JPH10290612A - 作業機 - Google Patents

作業機

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JPH10290612A
JPH10290612A JP10161097A JP10161097A JPH10290612A JP H10290612 A JPH10290612 A JP H10290612A JP 10161097 A JP10161097 A JP 10161097A JP 10161097 A JP10161097 A JP 10161097A JP H10290612 A JPH10290612 A JP H10290612A
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JP
Japan
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power
storage battery
relay
actuator
blower
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JP10161097A
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Yoshihisa Fujita
佳久 藤田
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Kubota Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大電力を消費する電動モータを使用しても、
過放電を阻止してバッテリーの消耗を抑制する。 【解決手段】 エンジンで駆動されるオルタネータ64
と、オルタネータ64からの電力で充電されるバッテリ
ー62と、このバッテリー62からの電力で駆動される
セルモータと、ブロアモータ20Mとを備えると共に、
バッテリー62の電圧が設定値より低下したことをレギ
ュレータ66が判別した場合には、第2リレーR2をO
FF操作してブロアモータ20Mに対する電力供給を停
止する制御系を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、走行機体にエンジ
ンの駆動力で発電を行う発電機構と、この発電機構から
の電力で充電される蓄電池と、この蓄電池からの電力で
駆動されるエンジン始動用のセルモータと、作業用のア
クチュエータとを備えた作業機の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上記のように構成された作業機と
して田植機を考えると、最近開発されつつあるものでは
苗植付作業と同時に肥料や薬剤の散布を行う装置を備え
たものもあり、又、この装置類を駆動するために電動ア
クチュエータを備えたものも提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、装置類を駆動
する電動アクチュエータが大電力を消費するものでは機
体に備えた蓄電池の消耗が激しいものであり、作業を終
了した後に再度作業を開始する目的でエンジンを始動し
ようとした場合にセルモータが起動しないこともあり改
善の余地がある。
【0004】特に、装置類を駆動する電動アクチュエー
タが大電力を消費するものではリレーを介して電力を供
給するよう電力系を構成することが多いものの、大電力
を制御するためリレーの接点が溶着しやすくなる不都
合、あるいは、故障、漏電等によって電力系に異常に大
きい電流を流す不都合を発生することもあり改善の余地
がある。
【0005】本発明の目的は、機体に大電力を消費する
電動アクチュエータを備えても蓄電池の消耗を合理的に
抑制する点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の特徴(請
求項1)は冒頭に記したように、走行機体にエンジンの
駆動力で発電を行う発電機構と、この発電機構からの電
力で充電される蓄電池と、この蓄電池からの電力で駆動
されるエンジン始動用のセルモータと、作業用のアクチ
ュエータとを備えた作業機において、前記蓄電池の電圧
を計測する計測手段を備えると共に、この計測手段によ
って蓄電池の電圧が設定値より低下している場合にはア
クチュエータに対する電力の供給を阻止する規制手段を
備えている点にあり、その作用は次の通りである。
【0007】本発明の第2の特徴(請求項2)は請求項
1において、前記蓄電池と前記アクチュエータとの間の
電力系にリレーを介装し、該リレーのソレノイドに対す
る通電で電気接点を導通状態にして蓄電池からアクチュ
エータに対して電力を供給するようスイッチング系を構
成すると共に、前記リレーのソレノイドが非通電状態に
ある状態で前記電気接点が導通状態にあることを判別手
段で判別した際に警報作動する警報手段を備えている点
にあり、その作用は次の通りである。
【0008】本発明の第3の特徴(請求項3)は請求項
1又は2において、前記蓄電池と前記アクチュエータと
の間の電力系に、該電力系に対して設定値以上の電流が
通電した際に、以降の通電を阻止する遮断手段を備えて
いる点にあり、その作用は次の通りである。
【0009】〔作用〕上記第1の特徴によると、作業時
に計測手段が蓄電池の電圧が設定値より低下しているこ
とを計測した場合には、規制手段が蓄電池からアクチュ
エータに対する電力の供給を停止するので蓄電池の電力
を過度に消耗させることがない。
【0010】上記第2の特徴によると、例えば、故障あ
るいは、電気接点が溶着する等の原因でリレーの電気接
点が導通状態を維持した場合には、蓄電池からの電力が
アクチュエータに供給され続けるものの、判別手段によ
ってリレーのソレノイドが非通電状態にある状態でリレ
ーの電気接点が導通状態にあることが判別される結果、
警報手段が警報作動するので作業者はメインスイッチを
切り操作する等の適切な操作を行うことで蓄電池の消耗
を抑制し得るものとなる。
【0011】上記第3の特徴によると、蓄電池とアクチ
ュエータとの間で短絡が発生して過度の電流が流れた場
合、あるいは、アクチュエータの故障によって過度の電
流が流れた場合には遮断手段が通電を阻止するので、蓄
電池の消耗を抑制すると同時に、火災の発生を未然に防
止できるものとなる。
【0012】〔発明の効果〕従って、機体に大電力を消
費する電動アクチュエータを備えても蓄電池の消耗を合
理的に抑制し得る作業機が合理的に構成されたのである
(請求項1)。又、リレーの故障で通電状態を維持した
場合でも作業者が蓄電池の消耗を阻止するための適切な
処置を行えるものとなり(請求項2)、電力系に過度の
電流が流れた場合にも以後の通電を阻止して電力系全体
を無理なく保護できるものとなった(請求項3)。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1に示すように、夫々左右一対
の前輪1及び後輪2を備えた乗用型の走行機体の後方に
リンク機構3を介して苗植付装置4が昇降自在に連結さ
れ、苗植付装置4の前方側に施肥装置Aを装備して作業
機の一例としての施肥装置付き田植機が構成されてい
る。
【0014】この田植機は、走行機体の前部ボンネット
5内に搭載したエンジンEの動力が、ベルト式の無段変
速装置Vを介して前部側伝動ケース6に伝えられ、この
前部側の伝動ケース6からの動力が前輪1に伝達される
とともに、伝動軸7及び後部伝動ケース8を介して後輪
2に伝達されて機体が走行駆動される四輪駆動型であっ
て、走行機体の搭乗運転部9に備えられた操縦ハンドル
10の操作に伴って左右前輪1が操向揺動されるように
構成されている。又、前部側伝動ケース6から動力取り
出し軸11を介して苗植付装置4に動力が伝達されて苗
植付装置4が駆動され、圃場内を走行しながら苗植付け
作業を行えるように構成されている。
【0015】前記苗植付装置4は、昇降用油圧シリンダ
12の伸縮操作に伴って、下端部が圃場面に接地する苗
植付け用の作業位置と、大きく上方に移動する上昇位置
とにわたって昇降操作自在であって、リンク機構3に連
結支持される植付部フレーム13に対して機体横幅方向
に沿って設定ピッチで往復横移動する苗のせ台14、苗
のせ台14に載置された植付け対象苗の下端部から一株
づつ取り出して圃場に植付ける複数(6個)の植付機構
15、圃場に接地しながら泥面を整地する接地フロート
58等を備えて6条植え形式に構成されている。
【0016】苗のせ台14の苗載置部には、横移動スト
ロークエンドにおいて載置している苗を植付機構15に
向けて設定量づつ送り出す縦送り装置16が各植付条毎
に設けられている。この縦送り装置16は、上下一対の
プーリにわたって突起付きベルトが巻回され、下方側の
プーリがストロークエンドにおいて接当作用により、所
定量づつ回動操作されるように構成されている。そし
て、前記接地フロート58には、各植付条における苗の
植付け部位に隣接する夫々の箇所において、接地面より
も下方側に向けて泥土層に入り込み、泥面上に肥料を供
給する為の溝を形成する作溝器17が設けられている。
【0017】次に施肥装置Aについて説明する。図2に
示すように、施肥装置Aは、粉粒状の肥料を貯溜する貯
溜部としての貯溜ホッパー18の下方側に位置して貯溜
ホッパー18から設定量づつ下方側に向けて繰り出す繰
出し機構19が各植付条に対応して複数(6個)設けら
れるとともに、繰出し機構19により繰り出された粉粒
状の肥料を、電動型のアクチュエータとしてのブロアモ
ータ20Mを備えた送風ブロア20の送風作用によっ
て、施肥ホース21を通して前記苗植付装置4に備えた
作溝器17に向けて送風案内するように構成されてい
る。
【0018】前記繰出し機構19は、図3に示すよう
に、ケーシング22の内部に、貯溜ホッパー18の底部
開口部分に臨む状態で、繰出し回動軸23に一体回動自
在に外嵌されるとともに、外周部に所定ピッチをあけて
複数の肥料入り込み用の凹部24が形成された繰出し回
転体25が設けられ、繰出し回転体25の回転に伴って
凹部24内に貯められた肥料が下方側の漏斗状の案内部
26に流下案内されるように構成されている。尚、凹部
24内に所定量づつ貯めるように擦り切り用のブラシ2
7が設けられている。
【0019】前記ブラシ27は、繰出し回転体25の外
周面に位置する作用位置と、繰出し回転体25から離間
する肥料排出位置とにわたって横軸芯P周りで揺動自在
で、且つ、ケーシング22の横側外方に設けられた切換
操作具31の切り換え操作に伴って一体的に揺動して、
前記各位置にて位置保持されるようになっている。複数
の各繰出し機構19における各ケーシング22は、機体
フレームFから固定立設された縦フレーム29によって
支持され、機体横方向に延設された横フレーム30によ
って固定支持されている。
【0020】前記繰出し回動軸23は、一対の繰出し機
構19毎に夫々の繰出し回転体25が一体的に回動する
ように三本に分割されて設けられ、6個の繰出し機構1
9のうち2個の繰出し機構19毎に各別に駆動並びに停
止できるように構成されている。
【0021】前記繰出し機構19の駆動構成について説
明する。繰出し機構19の後方側箇所に、機体横幅方向
に沿って施肥装置Aのほぼ全幅に亘る長さで、且つ、両
側端部にて回動自在に支持される状態で駆動軸32が配
置され、この駆動軸32の横幅方向中間部に一方向クラ
ッチ33が設けられている。そして、一方向クラッチ3
3の操作アーム34と、動力取り出し軸11によってベ
ベルギア機構28を介して回転駆動される横向き伝動軸
35に取付られた回転アーム36とが押し引きリンクで
枢支連結されて、回転アーム36の回転に伴って押し引
きリンク37が押し引き操作されて、一方向クラッチ3
3により操作アーム34が所定方向に回動するときにの
み駆動軸32が回動操作されるように連動連係されてい
る。従って、回転アーム36が回転するに伴って駆動軸
32が一定方向に間欠的に回動操作されることになる。
【0022】そして、この駆動軸32と三本の各繰出し
回動軸23との間に、各別に動力伝達を入り切り自在な
施肥クラッチ38が夫々設けられ、この施肥クラッチ3
8からの動力を繰出し回動軸23に伝えるギヤ39,4
0が備えられている。更に、夫々の施肥クラッチ38を
操作するレバー44を苗植付装置4の上部位置に設ける
ことによってレバー44の操作で対応する2条分の施肥
クラッチ38を入り切り操作できるよう構成されてい
る。
【0023】図3、図4に示すように、ケーシング22
の前方側には、丸筒状の送風パイプ45が、その長手方
向が機体横幅方向に沿う状態で配置されるとともに、両
端側にて支持ブラケット46を介して横フレーム30に
支持される状態で設けられ、この送風パイプ45の横一
側端部には、前記送風ブロア20が設けられ、送風ブロ
ア20により送風パイプ45の内部に送風供給されるよ
うになっている。図5に示すように、この送風ブロア2
0は、送風パイプ45に向けて送風作用する作用位置
(図4(イ)参照)と、送風パイプ45の端部を開放す
る清掃用開放位置(図4(ロ)参照)とにわたって縦軸
芯X1周りで切り換え揺動自在に支持されている。又、
前記各位置において、抜き差し自在なロックピン47に
て夫々位置保持できるようになっている。
【0024】又、ケーシング22の下方側には、前記漏
斗状の案内部26から排出される肥料を回収する排出パ
イプ48が、その下方に向けて形成され3つのケーシン
グ22からの排出パイプ48を合流部材48aで合流さ
せてパイプ外に送り出す回収用開口49が形成されてい
る。
【0025】そして、図3に示すように、前記漏斗状の
案内部26の下方側には、案内部26の下端出口50に
連通する状態で機体後方側に向けて開口する施肥供給部
51が形成され、この施肥供給部51には前記施肥ホー
ス21の一端側が差し込み装着される。そして、施肥供
給部51の前方側には、案内部26の下端出口50と送
風パイプ45の内部とを連通接続するようにエアー供給
部52が形成されている。このエアー供給部52と施肥
供給部51とは、機体前後方向に沿って略一直線状に連
なるように形成されている。
【0026】前記案内部26の下端出口50の下方側に
は、その下端出口50と前記排出パイプ48の内部とを
連通接続する排出経路53を構成するように排出部54
が形成され、更に、繰出し機構19から繰り出された粉
粒状の肥料を、前記施肥ホース21に案内する供給状態
と、前記排出経路53に向けて案内する排出状態とに切
り換え自在な経路切換板55が、複数の繰出し機構19
の夫々に対応して設けられている。この経路切換板55
は、排出経路53を閉塞して、案内部26の下端出口5
0に対して、施肥供給部51の内部、即ち、施肥ホース
21の内部及び送風パイプ45の内部を連通させる供給
位置と、施肥供給部51の内部通路を閉塞して、案内部
26の下端出口50に対して、排出経路53及び送風パ
イプ45の内部を連通させる排出位置とにわたって左右
軸芯X2周りで揺動自在に枢支されている。
【0027】そして、苗の植付け作業と共に施肥を行う
場合には、前記経路切換板55を供給位置に切り換える
とともに、送風ブロア20による送風作動を開始するこ
とで、繰出し機構19から所定量づつ繰り出された粉粒
状の肥料は送風ブロア20の送風力によって、案内部2
6の下端出口50から施肥供給部51及び施肥ホース2
1を通過して作溝器17に向けて送風案内され、圃場に
供給されることになり、植付け作業が終了した後におい
て、貯溜ホッパー18内に残留した肥料を回収する場合
には、前記経路切換板55を排出位置に切り換えるとと
もに、繰出し機構19におけるブラシ27を繰出し回転
体25から離間する肥料排出位置に切り換えて肥料を排
出させることで案内部26の下端出口50から排出経路
53及び排出パイプ48を介して肥料を回収することが
できるものとなっている。
【0028】図6に示すように、機体前部のエンジンボ
ンネット5の左右側部位置にステップ61,61が形成
されると共に、左側のステップ61の下方に前記無段変
速装置Vが配置され、右側のステップ61の下方に蓄電
池としてのバッテリー62が配置され、エンジンEの左
側部にはセルモータ63を備え、エンジンEの右側部に
は発電機構としてのオルタネータ64を備え、エンジン
Eとバッテリー62との間にラジエータ65が配置され
ている。
【0029】この田植機では施肥装置Aの駆動時には前
記送風ブロア20のブロアモータ20Mに対して20ア
ンペア〜30アンペアの大電力を供給するものとなって
おり、この大電力の供給によってバッテリー62が消耗
した場合には、自動的にブロアモータ29Mに対する電
力供給を停止する機構、及び、ブロアモータ20Mに対
する電気系を保護する機構を備え以下に、その構成を説
明する。
【0030】図7に示すように、前記ブロアモータ20
Mに電力を供給する電力系が形成され、この電力系では
オルタネータ64からバッテリー62に対する充電系に
対してレギュレータ66が介装され、又、バッテリー6
2のプラス端子から前記セルモータ63、あるいは、制
御装置等の田植機の電気機器Dに電力を供給する系と前
記ブロアモータ20Mに対する電力系が形成されてい
る。具体的には、ブロアモータ20Mに対する電力系に
は遮断手段としてのスローブローヒューズ67と第1リ
レーR1とが直列に介装され、この第1リレーR1のソ
レノイドの制御系にはスローブローヒューズ68とメイ
ンスイッチ69と規制手段としての第2リレーR2とを
介して制御電流が供給され、この第2リレーR2からの
通電下手側にはブロアスイッチ70が備えられている。
又、レギュレータ66はオルタネータ64からの電力の
電圧や電流の調整を行うと同時に、バッテーリ62の電
圧が予め設定された電圧より低い値まで低下した際にイ
ンジケータランプ71を点灯させるための信号を発する
制御端子66Aを備えることで計測手段として機能し、
この制御端子66Aからの信号を第2リレーR2のソレ
ノイドに通電する系が形成されている。
【0031】又、第1リレーR1はソレノイドが非通電
状態で接点がOFF状態を維持し、ソレノイドに対する
通電によって接点がON状態となるよう構成され(図中
には、ノーマルオープンの略称としてNOと表記)、第
2リレーR2は第1リレーR1とは逆にソレノイドが非
通電状態で接点がON状態を維持し、ソレノイドに対す
る通電によって接点がOFF状態となるよう構成され
(図中には、ノーマルクローズの略称としてNCと表
記)、第1リレーR1のソレノイドの両端子間にコンデ
ンサ72を備えることでソレノイドで発生するサージ電
流を吸収するようになっている。
【0032】同図に示すように、メインスイッチ69と
第2リレーR2との間に端子aを形成し、第1リレーR
1とブロアモータ20Mとの間に端子bを形成し、夫々
の端子a,bからの信号が入力される制御装置73(判
別手段の一例)、及び、この制御装置73からの信号で
駆動される警報ランプ、ブザー等で構成される警報手段
としての警報装置74を備えている。この制御装置73
はマイクロプロセッサを備え、第1リレーR1の接点が
溶着した場合に前記警報装置74を作動させるためにチ
ェックルーチンがセットされている。
【0033】つまり、第1リレーの接点が溶着した場合
には端子aが低電位である場合にも端子bが高い電位と
なる現象を判別することで警報装置74を作動させるも
のであり、その制御動作は図8にチェックルーチンとし
て示したフローチャートのように、先ず端子aの信号を
入力して電圧を判別し、その電圧が略零電位となる低電
位の状態にある場合には、端子bの信号を入力して電圧
を判別し、その電圧が略バッテリー62の電圧となる高
電位の状態にある場合には、警報装置74の警報ランプ
を点灯させ、ブザーを作動させるものとなっている(#
101〜#105ステップ)。
【0034】このように制御系が形成されたことから、
送風ブロア20を駆動する際にはメインスイッチ69を
ON位置にセットした状態でブロアスイッチ70をON
操作することで第1リレーがON状態に達する結果、ブ
ロアモータ20Mに電力が供給されて該送風ブロア20
のブロアモータ20Mを駆動するように構成されてお
り、作業時にブロアモータ20Mを長時間駆動した場合
のようにバッテリー62の電圧が予め設定された電圧よ
り低下した場合にはレギュレータ66の制御端子66A
の電圧が低下することで第2リレーR2がOFF状態に
達してブロアモータ20Mの駆動を強制的に停止させる
結果、バッテリー62の過放電を抑制して、作業再開時
においてもセルモータ63の作動を支障なく行えるもの
にしている。又、スローブローヒューズ67(請求項3
の遮断手段の一例)を電気機器Dに対する電力系より下
手側に配置してあるので、このスローブローヒューズ6
7で電流が遮断された場合にも電気機器Dに対する電力
供給を維持するものとなっている。特に、第1リレーR
1の接点が溶着した場合にはブロアースイッチ70をO
FF操作した際等、第1リレーR1のソレノイドの制御
系が低電位に達したタイミングで制御装置73が端子
a、端子b夫々の電圧差から溶着が発生していることを
判別して警報装置74を作動させることによって作業者
に対して点検、修理等の適切な処理を促すものとなって
いる。
【0035】〔別実施の形態〕本発明は上記実施の形態
以外に、例えば、バッテリー62の電圧を計測する電圧
計測手段を備え、ブロアーモータ20Mに対する電力系
にリレーやサイリスタ等のスイッチング手段を介装し、
電圧計測手段でバッテリー62の電圧が所定値より低下
したことを判別するとスイッチング手段を切り操作する
制御動作を行うプログラムを備えた制御装置を備えて構
成することも可能である。
【0036】又、図7においてブロアモータ20Mの電
力系に介装したスローブローヒューズ67に代えてブレ
ーカを備えることでブロアーモータ20Mに対して過電
流が流れた場合には、ブレーカを遮断状態に切換えるこ
とで電気機器Dに対する電力供給を維持した状態でブロ
アモータ20Mに対する電力供給を停止するよう制御系
を構成することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】田植機の全体側面図
【図2】施肥装置の背面図
【図3】肥料繰出し系の縦断側面図
【図4】作用位置と開放位置とにおける送風ブロアーの
平面図
【図5】送風ブロアーの側面図
【図6】エンジンの部位の平面図
【図7】ブロアーモータに対する電力系のブロック回路
【図8】制御動作のフローチャート
【符号の説明】
20M アクチュエータ 62 蓄電池 64 発電機 66 計測手段 73 判別手段 74 警報手段 E エンジン R1 リレー R2 規制手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行機体にエンジンの駆動力で発電を行
    う発電機構と、この発電機構からの電力で充電される蓄
    電池と、この蓄電池からの電力で駆動されるエンジン始
    動用のセルモータと、作業用のアクチュエータとを備え
    た作業機であって、 前記蓄電池の電圧を計測する計測手段を備えると共に、
    この計測手段によって蓄電池の電圧が設定値より低下し
    ている場合にはアクチュエータに対する電力の供給を阻
    止する規制手段を備えている作業機。
  2. 【請求項2】 前記蓄電池と前記アクチュエータとの間
    の電力系にリレーを介装し、該リレーのソレノイドに対
    する通電で電気接点を導通状態にして蓄電池からアクチ
    ュエータに対して電力を供給するようスイッチング系を
    構成すると共に、前記リレーのソレノイドが非通電状態
    にある状態で前記電気接点が導通状態にあることを判別
    手段で判別した際に警報作動する警報手段を備えている
    請求項1記載の作業機。
  3. 【請求項3】 前記蓄電池と前記アクチュエータとの間
    の電力系に、該電力系に対して設定値以上の電流が通電
    した際に、以降の通電を阻止する遮断手段を備えている
    請求項1又は2記載の作業機。
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Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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