JP2001284972A - 高周波信号増幅装置、携帯電話機 - Google Patents
高周波信号増幅装置、携帯電話機Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】消費電力を切り換えを、外部回路からの簡単な
制御により行なう高周波信号増幅器及び携帯電話機を提
供する。 【解決手段】外部回路によりスイッチ17はオン、オフ
する。スイッチ17がオフ(制御端子Ictが開放)の場
合、トランジスタQ2のゲートに印加されるバイアス電
圧が2段階のうち低い方になる。その結果、トランジス
タQ2のドレインのバイアス電流は少なくなり、トラン
ジスタQ2のドレインのバイアス電流も少なくなる。ス
イッチ17がオン(制御端子Ictが接地の場合)、抵抗
R5は抵抗R4と並列に接続され、トランジスタQ2の
ゲートに印加されるバイアス電圧が2段階のうち高い方
になる。
制御により行なう高周波信号増幅器及び携帯電話機を提
供する。 【解決手段】外部回路によりスイッチ17はオン、オフ
する。スイッチ17がオフ(制御端子Ictが開放)の場
合、トランジスタQ2のゲートに印加されるバイアス電
圧が2段階のうち低い方になる。その結果、トランジス
タQ2のドレインのバイアス電流は少なくなり、トラン
ジスタQ2のドレインのバイアス電流も少なくなる。ス
イッチ17がオン(制御端子Ictが接地の場合)、抵抗
R5は抵抗R4と並列に接続され、トランジスタQ2の
ゲートに印加されるバイアス電圧が2段階のうち高い方
になる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話等におい
てマイクロ波帯等の高周波信号の増幅に使用される高周
波信号増幅器及びそれを用いた携帯電話機に関する。
てマイクロ波帯等の高周波信号の増幅に使用される高周
波信号増幅器及びそれを用いた携帯電話機に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯電話機の普及に連れて小型
化、軽量化とともに低消費電力化が進んでいる。
化、軽量化とともに低消費電力化が進んでいる。
【0003】携帯電話機における低消費化は、待ち受け
受信時だけでなく、電力消費が大きい送信時においても
図られている。
受信時だけでなく、電力消費が大きい送信時においても
図られている。
【0004】図7は、従来の携帯電話機における主要部
の構成を示すブロック図である。
の構成を示すブロック図である。
【0005】同図において、高周波信号増幅器71は、
入力端子Pinからの高周波信号を送信レベルまで増幅し
て出力端子Poutから方向性結合器74を介してアンテナ
から送信する。その際、高周波信号増幅器71は、高精
度電圧制御回路72から入力される制御電圧Vggに応じ
て消費電流を2段階に切り換えられるよう構成されてい
る。
入力端子Pinからの高周波信号を送信レベルまで増幅し
て出力端子Poutから方向性結合器74を介してアンテナ
から送信する。その際、高周波信号増幅器71は、高精
度電圧制御回路72から入力される制御電圧Vggに応じ
て消費電流を2段階に切り換えられるよう構成されてい
る。
【0006】すなわち、高周波信号増幅器71の送信出
力の一部分は方向性結合器74により抜き出される。抜
き出された信号は、検波回路75によって交流信号から
直流信号に変換され、さらにA/Dコンバータ76によ
りディジタルデータに変換される、制御部73に入力さ
れる。制御部73は、ディジタルデータが示す送信出力
レベルに応じて高精度電圧制御回路72に2種類の制御
電圧Vgg生成させる制御を行なう。この制御は、制御部
73はPWM(Pulse Width Modulation)信号を高精度電
圧制御回路72に出力し、そのパルス幅を制御すること
による。
力の一部分は方向性結合器74により抜き出される。抜
き出された信号は、検波回路75によって交流信号から
直流信号に変換され、さらにA/Dコンバータ76によ
りディジタルデータに変換される、制御部73に入力さ
れる。制御部73は、ディジタルデータが示す送信出力
レベルに応じて高精度電圧制御回路72に2種類の制御
電圧Vgg生成させる制御を行なう。この制御は、制御部
73はPWM(Pulse Width Modulation)信号を高精度電
圧制御回路72に出力し、そのパルス幅を制御すること
による。
【0007】図8は、単体の部品として利用されている
代表的な高周波信号増幅器71の構成を示す回路図であ
る。同図においてQ1、Q2は電力増幅を行う高周波ト
ランジスタである。MN1〜MN3はそれぞれ入力・段
間・出力の整合回路(マッチング・ネットワーク)であ
る。L1、L2はそれぞれQ1、Q2のドレインにバイ
アス電流を供給するためのバイアス回路のインダクタで
ある。
代表的な高周波信号増幅器71の構成を示す回路図であ
る。同図においてQ1、Q2は電力増幅を行う高周波ト
ランジスタである。MN1〜MN3はそれぞれ入力・段
間・出力の整合回路(マッチング・ネットワーク)であ
る。L1、L2はそれぞれQ1、Q2のドレインにバイ
アス電流を供給するためのバイアス回路のインダクタで
ある。
【0008】R1、R2は、高精度電圧制御回路72か
ら供給されるVggを分圧し、その分圧値をQ1のゲート
にバイアス電圧として印加する。このバイアス電圧によ
りQ1のドレインのバイアス電流(消費電力)が増減す
る。
ら供給されるVggを分圧し、その分圧値をQ1のゲート
にバイアス電圧として印加する。このバイアス電圧によ
りQ1のドレインのバイアス電流(消費電力)が増減す
る。
【0009】R3、R4は、R1、R2と同様であるの
で説明を省略する。
で説明を省略する。
【0010】また、Pinは高周波信号入力端子、Poutは
増幅された高周波信号の出力端子、Vd1、Vd2は電源端子
であり、例えば共に3.6Vが供給される。Vggは、Q
1、Q2のゲートバイアス電圧を制御するための制御電
圧が入力される端子(又は電圧)である。Q1、Q2が
MESFET(metal semiconductor FET)等の場合
は、Vggは負電圧である。例えば、制御電圧Vggは−2.
5V、−2.6Vなどである。
増幅された高周波信号の出力端子、Vd1、Vd2は電源端子
であり、例えば共に3.6Vが供給される。Vggは、Q
1、Q2のゲートバイアス電圧を制御するための制御電
圧が入力される端子(又は電圧)である。Q1、Q2が
MESFET(metal semiconductor FET)等の場合
は、Vggは負電圧である。例えば、制御電圧Vggは−2.
5V、−2.6Vなどである。
【0011】図9は、送信出力と制御電圧Vggとを示す
タイムチャートである。同図において、A/Dコンバー
タ76から出力されるディジタルデータは、高周波信号
増幅器71の送信出力レベルを示している。同図では、
高出力、低出力、高出力と順次切り換えられた場合を示
している。この切換えは、制御部73により制御されて
いる。
タイムチャートである。同図において、A/Dコンバー
タ76から出力されるディジタルデータは、高周波信号
増幅器71の送信出力レベルを示している。同図では、
高出力、低出力、高出力と順次切り換えられた場合を示
している。この切換えは、制御部73により制御されて
いる。
【0012】制御電圧Vggは、送信出力が高出力から低
出力に変化したときに−2.5Vから−2.6Vに変更
され、低出力から高出力に変化したときに−2.6Vか
ら−2.5Vに変更される。これにより、Q1、Q2の
ゲートバイアス電圧が切り換えてられ、その結果、低出
力時にはドレインのバイアス電流を低く押さえることが
でき消費電流を低減している。
出力に変化したときに−2.5Vから−2.6Vに変更
され、低出力から高出力に変化したときに−2.6Vか
ら−2.5Vに変更される。これにより、Q1、Q2の
ゲートバイアス電圧が切り換えてられ、その結果、低出
力時にはドレインのバイアス電流を低く押さえることが
でき消費電流を低減している。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
技術における高周波信号増幅器71によれば、制御電圧
Vggの電圧値には高い精度(+/−20mV程度)が要
求されるため、高精度の制御電圧Vggを切り換える必要
があり、高精度電圧制御回路72のコストが高く、制御
部73の処理負荷が重いという問題がある。
技術における高周波信号増幅器71によれば、制御電圧
Vggの電圧値には高い精度(+/−20mV程度)が要
求されるため、高精度の制御電圧Vggを切り換える必要
があり、高精度電圧制御回路72のコストが高く、制御
部73の処理負荷が重いという問題がある。
【0014】具体的には、高精度電圧制御回路72は制
御部73から供給されるPWM信号を平滑化する回路で
あり、制御部73は2種類のPWM信号を生成するCP
Uで構成される。高精度電圧制御回路72は受動回路で
あるが精度の高い部品を使用することのコストと、製造
時の調整コストとが高い。また、制御部73は精度良く
PWM信号を高精度電圧制御回路72に供給し続ける必
要があるため、処理負荷が大きい。
御部73から供給されるPWM信号を平滑化する回路で
あり、制御部73は2種類のPWM信号を生成するCP
Uで構成される。高精度電圧制御回路72は受動回路で
あるが精度の高い部品を使用することのコストと、製造
時の調整コストとが高い。また、制御部73は精度良く
PWM信号を高精度電圧制御回路72に供給し続ける必
要があるため、処理負荷が大きい。
【0015】本発明は、消費電力の切り換えを、高精度
の制御電圧を必要とせず、外部回路からの簡単な制御に
より実現する高周波信号増幅器及び携帯電話機を提供す
ることを目的とする。
の制御電圧を必要とせず、外部回路からの簡単な制御に
より実現する高周波信号増幅器及び携帯電話機を提供す
ることを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明の高周波信号増幅回路は増幅回路を1つの部品内
に2つ以上備え、それらの増幅回路により段階的に高周
波信号を増幅する高周波信号増幅装置であって、増幅回
路の各々は、前記部品の入力端子から入力された高周波
信号又は前段の増幅回路から入力された高周波信号を増
幅するトランジスタと、固定電位の電源ラインと接地ラ
イン間の電圧を分圧し、その分圧値をバイアス電圧とし
てトランジスタの高周波信号入力端子に印加する分圧回
路とを備える。ここで、少なくとも最終段の増幅回路
は、その内部のトランジスタの高周波信号入力端子と部
品の入力端子として設けられた制御端子とを接続するイ
ンピーダンス素子を備え、前記制御端子が外部回路によ
って開放された場合と接地ラインに接続された場合と
で、少なくとも最終段におけるトランジスタのバイアス
電流が増減する。
本発明の高周波信号増幅回路は増幅回路を1つの部品内
に2つ以上備え、それらの増幅回路により段階的に高周
波信号を増幅する高周波信号増幅装置であって、増幅回
路の各々は、前記部品の入力端子から入力された高周波
信号又は前段の増幅回路から入力された高周波信号を増
幅するトランジスタと、固定電位の電源ラインと接地ラ
イン間の電圧を分圧し、その分圧値をバイアス電圧とし
てトランジスタの高周波信号入力端子に印加する分圧回
路とを備える。ここで、少なくとも最終段の増幅回路
は、その内部のトランジスタの高周波信号入力端子と部
品の入力端子として設けられた制御端子とを接続するイ
ンピーダンス素子を備え、前記制御端子が外部回路によ
って開放された場合と接地ラインに接続された場合と
で、少なくとも最終段におけるトランジスタのバイアス
電流が増減する。
【0017】また、前記高周波回路において最終段の前
段の増幅回路は、前記制御端子とを接続する第2インピ
ーダンス素子を備えるようにしてもよい。
段の増幅回路は、前記制御端子とを接続する第2インピ
ーダンス素子を備えるようにしてもよい。
【0018】また、高周波回路において最終段の前段の
増幅回路は、その内部のトランジスタの高周波信号入力
端子と、入力端子として設けられた第2制御端子とを接
続する第2インピーダンス素子を備えてもよい。
増幅回路は、その内部のトランジスタの高周波信号入力
端子と、入力端子として設けられた第2制御端子とを接
続する第2インピーダンス素子を備えてもよい。
【0019】本発明の携帯電話機は、送信出力レベルを
制御する携帯電話機であって、上記の高周波信号増幅装
置と、前記制御端子と接地ラインとの間に接続されたス
イッチ素子と、最終段のトランジスタによる高周波信号
の送信出力レベルに応じてスイッチ素子をオン及びオフ
する制御手段とを備える。
制御する携帯電話機であって、上記の高周波信号増幅装
置と、前記制御端子と接地ラインとの間に接続されたス
イッチ素子と、最終段のトランジスタによる高周波信号
の送信出力レベルに応じてスイッチ素子をオン及びオフ
する制御手段とを備える。
【0020】
【発明の実施の形態】<携帯電話機の構成>図1は、本
発明の第1の実施の形態における携帯電話機の主要部の
構成を示すブロック図である。
発明の第1の実施の形態における携帯電話機の主要部の
構成を示すブロック図である。
【0021】同図において、携帯電話機は、高周波信号
増幅器11、固定電源12、制御部13、方向性結合器
14、検波回路15、A/Dコンバータ16、スイッチ
17を備える。
増幅器11、固定電源12、制御部13、方向性結合器
14、検波回路15、A/Dコンバータ16、スイッチ
17を備える。
【0022】高周波信号増幅器11は、2つのトランジ
スタを内部に有し、入力端子Pinから入力される高周波
信号を段階的に増幅して出力端子Poutから方向性結合器
74を介してアンテナから送出する。その際、高周波信
号増幅器11は、制御端子Ictがスイッチ17によって
接地されるか開放されるかに応じて消費電力を2段階に
切り換えるよう構成されている。
スタを内部に有し、入力端子Pinから入力される高周波
信号を段階的に増幅して出力端子Poutから方向性結合器
74を介してアンテナから送出する。その際、高周波信
号増幅器11は、制御端子Ictがスイッチ17によって
接地されるか開放されるかに応じて消費電力を2段階に
切り換えるよう構成されている。
【0023】固定電源12は、固定電位の電源、つまり
高周波信号増幅器11内部のトランジスタのゲートバイ
アス電圧を供給するための固定電圧Vggを生成する。例
えば3端子レギュレータでよい。また固定電圧Vggは、
−2.5Vとする。
高周波信号増幅器11内部のトランジスタのゲートバイ
アス電圧を供給するための固定電圧Vggを生成する。例
えば3端子レギュレータでよい。また固定電圧Vggは、
−2.5Vとする。
【0024】制御部13は、マイクロコンピュータであ
り、A/Dコンバータ16から高周波信号増幅器11の
送信出力レベルを示すディジタルデータが入力され、そ
の送信出力レベルがしきい値よりも高い場合にはスイッ
チ17をオンし、低い場合にはオフにする。
り、A/Dコンバータ16から高周波信号増幅器11の
送信出力レベルを示すディジタルデータが入力され、そ
の送信出力レベルがしきい値よりも高い場合にはスイッ
チ17をオンし、低い場合にはオフにする。
【0025】方向性結合器14は、高周波信号増幅器1
1の送信出力の一部分を抜き出して検波回路15出力す
る。
1の送信出力の一部分を抜き出して検波回路15出力す
る。
【0026】検波回路15は、方向性結合器14からの
交流信号を直流信号に変換する。この直流信号は送信出
力レベルを意味する。
交流信号を直流信号に変換する。この直流信号は送信出
力レベルを意味する。
【0027】A/Dコンバータ16は、検波回路15か
らの直流信号をディジタルデータに変換し制御部13に
出力する。 <高周波信号増幅器の構成>図2は、単体の部品として
利用されている高周波信号増幅器11の構成を示す回路
図である。図中、Pinは高周波信号入力端子、Poutは増
幅された高周波信号の出力端子、Vd1、Vd2は電源端子で
あり、例えば共に3.6Vが供給される。Vggは固定電
位が入力される端子(又は固定電圧)である。Ictは消
費電力を切り換えるための制御端子であり、スイッチ1
7により開放又は接地される。
らの直流信号をディジタルデータに変換し制御部13に
出力する。 <高周波信号増幅器の構成>図2は、単体の部品として
利用されている高周波信号増幅器11の構成を示す回路
図である。図中、Pinは高周波信号入力端子、Poutは増
幅された高周波信号の出力端子、Vd1、Vd2は電源端子で
あり、例えば共に3.6Vが供給される。Vggは固定電
位が入力される端子(又は固定電圧)である。Ictは消
費電力を切り換えるための制御端子であり、スイッチ1
7により開放又は接地される。
【0028】同図においてQ1、Q2は電力増幅を行う
高周波トランジスタである。
高周波トランジスタである。
【0029】MN1〜MN3はそれぞれインピーダンス
整合用に挿入された整合回路(マッチング・ネットワー
ク)である。
整合用に挿入された整合回路(マッチング・ネットワー
ク)である。
【0030】L1、L2は電源端子Vd1、Vd2とトランジ
スタQ1、Q2のドレイン端子の間にそれぞれ設けら
れ、トランジスタQ1、Q2のドレインにバイアス電流
をそれぞれ供給するためのインダクタである。
スタQ1、Q2のドレイン端子の間にそれぞれ設けら
れ、トランジスタQ1、Q2のドレインにバイアス電流
をそれぞれ供給するためのインダクタである。
【0031】R1及びR2は、分圧回路を形成する抵抗
であり、固定電源12から供給される固定電圧Vggを分
圧し、その分圧値をトランジスタQ1のゲートにバイア
ス電圧として印加する。分圧回路である。
であり、固定電源12から供給される固定電圧Vggを分
圧し、その分圧値をトランジスタQ1のゲートにバイア
ス電圧として印加する。分圧回路である。
【0032】R3及びR4は、抵抗R1及びR2と同様
に、その分圧値をトランジスタQ2のゲートにバイアス
電圧として印加する分圧回路である。
に、その分圧値をトランジスタQ2のゲートにバイアス
電圧として印加する分圧回路である。
【0033】R5は、トランジスタQ2のゲートと制御
端子Ict間に接続され、スイッチ17のオン、オフに対
応してトランジスタQ2のゲートのバイアス電圧を2段
階に切り換えるための制御抵抗である。
端子Ict間に接続され、スイッチ17のオン、オフに対
応してトランジスタQ2のゲートのバイアス電圧を2段
階に切り換えるための制御抵抗である。
【0034】スイッチ17がオフの場合(制御端子Ict
が開放されたとき)、抵抗R5は開放され、トランジス
タQ2のゲートに印加されるバイアス電圧が2段階のう
ち低い方になる。その結果、トランジスタQ2のドレイ
ンのバイアス電流は少なくなるので、消費電力を低減し
ている。この場合、トランジスタQ2のドレインのバイ
アス電流は、低出力時に必要なだけの送信電力を供給し
ている。
が開放されたとき)、抵抗R5は開放され、トランジス
タQ2のゲートに印加されるバイアス電圧が2段階のう
ち低い方になる。その結果、トランジスタQ2のドレイ
ンのバイアス電流は少なくなるので、消費電力を低減し
ている。この場合、トランジスタQ2のドレインのバイ
アス電流は、低出力時に必要なだけの送信電力を供給し
ている。
【0035】スイッチ17がオンの場合(制御端子Ict
が接地されたとき)、抵抗R5は抵抗R4と並列に接続
され、トランジスタQ2のゲートに印加されるバイアス
電圧が2段階のうち高い方になる。その結果、トランジ
スタQ2のドレインのバイアス電流は多く流れるので、
高出力時に十分な送信電力を供給している。 <動作>以上のように構成された第1の実施の形態にお
ける携帯電話機について、その動作を説明する。
が接地されたとき)、抵抗R5は抵抗R4と並列に接続
され、トランジスタQ2のゲートに印加されるバイアス
電圧が2段階のうち高い方になる。その結果、トランジ
スタQ2のドレインのバイアス電流は多く流れるので、
高出力時に十分な送信電力を供給している。 <動作>以上のように構成された第1の実施の形態にお
ける携帯電話機について、その動作を説明する。
【0036】図3は、A/Dコンバータ16出力、固定
電位Vgg、制御端子Ictの状態を示すタイムチャートであ
る。同図において、Vthは、しきい値を示す。A/Dコ
ンバータ16出力は、高周波信号増幅器11の送信出力
レベルを示している。
電位Vgg、制御端子Ictの状態を示すタイムチャートであ
る。同図において、Vthは、しきい値を示す。A/Dコ
ンバータ16出力は、高周波信号増幅器11の送信出力
レベルを示している。
【0037】同図では、高周波信号増幅器11の送信出
力が高出力、低出力、高出力と順次切り換えられた場合
を示している。この切換えは、制御部13により制御さ
れている。
力が高出力、低出力、高出力と順次切り換えられた場合
を示している。この切換えは、制御部13により制御さ
れている。
【0038】送信出力レベルがしきい値Vthよりも高い
場合には、制御部13は、スイッチ17をオンにしてい
る。このとき制御端子Ictは接地されている。この場
合、ゲートに印加されるバイアス電圧が2段階のうち高
い方、トランジスタQ2のドレインのバイアス電流は多
い方になる。
場合には、制御部13は、スイッチ17をオンにしてい
る。このとき制御端子Ictは接地されている。この場
合、ゲートに印加されるバイアス電圧が2段階のうち高
い方、トランジスタQ2のドレインのバイアス電流は多
い方になる。
【0039】送信出力レベルがしきい値Vthよりも低く
なった場合には、制御部13は、スイッチ17をオンか
らオフに切り換える。これにより制御端子Ictは開放さ
れる。その結果、ゲートに印加されるバイアス電圧が低
くなり、トランジスタQ2のドレインのバイアス電流は
少なくなる。これにより高周波信号増幅器11における
消費電力が低減される。
なった場合には、制御部13は、スイッチ17をオンか
らオフに切り換える。これにより制御端子Ictは開放さ
れる。その結果、ゲートに印加されるバイアス電圧が低
くなり、トランジスタQ2のドレインのバイアス電流は
少なくなる。これにより高周波信号増幅器11における
消費電力が低減される。
【0040】さらに、送信出力レベルがしきい値Vthよ
りも高くなった場合には、制御部13は、スイッチ17
をオフからオンに切り換える。
りも高くなった場合には、制御部13は、スイッチ17
をオフからオンに切り換える。
【0041】以上説明してきたように、本実施の形態に
おける携帯電話機によれば、高周波信号増幅器11の消
費電力(特にトランジスタQ2のバイアス電流)の切り
換えを、スイッチ17のオン、オフの切り換え(制御端
子Ictの開放と接地の切り換え)いう簡単な制御で切り
換えることができる。
おける携帯電話機によれば、高周波信号増幅器11の消
費電力(特にトランジスタQ2のバイアス電流)の切り
換えを、スイッチ17のオン、オフの切り換え(制御端
子Ictの開放と接地の切り換え)いう簡単な制御で切り
換えることができる。
【0042】なお、本実施形態では高周波信号増幅器1
1内のトランジスタQ2に対して制御抵抗R5、制御端
子、外付けのスイッチを設けたが、トランジスタQ1に
も同様に制御抵抗、制御端子、付外けのスイッチを設け
る構成としてもよい。この場合、トランジスタQ1、Q
2それぞれのドレインのバイアス電流を調整することが
できるんで、4段階に消費電力を制御することができ
る。 <第2実施形態>図4は、本発明の第2の実施形態にお
ける高周波信号増幅器の構成を示す回路図である。同図
では、図2と同じ構成要素には同じ符号を付しているの
で、同じ点は説明を省略し、異なる点を中心に説明す
る。
1内のトランジスタQ2に対して制御抵抗R5、制御端
子、外付けのスイッチを設けたが、トランジスタQ1に
も同様に制御抵抗、制御端子、付外けのスイッチを設け
る構成としてもよい。この場合、トランジスタQ1、Q
2それぞれのドレインのバイアス電流を調整することが
できるんで、4段階に消費電力を制御することができ
る。 <第2実施形態>図4は、本発明の第2の実施形態にお
ける高周波信号増幅器の構成を示す回路図である。同図
では、図2と同じ構成要素には同じ符号を付しているの
で、同じ点は説明を省略し、異なる点を中心に説明す
る。
【0043】図4の高周波信号増幅器11は、図2と比
べて抵抗R6を追加した点と抵抗R5の異なる抵抗値を
持つ点とが異なっている。
べて抵抗R6を追加した点と抵抗R5の異なる抵抗値を
持つ点とが異なっている。
【0044】抵抗R6は、トランジスタQ1のゲートと
制御端子Ict間に接続され、スイッチ17のオン、オフ
に対応してトランジスタQ1のゲートのバイアス電圧を
2段階に切り換えるための制御抵抗である。
制御端子Ict間に接続され、スイッチ17のオン、オフ
に対応してトランジスタQ1のゲートのバイアス電圧を
2段階に切り換えるための制御抵抗である。
【0045】抵抗R5、R6の抵抗値は、低出力時のト
ランジスタQ1、Q2の各々に最適なドレイン電流を確
保できる値に設定される。
ランジスタQ1、Q2の各々に最適なドレイン電流を確
保できる値に設定される。
【0046】この構成によれば、トランジスタQ2だけ
でなく、トランジスタQ2、Q1の各ゲートのバイアス
電圧を共に切り換えるので、高出力時と低出力時とで、
トランジスタQ1、Q2のドレイン電流の双方を低減さ
せることができる。
でなく、トランジスタQ2、Q1の各ゲートのバイアス
電圧を共に切り換えるので、高出力時と低出力時とで、
トランジスタQ1、Q2のドレイン電流の双方を低減さ
せることができる。
【0047】なお、本実施形態における高周波信号増幅
器に、入力用の新たな制御端子をさらに追加し、外部に
新たなスイッチ18を設け、抵抗R6を制御端子Ictに
接続する代わりに新たな制御端子に接続し、制御部13
によりスイッチ18のオン、オフを制御するように構成
してもよい。この構成によれば、トランジスタQ1、Q
2のゲートのバイアス電圧を個別に切り換えることがで
きるので、スイッチ17、18のオン、オフの組み合わ
せに応じて消費電力を4段階に切り換えることができ
る。 <第3実施形態>図5は、本発明の第3の実施形態にお
ける高周波信号増幅器の構成を示す回路図である。同図
では、図2と同じ構成要素には同じ符号を付しているの
で、同じ点は説明を省略し、異なる点を中心に説明す
る。
器に、入力用の新たな制御端子をさらに追加し、外部に
新たなスイッチ18を設け、抵抗R6を制御端子Ictに
接続する代わりに新たな制御端子に接続し、制御部13
によりスイッチ18のオン、オフを制御するように構成
してもよい。この構成によれば、トランジスタQ1、Q
2のゲートのバイアス電圧を個別に切り換えることがで
きるので、スイッチ17、18のオン、オフの組み合わ
せに応じて消費電力を4段階に切り換えることができ
る。 <第3実施形態>図5は、本発明の第3の実施形態にお
ける高周波信号増幅器の構成を示す回路図である。同図
では、図2と同じ構成要素には同じ符号を付しているの
で、同じ点は説明を省略し、異なる点を中心に説明す
る。
【0048】図5の高周波信号増幅器は、図2と比べて
抵抗R6と新たな制御端子とを追加した点と、抵抗R5
が異なる抵抗値である点とが異なっている。さらに新た
な制御端子にはスイッチ18が接続される点と、スイッ
チ18のオン、オフも外部回路(制御部13)が制御す
る点とが異なっている。
抵抗R6と新たな制御端子とを追加した点と、抵抗R5
が異なる抵抗値である点とが異なっている。さらに新た
な制御端子にはスイッチ18が接続される点と、スイッ
チ18のオン、オフも外部回路(制御部13)が制御す
る点とが異なっている。
【0049】抵抗R6は、トランジスタQ2のゲートと
制御端子間に接続され、スイッチ18のオン、オフに対
応してトランジスタQ2のゲートのバイアス電圧を切り
換えるための制御抵抗である。抵抗R6は、抵抗R5の
抵抗値と異なるものとする。
制御端子間に接続され、スイッチ18のオン、オフに対
応してトランジスタQ2のゲートのバイアス電圧を切り
換えるための制御抵抗である。抵抗R6は、抵抗R5の
抵抗値と異なるものとする。
【0050】制御部13は、第1〜第3のしきい値を記
憶し、A/Dコンバータ16から得られる送信信号レベ
ルと各しきい値との比較結果に応じて、スイッチ17、
18をオン、オフする。その結果、スイッチ17、18
のオン、オフの組み合わせにより、トランジスタQ2の
ゲートのバイアス電圧が4段階に切り換えられる。
憶し、A/Dコンバータ16から得られる送信信号レベ
ルと各しきい値との比較結果に応じて、スイッチ17、
18をオン、オフする。その結果、スイッチ17、18
のオン、オフの組み合わせにより、トランジスタQ2の
ゲートのバイアス電圧が4段階に切り換えられる。
【0051】この構成によれば、スイッチ17、18の
オン、オフの組み合わせにより、トランジスタQ2のゲ
ートのバイアス電圧を4段階に切り換えることができ、
その結果、トランジスタQ2のドレインのバイアス電流
も4段階に切り換えることができる。すなわち、高周波
信号増幅器11は、2つの制御端子の開放、接地の組み
合わせにより、その消費電力を送信出力レベルに応じて
段階的に切り換えることができる。 <第4実施形態>図6は、本発明の第4の実施形態にお
ける高周波信号増幅器の構成を示す回路図である。同図
では、図5と同じ構成要素には同じ符号を付しているの
で、同じ点は説明を省略し、異なる点を中心に説明す
る。
オン、オフの組み合わせにより、トランジスタQ2のゲ
ートのバイアス電圧を4段階に切り換えることができ、
その結果、トランジスタQ2のドレインのバイアス電流
も4段階に切り換えることができる。すなわち、高周波
信号増幅器11は、2つの制御端子の開放、接地の組み
合わせにより、その消費電力を送信出力レベルに応じて
段階的に切り換えることができる。 <第4実施形態>図6は、本発明の第4の実施形態にお
ける高周波信号増幅器の構成を示す回路図である。同図
では、図5と同じ構成要素には同じ符号を付しているの
で、同じ点は説明を省略し、異なる点を中心に説明す
る。
【0052】図6は、図5と比べて、抵抗R7を追加し
た点が異なる。R7は、第3の実施の形態におけるR6
と同じ役割を果たす。
た点が異なる。R7は、第3の実施の形態におけるR6
と同じ役割を果たす。
【0053】この構成によれば、トランジスタQ2のド
レインのバイアス電流も4段階に切り換えることに連動
して、トランジスタQ1のドレインのバイアス電流も切
り換えることができる。
レインのバイアス電流も4段階に切り換えることに連動
して、トランジスタQ1のドレインのバイアス電流も切
り換えることができる。
【0054】なお、本実施形態における高周波信号増幅
器に、抵抗R7と並行してトランジスタQ1に抵抗R8
を設け、スイッチ18に接続してもよい。 <その他の変形例>上記各実施形態では、トランジスタ
Q1、Q2による2段階の増幅を行っているが、3段階
以上の増幅を行なう高周波信号増幅器であってもよい。
その場合、ドレインの消費電流が一番大きい最終段に対
して、ゲートのバイアス電圧調整用の制御抵抗を設ける
ことが望ましい。
器に、抵抗R7と並行してトランジスタQ1に抵抗R8
を設け、スイッチ18に接続してもよい。 <その他の変形例>上記各実施形態では、トランジスタ
Q1、Q2による2段階の増幅を行っているが、3段階
以上の増幅を行なう高周波信号増幅器であってもよい。
その場合、ドレインの消費電流が一番大きい最終段に対
して、ゲートのバイアス電圧調整用の制御抵抗を設ける
ことが望ましい。
【0055】また、上記各実施形態において制御抵抗R
5、R6の代わりに抵抗器ではなくインダクタであって
もよいし、インダクタ、抵抗素子、キャパシタを組み合
わせインピーダンス素子を設けてもよい。
5、R6の代わりに抵抗器ではなくインダクタであって
もよいし、インダクタ、抵抗素子、キャパシタを組み合
わせインピーダンス素子を設けてもよい。
【0056】上記各実施形態では、トランジスタがME
SFETである場合を説明したが、バイポーラトランジ
スタ、MOSFETであっても同様に本願発明を適用す
ることができる。
SFETである場合を説明したが、バイポーラトランジ
スタ、MOSFETであっても同様に本願発明を適用す
ることができる。
【0057】また、上記各実施形態において制御部は、
A/Dコンバータ16から得られる送信信号レベルによ
りスイッチのオン、オフを制御したが、制御部は、もと
もと送信信号レベルを高出力、低出力に設定しているの
で、その設定に応じてスイッチのオン、オフを制御する
ようにしてもよい。
A/Dコンバータ16から得られる送信信号レベルによ
りスイッチのオン、オフを制御したが、制御部は、もと
もと送信信号レベルを高出力、低出力に設定しているの
で、その設定に応じてスイッチのオン、オフを制御する
ようにしてもよい。
【0058】
【発明の効果】本発明の高周波信号増幅装置、増幅回路
を1つの部品内に2つ以上備え、それらの増幅回路によ
り段階的に高周波信号を増幅する高周波信号増幅装置で
あって、増幅回路の各々は、前記部品の入力端子から入
力された高周波信号又は前段の増幅回路から入力された
高周波信号を増幅するトランジスタと、固定電位の電源
ラインと接地ライン間の電圧を分圧し、その分圧値をバ
イアス電圧としてトランジスタの高周波信号入力端子に
印加する分圧回路とを備え、少なくとも最終段の増幅回
路は、その内部のトランジスタの高周波信号入力端子と
部品の入力端子として設けられた制御端子とを接続する
インピーダンス素子を備える。
を1つの部品内に2つ以上備え、それらの増幅回路によ
り段階的に高周波信号を増幅する高周波信号増幅装置で
あって、増幅回路の各々は、前記部品の入力端子から入
力された高周波信号又は前段の増幅回路から入力された
高周波信号を増幅するトランジスタと、固定電位の電源
ラインと接地ライン間の電圧を分圧し、その分圧値をバ
イアス電圧としてトランジスタの高周波信号入力端子に
印加する分圧回路とを備え、少なくとも最終段の増幅回
路は、その内部のトランジスタの高周波信号入力端子と
部品の入力端子として設けられた制御端子とを接続する
インピーダンス素子を備える。
【0059】この構成によれば、前記制御端子が外部回
路によって開放された場合と接地ラインに接続された場
合とで、少なくとも最終段におけるトランジスタのバイ
アス電流が増減するので、高周波信号増幅装置という単
体の部品における消費電力の切り換えを、外部回路から
の高精度の制御電圧を必要とせず、接地するか開放する
かという簡単な制御により実現することができる。しか
も、電力消費が一番大きい最終段に対しては必ず上記イ
ンピーダンス素子を設けるので消費電力の切り換えを効
率良く行なうことができる。
路によって開放された場合と接地ラインに接続された場
合とで、少なくとも最終段におけるトランジスタのバイ
アス電流が増減するので、高周波信号増幅装置という単
体の部品における消費電力の切り換えを、外部回路から
の高精度の制御電圧を必要とせず、接地するか開放する
かという簡単な制御により実現することができる。しか
も、電力消費が一番大きい最終段に対しては必ず上記イ
ンピーダンス素子を設けるので消費電力の切り換えを効
率良く行なうことができる。
【0060】また、前記高周波回路において最終段の前
段の増幅回路は、前記制御端子とを接続する第2インピ
ーダンス素子を備える構成としてもよい。
段の増幅回路は、前記制御端子とを接続する第2インピ
ーダンス素子を備える構成としてもよい。
【0061】この構成によれば、上記効果に加えて、電
力消費が一番大きい最終段とその前段の増幅回路に対し
てインピーダンス素子をバイアス電流を調整することが
できる。
力消費が一番大きい最終段とその前段の増幅回路に対し
てインピーダンス素子をバイアス電流を調整することが
できる。
【0062】さらに、前記高周波装置において最終段の
前段の増幅回路は、その内部のトランジスタの高周波信
号入力端子と、入力端子として設けられた第2制御端子
とを接続する第2インピーダンス素子を備える構成とし
てもよい。
前段の増幅回路は、その内部のトランジスタの高周波信
号入力端子と、入力端子として設けられた第2制御端子
とを接続する第2インピーダンス素子を備える構成とし
てもよい。
【0063】この構成によれば、上記効果に加えて、2
つの制御端子のそれぞれを開放するか接地するかを制御
するだけで、少なくとも4段階の消費電力を制御するこ
とができる。
つの制御端子のそれぞれを開放するか接地するかを制御
するだけで、少なくとも4段階の消費電力を制御するこ
とができる。
【0064】また、前記高周波信号増幅装置は、さら
に、前記制御端子と接地ラインとの間に接続されたスイ
ッチ素子と、最終段のトランジスタによる高周波信号の
出力レベルに応じてスイッチ素子をオン及びオフする制
御手段とを備える構成としてもよい。
に、前記制御端子と接地ラインとの間に接続されたスイ
ッチ素子と、最終段のトランジスタによる高周波信号の
出力レベルに応じてスイッチ素子をオン及びオフする制
御手段とを備える構成としてもよい。
【0065】この構成によれば、高周波信号増幅装置の
消費電力の切り換えを、制御手段によりスイッチ素子を
オン、オフすることにより簡単に実現することができ
る。
消費電力の切り換えを、制御手段によりスイッチ素子を
オン、オフすることにより簡単に実現することができ
る。
【0066】前記制御手段は、送信出力レベルを測定
し、その測定値がしきい値より大きい場合にはスイッチ
素子をオンし、小さい場合にはオフする構成としてもよ
い。
し、その測定値がしきい値より大きい場合にはスイッチ
素子をオンし、小さい場合にはオフする構成としてもよ
い。
【0067】また、本発明の携帯電話機は、送信出力レ
ベルを制御する携帯電話機であって、上記の高周波信号
増幅装置と、前記制御端子と接地ラインとの間に接続さ
れたスイッチ素子と、最終段のトランジスタによる高周
波信号の送信出力レベルに応じてスイッチ素子をオン及
びオフする制御手段とを備える。
ベルを制御する携帯電話機であって、上記の高周波信号
増幅装置と、前記制御端子と接地ラインとの間に接続さ
れたスイッチ素子と、最終段のトランジスタによる高周
波信号の送信出力レベルに応じてスイッチ素子をオン及
びオフする制御手段とを備える。
【0068】この構成によれば、高周波信号増幅装置の
消費電力の切り換えをオン、オフという簡単な制御で実
現でき、その分制御手段の負荷が軽くなるという効果が
ある。
消費電力の切り換えをオン、オフという簡単な制御で実
現でき、その分制御手段の負荷が軽くなるという効果が
ある。
【図1】本発明の第1の実施の形態における携帯電話機
の主要部の構成を示すブロック図である。
の主要部の構成を示すブロック図である。
【図2】単体の部品として利用されている高周波信号増
幅器11の構成を示す回路図である。
幅器11の構成を示す回路図である。
【図3】A/Dコンバータ16出力、固定電位Vgg、制
御端子Ictの状態を示すタイムチャートである。
御端子Ictの状態を示すタイムチャートである。
【図4】第2の実施形態における高周波信号増幅器の構
成を示す回路図である。
成を示す回路図である。
【図5】第3の実施形態における高周波信号増幅器の構
成を示す回路図である。
成を示す回路図である。
【図6】第4の実施形態における高周波信号増幅器の構
成を示す回路図である。
成を示す回路図である。
【図7】従来技術における携帯電話機の主要部の構成を
示すブロック図である。
示すブロック図である。
【図8】従来技術における高周波信号増幅器の構成を示
す回路図である。
す回路図である。
【図9】従来技術におけるA/Dコンバータ出力、制御
電位Vggを示すタイムチャートである。
電位Vggを示すタイムチャートである。
L1、L2 インダクタ 1〜3 整合回路 Q1、Q2 トランジスタ R1〜R5 抵抗 11 高周波信号増幅器 12 固定電源 13 制御部 14 方向性結合器 15 検波回路 16 A/Dコンバータ 17 スイッチ 18 スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5J091 AA01 AA41 AA51 CA36 CA92 FA10 FA18 HA10 HA11 HA25 HA33 HA38 KA00 KA29 KA33 KA34 KA55 KA68 TA01 TA02 TA06 5J092 AA01 AA41 AA51 CA36 CA92 FA10 FA18 HA10 HA11 HA25 HA33 HA38 KA00 KA29 KA33 KA34 KA55 KA68 TA01 TA02 TA06 VL08 5K027 AA12 BB17 GG02 MM01 MM04 5K060 DD04 HH06 HH39 LL01 LL13
Claims (6)
- 【請求項1】 増幅回路を1つの部品内に2つ以上備
え、それらの増幅回路により段階的に高周波信号を増幅
する高周波信号増幅装置であって、 増幅回路の各々は、 前記部品の入力端子から入力された高周波信号又は前段
の増幅回路から入力された高周波信号を増幅するトラン
ジスタと、 固定電位の電源ラインと接地ライン間の電圧を分圧し、
その分圧値をバイアス電圧としてトランジスタの高周波
信号入力端子に印加する分圧回路とを備え、 少なくとも最終段の増幅回路は、 その内部のトランジスタの高周波信号入力端子と部品の
入力端子として設けられた制御端子とを接続するインピ
ーダンス素子を備え、 前記制御端子が外部回路によって開放された場合と接地
ラインに接続された場合とで、少なくとも最終段におけ
るトランジスタのバイアス電流が増減することを特徴と
する高周波信号増幅装置。 - 【請求項2】 前記高周波回路において最終段の前段の
増幅回路は、前記制御端子とを接続する第2インピーダ
ンス素子を備えることを特徴とする請求項1記載の高周
波信号増幅装置。 - 【請求項3】 前記高周波回路において最終段の前段の
増幅回路は、その内部のトランジスタの高周波信号入力
端子と、入力端子として設けられた第2制御端子とを接
続する第2インピーダンス素子を備えることを特徴とす
る請求項1記載の高周波信号増幅装置。 - 【請求項4】 前記高周波信号増幅装置は、さらに前記
制御端子と接地ラインとの間に接続されたスイッチ素子
と、 最終段のトランジスタによる高周波信号の出力レベルに
応じてスイッチ素子をオン及びオフする制御手段とを備
えることを特徴とする請求項1記載の高周波信号増幅装
置。 - 【請求項5】 送信出力レベルを制御する携帯電話機で
あって、 請求項1記載の高周波信号増幅装置と、 前記制御端子と接地ラインとの間に接続されたスイッチ
素子と、 最終段のトランジスタによる高周波信号の送信出力レベ
ルに応じてスイッチ素子をオン及びオフする制御手段と
を備えることを特徴とする携帯電話機。 - 【請求項6】 前記制御手段は、送信出力レベルを測定
し、その測定値がしきい値より大きい場合にはスイッチ
素子をオンし、小さい場合にはオフすることを特徴とす
る請求項5記載の携帯電話機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000092295A JP2001284972A (ja) | 2000-03-29 | 2000-03-29 | 高周波信号増幅装置、携帯電話機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000092295A JP2001284972A (ja) | 2000-03-29 | 2000-03-29 | 高周波信号増幅装置、携帯電話機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001284972A true JP2001284972A (ja) | 2001-10-12 |
Family
ID=18607647
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000092295A Pending JP2001284972A (ja) | 2000-03-29 | 2000-03-29 | 高周波信号増幅装置、携帯電話機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001284972A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107769741A (zh) * | 2016-08-23 | 2018-03-06 | 株式会社村田制作所 | 高频放大器模块 |
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JP2000040923A (ja) * | 1998-07-22 | 2000-02-08 | New Japan Radio Co Ltd | マイクロ波送信機 |
-
2000
- 2000-03-29 JP JP2000092295A patent/JP2001284972A/ja active Pending
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CN107769741A (zh) * | 2016-08-23 | 2018-03-06 | 株式会社村田制作所 | 高频放大器模块 |
CN107769741B (zh) * | 2016-08-23 | 2021-03-16 | 株式会社村田制作所 | 高频放大器模块 |
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