JPH10296861A - 合成樹脂管による旧管更生方法 - Google Patents

合成樹脂管による旧管更生方法

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JPH10296861A
JPH10296861A JP10465097A JP10465097A JPH10296861A JP H10296861 A JPH10296861 A JP H10296861A JP 10465097 A JP10465097 A JP 10465097A JP 10465097 A JP10465097 A JP 10465097A JP H10296861 A JPH10296861 A JP H10296861A
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JP
Japan
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pipe
new
old
tube
synthetic resin
Prior art date
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Pending
Application number
JP10465097A
Other languages
English (en)
Inventor
Eiichi Sugiura
鋭一 杉浦
Eiji Honda
英治 本多
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Engineering Corp
Original Assignee
NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by NKK Corp, Nippon Kokan Ltd filed Critical NKK Corp
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Publication of JPH10296861A publication Critical patent/JPH10296861A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 旧管内に敷設される新管を樹脂製とすること
によって、ハンドリングが鋼管の場合に比べて容易とな
り、しかも、新管用素管の継ぎ目あるいは管軸方向端面
内に予め通電発熱体を埋め込むことによって、施工現場
での接合作業が溶接の場合に比べて簡単に行える。 【解決手段】 合成樹脂製板材を巻き込むことによって
縮径させた所定長さの新管用素管5を調製し、このよう
にして調製した新管用素管5を旧管内に引き込み、旧管
内において拡径し、次いで、拡径した新管用素管5の管
軸方向の継ぎ目を接合し、そして、このようにして調製
した新管9を、旧管内の既設の新管に接合し、かくし
て、旧管内に新管を順次、敷設することからなる。新管
用素管5の管軸方向の継ぎ目の接合は、継ぎ目内に予め
埋め込んだ通電発熱体に通電して、継ぎ目部分を融着さ
せることにより行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、合成樹脂管によ
る旧管更生方法、特に、旧管の更生が容易に行える、合
成樹脂管による旧管更生方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の旧管更生方法の一例を図面を参照
しながら説明する。図3は、従来の旧管更生方法に使用
する新管用素管の製造工程図、図4は、従来の旧管更生
方法を示す工程図である。
【0003】新管用素管は、図3に示すような工程にし
たがって製造される。即ち、所定面積を有する鋼板1を
用意し、これに開先加工を施す。次いで、鋼板1をロー
ル成形する前に、鋼板1の端部を予め所定のRに端曲げ
加工する。次いで、ロール成形し、継ぎ目を仮溶接した
後、内外面塗装を行う。そして、巻き込むことによって
縮径させて新管用素管2を製造する。新管用素管2は、
梱包し、施工現場への搬送に備える。
【0004】次に、このようにして調製した新管用素管
2を、図4に示すように施工現場まで搬送し、旧管3内
に搬入する。次いで、旧管3内において新管用素管2を
拡管し、継ぎ目の溶接を行う。次いで、このようにして
調製した新管4を既設の新管4と突き合わせ、周方向の
溶接を行って既設の新管4に接合する。そして、溶接部
検査、裏込めモルタル注入および内面塗装を行う。
【0005】以上のようにして、旧管3内に新管4を順
次、敷設することによって、旧管3が更生される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の旧管更生方法は、以下のような問題を有してい
た。 施工現場での高精度の溶接が必要である。 溶接箇所の塗装が不完全であると錆が発生する。 新管が鋼製であるのでハンドリングが悪い。
【0007】従って、この発明の目的は、溶接の必要が
なく、錆の問題がなく、しかも、鋼製新管に比べて軽量
であるので搬入や接合作業が容易に行える、合成樹脂管
による旧管更生方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
合成樹脂製板材を巻き込むことによって縮径させた所定
長さの新管用素管を調製し、このようにして調製した前
記新管用素管を旧管内に引き込み、前記旧管内において
拡径し、次いで、拡径した前記新管用素管の管軸方向の
継ぎ目を接合し、そして、このようにして調製した新管
を、前記旧管内の既設の新管に接合し、かくして、前記
旧管内に前記新管を順次、敷設することからなり、前記
新管用素管の管軸方向の継ぎ目の接合は、前記継ぎ目内
に予め埋め込んだ通電発熱体に通電して、前記継ぎ目部
分を融着させることによって行うことに特徴を有するも
にである。
【0009】請求項2記載の発明は、前記新管と前記既
設の新管の先端部と接合を、前記新管の接合端部に予め
埋め込んだ通電発熱体に通電して、前記接合端部を融着
させることによって行うことに特徴を有するものであ
る。
【0010】請求項3記載の発明は、前記通電発熱体
は、ニクロム線または通電発熱繊維からなっていること
に特徴を有するものである。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、この発明の、合成樹脂管に
よる旧管更生方法を、図面を参照しながら説明する。
【0012】図1は、この発明の、合成樹脂管による旧
管更生方法に使用する新管用素管を示す斜視図、図2
(A)、(B)および(C)は、継ぎ目内に通電発熱体
が埋め込まれた新管用素管を示す部分断面図である。
【0013】図1に示すように、この発明の、合成樹脂
管による旧管更生方法に使用する新管用素管5は、ポリ
エチレン等の合成樹脂板を巻き込むことによって縮径さ
れたものからなっている。縮径された新管用素管5は、
拡管しないようにワイヤー6によって仮止めされてい
る。新管用素管5の管軸方向の継ぎ目内には、ニクロム
線からなる通電発熱体7が埋め込まれている。新管用素
管5には、通電用ターミナル(図示せず)が設けられて
いる。
【0014】継ぎ目は、新管用素管5の周方向の端面同
士を互いに突き合わせ、通電発熱体7に通電して突合わ
せ部分を融着させることによって互いに接合されるが、
継ぎ目の位置決めを容易にするために、図2(A)およ
び(B)に示すように、新管用素管5の周方向の一方端
部の内面に管軸方向に亘って、新管用素管5の周方向の
他方端部が重ねられる位置決め用板材8を予め融着して
おくか、あるいは、図2(C)に示すように、新管用素
管5の周方向の一方端面を凸に形成し、新管用素管5の
周方向の他方端面を、前記凸状端面が嵌まり込むように
凹に形成しても良い。
【0015】図2(A)の場合、通電発熱体7は、位置
決め用板材8内に埋め込まれ、図2(B)の場合、通電
発熱体7は、新管用素管5の周方向の他方端面内に埋め
込まれ、そして、図2(C)の場合、通電発熱体7は、
凸状一方端面内に埋め込まれている。なお、通電発熱体
7は、新管用素管5の継ぎ目が互いに融着し、一体化す
るのであれば、その埋設位置および埋設形状は、特に限
定されない。
【0016】新管用素管5の管軸方向端面内に通電発熱
体7を予め埋め込んでおけば、継ぎ目を融着したものか
らなる新管同士を融着により互いに接合することもでき
る。この管軸方向端面の接合時においても、上述した周
方向端面の接合時におけると同様に、一方の端面に重ね
代用板材を設けたり、あるいは、端面同士を凹凸嵌合さ
せるようにしても良い。
【0017】通電発熱体7は、ニクロム線以外にニクロ
ム線とほぼ同等の電気熱特性を有する通電発熱繊維であ
っても良い。この通電発熱繊維は、マイクロメタルファ
イバーとアラミド繊維とによって構成され、優れた柔軟
性および耐久性を有している。従って、断線の恐れがな
く、継ぎ目内に容易に埋め込むことができる。
【0018】このように構成されている新管用素管5に
よる旧管の更生方法を、図4を参照しながら説明する。
なお、図4において、新管用素管2を新管用素管5に、
そして、鋼管製新管4を樹脂製新管9に置き換えて説明
する。鋼管製新管を樹脂製新管に置き換えて説明する。
【0019】先ず、拡管しないように仮止めされた新管
用素管5を施工現場まで搬送し、旧管3内に搬入する。
新管用素管5の搬送作業は、素管5が樹脂製であるので
鋼管製の場合に比べて簡単に行える。次いで、旧管3内
において仮止めを解除して拡管し、通電発熱体7に通電
して継ぎ目を融着させる。次いで、このようにして調製
した新管9を既設の新管9と突き合わせ、周方向の融着
を行って既設の新管9に接合する。これらの融着作業
は、溶接作業に比べて簡単に行える。そして、融着部検
査、裏込めモルタル注入を行う。
【0020】以上のようにして、旧管3内に新管9を敷
設することによって、旧管3が更生される。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、旧管内に敷設される新管を樹脂製とすることによっ
て、ハンドリングが鋼管の場合に比べて容易となり、し
かも、新管用素管の継ぎ目あるいは管軸方向端面内に予
め通電発熱体を埋め込むことによって、施工現場での接
合作業が溶接の場合に比べて簡単に行えるといった有用
な効果がもたらされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の、合成樹脂管による旧管更生方法に
使用する新管用素管を示す斜視図である。
【図2】継ぎ目内に通電発熱体が埋め込まれた新管用素
管を示す部分断面図である。
【図3】従来の旧管更生方法に使用する新管用素管の製
造工程図である。
【図4】従来の旧管更生方法を示す工程図である。
【符号の説明】
1:鋼板 2:新管用素管 3:旧管 4:新管 5:新管用素管 6:ワイヤー 7:通電発熱体 8:位置決め用板材 9:新管

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成樹脂製板材を巻き込むことによって
    縮径させた所定長さの新管用素管を調製し、このように
    して調製した前記新管用素管を旧管内に引き込み、前記
    旧管内において拡径し、次いで、拡径した前記新管用素
    管の管軸方向の継ぎ目を接合し、そして、このようにし
    て調製した新管を、前記旧管内の既設の新管に接合し、
    かくして、前記旧管内に前記新管を順次、敷設すること
    からなり、前記新管用素管の管軸方向の継ぎ目の接合
    は、前記継ぎ目内に予め埋め込んだ通電発熱体に通電し
    て、前記継ぎ目部分を融着させることによって行うこと
    を特徴とする、合成樹脂管による旧管更生方法。
  2. 【請求項2】 前記新管と前記既設の新管の先端部と接
    合を、前記新管の接合端部に予め埋め込んだ通電発熱体
    に通電して、前記接合端部を融着させることによって行
    うことを特徴とする、請求項1記載の、合成樹脂管によ
    る旧管更生方法。
  3. 【請求項3】 前記通電発熱体は、ニクロム線または通
    電発熱繊維からなっていることを特徴とする、請求項1
    または2記載の、合成樹脂管による旧管更生方法。
JP10465097A 1997-04-22 1997-04-22 合成樹脂管による旧管更生方法 Pending JPH10296861A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013204703A (ja) * 2012-03-28 2013-10-07 Kubota-Ci Co ライニング工法、それに用いる縮径コイル成形体、および更生管路
JP2014025530A (ja) * 2012-07-26 2014-02-06 Okasan Livic Co Ltd 管更生工法

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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