JPH10297363A - ウィンカランプの断線報知装置 - Google Patents

ウィンカランプの断線報知装置

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JPH10297363A
JPH10297363A JP10739597A JP10739597A JPH10297363A JP H10297363 A JPH10297363 A JP H10297363A JP 10739597 A JP10739597 A JP 10739597A JP 10739597 A JP10739597 A JP 10739597A JP H10297363 A JPH10297363 A JP H10297363A
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lamp
disconnection
blinker
turn
blinker lamp
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JP10739597A
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Yasuhiko Ito
安彦 伊藤
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Yazaki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車外に配置された転回を報知するウィンカラ
ンプの断線を、ウィンカレバーの非操作時であっても車
内で早期に且つ確実に報知すること。 【解決手段】 車両のイグニッションスイッチ6の投入
状態において、ターンスイッチ5を経て車両の外部のウ
ィンカランプL1に供給される駆動用電力の、電力監視
手段Aによる監視結果を基にした、接断判別手段13A
が判別するウィンカランプL1の接断状態が、このウィ
ンカランプL1が断線していない状態から断線している
状態に変化した際に、車両の内部に配設された警告ラン
プL3によりウィンカランプL1の断線を警告動作実行
手段13Bが報知させると共に、このウィンカランプL
1が断線している状態から断線していない状態に接断状
態が変化した際に、警告ランプL3によるウィンカラン
プL1の断線の報知を警告動作終了手段13Cが終了さ
せる構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の転回時等に
点滅駆動されるウィンカランプの断線を報知する装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】車両においては、フロント及びリアのそ
れぞれに、車両の転回を他車や歩行者等に知らせるため
のウィンカランプが設けられており、運転席のステアリ
ングホイールの脇に設けられたウィンカレバーを操作す
ることで、その操作方向に対応する左折報知用又は右折
報知用のウィンカランプが一定の周期で点滅駆動される
ように構成されている。
【0003】そして、車両内のコンビネーションメータ
には、上述したウィンカランプの点滅駆動に連動して点
滅する左折用及び右折用のターンランプが設けられてお
り、左折報知用のウィンカランプの点滅駆動に連動して
左折用のターンランプが点滅駆動したり、右折報知用の
ウィンカランプの点滅駆動に連動して右折用のターンラ
ンプが点滅駆動することで、運転者がウィンカランプの
点滅駆動の状態を確認できるようにしている。
【0004】ところで、このようなウィンカランプに断
線、つまり、玉切れが発生すると、車外が暗い夜間にお
いては、フロント側の左右のウィンカランプ1F,2F
の断線であれば車内から認識できることもあり得るが、
そういった条件が揃わない限り基本的には、車内で断線
を認識することができないのが通常である。
【0005】そして、上述したようなウィンカランプの
断線を車内の運転者が知ることは、交通安全の面からし
て非常に重要であり、例えば、ハザードスイッチの投入
によりウィンカランプを点滅駆動させたまま車外に出て
気付いたり、給油の際に気付いたガソリンスタンドの従
業員に指摘されて知るといった偶然を期待するのは、断
線したランプの早期の交換といった迅速な対処を実現す
る上ではいかにも不十分である。
【0006】そこで、特開平4−66344号公報に、
ウィンカランプの断線を検出した場合に、残るウィンカ
ランプの点滅周期を変化させるようにした方向指示器が
過去に提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した方
向指示器では、ウィンカレバーを左折側や右折側に操作
して車内のターンランプを点滅させないと、ウィンカラ
ンプの断線を知らせる動作が行われないので、普段と周
期の異なるターンランプの点滅で一旦はウィンカランプ
の断線を認識した運転者が、その後、目的地に着きエン
ジンを切って車両を降りる頃には忘れてしまい、次に車
両に乗った際にもウィンカレバーを操作するまでウィン
カランプの断線に気が付かない可能性があるという不具
合があった。
【0008】本発明は前記事情に鑑みなされたもので、
本発明の目的は、車外に配置された転回を報知するウィ
ンカランプの断線時に、ウィンカレバーの非操作時であ
っても運転者等の車内にいる乗員に早期に且つ確実に報
知することができるウィンカランプの断線報知装置を提
供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成する請求
項1に記載した本発明のウィンカランプの断線報知装置
は、図1に基本構成図で示すように、車両のイグニッシ
ョンスイッチ6の投入状態において、ターンスイッチ5
の投入により前記車両の外部で点滅駆動されるウィンカ
ランプL1の断線を報知する装置であって、前記ターン
スイッチ5を経て前記ウィンカランプL1に供給される
駆動用電力を監視する電力監視手段Aと、前記電力監視
手段Aの監視結果を基に前記ウィンカランプL1の接断
を判別する接断判別手段13Aと、前記車両の内部に配
設され、前記ウィンカランプL1の断線報知用の警告ラ
ンプL3と、前記イグニッションスイッチ6の投入状態
において、前記接断判別手段13Aが判別する前記ウィ
ンカランプL1の接断状態が、該ウィンカランプL1が
断線していない状態から断線している状態に変化した際
に、前記警告ランプL3により前記ウィンカランプL1
の断線を報知させる警告動作実行手段13Bと、前記イ
グニッションスイッチ6の投入状態において、前記接断
判別手段13Aが判別する前記ウィンカランプL1の接
断状態が、該ウィンカランプL1が断線している状態か
ら断線していない状態に変化した際に、前記警告ランプ
L3による前記ウィンカランプL1の断線の報知を終了
させる警告動作終了手段13Cとを備えることを特徴と
する。
【0010】また、請求項2に記載した本発明のウィン
カランプの断線報知装置は、前記車両が、該車両の内部
に配設され前記ウィンカランプL1に連動して点滅駆動
される該ウィンカランプL1の点灯状態報知用の報知ラ
ンプL5を有しており、該報知ランプL5が前記警告ラ
ンプL3として兼用され、前記警告動作実行手段13B
により前記報知ランプL5が、前記ターンスイッチ5の
投入の如何に関わらず、前記ウィンカランプL1に連動
した点滅駆動とは異なるパターンで点灯駆動されるもの
とした。
【0011】請求項1に記載した本発明のウィンカラン
プの断線報知装置によれば、ウィンカランプL1が断線
していると接断判別手段13Aが判別している間、ター
ンスイッチ5の投入の如何に関わらず、警告動作実行手
段13Bが車両の内部の警告ランプL3によりウィンカ
ランプL1の断線を報知させるため、この警告ランプL
3の報知によって、車両の外に出なくてもウィンカラン
プL1の断線を早期に且つ確実に認識することが可能と
なる。
【0012】また、請求項2に記載した本発明のウィン
カランプの断線報知装置によれば、車両の内部でウィン
カランプL1に連動して点滅駆動される報知ランプL5
が、ウィンカランプL1の断線中、ウィンカランプL1
に連動して点滅するのとは異なるパターンで点灯される
ことから、報知ランプL5の点灯パターンにより、ウィ
ンカランプL1の点滅駆動の報知とウィンカランプL1
の断線の報知とを見分けることが可能となり、従って、
ウィンカランプL1の断線報知専用のランプを別途設け
て部品点数を増やすことなく、ウィンカランプL1の断
線を車内で報知することが可能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明によるウィンカラン
プの断線報知装置の実施形態を図面に基づいて説明す
る。
【0014】図2は本発明の第1実施形態に係る断線報
知装置を採用したウィンカランプの点灯系の電気的構成
を示すブロック図であり、第1実施形態のウィンカラン
プの点灯系は、フロント及びリアの左折報知用ウィンカ
ランプ(以下、左ウィンカランプと略記する)1F,1
Rと、フロント及びリアの右折報知用ウィンカランプ
(以下、右ウィンカランプと略記する)2F,2Rと、
これら左ウィンカランプ1F,1R及び右ウィンカラン
プ2F,2Rに点灯用電力を一定周期のパルス状にして
供給するフラッシュユニット10と、このフラッシュユ
ニット10と左右のウィンカランプ1F,1R,2F,
2Rとを接続するターンスイッチ5とを備えている。
【0015】前記ターンスイッチ5は、フラッシュユニ
ット10が接続される可動接点5aと、左ウィンカラン
プ1F,1Rが並列接続される左折側固定接点5bと、
右ウィンカランプ2F,2Rが並列接続される右折側固
定接点5cとを備えており、前記可動接点5aは、ウィ
ンカレバー(図示せず)を左折側に操作すると左折側固
定接点5bに接触し、前記ウィンカレバーを右折側に操
作すると右折側固定接点5cに接触する一方、前記ウィ
ンカレバーの非操作時には、左折側固定接点5bと右折
側固定接点5cとのどちらにも接触しない中立位置とな
るように構成されている。
【0016】また、前記左折側固定接点5bには、車両
内の左折用ターンランプ3が左ウィンカランプ1F,1
Rと並列に接続されており、前記右折側固定接点5cに
は、前記車両内の右折用ターンランプ4が右ウィンカラ
ンプ2F,2Rと並列に接続されている。
【0017】前記フラッシュユニット10は、バッテリ
Vにイグニッションスイッチ(以下、IGと略記する)
6を介して接続されており、IG6がアクセサリ(以
下、ACCと略記する)又はオンのいずれかのポジショ
ンにある状態で、スイッチングトランジスタTR1を所
定周期でオンオフさせる発振信号を出力する発振回路1
1と、スイッチングトランジスタTR1のオン時にバッ
テリVをターンスイッチ5の可動接点5aにIG6を介
して接続する通電閉型のリレーRLY1と、作動用電源
+BからIG6のオンオフに関係なく常時供給される電
力(実際にはバッテリVからの暗電流)により作動する
ワンチップマイコン(以下、CPUと称する)13とを
備えている。
【0018】また、フラッシュユニット10は、バッテ
リVから左ウィンカランプ1F,1Rや右ウィンカラン
プ2F,2R等に供給される電力の電流を、CPU13
が監視する際に用いる電流検出回路12と、左ウィンカ
ランプ1F,1Rや右ウィンカランプ2F,2Rの断線
を報知するための専用の警報ランプ7と、この警報ラン
プ7をCPU13により点灯駆動させるためのスイッチ
ングトランジスタTR2とをさらに備えている。
【0019】前記CPU13は、RAM13a及びRO
M13bとを有しており、RAM13aに設けられた各
種データ記憶用のデータエリアや各種処理作業用のワー
クエリアを使用しつつ、ROM13bに格納された制御
プログラムに従って処理を行い、特に、左ウィンカラン
プ1F,1Rや右ウィンカランプ2F,2Rの点滅動作
については、フローチャートを用いての詳細な説明は省
略するものの、バッテリVから左ウィンカランプ1F,
1Rや右ウィンカランプ2F,2R等への供給電力の電
流監視の結果に応じて、発振回路11が出力する発振信
号の周期を、前記所定周期よりも短い警報周期に変更さ
せるように構成されている。
【0020】前記報知ランプ7は、例えばコンビネーシ
ョンメータ(図示せず)の各種ウォーニングランプの近
傍等、車内の運転者が視認できる箇所に配置されてい
る。
【0021】次に、前記ROM13bに格納された制御
プログラムに従いCPU13が行う、特に、左ウィンカ
ランプ1F,1Rや右ウィンカランプ2F,2Rの断線
の検出とその報知に関連する処理を、図3乃至図5のフ
ローチャートを参照して説明する。
【0022】IG6がACC又はオンのいずれかのポジ
ションにあるものとして、作動用電源+Bからの電力の
供給の開始によりCPU13が起動してプログラムがス
タートすると、図3にメインルーチンのフローチャート
で示すように、まず、RAM13aのワークエリアに設
けられた警報中フラグエリアのフラグF1を「0」に設
定する初期設定を行い(ステップS1)、この初期設定
が済んだならば、以後は、電流監視処理(ステップS
3)と警報処理(ステップS5)とを、サイクリックに
繰り返して行う。
【0023】前記ステップS3の電流監視処理において
は、図4にサブルーチンのフローチャートで示すよう
に、電流検出回路12により検出されるバッテリVから
左ウィンカランプ1F,1Rや右ウィンカランプ2F,
2R等への供給電力の電流を所定時間監視して(ステッ
プS3a)、その結果、バッテリVから左ウィンカラン
プ1F,1Rや右ウィンカランプ2F,2R等への通電
中であるか否かを確認する(ステップS3b)。
【0024】そして、バッテリVからの通電中でない場
合は(ステップS3bでN)、電流監視処理を終了して
図3のメインルーチンにリターンし、バッテリVからの
通電中である場合は(ステップS3bでY)、電流検出
回路12により検出される電流が、左ウィンカランプ1
F,1Rや右ウィンカランプ2F,2Rに玉切れ、つま
り、断線が全くない場合の正常電流値の範囲から外れた
異常電流値となっているか否かを確認し(ステップS3
c)、異常電圧値でない場合は(ステップS3cで
N)、後述するステップS3fに進む。
【0025】一方、異常電圧値である場合は(ステップ
S3cでY)、RAM13aの警報中フラグエリアのフ
ラグF1が「0」であるか否かを確認し(ステップS3
d)、「0」でない場合は(ステップS3dでN)、電
流監視処理を終了して図3のメインルーチンにリターン
し、フラグF1が「0」である場合は(ステップS3d
でY)、フラグF1を「1」に設定した後(ステップS
3e)、電流監視処理を終了して図3のメインルーチン
にリターンする。
【0026】また、ステップS3cにおいて電流検出回
路12により検出される電流が異常電圧値でない場合
(N)に進むステップS3fでは、RAM13aの警報
中フラグエリアのフラグF1が「0」であるか否かを確
認し、「0」である場合は(ステップS3fでY)、電
流監視処理を終了して図3のメインルーチンにリターン
し、フラグF1が「0」でない場合は(ステップS3f
でN)、フラグF1を「0」に設定した後(ステップS
3g)、電流監視処理を終了して図3のメインルーチン
にリターンする。
【0027】前記ステップS5の警報処理においては、
図5にサブルーチンのフローチャートで示すように、R
AM13aの警報中フラグエリアのフラグF1が「0」
であるか否かを確認し(ステップS5a)、「0」でな
い場合は(ステップS5aでN)、後述するステップS
5dに進み、「0」である場合は(ステップS5aで
Y)、スイッチングトランジスタTR2のベースに導通
用電圧を印加しているか否かを基に、報知ランプ7が点
灯中であるか否かを確認する(ステップS5b)。
【0028】報知ランプ7が点灯中でない場合は(ステ
ップS5bでN)、警報処理を終了して図3のメインル
ーチンにリターンし、点灯中である場合は(ステップS
5bでY)、スイッチングトランジスタTR2のベース
に対する導通用電圧の印加を停止させて、報知ランプ7
を消灯させた後(ステップS5c)、警報処理を終了し
て図3のメインルーチンにリターンする。
【0029】また、ステップS5aにおいて警報中フラ
グエリアのフラグF1が「0」でない場合に進むステッ
プS5dでは、報知ランプ7が点灯中であるか否かを確
認し、点灯中である場合は(ステップS5dでY)、警
報処理を終了して図3のメインルーチンにリターンし、
点灯中でない場合は(ステップS5dでN)、スイッチ
ングトランジスタTR2のベースに対する導通用電圧の
印加を開始させて、報知ランプ7を点灯させた後(ステ
ップS5e)、警報処理を終了して図3のメインルーチ
ンにリターンする。
【0030】以上の説明からも明らかなように、第1実
施形態では、報知ランプ7が請求項中の報知ランプL5
に相当しており、また、請求項中の電力監視手段Aが図
4のフローチャートにおけるステップS3aと電流検出
回路12とで構成され、接断判別手段13Aが図4中の
ステップS3cで構成され、警告動作実行手段13Bが
図5のフローチャートにおけるステップS5eで構成さ
れている。
【0031】次に、上述のように構成された第1実施形
態のウィンカランプの点灯系の動作(作用)について説
明する。
【0032】まず、IG6がACC又はオンのいずれか
のポジションにあり、しかも、左右のウィンカランプ1
F,1R,2F,2Rのいずれにも断線が発生していな
い正常状態である際に、図2中不図示のウィンカレバー
を左折側に操作すると、発振回路11からの通常周期の
発振信号の出力に伴い、ターンスイッチ5の可動接点5
aにIG6及びRLY1を介して供給されるバッテリV
からのパルス状の電力が、さらに、この可動接点5aが
接触している左折側固定接点5bを介して、左ウィンカ
ランプ1F,1Rと左折用ターンランプ3とに供給され
て、これらが通常周期で点滅駆動する。
【0033】反対に、上述した状態である際に、ウィン
カレバーを右折側に操作すると、ターンスイッチ5の可
動接点5aに供給されるバッテリVからのパルス状の電
力が、さらに、この可動接点5aが接触している右折側
固定接点5cを介して、右ウィンカランプ2F,2Rと
右折用ターンランプ4に供給されて、これらが通常周期
で点滅駆動する。
【0034】このような、ウィンカレバーの操作に応じ
た左右のウィンカランプ1F,1R,2F,2Rや、左
折用ターンランプ3及び右折用ターンランプ4の通常周
期の点滅駆動の間、電流検出回路12を介してCPU1
3で監視されるバッテリVからこれらのランプへの供給
電力の電流値は、左右のウィンカランプ1F,1R,2
F,2Rのいずれにも断線が発生していない正常状態で
あることから、正常電流値の範囲内にあることとなる。
【0035】従って、左右のウィンカランプ1F,1
R,2F,2Rのいずれかに断線が発生しない限り、こ
れらや左折用ターンランプ3及び右折用ターンランプ4
の点滅周期は通常周期のまま変わらない。しかし、左右
のウィンカランプ1F,1R,2F,2Rのいずれかに
断線が発生した場合には、次のような動作が行われる。
【0036】つまり、例えば左ウィンカランプ1F,1
Rのどちらか、或は、両方に断線が発生すると、電流検
出回路12を介してCPU13で監視される、ウィンカ
レバーの左折側への操作に伴いバッテリVから左ウィン
カランプ1F,1Rや左折用ターンランプ3に供給され
る電力の電流値が、上述した正常電流値の範囲から外
れ、これに伴い、発振回路11から出力される発振信号
の周期が通常周期からそれよりも短い周期の警報周期と
なって、左ウィンカランプ1F,1Rや左折用ターンラ
ンプ3のうち断線した左ウィンカランプ1F,1Rを除
く他のランプが、普通よりも短い周期で点滅する。
【0037】同じように、右ウィンカランプ2F,2R
のどちらか、或は、両方に断線が発生すると、発振回路
11から出力される発振信号の周期が通常周期からそれ
よりも短い周期の警報周期となって、右ウィンカランプ
2F,2Rや右折用ターンランプ4のうち断線した右ウ
ィンカランプ2F,2Rを除く他のランプが、普通より
も短い周期で点滅する。
【0038】そして、左ウィンカランプ1F,1Rや左
折用ターンランプ3の点滅周期、或は、右ウィンカラン
プ2F,2Rや右折用ターンランプ4の点滅周期が普通
よりも短い周期になると、ウィンカレバーの操作の有無
に関係なく、IG6がACC又はオンのいずれかのポジ
ションにある限り、報知ランプ7が点灯される。
【0039】その後、断線した左ウィンカランプ1F,
1Rや右ウィンカランプ2F,2Rを交換して、左右の
ウィンカランプ1F,1R,2F,2Rのいずれにも断
線が発生していない正常状態に復帰すると、その後は、
IG6のACC又はオンのいずれかのポジションにおけ
るウィンカレバーの操作に応じた、左右のウィンカラン
プ1F,1R,2F,2Rや左折用ターンランプ3及び
右折用ターンランプ4の点滅駆動の周期は、それまでの
警報周期から通常周期に戻り、また、これと同時に報知
ランプ7は消灯される。
【0040】尚、仮に左折用ターンランプ3や右折用タ
ーンランプ4に断線が発生しても、電流検出回路12を
介してCPU13で監視されるバッテリVからの供給電
力の電流値が正常電流値の範囲から外れるほど大きく変
化しないので、左右のウィンカランプ1F,1R,2
F,2Rのいずれにも断線が発生していない正常状態で
ある限り、これらの点滅周期は、左折用ターンランプ3
や右折用ターンランプ4での断線の有無に関係なく、常
に通常周期のままとなり、当然、報知ランプ7も点灯し
ない。
【0041】逆に、左右のウィンカランプ1F,1R,
2F,2Rのいずれかに断線が発生した場合には、これ
らの点滅周期は、左折用ターンランプ3や右折用ターン
ランプ4での断線の有無に関係なく、常に警報周期のま
まとなる。
【0042】このように第1実施形態のウィンカランプ
の点灯系によれば、バッテリVから左ウィンカランプ1
F,1Rや右ウィンカランプ2F,2R等に供給される
電力の電流を、電流検出回路12を用いてCPU13に
より監視し、その監視した電流が正常電流値の範囲から
外れた異常電流値であった場合に、左ウィンカランプ1
F,1Rや右ウィンカランプ2F,2R、及び、左折用
ターンランプ3や右折用ターンランプ4の点滅周期を、
監視電流が正常電流値の範囲内にあるときの通常周期か
ら、それよりも周期が短い警報周期に変えるのに合わせ
て、ウィンカレバーの操作の有無に関係なく、IG6が
ACC又はオンのいずれかのポジションにある限り、報
知ランプ7を点灯する構成とした。
【0043】このため、左ウィンカランプ1F,1Rや
右ウィンカランプ2F,2Rのいずれかに断線が発生し
た場合に、その後、断線したランプが交換されて断線し
たランプがなくなるまでの間、ウィンカレバーの操作の
有無に関係なく車内の報知ランプ7が点灯したままの状
態となるので、普通よりも周期が短い警報周期に変わる
ことで左ウィンカランプ1F,1Rや右ウィンカランプ
2F,2Rの断線を報知することができない、ウィンカ
レバーの非操作時においても、左ウィンカランプ1F,
1Rや右ウィンカランプ2F,2Rの断線を、車内で早
急に且つ確実に認識できるように報知することができ
る。
【0044】次に、上述した第1実施形態のウィンカラ
ンプの点灯系と同じく、左ウィンカランプ1F,1Rや
右ウィンカランプ2F,2Rの断線を、ウィンカレバー
が操作されていない状態であっても断線を報知でき、し
かも、報知専用の報知ランプ7ではなく既存のランプを
流用して報知できる、本発明の第2実施形態に係る断線
報知装置を採用したウィンカランプの点灯系について、
図6の電気的構成を示すブロック図を参照して説明す
る。尚、図6中図2と同一の要素、部分には、図2で付
したものと同一の引用符号を付して説明する。
【0045】そして、図6中引用符号10Aはフラッシ
ュユニットであり、第2実施形態のウィンカランプの点
灯系は、このフラッシュユニット10Aに、CPU13
に代えて、ROM13bとは内容が異なる制御プログラ
ムを格納したROM14bを有するCPU14を設けた
ことと、左ウィンカランプ1F,1Rや右ウィンカラン
プ2F,2Rの断線を報知する際に、左折用ターンラン
プ3や右折用ターンランプ4を、左ウィンカランプ1
F,1Rや右ウィンカランプ2F,2Rとは切り離して
単独点灯できるようにするための通電開型のリレーRL
Y2,RLY3を新たに設けたことが、第1実施形態の
ウィンカランプの点灯系とは異なっている。
【0046】また、第2実施形態のウィンカランプの点
灯系は、左ウィンカランプ1F,1Rや右ウィンカラン
プ2F,2Rの断線を報知する際に、左折用ターンラン
プ3や右折用ターンランプ4をCPU14により点灯駆
動させるために前記スイッチングトランジスタTR2を
用いている点と、同じく左ウィンカランプ1F,1Rや
右ウィンカランプ2F,2Rの断線を報知する際に、リ
レーRLY2,RLY3をCPU14により開閉させる
ためのスイッチングトランジスタTR3を、フラッシュ
ユニット10Aに新たに設けたことが、第1実施形態の
ウィンカランプの点灯系とは異なっている。
【0047】次に、前記ROM14bに格納された制御
プログラムに従いCPU14が行う、特に、左ウィンカ
ランプ1F,1Rや右ウィンカランプ2F,2Rの断線
の検出とその報知に関連する処理を、図7乃至図9のフ
ローチャートを参照して説明する。
【0048】IG6がACC又はオンのいずれかのポジ
ションにあるものとして、作動用電源+Bからの電力の
供給の開始によりCPU14が起動してプログラムがス
タートすると、図7にメインルーチンのフローチャート
で示すように、まず、RAM14aのワークエリアに設
けられた警報中フラグエリアのフラグF3を「0」に設
定する初期設定を行い(ステップSA1)、この初期設
定が済んだならば、以後は、電流監視処理(ステップS
A3)と警報処理(ステップSA5)とを、サイクリッ
クに繰り返して行う。
【0049】前記ステップSA3の電流監視処理におい
ては、図8にサブルーチンのフローチャートで示すよう
に、電流検出回路12により検出されるバッテリVから
左ウィンカランプ1F,1Rや右ウィンカランプ2F,
2R等への供給電力の電流を所定時間監視して(ステッ
プSA3a)、その結果、バッテリVから左ウィンカラ
ンプ1F,1Rや右ウィンカランプ2F,2R等への通
電中であるか否かを確認する(ステップSA3b)。
【0050】そして、バッテリVからの通電中でない場
合は(ステップSA3bでN)、電流監視処理を終了し
て図7のメインルーチンにリターンし、バッテリVから
の通電中である場合は(ステップSA3bでY)、電流
検出回路12により検出される電流が、左ウィンカラン
プ1F,1Rや右ウィンカランプ2F,2Rに玉切れ、
つまり、断線が全くない場合の正常電流値の範囲から外
れた異常電流値となっているか否かを確認し(ステップ
SA3c)、異常電圧値でない場合は(ステップSA3
cでN)、後述するステップSA3fに進む。
【0051】一方、異常電圧値である場合は(ステップ
SA3cでY)、RAM14aの警報中フラグエリアの
フラグF3が「0」であるか否かを確認し(ステップS
A3d)、「0」でない場合は(ステップSA3dで
N)、電流監視処理を終了して図7のメインルーチンに
リターンし、フラグF3が「0」である場合は(ステッ
プSA3dでY)、フラグF3を「1」に設定した後
(ステップSA3e)、電流監視処理を終了して図7の
メインルーチンにリターンする。
【0052】また、ステップSA3cにおいて電流検出
回路12により検出される電流が異常電圧値でない場合
(N)に進むステップSA3fでは、RAM14aの警
報中フラグエリアのフラグF3が「0」であるか否かを
確認し、「0」である場合は(ステップSA3fで
Y)、電流監視処理を終了して図7のメインルーチンに
リターンし、フラグF3が「0」でない場合は(ステッ
プSA3fでN)、フラグF3を「0」に設定した後
(ステップSA3g)、電流監視処理を終了して図7の
メインルーチンにリターンする。
【0053】前記ステップSA5の警報処理において
は、図9にサブルーチンのフローチャートで示すよう
に、RAM14aの警報中フラグエリアのフラグF3が
「0」であるか否かを確認し(ステップSA5a)、
「0」でない場合は(ステップSA5aでN)、後述す
るステップSA5dに進み、「0」である場合は(ステ
ップSA5aでY)、スイッチングトランジスタTR3
のベースにリレー開放用電圧を印加しているか否かを基
に、リレーRLY2,RLY3が開放中であるか否かを
確認する(ステップSA5b)。
【0054】リレーRLY2,RLY3が開放中でない
場合は(ステップSA5bでN)、警報処理を終了して
図7のメインルーチンにリターンし、開放中である場合
は(ステップSA5bでY)、スイッチングトランジス
タTR3のベースに対するリレー開放用電圧の印加を停
止させて、リレーRLY2,RLY3を閉成させた後
(ステップSA5c)、警報処理を終了して図7のメイ
ンルーチンにリターンする。
【0055】また、ステップSA5aにおいて警報中フ
ラグエリアのフラグF3が「0」でない場合に進むステ
ップSA5dでは、リレーRLY2,RLY3が開放中
であるか否かを確認し、開放中である場合は(ステップ
SA5dでY)、警報処理を終了して図7のメインルー
チンにリターンし、開放中でない場合は(ステップSA
5dでN)、スイッチングトランジスタTR3のベース
に対するリレー開放用電圧の印加を開始させて、リレー
RLY2,RLY3を開放させた後(ステップSA5
e)、警報処理を終了して図7のメインルーチンにリタ
ーンする。
【0056】以上の説明からも明らかなように、第2実
施形態では、報知ランプ7が請求項中の報知ランプL5
に相当しており、また、請求項中の電力監視手段Aが図
8のフローチャートにおけるステップSA3aと電流検
出回路12とで構成され、接断判別手段13Aが図8中
のステップSA3cで構成され、警告動作実行手段13
Bが図9のフローチャートにおけるステップSA5eで
構成されている。
【0057】上述のように構成された第2実施形態のウ
ィンカランプの点灯系では、左右のウィンカランプ1
F,1R,2F,2Rのいずれにも断線が発生していな
い間は、第1実施形態のウィンカランプの点灯系と同様
の動作が行われ、左右のウィンカランプ1F,1R,2
F,2Rのいずれかに断線が発生すると、断線した左ウ
ィンカランプ1F,1Rや右ウィンカランプ2F,2R
を交換して、左右のウィンカランプ1F,1R,2F,
2Rのいずれにも断線が発生していない正常状態に復帰
するまでの間、ウィンカレバーの操作の有無に関係な
く、IG6がACC又はオンのいずれかのポジションに
ある限り、車内の左折用ターンランプ3や右折用ターン
ランプ4が点灯され続ける。
【0058】このような構成による第2実施形態のウィ
ンカランプの点灯系では、第1実施形態のウィンカラン
プの点灯系と同様に、左ウィンカランプ1F,1Rや右
ウィンカランプ2F,2Rの断線を車内で早急に且つ確
実に認識できるように報知することができるのに加え
て、車内の左折用ターンランプ3や右折用ターンランプ
4が点滅するか、それとも、点灯し続けるかという、見
分けがつけ易い点灯パターンの変更により、既存の左折
用ターンランプ3や右折用ターンランプ4を流用して、
左ウィンカランプ1F,1Rや右ウィンカランプ2F,
2Rの断線を車内で早急に且つ確実に認識できるように
報知することができる。
【0059】尚、上述した第1及び第2の各実施形態で
は、左ウィンカランプ1F,1Rや右ウィンカランプ2
F,2Rの断線を車内で報知するための処理を行うCP
U13,14を、これら左ウィンカランプ1F,1Rや
右ウィンカランプ2F,2R、並びに、左折用ターンラ
ンプ3や右折用ターンランプ4を点滅駆動させるための
発振信号を出力する発振回路11や、この発振回路11
の出力する発振信号により開閉されるリレーRLY1と
共に、フラッシュユニット10,10Aの内部に設ける
構成について説明した。
【0060】しかし、これ以外にも、例えば、車両の各
所の負荷やその負荷を作動させるスイッチ等を、複数の
コントロールユニットのうちそれぞれの配置に近いコン
トロールユニットに接続し、各コントロールユニット間
で通信を行うことで、スイッチの操作に応じて対応する
負荷を作動させるように構成した車両の場合には、この
コントロールユニット内のCPUを利用し、フラッシュ
ユニットにはCPU及びその周辺の要素を追加して設け
ない構成とすることも可能である。
【0061】図10は、第1実施形態のウィンカランプ
の点灯系に上述したような構成を適用した、本発明の第
3実施形態に係る断線報知装置を採用したウィンカラン
プの点灯系の電気的構成を示すブロック図であり、図1
0中図2と同一の要素、部分には、図2で付したものと
同一の引用符号を付して説明する。
【0062】そして、図10中引用符号10Bはフラッ
シュユニットであり、第3実施形態のウィンカランプの
点灯系は、第1実施形態のフラッシュユニット10が内
部に有していた電流検出回路12とCPU13を、フラ
ッシュユニット10Aから省略した点と、上述したよう
な、付近に配置された負荷の動作の制御やスイッチ類の
操作の検出等を行って、相互間で通信により情報をやり
取りするコントロールユニット10Cの内部の既存のC
PU15により、第1実施形態のフラッシュユニット1
0が内部に有していた電流検出回路12やCPU13の
代わりの役割を果たさせるようにした点が、第1実施形
態のウィンカランプの点灯系とは異なっている。
【0063】この第3実施形態のウィンカランプの点灯
系では、フローチャートを用いての詳細な説明は省略す
るものの、ROM15bに格納された制御プログラムに
従ってCPU15が行う処理により、ターンスイッチ5
の左折側固定接点5bと左ウィンカランプ1F,1Rと
の間の電位や、右折側固定接点5cと右ウィンカランプ
2F,2Rとの間の電位が、所定の閾値と比較されて、
左右のウィンカランプ1F,1R,2F,2Rのいずれ
かに断線が発生しているか否かが判別され、断線が発生
していると判別された場合には、報知ランプ7が点灯さ
れてこれが車内に報知され、その後、断線した左ウィン
カランプ1F,1Rや右ウィンカランプ2F,2Rの交
換により正常状態に復帰すると、報知ランプ7が消灯さ
れる。
【0064】以上の説明からも明らかなように、第6実
施形態では、報知ランプ7が請求項中の報知ランプL5
に相当しており、また、請求項中の電力監視手段A、接
断判別手段13A、及び、警告動作実行手段13Bが、
CPU15がROM15bに格納された制御プログラム
に従って行う処理で構成されている。
【0065】このような構成による第3実施形態のウィ
ンカランプの点灯系では、第1実施形態のウィンカラン
プの点灯系と同様の効果に加えて、既存のコントロール
ユニット10CのCPU15を流用することや、電流監
視でなく電圧監視として電流検出回路を省略することに
より、装置コストを低減することができる。
【0066】尚、第2実施形態では、左ウィンカランプ
1F,1Rと右ウィンカランプ2F,2Rのどちらに断
線が発生しても、左折用ターンランプ3と右折用ターン
ランプ4を両方とも点灯させる構成としたが、2つのリ
レーRLY2,RLY3を個別に開閉動作させる構成と
して、例えば、左ウィンカランプ1F,1Rの断線発生
時には左折用ターンランプ3のみを点灯させ、右ウィン
カランプ2F,2Rの断線発生時には右折用ターンラン
プ4のみを点灯させる構成としてもよい。
【0067】同じく、第1及び第3実施形態では、報知
ランプ7を1つとしたが、例えば報知ランプ7を2つと
し、左ウィンカランプ1F,1Rの断線発生時と右ウィ
ンカランプ2F,2Rの断線発生時とで点灯させる報知
ランプ7を変えるように構成してもよい。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に記載した
本発明のウィンカランプの断線報知装置によれば、車両
のイグニッションスイッチの投入状態において、ターン
スイッチの投入により前記車両の外部で点滅駆動される
ウィンカランプの断線を報知する装置であって、前記タ
ーンスイッチを経て前記ウィンカランプに供給される駆
動用電力を監視する電力監視手段と、前記電力監視手段
の監視結果を基に前記ウィンカランプの接断を判別する
接断判別手段と、前記車両の内部に配設され、前記ウィ
ンカランプの断線報知用の警告ランプと、前記イグニッ
ションスイッチの投入状態において、前記接断判別手段
が判別する前記ウィンカランプの接断状態が、該ウィン
カランプが断線していない状態から断線している状態に
変化した際に、前記警告ランプにより前記ウィンカラン
プの断線を報知させる警告動作実行手段と、前記イグニ
ッションスイッチの投入状態において、前記接断判別手
段が判別する前記ウィンカランプの接断状態が、該ウィ
ンカランプが断線している状態から断線していない状態
に変化した際に、前記警告ランプによる前記ウィンカラ
ンプの断線の報知を終了させる警告動作終了手段とを備
える構成とした。
【0069】このため、ウィンカランプが断線している
と接断判別手段が判別している間、ターンスイッチの投
入の如何に関わらず、警告動作実行手段が車両の内部の
警告ランプによりウィンカランプの断線を報知させるこ
ととなり、従って、この警告ランプの報知によって、車
両の外に出なくてもウィンカランプの断線を早期に且つ
確実に認識することができる。
【0070】また、請求項2に記載した本発明のウィン
カランプの断線報知装置によれば、前記車両が、該車両
の内部に配設され前記ウィンカランプに連動して点滅駆
動される該ウィンカランプの点灯状態報知用の報知ラン
プを有しており、該報知ランプが前記警告ランプとして
兼用され、前記警告動作実行手段により前記報知ランプ
が、前記ターンスイッチの投入の如何に関わらず、前記
ウィンカランプに連動した点滅駆動とは異なるパターン
で点灯駆動される構成とした。
【0071】このため、車両の内部でウィンカランプに
連動して点滅駆動される報知ランプが、ウィンカランプ
の断線中、ウィンカランプに連動して点滅するのとは異
なるパターンで点灯されることから、報知ランプの点灯
パターンにより、ウィンカランプの点滅駆動の報知とウ
ィンカランプの断線の報知とを見分けることができ、従
って、ウィンカランプの断線報知専用のランプを別途設
けて部品点数を増やすことなく、ウィンカランプの断線
を車内で報知することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるウィンカランプの断線報知装置の
基本構成図である。
【図2】本発明の第1実施形態に係る断線報知装置を採
用したウィンカランプの点灯系の電気的構成を示すブロ
ック図である。
【図3】図2のCPUがROMに格納されたプログラム
に従って行う処理を示すメインルーチンのフローチャー
トである。
【図4】図3の電流監視処理を示すサブルーチンのフロ
ーチャートである。
【図5】図3の警報処理を示すサブルーチンのフローチ
ャートである。
【図6】本発明の第2実施形態に係る断線報知装置を採
用したウィンカランプの点灯系の電気的構成を示すブロ
ック図である。
【図7】図6のCPUがROMに格納されたプログラム
に従って行う処理を示すメインルーチンのフローチャー
トである。
【図8】図7の電流監視処理を示すサブルーチンのフロ
ーチャートである。
【図9】図7の警報処理を示すサブルーチンのフローチ
ャートである。
【図10】本発明の第4実施形態に係る断線報知装置を
採用したウィンカランプの点灯系の電気的構成を示すブ
ロック図である。
【符号の説明】
5 ターンスイッチ 6 イグニッションスイッチ 13,14,15 CPU 13a,14a,15a RAM 13b,14b,15b ROM 13A 接断判別手段 13B 警告動作実行手段 13C 警告動作終了手段 L1 ウィンカランプ L3 警告ランプ L5 報知ランプ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両のイグニッションスイッチの投入状
    態において、ターンスイッチの投入により前記車両の外
    部で点滅駆動されるウィンカランプの断線を報知する装
    置であって、 前記ターンスイッチを経て前記ウィンカランプに供給さ
    れる駆動用電力を監視する電力監視手段と、 前記電力監視手段の監視結果を基に前記ウィンカランプ
    の接断を判別する接断判別手段と、 前記車両の内部に配設され、前記ウィンカランプの断線
    報知用の警告ランプと、 前記イグニッションスイッチの投入状態において、前記
    接断判別手段が判別する前記ウィンカランプの接断状態
    が、該ウィンカランプが断線していない状態から断線し
    ている状態に変化した際に、前記警告ランプにより前記
    ウィンカランプの断線を報知させる警告動作実行手段
    と、 前記イグニッションスイッチの投入状態において、前記
    接断判別手段が判別する前記ウィンカランプの接断状態
    が、該ウィンカランプが断線している状態から断線して
    いない状態に変化した際に、前記警告ランプによる前記
    ウィンカランプの断線の報知を終了させる警告動作終了
    手段と、 を備えることを特徴とするウィンカランプの断線報知装
    置。
  2. 【請求項2】 前記車両は、該車両の内部に配設され前
    記ウィンカランプに連動して点滅駆動される該ウィンカ
    ランプの点灯状態報知用の報知ランプを有しており、該
    報知ランプが前記警告ランプとして兼用され、前記警告
    動作実行手段により前記報知ランプが、前記ターンスイ
    ッチの投入の如何に関わらず、前記ウィンカランプに連
    動した点滅駆動とは異なるパターンで点灯駆動される請
    求項1記載のウィンカランプの断線報知装置。
JP10739597A 1997-04-24 1997-04-24 ウィンカランプの断線報知装置 Withdrawn JPH10297363A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008254679A (ja) * 2007-04-09 2008-10-23 River Suton:Kk 自動車の方向指示ランプの球切れ検知装置
JP2010047117A (ja) * 2008-08-21 2010-03-04 Denso Corp テルテール用光源の故障判断装置
JP2011251664A (ja) * 2010-06-04 2011-12-15 Yazaki Corp ランプ断線検出装置
JP2012121456A (ja) * 2010-12-08 2012-06-28 Denso Corp 車両用方向指示装置
JP2017024540A (ja) * 2015-07-22 2017-02-02 日本精機株式会社 車載照明灯の制御装置

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