JP4451558B2 - Dsp信号処理装置を使用したモデム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、外部にプログラムを格納するROMを有し、必要に応じて内部プログラムRAMに実行プログラムを転送し、該内部プログラムRAMにより命令を実行するDSP信号処理装置及びそのDSP信号処理装置を使用したモデムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年のDSP(ディジタル・シグナル・プロセッサ)の進歩は処理可能なデジタル信号処理の規模を拡大させた。コスト等の問題によりDSP内部に搭載できるプログラムRAMの規模は限られている。このため小規模な内部プログラムRAMで、該内部プログラムRAMの記憶容量を超えるプログラムを実行する場合、DSPの外部に設けられた外部ROMに該プログラムを格納する領域を備え、必要に応じて該外部ROMから内部プログラムRAMにプログラムを転送して実行するという方法が一般的であった。
【0003】
また、このようなDSPを用いた信号処理装置として、特開平9−311845号公報では、外部にプログラムを格納するROMを有し、起動時に内部プログラムRAMに実行プログラムを転送し、該内部プログラムRAMに格納された命令を実行する複数のDSPを備えた信号処理装置が開示されている。また、特開2000−40028号公報では、外部にプログラムを格納するROM、DP−RAM及びCPUをDSP外部に有し、該CPUによって必要なプログラムをDP−RAMに転送し、該プログラムの転送が行われた後、DSPへのリセット信号が解除されてアクティブとなったDSPは、DP−RAMからプログラムを内部プログラムRAMに取り込み、動作を開始する信号処理装置が開示されている。
【0004】
また、近年のDSPの進歩により、モデムのデータ変復調をDSPで実現することで通信速度の向上が実現できた。しかしこれによって、プログラムデータとして実現しなければならない変復調方式は増大し、すべてのプログラムをDSP内の内部プログラムRAMに格納することはコスト的に困難となった。また、モデムに関する勧告の追加等が短いサイクルで行われており、DSPに内部プログラムROMを備えてプログラムを格納すると、該勧告に対応するためには、DSPを入れ替える必要があり、製造業者及び消費者ともに不利益が生じていた。
【0005】
このことから、データ変復調にDSPを用いた最近のモデムでは、内部に小規模なプログラムRAMを備えたDSPと、DSP外部に書き換え可能なROMを備え、該外部ROMに格納されているプログラムを必要に応じて、DSPの内部プログラムRAMに転送して、DSPを動作させるという方式をとっている。また、このような方法によって、アップデートによる勧告の追加等に対して外部ROMへの対応が容易にできるようになった。
【0006】
また、特開平6−164655号公報では、外部にプログラムを格納するROMを有し、該ROMから内部プログラムRAMに実行プログラムを転送し、該内部プログラムRAMに格納された命令を実行するDSPを使用したモデムが開示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、特開平9−311845号公報及び特開2000−40028号公報では、DSPに内蔵されたプログラムRAM内のプログラムを入れ替えるときは、DSPにリセット信号をアサートしており、内部プログラムRAM内のプログラムが入れ替えられた後、DSPは初期化される。このため、例えばI/Oポート等を有するDSPの場合、プログラムの入れ替えが行われるごとにI/Oポートを再設定する必要が生じ、DSPのパフォーマンスが低下するという問題があった。
【0008】
また、DSPを使用したモデムにおいては、データ変復調プログラムの入れ替えは通信中に行われるため、迅速なプログラムの入れ替えが必要となる。従来の方式では、DSPにリセット信号をアサートしてプログラムを入れ替え、その後リセット信号を解除してDSPを動作させるといった方式をとっていた。リセット信号解除後の起動直後にはリセット信号によって、DSPの内部パラメータや、アナログフロントエンド(AFE)のパラメータが初期化されているため、それらの再設定を行う必要があり、実際の変復調プログラムを開始するまでに時間がかかり、通信の切断を引き起こす可能性があった。
【0009】
また、同じ変調方式でもキャリア周波数や変調速度が変わると受信及び送信に関係するパラメータが異なる(アルゴリズムは同じ)。この場合、キャリア周波数や変調速度に応じてプログラムをすべて入れ替えるか(リセット信号により内部プログラムRAMも初期化されるため、プログラム一部のみの入れ替えはできない。)、又は同一の変調方式ですべてのパラメータを内部プログラムRAMにロードしておく必要があった。前者の場合は上述のような入れ替え時間の問題があり、後者の場合は内部プログラムRAMの規模が大きくなり、コスト増大を招くという問題があった。
【0010】
本発明は、上記のような問題を解決するためになされたものであり、DSP動作中にプログラムを入れ替える必要が生じた場合、DSPに対するクロック信号の出力制御を行うことによって、DSPに対してリセットをかけることなく内部プログラムRAM内のプログラムを入れ替えることができるDSP信号処理装置を使用したモデムを得ることを目的とする。
【0011】
なお、特開平6−164655号公報では、外部ROMに格納されたプログラムをDSPの内部プログラムRAMに転送する方法を述べているが、DSP動作中のプログラムの入れ替えについて明解な方法は示されていない。該公報では、DSPのプログラムのアップデートに柔軟に対応することが命題となっており、小規模な内部プログラムRAMで該RAMの記憶容量を超えるプログラムを実行することについての解決方法については触れられていない。これらのことから、特開平6−164655号公報で開示された技術は、本発明とは異なるものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
この発明に係るモデムは、実行するためのプログラムを格納する内部メモリを有するDSPを備えたDSP信号処理装置を用いて通信データの変復調を行うモデムにおいて、DSP信号処理装置は、DSPで実行されるすべてのプログラムがあらかじめ格納された外部メモリ部と、DSPに対するクロック信号を生成して出力するクロック信号発生部と、必要に応じて該外部メモリ部に格納されたプログラムを読み出してDSPの内部メモリに格納する転送回路部とを備え、該転送回路部は、クロック信号発生部に対してDSPへのクロック信号の供給を停止させた後、DSPの内部メモリに対して外部メモリ部から読み出したプログラムの格納を行うものである。
【0017】
具体的には、上記転送回路部は、外部メモリ部に格納されているプログラムの所望の部分を読み出してDSPの内部メモリに格納するようにした。
【0018】
また、上記転送回路部は、DSPからの要求に応じて外部メモリ部に格納されたプログラムを読み出してDSPの内部メモリに格納するようにしてもよい。
【0019】
また、上記転送回路部は、DSP信号処理装置外からの要求に応じて外部メモリ部に格納されたプログラムを読み出してDSPの内部メモリに格納するようにしてもよい。
【0020】
【発明の実施の形態】
次に、図面に示す実施の形態に基づいて、本発明を詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態におけるDSP信号処理装置の例を示したブロック図である。
図1において、DSP信号処理装置1は、実行するためのプログラムを格納する内部プログラムRAM3を内蔵したDSP2と、該DSP2が実行するすべてのプログラムが格納された外部ROM4と、該外部ROM4に格納されたプログラムの所望の部分を内部プログラムRAM3に転送する転送回路5とを備えている。更に、DSP信号処理装置1は、DSP2及び転送回路5に対するクロック信号CLKを生成して出力するクロック生成回路6と、該クロック生成回路6で生成されたクロック信号CLKのDSP2への出力制御を行うクロック制御回路7とを備えている。
【0021】
外部ROM4と転送回路5は、転送データバス11で接続され、転送回路5と内部プログラムRAM3は、転送データバス12で接続されている。更に、転送回路5は、外部ROM4に対する制御信号Sa、内部プログラムRAM3に対する制御信号Sb及びクロック制御回路7に対する制御信号Scを出力する。また、転送回路5には、内部プログラムRAM3に格納されているプログラムの入れ替え要求信号Sd及び内部プログラムRAM3へのアクセス状態を示す内部状態信号SeがそれぞれDSP2から入力される。
【0022】
一方、クロック生成回路6は、生成したクロック信号CLKを転送回路5に出力すると共にクロック制御回路7を介してDSP2に出力される。更に、転送回路5には、外部のホストプロセッサ15から内部プログラムRAM3に格納されているプログラムの入れ替え要求信号Sfが入力されるようにしてもよい。この場合、該ホストプロセッサ15には、クロック生成回路6からクロック信号CLKが入力される。DSP2は、入力されたクロック信号CLKを基にして動作し、クロック信号CLKが入力されなくなるとクロック信号CLKが入力されるまで動作を停止する。
【0023】
このような構成において、DSP2から転送回路5へプログラムの入れ替え要求信号Sdが入力された場合の各部の動作について説明する。
DSP2は、内部プログラムRAM3に格納されているプログラムの入れ替え要求信号Sdを転送回路5に出力する。転送回路5は、DSP2が内部プログラムRAM3にアクセスしていないサイクル、すなわちDSP2が内部プログラムバスを解放しているサイクルをDSP内部状態信号Seから検知し、該サイクル中にクロック制御回路7にDSP2へのクロック信号停止要求を行う制御信号Scを出力する。
【0024】
クロック制御回路7は、転送回路5から入力されたDSP2へのクロック信号CLKの停止を示した制御信号Scに従って、DSP2へのクロック信号CLKの出力を停止する。この後、転送回路5は、制御信号Sa及び転送データバス11を用いて外部ROM4から所望のプログラムデータを読み出し、制御信号Sb及び転送データバス12を用いて、該読み出したプログラムデータを内部プログラムRAM3に転送する。なお、転送回路5には、転送されるデータのメモリ空間及びサイズ等があらかじめセットされており、このことから、転送回路5は、転送すべきプログラムの転送元である外部ROM4の位置、転送先である内部プログラムRAM3の位置及びサイズを認識している。
【0025】
内部プログラムRAM3へのプログラムの転送が完了すると、転送回路5は、クロック制御回路7にDSP2へのクロック信号供給要求を行う制御信号Scを出力する。クロック制御回路7は、DSP2へのクロック信号CLKの供給を再開し、DSP2は、クロック信号CLKが入力されることによって動作を再開し、入れ替えられた内部プログラムRAM3に格納されたプログラムで動作を開始する。このようにして、内部プログラムRAM3に格納されたプログラムの入れ替えが完了する。
【0026】
図2は、図1で示したDSP信号処理装置1における内部プログラムRAM3内のプログラムの入れ替え動作例を示したフローチャートである。図2を用いて、DSP信号処理装置1における内部プログラムRAM3のプログラム入れ替え時の各部の動作についてもう少し詳細に説明する。
図2において、まず最初に、DSP2は、転送回路5、例えば転送回路5内のレジスタ等に対して、プログラムデータの読み出しを開始する外部ROM4のアドレス、プログラムデータの書き込みを開始する内部プログラムRAM3のアドレス、及びデータ転送数の設定を行う(ステップS1)。
【0027】
次に、DSP2は、転送回路5に対してプログラム入れ替え要求信号Sdを出力し(ステップS2)、転送回路5は、内部状態信号Seから、内部プログラムRAM3にプログラムデータの転送が可能か否か、すなわちDSP2が内部プログラムRAM3にアクセスしていないサイクルか否かを調べ(ステップS3)、内部プログラムRAM3にプログラムデータの転送が可能である場合(YES)、転送回路5は、クロック制御回路7にDSP2へのクロック信号停止要求を行う制御信号Scを出力する(ステップS4)。また、ステップS3で、内部プログラムRAM3にプログラムデータの転送が不可能である場合(NO)、内部プログラムRAM3にプログラムデータの転送が可能になるまでステップS3の動作を行う。
【0028】
次に、クロック制御回路7は、DSP2へのクロック信号CLKの出力を停止してDSP2は動作を停止し(ステップS5)、転送回路5は、外部ROM4から所望のプログラムデータを読み出して内部プログラムRAM3に書き込む(ステップS6)。更に、転送回路5は、レジスタ等に設定された、プログラムデータを読み出した外部ROM4のアドレス、プログラムデータを書き込んだ内部プログラムRAM3のアドレス及び転送済みプログラムデータ数をそれぞれインクリメントする(ステップS7)。
【0029】
次に、転送回路5は、内部プログラムRAM3に転送したデータ数の確認を行い、データ転送が終了したか否か、すなわち転送済みデータ数が設定されたデータ転送数になったか否かを判定し(ステップS8)、データ転送が終了していない場合は(NO)、ステップS6に戻る。また、ステップS8で、データ転送が終了した場合(YES)、転送回路5は、クロック制御回路7に対してDSP2へのクロック信号供給要求を行う制御信号Scを出力する(ステップS9)。クロック制御回路7は、DSP2へのクロック信号CLKの供給を再開し(ステップS10)、DSP2は、入れ替えられた内部プログラムRAM3内のプログラムで動作を再開し(ステップS11)、本フローは終了する。
【0030】
一方、上記説明では、DSP2から転送回路5にプログラム入れ替え要求信号Sdが出力される場合を例にして説明したが、ホストプロセッサ15から転送回路5にプログラム入れ替え要求信号Sfが出力される場合について、図3のフローチャートを用いて説明する。なお、図3では、図2と同じフローは同じ符号で示しており、ここではその説明を省略すると共に図2との相違点のみ説明する。
図3における図2との相違点は、図2のステップS1をステップS21に、図2のステップS2をステップS22の動作に置き換えたことにある。
【0031】
図3において、まず最初に、ホストプロセッサ15は、転送回路5、例えば転送回路5内のレジスタ等に対して、プログラムデータの読み出しを開始する外部ROM4のアドレス、プログラムデータの書き込みを開始する内部プログラムRAM3のアドレス、及びデータ転送数の設定を行う(ステップS21)。次に、ホストプロセッサ15は、転送回路5に対してプログラム入れ替え要求信号Sfを出力し(ステップS22)、その後、図2のステップS3〜S11の動作を行う。
【0032】
図4は、上記DSP信号処理装置1をモデムに使用した場合を示したブロック図である。なお、図4では、図1と同じものは同じ符号で示しており、ここではその説明を省略する。
図4において、モデム21は、DSP信号処理装置1、ホストプロセッサ15及び公衆回線網等の通信回線上のアナログ信号をディジタル信号に変換するアナログフロントエンド(以下、AFEと呼ぶ)22で構成されている。
【0033】
DSP2は、AFE22を介して公衆回線網等の通信回線に接続され、ホストプロセッサ15は、パソコン等の情報処理機器からなるデータ端末装置(以下、DTEと呼ぶ)25に接続されている。DTE25がパソコンの場合、ホストプロセッサ15とDTE25は、例えばRS232Cを使用して接続される。DSP2は、モデム21におけるデータ変復調を行い、ホストプロセッサ15は、主にDTEとのデータの受け渡し及びモデム21全体の制御等を行い、転送回路5に接続されると共にDSP2に接続されている。
【0034】
DTE25からのデータを通信回線に送信する場合、DTE25からホストプロセッサ15に出力されたデータは、ホストプロセッサ15によって定められたプロトコルに従って変換され、変調データとしてDSP2に出力される。DSP2は、入力された変調データを内部プログラムRAM3に格納されたプログラムに従って変調を行い電話網帯域のディジタル信号に変換する。DSP2で変換されたディジタル信号は、AFE22でアナログ信号に変換され公衆回線網等の通信回線に送信される。
【0035】
これに対して、公衆回線網等の通信回線からのデータを受信する場合、公衆回線網等の通信回線から受信されたアナログ信号は、AFE22でディジタル信号に変換されてDSP2に入力される。DSP2は、入力された受信信号を内部プログラムRAM3に格納されたプログラムに従って復調し、ホストプロセッサ15に出力する。ホストプロセッサ15は、入力された復調データを定められたプロトコルに従って受信データに変換してDTE25に出力する。DSP2は、内部プログラムRAM3に格納されたプログラムに従って変復調の演算を行い、該変復調の演算は適用される勧告によって異なる。なお、DSP信号処理装置1における内部プログラムRAM3内のプログラムの入れ替え動作は、図1〜図3で説明したため、ここではその説明を省略する。
【0036】
上記のように、本実施の形態におけるDSP信号処理装置は、DSP2内の内部プログラムRAM3に格納されているプログラムの入れ替えを行う際、転送回路5は、クロック制御回路7に対してDSP2へのクロック信号CLKの供給を停止させ、外部ROM4に格納されている所望のプログラムを読み出して内部プログラムRAM3に更新させて格納させ、転送終了と共にクロック制御回路7に対してDSP2へのクロック信号CLKの供給を再開させるようにした。このことから、DSP動作中に内部プログラムRAM内のプログラムの入れ替えの必要が発生した場合、DSPに対してリセットをかけることなく内部プログラムRAM内のプログラムを入れ替えることができ、DSPのパフォーマンスを低下させることなく記憶容量の小さい小規模な内部プログラムRAMを用いて大規模なプログラムを実行させることができる。更に、内部プログラムRAM内のプログラムの入れ替えを行っている間は、DSPへのクロック信号の供給は停止しているため、消費電力の低減を図ることができる。
【0037】
また、本実施の形態におけるDSP信号処理装置をモデムに使用することによって、内部プログラムRAM3内のプログラムを入れ替えた後、DSP2の内部パラメータやAFE22のパラメータの再設定等を行う必要がなく、速やかに変復調プログラムを実行することができるため、従来方式のモデムと比較して通信の切断をおこす可能性を低減させることができる。また、変復調プログラムのすべてではなく一部のみの入れ替えが可能なため、同じ変調方式でもキャリア周波数や変調速度が変わり受信及び送信に関係するパラメータのみが異なる場合、変調方式のプログラムはそのままで、パラメータのみを入れ替えることが可能となる。
【0038】
【発明の効果】
上記の説明から明らかなように、本発明のDSP信号処理装置によれば、DSP内の内部メモリに格納されているプログラムの入れ替えを行う際、転送回路は、クロック信号発生部に対してDSPへのクロック信号の供給を停止させ、外部メモリに格納されている所望のプログラムを読み出して内部メモリに更新させて格納させ、転送終了と共にクロック信号発生部に対してDSPへのクロック信号の供給を再開させるようにした。このことから、DSP動作中に内部メモリのプログラムの入れ替えを行う必要が生じた場合、DSPに対してリセットをかけることなく内部メモリ内のプログラムを入れ替えることができ、DSPのパフォーマンスを低下させることなく記憶容量の小さい小規模な内部メモリを用いて大規模なプログラムを実行させることができる。更に、内部メモリ内のプログラムの入れ替えを行っている間は、DSPへのクロック信号の供給は停止しているため、消費電力の低減を図ることができる。
【0039】
具体的には、外部メモリ部に格納されているプログラムの所望の部分を読み出してDSPの内部メモリに格納するようにした。このことから、プログラムの入れ替えが短時間で行え、これにより細かなプログラム入れ替え制御が可能となる。
【0040】
また、DSPからの要求に応じて外部メモリ部に格納されたプログラムを読み出してDSPの内部メモリに格納するようにしたことから、DSPの要求によって内部プログラムメモリの入れ替えがDSPの初期化を行わずにできる。
【0041】
また、外部からの要求に応じて外部メモリ部に格納されたプログラムを読み出してDSPの内部メモリに格納するようにしてもよく、このようにすることによって、外部のホストプロセッサの要求によりDSPの内部メモリ内のプログラムの入れ替えがDSPの初期化を行わずにできるため、外部のホストプロセッサにより検知されたプログラム入れ替え要因にも対応できるため、柔軟なシステム設計が可能となる。
【0042】
一方、本発明のモデムによれば、クロック信号発生部に対してDSPへのクロック信号の供給を停止させた後、DSPの内部メモリに対して外部メモリ部から読み出したプログラムの格納を行うようにした。このことから、DSPの内部メモリ内のプログラムを入れ替えた後、DSPの内部パラメータやAFEのパラメータの再設定等を行う必要がなく、速やかに変復調プログラムを実行することができるため、従来方式のモデムと比較して通信の切断をおこす可能性を低減させることができる。
【0043】
具体的には、外部メモリ部に格納されているプログラムの所望の部分を読み出してDSPの内部メモリに格納するようにした。このことから、変復調プログラムのすべてではなく一部のみの入れ替えが可能なため、同じ変調方式でもキャリア周波数や変調速度が変わり受信及び送信に関係するパラメータのみが異なる場合、変調方式のプログラムはそのままで、パラメータのみを入れ替えることが可能となる。
【0044】
また、DSPからの要求に応じて外部メモリ部に格納されたプログラムを読み出してDSPの内部メモリに格納するようにしたことから、DSPの要求によって内部プログラムメモリの入れ替えがDSPの初期化を行わずにできる。
【0045】
また、DSP信号処理装置外からの要求に応じて外部メモリ部に格納されたプログラムを読み出してDSPの内部メモリに格納するようにしてもよい。このようにすることによって、DSP信号処理装置外のホストプロセッサの要求により内部メモリの部分的な入れ替えが行えることから、プログラムの入れ替えが短時間で行え、これにより細かなプログラム入れ替え制御が可能となる。またDSP信号処理装置外のホストプロセッサによる制御のため、該ホストプロセッサにより検知されたプログラム入れ替え要因にも対応できるため、柔軟なシステム設計が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態におけるDSP信号処理装置の例を示したブロック図である。
【図2】 図1で示したDSP信号処理装置1の動作例を示したフローチャートである。
【図3】 図1で示したDSP信号処理装置1の他の動作例を示したフローチャートである。
【図4】 図1で示したDSP信号処理装置1を使用したモデムの例を示した概略のブロック図である。
【符号の説明】
1 DSP信号処理装置
2 DSP
3 内部プログラムRAM
4 外部ROM
5 転送回路
6 クロック生成回路
7 クロック制御回路
15 ホストプロセッサ
21 モデム
22 AFE
25 DTE
Claims (4)
- 実行するためのプログラムを格納する内部メモリを有するDSPを備えたDSP信号処理装置を用いて通信データの変復調を行うモデムにおいて、
上記DSP信号処理装置は、
上記DSPで実行されるすべてのプログラムがあらかじめ格納された外部メモリ部と、
上記DSPに対するクロック信号を生成して出力するクロック信号発生部と、
必要に応じて該外部メモリ部に格納されたプログラムを読み出して上記DSPの内部メモリに格納する転送回路部と、
を備え、
該転送回路部は、上記クロック信号発生部に対してDSPへのクロック信号の供給を停止させた後、上記DSPの内部メモリに対して外部メモリ部から読み出したプログラムの格納を行うことを特徴とするモデム。 - 上記転送回路部は、外部メモリ部に格納されているプログラムの所望の部分を読み出して上記DSPの内部メモリに格納することを特徴とする請求項1記載のモデム。
- 上記転送回路部は、DSPからの要求に応じて上記外部メモリ部に格納されたプログラムを読み出してDSPの内部メモリに格納することを特徴とする請求項1又は2記載のモデム。
- 上記転送回路部は、DSP信号処理装置外からの要求に応じて上記外部メモリ部に格納されたプログラムを読み出してDSPの内部メモリに格納することを特徴とする請求項1、2又は3記載のモデム。
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