JPH06252665A - バイアス回路及びこのバイアス回路を使用する差動増幅回路 - Google Patents

バイアス回路及びこのバイアス回路を使用する差動増幅回路

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JPH06252665A
JPH06252665A JP3224393A JP3224393A JPH06252665A JP H06252665 A JPH06252665 A JP H06252665A JP 3224393 A JP3224393 A JP 3224393A JP 3224393 A JP3224393 A JP 3224393A JP H06252665 A JPH06252665 A JP H06252665A
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JP
Japan
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bias
voltage
constant
circuit
power supply
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Application number
JP3224393A
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Inventor
Kazukiyo Takahashi
一清 高橋
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SANSEI DENSHI JAPAN KK
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SANSEI DENSHI JAPAN KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明の目的は、バイアス電圧をほぼ一定に
安定させるバイアス回路、及びこのバイアス回路を使用
して電源電圧の変更にかかわらず安定して動作する差動
増幅回路を提供することにある。 【構成】 回路にバイアス電圧を提供するバイアス回
路であって、電源を供給する電源供給手段と、電源が供
給された場合に、ほぼ一定のバイアス電圧を発生する定
電圧発生手段とを備えることを特徴とする。前記回路は
差動増幅回路である。前記定電圧発生手段は定電圧素子
からなる。前記電源供給手段はダイオード接続のMOS
トランジスタを有する。また、2つの入力端子から入力
される電圧の差に対応した電圧を出力する差動増幅動作
部と、該差動増幅動作部にほぼ一定のバイアス電圧を提
供するバイアス部とを備えることを特徴とする。前記バ
イアス部は、定電圧を発生する定電圧素子とダイオード
接続のMOSトランジスタとから成る。前記バイアス部
は、定電圧を発生する3端子レギュレータから成る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はバイアス回路、特に差動
増幅回路等の回路にバイアス電圧を提供するバイアス回
路及びこれを使用する差動増幅回路に関するものであ
る。以下、本明細書においては、差動増幅回路をもとに
本発明のバイアス回路を説明するが、本発明のバイアス
回路が種々の回路のバイアス回路として応用できるのは
明らかである。
【0002】
【従来の技術】図5は従来から知られている差動増幅回
路の基本的構成図である。入力端子1,2からの入力電
圧の差に比例する電圧が増幅されて出力端子3から出力
される。ここで、ダイオード接続のMOSトランジスタ
305〜307が、トランジスタ300〜304から成
る差動増幅回路のバイアス電圧を決定する。図5では、
バイアス電圧は、電源100と接地間をMOSトランジ
スタ305〜307で分割した電圧となっている。
【0003】ところで、LCDドライバ等の回路におい
ては、このような差動増幅回路を、信号入力部では電源
+5Vで、回路内では+35〜40Vでそれぞれ使用す
る。この場合、それぞれの回路で好適なバイアスに調整
することも考えられるが、高集積化を目指す昨今では同
じ回路構成を使用出来ることが好ましい。
【0004】図5の回路を、例えば電源100を+5V
で使用する場合と、+35V〜40Vで使用する場合に
は、図6Aに示す回路における図6Bのトランジスタの
特性から明らかなように電流(Id)は電位差(Vd)
の2乗に比例するので、MOSトランジスタ307のソ
ース・ドレイン間の電位差(Vd)が増加し、バイアス
電圧が変化する。このことは、MOSトランジスタ30
7が抵抗領域で動作することを意味し、差動増幅回路が
誤動作したり、極端な場合には動作しなくなったり、あ
るいは回路の動作許容範囲が著しく狭くなったりする。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記従来の
欠点を除去し、バイアス電圧をほぼ一定に安定させるバ
イアス回路、及びこのバイアス回路を使用して電源電圧
の変更にかかわらず安定して動作する差動増幅回路を提
供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、本発明のバイアス回路は、回路にバイアス電圧を提
供するバイアス回路であって、電源を供給する電源供給
手段と、電源が供給された場合に、ほぼ一定のバイアス
電圧を発生する定電圧発生手段とを備える。ここで、前
記回路は差動増幅回路である。また、前記定電圧発生手
段は定電圧素子からなる。また、前記電源供給手段はダ
イオード接続のMOSトランジスタを有する。
【0007】また、本発明の差動増幅回路は、2つの入
力端子から入力される電圧の差に対応した電圧を出力す
る差動増幅動作部と、該差動増幅動作部にほぼ一定のバ
イアス電圧を提供するバイアス部とを備える。ここで、
前記バイアス部は、定電圧を発生する定電圧素子とダイ
オード接続のMOSトランジスタとから成る。また、前
記バイアス部は、定電圧を発生する3端子レギュレータ
から成る。
【0008】
【実施例】以下、添付図面に従って本発明の実施例を説
明する。
【0009】図1Aは本実施例のバイアス回路を適用し
た差動増幅回路の構成図である。差動増幅動作部(トラ
ンジスタ10〜14)の構成は図5と同様である。図1
Bは図1Aとは電源電圧を逆としたものであり、図1A
ではバイアス電圧を供給するトランジスタ14のゲート
入力線4は、バイアス回路200により接地線5から一
定電圧に制御され、図1Bではバイアス回路201によ
り電源電圧から一定電圧に制御される。
【0010】図2A及び図2Bは、更に詳細なバイアス
回路200の構成を示す図である。図2Aで、202は
ダイオード接続のMOSトランジスタ、203は定電圧
素子であり、電源電圧線100と接地線5との間に直列
に接続され、MOSトランジスタ202と定電圧素子2
03との間のノードがバイアス電圧を提供する。図2B
で、204は3端子レギュレータであり、電源電圧と接
地電圧とから定電圧を供給する。尚、図2Bのノード2
0は図2Aのノード20を示している。
【0011】ここで、理想的には定電圧素子203と3
端子レギュレータ204との出力は図2Cのような特性
が望ましく、このようにすれば、バイアス電圧を電圧
は、電流の変化にかかわらず一定(VC )となる。電源
電圧100の変化は、定電圧素子を流れる電流量を増加
させるが、上記構成では出力電圧は一定となり、トラン
ジスタ14のゲートに入力されるバイアス電圧が一定と
なって、本発明の目的が達成される。
【0012】図3Aは図1Aあるいは図2Aに対応する
回路で、定電圧素子203の一例として2段に直列接続
されたダイオード205,206を示したものである。
このような定電圧素子の特性は図3Bのように電流(I
d)と電圧(Vd)とは指数関係となり、ほぼ図2Cに
示した理想特性に近いものとなる。尚、本例では順方向
の2段のダイオードの接続を示したが、その他定電圧素
子であればよく、ツェナーダイオードであってもかまわ
ない。しかしながら、本発明は高集積化をも考慮したも
のであり、2段のダイオードの接続として作成した本実
施例は、製造上でも有利である。
【0013】図4は2段に直列接続されたダイオード2
08,209を使用した図3と逆バイアスの例を示す図
であり、図1Bに対応する。図4でも図3Aと同様に、
特性は図3Bのようになり、ほぼ図2Cに示した理想特
性に近いものとなる。
【0014】なお、本実施例においては、差動増幅回路
をもとにバイアス回路を説明したが、本発明のバイアス
回路が種々の回路のバイアス回路として応用できるのは
明らかである。
【0015】
【発明の効果】本発明により、バイアス電圧をほぼ一定
に安定させるバイアス回路、及びこのバイアス回路を使
用して電源電圧の変更にかかわらず安定して動作する差
動増幅回路を提供できる。また、本発明は高集積化をも
考慮したものであり、製造上でも有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1A】本実施例のバイアス回路を適用した差動増幅
回路の構成図である。
【図1B】図1Aとは電源電圧を逆とした差動増幅回路
の構成図である。
【図2A】バイアス回路の更に詳細な構成例を示す図で
ある。
【図2B】バイアス回路の更に詳細な他の構成例を示す
図である。
【図2C】バイアス回路の理想的な特性を示す図であ
る。
【図3A】定電圧素子の一例として2段に直列接続され
たダイオードを示した図である。
【図3B】図3Aの2段に直列接続されたダイオードの
特性を示した図である。
【図4】2段に直列接続されたダイオードを使用した図
3と逆バイアスの例を示す図である。
【図5】従来から知られている差動増幅回路の基本的構
成図である。
【図6A】図5のバイアス電圧を制御するトランジスタ
の動作を示す図である。
【図6B】図5のバイアス電圧を制御するトランジスタ
の特性を示す図である。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回路にバイアス電圧を提供するバイアス
    回路であって、 電源を供給する電源供給手段と、 電源が供給された場合に、ほぼ一定のバイアス電圧を発
    生する定電圧発生手段とを備えることを特徴とするバイ
    アス回路。
  2. 【請求項2】 前記回路は差動増幅回路であることを特
    徴とする請求項1記載のバイアス回路。
  3. 【請求項3】 前記定電圧発生手段は定電圧素子からな
    ることを特徴とする請求項1記載のバイアス回路。
  4. 【請求項4】 前記電源供給手段はダイオード接続のM
    OSトランジスタを有することを特徴とする請求項1記
    載のバイアス回路。
  5. 【請求項5】 2つの入力端子から入力される電圧の差
    に対応した電圧を出力する差動増幅動作部と、 該差動増幅動作部にほぼ一定のバイアス電圧を提供する
    バイアス部とを備えることを特徴とする差動増幅回路。
  6. 【請求項6】 前記バイアス部は、定電圧を発生する定
    電圧素子とダイオード接続のMOSトランジスタとから
    成ることを特徴とする請求項5記載の差動増幅回路。
  7. 【請求項7】 前記バイアス部は、定電圧を発生する3
    端子レギュレータから成ることを特徴とする請求項5記
    載の差動増幅回路。
JP3224393A 1993-02-22 1993-02-22 バイアス回路及びこのバイアス回路を使用する差動増幅回路 Pending JPH06252665A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN115328252A (zh) * 2022-08-29 2022-11-11 复旦大学 运放电路及ldo电路

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115328252A (zh) * 2022-08-29 2022-11-11 复旦大学 运放电路及ldo电路
CN115328252B (zh) * 2022-08-29 2023-11-03 复旦大学 运放电路及ldo电路

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