JP4073947B2 - プロセッサシステム - Google Patents

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本発明は、本発明はデータあるいは命令を格納するメモリ装置に同期型ダイナミックメモリを用いるプロセッサ及びコントローラに関する。
従来のプロセッサシステムにおいて、データあるいは命令を格納する主記憶装置は価格の安い汎用のダイナミックメモリを用いて構成していた。例えば、ICCD'91 (International Conference on Computer Design) プロシーディングの第132頁乃至第133頁に複数個のダイナミックメモリを用いたワークステーションの主記憶装置の一般的な構成例を見ることができる。
このような汎用のダイナミックメモリの仕様は日立ICメモリハンドブック2(’91.9)の第389頁から第393頁に見られる。このように従来のダイナミックメモリはチップの入力信号としてクロック入力を持たず、リード/ライト時にはチップの内部で他の制御入力信号から内部動作クロックを発生していた。また、内部にそのダイナミックメモリの動作モードを規定するモードレジスタがなく、このため従来のダイナミックメモリでは動作モードは基本的には単一であった。また、ダイナミックメモリの内部は単一のバンクで構成されていた。
一方、非特許文献1には、従来よりも2〜4倍高速にアクセスできるダイナミックメモリとして、複数のバンクを持ち、内蔵レジスタでその動作モード(/RAS遷移もしくは/CAS遷移からの遅延、連続してアクセス可能なワード数(ラップ長)、連続してアクセスするときの入出力データのアドレスの順番等)が設定されることが可能な同期型ダイナミックメモリが紹介されている。
日経エレクトロニクス1992.5.11(no.553) pp.143-147
上記のようにクロック入力を持たない汎用ダイナミックメモリで主記憶装置を構成するプロセッサシステムでは、クロック信号を各ダイナミックメモリチップに直接入力して、それに同期して各チップを動かすことができない。
従って、プロセッサシステムのシステムクロックをベースに汎用ダイナミックメモリ用の制御信号をチップのAC特性に適合するタイミングでチップ外部で作成する必要が有る。
一方、汎用ダイナミックメモリの内部ではこの制御信号からさらに内部動作クロックを発生し、内部動作を制御していた。このように汎用ダイナミックメモリを用いたプロセッサシステムではシステムクロックから内部動作クロックまでのオーバーヘッドが大きく、システムクロックに同期して高速に動作する主記憶装置を構築することが困難であった。
また、内部にそのダイナミックメモリの動作モードを規定するモードレジスタのない単一モードの汎用ダイナミックメモリで主記憶装置を構成したプロセッサシステムでは、汎用ダイナミックメモリのモードに合わせて主記憶を構成する必要があるために、性能あるいはコスト面でそのプロセッサシステムに最適な主記憶装置を構築することが困難であった。
また、内部が単一のバンクで構成されている汎用ダイナミックメモリで主記憶装置を構成したプロセッサシステムでは、主記憶装置を複数バンクに構成にするためには、それに合わせて複数の汎用ダイナミックメモリが必要になり、性能あるいはコスト面でそのプロセッサシステムに最適な主記憶装置を構築することが困難であった。
これに対して、クロック入力を持ち、複数のバンクを持つとともに、内蔵レジスタでその動作モードが設定されることが可能な同期型ダイナミックメモリを主記憶装置に用いることにより、上述の問題を解消することが可能となる。
一方、従来のプロセッサは主記憶装置が内部が単一のバンクの汎用ダイナミックメモリで構成されていることを前提としているため、実際に複数のバンクを持つとともに、内蔵レジスタでその動作モードが設定されることが可能な同期型ダイナミックメモリを主記憶装置に用いると、この複数のバンクのアクセス制御と内蔵レジスタへの動作モードの設定の制御とを実現する具体的手段が従来のプロセッサと同期型ダイナミックメモリのいずれにも配置されていないと言う問題がある。また、この具体的手段を従来のプロセッサと同期型ダイナミックメモリのいずれかに配置すると、汎用性の高いプロセッサもしくは同期型ダイナミックメモリとならないと言う問題がある。
前記課題を解決するために本発明の代表的実施形態によるプロセッサは、プロセッサコアーと、入力されるクロック信号に基づいて動作する同期式メモリを制御するための制御装置コアーとを具備し、前記同期式メモリは、第1バンク及び第2バンクを含む複数のバンクを有し、前記プロセッサコアーは、前記同期式メモリに対するアクセスアドレスを出力し、前記アクセスアドレスは、行アドレスフィールド、列アドレスフィールド及びバンクフィールドを含み、前記制御装置コアーは、第1アクセスにおける前記バンクフィールドのビットと前記第1アクセスの後に続く第2アクセスにおける前記バンクフィールドのビットとを比較し、不一致の場合には、前記第1アクセスと前記第2アクセスとを並列して動作させるための制御信号を出力することが可能である。
更に望ましくは、前記制御装置コアーは、前記第1アクセスにおけるアクセスアドレスを記憶する第1レジスタと、前記第2アクセスにおけるアクセスアドレスを記憶する第2レジスタと、前記第1アクセスにおけるバンクフィールドのビットと前記第2アクセスにおけるバンクフィールドのビットとを比較する比較器とを更に具備する。
本発明によれば、二つのバンクを並列動作できるため高いスループットの主記憶装置の構築が可能になる。
《プロセッサシステムの全体構成》
図1はプロセッサシステムの構成図である。101はシングルチップで構成されるマイクロプロセッサユニット(以下、MPUと略す)である。102は主記憶装置(以下、MSと略す)であり、同期型ダイナミックメモリを複数チップ用いて構成されている。104はMS102の制御部であり、シングルチップで構成されている。103はこのプロセッサシステムのクロックジェネレータ(以下、CGと略す)である。CG103はMPU101、MS102、MC104にクロック信号150、151、152を供給している。これらのクロック信号はそれぞれ同期している。本実施例では150、151、152は同一周波数で同期したクロック信号である。しかしながら、150と151、150と152はそれぞれが1:N(Nは整数)、あるいはN:1の関係があれば良い。150、151、152はそれぞれ同期した信号である。このため、このプロセッサシステムの各部は一つのシステムクロックに同期して動作する。
153はMPU153とMC104とを接続するプロセッサバスでアドレス、データ、および制御信号からなる。このうちデータバス154はMS102にも接続されている。このデータバス154により、MS102からのデータは直接MPU101に送られる。
156はMC104から同期型ダイナミックメモリMS102に対するアドレスや制御信号である。このMC104は入出力バス157にも接続される。この入出力バス157には入出力デバイス106やイニシャルプログラムローディングやオペレーティングシステムブートおよびシステム初期設定用のプログラムが格納されているリードオンリメモリ(以下、ROMと略す)105が接続されている。
《MPUの内部構成とプロセッサバス》
図2はMPU101の内部構成とプロセッサバス153の内訳を示す。201は命令処理部であり、命令をデコードし、デコード情報を基に演算、データ(オペランド)の取り出し、データ(オペランド)の格納、分岐等の処理をする部分である。202は命令を一時的に格納し、命令処理部201からの要求に従って高速に命令を供給するための命令キャッシュ部である。203はデータを一時的に格納し、命令処理部201からの要求に従って高速にデータを供給するためのデータキャッシュ部である。命令キャッシュ部202、および、データキャッシュ部203におけるキャッシュのブロック長は両方共に16バイトである。すなわち、プロセッサバス153のデータ幅が4バイトであるのでキャッシュミス時に対応するブロックの16バイトを4回に分けてMS102からそれぞれのキャッシュに転送される。204はプロセッサバスを制御するバス制御部である。命令キャッシュ部202、データキャッシュ部203、あるいは、命令処理部201からの要求に従って、プロセッサバス153を起動し、必要な命令やデータを外部から取ってきたり、あるいは、外部に転送したりする。
尚、プロセッサバス153の内訳は次の通りである。
PD0−PD31(154):データバス、4バイト幅。入出力信号。データ
バス154はMS102に直接接続されている。PD0は最上位ビット、PD31は最下位ビット。
PA0−PA31(250):アドレスバス、32ビット幅、4ギガバイトの
アドレッシングが可能。出力信号。PA0は最上位ビット、PA31は最下位ビット。
PBS(251):バススタート信号。出力信号。
PR/W(252):リード/ライト指示信号。Hの時、リード。Lの時、ラ
イト。出力信号。
PBL(253):ブロック転送指示。出力信号。
PDC(254):転送終了指示。入力信号。
《プロセッサバス空間の領域割当て》
本システムでは、PA0−PA31(250)によってアドレッシングされる4ギガバイトの空間がアドレスの上位2ビットによって図3に示すように4領域に分割されている。
MS領域(301):MS102が割り当てられている領域。
MCレジスタ領域(302):MC104の内部レジスタが割り当てられてい
る領域。
I/Oレジスタ領域(303):I/Oデバイス106の内部レジスタが割り
当てられている領域。
ROM領域(304):ROM105が割り当てられている領域。
《MS領域とMCレジスタ領域の内部割当て》
図4はMS領域301とMCレジスタ領域302の内部割当てを示す。H’00000000からH’003FFFFFはバンク0のためのサブ領域となっている。このバンクは同期型ダイナミックメモリ内部の一つのバンクに対応している。H’0040000からH’007FFFFFはバンク1のためのサブ領域となっている。このバンクは同期型ダイナミックメモリ内部のもう一方のバンクに対応している。MCレジスタ領域302のアドレスH’40000000は8ビット長のMODEレジスタが割り当てられている。MPU101がこのMODEレジスタに適当な値を書き込むことにより、同期型ダイナミックメモリ内部のモードレジスタに値が設定され、同期型ダイナミックメモリの動作モードが決定される。
《同期型DRAMの内部構成》
図5(A)はMS102を構成するシングルチップの同期型ダイナミックメモリ501の内部構成をしめす。MS102はこのチップ4つで構成されている。このチップのメモリはバンク0(502)、バンク1(503)の二つのメモリバンクからなる。各メモリバンクは1,048,576ワード×8ビット構成である。このため、チップ全体で16Mビット(=8Mバイト)の容量をもつ。RFADR504はリフレッシュ用の行アドレスを作成するアドレスカウンタである。CMR505はこのチップ501の動作モードを決めるモードレジスタである。506はこのチップ501の内部制御回路である。この回路はチップ外部からの制御信号、およびCMR505に設定された値に従って、内部的な動作信号をチップ外部から入力されたクロック信号に同期して作成する。
《同期型DRAMのインターフェース信号》
この同期型ダイナミックメモリ501のインターフェース信号は、次の通りである。
A0−A10(550):アドレス信号。入力。行アドレスおよび列アドレスが入力される。行アドレスはA0−A10の11ビットが使われる。列アドレスはA0−A8の9ビットが使われる。列アドレス入力時のA10はバンク指定に使われる。CMR505設定時のモード情報はA0−A7から入力される。
I/O0−I/O7(551):データ信号。入出力。リード/ライト時のデータ信号用インターフェース。
CLK(552):クロック信号。入力。この信号に立上りエッジに同期してこのチップの入力信号上の値が内部に取り込まれる。また、出力はこの信号に立上りエッジに同期してこのチップの外部に送出される。
/WE(553):ライトエネーブル信号。入力。データ書き込みを指示する時にアサート(Lowレベル、以下、L)する。
/CAS(554):列アドレスストローブ信号。入力。列アドレスを送りこむ時にアサート(L)にする。
/RAS0,/RAS1(555):行アドレスストローブ信号。入力。行アドレスを送りこむ時にアサート(L)にする。この信号は各バンクに対応して、各バンクの動作起動指示信号になっている。
/DQM(556):データマスク信号。入力。リード時にはI/O0−I/O7(551)の出力エネーブル信号になる。リード時、この信号がアサート(L)されないと出力551はハイインピーダンス状態のままである。ライト時にはライトエネーブル信号になる。ライト時、この信号がアサート(L)されることにより、実際にデータが書き込まれる。
《モードレジスタのフィールド構成》
図5(B)はCMR505のフィールド構成とその内容を示す。RLフィールド、CLフィールド、WLフィールドはそれぞれアドレスのA0−A2、A3−A4、A5−A7であり、モード設定時にはこれらの対応するアドレスビット上の値を取り込む。RLフィールドは/RAS遅延を現す。例えば、ここに100を設定すると、リード時に/RASのアサートから4クロック後にデータが読み出される。CLフィールドは/CAS遅延を現す。例えば、ここに10を設定すると、リード時に/CASのアサートから2クロック後にデータが読み出される。WLフィールドはラップ長を現す。このチップは同一の行アドレスで指定される行のデータを列アドレスで指定した場所からクロックに同期して連続的に読み出す機能を持つ。この時、WLフィールドで指定した長さで列アドレスがラップアラウンドする。例えば、WLフィールドで000を指定すると、ラップ長が4となり、0−1−2−3、1−2−3−0、2−3−0−1、3−0−1−2のようにラップアラウンドしていく。
《主記憶の構成》
図6は同期型ダイナミックメモリ501を4つ(601,602,603,604)用いたMS102の構成を示す。各チップの8ビットデータ信号はデータバス154の各バイト位置に接続される。クロック信号151は各チップのCLK552に、A0−A10(651)、/WE,/CAS(652)、/RAS0,/RAS1(653)、/DQM(654)は各チップ共通に対応する入力信号に接続される。651、652、653、654はMC104からの出力信号である。
《主記憶制御部の内部構成および行、列、バンクのビット割付け》
図7はMC104の内部構成を示す。内部はリクエスト制御部701、内部レジスタ制御部702、MS制御部704、I/O制御部709から構成される。リクエスト制御部701はMPU101からプロセッサバス153上に発行されるバスサイクルの上位アドレス2ビットを解析してMS領域301、MCレジスタ領域302、I/Oレジスタ領域303、ROM領域304のどの領域に対するバスサイクルであるかを判定し、対応する各制御部に制御を渡す。
内部レジスタ制御部702にはMC104内の制御レジスタが置かれている。その一つに同期型ダイナミックメモリの動作モードを指定するMODEレジスタ703がある。内部レジスタ制御部702はアドレスバスPA0−PA31(250)のアドレス信号を監視して、プロセッサ101からのアドレスが同期型ダイナミックメモリ501のモードレジスタ505をアクセスすることを検出し、この検出結果に応答してこのアクセス時の設定情報(データバスPD0−PD31(154)からの情報)を同期型ダイナミックメモリ501のモードレジスタ505に転送する。すなわち、MPU101からこのMODE703に値が書き込まれると、内部レジスタ制御部702はMS制御部704に指示を出し、MODE703に書き込まれた情報をセレクタ706を介してA0−A7に送出して、同期型ダイナミックメモリ501のCMR505に書き込むサイクルを実行させる。 MS制御部704はMS102を構成する同期型ダイナミックメモリ501のアドレス信号A0−A10(651)制御し、またDRAMアクセス制御部707は制御信号/WE,/CAS(652)、/RAS0,/RAS1(653)、/DQM(654)を生成する。
MADR0(705a),MADR1(705b)はMPU101からMS領域に対して発行されたバスサイクルのアクセスアドレスを保持するレジスタである。この2本のレジスタはFIFO(ファーストイン・ファーストアウト)構成になっている。最初のバスサイクルのアドレスがMADR1(705b)にラッチされ、後のバスサイクルのアドレスがMADR0(705a)にラッチさる。最初のバスサイクルのアドレス保持が必要なくなると、MADR0(705a)の内容がMADR1(705b)に移される。705bの内容は行アドレス・フィールドと列アドレス・フィールドとバンク・フィールドに分けられる。
各フィールドのビット位置は図8(A)に示される。第9ビットがバンク・フィールドCA10、第10ビット−第20ビットが行アドレス・フィールドRA0−RA10、第21ビット−第29ビットが列アドレス・フィールドCA0−CA8である。
MS制御部704が行アドレスを送出する時はセレクタ706によりRA0−RA10がA0−A10(651)に転送される。
MS制御部704が列アドレスを送出する時はセレクタ706によりCA0−CA8がA0−A8(651)に転送され、この時同時にバンク・フィールドCA10がA10(651)に転送される。
CMP714はMADR0(705a)とMADR1(705b)のバンク・フィールドを比較する比較器である。比較が一致した場合には同一バンクに対するアクセスであるためにひとつの同期型ダイナミックメモリの二つのサイクルの並列動作はできない。しかし、比較が一致しない場合にはひとつの同期型ダイナミックメモリの異なったバンクに対するアクセスであるために二つのサイクルの並列動作は可能であるためにDRAM制御707により並列動作できるように制御信号(/RAS0,/RAS1)が生成される。これによりMS102のスループットを向上させている。
RFTIME708はリフレッシュタイマである。これは同期型ダイナミックメモリ501のリフレッシュサイクルを実行させるために一定の時間間隔でDRAM制御707にリフレッシュ要求を出す。
I/O制御部709は入出力バス157上のバスサイクルを制御するI/O制御信号758を生成する。
尚、本実施例とは別に図8(B)に示されるような行アドレス・フィールドと列アドレス・フィールドとバンク・フィールドのビット割付けも可能である。
このプロセッサシステムの初期動作時は、ROM105内から初期動作プログラムが読み出され実行される。このプログラムでは最初に同期型ダイナミックメモリ501のモード設定を行う。
《プロセッサシステムの初期動作時》
図9にこの時のタイムチャートを示す。MPU101はMC104内のMODEレジスタ703のアドレスMA、およびモード設定値MDのライト・バスサイクルをプロセッサバス153上に発行する(クロック2−4)。これを受けて、MC104のMS制御部704はMS102に対して、/RAS0,/RAS1,/CAS,/WEをアサートし、A0−A7に設定値を流すことにより、モード設定サイクルを発行する。これで全ての同期型ダイナミックメモリ501のモード設定が行われる(クロック5)。クロック10はリフレッシュサイクルを示す。これは、/RAS0,/RAS1,/CASをアサートすることにより実行される。
《二つの異なるメモリバンクでの二つのアクセスの並列動作》
図10には二つのリード・ブロック転送サイクルのケースを示す。/RAS遅延4クロック、/CAS遅延1クロック、ラップ長4のケースである。クロック2とクロック6でMPU101からリード・ブロック転送サイクル(PBLがアサートされている)要求が出されている。これはMPU101の内部キャッシュがミスする時などに発行される。最初のブロック転送サイクルはバンク0に対するものであり、このためクロック3でMS102に対しては/RAS0がアサートされ、バンク0の起動がかかる。この時、同時に行アドレスArがA0−A10から流される。クロック6では/CASがアサートされると同時に行アドレスAcが流される。読み出しデータをデータバスPD0−PD31に流すために、/DQMがクロック7からアサートされている。4ワードの1ブロックの読み出しデータA,A+1,A+2,A+3はクロック8、9、10、11同期して連続的に読み出される。この1ブロックが読み出されている最中に次のバスサイクル(バンク1へのアクセス)の起動が始まり(クロック8で/RAS1アサート)、これに対するデータB,B+1,B+2,B+3はクロック13から4クロック期間連続的に読み出される。MPU101はPDCのアサートにより読み出しデータが来たことを知らされる。
図11にはデータA,A+1,A+2,A+3のリード・ブロック転送サイクルの後、データB,B+1,B+2,B+3のライト・ブロック転送サイクルが発行されたケースを示す。/RAS遅延4クロック、/CAS遅延1クロック、ラップ長4のケースである。クロック6でMPU101からライト・ブロック転送サイクル(PR/W=L)要求が出されている。これはMPU101の内部キャッシュがミスする時などに発行される。最初のブロック転送サイクルはバンク0に対するものであり、このためクロック3でMS102に対しては/RAS0がアサートされ、バンク0の起動がかかる。この時、同時に行アドレスArがA0−A10から流される。クロック6では/CASがアサートされると同時に行アドレスAcが流される。読み出しデータをデータバスPD0−PD31に流すために、/DQMがクロック7からアサートされている。読み出しデータはクロック8、9、10、11とクロックに同期して連続的に読み出される。読み出されている最中に次のバスサイクル(バンク1へのアクセス)の起動が始まり(クロック8で/RAS1アサート)、クロック12でPDCがアサートされると、MPU101はクロック13から4クロック期間連続的にデータバスPD0−PD31上にデータを出す。
図10、図11に示されるように、二つのバンクを並列動作できるため高いスループットの主記憶装置の構築が可能になっている。
《他の実施例》
以上本発明の実施例を説明したが、本発明はこれらの具体的な実施例に限定されるものではなく、その基本的技術思想の範囲内で種々の変形が可能であることは言うまでもない。本発明では、例えば下記の実施例を採用することができる。
図12は本発明の他の実施例によるプロセッサシステムの構成図であり、図1の実施例との相違は、プロセッサ(MPU)と主記憶制御装置(104)とは同一チップ内の独立コアーでそれぞれ構成されていることである。従って、同一チップ内に主記憶制御装置(MC)のコアーを追加することにより、汎用性の高い従来のプロセッサコアーおよび従来のメモリチップを使用することが可能となる。
このように本発明の代表的実施形態によれば、主記憶装置(MS)を構成するメモリの複数のバンクのアクセス制御と内蔵レジスタの動作モードの設定制御とを実現する手段がプロセッサ(MPU)と主記憶装置(MS)とに接続された主記憶制御装置(MC)内部に配置されているため、汎用性の高い従来のプロセッサおよび従来のメモリを使用することが可能となる。
また、本発明の好適な実施形態では、プロセッサ(MPU)と主記憶制御装置(104)とはそれぞれ別チップで構成されているので、主記憶制御装置(MC)を追加することにより、汎用性の高い従来のプロセッサチップおよび従来のメモリチップを使用することが可能となる。
また、本発明の他の好適な実施形態では、プロセッサ(MPU)と主記憶制御装置(104)とは同一チップ内の独立コアーでそれぞれ構成されているので、同一チップ内に主記憶制御装置(MC)のコアーを追加することにより、汎用性の高い従来のプロセッサコアーおよび従来のメモリチップを使用することが可能となる。
本発明の実施例によるプロセッサシステムの構成図である。 MPUの内部構成図である。 プロセッサバス空間の領域割当てを示す図である。 MS領域およびMCレジスタ領域の説明図である 同期型ダイナミックメモリの内部構成と同期型ダイナミックメモリの内部のコマンドレジスタのフィールド構成を示す図である。 主記憶装置(MS)の構成を示す図である。 主記憶装置制御部(MC)の内部構成を示す図である。 行、列、バンクアドレスのビット割付けを示す図である。 モード設定およびリフレッシュサイクルのタイムチャートである。 二つのリード・ブロック転送サイクルのタイムチャートである。 リード・ブロック転送サイクル/ライト・ブロック転送サイクルのタイムチャートである。 プロセッサと主記憶装置が同一チップ内の独立コアで構成されている他の実施例によるプロセッサシステムの構成図である。
符号の説明
101 マイクロプロセッサ(MPU)
102 同期型ダイナミックメモリを用いた主記憶装置(MS)
103 クロックジェネレータ(CG)
104 主記憶装置の制御部(MC)
105 ROM
106 I/Oデバイス
202 MPUの命令キャッシュ部
203 MPUのデータキャッシュ部
501 同期型ダイナミックメモリ
502および503 同期型ダイナミックメモリ内のバンク
504 リフレッシュアドレスカウンタ
505 同期型ダイナミックメモリ内のモードレジスタ
552 同期型ダイナミックメモリのクロック入力信号
601,602,603,604 MSを構成する同期型ダイナミックメモリ
703 MC内部の同期型ダイナミックメモリ用モードレジスタ
705a,705b MSアクセス用アドレスレジスタ
714 MSアクセス用アドレスレジスタのバンクフィールド比較器
708 リフレッシュタイマ

Claims (7)

  1. プロセッサコアーと制御装置コアーとを有するプロセッサと、複数の同期型メモリを有するプロセッサシステムであって、
    前記プロセッサと前記複数の同期型メモリとは、外部バスで接続されており、
    前記プロセッサコアー及び前記制御装置コアーは、内部バスを介して接続され、
    前記複数の同期型メモリは、入力されるクロック信号に基づいて動作し、
    前記制御装置コアーは、前記複数の同期型メモリの動作モードを指定するため前記プロセッサコアーからアドレス信号により指定されデータ信号により情報を書き込まれるモードレジスタと前記モードレジスタの情報に基づき前記複数の同期型メモリのモードを設定する制御手段とを有し、前記モードレジスタの情報に基づいたモード設定信号又は前記プロセッサコアーから出力される前記複数の同期型メモリに対するアクセスアドレス信号を選択して前記外部バスを介して前記複数の同期型メモリに出力し、
    前記複数の同期型メモリは、前記同期したクロック信号が共通に入力されることを特徴とするプロセッサシステム。
  2. 前記内部バスは、前記プロセッサコアーと前記モードレジスタとを接続するアドレスバス及びデータバスとを具備し、
    前記アドレス信号は、前記アドレスバスを介して伝達され、
    前記データ信号は、前記データバスを介して伝達されることを特徴とする請求項1に記載のプロセッサシステム。
  3. プロセッサコアー及び制御装置コアーとを有するプロセッサと、複数の同期型メモリとを有するプロセッサシステムであって、
    前記プロセッサコアー及び前記制御装置コアーは、内部バスを介して接続され、
    前記プロセッサと前記複数の同期型メモリとは外部バスで接続され、
    前記複数の同期型メモリは、入力されるクロック信号に基づいて動作し、
    前記内部バスのバス空間は、第1メモリ領域と第2メモリ領域とを含み、
    前記制御装置コアーは、前記プロセッサコアーが前記第1メモリ領域にアクセスすることを検出した場合に、前記プロセッサコアーから出力されるアドレス信号を前記プロセッサのアドレス端子から前記複数の同期型メモリへアクセスアドレス信号として出力し、
    前記制御装置コアーは、前記プロセッサコアーが前記2メモリ領域にアクセスしたことを検出した場合に、当該アクセスによって定められた情報に基づいて前記複数の同期式メモリの動作モードを決定するモード設定信号を前記プロセッサの前記アドレス端子から前記複数の同期型メモリへ出力し、
    前記複数の同期型メモリは、前記クロック信号が共通に入力されることを特徴とするプロセッサシステム。
  4. 前記制御装置コアーは、前記アクセスアドレス信号と前記モード設定信号を選択するための選択回路を更に有することを特徴とする請求項1乃至3の何れか一つに記載のプロセッサシステム。
  5. 前記プロセッサコアーは、ロウアドレス信号とカラムアドレス信号とをあわせた信号を前記アクセスアドレス信号として出力し、
    前記制御装置コアーは、前記ロウアドレス信号と前記カラムアドレス信号とを異なるタイミングで出力することを特徴とする請求項1乃至4の何れか一つに記載のプロセッサシステム。
  6. 前記プロセッサは、前記クロックジェネレータからクロック信号が入力され、
    前記複数の同期式メモリは、前記クロックジェネレータからクロック信号が入力されることを特徴とする請求項1乃至5の何れか一つに記載のプロセッサシステム。
  7. 前記複数の同期型メモリは、各々前記アクセスアドレス信号に対応した所定ビット数のデータを前記外部バスにおける所定のバイト位置に出力することを特徴とする請求項1乃至6の何れか一つに記載のプロセッサシステム。
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