JPH10290129A - 高周波増幅器 - Google Patents

高周波増幅器

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JPH10290129A
JPH10290129A JP9410097A JP9410097A JPH10290129A JP H10290129 A JPH10290129 A JP H10290129A JP 9410097 A JP9410097 A JP 9410097A JP 9410097 A JP9410097 A JP 9410097A JP H10290129 A JPH10290129 A JP H10290129A
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gate
circuit
drain current
field effect
transistor
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Masami Abe
雅美 阿部
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 携帯電話機などが備える高周波増幅器におい
て、簡単な構成でゲートバイアス電圧を適正に制御でき
るようにする。 【解決手段】 複数のエンハンスメント型電界効果トラ
ンジスタと複数の抵抗器とを組み合わせた構成とした高
周波電界効果トランジスタのゲートバイアス設定回路
と、高周波電界効果トランジスタの直流ドレイン電流を
測定する直流ドレイン電流測定手段と、この測定手段で
の測定値に基づいて複数のエンハンスメント型電界効果
トランジスタのスイッチングを制御する制御手段とを有
する構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば携帯電話機
などの無線通信機に適用して好適な高周波増幅器に関
し、特に高周波増幅器のバイアス信号の調整技術に関す
る。
【0002】
【従来の技術】携帯電話機などの無線通信機が備える高
周波増幅器に使用される電界効果トランジスタは、プロ
セスにおける制御性の限界により、ピンチオフ電圧Vpf
はばらつきを持つ。このピンチオフ電圧Vpfのばらつき
は、ドレインバイアス電流のばらつきとなり、結果とし
て高周波特性のばらつきを引き起こす。従って、ドレイ
ンバイアス電流をある所望の電流値となるようにゲート
ソース電圧Vgsを調整する必要がある。
【0003】このドレインバイアス電流のばらつきを調
整する手段としては、例えば自己バイアス,帰還バイア
スなどのバイアス安定化回路が用いられる。これらの手
段は、小信号増幅器に有効な方法であるが、電力増幅器
のような大信号増幅器では、バイアス安定化回路を適用
することは困難である。即ち、電力増幅器のような大信
号増幅器は、大信号動作であるため、増幅器の入力レベ
ルにより直流ドレイン電流を変化させる場合があるが、
このような場合には対処できない。また、ドレイン回路
に抵抗を挿入すると、ドレイン電流が大きい場合に、そ
の抵抗でのドレイン−ソース間電圧が降下し、高い出力
電力を得ることができず、効率も低下する。
【0004】従って、従来の電力増幅器のような大信号
増幅器では、ゲートソース電圧Vgsの調整を行うため
に、図5に示す回路や、図6に示す回路が適用されてい
た。図5の回路構成について説明すると、入力端子1に
得られる信号を、入力整合回路2を介して、増幅素子で
ある電界効果トランジスタQ1のゲートに供給する。こ
のトランジスタQ1のゲートには、ゲートソース電圧V
gsの印加回路が接続してある。即ち、ゲートバイアス
電圧Vggが得られるゲートバイアス電圧入力端子3を、
抵抗器R1,R2と可変抵抗器VR1との直列回路を介
して接地し、抵抗器R1と抵抗器R2との接続中点を、
トランジスタQ1のゲートに接続する。
【0005】トランジスタQ1のソースを接地し、ドレ
インを出力整合回路4を介して出力端子5に接続する。
ここで、トランジスタQ1のドレインには、ドレインバ
イアス回路6が接続してある。このドレインバイアス回
路6は、所定の電源Bから得られる電圧Vddを、ドレイ
ン側に供給する回路で、ここではコイル及びコンデンサ
で構成される。ドレインバイアス回路6と電源Bとの間
には、ドレイン電流測定手段7が接続してあり、ドレイ
ン電流Idsを測定する。
【0006】かかる構成の増幅器は、ゲートバイアス電
圧Vggが抵抗器R1,R2,VR1で分圧されて、ゲー
トソース電圧VgsとしてトランジスタQ1のゲートに供
給される。ここで、この回路でのゲートソース電圧Vgs
の調整としては、ドレイン電流測定手段7で測定される
ドレイン電流Idsを調整者が判断しながら、可変抵抗器
VR1を手動で調整することで、適正なゲートソース電
圧Vgsとすることができる。このように手動で調整する
のは手間がかかるので、自動的に調整される回路とし
て、図6に示す回路が提案されている。
【0007】図6の回路は、入力端子1から入力整合回
路2,電界効果トランジスタQ1,出力整合回路4を介
して出力端子5までの構成は、図5の回路と同じであ
り、トランジスタQ1のドレインにドレインバイアス回
路6が接続してある構成についても、図5の回路と同じ
である。但し、図6の回路の場合には、ドレイン電流測
定手段7で測定される電流値のデータが制御回路8に供
給されて、この制御回路8で判断される。
【0008】この制御回路8はマイクロコンピュータな
どの演算手段で構成され、この制御回路8の制御でデジ
タル/アナログ変換器(DAC)9の出力電圧が設定さ
れるようにしてあり、ドレイン電流測定手段7で測定さ
れる電流値に応じて、デジタル/アナログ変換器9の制
御を行う。デジタル/アナログ変換器9の出力電圧は、
端子9aから抵抗器R3を介してトランジスタQ1のゲ
ートに供給される。
【0009】この図6の構成の回路の場合には、制御回
路8の制御でデジタル/アナログ変換器9の出力電圧を
任意の初期状態に設定して、ドレイン電流測定手段7で
測定される電流値のデータを制御回路8で判断して、そ
の判断した電流値から、所望のドレイン電流を得るゲー
ト電圧値を推定し、デジタル/アナログ変換器9の出力
レベルの制御を行う。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】図6に示す回路構成と
することで、自動的にゲート電圧値を適正な値に制御す
ることができるが、この図6の回路構成は制御のための
回路規模が大きく、構成が複雑である問題があった。即
ち、制御回路8が出力する制御データをアナログの電圧
レベルに変換するデジタル/アナログ変換器が必要であ
るが、このデジタル/アナログ変換器は制御回路8とは
別体の集積回路で構成する必要があり、回路規模が大き
く、増幅器が大型化すると共に、増幅器の消費電力が大
きくなる問題があり、また増幅器の製造コストが高くな
ってしまう。
【0011】本発明はかかる点に鑑み、この種の高周波
増幅器において、簡単な構成でゲートバイアス電圧を適
正に制御できるようにすることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
めに本発明は、複数のエンハンスメント型電界効果トラ
ンジスタと複数の抵抗器とを組み合わせた構成とした高
周波増幅用電界効果トランジスタのゲートバイアス設定
回路と、高周波増幅用電界効果トランジスタの直流ドレ
イン電流を測定する直流ドレイン電流測定手段と、この
測定手段での測定値に基づいて複数のエンハンスメント
型電界効果トランジスタのスイッチングを制御する制御
手段とを有する構成としたものである。
【0013】かかる構成とすることで、複数のエンハン
スメント型電界効果トランジスタの制御で、ゲートバイ
アス回路の抵抗器の接続状態が変化して、高周波増幅用
電界効果トランジスタに印加されるゲートバイアスが対
応した値となり、高周波増幅用電界効果トランジスタの
ゲートバイアスを適正なレベルに制御することができ
る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を、図1
〜図3を参照して説明する。
【0015】本例においては、無線電話システム用の携
帯電話機に適用される高周波増幅器に適用したもので、
図1はその全体構成を示す。図1の回路を説明すると、
入力端子11に得られる入力信号を、入力整合回路12
を介して、増幅素子である電界効果トランジスタQ11
のゲートに供給する。この電界効果トランジスタQ11
は、高周波特性の優れた電界効果トランジスタが使用さ
れ、この高周波増幅用電界効果トランジスタQ11のゲ
ートには、後述するゲートソース電圧Vgsの印加回路を
構成する抵抗器R11と抵抗器R12の接続点が接続し
てある。
【0016】そして、トランジスタQ11のソースを接
地し、ドレインを出力整合回路13を介して出力端子1
4に接続する。ここで、トランジスタQ11のドレイン
には、ドレインバイアス回路15が接続してある。この
ドレインバイアス回路15は、所定の電源Bから得られ
る電圧Vddを、ドレイン側に供給する回路で、ここでは
コイル及びコンデンサで構成される。ドレインバイアス
回路15と電源Bとの間には、ドレイン電流測定手段1
6が接続してあり、ドレイン電流Idsを測定し、その測
定データを制御回路20に供給する。
【0017】制御回路20は、マイクロコンピュータな
どの演算手段で構成される中央制御装置(CPU)21
と、この中央制御装置21での演算処理に使用するデー
タを記憶するメモリ22と、データの入力部23及び出
力部24とが、バスラインを介して接続してあり、入力
部23に得られるデータを中央制御装置21が判断し
て、出力部24から出力させる制御データを生成させ
る。
【0018】出力部24から出力させる制御データとし
ては、3個の電界効果トランジスタQ12,Q13,Q
14のオン・オフを個別に制御するデータ(スイッチン
グ制御信号)としてあり、各トランジスタ用の制御デー
タを、抵抗器R13,R15,R17を介して、個別に
電界効果トランジスタQ12,Q13,Q14のゲート
に供給する。ここで、この3個の電界効果トランジスタ
Q12,Q13,Q14は、エンハンスメント型電界効
果トランジスタで構成され、ソース・ドレイン間のオン
・オフがゲートに得られるスイッチング制御信号(オン
状態のときハイレベル信号となりオフ状態のときローレ
ベル信号となる信号)により制御される。
【0019】そして、ゲートバイアス電圧Vggが得られ
るゲートバイアス電圧入力端子17が、3個のトランジ
スタQ12,Q13,Q14のソースと接続してある。
各トランジスタQ12,Q13,Q14のドレインに
は、それぞれ別に抵抗器R14,R16,R18の一端
が接続してあり、各抵抗器R14,R16,R18の他
端が共通に接続してある。この抵抗器R14,R16,
R18の接続点には、抵抗器R11の一端が接続してあ
り、この抵抗器R11の他端が、増幅素子であるトラン
ジスタQ11のゲートに接続してある。そして、このト
ランジスタQ11のゲートを、抵抗器R12を介して接
地してある。
【0020】このようにゲートバイアス電圧入力端子1
7からトランジスタQ11のゲートまでの回路が構成さ
れることで、3個のエンハンスメント型電界効果トラン
ジスタQ12,Q13,Q14のオン・オフにより、ト
ランジスタQ11のゲートバイアス電圧を変化させるこ
とができる。即ち、例えば3個のトランジスタQ12,
Q13,Q14が全てオン状態のときには、端子17と
抵抗器R11との間に、3個の抵抗器R14,R16,
R18の並列回路が接続され、各抵抗器R14,R1
6,R18の並列接続による合成抵抗値と、抵抗器R1
1,R12の抵抗値とで、端子17に得られるゲートバ
イアス電圧Vggが分圧されて、トランジスタQ11のゲ
ートに印加され、対応したゲートバイアス電圧が設定さ
れる。
【0021】また、トランジスタQ12,Q13,Q1
4の内のいずれか2個のトランジスタをオン状態とした
とき、或いはいずれか1個のトランジスタをオン状態と
したときには、それぞれ抵抗器R14,R16,R18
の内のいずれか2個による並列回路又はいずれか1個だ
けによる回路が構成されて、これらの回路による抵抗値
と、抵抗器R11,R12の抵抗値とで、端子17に得
られるゲートバイアス電圧Vggが分圧されて、トランジ
スタQ11のゲートに印加され、対応したゲートバイア
ス電圧が設定される。なお、各抵抗器R14,R16,
R18は同じ抵抗値でも良いが、それぞれ異なる抵抗値
を設定して、ゲートバイアス電圧が細かく設定できるよ
うにしても良い。
【0022】次に、本例の回路にて制御回路20の制御
でゲートバイアス電圧を設定する際の処理を、図2のフ
ローチャートを参照して説明する。まず、制御回路20
の中央制御装置21は、各トランジスタQ12,Q1
3,Q14のスイッチング制御状態を、予め設定された
初期状態として、ゲートソース電圧Vgsを初期電圧Vgs
0に設定する(ステップ101)。ここで、このゲート
ソース電圧Vgsを初期電圧Vgs0としたときに、ドレイ
ン電流測定手段16で測定されるドレイン電流Idsq を
中央制御装置21が判断する(ステップ102)。この
とき判断されたドレイン電流Idsq を基準として、所望
のドレイン電流Idsq となるときのゲートソース電圧V
gsを算出する(ステップ103)。
【0023】この中央制御装置21でのゲートソース電
圧Vgsの算出としては、制御回路20内のメモリ22に
記憶されたゲートソース電圧Vgsとドレイン電流Idsと
の対応関係のテーブルを使用して行う。図3のグラフ
は、この対応関係のテーブルの例を示し、縦軸がゲート
ソース電圧Vgsで、横軸がドレイン電流Idsで、この例
では測定されるドレイン電流Idsの増大に伴って、ゲー
トソース電圧Vgsが直線的に減少している。
【0024】このメモリ22の記憶データを使用して、
設定するゲートソース電圧Vgsが算出されると、そのゲ
ートソース電圧Vgsを設定するために必要なスイッチン
グ制御信号に変換する(ステップ104)。このスイッ
チング制御信号が得られると、そのスイッチング制御信
号を出力部24から各トランジスタQ12,Q13,Q
14に供給して、各トランジスタQ12,Q13,Q1
4の導通状態を対応した状態に制御する(ステップ10
5)。
【0025】この各トランジスタQ12,Q13,Q1
4のスイッチング状態の該当する制御により、端子17
からのゲートバイアス電圧Vggが、そのときに接続され
た抵抗器に基づいた抵抗値で分圧されて、高周波増幅用
電界効果トランジスタQ11のゲートに供給され、ゲー
トバイアス電圧を適切な値に設定できる。
【0026】このように本例の回路によると、制御回路
20の制御で、ゲートバイアス電圧を自動的に適切な値
に設定して、最適なドレイン電流が得られる状態とする
ことができる。この場合、本例においては制御回路20
からゲートバイアス設定回路を構成するトランジスタQ
12,Q13,Q14に供給する制御信号(スイッチン
グ制御信号)として、そのトランジスタの数に対応した
ビット数(ここでは3ビット)のデータで良く、制御構
成が簡単であると共に、ゲートバイアス設定回路自体の
構成としても、電圧可変範囲に対応した数(ここでは3
個)のエンハンスメント型電界効果トランジスタと、そ
のトランジスタに接続された抵抗器だけで良く、非常に
簡単な構成とすることができ、例えば増幅器を構成する
集積回路に一体に構成させることが可能で、増幅器を小
型に構成することができる。また、消費電力の点から
も、別体のデジタル/アナログ変換器などでバイアス電
圧を設定する場合に比べ、低消費電力化を図ることがで
きる。
【0027】なお、予測されるゲートバイアス電圧の設
定範囲に応じて、ゲートバイアス設定回路を構成するト
ランジスタ(図1のトランジスタQ12,Q13,Q1
4)とそのトランジスタに接続された抵抗器の数は、適
当な数に設定すれば良い。
【0028】また、ゲートバイアス設定回路を構成する
トランジスタは、電界効果トランジスタを使用する場合
には、トランジスタの電圧・電流特性の点から、それぞ
れをエンハンスメント型電界効果トランジスタとする必
要があり、ディプレッション型電界効果トランジスタは
適用できない。
【0029】また、図1の例では複数の抵抗器R14,
R16,R18の並列回路で、ゲートバイアス電圧を変
化させる構成としたが、直列に複数の抵抗器を接続し
て、それぞれの抵抗器と並列にトランジスタを接続し
て、そのトランジスタの制御でゲートバイアス電圧を変
化させるようにしても良い。図4はこの場合の構成例を
示す図で、ゲートバイアス電圧入力端子17を、抵抗器
R22,R24,R26の直列回路を介して、抵抗器R
11の一端に接続し、この抵抗器R11の他端を高周波
増幅用電界効果トランジスタQ11のゲートに接続す
る。そして、制御回路20の出力部24から出力される
3ビットのスイッチング制御信号を、各ビット毎に別の
抵抗器R21,R23,R25を介して、3個のエンハ
ンスメント型電界効果トランジスタQ15,Q16,Q
17のゲートに個別に供給する。この3個のトランジス
タQ15,Q16,Q17のソース及びドレインは、そ
れぞれR22,R24,R26の一端及び他端に接続す
る。
【0030】その他の部分については、図1に示した増
幅器の回路と同様に構成する。
【0031】この図4に示す回路の場合には、各トラン
ジスタQ15,Q16,Q17がオン状態であるとき、
そのトランジスタと並列に接続された抵抗器(R22,
R24又はR26)の抵抗値が無視される状態となり、
各トランジスタQ15,Q16,Q17のスイッチング
状態を個別に制御回路20で制御することで、トランジ
スタQ11のゲートバイアス電圧を変化させることがで
きる。従って、図2に示したフローチャートと同様の制
御処理を制御回路20が行うことで、制御回路20が判
断した初期状態でのドレイン電流に基づいて、適切なゲ
ートバイアス電圧を設定することができ、上述した図1
の例の場合と同様の効果が得られる。なお、この図4に
示す構成の場合にも、ゲートバイアス設定回路を構成す
るトランジスタ(図4のトランジスタQ15,Q16,
Q17)や抵抗器の数を、予測されるゲートバイアス電
圧の設定範囲に応じて、適宜選定すれば良い。
【0032】
【発明の効果】本発明によると、複数のエンハンスメン
ト型電界効果トランジスタのオン・オフを制御するだけ
の簡単な制御構成で、ゲートバイアス電圧を印加する回
路の抵抗器の接続状態が変化し、高周波増幅用電界効果
トランジスタのゲートバイアスを適正なレベルに制御す
ることができ、自動的にゲートバイアスを適正なレベル
に設定できる高周波増幅器の回路規模を小さくでき、高
周波増幅器の小型化,低消費電力化及び低コスト化を図
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成を示す回路図である。
【図2】一実施例による制御処理を示すフローチャート
である。
【図3】一実施例によるメモリの記憶データの例を示す
特性図である。
【図4】本発明の他の実施例の構成を示す回路図であ
る。
【図5】従来の高周波増幅器の一例を示す回路図であ
る。
【図6】従来の高周波増幅器の他の例を示す回路図であ
る。
【符号の説明】
11 入力端子、12 入力整合回路、13 出力整合
回路、14 出力端子、15 ドレインバイアス回路、
16 ドレイン電流測定手段、17 ゲートバイアス電
圧入力端子、20 制御回路、21 中央制御部、22
メモリ、Q11高周波増幅用電界効果トランジスタ、Q
12〜Q17 エンハンスメント型電界効果トランジス
タ、R11〜R18,R21〜R26 抵抗器

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高周波増幅用電界効果トランジスタのゲ
    ートに得られる信号を増幅して、その増幅信号をドレイ
    ンから得る高周波増幅器において、 複数のエンハンスメント型電界効果トランジスタと複数
    の抵抗器とを組み合わせた構成とした上記高周波増幅用
    電界効果トランジスタのゲートバイアス設定回路と、 上記高周波増幅用電界効果トランジスタの直流ドレイン
    電流を測定する直流ドレイン電流測定手段と、 上記直流ドレイン電流測定手段での測定値に基づいて、
    上記複数のエンハンスメント型電界効果トランジスタの
    スイッチングを制御する制御手段とを有する高周波増幅
    器。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の高周波増幅器において、 複数のエンハンスメント型電界効果トランジスタと複数
    の抵抗器とを組み合わせた上記ゲートバイアス設定回路
    の構成として、 各エンハンスメント型電界効果トランジスタと抵抗器と
    の直列回路を、複数並列に接続した構成とし、 上記制御手段に予め用意されたテーブルにより、上記直
    流ドレイン電流測定手段での測定値を、上記複数のエン
    ハンスメント型電界効果トランジスタのスイッチング制
    御信号に変換し、その変換されたスイッチング制御信号
    により上記複数のエンハンスメント型電界効果トランジ
    スタを制御するようにした高周波増幅器。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の高周波増幅器において、 複数のエンハンスメント型電界効果トランジスタと複数
    の抵抗器とを組み合わせた上記ゲートバイアス設定回路
    の構成として、 各エンハンスメント型電界効果トランジスタと抵抗器と
    の並列回路を、複数直列に接続した構成とし、 上記制御手段に予め用意されたテーブルにより、上記直
    流ドレイン電流測定手段での測定値を、上記複数のエン
    ハンスメント型電界効果トランジスタのスイッチング制
    御信号に変換し、その変換されたスイッチング制御信号
    により上記複数のエンハンスメント型電界効果トランジ
    スタを制御するようにした高周波増幅器。
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