JPH1029761A - ステープラ付きシート分配装置 - Google Patents

ステープラ付きシート分配装置

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JPH1029761A
JPH1029761A JP9057299A JP5729997A JPH1029761A JP H1029761 A JPH1029761 A JP H1029761A JP 9057299 A JP9057299 A JP 9057299A JP 5729997 A JP5729997 A JP 5729997A JP H1029761 A JPH1029761 A JP H1029761A
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直人 望月
Hideji Yoneoka
秀治 米岡
Shigeki Fukai
繁樹 深井
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  • Mechanical Engineering (AREA)
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  • Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 印刷機、複写機等から排出される記録済みシ
ートを複数段の分配ビンに分配集積させ、各段の分配ビ
ン上に集積されたシート束をそれぞれ綴じるべく、シー
ト束を分配ビンのシート受容端から所定長突出させて、
この突出部分にステープラを用いてステープル打ちを施
すように構成されたステープラ付きシート分配装置にお
いて、ステープル打ちの完了後、シート束が傾くことな
く分配ビン上に押し戻されるようにする。 【解決手段】 ステープラ7によるシート束20に対す
るステープル打ちの完了後、このシート束20を分配ビ
ン上に押し戻すために設けられた押戻し部材61と、ス
テープル打ちの完了後、押戻し部材61をシート束20
のシート幅方向ほぼ中央位置に移動させる移動手段とを
設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シート分配装置の
シート束押出し構造に関し、特に、印刷機、複写機等の
画像形成装置から排出された印刷済み用紙あるいは複写
済み用紙からなる画像記録済みシートを順次受容して複
数枚ずつ集積すべく配設された複数段の分配ビンと、各
段の分配ビン上に集積されたシート束をステープル打ち
して綴じるステープラとを備えたステープラ付きシート
分配装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に「ソータ」と呼ばれるシート分配
装置は、例えば特開平4−43089号に開示されてい
るように、印刷機、複写機等の画像形成装置から排出さ
れた画像記録済みシート(以下、単に「記録済みシー
ト」と呼ぶ)を「インデクサ」と呼ばれるシート分配手
段を用いて複数段の分配ビン(ソートトレー)上に順次
分配集積させ、記録済みシートの集積枚数が所定枚数に
達した各分配ビン上のシート束に対して、複数段の分配
ビンのシート受容端に沿って上下方向および水平方向
(シートの幅方向)に移動可能なステープラを用いて各
シート束毎に綴じ合わせるステープル打ちを行なうよう
に構成されている。
【0003】したがって、上記ステープラを用いたステ
ープル打ちに際しては、複数段の分配ビンのうちの1つ
の分配ビン上のシート束を選択的に分配ビンのシート受
容端から所定長だけステープラに向かって突出させる必
要があり、さらに、ステープラによるシート束に対する
ステープル打ちの完了後、その突出したシート束が次の
分配ビン上のシート束に対するステープラの移動を妨げ
ないように、その突出したシート束を分配ビン上に押し
戻す押戻し部材を設ける必要があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ステープラ
によるシート束に対するステープル打ちの完了後、シー
ト束を分配ビン上に押し戻す場合、シート束が平面図で
見て傾かないようにするためには、押戻し部材をシート
束の縁部の幅方向の中央位置に作用させるのが望ましい
が、記録済みシートには種々のサイズがあり、しかも分
配ビン上のシート束は、シートサイズの大小に拘らず、
そのシート幅方向の一方の側縁が所定の共通整合基準面
に整合するように片寄せられるのが一般的であるので、
1個の押戻し部材を、シート幅方向に固定的に設けた場
合には、種々のサイズのシート束に対して、押戻し部材
をシート束の縁部の中央位置において作用させることは
不可能であった。
【0005】このため、従来は、複数の押戻し部材をシ
ート幅方向に所定の間隔を保って設けることによって、
押戻し時のシート束の傾きを防止していた。
【0006】上述の事情に鑑み、本発明は、単一の押戻
し部材を設けた場合でも押戻し時のシート束の傾きを防
止することができるステープラ付きシート分配装置を提
供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によるステープラ
付きシート分配装置は、画像形成装置から排出された記
録済みシートを順次受容して複数枚ずつ集積すべく配設
された複数段の分配ビンと、画像形成装置から排出され
た記録済みシートを搬送するシート搬送手段と、このシ
ート搬送手段により搬送された記録済みシートを各分配
ビンに放出分配すべく複数段の分配ビンのシート受容端
に沿って上下方向に移動可能に設けられたインデクサ
と、各段の分配ビン上に集積されたシート束の分配ビン
のシート受容端から所定長だけ突出された部分をそれぞ
れステープル打ちして綴じるべく複数段の分配ビンのシ
ート受容端に沿って上下方向およびシート幅方向に移動
可能に設けられたステープラとを備えたステープラ付き
シート分配装置において、上記ステープラによるシート
束に対するステープル打ちの完了後、このシート束を分
配ビン上に押し戻すために設けられた押戻し部材と、ス
テープル打ちの完了後、上記押戻し部材をシート束のシ
ート幅方向ほぼ中央位置に移動させる移動手段とを備え
てなることを特徴とするものである。
【0008】上記押戻し部材は、ステープラに付設され
てこのステープラとともに移動することが好ましい。
【0009】また、分配ビン上のシート束のシート幅方
向の側縁を所定の整合面に整合させる整合部材を設け、
上記押戻し部材の作動時には、上記整合部材がシート束
の上記整合面側とは反対側の側縁に近接した位置に保持
されることが好ましい。
【0010】
【発明の効果】本発明によれば、押戻し部材によりシー
ト束を分配ビン上に押し戻すときに、シートサイズの大
小に拘らず、押戻し部材が常にシート束のシート幅方向
の縁部の中央位置において作用することになるから、押
戻し部材を複数設けなくとも、シート束の傾きを防止す
ることができる。
【0011】その場合、押戻し部材をステープラを付設
することにより、ステープラの移動手段を押戻し部材の
移動手段に兼用することができる。
【0012】また、押戻し部材によりシート束を分配ビ
ン上に押し戻すときに、整合部材をシート束の整合面側
とは反対側の側縁に近接した位置に保持することによ
り、整合部材が、押戻し部材のシート束押戻し動作に負
荷を与えることなく、シート束の傾き防止機能を高める
ことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明によるステープラ付
きシート分配装置の実施の形態を図面に基づいて説明す
る。
【0014】図1は、本発明によるステープラ付きシー
ト分配装置の第1の実施の形態を画像形成装置に接続し
た場合の構成を示す概略的側面図、図2は、図1のシー
ト分配装置の内部構造を透視的に示す概略的側面図、図
3は、分配ビン、インデクサ、ステープラおよびシート
束押出し部材等の配置を示す概略的平面図、図4はステ
ープラ作動時の状態を示す平面図である。
【0015】図において、このシート分配装置Sは、印
刷機等の画像形成装置1から排出された記録済みシート
2(図3)を順次受容して所定枚数ずつ集積すべく、フ
レーム3内の固定位置に上下方向に所定の間隔を保って
配設された複数段(例えば50段)の分配ビン(ソート
トレー)4と、画像形成装置1から排出された記録済み
シート2を分配ビン4側に搬送する搬送手段5と、この
搬送手段5により搬送された記録済みシート2を各分配
ビン4に放出分配すべく複数段の分配ビン4のシート受
容端4aに沿って上下方向に移動可能に設けられたイン
デクサ6と、各段の分配ビン4に集積されたシート束を
それぞれ綴じるべくインデクサ6の移動通路内をこのイ
ンデクサ6とは独立的に移動し得るように設けられたス
テープラ(自動)7とを備えている。
【0016】上記画像形成装置1が印刷機、特に孔版印
刷機の場合は、多数枚のシートを短時間に印刷でき、イ
ンクが十分に乾いていない状態の記録済みシート2を高
速で排出するから、画像形成装置1から排出された記録
済みシート2をインデクサ6に搬送する搬送手段5で
は、図2から明らかなように、搬送ローラが使用されて
おらず、ブロワ8によって記録済みシート2の裏面を吸
引した状態で記録済みシート2を搬送する孔あき搬送ベ
ルト9,10および記録済みシート2をエアで搬送ベル
ト10上に押し付けるファン11等が用いられている。
【0017】本実施の形態のシート分配装置Sは、図1
に示すように、その本体と同一構成を有する複数台のス
レーブ機S′を画像形成装置1側とは反対側に従属接続
して分配ビン4の段数を増大させることが可能なように
構成されており、そのため、スレーブ機S′が接続され
たとき、記録済みシート2をこのスレーブ機S′側に搬
送するためのシート搬送部12がシート分配装置Sの上
部に着脱可能に取り付けられるようになっている。
【0018】なお、画像形成装置1は、排出した記録済
みシート2をソーティングしない場合に集積するノンソ
ート用排紙台13を備えており、また、シート分配装置
Sの外壁面には、操作パネル14と、外付け電動ステー
プラ15とが設けられている。
【0019】図3から明らかなように、ステープラ7
は、インデクサ6が上下方向に移動中は、インデクサ6
の移動通路に対してシート幅方向(図3の上下方向)に
外れた位置に待機しており、このステープラ7の待機位
置は、シート分配装置Sの側面図で見て、インデクサ6
が最下段の分配ビン4に記録済みシート2を放出分配し
得る位置に達したときインデクサ6とオーバーラップす
る位置に設定されている。
【0020】各分配ビン4上に載置される記録済みシー
ト2の側端縁は、図4に示すように、軸18aを中心に
回動可能なシート取り出しドア18の内面によって規定
されたシート側端縁整合基準面L1 に整合せしめられる
ようになっており、分配ビン4には、記録済みシート2
の側端縁を押して幅方向に移動させて上記整合基準面L
1 に整合させるための2本のサイド整合棒21a,21
bと、インデクサ6から勢いよく放出される記録済みシ
ート2の先端縁に弾性的に当接して記録済みシート2を
緩やかに停止させるためのゴムバンドのような弾性材よ
りなるストッパ部材22と、後述するシート束押出し部
材25を昇降させるための案内レール26とが分配ビン
4を上下方向に貫通して延設されている。
【0021】上記サイド整合棒21a,21bおよびス
トッパ部材22は、分配ビン4に形成された切溝23
a,23bおよび24内をそれぞれ移動するようになっ
ており、ストッパ部材22は、インデクサ6から分配ビ
ン4上に放出される記録済みシート2のサイズに応じて
切溝24内を図4の左右方向に移動するようになってい
る。
【0022】上記案内レール26は、記録済みシート2
を先端側から押して分配ビン4のシート受容端4a側に
移動させ、シート後端縁整合基準面L2 に整合させるた
めの整合棒を兼ねており、整合すべき記録済みシート2
に対する当接面として、分配ビン4のシート受容端4a
に向かって正対する平坦な垂直面を備えている。この案
内レール26も分配ビン4の開口27内を図3の左右方
向に移動可能である。
【0023】サイド整合棒21a,21bは、図4から
明らかなように、種々のサイズの記録済みシート2に対
しそのサイズに応じた適性位置において整合作用を及ぼ
し得るように、両整合基準面L1 ,L2 に同時に近接す
るように斜め方向に移動可能となっており、かつ整合基
準面L2 から遠い側の整合棒21bの移動線の方が、整
合基準面L2 から近い側の整合棒21aの移動線より
も、分配ビン4に対するシート搬入方向に対して、角度
のより小さい鋭角をなしており、両整合棒21a,21
bは、整合動作のための移動に伴って、相互間の間隔が
狭められる方向に移動するようになっている。
【0024】さらに、インデクサ6によるすべての分配
ビン4に対する記録済みシート2の放出分配が完了した
後、ステープル打ちのために、各段の分配ビン4上のシ
ート束20を順次整合基準面L2 を超えてステープラ7
に向かって所定長押し出すための押出し部材25が設け
られており、この押出し部材25は、分配ビン4を上下
方向に貫通して延設された案内レール26が図3に示す
右端位置にあるときに、案内レール26に沿って開口2
7内を上下方向に移動可能に設けられている。
【0025】なお、分配ビン4上のシート束20に対し
ステープラ7によるステープル打ちが施されるときに
は、複数段の分配ビン4のうちの1つの分配ビン4上の
シート束20を選択的に分配ビン4のシート受容端4a
から所定長だけ押し出す必要があるから、押出し部材2
5のシート束押出し面は、案内レール26の上記垂直面
から上記所定長以上シート受容端4a側に突出した態様
で形成されている。また、上記案内レール26が、記録
済みシート2の後端縁を整合基準面L2 に整合させるた
めの整合棒として機能するときには、押出し部材25は
案内レール26の整合動作を妨げない位置まで案内レー
ル26に沿って下降または上昇せしめられる。
【0026】そして、ステープラ7によりステープル打
ちを施すときには、ステープル打ちを施すべきシート束
20を載置した分配ビン4の高さに押出し部材25が移
動した上で、案内レール26が図4の左方に向かって移
動を開始すると、押出し部材25は、押し出すべきシー
ト束20を載置した分配ビン4の開口27に臨む直線状
の縁部4bおよびこの分配ビン4よりも1つ上段の分配
ビン4の直線状の縁部4bの双方に係合して、上下の縁
部4b,4b間に挟まれる態様で縁部4b,4bにガイ
ドされながら、下側の分配ビン4上のシート束20をス
テープラ7に向かって押し出すように構成されている。
【0027】図5は、一部を断面としたステープラ7の
側面図、図6はステープラユニットの分配ビン4側から
見た正面図である。
【0028】ステープラユニットは、インデクサ6の移
動通路内を上下方向に移動可能に設けられた、シート幅
方向(図6の左右方向)に延びる昇降台52と、4個の
走行輪51を底面の四隅部に備えて昇降台52上にシー
ト幅方向に走行可能に設けられた基台50とを備え、こ
の基台50上に、ステープル打ちのためにシート束20
が挿入される開口部7aを備えたステープラ7とシート
束押戻し機構49とが一体に設けられている。そして、
昇降台52の左右端に設けられたプーリ53,53間に
懸張されたエンドレスベルト54に、基台50に固定さ
れた部材55が係止されていることによって、エンドレ
スベルト54がモータによって駆動されると、ステープ
ラ7およびシート束押戻し機構49がシート幅方向に移
動するように構成されている。
【0029】上記ステープラユニットは、インデクサ6
の作動時には、その上下移動範囲の下限位置である待機
位置にあり、かつステープラ7がインデクサ6の移動通
路からシート幅方向に外れた位置にある。また、ステー
プラユニットの作動時には、インデクサ6が最上段の分
配ビン4よりも上方位置に退避するようになっている。
【0030】図7(a)〜(c)は、シート束押戻し機
構49の構成およびその動作を示す側面図である。
【0031】このシート束押戻し機構49は、ステープ
ラユニットの基台50上に固定されたベースブラケット
60と、このベースブラケット60上に取り付けられた
押戻し部材61とを備えている。ベースブラケット60
上には、昇降台52上における基台50の移動方向に対
して垂直な、すなわち図7の紙面に平行な一対の壁面6
0aが所定の間隔を保って立設されており、シート束2
0に当接する垂直面61aを備えた押戻し部材61が上
記一対の壁面60a間に移動可能に設けられている。
【0032】すなわち、ベースブラケット60の壁面6
0aには、図7の左右方向に延びるガイド溝63がそれ
ぞれ形成され、押戻し部材61の両側面からそれぞれ図
7の紙面と垂直な方向に突出するピン62が上記ガイド
溝63に遊嵌されていることにより、押戻し部材61
は、図7(a)に示す前進位置と、図7(c)に示す後
退位置との間で直線的に移動可能にベースブラケット6
0に取り付けられている。そして、この押戻し部材61
の駆動手段として、ベースブラケット60の壁面60a
に回転自在に設けられた軸64に大径のギア65が設け
られ、かつこのギア65の面の外周近傍に植設されたピ
ン66と上記押戻し部材61のピン62との間にリンク
部材67が連結されていることにより、上記ギア65
が、モータ68の軸に設けられたギア69およびアイド
ラギア70を介して回動されると、押戻し部材61が、
図7(a)〜(c)に示すように進退することになる。
ベースブラケット60上には、押出し部材61が図7
(c)の後退位置(ホーム位置)にあることを検出する
センサ71が設けられている。
【0033】次に、ステープルユニットの動作につい
て、図8に示すフローチャートおよび図9に示す説明図
を参照して説明する。なお、図8において、Pは各処理
工程を示し、また、図9においては、シート束20の幅
方向の側縁を整合基準面L1 に整合させる2本のサイド
整合棒21a,21bを1個の整合部材21として示し
てある。
【0034】先ず、図9(a)に示すように、整合部材
21によりシート束20のシート幅方向の側縁を整合基
準面L1 に整合させた状態で、かつ、ステープラ7の開
口部7aを、所定の分配ビン4上に集積されているシー
ト束20の所定のステープル打ち位置に対向させた状態
で、押出し部材25を作動させて、図9(b)に示すよ
うに、シート束20をステープラ7へ向かって押し出す
(P1)。このとき、シート束押戻し機構49の押戻し
部材61は図7(c)に示す後退位置にある。次にステ
ープラ7が備えているセンサがシート束20の有無を検
知し(P2)、シート束20を検知しなければ(P2:
NO)、エラーとして処理するが、センサがシート束2
0を検知すれば(P2:YES)、ステープラ7による
ステープル打ちが実行される(P3)。
【0035】このステープル打ちの完了後、画像形成装
置1側から送られるシートサイズ情報に基づいて、ステ
ープルユニットの基台50を昇降台52上で移動させ
て、図9(c)に示すように、シート束押戻し機構49
の押戻し部材61を、シート束20の押戻し部材61に
対向する縁部のシートサイズに応じた中央位置まで移動
させるとともに(P4)、整合部材21をシート束20
の整合基準面L1 側とは反対側の縁部から若干離れては
いるがこの縁部に近接した位置に保持し、この状態で、
押戻し部材61を図7(c)に示す位置から図7(a)
に示す位置まで前進させる。これによって、図9(d)
に示すように、シート束20が分配ビン4上に押し戻さ
れる(P5)。
【0036】このように、シート束20の押戻し処理に
際して、押戻し部材61を、シート束20に対してその
縁部のシートサイズに応じた中央位置で作用させるとと
もに、整合部材21をシート束20の整合基準面L1
とは反対側の縁部に近接した位置に保持することによ
り、シート束20が押戻し時に傾くのを防止することが
でき、しかも押戻し時に整合部材21が押戻し部材61
の負荷になるのを阻止することができる。
【0037】次いで押戻し部材61を図7(c)の位置
に後退させてから、ステープルユニットを1ビン分下降
させ(P6)、ステープル処理が終了したか否かの判定
を行ない(P7)、ステープル処理が終了しないうちは
(P7:NO)、P1に戻って上述した処理を反復す
る。
【0038】図10は、分配ビン4のシート受容端4a
に設けられる整合基準面L2 を形成する部材を示す側面
図、図11は同インデクサ6側から見た正面図である。
【0039】分配ビン4のシート受容端4aに沿った整
合基準面L2 は、図3および図11に示すように、幅d
を有する一対の帯状ばね部材30,30によって形成さ
れている。この帯状ばね部材30は、インデクサ6の最
上昇位置の上方においてブラケット28を介してフレー
ム3に固定された巻き尺式の巻回機構を備えたケース3
1(図10)内に繰出し、巻込み可能に収容されてお
り、ケース31内から導出された帯状ばね部材30は、
リール32に通されてから鉛直方向に下方に延び、その
先端は、インデクサ6のシート放出口6bの直上位置に
このシート放出口6bに近接して設けられた係止部材3
3に係止されている。
【0040】このような構成により、帯状ばね部材30
は、インデクサ6の下降に伴ってケース31内から繰り
出され、インデクサ6のシート放出口6bよりも上方の
分配ビン4のシート受容端4aを塞ぐことによって、シ
ート束20の後端の整合基準面L2 を形成するととも
に、インデクサ6の上昇に伴って帯状ばね部材30がケ
ース31内に巻き込まれる。
【0041】また、本実施の形態では、上記帯状ばね部
材30の平面性を確保するための補強用として、幅の狭
い第2の帯状ばね部材34が設けられている。この帯状
ばね部材34は、図11に示すように、帯状ばね部材3
0のケース31の軸線に対して軸線がほぼ直交するよう
にブラケット37を介してフレーム3に固定された巻き
尺式の巻回機構を備えたケース35内に繰出し、巻込み
可能に収容されており、ケース35内から導出されたこ
の補強用の帯状ばね部材34は、リール36に通されて
からその一方の側縁を幅広の帯状ばね部材30のインデ
クサ6側の面にほぼ直角に当接させた態様で、ばね部材
30の面に沿って下方に延び、先端がインデクサ6のシ
ート放出口6bの上方部位に係止されている。
【0042】この帯状ばね部材34も、帯状ばね部材3
0と同様に、インデクサ6の下降に伴ってケース35内
から繰り出され、インデクサ6の上昇に伴ってケース3
5内に巻き込まれるようになっている。なお、本実施の
形態では、上記帯状ばね部材34として、「コンストン
(登録商標)」の商品名で知られている定荷重ばねを用
いている。
【0043】さらに、本実施の形態では、帯状ばね部材
30,30による各分配ビン4上のシート束20の後端
縁の整合作用を補助する手段として、図10および図1
1に示すように、インデクサ6のシート放出口6bの下
方でかつ帯状ばね部材30,30の側縁の外側位置に、
マイラ(登録商標)フィルム等よりなる中空の弾性部材
38が整列部材として取り付けられている。この中空の
弾性部材38は、分配ビン4側に円弧状に膨出して、シ
ート束20の後端縁に接触した場合にシート束20を整
合棒としての案内レール26側に押圧する斜面を備えて
いる。
【0044】次に、以上のように構成された本実施の形
態のステープラ付きシート分配装置Sの動作について説
明する。
【0045】(1) 先ず、インデクサ6は、そのシート放
出口6bを最上段の分配ビン4のシート受容端4aに対
向させた位置にあり、ステープラユニットの昇降台52
は最下位置にあり、昇降台52上のステープラ7および
シート束押戻し機構49は、図6に実線で示すように、
インデクサ6の移動通路から側方に外れた待機位置を占
める。シート束押戻し機構49の押戻し部材61は図7
(c)に示す後退位置にある。また、分配ビン4上の2
本のサイド整合棒21a,21bは整合基準面L1 から
最も離れた外側位置に停止し、ストッパ部材22は、画
像形成装置1から排出される記録済みシート2のサイズ
に応じた位置を占める。案内レール26は図3に示す位
置を占め、このに案内レール26上の押出し部材25
は、このシート分配装置Sが備えている分配ビン群のう
ちの最下段(例えば50段目)の分配ビン4の開口27
内に待機する。
【0046】(2) いま、例えば画像形成装置1におい
て、1部20頁で構成される資料が40部印刷される場
合を想定すると、画像形成装置1からは最初に20頁目
の記録済みシート2が40枚排出されるから、インデク
サ6は下降しながら、上から40段目までの分配ビン4
上に20頁目の記録済みシート2を1枚ずつ放出分配し
て行く。分配ビン4上に放出された記録済みシート2は
分配ビン4上を滑走してストッパ部材22に当接して停
止する。
【0047】(3) 40段の分配ビン4のすべてに対する
20頁目の記録済みシート2の放出分配が完了した時点
では、上から39段目まで分配ビン4のシート受容端4
aは、インデクサ6の下降とともにケース31内から繰
り出された帯状ばね部材30,30によってすでに閉塞
されているが、最終段、すなわち40段目の分配ビン4
のシート受容端4aは解放された状態にある。そこで、
インデクサ6をさらに短い距離だけ下降させることによ
り、帯状ばね部材30,30がさらにケース31内から
繰り出され、40段目の分配ビン4のシート受容端4a
を閉塞する。
【0048】(4) このインデクサ6の追加的下降動作に
よって、20頁目の記録済みシート2を受容したすべて
の分配ビン4のシート受容端4aが閉塞された後、2本
のサイド整合棒21a,21bが整合基準面L1 ,L2
の双方に近接するように移動して分配ビン4上の記録済
みシート2の側端縁を整合基準面L1 に整合させるとと
もに、案内レール26がシート受容端4aに向かって移
動して記録済みシート2の後端縁を帯状ばね部材30,
30に当接させて整合基準面L2 に整合させる。
【0049】(5) 次にインデクサ6がそのシート放出口
6bを最上段の分配ビン4のシート受容端4aに対向さ
せた位置まで上昇して、上記と同様の態様で、各分配ビ
ン4にすでに分配されている20頁目の記録済みシート
2の上に重ねて、19頁目の記録済みシート2の放出分
配が開始され、以下同様にして、40段の各分配ビン4
に各20頁の記録済みシート2、すなわちシート束20
が集積される。
【0050】(6) この間、インデクサ6のシート放出口
6bの下方でかつ各帯状ばね部材30の両側縁の外側に
取り付けられている中空の弾性部材38よりなる整列部
材は、インデクサ6が上昇する度毎に、各段の分配ビン
4上のシート束20の後端縁に斜面を順次接触させて、
シート束2を整列させて行く。
【0051】(7) 以上のようにして、40段の分配ビン
4に対する各20頁の記録済みシート2の整列状態での
集積が完了すると、案内レール26が図3に示す位置に
後退する。また、インデクサ6が図10に示す位置より
もさらに上方の位置に退避することにより、帯状ばね部
材30,30および34がケース31,35内に巻き込
まれるから、シート束20が集積されている分配ビン4
のシート受容端4aのすべてが開放される。
【0052】(8) インデクサ6の上昇に伴って、ステー
プラユニットも上昇し、かつステープラ7が昇降台52
上を移動して、ステープラ7の開口部7aを、1段目の
分配ビン4上に集積されているシート束20の所定のス
テープル打ち位置に対向させる。また、押出し部材25
も案内レール26に沿って1段目の分配ビン4の開口2
7内に上昇し、次いで案内レール26がシート受容端4
aに向かって移動して、1段目の分配ビン4上に集積さ
れているシート束20を整合基準面L2 を超えて所定長
だけ押し出す。これにより、図9(b)に示すように、
シート束20の後端縁部がステープラ7の開口部7a内
に挿入され、これを不図示の検知手段で検知してステー
プラ7による自動的なステープル打ちがなされる。
【0053】(9) 1段目の分配ビン4上に集積されてい
るシート束20に対するステープル打ちが完了すると、
図9(c)に示すように、案内レール26は押出し部材
25とともに原位置に後退し、かつ、サイド整合棒21
a,21bがシート束20の縁部から若干離れる。同時
に、シート束押戻し機構49の押戻し部材61がシート
束20の縁部のシートサイズに応じた中央位置に達する
までステープラ7の基台50がレール52上を移動し、
次いで、図9(d)に示すように、押戻し部材61が前
進して、シート束20を分配ビン4上に押し戻してか
ら、図7(c)に示す位置に後退する。
【0054】(10)次に、ステープラユニットが1ビン分
下降し、かつステープラ7がその開口部7aを、2段目
の分配ビン4上に集積されているシート束20の所定の
ステープル打ち位置に対向させる位置に移動するととも
に、押出し部材25が2段目の分配ビン4の開口27内
に下降し、次いで案内レール26の移動に伴って押出し
部材25が2段目の分配ビン4上に集積されているシー
ト束20を整合基準面L2 を超えて所定長だけ押し出す
ことにより、シート束20の後端縁部がステープラ7の
開口部7a内に挿入され、ステープラ7によるステープ
ル打ちがなされ、押出し部材25が原位置に後退し、同
時に、シート束押戻し機構49の押戻し部材61がシー
ト束20の縁部のシート幅方向サイズに応じたほぼ中央
位置に達するまでステープラ7の基台50がレール52
上を移動し、次いで、押戻し部材61が前進して、シー
ト束20を分配ビン4上に押し戻してから後退する。
【0055】(11)以下同様にして、40段すべての分配
ビン4上のシート束20に対するステープル打ちがなさ
れ、このステープル打ちが完了すると、ステープラユニ
ットは待機位置に戻る。ここで、取り出しドア18を開
いて、分配ビン4上のシート束20を取り出すことがで
きる。
【0056】以上の説明で、本発明によるステープラ付
きシート分配装置の第1の実施の形態の構成および動作
が明らかになったが、本実施の形態によれば、押戻し部
材61によりシート束20を分配ビン4上に押し戻すと
きに、シートサイズの大小に拘らず、押戻し部材61が
常にシート束20のシート幅方向の縁部の中央位置にお
いて作用することになるから、押戻し部材61を複数設
けなくとも、シート束20の傾きを防止することができ
る。
【0057】また、シ−ト束押戻し機構49がステープ
ラ7に付設されていることにより、ステープラ7の移動
手段をシ−ト束押戻し機構49の移動手段に兼用するこ
とができる。
【0058】さらに、押戻し部材61によりシート束2
0を分配ビン4上に押し戻すときに、サイド整合棒21
a,21bをシート束20の整合基準面L1 側とは反対
側の側縁に近接した位置に保持することにより、サイド
整合棒21a,21bが、押戻し部材61のシート束押
戻し動作に負荷を与えることなく、シート束20の傾き
防止機能を高めることができる。
【0059】また、インデクサ6の上下移動に伴って伸
縮し、かつ複数段の分配ビン4のすべてのシート受容端
4aに亘って延在し得る帯状ばね部材30,30が、シ
ート後端縁整合基準面L2 を形成する部材として分配ビ
ン4のシート受容端4aに設けられていることにより、
従来のように、分配ビン4のシート受容端4aにシート
後端縁整合基準面形成部材としての立ち面を設けなくて
も、記録済みシート2の後端縁を整合基準面L2 に正確
に整合させることができる。
【0060】そして、帯状ばね部材30,30が、イン
デクサ6の上昇に伴って、ケース31内に巻き込まれ、
インデクサ6の下降に伴ってケース31内から繰り出さ
れる巻き尺式に構成されているため、分配ビン4に対す
る記録済みシート2の分配を完了したインデクサ6がそ
の昇降範囲の上端位置に退避したときには、すべての分
配ビン4のシート受容端4aを閉塞する部材が存在しな
くなるから、ステープル打ちのためにシート束20を押
出し部材25によって整合基準面L2 を超えて押し出
し、かつシート束押戻し機構49によってシート束20
を分配ビン4上に押し戻すことが極めて容易となる。
【0061】さらに、分配ビン4上の記録済みシート2
を幅方向に押してシート取出し側に移動させてシート側
端縁整合基準面L1 に整合させる一対のサイド整合棒2
1a,21bが、両整合基準面L1 ,L2 の双方に同時
に近接する方向に移動可能に設けられているので、シー
トサイズに応じた適性位置において記録済みシート2に
整合作用を及ぼすことができる効果があり、しかも一対
のサイド整合棒21a,21bが、整合動作のための移
動に伴って相互間の間隔が狭められるようになっている
ため、上記効果が増大される。
【0062】図12は、本発明によるステープラ付きシ
ート分配装置の第2の実施の形態を概略的に示す平面図
である。なお、第1の実施の形態に対応する部材には同
一符号を付して、重複する説明は省略する。また、ステ
ープラ7およびシート束押し戻し機構49も、第1の実
施の形態と同様の構成を有するので、その詳細構造の図
示は省略してある。
【0063】上述した第1の実施の形態においては、各
分配ビン4上に載置される記録済みシート2の側端縁
が、図4に示すように、2本のサイド整合棒21a,2
1bを用いて、軸18aを中心に回動可能なシート取り
出しドア18の内面によって規定されたシート側端縁整
合基準面L1 に整合せしめられていたため、ステープラ
7によるステープル打ち完了後、シート束押し戻し機構
49を、図9に示すように、シート束20のシート幅方
向サイズに応じたほぼ中央位置まで移動させていた。
【0064】これに対して、本実施の形態においては、
シート束20のシート幅方向サイズの大小に拘らず、常
に整合基準面をセンターラインL3 上に設定しており
(センター基準)、その整合手段として、ドア18側に
も長方形の断面形状を有する2本のサイド整合棒81
a,81bが上下方向に延設され、これと対向して、ド
ア18側とは反対側の分配ビン4の端縁近傍に、分配ビ
ン4に形成された開口82a,82bをそれぞれ貫通す
るサイド整合棒83a,83bが延設されている。
【0065】また、案内レール26、押出し部材25お
よびこれらの部材が移動する開口27もセンターライン
3 に関して対称的に設けられている。
【0066】ドア18側に設けられたサイド整合棒81
a,81bは、図13に概略的に示すように、それらの
上端および下端近傍においてそれぞれ等長の各一対の連
結棒85a,85bを含むリンク機構86によって移動
可能に支持されている。
【0067】すなわち、上下各一対の連結棒85a,8
5bは、各中心位置を軸84cによってそれぞれ回動自
在に軸支されているとともに、上下の連結棒85a,8
5aの各一端は、軸84aをそれぞれ介してサイド整合
棒81aの上端近傍および下端近傍に回動自在に連結さ
れ、上下の連結棒85b,85bの各一端は、軸84b
をそれぞれ介してサイド整合棒81bの上端近傍および
下端近傍に回動自在に連結されている。
【0068】さらに、上下方向に延びる2本の軸84
d,84eが、サイド整合棒81a,81bがドア18
側に退いた位置にあるときの軸84a,84b間の左右
間隔にほぼ等しい左右間隔をもってこれらサイド整合棒
81a,81bの手前側に配置されており、一方の軸8
4dは支点を形成する固定軸とされ、この固定軸84d
の上下端に、上下の連結棒85b,85bの各他端がそ
れぞれ回転自在に軸支されている。また、他方の軸84
eは、図の左右方向に移動し得る移動軸とされ、この移
動軸84eの上下端に、上下の連結棒85a,85aの
各他端がそれぞれ回転自在に軸支されている。
【0069】そして、この移動軸84eが図の左右方向
に移動することにより、サイド整合棒81a,81bが
センターラインL3 に向かって接近し、またセンターラ
インL3 から離間するように移動するように構成されて
いる。なお、分配ビン4のドア18側の縁部には、サイ
ド整合棒81a,81bの移動空間を形成する比較的大
きい切欠き87が設けられている。
【0070】このような構成を有するリンク機構86に
より、軸84aはセンターラインL3 に直交する線上に
沿って移動するが、軸84bはセンターラインL3 への
接近に伴って軸84aに接近し、これによって、サイド
整合棒81bがサイド整合棒81aに接近して、シート
サイズの大小に対応するようになっている。
【0071】上記移動軸84eは、センターラインL3
と平行な軸線の周りで回動自在に設けられたガイドロッ
ド91を備えた軸移動機構90によりセンターラインL
3 と平行に移動できるように構成されている。この軸移
動機構90は、図14に示すように、ガイドロッド91
の外周に形成されたリードねじ溝92と、このリードね
じ溝92に係合するように移動軸84eの下端に固定さ
れた係合ピン93と、ガイドロッド91の一端に同軸的
に固定された従動プーリ94aと、逆転可能な駆動モー
タ95の出力軸に同軸的に固定された駆動プーリ94b
と、駆動プーリ94bと従動プーリ94aとの間に懸装
された駆動力伝達ベルト96とによって構成されてい
る。
【0072】軸移動機構90がこのような構成を有する
ので、駆動モータ95の正逆いずれかの方向の回転に伴
い、移動軸84eは、ガイドロッド91に沿って往復移
動されることになり、サイド整合棒81a,81bがセ
ンターラインL3 に向かって接近し、またセンターライ
ンL3 から離間するように移動することができる。
【0073】一方、サイド整合棒81a,81bに対向
するサイド整合棒83a,83bは、図示しない駆動機
構によって、サイド整合棒81a,81bの動きに同期
して、センターラインL3 に対して接近し、また離間す
るように構成され、これによって、シート束20のシー
ト幅方向のセンターラインが、シート幅方向サイズの大
小に拘らず、常にセンターラインL3 に整合されるよう
になっている。
【0074】上述のように、本実施の形態においては、
シート束20のシート幅方向サイズの大小に拘らず、常
に整合基準面をセンターラインL3 上に設定しているた
め、ステープラ7によるシート束20に対するステープ
ル打ちの完了後、シート束押戻し機構49をその押戻し
部材61(図7および図9参照)がセンターラインL3
に来るように移動させれば(図12には、そのためのセ
ンサSが示されている)、シート束20を分配ビン4上
に押戻すときに、押戻し部材61が常にシート束20の
シート幅方向の縁部の中央位置において作用することに
なるから、第1の実施の形態と同様に、押し戻し部材6
1を複数設けなくとも、シート束20の傾きを防止する
ことができる。
【0075】しかも、本実施の形態においては、ステー
プル打ちの完了後シート束押戻し機構49の移動位置が
常に一定(押戻し部材61がセンターラインL3 上に来
る位置)となるから、ステープラ7とともにシート束押
戻し機構49を載置した基台50(図4〜図6参照)の
位置の制御もより簡単になる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるステープラ付きシート分配装置の
第1の実施の形態を画像形成装置に接続した場合の構成
を示す概略的側面図
【図2】図1のステープラ付きシート分配装置の内部構
造を透視的に示す概略的側面図
【図3】図1のステープラ付きシート分配装置における
分配ビン、インデクサ、ステープラおよびシート押出し
部材等の配置を示す概略的平面図
【図4】図1の装置におけるステープラ作動時の状態を
示す平面図
【図5】一部を断面としたステープラの側面図
【図6】ステープラユニットの分配ビン側から見た正面
【図7】シート束押戻し機構の構成およびその動作を示
す側面図
【図8】ステープル処理の順次の工程を示すフローチャ
ート
【図9】同 説明図
【図10】分配ビンのシート受容端に設けられる整合基
準面を形成する部材を示す側面図
【図11】同 インデクサ側から見た正面図図
【図12】本発明によるステープラ付きシート分配装置
の第2の実施の形態を示す概略的平面図
【図13】図12のサイド整合棒のリンク機構の概略的
平面図
【図14】同 移動軸の移動機構の構成を示す側面図
【符号の説明】
1 画像形成装置 2 画像記録済みシート 3 フレーム 4 分配ビン 4a 分配ビンのシート受容端 5 搬送手段 6 インデクサ 6b インデクサのシート放出口 7 ステープラ 20 シート束 21a,21b サイド整合棒 22 ストッパ部材 25 押出し部材 26 案内レール 30,34 帯状ばね部材 31,35 ケース 49 シート束押戻し機構 50 ステープラの基台 51 走行輪 52 昇降台 61 押戻し部材 81a,81b サイド整合棒 83a,83b サイド整合棒 84d 固定軸(支点) 84e 移動軸 85a,85b 連結棒 86 リンク機構 90 軸移動機構 91 ガイドロッド 95 駆動モータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03G 15/00 534 G03G 15/00 534 (72)発明者 米岡 秀治 東京都港区新橋2丁目20番15号 理想科学 工業株式会社内 (72)発明者 深井 繁樹 東京都港区新橋2丁目20番15号 理想科学 工業株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像形成装置から排出された画像記録済
    みシートを順次受容して複数枚ずつ集積すべく配設され
    た複数段の分配ビンと、前記画像形成装置から排出され
    た前記画像記録済みシートを搬送するシート搬送手段
    と、該シート搬送手段により搬送された前記画像記録済
    みシートを各分配ビンに放出分配すべく前記複数段の分
    配ビンのシート受容端に沿って上下方向に移動可能に設
    けられたインデクサと、各段の分配ビン上に集積された
    シート束の前記分配ビンの前記シート受容端から所定長
    だけ突出された部分をそれぞれステープル打ちして綴じ
    るべく前記複数段の分配ビンのシート受容端に沿って上
    下方向およびシート幅方向に移動可能に設けられたステ
    ープラとを備えたステープラ付きシート分配装置におい
    て、 前記ステープラによるシート束に対するステープル打ち
    の完了後、該シート束を前記分配ビン上に押し戻すため
    に設けられた押戻し部材と、前記ステープル打ちの完了
    後、前記押戻し部材を前記シート束のシート幅方向ほぼ
    中央位置に移動させる移動手段とを備えてなることを特
    徴とするステープラ付きシート分配装置。
  2. 【請求項2】 前記押戻し部材が前記ステープラに付設
    されて、該ステープラとともに移動することを特徴とす
    る請求項1記載のステープラ付きシート分配装置。
  3. 【請求項3】 前記分配ビン上の前記シート束のシート
    幅方向の側縁を所定の整合面に整合させる整合部材を備
    え、前記押戻し部材の作動時には、前記整合部材が前記
    シート束の前記整合面側とは反対側の側縁に近接した位
    置に保持されることを特徴とする請求項1または2記載
    のステープラ付きシート分配装置。
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