JP2003083493A - 配管の接続方法 - Google Patents

配管の接続方法

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JP2003083493A
JP2003083493A JP2001275265A JP2001275265A JP2003083493A JP 2003083493 A JP2003083493 A JP 2003083493A JP 2001275265 A JP2001275265 A JP 2001275265A JP 2001275265 A JP2001275265 A JP 2001275265A JP 2003083493 A JP2003083493 A JP 2003083493A
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Japan
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pipe
vinyl chloride
chloride resin
pipes
resin pipe
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Application number
JP2001275265A
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Inventor
Shingo Nakamura
伸吾 中村
Toshio Hayashida
敏男 林田
Hironobu Nakamura
裕信 中村
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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  • Non-Disconnectible Joints And Screw-Threaded Joints (AREA)
  • Branch Pipes, Bends, And The Like (AREA)
  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】地獄配管などの固定状態にある配管であって
も、フランジなどを使用することなく、良好な施工性の
もとに配管接続を行えるようにする。 【解決手段】予め周方向に延伸成形されかつ内径が接続
を行う配管1の外径よりも大きな延伸塩化ビニル樹脂製
パイプ2を用い、その延伸塩化ビニル樹脂製パイプ2を
配管1の接続部に挿入配置するとともに、各配管1の端
部外周面または延伸塩化ビニル樹脂製パイプ2の内周面
の少なくとも一方に接着剤3を塗布した後、延伸塩化ビ
ニル樹脂製パイプ2のみを加熱することにより、延伸塩
化ビニル樹脂製パイプ2を収縮させて配管1を接続す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、給水配管・排水配
管などの配管の接続方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、給水配管・排水配管には鋳鉄管や
鋼管などが使用されている。また、最近では、塩化ビニ
ル樹脂製パイプなどの合成樹脂管が用いられるようにな
ってきている。
【0003】塩化ビニル樹脂製パイプを接続する方法と
しては、ソケット継手の受口に配管の端部を挿入して接
合するソケット接着接合法(例えば実開平6−5167
4号公報)、接続を行う各配管の端部を加熱・溶融した
状態で、それら配管を相対的に移動(接近側への移動)
させ、管端部同士を相互に突き合わせて融着する突き合
わせ融着法(特開平10−311482号公報)があ
る。また、配管の端部にフランジを取り付けて配管接続
を行うフランジ接合法(例えば特開昭50−61722
号公報)もある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、給水配管・
排水配管などにおいては、設置した配管を動かすことが
できない、いわゆる地獄配管となる箇所ができる場合が
ある。そのような地獄配管において、配管を補修等を行
う際に配管同士の接続が必要になる場合がある。しか
し、前記したソケット接着接合法及び突き合わせ融着法
では、配管が移動できない場合は接続を行えないので、
地獄配管などの補修には適用できない。
【0005】一方、フランジ接合法の場合、図3に示す
ように、接続を行う各配管101,101の端部にフラ
ンジ102を取り付け、これらフランジ102間に、フ
ランジ付き短管103を挿入することで、配管101を
移動させることなく接続を行うことが可能であるので、
地獄配管の接続にも適用できる。
【0006】しかし、図3の接続方法では、多数のフラ
ンジを使用する必要があるので、施工性が悪くて、コス
トが高くつくという問題がある。
【0007】本発明はそのような実情に鑑みてなされた
もので、固定された状態にある配管の接続を施工性良く
かつ低コストで行うことが可能な配管の接続方法を提供
することを目的する。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の接続方法は、固
定された状態にある配管同士を接続する方法であって、
予め周方向に延伸成形されかつ内径が接続を行う配管の
外径よりも大きな延伸塩化ビニル樹脂製パイプを用い、
その延伸塩化ビニル樹脂製パイプを配管の接続部に挿入
配置するとともに、各配管の端部外周面または延伸塩化
ビニル樹脂製パイプの内周面の少なくとも一方に接着剤
を塗布した後、延伸塩化ビニル樹脂製パイプのみを加熱
することにより、延伸塩化ビニル樹脂製パイプを収縮さ
せて配管を接続することによって特徴づけられる。
【0009】本発明の接続方法によれば、延伸塩化ビニ
ル樹脂製パイプの接続部への挿入配置、接着剤塗布、及
び延伸塩化ビニル樹脂製パイプの加熱収縮により、配管
を接続するので、固定された状態にある配管であって
も、フランジなどを使用することなく配管接続を行うこ
とができる。
【0010】ここで、本発明の接続方法では、配管の接
続部に挿入配置した延伸塩化ビニル樹脂製パイプのみを
加熱して収縮させることにより配管の接続を行うように
しているが、加熱温度が低いと延伸塩化ビニル樹脂製パ
イプの収縮が起こらない。また、加熱温度が高すぎる
と、接続を行う配管が軟化変形したり、延伸塩化ビニル
樹脂製パイプの外周にクラックが入る。
【0011】このような点を解消するには、延伸塩化ビ
ニル樹脂製パイプを、表面温度が[ガラス転移温度]〜
[ガラス転移温度+30℃]となるように加熱すること
が好ましい。さらに、延伸塩化ビニル樹脂製パイプを、
ゆっくりと吸収する温度で加熱する場合には、表面加熱
温度を[ガラス転移温度]〜[ガラス転移温度+10
℃]とすることが、より好ましい。
【0012】なお、延伸塩化ビニル樹脂製パイプ以外の
部分を加熱してしまうと、配管が変形するので、好まし
くない。
【0013】本発明の接続方法において、接続に用いる
延伸塩化ビニル樹脂製パイプの周方向の延伸倍率が小さ
いと、接続を行う配管の外面と延伸塩化ビニル樹脂製パ
イプの内面との間の間隔を狭くなってしまうので、固定
状態にある配管の接続部に延伸塩化ビニル樹脂製パイプ
を挿入配置することが困難になる。また、周方向の延伸
倍率が大きすぎると、収縮までに多くの時間を要する
上、接続部の配管が軟化しやすくなって接続部が変形し
やすくなる。このような点を考慮とすると、延伸塩化ビ
ニル樹脂製パイプの周方向の延伸倍率は、外径寸法にお
いて1.2〜2倍とすることが好ましい。
【0014】本発明の接続方法において、配管の接続部
の内面に段差をつけたくない場合、接続を行う配管の端
面間の距離に相当する長さで配管と同じ呼び径の短管
を、配管の端面間に嵌め込んだ状態で接続を行うように
すればよい。
【0015】本発明の接続方法において、延伸塩化ビニ
ル樹脂製パイプを加熱する手段としては、例えば赤外線
ヒータまたはドライヤ等の熱風発生器などを挙げること
ができる。また、温水、オイル、金属等を用いた加熱で
あってもよい。
【0016】本発明の接続方法に用いる接着剤は、揮発
しにくい成分を多く含む耐熱性接着剤が好ましい。具体
的には、エポキシ樹脂系接着剤、変成シリコーン、合成
ゴム系接着剤またはウレタン樹脂系接着剤などを挙げる
ことができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0018】図1は本発明の接続方法の実施形態の説明
図である。
【0019】この実施形態では、図1(a)に示すよう
に、それぞれが固定された状態にある配管(塩化ビニル
樹脂製パイプ)1,1の接続に本発明を適用した例を示
す。
【0020】まず、接続に用いる延伸塩化ビニル樹脂製
パイプ2は、周方向の延伸倍率が1.5倍となるように
延伸成形されている。
【0021】延伸塩化ビニル樹脂製パイプ2は、延伸状
態での内径が接続を行う配管1の外径よりも大きい寸法
となっており、加熱により収縮したときに、内径が接続
を行う配管1の外径と略等しい寸法もしくは所定量だけ
小さい寸法となる。
【0022】延伸塩化ビニル樹脂製パイプ2の軸方向の
長さは、接続を行う2本の配管1,1の管端面間の距離
Dよりも長くて、図1(c)に示す位置(接続位置)に
配置した状態で、各配管1の端部との重なり部分の面積
(軸方向の長さ)が、十分な接続強度(接着強度)を確
保できる寸法に加工されている。
【0023】配管接続の具体的な手順を図1を参照しな
がら説明する。
【0024】(1)図1(b)に示すように、固定状態
にある2本の配管1、1の一方に延伸塩化ビニル樹脂製
パイプ2を挿入した後、各配管1の端部外周面に接着剤
(耐熱性)3を塗布する。
【0025】(2)図1(c)に示すように、延伸塩化
ビニル樹脂製パイプ2を管軸方向にスライドさせて定位
置(接続位置)に配置する。このとき、一方の配管1の
端部と延伸塩化ビニル樹脂製パイプ2との重なり部分の
軸方向長さと、他方の配管1の端部と延伸塩化ビニル樹
脂製パイプ2との重なり部分の軸方向長さが略等しくな
るような配置とする。
【0026】(3)図1(d)に示すように、ドライヤ
4を用いて、延伸塩化ビニル樹脂製パイプ2のみを、表
面温度が90〜100℃(塩化ビニル樹脂のガラス転移
温度:80℃)に加熱する。この加熱により延伸塩化ビ
ニル樹脂製パイプ2が収縮して、その延伸塩化ビニル樹
脂製パイプ2によって配管1,1同士が相互に接続され
る(図1(e))。
【0027】なお、以上の手順では、各配管1,1の端
部外周面に接着剤3を塗布しているが、これに限られる
ことなく、延伸塩化ビニル樹脂製パイプ2の内周面に接
着剤3を塗布してもよいし、あるいは各配管1,1の端
部外周面及び延伸塩化ビニル樹脂製パイプ2の内周面の
双方に接着剤を塗布してもよい。
【0028】ここで、配管1,1の接続部の内面に段差
をつけたくない場合、図2(a)及び(b)に示すよう
に、接続を行う配管1,1の端面間の距離Dに相当する
長さで配管1と同じ呼び径の短管(塩化ビニル樹脂製パ
イプ)5を、配管1,1の端面間に嵌め込んだ状態で、
延伸塩化ビニル樹脂製パイプ2を加熱により収縮させて
配管1,1の接続を行うようにすればよい。この場合、
短管5は、配管1、1の端面間に嵌め込んだときに(図
2(a))、接着剤を用いて配管1,1に仮止めしてお
くことが好ましい。
【0029】以上の実施形態では、塩化ビニル樹脂製パ
イプの配管を接続する例を示したが、本発明はこれに限
られることなく、例えばポリエチレン製パイプ等の他の
合成樹脂製パイプの配管接続に適用可能である。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の接続方法
によれば、延伸塩化ビニル樹脂製パイプの加熱収縮を利
用して配管を接続するので、地獄配管などの固定状態に
ある配管であっても、フランジなどを使用することな
く、良好な施工性のもとに配管接続を行うことができ
る。また、施工コストの低減化を達成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の接続方法の実施形態の説明図である。
【図2】本発明の接続方法の他の実施形態の説明図であ
る。
【図3】固定状態にある配管の接続方法の従来例の説明
図である。
【符号の説明】 1 配管(塩化ビニル樹脂製パイプ) 2 延伸塩化ビニル樹脂製パイプ 3 接着剤 4 ドライヤ 5 短管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3H013 DA04 DA06 3H019 JA02 4F211 AA15 AD05 AD12 AE01 AG08 TA11 TC11 TD07 TN12

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定された状態にある配管同士を接続す
    る方法であって、予め周方向に延伸成形されかつ内径が
    接続を行う配管の外径よりも大きな延伸塩化ビニル樹脂
    製パイプを用い、その延伸塩化ビニル樹脂製パイプを配
    管の接続部に挿入配置するとともに、各配管の端部外周
    面または延伸塩化ビニル樹脂製パイプの内周面の少なく
    とも一方に接着剤を塗布した後、延伸塩化ビニル樹脂製
    パイプのみを加熱することにより、延伸塩化ビニル樹脂
    製パイプを収縮させて配管を接続することを特徴とする
    配管の接続方法。
  2. 【請求項2】 延伸塩化ビニル樹脂製パイプを、表面温
    度が[ガラス転移温度]〜[ガラス転移温度+30℃]
    となるように加熱して接続を行うことを特徴とする請求
    項1記載の配管の接続方法。
  3. 【請求項3】 延伸塩化ビニル樹脂製パイプの周方向の
    延伸倍率が、外径寸法において1.2〜2倍であること
    を特徴とする請求項1または2記載の配管の接続方法。
  4. 【請求項4】 接続を行う配管の管端面間に、配管と同
    じ呼び径の短管を嵌め込んだ状態で接続を行うことを特
    徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の配管の接続方
    法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN115139539A (zh) * 2022-05-19 2022-10-04 山东三箭建设工程管理有限公司 一种管线环保施工用管道对接装置及操作方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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