JP2011240602A - 射出成形方法、およびその装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】射出装置から金型内に溶融成形材料を射出し、射出した溶融成形材料を金型内で冷却、固化させて成形品とし、この成形品を、金型内に前後進可能に設けられた押出部材を電動機により前進させて、金型内から押し出し、取り出し可能とした射出成形方法であり、金型が有するキャビティ内の所定位置まで押出部材を押し出し、かつ押出部材に所定量の力を付与して所定の押出し位置に保持させ、その後金型内に射出装置から溶融成形材料を射出し、金型内に射出した溶融成形材料による圧力が、押出部材に、押出部材に加えた所定量の力を超えたときなどに、その圧力により押出部材を金型内で後退させることとして射出成形方法を構成した。
【選択図】図1
Description
稼動入子72が、設定されたサーボモータ50の保持力で保持されたら射出装置12から溶融成形材料を射出する。射出された溶融成形材料は、図2の細かい斜線で示すようにキャビティ40内に充填される。溶融成形材料は、稼動入子72が前進していることから、容積が小さいキャビティ40内に早期に、かつ所定の圧力で充填される。したがって、キャビティ40に形成された転写用の微細形状が成形材料に正確に転写される。一般には、転写用の微細形状は固定金型36の内面に形成され、稼動入子72には、転写用の微細形状は形成されていない。
このように成形すると、稼動入子72の前進により当初狭められたキャビティ40内に射出された成形材料は、所定圧力まで容積が保持されたキャビティ40に充填され転写が正確に実施される。そしてその後溶融成形材料の圧力により稼動入子72が後退し、キャビティ40が正規の形状になるまで充填される。したがって、制御が容易となり、簡易に、かつ正確に成形品を成形できる。
12…射出装置
14…型締装置
30…金型
32…固定ダイプレート
34…移動ダイプレート
36…固定金型
38…移動金型
40…キャビティ
42…押出ピン
44…押出プレート
46…駆動機構
48…送りねじ機構
50…サーボモータ
51…電動機
52…制御装置
60…回転センサ
70…圧力センサ
72…稼動入子
Claims (20)
- 射出装置から金型内に溶融成形材料を射出し、射出した該溶融成形材料を前記金型内で冷却、固化させて成形品とし、該成形品を、前記金型内に前後進可能に設けられた押出部材を電動機により前進させて、前記金型内から押し出し、取り出し可能とした射出成形方法であり、
前記金型が有するキャビティ内の所定位置に前記押出部材を押し出し、
その後前記射出装置から前記金型内に溶融成形材料を射出し、前記金型内に射出した溶融成形材料から前記押出部材にかかる圧力により前記押出部材を後退させることを特徴とする射出成形方法。 - 射出装置から金型内に溶融成形材料を射出し、射出した該溶融成形材料を前記金型内で冷却、固化させて成形品とし、該成形品を、前記金型内に前後進可能に設けられた押出部材を電動機により前進させて、前記金型内から押し出し、取り出し可能とした射出成形方法であり、
前記金型が有するキャビティ内の所定位置に前記押出部材を押し出すとともに、所定の保持力を前記押出部材に付与して該押出部材を前記所定位置に留め、
その後前記射出装置から前記金型内に溶融成形材料を射出し、予め定められた後退開始の条件を満たすと、前記押出部材を後退させることを特徴とする射出成形方法。 - 前記押出部材の後退開始は、前記溶融成形材料から前記押出部材にかかる圧力が所定値を超えたとき、前記射出装置の射出用スクリューが所定位置に到達したとき、前記射出装置の射出用スクリューが所定位置に到達した後さらに予め決められた時間経過したとき、前記溶融成形材料から前記押出部材にかかる圧力が所定値以上となり、かつ前記射出装置の射出用スクリューが所定位置に到達したとき、前記溶融成形材料から前記押出部材にかかる圧力が所定値以上となり、かつ前記射出装置の射出用スクリューが所定位置に到達した後さらに予め決められた時間経過したとき、のいずれかであることを特徴とする請求項1または2に記載の射出成形方法。
- 前記押出部材を、該押出部材が前記金型内で押し出された所定位置から所望の成形品の厚さが得られる位置まで後退させることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の射出成形方法。
- 前記金型内に射出した溶融成形材料から前記押出部材にかかる圧力により、前記押出部材を、該押出部材が前記金型内で押し出された所定位置から所望の成形品の厚さが得られる位置まで後退させることを特徴とする請求項2〜4のいずれか1項に記載の射出成形方法。
- 前記金型内の溶融成形材料の圧力、または前記射出の圧力を所定の値に保持した状態で、前記押出部材を、該押出部材が前記金型内で押し出された所定位置から所望の成形品の厚さが得られる位置まで後退させることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の射出成形方法。
- 前記押出部材を所定の速度で、該押出部材が前記金型内で押し出された所定位置から所望の成形品の厚さが得られる位置まで後退させることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の射出成形方法。
- 前記電動機にフィードバック制御を施すことにより、該押出部材が前記金型内で押し出された所定位置から所望の成形品の厚さが得られる位置まで後退させることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の射出成形方法。
- 前記押出部材を、該押出部材が前記金型内で押し出された所定位置から所望の成形品の厚さが得られる位置まで後退させた後、該押出部材を所定量前進動作させることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の射出成形方法。
- 前記押出部材は、押出棒あるいは稼動入子であることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の射出成形方法。
- 金型と、溶融成形材料を前記金型内に射出する射出装置と、成形品を前記金型から押し出す押出部材と、前記押出部材を前後進させる電動機とを備え、前記金型内で前記溶融成形材料を冷却、固化させて成形品を成形する射出成形装置であり、
前記金型が有するキャビティ内の所定位置に前記押出部材が押し出された状態で、前記射出装置が前記金型内に溶融成形材料を射出し、前記金型内に射出した溶融成形材料から前記押出部材にかかる圧力により前記押出部材を後退させることを特徴とする射出成形装置。 - 金型と、溶融成形材料を前記金型内に射出する射出装置と、成形品を前記金型から押し出す押出部材と、前記押出部材を前後進させる電動機とを備え、前記金型内で前記溶融成形材料を冷却、固化させて成形品を成形する射出成形装置であり、
前記金型が有するキャビティ内の所定位置に前記押出部材を押し出すとともに、前記押出部材に付与した所定の保持力により該押出部材を前記所定位置に留め、
その後前記射出装置が前記金型内に溶融成形材料を射出し、予め定められた後退開始の条件により、前記押出部材を後退させることを特徴とする射出成形装置。 - 前記押出部材は、前記溶融成形材料から前記押出部材にかかる圧力が所定値を超えたとき、前記射出装置の射出用スクリューが所定位置に到達したとき、前記射出装置の射出用スクリューが所定位置に到達した後さらに予め決められた時間経過したとき、前記溶融成形材料から前記押出部材にかかる圧力が所定値以上となり、かつ前記射出装置の射出用スクリューが所定位置に到達したとき、前記溶融成形材料から前記押出部材にかかる圧力が所定値以上となり、かつ前記射出装置の射出用スクリューが所定位置に到達した後さらに予め決められた時間経過したとき、のいずれかで後退を開始することを特徴とする請求項11または12に記載の射出成形装置。
- 前記押出部材は、該押出部材が前記金型内で押し出された所定位置から所望の成形品の厚さが得られる位置まで後退することを特徴とする請求項11〜13のいずれか1項に記載の射出成形装置。
- 前記押出部材は、前記金型内に射出した溶融成形材料から該押出部材にかかる圧力により、該押出部材が前記金型内で押し出された所定位置から所望の成形品の厚さが得られる位置まで後退することを特徴とする請求項12〜14のいずれか1項に記載の射出成形装置。
- 前記押出部材は、前記金型内の溶融成形材料の圧力、または前記射出の圧力を所定の値に保持した状態で、該押出部材が前記金型内で押し出された所定位置から所望の成形品の厚さが得られる位置まで後退することを特徴とする請求項11〜14のいずれか1項に記載の射出成形装置。
- 前記押出部材は、所定の速度で、該押出部材が前記金型内で押し出された所定位置から所望の成形品の厚さが得られる位置まで後退することを特徴とする請求項11〜14のいずれか1項に記載の射出成形装置。
- 前記押出部材は、前記電動機に施されたフィードバック制御により、該押出部材が前記金型内で押し出された所定位置から所望の成形品の厚さが得られる位置まで後退することを特徴とする請求項11〜17のいずれか1項に記載の射出成形装置。
- 前記押出部材は、該押出部材が前記金型内で押し出された所定位置から所望の成形品の厚さが得られる位置まで後退した後、所定量前進動作することを特徴とする請求項11〜18のいずれか1項に記載の射出成形装置。
- 前記押出部材は、押出棒あるいは稼動入子であることを特徴とする請求項11〜19のいずれか1項に記載の射出成形装置。
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