JP7049135B2 - 建築用ルーバーパネルの取り付け構造 - Google Patents

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本発明は、外壁や内壁、天井等へ遮蔽等のために取付けられる建築用ルーバーパネルの取付構造に関するものである。
従来、建物躯体に室内の採光、通風、雨よけ、目隠しや遮光性、遮蔽性、デザイン性等を高めるためにルーバーパネルを取付けることが行われている。例えば、特許文献1には、壁部の屋外側の面に長手方向両端部が横桟支持手段を介して固定され、互いに間隔をおいて平行に位置する左右方向長手状の複数の横桟と、複数の横桟に固定され、壁部の開口部を覆う格子状のパネルが開示されている。
特開2010-144465号公報
しかし、上記したような格子状のパネルでは、複数の長尺の横桟がパネルとパネルとの間から視認できるため、デザイン性等に問題があった。
そこで、本発明は、建物躯体へ遮蔽等のために取付けることができ、かつ、デザイン性も備えた建築用ルーバーパネルの取付構造を提供することを課題とする。
本発明は、上記した課題を解決するためになされたものであり、以下を特徴とする。 請求項1に記載の発明は、建物躯体に複数の長尺のルーバーパネルを垂直または水平に配置し、左右または上下に間隔をおいて列設した建築用ルーバーパネルの取付構造において、前記ルーバーパネルは、建物躯体に固定される第1のルーバーパネルと、前記第1のルーバーパネルに接続される第2のルーバーパネルとからなり、前記建物躯体と前記ルーバーパネルの一端を固定する固定金具と、を備え、短尺に形成され外方から視認できない前記固定金具は、前記建物躯体に固定される躯体固定片と前記躯体固定片の一方の端部または両端部から前記ルーバーパネル側に屈曲する少なくとも1の連結片と前記連結片から外方に屈曲するルーバーパネル固定片が一体に形成され、前記固定金具は前記ルーバーパネルの裏面に垂直または水平に配置し、前記連結片によって設けられた空間を介して左右または上下に間隔をおいて前記建物躯体に固定されていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明の特徴点に加え、前記固定金具は、前記建物躯体と前記ルーバーパネルの端部に固定する端部固定金具または前記建物躯体と前記ルーバーパネル間に固定する目地部固定金具とからなることを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項1または2記載の発明の特徴点に加え、前記躯体固定片は、前記建物躯体と固定する1以上の長孔が設けられていることを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項1~3のいずれか1項に記載の発明の特徴点に加え、前記ルーバーパネル固定片は、1以上の外方に開口したU字状の切欠き孔が設けられていることを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項4に記載の発明の特徴点に加え、前記切欠き孔は、外方の開口側が大きく、外方より内方に入った溝側が小さい孔であることを特徴とする。
請求項1に記載の発明は上記の通りであり、建物躯体に複数の長尺のルーバーパネルを垂直または水平に配置し、左右または上下に間隔をおいて列設した建築用ルーバーパネルの取付構造において、ルーバーパネルは、建物躯体に固定される第1のルーバーパネルと、第1のルーバーパネルに接続される第2のルーバーパネルとからなり、建物躯体とルーバーパネルの一端を固定する固定金具と、を備えているため、様々な構成の建物躯体に対し、同部材の長尺のルーバーパネルを垂直または水平に取付けられるので利便性がある。また、ルーバーパネルの一端を固定する片持ち固定式のため、両端を固定する構造と比較して部品数や製造コストの増加を抑えることができる。また、片持ち固定式であるので、固定位置の制約が少なく、様々な現場に対応し易い。また、短尺に形成され外方から視認できない固定金具は、建物躯体に固定される躯体固定片と躯体固定片の一方の端部または両端部からルーバーパネル側に屈曲する少なくとも1の連結片と連結片から外方に屈曲するルーバーパネル固定片が一体に形成され、固定金具はルーバーパネルの裏面に垂直または水平に配置し、連結片によって設けられた空間を介して左右または上下に間隔をおいて建物躯体に固定されているため、ルーバーパネルに固定金具が隠れ、外方からは視認し辛く意匠性が良い。
請求項2に記載の発明は上記の通りであり、固定金具は、建物躯体とルーバーパネルの端部に固定する端部固定金具または建物躯体とルーバーパネル間に固定する目地部固定金具とからなるため、端部および目地部(ジョイント部)のみの固定だけで長尺のルーバーパネルを取付けられるので、作業性が良い。
また、請求項1に記載の発明は上記の通りであり、端部固定金具は、建物躯体に固定される躯体固定片と躯体固定片の端部からルーバーパネル側に屈曲する連結片と連結片から外方に屈曲するルーバーパネル固定片とで断面Z字状に形成されているため、連結片により建物躯体とルーバーパネルとの間に空間が設けられるので、凹凸等がある建物躯体でも連結片による空間で凹凸等に対応でき、様々な現場に対応し易い。また、ボルトおよびネジ等の止め具の突出部も連結片による空間に収められるため、様々な現場でもルーバーパネルがスムーズに取付けられ、作業性が良い。
また、請求項1に記載の発明は上記の通りであり、目地部固定金具は、建物躯体に固定される躯体固定片と躯体固定片の両端部からルーバーパネル側に屈曲する対の連結片と対の連結片から外方に屈曲する対のルーバーパネル固定片とで断面ハット状に形成されているため、連結片により建物躯体とルーバーパネルとの間に空間が設けられるので、凹凸等がある建物躯体でも連結片による空間で凹凸等に対応でき、様々な現場に対応し易い。また、ボルトおよびネジ等の止め具の突出部も連結片による空間に収められるため、様々な現場でもルーバーパネルがスムーズに取付けられ、作業性が良い。
請求項3に記載の発明は上記の通りであり、躯体固定片は、建物躯体と固定する1以上の長孔が設けられているため、様々な条件の建物躯体に対して固定するボルト等を仮止めおよび位置決めができ、固定がし易い。
請求項4に記載の発明は上記の通りであり、ルーバーパネル固定片は、1以上の外方に開口したU字状の切欠き孔が設けられているため、作業性の悪い現場での作業でも仮止めおよび位置決めがし易く、作業性が良い。
請求項5に記載の発明は上記の通りであり、切欠き孔は、外方の開口側が大きく、外方より内方に入った溝側が小さい孔であるため、ルーバーパネルに対して固定するネジ等の種類(ネジ径)を問わず、同じ固定金具で対応できるため、利便性があり、かつ、複数の固定金具を製作しないため、コストが抑えられる。
また、請求項1に記載の発明は上記の通りであり、ルーバーパネルは、建物躯体に固定される第1のルーバーパネルと、第1のルーバーパネルに接続される第2のルーバーパネルとからなるため、より大きく張り出した形状の大型のルーバーパネルを構成することができる。このため、様々な現場に対応し易く、現場に合った意匠性の良い建築用ルーバーパネルの取付構造を提供することができる。
建築用ルーバーパネルの取付構造のルーバーパネルを垂直方向に取付けた状態を示す外観図である。 (a)図1のA方向から見た部分拡大図(図1の上方)、(b)図1のA方向から見た部分拡大図(図1の下方)、(c)図1のB方向から見た部分拡大図である(小口フタを取り外した状態)。 建築用ルーバーパネルの取付構造のルーバーパネルを水平方向に取付けた状態を示す外観図である。 (a)図3のC方向から見た部分拡大図(図3の左方)、(b)図3のC方向から見た部分拡大図(図3の右方)、(c)図3のD方向から見た部分拡大図である(小口フタを取り外した状態)。 建築用ルーバーパネルの取付構造の固定金具を示す(a)端部固定金具の正面図、(b)目地部固定金具の正面図である。 端部固定金具に係る(a)平面図、(b)図6(a)のA-A線断面図である。 目地部固定金具に係る(a)平面図、(b)図7(a)のA-A線断面図である。 ルーバーパネル固定片の切欠き孔に係る(a)図6、図7の部分拡大図、(b)変形例の部分拡大図である。 建築用ルーバーパネルの取付構造を示す分解斜視図である。 ルーバーパネルと固定金具の固定方法に係る(a)ネジ径が大きいネジを固定する図、(b)ネジ径が小さいネジを固定する図である。 ルーバーパネルの変形例1を示す図である。 ルーバーパネルの変形例2を示す分割ルーバーパネルの図である。
本発明の実施形態について、図を参照しつつ説明する。
本実施形態に係る建築用ルーバーパネルの取付構造10
は、図1、図3に示すように、壁や天井等の建物躯体33に複数の長尺のルーバーパネル11を垂直または水平に配置し、左右または上下に間隔をおいて列設するために、建物躯体33とルーバーパネル11との間を固定する短尺の固定金具20を備えたものである。この固定金具20は、図2、図4に示すように、ルーバーパネル11の裏面に固定された片持ち式固定になっている。なお、図1に示すように、建物躯体33の上下方向に開口部34があっても、開口部34がない構成と同様にルーバーパネル11の取付けができる。また、図3に示すように、建物躯体33の左右方向の開口部34においても、上述と同様にルーバーパネル11の取付けができる。
ルーバーパネル11は、図1に示すように、建物躯体33に対して長手方向が垂直に配置し、左右に間隔をおいて取付けられる。その際、図2(a)に示すように、建物躯体33の上下方向に開口部34を備える構成および、図2(b)に示すように、開口部34がない構成がある。すなわち、建物躯体33の構成に関わらず、長尺のルーバーパネル11を垂直方向に連続して取付けることで、上下方向の建物躯体33および開口部34が覆われ、遮蔽される。また、図2(c)に示すように、後述の下地材が短尺材からなる固定金具20がルーバーパネル11の裏面に固定されているため、外方からは視認し辛く意匠性が良い構成になっている。言い換えると、ルーバーパネル11のみが外方から視認できるため、ルーバーパネル11が看者に注視でき、ルーバーパネル11のデザイン性を損なわない構成になっている。
また、ルーバーパネル11は、図3に示すように、建物躯体33に対して長手方向が地面(符号なし)と水平に配置し、上下に間隔をおいて取付けられる。その際、図4(a)に示すように、建物躯体33の左右方向に開口部34を備える構成および、図4(b)に示すように、開口部34がない構成がある。すなわち、建物躯体33の構成に関わらず、長尺のルーバーパネル11を水平方向に連続して取付けることで、左右方向の建物躯体33および開口部34が覆われ、上記実施形態と同様に遮蔽される。また、図4(c)に示すように、後述の下地材が短尺材からなる固定金具20がルーバーパネル11の裏面に固定されているため、外方からは視認し辛く意匠性が良い構成になっている。言い換えると、ルーバーパネル11のみが外方から視認できるため、ルーバーパネル11が看者に注視でき、ルーバーパネル11のデザイン性を損なわない構成になっている。
固定金具20は、図2、図4に示すように、建物躯体33とルーバーパネル11との間を固定するための短尺の下地材である。本実施形態に係る固定金具20は、ルーバーパネル11の端部に固定される端部固定金具21とルーバーパネル11間をジョイントする目地部固定金具22とからなる。この固定金具20により、ルーバーパネル11の下地材が外方から視認し辛く、意匠性が向上する。
端部固定金具21は、建物躯体33とルーバーパネル11の端部とを固定するための下地材であり、図5(a)、図6(a)、図6(b)に示すように、建物躯体33に固定される躯体固定片23と躯体固定片23の端部からルーバーパネル11側に屈曲する連結片24と連結片24から外方に屈曲するルーバーパネル固定片25とで断面Z字状に形成されている。この連結片24により、建物躯体33とルーバーパネル11との間に空間Sが設けられるので、凹凸等がある建物躯体33およびボルト35やネジ36等の止め具の突出部も連結片24による空間Sに収めることができる。また、図6(a)に示すように、躯体固定片23には、建物躯体33と固定する後述の長孔26が1以上設けられ、ルーバーパネル固定片25には、ルーバーパネル11と固定する外方に開口する後述の切欠き孔27が形成されている。
目地部固定金具22は、建物躯体33とルーバーパネル11のジョイント部とを固定するための下地材であり、図5(b)、図7(a)、図7(b)に示すように、建物躯体33に固定される躯体固定片28と躯体固定片28の両端部からルーバーパネル11側に屈曲する対の連結片29と対の連結片29からそれぞれの外方に屈曲する対のルーバーパネル固定片30とで断面ハット状に形成されている。上記実施形態と同様に、この連結片29により、建物躯体33とルーバーパネル11との間に空間Sが設けられるので、凹凸等がある建物躯体33およびボルト35やネジ36等の止め具の突出部も連結片29による空間Sに収めることができる。また、図7(a)に示すように、躯体固定片28には、建物躯体33と固定する後述の長孔31が1以上設けられ、対のルーバーパネル固定片30には、ルーバーパネル11と固定するそれぞれが外方に開口する後述の切欠き孔32が形成されている。
長孔26、31および切欠き孔27、32は、図5~図7に示すように、建物躯体33とルーバーパネル11とを接続するためのボルト35およびネジ36を挿通するための孔である。具体的には、長孔26、31は、固定金具20の短尺方向に対して孔が広い楕円状を形成し、切欠き孔27、32は、固定金具20の長尺方向に対して溝が深く外方に開口したU字状を形成している。長孔26、31は、予め建物躯体33に打設してあるアンカーボルト等のボルト35を長孔26、31に挿通し、ナット(符号なし)等により締め込んで固定する。その際、左右または上下の一方向から仮締めをして取付けていき、長い孔により微調整を行い、位置が決まったらナット等を本締めすることができる。また、図8(a)、図9、図10(a)に示すように、切欠き孔27、32は、予めルーバーパネル11の本体内部の対の係合片14に引っ掛けてあるネジ36を切欠き孔27、32の開口側27a、32aから溝側27b、32bに挿通し、ナット(符号なし)等により締め込んで固定する。その際、上述の長孔26、31と同様に左右または上下の一方向から仮締めをして取付けていき、切欠き孔27、32により微調整を行い、位置が決まったらナット等を本締めすることができる。なお、切欠き孔27、32の形状は上記した実施形態のものに限らず、種々のものが考えられる。
例えば、図8(b)に示すように、切欠き孔27、32の溝を開口側27a、32aより溝側27b、32bの方を小さい孔にしても良い。この例では、図8(b)に示すように、切欠き孔27’、32’の開口側27a’、32a’と溝側27b’、32b’との孔の広さが相違している。具体的には、開口側27a’、32a’が大きく、溝側27b’、32b’が小さい孔になっているため、ルーバーパネル11と固定するためのネジの種類(ネジ径)および止め方によって孔の大小を選択することができ、様々なルーバーパネル11の取付けに対応し易くなっている。すなわち、図10(a)に示すように、ネジ径の大きいネジ径Mからなるネジ36の止め方および、図10(b)に示すように、ネジ径の小さいネジ径Rからなるネジ36の止め方であっても、同じ固定金具20を使用することができる。なお、図10(a)に示すネジ径Mの止め方は図8(b)に示す開口側27a’、32a’の大きい孔に止めるのが好ましく、図10(b)に示すネジ径Rの止め方は図8(b)に示す溝側27b’、32b’の小さい孔に止めるのが好ましい。なお、上述した実施形態は上記と同じ部材には同一の符号を付して重複する説明は省略する。
次に、図11に示すように、ルーバーパネル11は固定金具20が固定できる形状であれば良いため、様々な形状の化粧面が製作でき、意匠性が良い。具体的には、図11(a)~(e)に示すように、ルーバーパネル11の化粧面に様々な形状を施し、固定面にはネジ36のネジ径M、R等および止め方に対応できるようになっているため、様々な現場に対応し易く、現場に合った意匠性の良いルーバーパネル11が取付けられる。また、図12(a)~(g)に示すように、建物躯体33から張り出す方向にルーバーパネル11を分割しても良い。具体的には、図2(b)、図4(b)に示すように、一端が固定金具20を介して建物躯体33に固定され、他端が第2のルーバーパネル13に接続される第1のルーバーパネル12と、第1のルーバーパネル12に接続された第2のルーバーパネル13が建物躯体33から張り出した構成になっている。そして、図12(a)~(g)に示すように、この第2のルーバーパネル13を予め用意された形状の異なる複数種類の第2のルーバーパネル13から選択し、第1のルーバーパネル12と組み合わせるだけで様々なルーバーパネル11ができ、デザインにバリエーションのある大型ルーバーパネル11を低コストで製作できる。なお、本実施形態のルーバーパネル11は、第1のルーバーパネル12と第2のルーバーパネル13とから構成されているが、第3のルーバーパネル(図示なし)を第2のルーバーパネル13に接続して、さらに大きく張り出した大型ルーバーを構成することもできる。また、ルーバーパネル11の両端には小口を塞ぐ小口フタ(図示なし)を取付けても良い。
上記した建築用ルーバーパネルの取付構造10は、予め建物躯体33に打設してあるボルト35に固定金具20の躯体固定片23、28を固定し、予めルーバーパネル11の本体内部に引っ掛けてあるネジ36を固定されている固定金具20の位置まで移動させる。そして、ルーバーパネル固定片25、30にネジ36を固定する。以上で、取付けが完了する。
なお、固定金具20は、図1、図2に示すように、垂直方向への取付けの際は、上下に躯体固定片23、28とルーバー固定片25、30が連なるように固定をし、図3、図4に示すように、水平方向への取付けの際は、左右に躯体固定片23、28とルーバー固定片25、30が連なる方向で固定をすれば良い。また、図2(a)、図2(b)、図4(a)、図4(b)に示すように、端部固定金具21の切欠き孔27、27’は、開口側27a、27a’を外向きに取付けることが好ましいが、内向きでも取付けられ、様々な現場に対応し易い。
以上説明したように、本実施形態によれば、建物躯体33に複数の長尺のルーバーパネル11を垂直または水平に配置し、左右または上下に間隔をおいて列設した建築用ルーバーパネルの取付構造10において、建物躯体33とルーバーパネル11の一端を固定する固定金具20と、を備えているため、様々な構成の建物躯体33に対し、同部材の長尺のルーバーパネル11を垂直または水平に取付けられるので利便性がある。また、ルーバーパネル11の一端を固定する片持ち固定式のため、両端を固定する構造と比較して部品数や製造コストの増加を抑えることができる。また、片持ち固定式であるので、固定位置の制約が少なく、様々な現場に対応し易い。また、短尺に形成された固定金具20はルーバーパネル11の裏面に垂直または水平に配置し、左右または上下に間隔をおいて固定されているため、ルーバーパネル11に固定金具20が隠れ、外方からは視認し辛く意匠性が良い。
また、固定金具20は、建物躯体33とルーバーパネル11の端部に固定する端部固定金具21または建物躯体33とルーバーパネル11間に固定する目地部固定金具22とからなるため、端部および目地部(ジョイント部)のみの固定だけで長尺のルーバーパネル11を取付けられるので、作業性が良い。
また、端部固定金具21は、建物躯体33に固定される躯体固定片23と躯体固定片23の端部からルーバーパネル11側に屈曲する連結片24と連結片24から外方に屈曲するルーバーパネル固定片25とで断面Z字状に形成されているため、連結片24により建物躯体33とルーバーパネル11との間に空間Sが設けられるので、凹凸等がある建物躯体33でも連結片24による空間Sで凹凸等に対応でき、様々な現場に対応し易い。また、ボルト35およびネジ36等の止め具の突出部も連結片24による空間Sに収められるため、様々な現場でもルーバーパネル11がスムーズに取付けられ、作業性が
良い。
また、目地部固定金具22は、建物躯体33に固定される躯体固定片28と躯体固定片28の両端部からルーバーパネル11側に屈曲する対の連結片29と対の連結片29から外方に屈曲する対のルーバーパネル固定片30とで断面ハット状に形成されているため、連結片29により建物躯体33とルーバーパネル11との間に空間Sが設けられるので、凹凸等がある建物躯体33でも連結片29による空間Sで凹凸等に対応でき、様々な現場に対応し易い。また、ボルト35およびネジ36等の止め具の突出部も連結片29による空間Sに収められるため、様々な現場でもルーバーパネル11がスムーズに取付けられ、作業性が良い。
また、躯体固定片23、28は、建物躯体33と固定する1以上の長孔26、31が設けられているため、様々な条件の建物躯体33に対してボルト35等を仮止めおよび位置決めができ、固定がし易い。
また、ルーバーパネル固定片25、30は、1以上のU字状の切欠き孔27、27’、32、32’が設けられているため、作業性の悪い現場での作業でも仮止めおよび位置決めがし易く、作業性が良い。
また、切欠き孔27’、32’は、開口側27a’、32a’が大きく、溝側27b’、32b’が小さい孔であるため、ルーバーパネル11に対して固定するネジ36等の種類(ネジ径M、R)を問わず、同じ固定金具20で対応できるため、利便性があり、かつ、複数の固定金具20を製作しないため、コストが抑えられる。
また、ルーバーパネル11は、建物躯体33に固定される第1のルーバーパネル12と、第1のルーバーパネル12に接続される第2のルーバーパネル13とからなるため、より大きく張り出した形状の大型のルーバーパネル11を構成することができる。このため、様々な現場に対応し易く、現場に合った意匠性の良い建築用ルーバーパネルの取付構造10を提供することができる。
10 建築用ルーバーパネルの取付構造 11 ルーバーパネル 12 第1のルーバーパネル 13 第2のルーバーパネル 20 固定金具 21 端部固定金具 22 目地部固定金具 23、28 躯体固定片 24、29 連結片 25、30 ルーバーパネル固定片 26、31 長孔 27、27’、32、32’ 切欠き孔 27a、27a’、32a、32a’ 開口側 27b、27b’、32b、32b’ 溝側 33 建物躯体 34 開口部 35 ボルト 36 ネジ S 空間 M、R ネジ径

Claims (5)

  1. 建物躯体に複数の長尺のルーバーパネルを垂直または水平に配置し、左右または上下に間隔をおいて列設した建築用ルーバーパネルの取付構造において、前記ルーバーパネルは、建物躯体に固定される第1のルーバーパネルと、前記第1のルーバーパネルに接続される第2のルーバーパネルとからなり、 前記建物躯体と前記ルーバーパネルの一端を固定する固定金具と、 を備え、 短尺に形成され外方から視認できない前記固定金具は、前記建物躯体に固定される躯体固定片と前記躯体固定片の一方の端部または両端部から前記ルーバーパネル側に屈曲する少なくとも1の連結片と前記連結片から外方に屈曲するルーバーパネル固定片が一体に形成され、前記固定金具は前記ルーバーパネルの裏面に垂直または水平に配置し、前記連結片によって設けられた空間を介して左右または上下に間隔をおいて前記建物躯体に固定されていることを特徴とする、建築用ルーバーパネルの取付構造。
  2. 前記固定金具は、前記建物躯体と前記ルーバーパネルの端部に固定する端部固定金具または前記建物躯体と前記ルーバーパネル間に固定する目地部固定金具とからなることを特徴とする、請求項1に記載の建築用ルーバーパネルの取付構造。
  3. 前記躯体固定片は、前記建物躯体と固定する1以上の長孔が設けられていることを特徴とする、請求項1または2記載の建築用ルーバーパネルの取付構造。
  4. 前記ルーバーパネル固定片は、1以上の外方に開口したU字状の切欠き孔が設けられていることを特徴とする、請求項1~3のいずれか1項に記載の建築用ルーバーパネルの取付構造。
  5. 前記切欠き孔は、外方の開口側が大きく、外方より内方に入った溝側が小さい孔であることを特徴とする、請求項4に記載の建築用ルーバーパネルの取付構造。
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