JP2002099517A - スレーブマイクロコンピュータの起動方法およびマイクロコンピュータ装置 - Google Patents

スレーブマイクロコンピュータの起動方法およびマイクロコンピュータ装置

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JP2002099517A
JP2002099517A JP2000289656A JP2000289656A JP2002099517A JP 2002099517 A JP2002099517 A JP 2002099517A JP 2000289656 A JP2000289656 A JP 2000289656A JP 2000289656 A JP2000289656 A JP 2000289656A JP 2002099517 A JP2002099517 A JP 2002099517A
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slave microcomputer
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Hirokazu Koshiba
寛和 小柴
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来必要であったスレーブマイクロコンピュ
ータ側での外付けROMを不要とし、製品に用いるLS
Iチップ数を削減して、システム基板の実装面積を縮小
し、機器のコストアップを抑えることができるスレーブ
マイクロコンピュータの起動方法およびマイクロコンピ
ュータ装置を提供する。 【解決手段】 スレーブマイクロコンピュータ200側
に、その内蔵ROM7のプログラムにより、スレーブマ
イクロコンピュータ200が処理実行するためのプログ
ラムデータをマスターマイクロコンピュータ100から
転送する動作モードを設けたことにより、その動作モー
ドに基づいて、マスターマイクロコンピュータ100側
から転送されたスレーブマイクロコンピュータ200の
処理実行用プログラムを、スレーブマイクロコンピュー
タ200のモード0のリセット解除時にプログラムの開
始アドレスに配置された外付けRAM8に格納し、その
プログラムによりスレーブマイクロコンピュータ200
が処理実行を開始する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マイクロコンピュ
ータシステムにおいて、マスターマイクロコンピュータ
の汎用ポートを通じて、スレーブマイクロコンピュータ
による処理実行の起動を制御するスレーブマイクロコン
ピュータの起動方法およびマイクロコンピュータ装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、マスターマイクロコンピュータお
よびスレーブマイクロコンピュータのように、複数のマ
イクロコンピュータを用い、それらのマイクロコンピュ
ータ間で連携処理するように構築されたマイクロコンピ
ュータシステムにおいて、マスターマイクロコンピュー
タの汎用ポートを通じて、スレーブマイクロコンピュー
タによる処理実行の起動を制御するスレーブマイクロコ
ンピュータの起動方法がよく利用されるようになってき
ている。
【0003】以上のような従来のスレーブマイクロコン
ピュータ(以下、マイクロコンピュータをマイコンと略
す)の起動方法について、以下に説明する。図2は従来
のスレーブマイコンの起動方法を用いたマイコンシステ
ムの構成を示すブロック図である。図2において、1は
マスターマイコン101のCPU、2はマスターマイコ
ン101に接続されたROM、3はマスターマイコン1
01に接続されたRAM、4はマスターマイコン101
から外部に引き出されたアドレスバス、5はマスターマ
イコン101から引き出されたデータバス、6はスレー
ブマイコン201のCPU、9はスレーブマイコン20
1から引き出されたアドレスバス、10はスレーブマイ
コン201から引き出されたデータバス、11はスレー
ブマイコン201の外部チップセレクト(以下、チップ
セレクトをCSと略す)制御回路、12はスレーブマイ
コン201に接続されCS制御回路11からのCS1信
号によってアドレス空間が制御された外付けROM、1
3はスレーブマイコン201に接続されCS制御回路1
1からのCS2信号によってアドレス空間が制御された
RAMである。
【0004】また、スレーブマイコン201は、マスタ
ーマイコン101の汎用ポートからの出力信号により、
リセットとそのリセット解除が行われて起動制御が可能
なように構成されている。
【0005】以上のように構成されたマイコンシステム
について、その処理実行の起動動作を以下に説明する。
マスターマイコン101は、そのリセット解除後に、C
PU1により、その処理実行用プログラムデータをRO
M2から取り出して処理実行する。そのようなプログラ
ムデータに従うCPU1の処理実行により、マスターマ
イコン101は、スレーブマイコン201のリセットに
接続したポートを制御することによって、スレーブマイ
コン201のリセット処理とそのリセットの解除処理と
を行う。
【0006】一方、スレーブマイコン201は、マスタ
ーマイコン101からの制御によるリセット解除後、C
PU6により、プログラムデータを外付けROM12か
ら取り出し、そのプログラムデータに従って処理実行す
る。必要ならば、CPU6は、外付けRAM13に対し
て、演算処理のためのデータや、その演算処理の結果得
られたデータ等の格納と読み出しを行う。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うに、例えば2つのマイコンで構成される従来のマイコ
ンシステムでは、このシステムの制御動作のために、マ
スターマイコン101とスレーブマイコン201の両方
に対して、それぞれ外部に、リセット解除後に最初に読
み出しを行うプログラムデータを格納したROM2、1
2が必要であった。
【0008】マスターマイコン101のシステムが既存
の場合に、機能付加のためにスレーブマイコンを付加す
るためには、スレーブマイコン201に加え、スレーブ
マイコン201用の外付けROM12と外付けRAM1
3を、それぞれ新たに加えなければならない。
【0009】最近は、大容量のRAMを使用して大規模
なデータの変換処理をスレーブマイコン201に行わせ
るシステムが増えており、特に、スレーブマイコン20
1に内蔵した小容量のROMとRAMでプログラムの量
が収まらない場合は、外部にROMとRAMが必要とな
り、製品に用いるLSIチップ数が多くなり、部品点数
の増加とシステム基板の実装面積増加による機器のコス
トアップが大きなデメリットになっているという問題点
を有していた。
【0010】本発明は、上記従来の問題点を解決するも
ので、スレーブマイクロコンピュータが処理実行するた
めのプログラムデータを格納するために従来必要であっ
たスレーブマイクロコンピュータ側での外付けROMを
不要とし、製品に用いるLSIチップ数を削減して、シ
ステム基板の実装面積を縮小し、機器のコストアップを
抑えることができるスレーブマイクロコンピュータの起
動方法を提供する。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに本発明のスレーブマイクロコンピュータの起動方法
は、マスターマイクロコンピュータの汎用ポートを通じ
てスレーブマイクロコンピュータのリセットとそのリセ
ット解除が制御されるマイクロコンピュータシステムに
おいて、前記スレーブマイクロコンピュータのCPUが
管理する同一のアドレス空間に、前記スレーブマイクロ
コンピュータ側の内蔵ROM及び外部RAM及びI/O
が配置される動作モード1にして、前記スレーブマイク
ロコンピュータのCPUによる前記内蔵ROM内のプロ
グラムの実行により、前記マスターマイクロコンピュー
タから前記スレーブマイクロコンピュータの処理実行用
プログラムデータを、前記汎用ポートとは別経路で前記
外部RAMにシリアル転送して格納し、その後、前記ス
レーブマイクロコンピュータのCPUが管理する同一の
アドレス空間に、前記スレーブマイクロコンピュータ側
の外部RAM及びI/Oが配置される動作モード0に切
り替えて、前記マスターマイクロコンピュータから汎用
ポートを通じて、前記スレーブマイクロコンピュータの
CPUにより、前記外部RAM内の処理実行用プログラ
ムを、リセットスタートする方法としたことを特徴とす
る。
【0012】また、本発明のマイクロコンピュータ装置
は、マスターマイクロコンピュータの汎用ポートを通じ
てスレーブマイクロコンピュータのリセットとそのリセ
ット解除が制御されるマイクロコンピュータ装置におい
て、前記スレーブマイクロコンピュータを、そのCPU
が管理する同一のアドレス空間に、前記スレーブマイク
ロコンピュータ側の内蔵ROM及び外部RAM及びI/
Oが配置される動作モード1と、前記同一のアドレス空
間に、前記スレーブマイクロコンピュータ側の外部RA
M及びI/Oが配置される動作モード0とに基づいて、
処理動作を切り替え、前記動作モード1のときには、前
記CPUにより前記内蔵ROM内のプログラムを実行し
て、前記マスターマイクロコンピュータから処理実行用
プログラムデータを、前記汎用ポートとは別経路で前記
外部RAMにシリアル転送して格納し、前記動作モード
0のときには、前記マスターマイクロコンピュータから
汎用ポートを通じて、前記CPUにより、前記外部RA
M内の処理実行用プログラムを、リセットスタートして
起動するよう構成したことを特徴とする。
【0013】以上により、スレーブマイクロコンピュー
タ側に、その内蔵ROMのプログラムにより、スレーブ
マイクロコンピュータが処理実行するためのプログラム
データをマスターマイクロコンピュータから転送する動
作モードを設けたことにより、その動作モードに基づい
て、マスターマイクロコンピュータ側から転送されたス
レーブマイクロコンピュータの処理実行用プログラム
を、スレーブマイクロコンピュータのモード0のリセッ
ト解除時にプログラムの開始アドレスに配置された外付
けRAMに格納し、そのプログラムによりスレーブマイ
クロコンピュータが処理実行を開始することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載のスレー
ブマイクロコンピュータの起動方法は、マスターマイク
ロコンピュータの汎用ポートを通じてスレーブマイクロ
コンピュータのリセットとそのリセット解除が制御され
るマイクロコンピュータシステムにおいて、前記リセッ
ト解除時に、マスターマイクロコンピュータが管理する
アドレス空間に配置されたマイクロコンピュータ処理実
行用のプログラムデータを、スレーブマイクロコンピュ
ータが管理するアドレス空間に配置されたRAMにロー
ドし、前記スレーブマイクロコンピュータは、前記汎用
ポートを通じた前記マスターマイクロコンピュータから
の再リセット解除時に、前記RAMにロードしたプログ
ラムデータを前記スレーブマイクロコンピュータの処理
実行用プログラムデータとして使用し、その処理実行を
起動する方法とする。
【0015】請求項2に記載のスレーブマイクロコンピ
ュータの起動方法は、マスターマイクロコンピュータの
汎用ポートを通じてスレーブマイクロコンピュータのリ
セットとそのリセット解除が制御されるマイクロコンピ
ュータシステムにおいて、前記スレーブマイクロコンピ
ュータのCPUが管理する同一のアドレス空間に、前記
スレーブマイクロコンピュータ側の内蔵ROM及び外部
RAM及びI/Oが配置される動作モード1にして、前
記スレーブマイクロコンピュータのCPUによる前記内
蔵ROM内のプログラムの実行により、前記マスターマ
イクロコンピュータから前記スレーブマイクロコンピュ
ータの処理実行用プログラムデータを、前記汎用ポート
とは別経路で前記外部RAMにシリアル転送して格納
し、その後、前記スレーブマイクロコンピュータのCP
Uが管理する同一のアドレス空間に、前記スレーブマイ
クロコンピュータ側の外部RAM及びI/Oが配置され
る動作モード0に切り替えて、前記マスターマイクロコ
ンピュータから汎用ポートを通じて、前記スレーブマイ
クロコンピュータのCPUにより、前記外部RAM内の
処理実行用プログラムを、リセットスタートする方法と
する。
【0016】請求項3に記載のマイクロコンピュータ装
置は、マスターマイクロコンピュータの汎用ポートを通
じてスレーブマイクロコンピュータのリセットとそのリ
セット解除が制御されるマイクロコンピュータ装置にお
いて、前記スレーブマイクロコンピュータを、そのCP
Uが管理する同一のアドレス空間に、前記スレーブマイ
クロコンピュータ側の内蔵ROM及び外部RAM及びI
/Oが配置される動作モード1と、前記同一のアドレス
空間に、前記スレーブマイクロコンピュータ側の外部R
AM及びI/Oが配置される動作モード0とに基づい
て、処理動作を切り替え、前記動作モード1のときに
は、前記CPUにより前記内蔵ROM内のプログラムを
実行して、前記マスターマイクロコンピュータから処理
実行用プログラムデータを、前記汎用ポートとは別経路
で前記外部RAMにシリアル転送して格納し、前記動作
モード0のときには、前記マスターマイクロコンピュー
タから汎用ポートを通じて、前記CPUにより、前記外
部RAM内の処理実行用プログラムを、リセットスター
トして起動するよう構成する。
【0017】これらの方法および構成によると、スレー
ブマイクロコンピュータ側に、その内蔵ROMのプログ
ラムにより、スレーブマイクロコンピュータが処理実行
するためのプログラムデータをマスターマイクロコンピ
ュータから転送する動作モードを設けたことにより、そ
の動作モードに基づいて、マスターマイクロコンピュー
タ側から転送されたスレーブマイクロコンピュータの処
理実行用プログラムを、スレーブマイクロコンピュータ
のモード0のリセット解除時にプログラムの開始アドレ
スに配置された外付けRAMに格納し、そのプログラム
によりスレーブマイクロコンピュータが処理実行を開始
する。
【0018】以下、本発明の一実施の形態を示すスレー
ブマイクロコンピュータの起動方法およびマイクロコン
ピュータ装置について、図面を参照しながら具体的に説
明する。
【0019】図1は本実施の形態のスレーブマイコンの
起動方法を用いたマイコンシステムの構成を示すブロッ
ク図である。図1において、1〜5、6、9、10は従
来と同一のものであるが、従来の構成にあったスレーブ
マイコン201側の外付けROM12は含まれない。ま
た、従来の構成にあった外付けRAM13と本実施の形
態のスレーブマイコン200側の外付けRAM8とは、
構造的には同じ構成であり、従来ではCS2が入力され
ていたが、本実施の形態では、動作モード0(処理プロ
グラム実行用)時のリセット解除時に処理実行を開始す
る当該プログラムの先頭アドレスを指示する信号CS1
(従来の構成で外付けROM12に入力されていたCS
と同一の信号)が、外部CS制御回路11からの制御信
号として入力されるように、マイコンシステムを構成す
る。
【0020】また、本実施の形態では、動作モード0時
には、スレーブマイコン200側の内蔵ROM7がスレ
ーブマイコン200のCPU6の管理するアドレス空間
から切り離されるように、CPU6はアドレスバスを制
御する。
【0021】また、スレーブマイコン200側におい
て、内蔵ROM7及び外付けRAM8及びI/OがCP
U6の管理する同一アドレス空間に配置される動作モー
ド1(プログラムデータ転送用)時のリセット解除時に
は、スレーブマイコン200は内蔵ROM7に格納され
たプログラムデータ(データ転送用プログラム)に従っ
て動作を行う。この動作モード1時におけるスレーブマ
イコン200の外部アドレス空間へのチップセレクト制
御を行う外部CS制御回路11は、セレクタを内部に有
し、CS2のアドレス空間を有効とした場合に外部CS
1を有効にするように、CS出力信号を制御する。
【0022】以上のように構成されたマイコンシステム
におけるスレーブマイコン200の起動方法について、
その動作を以下に説明する。まず、図1のマスターマイ
コン100のリセットが解除され、マスターマイコン1
00は、その処理実行用としてROM2に格納されたプ
ログラムの命令内容に従い、処理実行動作を開始する。
この際に、マスターマイコン100は、まず、スレーブ
マイコン200に対して、動作モード1を有効にした状
態で、マスターマイコン100の汎用ポートを介した制
御により、リセット解除する。
【0023】スレーブマイコン200は、プログラム書
き込み済みの内蔵ROM7のプログラムデータに従い、
マスターマイコン100からのシリアル転送データを受
信し、スレーブマイコン200に内蔵している機能であ
り、一般的に言われているDMA(Direct Me
mory Access)という機能を用いて、シリア
ル対応の受信バッファ(図示せず)からスレーブマイコ
ン200側の外付けRAM8へデータを転送する。
【0024】内蔵ROM7のデータ転送用のプログラム
は、シリアルデータ送受信のフォーマットとして調歩同
期式シリアル通信でビット長とパリティの有無を決めた
制御を行う。DMAのデータ転送先アドレスは、CS2
が有効になるアドレスを指定する。
【0025】スレーブマイコン200の内部ではCS2
を有効にするようにアドレスが発行されるが、外部CS
制御回路11により外部アドレス空間では実際に配線さ
れているCS1が有効になるように変換し、マスターマ
イコン100から汎用ポートとは別経路を通じてシリア
ル転送されたデータは、スレーブマイコン200側の外
付けRAM8に書き込まれて格納される。マスターマイ
コン100のシリアル転送は、あらかじめ決められたス
レーブマイコン200へのシリアルデータフォーマット
に合わせてデータを転送する。
【0026】データ転送完了後、マスターマイコン10
0は、スレーブマイコン200のモード端子を制御し
て、内蔵ROM7をCPU6の管理する空間から切り離
し、外付けRAM8及びI/OがCPU6の管理する同
一空間に配置される動作モード0に切り替えた後、再
度、スレーブマイコン200のリセット制御を行う。こ
のリセット解除後に、スレーブマイコン200は外付け
RAM8にロードされたプログラムデータに従い、スレ
ーブマイコン200が行うべき処理実行の動作を開始す
る。
【0027】以上のように本実施の形態によれば、スレ
ーブマイコン200に既存のシリアル対応のデータ転送
手段を用いて、内蔵ROM7を有効にしてデータ転送を
行う動作モード1を設けたので、スレーブマイコン20
0としては、従来において必要であった外付けROM1
2が不要になる。
【0028】また、スレーブマイコン200のプログラ
ムスタートと、調歩同期式シリアル通信よりも高速なデ
ータ転送とが可能な三線式同期シリアルの通信制御のプ
ログラムのみを先ずはデータ転送し、メインのデータは
後で転送する方式を用いることにより、システムの立ち
上げ時の起動プログラムの外付けRAM8へのデータ転
送時間を短縮することができる。
【0029】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、スレーブ
マイクロコンピュータ側に、その内蔵ROMのプログラ
ムにより、スレーブマイクロコンピュータが処理実行す
るためのプログラムデータをマスターマイクロコンピュ
ータから転送する動作モードを設けたことにより、その
動作モードに基づいて、マスターマイクロコンピュータ
側から転送されたスレーブマイクロコンピュータの処理
実行用プログラムを、スレーブマイクロコンピュータの
モード0のリセット解除時にプログラムの開始アドレス
に配置された外付けRAMに格納し、そのプログラムに
よりスレーブマイクロコンピュータが処理実行を開始す
ることができる。
【0030】そのため、スレーブマイクロコンピュータ
が処理実行するためのプログラムデータを格納するため
に従来必要であったスレーブマイクロコンピュータ側で
の外付けROMを不要とし、製品に用いるLSIチップ
数を削減して、システム基板の実装面積を縮小し、機器
のコストアップを抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態のスレーブマイコンの起動
方法を用いたマイコンシステムの構成を示すブロック図
【図2】従来のスレーブマイコンの起動方法を用いたマ
イコンシステムの構成を示すブロック図
【符号の説明】
1 (マスターマイコンの)CPU 2 (マスターマイコンの)ROM 3 (マスターマイコンの)RAM 4 (マスターマイコンの)アドレスバス 5 (マスターマイコンの)データバス 6 (スレーブマイコンの)CPU 7 (スレーブマイコンの)内蔵ROM 8 (スレーブマイコンの)外付けRAM 9 (スレーブマイコンの)アドレスバス 10 (スレーブマイコンの)データバス 11 (スレーブマイコンの)外部CS制御回路 12 (スレーブマイコンの)外付けROM 13 (スレーブマイコンの)外付けRAM

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マスターマイクロコンピュータの汎用ポ
    ートを通じてスレーブマイクロコンピュータのリセット
    とそのリセット解除が制御されるマイクロコンピュータ
    システムにおいて、前記リセット解除時に、マスターマ
    イクロコンピュータが管理するアドレス空間に配置され
    たマイクロコンピュータ処理実行用のプログラムデータ
    を、スレーブマイクロコンピュータが管理するアドレス
    空間に配置されたRAMにロードし、前記スレーブマイ
    クロコンピュータは、前記汎用ポートを通じた前記マス
    ターマイクロコンピュータからの再リセット解除時に、
    前記RAMにロードしたプログラムデータを前記スレー
    ブマイクロコンピュータの処理実行用プログラムデータ
    として使用し、その処理実行を起動することを特徴とす
    るスレーブマイクロコンピュータの起動方法。
  2. 【請求項2】 マスターマイクロコンピュータの汎用ポ
    ートを通じてスレーブマイクロコンピュータのリセット
    とそのリセット解除が制御されるマイクロコンピュータ
    システムにおいて、前記スレーブマイクロコンピュータ
    のCPUが管理する同一のアドレス空間に、前記スレー
    ブマイクロコンピュータ側の内蔵ROM及び外部RAM
    及びI/Oが配置される動作モード1にして、前記スレ
    ーブマイクロコンピュータのCPUによる前記内蔵RO
    M内のプログラムの実行により、前記マスターマイクロ
    コンピュータから前記スレーブマイクロコンピュータの
    処理実行用プログラムデータを、前記汎用ポートとは別
    経路で前記外部RAMにシリアル転送して格納し、その
    後、前記スレーブマイクロコンピュータのCPUが管理
    する同一のアドレス空間に、前記スレーブマイクロコン
    ピュータ側の外部RAM及びI/Oが配置される動作モ
    ード0に切り替えて、前記マスターマイクロコンピュー
    タから汎用ポートを通じて、前記スレーブマイクロコン
    ピュータのCPUにより、前記外部RAM内の処理実行
    用プログラムを、リセットスタートするスレーブマイク
    ロコンピュータの起動方法。
  3. 【請求項3】 マスターマイクロコンピュータの汎用ポ
    ートを通じてスレーブマイクロコンピュータのリセット
    とそのリセット解除が制御されるマイクロコンピュータ
    装置において、前記スレーブマイクロコンピュータを、
    そのCPUが管理する同一のアドレス空間に、前記スレ
    ーブマイクロコンピュータ側の内蔵ROM及び外部RA
    M及びI/Oが配置される動作モード1と、前記同一の
    アドレス空間に、前記スレーブマイクロコンピュータ側
    の外部RAM及びI/Oが配置される動作モード0とに
    基づいて、処理動作を切り替え、前記動作モード1のと
    きには、前記CPUにより前記内蔵ROM内のプログラ
    ムを実行して、前記マスターマイクロコンピュータから
    処理実行用プログラムデータを、前記汎用ポートとは別
    経路で前記外部RAMにシリアル転送して格納し、前記
    動作モード0のときには、前記マスターマイクロコンピ
    ュータから汎用ポートを通じて、前記CPUにより、前
    記外部RAM内の処理実行用プログラムを、リセットス
    タートして起動するよう構成したマイクロコンピュータ
    装置。
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WO2021117445A1 (ja) * 2019-12-09 2021-06-17 パナソニックIpマネジメント株式会社 情報処理装置、移動体および情報処理方法

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