JPH10286857A - 成形機のエジェクト制御方法 - Google Patents

成形機のエジェクト制御方法

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JPH10286857A JP10045097A JP10045097A JPH10286857A JP H10286857 A JPH10286857 A JP H10286857A JP 10045097 A JP10045097 A JP 10045097A JP 10045097 A JP10045097 A JP 10045097A JP H10286857 A JPH10286857 A JP H10286857A
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    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
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  • Manufacturing & Machinery (AREA)
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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 突き出し部材の後退限位置(戻り位置)の精
度の維持を図りつつ、エジェクト動作の時間短縮を可能
とすること。 【解決手段】 突き出し部材が前進限位置に前進する行
程における終期領域の減速の速度特性線、および、突き
出し部材が前進限位置から後退する行程における初期領
域における加速の速度特性線を、突き出し部材が最終的
に後退限位置に後退する行程における終期領域の減速の
速度特性線に比して、急峻となるように制御する。ま
た、突き出し部材を前進限位置で停止させない速度指令
パターンによって、駆動制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、射出成形機やダイ
カストマシン等の成形機のエジェクト制御方法に係り、
特に、ハイサイクル成形が要求される際に適用して好適
な成形機のエジェクト制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】射出成形機等の成形機においては、金型
に被着した成形品を、金型から分離して突き出すための
エジェクト動作が必要であり、このエジェクト動作にお
いては、一般的には、突き出し部材の突き出し量や、突
き出し部材の前進限位置や、突き出し部材の前進速度
や、突き出し部材の後退速度や、突き出し部材の後退限
位置(戻り位置)の制御が必要となる。
【0003】図4は、従来のエジェクト動作(突き出し
部材の動作)の1例を示す制御特性図で、縦軸は前進速
度と後退速度を表し、横軸は時間を表している。
【0004】エジェクト動作が開始されると、突き出し
部材がエジェクト駆動源によって前進駆動される前進行
程に入り、この前進行程の初期領域において突き出し部
材は加速制御され(前進加速領域Aa)、次に、前進一
定速の領域を経て(前進一定速領域Ac)、突き出し部
材は減速制御される(前進減速領域Ar)。この後、突
き出し部材は所定期間だけ前進限位置に停止され(前進
限停止領域S)、続いて、突き出し部材がエジェクト駆
動源によって後退駆動される後退行程に入る。この後退
領域の初期領域において突き出し部材は加速制御され
(後退加速領域Ba)、次に、後退一定速の領域を経て
(後退一定速領域Bc)、突き出し部材は減速制御され
(後退減速領域Br)、後退限位置(戻り位置)に至る
と1サイクルのエジェクト動作は終了する。
【0005】なお、前進加速領域Aa、前進減速領域A
r、後退加速領域Ba、後退減速領域Brにおける速度
特性線の傾斜は、位置精度が確保可能なように(過度の
加減速でオーバーシュートが出ないように)、ある程度
緩やかものに設定されており、総べて同一の傾きの速度
特性線とされている。
【0006】上記のように、前進減速領域Arにおける
減速度合いをある程度緩やかにし、後退減速領域Brに
おける減速度合いをある程度緩やかにすることによっ
て、突き出し部材の前進限位置および後退限位置(戻り
位置)の精度が確保できる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、エジェクト
動作の基本的な目的は、成形品の金型からの離型にある
が、成形品によっては、突き出し部材の前進限位置の正
確な位置決めが要求されるものや、単純に成形品を振り
落せばよいもの(突き出し部材の前進限位置は多少ばら
ついても許容されるもの)など、要求される仕様の範囲
が広い。
【0008】例えば、1成形サイクルが10sec程度
のハイサイクル成形においては、エジェクト動作に求め
られる優先課題はエジェクトの時間短縮であり、突き出
し部材の前進限位置は多少ばらついても許容されるケー
スが多い。しかしながら、例えハイサイクル成形であっ
ても、突き出し部材の後退限位置(戻り位置)の精度の
確保は必要で、突き出し部材の後退限位置にばらつきが
生じると、エジェクトピンの先端は金型のキャビティ外
形の一部を形成するものであるので、成形品精度に悪影
響を及ぼす。
【0009】この観点に立って、図4の従来のエジェク
ト動作の制御特性を考察すると、突き出し部材の後退限
位置(戻り位置)の精度確保のためには、後退減速領域
Brにおける減速度合いをある程度緩やかにする必要が
あり、後退減速領域Brの時間短縮は難しいが、要求さ
れるエジェクトの仕様として単純に成形品を振り落せば
よいものでは(突き出し部材の前進限位置がある程度ば
らついても許容されるものでは)、エジェクトの時間短
縮を図る上で、改善の余地のあるものであった。
【0010】本発明は上記の点に鑑みなされたもので、
その目的とするところは、突き出し部材の後退限位置
(戻り位置)の精度の維持を図りつつ、エジェクト動作
の時間短縮を可能とすることにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は上記した目的を
達成するため、金型から成形品を突き出すための突き出
し部材と、該突き出し部材を前後進駆動させるためのエ
ジェクト駆動源と、該エジェクト駆動源を制御する制御
手段とを備えた成形機のエジェクト制御方法において、
突き出し部材が前進限位置に前進する行程における終期
領域の減速の速度特性線、および、突き出し部材が前進
限位置から後退する行程における初期領域における加速
の速度特性線を、突き出し部材が最終的に後退限位置に
後退する行程における終期領域の減速の速度特性線に比
して、急峻となるように制御する。また、突き出し部材
を前進限位置で停止させない速度指令パターンによっ
て、駆動制御する。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を用いて説明する。図1は、本発明の1実施形態に係
る射出成形機におけるエジェクトメカニズムおよびエジ
ェクト制御系の構成図である。同図において、1は固定
ダイプレート、2は固定ダイプレート1に取り付けられ
た固定側金型、2aは固定側金型2のスプルー形成部
材、2a−1はスプルー形成部材2aに設けられたスプ
ルー、2a−2はスプルー形成部材2aに設けられた樹
脂注入口で、この樹脂注入口2a−2には、図示せぬ射
出メカニズムのノズルが押し付けられる。
【0013】3は可動ダイプレートで、適宜の型開閉駆
動源(例えば、型締めモータ)と型開閉メカニズム(例
えば、トグルリンク機構等)によって、固定ダイプレー
ト1に対して前後進可能とされている。4は、金型支持
部材5を介して可動ダイプレート3に取り付けられた可
動側金型で、図示していないが、型締め状態において
は、可動側金型4は固定側金型2に密着し、この両金型
2,4によって成形品形成用空間たるキャビティが形づ
くられるようになっている。
【0014】6は、可動ダイプレート3に前後進可能で
あるように搭載されたエジェクト駆動軸で、その先端に
は、同じく可動ダイプレート3に前後進可能であるよう
に搭載されたエジェクトプレート7が連結されており、
エジェクトプレート7には複数本のエジェクトピン(突
き出し部材)8が植設されている。そして、型締め状態
においては、エジェクトピン8は後退限位置(戻り位
置)におかれて、エジェクトピン8の先端面は前記キャ
ビティの壁面の一部を形成するようになっている。ま
た、型開き完了後もしくは型開き途上時に、エジェクト
ピン8は前進駆動されて、可動側金型4に被着された成
形品9を突き出し・離型させるようになっている。
【0015】10は、可動ダイプレート3に搭載された
エジェクト駆動源たるエジェクト用サーボモータ(以
下、サーボモータ10と称す)、11は同じく可動ダイ
プレート3に設けられた回転−直線運動変換メカニズム
(例えば、公知のボールネジとナット体を用いた、回転
運動を直線運動に変換するメカニズム)で、サーボモー
タ10の回転は、回転−直線運動変換メカニズム11に
よって直線運動に変換され、この直線運動は、エジェク
ト駆動軸6に適宜連結部材を介して伝達されるようにな
っている。
【0016】12は、マシン(射出成形機)全体の制御
を司るシステムコントローラで、予め作成された各種動
作制御プログラムと各種設定データ等に基づき、マシン
の各部の動作制御を行なう。13は、サーボモータ10
を駆動制御するサーボアンプ14をコントロールするサ
ーボ制御部で、システムコントローラ12が、自身に内
蔵した設定条件値格納部12aに格納したエジェクト制
御条件データに基づく指令を、サーボ制御部13に与え
ることによって、サーボ制御部13はサーボアンプ14
を介してサーボモータ10を駆動制御する。10aはサ
ーボモータ10の回転位置情報を検出するエンコーダ
で、このエンコーダ10aからの検出情報に基づき、サ
ーボ制御部13はエジェクトピン8の位置を認知し、こ
の位置情報に応じた速度指令値をサーボアンプ14に与
え、サーボアンプ14は、速度指令値とエンコーダ10
aからの検出情報に基づく実測速度値とを対比すること
により、サーボモータ10を速度フィードバック制御す
る。
【0017】なお、15はキーボード装置等よりなる入
力操作手段で、この入力操作手段15を操作することに
より、システムコントローラ12に与える制御条件デー
タ(設定データ)の変更や、運転開始/停止の指示等を
行なうようになっている。
【0018】次に、本実施形態のエジェクト動作につい
て説明する。図2は、本実施形態のエジェクト動作(エ
ジェクトピン8の動作)の1例を示す制御特性図であ
り、縦軸は前進速度と後退速度を表し、横軸は時間を表
している。
【0019】エジェクト動作が開始されると、エジェク
トピン8がサーボモータ10によって前進駆動される前
進行程に入る。この前進行程の初期領域においてエジェ
クトピン8は加速制御され(前進加速領域Aa)、次
に、前進一定速の領域を経て(前進一定速領域Ac)、
エジェクトピン8は減速制御される(前進減速領域A
r)。エジェクトピン8が前進限位置に至ると、すなわ
ち、エジェクトピン8の前進減速領域Arが終了する
と、直ちに、エジェクトピン8がサーボモータ10によ
って後退駆動される後退行程に入る。この後退領域の初
期領域においてエジェクトピン8は加速制御され(後退
加速領域Ba)、次に、後退一定速の領域を経て(後退
一定速領域Bc)、エジェクトピン8は減速制御され
(後退減速領域Br)、後退限位置(戻り位置)に至る
と、1サイクルのエジェクト動作が終了とさせられる。
【0020】ここで、本実施形態においては、前進減速
領域Arにおける速度特性線の傾斜角θ1、および、後
退加速領域Baにおける速度特性線の傾斜角θ1は、後
退減速領域Br(エジェクトピン8が次の成形サイクル
に備えて(最終的に)後退限位置に戻るための後退行程
における終期領域)の速度特性線の傾斜角θ2に比し
て、急峻なもの(θ1>θ2)に設定してあり、図4に
示した従来技術よりも、急激な前進減速および後退加速
を行なうようにしてある。したがって、本実施形態の前
進減速領域Arの時間TArは、図4に示した従来技術に
おける前進減速領域Arの時間TAr’よりも短いものと
なり、本実施形態の後退加速領域Baの時間TBaも、図
4に示した従来技術における後退加速領域Baの時間T
Ba’よりも短いものとなっている。さらに、本実施形態
においては、エジェクトピン8を前進限位置で停止させ
ない速度指令パターンによって、駆動制御するようにし
ているので、図4に示した従来技術における前記した前
進限停止領域Sがなくなり、この前進限停止領域Sの時
間TS もなくなるようになっている。
【0021】すなわち、図2に示すような制御手法をと
ると、図4に示した従来技術に較べて、エジェクト動作
の1サイクル時間を、 {(TAr’−TAr)+(TBa’−TBa)+TS } だけ短くすることができ、エジェクト動作時間の短縮に
多いに寄与する。
【0022】ただし、上述したような制御を行なうと、
エジェクトピン8の前進限位置はばらつくが、ハイサイ
クル成形では、単純に成形品を振り落せばよいケースが
大部分であるので、この場合には、エジェクトピン8の
前進限位置のばらつくは、実用上許容されることにな
る。なお、後退減速領域Br(エジェクトピン8が次の
成形サイクルに備えて(最終的に)後退限位置に戻るた
めの後退行程における終期領域)の速度特性線の傾き
は、従来と同様にしてあるので、エジェクトピン8の後
退限位置(戻り位置)の位置精度は充分に確保される。
【0023】なお、ここで、図2に示した前進加速領域
Aaにおける速度特性線の傾斜(すなわち、前進加速の
度合い)は、メカニズムや成形品種別に応じた適正値に
選定され、ここでは図4に示した従来技術と同等のもの
とされているが、場合によってはこれよりも急峻な速度
特性線とすることも可能である。
【0024】図3は、本実施形態のエジェクト動作(エ
ジェクトピン8の動作)の他の1例を示す制御特性図で
あり、縦軸は前進速度と後退速度を表し、横軸は時間を
表している。図3に示した本例においては、エジェクト
動作の1サイクルで、エジェクトピン8が複数回前進限
位置に達するように、エジェクトピン8を複数回だけ往
復駆動するようにしている。
【0025】すなわち、エジェクト動作が開始される
と、エジェクトピン8が前進駆動される前進行程に入
り、この前進行程の初期領域においてエジェクトピン
8は加速制御され(前進加速領域Aa−1)、次に、前
進一定速の領域を経て(前進一定速領域Ac−1)、エ
ジェクトピン8は減速制御される(前進減速領域Ar−
1)。エジェクトピン8が前進限位置に至ると、直ち
に、エジェクトピン8が後退駆動される後退行程に入
る。この後退行程の初期領域においてエジェクトピン
8は加速制御され(後退加速領域Ba−1)、次に、後
退一定速の領域を経て(後退一定速領域Bc−1)、エ
ジェクトピン8は減速制御される(後退減速領域Br−
1)。
【0026】上記の後退行程においては、エジェクト
ピン8は後退限位置までは戻らず、後退限位置の手前ま
で戻される。そして、エジェクトピン8が後退限位置の
手前の所定位置まで後退すると(後退減速領域Br−1
が終了すると)、直ちに、エジェクトピン8が前進駆動
される前進行程に入る。この前進行程の初期領域に
おいてエジェクトピン8は加速制御され(前進加速領域
Aa−2)、次に、前進一定速の領域を経て(前進一定
速領域Ac−2)、エジェクトピン8は減速制御される
(前進減速領域Ar−2)。
【0027】そして、エジェクトピン8が前進限位置に
至ると、直ちに、エジェクトピン8が後退駆動される後
退行程に入る。この後退行程の初期領域においてエ
ジェクトピン8は加速制御され(後退加速領域Ba−
2)、次に、後退一定速の領域を経て(後退一定速領域
Bc−2)、エジェクトピン8は減速制御される(後退
減速領域Br−2)。この後退行程は、先の後退行程
と全く同様の動作であり、エジェクトピン8は後退限
位置までは戻らず、後退限位置の手前まで戻される。エ
ジェクトピン8が後退限位置の手前の所定位置まで後退
すると(後退減速領域Br−2が終了すると)、直ち
に、エジェクトピン8が前進駆動される前進行程に入
る。この前進行程の初期領域においてエジェクトピン
8は加速制御され(前進加速領域Aa−3)、次に、前
進一定速の領域を経て(前進一定速領域Ac−3)、エ
ジェクトピン8は減速制御される(前進減速領域Ar−
3)。この前進行程は、先の前進行程と全く同様の
動作である。
【0028】そして、エジェクトピン8が前進限位置に
至ると、直ちに、エジェクトピン8が後退駆動される後
退行程に入る。この後退行程の初期領域においてエ
ジェクトピン8は加速制御され(後退加速領域Ba−
3)、次に、後退一定速の領域を経て(後退一定速領域
Bc−3)、エジェクトピン8は減速制御され(後退減
速領域Br−3)、後退限位置(戻り位置)に至ると、
1サイクルのエジェクト動作が終了とさせられる。な
お、この後退行程は、図2に示した後退行程と全く同
様の動作である。
【0029】上述した図3に示した本例においては、前
進行程の前進減速領域Ar−1、後退行程の後退加
速領域Ba−1並びに後退減速領域Br−1、前進行程
の前進加速領域Aa−2並びに前進減速領域Ar−
2、後退行程の後退加速領域Ba−2並びに後退減速
領域Br−2、前進行程の前進加速領域Aa−3並び
に前進減速領域Ar−3、後退行程の後退加速領域B
a−3の、それぞれにおける速度特性線の傾斜角θ1
は、後退行程の後退減速領域Br−3(エジェクトピ
ン8が次の成形サイクルに備えて(最終的に)後退限位
置に戻るための後退行程における終期領域)の速度特性
線の傾斜角θ2に比して、急峻なもの(θ1>θ2)に
設定してある。したがって、図3に示した本例において
も、すなわち、エジェクトピン8を複数回だけ往復駆動
する場合においても、エジェクト動作の時間短縮が可能
となり、しかも、エジェクトピン8の後退限位置(戻り
位置)の精度は維持できる。
【0030】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、突き出し
部材の後退限位置(戻り位置)の精度の維持を図りつ
つ、エジェクト動作の時間短縮が可能となり、特に、ハ
イサイクル成形で単純に成形品を振り落せばよい場合等
に適用して、成形サイクルの短縮化に多いに寄与する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施形態に係る射出成形機における
エジェクトメカニズムおよびエジェクト制御系の構成図
である。
【図2】本発明の1実施形態に係る射出成形機における
エジェクト動作の1例を示す制御特性図である。
【図3】本発明の1実施形態に係る射出成形機における
エジェクト動作の他の1例を示す制御特性図である。
【図4】従来のエジェクト動作の1例を示す制御特性図
である。
【符号の説明】
1 固定ダイプレート 2 固定側金型 2a スプルー形成部材 2a−1 スプルー 2a−2 樹脂注入口 3 可動ダイプレート 4 可動側金型 5 金型支持部材 6 エジェクト駆動軸 7 エジェクトプレート 8 エジェクトピン(突き出し部材) 9 成形品 10 エジェクト用サーボモータ(サーボモータ) 10a エンコーダ 11 回転−直線運動変換メカニズム 12 システムコントローラ 12a 設定条件値格納部 13 サーボ制御部 14 サーボアンプ 15 入力操作手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金型から成形品を突き出すための突き出
    し部材と、該突き出し部材を前後進駆動させるためのエ
    ジェクト駆動源と、該エジェクト駆動源を制御する制御
    手段とを備えた成形機において、 上記突き出し部材が前進限位置に前進する行程における
    終期領域の減速の速度特性線、および、上記突き出し部
    材が前進限位置から後退する行程における初期領域にお
    ける加速の速度特性線を、上記突き出し部材が最終的に
    後退限位置に後退する行程における終期領域の減速の速
    度特性線に比して、急峻となるように制御することを特
    徴とする成形機のエジェクト制御方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載において、 前記突き出し部材を前進限位置で停止させない速度指令
    パターンによって、駆動制御するようにしたことを特徴
    とする成形機のエジェクト制御方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載において、 1サイクルのエジェクト動作で、前記突き出し部材を、
    前進限位置に複数回達するように、複数回往復駆動する
    ようにしたことを特徴とする成形機のエジェクト制御方
    法。
  4. 【請求項4】 請求項3記載において、 2回目以降の前記突き出し部材が前進限位置に前進する
    行程における初期領域の加速の速度特性線、および、最
    終回以外の前記突き出し部材が後退する行程における終
    期領域における減速の速度特性線を、前記突き出し部材
    が最終的に後退限位置に後退する行程における終期領域
    の減速の速度特性線に比して、急峻となるように制御す
    ることを特徴とする成形機のエジェクト制御方法。
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