JPH10287618A - ナフタレン化合物、液晶組成物および液晶素子 - Google Patents

ナフタレン化合物、液晶組成物および液晶素子

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JPH10287618A
JPH10287618A JP9098916A JP9891697A JPH10287618A JP H10287618 A JPH10287618 A JP H10287618A JP 9098916 A JP9098916 A JP 9098916A JP 9891697 A JP9891697 A JP 9891697A JP H10287618 A JPH10287618 A JP H10287618A
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由之 戸谷
Tsutomu Ishida
努 石田
Hiroe Kayashima
広枝 茅島
Masakatsu Nakatsuka
正勝 中塚
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 一般式(1)で表されるナフタレン化合
物、該化合物を含有する液晶組成物および該組成物を使
用する液晶素子。 【効果】 本発明のナフタレン化合物は、液晶組成物の
構成成分として有用な化合物であり、この化合物を含有
する液晶組成物は優れた性能を有する液晶表示素子を提
供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、新規なナフタレン
化合物に関する。さらに詳しくは、液晶表示素子などに
用いる液晶組成物の成分として有用な新規なナフタレン
化合物、該化合物を含有する液晶組成物および該液晶組
成物を使用した液晶素子に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、液晶表示素子としては、TN(ツ
イステッド・ネマチック)型表示方式が最も広汎に使用
されている。このTN型表示方式は、応答時間の点にお
いて、発光型素子(陰極管、エレクトロルミネッセン
ス、プラズマディスプレイ等)と比較して劣っている。
ねじれ角を180〜270゜にしたSTN(スーパー・
ツイステッド・ネマチック)型表示素子も開発されてい
るが、応答時間はやはり劣っている。この様に種々の改
善の努力が行われているが、応答時間の短いTN型表示
素子は実現には到っていない。しかしながら、近年、盛
んに研究が進められている強誘電性液晶を用いる新しい
表示方式に於いては、著しい応答時間の改善の可能性が
ある〔 N. A. Clarkら ;Applied Phys.lett., 36,899(1
980)〕。
【0003】この方式は、強誘電性を示すカイラルスメ
クチックC相等のカイラルスメクチック相を利用する方
法である。強誘電性を示す相はカイラルスメクチックC
相のみではなく、カイラルスメクチックF、G、H、I
等の相が強誘電性を示す強誘電性液晶相であることが知
られている。これらのスメクチック液晶相は、チルト系
のカイラルスメクチック相に属するものであるが、実用
的には、その中で低粘性であるカイラルスメクチックC
相が好ましい。カイラルスメクチックC相を示す液晶化
合物は、これまでにも種々検討されており、既に数多く
の化合物が探索、製造されてきた。しかしながら、実際
に使用する強誘電性液晶表示素子に応用する際に求めら
れる数多くの特性(高速応答性、配向性、高いコントラ
スト比、メモリー安定性、さらにこれらの諸特性の温度
依存性等)を最適化するためには、現在のところ、1つ
の化合物では応じられず、いくつかの液晶化合物を混合
して得られる強誘電性液晶組成物を使用している。
【0004】また、強誘電性液晶組成物としては、強誘
電性液晶相を示す化合物のみからなる強誘電性液晶組成
物ばかりでなく、特開昭61ー195187号公報には
非カイラルなスメクチックC相を示す化合物または組成
物を基本物質として、これに強誘電性液晶相を示す一種
または複数の化合物を混合して全体を強誘電性液晶組成
物として得ることが報告されている。さらにスメクチッ
クC相等の相を示す化合物または組成物を基本物質とし
て、光学活性ではあるが、強誘電性液晶相は示さない一
種または複数の化合物を混合して全体を強誘電性液晶組
成物とする報告も見受けられる(Mol.Cryst.Liq.Crys
t., 89, 327(1982))。これらのことをまとめると強誘
電性液晶相を示すか否かに係わらず光学活性である化合
物の一種または複数と、非カイラルな、スメクチックC
相等の相を示す化合物を混合することにより強誘電性液
晶組成物を構成できることが判る。
【0005】このように液晶組成物の構成成分として
は、種々の化合物を使用することが可能であるが、実用
的には室温を含む広い温度範囲でスメクチックC相また
はカイラルスメクチックC相を呈する液晶化合物もしく
は混合物が望ましい。これらのスメクチックC液晶組成
物の成分としては、フェニルベンゾエート系液晶化合
物、ビフェニル系液晶化合物、フェニルピリミジン系液
晶化合物およびトラン系液晶化合物などが知られてい
る。しかし、これらの化合物を構成成分とする液晶組成
物も、まだ充分な特性を備えているとは言いがたい。従
って、現状ではスメクチックC相またはカイラルスメク
チックC相を示す材料等を種々試験し、応答時間、メモ
リー安定性、スメクチックC相での層構造、チルト角、
配向膜上での配向特性等を最適化することが必要となっ
ている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、強誘
電性液晶素子の実用化のために、強誘電性液晶組成物に
配合した際に、高速応答性、配向性、高いコントラスト
比等の諸特性を改善するに適した化合物および該化合物
を含有してなる液晶組成物、該組成物を使用した液晶素
子を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するために鋭意検討を行った結果、ある種のナフ
タレン化合物を見出し、本発明に到達した。すなわち、
本発明は、一般式(1)(化2)で表されるナフタレン
化合物に関するものである。また、一般式(1)で表さ
れるナフタレン化合物を少なくとも1種含有することを
特徴とする液晶組成物、該組成物を使用することを特徴
とする液晶素子に関するものである。
【0008】
【化2】 〔式中、Y1 は単結合、−O−基、−COO−基または
−OCOO−基を表し、Y2 は単結合、−O−基、−O
CO−基または−OCOO−基を表し、Y1 およびY2
の少なくとも一方は−COO−基、−OCO−基または
−OCOO−基であり、Zは−C≡C−基または−CH
2 CH2 −基を表し、R1 およびR2 はそれぞれハロゲ
ン原子で置換されていてもよい炭素数3〜24の直鎖ま
たは分岐鎖のアルキル基、ハロゲン原子で置換されてい
てもよい炭素数3〜24の直鎖または分岐鎖の不飽和ア
ルキル基、ハロゲン原子で置換されていてもよい炭素数
3〜24の直鎖または分岐鎖のアルコキシアルキル基、
あるいはハロゲン原子で置換されていてもよい炭素数3
〜24の直鎖または分岐鎖の不飽和アルコキシアルキル
基を表し、R1 およびR2 は不斉炭素を有していてもよ
く、該不斉炭素は光学活性であってもよく、X1 および
2 はそれぞれ水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、メ
チル基またはメトキシ基を表す〕
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明に関し詳細に説明す
る。本発明の一般式(1)で表されるナフタレン化合物
は、Zが−C≡C−基または−CH2 CH2 −基である
場合に以下の(1−A)または(1−B)の2種類の構
造(化3)をとる。また、Y1 が単結合、−O−基、−
COO−基または−OCOO−基、Y2 が単結合、−O
−基、−OCO−基または−OCOO−基である場合に
以下の(1−A1)〜(1−A12)(化4)、(1−
B1)〜(1−B12)(化5)の24種類の構造をと
る。好ましいナフタレン化合物は、(1−A2)、(1
−A6)、(1−A10)、(1−A12)、(1−B
2)、(1−B6)、(1−B10)または(1−B1
2)である。
【0010】
【化3】
【0011】
【化4】
【0012】
【化5】
【0013】本発明の一般式(1)で表されるナフタレ
ン化合物において、R1 およびR2はそれぞれ、ハロゲ
ン原子で置換されていてもよい炭素数3〜24の直鎖ま
たは分岐鎖のアルキル基、ハロゲン原子で置換されてい
てもよい炭素数3〜24の直鎖または分岐鎖の不飽和ア
ルキル基、ハロゲン原子で置換されていてもよい炭素数
3〜24の直鎖または分岐鎖のアルコキシアルキル基、
あるいはハロゲン原子で置換されていてもよい炭素数3
〜24の不飽和アルコキシアルキル基を表し、R1 およ
びR2 は不斉炭素を有していてもよく、該不斉炭素は光
学活性であってもよい。R1 およびR2 の炭素数は、好
ましくは、5〜20であり、より好ましくは、6〜18
である。
【0014】R1 およびR2 で表される基の具体例とし
ては、例えば、n−プロピル基、n−ブチル基、n−ペ
ンチル基、n−ヘキシル基、n−ヘプチル基、n−オク
チル基、n−ノニル基、n−デシル基、n−ウンデシル
基、n−ドデシル基、n−トリデシル基、n−テトラデ
シル基、n−ペンタデシル基、n−ヘキサデシル基、n
−ヘプタデシル基、n−オクタデシル基、n−ノナデシ
ル基、n−エイコシル基、n−ヘネイコシル基、n−ド
コシル基、n−トリコシル基、n−テトラコシル基、1
−メチルエチル基、1,1−ジメチルエチル基、1−メ
チルプロピル基、1−エチルプロピル基、1−n−プロ
ピルプロピル基、1−メチルブチル基、1−エチルブチ
ル基、1−n−プロピルブチル基、1−n−ブチルブチ
ル基、1−メチルペンチル基、1−エチルペンチル基、
1−n−プロピルペンチル基、1−n−ブチルペンチル
基、1−n−ペンチルペンチル基、1−メチルヘキシル
基、1−エチルヘキシル基、1−n−プロピルヘキシル
基、1−n−ブチルヘキシル基、1−n−ペンチルヘキ
シル基、1−n−ヘキシルヘキシル基、1−メチルヘプ
チル基、1−エチルヘプチル基、1−n−プロピルヘプ
チル基、1−n−ブチルヘプチル基、1−n−ペンチル
ヘプチル基、1−n−ヘプチルヘプチル基、1−メチル
オクチル基、1−エチルオクチル基、1−n−プロピル
オクチル基、1−n−ブチルオクチル基、1−n−ペン
チルオクチル基、1−n−ヘキシルオクチル基、1−n
−ヘプチルオクチル基、1−n−オクチルオクチル基、
1−メチルノニル基、1−エチルノニル基、1−n−プ
ロピルノニル基、1−n−ブチルノニル基、1−n−ペ
ンチルノニル基、1−n−ヘキシルノニル基、1−n−
ヘプチルノニル基、1−n−オクチルノニル基、1−n
−ノニルノニル基、1−メチルデシル基、2−メチルプ
ロピル基、2−メチルブチル基、2−エチルブチル基、
2−メチルペンチル基、2−エチルペンチル基、2−n
−プロピルペンチル基、2−メチルヘキシル基、2−エ
チルヘキシル基、2−n−プロピルヘキシル基、2−n
−ブチルヘキシル基、2−メチルヘプチル基、2−エチ
ルヘプチル基、2−n−プロピルヘプチル基、2−n−
ブチルヘプチル基、2−n−ペンチルヘプチル基、2−
メチルオクチル基、2−エチルオクチル基、2−n−プ
ロピルオクチル基、2−n−ブチルオクチル基、2−n
−ペンチルオクチル基、2−n−ヘキシルオクチル基、
2−メチルノニル基、2−エチルノニル基、2−n−プ
ロピルノニル基、2−n−ブチルノニル基、2−n−ペ
ンチルノニル基、2−n−ヘキシルノニル基、2−n−
ヘプチルノニル基、2−メチルデシル基、2,3−ジメ
チルブチル基、2,3,3−トリメチルブチル基、3−
メチルブチル基、3−メチルペンチル基、3−エチルペ
ンチル基、4−メチルペンチル基、4−エチルヘキシル
基、2,3−ジメチルペンチル基、2,4−ジメチルペ
ンチル基、2,4,4−トリメチルペンチル基、2,
3,3,4−テトラメチルペンチル基、3−メチルヘキ
シル基、2,5−ジメチルヘキシル基、3−エチルヘキ
シル基、3,5,5,−トリメチルヘキシル基、4−メ
チルヘキシル基、6−メチルヘプチル基、3,7−ジメ
チルオクチル基、6−メチルオクチル基等のアルキル
基、
【0015】2−フルオロ−n−プロピル基、3−フル
オロ−n−プロピル基、1,3−ジフルオロ−n−プロ
ピル基、2,3−ジフルオロ−n−プロピル基、2−フ
ルオロ−n−ブチル基、3−フルオロ−n−ブチル基、
4−フルオロ−n−ブチル基、1−フルオロ−2−メチ
ルプロピル基、3−フルオロ−2−メチルプロピル基、
2,3−ジフルオロ−n−ブチル基、2,4−ジフルオ
ロ−n−ブチル基、3,4−ジフルオロ−n−ブチル
基、2−フルオロ−n−ペンチル基、3−フルオロ−n
−ペンチル基、5−フルオロ−n−ペンチル基、2,4
−ジフルオロ−n−ペンチル基、2,5−ジフルオロ−
n−ペンチル基、2−フルオロ−3−メチルブチル基、
1−フルオロ−2−メチルブチル基、1−フルオロ−3
−メチルブチル基、2−フルオロ−n−ヘキシル基、3
−フルオロ−n−ヘキシル基、4−フルオロ−n−ヘキ
シル基、5−フルオロ−n−ヘキシル基、6−フルオロ
−n−ヘキシル基、2−フルオロ−n−ヘプチル基、4
−フルオロ−n−ヘプチル基、5−フルオロ−n−ヘプ
チル基、2−フルオロ−n−オクチル基、3−フルオロ
−n−オクチル基、6−フルオロ−n−オクチル基、4
−フルオロ−n−ノニル基、7−フルオロ−n−ノニル
基、3−フルオロ−n−デシル基、6−フルオロ−n−
デシル基、4−フルオロ−n−ドデシル基、8−フルオ
ロ−n−ドデシル基、5−フルオロ−n−テトラデシル
基、9−フルオロ−n−テトラデシル基、
【0016】2−クロロエチル基、3−クロロ−n−プ
ロピル基、2−クロロ−n−ブチル基、4−クロロ−n
−ブチル基、2−クロロ−n−ペンチル基、5−クロロ
−n−ペンチル基、5−クロロ−n−ヘキシル基、4−
クロロ−n−ヘプチル基、6−クロロ−n−オクチル
基、7−クロロ−n−ノニル基、3−クロロ−n−デシ
ル基、8−クロロ−n−ドデシル基、1−クロロ−2−
メチルプロピル基、1−クロロ−2−メチルブチル基、
1−クロロ−3−メチルブチル基、パーフルオロ−n−
プロピル基、パーフルオロ−n−ブチル基、パーフルオ
ロ−n−ペンチル基、パーフルオロ−n−ヘキシル基、
パーフルオロ−n−ヘプチル基、パーフルオロ−n−オ
クチル基、パーフルオロ−n−ノニル基、パーフルオロ
−n−デシル基、パーフルオロ−n−ウンデシル基、パ
ーフルオロ−n−ドデシル基、パーフルオロ−n−テト
ラデシル基、1−ヒドロパーフルオロ−n−プロピル
基、1−ヒドロパーフルオロ−n−ブチル基、1−ヒド
ロパーフルオロ−n−ペンチル基、1−ヒドロパーフル
オロ−n−ヘキシル基、1−ヒドロパーフルオロ−n−
ヘプチル基、1−ヒドロパーフルオロ−n−オクチル
基、1−ヒドロパーフルオロ−n−ノニル基、1−ヒド
ロパーフルオロ−n−デシル基、1−ヒドロパーフルオ
ロ−n−ウンデシル基、1−ヒドロパーフルオロ−n−
ドデシル基、1−ヒドロパーフルオロ−n−テトラデシ
ル基、1,1−ジヒドロパーフルオロ−n−プロピル
基、1,1−ジヒドロパーフルオロ−n−ブチル基、
1,1−ジヒドロパーフルオロ−n−ペンチル基、1,
1−ジヒドロパーフルオロ−n−ヘキシル基、1,1−
ジヒドロパーフルオロ−n−ヘプチル基、1,1−ジヒ
ドロパーフルオロ−n−オクチル基、1,1−ジヒドロ
パーフルオロ−n−ノニル基、1,1−ジヒドロパーフ
ルオロ−n−デシル基、1,1−ジヒドロパーフルオロ
−n−ウンデシル基、1,1−ジヒドロパーフルオロ−
n−ドデシル基、1,1−ジヒドロパーフルオロ−n−
テトラデシル基、1,1−ジヒドロパーフルオロ−n−
ペンタデシル基、1,1−ジヒドロパーフルオロ−n−
ヘキサデシル基、1,1,3−トリヒドロパーフルオロ
−n−プロピル基、1,1,3−トリヒドロパーフルオ
ロ−n−ブチル基、1,1,4−トリヒドロパーフルオ
ロ−n−ブチル基、1,1,4−トリヒドロパーフルオ
ロ−n−ペンチル基、1,1,5−トリヒドロパーフル
オロ−n−ペンチル基、1,1,3−トリヒドロパーフ
ルオロ−n−ヘキシル基、1,1,6−トリヒドロパー
フルオロ−n−ヘキシル基、1,1,5−トリヒドロパ
ーフルオロ−n−ヘプチル基、1,1,7−トリヒドロ
パーフルオロ−n−ヘプチル基、1,1,8−トリヒド
ロパーフルオロ−n−オクチル基、1,1,9−トリヒ
ドロパーフルオロ−n−ノニル基、1,1,11−トリ
ヒドロパーフルオロ−n−ウンデシル基、
【0017】2−(パーフルオロエチル)エチル基、2
−(パーフルオロ−n−プロピル)エチル基、2−(パ
ーフルオロ−n−ブチル)エチル基、2−(パーフルオ
ロ−n−ペンチル)エチル基、2−(パーフルオロ−n
−ヘキシル)エチル基、2−(パーフルオロ−n−ヘプ
チル)エチル基、2−(パーフルオロ−n−オクチル)
エチル基、2−(パーフルオロ−n−デシル)エチル
基、2−(パーフルオロ−n−ノニル)エチル基、2−
(パーフルオロ−n−ドデシル)エチル基、2−トリフ
ルオロメチルプロピル基、3−(パーフルオロ−n−プ
ロピル)プロピル基、3−(パーフルオロ−n−ブチ
ル)プロピル基、3−(パーフルオロ−n−ヘキシル)
プロピル基、3−(パーフルオロ−n−ヘプチル)プロ
ピル基、3−(パーフルオロ−n−オクチル)プロピル
基、3−(パーフルオロ−n−デシル)プロピル基、3
−(パーフルオロ−n−ドデシル)プロピル基、4−
(パーフルオロエチル)ブチル基、4−(パーフルオロ
−n−プロピル)ブチル基、4−(パーフルオロ−n−
ブチル)ブチル基、4−(パーフルオロ−n−ペンチ
ル)ブチル基、4−(パーフルオロ−n−ヘキシル)ブ
チル基、4−(パーフルオロ−n−ヘプチル)ブチル
基、4−(パーフルオロ−n−オクチル)ブチル基、4
−(パーフルオロ−n−デシル)ブチル基、5−(パー
フルオロ−n−プロピル)ペンチル基、5−(パーフル
オロ−n−ブチル)ペンチル基、5−(パーフルオロ−
n−ペンチル)ペンチル基、5−(パーフルオロ−n−
ヘキシル)ペンチル基、5−(パーフルオロ−n−ヘプ
チル)ペンチル基、5−(パーフルオロ−n−オクチ
ル)ペンチル基、6−(パーフルオロエチル)ヘキシル
基、6−(パーフルオロ−n−プロピル)ヘキシル基、
6−(パーフルオロ−n−ブチル)ヘキシル基、6−
(パーフルオロ−n−ヘキシル)ヘキシル基、6−(パ
ーフルオロ−n−ヘプチル)ヘキシル基、6−(パーフ
ルオロ−n−オクチル)ヘキシル基、7−(パーフルオ
ロエチル)ヘプチル基、7−(パーフルオロ−n−プロ
ピル)ヘプチル基、7−(パーフルオロ−n−ブチル)
ヘプチル基、7−(パーフルオロ−n−ペンチル)ヘプ
チル基等のハロゲン原子で置換されたアルキル基、
【0018】2−メトキシエチル基、3−メトキシプロ
ピル基、4−メトキシブチル基、5−メトキシペンチル
基、6−メトキシヘキシル基、7−メトキシヘプチル
基、8−メトキシオクチル基、9−メトキシノニル基、
10−メトキシデシル基、エトキシメチル基、2−エト
キシエチル基、3−エトキシプロピル基、4−エトキシ
ブチル基、5−エトキシペンチル基、6−エトキシヘキ
シル基、7−エトキシヘプ
【0019】チル基、8−エトキシオクチル基、9−エ
トキシノニル基、10−エトキシデシル基、n−プロピ
ルオキシメチル基、2−n−プロピルオキシエチル基、
3−n−プロピルオキシプロピル基、4−n−プロピル
オキシブチル基、5−n−プロピルオキシペンチル基、
6−n−プロピルオキシヘキシル基、7−n−プロピル
オキシヘプチル基、8−n−プロピルオキシオクチル
基、9−n−プロピルオキシノニル基、10−n−プロ
ピルオキシデシル基、n−ブチルオキシメチル基、2−
n−ブチルオキシエチル基、3−n−ブチルオキシプロ
ピル基、4−n−ブチルオキシブチル基、5−n−ブチ
ルオキシペンチル基、6−n−ブチルオキシヘキシル
基、7−n−ブチルオキシヘプチル基、8−n−ブチル
オキシオクチル基、9−n−ブチルオキシノニル基、1
0−n−ブチルオキシデシル基、n−ペンチルオキシメ
チル基、2−n−ペンチルオキシエチル基、3−n−ペ
ンチルオキシプロピル基、4−n−ペンチルオキシブチ
ル基、5−n−ペンチルオキシペンチル基、6−n−ペ
ンチルオキシヘキシル基、7−n−ペンチルオキシヘプ
チル基、8−n−ペンチルオキシオクチル基、9−n−
ペンチルオキシノニル基、10−n−ペンチルオキシデ
シル基、n−ヘキシルオキシメチル基、2−n−ヘキシ
ルオキシエチル基、3−n−ヘキシルオキシプロピル
基、4−n−ヘキシルオキシブチル基、5−n−ヘキシ
ルオキシペンチル基、6−n−ヘキシルオキシヘキシル
基、7−n−ヘキシルオキシヘプチル基、8−n−ヘキ
シルオキシオクチル基、9−n−ヘキシルオキシノニル
基、10−n−ヘキシルオキシデシル基、n−ヘプチル
オキシメチル基、2−n−ヘプチルオキシエチル基、3
−n−ヘプチルオキシプロピル基、4−n−ヘプチルオ
キシブチル基、5−n−ヘプチルオキシペンチル基、6
−n−ヘプチルオキシヘキシル基、7−n−ヘプチルオ
キシヘプチル基、8−n−ヘプチルオキシオクチル基、
9−n−ヘプチルオキシノニル基、10−n−ヘプチル
オキシデシル基、オクチルオキシメチル基、
【0020】2−n−オクチルオキシエチル基、3−n
−オクチルオキシプロピル基、4−n−オクチルオキシ
ブチル基、5−n−オクチルオキシペンチル基、6−n
−オクチルオキシヘキシル基、7−n−オクチルオキシ
ヘプチル基、8−n−オクチルオキシオクチル基、9−
n−オクチルオキシノニル基、10−n−オクチルオキ
シデシル基、n−ノニルオキシメチル基、2−n−ノニ
ルオキシエチル基、3−n−ノニルオキシプロピル基、
4−n−ノニルオキシブチル基、5−n−ノニルオキシ
ペンチル基、6−n−ノニルオキシヘキシル基、7−n
−ノニルオキシヘプチル基、8−n−ノニルオキシオク
チル基、9−n−ノニルオキシノニル基、10−n−ノ
ニルオキシデシル基、n−デシルオキシメチル基、2−
n−デシルオキシエチル基、3−n−デシルオキシプロ
ピル基、4−n−デシルオキシブチル基、5−n−デシ
ルオキシペンチル基、6−n−デシルオキシヘキシル
基、7−n−デシルオキシヘプチル基、8−n−デシル
オキシオクチル基、9−n−デシルオキシノニル基、1
0−n−デシルオキシデシル基、2−n−ウンデシルオ
キシエチル基、4−n−ウンデシルオキシブチル基、6
−n−ウンデシルオキシヘキシル基、8−n−ウンデシ
ルオキシオクチル基、10−n−ウンデシルオキシデシ
ル基、2−n−ドデシルオキシエチル基、4−n−ドデ
シルオキシブチル基、6−n−ドデシルオキシヘキシル
基、8−n−ドデシルオキシオクチル基、10−n−ド
デシルオキシデシル基、1−メチル−2−メトキシエチ
ル基、1−メチル−2−エトキシエチル基、1−メチル
−2−n−プロピルオキシエチル基、1−メチル−2−
n−ブチルオキシエチル基、1−メチル−2−n−ペン
チルオキシエチル基、1−メチル−2−n−ヘキシルオ
キシエチル基、1−メチル−2−n−ヘプチルオキシエ
チル基、1−メチル−2−n−オクチルオキシエチル
基、1−メチル−2−n−ノニルオキシエチル基、1−
メチル−2−n−デシルオキシエチル基、1−メチル−
2−n−ウンデシルオキシエチル基、1−メチル−2−
n−ドデシルオキシエチル基、2−メトキシプロピル
基、2−2−エトキシプロピル基、2−n−プロピルオ
キシプロピル基、2−n−ブチルオキシプロピル基、2
−n−ペンチルオキシプロピル基、2−n−ヘキシルオ
キシプロピル基、2−n−ヘプチルオキシプロピル基、
2−n−オクチルオキシプロピル基、2−n−ノニルオ
キシプロピル基、2−n−デシルオキシプロピル基、2
−n−ウンデシルオキシプロピル基、2−n−ドデシル
オキシプロピル基、
【0021】1−メチル−3−メトキシプロピル基、1
−メチル−3−エトキシプロピル基、1−メチル−3−
n−プロピルオキシプロピル基、1−メチル−3−n−
ブチルオキシプロピル基、1−メチル−3−n−ペンチ
ルオキシプロピル基、1−メチル−3−n−ヘキシルオ
キシプロピル基、1−メチル−3−n−ヘプチルオキシ
プロピル基、1−メチル−3−n−オクチルオキシプロ
ピル基、1−メチル−3−n−ノニルオキシプロピル
基、1−メチル−3−n−デシルオキシプロピル基、1
−メチル−3−n−ウンデシルオキシプロピル基、1−
メチル−3−n−ドデシルオキシプロピル基、3−メト
キシブチル基、3−エトキシブチル基、3−n−プロピ
ルオキシブチル基、3−n−ブチルオキシブチル基、3
−n−ペンチルオキシブチル基、3−n−ヘキシルオキ
シブチル基、3−n−ヘプチルオキシブチル基、3−n
−オクチルオキシブチル基、3−n−ノニルオキシブチ
ル基、3−n−デシルオキシブチル基、3−n−ウンデ
シルオキシブチル基、3−n−ドデシルオキシブチル
基、イソプロピルオキシメチル基、2−イソプロピルオ
キシエチル基、3−イソプロピルオキシプロピル基、4
−イソプロピルオキシブチル基、5−イソプロピルオキ
シペンチル基、6−イソプロピルオキシヘキシル基、7
−イソプロピルオキシヘプチル基、8−イソプロピルオ
キシオクチル基、9−イソプロピルオキシノニル基、1
0−イソプロピルオキシデシル基、イソブチルオキシメ
チル基、2−イソブチルオキシエチル基、3−イソブチ
ルオキシプロピル基、4−イソブチルオキシブチル基、
5−イソブチルオキシペンチル基、6−イソブチルオキ
シヘキシル基、7−イソブチルオキシヘプチル基、8−
イソブチルオキシオクチル基、9−イソブチルオキシノ
ニル基、10−イソブチルオキシデシル基、tert−ブチ
ルオキシメチル基、2−tert−ブチルオキシエチル基、
3−tert−ブチルオキシプロピル基、4−tert−ブチル
オキシブチル基、5−tert−ブチルオキシペンチル基、
6−tert−ブチルオキシヘキシル基、7−tert−ブチル
オキシヘプチル基、8−tert−ブチルオキシオクチル
基、9−tert−ブチルオキシノニル基、10−tert−ブ
チルオキシデシル基、
【0022】(2−エチルブチルオキシ)メチル基、2
−(2’−エチルブチルオキシ)エチル基、3−(2’
−エチルブチルオキシ)プロピル基、4−(2’−エチ
ルブチルオキシ)ブチル基、5−(2’−エチルブチル
オキシ)ペンチル基、6−(2’−エチルブチルオキ
シ)ヘキシル基、7−(2’−エチルブチルオキシ)ヘ
プチル基、8−(2’−エチルブチルオキシ)オクチル
基、9−(2’−エチルブチルオキシ)ノニル基、10
−(2’−エチルブチルオキシ)デシル基、(3−エチ
ルペンチルオキシ)メチル基、2−(3’−エチルペン
チルオキシ)エチル基、3−(3’−エチルペンチルオ
キシ)プロピル基、4−(3’−エチルペンチルオキ
シ)ブチル基、5−(3’−エチルペンチルオキシ)ペ
ンチル基、6−(3’−エチルペンチルオキシ)ヘキシ
ル基、7−(3’−エチルペンチルオキシ)ヘプチル
基、8−(3’−エチルペンチルオキシ)オクチル基、
9−(3’−エチルペンチルオキシ)ノニル基、10−
(3’−エチルペンチルオキシ)デシル基、6−(1’
−メチル−n−ヘプチルオキシ)ヘキシル基、4−
(1’−メチル−n−ヘプチルオキシ)ブチル基、2−
(2’−メトキシエトキシ)エチル基、2−(2’−エ
トキシエトキシ)エチル基、2−(2’−n−プロピル
オキシエトキシ)エチル基、2−(2’−イソプロピル
オキシエトキシ)エチル基、2−(2’−n−ブチルオ
キシエトキシ)エチル基、2−(2’−イソブチルオキ
シエトキシ)エチル基、2−(2’−tert−ブチルオキ
シエトキシ)エチル基、2−(2’−n−ペンチルオキ
シエトキシ)エチル基、2−〔2’−(2”−エチルブ
チルオキシ)エトキシ〕エチル基、2−(2’−n−ヘ
キシルオキシエトキシ)エチル基、2−〔2’−(3”
−エチルペンチルオキシ)エトキシ〕エチル基、2−
(2’−n−ヘプチルオキシエトキシ)エチル基、2−
(2’−n−オクチルオキシエトキシ)エチル基、2−
(2’−n−ノニルオキシエトキシ)エチル基、2−
(2’−n−デシルオキシエトキシ)エチル基、2−
(2’−n−ウンデシルオキシエトキシ)エチル基、2
−(2’−n−ドデシルオキシエトキシ)エチル基、
【0023】2−〔2’−(2”−メトキシエトキシ)
エトキシ〕エチル基、2−〔2’−(2”−エトキシエ
トキシ)エトキシ〕エチル基、2−〔2’−(2”−n
−プロピルオキシエトキシ)エトキシ〕エチル基、2−
〔2’−(2”−イソプロピルオキシエトキシ)エトキ
シ〕エチル基、2−〔2’−(2”−n−ブチルオキシ
エトキシ)エトキシ〕エチル基、2−〔2’−(2”−
イソブチルオキシエトキシ)エトキシ〕エチル基、2−
〔2’−(2”−tert−ブチルオキシエトキシ)エトキ
シ〕エチル基、2−{2’−〔2”−(2”’−エチル
ブチルオキシ)エトキシ〕エトキシ}エチル基、2−
〔2’−(2”−n−ペンチルオキシエトキシ)エトキ
シ〕エチル基、2−〔2’−(2”−n−ヘキシルオキ
シエトキシ)エトキシ〕エチル基、2−{2’−〔2”
−(3”’−エチルペンチルオキシ)エトキシ〕エトキ
シ}エチル基、2−〔2’−(2”−n−ヘプチルオキ
シエトキシ)エトキシ〕エチル基、2−〔2’−(2”
−n−オクチルオキシエトキシ)エトキシ〕エチル基、
2−〔2’−(2”−n−ノニルオキシエトキシ)エト
キシ〕エチル基、2−〔2’−(2”−n−デシルオキ
シエトキシ)エトキシ〕エチル基、2−〔2’−(2”
−n−ウンデシルオキシエトキシ)エトキシ〕エチル
基、2−〔2’−(2”−n−ドデシルオキシエトキ
シ)エトキシ〕エチル基、2−{2’−〔2”−
(2”’−メトキシエトキシ)エトキシ〕エトキシ}エ
チル基、2−{2’−〔2”−(2”’−n−ドデシル
オキシエトキシ)エトキシ〕エトキシ}エチル基、2−
{2’−{2”−〔2”’−(2−メトキシエトキシ)
エトキシ〕エトキシ}エトキシ}エチル基、2−{2’
−{2”−{2”’−〔2−(2−メトキシエトキシ)
エトキシ〕エトキシ}エトキシ}エトキシ}エチル基、
【0024】1−メチル−2−(1’−メチル−2’−
メトキシエトキシ)エチル基、1−メチル−2−(1’
−メチル−2’−エトキシエトキシ)エチル基、1−メ
チル−2−(1’−メチル−2’−n−プロピルオキシ
エトキシ)エチル基、1−メチル−2−(1’−メチル
−2’−イソプロピルオキシエトキシ)エチル基、1−
メチル−2−(1’−メチル−2’−n−ブチルオキシ
エトキシ)エチル基、1−メチル−2−(1’−メチル
−2’−イソブチルオキシエトキシ)エチル基、1−メ
チル−2−(1’−メチル−2’−tert−ブチルオキシ
エトキシ)エチル基、1−メチル−2−(1’−メチル
−2’−n−ペンチルオキシエトキシ)エチル基、1−
メチル−2−(1’−メチル−2’−n−ヘキシルオキ
シエトキシ)エチル基、1−メチル−2−(1’−メチ
ル−2’−n−ヘプチルオキシエトキシ)エチル基、1
−メチル−2−(1’−メチル−2’−n−オクチルオ
キシエトキシ)エチル基、1−メチル−2−(1’−メ
チル−2’−n−ノニルオキシエトキシ)エチル基、1
−メチル−2−(1’−メチル−2’−n−デシルオキ
シエトキシ)エチル基、1−メチル−2−(1’−メチ
ル−2’−n−ウンデシルオキシエトキシ)エチル基、
1−メチル−2−(1’−メチル−2’−n−ドデシル
オキシエトキシ)エチル基、1−メチル−2−〔1’−
メチル−2’−(1”−メチル−2”−メトキシエトキ
シ)エトキシ〕エチル基、1−メチル−2−〔1’−メ
チル−2’−(1”−メチル−2”−エトキシエトキ
シ)エトキシ〕エチル基、1−メチル−2−〔1’−メ
チル−2’−(1”−メチル−2”−n−プロピルオキ
シエトキシ)エトキシ〕エチル基、1−メチル−2−
〔1’−メチル−2’−(1”−メチル−2”−イソプ
ロピルオキシエトキシ)エトキシ〕エチル基、1−メチ
ル−2−〔1’−メチル−2’−(1”−メチル−2”
−n−ブチルオキシエトキシ)エトキシ〕エチル基、1
−メチル−2−〔1’−メチル−2’−(1”−メチル
−2”−イソブチルオキシエトキシ)エトキシ〕エチル
基、1−メチル−2−〔1’−メチル−2’−(1”−
メチル−2”−tert−ブチルオキシエトキシ)エトキ
シ〕エチル基、1−メチル−2−〔1’−メチル−2’
−(1”−メチル−2”−n−ペンチルオキシエトキ
シ)エトキシ〕エチル基、1−メチル−2−〔1’−メ
チル−2’−(1”−メチル−2”−n−ヘキシルオキ
シエトキシ)エトキシ〕エチル基、1−メチル−2−
〔1’−メチル−2’−(1”−メチル−2”−n−ヘ
プチルオキシエトキシ)エトキシ〕エチル基、1−メチ
ル−2−〔1’−メチル−2’−(1”−メチル−2”
−n−オクチルオキシエトキシ)エトキシ〕エチル基、
1−メチル−2−〔1’−メチル−2’−(1”−メチ
ル−2”−n−ノニルオキシエトキシ)エトキシ〕エチ
ル基、1−メチル−2−〔1’−メチル−2’−(1”
−メチル−2”−n−デシルオキシエトキシ)エトキ
シ〕エチル基、1−メチル−2−〔1’−メチル−2’
−(1”−メチル−2”−n−ウンデシルオキシエトキ
シ)エトキシ〕エチル基、1−メチル−2−〔1’−メ
チル−2’−(1”−メチル−2”−n−ドデシルオキ
シエトキシ)エトキシ〕エチル基、
【0025】2−エトキシエトキシメチル基、2−n−
ブチルオキシエトキシメチル基,2−n−ヘキシルオキ
シエトキシメチル基、3−エトキシプロピルオキシメチ
ル基、3−n−プロピルオキシプロピルオキシメチル
基、3−n−ペンチルオキシプロピルオキシメチル基、
3−n−ヘキシルオキシプロピルオキシメチル基、2−
メトキシ−1−メチルエトキシメチル基、2−エトキシ
−1−メチルエトキシメチル基、2−n−ブチルオキシ
−1−メチルエトキシメチル基、4−メトキシブチルオ
キシメチル基、4−エトキシブチルオキシメチル基、4
−n−ブチルオキシブチルオキシメチル基、2−(3’
−メトキシプロピルオキシ)エチル基、2−(3’−エ
トキシプロピルオキシ)エチル基、2−(1’−メチル
−2’−メトキシエトキシ)エチル基、2−(1’−メ
チル−2’−エトキシエトキシ)エチル基、2−(1’
−メチル−2’−n−ブチルオキシエトキシ)エチル
基、2−(4’−メトキシブチルオキシ)エチル基、2
−(4’−エトキシブチルオキシ)エチル基、2−
〔4’−(2”−エチルブチルオキシ)ブチルオキシ〕
エチル基、2−〔4’−(3”−エチルペンチルオキ
シ)ブチルオキシ〕エチル基、3−(2’−メトキシエ
トキシ)プロピル基、3−(2’−エトキシエトキシ)
プロピル基、3−(2’−n−ペンチルオキシエトキ
シ)プロピル基、3−(2’−n−ヘキシルオキシエト
キシ)プロピル基、3−(3’−エトキシプロピルオキ
シ)プロピル基、3−(3’−n−プロピルオキシプロ
ピルオキシ)プロピル基、3−(3’−n−ブチルオキ
シプロピルオキシ)プロピル基、3−(4’−エトキシ
ブチルオキシ)プロピル基、3−(5’−エトキシペン
チルオキシ)プロピル基、4−(2’−メトキシエトキ
シ)ブチル基、4−(2’−エトキシエトキシ)ブチル
基、4−(2’−イソプロピルオキシエトキシ)ブチル
基、4−(2’−イソブチルオキシエトキシ)ブチル
基、4−(2’−n−ブチルオキシエトキシ)ブチル
基、4−(2’−n−ヘキシルオキシエトキシ)ブチル
基、4−(3’−n−プロピルオキシプロピルオキシ)
ブチル基、4−(2’−n−プロピルオキシ−1’−メ
チルエトキシ)ブチル基、4−〔2’−(2”−メトキ
シエトキシ)エトキシ〕ブチル基、4−〔2’−(2”
−n−ブチルオキシエトキシ)エトキシ〕ブチル基、4
−〔2’−(2”−n−ヘキシルオキシエトキシ)エト
キシ〕ブチル基、5−(2’−n−ヘキシルオキシエト
キシ)ペンチル基、2−[2’−(2”−n−ブチルオ
キシエトキシ)エトキシ]エチル基、
【0026】(2−エチルヘキシルオキシ)メチル基、
(3,5,5−トリメチルヘキシルオキシ)メチル基、
(3,7−ジメチルオクチルオキシ)メチル基、2−
(2’−エチルヘキシルオキシ)エチル基、2−
(3’,5’,5’−トリメチルヘキシルオキシ)エチ
ル基、2−(3’,7’−ジメチルオクチルオキシ)エ
チル基、3−(2’−エチルヘキシルオキシ)プロピル
基、3−(3’,5’,5’−トリメチルヘキシルオキ
シ)プロピル基、3−(3’,7’−ジメチルオクチル
オキシ)プロピル基、4−(2’−エチルヘキシルオキ
シ)ブチル基、4−(3’,5’,5’−トリメチルヘ
キシルオキシ)ブチル基、4−(3’,7’−ジメチル
オクチルオキシ)ブチル基、5−(2’−エチルヘキシ
ルオキシ)ペンチル基、5−(3’,5’,5’−トリ
メチルヘキシルオキシ)ペンチル基、5−(3’,7’
−ジメチルオクチルオキシ)ペンチル基、6−(2’−
エチルヘキシルオキシ)ヘキシル基、6−(3’,
5’,5’−トリメチルヘキシルオキシ)ヘキシル基、
6−(3’,7’−ジメチルオクチルオキシ)ヘキシル
基等のアルコキシアルキル基、2−プロペニルオキシメ
チル基、2−(2’−プロペニルオキシ)エチル基、2
−〔2’−(2”−プロペニルオキシ)エトキシ〕エチ
ル基、3−(2’−プロペニルオキシ)プロピル基、4
−(2’−プロペニルオキシ)ブチル基、5−(2’−
プロペニルオキシ)ペンチル基、6−(2’−プロペニ
ルオキシ)ヘキシル基、7−(2’−プロペニルオキ
シ)ヘプチル基、8−(2’−プロペニルオキシ)オク
チル基、9−(2’−プロペニルオキシ)ノニル基、1
0−(2’−プロペニルオキシ)デシル基等の不飽和ア
ルコキシアルキル基、
【0027】2−(2’−トリフルオロメチルプロピル
オキシ)エチル基、4−(2’−トリフルオロメチルプ
ロピルオキシ)ブチル基、6−(2’−トリフルオロメ
チルプロピルオキシ)ヘキシル基、8−(2’−トリフ
ルオロメチルプロピルオキシ)オクチル基、2−(2’
−トリフルオロメチルブチルオキシ)エチル基、4−
(2’−トリフルオロメチルブチルオキシ)ブチル基、
6−(2’−トリフルオロメチルブチルオキシ)ヘキシ
ル基、8−(2’−トリフルオロメチルブチルオキシ)
オクチル基、2−(2’−トリフルオロメチルヘプチル
オキシ)エチル基、4−(2’−トリフルオロメチルヘ
プチルオキシ)ブチル基、6−(2’−トリフルオロメ
チルヘプチルオキシ)ヘキシル基、8−(2’−トリフ
ルオロメチルヘプチルオキシ)オクチル基、2−(2’
−フルオロエチルオキシ)エチル基、4−(2’ーフル
オロエチルオキシ)ブチル基、6−(2’−フルオロエ
チルオキシ)ヘキシル基、8−(2’−フルオロエチル
オキシ)オクチル基、2−(2’−フルオロ−n−プロ
ピルオキシ)エチル基、4−(2’−フルオロ−n−プ
ロピルオキシ)ブチル基、6−(2’−フルオロ−n−
プロピルオキシ)ヘキシル基、8−(2’−フルオロ−
n−プロピルオキシ)オクチル基、2−(3’−フルオ
ロ−n−プロピルオキシ)エチル基、4−(3’−フル
オロ−n−プロピルオキシ)ブチル基、6−(3’−フ
ルオロ−n−プロピルオキシ)ヘキシル基、8−(3’
−フルオロ−n−プロピルオキシ)オクチル基、2−
(3’−フルオロ−2’−メチルプロピルオキシ)エチ
ル基、4−(3’−フルオロ−2’−メチルプロピルオ
キシ)ブチル基、6−(3’−フルオロ−2’−メチル
プロピルオキシ)ヘキシル基、8−(3’−フルオロ−
2’−メチルプロピルオキシ)オクチル基、2−
(2’,3’−ジフルオロ−n−プロピルオキシ)エチ
ル基、4−(2’,3’−ジフルオロ−n−プロピルオ
キシ)ブチル基、6−(2’,3’−ジフルオロ−n−
プロピルオキシ)ヘキシル基、8−(2’,3’−ジフ
ルオロ−n−プロピルオキシ)オクチル基、2−(2’
−フルオロ−n−ブチルオキシ)エチル基、4−(2’
−フルオロ−n−ブチルオキシ)ブチル基、6−(2’
−フルオロ−n−ブチルオキシ)ヘキシル基、8−
(2’−フルオロ−n−ブチルオキシ)オクチル基、2
−(3’−フルオロ−n−ブチルオキシ)エチル基、4
−(3’−フルオロ−n−ブチルオキシ)ブチル基、6
−(3’−フルオロ−n−ブチルオキシ)ヘキシル基、
8−(3’−フルオロ−n−ブチルオキシ)オクチル
基、2−(4’−フルオロ−n−ブチルオキシ)エチル
基、4−(4’−フルオロ−n−ブチルオキシ)ブチル
基、6−(4’−フルオロ−n−ブチルオキシ)ヘキシ
ル基、8−(4’−フルオロ−n−ブチルオキシ)オク
チル基、2−(2’,3’−ジフルオロ−n−ブチルオ
キシ)エチル基、4−(2’,3’−ジフルオロ−n−
ブチルオキシ)ブチル基、6−(2’,3’−ジフルオ
ロ−n−ブチルオキシ)ヘキシル基、8−(2’,3’
−ジフルオロ−n−ブチルオキシ)オクチル基、
【0028】2−(2’−トリクロロメチルプロピルオ
キシ)エチル基、4−(2’−トリクロロメチルプロピ
ルオキシ)ブチル基、6−(2’−トリクロロメチルプ
ロピルオキシ)ヘキシル基、8−(2’−トリクロロメ
チルプロピルオキシ)オクチル基、2−(2’−トリク
ロロメチルブチルオキシ)エチル基、4−(2’−トリ
クロロメチルブチルオキシ)ブチル基、6−(2’−ト
リクロロメチルブチルオキシ)ヘキシル基、8−(2’
−トリクロロメチルブチルオキシ)オクチル基、2−
(2’−トリクロロメチルヘプチルオキシ)エチル基、
4−(2’−トリクロロメチルヘプチルオキシ)ブチル
基、6−(2’−トリクロロメチルヘプチルオキシ)ヘ
キシル基、8−(2’−トリクロロメチルヘプチルオキ
シ)オクチル基、2−(2’−クロロエトキシ)エチル
基、4−(2’ークロロエトキシ)ブチル基、6−
(2’−クロロエトキシ)ヘキシル基、8−(2’−ク
ロロエトキシ)オクチル基、2−(2’−クロロ−n−
プロピルオキシ)エチル基、4−(2’−クロロ−n−
プロピルオキシ)ブチル基、6−(2’−クロロ−n−
プロピルオキシ)ヘキシル基、8−(2’−クロロ−n
−プロピルオキシ)オクチル基、2−(3’−クロロ−
n−プロピルオキシ)エチル基、4−(3’−クロロ−
n−プロピルオキシ)ブチル基、6−(3’−クロロ−
n−プロピルオキシ)ヘキシル基、8−(3’−クロロ
−n−プロピルオキシ)オクチル基、2−(3’−クロ
ロ−2’−メチルプロピルオキシ)エチル基、4−
(3’−クロロ−2’−メチルプロピルオキシ)ブチル
基、6−(3’−クロロ−2’−メチルプロピルオキ
シ)ヘキシル基、8−(3’−クロロ−2’−メチルプ
ロピルオキシ)オクチル基、2−(2’,3’−ジクロ
ロ−n−プロピルオキシ)エチル基、4−(2’,3’
−ジクロロ−n−プロピルオキシ)ブチル基、6−
(2’,3’−ジクロロ−n−プロピルオキシ)ヘキシ
ル基、8−(2’,3’−ジクロロ−n−プロピルオキ
シ)オクチル基、2−(2’−クロロ−n−ブチルオキ
シ)エチル基、4−(2’−クロロ−n−ブチルオキ
シ)ブチル基、6−(2’−クロロ−n−ブチルオキ
シ)ヘキシル基、8−(2’−クロロ−n−ブチルオキ
シ)オクチル基、2−(3’−クロロ−n−ブチルオキ
シ)エチル基、4−(3’−クロロ−n−ブチルオキ
シ)ブチル基、6−(3’−クロロ−n−ブチルオキ
シ)ヘキシル基、8−(3’−クロロ−n−ブチルオキ
シ)オクチル基、2−(4’−クロロ−n−ブチルオキ
シ)エチル基、4−(4’−クロロ−n−ブチルオキ
シ)ブチル基、6−(4’−クロロ−n−ブチルオキ
シ)ヘキシル基、8−(4’−クロロ−n−ブチルオキ
シ)オクチル基、2−(2’,3’−ジクロロ−n−ブ
チルオキシ)エチル基、4−(2’,3’−ジクロロ−
n−ブチルオキシ)ブチル基、6−(2’,3’−ジク
ロロ−n−ブチルオキシ)ヘキシル基、8−(2’,
3’−ジクロロ−n−ブチルオキシ)オクチル基等のハ
ロゲン原子で置換されたアルコキシアルキル基、
【0029】2−プロペニル基、2−ブテニル基、3−
ブテニル基、2−ペンテニル基、3−ペンテニル基、4
−ペンテニル基、2−ヘキセニル基、3−ヘキセニル
基、4−ヘキセニル基、5−ヘキセニル基、2−ヘプテ
ニル基、3−ヘプテニル基、4−ヘプテニル基、5−ヘ
プテニル基、6−ヘプテニル基、2−オクテニル基、3
−オクテニル基、4−オクテニル基、5−オクテニル
基、6−オクテニル基、7−オクテニル基、2−ノネニ
ル基、3−ノネニル基、4−ノネニル基、5−ノネニル
基、6−ノネニル基、7−ノネニル基、8−ノネニル
基、2−デセニル基,3−デセニル基、4−デセニル
基、5−デセニル基、6−デセニル基、7−デセニル
基、8−デセニル基、9−デセニル基、2−ブチニル
基、3−ヘキシニル基、3−ヘプチニル基、4−ヘプチ
ニル基、5−ヘプチニル基、7−オクチニル基、3,7
−ジメチル−6−オクテニル基等の不飽和アルキル基を
挙げることができる。
【0030】R1 およびR2 が不斉炭素を有する場合、
該不斉炭素は光学活性であってもよく、また非光学活性
であってもよい。不斉炭素が光学活性である場合、その
絶対配置はS配置であってもよく、R配置であってもよ
い。また、不斉炭素が光学活性である場合、その光学純
度は、2〜100%eeの範囲の任意の純度であり、好
ましくは、50〜100%eeの純度である。また、R
1 およびR2 の両方が光学活性な不斉炭素を有する基で
ある場合も本発明に包含される。この場合、R1 および
2 の光学活性基の絶対配置は、それぞれが同一の絶対
配置であってもよく、また、相反する絶対配置であって
もよい。
【0031】本発明の一般式(1)で表されるナフタレ
ン化合物において、Y1 は単結合、−O−基、−COO
−基または−OCOO−基を表し、Y2 は単結合、−O
−基、−OCO−基または−OCOO−基を表し、Y1
およびY2 の少なくとも一方は−COO−基、−OCO
−基または−OCOO−基であり、好ましくは、Y1
−O−基、−COO−基または−OCOO−基を表し、
2 は−O−基、−OCO−基または−OCOO−基を
表す。Y1 およびY2 の組み合わせは、以下の (1)から
(12)の12種類の組み合わせであり、好ましい組み合わ
せは、(1) 、(2) 、(5) 、(6) 、(9) 、(10)、(11)およ
び(12)であり、より好ましい組み合わせは (2)、(6) 、
(10)および(12)である。
【0032】すなわち、 (1):Y1 が単結合であり、Y
2 が−OCO−基 (2):Y1 が−O−基であり、Y2 が−OCO−基 (3):Y1 が−COO−基であり、Y2 が−OCO−基 (4):Y1 が−OCOO−基であり、Y2 が−OCO−
基 (5):Y1 が単結合であり、Y2 が−OCOO−基 (6):Y1 が−O−基であり、Y2 が−OCOO−基 (7):Y1 が−COO−基であり、Y2 が−OCOO−
基 (8):Y1 が−OCOO−基であり、Y2 が−OCOO
−基 (9):Y1 が−COO−基であり、Y2 が単結合 (10):Y1 が−COO−基であり、Y2 が−O−基 (11):Y1 が−OCOO−基であり、Y2 が単結合 (12):Y1 が−OCOO−基であり、Y2 が−O−基、
の組み合せである。
【0033】X1 およびX2 はそれぞれ水素原子、ハロ
ゲン原子、シアノ基、メチル基またはメトキシ基を表
し、好ましくは、水素原子、フッ素原子、塩素原子、メ
チル基またはシアノ基を表し、より好ましくは、水素原
子、フッ素原子またはシアノ基を表す。本発明の一般式
(1)で表されるナフタレン化合物の具体例としては、
以下の(表1)〜(表24)に示すような化合物を挙げ
ることができる。尚、表中の「↑」は「同上」を表す。
【0034】
【表1】
【0035】
【表2】
【0036】
【表3】
【0037】
【表4】
【0038】
【表5】
【0039】
【表6】
【0040】
【表7】
【0041】
【表8】
【0042】
【表9】
【0043】
【表10】
【0044】
【表11】
【0045】
【表12】
【0046】
【表13】
【0047】
【表14】
【0048】
【表15】
【0049】
【表16】
【0050】
【表17】
【0051】
【表18】
【0052】
【表19】
【0053】
【表20】
【0054】
【表21】
【0055】
【表22】
【0056】
【表23】
【0057】
【表24】 本発明の一般式(1)で表されるナフタレン化合物は、
例えば、以下に示す工程を経て製造することができる。 −(1−A1)〜(1−A4)で表される化合物の製造
(化6)−
【0058】
【化6】 一般式(2)(化6)で表される化合物とカルボン酸
を、N,N’−ジシクロヘキシルカルボジイミド(以
下、DCCと略記する)等の脱水縮合剤と触媒(例え
ば、4−N,N−ジメチルアミノピリジン、4−ピロリ
ジノピリジン)の存在下に縮合させて製造する方法、 一般式(2)で表される化合物とカルボン酸クロライ
ドを、塩基(例えば、トリエチルアミン、ピリジン)等
の存在下に反応させる方法等により製造することができ
る。 −(1−A5)〜(1−A8)で表される化合物の製造
(化7)−
【0059】
【化7】 一般式(2)で表される化合物とクロロホーメートを、
塩基(例えば、トリエチルアミン、ピリジン)の存在下
に反応させる方法等により製造することができる。 −(1−A3)、(1−A4)、(1−A9)および
(1−A10)で表される化合物の製造(化8)−
【0060】
【化8】 一般式(3)(化8)で表される化合物とカルボン酸
を、DCC等の脱水縮合剤と触媒(例えば、4−N,N
−ジメチルアミノピリジン、4−ピロリジノピリジン)
の存在下に縮合させて製造する方法、 一般式(3)で表される化合物とカルボン酸クロライ
ドを、塩基(例えば、トリエチルアミン、ピリジン)等
の存在下に反応させる方法等により製造することができ
る。 −(1−A7)、(1−A8)、(1−A11)および
(1−A12)で表される化合物の製造(化9)−
【0061】
【化9】 一般式(3)で表される化合物とクロロホーメートを、
塩基(例えば、トリエチルアミン、ピリジン)の存在下
に反応させる方法等により製造することができる。 −(1−B1)〜(1−B4)で表される化合物の製造
(化10)−
【0062】
【化10】 一般式(2’)(化10)で表される化合物とカルボ
ン酸を、N,N’−ジシクロヘキシルカルボジイミド
(以下、DCCと略記する)等の脱水縮合剤と触媒(例
えば、4−N,N−ジメチルアミノピリジン、4−ピロ
リジノピリジン)の存在下に縮合させて製造する方法、 一般式(2’)で表される化合物とカルボン酸クロラ
イドを、塩基(例えば、トリエチルアミン、ピリジン)
等の存在下に反応させる方法、 一般式(1−A1)〜(1−A4)で表される化合物
を接触水素添加する方法等により製造することができ
る。 −(1−B5)〜(1−B8)で表される化合物の製造
(化11)−
【0063】
【化11】 一般式(2’)で表される化合物とクロロホーメート
を、塩基(例えば、トリエチルアミン、ピリジン)の存
在下に反応させる方法、 一般式(1−A5)〜(1−A8)で表される化合物
を接触水素添加する方法等により製造することができ
る。 −(1−B3)、(1−B4)、(1−B9)および
(1−B10)で表される化合物の製造(化12)−
【0064】
【化12】 一般式(3’)(化12)で表される化合物とカルボ
ン酸を、DCC等の脱水縮合剤と触媒(例えば、4−
N,N−ジメチルアミノピリジン、4−ピロリジノピリ
ジン)の存在下に縮合させて製造する方法、 一般式(3)で表される化合物とカルボン酸クロライ
ドを、塩基(例えば、トリエチルアミン、ピリジン)等
の存在下に反応させる方法、 一般式(1−A3)、(1−A4)、(1−A9)お
よび(1−A10)で表される化合物を接触水素添加す
る方法等により製造することができる。 −(1−B7)、(1−B8)、(1−B11)および
(1−B12)で表される化合物の製造(化13)−
【0065】
【化13】 一般式(3’)で表される化合物とクロロホーメート
を、塩基(例えば、トリエチルアミン、ピリジン)の存
在下に反応させる方法、 一般式(1−A7)、(1−A8)、(1−A11)
および(1−A12)で表される化合物を接触水素添加
する方法等により製造することができる。 尚、一般式(2)で表される化合物および一般式(3)
で表される化合物は、以下に示す方法(化14)に従い
製造することができる。
【0066】
【化14】
【0067】すなわち、例えば、一般式(4)(化1
4)で表されるハロゲン化芳香族化合物に、3−メチル
−1−ブチン−3−オールを、パラジウム触媒〔例え
ば、ジクロロビス(トリフェニルホスフィン)パラジウ
ム(II)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラ
ジウム(0)〕および塩基(例えば、トリエチルアミ
ン、ジイソプロピルアミン)の存在下、不活性ガス中で
反応させ、得られた一般式(5)(化14)で表される
化合物を水酸化ナトリウムまたは水酸化カリウムで処理
し、一般式(6)(化14)で表されるアセチレン化合
物を製造する。次に一般式(6)で表されるアセチレン
化合物と一般式(7)(化14)で表される化合物をパ
ラジウム触媒および塩基の存在下に反応させて一般式
(8)(化14)で表される化合物とし、その後、保護
基を除去することで一般式(2)および/または(3)
で表される化合物を製造することができる。また、一般
式(7)で表される化合物と3−メチル−1−ブチン−
3−オールとをパラジウム触媒および塩基の存在下に不
活性ガス中で反応させ、得られた一般式(9)(化1
4)で表される化合物を、水酸化ナトリウムまたは水酸
化カリウムで処理し、一般式(10)(化14)で表さ
れるアセチレン化合物を製造し、一般式(10)で表さ
れるアセチレン化合物と一般式(4)で表されるハロゲ
ン化芳香族化合物をパラジウム触媒および塩基の存在下
に反応させ、その後、得られた一般式(11)(化1
4)で表される化合物の保護基を除去する方法によって
も製造することができる。また、一般式(2’)で表さ
れる化合物および一般式(3’)で表される化合物は、
以下に示す方法(化15)に従い製造することができ
る。
【0068】
【化15】 すなわち、一般式(2)または(3)で表される化合物
を水素雰囲気下、触媒(例えば、パラジウム/炭素、パ
ラジウム/アルミナ)の存在下に接触水素添加する方法
により製造することができる。
【0069】本発明のナフタレン化合物には、それ自体
で液晶性を示す化合物および液晶性を示さない化合物が
ある。また、液晶性を示す化合物には、スメクチックC
(以下、Sc相と略記する)またはカイラルスメクチッ
クC(以下、Sc*相と略記する)を示す化合物と、液
晶性は示すが、Sc相およびSc*相を示さない化合物
がある。これらの化合物は、それぞれ液晶組成物の構成
成分として有効に使用することができる。
【0070】次に、本発明の液晶組成物について説明す
る。液晶組成物は、一般に2種以上の成分からなるが、
本発明の液晶組成物は、必須成分として、本発明のナフ
タレン化合物を少なくとも1種含有するものである。本
発明の液晶組成物に用いる本発明のナフタレン化合物と
しては、液晶性を示さないナフタレン化合物、Sc相を
示すナフタレン化合物、Sc*相を示すナフタレン化合
物、および、液晶性を示すがSc相およびSc*相を示
さないナフタレン化合物である。本発明の液晶組成物と
しては、好ましくは、カイラルスメクチックC、F、
G、H、I等の相を示す液晶組成物が挙げられ、より好
ましくは、Sc*相を示す液晶組成物である。
【0071】本発明のSc*相を示す液晶組成物は、本
発明のナフタレン化合物、本発明のナフタレン化合物以
外のSc*相を示す液晶化合物、本発明のナフタレン化
合物以外のSc相を示す液晶化合物および光学活性化合
物から選ばれる化合物を複数組み合わせることにより調
製される組成物であり、本発明のナフタレン化合物を少
なくとも一種含有する。本発明のナフタレン化合物以外
のSc*相を示す液晶化合物としては、特に限定される
ものではないが、例えば、光学活性フェニルベンゾエー
ト系液晶化合物、光学活性ビフェニルベンゾエート系液
晶化合物、光学活性ナフタレン系液晶化合物、光学活性
フェニルナフタレン系液晶化合物、光学活性トラン系液
晶化合物、光学活性フェニルピリミジン系液晶化合物、
光学活性ナフチルピリミジン系液晶化合物、光学活性テ
トラリン系液晶化合物を挙げることができる。
【0072】本発明のナフタレン化合物以外のSc相を
示す液晶化合物としては、特に限定されるものではない
が、例えば、フェニルベンゾエート系液晶化合物、ビフ
ェニルベンゾエート系液晶化合物、ナフタレン系液晶化
合物、フェニルナフタレン系液晶化合物、トラン系液晶
化合物、フェニルピリミジン系液晶化合物、ナフチルピ
リミジン系液晶化合物、テトラリン系液晶化合物を挙げ
ることができる。また、光学活性化合物とは、それ自体
では液晶性を示さないが、Sc相を示す液晶化合物また
はSc相を示す液晶組成物と混合することにより、Sc
*相を発現する能力を有する化合物を示し、光学活性化
合物としては、特に限定されるものではないが、例え
ば、光学活性フェニルベンゾエート系非液晶化合物、光
学活性ビフェニルベンゾエート系非液晶化合物、光学活
性ナフタレン系非液晶化合物、光学活性フェニルナフタ
レン系非液晶化合物、光学活性トラン系非液晶化合物、
光学活性フェニルピリミジン系非液晶化合物、光学活性
ナフチルピリミジン系非液晶化合物、光学活性テトラリ
ン系非液晶化合物を挙げることができる。
【0073】また、本発明の液晶組成物には、上記の必
須成分の他に、任意成分として、Sc相を示さないスメ
クチックおよびネマチック液晶化合物、本発明のナフタ
レン化合物以外の液晶性を示さない化合物(例えば、ア
ントラキノン系色素、アゾ系色素等の2色性色素、およ
び導電性付与剤、寿命向上剤等)を含有していてもよ
い。本発明の液晶組成物中の本発明のナフタレン化合物
の含有量は特に限定されるものではないが、通常、5〜
99重量%であり、好ましくは、10〜90重量%であ
る。
【0074】本発明の液晶組成物において、カイラルス
メクチックC、F、G、H、I相を示す液晶組成物は強
誘電性を示す液晶組成物である。強誘電性を示す液晶組
成物は、電圧印加によりスイッチング現象を起こし、こ
れを利用した応答時間の短い液晶表示素子を作製するこ
とができる。本発明のナフタレン化合物を少なくとも1
種含有するする液晶組成物は、従来より知られている液
晶組成物と比較して応答時間、メモリー安定性、Sc相
での層構造、チルト角、配向膜上での配向特性および液
晶化合物間の相溶性の点で優れている。
【0075】次ぎに、本発明の液晶素子に関して説明す
る。本発明の液晶素子は、本発明の液晶組成物を1対の
電極基板間に配置してなる。(図1)は強誘電性を利用
した液晶素子の構成を説明するためのカイラルスメクチ
ック相を有する液晶素子の一例を示す断面概略図であ
る。液晶素子は、それぞれ透明電極3および絶縁性配向
制御層4を設けた1対の基板2間にカイラルスメクチッ
ク相を示す液晶層1を配置し、かつ、その層厚をスペー
サー5で設定してなるものであり、1対の透明電極3間
にリード線6を介して電源7より電圧を印加可能なよう
に接続する。また、1対の基板2は、1対のクロスニコ
ル状態に配置された偏光板8により挟持され、その一方
の外側には光源9が配置される。
【0076】基板2の材質としては、ソーダライムガラ
ス、ボロシリケートガラス等のガラスおよびポリカーボ
ネート、ポリエーテルスルホン、ポリアクリレート等の
透明性高分子が挙げられる。2枚の基板2に設けられる
透明電極3としては、例えば、In2 3 、SnO2
たはITO(インジウム・チン・オキサイド;Indi
um Tin Oxide)の薄膜からなる透明電極が
挙げられる。
【0077】絶縁性配向制御層4は、ポリイミド等の高
分子の薄膜をナイロン、アセテート、レーヨン等の植毛
布等でラビングし、液晶を配向させるためのものであ
る。絶縁性配向制御層4の材質としては、例えば、シリ
コン窒化物、水素を含有するシリコン窒化物、シリコン
炭化物、水素を含有するシリコン炭化物、シリコン酸化
物、ホウ素窒化物、水素を含有するホウ素窒化物、セリ
ウム酸化物、アルミニウム酸化物、ジルコニウム酸化
物、チタン酸化物やフッ化マグネシウムなどの無機物質
絶縁層、ポリビニルアルコール、ポリイミド、ポリアミ
ドイミド、ポリエステルイミド、ポリエーテルイミド、
ポリエーテルケトン、ポリエーテルエーテルケトン、ポ
リエーテルスルホン、ポリパラキシレン、ポリエステ
ル、ポリカーボネート、ポリビニルアセタール、ポリ塩
化ビニル、ポリ酢酸ビニル、ポリアミド、ポリスチレ
ン、セルロース樹脂、メラミン樹脂、ユリア樹脂、アク
リル樹脂などの有機絶縁層が挙げられ、無機絶縁層の上
に有機絶縁層を形成した2層構造の絶縁性配向制御層で
あってもよく、無機絶縁層または有機絶縁層のみからな
る絶縁性配向制御層であってもよい。
【0078】絶縁性配向制御層が無機絶縁層である場合
には、蒸着法などで形成することができる。また、有機
絶縁層である場合には、有機絶縁層材料または、その前
駆体の溶液をスピンナー塗布法、浸透塗布法、スクリー
ン印刷法、スプレー塗布法、ロール塗布法等で塗布し、
所定の条件下(例えば、加熱下)で溶媒を除去し、所望
により焼成させて形成することができる。なお、有機絶
縁層を形成する際に、必要に応じ、β−(3,4−エポ
キシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン、γ−
グリシジルオキシプロピルトリメトキシシラン、γ−グ
リシジルオキシプロピルメチルジエトキシシラン、γ−
グリシジルオキシプロピルトリエトキシシラン、γ−メ
タクリルオキシプロピルメチルジメトキシシラン、γ−
メタクリルオキシプロピルトリメトキシシラン、γ−メ
タクリルオキシプロピルトリエトキシシラン、N−β−
(アミノエチル)−γ−アミノプロピルメチルジメトキ
シシラン、N−β−(アミノエチル)−γ−アミノプロ
ピルトリメトキシシラン、N−β−(アミノエチル)−
γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、γ−アミノプ
ロピルトリメトキシシラン、γ−アミノプロピルトリエ
トキシシラン等のシランカップリング剤等を使用して表
面処理を行い、その後、有機絶縁層材料または、その前
駆体を塗布してもよい。絶縁性配向制御層4の層厚は、
通常、10オングストローム〜1μm、好ましくは、1
0〜3000オングストローム、さらに好ましくは、1
0〜1000オングストロームである。
【0079】2枚の基板2は、スペーサ5により任意の
間隔に保たれている。例えば、所定の直径を持つシリカ
ビーズ、アルミナビーズをスペーサとして基板2で挟
み、2枚の基板2の周囲をシール剤(例えば、エポキシ
系接着剤)を用いて密封することにより、任意の間隔に
保つことができる。また、スペーサーとして高分子フィ
ルムやガラスファイバーを使用してもよい。この2枚の
基板の間にカイラルスメクチック相を示す液晶を封入す
る。液晶層1は、一般的には0.5〜20μm、好まし
くは、1〜5μm、より好ましくは、1〜3μmの厚さ
に設定する。透明電極3はリード線によって外部の電源
7に接続されている。また、基板2の外側には、互いの
偏光軸を、例えば、クロスニコル状態とした1対の偏光
板8が配置されている。(図1)の例は透過型であり、
光源9を備えている。また、本発明の液晶組成物を使用
した液晶素子は、(図1)に示した透過型の素子として
だけではなく、反射型の素子としても応用可能である。
【0080】本発明の液晶組成物を使用する液晶素子の
表示方式に関しては、特に限定されるものではないが、
例えば、(a)ヘリカル変歪型、(b)SSFLC(サ
ーフェス・スタビライズド・フェロエレクトリック・リ
キッド・クリスタル)型、(c)TSM(トランジェン
ト・スキャッタリング・モード)型、(d)G−H(ゲ
スト−ホスト)型の表示方式を使用することができる。
また、本発明のナフタレン化合物および該化合物を含有
してなる液晶組成物は、表示用液晶素子以外の分野(例
えば、非線形光機能素子、コンデンサー材料等のエ
レクトロニクス材料、リミッター、メモリー、増幅
器、変調器などのエレクトロニクス素子、熱、光、圧
力、機械変形などと電圧の変換素子やセンサー、熱電
発電素子等の発電素子)への応用が可能である。
【0081】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明をさらに詳細に
説明するが、本発明は、以下の実施例に限定されるもの
ではない。尚、各実施例および表中の記号I、N、C
h、SA 、Sc、Sc*、SxおよびCは以下の意味を
表す。 I:等方性液体 N:ネマチック相 Ch:コレステリック相 SA :スメクチックA相 Sc:スメクチックC相 Sc*:カイラルスメクチックC相 Sx:未同定のスメクチック相 C:結晶相 また、各製造例、実施例中の相転移温度は温度制御装置
を備えた偏光顕微鏡を用いて測定した。
【0082】製造例1:2−ブロモ−6−テトラヒドロ
ピラニルオキシナフタレンの製造 2−ブロモ−6−ヒドロキシナフタレン66.9g
(0.3mol)、2,3−ジヒドロピラン30.2g
(0.36mol)およびクロロホルム120gよりな
る混合物を、氷浴を用いて3℃に冷却し、ここにp−ト
ルエンスルホン酸一水和物0.03gを添加し、同温度
で15分撹拌した。その後、反応混合物に炭酸水素ナト
リウム2gおよび水30gを添加し、反応を停止し、ク
ロロホルム相を分離した。クロロホルムを減圧下に留去
し、油状の残渣にn−ヘキサンを添加し、2−ブロモ−
6−テトラヒドロピラニルオキシナフタレンを無色の結
晶として85.6g得た(融点69−70℃)。
【0083】製造例2:2−エチニル−6−テトラヒド
ロピラニルオキシナフタレンの製造 2−ブロモ−6−テトラヒドロピラニルオキシナフタレ
ン61.4g(0.2mol)、3−メチル−1−ブチ
ン−3−オール25.2g(0.3mol)、トリフェ
ニルホスフィン2.0g、ジクロロビス(トリフェニル
ホスフィン)パラジウム0.4gおよびジイソプロピル
アミン100gよりなる混合物に、窒素雰囲気下、ヨウ
化銅0.8gおよびテトラヒドロフラン10mlよりな
る懸濁液を添加し、1時間かけて75℃まで昇温した。
同温度で3時間加熱撹拌した後、ジイソプロピルアミン
を留去し、残渣にトルエンを添加し、析出した無機塩を
ろ別した。ろ液よりトルエンを留去し、残渣にn−ヘキ
サンを添加し、2−(3’−ヒドロキシ−3’−メチル
ブチニル)−6−テトラヒドロピラニルオキシナフタレ
ンを淡褐色の結晶として52.7g得た(融点101
℃)。次に、2−(3’−ヒドロキシ−3’−メチルブ
テニル)−6−テトラヒドロピラニルオキシナフタレン
52.7g(0.17mol)および微粉砕した水酸化
カリウム3.4gをトルエン170mlに添加し、11
0℃まで昇温し、3時間加熱撹拌を行った。その後、反
応混合物をセライトろ過し、無機物を除去した後、トル
エンを留去し、残渣にn−ヘキサンを添加し、2−エチ
ニル−6−テトラヒドロピラニルオキシナフタレンを淡
黄色結晶として37.3g得た(融点93−94℃)。
【0084】製造例3:4−テトラヒドロピラニルオキ
シブロモベンゼンの製造 製造例1において、2−ブロモ−6−ヒドロキシナフタ
レンを使用する代わりに、4−ブロモフェノール51.
9g(0.3mol)を使用した以外は、製造例1と同
様の操作に従い4−テトラヒドロピラニルオキシブロモ
ベンゼンを無色の結晶として70.2g得た(融点57
℃)。
【0085】製造例4:4−テトラヒドロピラニルオキ
シエチニルベンゼンの製造 製造例2において、2−ブロモ−6−テトラヒドロピラ
ニルオキシナフタレンを使用する代わりに、4−テトラ
ヒドロピラニルオキシブロモベンゼン51.4g(0.
2mol)を使用した以外は、製造例2と同様の操作に
従い4−テトラヒドロピラニルオキシエチニルベンゼン
を淡褐色結晶として28.8g得た(融点66℃)。
【0086】製造例5:2−ブロモ−6−n−デシルオ
キシナフタレンの製造 2−ブロモ−6−ヒドロキシナフタレン22.3g
(0.1mol)、n−デシルブロマイド22.1g、
炭酸カリウム13.8gおよびN,N−ジメチルホルム
アミド30gよりなる混合物を80℃に昇温し、同温度
で6時間加熱撹拌を行った。冷却後、希塩酸およびトル
エンを添加し、トルエン相を中和、水洗した後トルエン
を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(溶出液:トルエン)により精製し、2−ブロモ−6−
n−デシルオキシナフタレンを無色の結晶として27.
2g得た(融点60−61℃)。
【0087】製造例6:2−ブロモ−6−n−ドデシル
オキシナフタレンの製造 製造例5において、n−デシルブロマイドを使用する代
わりに、n−ドデシルブロマイド24.9gを使用した
以外は、製造例5と同様の操作に従い、2−ブロモ−6
−n−ドデシルオキシナフタレンを無色の結晶として2
9.7g得た(融点65℃)。
【0088】製造例7:4−n−デシルオキシブロモベ
ンゼンの製造 製造例5において、2−ブロモ−6−ヒドロキシナフタ
レンを使用する代わりに、4−ブロモフェノール17.
3gを使用した以外は、製造例5と同様の操作に従い、
4−n−デシルオキシブロモベンゼンを無色の結晶とし
て25.0g得た(融点20−22℃)。
【0089】製造例8:4−n−デシルオキシ−3−フ
ルオロブロモベンゼンの製造 製造例5において、2−ブロモ−6−ヒドロキシナフタ
レンを使用する代わりに、2−フルオロ−4−ブロモフ
ェノール19.1gを使用した以外は、製造例5と同様
の操作に従い4−n−デシルオキシ−3−フルオロブロ
モベンゼンを無色の液体として29.5g得た。
【0090】製造例9:4−n−ドデシルオキシ−3−
フルオロブロモベンゼンの製造 製造例5において、2−ブロモ−6−ヒドロキシナフタ
レンおよびn−デシルブロマイドを使用する代わりに、
2−フルオロ−4−ブロモフェノール19.1gおよび
n−ドデシルブロマイド24.9gを使用した以外は、
製造例5と同様の操作に従い、4−n−ドデシルオキシ
−3−フルオロブロモベンゼンを無色の液体として3
2.7g得た。
【0091】製造例10:4−メトキシカルボニルオキ
シ−3−シアノブロモベンゼンの製造 4−ブロモ−2−シアノフェノール19.8g(0.1
mol)、メチルクロロホーメート9.5gおよびトル
エン30gよりなる混合物を氷浴により2℃に冷却し、
トリエチルアミン11.0gおよびトルエン10gより
なる溶液を20分かけて滴下した。滴下終了後、反応混
合物を室温まで昇温し、同温度で2時間撹拌を行った。
その後、希塩酸を添加し、トルエン相を中和、水洗した
後トルエンを留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマト
グラフィー(溶出液:トルエン)により精製し、4−メ
トキシカルボニル−3−シアノブロモベンゼンを無色の
結晶として22.0g得た(融点103−105℃)。
【0092】製造例11:1−(4’−テトラヒドロピ
ラニルオキシフェニル)−2−(6"−n−デシルオキシ
−2"−ナフチル)アセチレンの製造 4−テトラヒドロピラニルオキシエチニルベンゼン4.
04g(0.02mol)、2−ブロモ−6−n−デシ
ルオキシナフタレン7.26g、トリフェニルホスフィ
ン0.20g、ジクロロビス(トリフェニルホスフィ
ン)パラジウム40mgおよびトリエチルアミン10g
よりなる混合物に、窒素雰囲気下、ヨウ化銅80mgお
よびテトラヒドロフラン3mlよりなる懸濁液を添加
し、1時間かけて75℃まで昇温した。同温度で3時間
加熱撹拌した後、トリエチルアミンを留去し、残渣にト
ルエンを添加し、析出した無機塩をろ別した。ろ液より
トルエンを留去し、残渣にn−ヘキサンを添加し、1−
(4’−テトラヒドロピラニルオキシフェニル)−2−
(6”−n−デシルオキシ−2”−ナフチル)アセチレ
ンを淡褐色の結晶として6.40g得た。この化合物の
相転移温度(℃)を以下に示した。
【0093】製造例12:1−(4’−テトラヒドロピ
ラニルオキシフェニル)−2−(6"−n−ドデシルオキ
シ−2"−ナフチル)アセチレンの製造 製造例11において、2−ブロモ−6−n−デシルオキ
シナフタレンを使用する代わりに、2−ブロモ−6−n
−ドデシルオキシナフタレン7.82gを使用した以外
は、製造例11と同様の操作に従い、1−(4’−テト
ラヒドロピラニルオキシフェニル)−2−(6”−n−
ドデシルオキシ−2”−ナフチル)アセチレンを淡褐色
の結晶として6.04g得た。この化合物の相転移温度
(℃)を以下に示した。尚、( )内の数字は降温過程
での相転移温度を示す。
【0094】製造例13:1−(4’−n−デシルオキ
シフェニル)−2−(6”−テトラヒドロピラニルオキ
シ−2”−ナフチル)アセチレンの製造 製造例11において、4−テトラヒドロピラニルオキシ
エチニルベンゼンおよび2−ブロモ−6−n−デシルオ
キシナフタレンを使用する代わりに、4−デシルオキシ
ブロモベンゼン6.26gおよび2−エチニル−6−テ
トラヒドロピラニルオキシナフタレン5.04gを使用
した以外は、製造例11と同様の操作に従い、1−
(4’−n−デシルオキシフェニル)−2−(6”−テ
トラヒドロピラニルオキシ−2”−ナフチル)アセチレ
ンを淡褐色の結晶として7.35g得た。この化合物の
相転移温度(℃)を以下に示した。
【0095】製造例14:1−(4’−n−デシルオキ
シ−3’−フルオロフェニル)−2−(6”−テトラヒ
ドロピラニルオキシ−2”−ナフチル)アセチレンの製
造 製造例11において、4−テトラヒドロピラニルオキシ
エチニルベンゼンおよび2−ブロモ−6−n−デシルオ
キシナフタレンを使用する代わりに、4−n−デシルオ
キシ−3−フルオロブロモベンゼン6.62gおよび2
−エチニル−6−テトラヒドロピラニルオキシナフタレ
ン5.04gを使用した以外は、製造例11と同様の操
作に従い、1−(4’−n−デシルオキシ−3’−フル
オロフェニル)−2−(6”−テトラヒドロピラニルオ
キシ−2”−ナフチル)アセチレンを淡褐色の結晶とし
て7.93g得た。この化合物の相転移温度(℃)を以
下に示した。
【0096】製造例15:1−(4’−メトキシカルボ
ニルオキシ−3’−シアノフェニル)−2−(6”−テ
トラヒドロピラニルオキシ−2”−ナフチル)アセチレ
ンの製造 製造例11において、4−テトラヒドロピラニルオキシ
エチニルベンゼンおよび2−ブロモ−6−n−デシルオ
キシナフタレンを使用する代わりに、4−メトキシカル
ボニルオキシ−3−シアノブロモベンゼン5.12gお
よび2−エチニル−6−テトラヒドロピラニルオキシナ
フタレン5.04gを使用した以外は、製造例11と同
様の操作に従い、1−(4’−メトキシカルボニルオキ
シ−3’−シアノフェニル)−2−(6”−テトラヒド
ロピラニルオキシ−2”−ナフチル)アセチレンを淡褐
色の油状物として7.00g得た。
【0097】製造例16:1−(4’−ヒドロキシフェ
ニル)−2−(6”−n−デシルオキシ−2”−ナフチ
ル)アセチレンの製造 1−(4’−テトラヒドロピラニルオキシフェニル)−
2−(6”−n−デシルオキシ−2”−ナフチル)アセ
チレン6.29g(0.013mol)、クロロホルム
15gおよびメタノール15gよりなる混合物に、撹拌
下、p−トルエンスルホン酸0.10gを添加し、室温
で1時間撹拌した。その後、クロロホルムおよびメタノ
ールを減圧下に留去し、残渣に酢酸エチルおよび水を添
加し水洗、分液を行った。有機相より酢酸エチルを留去
した後、n−ヘキサンを添加し、1−(4’−ヒドロキ
シフェニル)−2−(6”−n−デシルオキシ−2”−
ナフチル)アセチレンを淡褐色の結晶として5.10g
得た〔融点104℃(分解)〕。
【0098】製造例17:1−(4’−ヒドロキシフェ
ニル)−2−(6”−n−ドデシルオキシ−2”−ナフ
チル)アセチレンの製造 製造例16において1−(4’−テトラヒドロピラニル
オキシフェニル)−2−(6”−n−デシルオキシ−
2”−ナフチル)アセチレンを使用する代わりに、1−
(4’−テトラヒドロピラニルオキシフェニル)−2−
(6”−n−ドデシルオキシ−2”−ナフチル)アセチ
レン6.00g(0.012mol)を使用した以外
は、実施例16と同様の操作に従い、1−(4’−ヒド
ロキシフェニル)−2−(6”−n−ドデシルオキシ−
2”−ナフチル)アセチレンを淡褐色の結晶として4.
87g得た〔融点122℃(分解)〕。
【0099】製造例18:1−(4’−n−デシルオキ
シフェニル)−2−(6”−ヒドロキシ−2”−ナフチ
ル)アセチレンの製造 製造例16において、1−(4’−テトラヒドロピラニ
ルオキシフェニル)−2−(6”−n−デシルオキシ−
2”−ナフチル)アセチレンを使用する代わりに、1−
(4’−n−デシルオキシフェニル)−2−(6”−テ
トラヒドロピラニルオキシ−2”−ナフチル)アセチレ
ン7.30g(0.015mol)を使用した以外は、
実施例16と同様の操作に従い、1−(4’−n−デシ
ルオキシフェニル)−2−(6”−ヒドロキシ−2”−
ナフチル)アセチレンを淡褐色の結晶として4.98g
得た(融点137℃)。
【0100】製造例19:1−(4’−n−デシルオキ
シ−3’−フルオロフェニル)−2−(6”−ヒドロキ
シ−2”−ナフチル)アセチレンの製造 製造例16において、1−(4’−テトラヒドロピラニ
ルオキシフェニル)−2−(6”−n−デシルオキシ−
2”−ナフチル)アセチレンを使用する代わりに、1−
(4’−n−デシルオキシ−3’−フルオロフェニル)
−2−(6”−テトラヒドロピラニルオキシ−2”−ナ
フチル)アセチレン7.53g(0.015mol)を
使用した以外は、実施例16と同様の操作に従い1−
(4’−n−デシルオキシ−3’−フルオロフェニル)
−2−(6”−ヒドロキシ−2”−ナフチル)アセチレ
ンを淡褐色の結晶として4.98g得た(融点122
℃)。
【0101】製造例20:1−(4’−メトキシカルボ
ニルオキシ−3’−シアノフェニル)−2−(6”−ヒ
ドロキシ−2”−ナフチル)アセチレンの製造 製造例16において、1−(4’−テトラヒドロピラニ
ルオキシフェニル)−2−(6”−n−デシルオキシ−
2”−ナフチル)アセチレンを使用する代わりに、1−
(4’−メトキシカルボニルオキシ−3’−シアノフェ
ニル)−2−(6”−テトラヒドロピラニルオキシ−
2”−ナフチル)アセチレン6.40g(0.015m
ol)を使用した以外は、実施例16と同様の操作に従
い、1−(4’−メトキシカルボニルオキシ−3’−シ
アノフェニル)−2−(6”−ヒドロキシ−2”−ナフ
チル)アセチレンを淡褐色の結晶として4.26g得た
(融点136−138℃)。
【0102】製造例21:1−(4’−メトキシカルボ
ニル−3’−シアノフェニル)−2−(6”−n−デシ
ルオキシ−2”−ナフチル)アセチレンの製造 1−(4’−メトキシカルボニル−3−シアノフェニ
ル)−2−(6”−ヒドロキシ−2”−ナフチル)アセ
チレン3.43g(0.01mol)、n−デシルブロ
マイド2.21g、炭酸カリウム1.38gおよびN,
N−ジメチルホルムアミド5gよりなる混合物を、80
℃に昇温し、同温度で6時間加熱撹拌を行った。冷却
後、希塩酸およびトルエンを添加し、トルエン相を中
和、水洗した後トルエンを留去し、残渣をエタノールよ
り再結晶し、1−(4’−メトキシカルボニル−3’−
シアノフェニル)−2−(6”−n−デシルオキシ−
2”−ナフチル)アセチレンを淡褐色の油状物として
3.96g得た。
【0103】製造例22:1−(4’−ヒドロキシ−
3’−シアノフェニル)−2−(6”−n−デシルオキ
シ−2”−ナフチル)アセチレンの製造 1−(4’−メトキシカルボニル−3’−シアノフェニ
ル)−2−(6”−n−デシルオキシ−2”−ナフチ
ル)アセチレン3.38g(0.007mol)、エタ
ノール10mlおよび28重量%アンモニア水溶液2m
lからなる混合物を、室温で3時間撹拌した。その後、
減圧下にエタノールおよびアンモニア水を留去し、残渣
にn−ヘキサンを添加し、1−(4’−ヒドロキシ−
3’−シアノフェニル)−2−(6”−n−デシルオキ
シ−2”−ナフチル)アセチレンを淡褐色の結晶として
4.26g得た(融点87℃)。
【0104】実施例1:例示化合物16の製造 1−(4’−n−デシルオキシフェニル)−2−(6”
−ヒドロキシ−2”−ナフチル)アセチレン400m
g、n−ウンデカン酸185mgおよびDCC206m
gを5mlのクロロホルムに溶解し、氷冷下に、4−ピ
ロリジノピリジン20mgを添加し、室温で12時間撹
拌を行った。その後、反応混合物より不溶物をろ別し、
ろ液よりクロロホルムを留去し、残渣をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(溶出液:トルエン/ヘキサン=
2/1vol /vol )により精製し、得られた固体をエタ
ノールより2回再結晶して例示化合物16を無色の結晶
として378mg得た。この化合物の相転移温度(℃)
を以下に示した。
【0105】実施例2:例示化合物23の製造 実施例1において、n−ウンデカン酸を使用する代わり
に、n−カプリル酸144mgを使用した以外は、実施
例1に記載の操作に従い、例示化合物23を無色の結晶
として369mg得た。この化合物の相転移温度(℃)
を以下に示した。尚、( )内の数字は降温過程での相
転移温度を示す。
【0106】実施例3:例示化合物25の製造 実施例1において、1−(4’−n−デシルオキシフェ
ニル)−2−(6”−ヒドロキシ−2”−ナフチル)ア
セチレンおよびn−ウンデカン酸を使用する代わりに、
1−(4’−n−デシルオキシ−3’−フルオロフェニ
ル)−2−(6”−ヒドロキシ−2”−ナフチル)アセ
チレン418mgおよびペラルゴン酸158mgを使用
した以外は、実施例1に記載の操作に従い、例示化合物
25を無色の結晶として402mg得た。この化合物の
相転移温度(℃)を以下に示した。
【0107】実施例4:例示化合物29の製造 実施例1において、1−(4’−n−デシルオキシフェ
ニル)−2−(6”−ヒドロキシ−2”−ナフチル)ア
セチレンおよびn−ウンデカン酸を使用する代わりに、
1−(4’−n−デシルオキシ−3’−フルオロフェニ
ル)−2−(6”−ヒドロキシ−2”−ナフチル)アセ
チレン418mgおよび1−クロロ−3−メチルブタン
カルボン酸151mgを使用した以外は、実施例1に記
載の操作に従い、例示化合物29を無色の結晶として3
86mg得た。この化合物の相転移温度(℃)を以下に
示した。尚、( )内の数字は降温過程での相転移温度
を示す。
【0108】実施例5:例示化合物81の製造 1−(4’−n−デシルオキシフェニル)−2−(6”
−ヒドロキシ−2”−ナフチル)アセチレン400mg
およびn−デシルクロロホーメート221mgを5ml
のトルエンに溶解し、氷冷下に、トリエチルアミン10
1mgおよびトルエン5mlからなる溶液を5分間で滴
下し、その後、室温まで昇温し、室温で2時間撹拌を行
った。その後、反応混合物に希塩酸を添加し、中和、水
洗を行い、有機相からトルエンを留去し、残渣をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液:トルエン/ヘ
キサン=2/1vol /vol )により精製し、得られた固
体をエタノールより2回再結晶して例示化合物81を無
色の結晶として519mg得た。この化合物の相転移温
度(℃)を以下に示した。
【0109】実施例6:例示化合物87の製造 実施例5において、n−デシルクロロホーメートを使用
する代わりに、n−オクチルクロロホーメート193m
gを使用した以外は、実施例5に記載の操作に従い、例
示化合物87を無色の結晶として462mg得た。この
化合物の相転移温度(℃)を以下に示した。
【0110】実施例7:例示化合物93の製造 実施例5において、1−(4’−n−デシルオキシフェ
ニル)−2−(6”−ヒドロキシ−2”−ナフチル)ア
セチレンを使用する代わりに、1−(4’−n−デシル
オキシ−3’−フルオロフェニル)−2−(6”−ヒド
ロキシ−2”−ナフチル)アセチレン418mgを使用
した以外は、実施例5に記載の操作に従い、例示化合物
93を無色の結晶として420mg得た。この化合物の
相転移温度(℃)を以下に示した。
【0111】実施例8:例示化合物99の製造 実施例5において、1−(4’−n−デシルオキシフェ
ニル)−2−(6”−ヒドロキシ−2”−ナフチル)ア
セチレンおよびn−デシルクロロホーメートを使用する
代わりに、1−(4’−n−デシルオキシ−3’−フル
オロフェニル)−2−(6”−ヒドロキシ−2”−ナフ
チル)アセチレン418mgおよびn−オクチルクロロ
ホーメート221mgを使用した以外は、実施例5に記
載の操作に従い、例示化合物99を無色の結晶として4
46mg得た。この化合物の相転移温度(℃)を以下に
示した。尚、( )内の数字は降温過程での相転移温度
を示す。
【0112】実施例9:例示化合物151の製造 1−(4’−ヒドロキシフェニル)−2−(6”−n−
デシルオキシ−2”−ナフチル)アセチレン400m
g、n−ウンデカン酸185mgおよびDCC206m
gを5mlのクロロホルムに溶解し、氷冷下に、4−ピ
ロリジノピリジン20mgを添加し、室温で12時間撹
拌を行った。その後、反応混合物より不溶物をろ別し、
ろ液よりクロロホルムを留去し、残渣をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(溶出液:トルエン/ヘキサン=
2/1vol /vol )により精製し、得られた固体をエタ
ノールより2回再結晶して例示化合物151を無色の結
晶として351mg得た。この化合物の相転移温度
(℃)を以下に示した。
【0113】実施例10:例示化合物152の製造 実施例9において、1−(4’−ヒドロキシフェニル)
−2−(6”−n−デシルオキシ−2”−ナフチル)ア
セチレンおよびn−ウンデカン酸を使用する代わりに、
1−(4’−ヒドロキシフェニル)−2−(6”−n−
ドデシルオキシ−2”−ナフチル)アセチレン428m
gおよびペラルゴン酸158mgを使用した以外は、実
施例9に記載の操作に従い、例示化合物152を無色の
結晶として375mg得た。この化合物の相転移温度
(℃)を以下に示した。
【0114】実施例11:例示化合物153の製造 実施例9において、1−(4’−ヒドロキシフェニル)
−2−(6”−n−デシルオキシ−2”−ナフチル)ア
セチレンを使用する代わりに、1−(4’−ヒドロキシ
−3’−シアノフェニル)−2−(6”−n−デシルオ
キシ−2”−ナフチル)アセチレン425mgを使用し
た以外は、実施例9に記載の操作に従い例示化合物15
3を無色の結晶として433mg得た。この化合物の融
点は90℃であった。
【0115】実施例12:例示化合物154の製造 実施例9において、1−(4’−ヒドロキシフェニル)
−2−(6”−n−デシルオキシ−2”−ナフチル)ア
セチレンおよびn−ウンデカン酸を使用する代わりに、
1−(4’−ヒドロキシ−3’−シアノフェニル)−2
−(6”−n−デシルオキシ−2”−ナフチル)アセチ
レン425mgおよびペラルゴン酸158mgを使用し
た以外は、実施例9に記載の操作に従い、例示化合物1
54を無色の結晶として396mg得た。この化合物の
融点は86℃であった。
【0116】実施例13:例示化合物160の製造 実施例9において、n−ウンデカン酸を使用する代わり
に、1−クロロ−3−メチルブタンカルボン酸151m
gを使用した以外は、実施例9に記載の操作に従い、例
示化合物160を無色の結晶として298mg得た。こ
の化合物の相転移温度(℃)を以下に示した。
【0117】実施例14:例示化合物162の製造 実施例9において、1−(4’−ヒドロキシフェニル)
−2−(6”−n−デシルオキシ−2”−ナフチル)ア
セチレンおよびn−ウンデカン酸を使用する代わりに、
1−(4’−ヒドロキシフェニル)−2−(6”−n−
ドデシルオキシ−2”−ナフチル)アセチレン428m
gおよび1−クロロ−3−メチルブタンカルボン酸15
1mgを使用した以外は、実施例9に記載の操作に従
い、例示化合物162を無色の結晶として313mg得
た。この化合物の相転移温度(℃)を以下に示した。
【0118】実施例15:例示化合物178の製造 1−(4’−ヒドロキシフェニル)−2−(6”−n−
ドデシルオキシ−2”−ナフチル)アセチレン428m
gおよびn−デシルクロロホーメート221mgを5m
lのトルエンに溶解し、氷冷下に、トリエチルアミン1
01mgおよびトルエン5mlからなる溶液を5分間で
滴下し、その後、室温まで昇温し、室温で2時間撹拌を
行った。その後、反応混合物に希塩酸を添加し、中和、
水洗を行い、有機相からトルエンを留去し、残渣をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液:トルエン/
ヘキサン=2/1vol /vol )により精製し、得られた
固体をエタノールより2回再結晶して例示化合物178
を無色の結晶として496mg得た。この化合物の相転
移温度(℃)を以下に示した。尚、( )内の数字は降
温過程での相転移温度を示す。
【0119】実施例16:例示化合物186の製造 実施例15においてn−デシルクロロホーメートを使用
する代わりに、n−オクチルクロロホーメート193m
gを使用した以外は、実施例15に記載の操作に従い例
示化合物186を無色の結晶として477mg得た。こ
の化合物の相転移温度(℃)を以下に示した。
【0120】実施例17:例示化合物211の製造 実施例3で製造した例示化合物25の化合物110m
g、パラジウム/炭素(50重量%含水)11mgおよ
び酢酸エチル5gよりなる混合物を、水素雰囲気下、1
5時間撹拌した。その後、パラジウム/炭素をろ別し、
ろ液より酢酸エチルを留去し、残渣をシリカゲルカラム
クロマトグラフィー(溶出液:トルエン/ヘキサン=2
/1vol /vol )により精製し、得られた固体をエタノ
ールより2回再結晶して例示化合物211を無色の結晶
として88mg得た。この化合物の相転移温度(℃)を
以下に示した。尚、( )内の数字は降温過程での相転
移温度を示す。
【0121】実施例18:例示化合物296の製造 実施例17において、例示化合物25の化合物を使用す
る代わりに、例示化合物81の化合物110mgを使用
した以外は、実施例17に記載の操作に従い、例示化合
物296を無色の結晶として98mg得た。この化合物
の相転移温度(℃)を以下に示した。尚、( )内の数
字は降温過程での相転移温度を示す。
【0122】実施例19:例示化合物301の製造 実施例17において、例示化合物25の化合物を使用す
る代わりに、例示化合物93の化合物110mgを使用
した以外は、実施例17に記載の操作に従い、例示化合
物301を無色の結晶として98mg得た。この化合物
の相転移温度(℃)を以下に示した。尚、( )内の数
字は降温過程での相転移温度を示す。
【0123】実施例20:例示化合物381の製造 実施例17において、例示化合物25の化合物を使用す
る代わりに、例示化合物178の化合物110mgを使
用した以外は、実施例17に記載の操作に従い例示化合
物381を無色の結晶として98mg得た。この化合物
の相転移温度(℃)を以下に示した。
【0124】実施例21:液晶組成物の調製 下記の化合物(化16)を、下記に示した割合で混合
し、120℃で加熱溶融し、液晶組成物(強誘電性液晶
組成物)を調製した。この液晶組成物の相転移温度
(℃)を以下に示した。
【0125】
【化16】
【0126】実施例22:液晶素子の作製 2枚の1.1mm厚のガラス板を用意し、それぞれのガ
ラス板上に、ITO膜を形成し、さらに表面処理を行っ
た。このITO膜付きのガラス板に絶縁性配向制御層
(ポリビニルアルコール)をスピンコートし、成膜後、
120℃で30分間焼成した。この配向膜にラビング処
理を行い、平均粒径1.9μmのシリカビーズを一方の
ガラス板上に散布した。その後、それぞれのラビング処
理軸が互いに反平行となるよう、シール剤を用いてガラ
ス板を張り合わせセルを作製した。このセルを120℃
に加熱し、加熱(120℃)した実施例21で調製した
液晶組成物を注入し、その後、3℃/分の速度で93℃
まで冷却し、液晶素子を作製した。この液晶素子をクロ
スニコル状態に配置した2枚の偏光板に挟持し、±20
V、10Hzの矩形波を印加したところ、明瞭なスイッ
チング現象が観察された。また、偏光顕微鏡観察では良
好な均一配向状態が観察され、ジグザグ欠陥等の配向欠
陥は観察されなかった。尚、Sc*転移温度より20℃
低い温度(73℃)での光学的な応答時間は35μ秒で
あり、矩形波駆動時のスイッチングにおける2点の消光
位より求めたチルト角は18.5°であった。
【0127】実施例23:液晶組成物の調製 下記の化合物群(化17)を、下記に示した割合で混合
し、100℃で加熱溶融し、液晶組成物(強誘電性液晶
組成物)を調製した。この液晶組成物の相転移温度
(℃)を以下に示した。
【0128】
【化17】
【0129】実施例24:液晶素子の作製 2枚の1.1mm厚のガラス板を用意し、それぞれのガ
ラス板上に、ITO膜を形成し、さらに表面処理を行っ
た。このITO膜付きのガラス板に絶縁性配向制御層
(ポリビニルアルコール)をスピンコートし、成膜後、
120℃で30分間焼成した。この配向膜にラビング処
理を行い、平均粒径1.9μmのシリカビーズを一方の
ガラス板上に散布した。その後、それぞれのラビング処
理軸が互いに反平行となるよう、シール剤を用いてガラ
ス板を張り合わせセルを作製した。このセルを100℃
に加熱し、加熱(100℃)した実施例23で調製した
液晶組成物を注入し、その後、3℃/分の速度で冷却
し、液晶素子を作製した。この液晶素子をクロスニコル
状態に配置した2枚の偏光板に挟持し、±20V、10
Hzの矩形波を印加したところ、明瞭なスイッチング現
象が観察された。また、偏光顕微鏡観察では良好な均一
配向状態が観察され、ジグザグ欠陥等の配向欠陥は観察
されなかった。尚、室温(25℃)における光学的な応
答時間は90μ秒であり、矩形波駆動時のスイッチング
における2点の消光位より求めたチルト角は18.0°
であった。
【0130】比較例 比較のため、本発明のナフタレン化合物を含有しない液
晶組成物を調製し、液晶素子を作製した。すなわち、下
記の化合物群(化18)を、下記に示した割合で混合し
て用い、100℃で加熱溶融し、液晶組成物(強誘電性
液晶組成物)を調製した。この液晶組成物の相転移温度
(℃)を以下に示した。
【0131】
【化18】
【0132】次に、2枚の1.1mm厚のガラス板を用
意し、それぞれのガラス板上に、ITO膜を形成し、さ
らに表面処理を行った。このITO膜付きのガラス板に
絶縁性配向制御層(ポリビニルアルコール)をスピンコ
ートし、成膜後、120℃で30分間焼成した。この配
向膜にラビング処理を行い、平均粒径1.9μmのシリ
カビーズを一方のガラス板上に散布した。その後、それ
ぞれのラビング処理軸が互いに反平行となるよう、シー
ル剤を用いてガラス板を張り合わせセルを作製した。こ
のセルを100℃に加熱し、加熱(100℃)した上記
の液晶組成物を注入し、その後、3℃/分の速度で冷却
し、液晶素子を作製した。この液晶素子をクロスニコル
状態に配置した2枚の偏光板に挟持し、±20V、10
Hzの矩形波を印加したところ、明瞭なスイッチング現
象が観察された。また、偏光顕微鏡観察では良好な均一
配向状態が観察され、ジグザグ欠陥等の配向欠陥は観察
されなかった。尚、室温(25℃)における光学的な応
答時間は140μ秒であり、矩形波駆動時のスイッチン
グにおける2点の消光位より求めたチルト角は17.0
°であった。実施例24と比較例との比較より、本発明
のナフタレン化合物を液晶組成物の構成成分として使用
することにより液晶組成物の応答時間およびチルト角を
改善することが可能になることが判る。
【0133】
【発明の効果】本発明により液晶組成物の構成成分とし
て有用なナフタレン化合物を提供することが可能になっ
た。
【図面の簡単な説明】
【図1】カイラルスメクチック相を示す液晶を用いた液
晶素子の一例の断面概略図
【符号の説明】
1:カイラルスメクチック相を有する液晶層 2:基板 3:透明電極 4:絶縁性配向制御層 5:スペーサー 6:リード線 7:電源 8:偏光板 9:光源 Io :入射光 I:透過光
フロントページの続き (72)発明者 中塚 正勝 神奈川県横浜市栄区笠間町1190番地 三井 東圧化学株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(1)(化1)で表されるナフタ
    レン化合物。 【化1】 〔式中、Y1 は単結合、−O−基、−COO−基または
    −OCOO−基を表し、Y2 は単結合、−O−基、−O
    CO−基または−OCOO−基を表し、Y1 およびY2
    の少なくとも一方は−COO−基、−OCO−基または
    −OCOO−基であり、Zは−C≡C−基または−CH
    2 CH2 −基を表し、R1 およびR2 はそれぞれハロゲ
    ン原子で置換されていてもよい炭素数3〜24の直鎖ま
    たは分岐鎖のアルキル基、ハロゲン原子で置換されてい
    てもよい炭素数3〜24の直鎖または分岐鎖の不飽和ア
    ルキル基、ハロゲン原子で置換されていてもよい炭素数
    3〜24の直鎖または分岐鎖のアルコキシアルキル基、
    あるいはハロゲン原子で置換されていてもよい炭素数3
    〜24の直鎖または分岐鎖の不飽和アルコキシアルキル
    基を表し、R1 およびR2 は不斉炭素を有していてもよ
    く、該不斉炭素は光学活性であってもよく、X1 および
    2 はそれぞれ水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、メ
    チル基またはメトキシ基を表す〕
  2. 【請求項2】 請求項1記載のナフタレン化合物を少な
    くとも1種含有することを特徴とする液晶組成物。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の液晶組成物を使用するこ
    とを特徴とする液晶素子。
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CN114015460A (zh) * 2021-12-20 2022-02-08 中节能万润股份有限公司 含单萘系列液晶单体化合物及其制备方法和应用

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CN114015460A (zh) * 2021-12-20 2022-02-08 中节能万润股份有限公司 含单萘系列液晶单体化合物及其制备方法和应用
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