹拌する。クロロホルム層を分
液し、乾燥後濃縮、酢酸エチルを加えて析出した結晶を
ろ取することにより、第46表記載の2−(4−アミノ
フェニル)−3−メトキシカルボニル−7−(4−ピリ
ジルメチルオキシ)−4−(3,4,5−トリメトキシ
フェニル)−1(2H)−イソキノリノン10.8gを
得る。
【0547】(2)本品2.00gにエタノール150
mlを加え、80℃に加温して結晶を完全に溶解する。
2N硫酸3.53gを滴下し、滴下終了後、反応液を室
温にもどし、終夜撹拌する。析出結晶をろ取、冷エタノ
ールにて洗浄することにより、第46表記載の2−(4
−アミノフェニル)−3−メトキシカルボニル−7−
(4−ピリジルメチルオキシ)−4−(3,4,5−ト
リメトキシフェニル)−1(2H)−イソキノリノン・
硫酸塩2.12gを得る。
【0548】実施例 423 実施例422(1)の目的化合物2.00gにエタノー
ル150mlを加え、80℃に加温して結晶を完全に溶
解する。メタンスルホン酸0.48mlを加えた後、室
温にもどし、3時間撹拌する。析出結晶をろ取、冷エタ
ノールにて洗浄することにより、第46表記載の2−
(4−アミノフェニル)−3−メトキシカルボニル−7
−(4−ピリジルメチルオキシ)−4−(3,4,5−
トリメトキシフェニル)−1(2H)−イソキノリノン
・2メタンスルホン酸塩2.65gを得る。
【0549】実施例 424〜425 実施例313(2)の目的化合物を実施例422または
423と同様に処理することにより、第46表記載の下
記各化合物を得る。
【0550】2−(4−アミノフェニル)−3−メトキ
シカルボニル−7−(2−ピリジルメチルオキシ)−4
−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1(2H)
−イソキノリノン・硫酸塩(実施例424) 2−(4−アミノフェニル)−3−メトキシカルボニル
−7−(2−ピリジルメチルオキシ)−4−(3,4,
5−トリメトキシフェニル)−1(2H)−イソキノリ
ノン・2メタンスルホン酸塩(実施例425) 実施例 426 参考例80の目的化合物と対応原料化合物とを実施例9
9(1)と同様に処理することにより、第47表記載の
4−(3−ブロモ−4,5−ジメトキシフェニル)3−
カルボキシ−6,7−ジメトキシ−1(2H)−イソキ
ノリノンを得る。
【0551】実施例 427 実施例426の目的化合物を、実施例10(2)と同様
に処理することにより、第47表記載の4−(3−ブロ
モ−4,5−ジメトキシフェニル)−6,7−ジメトキ
シ−3−メトキシカルボニル−1(2H)−イソキノリ
ノンを得る。
【0552】実施例 428 (1)参考例107(5)の目的化合物を、実施例4も
しくは実施例31と同様に処理することにより、7−ベ
ンジルオキシ−2−〔4−(tert−ブトキシカルボ
ニルアミノ)フェニル〕−4−(3,4−ジメトキシ−
5−メトキシメトキシフェニル)−3−メトキシカルボ
ニル−1(2H)−イソキノリノンを得る。
【0553】(2)本品を実施例5および実施例6−
(1)と同様に処理することにより、2−〔4−(te
rt−ブトキシカルボニルアミノ)フェニル〕−4−
(3,4−ジメトキシ−5−メトキシメトキシフェニ
ル)−3−メトキシカルボニル−7−(2−ピリジルメ
チルオキシ)−1(2H)−イソキノリノンを得る。
【0554】(3)本品をクロロホルム5mlに溶解
し、4N塩化水素−酢酸エチル溶液2mlを加え室温で
1時間撹拌、生じた懸濁液にメタノール10mlを加え
た後、40℃に加温し、3時間撹拌する。反応液を濃縮
し、酢酸エチルを加えて析出した結晶をろ取することに
より、第48表記載の2−(4−アミノフェニル)−4
−(3,4−ジメトキシ−5−ヒドロキシフェニル)−
3−メトキシカルボニル−7−(2−ピリジルメチルオ
キシ)−1(2H)−イソキノリノン・2塩酸塩を得
る。
【0555】実施例 429 実施例313−(2)の目的化合物1.70gにジオキ
サン30mlおよび濃塩酸30mlを加え、終夜加熱還
流した後、ジオキサンを留去、2N水酸化ナトリウム水
溶液にて中和後酢酸エチルにて抽出、抽出液を洗浄、乾
燥後、溶媒を留去する。残渣をシリカゲルクロマトグラ
フィー(溶媒;クロロホルム:アセトン=3:2)で精
製することにより、第48表記載の2−(4−アミノフ
ェニル)−4−(3,5−ジメトキシ−4−ヒドロキシ
フェニル)−3−メトキシカルボニル−7−(2−ピリ
ジルメチルオキシ)−1(2H)−イソキノリノン92
0mgを得る。
【0556】参考例 1 2−ブロモ−4,5−ジメトキシベンズアルデヒドジメ
チルアセタール74.0gをテトラヒドロフラン400
mlに溶解し窒素気流下−78℃に冷却する。この溶液
にノルマルブチルリチウム191mlをゆっくり滴下
し、滴下終了後、15分間撹拌する。この溶液にN,N
−ジメチル−3,4,5−トリメトキシベンズアミド6
1gのテトラヒドロフラン溶液を滴下する。反応温度を
−45℃まで徐々に昇温させた後、反応液を水にあけ酢
酸エチルにて抽出、抽出液を水、飽和食塩水で洗浄し、
乾燥後溶媒を留去する。析出晶をジエチルエーテルにて
濾取することにより、下記第49表記載の4,5−ジメ
トキシ−6−(3,4,5−トリメトキシベンゾイル)
ベンズアルデヒドジメチルアセタール90.0gを得
る。
【0557】参考例 2−8 N,N−ジメチル−3,4,5−トリメトキシベンズア
ミドと対応ブロモベンズアルデヒドジメチルアセタール
化合物とを参考例1と同様に処理することにより、下記
第49表記載の化合物を得る。
【0558】
【表71】
【0559】参考例 9 2−ブロモ−4,5−ジメトキシベンズアルデヒドジメ
チルアセタール5.68gをテトラヒドロフラン20m
lに溶解後、−60℃に冷却する。この溶液にn−ブチ
ルリチウム12.8mlを30分間かけて滴下する。こ
の溶液に4−ブロモ−3,5−ジメトキシベンズアルデ
ヒド4.78gのテトラヒドロフラン溶液を30分間か
けて滴下する。反応液に酢酸1.06mlを加えた後、
水にあけ酢酸エチルにて抽出、抽出液を洗浄、乾燥後溶
媒を留去し油状物質としてアルコール体9.02gを得
る。このアルコール体をトルエン30mlに溶解し、二
酸化マンガン26gを数回に分けて固体のまま加える。
この懸濁液を80℃に加温、5時間後不溶物を濾去し、
濾液を濃縮、析出結晶をジイソプロピルエーテルにて濾
取することにより、下記第50表記載の2−(4−ブロ
モ−3,5−ジメトキシベンゾイル)−4,5−ジメト
キシベンズアルデヒドジメチルアセタール3.68gを
得る。
【0560】参考例 10−13 対応化合物を参考例9と同様に処理することにより、下
記第50表記載の化合物を得る。
【0561】
【表72】
【0562】参考例 14 4,5−ジメトキシ−2−(3,4,5−トリメトキシ
ベンゾイル)ベンズアルデヒドジメチルアセタール1.
0gをアセトン15mlと水0.5mlに加熱溶解し、
酸性イオン交換樹脂(IR−120)50mgを加えて
室温下、2時間撹拌する。反応終了後、酸性イオン交換
樹脂を濾去し、溶媒を留去する。残渣をジオキサン12
mlに溶解し、レゾルシノール456mg、酢酸緩衝溶
液(pH3.8)12mlを加える。この溶液に亜塩素
酸ナトリウム374mgの水溶液をゆっくり滴下し、室
温下、終夜撹拌する。反応後濃塩酸を加えてpH1とし
た後、クロロホルム抽出、クロロホルム層を洗浄、乾燥
後溶媒を留去し、析出する結晶をジエチルエーテルにて
濾取して、下記第51表記載の4,5−ジメトキシ−2
−(3,4,5−トリメトキシベンゾイル)安息香酸8
10mgを得る。
【0563】参考例 15−26 対応化合物を参考例14と同様に処理することにより、
下記第51及び第52表記載の化合物を得る。
【0564】参考例 27 2−ブロモ−4,5−ジメトキシベンズアルデヒドジメ
チルアセタール14.8gのテトラヒドロフラン50m
l溶液を−70℃に冷却し窒素雰囲気下で、n−ブチル
リチウムのヘキサン溶液(1.6M)33.4mlを2
0分間で滴下する。−60℃で30分間反応させた後、
2,3,4−トリメトキシベンズアルデヒド10.0g
のテトラヒドロフラン30ml溶液を10分間で滴下す
る。1時間反応させた後、反応液に水、酢酸エチル20
0mlを加えて酢酸エチル層を分取し、洗浄、乾燥す
る。この酢酸エチル溶液に酸性イオン交換樹脂(IR−
120)7.0gを加えて室温で1時間反応させた後濾
過し、酢酸エチルを留去する。得られた生成物にピリジ
ン150ml、1.8N水酸化カリウム水溶液150m
lを加え80℃に加温し、過マンガン酸カリウム24.
1gを数回に分けて固体のまま加える。同温で1時間反
応させた後、不溶物をろ別する。ろ液に、氷冷下、濃塩
酸200ml、酢酸エチル300mlを加えて酢酸エチ
ル層を分取し、洗浄、乾燥する。酢酸エチルを留去し、
残渣をジエチルエーテルで結晶化することにより、下記
第52表記載の4,5−ジメトキシ−2−(2,3,4
−トリメトキシベンゾイル)安息香酸7.72gを得
る。
【0565】参考例 28 対応化合物を参考例27と同様に処理することにより、
下記第52表記載の4,5−ジメトキシ−2−(3,4
−メチレンジオキシベンゾイル)安息香酸を得る。
【0566】
【表73】
【0567】
【表74】
【0568】参考例 29 2−(4−メトキシフェニル)−4,4−ジメチル−2
−オキサゾリン11.0gのテトラヒドロフラン50m
l溶液を−50℃に冷却し、n−ブチルリチウムのヘキ
サン溶液(1.6M)36.8mlを20分間で滴下す
る。−40℃で30分間撹拌させた後、同温で3,4,
5−トリメトキシベンズアルデヒド10.5gのテトラ
ヒドロフラン30ml溶液を10分間で滴下する。−3
0℃で1時間撹拌させた後、反応液に水及び酢酸エチル
200mlを加えて抽出し、洗浄、乾燥する。酢酸エチ
ルを留去し、ジエチルエーテルで結晶化することによ
り、下記第53表記載の2−{2−〔ヒドロキシ−
(3,4,5−トリメトキシフェニル)メチル〕−4−
メトキシフェニル}−4,4−ジメチル−2−オキサゾ
リン16.2gを得る。
【0569】参考例 30 対応化合物を参考例29と同様に処理することにより、
下記第53表記載の2−〔2−ヒドロキシ−(3,4,
5−トリメトキシフェニル)メチルフェニル〕−4,4
−ジメチル−2−オキサゾリンを得る。
【0570】
【表75】
【0571】参考例 31 N−メチル−2−クロロベンズアミド13.0gのテト
ラヒドロフラン300ml溶液を−70℃に冷却し、s
ec−ブチルリチウムのシクロヘキサン溶液(1.3
M)130mlを20分間で滴下する。−60℃で30
分間撹拌させた後、3,4,5−トリメトキシベンズア
ルデヒド15.0gのテトラヒドロフラン100ml溶
液を10分間で滴下する。同温で1時間撹拌させた後反
応液に水及び酢酸エチル300mlを加えて抽出し、洗
浄、乾燥する。酢酸エチルを留去し、ジエチルエーテル
で結晶化することにより、下記第54表記載のN−メチ
ル−2−クロロ−6−〔ヒドロキシ−(3,4,5−ト
リメトキシフェニル)メチル〕ベンズアミド19.2g
を得る。
【0572】参考例 32−35 対応化合物を参考例31と同様に処理することにより、
下記第54表記載の化合物を得る。
【0573】
【表76】
【0574】参考例 36 参考例29で得た化合物9.0gにジオキサン38m
l、濃塩酸19mlを加え110℃で1時間反応させ
る。水及び酢酸エチル150mlを加えて抽出し洗浄、
乾燥する。酢酸エチルを留去し、ジエチルエーテルで結
晶化することにより、下記第55表記載の5−メトキシ
−3−(3,4,5−トリメトキシフェニル)フタライ
ド6.14gを得る。
【0575】参考例 37−41 対応化合物を参考例36と同様に処理することにより、
下記第55表記載の化合物を得る。
【0576】参考例 42 6−〔ヒドロキシ−(3,4,5−トリメトキシフェニ
ル)メチル〕−2−メトキシメチルオキシ−N−メチル
ベンズアミド(参考例35の目的化合物)17.0gに
ジオキサン68ml、濃塩酸17mlを加え100℃で
20分間撹拌する。水及び酢酸エチル200mlを加え
て酢酸エチル抽出する。抽出液を洗浄、乾燥後、溶媒を
留去し、残渣をジエチルエーテルで結晶化する。更に、
得られた粗結晶をジメチルホルムアミド90ml、炭酸
カリウム3.35g、臭化ベンジル4.14gを加え、
室温で2時間撹拌する。水及び酢酸エチル200mlを
加えて酢酸エチル抽出する。抽出液を洗浄、乾燥後、溶
媒を留去し、残渣をジエチルエーテルで結晶化すること
により、下記第55表記載の7−ベンジルオキシ−3−
(3,4,5−トリメトキシフェニル)フタライド7.
68gを得る。
【0577】
【表77】
【0578】参考例 43 参考例36で得られた化合物にピリジン45ml、25
%水酸化カリウム水溶液90mlを加え70℃に加温
し、過マンガン酸カリウム5.31gを数回に分けて固
体のまま加える。同温で1.5時間撹拌させた後、不溶
物をろ別する。ろ液に氷冷下、濃塩酸100ml、酢酸
エチル300mlを加えて抽出し、抽出液を洗浄、乾燥
する。溶媒を留去し、ジエチルエーテルで結晶化するこ
とにより、下記第56表記載の4−メトキシ−2−
(3,4,5−トリメトキシベンゾイル)安息香酸7.
38gを得る。
【0579】参考例 44−49 対応化合物を参考例43と同様に処理することにより、
下記第56表記載の化合物を得る。
【0580】
【表78】
【0581】参考例 50 4,5−ジメトキシ−2−(3,4,5−トリメトキシ
ベンゾイル)安息香酸5gのジメチルホルムアミド50
ml溶液に炭酸カリウム3.72g、ブロモマロン酸ジ
エチル2.48mlを加え室温で終夜撹拌する。反応液
からジメチルホルムアミドを留去後、クロロホルム及び
水を加えて抽出する。抽出液にジオキサン80ml、濃
塩酸80mlを加え3時間加熱環流する。反応液を冷却
して析出晶をろ取、アセトンで洗浄、乾燥することによ
り、下記第57表記載の6,7−ジメトキシ−4−
(3,4,5−トリメトキシフェニル)イソクマリン−
3−カルボン酸2.85gを得る。
【0582】参考例 51−59 対応原料化合物を参考例50と同様に処理することによ
り、下記第57表記載の化合物を得る。
【0583】
【表79】
【0584】参考例 60 2−(3−ブロモ−4,5−ジメトキシベンゾイル)−
4,5−ジメトキシ安息香酸6gのジメチルホルムアミ
ド110ml溶液に炭酸カリウム4.29g、ブロモマ
ロン酸ジエチル3.71gを加え、室温で終夜撹拌す
る。反応液からジメチルホルムアミドを留去し、残渣に
酢酸エチル及び水を加えて抽出する。抽出液(酢酸エチ
ル層)を洗浄、乾燥後、溶媒を留去する。残渣にジオキ
サン35ml、濃塩酸35mlを加え5時間加熱還流す
る。反応液を冷却後、クロロホルム及び水を加えて抽出
する。抽出液(クロロホルム層)を洗浄、乾燥後、溶媒
を留去する。残渣をエーテルより結晶化することによ
り、下記第58表記載の4−(3−ブロモ−4,5−ジ
メトキシフェニル)−6,7−ジメトキシ−イソクマリ
ン−3−カルボン酸2.54gを得る。
【0585】参考例 61−65 対応化合物を参考例60と同様に処理することにより、
下記第58表記載の化合物を得る。
【0586】参考例 66 2−(3,5−ジブロモ−4−メトキシベンゾイル)−
4,5−ジメトキシ安息香酸6.30gのジメチルホル
ムアミド50ml溶液に炭酸カリウム4.04g、ブロ
モマロン酸ジメチル3.43gを加え室温で終夜撹拌す
る。反応液に酢酸エチル及び水を加えて抽出する。抽出
液を洗浄、乾燥後、溶媒を留去する。残渣にジオキサン
30ml、濃塩酸30mlを加え5時間加熱還流する。
反応液を冷却後、酢酸エチル及び水を加えて抽出し、抽
出液を洗浄する。残りの水層を10%塩酸で酸性とした
後、さらに酢酸エチルで抽出し、洗浄、乾燥する。抽出
液を合わせて溶媒を留去し、残渣をエーテルより結晶化
することにより、下記第58表記載の4−(3,5−ジ
ブロモ−4−メトキシフェニル)−6,7−ジメトキシ
イソクマリン−3−カルボン酸1.32gを得る。
【0587】
【表80】
【0588】参考例 67 5−ベンジルオキシ−4−メトキシ−2−(3,4,5
−トリメトキシベンゾイル)安息香酸90gのジメチル
ホルムアミド900ml溶液に炭酸カリウム60.5
g、ブロモマロン酸ジ−tert−ブチル64.6gを
加え室温で3時間撹拌する。反応液に酢酸エチル及び水
を加えて抽出する。抽出液を洗浄、乾燥後、溶媒を留去
する。残渣に4N塩化水素−酢酸エチル溶液500ml
を加え、室温で5時間撹拌する。析出晶をろ取し、洗
浄、乾燥する。本結晶を酢酸40ml及びジオキサン8
0ml混液に溶解し、5時間加熱還流する。析出晶をろ
取し、洗浄、乾燥することにより、下記第59表記載の
7−ベンジルオキシ−6−メトキシ−4−(3,4,5
−トリメトキシフェニル)イソクマリン−3−カルボン
酸70.0gを得る。
【0589】参考例 68−70 対応化合物を参考例67と同様に処理することにより、
下記第59表記載の化合物を得る。
【0590】
【表81】
【0591】参考例 71 参考例67で得た化合物13.9gを2N水酸化ナトリ
ウム水溶液100mlとメタノール100mlの混合溶
液に加え、室温で4時間撹拌する。メタノールを留去
後、残る水層を10%塩酸でpH=2に調製し、酢酸エ
チル抽出する。抽出液を洗浄、乾燥後、溶媒を留去す
る。残渣を、ジエチルエーテルで結晶化することによ
り、下記第60表記載の7−ベンジルオキシ−3−ヒド
ロキシ−6−メトキシ−4−(3,4,5−トリメトキ
シフェニル)−3,4−ジヒドロイソクマリン−3−カ
ルボン酸12.78gを得る。
【0592】参考例 72−86 対応化合物をそれぞれ参考例71と同様に処理すること
により、下記第60表記載の化合物を得る。
【0593】
【表82】
【0594】
【表83】
【0595】
【表84】
【0596】参考例 87−91 5−ベンジルオキシ−2−ブロモ−4−メトキシベンズ
アルデヒドジメチルアセタール又は5−ベンジルオキシ
−2−ブロモベンズアルデヒドジメチルアセタールを参
考例1又は参考例9と同様に処理することにより、下記
第61表記載の各化合物を得る。
【0597】
【表85】
【0598】参考例 92−96 参考例87−91で得られる化合物を参考例14と同様
に処理することにより、下記第62表記載の化合物を得
る。
【0599】
【表86】
【0600】参考例 97−101 参考例92−96で得られる化合物を参考例67と同様
に処理することにより、下記第63表記載の化合物を得
る。
【0601】
【表87】
【0602】参考例 102〜106 参考例97〜101で得られる化合物を参考例71と同
様に処理することにより、下記第64表記載の化合物を
得る。
【0603】参考例 107 (1)2−ブロモ−5−ベンジルオキシベンズアルデヒ
ドジメチルアセタール8.14gをテトラヒドロフラン
40mlに溶解し、窒素気流下、−78℃に冷却する。
この溶液にノルマルブチルリチウム16.6mlを滴下
し、滴下終了後、10分間撹拌する。この溶液に、N,
N−ジメチル−3,4−ジメトキシ−5−メトキシメト
キシベンズアミド6.50gのテトラヒドロフラン溶液
を滴下する。反応溶液を氷冷まで徐々に昇温した後、反
応液を飽和塩化アンモニウム水溶液にあけ、酢酸エチル
にて抽出、洗浄、乾燥後、溶媒を留去して2−(3,4
−ジメトキシ−5−メトキシメトキシベンゾイル)−5
−ベンジルオキシベンズアルデヒドジメチルアセタール
の粗体を得る。
【0604】(2)本品をテトラヒドロフラン80ml
に溶解し、2N塩酸20mlを加えて終夜撹拌する。溶
媒を留去後、水および酢酸エチルを加えて分液、有機層
を洗浄、乾燥後、溶媒を留去して2−(3,4−ジメト
キシ−5−メトキシメトキシベンゾイル)−5−ベンジ
ルオキシベンズアルデヒド5.66gを得る。
【0605】(3)得られた油状残渣をジオキサン60
mlに溶解し、レゾルシノール2.14g、酢酸緩衝液
(pH3.8)50mlを加える。この溶液に亜塩素酸
ナトリウム1.76gの水溶液を滴下し、室温下、終夜
撹拌する。反応溶液に、濃塩酸を加えて、pH1とした
後、クロロホルムで抽出、クロロホルム層を洗浄、乾燥
後、溶媒を留去して5−ベンジルオキシ−2−(3,4
−ジメトキシ−5−メトキシメトキシベンゾイル)安息
香酸を得る。
【0606】(4)本品をジメチルホルムアミド30m
lに溶解し、氷冷下、炭酸カリウム1.79gおよびブ
ロモマロン酸ジ−tert−ブチル3.83gを加えた
後、室温で終夜撹拌する。さらに炭酸カリウム1.79
gを加えて終夜撹拌した後、水にあけ酢酸エチルにて抽
出、抽出液を洗浄、乾燥後、溶媒を留去する。残渣に4
N塩化水素−酢酸エチル溶液35ml加え、終夜撹拌、
反応液を濃縮し、ジオキサンにて共沸する。残渣をジオ
キサン50mlおよび酢酸30mlに溶解し、4時間加
熱還流後、濃縮、トルエンにて共沸する。残渣をジメチ
ルホルムアミド50mlに溶解し、氷冷下、ジイソプロ
ピルエチルアミン9.3mlおよびメトキシメチルクロ
リド4.0mlを加え終夜撹拌する。反応液を水にあ
け、酢酸エチルにて抽出、抽出層を洗浄、乾燥後、溶媒
を留去し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶
媒;ヘキサン:クロロホルム:酢酸エチル=5:5:
1)で精製することにより7−ベンジルオキシ−4−
(3,4−ジメトキシ−5−メトキシメトキシフェニ
ル)−3−メトキシメトキシカルボニルオキシイソクマ
リン1.82gを得る。
【0607】(5)本品をテトラヒドロフラン15ml
およびメタノール5mlに溶解し、氷冷下、2N水酸化
ナトリウム水溶液3.39mlを加えた後、濃縮、水お
よび酢酸エチルを加え、分液し、酢酸エチル層を洗浄、
乾燥後、溶媒を留去して下記第64表記載の7−ベンジ
ルオキシ−3−ヒドロキシ−4−(3,4−ジメトキシ
−5−メトキシメトキシフェニル)−3,4−ジヒドロ
イソクマリン−3−カルボン酸を得る。
【0608】
【化88】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C07D 401/04 215 C07D 401/04 215 249 249 401/06 213 401/06 213 233 233 401/10 231 401/10 231 239 239 401/12 207 401/12 207 213 213 215 215 217 217 233 233 257 257 405/06 217 405/06 217 405/12 217 405/12 217 409/12 217 409/12 217 413/04 217 413/04 217 417/04 217 417/04 217 // A61K 31/47 AED A61K 31/47 AED 31/495 ABU 31/495 ABU 31/505 ABS 31/505 ABS 31/535 ABN 31/535 ABN

Claims (31)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式〔I〕 【化1】 (式中、環A及び環Bは同一または異なって置換もしく
    は非置換ベンゼン環、R1 は(1)水素原子、(2)置
    換もしくは非置換低級アルキル基、(3)置換もしくは
    非置換シクロ低級アルキル基、(4)置換もしくは非置
    換アリール基、(5)置換もしくは非置換複素環式基、
    または(6)モノもしくはジ置換されていてもよいアミ
    ノ基、R2は式:−COOR3または式:−CON
    (R4)(R5)で示される基であり、R3が水素原子ま
    たはエステル残基、−N(R4)(R5)で示される基が
    置換もしくは非置換含窒素脂肪族複素環式基または置換
    もしくは非置換アミノ基を表す。但し、R1が水素原子
    または置換もしくは非置換低級アルキル基である場合に
    は、環A及び環Bの少なくとも一方が2個以上の低級ア
    ルコキシ基で置換されたベンゼン環である。)で示され
    るイソキノリノン誘導体またはその薬理的に許容し得る
    塩。
  2. 【請求項2】 エステル残基R3が低級アルキル基、ト
    リ低級アルキルシリル低級アルキル基またはアリール低
    級アルキル基であり、−N(R4)(R5)で示される基
    がヒドロキシ低級アルキル基置換ピペラジニル基、モル
    ホリノ基、ピロリジニル基、イミダゾリル基置換低級ア
    ルキルアミノ基またはモノもしくはジ低級アルキルアミ
    ノ基である請求項1記載の化合物。
  3. 【請求項3】 環A及び環Bが、同一または異なる1〜
    4個の置換基を有していてもよいベンゼン環であり、当
    該環A及び環B上の置換基が、保護されていてもよい水
    酸基、低級アルキレンジオキシ基、ハロゲン原子、低級
    アルキル基、モノもしくはジ低級アルキルカルバモイル
    オキシ基または式:R6−(CO)n−O−で示される基
    であって、R6は置換もしくは非置換低級アルキル基、
    置換もしくは非置換低級アルケニル基、置換もしくは非
    置換シクロ低級アルキル基、置換もしくは非置換アリー
    ル基、置換もしくは非置換アリールスルホニル基または
    置換もしくは非置換複素環式基であり、nは0または1
    である請求項1記載の化合物。
  4. 【請求項4】 環Aが、同一または異なる1〜4個の置
    換基を有していてもよいベンゼン環であり、当該環A上
    の置換基が、保護されていてもよい水酸基、低級アルキ
    レンジオキシ基、ハロゲン原子、低級アルキル基、モノ
    もしくはジ低級アルキルカルバモイルオキシ基または
    式:R6−(CO)n−O−で示される基であって、R6
    は置換もしくは非置換低級アルキル基、置換もしくは非
    置換低級アルケニル基、置換もしくは非置換シクロ低級
    アルキル基、置換もしくは非置換アリール基、置換もし
    くは非置換アリールスルホニル基または置換もしくは非
    置換複素環式基であり、nは0または1であり、環B
    が、同一または異なる1〜4個の置換基を有していても
    よいベンゼン環であり、環Bの置換基が、保護されてい
    てもよい水酸基、低級アルコキシ基、低級アルキル基、
    ハロゲン原子及び低級アルキレンジオキシ基から選ばれ
    る基である請求項1記載の化合物。
  5. 【請求項5】 環Aが、式: 【化2】 で示されるベンゼン環であり、環Bが、式: 【化3】 で示されるベンゼン環であり、A1及びA2は、同一また
    は異なって、水素原子、保護されていてもよい水酸基、
    低級アルキレンジオキシ基、ハロゲン原子、低級アルキ
    ル基、モノもしくはジ低級アルキルカルバモイルオキシ
    基及び式:R6−(CO)n−O−で示される基から選ば
    れる基であり、B1、B2及びB3は、同一または異なっ
    て、保護されていてもよい水酸基、低級アルコキシ基、
    低級アルキル基、ハロゲン原子及び低級アルキレンジオ
    キシ基から選ばれる基である請求項4記載の化合物。
  6. 【請求項6】 R6が、(1)水酸基置換低級アルキル
    基、低級アルキル基、オキソ基及び低級アルコキシカル
    ボニル基から選ばれる基で置換されていてもよい5〜1
    0員単環もしくは二環式複素環式基;低級アルキレンジ
    オキシ基、カルボキシル基、低級アルコキシカルボニル
    基、低級アルコキシ基、スルファモイル基、カルバモイ
    ル基、ニトロ基、保護されていてもよいアミノ基、フェ
    ニル基、ハロゲン原子、モノ低級アルキルアミノ基、ジ
    低級アルキルアミノ基、低級アルキルピペラジノカルボ
    ニル基、水酸基置換低級アルキル基及び低級アルキル基
    から選ばれる基で置換されていてもよい6〜10員単環
    式もしくは二環式アリール基;シアノ基;カルボキシル
    基;モノもしくはジ低級アルキルアミノ基;低級アルコ
    キシ基置換低級アルコキシ基;低級アルコキシ基;水酸
    基;カルバモイル基;低級アルコキシカルボニル基;シ
    クロ低級アルキル基;及びベンゾイル基から選ばれる基
    で置換されていてもよい低級アルキル基、または(2)
    低級アルキル基、シアノ基、カルボキシル基、モノもし
    くはジ低級アルキルアミノ基、低級アルコキシ基置換低
    級アルキル基、水酸基、低級アルコキシ基、カルバモイ
    ル基、低級アルコキシカルボニル基及びニトロ基から選
    ばれる基で置換されていてもよい5〜10員単環もしく
    は二環式複素環式基である請求項5記載の化合物。
  7. 【請求項7】 環Aが式: 【化4】 で示されるベンゼン環であり、環Bが、式: 【化5】 で示されるベンゼン環である請求項5記載の化合物。
  8. 【請求項8】 A1及びA2が同一または異なって、保護
    されていてもよい水酸基;低級アルキレンジオキシフェ
    ニル基、ベンズイミダゾリル基、低級アルキル基置換イ
    ミダゾリル基、シアノ基、カルボキシル基、ピリジル
    基、N−オキソピリジル基、水酸基置換低級アルキル基
    で置換されたピリジル基、ピロリジニル基、イソキノリ
    ル基、ピリミジニル基、ピラジニル基、キナゾリル基、
    フタラジニル基、低級アルコキシカルボニル基置換ピペ
    リジル基、ピペリジル基、キノリル基、テトラゾリル
    基、チエニル基、フリル基、低級アルキル基及び低級ア
    ルコキシカルボニル基で置換されたピロリル基、モノも
    しくはジ低級アルキルアミノ基、低級アルコキシ基置換
    低級アルコキシ基、低級アルコキシ基、水酸基、カルバ
    モイル基、低級アルコキシカルボニル基、シクロ低級ア
    ルキル基、カルボキシル基置換フェニル基、低級アルコ
    キシカルボニル基置換フェニル基、ベンゾイル基、モノ
    もしくはジ低級アルコキシ基置換フェニル基、ニトロ基
    置換フェニル基、ナフチル基、モノもしくはジハロゲノ
    フェニル基、カルバモイル基置換フェニル基、スルファ
    モイル基置換フェニル基、保護されていてもよいアミノ
    基でモノもしくはジ置換されたフェニル基、ビフェニル
    基、ハロゲン原子及びニトロ基でジ置換されたフェニル
    基、モノ低級アルキルアミノ基置換フェニル基、ジ低級
    アルキルアミノ基置換フェニル基、低級アルキルピペラ
    ジノカルボニル基置換フェニル基及び低級アルキル基置
    換フェニル基から選ばれる基で置換されていてもよい低
    級アルコキシ基;低級アルキレンジオキシ基;ハロゲン
    原子;低級アルキル基;シクロ低級アルコキシ基;ピリ
    ジルオキシ基;低級アルケニルオキシ基;モルホリノカ
    ルボニルオキシ基;低級アルキル基置換ピペラジニルカ
    ルボニルオキシ基;低級アルキル基及びニトロ基で置換
    されたピロリルカルボニルオキシ基;ピロリルカルボニ
    ルオキシ基;モノもしくはジ低級アルキルカルバモイル
    オキシ基;低級アルキル基置換フェニルスルホニルオキ
    シ基;及びベンゾイルオキシ基から選ばれる基である請
    求項5、6または7記載の化合物。
  9. 【請求項9】 R1が(1)水素原子、(2)ピペリジ
    ル基、ピリジル基、イミダゾリル基、低級アルキル基置
    換ピペリジル基、フリル基、モルホリノ基、テトラヒド
    ロフリル基、低級アルキル基及びオキソ基で置換された
    ジヒドロピリジル基、ピペラジニル基、低級アルコキシ
    カルボニル基置換ピペラジニル基、シクロ低級アルキル
    基、フェニル基、低級アルキレンジオキシフェニル基、
    低級アルコキシカルボニル基、水酸基、水酸基置換低級
    アルコキシ基、カルボキシル基、低級アルコキシ基、保
    護されていてもよいアミノ基、カルバモイル基、ジ低級
    アルキルアミノ基及びピリジルカルボニルオキシ基から
    選ばれる基で置換されていてもよい低級アルキル基、
    (3)低級アルコキシカルボニル基、水酸基、カルボキ
    シル基及び保護されていてもよいアミノ基から選ばれる
    基で置換されていてもよいシクロ低級アルキル基、
    (4)ハロゲン原子、モノもしくはジ低級アルキルアミ
    ノ基、モルホリノ基、低級アルキル基置換ピリミジニル
    基、低級アルキル基置換ピラゾリル基、水酸基置換低級
    アルキル基、保護されていてもよいアミノ基、低級アル
    カノイル基置換アミノ基、低級アルコキシ基、低級アル
    キル基、保護されていてもよい水酸基、カルボキシル基
    置換低級アルキル基、低級アルコキシカルボニル基置換
    低級アルキル基、低級アルコキシカルボニル基置換低級
    アルコキシ基、カルバモイル基、カルボキシル基、低級
    アルキルチオ基、低級アルコキシカルボニル基、ニトロ
    基、トリハロゲノ低級アルキル基、モルホリノカルボニ
    ル基、カルボキシル基置換低級アルコキシ基、ジ(低級
    アルキルスルホニル)アミノ基、モルホリノ低級アルキ
    ルカルバモイル基置換低級アルコキシ基、スルファモイ
    ル基、保護されていてもよいアミノ基で置換された低級
    アルキル基、低級アルキル基及びアミノ基の保護基で置
    換されたアミノ基、低級アルキレンジオキシ基、保護さ
    れていてもよいアミノ基で置換されたカルバモイル基、
    低級アルキルスルフィニル基及び低級アルキルスルホニ
    ル基から選ばれる基で置換されていてもよく、かつ一部
    が飽和していてもよい単環、二環もしくは三環式の6〜
    14員アリール基、(5)低級アルキル基、フェニル基
    置換低級アルキル基、水酸基置換低級アルキル基、オキ
    ソ基、低級アルコキシ基、保護されていてもよいアミノ
    基、フェニル低級アルコキシカルボニル基及び低級アル
    コキシカルボニル基から選ばれる基で置換されていても
    よく、かつ一部が飽和していてもよい単環もしくは二環
    式の5〜12員複素環式基、(6)アミノ基の保護基、
    ピリジル基、低級アルカノイル基、低級アルキル基、水
    酸基置換低級アルキル基、フェニル基、低級アルカノイ
    ルオキシ基置換低級アルキル基及びトリハロゲノ低級ア
    ルカノイル基から選ばれる基でモノもしくはジ置換され
    ていてもよいアミノ基である請求項8記載の化合物。
  10. 【請求項10】 単環、二環もしくは三環式の6〜14
    員アリール基がフェニル基、インダニル基、フルオレニ
    ル基またはナフチル基であり、単環もしくは二環式の5
    〜12員複素環式基がピペラジニル基、ピラニル基、モ
    ルホリノ基、インダゾリル基、ピロリジニル基、インド
    リル基、ベンゾトリアゾリル基、ピラジニル基、ピリジ
    ル基、チオモルホリノ基、ピロリル基、キノリル基、イ
    ソキノリル基、フタラジニル基、イソオキサゾリル基ま
    たはピペリジル基である請求項9記載の化合物。
  11. 【請求項11】 A1及びA2が、同一または異なって、
    保護された水酸基、低級アルコキシ基、ピリジル低級ア
    ルコキシ基、ヒドロキシ低級アルキル基置換ピリジル低
    級アルコキシ基、N−オキソピリジル低級アルコキシ
    基、ピラジニル低級アルコキシ基、キノリル低級アルコ
    キシ基、アミノ基置換フェニル基で置換された低級アル
    コキシ基、モノもしくはジ低級アルキルアミノ基置換フ
    ェニル基で置換された低級アルコキシ基、低級アルコキ
    シ基置換フェニル基で置換された低級アルコキシ基、ヒ
    ドロキシ低級アルキル基置換フェニル基で置換された低
    級アルコキシ基、カルボキシル基置換フェニル基で置換
    された低級アルコキシ基及びイソキノリル低級アルコキ
    シ基から選ばれる基であり、B1、B2及びB3が、同一
    または異なって、ハロゲン原子、低級アルキル基及び低
    級アルコキシ基から選ばれる基であり、R1が、保護さ
    れていてもよいアミノ基で置換されていてもよいフェニ
    ル基、保護されていてもよいアミノ基で置換されていて
    もよいピリジル基及びモルホリノ基から選ばれる基であ
    り、R2が低級アルコキシカルボニル基またはフェニル
    低級アルコキシカルボニル基である請求項7記載の化合
    物。
  12. 【請求項12】 環Aが、式: 【化6】 で示されるベンゼン環であり、環Bが、式: 【化7】 で示されるベンゼン環である請求項5記載の化合物。
  13. 【請求項13】 R6が、(1)低級アルキル基及び低
    級アルコキシカルボニル基から選ばれる基で置換されて
    いてもよいピロリル基;ヒドロキシ低級アルキルで置換
    されていてもよいピリジル基;N−オキソピリジル基;
    ピラジニル基;チエニル基;カルボキシル基、低級アル
    コキシカルボニル基、ニトロ基、アミノ基、モノもしく
    はジ低級アルキルアミノ基、フェニル基、ハロゲン原
    子、低級アルコキシ基、水酸基置換低級アルキル基及び
    低級アルキル基から選ばれる同一又は異なる1〜3個の
    基で置換されていてもよいフェニル基;ナフチル基;キ
    ノリル基;イソキノリル基;ベンズイミダゾリル基;及
    びシクロ低級アルキル基から選ばれる基で置換されてい
    てもよい低級アルキル基、または(2)低級アルキル基
    及びニトロ基から選ばれる基で置換されていてもよいピ
    ロリル基であり、A2が、水素原子または低級アルコキ
    シ基であり、R1がフェニル基、保護されていてもよい
    アミノ基で置換されたフェニル基及びモルホリノ基から
    選ばれる基であり、B1、B2及びB3が、同一又は異な
    って、ハロゲン原子、低級アルキル基及び低級アルキル
    基から選ばれる基であり、nが0または1である請求項
    12記載の化合物。
  14. 【請求項14】 環Aが、式: 【化8】 で示されるベンゼン環であり、環Bが、式: 【化9】 で示されるベンゼン環であり、A1が、保護されていて
    もよい水酸基またはピリジル基、ヒドロキシ低級アルキ
    ル基置換ピリジル基、N−オキソピリジル基、ピラジニ
    ル基、アミノ基置換フェニル基、モノもしくはジ低級ア
    ルキルアミノ基置換フェニル基、低級アルコキシ基置換
    フェニル基、ヒドロキシ低級アルキル基置換フェニル
    基、イソキノリル基およびキノリル基から選ばれる基で
    置換された低級アルコキシ基であり、B1、B2及びB3
    が、同一または異なって、ハロゲン原子、低級アルキル
    基及び低級アルコキシ基から選ばれる基であり、R
    1が、保護されていてもよいアミノ基で置換されていて
    もよいフェニル基である請求項5記載の化合物。
  15. 【請求項15】 R2が低級アルコキシカルボニル基で
    ある請求項13または14記載の化合物。
  16. 【請求項16】 一般式〔I−A〕 【化10】 (式中、環Aおよび環Bは同一または異なって、置換も
    しくは非置換ベンゼン環、R1Aは置換もしくは非置換ア
    リール基または置換もしくは非置換複素環式基、R3
    水素原子またはエステル残基を表す。)で示されるイソ
    キノリノン誘導体またはその薬理的に許容し得る塩。
  17. 【請求項17】 環Aおよび環Bが1〜4個の置換基を
    有していてもよいベンゼン環であって、当該置換基は
    (i)水酸基;(ii)ハロゲン原子;(iii)低級
    アルキル基;(iv)シクロ低級アルコキシ基;(v)
    低級アルキレンジオキシ基;(vi)低級アルコキシ
    基;(vii)ニトロ基、ハロゲン原子、フェニル基、
    カルボキシル基、低級アルコキシカルボニル基、低級ア
    ルキル基、低級アルコキシ基、アミノ基、モノもしくは
    ジ低級アルキルアミノ基および水酸基置換低級アルキル
    基からなる群より選ばれる1〜3個の置換基を有してい
    てもよいフェニル基、水酸基、ベンゾイル基、低級アル
    コキシカルボニル基、カルボキシル基、モノもしくはジ
    低級アルキルアミノ基、低級アルコキシ置換低級アルキ
    ル基、低級アルコキシ基およびナフチル基からなる群よ
    り選ばれる基で置換された低級アルコキシ基;および
    (viii)窒素原子、酸素原子および硫黄原子よりな
    る群より選ばれる1〜4個の異項原子を有する5〜10
    員複素環式基置換低級アルコキシ基(当該複素環式基は
    カルボキシル基、低級アルコキシカルボニル基、低級ア
    ルキル基、水酸基置換低級アルキル基、ニトロ基および
    オキソ基からなる群より選ばれる1〜3個の置換基を有
    していてもよい)、R1Aが保護されていてもよいアミノ
    基、ハロゲン原子、モノもしくはジ低級アルキルアミノ
    基、モルホリノ基、低級アルキル基置換ピリミジニル
    基、低級アルキル基置換ピラゾリル基、水酸基置換低級
    アルキル基、低級アルカノイル基置換アミノ基、低級ア
    ルコキシ基、低級アルキル基、保護されていてもよい水
    酸基、カルボキシル基置換低級アルキル基、低級アルコ
    キシカルボニル置換低級アルキル基、低級アルコキシカ
    ルボニル置換低級アルコキシ基、カルバモイル基、カル
    ボキシル基、低級アルキルチオ基、低級アルコキシカル
    ボニル基、ニトロ基、トリハロゲノ低級アルキル基、モ
    ルホリノカルボニル基、カルボキシル基置換低級アルコ
    キシ基、ジ(低級アルキルスルホニル)アミノ基、モル
    ホリノ低級アルキルカルバモイル基置換低級アルコキシ
    基、低級アルキル基およびアミノ基の保護基で置換され
    たアミノ基、低級アルキレンジオキシ基、保護されてい
    てもよいアミノ基で置換されたカルバモイル基、低級ア
    ルキルスルフィニル基および低級アルキルスルホニル基
    からなる群より選ばれる1〜4個の置換基を有していて
    もよいフェニル基;または窒素原子、酸素原子および硫
    黄原子よりなる群より選ばれる1〜4個の異項原子を有
    する5〜10員複素環式基(当該複素環式基は水酸基、
    ハロゲン原子、低級アルキル基、フェニル置換低級アル
    キル基、水酸基置換低級アルキル基、オキソ基、低級ア
    ルコキシ基、保護されていてもよいアミノ基、モノもし
    くはジ低級アルキルアミノ基、フェニル置換低級アルコ
    キシカルボニル基、低級アルコキシカルボニル基、カル
    ボキシル基およびカルバモイル基からなる群より選ばれ
    る1〜4個の置換基を有していてもよい)、およびR3
    が水素原子または低級アルキル基である請求項16記載
    の化合物。
  18. 【請求項18】 一般式〔I−B〕 【化11】 (式中、環A2及び環B2は、同一または異なる1〜4個
    の置換基を有していてもよいベンゼン環であり、当該環
    2及び環B2上の置換基が、ホルミル基で保護されてい
    てもよい水酸基、低級アルキレンジオキシ基、ハロゲン
    原子、低級アルキル基、モノもしくはジ低級アルキルカ
    ルバモイルオキシ基又は式:R6B−(CO)n−O−で
    示される基〔R6Bは、(1)水酸基置換低級アルキル
    基、低級アルキル基、オキソ基及び低級アルコキシカル
    ボニル基から選ばれる同一または異なる1〜4個の基で
    置換されていてもよい複素環式基であって、当該複素環
    部分が、ピリジル基、ピリミジニル基、ピラジニル基、
    ピペリジル基、ピペラジニル基、ピロリジニル基、イソ
    キノリル基、キノリル基、テトラゾリル基、チエニル
    基、フリル基、モルホリノ基、ピロリル基、ベンズイミ
    ダゾリル基、イミダゾリル基、キナゾリル基及びフタラ
    ジニル基から選ばれる基である複素環式基;ベンジルオ
    キシカルボニル基、4−メトキシベンジルオキシカルボ
    ニル基、9−フルオレニルメチルオキシカルボニル基、
    tert−ブトキシカルボニル基、2,2,2−トリク
    ロロエチルオキシカルボニル基及び低級アルカノイル基
    から選ばれる基で保護されていてもよいアミノ基、低級
    アルキレンジオキシ基、カルボキシル基、低級アルコキ
    シカルボニル基、低級アルコキシ基、スルファモイル
    基、カルバモイル基、ニトロ基、フェニル基、ハロゲン
    原子、モノ低級アルキルアミノ基、ジ低級アルキルアミ
    ノ基、低級アルキルピペラジノカルボニル基、水酸基置
    換低級アルキル基及び低級アルキル基から選ばれる同一
    または異なる1〜4個の基で置換されていてもよいフェ
    ニル基又はナフチル基;シアノ基;カルボキシル基;モ
    ノもしくはジ低級アルキルアミノ基;低級アルコキシ基
    置換低級アルコキシ基;低級アルコキシ基;水酸基;カ
    ルバモイル基;低級アルコキシカルボニル基;シクロ低
    級アルキル基;及びベンゾイル基から選ばれる同一また
    は異なる1〜2個の基で置換されていてもよい低級アル
    キル基、(2)低級アルキル基、シアノ基、カルボキシ
    ル基、モノもしくはジ低級アルキルアミノ基、低級アル
    コキシ基置換低級アルキル基、水酸基、低級アルコキシ
    基、カルバモイル基、低級アルコキシカルボニル基及び
    ニトロ基から選ばれる同一または異なる1〜4個の基で
    置換されていてもよい複素環式基であって、当該複素環
    部分が、ピリジル基、ピリミジニル基、ピラジニル基、
    ピペリジル基、ピペラジニル基、ピロリジニル基、イソ
    キノリル基、キノリル基、テトラゾリル基、チエニル
    基、フリル基、モルホリノ基、ピロリル基、ベンズイミ
    ダゾリル基、イミダゾリル基、キナゾリル基及びフタラ
    ジニル基から選ばれる基である複素環式基;(3)シク
    ロ低級アルキル基;(4)低級アルケニル基;或いは
    (5)低級アルキル基置換フェニルスルホニル基、nは
    0または1〕、R1Bは(i)水素原子、(ii)ピペリ
    ジル基;ピリジル基;イミダゾリル基;低級アルキル基
    置換ピペリジル基;フリル基;モルホリノ基;テトラヒ
    ドロフリル基;低級アルキル基及びオキソ基で置換され
    たジヒドロピリジル基;ピペラジニル基;低級アルコキ
    シカルボニル基置換ピペラジニル基;シクロ低級アルキ
    ル基;フェニル基;低級アルキレンジオキシフェニル
    基;低級アルコキシカルボニル基;水酸基;水酸基置換
    低級アルコキシ基;カルボキシル基;低級アルコキシ
    基;ベンジルオキシカルボニル基、4−メトキシベンジ
    ルオキシカルボニル基、9−フルオレニルメチルオキシ
    カルボニル基、tert−ブトキシカルボニル基、2,
    2,2−トリクロロエチルオキシカルボニル基又は低級
    アルカノイル基で保護されていてもよいアミノ基;カル
    バモイル基;ジ低級アルキルアミノ基;及びピリジルカ
    ルボニルオキシ基から選ばれる同一または異なる1〜3
    個の基で置換されていてよい低級アルキル基、(ii
    i)ベンジルオキシカルボニル基、4−メトキシベンジ
    ルオキシカルボニル基、9−フルオレニルメチルオキシ
    カルボニル基、tert−ブトキシカルボニル基、2,
    2,2−トリクロロエチルオキシカルボニル基又は低級
    アルカノイル基で保護されていてもよいアミノ基;低級
    アルコキシカルボニル基;水酸基;カルボキシル基;低
    級アルキル基;低級アルコキシ基;及び水酸基置換低級
    アルキル基から選ばれる同一または異なる1〜3個の基
    で置換されていてもよいシクロ低級アルキル基、(i
    v)ハロゲン原子;モノもしくはジ低級アルキルアミノ
    基;モルホリノ基;低級アルキル基置換ピリミジニル
    基;低級アルキル基置換ピラゾリル基;水酸基置換低級
    アルキル基;ベンジルオキシカルボニル基、4−メトキ
    シベンジルオキシカルボニル基、9−フルオレニルメチ
    ルオキシカルボニル基、tert−ブトキシカルボニル
    基、2,2,2−トリクロロエチルオキシカルボニル基
    又は低級アルカノイル基で保護されていてもよいアミノ
    基;低級アルカノイル基置換アミノ基;低級アルコキシ
    基;低級アルキル基;ベンジル基、フェネチル基、ホル
    ミル基、アセチル基、プロピオニル基、マロニル基、ア
    クリロイル基又はベンゾイル基で保護されていてもよい
    水酸基;カルボキシル基置換低級アルキル基;低級アル
    コキシカルボニル基置換低級アルキル基;低級アルコキ
    シカルボニル基置換低級アルコキシ基;カルバモイル
    基;カルボキシル基;低級アルキルチオ基;低級アルコ
    キシカルボニル基;ニトロ基;トリハロゲノ低級アルキ
    ル基;モルホリノカルボニル基;カルボキシル基置換低
    級アルコキシ基;ジ(低級アルキルスルホニル)アミノ
    基;モルホリノ低級アルキルカルバモイル基置換低級ア
    ルコキシ基;スルファモイル基;ベンジルオキシカルボ
    ニル基、4−メトキシベンジルオキシカルボニル基、9
    −フルオレニルメチルオキシカルボニル基、tert−
    ブトキシカルボニル基、2,2,2−トリクロロエチル
    オキシカルボニル基又は低級アルカノイル基で保護され
    ていてもよいアミノ基で置換された低級アルキル基;ベ
    ンジルオキシカルボニル基、4−メトキシベンジルオキ
    シカルボニル基、9−フルオレニルメチルオキシカルボ
    ニル基、tert−ブトキシカルボニル基、2,2,2
    −トリクロロエチルオキシカルボニル基及び低級アルカ
    ノイル基から選ばれるいずれか1つの保護基、及び低級
    アルキル基で置換されたアミノ基;低級アルキレンジオ
    キシ基;ベンジルオキシカルボニル基、4−メトキシベ
    ンジルオキシカルボニル基、9−フルオレニルメチルオ
    キシカルボニル基、tert−ブトキシカルボニル基、
    2,2,2−トリクロロエチルオキシカルボニル基又は
    低級アルカノイル基で保護されていてもよいアミノ基で
    置換されたカルバモイル基;低級アルキルスルフィニル
    基;及び低級アルキルスルホニル基から選ばれる同一ま
    たは異なる1〜4個の基で置換されていてもよいフェニ
    ル基又はナフチル基、(v)水酸基;ハロゲン原子;低
    級アルキル基;フェニル基置換低級アルキル基;水酸基
    置換低級アルキル基;オキソ基;低級アルコキシ基;ベ
    ンジルオキシカルボニル基、4−メトキシベンジルオキ
    シカルボニル基、9−フルオレニルメチルオキシカルボ
    ニル基、tert−ブトキシカルボニル基、2,2,2
    −トリクロロエチルオキシカルボニル基又は低級アルカ
    ノイル基で保護されていてもよいアミノ基;モノもしく
    はジ低級アルキルアミノ基;フェニル低級アルコキシカ
    ルボニル基;低級アルコキシカルボニル基;カルボキシ
    ル基;及びカルバモイル基から選ばれる同一または異な
    る1〜4個の基で置換されていてもよい5〜12員複素
    単環式基もしくは二環式基、または(vi)ベンジルオ
    キシカルボニル基、4−メトキシベンジルオキシカルボ
    ニル基、9−フルオレニルメチルオキシカルボニル基、
    tert−ブトキシカルボニル基、2,2,2−トリク
    ロロエチルオキシカルボニル基、ピリジル基、低級アル
    カノイル基、低級アルキル基、水酸基置換低級アルキル
    基、フェニル基、低級アルカノイルオキシ基置換低級ア
    ルキル基又はトリハロゲノ低級アルカノイル基から選ば
    れる同一または異なる基でモノもしくはジ置換されてい
    てもよいアミノ基、R2Bは式:−COOR3Bまたは式:
    −CON(R4B)(R5B)で示される基であり、R3B
    水素原子、低級アルキル基、トリ低級アルキルシリル低
    級アルキル基またはフェニル低級アルキル基、−N(R
    4B)(R5B)で示される基がヒドロキシ低級アルキル基
    置換ピペラジニル基、モルホリノ基、ピロリジニル基、
    イミダゾリル基置換低級アルキルアミノ基、モノもしく
    はジ低級アルキルアミノ基を表す。但し、R1Bが水素原
    子または上記(iii)で定義される置換基で置換され
    ていてもよい低級アルキル基である場合には、環A2
    び環B2の少なくとも一方が2個以上の低級アルコキシ
    基で置換されたベンゼン環である。)で示されるイソキ
    ノリノン誘導体またはその薬理的に許容し得る塩。
  19. 【請求項19】 6−メトキシ−3−メトキシカルボニ
    ル−2−モルホリノ−7−(4−ピリジルメチルオキ
    シ)−4−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1
    (2H)−イソキノリノン、6−メトキシ−3−メトキ
    シカルボニル−2−モルホリノ−7−(3−ピリジルメ
    チルオキシ)−4−(3,4,5−トリメトキシフェニ
    ル)−1(2H)−イソキノリノン、6−メトキシ−3
    −メトキシカルボニル−2−モルホリノ−7−(2−ピ
    リジルメチルオキシ)−4−(3,4,5−トリメトキ
    シフェニル)−1(2H)−イソキノリノン、6−メト
    キシ−3−メトキシカルボニル−2−フェニル−4−
    (3,4,5−トリメトキシフェニル)−7−(4−ピ
    リジルメチルオキシ)−1(2H)−イソキノリノン、
    6−メトキシ−3−メトキシカルボニル−2−フェニル
    −4−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−7−
    (3−ピリジルメチルオキシ)−1(2H)−イソキノ
    リノンもしくは、6−メトキシ−3−メトキシカルボニ
    ル−2−フェニル−4−(3,4,5−トリメトキシフ
    ェニル)−7−(2−ピリジルメチルオキシ)−1(2
    H)−イソキノリノン、またはそれらの薬理的に許容し
    うる塩。
  20. 【請求項20】 2−(4−アミノフェニル)−6−メ
    トキシ−3−メトキシカルボニル−7−(2−ピリジル
    メチルオキシ)−4−(3,4,5−トリメトキシフェ
    ニル)−1(2H)−イソキノリノン、2−(4−アミ
    ノフェニル)−7−(3−アミノベンジルオキシ)−6
    −メトキシ−3−メトキシカルボニル−4−(3,4,
    5−トリメトキシフェニル)−1(2H)−イソキノリ
    ノン、2−(4−アミノフェニル)−6−メトキシ−3
    −メトキシカルボニル−7−(4−ピリジルメチルオキ
    シ)−4−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1
    (2H)−イソキノリノン、2−(4−アミノフェニ
    ル)−7−(2−ベンズイミダゾリルメチルオキシ)−
    6−メトキシ−3−メトキシカルボニル−4−(3,
    4,5−トリメトキシフェニル)−1(2H)−イソキ
    ノリノン、2−(4−アミノフェニル)−7−(3,5
    −ジアミノベンジルオキシ)−6−メトキシ−3−メト
    キシカルボニル−4−(3,4,5−トリメトキシフェ
    ニル)−1(2H)−イソキノリノン、2−(4−アミ
    ノフェニル)−4−(4−ブロモ−3,5−ジメトキシ
    フェニル)−6−メトキシ−3−メトキシカルボニル−
    7−(2−ピリジルメチルオキシ)−1(2H)−イソ
    キノリノン、2−(4−アミノフェニル)−4−(4−
    ブロモ−3,5−ジメトキシフェニル)−6−メトキシ
    −3−メトキシカルボニル−7−(3−ピリジルメチル
    オキシ)−1(2H)−イソキノリノン、2−(4−ア
    ミノフェニル)−4−(4−ブロモ−3,5−ジメトキ
    シフェニル)−6−メトキシ−3−メトキシカルボニル
    −7−(4−ピリジルメチルオキシ)−1(2H)−イ
    ソキノリノン、2−(4−アミノフェニル)−3−メト
    キシカルボニル−7−(2−ピリジルメチルオキシ)−
    4−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1(2
    H)−イソキノリノン、2−(4−アミノフェニル)−
    3−メトキシカルボニル−7−(3−ピリジルメチルオ
    キシ)−4−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−
    1(2H)−イソキノリノン、2−(4−アミノフェニ
    ル)−3−メトキシカルボニル−7−(4−ピリジルメ
    チルオキシ)−4−(3,4,5−トリメトキシフェニ
    ル)−1(2H)−イソキノリノン、2−(4−アミノ
    フェニル)−7−(2,5−ジメトキシベンジルオキ
    シ)−3−メトキシカルボニル−4−(3,4,5−ト
    リメトキシフェニル)−1(2H)−イソキノリノン、
    2−(4−アミノフェニル)−7−(3,5−ジメトキ
    シベンジルオキシ)−3−メトキシカルボニル−4−
    (3,4,5−トリメトキシフェニル)−1(2H)−
    イソキノリノン、2−(4−アミノフェニル)−4−
    (4−ブロモ−3,5−ジメトキシフェニル)−3−メ
    トキシカルボニル−7−(2−ピリジルメチルオキシ)
    −1(2H)−イソキノリノン、2−(4−アミノフェ
    ニル)−4−(4−ブロモ−3,5−ジメトキシフェニ
    ル)−3−メトキシカルボニル−7−(3−ピリジルメ
    チルオキシ)−1(2H)−イソキノリノン、2−(4
    −アミノフェニル)−4−(4−ブロモ−3,5−ジメ
    トキシフェニル)−3−メトキシカルボニル−7−(4
    −ピリジルメチルオキシ)−1(2H)−イソキノリノ
    ン、7−(3−アミノベンジルオキシ)−2−(4−ア
    ミノフェニル)−4−(4−ブロモ−3,5−ジメトキ
    シフェニル)−3−メトキシカルボニル−1(2H)−
    イソキノリノン、2−(4−アミノフェニル)−4−
    (4−クロロ−3,5−ジメトキシフェニル)−3−メ
    トキシカルボニル−7−(2−ピリジルメチルオキシ)
    −1(2H)−イソキノリノン、2−(4−アミノフェ
    ニル)−4−(4−クロロ−3,5−ジメトキシフェニ
    ル)−3−メトキシカルボニル−7−(3−ピリジルメ
    チルオキシ)−1(2H)−イソキノリノン、2−(4
    −アミノフェニル)−7−(3−ジメチルアミノベンジ
    ルオキシ)−3−メトキシカルボニル−4−(3,4,
    5−トリメトキシフェニル)−1(2H)−イソキノリ
    ノン、2−(4−アミノフェニル)−3−メトキシカル
    ボニル−7−ピラジニルメチルオキシ−4−(3,4,
    5−トリメトキシフェニル)−1(2H)−イソキノリ
    ノン、2−(4−アミノフェニル)−4−(4−クロロ
    −3,5−ジメトキシフェニル)−3−メトキシカルボ
    ニル−7−(4−ピリジルメチルオキシ)−1(2H)
    −イソキノリノン、2−(4−アミノフェニル)−7−
    (3,5−ジアミノベンジルオキシ)−3−メトキシカ
    ルボニル−4−(3,4,5−トリメトキシフェニル)
    −1(2H)−イソキノリノン、2−(4−アミノフェ
    ニル)−7−(6−ヒドロキシメチル−2−ピリジルメ
    チルオキシ)−3−メトキシカルボニル−4−(3,
    4,5−トリメトキシフェニル)−1(2H)−イソキ
    ノリノン、2−(4−アミノフェニル)−7−(4−カ
    ルボキシベンジルオキシ)−3−メトキシカルボニル−
    4−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1(2
    H)−イソキノリノン、2−(4−アミノフェニル)−
    7−(3−カルボキシベンジルオキシ)−3−メトキシ
    カルボニル−4−(3,4,5−トリメトキシフェニ
    ル)−1(2H)−イソキノリノン、2−(4−アミノ
    フェニル)−3−メトキシカルボニル−7−[4−(4
    −メチルピペラジニルカルボニル)ベンジルオキシ]−
    4−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1(2
    H)−イソキノリノン、2−(4−アミノフェニル)−
    3−メトキシカルボニル−7−[3−(4−メチルピペ
    ラジニルカルボニル)ベンジルオキシ]−4−(3,
    4,5−トリメトキシフェニル)−1(2H)−イソキ
    ノリノン、2−(4−アミノフェニル)−3−メトキシ
    カルボニル−7−(3−メチルアミノベンジルオキシ)
    −4−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1(2
    H)−イソキノリノン、2−(4−アミノフェニル)−
    7−(2−ヒドロキシメチルベンジルオキシ)−3−メ
    トキシカルボニル−4−(3,4,5−トリメトキシフ
    ェニル)−1(2H)−イソキノリノン、2−(4−ア
    ミノフェニル)−3−メトキシカルボニル−7−(N−
    オキソ−2−ピリジルメチルオキシ)−4−(3,4,
    5−トリメトキシフェニル)−1(2H)−イソキノリ
    ノン、2−(4−アミノフェニル)−3−メトキシカル
    ボニル−8−(2−ピリジルメチルオキシ)−4−
    (3,4,5−トリメトキシフェニル)−1(2H)−
    イソキノリノン、2−(4−アミノフェニル)−3−メ
    トキシカルボニル−8−(3−ピリジルメチルオキシ)
    −4−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1(2
    H)−イソキノリノン、2−(4−アミノフェニル)−
    3−メトキシカルボニル−8−(4−ピリジルメチルオ
    キシ)−4−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−
    1(2H)−イソキノリノン、2−(4−アミノフェニ
    ル)−4−(4−クロロ−3,5−ジメトキシフェニ
    ル)−7−(6−ヒドロキシメチル−2−ピリジルメチ
    ルオキシ)−3−メトキシカルボニル−1(2H)−イ
    ソキノリノン、2−(4−アミノフェニル)−4−(4
    −クロロ−3,5−ジメトキシフェニル)−3−メトキ
    シカルボニル−7−ピラジニルメチルオキシ−1(2
    H)−イソキノリノン、2−(4−アミノフェニル)−
    4−(3,5−ジメトキシ−4−メチルフェニル)−3
    −メトキシカルボニル−7−(4−ピリジルメチルオキ
    シ)−1(2H)−イソキノリノン、2−(4−アミノ
    フェニル)−4−(3,5−ジメトキシ−4−メチルフ
    ェニル)−3−メトキシカルボニル−7−(3−ピリジ
    ルメチルオキシ)−1(2H)−イソキノリノン、2−
    (4−アミノフェニル)−4−(3,5−ジメトキシ−
    4−メチルフェニル)−3−メトキシカルボニル−7−
    (2−ピリジルメチルオキシ)−1(2H)−イソキノ
    リノン、2−(4−アミノフェニル)−7−(3,5−
    ジアミノベンジルオキシ)−4−(3,5−ジメトキシ
    −4−メチルフェニル)−3−メトキシカルボニル−1
    (2H)−イソキノリノン、2−(4−アミノフェニ
    ル)−4−(3,5−ジメトキシ−4−メチルフェニ
    ル)−7−(6−ヒドロキシメチル−2−ピリジルメチ
    ルオキシ)−3−メトキシカルボニル−1(2H)−イ
    ソキノリノン、2−(4−アミノフェニル)−4−
    (3,5−ジメトキシ−4−メチルフェニル)−7−
    (3−メチルアミノベンジルオキシ)−3−メトキシカ
    ルボニル−1(2H)−イソキノリノン、2−(4−ア
    ミノフェニル)−4−(3,5−ジメトキシ−4−メチ
    ルフェニル)−7−(3−ヒドロキシメチルアミノベン
    ジルオキシ)−3−メトキシカルボニル−1(2H)−
    イソキノリノンもしくは、2−(4−アミノフェニル)
    −4−(3,5−ジメトキシ−4−メチルフェニル)−
    3−メトキシカルボニル−7−(2−ピラジニルメチル
    オキシ)−1(2H)−イソキノリノン、またはそれら
    の薬理的に許容しうる塩。
  21. 【請求項21】 2−(4−アミノフェニル)−6,7
    −ジメトキシ−3−メトキシカルボニル−4−(3,
    4,5−トリメトキシフェニル)−1(2H)−イソキ
    ノリノンまたはそれらの薬理的に許容しうる塩。
  22. 【請求項22】 6,7−ジメトキシ−3−メトキシカ
    ルボニル−2−モルホリノ−4−(3,4,5−トリメ
    トキシフェニル)−1(2H)−イソキノリノンまたは
    それらの薬理的に許容しうる塩。
  23. 【請求項23】 2−(4−アミノフェニル)−3−メ
    トキシカルボニル−7−(2−ピリジルメチルオキシ)
    −4−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1(2
    H)−イソキノリノンまたはそれらの薬理的に許容しう
    る塩。
  24. 【請求項24】 一般式〔II〕 【化12】 (式中、環A及び環Bは同一または異なって、置換もし
    くは非置換ベンゼン環、R2は式:−COOR3または
    式:−CON(R4)(R5)で示される基であり、R3
    が水素原子またはエステル残基、−N(R4)(R5)で
    示される基が置換もしくは非置換含窒素脂肪族複素環式
    基または置換もしくは非置換アミノ基を表す。)で示さ
    れるイソクマリン誘導体またはその塩と、一般式〔II
    I〕 【化13】 (式中、R1は(1)水素原子、(2)置換もしくは非
    置換低級アルキル基、(3)置換もしくは非置換シクロ
    低級アルキル基、(4)置換もしくは非置換アリール
    基、(5)置換もしくは非置換複素環式基、または
    (6)モノもしくはジ置換されていてもよいアミノ基を
    表す。)で示されるアミン化合物またはその塩とを反応
    させ、所望により生成物を薬理的に許容しうる塩とする
    ことを特徴とする一般式〔I〕 【化14】 (式中、記号は前記と同一意味を有する。但し、R1
    水素原子または置換もしくは非置換低級アルキル基であ
    る場合には、環A及び環Bの少なくとも一方が2個以上
    の低級アルコキシ基で置換されたベンゼン環である。)
    で示されるイソキノリノン誘導体またはその薬理的に許
    容しうる塩の製法。
  25. 【請求項25】 一般式〔II〕 【化15】 (但し、環A及び環Bは同一または異なって、置換もし
    くは非置換ベンゼン環、R2は式:−COOR3または
    式:−CON(R4)(R5)で示される基であり、R3
    が水素原子またはエステル残基、−N(R4)(R5)で
    示される基が置換もしくは非置換含窒素脂肪族複素環式
    基または置換もしくは非置換アミノ基を表す。)で示さ
    れるイソクマリン誘導体またはその塩を加水分解反応に
    付して、一般式〔IV〕 【化16】 (但し、記号は前記と同一意味を有する。)で示される
    化合物とし、次いで、当該生成物〔IV〕と、一般式
    〔III〕 【化17】 (式中、R1は(1)水素原子、(2)置換もしくは非
    置換低級アルキル基、(3)置換もしくは非置換シクロ
    低級アルキル基、(4)置換もしくは非置換アリール
    基、(5)置換もしくは非置換複素環式基、または
    (6)モノもしくはジ置換されていてもよいアミノ基を
    表す。)で示されるアミン化合物またはその塩とを反応
    させ、所望により生成物を薬理的に許容しうる塩とする
    ことを特徴とする一般式〔I〕 【化18】 (式中、記号は前記と同一意味を有する。但し、R1
    水素原子または置換もしくは非置換低級アルキル基であ
    る場合には、環A及び環Bの少なくとも一方が2個以上
    の低級アルコキシ基で置換されたベンゼン環である。)
    で示されるイソキノリノン誘導体またはその薬理的に許
    容しうる塩の製法。
  26. 【請求項26】 一般式〔V〕 【化19】 (式中、環A及び環Bは同一または異なって置換もしく
    は非置換ベンゼン環、R1 は(1)水素原子、(2)置
    換もしくは非置換低級アルキル基、(3)置換もしくは
    非置換シクロ低級アルキル基、(4)置換もしくは非置
    換アリール基、(5)置換もしくは非置換複素環式基、
    または(6)モノもしくはジ置換されていてもよいアミ
    ノ基、R2は式:−COOR3または式:−CON
    (R4)(R5)で示される基であり、R3が水素原子ま
    たはエステル残基、−N(R4)(R5)で示される基が
    置換もしくは非置換含窒素脂肪族複素環式基または置換
    もしくは非置換アミノ基を表す。)で示されるベンゾイ
    ル安息香酸アミド化合物またはその塩を分子内閉環反応
    に付して、一般式〔VI〕 【化20】 (但し、記号は前記と同一意味を有する。)で示される
    化合物とし、次いで、当該生成物を脱水反応に付し、所
    望により生成物を薬理的に許容しうる塩とすることを特
    徴とする一般式〔I〕 【化21】 (式中、記号は前記と同一意味を有する。但し、R1
    水素原子または置換もしくは非置換低級アルキル基であ
    る場合には、環A及び環Bの少なくとも一方が2個以上
    の低級アルコキシ基で置換されたベンゼン環である。)
    で示されるイソキノリノン誘導体またはその薬理的に許
    容しうる塩の製法。
  27. 【請求項27】 一般式〔I−a〕 【化22】 (式中、環A及び環Bは同一または異なって、置換もし
    くは非置換ベンゼン環、R1は(1)水素原子、(2)
    置換もしくは非置換低級アルキル基、(3)置換もしく
    は非置換シクロ低級アルキル基、(4)置換もしくは非
    置換アリール基、(5)置換もしくは非置換複素環式
    基、または(6)モノもしくはジ置換されていてもよい
    アミノ基を表す。)で示される化合物をエステル化反応
    に付し、所望により生成物を薬理的に許容しうる塩とす
    ることを特徴とする一般式〔I−b〕 【化23】 (式中、R31はエステル残基を表し、他の記号は前記と
    同一意味を有する。但し、R1が水素原子または置換も
    しくは非置換低級アルキル基である場合には、環A及び
    環Bの少なくとも一方が2個以上の低級アルコキシ基で
    置換されたベンゼン環である。)で示されるイソキノリ
    ノン誘導体またはその薬理的に許容しうる塩の製法。
  28. 【請求項28】 一般式〔I−a〕 【化24】 (式中、環A及び環Bは同一または異なって、置換もし
    くは非置換ベンゼン環、R1は(1)水素原子、(2)
    置換もしくは非置換低級アルキル基、(3)置換もしく
    は非置換シクロ低級アルキル基、(4)置換もしくは非
    置換アリール基、(5)置換もしくは非置換複素環式
    基、または(6)モノもしくはジ置換されていてもよい
    アミノ基を表す。)で示される化合物と一般式〔VI
    I〕 【化25】 (式中、−N(R4)(R5)で示される基は、置換もし
    くは非置換含窒素脂肪族複素環式基または置換もしくは
    非置換アミノ基を表す。)で示されるアミン化合物また
    はその塩とを反応させ、所望により生成物を薬理的に許
    容しうる塩とすることを特徴とする一般式〔I−c〕 【化26】 (式中、記号は前記と同一意味を有する。但し、R1
    水素原子または置換もしくは非置換低級アルキル基であ
    る場合には、環A及び環Bの少なくとも一方が2個以上
    の低級アルコキシ基で置換されたベンゼン環である。)
    で示されるイソキノリノン誘導体またはその薬理的に許
    容しうる塩の製法。
  29. 【請求項29】 一般式〔I−d〕 【化27】 (式中、環Bは置換もしくは非置換ベンゼン環、A2
    水素原子、保護されていてもよい水酸基、低級アルキレ
    ンジオキシ基、ハロゲン原子、低級アルキル基、モノも
    しくはジ低級アルキルカルバモイルオキシ基及び低級ア
    ルコキシ基から選ばれる基、R1は(1)水素原子、
    (2)置換もしくは非置換低級アルキル基、(3)置換
    もしくは非置換シクロ低級アルキル基、(4)置換もし
    くは非置換アリール基、(5)置換もしくは非置換複素
    環式基、または(6)モノもしくはジ置換されていても
    よいアミノ基、R2は式:−COOR3または式:−CO
    N(R4)(R5)で示される基であり、R3が水素原子
    またはエステル残基、−N(R4)(R5)で示される基
    が置換もしくは非置換含窒素脂肪族複素環式基または置
    換もしくは非置換アミノ基を表す。)で示される化合物
    またはその塩と一般式〔VIII−a〕 【化28】 (式中、R6は置換もしくは非置換低級アルキル基、置
    換もしくは非置換低級アルケニル基、置換もしくは非置
    換シクロ低級アルキル基、置換もしくは非置換アリール
    基、置換もしくは非置換アリールスルホニル基または置
    換もしくは非置換複素環式基を表す。)で示される化合
    物またはその反応性誘導体とを反応させるか、或いは、
    一般式〔VIII−b〕 【化29】 (式中、Xは脱離基を表し、他の記号は前記と同一意味
    を有する。)で示される化合物を反応させ、所望により
    生成物を薬理的に許容しうる塩とすることを特徴とする
    一般式〔I−e〕 【化30】 (式中、nは0または1を表し、他の記号は前記と同一
    意味を有する。但し、R1 が水素原子または置換もしく
    は非置換低級アルキル基である場合には、環A及び環B
    の少なくとも一方が2個以上の低級アルコキシ基で置換
    されたベンゼン環である。)で示されるイソキノリノン
    誘導体またはその薬理的に許容しうる塩の製法。
  30. 【請求項30】 一般式〔I−f〕 【化31】 (式中、環A及び環Bは同一または異なって、置換もし
    くは非置換ベンゼン環、R11は保護されたアミノ基で置
    換された低級アルキル基、保護されたアミノ基で置換さ
    れたシクロ低級アルキル基、保護されたアミノ基で置換
    されたアリール基、保護されたアミノ基で置換された複
    素環式基またはアミノ基の保護基で置換されたアミノ
    基、R2は式:−COOR3または式:−CON(R4
    (R5)で示される基であり、R3が水素原子またはエス
    テル残基、−N(R4)(R5)で示される基が置換もし
    くは非置換含窒素脂肪族複素環式基または置換もしくは
    非置換アミノ基を表す。)で示される化合物またはその
    塩における当該アミノ基の保護基を除去し、所望により
    生成物を薬理的に許容しうる塩とすることを特徴とする
    一般式〔I−g〕 【化32】 (式中、R12はアミノ基置換低級アルキル基、アミノ基
    置換シクロ低級アルキル基、アミノ基置換アリール基、
    アミノ基置換複素環式基またはアミノ基を表し、他の記
    号は前記と同一意味を有する。但し、R12がアミノ基置
    換低級アルキル基である場合には、環A及び環Bの少な
    くとも一方が2個以上の低級アルコキシ基で置換された
    ベンゼン環である。)で示されるイソキノリノン誘導体
    またはその薬理的に許容しうる塩の製法。
  31. 【請求項31】 一般式〔I−h〕 【化33】 (式中、環A及び環Bは同一または異なって、置換もし
    くは非置換ベンゼン環、R2は式:−COOR3または
    式:−CON(R4)(R5)で示される基であり、R3
    が水素原子またはエステル残基、−N(R4)(R5)で
    示される基が置換もしくは非置換含窒素脂肪族複素環式
    基または置換もしくは非置換アミノ基を表す。)で示さ
    れる化合物と一般式〔IX〕 【化34】 (式中、R13は置換もしくは非置換低級アルキル基、X
    1はハロゲン原子を表す。)で示される化合物またはそ
    の塩とを反応させ、所望により生成物を薬理的に許容し
    うる塩とすることを特徴とする一般式〔I−i〕 【化35】 (式中、記号は前記と同一意味を有する。但し、環A及
    び環Bの少なくとも一方が2個以上の低級アルコキシ基
    で置換されたベンゼン環である。)で示されるイソキノ
    リノン誘導体またはその薬理的に許容しうる塩の製法。
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