JP7072499B2 - 電動作業車 - Google Patents

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Description

本発明は、油圧シリンダと電動モータとを備える電動作業車に関する。
例えば、特許文献1には、油圧シリンダと電動モータとを備えるトラクタが記載されている。油圧シリンダは、作業機(圃場を耕すロータリ等)を昇降する。電動モータは、走行装置を駆動する。
特開2017-24710号公報
電動モータは、作動に伴い発熱して温度が上昇する。特に、小型で高出力のモータは、発熱量が大きい上に表面積が小さいため、高温になる。過度の温度上昇による出力低下等の障害発生を抑制するために、冷却水との熱交換により電動モータを冷却する水冷回路を設けることも考えられる。しかし、油圧シリンダに作動油を供給する油圧回路と、電動モータを冷却する水冷回路の両方を設けると、部品点数が増加する上に構造が複雑化し、好ましくない。
上述した実情に鑑みて、本発明の目的は、簡易な構成により電動モータを冷却して、電動モータを確実に動作させることができる電動作業車を提供することにある。
本発明の電動作業車は油圧シリンダと、前記油圧シリンダに作動油を供給する作動油供給部と、電動モータと、前記作動油供給部から供給される前記作動油を用いて前記電動モータを冷却する冷却部と、を備え、前記作動油供給部は、前記冷却部へ前記作動油を送出するポンプと、前記油圧シリンダに前記作動油を供給する操作弁装置と、を備え、前記冷却部は、前記電動モータを冷却する油冷回路であり、前記油冷回路は、前記操作弁装置と前記電動モータとを直接接続し、前記操作弁装置から排出される前記作動油を前記電動モータに供給する送油路を備えることを特徴とする。
この特徴構成によれば、作動油供給部から供給される作動油を用いて電動モータを冷却して、電動モータの温度を適切な温度とすることができるので、簡易な構成により電動モータを冷却して、電動モータを確実に動作させることができる。
本発明においては、前記作動油供給部を制御する制御部を備え、前記制御部は、温度センサが検知した前記電動モータの温度に応じて前記ポンプを制御すると好適である。
本構成によれば、電動モータの温度に応じてポンプが制御されるので、電動モータが高温になることを抑制し、更に確実に電動モータを動作させることができる。
本発明においては、走行装置を駆動する、前記電動モータとしての走行モータを備えると好適である。
本構成によれば、作動油供給部から供給される作動油を用いて、走行モータを冷却することができる。
本発明においては、作業装置を駆動する、前記電動モータとしての作業モータを備えると好適である。
本構成によれば、作動油供給部から供給される作動油を用いて、作業モータを冷却することができる。
乗用型草刈機の全体を示す右側面図である。 乗用型草刈機の全体を示す平面図である。 乗用型草刈機の油圧系統を示す回路図である。 乗用型草刈機の制御ブロック図である 別実施形態に係る乗用型草刈機の油圧系統を示す回路図である。
以下、本発明の一例である実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の説明では、乗用型草刈機(「電動作業車」の一例)の車体に関し、図1,2に示される矢印Fの方向を「車体前方」、矢印Bの方向を「車体後方」、図1に示される矢印Uの方向を「車体上方」、矢印Dの方向を「車体下方」、図2に示される矢印Lの方向を「車体左方」、矢印Rの方向を「車体右方」とする。
〔乗用型草刈機の全体について〕
図1,2に示されるように、乗用型草刈機は、走行装置としての左右一対の前車輪1が揺動操向可能に装備され、走行装置としての左右一対の後車輪2が駆動可能に装備され、運転座席3、及び、前車輪1を操向操作するステアリングホィール4を有する運転部5が形成された、乗用型の車体を備えている。運転座席3の下方に、左右の後車輪2を駆動する電動モータである、走行モータ6(「電動モータ」の一例)が設けられている。
前車輪1と後車輪2との間に、草及び芝の刈取りを行う草刈装置7が設けられている。草刈装置7は、車体に揺動昇降可能に支持されたリンク機構8を介して車体に支持されている。草刈装置7は、リンク機構8の昇降作動により、ゲージ輪7aが接地した下降作業状態と、ゲージ輪7aが地面から上昇した上昇非作業状態とにわたって昇降操作される。車体のうちの草刈装置7よりも前側の部分に、草刈装置7を駆動する電動モータである、作業モータ9(「電動モータ」の一例)が設けられている。車体のうちのステアリングホィール4よりも前側の部分に、走行モータ6及び作業モータ9に電力を供給するバッテリー10が設けられている。
車体の後部に集草容器11が連結されている。草刈装置7の刈草排出部と集草容器11の刈草投入口とにわたって搬送ダクト12が設けられている。搬送ダクト12は、車体下方のうちの左の後車輪2と右の後車輪2との間を通る状態で設けられている。草刈装置7においては、刈刃ハウジング7bの内部に設けられた回転刈刃(図示せず)によって草及び芝の刈取リが行われる。刈り取られた刈草及び刈芝(以下において、刈草及び刈芝を総称して刈草と称する。)が回転刈刃の回転によって発生する搬送風によって搬送ダクト12に送り込まれ、搬送ダクト12によって集草容器11に搬送されて集草容器11に貯留される。
図1に示されるように、上下揺動可能に構成された左右一対の昇降リンク機構14が、車体後部に立設された支持フレーム13から、車体後方向きに集草容器11の両横側に延出されている。そして集草容器11が、左右一対の昇降リンク機構14の延出端部に、左右一対の揺動リンク機構15を介して支持されている。集草容器11の後部に、吐出口11aと、吐出口11aを開閉する蓋体16とが設けられている。蓋体16は、車体横幅方向の回転軸を中心にして揺動可能な状態で、集草容器11に支持されている。
集草容器11は、左右一対の昇降リンク機構14の昇降揺動により、刈草投入口が搬送ダクト12に連通する下降貯留姿勢と、刈草投入口が搬送ダクト12から上側に離れる上昇姿勢とにわたって昇降操作される。また、集草容器11は、左右一対の揺動リンク機構15の回転揺動により、上昇姿勢と排出姿勢とにわたって揺動操作される。上昇姿勢は、集草容器11の吐出口11aが後方を向き、蓋体16が閉じている姿勢である。排出姿勢は、集草容器11の吐出口11aが下方を向き、蓋体16が開いている姿勢である。集草容器11を上昇姿勢に上昇操作し、かつ、排出姿勢に揺動操作することにより、集草容器11に貯留された刈草が吐出口11aから自然落下によって吐出される。
〔草刈装置及び集草容器を操作する構成〕
図1,2に示されるように、草刈装置7のリンク機構8に第1油圧シリンダ45が連結されている。リンク機構8を第1油圧シリンダ45の伸縮作動によって昇降操作することによって、草刈装置7を下降作業状態と上昇非作業状態とにわたって昇降操作するよう構成されている。
図1,2に示されるように、集草容器11の両横側の昇降リンク機構14のそれぞれに第2油圧シリンダ46が連結されている。左右の昇降リンク機構14をそれぞれの第2油圧シリンダ46の伸縮作動によって昇降操作することによって、集草容器11を下降貯留姿勢と上昇姿勢とにわたって昇降操作するよう構成されている。
図1,2に示されるように、集草容器11の両横側の揺動リンク機構15のそれぞれに第3油圧シリンダ47が連結されている。左右の揺動リンク機構15をそれぞれの第3油圧シリンダ47の伸縮作動によって揺動操作することによって、集草容器11を上昇姿勢と排出姿勢とにわたって揺動操作するよう構成されている。
〔油圧系統〕
本実施形態の乗用型草刈機には、図3に示される油圧系統40(「作動油供給部」の一例)が備えられている。油圧系統40は、第1油圧シリンダ45、第2油圧シリンダ46、及び第3油圧シリンダ47に作動油を供給する。第1油圧シリンダ45、第2油圧シリンダ46、及び第3油圧シリンダ47は、「油圧シリンダ」の一例である。
油圧系統40は、操作弁装置54を備えている。操作弁装置54は、第1操作弁49、第2操作弁51、及び第3操作弁53を有する。第1油圧シリンダ45に、操作回路48を介して第1操作弁49が接続されている。左右の第2油圧シリンダ46に、操作回路50を介して第2操作弁51が接続されている。左右の第3油圧シリンダ47に、操作回路52を介して第3操作弁53が接続されている。
操作弁装置54のポンプポート54pと、ミッションケース55の油取出し部55aとが、油圧ポンプ56を有する給油路57によって接続されている。ミッションケース55には、走行モータ6の動力を左右の後車輪2に伝達するトランスミッション(図示せず)が収容されている。操作弁装置54のタンクポート54tと、ミッションケース55の油戻し部55bとが、排油路58によって接続されている。
ミッションケース55に貯留された潤滑油が、油圧ポンプ56によって操作弁装置54に供給される。
第1操作弁49を操作することにより、操作弁装置54に供給された潤滑油が第1油圧シリンダ45に作動油として供給されて、かつ、第1油圧シリンダ45から排油されて、第1油圧シリンダ45を伸縮作動させることができる。
第2操作弁51を操作することにより、操作弁装置54に供給された潤滑油が左右の第2油圧シリンダ46に作動油として供給されて、かつ、左右の第2油圧シリンダ46から排油されて、左右の第2油圧シリンダ46を伸縮作動させることができる。
第3操作弁53を操作することにより、操作弁装置54に供給された潤滑油が左右の第3油圧シリンダ47に作動油として供給されて、かつ、左右の第3油圧シリンダ47から排油されて、左右の第3油圧シリンダ47を伸縮作動させることができる。
本実施形態では、油圧系統40は、油冷回路60A(「冷却部」の一例)を備えている。油冷回路60Aは、ミッションケース55に貯留された潤滑油を油圧ポンプ56の送り作用によってミッションケース55と走行モータ6及び作業モータ9との間で循環させて、走行モータ6及び作業モータ9の冷却を行わせるものである。
具体的には、油冷回路60Aは、ミッションケース55に貯留された潤滑油を油圧ポンプ56によって取り出して操作弁装置54に供給する給油路57と、操作弁装置54のパワービヨンドポート54bから排出される潤滑油を作業モータ9に供給する第1送油路61(本発明の送油路に相当)と、作業モータ9を冷却して作業モータ9から排出される潤滑油を走行モータ6に供給する第2送油路62と、走行モータ6を冷却して走行モータ6から排出される潤滑油をミッションケース55に戻す戻し油路63と、を備えている。
作業モータ9の周囲には、第1送油路61から作業モータ9に供給された潤滑油が内部を通流する熱交換ジャケット(不図示)が設けられている。熱交換ジャケットの内部を通流する潤滑油は、作業モータ9を冷却し、第2送油路62へ排出される。
走行モータ6の周囲には、第2送油路62から走行モータ6に供給された潤滑油が内部を通流する熱交換ジャケット(不図示)が設けられている。熱交換ジャケットの内部を通流する潤滑油は、走行モータ6を冷却し、戻し油路63へ排出される。
なお、乗用型草刈機には、バッテリー10の電力を作業モータ9に供給する作業インバータ65と、バッテリー10の電力を走行モータ6に供給する走行インバータ66(「電力供給部」の一例)と、が備えられている。図3には、バッテリー10に充電するチャージャー64が示されている。
〔制御部〕
図4の制御ブロック図には、この乗用型草刈機が備える制御系が示されている。制御ユニット70には、入力信号処理ユニット81を介して、種々の信号が入力される。制御ユニット70は、機器制御ユニット82を介して、種々の制御信号を送ることで、動作機器を制御する。この動作機器には、操作弁装置54、油圧ポンプ56、作業インバータ65、走行インバータ66、制動機構68、報知機構69など、乗用型草刈機に組み込まれている種々の機器が含まれている。
入力信号処理ユニット81には、走行操作具85、作業操作具86からの信号が入力される。さらに、入力信号処理ユニット81には、作業モータ9の温度を検知する温度センサ9a、走行モータ6の温度を検知する温度センサ6a、ミッションケース55内の潤滑油(作動油)の温度を検知する温度センサ55cなど、各種センサやスイッチからの信号が入力される。また、入力信号処理ユニット81には、バッテリー10から、バッテリー10が充電中であるか否かを示す信号が入力される。
走行操作具85は、走行に関する動作機器を操作するために運転者が用いるデバイスの総称であり、ステアリングホィール4やアクセルペダル18などが含まれる。走行操作具85の操作により後車輪2の駆動速度が調整される。作業操作具86は、作業装置を操作するために運転者が用いるデバイスの総称であり、草刈装置7や集草容器11の昇降レバーや、草刈装置7の動作スイッチなどが含まれる。
機器制御ユニット82に接続されている制動機構68は、前車輪1や後車輪2の制動を行う機構であり、前車輪1や後車輪2のブレーキやパーキングブレーキの総称である。
機器制御ユニット82に接続されている報知機構69は、この乗用型草刈機に生じている各種事象を運転者に報知するものであり、ランプ、ブザー、スピーカ、ディスプレイなどの総称である。
制御ユニット70は、走行制御部71、作業制御部72、油冷制御部73(「制御部」の一例)、報知制御部74を備えている。
走行制御部71は、走行操作具85からの指令に基づいて、機器制御ユニット82を介して、走行インバータ66及び制動機構68を操作する制御信号を出力する。
作業制御部72は、作業操作具86からの指令に基づいて、作業装置への制御指令を生成し、機器制御ユニット82を介して操作弁装置54、作業インバータ65等に出力する。
油冷制御部73は、油冷動作を実行する。油冷動作は、油圧系統40を制御して、走行モータ6及び作業モータ9を冷却する動作である。以下詳しく説明する。
油冷制御部73は、温度センサ6aが検知した走行モータ6の温度、及び、温度センサ9aが検知した作業モータ9の温度に基づいて、油冷動作を実行する。例えば、油冷制御部73は、走行モータ6の温度及び作業モータ9の温度の少なくとも一方が所定の第1閾値を超えたことに応じて、報知制御部74に報知指令を与え、作業制御部72にポンプ作動指令を与える。
報知制御部74は、与えられた報知指令に基づいて、報知機構69を操作する制御信号を機器制御ユニット82を介して出力する。報知機構69は、制御信号に基づいて、走行モータ6、又は作業モータ9、あるいはその両方の温度が高いことを運転者に報知する。
作業制御部72は、与えられたポンプ作動指令に基づいて、油圧ポンプ56を動作させる制御信号を機器制御ユニット82を介して出力する。これにより、ミッションケース55の潤滑油が、給油路57、第1送油路61、第2送油路62、戻し油路63を通流して、走行モータ6及び作業モータ9が冷却される。
そして油冷制御部73は、走行モータ6の温度及び作業モータ9の温度の両方が所定の第2閾値を下回ったことに応じて、報知制御部74に報知指令を与え、作業制御部72にポンプ作動停止指令を与える。
報知制御部74は、与えられた報知指令に基づいて、報知機構69を操作する制御信号を機器制御ユニット82を介して出力する。報知機構69は、制御信号に基づいて、走行モータ6、又は作業モータ9、あるいはその両方の温度が正常に戻ったことを運転者に報知する。
〔他の実施形態〕
(1)図5は、上記実施形態の油冷回路60Aとは異なる油冷回路60B(「冷却部」の一例)を備える、油圧系統40を示す回路図である。油冷回路60Bは、ミッションケース55の潤滑油を油圧ポンプ92によって取り出して走行モータ6に供給する送油路93と、走行モータ6から排出される潤滑油を作業モータ9に供給する送油路94と、作業モータ9から排出される潤滑油をミッションケース55に戻す戻し油路95と、を備えている。戻し油路95は、操作弁装置54のパワービヨンドポート54bから排出される潤滑油(作動油)をミッションケース55に戻す排油路96に接続されている。
本実施形態では、油冷動作において、作業制御部72が、与えられたポンプ作動指令に基づいて、油圧ポンプ92を動作させる制御信号を機器制御ユニット82を介して出力する。これにより、ミッションケース55の潤滑油が、送油路93、送油路94、戻し油路95を通流して、走行モータ6及び作業モータ9が冷却される。
(2)油冷動作において、走行モータ6(又は作業モータ9)の温度に基づいて、油圧ポンプ56(又は油圧ポンプ92)の出力(送油量)が制御されてもよい。例えば、走行モータ6の温度が高いほど油圧ポンプ56の出力が大きくなるよう、油冷制御部73が構成されてもよい。
(3)油冷動作において、第1油圧シリンダ45、第2油圧シリンダ46、及び第3油圧シリンダ47のうち少なくとも1つに作動油が供給されて動作している際の油圧ポンプ56の出力が、これら油圧シリンダの非動作時の出力よりも大きくなるよう、作業制御部72が構成されてもよい。
(4)油冷回路60A(又は油冷回路60B)を、走行モータ6又は作業モータ9から発生する熱を用いて作動油を加熱するための回路として用いることも可能である。この場合、制御ユニット70を次のように構成するとよい。
制御ユニット70は、走行制御部71、作業制御部72、油冷制御部73、報知制御部74に加えて、加温制御部を備える。加温制御部は、油温調整動作を実行する。油温調整動作は、油圧系統40を制御して、潤滑油(作動油)を加熱する動作である。入力信号処理ユニット81には、加温スイッチからの信号が入力される。加温スイッチは、油圧系統40を作動させて後述する油温調整動作を実行させるために運転者が操作するスイッチである。
加温制御部は、温度センサ55cが検知したミッションケース55の潤滑油の温度に基づいて、報知制御部74に報知指令を与える。例えば、加温制御部は、ミッションケース55の潤滑油の温度が所定の第1閾値以下であることに応じて、報知制御部74に報知指令を与える。報知制御部74は、与えられた報知指令に基づいて、報知機構69を操作する制御信号を機器制御ユニット82を介して出力する。報知機構69は、制御信号に基づいて、潤滑油の温度が低いことを運転者に報知する。
加温制御部は、加温スイッチがONされたことを示す信号を入力信号処理ユニット81を介して受信したことに応じて、油温調整動作を開始する。具体的には、加温制御部は、走行制御部71に制動通電指令を与え、作業制御部72にポンプ作動指令を与える。走行制御部71は、与えられた制動通電指令に基づいて、制動機構68を動作させる制御信号を機器制御ユニット82を介して出力し、走行モータ6を動作させる制御信号を機器制御ユニット82を介して出力する。これにより、制動機構68が動作して乗用型草刈機が停車した状態で走行モータ6に電力が供給され、走行モータ6が発熱する。作業制御部72は、与えられたポンプ作動指令に基づいて、油圧ポンプ56を動作させる制御信号を機器制御ユニット82を介して出力する。これにより、ミッションケース55の潤滑油が、給油路57、第1送油路61、第2送油路62、戻し油路63を通流して、走行モータ6にて加熱される。
加温制御部は、温度センサ55cが検知したミッションケース55の潤滑油の温度に基づいて、油温調整動作を終了する。具体的には、ミッションケース55の潤滑油の温度が所定の第2閾値を超えたことに応じて、報知制御部74に報知指令を与え、走行制御部71に制動通電終了指令を与え、作業制御部72にポンプ作動終了指令を与える。
報知制御部74は、与えられた報知指令に基づいて、報知機構69を操作する制御信号を機器制御ユニット82を介して出力する。報知機構69は、制御信号に基づいて、潤滑油の温度が所定の温度を超えたことを運転者に報知する
走行制御部71は、与えられた制動通電終了指令に基づいて、制動機構68の動作を終了させる制御信号を機器制御ユニット82を介して出力し、走行モータ6を停止させる制御信号を機器制御ユニット82を介して出力する。作業制御部72は、与えられたポンプ作動終了指令に基づいて、油圧ポンプ56を停止させる制御信号を機器制御ユニット82を介して出力する。
なお、油温調整動作が、運転者による加温スイッチの操作によらず、自動的に実行されてもよい。例えば、加温制御部が、温度センサ55cが検知したミッションケース55の潤滑油の温度に基づいて、油温調整動作を実行してもよい。例えば、加温制御部が、ミッションケース55の潤滑油の温度が所定の第3閾値以下であることに応じて、油温調整動作を実行してもよい。
例えば、加温制御部が、予め設定した使用開始時刻(例えば、午前9時)に、ミッションケース55の潤滑油の温度が所定の第3閾値以下であることに応じて、油温調整動作を実行してもよい。そうすると、気温が低い時期であっても、使用開始時刻に油温調整動作が自動的に実行されて、油圧シリンダに供給される作動油を適正な温度・粘度とすることができる。すなわち、油圧シリンダを用いて作業装置を使用開始時刻に即座に作動させることができるので、乗用型草刈機の利便性を高めることができる。
例えば、加温制御部が、バッテリー10の充電中に油温調整動作を実行してもよい。例えば、バッテリー10が充電中であることを示す信号がバッテリー10から入力され、かつ、ミッションケース55の潤滑油の温度が所定の第3閾値以下であることを示す信号が温度センサ55cから入力されたことに応じて、加温制御部が油温調整動作を実行する。
また、油温調整動作の開始から所定の時間が経過したことに応じて、油温調整動作を終了するよう、加温制御部が構成されてもよい。
また、油温調整動作において、回転トルクが生じないように走行モータ6に電力を供給して発熱させるよう、走行インバータ66が制御されてもよい。例えば、乗用型草刈機が走行しない程度の小さな電力を走行モータ6に供給するよう、走行インバータ66が制御されてもよい。この実施形態では、制動機構68を動作させなくても、乗用型草刈機が停車した状態で油温調整動作を実行することができる。
(5)上記実施形態では、前車輪1及び後車輪2が備えられた例を示したが、クローラ走行装置やセミクローラ走行装置を備えたものであってもよい。
(6)上記実施形態では、乗用型草刈機が第1油圧シリンダ45、第2油圧シリンダ46、及び第3油圧シリンダ47を備える例が説明された。乗用型草刈機が、更に、ステアリングホィール4による前車輪1の操向操作をアシストするパワステ用油圧シリンダ(「油圧シリンダ」の一例)を備えてもよい。また乗用型草刈機がフロントローダと、当該フロントローダを昇降操作するローダ用油圧シリンダ(「油圧シリンダ」の一例)とを備えてもよい。
本発明は、油圧シリンダと電動モータとを備える電動作業車に適用可能である。すなわち、乗用型草刈機の他、トラクタ、運搬車や水田作業機等にも適用可能である。
6 :走行モータ(電動モータ)
6a :温度センサ
9 :作業モータ(電動モータ)
9a :温度センサ
40 :油圧系統(作動油供給部)
45 :第1油圧シリンダ(油圧シリンダ)
46 :第2油圧シリンダ(油圧シリンダ)
47 :第3油圧シリンダ(油圧シリンダ)
55c :温度センサ
60A :油冷回路(冷却部)
60B :油冷回路(冷却部)
61 :第1送油路(送油路)
73 :油冷制御部(制御部)

Claims (4)

  1. 油圧シリンダと、
    前記油圧シリンダに作動油を供給する作動油供給部と、
    電動モータと、
    前記作動油供給部から供給される前記作動油を用いて前記電動モータを冷却する冷却部と、を備え
    前記作動油供給部は、前記冷却部へ前記作動油を送出するポンプと、
    前記油圧シリンダに前記作動油を供給する操作弁装置と、を備え、
    前記冷却部は、前記電動モータを冷却する油冷回路であり、
    前記油冷回路は、前記操作弁装置と前記電動モータとを直接接続し、前記操作弁装置から排出される前記作動油を前記電動モータに供給する送油路を備える電動作業車。
  2. 前記作動油供給部を制御する制御部を備え、
    前記制御部は、温度センサが検知した前記電動モータの温度に応じて前記ポンプを制御する請求項1に記載の電動作業車。
  3. 走行装置を駆動する、前記電動モータとしての走行モータを備える請求項1又は2に記載の電動作業車。
  4. 作業装置を駆動する、前記電動モータとしての作業モータを備える請求項1から3のいずれか1項に記載の電動作業車。
JP2018243333A 2018-12-26 2018-12-26 電動作業車 Active JP7072499B2 (ja)

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