JPH10278919A - 厚紙製断熱カップおよびその製造方法 - Google Patents

厚紙製断熱カップおよびその製造方法

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JPH10278919A JP10383397A JP10383397A JPH10278919A JP H10278919 A JPH10278919 A JP H10278919A JP 10383397 A JP10383397 A JP 10383397A JP 10383397 A JP10383397 A JP 10383397A JP H10278919 A JPH10278919 A JP H10278919A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 断熱効果が高く、生産効率もよく、コスト高
を招くことなく、高級接着剤を使用しうる厚紙製断熱カ
ップを提供すること。 【解決手段】 エンボス加工により、凸部7と凹部8
と、両部の間の平坦部9とを形成した内層紙4を凸部先
端でカップ本体2に発泡性合成樹脂接着剤で接着し、該
内層紙の外面に、その凸部先端において、前記接着剤を
用いて外層紙6を接着し、カップ本体と内層紙との間、
内層紙と外層紙との間に、前記平坦部の連続により、カ
ップ本体の上下方向に連続した空気層16,17を設け
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、耐水性を有するカ
ップ本体に断熱性を有する外装紙が貼着されており、熱
湯を注入して飲食しうるようにするインスタント飲食物
の容器とか、野外において熱いコーヒーとか紅茶とかを
飲用する際のカップ等に利用される厚紙製の断熱カップ
とその製造方法の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】使い捨てにされるこの種の厚紙製の断熱
カップとしては、例えば、特開平8ー310568号公
報に示される断熱カップのごとき構造のものが周知とな
っている。
【0003】従来の周知の断熱カップは、厚紙製のカッ
プ本体の外周に、比較的厚い紙葉に凹凸のエンボス加工
を施したエンボス紙と、比較的平滑で印刷等を施したラ
イナー紙とを予め貼り合わせた外装紙を貼着した構造の
ものである。
【0004】前記特開平8ー310568号公報に示さ
れる断熱カップも、該公報の図2では、エンボス25な
るものが、該エンボス25の直径の約2.5倍の間隔を存
して形成された状態で描画されているが、該公報の〔発
明の詳細な説明〕の欄の段落
【0014】には、「エンボスの密度は凸部及び凹部を
合算して7個/cm2となる。」と記述され、段落
【0015】には、「点模様の点素子である凸部及び凹
部の直径の望ましい範囲は2mm〜5mmである。…………
エンボス25の密度の望ましい範囲は、凸部及び凹部を
合算して3個/cm2〜25個/cm2である。」と記述され
ており、この密度範囲のエンボスは、本書の図9に断面
として略示したごとく、凸部Aと凹部Bとが、変曲点C
で連続した構造となっており、この図9に示すエンボス
構造は、前記周知の断熱カップに共通しており、いずれ
も容器の構造とその製造方法とに次のごとき問題点を有
している。
【0005】すなわち従来の断熱カップは、予め製作さ
れたエンボス紙とライナー紙とを貼り合わせた外装紙
を、カップ本体の外周面に接着するという方法で製造さ
れた構造であり、外装紙はエンボス紙とライナー紙とい
う異質の紙料が接着されているため、それぞれの剛性の
差により反り返り傾向を有するのみでなく、カップ本体
への接着用に扇形に打抜き成形する際に、大きな打抜き
力を作用させねばならず、エンボス加工部分の潰れを生
じやすいのみでなく、カップ本体外周面への巻装,接着
の際に、前記反り返り傾向のため剥離しやすく、これを
防止するため、接着力の強い水性接着剤による全面ベタ
貼り構造が採用され、さらに前記剥離を押えうる程度の
接着強度が得られるまで、接着姿勢の拘束が必要とな
り、生産効率が低下する等の問題点を有している。
【0006】またこの種断熱カップにおいては、カップ
本体と外装紙とを発泡性接着剤で貼着することが好まし
いが、発泡性接着剤は一般に接着力が弱いため、既述の
ごとく、外装紙が反り返り傾向を有し、カップ本体の外
周面に貼着したとき、剥離現象を生起する場合には、全
く使用し得ない問題も有している。
【0007】さらに前記剥離現象の発生を少なくするた
め、カップ本体に貼着される外装紙のエンボス面の貼着
点数を著しく多くする必要があり、このため前記特開平
8ー310568号公報に明示されているごとく、エン
ボス紙のエンボス密度が高く、図9に示したごとく、凸
部Aと凹部Bとが隣接させられており、従ってカップ本
体の外周面とエンボス紙との間およびエンボス紙とライ
ナー紙との間における空隙、すなわち図9において符号
Dで示す空隙部は狭小なものとなり、しかもカップの上
下方向における連通が不十分となるため、空隙部による
断熱効果が不十分となる問題も有している。
【0008】既述のごとく、エンボス紙とライナー紙と
が、予め貼着されて1枚の外装紙に形成されているた
め、何等かの事情で、カップ本体の外周面の周径より外
装紙の周径が狭い事態が生ずると、外装紙の左右の縦端
縁間に、カップ本体の外周面が露出し、外観を損ねる恐
れがある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来の断熱カップとそ
の製造方法の有する前記問題点に鑑み、本発明は外装紙
の反り返り現象などを全く伴わず、従って、カップ本体
に発泡性接着剤による部分貼りで、エンボス紙,ライナ
ー紙を高能率に接着することができ、しかもカップ本体
とエンボス紙との間、およびエンボス紙とライナー紙と
の間に、カップ上下方向に直線的に連続する広い空隙部
を形成でき、断熱効果を向上させることができるのみで
なく、仮りにカップ本体の周径に比し、エンボス紙とラ
イナー紙との周径が狭い場合でも、カップ本体の外周面
が露出することのない断熱カップとその製造方法とを提
供することを課題としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、請求項1の発明では、紙葉全面にわたり多数の凸部
と凹部とを、互いの間に平坦面を存して互いに囲み合う
配置でエンボス加工した内層紙を、耐水性を有するカッ
プ本体の外周面に、この外周面に向かう凸部先端で接着
し、かつ内層紙の端縁同士を接着させた。
【0011】また内層紙の外表面の外向き凸部の先端に
平坦外面を有する外層紙を接着し、外層紙の端縁同士を
接着させ、カップ本体と内層紙との間および内層紙と外
層紙との間に、内層紙と凸部と凹部との間の平坦面の連
続によって、カップ本体外周に上下に連続した空気層を
形成するという構成とした。
【0012】請求項2の発明では、カップ本体と内層紙
との接着ならびに内層紙と外層紙との接着の少なくとも
いずれか一方の接着を、発泡性合成樹脂接着剤による接
着とする構成を、請求項1の発明に付加した。
【0013】請求項3の発明では、内層紙の端縁同士の
接着線と、外層紙の端縁同士の接着線とを、カップ本体
に対し、異なった位相部位に形成するという構成を請求
項1または請求項2の発明に付加した。
【0014】請求項4の発明では、カップ本体と内層紙
との接着部ならびに内層紙と外層紙との接着部を、カッ
プ本体の周方向と母線方向との少なくともいずれか一方
において間隔を存した複数箇所とし、かつ母線方向と周
方向との少なくともいずれか一方に形成するという構成
を請求項1,請求項2または請求項3の発明に付加し
た。
【0015】請求項5の発明では、カップ本体と内層紙
との間の接着力よりも、内層紙と外層紙との間の接着力
を弱く設定するという構成を、請求項1,請求項2,請
求項3または請求項4の発明に付加した。
【0016】請求項6の発明では、請求項1ないし請求
項5の発明に係る厚紙製断熱カップの製造方法を耐水性
を有するカップ本体の外周面に、紙葉全面に多数の凸部
と凹部とを互いの間に平坦面を存して互いに囲み合う配
置でエンボス加工されている内層紙を、前記外周面に向
かう凸部先端で接着し、かつ該内層紙の側端縁同士を接
着したのち、内層紙の外表面に、外層紙を、前記外表面
の外向きの凸部先端で、接着させ、かつ該外層紙の側端
縁同士を接着させることにより、カップ本体と内層紙と
の間および内層紙と外層紙との間に、内層紙の凸部と凹
部との間の平坦面の連続によって、カップ本体外周に上
下連通した空気層を形成させるという構成とした。
【0017】
【発明の実施の形態】図1ないし図6は、請求項1,請
求項2,請求項3の各発明を併せ適用した実施の一例を
示しており、図1および図2に示す断熱カップ1は耐水
性、または耐油性を付与された厚紙製のカップ本体2の
外周面3に、エンボス加工された内層紙4が接着され、
この内層紙4の外表面5に外層紙6が接着されている。
【0018】前記内層紙4は、図1,図3および模型的
に画かれている図6に示されるごとく、紙葉全面にわた
り、多数の凸部7と凹部8とを、互いに平坦面9を存
し、かつ図3に明示されるように、凸部7群と凹部8群
とが互いに囲み合う配置でエンボス加工されている。
【0019】前記内層紙4はカップ本体2の外周面3
に、該外周面3に向かう凸部、図1,図3,図6では凹
部8として示されている部分の外周面3に向かう部分の
凸部先端10において、発泡性合成樹脂接着剤で接着さ
れている。
【0020】前記内層紙4の外表面5には、外表面5の
外向きの凸部、図1,図3,図6では凸部7として示さ
れている部分の凸部先端11において、発泡性合成樹脂
接着剤により、外層紙6が接着されている。なお、発泡
性合成樹脂接着剤による接着は、カップ本体2と内層紙
4との接着か、内層紙4と外層紙6との接着のいずれか
一方に適用されるのみで、十分な断熱特性が得られるの
で、両接着を共に発泡性合成樹脂接着剤で行うことは必
須では無い。
【0021】前記内層紙4と外層紙6とは、それぞれの
接着が別工程として行われ、内層紙4の端縁12,13
同士は、図4,図5に示されるごとくカップ本体2に対
し部位Pで接着されており、外層紙6の端縁14,15
はカップ本体2に対し部位Pと位相を異にした部位Rで
接着されている。
【0022】内層紙4が、既述のごとく、平坦面9を互
いの間に存して形成された凸部7と凹部8との各群が、
互いに囲み合う配置でエンボス加工され、それぞれの凸
部先端10,11でカップ本体2と外層紙6とに接着さ
れている結果として、図1,図5に示されるごとく、平
坦面9の連続によってカップ本体2の外周において上下
に連通した空気層16,17が形成されている。
【0023】図7および図8は、請求項4の発明の実施
の2例を示しており、図7の例では、カップ本体2と内
層紙4との接着部および内層紙4と外層紙6との接着部
18が、周方向に間隔W1を存して母線方向に複数箇所
形成されている。この接着部18は、カップ本体2と内
層紙4および内層紙4と外層紙6とのそれぞれの接着部
が同一位相に形成されていても、あるいは異なる位相に
形成されていてもよく、図示例では同一位相に形成され
ている例である。
【0024】図8は、カップ本体2と内層紙4および内
層紙4と外層紙6との各接着部19が、母線方向に間隔
W2,W3を存して周方向に形成された例であり、接着
部18と同じく、カップ本体2と内層紙4との接着部
と、内層紙4と外層紙6との接着部とは同一位相に形成
されていても、異なる位相に形成されていてもよいこと
は勿論である。図7に示す接着部18と、図8に示す接
着部19とは、一つの断熱カップ1に、互いに交叉させ
て形成してもよい。
【0025】請求項5の発明では、図1に示されるカッ
プ本体2と内層紙4との凸部先端10における接着力よ
りも、内層紙4と外層紙6との凸部先端11における接
着力を弱くし、外層紙6のみを内層紙4から容易に剥せ
るようにし、外層紙6の内面の印刷文字等を、外層紙6
の剥離により容易に視認できるようにしたものである。
【0026】請求項6の発明は、請求項1ないし請求項
5の各発明を、高品質と高い生産効率を維持しながら生
産する方法として、耐水性を有するカップ本体の外周面
に、紙葉全面に多数の凸部と凹部とを互いの間に平坦面
を存して互いに囲み合う配置でエンボス加工されている
内層紙を、前記外周面に向かう凸部先端で接着し、かつ
該内層紙の側端縁同士を接着する第1工程に続いて、内
層紙の外表面に、外層紙を、前記外表面の外向きの凸部
先端で接着させ、かつ該外層紙の側端縁同士を接着する
という第2工程を採ることにより、カップ本体と内層紙
との間および内層紙と外層紙との間に、内層紙の凸部と
凹部との間の平坦面の連続によって、カップ本体外周
に、上下に連通した空気層を形成させたものである。
【0027】
【発明の効果】請求項1の発明によると、内層紙のエン
ボス加工による凸部と凹部とが、互いの間に平坦面を存
して互いに囲み合う配置で形成され、この内層紙がカッ
プ本体の外周面に向かう凸部先端で該外周面に発泡性合
成樹脂接着剤で接着され、また該内層紙の外表面の外向
きの凸部先端に外層紙が発泡性合成樹脂接着剤で接着さ
れているので、内層紙の凸部と凹部との間の平坦面によ
り、カップ本体の上下方向に連続する広い空隙部が形成
され、この内層紙の両面に沿って上下に走る広い空隙部
と、発泡性合成樹脂接着剤による接着層の存在とによ
り、断熱カップとしての把持の断熱性を格段に向上させ
うる効果がある。
【0028】内層紙と外層紙とを別個にカップ本体側へ
接着する構造であるため、内外両層紙に剛性の差が存し
たとしても、その剛性が互いに干渉することが無く、接
着力が弱い発泡性合成樹脂接着剤による迅速かつ剥離を
伴うことの無い確実な接着を実現できる効果を奏する。
【0029】内層紙と外層紙とは、格別に打抜き成形さ
れるので、弱い打抜き力で成形でき、従って比較的薄い
紙葉を用いても、打抜き工程による変形、エンボス加工
部分の潰れ等を伴わずに所期形状の断熱カップを高い生
産効率で製造でき、動力費も節減できる等の効果を奏す
る。
【0030】請求項2の発明によると、発泡性合成樹脂
接着剤層の存在により、カップ本体と内層紙、内層紙と
外層紙との各接着部分を通しての伝熱を確実に遮断でき
るので薄い紙葉を用いても十分な断熱効果を維持でき
る。
【0031】請求項3の発明によると、内層紙と外層紙
との各端縁同士の接着線がカップ本体に対し、異なる位
相に形成されているので、仮りに、内層紙,外層紙の周
長にカップ本体の周長より短寸の端縁部分が存する事態
となっても、該短寸の端縁部分から露出するカップ本体
部分は必ず内外層紙のいずれかで掩蔽され、外観を損ね
ることは無い。
【0032】請求項4の発明によると、カップ本体と内
層紙、内層紙と外層紙との接着部位を必要最小限としう
るので、比較的高価な発泡性合成樹脂接着剤を使用した
としても、耐剥性,断熱性を損ねることなしに、接着剤
使用量を最小に留め、コストアップを抑えうる効果を奏
する。
【0033】請求項5の発明によると、カップ本体から
の内層紙の剥離を伴わずに、内層紙から外層紙のみを剥
しうるので、外層紙裏面にクイズの答とか、懸賞の当り
番号あるいは占い等の趣味的印刷を施しておき、外層紙
を剥して楽しませる等の機能を持たせうる効果がある。
【0034】請求項6の発明によると、請求項1ないし
請求項5の各発明に係る厚紙製断熱カップを、内外層紙
の反り返りや、内外層紙の側端縁間からのカップ本体の
露出等の欠点を伴うことのない高品質を維持しつつ、高
い生産性のもとで製造できる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の一例の断熱カップの拡大断面図で、図
2中X−X線位置の切断端面図である。
【図2】 実施の一例の断熱カップの正面図である。
【図3】 内層紙の一例の、一部の拡大略示平面図であ
る。
【図4】 図2に示す断熱カップの背面図である。
【図5】 図2中Y−Y線切断拡大端面図である。
【図6】 内層紙の切断面の拡大模型図である。
【図7】 異なる実施例である断熱カップの正面図であ
る。
【図8】 別の実施例である断熱カップの正面図であ
る。
【図9】 従来品のエンボス紙の切断面の拡大模型図で
ある。
【符号の説明】 1 厚紙製断熱カップ 2 カップ本体 3 外周面 4 内層紙 5 外表面 6 外層紙 7 凸部 8 凹部 9 平坦面 10,11 凸部先端 12,13,14,15 端縁 16,17 空気層 18,19 接着部 P,R 位相の部位

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 耐水性を有するカップ本体の外周面に、
    紙葉全面にわたり、多数の凸部と凹部とを、互いの間に
    平坦面を存して互いに囲み合う配置でエンボス加工した
    内層紙が、該外周面に向かう凸部先端で接着され、かつ
    内層紙の端縁同士が接着されていると共に、該内層紙の
    外表面に外層紙が、該外表面の外向きの凸部先端で接着
    され、また外層紙の端縁同士が接着されており、カップ
    本体と内層紙との間および内層紙と外層紙との間に内層
    紙の凸部と凹部との間の平坦面の連続によって、カップ
    本体外周において上下に連通した空気層が形成されてい
    る厚紙製断熱カップ。
  2. 【請求項2】 カップ本体と内層紙との接着、ならびに
    内層紙と外層紙との接着の少なくともいずれか一方の接
    着が発泡性合成樹脂接着剤で行われている請求項1記載
    の厚紙製断熱カップ。
  3. 【請求項3】 内層紙の端縁同士の接着線と、外層紙の
    端縁同士の接着線とが、カップ本体に対し異なった位相
    の部位に形成されている請求項1または請求項2記載の
    厚紙製断熱カップ。
  4. 【請求項4】カップ本体と内層紙との接着部ならびに内
    層紙と外層紙との接着部が、カップ本体の周方向と母線
    方向との少なくともいずれか一方における間隔を存した
    複数箇所において、母線方向と周方向との少なくとも何
    れか一方に形成されている請求項1,請求項2または請
    求項3記載の厚紙製断熱カップ。
  5. 【請求項5】カップ本体と内層紙との間の接着力より
    も、内層紙と外層紙との間の接着力が弱く設定されてい
    る請求項1,請求項2,請求項3または請求項4記載の
    厚紙製断熱カップ。
  6. 【請求項6】耐水性を有するカップ本体の外周面に、紙
    葉全面に多数の凸部と凹部とを互いの間に平坦面を存し
    て互いに囲み合う配置でエンボス加工されている内層紙
    を、前記外周面に向かう凸部先端で接着し、かつ該内層
    紙の側端縁同士を接着したのち、 内層紙の外表面に外層紙を、前記外表面の外向きの凸部
    先端で接着させ、かつ該外層紙の側端縁同士を接着させ
    ることにより、 カップ本体と内層紙との間および内層紙と外層紙との間
    に、内層紙の凸部と凹部との間の平坦面の連続によっ
    て、カップ本体外周に、上下に連通した空気層を形成さ
    せる厚紙製断熱カップの製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010531284A (ja) * 2007-06-27 2010-09-24 ル キム,ヨン 紙カップホルダー及び同ホルダーが糊付けされたカップ
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