JPH10291798A - 潜り込み式無人搬送車の非常停止装置 - Google Patents

潜り込み式無人搬送車の非常停止装置

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JPH10291798A
JPH10291798A JP10211297A JP10211297A JPH10291798A JP H10291798 A JPH10291798 A JP H10291798A JP 10211297 A JP10211297 A JP 10211297A JP 10211297 A JP10211297 A JP 10211297A JP H10291798 A JPH10291798 A JP H10291798A
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JP
Japan
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guided vehicle
emergency stop
emergency
automatic guided
stop device
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JP10211297A
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English (en)
Inventor
Katsuhiko Komori
克彦 古森
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Shinko Electric Co Ltd
Original Assignee
Shinko Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワゴン側に、電源を使用しない純メカニカル
な機構を設けることで、無人搬送車を非常停止できるよ
うにする。 【解決手段】 ワゴン1の下に潜り込ませて、その状態
でワゴンを搬送する潜り込み式無人搬送車2の非常停止
装置において、ワゴンの前端及び後端に非常停止ボタン
11及びバンパ−12を設け、ワゴンの下面に通常位置
から非常位置に変位可能な反射ミラーを設け、非常停止
ボタン11及びバンパー12と反射ミラーの作動ボック
ス6との間を機械的にワイヤー13で連結する。一方、
無人搬送車2に、反射ミラーが非常位置に変位したこと
を非接触で検知する反射型光電スイッチ等のセンサ5を
設け、このセンサの信号で無人搬送車2を非常停止させ
るようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワゴン等の被搬送
物の下に潜り込ませて、その状態で被搬送物を搬送する
潜り込み式無人搬送車の非常停止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】無人搬送車には、ワゴン等の被搬送物の
下に潜り込ませて、その状態で被搬送物を搬送する潜り
込み式の無人搬送車がある。この方式には、無人搬送車
を被搬送物の下に潜り込ませた状態で連結ピンで被搬送
物と無人搬送車を連結する牽引式と、無人搬送車を潜り
込ませた状態で無人搬送車側のリフト機構によって被搬
送物をリフトアップする方式とがある。通常、この種の
無人搬送車そのものには、非常停止ボタンや停止回路付
きバンパー、障害物センサ等の自分自身を停止する手段
が装備されているが、被搬送物であるワゴン側には何も
装備されていないのが普通である。ところが、潜り込み
式であることから、無人搬送車よりもワゴンの方が大き
いことが多々あり、そうした場合、搬送中にワゴンが人
や物に接触しても、無人搬送車が停止しない可能性があ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで、ワゴン側にバ
ッテリーを組み込み、ワゴン側で非常停止のための信号
を発生させ、これを無人搬送車に送信して、無人搬送車
を停止させることが検討されている。しかし、この方式
はワゴン側にバッテリーを組み込まなくてはならないの
で、構造が複雑化し、バッテリーの交換、充電等のメイ
ンテナンスが面倒であるという問題がある。
【0004】本発明は、上記事情を考慮し、被搬送物側
にバッテリーを組み込むことなく、純メカニカルな構成
で、無人搬送車の非常停止を実現し得る潜り込み式無人
搬送車の非常停止装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、被搬
送物の下に潜り込ませて、その状態で被搬送物を搬送す
る潜り込み式無人搬送車の非常停止装置において、前記
被搬送物の外部に露出する部分に非常停止用の操作部材
を設け、前記被搬送物の無人搬送車と対向する部分に、
通常位置から非常位置に変位可能な検知部材を設け、前
記操作部材と検知部材間を、操作部材に加わる外部入力
を検知部材に伝達する機械的伝達手段を介して連結し、
一方、無人搬送車に、前記検知部材が通常位置から非常
位置に変位したことを非接触で検知するセンサと、該セ
ンサが検知部材の非常位置への変位を検知したとき無人
搬送車の走行を停止させる停止制御手段とを設けたこと
を特徴とする。
【0006】請求項2の発明は、請求項1において、前
記検知部材が反射板よりなり、前記センサが該反射板よ
りの反射光を検知して作動する反射型光電スイッチより
なることを特徴とする。
【0007】請求項3の発明は、請求項1または2にお
いて、前記操作部材として、押圧により変位する押ボタ
ンまたはバンパーが設けられていることを特徴とする。
【0008】請求項4の発明は、請求項1〜3のいずれ
かにおいて、前記機械的伝達手段がワイヤーよりなるこ
とを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1は被搬送物であるワゴン1と無
人搬送車2の関係を示す図で、(a)は無人搬送車2を
ワゴン1の下に潜り込ませた状態を示し、(b)はその
上で無人搬送車2に備えたリフト装置3でワゴン1をリ
フトアップした状態を示す。無人搬送車2は、この状態
で自走することによりワゴン1を任意の場所へ搬送する
ものである。
【0010】無人搬送車2には通常の非常停止回路が備
わっているが、そこに割り込ませてセンサ5の信号に応
答して非常停止をかける非常停止手段(特に図示はせ
ず)が設けられている。この場合のセンサ5は、前記の
リフトアップの状態で、被搬送物であるワゴン1側に設
けた検知部材の位置を監視しており、その検知部材の位
置が通常の位置から非常時の位置に変位した際に、それ
を検知して作動信号を発生するものである。
【0011】ここでは検知部材を純メカニカルに非常操
作する機構として、ワゴン1側に、非常停止ボタン11
及びバンパー12と作動ボックス6とを設け、非常停止
ボタン11及びバンパー12と、作動ボックス6とをワ
イヤー13で機械的に連結した構成を採用している。操
作部材としての非常停止ボタン11及びバンパー12
は、ワゴン1の前端及び後端に外部に露出するように配
置され、両方とも押圧により10mm程度変位するよう
になっている。なお、非常停止ボタン11は上部に配置
され、バンパー12は下部に配置されている。
【0012】センサ5としては反射型光電スイッチが採
用され、ワゴン1の下面に対向するよう上向きに取り付
けられている。
【0013】図2は作動ボックス6の具体例を示してい
る。(a)は平面図、(b)は側面図である。作動ボッ
クス6のケーシング16の一側部には、ワイヤーガイド
15の中に通されて導かれて来た4本のワイヤー13の
先端が挿入されている。ワイヤーガイド15の端部はケ
ーシング16に固定されている。ケーシング16には作
動軸17が回転自在に設けられ、作動軸17の中間部に
はギヤ19が一体回転するよう固定されている。また、
作動軸17の外周には、スペーサ20により適当な間隔
を確保されて4つの円板18が回転自由に嵌合されてい
る。これら各円板18と作動軸17は、作動軸17側の
キー21と円板18側の扇型のキー溝22で遊びを持っ
て係合されており、いずれかの円板18が矢印A方向に
回ると作動軸17が回るようになっている。各円板18
にはそれぞれにワイヤー13が連結され、ワイヤー13
を引っ張ると円板18が回る。符号23で示すものは、
円板18を元の位置に戻すバネである。
【0014】作動ボックス6のケーシング16の下面に
は回動軸25が設けられている。この回動軸25には、
前述した検知部材としての反射ミラー(反射板)24と
ギヤ26が一体に取り付けられている。このギヤ26
は、作動軸17に固定したギヤ19と噛合するものであ
り、作動軸17が回ると、ギヤ19、26が回り、回動
軸25が回る。それにより、反射ミラー24が、実線で
示す通常時の垂直位置から二点鎖線で示す非常時の水平
位置に変位する。そして、この位置に反射ミラー24が
変位することで、センサ5から入射される光が再びセン
サ5に向けて反射され、センサ5が作動信号を発するよ
うになっている。
【0015】前記ワイヤー13のもう一方の端部は、非
常停止ボタン11あるいはバンパー12に連結されてい
る。図3は非常停止ボタン11とワイヤー13の連結部
の構成を示している。バンパー12側についても同様で
あるので、ここでは非常停止ボタン11側の例について
のみ説明する。
【0016】非常停止ボタン11は、ワゴン10のフレ
ーム10から突出し、押圧変位可能に設けられている。
フレーム10の内側にはブラケット31が設けられ、そ
のブラケット31にワイヤーガイド15の端部が固定さ
れている。ブラケット31にはピン32によりリンク3
3の中点が取り付けられ、リンク33の一端に非常停止
ボタン11のロッド34が連結され、リンク33の他端
にワイヤー13の先端が連結されている。また、ロッド
34の外周には、非常停止ボタン11を押圧変位した位
置から元に戻すバネ35が配されている。
【0017】次に作用を説明する。何らかの理由で非常
停止ボタン11を押すと、図3の矢印方向にリンク33
が動き、ワイヤー13が引っ張られる。ワイヤー13の
動きは図2の作動ボックス6に伝達され、いずれか1本
でもワイヤー13が引っ張られると、円板18が回り、
円板19のキー溝22がキー21を押すことで作動軸1
7及びギヤ19が回り、その動きで回動軸25が回っ
て、反射ミラー24が非常位置に変位する。そして、こ
の動きがセンサ5に捕らえられると、センサ5の信号が
無人搬送車2内の停止制御手段(図示せず)に送られ、
無人搬送車2が非常停止させられる。センサ5からの信
号が一旦発せられると、非常停止手段側で自己保持がか
かり、非常停止状態が維持される。バンパー12が人や
物等に接触した場合も同様に作動する。作動後は、非常
停止ボタン11やバンパー12を始めとして、ワイヤー
13や円板18等は元の位置に戻る。反射ミラー24も
元の位置に戻る。
【0018】この装置では、ワゴン1側にバッテリー等
の電源を必要としない純メカニカルな構成で、非常停止
機能を果たすことができる。
【0019】なお、非常停止ボタン11及びバンパー1
2と作動ボックス6とを、ワイヤー13ではなくリンク
で接続することも可能である。また、作動ボックス6の
構成は上記の例に限定されず、任意に変更可能である。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、被搬送物側にバッテリーを始めとする電気系統
を全く設けず、純メカニカルな機構で無人搬送車を非常
停止させることができ、構造の単純化が図れる。また、
請求項2の発明によれば、無人搬送車側には簡単な光電
スイッチを設けるだけでよいので、実現容易である。ま
た、請求項3の発明によれば、非常停止ボタンを押した
り、バンパーに物等が当たるだけで非常停止させること
ができる。さらに、請求項4の発明によれば、操作部材
と検知部材間をワイヤーで結んだので、自由度の高い組
み付けが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態の構成を示す全体図であ
る。(a)は無人搬送車をワゴンの下に潜り込ませた状
態を示す図で、左側は側面図、右側は正面図である。
(b)はワゴンをリフトアップした状態を示す図で、左
側は側面図、右側は正面図である。
【図2】 図1(a)のII部の作動防水ボックス6の
具体的構成を示す図で、(a)は平面図、(b)は側面
図である。
【図3】 図1(a)のIII部の具体的構成を示す側
面図である。
【符号の説明】 1 ワゴン(被搬送物) 2 無人搬送車 5 センサ 11 非常停止ボタン(操作部材) 12 バンパー(操作部材) 13 ワイヤー(機械的伝達手段) 24 反射ミラー(検知部材、反射板)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被搬送物の下に潜り込ませて、その状態
    で被搬送物を搬送する潜り込み式無人搬送車の非常停止
    装置において、 前記被搬送物の外部に露出する部分に非常停止用の操作
    部材を設け、 前記被搬送物の無人搬送車と対向する部分に、通常位置
    から非常位置に変位可能な検知部材を設け、 前記操作部材と検知部材間を、操作部材に加わる外部入
    力を検知部材に伝達する機械的伝達手段を介して連結
    し、 一方、無人搬送車に、前記検知部材が通常位置から非常
    位置に変位したことを非接触で検知するセンサと、該セ
    ンサが検知部材の非常位置への変位を検知したとき無人
    搬送車の走行を停止させる停止制御手段とを設けたこと
    を特徴とする潜り込み式無人搬送車の非常停止装置。
  2. 【請求項2】 前記検知部材が反射板よりなり、前記セ
    ンサが該反射板よりの反射光を検知して作動する反射型
    光電スイッチよりなることを特徴とする請求項1記載の
    潜り込み式無人搬送車の非常停止装置。
  3. 【請求項3】 前記操作部材として、押圧により変位す
    るボタンまたはバンパーが設けられていることを特徴と
    する請求項1または2記載の潜り込み式無人搬送車の非
    常停止装置。
  4. 【請求項4】 前記機械的伝達手段がワイヤーよりなる
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の潜り
    込み式無人搬送車の非常停止装置。
JP10211297A 1997-04-18 1997-04-18 潜り込み式無人搬送車の非常停止装置 Withdrawn JPH10291798A (ja)

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Cited By (5)

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JP2020203684A (ja) * 2018-03-15 2020-12-24 株式会社東芝 搬送装置およびプログラム

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Effective date: 20040706