JPH10284664A - リードフレームのデプレス加工装置 - Google Patents

リードフレームのデプレス加工装置

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JPH10284664A
JPH10284664A JP9079697A JP9079697A JPH10284664A JP H10284664 A JPH10284664 A JP H10284664A JP 9079697 A JP9079697 A JP 9079697A JP 9079697 A JP9079697 A JP 9079697A JP H10284664 A JPH10284664 A JP H10284664A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
punch
depressing
lead frame
die
punches
Prior art date
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Pending
Application number
JP9079697A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiyuki Sugimori
俊之 杉森
Hirohisa Endo
裕寿 遠藤
Kazuhisa Kishino
和久 岸野
Takaharu Yonemoto
隆治 米本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Cable Ltd filed Critical Hitachi Cable Ltd
Priority to JP9079697A priority Critical patent/JPH10284664A/ja
Publication of JPH10284664A publication Critical patent/JPH10284664A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】スペーサの厚みを電気的な手段によって、微小
かつ無段階に行えるようにし、パンチ押し込み量を所望
値にできるようにする。 【解決手段】パンチ1a,1bとダイ2の間にリードフ
レームを挿入し、パンチ1a,1bを降下させて前記リ
ードフレームの所定部分を加圧することによってデプレ
ス加工を行うデプレス加工装置において、パンチ1a,
1bとパンチバッキングプレート10の間に圧電素子に
よるスペーサ13a,13bを設ける。スペーサ13
a,13bに電圧調整器15から所定の電圧を印加し、
その電圧値に応じた伸縮を生じさせる。この伸縮による
圧電素子の厚みは、微小かつ無段階に設定できるため、
パンチ押し込み量の調節も微小かつ無段階に行えるよう
になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リードフレームの
デプレス加工を施すデプレス加工装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】IC等の組立てに用いられるリードフレ
ームにおいては、ダイパッドやインナーリードの所定部
分を凹ませるデプレス加工が行われ、熱応力に対する信
頼性の向上を図っている。デプレス成形が施される対象
は、LOC(Lead On Chip)用のリードフレームやダイ
パッドを有したリードフレームである。デプレス加工
は、一般にクランクプレスを用いて行われる。
【0003】図2は従来よりデプレス加工に用いられて
きたデプレス加工装置の構成を示す。このデプレス加工
装置では、2分割にされたパンチ1a,1bと、その下
側に所定の間隔をもって配設されたダイ2の間にリード
フレームがセットされる。パンチ1a,1bはストリッ
パ3にガイドされ、ダイ2はダイバッキングプレート4
に固定されている。ダイバッキングプレート4はダイホ
ルダ5に固定され、この上面の所定位置には、ハイトス
トッパ6、ガイド7及びガイドポスト8が立設されてい
る。ハイトストッパ6は下端には高さ調整用のスペーサ
11が介挿されており、その高さはガイドポスト8より
も低く、上端とパンチホルダ9の下面との間に間隔が形
成されている。また、ガイド7は金型がホームポジショ
ンにあるとき、その下端とダイホルダ5との間に空隙が
形成されている。
【0004】ガイドポスト8の上端部にはパンチホルダ
9が遊嵌しており、このパンチホルダ9の下面にはパン
チバッキングプレート10が取り付けられ、このパンチ
バッキングプレート10にパンチプレート14が固定さ
れている。また、パンチバッキングプレート10、パン
チプレート14及びストッパ3にはガイド7が支持され
ている。パンチ1a,1bはボルト12a及び抜け止め
板12bによってパンチプレート14から抜けないよう
に係合されている。
【0005】不図示の駆動手段によってパンチホルダ9
が押下されると、パンチバッキングプレート10、パン
チ1a,1b及びガイド7が一体に降下する。このと
き、パンチホルダ9はガイドポスト8によってガイドさ
れる。上型が降下する過程で、パンチホルダ9の下面が
ハイトストッパ6の上面に当接すると、降下は停止す
る。したがって、上型の停止位置はハイトストッパ6で
規制される。
【0006】図2のデプレス加工装置においてデプレス
加工を行う場合、まず、リードフレームをパンチ1a,
1bとダイ2の間の所定位置に載置する。この状態で上
型全体が降下し、パンチホルダ9の降下がハイトストッ
パ6で止められると、パンチ1a,1bがリードフレー
ムを所定量だけ加圧し、リードフレームに対するデプレ
ス成形が完了する。この後、上型が上昇して初期位置に
戻される。リードフレームのデプレス量はパンチ1a,
1bとダイ2の形状、及びパンチ1a,1bの押し込み
量によって決定される。ハイトストッパ6の高さの違う
ものを用意し、或いはスペーサ11の厚みを変えて調節
することにより、パンチ1a,1bの押し込み量を決定
することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のデプレ
ス加工装置によると、リードフレームのデプレス量はパ
ンチ1a,1b及びダイ2の形状とパンチ1a,1bの
押し込み量によって決定される。パンチ1a,1bの押
し込み量はハイトストッパ3の高さで決定されるので、
スペーサ11の厚み(例えば、5μm厚単位)以下の微
少量の調節ができなかった。
【0008】また、ハイトストッパ6の高さを調節する
場合、金型を分解して行う必要があり、手間がかかって
いた。
【0009】更に、パンチ1及びダイ2は、微少な寸法
誤差が製作時に生じることは避けられず、予め上記の方
法によってパンチ1a,1bの押し込み量を規定値にセ
ットしたとしても、リード毎のパンチ1a,1bの押し
込み量にばらつきが生じる。この結果、均一なデプレス
量が得られないという問題もあった。
【0010】したがって、本発明の目的は、パンチの押
し込み量を任意の値に調節することのできるリードフレ
ームのデプレス加工装置を提供することにある。
【0011】また、本発明の他の目的は、パンチ及びダ
イの微少な寸法誤差に対しても、容易にリード毎にパン
チ押し込み量を調節でき、リード毎にデプレス量を均一
にすることのできるリードフレームのデプレス加工装置
を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するため、パンチとダイの間にリードフレームを挿
入し、前記パンチを降下させて前記リードフレームの所
定部分を加圧することによりデプレス加工を行うデプレ
ス加工装置において、前記パンチの移動方向に伸縮し、
前記パンチと前記パンチを支持する支持部材の間、或い
は前記ダイと該ダイを支持する支持部材の間に挿入され
て、前記パンチと前記ダイの間のデプレス加工間隔を所
定の値に調整するスペーサを設けたことを特徴とするリ
ードフレームのデプレス加工装置を提供する。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0014】図1は本発明の実施の形態によるデプレス
加工装置を示す。図1において、図2と同一であるもの
には同一引用数字を用いたので、以下においては重複す
る説明を省略する。この実施の形態では、ハイトストッ
パ6の下部にはスペーサ11が設けられておらず、これ
と同一目的のスペーサ13a,13bがパンチ1a,1
bとパンチバッキングプレート10との間に設けられて
いる。スペーサ13a,13bは電気−機械変換素子で
ある圧電素子を用いている。圧電素子は印加電圧に応じ
て厚みが変化する特性を有するもので、種々のものが知
られているが、ここでは機械的強度のほか、印加電圧に
対する厚み変化率の高い特性を備えたものが適してい
る。圧電素子自体の厚みを選ぶことにより、厚み変化幅
(押し込み量)の範囲を自由に設定することができる。
【0015】スペーサ13a,13bの各々には、リー
ド線14a,14bを介して電圧調整器15が接続され
ている。電圧調整器15は金型の外部に設置され、圧電
素子に所望の伸縮を生じさせることのできる別々の電圧
をスペーサ13a,13bの各々に異なる電圧を印加で
きるように構成されている。圧電素子は電圧が印加され
ると歪みを生じ、その厚みが変化する。したがって、印
加電圧と厚みの変化を予め把握しておくことにより、ス
ペーサとして要求される厚みを任意の値にすることがで
きる。電圧調整器15の出力電圧を微小に可変できるよ
うにしておけば、スペーサ13a,13bの厚みは5μ
m以下の変化幅によって無段階に変えることができる。
また、パンチ1a,1bの各々に対し、個別に電圧を設
定して印加することにより、分割されたパンチ1a,1
bの各押し込み量を微少な範囲で無段階に調節すること
が可能になる。
【0016】したがって、本発明によれば、スペーサの
寸法を調節することにより5μm以下の微少なパンチ押
し込み量の調節が可能になり、これに伴ってデプレス量
の微少調節が可能になる。しかも、圧電素子にかかる電
圧を無段階に調節することにより、パンチ押し込み量を
微少な範囲で無段階に調節することができる。
【0017】また、スペーサ13a,13bに圧電素子
を用いたことにより、金型を分解せずにパンチ押し込み
量を調節することができる。これにより、調節が容易に
なると共に金型の分解作業が不要になる。
【0018】更に、パンチをパンチ1a,1bに2分割
し、分割した各々にスペーサ13a,13bを配置した
ことにより、リード毎にパンチ押し込み量を微少に調節
することが可能になり、パンチ1a,1b、ダイ2の加
工誤差によるデプレス深さのばらつきを低減することが
できる。
【0019】上記実施の形態においては、スペーサ13
a,13bに圧電素子を用いたが、厚みが電気的に変化
する電気−機械変換素子であれば圧電素子以外のもので
あってもよい。
【0020】また、パンチを2分割する例を示したが、
非分割にして1個の圧電素子を用いてもよいし、或い
は、3分割以上にして夫々の分割パンチに圧電素子を用
いてもよい。
【0021】更に、スペーサ13は、上記したパンチ側
に設ける構成のほか、ダイ2の下部に配設する構成にし
てもよい。
【0022】また、デプレス加工の対象をリードフレー
ムに限定して説明したが、リードフレームに限定される
ものではなく、同様の加工を必要とする材料の全てに本
発明を適用することができる。
【0023】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明のリード
フレームのデプレス加工装置によれば、パンチの移動方
向に伸縮するスペーサをパンチとパンチを支持する支持
部材の間、或いはダイとダイを支持する支持部材の間に
設けたので、微少なパンチ押し込み量の調節を無段階に
行えるようになり、デプレス量の精度を向上させること
ができる。また、金型を分解することなくデプレス量を
調整できるほか、パンチ及びダイの加工誤差によるデプ
レス量のばらつきを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態によるデプレス加工装置を
示す断面図。
【図2】従来よりデプレス加工に用いられてきたデプレ
ス加工装置の構成を示す断面図。
【符号の説明】
1a,1b パンチ 2 ダイ 3 ストリッパ 4 ダイバッキングプレート 7 ガイド 8 ガイドポスト 9 パンチホルダ 10 パンチバッキングプレート 12 パンチ抜け止め部 13a,13b スペーサ 14a,14b リード 15 電圧調整器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 米本 隆治 茨城県土浦市木田余町3550番地 日立電線 株式会社システムマテリアル研究所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】パンチとダイの間にリードフレームを挿入
    し、前記パンチを降下させて前記リードフレームの所定
    部分を加圧することによりデプレス加工を行うデプレス
    加工装置において、 前記パンチの移動方向に伸縮し、前記パンチと前記パン
    チを支持する支持部材の間、或いは前記ダイと該ダイを
    支持する支持部材の間に挿入されて、前記パンチと前記
    ダイの間のデプレス加工間隔を所定の値に調整するスペ
    ーサを設けたことを特徴とするリードフレームのデプレ
    ス加工装置。
  2. 【請求項2】前記スペーサは、圧電素子であることを特
    徴とする請求項1記載のリードフレームのデプレス加工
    装置。
  3. 【請求項3】前記スペーサは、前記パンチと該パンチを
    支持するパンチバッキングプレートの間に設けたことを
    特徴とする請求項1又は2記載のリードフレームのデプ
    レス加工装置。
  4. 【請求項4】前記パンチは、並列状態に複数に分割さ
    れ、前記スペーサは、前記分割されたパンチの各々とこ
    れらパンチを支持するパンチバッキングプレートの間に
    設けたことを特徴とする請求項1又は2記載のリードフ
    レームのデプレス加工装置。
JP9079697A 1997-04-09 1997-04-09 リードフレームのデプレス加工装置 Pending JPH10284664A (ja)

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JP (1) JPH10284664A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102728761A (zh) * 2012-06-29 2012-10-17 太仓奥科机械设备有限公司 模具精度调整装置
CN102825133A (zh) * 2012-09-07 2012-12-19 顺德工业(江苏)有限公司 导线架麻面冲头
JP2018020380A (ja) * 2017-10-03 2018-02-08 国立研究開発法人産業技術総合研究所 プレス加工装置

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CN102728761A (zh) * 2012-06-29 2012-10-17 太仓奥科机械设备有限公司 模具精度调整装置
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