JPH10289151A - プロセッサおよびメモリモジュールのためのシステム信号方式 - Google Patents

プロセッサおよびメモリモジュールのためのシステム信号方式

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JPH10289151A
JPH10289151A JP10101593A JP10159398A JPH10289151A JP H10289151 A JPH10289151 A JP H10289151A JP 10101593 A JP10101593 A JP 10101593A JP 10159398 A JP10159398 A JP 10159398A JP H10289151 A JPH10289151 A JP H10289151A
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memory
dsp
mpu
module
signal
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I Pawate Basabarayu
アイ.パワテ バサバラユ
A Woolsey Matthew
エイ.ウールゼイ マシュー
L Maarumu Douglas
エル.マールム ダグラス
J Reuter Fred
ジェイ.ロイター フレッド
Yoshihide Iwata
佳英 岩田
E Hip Judd
イー.ヒープ ジャッド
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    • G06F12/02Addressing or allocation; Relocation
    • GPHYSICS
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    • G11CSTATIC STORES
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 マルチメディアおよび他の資源集約的な未来
のための柔軟で互換性のある処理を提供する方法と装
置。 【解決手段】 DSP/メモリモジュール(40)に結
合された主演算処理ユニット(12)を含むコンピュー
タシステム。DSP/メモリモジュール(40)は半導
体メモリ(42)と、1つまたはそれ以上のディジタル
信号プロセッサ(56)を含んでいるディジタル信号プ
ロセッサ回路(44)を含む。DSP/メモリモジュー
ル(40)は、SIMMソケットまたはDIMMソケッ
トのような標準的なメインメモリソケット内に配置され
る。メモリモジュールはまた、スマートモード内にも使
用でき、そのディジタル信号プロセッサ(56)は主演
算処理ユニット(12)による検索のためにデータの操
作を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】発明の背景この発明は一般に
コンピュータに関し、特に、コンピュータメモリモジュ
ールに関する。
【0002】
【従来の技術】これまで数年にわたり、パーソナルコン
ピュータの作動は、マルチメディアを一層指向するよう
になった。マルチメディアコンピュータは典型的に、C
D−ROM(コンパクトディスク読み出し専用メモリ)
またはDVD(ディジタル多用途(versatil
e)ディスク)、FM合成またはウエーブ(波形)テー
ブル生成プロセッサ付きのサウンドカード、リアルタイ
ムビデオ機能、3次元グラフィックスのような置き換え
可能な媒体付きの大容量記憶装置を含んでいる。音声合
成(speech synthesis)や音声認識
(voice recognition)のような他の
マルチメディア機能は、コンピュータの能力が増大する
につれて、ますます主流になりつつある。
【0003】しかしながら、サウンド、ビデオ、ファク
シミリ、モデム、コンプレッション(データ圧縮)、デ
コンプレッション(伸長)のようなマルチメディア対応
機能は、資源集約的である。いくつかの機能は、帯域幅
の制限がある。つまり、システムバスの帯域幅を増さな
ければ、機能を拡張できない。典型的なIBM互換PC
において、PCI(周辺機器接続インターフェイス)が
33メガヘルツ(32ビット)で動くのに対し、ISA
(産業標準アーキテクチャ)は8メガヘルツ(16ビッ
ト)で動く。他の諸機能は、プロセッサに制限される。
マルチタスクコンピュータシステムにおいては、主プロ
セッサは、多数の活動の責任を負っている。従って、多
数のプロセッサ命令サイクルを必要とするマルチメディ
ア機能は、システムの速度を落としたりする。さもない
と、正しく実行しなかったりする。これらの機能は、実
行のために大量のメモリを必要とする。大きなメモリ
は、コストの増加を導く。
【0004】例えば、V.34bisのような現代的な
機能は、主としてプロセッサにより限定される。波形テ
ーブル合成は大量のメモリを必要とし、メモリにより限
定される。MPEG2のようなデコンプレッション(デ
ータ伸長)は、帯域幅により制限されると共に、計算に
より制限される。インテル社のCPUの速度が増大した
ので、これらのいくつかなホストCPU上で実行でき
る。しかしこれにより、ホストCPU上で実行できるユ
ーザアプリケーションに利用可能なMIPS(毎秒の1
00万個の命令)が一層少なくなる。増大したクロック
速度はまた、電力消費の増大と、バッテリ寿命の低下を
導く。
【0005】一つの人気ある方法は、マルチプルアドイ
ンISAまたはローカルバスカードを使用して、これら
の機能をデスクトップコンピュータ中に提供することで
ある。これらのアドインカードは、ホストに依存し、マ
ルチプルプラットフォーム上で使用できない。例えば、
ISAカードは、サン・ワークステーションまたはマッ
キントッシュ上で作動できない。ノート型コンピュー
タ、パームトップ、PDA(パーソナルディジタルアシ
スタント)には、そうしたISAカードのためのスペー
スがない。そしてこれらは全て、古典的なフォン・ノイ
マン・ボトルネック、すなわち、CPU−メモリ帯域幅
の制限に苦しんでいる。
【0006】プロセッサ技術は、なまの処理速度の向上
に焦点を当ててきた。一例として、テキサス州ダラスの
テキサスインスツルメント社によるTMS320ファミ
リにおける最近のディジタル信号プロセッサ設計の命令
サイクルタイムは、第1世代が200nsであったのに
対して、5ns(ナノ秒)である。計算がチップ内で行
われる限り、これらの装置は妥当なスループットを与え
る。しかし、音声、信号、画像の処理におけるいくつか
のアプリケーションは、メモリを集中的に使用し、プロ
セッサがチップ外のメモリからデータをフェッチし、処
理しなければならないときに、正味の処理速度での利得
が失われる。プロセッサのサイクルタイムの減少と、メ
モリデバイスの密度の増大の結合効果は、CPU対メモ
リの帯域幅を更に悪化し、これがコンピュータ設計上の
支配的な問題になっている。
【0007】コンピュータがデスクトップからラップト
ップへ、ノートブックサイズから手のひらサイズへ進展
するにつれて、フォームファクタ(form fact
or)すなわち装置やデバイスの物理的なサイズ形式と
電力消費が重大になった。ユーザが一層の機能性を要求
するようになれば、ラップトップがデスクトップの性能
を持つであろうと予想されている。
【0008】単一プロセッサシステムのサイクルタイム
の減少が限界に近づくにつれて、マルチプロセッシング
は、システムのスループットを増大する大きな可能性を
約束している。しかしながら、主として「プロセッサ駆
動」方法とシステム設計の困難、通信プロトコルの開
発、ソフトウェアサポートルーチンの開発のゆえに、マ
ルチプロセッシングはまだ急増していない。アプリケー
ション分割は、加速しつつあるアプリケーションの詳細
な理解を必要とするので、大問題である。ソフトウェア
開発の方法論と分割のツールは、まだ幼年期にある。そ
の上、2つまたはそれ以上のプロセッサを接続する標準
的な方法がない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従って、マルチメディ
アおよび他の資源集約的な未来のための柔軟で互換性の
ある処理を提供する方法と装置への需要が起こった。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明の一実施例によ
れば、この発明は、半導体メモリと、集積回路上でこの
半導体メモリに結合した一つまたはそれ以上のプロセッ
サを含んでなる。集積モジュール上の回路は、システム
処理回路とプロセッサの間の通信を提供し、これによ
り、前記システム処理回路が主メモリとして半導体メモ
リにアクセスでき、またプロセッサに命令できて、デー
タを変換させ、変換されたデータをシステム処理回路の
アクセスのために前記半導体メモリ中に記憶させるよう
にする。
【0011】この発明は、従来技術を超える重大な長所
を提供する。機能増強を可能にするためにコンピュータ
システムへディジタル信号プロセッサを追加すること
は、MPU(主演算処理ユニット)を拡張するのと同様
に容易である。メモリモジュールは、IEEE、JED
ECなどのような組織により標準化されたタイプのフォ
ームファクタ(form factor)、例えばSI
MM(シングル・インライン・メモリ・モジュール)ま
たはDIMM(デュアル・インライン・メモリ・モジュ
ール)のようなものを使用できる。
【0012】ローカル実行のために、異なるアプリケー
ションがMPUによりメモリモジュールへダウンロード
できる。従って、メモリモジュールは、MPUのソフト
ウェア制御の下に多数の機能性、すなわち、ダウンロー
ド可能な多数の機能をサポートする。
【0013】このDSPメモリモジュールは、あらゆる
与えられた時間と技術において、MPUとコプロセッサ
(coprosessor)の間に可能な最大の帯域幅
を提供する。このDPS/メモリモジュールは、PC
(パーソナルコンピュータ)、PDA(パーソナルディ
ジタルアシスタント)、ワークステーション、およびそ
の他のコンピュータシステムと共に使用するために、バ
スから独立していると共に、ホストから独立している。
【0014】このDSP/メモリモジュールは、多数の
マルチメディア機能にわたりシステムメモリを分割する
ことにより、システムコストを削減する。
【0015】このモジュールは、コンピュータシステム
の処理能力を容易に拡大するための枠組みを提供する。
既存のシングルプロセッサシステムにメモリモジュール
を追加するだけで、拡張性のある(scalable)
マルチプロセッサシステムへ変換する。
【0016】新しい付加価値機能を獲得/提供するため
に、ユーザは自分のプラットフォームを変更する必要は
ない。DSP/メモリモジュールとソフトウェアを追加
することにより、ユーザは自分のコンピュータの能力を
増大することができる。
【0017】この発明の他の実施例により、割込み要
求、IREQ、WAIT信号付きのメモリモジュール
が、この願書の中に更に詳細に説明される。これらの信
号(そのタイミングとホストメモリコントローラへの関
係を含む)の実施の仕方を説明する他の実施例により、
6つのオプションが提示される。
【0018】
【発明の実施の形態】図面の図1ないし図12を参照す
ることにより、この発明を最も良く理解できるが、この
図面において同一の番号は同一の要素に使用されてい
る。
【0019】図1は、先行技術のコンピュータシステム
10を図示する。主演算処理装置(以下にMPUと言
う)12は、1つまたはそれ以上のパスを通じて他の電
子デバイスと通信する。図1において、MPU12は、
メモリ管理ユニット(MMU)14、PCIブリッジ1
6、ATインターフェイスユニット18、PCMCIA
(パーソナルコンピュータメモリカードインターナショ
ナルアソシエーション)ブリッジ20へ結合されてい
る。MMU14は、典型的にベンダが仕様したバスであ
るバス24を経由して、MPU12をメインメモリ22
へ結合している。メインメモリ22は、標準的なフォー
ムファクタ(form factor)内にパッケージ
された多数のメモリモジュール26で典型的に形成され
る。最もポピュラーなフォームファクタ(form f
actor)は、現在はSIMMであるが、しかしDI
MMが人気を獲得しつつある。
【0020】PCIブリッジ16は、MPU12をPC
Iローカルバス24へ接続する。PCIローカルバスは
1枚またはそれ以上の周辺カード30のためにスロット
を提供する。PCIバスはATバスよりも速いので、ビ
デオ/グラフィックカードのような、より高速な周辺機
器にATバスが使用される。
【0021】ATインターフェイスユニット18は、M
PU12をATバス32(ISA−産業標準アーキテク
チャ−BUSとしても知られている)に結合する。AT
バス32は、1枚またはそれ以上の周辺カード34を受
け入れる。PCMCIAブリッジ20は、ATインター
フェイスに結合され、またPCMCIAバス36を供給
して、ノート型コンピュータに一般に使用される外部交
換可能周辺機器38(「PCカード」の名でも知られて
いる)を支持する。
【0022】1つまたはそれ以上のプロセッサを有する
カードを、既存のPCプラットフォームへ追加すること
は、ISAバス32または最近ではPCIバス28を経
由すれば可能である。ISA32バスは数年前に開発さ
れ、多くのポピュラーなカードがこの標準に加入してい
る。しかしながら、ISAカード上のMPUとプロセッ
サの間の帯域は8MHz* 16ビット/秒に制限され
る。この帯域幅の制限のために、今日いくつかの健全な
アプリケーションを走らせることができない。のちに、
PCIバスが標準バスとして提案された。これの帯域幅
は33MHz* 32ビット/秒に制限される。いずれの
場合も、コンピュータ技術はバス技術よりも速く進歩し
てきた。
【0023】バスのトラヒックをいくらかでも減少させ
るために、MMX技術が現在利用可能である。MMX技
術は増強された命令セットを通じて、MPUがいくつか
のマルチメディア機能を遂行できるようにするが、大き
な短所を有する。処理のために、データをMPU12か
ら移動しなければならない。これは大きなバストラヒッ
クになって、MPU12に負荷がかかり、一層速いプロ
セッサが必要となる。例えば、毎秒30フレームの速度
でMPEG2画像音声デコードするためには、225M
Hzのペンティアムプロセッサが必要と推定される。M
MX命令を供給するために、MPU12を浮動小数点モ
ードから固定小数点モードへ切り換えなければならな
い。モード間の切り替えにはかなりのオーバーヘッドが
あり、(スプレッドシートのような)浮動小数点のアプ
リケーションと、固定小数点のアプリケーションの両方
を使用するマルチタスキングシステムでは、切り替えが
頻繁になり得る。
【0024】図2は、本書で「Basava」技術と呼
ぶ概念を使用して、図1に示されたアーキテクチャに関
連する多くの問題への一つの解決を提供するDSP/メ
モリモジュールを図示する。DSP/メモリモジュール
40は、基板46上に配置された一つまたはそれ以上の
メモリ回路42とDSP回路44を含む。基板46上に
多数の接点48が形成されて、これによりDSP/メモ
リモジュール40が、MPU12を収容するボードへ電
気的に接続される。好ましい実施例において、DSP/
メモリモジュールは、SIMMスロットまたはDIMM
スロットのような標準的なメモリスロットへ挿入され
る。
【0025】作動において、DSP/メモリモジュール
40は、メモリバス24へ接続されたスロット内でコン
ピュータのシステムボード上へ配置される。DSP/メ
モリモジュールのDSP機能は、最初はMPU12にト
ランスペアレントである。DSP/メモリモジュール4
0は、DSP機能が使用可能にされるまで、標準的なメ
モリモジュール26として作動する。(詳細は後述する
が)一度使用可能にされると、MPU12は多数のレジ
スタを通じてDSP回路44を制御可能であり、メモリ
回路42の全部または一部を使用してDSP回路44へ
データを渡したり、ここからデータを受けたりする。
【0026】ディジタル信号処理、音声処理、画像処理
は、分割され同時的に実行されるのに適している。適当
なオンチップ(on−chip)メモリにより、いくつ
かの内蔵した(self−contained)タスク
を平行して実行できる。典型的に、非常に大きなデータ
のセットに適用される小さなルーチンまたは演算があ
る。例えば、音声または画像の処理において、未知の入
力ベクトルは、いくつかの記憶された参照ベクトルと比
較される。典型的に、未知のベクトルと既知の参照ベク
トルの間の類似の尺度として、ユークリッド距離が使用
される。この計算は、参照ベクトルをメモリから取っ
て、未知の入力ベクトルが保留されているMPU12へ
もたらし、ユークリッド距離計算を実行し、計算された
結果をメモリへ戻して記入することを含む。多数の参照
ベクトルをMPU12へ移すことは、バス上のデータの
トラヒックを増加させる。しかしながら、DSP/メモ
リモジュール40を使用して、予めDSP/メモリモジ
ュールにロードされた参照ベクトルを記憶しているメモ
リへ入力ベクトルを移し、局所でユークリッド計算を実
行し、局所で結果を記憶する。今やMPU12はDSP
/メモリモジュール40から結果を取ってくるだけでよ
い。これはいくつかの利点をもたらす。第1に、MPU
12は結果を比較するだけでよいので、バス上のデータ
のトラヒックが減少する。第2に、DSP/メモリモジ
ュールが、サイクルを集約的に用いるユークリッド計算
を実行している間に、MPUは他のタスクを自由に実行
できる。第3に、バスのトラヒックが減少するので、電
力消費が減少し、電池の寿命の増加を導くが、これはポ
ータブルシステムのユーザにとって重要な特徴である。
【0027】DRAM密度の増大と共に、音声ダイアル
のようなメモリを集約的に用いるアプリケーションで、
典型的に1メガビットのメモリを必要とするものが、D
SP/メモリモジュール40上で容易にサポートできる
ようになった。
【0028】図3は、MPU12、メモリ回路42、D
SP回路44の間のインタラクションを示す図式であ
る。コンピュータシステムのメインメモリは、一般に
「バンク」に分割され、各バンク50は一つまたはそれ
以上のメモリモジュールを含んでなる。図3のコンピュ
ータシステムにおいて、BANK0、BANK1、BA
NK2、BANK3の4つのバンクが示されている。B
ANK3はDSP/メモリモジュール40を含む(いず
れのバンクもこのモジュールを含み得るが)。他の場合
は、全てのバンク50が1つのDSP/メモリモジュー
ルを含み得る。
【0029】各バンク50は関連のアドレス空間を有
し、これを通じてMPU12が(MMU14経由で)メ
モリをアドレス指定する。ペンティアム型のプロセッサ
については、アドレス範囲は0から4ギガバイトまでで
ある。典型的に、実際のメモリアドレスは遙かに小さい
範囲内にあり、例えば0から64メガバイトである。B
ANK3に関連するアドレス空間内で、一定範囲のアド
レスがDSP回路44に関連する複数の制御レジスタ5
2に割り当てられ、DSP回路が使用可能にされている
ときに使用される。これらの制御レジスタの詳細は後述
する。更に、メモリの一部分を共用記憶域として、すな
わち、MPU12とDSP56(単一モジュール上に複
数のDSPも使用可能)の両方で使用するために、指定
できる。DSP56は、典型的にディジタル信号プロセ
ッサであるが、あらゆるタイプのプログラム可能なプロ
セッサに替えることができる。メインメモリに加えて、
DSP回路44はまた、情報の一時的な記憶のために、
ローカルメモリ58(好ましくはスタティックランダム
アクセスメモリ)を有する。
【0030】DSP回路44が使用可能でないとき
(「標準モード」)、DSP/メモリモジュールは標準
的なメモリモジュールとして作動する。図3の図式にお
いて、MPU12はBANK3の全メモリアドレス空間
に単独のアクセスをすることができ、他の全てのメモリ
バンク50と同様である。DSP/メモリモジュールが
そのDSP回路を使用可能にしたとき(「スマートモー
ド」)、MPU12は制御レジスタ52に書き込んでD
SP機能を制御し、また共用記憶域を介してDSP回路
44とデータの転送をやり取りする。
【0031】第3のモードである構成モードにおいて、
MPU12は、DSP/メモリモジュール40のメモリ
空間内にある指標(index)レジスタとデータレジ
スタを経由して、DSP/メモリ空間内に存在する制御
レジスタ52とローカルメモリ54にアクセスできる。
電源投入に際して、これらの制御レジスタは、DSP/
メモリモジュール40のアドレス空間のベースに位置す
る。構成モードの目的は2重である。第2に、構成モー
ドはMPU12を使用可能にして、モジュール情報構造
(MIS)と呼ばれるDSP/メモリモジュール40に
関する特定情報を読めるようにする。MISは、DSP
/メモリモジュール40上で利用可能なメモリのサイ
ズ、複数のローカルメモリのサイズ、利用できるプロセ
ッサのタイプに関する情報を含んでいる。MPU12は
このMISにアクセスし、将来の参照と動作のためにこ
の情報を記録する。MISは典型的にROMのような遅
いメモリ内に記憶され、データレジスタから読み出す前
に、MPU12がDSPSR内のステータスビットをポ
ールしなければならない。ビットの詳細は以下に説明す
る。第2に、制御レジスタ52と共用記憶域54のベー
スアドレスを、メモリ境界内の希望のアドレスへ再配置
するために、構成モードが使用される。デフォルトベー
スアドレスがゼロであること、すなわち、制御レジスタ
がバンク50の開始アドレスに配置されていることに注
意されたい。
【0032】モード間の切り替えの好ましい手順を、以
下に提供する。標準モードから構成モードへ切り換える
には、MPU12が一つのシグネチャパターン(sig
nature pattern)を、n回連続して、そ
のアドレス空間内に配置されたシグネチャレジスタ(s
ignature register)に、書き込む。
このシグネチャパターンは、一定回数、他のどんなアク
セスもなしに、書き込まれる。例えば、「A320」と
いうシグネチャパターンは、4回連続して、SIGRレ
ジスタに書き込まれて、構成モードに入る。
【0033】構成モードから標準モードへ切り換えるに
は、MPU12がDSPLOCレジスタへ、制御レジス
タのベースアドレスをそこへ再配置したい「再配置アド
レス」を書き込む。制御レジスタを再配置したくなけれ
ば、DSPLOCレジスタへ「0」を書き込む。再配置
アドレスを書き込んだのちに、MPU12がSIGR/
指標レジスタにシグネチャパターンを書き込む。
【0034】標準モードからスマートモードへ切り換え
るには、MPU12が一つのシグネチャパターンを(n
+1)回、連続して、そのアドレス空間内に配置された
シグネチャレジスタへ書き込む。例えば、「A320」
というシグネチャパターンは、5回連続して、SIGR
レジスタに書き込まれる。
【0035】何かの理由でコンピュータがリセットまた
は閉鎖すれば、コンピュータを閉鎖させる前に、OS内
のドライバが標準モードへモジュールを戻す。代わり
に、電源投入時に、ブートシーケンスが常にモジュール
を標準モードへ決める。
【0036】制御レジスタ モジュールの運用モードの制御は、図9ないし図11に
関連して示されるモジュールコントローラ内に定義され
るシグネチャ、制御、状態、通信レジスタを通じて遂行
される。これらのうちのいくつかはMPU12だけにア
クセス可能であり、いくつかはDSP56だけにであ
り、いくつかはMPU12とDSP56の両方にアクセ
ス可能である。MPU12とDSP56について、これ
らのレジスタのいくつかがマークされると「予約され
る」ことに注意されたい。標準モードにおいては、シグ
ネチャレジスタ(SIGR)のみが、MPU12へアク
セスできる。他のレジスタは、DSP/メモリモジュー
ル40が構造内にあるか、またはスマートモードで動作
のときにだけ存在する。
【0037】初期には、これらのレジスタは、関連する
バンク50の最初の32バイトの中へマップされる。
【0038】
【表1】
【0039】
【表2】
【0040】
【表3】
【0041】SIGRレジスタ シグネチャレジスタは、標準モードのときにだけ定義さ
れる。DSP/メモリモジュール40は、有効なシグネ
チャパターンをこの位置へ書き込む全てのMPUをモニ
タし(一方それはモジュール上に典型的に利用可能な標
準メモリに書き込む)。このモジュールが構成モードで
動作するとき、このレジスタは指標レジスタとして再定
義される。このモジュールはなおシグネチャパターン
(例えば「A320」)の書き込みをモニタするが、D
SPLOCレジスタの書き込みの後でこれが起きた場合
は、このモジュールは標準モードへ戻る。スマートモー
ドの間に、このレジスタは指標レジスタとして再定義さ
れる。
【0042】指標レジスタ 構成モードとスマートモードで利用できる指標レジスタ
は、DSPCRなどの他のレジスタへのアクセスを使用
可能にする。MPU12は、このレジスタへのアクセス
を希望する制御レジスタのアドレスを書き込まなければ
ならない。
【0043】データレジスタ データレジスタは、構成モードとスマートモードで使用
可能な読み書きレジスタである。MPU12がこのレジ
スタにデータを書き込むが、このデータは、指標レジス
タ内に予めアドレスが設定されている適当な制御レジス
タ52へ、モジュールにより転送される。
【0044】指標レジスタとデータレジスタは、ハード
ウェア回路のインプリメンテーションを容易にするため
に定義されている。その理由は、高速ページモードでの
タイトなメモリアクセスタイミングに一致することは、
最も充足困難だからである。理想的なのは、全ての制御
レジスタ52をホストMPU12が直接アクセスできる
ことである。
【0045】DSPLOCレジスタ DSPLOCは16ビットの読み書きレジスタで、MP
U12が制御レジスタのベースをMPUのアドレス空間
内の他のアドレスで、しかしモジュールのアドレス限界
内へ再配置できるようにするものである。
【0046】DSP制御レジスタ(DSPCR) 図4aに示すDSPCRは16ビットの読み書きレジス
タで、DSP演算の制御、MPUの割込み、メモリバス
のアービトレーション、標準モードとスマートモードの
切り替え、レベル割込みのクリアのために使用される。
個別のビットの定義は、下記の通りである。
【0047】DSPの特定のビットにはいくつかの保護
が含まれているが、DSPの特定のビットにより演算が
完全になってはいないことに、注意すべきである。こう
して、ユーザはDSPの演算を考慮しながら、DSPC
Rをプログラムしなければならない。DSPCRビット
は、表4に説明する。
【0048】
【表4】
【表5】
【表6】
【0049】DSPステータスレジスタ 図4bに示すDSPSRは、16ビットの読取り専用レ
ジスタである。それは、DSP演算、MPU12のモジ
ュール割込み、メモリ/DSPバスのアービトレーショ
ンを監視するために使用される。個別のビットの定義は
下記の通り表5内に示す。
【0050】
【表7】
【表8】
【0051】DSPTXDは、ホストMPU12と通信
するためにDSPに使用される16ビットレジスタであ
る。MPU12はこのレジスタに読み込みアクセスのみ
を行い、このレジスタに書き込むMPUは全て無視され
る。DSPはこのレジスタに書き込みアクセスのみを行
い、このレジスタからDSPが読み込もうとすると、必
ずデータが無効になる。このレジスタに書き込むDSP
は、割込み解禁ならば、MPU12へTXFULL割込
みを生成する。同様に、このレジスタから読み込むMP
U12は、割込み解禁にならば、DSPへTXEMPT
Y割込みを生成する。
【0052】DSPRXDは、DSPと通信するために
MPU12が使用する16ビットレジスタである。MP
U12はこのレジスタに書き込みアクセスのみを行い、
このレジスタからMPU12が読み込もうとすると、必
ずデータが無効になる。DSPはこのレジスタへ読み込
みアクセスのみを行い、このレジスタへ書き込むDSP
は全て無視される。このレジスタから読み込むDSP
は、割込み解禁されたMPU12へRXEMPTY割込
みを生成する。同様に、このレジスタに書き込むMPU
12は、割込み解禁にならば、DSPへRXFULL割
込みを生成する。
【0053】MPU12ステータスレジスタ 図4cに示すPCSRは、DSP/メモリモジュール4
0がスマートモードにあるときに、I/Oアドレス00
52hに配置されるDSPへの16ビット読取り専用レ
ジスタである。複数のホスト通信レジスタのステータス
を決定するためのDSP空間に、これを使用する。表6
に、そのビットを定義する。
【0054】
【表9】
【0055】ビットI/Oレジスタ(予備) BIORは、DSP/メモリモジュール40がスマート
モードにあるときに、I/Oアドレス0053hに位置
するDSPへの16ビット読み書き‖読取り専用レジス
タである。BIORは、(図12に関連して説明される
ような)アナログフロントエンドから情報を受け取り、
これによりDSP/メモリモジュール40が、ライン−
イン/アウト、マイクロフォン入力、電話線またはセル
電話接続のような外部信号を通じて、情報を受け取れる
ようにする。
【0056】システム構成レジスタ 図4dに示すSYSCFGレジスタは、DSP/メモリ
モジュール40がスマートモードにあるときに、I/O
アドレス0054hに位置するDSPへの16ビット読
み書きレジスタである。CLKMD1=0、バスアービ
トレーション、グローバルデータページング、外部メモ
リ構成およびページングのときに、DSPへのクロック
入力の周波数を制御するために、DSPがこれを使用す
る。
【0057】
【表10】
【表11】
【0058】ハンチングプロトコル DSP/メモリモジュール40を接続する以前に適当な
ドライバが設置されていれば、システム電力が巡回し、
ドライバが呼び出され、自動的に全空間を探索し、どこ
にDSP/メモリモジュール40外地するかを識別す
る。DSP/メモリモジュール40が位置する場所を確
認するプロトコルと手順は、ハンチングプロトコルと呼
ばれる。MPU12は、ドライバの制御の下に、図5に
示すようにDSP/メモリモジュール40を配置する。
【0059】ブロック60とブロック62において、M
PU12はシグネチャすなわち固定したパターン、例え
ばA320を、メモリ空間の一端から開始して上方へ
(または下方へ)の各メモリ空間に、n回書き込む。n
は典型的に4の数であるが、他のどんな数でもあり得
る。しかし、それはハードウェアが決定するドライバに
より指定されなければならない。この固定したパターン
は、シグネチャパターンと呼ばれる。
【0060】ブロック64で、MPU12は、この固定
したパターンを書き込んだメモリ位置を読み込む。ブロ
ック66の決定において、読まれた値が書かれた値に一
致すれば、それからMPU12がアドレスカウンタを進
めて、次に続くメモリ位置について、上記の処理を繰り
返す(ブロック68とブロック70)。
【0061】決定ブロック66で、読まれた値がちょう
ど書かれた値に一致しなければ、そしてそれが所定の応
答値(例えば、シグネチャの補数)に等しければ、それ
がDSP/メモリモジュール40の位置を決めたと、ド
ライバは仮定する。このアドレス値が、シグネチャレジ
スタ(SIGR)のアドレスである。ドライバは、この
アドレスを将来の参照のために記憶する。決定ブロック
72でデータが応答値に等しいと読まれなければ、その
ときはエラー信号が発生する。
【0062】メモリマッピング 構成モード 図6は、DSP/メモリモジュール40が構成モジュー
ルにあるときに、MPU12から見たメモリマップを図
示する。上記のように、MPU12がDSP/メモリモ
ジュール40上のDSP回路44を使用することを決定
すると、シグネチャパターンを、n回、直接SIGRレ
ジスタに書き込む。これがモジュールを構成モードへ切
り換える。モジュール上のDSP56はまだ電源が入っ
ていない。MPU12は、モジュールに関する情報を得
るために、SIGRレジスタに従っていくつかのアドレ
スにアクセスできる。モジュール情報構造(MIS)メ
モリ72内の数バイト長に記憶されるヘッダの形式に、
これはなり得る。このヘッダは、DSP/メモリモジュ
ール40上のDSPのタイプ、DSP/メモリモジュー
ル40が32ビットプロセッサであるか、または16ビ
ットプロセッサであるか、DSP関連のローカルメモリ
58のサイズ、DSP/メモリモジュール40上のメモ
リのサイズ、その他関連情報を指定する。ドライバは、
この構成ヘッダを将来の参照のために保存する。(何か
の理由でPC上に電力が再生すれば、DSP/メモリモ
ジュールは、常に標準モードで立ち上がる。)
【0063】SIGRレジスタに続いて、現在利用可能
な適切な制御レジスタ52を使用して、MPU12は、
DSPのローカルメモリ58にプログラムとデータをダ
ウンロードする。(これは、DSP56に関連するロー
カルメモリをパワーアップしなければならないが、DS
P56はオフのままであることを意味する。)
【0064】構成モードで利用可能なDSPLOCレジ
スタにより、MPU12がSIGRおよび他の制御レジ
スタをDSP/メモリモジュール40上の他の位置へ再
配置することができる。MPU12は、制御レジスタ5
2を新アドレスへ移動させないと決定した場合も、DS
PLOCレジスタへ0を書き込まなければならない。次
にMPU12はシグネチャパターンA320をSIGR
レジスタへ書き込んで、モジュールを構成モードから標
準モードへ切り換える。
【0065】スマートモード MPU12がDSP/メモリモジュール上のパワーを呼
び出すとき、モジュール上に利用可能なメモリがあるか
どうかを最初に決定する。現在のいくつかのアプリケー
ションは、DSP/メモリモジュール40のアドレス空
間内の割当てメモリを有し得る。従って、MPU12
は、あらゆる既存のアプリケーションメモリを、新しい
ロケーションへ移動する。代わりに、MPU12は、制
御レジスタをDSP/メモリモジュール上の他のアドレ
スへ再配置することを決定し得る。制御レジスタ52の
アドレスを再配置するために、MPU12は、上記のD
SP/メモリモジュール40の構成モードへ入る。構成
モードでのDSPLOCレジスタは、MPU12がSI
GRレジスタおよび他の共用レジスタを、DSP/メモ
リモジュール40上の他のロケーションへ再配置するこ
とを可能にする。この柔軟性が必要な理由は、SIGR
レジスタ上で重複する割当てメモリを有するDSP/メ
モリモジュール40に、MPU12が予めアプリケーシ
ョンを割り当てられているかも知れないからである。M
PU12は、構成モードから標準モードへ、また標準モ
ードからスマートモードへ切り替わる。スマートモード
において、MPU12は、必要なディジタル信号処理プ
ログラムとデータを、DSP56のローカルメモリ58
へダウンロードする。制御レジスタへ書き込むことによ
り、MPU12はDSP56を開始できる。
【0066】ベースレジスタへの書き込みに加えて、M
PU12は、DSPに関連するSRAM上の共用メモリ
サイズレジスタへ書き込むが、後者はホストMPU12
とDSP56の間の共用メモリの量を指定する。共用メ
モリは、MPU12と同様にDSP56からもアクセス
できる。
【0067】共用メモリがMPUにより0と指定されれ
ば、次にDSP/メモリモジュール40はスマートメモ
リモードになるように命令される。この場合、制御レジ
スタ52だけがMPUでアクセス可能である。MPU1
2から見たメモリマップの略図が図7に示される。この
モードでは、MPUは制御レジスタ52から読み書きで
きる。MPUは、制御レジスタ52を通してMIS72
にアクセスでき、また制御レジスタLM_RW_ADD
R、制御レジスタLM_RW_DATA、制御レジスタ
LM_ADR_OFFSETを通じてローカルメモリ5
8(DSP_PMはDSPのローカルプログラムメモリ
であり、DSP_DMはDSPのローカルデータメモリ
である)にアクセスでき、また、制御レジスタDSPT
xD、制御レジスタDSPRxDを通じて、MPUは、
DSP56のI/Oレジスタ74へアクセスできる。
【0068】しかしながら、もし共用メモリがMPUに
より0でない値に指定されれば、そのモードはスマート
共用メモリとして参照される。このモードでは、指定さ
れた額のメモリが、MPUとDSPの間の共用メモリと
して利用できる。図8は、スマート共用モードのMPU
12から見たメモリマップを図示する。
【0069】スマートメモリモードにおいて、MPU1
2は最初にセマフォビットを読み、これをテストして、
共用メモリが現在DSPによりアクセスされているかど
うかを決定し、もし使用されていなければ、MPUは共
用メモリにアクセスするのに先立って、前記セマフォビ
ットをセットする(そして、アクセスが完了すれば、こ
のビットを「0」に返す)。しかしながら、セマフォビ
ットが既にセットされていて、DSP56が現在共用メ
モリ54にアクセス中であることを示すならば、MPU
12は共用メモリ要求ビット(DSPCRレジスタ中に
手動保留ビットと言及されている)へ「1」を書くこと
ができる。この書き込みは、DSP/メモリモジュール
40のハードウェアモジュールにより検出される。次に
モジュールコントローラは、DSP56を保留させるの
に適当な動作をする。すなわち、モジュールコントロー
ラは、共用メモリ54へのDSPのアクセスを停止し
て、MPU12への共用メモリ54のアクセスを返す。
従って、共用メモリ要求ビットは、共用メモリをDSP
56が使用中でも、MPUが共用メモリへのアクセスを
要求できるようにする。
【0070】代案として、共用メモリへのアクセスを速
くするために、このプロトコルを避けることができる。
しかしながら、このプロトコルの回避は、MPU共用メ
モリの要求に応答するのに充分に速いハードウェア、ま
たはデュアルポートDRAMも使用を、必要とする。
【0071】モジュールインプリメンテーション 図9から図12は、DSP/メモリモジュール40とD
SP回路44の種々な実施例を図示する。図9に示す実
施例では、MMU14(図1参照)からのデータとアド
レスのバス75をモジュールコントローラ76が受け取
る。メモリとアドレスのバス75はまた、一つまたはそ
れ以上のDRAM(ダイナミックランダムアクセスメモ
リ)78に結合されていて、これらがDSP/メモリモ
ジュール40上の従来のメモリを形成する。その上、一
つまたはそれ以上のDPRAM(デュアルポートランダ
ムアクセスメモリ)80がモジュールコントローラに結
合されている。DPRAMは、モジュールコントローラ
76によりマップされて、共用メモリとして指定された
アドレスになっている。DPRAM80の出力はDSP
ローカルバス82に結合されて、後者はモジュールコン
トローラ76を、DSP56、共用メモリ58、(オプ
ションとして)CODEC(コンプレッサ/デコンプレ
ッサ)84に結合している。
【0072】このモジュールは、MMUから来る標準メ
モリバス信号を有する。例えば、SIMM、DIMMに
典型的に見出されるアドレス線、データ線、制御線、ま
たはノート型コンピュータに、PC、PDAに見いださ
れる他のメモリ拡張モジュールがある。このプロトタイ
プは、上述した演算の標準モード、構成モード、スマー
トモードを有する。
【0073】演算において、モジュール上のDRAM
は、MPU12とDSP56に共用されていない。標準
モードにおいて、DSP/メモリモジュール40の全メ
モリ空間にわたるDRAM78へ、MPU12が読み書
きする。しかしながらスマートモードにおいては、MP
U12による共用メモリ54への読み書きを、モジュー
ルコントローラ76が、DRAMの対応するロケーショ
ンの代わりに、DPRAM80へパスする。DSP56
はDPRAM80にだけ読み書きでき、DRAM78に
対してはできない。この構成は、MPU12とDSP5
6の間のメモリアクセスの競合を減少する。
【0074】制御レジスタ42とMIS72は、モジュ
ールコントローラ76内にインプリメントできる。
【0075】図10にDSP/メモリモジュール40の
第2実施例を示すが、そのモジュールコントローラ76
は、DRAM78へアクセスを、スイッチ86を通じ
て、データおよびアドレスのバス75とDSPローカル
バス82の間で切り換える。しかしながら、MPU12
はDRAM78内の共用アドレスよりも高い優先度を有
し、DSP56とMPU12が同時にDRAM78へア
クセスしようとしたときは、モジュールコントローラは
DSP56を保留させて、MPUメモリバス75へ切り
換える。
【0076】MPUメモリバスは、通常のデータ線、ア
ドレス線、制御線からなる典型的なメモリバスである。
DRAM58へのMPUのアクセスはトランスペアレン
トである、すなわち、MPU12がどんな遅延をも受け
ないように、モジュールコントローラ76が切り替えを
遂行する。MPU12に関する限り、通常のメモリ拡張
モジュールとして、DRAM78だけをモジュールが含
むとしても、MPU12はDRAM78へのアクセス
に、同一の遅延を受ける。
【0077】トランスペアレントな切り替えを提供する
ためには、DSP/メモリモジュールの公称速度定格よ
りも速い速度定格のDRAM78を使用する必要があ
る。例えば、70nsのDSP/メモリモジュールを提
供するためには、僅かな切り替え遅れを補償するため
に、60nsのDRAMを使用する必要がある。
【0078】図11は、DSP/メモリモジュールの第
3実施例を図示する。この実施例においては、MPUメ
モリバス75とDSPローカルバス82の間の切り替え
の遅延のゆえに、WAIT信号を備えている。複数のバ
スの間の切り替えがあるときに、切り替え発生中のMP
Uのアクセスを保留することを表明できる。このWAI
T信号は、追加の線を使用するか、または既存の標準メ
モリバス信号の組合わせを使用する、例えば、リフレッ
シュ信号と書き込み信号の独自な組み合わせで、MMU
とMPU12へ、WAITが表明されたことを通知す
る。代わりに、将来の標準メモリモジュールにおいて、
独立の信号線またはメモリが割り当てられるかも知れな
い。
【0079】さらに、この実施例はまた、MPU12の
ような外部デバイスへモジュールが割込みを送れるよう
にする、割込み要求信号(IREQ)をサポートする。
この割込みは、例えば、DSPがそのタスクを完了した
ことをMPU12へ通知する。例えば、MPU12は、
波形テーブルの音(wavetable sound
s)への翻訳のためにデータを共用メモリに配置でき、
演算が完了したときにDSPがMPU12に割込み可能
にすることにより、DSP56により変換が行われてい
る間に、MPU12が他のタスクを行うことができる。
このIREQ信号は、既存の標準メモリバス信号の組み
合わせを使用して実行できる。例えば、リフレッシュ信
号と書き込み許可信号の組み合わせを使用して、ホスト
にペンディングサービス要求の信号をすることができ
る。代わりに、将来の標準メモリモジュールにおいて、
独立の信号線またはメモリが割り当てられるかも知れな
い。
【0080】以下の節は、WAIT信号とIREQ信号
をインプリメントする方法を説明する。6つのオプショ
ンが議論されて、これらの信号をホストコントローラに
より如何に接続し取り扱うかが示される。(ホストコン
トローラはまた、本書において、メモリコントローラと
も呼ばれている。)これらの信号をメモリモジュール
(MM)について議論する。下記の例において、デュア
ルインラインメモリモジュール(DIMM)を、高速ペ
ージモード(FPM)、拡張データ出力(EDO)、同
期(S)または2重データ速度同期(DDR−S)ダイ
ナミックランダムアクセスメモリのいずれかと共に、我
々は考察した。しかしながら、これらの教示は、他のタ
イプのメモリ/メモリモジュールにも同様に応用でき
る。これらのDIMM98は、それぞれ2つまたはそれ
以上のメモリのバンクを有する。
【0081】IREQ信号とWAIT信号の実行オプシ
ョン1:各バンクにつき1つのWAIT信号と1つの割
込み信号:
【0082】DIMMインパクト ・このオプションはDIMMモジュール98、/MWA
IT0信号101、/MWAIT1信号102、/MI
RQ0信号103、/MIRQ1信号104の各々に4
つの信号を加える。 ・図14のブロック図を参照。
【0083】メモリコントローラインパクト ・メモリコントローラは、nバンクの各々に加えられた
1つの/MWAITn信号(101または102)およ
び1つの/MIRQn信号(103または104)を有
する。こうして、バンクの全数がnであるとき、2nの
エクストラ・ピンが必要である。 ・メモリコントローラ76は、上記の追加信号を理解す
るのに必要な論理回路を含む。 ・メモリコントローラ76は、(必要ならば)セットア
ップレジスタ76aを含む。 ・図14のブロック図を参照。
【0084】信号のリストと定義:
【0085】
【表12】
【0086】
【表13】
【0087】DSPアクセスのためのメモリ適格性(D
DR−S/SDRAMのみ) 従来のDRAMと異なって、同期式DRAMは2つまた
は4つの内部バンクを有する。この機能のゆえに、この
メモリコントローラは同時に2ページまたは4ページを
開くことができ、また読み書きアクセスのために、それ
らの間で瞬間的に切り換えることができる。この機能
は、このメモリへのDSPアクセスの適格性を、従来の
DRAMでよりも、やや複雑にしている。適格性のため
の一組の規則を定義しなければならない。
【0088】オプション1:共有SDRAMは、(PA
LLコマンドの後に)全てのページが閉じることがわか
っているときにだけ、DSPアクセスに適格である。こ
れは、ホストとDSPの間にページの競合が何もないこ
とを保証する。メモリの適格性の時点ののちに、ホスト
コントローラは/Sn低をドライブし、また何かの新コ
マンドを発行する以前にWAIT信号をモニタしなけれ
ばならない。それから/MWAITnが高としてサンプ
リングされるサイクルに続くサイクル内に、ACTVコ
マンドを表明できる。ホストコントローラが、全てのメ
モリアクセスの終わりに閉じる場合に、このオプション
が最も有効に働く。このオプションは、SDRAMを
(シングルバンクの)標準的なDRAMに最も似せて取
り扱う。図16を参照されたい。
【0089】オプション2:DSPがアクセスを望む特
定のバンクのために、ホストコントローラがREADA
コマンド、WRITEAコマンド、またはPreコマン
ドを実行したのちに、メモリがバンクごとのDSPアク
セスに適格になる。この方法は、ややまわりくどく、ホ
ストコントローラが現在アクセスしているバンクをDS
Pがモニタする必要がある。また、これら3つのコマン
ドの1つの後に、ホストコントローラが別の内部バンク
上でWRITEコマンドまたはREADコマンドを直ち
に実行することを選ぶかも知れないので、DSPがこれ
らのメモリに直ちにアクセスできないかも知れない。希
望するバンクがプレチャージされていることがわかって
いる場合は、バースト読み書きが完了し、また/Sn入
力が高であるか、またはメモリ動作なしに事前定義の数
のクロックサイクルがあったのちに、メモリはDSPア
クセスに適格である。しかしながら、他のページはまだ
開いているかも知れないので、ホストコントローラが同
一ページのアクセス中にいくつかの待機をこうむるかも
知れない。メモリ適格性の時点ののちに、ホストコント
ローラは、/Sn低をドライブし、また何かの新ドライ
ブを発行する以前にWAIT信号をモニタしなければな
らない。それからACTVコマンド、WRITEコマン
ド、READコマンドを、/MWAITnが高としてサ
ンプリングされるサイクルに続くサイクル中に、表明で
きる。図17を参照されたい。
【0090】オプション3:メモリは、あらゆる時にD
SPアクセスに適格である。このオプションにより、ホ
ストコントローラがメモリのトランザクションに現在ビ
ジーでないときに、DSPはページを中断しメモリにア
クセスできる。バースト読み書きが完了したのち、およ
び/Sn入力が高であるとき、またはメモリ活動なしで
事前定義の数のクロックサイクルの後、メモリがDSP
アクセスに適格である。DSPはメモリにアクセスでき
た後に、PALLコマンドまたは一つまたはそれ以上の
PREコマンドを経由してアクセスしたい全てのバンク
に対して、プリチャージを発行する責任がある。プリー
チャージングが完了した後に、DSPは希望する行につ
いてACTVコマンドを発行できる。メモリ適格の時点
の後に、ホストコントローラは/Sn低をドライブし、
また何かの新コマンドを発行する以前にWAIT信号を
モニタしなければならない。/MWAITnが低とサン
プリングされれば、次にコントローラは新しいACTV
コマンドでページを再開しなければならない。図18を
参照されたい。
【0091】割込みなしのDSPアクセスの終わりに、
DSPは二つのオプションを有する。すなわち、 a) DSPはアクセスしたバンクをプリチャージし、
(ASTVコマンドを介して)ディストラスト(dis
trust)されたページを再開し、また/MWAIT
n信号を高に戻してドライブする。(これはもちろんD
SPが最後のホストコントローラのページアドレスをレ
ジスタする必要がある。) b) DSPはアクセスしたバンクにプリチャージし、
また/MWAITn信号を低にドライブし続けて、全て
の希望するページがACTVコマンド経由で再開されな
ければならないことを、コントローラへ指示する。
【0092】メモリコントローラ設定レジスタ nバンクのどれが/MWAITn信号をドライブするか
を事前定義するために、メモリコントローラにn個のレ
ジスタビットを加えることは助けになるであろう。この
/MWAITn信号をドライブしないメモリバンクへの
アクセスは、各メモリアクセスのための/MWAITn
信号のサンプリングに関連して起こり得るコントローラ
の呼び出し時間に悩まされる必要がない。
【0093】IREQ信号およびWAIT信号の実行オ
プション2:全てのDAMMのための一つのグローバル
WAIT信号、および各バンクのための一つの割込み信
号:
【0094】DIMMインパクト ・このオプションは、DIMMモジュール98、/MW
AIT信号105、/MIRQ0信号103、/MIR
Q1信号104の各々に3つの信号を加える。 ・図19のブロック図を参照されたい。
【0095】メモリコントローラインパクト ・メモリコントローラはn個のバンクの各々に加えられ
た一つの/MIRQn信号(103または104)を有
する。メモリコントローラは一つのそして一つだけの/
MWAIT信号(105)を加えられる。こうしてメモ
リバンクの全数がnであるところでは(1+n)の余分
のが必要である。 ・メモリコントローラは上記の追加された信号を理解す
るために必要な論理回路を含む ・メモリコントローラは(必要ならば)設定レジスタを
含む。 ・図19のブロック図を参照されたい。
【0096】信号のリストと説明
【0097】
【表14】
【0098】
【表15】
【0099】DSPアクセスのためのメモリ適格性(D
DR−S/SDRAMのみ) 従来のDRAMと異なって、同期式DRAMは2つまた
は4つの内部バンクを有する。この機能のゆえに、この
メモリコントローラは同時に2ページまたは4ページを
開くことができ、また読み書きアクセスのために、それ
らの間で瞬間的に切り換えることができる。この機能
は、このメモリへのDSPアクセスの適格性を、従来の
DRAMでよりも、やや複雑にしている。適格性のため
の一組の規則を定義しなければならない。
【0100】オプション1:共有SDRAMは、(PA
LLコマンドの後に)全てのページが閉じることだ知ら
れているときにだけ、DSPアクセスに適格である。こ
れは、ホストとDSPの間にページの競合が何もないこ
とを保証する。メモリの適格性の時点ののちに、ホスト
コントローラは/Sn低をドライブし、また何かの新コ
マンドを発行する以前にWAIT信号をモニタしなけれ
ばならない。それから/MWAITnが高としてサンプ
リングされるサイクルに続くサイクル内に、ACTVコ
マンドを表明できる。ホストコントローラが、全てのメ
モリアクセスの終わりに閉じる場合に、このオプション
が最も有効に働く。このオプションは、SDRAMを
(シングルバンクの)標準的なDRAMに最も似せて取
り扱う。図21を参照されたい。
【0101】オプション2:DSPがアクセスを望む特
定のバンクのために、ホストコントローラがREADA
コマンド、WRITEAコマンド、またはPREコマン
ドを実行したのちに、メモリがバンクごとのDSPアク
セスに適格になる。この方法は、ややまわりくどく、ホ
ストコントローラが現在アクセスしているバンクをDS
Pがモニタする必要がある。また、これら3つのコマン
ドの1つの後に、ホストコントローラが別の内部バンク
上でWRITEコマンドまたはREADコマンドを直ち
に実行することを選ぶかも知れないので、DSPがこれ
らのメモリに直ちにアクセスできないかも知れない。希
望するバンクがプレチャージされていることがわかって
いる場合は、バースト読み書きが完了し、また/Sn入
力が高であるか、またはメモリ動作なしに事前定義の数
のクロックサイクルがあったのちに、メモリはDSPア
クセスに適格である。しかしながら、他のページはまだ
開いているかも知れないので、ホストコントローラが同
一ページのアクセス中にいくつかの待機をこうむるかも
知れない。メモリ適格性の時点ののちに、ホストコント
ローラは、/Sn低をドライブし、また何かの新ドライ
ブを発行する以前にWAIT信号をモニタしなければな
らない。それからACTVコマンド、WRITEコマン
ド、READコマンドを、/MWAITnが高としてサ
ンプリングされるサイクルに続くサイクル中に、表明で
きる。図22を参照されたい。
【0102】オプション3:メモリは、あらゆる時にD
SPアクセスに適格である。このオプションにより、ホ
ストコントローラがメモリのトランザクションに現在ビ
ジーでないときに、DSPはページを中断しメモリにア
クセスできる。バースト読み書きが完了したのち、およ
び/Sn入力が高であるとき、またはメモリ活動なしで
事前定義の数のクロックサイクルの後、メモリがDSP
アクセスに適格である。DSPはメモリにアクセスでき
た後に、PALLコマンドまたは一つまたはそれ以上の
PREコマンドを経由してアクセスしたい全てのバンク
に対して、プリチャージを発行する責任がある。プリー
チャージングが完了した後に、DSPは希望する行につ
いてACTVコマンドを発行できる。メモリ適格の時点
の後に、ホストコントローラは/Sn低をドライブし、
また何かの新コマンドを発行する以前にWAIT信号を
モニタしなければならない。/MWAITnが低とサン
プリングされれば、次にコントローラは新しいACTV
コマンドでページを再開しなければならない。図23を
参照されたい。
【0103】割込みなしのDSPアクセスの終わりに、
DSPは二つのオプションを有する。 a) DSPはアクセスしたバンクをプリチャージし、
(ASTVコマンドを介して)ディストラスト(dis
trust)されたページを再開する。/Snが次に低
にドライブされる時は、/MWAITn信号が高で応答
する。(これはもちろんDSPが最後のホストコントロ
ーラのページアドレスを登録する必要がある。) b) DSPはアクセスしたバンクにプリチャージす
る。/Snが次に低にドライブされるときに/MWAI
Tn信号が高で応答し、希望のページがACTVコマン
ド経由で再開されなければならないことをコントローラ
へ指示する。
【0104】メモリコントローラ設定レジスタ nバンクのどれが/MWAITn信号をドライブするか
を事前定義するために、メモリコントローラにn個のレ
ジスタビットを加えることは助けになるであろう。この
/MWAITn信号をドライブしないメモリバンクへの
アクセスは、各メモリアクセスのための/MWAITn
信号のサンプリングに関連して起こり得るコントローラ
の呼び出し時間に悩まされる必要がない。
【0105】IREQ信号およびWAIT信号の実行オ
プション3:各バンクのための一つの複合WAIT/割
込み信号:
【0106】DIMMへのインパクト ・このオプションは、DIMMモジュール98、/M0
WAIT/IRQ信号107、/M1WAIT/IRQ
信号108の各々に2つの信号を加える。 ・図24のブロック図を参照されたい。
【0107】メモリコントローラへのインパクト ・メモリコントローラはn個のバンクの各々に加えられ
た一つのMnWAIT/IRQ信号(107または10
8)を有する。こうしてメモリバンクの全数がnである
ところではn個のエクストラピンが必要である。 ・メモリコントローラは上記の追加された信号を理解す
るために必要な論理回路を含む ・メモリコントローラは(必要ならば)設定レジスタを
含む。 ・図24のブロック図を参照されたい。
【0108】信号のリストと説明
【0109】
【表16】
【0110】
【表17】
【0111】DSPアクセスのためのメモリ適格性(D
DR−S/SDRAMのみ) 従来のDRAMと異なって、同期式DRAMは2つまた
は4つの内部バンクを有する。この機能のゆえに、この
メモリコントローラは同時に2ページまたは4ページを
開くことができ、また読み書きアクセスのために、それ
らの間で瞬間的に切り換えることができる。この機能
は、このメモリへのDSPアクセスの適格性を、従来の
DRAMでよりも、やや複雑にしている。適格性のため
の一組の規則を定義しなければならない。
【0112】オプション1:共有SDRAMは、(PA
LLコマンドの後に)全てのページが閉じることがわか
っているときにだけ、DSPアクセスに適格である。こ
れは、ホストとDSPの間にページの競合が何もないこ
とを保証する。メモリの適格性の時点ののちに、ホスト
コントローラは/Sn低をドライブし、また何かの新コ
マンドを発行する以前にWAIT信号をモニタしなけれ
ばならない。それから/MnWAIT/IRQが高とし
てサンプリングされるサイクルに続くサイクル内に、A
CTVコマンドを表明できる。ホストコントローラが、
全てのメモリアクセスの終わりに閉じる場合に、このオ
プションが最も有効に働く。このオプションは、SDR
AMを(シングルバンクの)標準的なDRAMに最も似
せて取り扱う。図26を参照されたい。
【0113】オプション2:DSPがアクセスを望む特
定のバンクのために、ホストコントローラがREADA
コマンド、WRITEAコマンド、またはPREコマン
ドを実行したのちに、メモリがバンクごとのDSPアク
セスに適格になる。この方法は、ややまわりくどく、ホ
ストコントローラが現在アクセスしているバンクをDS
Pがモニタする必要がある。また、これら3つのコマン
ドの1つの後に、ホストコントローラが別の内部バンク
上でWRITEコマンドまたはREADコマンドを直ち
に実行することを選ぶかも知れないので、DSPがこれ
らのメモリに直ちにアクセスできないかも知れない。希
望するバンクがプレチャージされていることがわかって
いる場合は、バースト読み書きが完了し、また/Sn入
力が高であるか、またはメモリ動作なしに事前定義の数
のクロックサイクルがあったのちに、メモリはDSPア
クセスに適格である。しかしながら、他のページはまだ
開いているかも知れないので、ホストコントローラが同
一ページのアクセス中にいくつかの待機をこうむるかも
知れない。メモリ適格性の時点ののちに、ホストコント
ローラは、/Sn低をドライブし、また何かの新ドライ
ブを発行する以前にWAIT信号をモニタしなければな
らない。それからACTVコマンド、WRITEコマン
ド、READコマンドを、/MnWAIT/IRQが高
としてサンプリングされるサイクルに続くサイクル中
に、表明できる。図27を参照されたい。
【0114】オプション3:メモリは、あらゆる時にD
SPアクセスに適格である。このオプションにより、ホ
ストコントローラがメモリのトランザクションに現在ビ
ジーでないときに、DSPはページを中断しメモリにア
クセスできる。バースト読み書きが完了したのち、およ
び/Sn入力が高であるとき、またはメモリ活動なしで
事前定義の数のクロックサイクルの後、メモリがDSP
アクセスに適格である。DSPはメモリにアクセスでき
た後に、PALLコマンドまたは一つまたはそれ以上の
PREコマンドを経由してアクセスしたい全てのバンク
に対して、プリチャージを発行する責任がある。プリー
チャージングが完了した後に、DSPは希望する行につ
いてACTVコマンドを発行できる。メモリ適格の時点
の後に、ホストコントローラは/Sn低をドライブし、
また何かの新コマンドを発行する以前にWAIT信号を
モニタしなければならない。/MnWAIT/IRQが
低とサンプリングされれば、次にコントローラは新しい
ACTVコマンドでページを再開しなければならない。
図28を参照されたい。
【0115】割込みなしのDSPアクセスの終わりに、
DSPは二つのオプションを有する。すなわち、 a) DSPはアクセスしたバンクをプリチャージし、
(ASTVコマンドを介して)ディストラストされたペ
ージを再開する。/Snが次に低になるときに、/Mn
WAIT/IRQ信号が高として反応する。(これはも
ちろんDSPが最後のホストコントローラのページアド
レスをレジスタする必要がある。) b) DSPはアクセスしたバンクにプリチャージす
る。/Snが次に低になるときに、/MnWAIT/I
RQ信号が高として反応し、全ての希望するページがA
CTVコマンド経由で再開されなければならないこと
を、コントローラへ指示する。
【0116】メモリコントローラ設定レジスタ nバンクのどれが/MnWAIT/IRQ信号をドライ
ブするかを事前定義するために、メモリコントローラに
n個のレジスタビットを加えることは助けになるであろ
う。この/MnWAIT/IRQ信号をドライブしない
メモリバンクへのアクセスは、各メモリアクセスのため
の/MnWAIT/IRQ信号のサンプリングに関連し
て起こり得るコントローラの呼び出し時間に悩まされる
必要がない。
【0117】IREQ信号およびWAIT信号の実行オ
プション4:WAIT信号なし、各バンクのための1個
の割込み信号:
【0118】DIMMへのインパクト ・このオプションは、DIMMモジュール98、/MI
RQ0信号103、/MIRQ0信号104の各々に2
つの信号を加える。 ・図29のブロック図を参照されたい。
【0119】メモリコントローラへのインパクト ・メモリコントローラはn個のバンクの各々に加えられ
た一つのMIRQn信号(103または104)を有す
る。WAIT機能のインプリメンテーションは2.4.
6節に後述する。こうしてメモリバンクの全数がnであ
るところではn個の余分なピンが必要である。 ・メモリコントローラは上記の追加された信号を理解す
るために必要な論理回路を含む。 ・メモリコントローラは、WAIT機能をインプリメン
トするための適当な設定レジスタと論理回路を含む。 ・図29のブロック図を参照されたい。
【0120】信号のリストと説明
【0121】
【表18】
【0122】DSPアクセスのためのメモリ適格性(D
DR−S/SDRAMのみ) 従来のDRAMと異なって、同期式DRAMは2つまた
は4つの内部バンクを有する。この機能のゆえに、この
メモリコントローラは同時に2ページまたは4ページを
開くことができ、また読み書きアクセスのために、それ
らの間で瞬間的に切り換えることができる。この機能
は、このメモリへのDSPアクセスの適格性を、従来の
DRAMでよりも、やや複雑にしている。適格性のため
の一組の規則を定義しなければならない。
【0123】このオプションのために、(PALLコマ
ンドの後に)全てのコマンドが閉じられるのが知られて
いるときにだけ、SDRAMがDSPアクセスに適格で
ある。これはメモリコントローラの設計を大いに簡単に
して、どこから適格性の領域が始まるかをコントローラ
が決定するのを容易にしている。これはホストとDSP
の間に競合がないことを保証する。メモリアクセスの終
了ごとにホストコントローラが全ページを閉じたなら
ば、このオプションは最も有効に働くであろう。このオ
プションは、SDRAMを(シングルバンクの)標準的
なDRAMのように取り扱う。
【0124】メモリコントローラ設定レジスタ MMが「スマートモード」にあるときは、選択されたバ
ンク中の(S)DRAMが共用されるので、メモリアク
セスのRAS−to−CAS遅延が必要である。FPM
またはEDO DRAMの場合は、RAS−to−CA
S遅延とは、/RASの立ち下がりエッジから/CAS
の立ち下がりエッジまでの時間のことをいう。SDRA
M使用の場合は、RAS−to−CAS遅延とは、RO
W ACTIVEとREADコマンドまたはWRITE
コマンドの間のメモリクロックサイクルの数のことをい
う。/CASの立ち下がりエッジの後の他の全てのタイ
ミングは、通常通り進行し得る。
【0125】この遅延(またはWAIT)機能をインプ
リメントするためには、メモリコントローラへn個のレ
ジスタを追加して、n個のバンクの各々にRAS−to
−CAS待ち時間を事前定義することが必要である。今
日多くのコントローラはこの機能を有するが、しかしグ
ローバル(バンク−バイ−バンクでない)ベースにおい
てである。共用メモリをコントローラへ返すためには、
コントローラはRAS−to−CAS遅延をMMに必要
な時間よりも大きな値に拡張することもできなければな
らない。一般に、この時間はMM上で使用される特定の
DRAMについて、tRC(読み込みまたは書き込みのサ
イクルタイム)と同じ程度である。このオプションにお
いてはメモリが利用可能な時を示すMMからのフィール
ドバックが何もないので、前記RAS−to−CAS遅
延時間はtRC+tMM_BUS _SEIT CHよりも大きな「安全
な」値にセットしなければならず、さもなければ共用メ
モリがメモリコントローラにアクセスされるのを完全に
保証するだけの合計処理時が必要である。
【0126】拡張サイクルを必要とすることを事前定義
されないメモリバンクへのアクセスは、通常運転のため
の電源投入時に設定される。DSP付きの複数のバンク
に対応するレジスタへのアクセスは、電源投入時だけで
なく、動的に行われる。これによりWAIT時間の長さ
は、MMがスマートモードに入ったり出たりするときに
「大急ぎで」変更することができる。
【0127】MMが「スマートモード」にないときは、
MMの選択されたバンクは標準的なDRAMのように通
常に動作する。
【0128】IREQ信号およびWAIT信号の実行オ
プション5:一つの各モジュールのための一つの多重・
ベクトル命令化されたWAIT−INTERRUPT信
号(DDR−S/SDRMのみ):
【0129】DIMMへのインパクト ・このオプションはDIMMモジュール98、/MWA
IT/IRQ信号109の各々に一個の信号を加える。 ・図30のブロック図を参照されたい。
【0130】メモリコントローラへのインパクト ・メモリコントローラは、各MM(二つのバンクを含
む)について追加された一つのMWAIT/IRQ信号
109を有する。 ・メモリコントローラは、上記の追加信号を理解するた
めに必要な論理回路を含む。 ・メモリコントローラは(必要ならば)設定レジスタを
含む。 ・図30のブロック図を参照されたい。
【0131】信号のリストと説明
【0132】
【表19】
【0133】DSPアクセスのためのメモリ適格性 従来のDRAMと異なって、同期式DRAMは2つまた
は4つの内部バンクを有する。この機能のゆえに、この
メモリコントローラは同時に2ページまたは4ページを
開くことができ、また読み書きアクセスのために、それ
らの間で瞬間的に切り換えることができる。この機能
は、このメモリへのDSPアクセスの適格性を、従来の
DRAMでよりも、やや複雑にしている。適格性のため
の一組の規則を定義しなければならない。
【0134】オプション1:共有SDRAMは、(PA
LLコマンドの後に)全てのページが閉じることがわか
っているときにだけ、DSPアクセスに適格である。こ
れは、ホストとDSPの間にページの競合が何もないこ
とを保証する。メモリの適格性の時点ののちに、ホスト
コントローラは/Sn低をドライブし、また何かの新コ
マンドを発行する以前にWAIT信号をモニタしなけれ
ばならない。それから/MWAIT/IRQが高として
サンプリングされるサイクルに続くサイクル内に、AC
TVコマンドを表明できる。ホストコントローラが、全
てのメモリアクセスの終わりに閉じる場合に、このオプ
ションが最も有効に働く。このオプションは、SDRA
Mを(シングルバンクの)標準的なDRAMに最も似せ
て取り扱う。図31を参照されたい。
【0135】オプション2:DSPがアクセスを望む特
定のバンクのために、ホストコントローラがREADA
コマンド、WRITEAコマンド、またはPREコマン
ドを実行したのちに、メモリがバンクごとのDSPアク
セスに適格になる。この方法は、ややまわりくどく、ホ
ストコントローラが現在アクセスしているバンクをDS
Pがモニタする必要がある。また、これら3つのコマン
ドの1つの後に、ホストコントローラが別の内部バンク
上でWRITEコマンドまたはREADコマンドを直ち
に実行することを選ぶかも知れないので、DSPがこれ
らのメモリに直ちにアクセスできないかも知れない。希
望するバンクがプリチャージされていることがわかって
いる場合は、バースト読み書きが完了し、また/Sn入
力が高であるか、またはメモリ動作なしに事前定義の数
のクロックサイクルがあったのちに、メモリはDSPア
クセスに適格である。しかしながら、他のページはまだ
開いているかも知れないので、ホストコントローラが同
一ページのアクセス中にいくつかの待機をこうむるかも
知れない。メモリ適格性の時点ののちに、ホストコント
ローラは、/Sn低をドライブし、また何かの新ドライ
ブを発行する以前にWAIT信号をモニタしなければな
らない。それからACTVコマンド、WRITEコマン
ド、READコマンドを、/MWAIT/IRQが高と
してサンプリングされるサイクルに続くサイクル中に、
表明できる。図32を参照されたい。
【0136】オプション3:メモリは、あらゆる時にD
SPアクセスに適格である。このオプションにより、ホ
ストコントローラがメモリのトランザクションに現在ビ
ジーでないときに、DSPはページを中断しメモリにア
クセスできる。バースト読み書きが完了したのち、およ
び/Sn入力が高であるとき、またはメモリ活動なしで
事前定義の数のクロックサイクルの後、メモリがDSP
アクセスに適格である。DSPはメモリにアクセスでき
た後に、PALLコマンドまたは一つまたはそれ以上の
PREコマンドを経由してアクセスしたい全てのバンク
に対して、プリチャージを発行する責任がある。プリチ
ャージングが完了した後に、DSPは希望する行につい
てACTVコマンドを発行できる。メモリ適格の時点の
後に、ホストコントローラは/Sn低をドライブし、ま
た何かの新コマンドを発行する以前にWAIT信号をモ
ニタしなければならない。/MWAIT/IRQが低と
サンプリングされれば、次にコントローラは新しいAC
TVコマンドでページを再開しなければならない。図3
3を参照されたい。
【0137】割込みなしのDSPアクセスの終わりに、
DSPは二つのオプションを有する。すなわち、 a) DSPはアクセスしたバンクをプリチャージし、
(ASTVコマンドを介して)ディストラストされたペ
ージを再開する。/Snが次に低になるときに、/MW
AIT/IRQ信号が高として反応する。(これはもち
ろんDSPが最後のホストコントローラのページアドレ
スをレジスタする必要がある。) b) DSPはアクセスしたバンクにプリチャージす
る。/Snが次に低になるときに、/MWAIT/IR
Q信号が高として反応し、全ての希望するページがAC
TVコマンド経由で再開されなければならないことを、
コントローラへ指示する。
【0138】メモリコントローラ設定レジスタ nバンクのどれが/MWAIT/IRQ信号をドライブ
するかを事前定義するために、メモリコントローラにn
個のレジスタビットを加えることは助けになるであろ
う。この/MWAIT/IRQ信号をドライブしないメ
モリバンクへのアクセスは、各メモリアクセスのための
/MWAIT/IRQ信号のサンプリングに関連して起
こり得るコントローラの呼び出し時間に悩まされる必要
がない。
【0139】IREQおよびWAIT信号の実行オプシ
ョン6:信号なし、割り込み線無し、1個のセマフォビ
ット:
【0140】DIMMへのインパクト ・なし
【0141】メモリコントローラへのインパクト ・メモリコントローラは、どれかの共用メモリにアクセ
スする前に、島フォビットメモリ位置にアクセスするこ
とにより、WAIT機能をインプリメントするのに必要
な論理回路を含む。 ・メモリコントローラは、どのバンクが共用メモリによ
り占有されるかを事前定義する設定レジスタを含む。
【0142】信号のリストと説明 ・特別な信号の必要なし。
【0143】ブロック図 ・DIMMとメモリコントローラのピン定義(pino
ut)はそのまま同一である。
【0144】メモリコントローラ設定レジスタ WAIT機能をインプリメントするために、メモリコン
トローラにレジスタのnビットを加えて、どのバンクが
共用メモリを収納するかを事前定義する必要がある。
【0145】IREQとWAIT信号の雑トピック実
行:
【0146】SSTL対TTL 上記に提案した全てのWAITおよび割り込み信号は、
システムのメモリクロック(DDR−S/SDRAMの
場合)の立ち上がりエッジを使用するので、標準的なT
TLまたはLVTTLでインプリメントできる。
【0147】スマートモードにある間、リフレッシュは
次の2つの方法の1つにより処理できる。
【0148】オプション1:メモリコントローラがCB
R(またはEDO DRAMまたはFPMDRAMには
/RASだけ)のリフレッシュを要求すると、メモリが
個のコマンドを検出して(ビジーでなければ)直ちに実
行し、またはリフレッシュコマンドを「バッファアップ
(buffer up)」して、後にDSPがメモリに
アクセスしていないときに実行する。
【0149】オプション2:メモリコントローラがリフ
レッシュを要求し、DSPが共有メモリにアクセスして
いると、上記のオプションに定義された同じWAITプ
ロトコルが実行される。MMがメモリを完全なリフレッ
シュ動作に返すまで、コントローラは待たなければなら
ない。
【0150】メモリバス容量/メモリアクセスタイム 現在のDRAMおよびSDRAMの高速度により、また
将来のDDR−SDRAMの一層の高速度の約束によっ
てさえも、MM設計におけるバスのローディングは、非
常に注意深く考慮されなければならない。メモリアクセ
スタイムtACもまた違反できない非常に重要なパラメ
ータである。
【0151】Basavaメモリモジュール上のバスの
分離のために、バススイッチ(クロスバー)が使用され
る。これにより、最大0.25nsの伝搬遅延を招くだ
けで、PCメモリバスへの切り替え可能な接続が可能に
なる。このタイプのスイッチは4pFないし8pFの静
電容量を接続される線に与えるので、駆動論理回路の仕
様の範囲内に、MMが正しく設計されることが重要であ
る。
【0152】モジュールからモジュールへの通信 DSPを収納する複数のMMが1つのシステム内に配置
される場合は、DSPが互いに通信できるのが有利であ
る。この目的のために、DIMMモジュール上にマザー
ボード接続のピンを配置することは不必要であり、この
目的のために、独立のコネクタを定めればよい。
【0153】インターフェイスバスは、2本ないし3本
の電線で構成される。マスタ/スレーブ関係を定義しな
くても、全てのDSPが互いに通信できるように、プロ
トコルが定義される。この概念の実際の詳細は、間もな
く定義する。図34は、この概念を示す。
【0154】IREQ信号とWAIT信号の実行の結論 下記の表は上記の5つのオプションを要約する。
【0155】
【表20】
【0156】オプション1は断然MMデザインが容易で
あるが、DIMMとメモリコントローラのピンアウト
(pinout)が高い。
【0157】オプション2は多能性とピンの兼ね合いが
最良であり待機機能のためにMMから完全なフィードバ
ックができるが、1+n個の制御ピンを使用するだけで
ある。
【0158】オプション3はDIMMピンとコントロー
ラピンが1本ずつ少ないが、複雑なプロトコルが必要で
ある。オプション4は、オプション3よりも断然インプ
リメントが容易で、同じく低いピンアウト(pinou
t)を誇るが、しかしSDRAMへのDSPのアクセス
しやすさを制約する。
【0159】オプション5はMMのピンが不足するとき
に使用される。オプション5はSDRAMまたはDDR
−SDRAM動作のみをサポートする。
【0160】オプション6は、DIMM上に利用できる
ピンがないとき、最後の手段としてのみ使用される。
【0161】インプリメンテーションの例 図12は、典型的なコンピュータアーキテクチャにおけ
るDSP/メモリモジュール40を図示する。図1に示
す要素に加えて、第2キャッシュ90、キーボードコン
トローラ92、外部AFE(アナログフロントエンド)
が示されている。このアナログフロントエンドは、DS
P/メモリモジュール40上のCODEC84に接続さ
れて、音声データやビデオデータのような外部データを
受信する。典型邸名メモリ拡張モジュール26は、メモ
リバス24のために、ただ1つのコネクタを有する。し
かしながら、この場合、DSP56による外部デバイス
の直接サポートのために、AFE94を備えている。こ
のAFE94は、基板46の他側のコネクタを接続でき
(図2参照)、DSPに接続して直接メモリアクセスを
使ってアクセスすると共に、標準的なSIMMと互換性
を維持する。このAFEは、音響、モデム、無線のアプ
リケーションをサポートする。
【0162】マルチメディア機能の速度を増し、MPU
12の負荷を減らすために、DSP/メモリモジュール
を多くのアプリケーションで使用し得る。第1の例にお
いて、モデム情報は電話線からCODEC84へ来るか
も知れない。ローカルSRAM58を使用して、DSP
56はデータを翻訳して共用メモリ54の中へ置く。M
PU12はそれからこの翻訳されたデータを共用メモリ
54から検索するであろう。これは他の方法ではMPU
12の多くのメモリサイクルを必要とする例であるが、
DSP/メモリモジュール40を使った非常に僅かなM
PUインタラクションで達成できる。
【0163】第2の例において、MPU12は圧縮(c
ompress)されたオーディオまたはビデオを有す
るDVD(ディジタル多用途ディスク)上にファイルを
開くことができる。MPU12は、共有メモリ54に直
接にデータを渡して、DSP56にデータを伸長(de
compress)するよう命令する。データが伸長
(decompress)されると、共有メモリに返さ
れ、ここでMPU12は伸長(decompress)
されたデータを検索して、ディスプレイのためのビデオ
/グラフィックカードのフレームバッファへ送る。これ
は、データがISAバス32またはPCIバス28を通
らなければならない場合には、過度な帯域幅を必要とす
る例であるが、しかしより速いメモリバス24とDSP
/メモリモジュール40を使用して、高速で達成でき
る。
【0164】第3の例は、波形テーブルの合成をするた
めにDSP/メモリモジュール40を使用する。この例
において、共用メモリ54はウェーブメモリの音を記憶
するために使用されるが、これは通常大きなメモリを必
要とする。DSP56は、この合成をするために波形テ
ーブルのデータを使用できる。通常、ウェーブデータ
(典型的に2メガバイトないし4メガバイト)を記憶す
るために、独立のカードとそれ自身のメモリが必要であ
る。こうして、DSP/メモリモジュール40は、波形
テーブル合成をするために、メインメモリを使用するこ
とにより、システムコストを節約する。
【0165】図13は、図12のコンピュータシステム
の変化形を図示し、PCIバス28にAFEカード96
が接続されている。AFEカード96はCODECを含
み、また回線入出力(line−in/out)、マイ
クロフォン入力、電話線とセル電話の接続のような外部
アナログ資源への接続を提供する。このインプリメンテ
ーションにおいて、AFEカード96はDSP/メモリ
モジュール40へ直接にデータを送ることができるが、
これはPCIバスがバスマスタリング能力を有するから
で、ISAはこれができない。同様に、AFEバスを、
メインメモリに直接書き込む能力のある何かのバスへ結
合することができる。
【0166】外部アナログ資源へ接続を供給することに
加えて、AFEカード96は、(DSP/メモリモジュ
ール40上でタスクが完了したかどうかを決定するのに
ポーリングが必要な場合は)、かなりの高速度でDSP
/メモリモジュール上のステータスレジスタをポールで
きる。今日のプロセッサによれば、最適効率のためには
20ミリ秒程度の間隔でポーリングをすればよいと推定
される。PCIバス内のカードは、一層の高速でDSP
/メモリモジュールをポールできて、性能の悪化なしに
5ミリ秒またはそれより少ない程度である。
【0167】この発明は先行技術にまさる大きな利点を
提供する。コンピュータシステムにディジタル信号プロ
セッサを追加して機能を増強することは、MPUのメモ
リを拡張することと同様に容易である。メモリモジュー
ルはIEEE、JEDEC、などのような組織により標
準駆られたタイプの書式要素(form facto
r)、すなわちSIMM(シングルインラインメモリモ
ジュール)またはDIMM(ダブルインラインメモリモ
ジュール)のような書式要素(form facto
r)を使用できる。
【0168】ローカル的な実行のために、MPUにより
メモりモジュールへ異なった複数のアプリケーションを
ダウンロードできる。従って、メモリモジュールは、多
数の機能性、すなわち、MPUのソフトウェア制御の下
にダウンロード可能な多数の機能をサポートする。
【0169】DSP/メモリモジュールは、与えられた
時間と技術において、MPUとコプロセッサの間で、可
能な最高の帯域幅を提供する。DSP/メモリモジュー
ルは、PC(パーソナルコンピュータ)、PDA(パー
ソナルディジタルアシスタント)、ワークステーション
および他のコンピュータシステムで使用するために、バ
スに影響されず、またホストに影響されない。
【0170】DSP/メモリモジュールシステムは、多
数のマルチメディア機能でシステムを共用することによ
り、システムコストを減少させる。
【0171】このモジュールは、コンピュータシステム
の処理能力を容易に拡大するための枠組みを提供する。
既存のシングルプロセッサシステムにメモリモジュール
を追加するだけで、これを拡張性のないマルチプロセッ
シングシステムに変換する。
【0172】新しい付加価値機能を獲得/提供するため
に、ユーザは製品プラットフォームを変更する必要がな
い。このDSP/メモリモジュールとソフトウェアを追
加することにより、ユーザは自分のコンピュータの能力
を増加できる。
【0173】DSP/メモリモジュール40をかくモジ
ュール上にシングルのDSPで示したが、マルチプルD
SPを提供できる。その上、DSP/メモリモジュール
40を各メモリバンク50内で使用して、MPU12の
制御の下に、マルチプルDSP54を提供できる。
【0174】この発明の詳細な説明を、いくつかの例示
的な実施例に向けて行ってきたが、これらの実施例の種
々な変更ならびに代替の実施例が、当業者に示唆され
る。この発明は、特許請求の範囲内に入るあらゆる修正
と、代替の実施例を含むものである。
【0175】以上の説明に関して更に以下の項を開示す
る。
【0176】(1) システム処理回路と前記システム
処理回路に結合されたプロセッサ/メモリモジュールを
含んでなるコンピュータシステムであって、前記プロセ
ッサ/メモリモジュールは、半導体メモリと、前記半導
体メモリに結合されたプロセッサと、前記システム処理
回路と前記プロセッサの間に通信を供給するための制御
回路を含んでなり、前記システム処理回路は、メインメ
モリとして前記半導体メモリにアクセス可能であり、ま
た前記プロセッサに命令して、データを変換させ、変換
されたデータを前記半導体メモリ内に記憶させて、前記
システム処理回路がこれにアクセスするようにした、前
記コンピュータシステム。
【0177】(2) 前記プロセッサがプログラム可能
な汎用プロセッサを含んでなる第1項記載のコンピュー
タシステム。
【0178】(3) 前記プロセッサがディジタル信号
プロセッサを含んでなる第1項記載のコンピュータシス
テム。
【0179】(4) 前記プロセッサ/メモリモジュー
ルが、前記プロセッサに結合されてデータと命令を記憶
するローカルメモリを更に含んでなる第1項記載のコン
ピュータシステム。
【0180】(5) あるメモリ位置に所定回数継続的
にシグネチャデータを書き込み、期待される応答に一致
するかをみるためにその位置に記憶されたデータを読み
出すことにより、プロセッサ/メモリモジュールがシス
テム内に設定されているかどうかを、前記システム処理
回路が決定する第1項記載のコンピュータシステム。
【0181】(6) 前記期待される応答はシグネチャ
データの補数である第5項記載のコンピュータシステ
ム。
【0182】(7) 前記メモリ位置は現在の位置を含
み、前記現在の位置から読み込まれるデータが前記期待
される応答に一致しない場合は、メモリ内の次の位置を
読み込むステップを更に含んでなる第5項記載のコンピ
ュータシステム。
【0183】(8) 前記次の位置から読み込むステッ
プは、読み込むべき位置がもはやなくなるまで、または
前記期待される応答が読み込まれるまで反復される第7
項記載のコンピュータシステム。
【0184】(9) 前記プロセッサ/メモリモジュー
ルは、システム処理回路と通信するための関連アドレス
範囲を有する第1項記載のコンピュータシステム。
【0185】(10) 前記プロセッサ/メモリモジュ
ールは、前記関連アドレス範囲を希望するアドレス範囲
へ変更できる第9項記載のコンピュータシステム。
【0186】(11) DSP/メモリモジュール(4
0)に結合された主演算処理ユニット(12)を含むコ
ンピュータシステム。DSP/メモリモジュール(4
0)は半導体メモリ(42)と、1つまたはそれ以上の
ディジタル信号プロセッサ(56)を含んでいるディジ
タル信号プロセッサ回路(44)を含む。DSP/メモ
リモジュール(40)は、SIMMソケットまたはDI
MMソケットのような標準的なメインメモリソケット内
に配置される。メモリモジュールはまた、スマートモー
ド内にも使用でき、そのディジタル信号プロセッサ(5
6)は主演算処理ユニット(12)による検索のために
データの操作を行う。
【0187】関連出願への相互参照 ペワート他「プロセッサとメモリモジュール」、仮特許
出願番号60/043663号、1997年4月11日
出願。
【0188】連邦後援研究開発の陳述 該当なし。
【図面の簡単な説明】 この発明とその長所の一層完全な理解のために、添付図
面に関連して、以下に説明する。
【図1】先行技術のコンピュータアーキテクチャを図示
する。
【図2】DSP/メモリモジュールを図示する。
【図3】DSP/メモリモジュール上のシステムMPU
とDSPの間のメモリ空間の組織を図示する。
【図4】図4a、図4b、図4c、図4dは、DSP/
メモリモジュールの演算を制御するために使用される制
御ワードの定義を図示する。
【図5】あるDSP/メモリモジュールがコンピュータ
のメインメモリ内に配置されているかどうかを決定する
ためのハンチングプロトコルの動作を説明するフローチ
ャート。
【図6】標準モードのメモリマップを図示する。
【図7】スマートローカルモードのメモリマップを図示
する。
【図8】スマート共用モードのメモリマップを図示す
る。
【図9】DSP/メモリモジュール第1実施例を図示す
る。
【図10】DSP/メモリモジュール第2実施例を図示
する。
【図11】DSP/メモリモジュール第3実施例を図示
する。
【図12】モジュールに直結されたアナログフロントエ
ンドを使用するコンピュータシステムにおけるDSP/
メモリモジュールを図示する。
【図13】ローカルバスカード経由でメモりモジュール
に結合されたアナログフロントエンドを使用するコンピ
ュータシステムにおけるDSP/メモリモジュールを図
示する。
【図14】「IREQ信号およびWAIT信号のインプ
リメンテーション(実行):オプション1」で議論した
メモリモジュールからホストコントローラへのブロック
図。
【図15】「IREQ信号およびWAIT信号のインプ
リメンテーション:オプション1」で議論したFPMま
たはEDO DRAMのためのWAIT信号のタイミン
グを図示する。
【図16】「IREQ信号およびWAIT信号のインプ
リメンテーション:オプション1」で議論したDDR−
S/S DRAM、適格性オプション1のためのWAI
T信号のタイミングを図示する。
【図17】「IREQ信号およびWAIT信号のインプ
リメンテーション:オプション1」で議論したDDR−
S/S DRAM、適格性オプション2のためのWAI
T信号のタイミングを図示する。
【図18】「IREQ信号およびWAIT信号のインプ
リメンテーション:オプション1」で議論したDDR−
S/S DRAM、適格性オプション3のためのWAI
T信号のタイミングを図示する。
【図19】「IREQ信号およびWAIT信号のインプ
リメンテーション:オプション2」で議論したメモリモ
ジュールからホストコントローラへのブロック図。
【図20】「IREQ信号およびWAIT信号のインプ
リメンテーション:オプション2」で議論したFPMま
たはEDO DRAMのためのWAIT信号のタイミン
グを図示する。
【図21】「IREQ信号およびWAIT信号のインプ
リメンテーション:オプション2」で議論したDDR−
S/S DRAM、適格性オプション1のためのWAI
T信号のタイミングを図示する。
【図22】「IREQ信号およびWAIT信号のインプ
リメンテーション:オプション2」で議論したDDR−
S/S DRAM、適格性オプション2のためのWAI
T信号のタイミングを図示する。
【図23】「IREQ信号およびWAIT信号のインプ
リメンテーション:オプション2」で議論したDDR−
S/S DRAM、適格性オプション3のためのWAI
T信号のタイミングを図示する。
【図24】「IREQ信号およびWAIT信号のインプ
リメンテーション:オプション3」で議論したメモリモ
ジュールからホストコントローラへのブロック図。
【図25】「IREQ信号およびWAIT信号のインプ
リメンテーション:オプション3」で議論したFPMま
たはEDO DRAMのためのWAIT信号およびIR
EQ信号のタイミングを図示する。
【図26】「IREQ信号およびWAIT信号のインプ
リメンテーション:オプション3」で議論したDDR−
S/S DRAM、適格性オプション1のためのWAI
T信号およびIREQ信号のタイミングを図示する。
【図27】「IREQ信号およびWAIT信号のインプ
リメンテーション:オプション3」で議論したDDR−
S/S DRAM、適格性オプション2のためのWAI
T信号およびIREQ信号のタイミングを図示する。
【図28】「IREQ信号およびWAIT信号のインプ
リメンテーション:オプション3」で議論したDDR−
S/S DRAM、適格性オプション3のためのWAI
T信号およびIREQ信号のタイミングを図示する。
【図29】「IREQ信号およびWAIT信号のインプ
リメンテーション:オプション4」で議論したメモリモ
ジュールからホストコントローラへのブロック図。
【図30】「IREQ信号およびWAIT信号のインプ
リメンテーション:オプション5」で議論したメモリモ
ジュールからホストコントローラへのブロック図。
【図31】「IREQ信号およびWAIT信号のインプ
リメンテーション:オプション5」で議論したDDR−
S/S DRAM、適格性オプション1のためのWAI
T信号およびIREQ信号のタイミングを図示する。
【図32】「IREQ信号およびWAIT信号のインプ
リメンテーション:オプション5」で議論したDDR−
S/S DRAM、適格性オプション2のためのWAI
T信号およびIREQ信号のタイミングを図示する。
【図33】「IREQ信号およびWAIT信号のインプ
リメンテーション:オプション5」で議論したDDR−
S/S DRAM、適格性オプション3のためのWAI
T信号およびIREQ信号のタイミングを図示する。
【図34】2ワイヤバス経由モジュール・ツー・モジュ
ール通信のための可能な解決を図示する。
【符号の説明】
12 主演算処理ユニット 40 DSP/メモリモジュール 42 半導体メモリ 44 ディジタル信号プロセッサ回路 56 ディジタル信号プロセッサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ダグラス エル.マールム アメリカ合衆国 テキサス州アレン,ロッ クフェラー レーン 774 (72)発明者 フレッド ジェイ.ロイター アメリカ合衆国 テキサス州プラノ,シャ ープス ドライブ 7308 (72)発明者 岩田 佳英 茨城県つくば市島野3862−5 (72)発明者 ジャッド イー.ヒープ アメリカ合衆国 テキサス州ダラス,デイ ブンポート コート 16804

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 システム処理回路と前記システム処理回
    路に結合されたプロセッサ/メモリモジュールを含んで
    なるコンピュータシステムであって、 前記プロセッサ/メモリモジュールは、半導体メモリ
    と、前記半導体メモリに結合されたプロセッサと、前記
    システム処理回路と前記プロセッサの間に通信を供給す
    るための制御回路を含んでなり、 前記システム処理回路は、メインメモリとして前記半導
    体メモリにアクセス可能であり、また前記プロセッサに
    命令して、データを変換させ、変換されたデータを前記
    半導体メモリ内に記憶させて、前記システム処理回路が
    これにアクセスするようにした、前記コンピュータシス
    テム。
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