JPH10295316A - 野菜の成形品 - Google Patents

野菜の成形品

Info

Publication number
JPH10295316A
JPH10295316A JP9123313A JP12331397A JPH10295316A JP H10295316 A JPH10295316 A JP H10295316A JP 9123313 A JP9123313 A JP 9123313A JP 12331397 A JP12331397 A JP 12331397A JP H10295316 A JPH10295316 A JP H10295316A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
texture
vegetables
vegetable
flavor
pumpkin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9123313A
Other languages
English (en)
Inventor
Haruyuki Shimada
春行 島田
Shuji Yuasa
修次 湯浅
Takeo Nishimura
武雄 西村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ASAI KANZUME KK
Original Assignee
ASAI KANZUME KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ASAI KANZUME KK filed Critical ASAI KANZUME KK
Priority to JP9123313A priority Critical patent/JPH10295316A/ja
Publication of JPH10295316A publication Critical patent/JPH10295316A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Preparation Of Fruits And Vegetables (AREA)
  • Jellies, Jams, And Syrups (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は品質が良好な野菜の成型物に関し、
さらに詳しくは野菜を特定の加工を行った、舌ざわり、
歯ごたえ等の食感と風味、形態安定性の良好な野菜の成
形品に係るものである。 【構成】 本発明はさつまいも、人参、かぼちや等の野
菜を蒸煮してペーストをつくり、これに特定の凝固剤
と、必要に応じて調味料、着色料、香料等を添加して成
形型の中で凝固せしめた調味液、糖液等の中で加熱して
も変形せず、且つ舌ざわり、歯ごたえ等の食感と風味の
良好な野菜の成形品である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、品質が良好な野菜
の成形品に関し、さらに詳しくは野菜を特定の加工を行
った舌ざわり、歯ごたえ等の食感と風味、形態安定性の
良好な野菜の成形品に係るものである。
【0002】
【従来の技術】さつまいもは家庭で手軽にとることので
きる良質の食物繊維やビタミンを多量に含有している食
物であって、昔から丸いままか、または適当に切って蒸
したり、あるいは適当な厚さにスライスして小麦粉等を
つけて油で揚げ、天ぷらにして食べるのが一般的な食べ
方である。また近年は小石の中で焼く、いわゆる焼きい
もが女性や子供を中心にして非常に人気があって可成り
高い値段で売られているが、このものは冬場の季節商品
であるため、数量的には余り多くはない。さつまいもは
これ以外に蒸煮してから、ニ−ディングするとともに適
当に味付けを行って、ダンゴやヨウカンにしたり、まん
じゅうのアンコとしても可成り大量に使用されている
が、値段的には昔からのさつまいもは安いという悪いイ
メージが残っているために安価である。
【0003】一方、人参も良質の食物繊維とビタミンを
多量に含有している食物であって、そのままの大きさ
か、または適当な大きさに切ってから調味液の中で煮
て、そのままの状態で食べたり、お寿司の具として使用
して食べたりしている。またかぼちゃも良質の食物繊維
とビタミンを多量に含有している食物であり、適当な大
きさに切って調味液の中で煮たり、火で焼いたり、油で
揚げて天ぷらにして食べている。極く最近では、生のさ
つまいも、人参あるいはかぼちゃ等の野菜から適当な大
きさのボールやその他いろいろな形状のものをつくり、
これを糖液または適当な味に味付を行った液の中で煮炊
きしたものが、高級料亭等で嗜好されるようになった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述のように生のさつ
まいも、人参あるいはかぼちゃ等の野菜から、適当な大
きさのボールやその他いろいろな形状のものをつくり、
これを糖液または適当な味に味付けを行った調味液の中
で煮炊きしたものが高級料亭等で好んで食べられるよう
になったが、生のさつまいも、人参あるいはかぼちゃ等
の野菜からボールやその他の形状のものをつくる方法は
現在のところもっばら専門の職人が手作業で実施してい
る。最近、工業的な方法が特開平08−294382号
で開示されているが、この方法は生のさつまいも等の野
菜を、まずボールの直径よりも少し大きな厚みに輪切り
にし、この裁断面に円弧状カッターをあて、回転させて
球体をくり貫くという方法でボ−ルを生産している。
【0005】このボールの作製方法では1つの食材から
とれるボールの数量は限られていて、比較的少ないのが
欠点となっていると同時に、ボールをくり貫いた残りの
食材が大量に排出されるために、これの処置が大きな問
題となっている。またこのボールの作製方法では生産工
程が可成り煩雑で、きれいな真球状のボールをつくるの
は技術的に難しく、熟練を要するのが現状である。
【0006】
【問題を解決するための手段】本発明は前記のような問
題点のないボールをはじめ、各種の成形品についての作
製方法を鋭意研究の結果、達成されたものである。つま
り本発明はさつまいも、人参、かぼちゃ等の野菜を蒸煮
およびニ−ディングしてペーストをつくるか、あるいは
さつまいも、人参、かぼちゃ等の野菜をあらかじめ粉砕
してから、蒸煮およびミキシングしてペーストをつく
り、これに熱不可逆性(一度加熱して溶解し、冷却する
と再度加熱しても溶けない)の凝固剤と、必要に応じて
調味料、着色料、香料等を添加し、これを成形型に充填
して凝固せしめたことを特徴とする、調味液、糖液等の
中で加熱しても形状がきれいに保持でき、且つ舌ざわ
り、歯ごたえ等の食感と風味の良好な野菜の成形品であ
る。
【0007】本発明では凝固剤として発酵多糖類を使用
するのが凝固速度が早いために生産性が良好で、且つ舌
ざわり、歯ごたえ等の食感と風味が従来の方法、つまり
生のさつまいも、人参あるいはかぼちゃ等の野菜から作
ったものに極めて近いので、もっとも好適である。発酵
多糖類としてはキサンタンガム、ジュランガム、カ−ド
ラン、プルラン等があり、これらは単独での使用のほ
か、適当に混合して使用することができ、また他のもの
を、本発酵多糖類の特性が損なわれない程度添加して使
用することができる。以上記述したように、本発明によ
って従来の方法では大量に発生していた屑の排出もなく
なり、ほとんど100%製品化できるようになった。ま
た本発明では、生産工程が単純化でき、すべての工程が
自動化できるようになったので生産性の向上と同時にコ
ストも安くなった。さらに本発明では曲がったり、割れ
たり、傷ついたりあるいは大きさが大き過ぎたり、小さ
過ぎる等で規格外になった野菜も有効に利用することが
できる。
【0008】
【実施例】図1は本発明のボールを作製する時に使用す
るボール成形型の1つである二つ割型の斜視図である。
まずはじめにさつまいもの表面をきれいに水で洗ってか
ら皮を剥いで、釜の中へ投入して水蒸気でよく蒸した。
次にこのさつまいもを加熱したままニ−ダ−にかけてよ
く潰してから、調味料、着色料、香料を添加して撹拌し
たのち、凝固剤として武田薬品工業株式会社のカ−ドラ
ン製剤CD−Lを1.5%添加して撹拌し、きれいな色
のペーストを作製した。さらにこのペーストを温度が高
いうちに二つ割型(1)で1つの型に多数のボールがつ
くれるようになった、ボール成形型に充填してから室温
近くまで冷却してから離型したところ、美しいボールが
作製できた。このものを糖液中に浸漬して加熱したが、
ボールの形状が変形することが全くなく、且つ味をはじ
め、舌ざわり、歯ごたえ等の食感も従来の方法、つまり
生のさつまいもをくり貫いてつくったボールとよく似て
いて、商品価値の非常に高いものであった。
【0009】
【発明の効果】以上記述のように本発明はさつまいも、
人参、かぼちゃ等の野菜を蒸煮してペーストをつくり、
これに特定の凝固剤と、必要に応じて調味料、着色料、
香料等を添加して、成形型のなかで凝固せしめた、調味
液、糖液等の中で加熱しても変形せず、且つ舌ざわり、
歯ごたえ等の食感と風味の良好な野菜の成形品であり、
本発明によってはじめて従来製造のものと同じような品
質の良い成形品が生産性よく、安価に製造できるように
なった。
【図面の簡単な説明】
本発明のボールを作製する時に使用するボール成形型の
1つである二つ割型の斜視図である。
【符号の簡単な説明】
1 二つ割型・ボール成形型 2 ボールの半球型

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 さつまいも、人参、かぼちゃ等の野菜を
    蒸煮およびニ−ディングしてペーストをつくるか、ある
    いはさつまいも、人参、かぼちゃ等の野菜をあらかじめ
    粉砕してから蒸煮およびミキシングしてペーストをつく
    り、これに熱不可逆性(一度加熱して溶解し、冷却する
    と再度加熱しても溶けない)の凝固剤と、必要に応じて
    調味料、着色料、香料等を添加し、これを成形型に充填
    して凝固せしめたことを特徴とする、調味液、糖液等の
    中で加熱しても形状がきれいに保持でき、且つ舌ざわ
    り、歯ごたえ等の食感と風味の良好な野菜の成形品。
  2. 【請求項2】 野菜がさつまいも、人参あるいはかぼち
    ゃである、調味液、糖液等の中で加熱しても形状がきれ
    いに保持でき、且つ舌ざわり、歯ごたえ等の食感と風味
    の良好な野菜の成形品。
  3. 【請求項3】 凝固剤として発酵多糖類を使用する調味
    液、糖液等の中で加熱しても形状がきれいに保持でき、
    且つ舌ざわり、歯ごたえ等の食感と風味の良好な野菜の
    成形品。
JP9123313A 1997-04-26 1997-04-26 野菜の成形品 Pending JPH10295316A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9123313A JPH10295316A (ja) 1997-04-26 1997-04-26 野菜の成形品

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9123313A JPH10295316A (ja) 1997-04-26 1997-04-26 野菜の成形品

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10295316A true JPH10295316A (ja) 1998-11-10

Family

ID=14857469

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9123313A Pending JPH10295316A (ja) 1997-04-26 1997-04-26 野菜の成形品

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10295316A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000156851A (ja) * 1998-11-20 2000-06-06 Jisedai Joho Hoso System Kenkyusho:Kk 番組配信システム
JP2010252637A (ja) * 2009-04-21 2010-11-11 Hiromi Tanushi さつま芋加工食品および該加工食品の製造方法
JP2013256303A (ja) * 2012-06-11 2013-12-26 Yayoi Shokuhin Kk ゲル状食品用容器

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000156851A (ja) * 1998-11-20 2000-06-06 Jisedai Joho Hoso System Kenkyusho:Kk 番組配信システム
JP2010252637A (ja) * 2009-04-21 2010-11-11 Hiromi Tanushi さつま芋加工食品および該加工食品の製造方法
JP2013256303A (ja) * 2012-06-11 2013-12-26 Yayoi Shokuhin Kk ゲル状食品用容器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN104336147A (zh) 一种壮家酥饼的制作方法
JP3524729B2 (ja) 嚥下容易化食品
CN105104661A (zh) 一种含面条的巧克力
KR20170065056A (ko) 마카롱 크런치 및 그 제조방법
JPH10295316A (ja) 野菜の成形品
CN107549608A (zh) 一种蒸月饼及其制作工艺
KR20190039452A (ko) 김밥용 밥의 제조방법
CN107865028A (zh) 酥皮紫薯火龙果派的制作方法
KR20230001695A (ko) 감자 옹심이 펄
KR20210041743A (ko) 사과빵 및 그의 제조방법
KR102567383B1 (ko) 판나코타 및 그 제조방법
KR100324113B1 (ko) 크림 스프 베이스의 제조방법 및 이를 함유하는 즉석 크림 스프
JP3794488B2 (ja) 豆腐コロッケの原形及び豆腐コロッケ
KR102586548B1 (ko) 은행 분말을 이용한 건강빵 제조방법
KR960009707B1 (ko) 쌀을 이용한 스낵 과자의 제조방법
JP2001095530A (ja) 竹炭粉末入り健康食品の製造方法
JP2599006B2 (ja) 固形食品の製造法
JP4252146B2 (ja) 凝固状健康食品
CN101658231A (zh) 多味雪枣及其制备方法
KR100341971B1 (ko) 스낵과자의제조방법
JP3733568B2 (ja) きび団子及びその製造方法と製造装置
JPH09238622A (ja) 湯葉風味揚げこんにゃくの製造法
JPS59187760A (ja) ポテトもちの製造方法
CN112690311A (zh) 一种黑松露多糖爆浆曲奇饼干及其制作方法
JPH10309165A (ja) くだものの成形品