JPH10280835A - シャッタ−ケ−ス - Google Patents

シャッタ−ケ−ス

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Publication number
JPH10280835A
JPH10280835A JP20732897A JP20732897A JPH10280835A JP H10280835 A JPH10280835 A JP H10280835A JP 20732897 A JP20732897 A JP 20732897A JP 20732897 A JP20732897 A JP 20732897A JP H10280835 A JPH10280835 A JP H10280835A
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JP
Japan
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case
plate
shutter
upper plate
lower plate
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Pending
Application number
JP20732897A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Kobayashi
博 小林
Noriaki Tokuyama
典昭 徳山
Mitsuhiro Yoshida
光宏 吉田
Naoya Tagata
尚哉 田形
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanwa Shutter Corp
Original Assignee
Sanwa Shutter Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】シャッタ−ケ−ス構成部材の接触部や溶接部に
おける腐食を可及的に防止すると共に、施工あるいはメ
インテナンス等が容易なシャッタ−ケ−スを提供するこ
とを目的とする。他の目的は、簡単な構成であり取付け
が容易なものでありながら、強度面において優れるシャ
ッタ−ケ−スを提供することにある。 【解決手段】躯体側より持ち出し状に突設した複数のリ
ブ状支承体8と、シャッタ−ケ−ス上面部を構成するケ
−ス上板5と、シャッタ−ケ−ス正面部および下面部を
構成するケ−ス下板6と、上板5および下板6から構成
されたケ−ス板4の長さ方向両端部に装着されるサイド
カバ−20とから構成され、上板5は支承体8によって
支持されていると共に、上板5の先端部には被係止部5
bが形成してあり、下板6の正面部上端部には係止部6
aを形成して上板5の被係止部5bに係止させると共
に、下板6の下面部端部を躯体側に装着した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はシャッタ−ケ−スに
係り、好ましくは軽量シャッタ−用ケ−スとして用いら
れるケ−スの構造に関するものである。
【0002】従来のシャッタ−ケ−スについて図15に
基づいて説明すると、ブラケット(図示せず)とケ−ス
アングルa、まぐさbを溶接することにより骨組み構成
し、該骨組みに対して上面板c、正面板d、下面板e
(あるいは正面板と下面板とが一体となったものf)を
タッピング螺子gで取り付けることでシャッタ−ケ−ス
を構成していた。また、それぞれのケ−ス板は通常は一
体ものではなく、長さ方向に分割した短いものを組み合
わせていた。
【0003】しかしながら、このような従来のシャッタ
−ケ−スにおいては、短いケ−ス板を長手方向に重ね合
わせて継ぎ、また上面板、正面板、下面板とケ−スアン
グル、まぐさとの重合部をそれぞれタッピング螺子で止
着するものであるため、修理・点検時にケ−ス板を外
した場合にはケ−スアングルやケ−スまぐさが残ってし
まうので邪魔であり、また、従来の一体型のケ−スで
は、壁面に接触している部分は壁仕上げで埋め込まれて
いて取外せない場合も多い、取付時の孔加工部より雨
水が入り腐食してしまう、ケ−スつなぎ部に隙間が生
じてしまい意匠上外観を損ねる、ケ−スつなぎ部より
雨水が入りケ−スが腐食する(特にケ−ス下面部は最も
低位置にあるので雨水が集まり易く、ケ−スまぐさとケ
−ス板の隙間に雨水が入り込んでケ−ス下面部が腐食し
てしまう)、骨組みの溶接部が腐食してしまう、ケ
−スつなぎ部が多いと共に、ケ−スを仮止めできないた
め、取付けに熟練を要する、水平方向に延出するケ−
スアングルに負担がかかり、ケ−スの中間部位が撓んで
しまったり、螺子止部においてケ−スが変形してしまう
等の問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
従来のシャッタ−ケ−スを踏まえた上で、全く新しい着
想に基づいて創案されたものであって、シャッタ−ケ−
ス構成部材の接触部や溶接部における腐食を可及的に防
止すると共に、施工あるいはメインテナンス等が容易な
シャッタ−ケ−スを提供することを目的とするものであ
る。本発明の他の目的は、簡単な構成であり取付けが容
易なものでありながら、強度面において優れるシャッタ
−ケ−スを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明が採用した技術手段は、ブラケットによって両
端を支持させた巻取シャフトを内装するシャッタ−ケ−
スであって、該シャッタ−ケ−スは、シャッタ−ケ−ス
の長さ方向に所望間隔を存して躯体側より持ち出し状に
突設した複数のリブ状支承体と、シャッタ−ケ−ス上面
部を構成する長尺状のケ−ス上板と、シャッタ−ケ−ス
正面部および下面部を構成する長尺状のケ−ス下板と、
上板および下板から構成されたケ−ス板の長さ方向両端
部に装着されるサイドカバ−とから構成され、該上板は
該支承体によって支持されていると共に、該上板の先端
部には被係止部が形成してあり、該下板の正面部上端部
には係止部を形成して上板の被係止部に係止させると共
に、該下板の下面部端部を躯体側に装着したことを特徴
とするものである。
【0006】好ましくは、前記支承体の突出端部が上板
と下板との係止部位に近接して臨むことで係止解除を規
制するようにするのがよい。こうすることで、上板と下
板とを螺子等を用いず単に係止させるものでありなが
ら、係止が解除されることがなく、また支承体が二つの
機能を兼用するため、部品点数の減少にも貢献する。
【0007】ブラケットは躯体に装着されたブラケット
取付金具に支持させるのがよく、また、ブラケット取付
金具の下方部には躯体側より持ち出し状の支承部を形成
し、下板の下面部端部の長さ方向両端部を該支承部に支
持させるのがよい。また、下板下面部端部を折曲形成す
ることでまぐさ部を一体形成すれば、別途まぐさ部を溶
接等する必要がない。
【0008】好ましくは、支承体の下側を凹部状に形成
することで、巻取シャフトに巻回されたシャッタ−カ−
テンを凹部に受け入れるようにするのがよい。また、支
承体の上側を複数の面部から構成し、支承体に強度を持
たせると共に、上板を載置する際の位置決めを容易にす
るのがよい。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づ
いて説明する。図1はシャッタ−装置の分解斜視図であ
って、シャッタ−装置は、開口部左右に取付曲物1aを
介して立設されるガイドレ−ル1と、吊元3aを介して
巻取シャフト2より吊持されるシャッタ−カ−テン3
と、巻取シャフト2および開口部閉鎖時に巻取シャフト
2に巻回されるシャッタ−カ−テン3を収容するシャッ
タ−ケ−ス4とからなる。巻取シャフト2にはリモコン
内蔵の開閉機が設けてあり、一方、外まぐさ23とシャ
ッタ−カ−テン3の隙間の上方でかつ開閉機に近接させ
てアンテナ24が配設してあり、屋内壁面に設置された
リモコン送信機、あるいは屋外の鍵付樹脂ケ−スに内装
されたリモコン送信機によってシャッタ−が電動開閉さ
れる。
【0010】シャッタ−ケ−ス4の本体は長尺状の一枚
の上板5と長尺状の一枚の下板6とからなり、上板5は
シャッタ−ケ−ス4の上面部を、下板6はシャッタ−ケ
−スの正面部、下面部を構成している。図2(a)は上
板5の側面図であって、上板5の一端側の長辺を折曲し
て躯体側への装着部5aが形成してあり、上板5は装着
部5aを介して躯体側へ螺子26によって装着される。
上板5は該躯体への装着部5aより他端側に向かって緩
やかな傾斜面を形成しており、他端を折り返し折曲する
ことで側面視レ字状の被係止部5bが形成されている。
上板5の形状についてより詳しく説明するならば、装着
部5aより前方に向かって緩やかな傾斜面を形成しなが
ら延出し、延出方向の中間部位より傾斜面の勾配が若干
きつくなり、さらに延出端部を下方に向かって湾曲さ
せ、下方に向かって鉛直状に臨む延出端部の先端を後方
に向かって斜め上方に折り返して被係止部5bが形成し
てある。
【0011】躯体側にはシャッタ−ケ−ス4の長さ方向
にわたって長尺状のケ−ス受材7が装着してあり、ケ−
ス受材7には、長さ方向に所望間隔を存して複数のリブ
状支承体8が設けてある。図3に示すようにケ−ス受材
7は躯体側への装着辺7aと、上板5の基端側の支承辺
7bと、リブ状支承体8の装着辺7cとから断面視略コ
字形状を有しており、装着辺7cには長さ方向に所定間
隔を存して支承体8を取り付ける螺子孔7dが穿設して
ある。図3(b)のものでは、支承辺7bには長さ方向
に所定間隔を存して長孔状の角孔7eが形成してある。
【0012】支承体8はシャッタ−ケ−ス4の前後方向
に延出するリブ状部材であり、躯体側より持ち出し状に
突設されている。支承体8の上側の断面形状は上板5の
断面形状に対応する形状を有しており、上板5を前後方
向の幅全体にわたって下方から支承するようにしてい
る。また、上板5を良好に載置するには、支承体8の上
側はある程度の幅を有する面部であることが望ましい。
実施の形態のものでは、シャッタ−ケ−スの上板5を支
承する支承体8の上側は躯体側より略水平状に延出する
水平面8fと、水平面8fの先端を折れ点8gとして斜
め下方に向かって延出する傾斜面8hとから側面視略へ
字状に形成されている。支承体8の下側は凹部8aに形
成されており、巻取シャフト2に巻回されるシャッタ−
カ−テン3の巻形に沿った形状となっている。実施の形
態のものでは、複数の直線部から凹部8aを形成してい
るが、湾曲線から凹部を形成してもよい。
【0013】支承体8の後端側には水平辺と垂直辺とか
ら断面視L状に形成された装着部8bが設けてあり、装
着部8bの垂直辺には螺子孔8cが穿設されており、ケ
−ス受材7の装着辺7cに螺子によって装着するように
なっている。図4(b)のものは図3(b)のケ−ス受
材7に対応するものであって、断面視L形状の装着部8
bの水平辺の端部を下方に折曲して係止辺8dが形成し
てあり、係止辺8dを角孔7eに係止させると共に、螺
子によって左右のズレ止めをするようになっている。こ
のものでは、支承体8をケ−ス受材7に係止させた状態
で螺子止めすればよいので、施工が楽である。図5は、
さらに他の実施形態に係る支承体8を示しており、図4
のものが断面視L形状であるのに対して、図5のものは
断面視コ字形状となっていると共に、先端部8eの形状
が異なっている。また、図5の断面コ字状のリブからな
る支承体8は、リブの高さを低くできるので、全体の納
まりを小さくすることができる。
【0014】図6(a)、(b)は、それぞれ躯体に対
する支承体8および上板5の装着を示している。また、
納まり上、上板5を躯体側に固定できない場合には、図
6(c)に示すように、上板5を支承体8上に螺子26
によって固定する。あるいは螺子によらず接着テ−プ等
を用いて固定してもよい。このように、リブ状支承体8
でシャッタ−カ−テン4の上板5を支承するようにし、
躯体側より前方に向かって延出する複数の支承体8が上
板5に作用する重量を負担するようにしたので、ケ−ス
アングル等の骨組みが不要となり、施工が簡易化され
る。
【0015】図2(b)は下板6の側面図であって、下
板6は後方に向かって緩やかに傾斜上に延出する正面部
と、正面部の下方部位よりより鋭角状に傾斜して後退す
ると共に、さらに水平状に延出してなる下面部とからな
る。もっとも、下板6の形状はこのものに限定されるも
のではなく、図15(b)のように正面部と下面部とが
一体となっていてもよい。正面部の上端部位は凹部状に
折曲形成され、その上端は前方に向かって斜め下方に延
出されており、側面視レ字状の係止部6aを構成してい
る。そして、下板6の係止部6aを上板5の被係止部5
bに係止させることで、上板5に下板6をひっかけて吊
るせるようになっている。下板6の下面部の端部は段部
状に折曲形成することでまぐさ部6bを構成しており、
別途まぐさを溶接することがないようになっている。下
板6は係止部位を回動支点として上板5に対し回動自在
であり(図6(e)参照)、下板6を上板5より吊持さ
れた状態から回動させて、下板6の下面部の端部の左右
方向両端部を躯体側より持ち出して設けた支承部19に
載置し、タッピング螺子で止着することでシャッタ−ケ
−ス4を形成する。
【0016】このように、下板6を上板5に係止して、
下板6を上板5にひっかけた状態で上方に回動させ、そ
の下面部端部を支承部19に載設し、この状態で螺子で
止着すればよいので、施工性が良く、熟練を要せずケ−
スの取付ができる。上板5の被係止部5bと下板6の係
止部6aは、斜め上方に延出していると共に、支承体8
の先端部8eはかかる係止部位の上方に近接して臨んで
いるので、シャッタ−ケ−スを設置した後において、不
意に上板5や下板6に力が加わっても、係止部位が支承
体8の先端部8eに当接することで係止が解除されるこ
とがないようになっている。
【0017】支承体8の先端部8eは係止部位の解除を
規制するが、係止部位を回動支点とする下板6の回動を
妨げるものではなく、下板6の下面部の端部を自由にす
れば、下板6は係止部位を支点として回動できるのでシ
ャッタ−の点検、修理等のメインテナンスを容易に行う
ことができる。また、下板6は上板5にひっかけたまま
で長さ方向にスライドさせることができるので、このこ
ともまたメインテナンスにおいては有利である。下板6
と上板5とは、端部同士を単に係合するだけで取り付け
てあるので、螺子孔加工が不要であり、取付が容易なだ
けでなく、従来螺子止め部位において発生していた腐食
が防止されると共に、螺子止め部位におけるケ−スの変
形もない。
【0018】巻取シャフト2を両側から軸架支持する左
右のブラケット9はシャッタ−ケ−ス4と分離して別体
で形成されており、ブラケット9はブラケット取付金具
10を介して躯体に取り付けてある。ブラケット9は、
側面視において、後辺9aと、前辺9bと、後辺9aと
前辺9bとを連結する傾斜状の上下の側辺9c、9dと
を有するプレ−トからなり、後方から前方に向かって漸
次縮幅状に形成されている。ブラケット9の後辺9aを
面部に対して略直角に延出して取付金具10への装着辺
9eが形成されており、装着辺9eには上下方向に二つ
の係止孔9fが設けてある。また、上下の側辺9c、9
dには、外側に向かって傾斜状に延出するつば9gが形
成されている。
【0019】図7(a)に示すように、一側のブラケッ
ト9の上下方向中央部位かつ前方寄りには電線やクラッ
チワイヤ−等のワイヤ−11を挿通させる挿通孔12が
前後方向に二つ並んで設けてあり、該挿通孔12を連通
することで、二つの挿通孔12間をワイヤ−11が移動
できるようになっている。挿通孔12の上下に位置して
水平方向に延出する長孔13が設けてあり、巻取シャフ
ト2の一端側のバランス調整器14に設けたボルトとナ
ットからなる突起部15aを前後方向にスライド可能に
受け入れるようになっている。図7(b)に示すように
他側のブラケット9も基本的な形状、構成は同様である
が、挿通孔12が無いと共に、水平方向の長孔13が前
後方向に並設されている点において異なる。これは巻取
シャフト2の他端側の設けた断面視U形状の軸受け16
に設けた突起部15bを前後方向にスライド可能に受け
入れるためである。
【0020】巻取シャフト2はブラケット9に対して長
孔13を介して前後方向にスライド可能となっており、
ブラケット9の前辺9bは前方に向かって凸状に形成さ
れているので、巻取シャフト2が後側に位置する時には
ブラケット9内に隠れるようになっている。すなわち、
ブラケット9をシャッタ−ケ−ス4と別体とすることで
小さくすることで予めブラケット9と巻取シャフト2と
を工場で組み立てて搬出することができるものでありな
がら、運搬時には巻取シャフト2が側面視においてブラ
ッケト9の周縁より突出することがないようになってい
る。
【0021】したがって、ブラケット9と巻取シャフト
2を予め工場で組立てて、搬出することができるので、
特に電動シャッタ−の場合には電線やクラッチワイヤ−
等のワイヤ−11の煩雑な処理を現場で行う必要がな
く、施工が楽である。また、ブラケット9とシャッタ−
ケ−ス4とを別体としたので、ブラケットを小型化でき
ると共に、ケ−ス形状にブラケットの形状を合わせる必
要がない。尚、図7、図11、図12では巻取シャフト
2がブラケット9に対して前後方向にスライド可能なも
のを示したが、もちろん、巻取シャフト2はブラケット
に対して前後にスライドできなくてもよく、そのような
ブラケットについては図13に開示されている。図13
のブラケットは上下対象であり、左右兼用となってい
る。
【0022】ブラケット取付金具10の細片状の本体1
0aの上端部位には段部10bが形成してあり、ブラケ
ット取付金具10を螺子によって躯体に取り付けた後
に、上部段部10bにケ−ス受材7の装着辺7aを差し
込んで取り付けるようになっている。本体10aには上
下方向に係止片10cが二つ設けてあり、ブラケット9
の装着片9eに設けた係止孔9fに係止片10cを係止
するようになっている。したがって、ブラケット9を先
ず取付金具10に係止させた状態で、ブラケット9と取
付金具10とを螺子止めすればよいのでブラケット9の
装着が容易である。取付金具10の本体10aの下端部
位に設けたプレ−ト17には漏斗状のガイド部18が溶
接されている。また、プレ−ト17の下端部位には下板
6の下面部の端部の支承部19が設けてある。
【0023】サイドカバ−20は側面視において、上板
5と下板6とからなるシャッタ−ケ−ス4の形状に沿っ
た形状となっており、シャッタ−ケ−ス4の長さ方向両
側に正面側から装着するようになっている。サイドカバ
−20は面部20aと面部20aの周縁を構成する上
辺、前辺、下辺を面部20aに対して略垂直状に延出形
成してなる側部とからなり、側部は上部20bと正面部
20cと下部20dとからなり、面部20aの後方側は
開口状となっているが、側部の正面20c、下部20d
が外せるように構成すると良い。面部20aの内面には
開口部20eより前方に向かって漸次離間するように傾
斜状に延出する二つの係入受部20fが形成してあり、
係入受部20fを介してサイドカバ−20をブラケット
9のつば9gに対して差し込むようになっている。
【0024】上板5と下板6とから構成されるシャッタ
−ケ−ス4およびブラケット9のつば9gは側面視にお
いてテ−パ状となっているので、サイドカバ−20を正
面から容易に装着できるようになっている。また、元来
ケ−ス板は宙に浮いた状態なので、従来のように側方か
らサイドカバ−を嵌めることは面倒であったが、本発明
のように正面からサイドカバ−20を装着することで、
サイドカバ−20の装着が容易となる。もっとも、図1
4(a)に示すようにサイドカバ−20は側方から装着
するようにしたものであってもよい。また、図14
(b)はサイドカバ−20の側部の正面部20cと下部
20dを形成する部位をサイドカバ−20本体に対して
脱着自在としたものを示しており、このものでは、かか
る部位を取り外すだけで、サイドカバ−20全体を外す
ことなく、ケ−ス下板6を外すことができるので、メイ
ンテナンス等において有利である。
【0025】ブラケット9の所定部位にはサイドカバ−
の留め金具21が設けてあり、サイドカバ−20の面部
20aより螺子を留め金具21に固定することでサイド
カバ−20の抜け止めをするようになっている。図中符
号22は、サイドカバ−キャップであり、サイドカバ−
キャップ22には螺子孔22aが穿設されており、キャ
ップ部で螺子22bを使用することで、化粧螺子が意匠
上目立たないようにしている。尚、図中23は躯体側に
装着される長尺状の外まぐさである。
【0026】図1、図6、図13において、符号24は
シャッタ−開閉駆動用のアンテナであって、アンテナ2
4は好適には支承体8の側部に取り付けられており、ア
ンテナ位置が、屋内外からの電波が届くのに好適であ
る。図14(c)、(d)はシャッタ−ケ−スの梱包に
ついて示す図であって、上板5と下板6とを重合させて
端部および中間部位を段ボ−ル25で上板5、下板6の
断面形状に合わせて梱包するようにしている。すなわ
ち、シャッタ−ケ−スを上下に分割した上板5と下板6
とから形成し、かつ、上板5、下板6の上下端縁間の直
線距離の寸法が上板5と下板6とで略等しくなるように
分割したので、両者を良好に重ね合わせることができ、
コンパクトに梱包できると共に、重合した板が強度を確
保するので搬送時等において上板5、あるいは下板6が
折れ曲がることがないようになっている。
【0027】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成したことを
特徴とするので以下のような有利な効果を奏する。 (1)支承体がシャッタ−ケ−スにかかる荷重を負担す
るため、ケ−スアングル等の骨組みを無くすことができ
る。したがって、ケ−スアングルを用いないものである
ので、従来ケ−スアングル部位において発生していた腐
食が防止され、また、点検・修理等のメインテナンスが
容易である。しかも、シャッタ−ケ−スの強度をアップ
させたい場合や上板を長尺状に一枚板で形成したい場合
には、支承体の数を増やすことで容易に対応できるので
融通性がある。 (2)シャッタ−ケ−ス本体を構成する上板と下板とを
螺子やアングル材を一切用いずに連結することができ、
螺子止めやアングル材使用に起因する不具合が解消され
る。ケ−ス組立時には、上板に係止させた下板を係止部
位を支点として回動させ、下面部端部を躯体側に装着す
ればよいので施工が楽である。このものでは下板を外す
とケ−スアングルのようなものが全く残らないのでシャ
ッタ−本体が完全に露出し、修理・点検を容易に行うこ
とができる。また、ケ−スまぐさがなく、下板のみなの
で、従来のようにケ−スまぐさとケ−ス板の隙間に水が
溜って錆びるようなことがない。 (3)巻取シャフトを軸架するブラケットをシャッタ−
ケ−スとは分離して別体で形成たので、シャッタ−ケ−
スの形状に合わせたブラケットを用意する必要がないと
共に、ブラケットがシャッタ−ケ−スの構成部材と接触
することがないため、かかる接触部における腐食も解消
される。また、シャッタ−の荷重はシャッタ−ケ−スと
分離して躯体側に装着したブラケットが負担するので、
シャッタ−ケ−スが荷重で歪むことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】シャッタ−装置の分解斜視図である。
【図2】(a)シャッタ−ケ−スを構成する上板の側面
図である。 (b)シャッタ−ケ−スを構成する下板の側面図であ
る。
【図3】(a)ケ−ス受材を示す側面図および正面図で
ある。 (b)他の実施の形態に係るケ−ス受材を示す側面図お
よび正面図である。
【図4】(a)リブ状支承体を示す図である。 (b)他の実施の形態に係るリブ状支承体を示す図であ
る。
【図5】他の実施の形態に係るリブ支承体を示す図であ
る。
【図6】(a)リブ支承体の取付けを示す斜視図であ
る。 (b)上板の取付けを示す斜視図である。 (c)上板の取付けの他の実施の形態を示す側面図であ
る。 (d)リブ支承体、上板、下板の装着の関係を示す斜視
図である。 (e)上板と下板との装着を示す側面図である。
【図7】(a)一側のブラケットを示す図である。 (b)他側のブラケットを示す図である。
【図8】ブラケット取付金具を示す図である。
【図9】サイドカバ−を示す図であって、(a)は外側
側面図、(b)は正面図、(c)は内側側面図、(d)
は後面図である。
【図10】サイドカバ−キャップを示す図であって、
(a)は正面図、(b)は断面図、(c)は裏面図であ
る。
【図11】シャッタ−ケ−スの内観を示す概略正面図で
ある。
【図12】(a)図11における左側面図である。 (b)図11における右側面の内観を示す図である。
【図13】(a)他の実施の形態に係るシャッタ−ケ−
スの内観を示す概略正面図である。 (b)図13(a)における左側面の内観を示す図であ
る。 (c)図13(a)における右側面である。
【図14】(a)、(b)は他の実施の形態に係るサイ
ドカバ−の斜視図である。(c)は上板と下板を重合さ
せた状態を示す断面図、(d)はシャッタ−ケ−スを構
成する上板、下板の梱包状態を示す斜視図である。
【図15】(a)、(b)はそれぞれ従来のシャッタ−
ケ−スを示す概略側面図である。
【符号の説明】
3 シャッタ−カ−テン 4 シャッタ−ケ−ス 5 上板 6 下板 8 リブ状支承体 20 サイドカバ−
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田形 尚哉 東京都新宿区西新宿2丁目1番1号 三和 シヤッタ−工業株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ブラケットによって両端を支持させた巻取
    シャフトを内装するシャッタ−ケ−スであって、該シャ
    ッタ−ケ−スは、シャッタ−ケ−スの長さ方向に所望間
    隔を存して躯体側より持ち出し状に突設した複数のリブ
    状支承体と、シャッタ−ケ−ス上面部を構成する長尺状
    のケ−ス上板と、シャッタ−ケ−ス正面部および下面部
    を構成する長尺状のケ−ス下板と、上板および下板から
    構成されたケ−ス板の長さ方向両端部に装着されるサイ
    ドカバ−とから構成され、該上板は該支承体によって支
    持されていると共に、該上板の先端部には被係止部が形
    成してあり、該下板の正面部上端部には係止部を形成し
    て上板の被係止部に係止させると共に、該下板の下面部
    端部を躯体側に装着したことを特徴とするシャッタ−ケ
    −ス。
JP20732897A 1997-02-04 1997-07-16 シャッタ−ケ−ス Pending JPH10280835A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009185576A (ja) * 2008-02-08 2009-08-20 Okamura Corp シャッター扉付き筐体

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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