JPH10287994A - ボンディング部のメッキ構造 - Google Patents
ボンディング部のメッキ構造Info
- Publication number
- JPH10287994A JPH10287994A JP9131573A JP13157397A JPH10287994A JP H10287994 A JPH10287994 A JP H10287994A JP 9131573 A JP9131573 A JP 9131573A JP 13157397 A JP13157397 A JP 13157397A JP H10287994 A JPH10287994 A JP H10287994A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plating
- plated
- film
- thickness
- bonding
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01L—SEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
- H01L24/00—Arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies; Methods or apparatus related thereto
- H01L24/01—Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
- H01L24/02—Bonding areas ; Manufacturing methods related thereto
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01L—SEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
- H01L2224/00—Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
- H01L2224/01—Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
- H01L2224/10—Bump connectors; Manufacturing methods related thereto
- H01L2224/1012—Auxiliary members for bump connectors, e.g. spacers
- H01L2224/10122—Auxiliary members for bump connectors, e.g. spacers being formed on the semiconductor or solid-state body to be connected
- H01L2224/10125—Reinforcing structures
- H01L2224/10126—Bump collar
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01L—SEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
- H01L2924/00—Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
- H01L2924/01—Chemical elements
- H01L2924/01004—Beryllium [Be]
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01L—SEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
- H01L2924/00—Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
- H01L2924/01—Chemical elements
- H01L2924/01005—Boron [B]
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01L—SEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
- H01L2924/00—Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
- H01L2924/01—Chemical elements
- H01L2924/01046—Palladium [Pd]
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01L—SEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
- H01L2924/00—Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
- H01L2924/01—Chemical elements
- H01L2924/01078—Platinum [Pt]
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01L—SEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
- H01L2924/00—Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
- H01L2924/01—Chemical elements
- H01L2924/01079—Gold [Au]
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01L—SEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
- H01L2924/00—Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
- H01L2924/01—Chemical elements
- H01L2924/01082—Lead [Pb]
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01L—SEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
- H01L2924/00—Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
- H01L2924/013—Alloys
- H01L2924/014—Solder alloys
-
- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
- H05K3/00—Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
- H05K3/22—Secondary treatment of printed circuits
- H05K3/24—Reinforcing the conductive pattern
- H05K3/244—Finish plating of conductors, especially of copper conductors, e.g. for pads or lands
Abstract
(57)【要約】
【課題】 半導体半田付け部およびワイヤーボンディン
グ部のメッキ構造にかかわる。 【解決方法】 半導体および電子部品の半田付部分ある
いはワイヤボンディング部分に、下地メッキとしてNi
−Bメッキが0.01〜20μmメッキされ、該Ni−
Bメッキ膜の上にPdが0.001〜10μmメッキさ
れ、該Pdメッキ膜の上にAuが0.005〜5μmメ
ッキされてなることを特徴とする。
グ部のメッキ構造にかかわる。 【解決方法】 半導体および電子部品の半田付部分ある
いはワイヤボンディング部分に、下地メッキとしてNi
−Bメッキが0.01〜20μmメッキされ、該Ni−
Bメッキ膜の上にPdが0.001〜10μmメッキさ
れ、該Pdメッキ膜の上にAuが0.005〜5μmメ
ッキされてなることを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体および電子部品
の半田付部あるいはワイヤボンディング部のメッキ構造
に関する。
の半田付部あるいはワイヤボンディング部のメッキ構造
に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体素子、リードフレーム、基板、T
AB等の電子部品の半田付部やワイヤーボンディング部
には、半田食われを防ぎ、溶材との濡れをよくし溶着性
をよくするために、通常、表面にAuがメッキされる。
この際、基材との密着性をよくするためにNi,Ni−
Pを下地メッキし、この上にAuがメッキされている。
つまりNi/Au、Ni−P/Auの構造でメッキされ
ているが、Ni/Auの組み合わせは耐酸化性に問題が
ある。300〜400℃に加熱しただけで変色する。一
方、Ni−P/Auの組み合わせは、実装後Ni−Pの
中のPが拡散を起こして半導体に対して不純物として挙
動したり、半田の密着強度を悪化させる問題がある。耐
熱性およびPの持つ半導体に対する有害性を考慮にいれ
ると、下地メッキはNi−Bが最も好ましいとされてい
るが、Ni−B/Auの組合わせは、Auメッキの密着
性が極端に悪い欠点がある。従って現実は、次善の策と
してNi−B/Ni−P/Auの組合わせのメッキがな
されており、依然としてNi−Pは省略できない状態に
ある。つまり現実は、Auメッキに対して密着の取れる
下地メッキは、唯一、Ni−Pメッキだけであるため
に、妥協策としてAuの下地に必ずNi−Pをいれる、
Ni−P/Au、あるいはNi−B/Ni−P/Auの
組合わせでメッキがなされ、Pの持つ問題点は何等解決
されていないのである。
AB等の電子部品の半田付部やワイヤーボンディング部
には、半田食われを防ぎ、溶材との濡れをよくし溶着性
をよくするために、通常、表面にAuがメッキされる。
この際、基材との密着性をよくするためにNi,Ni−
Pを下地メッキし、この上にAuがメッキされている。
つまりNi/Au、Ni−P/Auの構造でメッキされ
ているが、Ni/Auの組み合わせは耐酸化性に問題が
ある。300〜400℃に加熱しただけで変色する。一
方、Ni−P/Auの組み合わせは、実装後Ni−Pの
中のPが拡散を起こして半導体に対して不純物として挙
動したり、半田の密着強度を悪化させる問題がある。耐
熱性およびPの持つ半導体に対する有害性を考慮にいれ
ると、下地メッキはNi−Bが最も好ましいとされてい
るが、Ni−B/Auの組合わせは、Auメッキの密着
性が極端に悪い欠点がある。従って現実は、次善の策と
してNi−B/Ni−P/Auの組合わせのメッキがな
されており、依然としてNi−Pは省略できない状態に
ある。つまり現実は、Auメッキに対して密着の取れる
下地メッキは、唯一、Ni−Pメッキだけであるため
に、妥協策としてAuの下地に必ずNi−Pをいれる、
Ni−P/Au、あるいはNi−B/Ni−P/Auの
組合わせでメッキがなされ、Pの持つ問題点は何等解決
されていないのである。
【0003】
【発明が解決する課題】本発明はかかる問題点に鑑みて
なされたもので、その目的とするところは、下地メッキ
としてNi−Pメッキを使用せず、しかも半田食われに
対する優れた抵抗性、溶着金属の良好な濡れ性、高い密
着強度、優れた耐熱性が得られるボンディング部の新し
いメッキ構造を提供せんとするものである。
なされたもので、その目的とするところは、下地メッキ
としてNi−Pメッキを使用せず、しかも半田食われに
対する優れた抵抗性、溶着金属の良好な濡れ性、高い密
着強度、優れた耐熱性が得られるボンディング部の新し
いメッキ構造を提供せんとするものである。
【0004】
【問題を解決するための手段】本発明者らは、上記問題
に関して鋭意研究を行った結果次の知見を得た。すなわ
ち、 Pdメッキは、Ni−Bメッキ膜に対して密着性が極
めて優れており、しかもNi−B/Pdなる組合せのメ
ッキ被膜は、半田付やワイヤーボンディング等のボンデ
ィング特性、つまり耐半田食れ性、耐熱性、溶着金属の
濡れ性、密着強度等のボンディングに要求される特性に
優れ、半導体素子や電子部品のボンディング部のメッキ
構造として極めて優れていること。そしてメッキ厚み
は、Ni−Bメッキが0.01〜20μm、、Pdメッ
キが0.005〜10μmの範囲が好ましいこと。以上
の知見を得た。
に関して鋭意研究を行った結果次の知見を得た。すなわ
ち、 Pdメッキは、Ni−Bメッキ膜に対して密着性が極
めて優れており、しかもNi−B/Pdなる組合せのメ
ッキ被膜は、半田付やワイヤーボンディング等のボンデ
ィング特性、つまり耐半田食れ性、耐熱性、溶着金属の
濡れ性、密着強度等のボンディングに要求される特性に
優れ、半導体素子や電子部品のボンディング部のメッキ
構造として極めて優れていること。そしてメッキ厚み
は、Ni−Bメッキが0.01〜20μm、、Pdメッ
キが0.005〜10μmの範囲が好ましいこと。以上
の知見を得た。
【0005】そして Auメッキ膜は、Pdメッキ膜に対して極めて密着性
が優れており、Ni−B/Pd/Auなる組合せのメッ
キ被膜は、上記Ni−B/Pdの組合わせ以上に、ボン
ディング特性が優れていること。そしてメッキ厚みは、
Ni−Bメッキが、0.01〜20μm、、Pdメッキ
が、0.001〜10μm、Auメッキが、0.005
〜5μmの範囲が好ましいこと。以上の知見を得た。
が優れており、Ni−B/Pd/Auなる組合せのメッ
キ被膜は、上記Ni−B/Pdの組合わせ以上に、ボン
ディング特性が優れていること。そしてメッキ厚みは、
Ni−Bメッキが、0.01〜20μm、、Pdメッキ
が、0.001〜10μm、Auメッキが、0.005
〜5μmの範囲が好ましいこと。以上の知見を得た。
【0006】そして上記、のNi−Bメッキ膜のB
量は0.001〜10%の範囲が好ましいこと。以上の
知見を得た。本発明は以上の知見を元になされたもので
ある。
量は0.001〜10%の範囲が好ましいこと。以上の
知見を得た。本発明は以上の知見を元になされたもので
ある。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明では、半田付やワイヤーボ
ンディングの際に要求される特性、つまり耐半田食れ
性、耐熱性、溶着金属の濡れ性、密着強度等の特性を
「ボンディング特性」という言葉で総称する。
ンディングの際に要求される特性、つまり耐半田食れ
性、耐熱性、溶着金属の濡れ性、密着強度等の特性を
「ボンディング特性」という言葉で総称する。
【0008】Pdメッキは、Ni−Bメッキ膜に対して
密着性が極めて優れており、Ni−Bに対するNi−P
被膜の密着強度以上の密着性を示す。ちなみにNi−B
に対するNi−Pの密着強度は、概ね 3kg/mm2
程度、本発明の、Ni−B/Pdの組合せでは、概ね
6kg/mm2程度である。Ni−B/Pdなる組合せ
のメッキ被膜は、ボンディング特性については、従来の
Ni−P/Auなる組合わせ、Ni−B/Ni−P/A
uなる組合せと同等の特性を発揮し、従来品とそのまま
置き換えて使用できる。しかもこの組合せは、Pを含ん
でいないためにPのもつ有害性がない利点がある。
密着性が極めて優れており、Ni−Bに対するNi−P
被膜の密着強度以上の密着性を示す。ちなみにNi−B
に対するNi−Pの密着強度は、概ね 3kg/mm2
程度、本発明の、Ni−B/Pdの組合せでは、概ね
6kg/mm2程度である。Ni−B/Pdなる組合せ
のメッキ被膜は、ボンディング特性については、従来の
Ni−P/Auなる組合わせ、Ni−B/Ni−P/A
uなる組合せと同等の特性を発揮し、従来品とそのまま
置き換えて使用できる。しかもこの組合せは、Pを含ん
でいないためにPのもつ有害性がない利点がある。
【0009】AuメッキはPdメッキ膜に対して密着性
が極めて優れている。従ってPdメッキはAuメッキす
る際の下地メッキ膜としても極めて優れている。因み
に、Pdメッキ膜に対するAuメッキ膜の密着性は、概
ね 4kg/mm2程度でNi−P被膜に対するAuメ
ッキ膜のそれ以上である。Ni−B/Pd/Auなる組
合せのメッキ被膜は、ボンディング特性については、従
来のNi−P/Auなる組合わせ、Ni−B/Ni−P
/Auなる組合せと同等以上の特性を発揮する。併せ
て、この組合せはPを含んでいないために、Pのもつ有
害性がない利点がある。さらにPdの上にさらにAuが
メッキされているので、Ni−B/Pdの組合せ以上の
ボンディング特性がある。
が極めて優れている。従ってPdメッキはAuメッキす
る際の下地メッキ膜としても極めて優れている。因み
に、Pdメッキ膜に対するAuメッキ膜の密着性は、概
ね 4kg/mm2程度でNi−P被膜に対するAuメ
ッキ膜のそれ以上である。Ni−B/Pd/Auなる組
合せのメッキ被膜は、ボンディング特性については、従
来のNi−P/Auなる組合わせ、Ni−B/Ni−P
/Auなる組合せと同等以上の特性を発揮する。併せ
て、この組合せはPを含んでいないために、Pのもつ有
害性がない利点がある。さらにPdの上にさらにAuが
メッキされているので、Ni−B/Pdの組合せ以上の
ボンディング特性がある。
【0010】メッキの密着強度を上げるためには熱処理
が効果的であるが、従来のNi−Pを含むメッキ膜では
Pが表面まで拡散してボンディング特性は悪くなる。ま
たPの有害性がより顕在化する。本発明ではPを含んで
ないために、必要に応じて熱処理して密着強度上げるこ
とができる。
が効果的であるが、従来のNi−Pを含むメッキ膜では
Pが表面まで拡散してボンディング特性は悪くなる。ま
たPの有害性がより顕在化する。本発明ではPを含んで
ないために、必要に応じて熱処理して密着強度上げるこ
とができる。
【0011】メッキ被膜の厚さは、Ni−Bメッキは、
0.01〜20μm。Ni−B/Pdの組合せの時のP
dメッキ被膜の厚さは、0.005〜10μm、Ni−
B/Pd/Auの組合せの時のPdメッキは、0.00
1〜10μmAuメッキは、0.005〜5μmの範囲
が好ましい。Ni−Bメッキは、下限値未満ではボンデ
ィング時、メッキ基材が酸化して変色しボンディング特
性が損なわれる。また上限に限定する理由は、特性的に
は上限の膜厚で十分であり、これを越える膜厚は不経済
である。Pdメッキは、Ni−B/Pdの組合せの時、
つまりPdがそのままボンディング表面になる場合、下
限値未満では十分なボンディング特性が得られない。ま
た上限に限定する理由は、特性的には上限の膜厚で十分
であり、これを越える膜厚は不経済である。Auメッキ
は、Pdメッキの上に被覆されることになるので、この
AuメッキするときのPdメッキはAuメッキの密着性
の改良のみを考慮すればよいので、好ましいPdメッキ
厚は、0.001〜10μm程度で十分である。Auに
対する密着性改良のためには少なくとも下限値以上の膜
厚は必要。上限を越える膜厚は不経済である。Auメッ
キの膜厚は、少なくとも0.005ミクロン以上からA
uとしてのボンディング特性が発揮されてくる。上限値
を越える膜厚は不経済である。
0.01〜20μm。Ni−B/Pdの組合せの時のP
dメッキ被膜の厚さは、0.005〜10μm、Ni−
B/Pd/Auの組合せの時のPdメッキは、0.00
1〜10μmAuメッキは、0.005〜5μmの範囲
が好ましい。Ni−Bメッキは、下限値未満ではボンデ
ィング時、メッキ基材が酸化して変色しボンディング特
性が損なわれる。また上限に限定する理由は、特性的に
は上限の膜厚で十分であり、これを越える膜厚は不経済
である。Pdメッキは、Ni−B/Pdの組合せの時、
つまりPdがそのままボンディング表面になる場合、下
限値未満では十分なボンディング特性が得られない。ま
た上限に限定する理由は、特性的には上限の膜厚で十分
であり、これを越える膜厚は不経済である。Auメッキ
は、Pdメッキの上に被覆されることになるので、この
AuメッキするときのPdメッキはAuメッキの密着性
の改良のみを考慮すればよいので、好ましいPdメッキ
厚は、0.001〜10μm程度で十分である。Auに
対する密着性改良のためには少なくとも下限値以上の膜
厚は必要。上限を越える膜厚は不経済である。Auメッ
キの膜厚は、少なくとも0.005ミクロン以上からA
uとしてのボンディング特性が発揮されてくる。上限値
を越える膜厚は不経済である。
【0012】Ni−Bメッキ膜のB量は、0.01%〜
10%の範囲が好ましい。B量が下限値未満では、必要
とされる耐酸化性が得られない。10%を越えるとPd
メッキの密着性が悪くなるので好ましくない。
10%の範囲が好ましい。B量が下限値未満では、必要
とされる耐酸化性が得られない。10%を越えるとPd
メッキの密着性が悪くなるので好ましくない。
【0013】
実施例1 Wペーストで回路とパットが焼付けられたアルミナ系セ
ラミックICパッケージを、常法通り、アルカリ脱脂、
酸洗、Pd活性処理後、硫酸ニッケル10g/l,クエ
ン酸10g/l,DMAB3g/l、アンモニア水でP
H6.5に調整してなる60℃のNi−B系無電解メッ
キ液に浸漬し、W回路、パットの表面にNi−B(B含
有量1.0%)を1.5μmの厚みでメッキした。メッ
キ後、還元雰囲気(N2+H2)、750℃,20分シ
ンター処理を行い、酸洗後、同じメッキ組成、同じ条件
でNiBを3μmメッキした。この上に、PdCL2
2g/l,クエン酸カリ10g/l,次亜リン酸ソーダ
10g/l,PH5.0なる無電解Pdメッキ液で、9
0℃で0.2μmPdメッキした。Ni/Pdの密着強
度は7.1kg/mm2であった。また25μmの金線
でのワイヤーボンディング強度は10gであった。さら
に6:4半田を用いて半田広がり性(半田濡れ性)をテ
ストしたが良好であった。なお因みに、NiB/Au間
の密着強度は0.1kg/mm2であった。次にPdの
上に、KAu(CN)2、2g/l,リンゴ酸アンモニ
ウム30g/l,PH5.0からなる無電解Auメッキ
を90℃で0.05μmメッキした。NiB/Pd/A
u間の密着強度は、6.0kg/mm2であった。ワイ
ヤーボンディング強度は12gであった。ハンダ広がり
性も良好であった。半田も食われてなかった。コストも
従来のNiB/NiP/Auに比べて約1/3であっ
た。
ラミックICパッケージを、常法通り、アルカリ脱脂、
酸洗、Pd活性処理後、硫酸ニッケル10g/l,クエ
ン酸10g/l,DMAB3g/l、アンモニア水でP
H6.5に調整してなる60℃のNi−B系無電解メッ
キ液に浸漬し、W回路、パットの表面にNi−B(B含
有量1.0%)を1.5μmの厚みでメッキした。メッ
キ後、還元雰囲気(N2+H2)、750℃,20分シ
ンター処理を行い、酸洗後、同じメッキ組成、同じ条件
でNiBを3μmメッキした。この上に、PdCL2
2g/l,クエン酸カリ10g/l,次亜リン酸ソーダ
10g/l,PH5.0なる無電解Pdメッキ液で、9
0℃で0.2μmPdメッキした。Ni/Pdの密着強
度は7.1kg/mm2であった。また25μmの金線
でのワイヤーボンディング強度は10gであった。さら
に6:4半田を用いて半田広がり性(半田濡れ性)をテ
ストしたが良好であった。なお因みに、NiB/Au間
の密着強度は0.1kg/mm2であった。次にPdの
上に、KAu(CN)2、2g/l,リンゴ酸アンモニ
ウム30g/l,PH5.0からなる無電解Auメッキ
を90℃で0.05μmメッキした。NiB/Pd/A
u間の密着強度は、6.0kg/mm2であった。ワイ
ヤーボンディング強度は12gであった。ハンダ広がり
性も良好であった。半田も食われてなかった。コストも
従来のNiB/NiP/Auに比べて約1/3であっ
た。
【0014】実施例2 実施例1と同様の基板を用い、NiBメッキ、シンター
処理、二次NiBまでは実施例1と同じ方法、条件で処
理した。次に、PdCL210g/l,NH4CL30
g/l,クエン酸10g/l,PH3.5からなる電解
Pdメッキ液で、浴温25±2℃で,陰極電流密度0.
5A/dm2でPdを0.5 μm電気メッキした。続
いて以下の組成のAuメッキ液でAuを0.1μm電気
メッキした。KAu(CN)2、3g/l,クエン酸5
0g/l,PH4.5、浴温60±2年、陰極電流密度
0.2A/dm2。Ni/Pdの密着強度は6.7kg
/mm2であった。NiB/Pd/Au間の密着強度
は、6.2kg/mm2であった。20μmの金線での
ワイヤーボンディング強度は11gであった。ハンダ広
がり性も良好で,半田も食われてなかった。
処理、二次NiBまでは実施例1と同じ方法、条件で処
理した。次に、PdCL210g/l,NH4CL30
g/l,クエン酸10g/l,PH3.5からなる電解
Pdメッキ液で、浴温25±2℃で,陰極電流密度0.
5A/dm2でPdを0.5 μm電気メッキした。続
いて以下の組成のAuメッキ液でAuを0.1μm電気
メッキした。KAu(CN)2、3g/l,クエン酸5
0g/l,PH4.5、浴温60±2年、陰極電流密度
0.2A/dm2。Ni/Pdの密着強度は6.7kg
/mm2であった。NiB/Pd/Au間の密着強度
は、6.2kg/mm2であった。20μmの金線での
ワイヤーボンディング強度は11gであった。ハンダ広
がり性も良好で,半田も食われてなかった。
【0015】実施例3 ビルドアップ方式で作成されたPWB基板に直径90μ
mの銅パッドが1区画(30×30mm)あたり400
ケが存する基板を用いた。定法通り、コンディショナ
ー、ソフトエッチ、酸洗、Pd活性化後、以下のメッキ
組成、条件でNi−Bメッキを5μm行った。(B含有
量2.3%)塩化ニッケル、10g/l,ロッセル塩3
0g/l,塩化アンモニウム10g/l,TMAB(ト
リメチルアミンボラン)3g/l,PH6.0,浴温5
5±2℃。メッキ後、酸洗し、以下の組成、条件でPd
を0.5μmメッキした。PdCL2 5g/l,クエ
ン酸2アンモニウム 30g/l,EDTA5g/l,
DMAB 5g/l,酢酸鉛 0.1g/l,PH4.
5、浴温80℃。Pdメッキ後、酸洗し、以下の組成、
条件で 0.5μm金メッキした。KAu(CN)2、
3g/l,塩化アンモニウム 10g/l,酢酸アンモ
ニウム 10g/l,次亜燐酸ソーダ 10g/l,P
H5.0、浴温70℃、純水洗浄、乾燥後、半田バンプ
30μmの高さ持つLSI(C−MOS)をフリップチ
ップ実装した。接合後、400パッド全数観察した。全
数完全に接合されていた。リペアーを想定して2〜3回
接合、剥離を繰り返したが、基板との剥がれ等は認めら
れなかった。極めて信頼性の高い接合が得られることが
確認できた。
mの銅パッドが1区画(30×30mm)あたり400
ケが存する基板を用いた。定法通り、コンディショナ
ー、ソフトエッチ、酸洗、Pd活性化後、以下のメッキ
組成、条件でNi−Bメッキを5μm行った。(B含有
量2.3%)塩化ニッケル、10g/l,ロッセル塩3
0g/l,塩化アンモニウム10g/l,TMAB(ト
リメチルアミンボラン)3g/l,PH6.0,浴温5
5±2℃。メッキ後、酸洗し、以下の組成、条件でPd
を0.5μmメッキした。PdCL2 5g/l,クエ
ン酸2アンモニウム 30g/l,EDTA5g/l,
DMAB 5g/l,酢酸鉛 0.1g/l,PH4.
5、浴温80℃。Pdメッキ後、酸洗し、以下の組成、
条件で 0.5μm金メッキした。KAu(CN)2、
3g/l,塩化アンモニウム 10g/l,酢酸アンモ
ニウム 10g/l,次亜燐酸ソーダ 10g/l,P
H5.0、浴温70℃、純水洗浄、乾燥後、半田バンプ
30μmの高さ持つLSI(C−MOS)をフリップチ
ップ実装した。接合後、400パッド全数観察した。全
数完全に接合されていた。リペアーを想定して2〜3回
接合、剥離を繰り返したが、基板との剥がれ等は認めら
れなかった。極めて信頼性の高い接合が得られることが
確認できた。
【0016】実施例4 基材は、ポリイミドフィルムにCr−Cu薄膜がスパッ
ター法で成膜された後、電気銅が10μmメッキされた
フレキ基板。基板面には、ワイヤーボンディング用銅パ
ッド(100×200μm)、フリップチップ実装用パ
ッドφ90μmが無数形成されたもの使用。定法通り前
処理行った後、以下の組成条件でNi−Bメッキ(B量
4.6%)2.0μm行った。硫酸ニッケル10g/
l,NH4CL 20g/l、CH3COONH420
g/l,SBH 1g/l,PH8.0,浴温70℃。
酸洗後、以下の組成、条件でPdを0.05μmメッキ
した。PdCL2 5g/l,乳酸 50g/l,グリ
コール酸 10g/l,DMAB 5g/l,PH6.
0 浴温60℃。水洗、乾燥後、ワイヤーボンディング
実装用のLSIを先に実装し、続いてフリップチップ用
のLSIを半田バンプを通して実装した。半田付性、ワ
イヤーボンディング性、共に良好であった。
ター法で成膜された後、電気銅が10μmメッキされた
フレキ基板。基板面には、ワイヤーボンディング用銅パ
ッド(100×200μm)、フリップチップ実装用パ
ッドφ90μmが無数形成されたもの使用。定法通り前
処理行った後、以下の組成条件でNi−Bメッキ(B量
4.6%)2.0μm行った。硫酸ニッケル10g/
l,NH4CL 20g/l、CH3COONH420
g/l,SBH 1g/l,PH8.0,浴温70℃。
酸洗後、以下の組成、条件でPdを0.05μmメッキ
した。PdCL2 5g/l,乳酸 50g/l,グリ
コール酸 10g/l,DMAB 5g/l,PH6.
0 浴温60℃。水洗、乾燥後、ワイヤーボンディング
実装用のLSIを先に実装し、続いてフリップチップ用
のLSIを半田バンプを通して実装した。半田付性、ワ
イヤーボンディング性、共に良好であった。
【0017】実施例5 LSI(C−MOS)の入出力端子でAL−Si端子を
まず、中性洗剤を用いて30℃、30秒間洗浄し、続い
て純水で洗浄した。さらにALの酸化物除去するため
に、1%硝酸液で30秒処理し、純水で洗浄した。つい
で硫酸亜鉛20g/l,グルコン酸カリウム30g/
l,硫酸第一鉄アンモニウム2g/l,硫酸銅1g/
l,硫酸ニッケル 1g/l,ロッセル塩20g/l,
からなるZn−Fe−Ni−Cu水溶液を調整し、PH
4.0,浴温30℃でAL−Si端子上に極めて薄いZ
n−Fe−Ni−Cuの被膜を形成し、ついで下記組
成、条件でNi−Bを5μmメッキした。(B含有量
0.1%) 硫酸ニッケル10g/l,クエン酸カリウム20g/
l,酢酸アンモニウム10g/l,DMAB2g/l,
からなる無電解Ni−Bメッキ浴でPH7.0浴温50
℃。酸洗後、Ni−Bメッキ膜の上に以下の組成、条件
でPdを0.05μm無電解メッキした。PdCL2
2g/l,クエン酸カリウム 10g/l,酢酸アンモ
ニウム10g/l,DMAB 2g/l,PH7.5
浴温70℃。Pdの上に更に亜硫酸Au3g/l,亜硫
酸カリウム20g/l,クエン酸カリウム 20g/
l,PH6.0の無電解金メッキ液でAuを0.01μ
mメッキした。一方実装用の相手方基板は、ビルドアッ
プ方式で形成された多層のPWBで、表面にフリップチ
ップ実装用のφ100μmのパッドがあり、高さ30μ
mのバンプが6:4半田の電気メッキで形成された構造
のものを用い、この相手型基板にNi−B/Pd/Au
から構成されるLSIをフェースダウンで接合した。密
着性、半田付性共に良好であった。次に剥離、再接合を
繰り返したが、基板との剥がれ等は認められず、パット
の半田食われもなかった。極めて信頼性の高い接合が得
られることが確認できた。従来のLSI側にバンプを形
成する方法に比較してコストで1/100に、そして製
作日数は1/10に短縮できた。
まず、中性洗剤を用いて30℃、30秒間洗浄し、続い
て純水で洗浄した。さらにALの酸化物除去するため
に、1%硝酸液で30秒処理し、純水で洗浄した。つい
で硫酸亜鉛20g/l,グルコン酸カリウム30g/
l,硫酸第一鉄アンモニウム2g/l,硫酸銅1g/
l,硫酸ニッケル 1g/l,ロッセル塩20g/l,
からなるZn−Fe−Ni−Cu水溶液を調整し、PH
4.0,浴温30℃でAL−Si端子上に極めて薄いZ
n−Fe−Ni−Cuの被膜を形成し、ついで下記組
成、条件でNi−Bを5μmメッキした。(B含有量
0.1%) 硫酸ニッケル10g/l,クエン酸カリウム20g/
l,酢酸アンモニウム10g/l,DMAB2g/l,
からなる無電解Ni−Bメッキ浴でPH7.0浴温50
℃。酸洗後、Ni−Bメッキ膜の上に以下の組成、条件
でPdを0.05μm無電解メッキした。PdCL2
2g/l,クエン酸カリウム 10g/l,酢酸アンモ
ニウム10g/l,DMAB 2g/l,PH7.5
浴温70℃。Pdの上に更に亜硫酸Au3g/l,亜硫
酸カリウム20g/l,クエン酸カリウム 20g/
l,PH6.0の無電解金メッキ液でAuを0.01μ
mメッキした。一方実装用の相手方基板は、ビルドアッ
プ方式で形成された多層のPWBで、表面にフリップチ
ップ実装用のφ100μmのパッドがあり、高さ30μ
mのバンプが6:4半田の電気メッキで形成された構造
のものを用い、この相手型基板にNi−B/Pd/Au
から構成されるLSIをフェースダウンで接合した。密
着性、半田付性共に良好であった。次に剥離、再接合を
繰り返したが、基板との剥がれ等は認められず、パット
の半田食われもなかった。極めて信頼性の高い接合が得
られることが確認できた。従来のLSI側にバンプを形
成する方法に比較してコストで1/100に、そして製
作日数は1/10に短縮できた。
【0018】実施例6 銅系のリードフレームに対して常法どおりの前処理を行
った後、以下の組成のNi−B電気メッキ浴を用いてN
i−B(B含有量0.6%)を3μmメッキした。硫酸
ニッケル、200g/l,硼酸40g/l,塩化ニッケ
ル20g/l,TMAB5g/l,PH4.2,浴温5
5℃、電流密度 2A/dm2、析出被膜の組成はN
i:97%,B:3%であった。次にNi−B膜の上に
電気メッキでPdを0.5μmメッキした。Pdメッキ
のの浴組成、条件は下記の通り。PdCL25g/l,
ジメチルアミン10g/l,EDTA10g/l,クエ
ン酸カリウム10g/l,PH6.0、浴温50℃、電
流密度0.2A/dm2。LSIをワイヤーボンディン
グ法で実装し、樹脂モールド後、スルホールを通してリ
ードフレームと半田付けした。ワイヤーボンディング
性、樹脂のリードフレームとの密着性、半田付け性は良
好であった。従来法としてはPdの下地として電気Ni
膜、あるいはNi−Pd膜をを用いており、いずれも窒
素中500〜600℃での熱処理では変色するが、本例
のものはメッキ後、窒素中500〜600℃で熱処理し
たものはリードフレームの変色はなかった。またワイヤ
ーボンディング性、接着性は共に熱処理前よりも良好で
あった。次にPdメッキ膜の上に下記の組成、条件でさ
らにAuを0.1μm電気メッキしたものについてテス
トした。KAu(CN)2、5g/l,クエン酸カリウ
ム 50g/l,グリシン10g/l,PH4.5,浴
温50℃、電流密度0.2A/dm2。同様にLSIを
ワイヤーボンディング法で実装し、樹脂モールド後、基
板にピンを挿入して半田付けした。ワイヤーボンディン
グ性、樹脂との接着性、半田付け性共に優れていた。
った後、以下の組成のNi−B電気メッキ浴を用いてN
i−B(B含有量0.6%)を3μmメッキした。硫酸
ニッケル、200g/l,硼酸40g/l,塩化ニッケ
ル20g/l,TMAB5g/l,PH4.2,浴温5
5℃、電流密度 2A/dm2、析出被膜の組成はN
i:97%,B:3%であった。次にNi−B膜の上に
電気メッキでPdを0.5μmメッキした。Pdメッキ
のの浴組成、条件は下記の通り。PdCL25g/l,
ジメチルアミン10g/l,EDTA10g/l,クエ
ン酸カリウム10g/l,PH6.0、浴温50℃、電
流密度0.2A/dm2。LSIをワイヤーボンディン
グ法で実装し、樹脂モールド後、スルホールを通してリ
ードフレームと半田付けした。ワイヤーボンディング
性、樹脂のリードフレームとの密着性、半田付け性は良
好であった。従来法としてはPdの下地として電気Ni
膜、あるいはNi−Pd膜をを用いており、いずれも窒
素中500〜600℃での熱処理では変色するが、本例
のものはメッキ後、窒素中500〜600℃で熱処理し
たものはリードフレームの変色はなかった。またワイヤ
ーボンディング性、接着性は共に熱処理前よりも良好で
あった。次にPdメッキ膜の上に下記の組成、条件でさ
らにAuを0.1μm電気メッキしたものについてテス
トした。KAu(CN)2、5g/l,クエン酸カリウ
ム 50g/l,グリシン10g/l,PH4.5,浴
温50℃、電流密度0.2A/dm2。同様にLSIを
ワイヤーボンディング法で実装し、樹脂モールド後、基
板にピンを挿入して半田付けした。ワイヤーボンディン
グ性、樹脂との接着性、半田付け性共に優れていた。
【0019】実施例7 銅系のリードフレームに対して常法どおりの前処理を行
った後、以下の組成、条件で無電解Ni−B(B含有量
2.3%)を3μmメッキした。塩化ニッケル、3g/
l,クエン酸アンモニウム10g/l,乳酸10g/
l,DMAB5g/l,PH6.0,浴温60℃。Ni
−Bの上にさせら下記組成、条件で無電解Pdを0.2
μmメッキした。PdCL23g/l,クエン酸10g
/l,EDTA10g/l,TMAB3g/l,PH
6.6、浴温60℃。Pdの上にさらに以下の組成、条
件で無電解Auを0.05μmメッキした。KAu(C
N)2、2g/l,クエン酸カリウム 10g/l,ク
エン酸10g/l,SBH5g/l,PH12.5,浴
温70℃。水洗、乾燥後、窒素雰囲気で、500〜60
0℃で焼鈍した。その後LSI実装し、樹脂モールド
し、スルホールを通して半田づけした。熱処理による変
色もなく、ワイヤーボンディング性、樹脂との接着性、
半田付け性共に優れていた。またNi−B被膜の脆さも
焼鈍で解決した。
った後、以下の組成、条件で無電解Ni−B(B含有量
2.3%)を3μmメッキした。塩化ニッケル、3g/
l,クエン酸アンモニウム10g/l,乳酸10g/
l,DMAB5g/l,PH6.0,浴温60℃。Ni
−Bの上にさせら下記組成、条件で無電解Pdを0.2
μmメッキした。PdCL23g/l,クエン酸10g
/l,EDTA10g/l,TMAB3g/l,PH
6.6、浴温60℃。Pdの上にさらに以下の組成、条
件で無電解Auを0.05μmメッキした。KAu(C
N)2、2g/l,クエン酸カリウム 10g/l,ク
エン酸10g/l,SBH5g/l,PH12.5,浴
温70℃。水洗、乾燥後、窒素雰囲気で、500〜60
0℃で焼鈍した。その後LSI実装し、樹脂モールド
し、スルホールを通して半田づけした。熱処理による変
色もなく、ワイヤーボンディング性、樹脂との接着性、
半田付け性共に優れていた。またNi−B被膜の脆さも
焼鈍で解決した。
【0020】
【発明の効果】以上詳記したように、本発明は、下地メ
ッキとしてNi−Pメッキを使用することなく高いボン
ディング性の得られるメッキ構造であって、Pの持つ半
導体に対する有害性と半田の密着強度を悪化させる問題
を解消できるものであり、半導体、電子部品の品質と信
頼性の向上に大きく貢献するものである。
ッキとしてNi−Pメッキを使用することなく高いボン
ディング性の得られるメッキ構造であって、Pの持つ半
導体に対する有害性と半田の密着強度を悪化させる問題
を解消できるものであり、半導体、電子部品の品質と信
頼性の向上に大きく貢献するものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI // H01L 21/321 H01L 21/92 603E 604M
Claims (3)
- 【請求項1】 半導体および電子部品の半田付部あるい
はワイヤボンディング部に、下地メッキとしてNi−B
メッキが0.01〜20μmメッキされ、該Ni−Bメ
ッキ膜の上にPdが0.005〜10μmメッキされて
なることを特徴とするボンディング部のメッキ構造。 - 【請求項2】 半導体および電子部品の半田付部分ある
いはワイヤボンディング部分に、下地メッキとしてNi
−Bメッキが0.01〜20μmメッキされ、該Ni−
Bメッキ膜の上にPdが0.001〜10μmメッキさ
れ、該Pdメッキ膜の上にAuが0.005〜5μmメ
ッキされてなることを特徴とするボンディング部のメッ
キ構造。 - 【請求項3】 上記Ni−Bメッキ膜のB量が0.01
〜10%である請求項1あるいは2に記載のメッキ構
造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9131573A JPH10287994A (ja) | 1997-04-14 | 1997-04-14 | ボンディング部のメッキ構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9131573A JPH10287994A (ja) | 1997-04-14 | 1997-04-14 | ボンディング部のメッキ構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10287994A true JPH10287994A (ja) | 1998-10-27 |
Family
ID=15061222
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9131573A Pending JPH10287994A (ja) | 1997-04-14 | 1997-04-14 | ボンディング部のメッキ構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10287994A (ja) |
Cited By (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001358164A (ja) * | 2000-06-13 | 2001-12-26 | Ne Chemcat Corp | 無電解多層めっき皮膜が形成された電極及びその製造方法 |
JP2002076595A (ja) * | 2000-08-24 | 2002-03-15 | Kyocera Corp | 配線基板 |
JP2003253456A (ja) * | 2001-12-14 | 2003-09-10 | Shipley Co Llc | メッキ方法 |
JP2005054267A (ja) * | 2003-07-24 | 2005-03-03 | Electroplating Eng Of Japan Co | 無電解金めっき方法 |
JP2006225744A (ja) * | 2005-02-21 | 2006-08-31 | Hitachi Maxell Ltd | 機能性粒子及びその製造方法 |
WO2006112215A1 (ja) * | 2005-04-01 | 2006-10-26 | Nippon Mining & Metals Co., Ltd. | めっき基材 |
JP2007009250A (ja) * | 2005-06-29 | 2007-01-18 | Daiken Kagaku Kogyo Kk | 電子部品の結線方法及び電子部品 |
JP2007031740A (ja) * | 2005-07-22 | 2007-02-08 | Shinko Electric Ind Co Ltd | 電子部品及びその製造方法 |
JP2007031826A (ja) * | 2005-06-23 | 2007-02-08 | Hitachi Chem Co Ltd | 接続用端子、およびこれを有する半導体搭載用基板 |
JP2007063042A (ja) * | 2005-08-30 | 2007-03-15 | Hitachi Metals Ltd | セラミクス基板およびセラミクス基板を用いた電子部品 |
JP2008266668A (ja) * | 2007-04-16 | 2008-11-06 | C Uyemura & Co Ltd | 無電解金めっき方法及び電子部品 |
JP2009263776A (ja) * | 2008-03-31 | 2009-11-12 | Ne Chemcat Corp | 金含有部分めっき用めっき液 |
JP2011238772A (ja) * | 2010-05-11 | 2011-11-24 | Fujitsu Ltd | 回路基板及びその製造方法 |
JP2013001995A (ja) * | 2011-06-22 | 2013-01-07 | Nippon Chem Ind Co Ltd | 導電性粒子の製造方法 |
JP2013221188A (ja) * | 2012-04-17 | 2013-10-28 | Yul Sup Sung | 無燐タイプの無電解ニッケルメッキ液及びこれを用いた無電解メッキ方法 |
-
1997
- 1997-04-14 JP JP9131573A patent/JPH10287994A/ja active Pending
Cited By (16)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001358164A (ja) * | 2000-06-13 | 2001-12-26 | Ne Chemcat Corp | 無電解多層めっき皮膜が形成された電極及びその製造方法 |
JP2002076595A (ja) * | 2000-08-24 | 2002-03-15 | Kyocera Corp | 配線基板 |
JP2003253456A (ja) * | 2001-12-14 | 2003-09-10 | Shipley Co Llc | メッキ方法 |
JP2005054267A (ja) * | 2003-07-24 | 2005-03-03 | Electroplating Eng Of Japan Co | 無電解金めっき方法 |
JP2006225744A (ja) * | 2005-02-21 | 2006-08-31 | Hitachi Maxell Ltd | 機能性粒子及びその製造方法 |
WO2006112215A1 (ja) * | 2005-04-01 | 2006-10-26 | Nippon Mining & Metals Co., Ltd. | めっき基材 |
JP4926053B2 (ja) * | 2005-04-01 | 2012-05-09 | Jx日鉱日石金属株式会社 | めっき基材 |
JP2007031826A (ja) * | 2005-06-23 | 2007-02-08 | Hitachi Chem Co Ltd | 接続用端子、およびこれを有する半導体搭載用基板 |
JP2007009250A (ja) * | 2005-06-29 | 2007-01-18 | Daiken Kagaku Kogyo Kk | 電子部品の結線方法及び電子部品 |
JP2007031740A (ja) * | 2005-07-22 | 2007-02-08 | Shinko Electric Ind Co Ltd | 電子部品及びその製造方法 |
JP2007063042A (ja) * | 2005-08-30 | 2007-03-15 | Hitachi Metals Ltd | セラミクス基板およびセラミクス基板を用いた電子部品 |
JP2008266668A (ja) * | 2007-04-16 | 2008-11-06 | C Uyemura & Co Ltd | 無電解金めっき方法及び電子部品 |
JP2009263776A (ja) * | 2008-03-31 | 2009-11-12 | Ne Chemcat Corp | 金含有部分めっき用めっき液 |
JP2011238772A (ja) * | 2010-05-11 | 2011-11-24 | Fujitsu Ltd | 回路基板及びその製造方法 |
JP2013001995A (ja) * | 2011-06-22 | 2013-01-07 | Nippon Chem Ind Co Ltd | 導電性粒子の製造方法 |
JP2013221188A (ja) * | 2012-04-17 | 2013-10-28 | Yul Sup Sung | 無燐タイプの無電解ニッケルメッキ液及びこれを用いた無電解メッキ方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CA2118758C (en) | Lead frame for integrated circuits | |
JPH10287994A (ja) | ボンディング部のメッキ構造 | |
JP3760075B2 (ja) | 半導体パッケージ用リードフレーム | |
CN110325665B (zh) | 无电解镀敷工艺 | |
KR20180089547A (ko) | 인쇄 회로 기판 및 ic-기판의 구리 와이어 본딩부를 위한 팔라듐 표면 마무리를 획득하는 방법 | |
WO2006112215A1 (ja) | めっき基材 | |
JP3482402B2 (ja) | 置換金メッキ液 | |
US6698648B2 (en) | Method for producing solderable and functional surfaces on circuit carriers | |
JPH0828561B2 (ja) | プリント配線板の製造法 | |
JP3475558B2 (ja) | 半導体チップ接合用ボール及び半導体チップの接合方法 | |
EP0697805A1 (en) | Printed circuit board manufacture utilizing electroless palladium | |
JP2000012605A (ja) | 半導体チップの電極部の形成方法 | |
JPS6242037B2 (ja) | ||
JP3465014B2 (ja) | パッケージ介挿基板及びその製造方法 | |
JPH11140659A (ja) | 半導体搭載用基板とその製造方法 | |
JPH07263493A (ja) | チップマウント方法 | |
JPH0661622A (ja) | セラミック基板のめっき方法 | |
JP4038917B2 (ja) | 無電解金めっき方法 | |
JPH03237750A (ja) | 半導体集積回路用リードフレーム | |
JP3244102B2 (ja) | Icパッケージ | |
TWI790062B (zh) | 具備Ni電鍍皮膜之鍍敷結構體及含有該鍍敷結構體之引線框 | |
JPH11140658A (ja) | 半導体搭載用基板とその製造方法 | |
JPH02296336A (ja) | 半導体回路バンプの製造方法 | |
JPH10284666A (ja) | 電子部品機器 | |
JPS6341057A (ja) | Ag被覆電子部品用リ−ド材 |