JP2572343B2 - 半導体装置用リードフレームの製造方法及びこれに用いるプレス成形装置 - Google Patents

半導体装置用リードフレームの製造方法及びこれに用いるプレス成形装置

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JP2572343B2
JP2572343B2 JP5209935A JP20993593A JP2572343B2 JP 2572343 B2 JP2572343 B2 JP 2572343B2 JP 5209935 A JP5209935 A JP 5209935A JP 20993593 A JP20993593 A JP 20993593A JP 2572343 B2 JP2572343 B2 JP 2572343B2
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press forming
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俊二 宮森
典永 渡辺
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Goto Seisakusho KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置に用いるリ
ードフレームの製造方法及びこれに用いるプレス成形装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体装置用のリードフレームをプレス
成形により製作する場合には、長尺の金属製帯板素材を
プレス成形装置に通して、長手方向に複数の同一パター
ンのリード群を打ち抜いていく。近年、半導体チップの
集積度は著しく高まっており、これに伴い、半導体チッ
プの多ピン化に対応してこれと電気的導通をとるための
リード群も増大し、かつ密集化している。しかして、こ
のようなリードフレームを一度のプレスにより一時に打
ち抜くことはできないので、打ち抜きパターンを複数に
分割し、これに対応する複数の型(この数はときとして
十数個に及ぶ)を製作し、これらの型を順次用いて複数
回の打ち抜きを行って、一組のリード群を形成してい
る。この場合、プレス成形装置には、複数の打ち抜き型
が帯板素材の送り方向に一列に並んで装着され、帯板素
材をその長手方向に一区画ずつ送りながら、次々に異な
った型により打ち抜きを行い、一区画が全ての型を通過
したときに一組のリード群が完成するようになってい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の方法による
場合には、精密なプレス成形用の型を多数必要とする。
このような型は高価であり、リードフレームの製作コス
トに大きく影響する。従って、本発明は、可及的に少数
の型を用いてリードフレームをプレス成形する方法と、
これに用いる装置を提供することにより、型に要するコ
スト、ひいてはリードフレームの製作コストを削減する
ことを課題としている。
【課題を解決するための手段】本発明においては、上記
課題を解決するため、リードフレーム3におけるリード
2群を並び方向及びこれに直交する方向に夫々対称に四
つの区画に区切り、同位置の区画毎に、同一パターンを
形成する型31,32,33,34をプレス成形装置3
0に装着し、このプレス成形装置30に素材1を通し
て、最初に各リード2群の一区画3aを形成した後、再
びこの素材1を前回とは反対向きにプレス成形装置30
に通して各リード群の他の一区画3bを形成し、次にこ
の素材1を裏返しにした状態で、同様にしてプレス成形
装置30に2回通して残りの他の2区画3c,3dを形
成する方法を採用した。また、この方法を実施するた
め、長尺の金属製帯板素材1の長手方向に、複数の同一
パターンのリード2群を順次打ち抜いていくプレス成形
装置30に、パターンを素材1の送り方向及びこれに直
交する方向に夫々対称に四つに区切った区画3a,3
b,3c,3dに対応する形状の型31,32,33,
34を設けた。
【0005】
【作用】本発明の方法を適用するリードフレームにおけ
る各リード群のパターンは、前後左右対称形を成してい
る。そして、各リード群の1/4区画3a,3b,3
c,3dを形成することができる型31,32,33,
34を装着したプレス成形装置30を用い、これに素材
1を通すと、最初にリード群の一の区画3aが形成され
る。この素材1を再び前回とは反対向きにプレス成形装
置30に通せば、各リード群の他の一区画が形成され
る。次に、この素材を裏返した状態で先と同様にしてプ
レス成形装置30に反対方向に二度通して残り2区画を
形成して全リードが完成する。即ち、この場合、型3
1,32,33,34は、リード2群のパターンの1/
4の部分に対応するものである。従って、これらは、リ
ード2群のパターン全体に対応する型と比較すると、理
論上1/4のコストで製作することができる。素材を四
度にわたってプレス成形装置に通すことによる工程数の
増加を考慮しても、リードフレームの製造コストは削減
される。
【0006】
【実施例】図面を参照して本発明の一実施例を説明す
る。図1乃至図5は本発明に係る方法によってリードフ
レームをプレス成形する過程を示す金属製帯板素材の平
面図、図6はプレス成形装置の概略的正面図である。
【0007】図1乃至図5には、長尺の金属製帯板素材
1に、合計32本のリード2を有するリードフレーム3
を、プレス成形により打ち抜き成形する過程を示してあ
る。最終的に、素材1には、長手方向に同一のリードフ
レーム3(図4の右端)が多数形成される。リードフレ
ーム3のリード2群は、中心線X及びその直交線Yに対
して長手方向(左右)及びその直交方向(前後)に対称
に配置されている。
【0008】しかして、この実施例においては、図6に
示すプレス成形装置30に、素材1を1回通すことによ
り、図1の右端に位置する、リード2群の1/4に相当
する部分の第1区画3aを成形する。そして、その後、
これを反対側からプレス成形装置30に通すことによ
り、中心線Xと直交線Yとの交点に対称となる図2の右
端に位置する第2区画3bを成形する。次に、この素材
1を裏返した状態でプレス成形装置30に通すことによ
り、図3の右端に位置するリードフレームの第3区画3
cを成形する。その後、これを反対側からプレス成形装
置30に通すことにより、図4の右端に位置する第4区
画3dを成形する。最後に、プレス成形装置30の型3
1,32,33,34をアウターリード4及びアイラン
ド5を形成するための型(図示せず)に代えて、図5の
アウターリード4及びアイランド5を打ち抜き成形し、
リードフレーム3が完成する。
【0009】図6に示すように、この成形に用いるプレ
ス成形装置30は、基本的に4つの型31,32,3
3,34を備えており、素材1を矢線方向に間歇的に送
り出して、その長手方向に順次リード2を打ち抜き成形
していく。図1に示す素材1は、左端側から打ち抜き過
程a,b,c,d,eを有し、順次1回、2回、3回、
4回のパンチングを経ている。そして、図1において黒
く塗り潰した部分が、各型31,32,33,34によ
る打ち抜き部分である。過程eは、4回のパンチングを
経てプレス成形装置30を通過した状態である。即ち、
図1の素材1は、右端側からプレス成形装置30に送り
込まれたものであり、5回の送りと、4回のパンチング
を経た状態にある。
【0010】型31,32,33,34は、順次図1に
おける打ち抜き過程a,b,c,dの黒塗部分に対応す
る型形状を有する。これら4つの型31,32,33,
34により、リード2群の1/4の第1区画3aを形成
する。従って、プレス成形装置30を一度通過した状態
において、素材1には、図1の右端に位置する形状のも
のが長手方向に所定のピッチで多数形成される。
【0011】次いで、リードフレームの第1区画3aを
形成した素材1を先とは反対方向にプレス成形装置30
に送り込み、図2に示すように中心線Xと直交Y線との
交点に対称の第2区画3bを形成する。図2に示す素材
1は、左端側から打ち抜き過程f,g,h,i,jを有
し、順次1回、2回、3回、4回のパンチングを経てい
る。図2において黒く塗り潰した部分が、各型31,3
2,33,34による打ち抜き部分である。過程jは、
4回のパンチングを経てプレス成形装置30を通過し、
第3区画3bが形成された状態である。
【0012】さらに、この素材1を表裏反転させた状態
で、第1区画3aを形成したときと同様に型31,3
2,33,34により順次図3における打ち抜き過程
k,l,m,n,oを経て第3区画3cを形成する。従
って、プレス成形装置30を通過した状態において、素
材1には、図3の右端に位置する形状のものが長手方向
に所定のピッチで多数形成される。
【0013】次いで、第3区画3cを形成した素材1を
先とは反対方向にプレス成形装置30に送り込み、図4
に示すように第4区画3dを形成する。図4に示す素材
1は、左端側から打ち抜き過程p,q,r,s,tを有
し、順次4回のパンチングを経ている。そして、図4に
おいて黒く塗り潰した部分が、各型31,32,33,
34による打ち抜き部分である。
【0014】最後に、第4区画3dを形成した素材1
を、図5に示すようなアウターリード4及びアイランド
5を打ち抜き成形する型(図示せず)を装着したプレス
成形装置30に、先とは反対方向に通し、1回のパンチ
ングを経てアウターリード4及びアイランド5を形成
し、リードフレーム3が完成した状態となる。
【0015】なお、図1,図2において中心線X及びそ
の直交線Y上を打ち抜くパンチは、第3区画3c,第4
区画3dを形成する工程で再び同じ部分を打ち抜かない
ように、プレス成形装置30との間に可動スペーサを介
して取り付けられる。この可動スペーサは、パンチの上
部を受け入れてパンチを打ち降ろした状態で素材1まで
達しないようにする凹所を備えており、これを水平方向
に移動させることにより、パンチの打ち降ろしの高さ位
置を変更できるようなっている。
【0016】型31,32,33,34のパターンは、
リードフレーム3におけるリード2群のパターンの1/
4の区画3a,3b,3c,3dに対応するものであ
る。従って、この型31,32,33,34は、リード
2群のパターン全体に対応する型と比較すると、1/4
の大きさであり、理論上1/4のコストで製作すること
ができる。素材1を4度にわたってプレス成形装置30
に通すことによる工程数の増加を考慮しても、なおリー
ドフレーム3の製造コストは削減される。型の組み立
て、その保守点検も比較的容易であり、精度も出しやす
い。また、リードフレーム3を1/4ずつプレス成形す
るので、対称となる他側のスペースにプッシャボルトを
入れて素材の中央部を押さえることにより、リード2の
捩じれを極力小さくすることができる。また、プレス成
形装置30の型31,32,33,34による打ち抜き
でリードフレーム3に形成される抜きダレやバリが区画
によって互い違いになるが、リードフレームの素材の厚
みが僅かなためこれらは小さい。たとえこれが大きくて
も周知の化学的処理により容易に除去することができ、
実用上支障ない。なお、用いる型の数は、成形すべきリ
ードフレームのリードの数に応じて適宜変更することが
できる。さらに、アウターリード4及びアイランド5を
打ち抜き成形する型をプレス装置30に追加装着するこ
とにより、第4区画3dの最後の打ち抜き過程tにおい
て第4区画3dの成形工程と連続的に行うこともでき
る。
【0017】
【発明の効果】以上のように、本発明においては、リー
ドフレーム3におけるリード2群を並び方向及びこれに
直交する方向に夫々対称に四つの区画に区切り、同位置
の区画毎に、同一パターンを形成する型31,32,3
3,34をプレス成形装置30に装着し、このプレス成
形装置30に素材1を通して、最初に各リード2群の一
区画3aを形成した後、再びこの素材1を前回とは反対
向きにプレス成形装置30に通して各リード群の他の一
区画3bを形成し、次にこの素材1を裏返しにした状態
で、同様にしてプレス成形装置30に2回通して残りの
他の2区画3c,3dを形成する方法を採用し、またこ
の方法を実施するため、長尺の金属製帯板素材1の長手
方向に、複数の同一パターンのリード2群を順次打ち抜
いていくプレス成形装置30に、パターンを素材1の送
り方向及びこれに直交する方向に夫々対称に四つに区切
った区画3a,3b,3c,3dの一区画分のみに対応
する形状の型31,32,33,34を設けたため、理
論上1/4のコストで型を製作することができ、素材1
を4度にわたってプレス成形装置30に通すことによる
工程数の増加を考慮しても、なおリードフレームの製造
コストを大幅に削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る方法によってリードフレームに第
1区画をプレス成形する過程を示す金属製帯板素材の平
面図である。
【図2】本発明に係る方法によってリードフレームに第
2区画をプレス成形する過程を示す金属製帯板素材の平
面図である。
【図3】本発明に係る方法によってリードフレームに第
3区画をプレス成形する過程を示す金属製帯板素材の平
面図である。
【図4】本発明に係る方法によってリードフレームに第
4区画をプレス成形する過程を示す金属製帯板素材の平
面図である。
【図5】本発明に係る方法によってリードフレームに第
4区画をプレス成形する過程を示す金属製帯板素材の平
面図である。
【図6】本発明に係る方法に用いるプレス成形装置の概
略的正面図である。
【符号の説明】
1 金属製帯板素材 2 リード 3 リードフレーム 3a リードフレームの第1区画 3b リードフレームの第2区画 3c リードフレームの第3区画 3d リードフレームの第4区画 30 プレス成形装置 31 型 32 型 33 型 34 型

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長尺の金属製帯板素材をプレス成形装置
    に通して、長手方向に複数の同一パターンのリード群を
    打ち抜いていくリードフレームの製造方法において、 各リード群を並び方向及びこれに直交する方向に夫々対
    称に四つの区画に区切り、同位置の区画毎に、同一パタ
    ーンを形成する型を前記プレス成形装置に装着し、この
    プレス成形装置に前記素材を通して、最初に各リード群
    の一区画を形成した後、再びこの素材を前回とは反対向
    きに前記プレス成形装置に通して各リード群の他の一区
    画を形成し、次にこの素材を裏返しにした状態で、同様
    にしてプレス成形装置に2回通して残りの他の2区画を
    形成することを特徴とする半導体装置用リードフレーム
    の製造方法。
  2. 【請求項2】 長尺の金属製帯板素材の長手方向に、複
    数の同一パターンのリード群を順次打ち抜いていくプレ
    ス成形装置であって、前記パターンを素材の送り方向及
    びこれに直交する方向に夫々対称に四つに区切った区画
    の一区画分のみに対応する形状の型を備え、 前記素材に、最初に各リード群の一区画を形成した後、
    再びこの素材を前回とは逆向きに送って各リード群の他
    の一区画を形成し、次にこの素材を裏返しにした状態
    で、同様にして2回の送りにより残りの他の2区画を形
    成することを特徴とするプレス成形装置。
JP5209935A 1993-08-02 1993-08-02 半導体装置用リードフレームの製造方法及びこれに用いるプレス成形装置 Expired - Lifetime JP2572343B2 (ja)

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