JPH0751279Y2 - 順送り金型構造 - Google Patents

順送り金型構造

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JPH0751279Y2
JPH0751279Y2 JP3069392U JP3069392U JPH0751279Y2 JP H0751279 Y2 JPH0751279 Y2 JP H0751279Y2 JP 3069392 U JP3069392 U JP 3069392U JP 3069392 U JP3069392 U JP 3069392U JP H0751279 Y2 JPH0751279 Y2 JP H0751279Y2
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JP
Japan
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punching
die
stripper
press
holder
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JP3069392U
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English (en)
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JPH0621900U (ja
Inventor
武弘 橘田
Original Assignee
株式会社キツダ
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、簡易かつ高精度にリー
ドフレームなどのような薄物部材の抜き加工が行える順
送り金型構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、比較的厚みのあるシート類な
どを間歇ピッチ送りして抜き加工を行う金型としては、
例えば実公昭60−15680号公報に記載されたよう
な構造の金型が知られている。
【0003】特に、近年電子部品などに用いられるリー
ドフレームのような薄物部材を抜き加工する金型には、
トランスファー型などを別とする一般的な順送り金型と
して、例えば図3に示すような構造のものが用いられて
いる。
【0004】この金型の構造を説明すると、上型1側
は、上サブ2にストリッパーホルダー3が取付けられ、
このストリッパーホルダー3にストリッパープレート4
が添着されている。このストリッパープレート4として
は、図4に例示したように、各抜きステージ4a,4b
‥‥が所定の間隔で配置されており、全体として所謂一
体構造式あるいはそれに近い構造とされている。
【0005】下型5側は、下サブ6に下バッキングプレ
ート7を介してダイプレート8が取付けられている。上
記した上型1側のストリッパープレート4と下型5側の
ダイプレート8との間には、図示しないが、製品となる
コイル状のプレス抜き材料がダイプレート8上に載置さ
れるとともに、上型1と下型5の入口端より出口端へと
挿通され(図中矢印方向)、上型1の下降・押圧時にプ
レス抜き材料に対して各抜きステージ4a,4b‥‥の
抜き加工が行われる。
【0006】また、上型1の上昇・押圧解放時にプレス
抜き材料は所定ピッチ順送りされ、その後に再び上型1
の下降・押圧動作が行われる。このような動作が繰り返
されることにより、プレス抜き材料には順次各抜きステ
ージ4a,4b‥‥の抜き加工が施され、出口端から完
成された加工製品を得ている。
【0007】なお、9はパンチであり、上型1の上下駆
動機構は、クランクプレス機構など周知の駆動機構を用
いればよい。下型5に対して上型1を上下動可能に支持
する所謂メインポストやサブポストなども周知の構造の
ものであるので、それらの図示および詳細な説明は省略
をする。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】ところで、このような
順送り金型は、上型1と下型5との間に挿通されるプレ
ス抜き材料を、下型5の入口端から出口端に至る全面に
亘って載置し、このプレス抜き材料に対し、各抜きステ
ージ4a,4b‥‥が一連に形成され、かつストリッパ
ーホルダー3に添着されるストリッパープレート4は、
長尺な一体構造のストリッパーホルダー3により押圧す
る構造とされている。
【0009】すなわち、長尺な状態にあるストリッパー
ホルダー3とストリッパープレート4により、プレス抜
き材料を均一にプレス加工する構造とされているが、こ
のような従来の順送り金型によれば、プレス時にストリ
ッパーホルダー3にソリが発生するなどの問題があり、
強力なスプリングや油圧機構などを用いてプレスしなけ
れば、プレス抜き材料を平坦な状態を保って抜き加工す
ることができず、高精度な抜き加工を行うことができな
い。
【0010】従って、リードフレームなどの薄物部材の
抜き加工を高精度に行うためには、必要抜きトン数の数
倍の大きなトン数を有するプレス機構を使用せざるを得
ず、ダイセット、ストリッパーホルダー3などを厚く設
定したり、また敷板などを挿入して金型全体を強固に
し、強い押圧力に耐えられるような強固で大型な順送り
金型とする必要があった。
【0011】しかして、特に近年需要の増加しているリ
ードフレームなどの薄物部材の抜き加工に際し、比較的
小さな押圧力でもソリなどのない平坦な状態を保って抜
き加工を行うことができ、高精度な加工を行うことがで
きる順送り金型が要請されている。
【0012】本考案は、このような事情に基づいてなさ
れたものであり、必要最小限度の押圧力によって効率よ
くプレス加工を行い、複雑な装置とすることなく、リー
ドフレームなどの薄物部材を簡易、かつ高精度に抜き加
工することが可能な順送り金型構造の提供を目的とす
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記のような
目的を達成するために、下型上に載置されるプレス抜き
材料に対し、上型を下降・押圧して上型側のストリッパ
ーホルダーに取付けられたストリッパープレートにおけ
る各抜きステージの抜き加工を行った後、上型を上昇・
解放してプレス抜き材料を所定ピッチ順送りし、順次各
抜きステージの抜き加工を施して完成品を得る順送り金
型において、ストリッパープレートは、各抜きステージ
毎に細分化して分割された単体のストリッパープレート
とし、ストリッパーホルダーは、単体のストリッパープ
レートに対応させて分割された単体のストリッパーホル
ダーとして細分化するとともに、これら単体のストリッ
パープレートを対応する単体のストリッパーホルダーに
それぞれ添着して各抜きステージ毎の分割金型を形成
し、各分割金型は一般金型用打ち抜きプレスによる上型
の上下動に伴って上下し、各別のスプリング押圧機構の
接続棒とスプリング圧により独立的にプレス抜き材料の
抜き加工を行うことを特徴とする。
【0014】
【作用】本考案によれば、各抜きステージ毎の単位に細
分化し分割された単体のストリッパープレートは、これ
に対応するように細分化し分割された単体のストリッパ
ーホルダーに添着して分割金型を形成し、この各分割金
型毎にプレス抜き材料に対して各別に独立した押圧が行
われ、各抜きステージ毎の抜き加工が行われるので、各
分割金型毎に必要なだけの押圧力を調整して付与するこ
とができ、従来のようにストリッパーホルダーが一体型
として長尺に形成されたのものに比して大きな押圧力を
必要とせず、簡易かつ高精度な抜き加工を可能とする。
【0015】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づき詳細に
説明する。図1は、本考案に係る金型構造の説明用側面
図であり、図中11は、上型10を構成する上サブで、
上バッキングプレート12を介してバンチホルダー13
(13a,13b‥‥)が取付けられている。
【0016】詳細な構造は後述するが、14は、上記し
たパンチホルダー13および上バッキングプレート12
を介して上サブ11に取付けられるストリッパーホルダ
ーであり、これにプレス抜き材料の抜き加工を行うスト
リッパープレート15が取付けられている。下型16
は、下サブ17上に下バッキングプレート18を介して
ダイプレート19が取付けられている。
【0017】次に、ストリッパーホルダー14とストリ
ッパープレート15の具体的構造を例示する。ストリッ
パーホルダー14は、分割され単体構成のストリッパー
ホルダー14a,14b‥‥として細分化されるととも
に、ストリッパープレート15は、図2に示すように各
抜きステージ15a,15b‥‥毎に細分化し分割され
た単体に構成されている。
【0018】この場合、単体のストリッパーホルダー1
4は、各抜きステージ15a,15b‥‥毎に細分化さ
れた単体のストリッパープレート15に対応するように
分割される。
【0019】そして、各単体のストリッパーホルダー1
4a,14b‥‥には、対応する単体のストリッパープ
レート15のステージ15a,15b‥‥がそれぞれ添
着され、各別の分割金型25a,25b‥‥を形成して
いる。
【0020】20は、分割金型25a,25b‥‥のス
プリング押圧機構であり、上サブ11に対する固定用上
ネジ20bの下位側にスプリング20cが介在され、こ
のスプリング20cの下位側に接続棒20aが配置され
るように構成されている。
【0021】従って、モータ(図示略)の回転により上
型10を上下動する周知のクランクプレス機構(図示
略)などにより、上型10が上下動すると、上ネジ20
bは上サブ11に固定されているので、スプリング20
cを押圧・解放することとなり、スプリング20cの付
勢力により接続棒20aから各分割金型25a,25b
‥‥に独立して各別に押圧力が付与される。
【0022】上記した構成は、図1中の単体のストリッ
パーホルダー14gについて図示してあるが、他の単体
のストリッパーホルダー14a〜14fについても同様
である。
【0023】また、スプリング押圧機構20における押
圧力の調整は、上サブ11に対する固定用上ネジ20b
の締め付け度合いによって、スプリング20cの強度を
利用して行う。
【0024】21はパンチ、22はサブポストである。
プレス材料に対する抜きを行うパンチ21や、下型16
に対して上型10を上下動可能に支持するメインポスト
(図示略)並びにサブポスト22、プレス材料を所定ピ
ッチ順送りする機構などは、周知の構造のものであり、
本考案の要旨と直接関係しないので、それらの詳細な説
明は省略をする。
【0025】このように構成された金型によれば、上型
10と下型16間に挿入されるプレス抜き材料は、下型
16上の金型の入口端から出口端へ向けて順送りされつ
つ、各抜きステージ15a,15b‥‥の抜き加工が施
され、順送りされつつ抜き加工が施される毎に、すなわ
ち各抜きステージ15a,15b‥‥の抜きが施される
毎に完成品へと加工されていく。
【0026】この際、各分割金型25a,25b‥‥
は、ストリッパープレート15の各抜きステージ15
a,15b‥‥単位に形成されているので、ストリッパ
ープレート15は各抜きステージ15a,15b‥‥単
位で押圧されることとなり、プレス抜き材料のソリの発
生を現象し易くなり、平坦な状態でプレスすることがで
きる。このため、スプリング押圧機構20としては、従
来のように大きな押圧力を付与する強力なスプリングや
油圧機構を必要としない。
【0027】また、プレス機構も従来のように油圧など
特殊専用プレス機構を必要とせず、一般の高速プレス機
構を使用することができ、ストローク速さも極端に下げ
る必要がなくなり、通常のストローク数、例えば600
spm程までプレス加工ができる。加えて、使用される
プレス機構は、従来の1/2前後のトン数で使用可能と
なる。
【0028】さらに、従来の金型構造では、温度変化が
発生し、上型と下型の変形が現れるが、本考案では、こ
れが原因で生ずる上型と下型とのピッチ狂いを防止し、
高精度な抜き加工を行うことができる。
【0029】よって、従来抜き寸法の内でも、例えばリ
ードフレームの抜きなどでもしばしば要求される、板厚
より細い巾のリード形状の抜きで問題になっていたリー
ドのネジレと、横・縦方向の動きを小さくすることがで
きるなどの効果を有するものである。
【0030】
【考案の効果】以上説明したように、本考案に係る順送
り金型構造によれば、小さな押圧力でもソリなどのない
平坦状態を保ってプレス抜き材料の加工を行うことがで
きる。よって、リードフレームなどの薄物部材をも簡易
かつ高精度に抜き加工することが可能となり、近年増加
している電子部品などの薄物部材を効率よく作製するの
に好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る順送り金型構造を示す説明用側面
図である。
【図2】図1に示したストリッパープレートの一例を示
す平面図。
【図3】従来の順送り金型を示す説明用側面図。
【図4】図3に示したストリッパープレートの一例を示
す平面図。
【符号の説明】
10 上型 14 ストリッパーホルダー 15 ストリッパープレート 16 下型 19 ダイプレート 20 スプリング押圧機構

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下型上に載置されるプレス抜き材料に対
    し、上型を下降・押圧して上型側のストリッパーホルダ
    ーに取付けられたストッパープレートにおける各抜きス
    テージの抜き加工を行った後、上型を上昇・開放してプ
    レス抜き材料を所定ピッチ順送りし、順次各抜きステー
    ジの抜き加工を施して完成品を得る順送り金型におい
    て、 ストリッパープレートは、各抜きステージ毎に細分化し
    て分割された単体のストリッパープレートとし、ストリ
    ッパーホルダーは、単体のストリッパープレートに対応
    させて分割された単体のストリッパーホルダーとして細
    分化するとともに、これら単体のストリッパープレート
    を対応する単体のストリッパーホルダーにそれぞれ添着
    して各抜きステージ毎の分割金型を形成し、各分割金型
    は一般金型用打ち抜きプレスによる上型の上下動に伴っ
    て上下し、各別のスプリング押圧機構の接続棒とスプリ
    ング圧により独立的にプレス抜き材料の抜き 加工を行う
    ことを特徴とする順送り金型構造。
JP3069392U 1992-04-10 1992-04-10 順送り金型構造 Expired - Lifetime JPH0751279Y2 (ja)

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JP3069392U JPH0751279Y2 (ja) 1992-04-10 1992-04-10 順送り金型構造

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JPH0621900U JPH0621900U (ja) 1994-03-22
JPH0751279Y2 true JPH0751279Y2 (ja) 1995-11-22

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