JP3436952B2 - 管継手の製造方法 - Google Patents

管継手の製造方法

Info

Publication number
JP3436952B2
JP3436952B2 JP26622293A JP26622293A JP3436952B2 JP 3436952 B2 JP3436952 B2 JP 3436952B2 JP 26622293 A JP26622293 A JP 26622293A JP 26622293 A JP26622293 A JP 26622293A JP 3436952 B2 JP3436952 B2 JP 3436952B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
diameter
different
cylindrical body
mold
manufacturing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP26622293A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07117117A (ja
Inventor
佐藤  修
義隆 松元
幸雄 浜野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP26622293A priority Critical patent/JP3436952B2/ja
Publication of JPH07117117A publication Critical patent/JPH07117117A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3436952B2 publication Critical patent/JP3436952B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Flanged Joints, Insulating Joints, And Other Joints (AREA)
  • Shaping Of Tube Ends By Bending Or Straightening (AREA)
  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、口径の異なる管どうし
を接続するときに使用される異径管継手の製造方法に関
する。 【0002】 【従来の技術】従来、板状の熱可塑性樹脂部材を用いて
異径管継手を製造する場合、まず、一端と他端が異径の
筒状態を展開した形状の熱可塑性樹脂板を作り、その樹
脂板を加熱軟化させた状態で型に巻き付けて両縁部を突
き合わせることによって異径筒状に成形する。そして、
その筒状体の突き合わせ部分に沿って樹脂溶接を行う方
法が採られていた。 【0003】この従来の製法によると、筒状体の突き合
わせ部分を接合する手段として高等技術を要する樹脂溶
接技術を採用しているため、この作業を熟練者が行わな
ければ溶接棒の押圧や溶接棒を溶かす熱風の強さなどの
ばらつきにより接着強度が安定しないという問題があっ
た。 【0004】この問題を解決することを目的として、本
発明者らは既に、一旦異径の筒状に成形した熱可塑性樹
脂板の突き合わせ部分の間に熱板を挿入してその両端面
部分を加熱溶融させた後、熱板を取り除いて突き合わせ
部分の内周面に当て板を当てた状態で、その突き合わせ
両端面部分を再度密着させることによってこの部分を熱
融着させる方法を提案している(特開平5−12410
6号)。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した提
案方法によると、突き合わせ部の樹脂溶接工程が不要と
なり、熟練を要することなく突き合わせ部分の接着強度
を安定化させることが可能となったが、特に口径の大き
いもの、および肉厚が薄いもの、あるいはこれら両者の
関連で口径の割りには肉厚の比較的薄いものを製造する
際には、材料に撓みが発生して、突き合わせ接合面が部
分的に開く等によって良好な接合強度が得られない場合
がある、という問題があった。 【0006】本発明はこのような実情に鑑みて先の提案
を改良すべくなされたもので、口径の大きさや肉厚の薄
さ等に係わらず、突き合わせ接合部における接着強度を
常に安定して良好なものとすることのできる管継手の製
造方法の提供を目的としている。 【0007】 【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の管継手の製造方法は、一端と他端が異径の
筒状体を展開した形状の熱可塑性樹脂板を、加熱軟化さ
せた状態で型に巻き付けてその両縁部を突き合わせるよ
うにして一端と他端が異径の筒状体を成形し、その後、
その突き合わせ部分の間に熱板を挿入して当該突き合わ
せ両端面部分を加熱溶融させた後、この突き合わせ両端
面を相互に密着させて熱融着させる際、その異径筒状の
成形体を、この異径筒状体と同じテーパ勾配を有する外
型内に押し込むことにより、その突き合わせ両端面を相
互に密着させて熱融着させることによって特徴づけられ
る。 【0008】 【作用】突き合わせ両端面部分が加熱溶融された状態の
異径筒状の成形体を、これと同じテーパ勾配を持つ外型
内に押し込んでいくことにより、成形体の外周面が外型
の内周面に当接して規制されつつ全体の径が縮められて
いくことになり、その突き合わせ両端面間には一様な力
が加わる。このとき、成形体の外周面の全体が規制され
つつ縮径されることから、大口径ないしは肉厚の薄いも
のでも撓みを生じることがなく、所期の目的を達成でき
る。 【0009】 【実施例】図1は本発明実施例の加工手順の説明図であ
る。まず、(A)に示すように、製造しようとする管継
手形状である一端と他端が異径の筒状体を展開した形状
を持つ板状の熱可塑性樹脂板11を作製する。この樹脂
板11は、例えば板状または管状の母材から切り出す等
によって得る。 【0010】次に、この樹脂板11を高温オイル、熱風
あるいはシリコンラバーヒータ等を用いて加熱軟化させ
た状態で、(B)に示すように成形型1の外周に巻き付
けてその両縁部を突き合わせた状態とすることによっ
て、一端と他端が異径の筒状体12を成形する。 【0011】その後、(C)に示すように、得られた筒
状体12の内側に、この筒状体12と同じテーパ勾配を
持つテーパ状の内型2を挿入する。内型2の外周には軸
方向に沿う切り欠き2aが設けられており、筒状体12
への挿入時にはこの切り欠き2aに筒状体12の突き合
わせ部分12aが沿うように周方向に位置決めする。こ
のとき、内型2の挿入代を適宜にコントロールすること
によって、図(C)のように筒状体12の突き合わせ部
12aが自由に広げられる。 【0012】そしてこの状態で、(D)に示すように筒
状体12の突き合わせ部12aの間に、ヒータ3の熱板
3aを挿入し、突き合わせ部12aにおいて対向してい
る両端面がこの熱板3aの両側面に押しつけられるよう
にする。ヒータ3は熱板3aとその温度調整用の温調器
3bを有しており、この温調器3bの操作によって熱板
3aの温度を筒状体12の材料の溶融温度よりも高温の
所定温度(塩化ビニル樹脂を用いる場合には220〜2
50°C程度)を維持するように設定しおき、(D)の
状態を一定時間維持することにより、筒状体12の突き
合わせ部12aで対向する両端面を加熱溶融させる。そ
の後、内型2をより深く挿入して、突き合わせ部12a
の両端面間の間隙を熱板3aの幅よりも広くした状態
で、熱板3aを除去する。 【0013】その後、内型2を引き抜くと同時に、
(E)に示すようなテーパ状の外型4の内部に突き合わ
せ部12aの対向両端面が溶融している状態の筒状体1
2を挿入する。外型4は、筒状体12と同じテーパ勾配
を有しているとともに、その内周面には軸方向に沿う切
り欠き部4aが形成されており、筒状体12の挿入に際
しては、その突き合わせ部12aが切り欠き部4aに沿
うように位置決めする。外型4内への筒状体12の挿入
代を増していくにしたがい、筒状体12はその外周面が
外型4の内周面に当接してその全体が均等に縮径されて
いく。そして、やがて(F)に断面図で示すように、突
き合わせ部12aの対向両端面が相互に押しつけられて
一定量のビードBが生じると、その位置で挿入を停止
し、突き合わせ部12aを熱融着させる。なお、このと
き、ビードBは切り欠き部4aの存在によって外型4に
は接触しない。 【0014】融着完了後に筒状体12を外型4から引き
抜きくことにより、図2に示すような一端と他端が異径
の管体13が得られ、必要に応じてその大径側および小
径側のそれぞれに短管を熱融着することより、図3に例
示するような異径管継手(レジューサ)が得られる。 【0015】なお、本発明は図示のような同芯の異径管
継手に限らず、図4に例示するような偏芯レジューサに
ついても全く同様に適用することができる。この場合、
外型4の形状を、製造すべき偏心レジューサと同様の偏
心とテーパ勾配を持たせればよい。 【0016】以上のような方法により、硬質塩化ビニル
板(厚さ20mm)を用いて、大径側500mm×小径
側200mmの図3のような同芯レジューサと、大径側
400mm×小径側200mmの図4のような偏芯レジ
ューサを実際に製造したところ、いずれの場合にも突き
合わせ部の接合強度が安定して良好であるという結果が
得られた。 【0017】 【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
異径筒状体の展開形の熱可塑性樹脂板を加熱軟化させた
状態で型に巻き付けて異径の筒状体を成形した後、その
突き合わせ部分の間に熱板を挿入してその突き合わせ両
端面部分を加熱溶融させ、この突き合わせ両端面を相互
に密着させて熱融着させる際、製造すべき異径の筒状体
と同じテーパ勾配を有する外型を用い、その異径筒状の
成形体をその外型内に押し込むことによって、その突き
合わせ両端面を相互に密着させて熱融着させるので、異
径筒状体はその外周面が外型の内周面に一様に規制され
つつ全体として縮径され、大径ないしは薄肉の異径管継
手を製造する際にも材料が撓むことなく、突き合わせ両
端面間には均一な力が作用する結果、熟練を要すること
なく、常に安定して良好な接合強度を得ることが可能と
なった。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明実施例の加工手順の説明図 【図2】上記実施例によって得られる異径の管体の外観
図 【図3】本発明を適用して製造した同芯レジューサの外
観図 【図4】同じく本発明を適用して製造して偏芯レジュー
サの外観図 【符号の説明】 1 成形型 2 内型 2a 切り欠き 3 ヒータ 3a 熱板 4 外型 4a 切り欠き部 11 熱可塑性樹脂板 12 筒状体 12a 突き合わせ部 B ビード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 53/36 B29C 65/18

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 一端と他端が異径の筒状体を展開した形
    状の熱可塑性樹脂板を、加熱軟化させた状態で型に巻き
    付けてその両縁部を突き合わせるようにして一端と他端
    が異径の筒状体を成形し、その後、その突き合わせ部分
    の間に熱板を挿入して当該突き合わせ両端面部分を加熱
    溶融させた後、この突き合わせ両端面を相互に密着させ
    て熱融着させる管継手の製造方法において、上記突き合
    わせ両端面を加熱溶融させた後、その異径筒状の成形体
    を、当該異径筒状体と同じテーパ勾配を有する外型内に
    押し込むことによってその突き合わせ両端面を相互に密
    着させて熱融着させることを特徴とする管継手の製造方
    法。
JP26622293A 1993-10-25 1993-10-25 管継手の製造方法 Expired - Fee Related JP3436952B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26622293A JP3436952B2 (ja) 1993-10-25 1993-10-25 管継手の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26622293A JP3436952B2 (ja) 1993-10-25 1993-10-25 管継手の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07117117A JPH07117117A (ja) 1995-05-09
JP3436952B2 true JP3436952B2 (ja) 2003-08-18

Family

ID=17427964

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26622293A Expired - Fee Related JP3436952B2 (ja) 1993-10-25 1993-10-25 管継手の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3436952B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016186213A (ja) * 2015-03-27 2016-10-27 積水化学工業株式会社 雨水貯留施設
KR102653593B1 (ko) * 2023-06-15 2024-04-02 김성홍 대구경 pvc, pp 및 pe관 성형 및 용접 시스템 및 방법

Also Published As

Publication number Publication date
JPH07117117A (ja) 1995-05-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3788928A (en) Method of forming a lap joint between tubular articles of thermoplastic material
US5820720A (en) Method of and apparatus for electrofusion coupling of thermoplastic pipes
JPH02103125A (ja) 合成樹脂製管状部材の溶接方法および装置
US6649015B1 (en) Method of making fitting joint for double containment pipe
JP3436952B2 (ja) 管継手の製造方法
TWI821261B (zh) 樹脂製配管之製造方法、及樹脂製配管
RU2282780C2 (ru) Тройник для подсоединения переходного патрубка к магистральному трубопроводу и способ изготовления такого тройника
WO2019003394A1 (ja) 樹脂製チューブ部材、樹脂製チューブ部材の製造方法、樹脂製管継手及び、樹脂製配管
JP3265405B2 (ja) 電気融着継手の製造方法
JP4603680B2 (ja) 熱可塑性樹脂製管継手の溶着確認方法
JP3288065B2 (ja) 合成樹脂ライニング分岐管継手の製造方法
JPH06226854A (ja) プラスチック管の融着方法
JPH07317984A (ja) 管と継手の接合方法、及び配管用管
JP3176419B2 (ja) 管継手の製造方法
JP2002160292A (ja) プラスチック管の接続端末及びその製造方法
JPH0211997A (ja) 熱可塑性合成樹脂製管の融着接合構造及び融着接合方法
JP3093002B2 (ja) 管継手の製造方法
JPS6353015B2 (ja)
JP2880040B2 (ja) プラスチック管継手
JP2002144433A (ja) スリーブ管およびこのスリーブ管を用いた配管材と継手との接続構造
JPH07304101A (ja) 熱可塑性樹脂管材の突合せ溶接方法
JPH10193452A (ja) 樹脂製レジューサの製造方法
JPH048535A (ja) プラスチック管の接合方法
JPH10311482A (ja) 小口径プラスチックパイプの熱融着接合法
JP2001187992A (ja) 樹脂管の接合方法及び樹脂管の接合構造

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees