JP2539429Y2 - 移動型x線装置 - Google Patents
移動型x線装置Info
- Publication number
- JP2539429Y2 JP2539429Y2 JP1992028172U JP2817292U JP2539429Y2 JP 2539429 Y2 JP2539429 Y2 JP 2539429Y2 JP 1992028172 U JP1992028172 U JP 1992028172U JP 2817292 U JP2817292 U JP 2817292U JP 2539429 Y2 JP2539429 Y2 JP 2539429Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bumper
- detection switch
- mobile
- force
- bogie
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、入院中の自分で動けな
い患者に対し、病室でX線撮影をするための移動型X線
撮影装置に関する。
い患者に対し、病室でX線撮影をするための移動型X線
撮影装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の装置では、電動で前進走行中に装
置前部が障害物に当たると、電動駆動回路を遮断して駆
動力を発生しないようにしていた。即ち、台車の前方に
バンパが軸とガイドを介して前後に摺動可能に設けら
れ、バンパがバネにより前方付勢され、前記軸の後端に
検出スイッチを当接させていた。そして、バンパが障害
物に当たると、検出スイッチから軸が離れて駆動回路が
開成され、駆動を停止させるようにしていた
置前部が障害物に当たると、電動駆動回路を遮断して駆
動力を発生しないようにしていた。即ち、台車の前方に
バンパが軸とガイドを介して前後に摺動可能に設けら
れ、バンパがバネにより前方付勢され、前記軸の後端に
検出スイッチを当接させていた。そして、バンパが障害
物に当たると、検出スイッチから軸が離れて駆動回路が
開成され、駆動を停止させるようにしていた
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、バンパ
は前進方向に平行の力でしか作動しないので、装置が旋
回中にバンパの端部に斜めまたは左右方向の力が加わっ
ても、それに対応できなかった。
は前進方向に平行の力でしか作動しないので、装置が旋
回中にバンパの端部に斜めまたは左右方向の力が加わっ
ても、それに対応できなかった。
【0003】本考案は上記課題を解決し、進行方向およ
び進行方向に関し左右方向の障害物に対し、それを検出
して信号を出力するようにした移動型X線装置を提供す
ることを目的とする。
び進行方向に関し左右方向の障害物に対し、それを検出
して信号を出力するようにした移動型X線装置を提供す
ることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】 上記課題を解決するた
め、本考案の構成は次のとおりとする。台車の前部に
は、前方から左右方にわたって延びたバンパが復元力に
富む弾性部材たる密着コイルバネを介して支持され、該
バンパには内側に突出する感知片が固定され、前記バン
パに前方から左右にわたる範囲で外力が働いたとき、前
記感知片の後方から左右方にわたる動きを検出する位置
検出スイッチが台車底面または上面に設けられたことで
ある。
め、本考案の構成は次のとおりとする。台車の前部に
は、前方から左右方にわたって延びたバンパが復元力に
富む弾性部材たる密着コイルバネを介して支持され、該
バンパには内側に突出する感知片が固定され、前記バン
パに前方から左右にわたる範囲で外力が働いたとき、前
記感知片の後方から左右方にわたる動きを検出する位置
検出スイッチが台車底面または上面に設けられたことで
ある。
【0005】
【作用】装置前部が前方およびその左右方で180度の
どの方向から力を受けても、バンパがその方向に動き、
位置検出スイッチから感知片が外れるため、駆動を停止
させることができる。バンパに加わった力が除かれる
と、弾性部材自体の復元力により、バンパは元の位置に
戻る。
どの方向から力を受けても、バンパがその方向に動き、
位置検出スイッチから感知片が外れるため、駆動を停止
させることができる。バンパに加わった力が除かれる
と、弾性部材自体の復元力により、バンパは元の位置に
戻る。
【0006】
【実施例】以下に本考案の実施態様を図面に示す一実施
例にもとづき説明する。
例にもとづき説明する。
【0007】図1において、台車1に支柱2を介してX
線管3が設置される。4は撮影装置である。図2,3の
ように、台車1の底面前部には、前方から左右方にわた
って延びたバンパ5が復元力に富む弾性部材6たる密着
バネの3個と3本のアーム7を介して支持される。バン
パ5の長さ方向中間部にある前記アーム7は、後方に延
び、その先端には感知片たる接片8が上向きに突設され
る。該接片8が当接する位置検出スイッチたるマイクロ
スイッチ9が台車底面に設けられる。
線管3が設置される。4は撮影装置である。図2,3の
ように、台車1の底面前部には、前方から左右方にわた
って延びたバンパ5が復元力に富む弾性部材6たる密着
バネの3個と3本のアーム7を介して支持される。バン
パ5の長さ方向中間部にある前記アーム7は、後方に延
び、その先端には感知片たる接片8が上向きに突設され
る。該接片8が当接する位置検出スイッチたるマイクロ
スイッチ9が台車底面に設けられる。
【0008】以上において作動状態を説明する。装置前
部が前方およびその左右方で180度のどの方向から力
を受けても、バンパ5がその方向に動き、位置検出スイ
ッチ9から接片8が外れるため、駆動を停止させること
ができる。バンパ5に加わった力が除かれると密着コイ
ルバネ6自体の復元力により、バンパ5は元の位置に戻
り、再び検出スイッチが押されて回路が閉成し、前進可
能となる。
部が前方およびその左右方で180度のどの方向から力
を受けても、バンパ5がその方向に動き、位置検出スイ
ッチ9から接片8が外れるため、駆動を停止させること
ができる。バンパ5に加わった力が除かれると密着コイ
ルバネ6自体の復元力により、バンパ5は元の位置に戻
り、再び検出スイッチが押されて回路が閉成し、前進可
能となる。
【0009】ここで密着コイルバネを使用しているの
で、横方向からの力が除かれた時、バネは迅速に元の棒
状に戻り、その初張力で棒状態を維持する力が働く。従
って、バネ特有の振動がなかなか減衰しないということ
がなく、検出スイッチのインチング接触もなくなり、制
御が安定する。
で、横方向からの力が除かれた時、バネは迅速に元の棒
状に戻り、その初張力で棒状態を維持する力が働く。従
って、バネ特有の振動がなかなか減衰しないということ
がなく、検出スイッチのインチング接触もなくなり、制
御が安定する。
【0010】なお、密着コイルバネに代えて、非密着で
復元性の強いコイルバネでも、また、その他の弾性体
(ゴム等)を用いても良い。バネの強さとの関係におい
てバネの数は適宜選択できる。
復元性の強いコイルバネでも、また、その他の弾性体
(ゴム等)を用いても良い。バネの強さとの関係におい
てバネの数は適宜選択できる。
【0011】前記アーム7はバンパ5の屈曲隅角部から
斜め後方に突設されてもよく、また、端部付近から左方
または右方の内側に突設されてもよい。また、左右両端
付近で左右にわたるアームでもよい。
斜め後方に突設されてもよく、また、端部付近から左方
または右方の内側に突設されてもよい。また、左右両端
付近で左右にわたるアームでもよい。
【0012】検出スイッチ9と接片8に代えて、磁気で
作動する近接スイッチやフォトセンサ(光電管)等の非
接触式の位置検出手段が適用される。フォトセンサの場
合は、図5のように、アーム7に反射鏡を反射面11a
を前方(または後方)へむけて取り付け、これに投光器
(発光ダイオード)11b、受光器(フォトダイオー
ド)11cを設ける。また、図6のように前後方向に対
し傾斜して光線が入反射するように、前後方向に対し傾
斜して通過する光線を通す孔を持つ感知片12aをアー
ム7に設け、前記孔を通過させるような投光器12b、
受光器12cが設けられる。
作動する近接スイッチやフォトセンサ(光電管)等の非
接触式の位置検出手段が適用される。フォトセンサの場
合は、図5のように、アーム7に反射鏡を反射面11a
を前方(または後方)へむけて取り付け、これに投光器
(発光ダイオード)11b、受光器(フォトダイオー
ド)11cを設ける。また、図6のように前後方向に対
し傾斜して光線が入反射するように、前後方向に対し傾
斜して通過する光線を通す孔を持つ感知片12aをアー
ム7に設け、前記孔を通過させるような投光器12b、
受光器12cが設けられる。
【0013】なおまた、台車1前部の上側に弾性支持部
材6を介してバンパ5が台車1の上側に取り付けられ、
これに対応して前記感知片および位置検出スイッチが台
車の上側に設けられてもよい。
材6を介してバンパ5が台車1の上側に取り付けられ、
これに対応して前記感知片および位置検出スイッチが台
車の上側に設けられてもよい。
【0014】本考案は手押し式台車にも通用でき、この
場合は位置検出スイッチ9からの信号がブザーや警報発
光器に送られる。
場合は位置検出スイッチ9からの信号がブザーや警報発
光器に送られる。
【0015】本考案は前記した実施例や実施態様に限定
されず、実用新案登録請求の精神および範囲を逸脱せず
に種々の変形を含む。
されず、実用新案登録請求の精神および範囲を逸脱せず
に種々の変形を含む。
【0016】
【考案の効果】 本考案の構成により、装置前部に加わ
る180度方向からの力に対して作動できる。また、弾
性部材自体に融通性があるため、台車固定部とバンパと
の製作寸法精度は余り要求されず、ベアリング等も不要
で、製作費が節減できる。しかも、バンパの支持手段が
密着バネであるので、単一の検出スイッチで前後左右あ
らゆる方向の障害物が検出できると共に、バンパをニュ
ートラル位置に安全に保持でき、また、バンパに対する
外力が取り除かれた際、バンパが迅速にニュートラル位
置に復帰する。
る180度方向からの力に対して作動できる。また、弾
性部材自体に融通性があるため、台車固定部とバンパと
の製作寸法精度は余り要求されず、ベアリング等も不要
で、製作費が節減できる。しかも、バンパの支持手段が
密着バネであるので、単一の検出スイッチで前後左右あ
らゆる方向の障害物が検出できると共に、バンパをニュ
ートラル位置に安全に保持でき、また、バンパに対する
外力が取り除かれた際、バンパが迅速にニュートラル位
置に復帰する。
【図1】本考案一実施例の概略側面図である。
【図2】図1の要部拡大図である。
【図3】図2の底面図である。
【図4】図3のIV─IV断面図である。
【図5】他の実施例の底面図である。
【図6】更に他の実施例の底面図である。
1…台車、2…支柱、3…X線管、4…撮影装置、5…
バンパ、6…弾性支持部材、7…アーム、8…接片、9
…位置検出スイッチ
バンパ、6…弾性支持部材、7…アーム、8…接片、9
…位置検出スイッチ
Claims (1)
- 【請求項1】 台車の前部には、前方から左右方にわた
って延びたバンパが復元力に富む弾性部材たる密着コイ
ルバネを介して支持され、該バンパには内側に突出する
感知片が固定され、前記バンパに前方から左右にわたる
範囲で外力が働いたとき、前記感知片の後方から左右方
にわたる動きを検出する位置検出スイッチが台車底面ま
たは上面に設けられたことを特徴とする移動型X線装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992028172U JP2539429Y2 (ja) | 1992-03-31 | 1992-03-31 | 移動型x線装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992028172U JP2539429Y2 (ja) | 1992-03-31 | 1992-03-31 | 移動型x線装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0578204U JPH0578204U (ja) | 1993-10-26 |
JP2539429Y2 true JP2539429Y2 (ja) | 1997-06-25 |
Family
ID=12241321
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992028172U Expired - Lifetime JP2539429Y2 (ja) | 1992-03-31 | 1992-03-31 | 移動型x線装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2539429Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5188819B2 (ja) * | 2008-01-31 | 2013-04-24 | 株式会社日立メディコ | 移動型x線撮影装置 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS54100124A (en) * | 1978-01-24 | 1979-08-07 | Kajima Corp | Method of continuously building oblique bridge |
JPS5945090B2 (ja) * | 1978-04-04 | 1984-11-02 | 東洋エアゾ−ル工業株式会社 | エアゾ−ル製品の内圧測定選別方法およびその装置 |
JPS60117213A (ja) * | 1983-11-30 | 1985-06-24 | Fujitsu Ltd | ホログラムスキヤナ |
JPS60206759A (ja) * | 1984-03-31 | 1985-10-18 | Toshiba Corp | 無軌道車停止制御方法 |
JPH0419250A (ja) * | 1990-05-15 | 1992-01-23 | Suzuki Motor Corp | 搬送車用バンパ |
-
1992
- 1992-03-31 JP JP1992028172U patent/JP2539429Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0578204U (ja) | 1993-10-26 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
RU2318652C2 (ru) | Подвижный робот, содержащий детектор тела | |
CA2773963C (en) | Load handling bumper for material handling device | |
WO1993003399A1 (en) | Obstacle detecting assembly | |
WO2017056334A1 (ja) | 追従移動システム | |
TW201117791A (en) | Rehabilitation device | |
JPH09319434A (ja) | 移動ロボット | |
KR970705479A (ko) | 카스터 잠금장치(castor locking device) | |
JP2539429Y2 (ja) | 移動型x線装置 | |
DE69201329D1 (de) | Kinderwagen. | |
JPH0496720A (ja) | 移動体の壁沿い移動装置並びにこれを有する床面掃除機 | |
JP2771366B2 (ja) | 走行車の安全装置 | |
JP3371411B2 (ja) | 無人搬送車の障害物検知装置 | |
JP4032188B2 (ja) | 無人搬送車 | |
KR101587586B1 (ko) | 단일센서 기반 광각 충돌감지 장치를 구비한 이동형 엑스선 촬영장치 | |
WO2018078733A1 (ja) | 歩行補助車 | |
KR100331740B1 (ko) | 접촉검지장치 | |
JP3045435B2 (ja) | 無人作業車の走行停止制御装置 | |
JPH0553644A (ja) | 自走台車の衝突防止装置 | |
JPH0356932B2 (ja) | ||
CN217659612U (zh) | 一种清洁装置 | |
JP2007249385A (ja) | 自走式移動車 | |
JPH0389802A (ja) | 小型電動車の走行制御装置 | |
GB2102160A (en) | Control device for driverless guided vehicle | |
KR101272604B1 (ko) | 탑승형 로봇 및 이를 포함하는 탑승형 로봇 운용 시스템 | |
JP3787852B2 (ja) | 自走式掃除機 |