WO2023176001A1 - クッション性部材及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

本発明は、紙を主体とするシートから成るクッション性部材であって、複数の凸状パネル部と、隣接する前記複数の凸状パネル部の間に切断部及び/又は凹部が形成されていることにより、エンボス加工による凹凸で優れた断熱性能及び柔らかい触感を発現可能なクッション性を長期にわたって維持可能なクッション性部材を提供する。

Description

クッション性部材及びその製造方法
 本発明は、紙を主体とするシートから成るクッション性部材に関するものであり、より詳細には、柔らかい触感を有すると共に、優れた断熱性を有するクッション性部材及びその製造方法、並びにこのクッション性部材を被覆して成る二重構造容器に関する。
 ファーストフード店やコーヒーチェーン等で提供される暖かい飲み物等に使用される容器は、内容物の保温性と共に、利用者が安全に把持できるように、断熱性を有することが要求されている。
 容器に断熱性を付与するためには、下記特許文献1に記載されたように容器自体を断熱性に優れた発泡層等を備えた積層体から形成する以外に、容器外側面に紙を主体とするシートから成るスリーブを被覆することが広く使用されている。
 このようなスリーブとしては、発泡層を備えた積層体や段ボールなどの厚紙から成形する以外に、紙製シートにエンボス加工による凹凸を形成したスリーブが種々提案されている(特許文献2等)。
 その一方、上記のような温かい飲み物に使用されるカップやスリーブにおいては、断熱効果のみならず、持った時に癒し効果を奏するような柔らかな触感を有することも望まれており、例えば上記特許文献2に記載されているような細かい凸部が複数形成された素材ではこのような柔らかな触感は得ることができない。
 このような要求に対応するために、下記特許文献3には、熱可塑性樹脂から成る発泡樹脂層、紙基材層及び熱可塑性樹脂層を備えて成る胴部材を有する発泡断熱紙製容器が提案されている。
特開2016-113203号公報 特開2016-623号公報 特開2020-79461号公報
 上記特許文献3に記載された発泡断熱紙製容器は、把持による圧によって適度に凹む発泡樹脂層を有することから、優れた断熱性だけでなく適度な柔らかさをも有している。
 しかしながら、上記特許文献3に記載された発泡断熱紙製容器は、紙製基材に熱可塑性樹脂から成る発泡層及び熱可塑性樹脂層を備える積層体から成形されるため、生産性や経済性や環境負荷の観点から、紙を主体とするシートを用い、エンボス加工による凹凸で優れた断熱性能とクッション性を備えることが望まれている。
 従って本発明の目的は、エンボス加工による凹凸で優れた断熱性能及び柔らかい触感を発現可能なクッション性を長期にわたって維持可能なクッション性部材及びこのクッション性部材を外側に被覆して成る二重構造容器を提供することである。
 本発明の他の目的は、汎用的な仕様の原紙を用いた場合にも、優れた断熱性能及び柔らかい触感を発現可能な凸状パネルを有するクッション性部材及びその製造方法を提供することである。
 本発明によれば、紙を主体とするシートから成るクッション性部材であって、複数の凸状パネル部と、隣接する前記複数の凸状パネル部の間に切断部及び/又は凹部が形成されており、前記凹部は前記凸状パネルの突出方向と反対に突出しており、前記凸状パネル部によるクッション性を有することを特徴とするクッション性部材が提供される。
本発明のクッション性部材においては、
 (1)前記切断部が、前記凸状パネルの周縁を取り囲むように形成されていること、
 (2)前記凹部が、前記凸状パネル部を取り囲むように形成されていること、
 (3)前記凹部の周縁が、前記凸状パネル部の周縁と連続すること、
 (4)前記凸状パネル部が、錐台形状であること、
 (5)前記凸状パネル部を構成する側面のシート平面に対する傾斜角度Θが、3~19度であること、
 (6)前記凹部のシート平面に対する傾斜角度φが、4~60度の範囲にあり且つ前記傾斜角度Θよりも大きいこと、
 (7)前記凹部が、錘台形状又は半球形状であること、
 (8)前記凸状パネル部の周縁形状が、一辺の長さが8~60mmの範囲の略四角形であり、シート平面に対して0.3~1.2mmの高さを有すること、
 (9)前記凸状パネル部の圧縮仕事量が0.30gf・cm/cm以上であること、
 (10)前記シートの坪量が、100~200g/mであること、
 (11)前記凹部が、ドット状又はライン状であること、
が好適である。
 本発明によればまた、上記クッション性部材を、前記凸状パネル部の突出方向が外側となるように容器外面に被覆して成ることを特徴とする二重構造容器が提供される。
 本発明の二重構造容器においては、前記容器が紙コップであることが好適である。
 本発明によれば更に、紙を主体とするシートから成り、複数の凸状パネル部と、隣接する前記複数の凸状パネル部の間に切断部が形成されているクッション性部材の製造方法であって、前記紙を主体とするシートに形成する複数の凸状パネル形成位置の間に、切断部を形成した後、エンボス加工により複数の凸状パネルを形成することを特徴とするクッション性部材の製造方法が提供される。
 本発明のクッション性部材においては、複数の凸状パネル部が形成されていることにより、把持したときに柔らかな触感を付与できる。
 また複数の凸状パネル部の間に切断部が形成されていることにより、凸状パネル部は周辺のシートによる拘束が弱まるため、把持等により凸状パネル部がその突出方向側から押圧されると、切断部により形成される凸状パネル部の切断端縁が凸状パネル部の変形方向と反対方向(凸状パネル部の突出方向)に移動可能である。その結果、凸状パネル部の変形抵抗が減少されるため、押圧により高いクッション性を得ることが可能となる。特に凸状パネル部の周縁を取り囲むように切断部を形成することにより、凸状パネル部の変形抵抗がより効率的に低減され、高いクッション性を得ることができる。
 更に、凸状パネル部と反対方向に突出する複数の凹部を有することにより、凸状パネル部の突出量と凹部の深さにより、優れた断熱性能が確保されると共に、凸状パネル部の撓みを制御することが可能となり、長期にわたってクッション性及び断熱性能を維持することが可能になる。
 またクッション性部材の製造にあたり、エンボス加工による凸状パネル部の成形に先立って、切断部を形成しておくことにより、エンボス加工性が向上し、凸状パネル部の高さを大きく形成することが可能であり、伸張が少ない汎用の原紙を使用した場合でも、高いクッション性を有するクッション性部材を製造することが可能となる。
本発明のクッション性部材において、凸状パネル部の間に切断部が形成された態様の一例を示す平面図である。 図1のX-X線における部分側断面図であり、(A)は押圧前の状態を示す側断面図であり、(B)は凸状パネル部が押圧された状態を示す側断面図である。 本発明のクッション性部材において、凸状パネル部の間に切断部及び凹部が形成された態様の一例を示す平面図である。 図3のY-Y線における部分側断面図である。 本発明のクッション性部材において、凸状パネル部の間に凹部が形成された態様の一例を示す平面図である。 図5(A)のX-X線における部分断面図である。 本発明のクッション性部材の凸状パネル及び凹部の配列パターンの例を示す平面図である。 本発明のクッション性部材の他の一例を示す平面図である。 クッション性部材(凹部なし)の凸状パネル部の傾斜角度Θ1に対する圧縮仕事量の変化を示すグラフである。 クッション性部材(凹部なし)の凸状パネル部の下辺の長さWに対する圧縮仕事量の変化を示すグラフである。 クッション性部材(凹部あり)の凸状パネル部の傾斜角度Θ1に対する圧縮仕事量の変化を示すグラフである。 クッション性部材(凹部あり)の凸状パネル部の下辺の長さWに対する圧縮仕事量の変化を示すグラフである。 本発明のクッション性部材の圧縮仕事量の変化を示すグラフである。
 本発明のクッション性部材は、紙を主体とするシートから成るクッション性部材であって、複数の凸状パネル部と、隣接する前記複数の凸状パネル部の間に、切断部及び/又は前記凸状パネルの突出方向と反対に突出する凹部が形成されており、前記凸状パネル部によるシートの撓みを利用したクッション性を有することが重要な特徴である。
 図1は本発明のクッション性部材において、前記切断部が形成された態様の一例を示す平面図である。このクッション部材1は、紙を主体とするシート1の平面に対して、紙面手前側に突出する凸状パネル2,2,・・・が縦横に4列形成されている。図1に示す具体例において、凸状パネル部2,2,・・・は、下底が一辺の長さWの正方形の四角錘台の形状を有しており、横方向に隣接する凸状パネル部2,2,2・・・のそれぞれの間に、凸状パネル部2の下底の辺と平行な、長さがL及び幅dの切欠き部分を有する、紙面縦方向に延びる細長いスリット(切断部)3a,3a・・・が形成されている。また同様に、縦方向に隣接する凸状パネル部2,2,2・・・のそれぞれの間にも、長さがL及び幅dの切欠き部分を有する、紙面横方向に延びる細長いスリット(切断部)3b,3b・・・が形成されており、凸状パネル部2は周囲をスリット3によって取り囲まれた状態で形成されている。
 図1の凸状パネル部2のX-X線断面を示す図2から明らかなように、凸状パネル部2は、上面2a及び斜面2bから成り、斜面2bはシートの平面に対して傾斜角度Θ1をなし、シート1の平坦部4から高さHを有している。
 図1に示すクッション性部材が把持されると、図2(A)に示す凸状パネル部2は、図2(B)に示すように上方から押圧される(矢印P)。この際、本発明のクッション性部材においては、凸状パネル部2の下辺の周囲がスリット3により取り囲まれていることから、凸状パネル部2はシートや隣接する凸状パネル部の変形に影響を受けることなく、凸状パネル部2の下辺近傍に形成されたスリット3の切断端縁2cが押圧方向と反対方向(上方)に移動し、凸状パネル部2はその高さを大きく低減するように撓むことが可能である。その結果、本発明のクッション性部材を把持したときの触感は非常に柔らかく、高いクッション性を得ることが可能となる。
 図3は、本発明のクッション性部材において、前記切断部及び凹部の両方が形成された態様の一例を示す平面図である。図3に示すクッション性部材は、図1に示したスリット(切断部)3が、長さがL及び切欠き部分のない(幅d=0)、紙面縦方向の切込み3c,3c・・・と、紙面横方向の切込み3d,3d・・・から成ること、及び複数の凸状パネル部2,2,2・・・の四隅に位置するシートの平坦部4に、紙面の奥側に突出する(凹んだ)凹部5,5,5・・・が形成されていることを除き、図1に示すクッション性部材と同様の構成を有している。
 図3の凸状パネル部2のY-Y線断面を示す図4から明らかなように、凸状パネル2の稜線2dはシートの平面に対して傾斜角度Θ2をなし、シート1の平面から高さHを有している。
 また凹部5は、図4から明らかなように、凸状パネル部2とその周縁で連続した形状を有しており、凹部5の側面はシート1の平面に対して傾斜角度φをなし、シート1の平面から深さhで凸状パネル部2の突出方向と反対方向に突出している。
 図3に示す具体例においては、上述したスリット(切断部)3による凸状パネル部2の撓みやすさに加えて、凹部5が存在することにより、凸状パネル部2の撓みを制御して、凸状パネル部の復元性を向上することが可能となり、より優れたクッション性を発現することができる。また凹部を有することにより、後述する二重容器のスリーブ等として使用した場合に、把持したときに凸状パネル部が容器外面に接触することが抑制され、優れた断熱性能も発現することが可能となる。
 図5は本発明のクッション性部材において、前記凹部のみが形成された態様の一例を示す平面図であり、紙を主体とするシート1の平面に対して、紙面手前側に突出する凸状パネル部2,2,2・・・が、隣接する凸状パネル部との間に間隔Lを置いて複数形成されている。図5に示す具体例においては、図5(A)及び(B)に示す2つの態様と共に、凸状パネル部2は、下底が一辺の長さWの正方形の四角錘台の形状を有しており、図5(A)は上底の一辺が小さく、図5(B)は上底の一辺が大きく形成されている。
 図5(A)に示す態様においては、横方向に隣接する凸状パネル部2,2,2・・・の間に、紙面の奥側に突出する(凹んだ)縦方向に延びるライン状の凹部5a,    5a,5a・・・が形成され、縦方向に隣接する凸状パネル部2,2,2・・・の間には、紙面の奥側に突出する(凹んだ)横方向に延びるライン状の凹部5b,5b,5b・・・が形成されている。この凹部5は、凸状パネル部2の下底の一辺Wとほぼ同じ長さを有している。また、凸状パネル部2の下底の各角の近傍には、シート1の平坦部4,4,4・・・が形成されている。
 図5(B)に示す態様においては、隣接する凸状パネル部2,2,2・・・の間に形成されるシート1の平坦部4に、紙面の奥側に突出する(凹んだ)半球状の反転突起から成る凹部5,5,5・・・が、各凸状パネル部2,2,2・・・の下底の各角の近傍及び各辺の中央に均等に位置するように形成されている。
 図6は、図5(A)のX-X線における部分断面図を示す図である。図5から明らかなように、凸状パネル部2と凹部5はその周縁で連続した形状を有しており、凸状パネル部2の側面はシート1の平面に対して傾斜角度Θをなし、シート1の平面から高さHを有している。一方、凹部5の側面はシート1の平面に対して傾斜角度φをなし、シート1の平面から深さhで突出している。
 上述した本発明のクッション性部材において、把持したときに柔らかな触感を付与可能な優れたクッション性を有するためには、凸状パネル部の圧縮仕事量(WC)が0.30gf・cm/cm以上が好ましく、0.32gf・cm/cm以上がより好ましく、0.34gf・cm/cm以上がさらに好ましい。また、凸状パネル部の圧縮仕事量は1.60gf・cm/cm以下が好ましく、1.00gf・cm/cm以下がより好ましく、0.80gf・cm/cm以下がさらに好ましい。
 圧縮仕事量が上記範囲よりも小さい場合には、上記範囲にある場合に比してクッション性に劣るようになり所望の触感を得ることができない。その一方、圧縮仕事量が上記範囲よりも大きい場合には、二重構造容器として用いる際に、上記範囲にある場合に比して凸状パネル部がへこんで持ち難くなると共に、把持する際に指との密着度が高くなり、断熱性能が劣るようになる。
 この圧縮仕事量は、凸状パネル部に印加した荷重(gf)と、この荷重によって凸状パネル部に発生した凹みの深さ(変位:mm)との積分値であり、圧縮エネルギーと同義である。具体的な測定方法は実施例で詳述するが、本発明においては、押圧面積2cmでロードセルの移動速度1mm/minの定速条件で加圧し、荷重が100gfになるまで圧縮して押圧単位面積当たりの圧縮仕事量を測定した。
 圧縮仕事量(WC)が上記範囲にあり、把持したときに柔らかな触感を発現可能な優れたクッション性を有するためには、上述した傾斜角度Θ(図2及び図4に示す四角錘台ではΘ1とΘ2)と凸状パネル部の周縁形状(図1に示す四角錘台では下底の一辺)における辺長Wの大きさが重要であり、斜面の傾斜角度Θが小さく、辺長Wが長いことが好適である。上述した通り、本発明のクッション性部材においては、スリット(切断部)を形成することにより、クッション性が向上されることから、上記傾斜角度を大きく、辺長Wを小さくしても、優れたクッション性を得ることができる。そのため、後述するように、伸張性に乏しく曲げ剛性の高い原紙を用いた場合でも優れたクッション性を付与することが可能である。
 本発明のクッション性部材において、凸状パネル部の側面のシート平面に対する傾斜角度Θ1は、3~19度、特に5~15度の範囲にあることが好適である。
 また図1に示したような周縁形状が略四角形の場合には、辺長Wが8~60mm、特に8~30mmの範囲にあり、凸状パネル部の頂部からシート平面までの高さHが0.3~1.2mm、特に0.5~0.7mmの範囲にあり、隣接する凸状パネル部の間隔Lが1~10mm、特に2~5mmの範囲にあることが好適である。
 凸状パネル部の形状は、図に示したような四角錘台形状に限定されず、円錐台や、下底が多角形の錘台の形状であってもよい。また上底の角部をR形状に丸めた錐台形状であってもよい。また、上底を構成する面が緩やかなカーブを描いているドーム状の形状であってもよい。さらに、本発明の効果を損なわない範囲で凸状パネル部には他の凸状部分や凹状部分が形成されていてもよい。これらの中でも、本発明の凸状パネルとしては角錐台、上底の角部をR形状に丸めた角錐台である錐台形状が特に好適である。
 本発明のクッション性部材においては、スリット(切断部)を有することにより、凸状パネル部がシート平面に拘束されたり、或いは隣接する凸状パネル部の変形に追従することがなく、変形可能であることから、優れたクッション性を発現できる。
 スリット(切断部)は、図1に示したような幅(d)のある切欠きであってよいし、図3に示した幅のない(d=0)切込みの何れであってもよいが、クッション性部材の強度や加工性の観点から切込みであることが好適である。
 またスリット(切断部)は、凸状パネル部の押圧変形に際してその端部の可動を容易にする限りその形状及び設置個所は制限されないが、図1及び図3に示したように、少なくとも凸状パネル部を挟む平行な位置(図に示すように凸状パネル部が四角錘台の場合には、相対する辺に対応する位置)に形成されていることが、凸状パネル部の可動を容易にするという観点から好適であり、周囲を取り囲むように形成されていることが特に好ましい。
 スリット(切断部)が切欠きを有する場合には、クッション性部材の用途やスリットの形状にもよるが、幅(図1におけるd)は2mm以下、より好ましくは1mm以下、さらに好ましくは0.5mm以下であることが望ましい。切欠きが上記幅よりも大きいと、クッション性部材の強度が低下するおそれがある。
 また凹部を形成する場合、凹部の傾斜角度φは、4~60度、特に15~40度の範囲にあることが好適である。凹部の傾斜角度φは凸状パネル部の傾斜角度Θよりもその角度が大きいことが好適である。これにより把持したときに熱を感じやすい部位(凹部の頂部)に触れることが有効に抑制されると共に、凸状パネル部の復元性を担保することができ、有効な断熱効果が確保される。
 また凹部の深さhは、シートの坪量や材質、凹部の形状によって適宜調整することができるが、0.1~0.4mmの範囲にあることが好ましい。
 凹部の形状は、凸状パネル部の形状及び配置に応じて適宜変更することができ、図3に示したドット状、図5に示したライン状等の他、角錐や円錐、又は錘台形状などであってもよい。これらは頂部が平坦又は丸められていることが好適である。
 凸状パネル部、切断部及び/又は凹部の形状や配置は、図に示した具体的な態様に限定されず、種々の変更が可能である。
 例えば、図1に示す具体例においては、凸状パネル部2の4辺に対応する位置にスリット3が形成されていたが、紙面横方向に隣接する凸状パネル部の間に縦方向に延びるスリットを形成し、紙面横方向に隣接する凸状パネル部の間には、横方向に延びる凹部を形成してもよい。
 凸状パネル部、スリット(切断部)及び/又は凹部は、シート全体に規則的な配列で地模様のように施される他、特定の領域にのみ形成することも可能であり、凸状パネル部、スリット、凹部の形状及び配置により種々のパターンを形成できる。
 また凸状パネル部、スリット(切断部)及び/又は凹部は、必ずしも同じ形状や大きさで形成されていなくてもよい。例えば、紙コップ等に使用する場合には、一般的な紙コップは下方に行くに従って径が減少する形状を有し、その側壁部における展開図は、2つの同心円の円弧と半径で区画される略四角形状となることから、図8に示すように、凸状パネル部2の下底の形状を上記略四角形の形状とし、下方に位置するに従い、円弧の長さが徐々に短くなるような大きさにすることにより、紙コップの側壁部に均一に配置することが可能となる。
 本発明のクッション性部材は、紙を主体とするシートにエンボス加工により凸状パネル部、及び必要により凹部を形成した後、カッター等により所定位置にスリット(切断部)を形成することにより製造することができるが、本発明においては、エンボス加工に先立って、スリットを先に形成することが好適である。スリットを形成した後、エンボス加工を施すことにより、エンボス加工時にシートを引き込みやすくすることが可能となり、エンボス高さを大きくすることができる。このため、スリーブ等に汎用されている伸びの少ない一般的な紙製シートを用いた場合でも凸状パネル部の張出性を向上することができる。
 このことは後述する実施例の結果からも明らかであり、同一材料を用いて同一パターンの凸状パネル部及びスリットを形成した場合で、30%以上の張り出し性を向上することができる。
 クッション性部材を構成するシートは、紙を主体とするシートであり、具体的には50質量%以上がセルロースパルプから成る限り、種々のシートを使用することができる。本発明のクッション性部材においては。スリットの存在により凸状パネル部の押圧による変形がスムーズに行われることから、坪量が100~200g/mの範囲の汎用シートを使用することができるが、好適には150~185g/mの範囲にあるシートが好適である。
 また紙製シートは、曲げ剛性が、MD方向で1~8mN/m、特に2~6mN/mの範囲、CD方向で0.5~4mN/m、特に1~3mN/mの範囲にあることが、凸状パネル部の撓みを制御する上で好ましい。すなわち上記範囲よりも曲げ剛性が大きい場合には、上記範囲にある場合に比して凸状パネル部の撓みが小さく、柔らかい触感を得ることが困難になるおそれがあり、その一方上記範囲よりも曲げ剛性が小さい場合には、上記範囲にある場合に比して凸状パネル部の復元性に劣るようになり、好適なクッション性を長期にわたって得ることが困難になるおそれがある。
 前述した通り、切断部を有するクッション性部材においては、エンボス加工性が向上することから、伸張の少ない汎用の原紙を使用できるが、切断部が形成されていないクッション性部材においては、伸張性があり曲げ剛性が低いシートを使用することが望ましい。これにより、シートは適度な撓みを得ることができ、エンボス加工により柔らかい触感を長期にわたって発現可能な凸状パネル部及び凹部を形成することが可能となる。このような伸張性を有し曲げ剛性が低い紙を主体とするシートとしては、BillerudKorsnas社より販売されているファイバーフォーム(FiberForm登録商標)を例示することができる。
 本発明に用いるシートは、紙を主体とする限り、他の層を有する積層体であってもよく、例えば、表面を保護するニス、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系樹脂、ポリ乳酸やポリエチレンテレフタレート等のポリエステル樹脂、エチレン-ビニルアルコール共重合体等のバリア性樹脂、或いは接着性樹脂等から成る層を有することもできる。
 本発明のクッション性部材は、それ単独で、温かい飲料、汁物、総菜、米飯等を内容物として収納する包装容器の胴部等に装着して使用するスリーブや断熱材として使用することができる。
 また包装容器の外面に凸状パネル部側が外面となるように被覆して二重構造容器として使用することもできる。このような包装容器としては、紙製又は樹脂製の従来公知のカップ、トレイ、ボトル等の他、金属缶やガラス容器等であってもよい。
 本発明においては特に、本発明のクッション性部材と紙コップとを組み合わせた二重構造容器であることが好適であり、かかる二重構造容器を把持したときの柔らかい触感と温かい飲み物の相乗効果により、癒し効果を得ることができる。
(実施例1~2)
 坪量が170(g/m)、曲げ剛性がMD方向で3.2(mN/m)、CD方向で1.5(mN/m)の紙製シートを使用して、図1に示すパターンで、表1に示す傾斜角度(Θ1)及び辺長(W)の凸状パネル部、長さ(L)及び幅(d)のスリットを有するクッション性部材を、エンボス加工の後に紙製シートにスリットを形成することにより作製した。
(実施例3)
 図3に示すように凸状パネル部の四隅の位置に凹部(傾斜角度φ、深さh)を形成する以外は、実施例1と同様にしてクッション性部材を作製した。
(実施例4)
 実施例1~2と同様のクッション性部材を作製する上で、紙製スリーブの所定位置にスリットを予め形成した後、凸状パネル部の上面辺長Wtを凡そ3mmに固定して張出高さ(H)が最大になるようにエンボス加工することにより作製した。
(比較例1~4)
 スリットを形成しない以外は、実施例1~4と同様のクッション性部材を作製した。
(圧縮仕事量:WC)
 実施例1~4と、比較例1~4で得られたクッション性部材を、オリエンテック社製テンシロンを使用して、押圧面積2cm、移動速度1mm/minの条件で、凸状パネル部の中央部が中心となるようにして、荷重が100gfになるまで圧縮して、圧縮仕事量(WC)を測定した。結果を表1に合わせて示す。
 また図2に示すような、実施例1と比較例1と同じ張出高さのクッション性部材の凸状パネル部について、傾斜角度Θ1に対する圧縮仕事量の変化を図9に示し、下辺の長さWに対する圧縮仕事量の変化を図10に示す。
 同様に、図3に示すような、実施例3と比較例3と同じ張り出し高さ及び凹部形状のクッション性部材の凸状パネル部について、傾斜角度Θ1に対する圧縮仕事量の変化を図11に示し、下辺の長さWに対する圧縮仕事量の変化を図12に示す。
(触感評価)
 実施例1~4と比較例1~4で得られたクッション性部材の凸状パネル部を、10人のパネラーに指で押圧してもらい、クッション性の有無で触感を評価した。結果を表1に合わせて示す。
Figure JPOXMLDOC01-appb-T000001
 表1から分かるように、スリットが形成されることにより、圧縮仕事量が大きくなり、柔らかな触感(クッション性)を得ることができた。
 またスリットを予め形成したシートを用い、これにエンボス加工により凸状パネル部を形成することにより、凸状パネル部の張出量を大きくすることが可能となった。
 さらに、図9及び図10と、図11及び図12を対比することから明らかなように、凸状パネル部及びスリットのみならず、凹部を形成することにより、圧縮仕事量が大きくなり、クッション性を向上することができた。
(断熱評価)
 実施例1及び3で得られたクッション性部材を、市販の紙コップに巻き付けたカップA及びBと、前述した特許文献2のような紙製シートにエンボス加工による凹凸を形成した(スリットを有しない)圧縮仕事量(WC)が0.16gf・cm/cmのスリーブを巻き付けた市販の二重紙コップについて、90℃のお湯を入れて、10人のパネラーにそれぞれ両手で持ってもらい、どちらが熱いかを判定した。左右のカップを入れ替えて再判定し、同じ結果のみを有意差ありとして、一対比較法により順位付けした。結果を表2に示す。
Figure JPOXMLDOC01-appb-T000002
 表2から分かるように、カップA、Bは共に市販の紙コップより優れた断熱性を示しているが、凹部を有するカップBはカップAよりも断熱性能に優れている。
(実施例5、6及び比較例5,6)
 紙製シートとして、坪量150g/mのファイバーフォーム(BillerudKorsnas社製登録商標)を使用して、図5に示すパターンの凸状パネル部及び凹部を、凸状パネル部の傾斜角度(Θ)及び辺長(W)、隣接する凸状パネル部の距離(L)、凹部の傾斜角度(φ)、凸状パネル部の頂部からシート平面までの高さ(H)、凹部の深さ(h)が下記表3に示す値となるようにエンボス加工することにより、クッション性部材を形成した。得られたクッション性部材について、圧縮仕事量及び触感評価を行った。結果を表3に示す。
Figure JPOXMLDOC01-appb-T000003
 表3から分かるように、凸状パネル部の傾斜角度(Θ)が小さくなるに従って圧縮仕事量(WC)は大きくなり、0.30gf・cm/cm以上で柔らかな触感を得ることが出来る。
(断熱評価)
 実施例5及び6で得られたクッション性部材を、市販の紙コップに巻き付けたカップC及びDについて、前述した断熱評価を、実施例1及び3のクッション性部材を市販の紙コップに巻き付けたカップA及びBの場合と同様に行った。結果を表4に示す。
Figure JPOXMLDOC01-appb-T000004
 表4から分かるように、カップC、Dは共に市販の紙コップより優れた断熱性を示している。また、カップDよりもクッション性に優れたカップCのほうが断熱性に劣る評価となっており、クッション性が高くなると把持する際に指との密着度が高くなり、断熱性能が低下する。
(実施例9)
 実施例5~8と同様に、図5に示すパターンの凸状パネル部及び凹部を、隣接する凸状パネル部の距離(L)を2mm、凹部の傾斜角度(φ)を20度、凸状パネル部の頂部からパネル平面までの高さ(H)を0.55~0.60mm、凹部の深さ(h)を0.25mmに固定し、凸状パネル部の辺長(W)を8~18mm、傾斜角度(Θ)を5~19度の間にそれぞれ段階的に変えながら、エンボス加工することにより、クッション性部材を形成し、圧縮仕事量(WC)を測定した。結果を図13に示す。
 図13には、各々の凸状パネル部の辺長(W)において傾斜角度(Θ)を変えたときの圧縮仕事量(WC)の最大値と最小値をプロットしている。図13から分かるように、辺長が大きくなるに従って圧縮仕事量は大きくなり、優れたクッション性を得ることが出来る。
 1 シート、2 凸状パネル部、3 スリット、4 シート平坦部、5 凹部。

Claims (15)

  1.  紙を主体とするシートから成るクッション性部材であって、複数の凸状パネル部と、隣接する前記複数の凸状パネル部の間に切断部及び/又は凹部が形成されており、前記凹部は前記凸状パネルの突出方向と反対に突出しており、前記凸状パネル部によるクッション性を有することを特徴とするクッション性部材。
  2.  前記切断部が、前記凸状パネルの周縁を取り囲むように形成されている請求項1記載のクッション性部材。
  3.  前記凹部が、前記凸状パネル部を取り囲むように形成されている請求項1又は2記載のクッション性部材。
  4.  前記凹部の周縁が、前記凸状パネル部の周縁と連続する請求項1~3の何れかに記載のクッション性部材。
  5.  前記凸状パネル部が、錐台形状である請求項1~4の何れかに記載のクッション性部材。
  6.  前記凸状パネル部を構成する側面のシート平面に対する傾斜角度Θが、3~19度である請求項5記載のクッション性部材。
  7.  前記凹部のシート平面に対する傾斜角度φが、4~60度の範囲にあり且つ前記傾斜角度Θよりも大きい請求項6記載のクッション性部材。
  8.  前記凹部が、錘台形状又は半球形状である請求項1~7の何れかに記載のクッション性部材。
  9.  前記凸状パネル部の周縁形状が、一辺の長さが8~60mmの範囲の略四角形であり、シート平面に対して0.3~1.2mmの高さを有する請求項5~8の何れかに記載のクッション性部材。
  10.  前記凸状パネル部の圧縮仕事量が0.30gf・cm/cm以上である請求項1~9の何れかに記載のクッション性部材。
  11.  前記シートの坪量が、100~200g/mである請求項1~9の何れかに記載のクッション性部材。
  12.  前記凹部が、ドット状又はライン状である請求項1~10の何れかに記載のクッション性部材。
  13.  請求項1~12の何れかに記載のクッション性部材を、前記凸状パネル部の突出方向が外側となるように容器外面に被覆して成ることを特徴とする二重構造容器。
  14.  前記容器が紙コップである請求項12記載の二重構造容器。
  15.  紙を主体とするシートから成り、複数の凸状パネル部と、隣接する前記複数の凸状パネル部の間に切断部が形成されているクッション性部材の製造方法であって、前記紙を主体とするシートに形成する複数の凸状パネル形成位置の間に、切断部を形成した後、エンボス加工により複数の凸状パネルを形成することを特徴とするクッション性部材の製造方法。
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