JP2002002659A - 食品用紙カップとその製造方法 - Google Patents
食品用紙カップとその製造方法Info
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Abstract
速に実行可能とすること。 【解決手段】 ほぼ弧形短冊状に形成した側筒ブランク
1を長さ方向に丸め、その下部内周面に底紙4を接合し
たカップを作るに当たり、前記側筒3の下部内周面にそ
の余長周面3Aを残存させて逆丸皿状の底紙4の下向き
周面4Aを接面定位し、前記余長周面3Aで底紙周面4
Aを下から内側に包み込んで折返し周面5を作り、さら
に、前記底紙周面4Aの上部をこれに接面した側筒3と
共に外周面を押さえ込みながらその下部周面を満遍なく
内向きに丸め込んでカール部6を作り、このカール部6
の上部と底紙下面との間に前記折返し周面5を経た側筒
3の端部周辺3Bを挟入して前記カール部6の内側周辺
6Aだけをリング状に底紙下面に沿わせて重ね潰すこと
で、下向きの傾斜弾辺7と底紙接合部8とをそれぞれ形
成し、この接合部8で前記側筒下部内周面に底紙4を接
合した。
Description
筒(いわゆる胴紙)と底部とがクラフト紙などの紙製で
加熱菓子やレトルト食品とか、乳製流動食品等の飲用食
品用紙カップの改良に関する。
とプラスチック製のものが多く、紙製カップでは、紙繊
維の形状(長さ、太さ)が揃い、しかもその繊維が均斉
に存在するように、紙カップ用として特別に抄造した
“カップ原紙”という紙厚225g/m2 以上のもの
を用いる。焼き菓子やレトルト食品用紙カップは、“カ
ップ原紙”に比べやや粗質なクラフト紙、つまり40〜
180g/m2 という薄く、しかも表面が粗く、均度
小で引き破り易い薄手洋紙やいわゆるカップ原紙を用い
る。
価な薄手洋紙を焼き菓子とかレトルト食品用紙カップ側
筒に使う理由としては、クラフト紙などは組織繊維の長
さが長いため、特に耐熱性に優れていることと、薬品処
理の度合もカップ原紙より少いため耐蝕性を有し、食品
衛生的にも好ましく廉価であり、焼き菓子種中の油脂分
の加熱中に容器用紙中への流入油脂による透明化部分の
ムラが未晒クラフト紙では、目立たないということとが
主な理由である。
紙カップ(紙製容器)としては、登録実用新案第301
8132号公報記載のものが有る。この従来例は、図2
2に示すように、ほぼ弧形短冊状の紙からなるブランク
1をその長さ方向に丸め、その端部1a同士を接着部2
で接着して中空円錐台形のカップ側筒(いわゆる胴紙)
3を作り、その小径周辺3aの内周面に底紙4を接合し
た紙カップを作るに当り、前記カップ側筒3の小径周辺
3a内に、その余長周面部3bを存して丸皿状の底紙4
の周面4aを図23(A)のように接面定位するととも
に、前記余長周面部3bで底紙周面4aを図23(B)
のように外から中に包んで直角折り込みを二度実行して
折り返し、この折り返し部60をさらに底紙周面4aと
共に図23(C)のように内向きに直角に折り曲げ重ね
潰して多重重合紙の重ね潰し接合部17とすることで、
前記カップ側筒3の小径周辺3aの端部に底紙4を接合
した熱加工ケーキ用紙カップC′の底筒と底板との結合
構造である。
記多数回の直角折り重ね潰し接合部17は、その形成に
多工程を要し、厄介かつ面倒で量産向きでなく、しかも
上記多数回の折り重ね潰しに基づく多重重合紙の剛性に
よるシワ寄り現象により、カップ側筒3の下端周面に多
数の縦ジワ重合の凹凸部が生じる。これら凹凸部は、上
記底紙周面4aの高さが底紙厚の10〜20倍(約1〜
2mm)以内の比較的に低い場合は目立たず問題ない
が、側筒3の小径端内周面に対し、底紙周面4aの接合
強度を増すべく、その高さを底紙厚の30〜50倍の高
さ約3〜5mmに設定した場合には、上記底紙周面4a
の前記多数の凹凸部や多重重合紙の前記折り重ね潰し接
合に基づく前記凹凸部による0.1〜0.3mm程の食
み出し突部18が図22、図23(C)のように底紙4
の周辺における側筒3の下部外周面に多数発生する。
し突部18が有るカップC′の多数を図24のように重
積(スタッキング)して出荷した後、ユーザがカップ重
積体からカップC′を一つずつ引き抜き分離する際に、
前記食み出し突部18がその外側のカップの内面に図2
4のように0.1〜0.3mm程食い込んでしまってい
るためと、各側筒の下縁が折曲角縁周面となって角張っ
ているため、各底紙の間に空気が入り込みづらいことと
により、カップの単品分離が極めて実行しづらく、その
作業性を著しく阻害していたという本質的かつ、重大な
問題点が有る。
側筒に凹凸を設けて少しでもカップ重積体からカップ単
品を分離し易くした従来例として、本願出願人が先に提
案した登録実用新案第3046289号公報記載のもの
のように、ロール紙または枚葉紙に所定の襞、絵柄、文
字などの凹凸模様を浮き出し、打ち抜いた扇形のブラン
クの両側端をノリ付けし、中空円錐筒形に成形した周壁
(カップ側筒)と、この周壁の底部に挿入した底板とを
有したカップの内部に混捏した菓子たねを収容した状態
で、焼きまたは蒸し加工して菓子と一体に製品となる熱
加工菓子用のカップも周知である。
側筒と底紙との接合部外面は、依然として角張っている
し、多数の突部が出来ているので、この突部による前述
した単品分離の困難性と、底紙同士間へ空気の入り込み
づらいことによる単品分離の困難性とは、未だに解決で
きなかったという問題点が有る。
ために、上広がりの側筒の下部内周面にその余長周面を
残存させて逆丸皿状の底紙の下向き周面を接面定位する
とともに、前記余長周面で底紙周面を下から内側に包み
込んで底紙周面上部を側筒と共に丸くカールすること
で、側筒の下部周辺に食み出し突部が無く、カップ下縁
が丸味を帯びた底紙接合部を容易かつ、素早く形成でき
るようにし、かつ、上記カール部に連接して傾斜弾辺を
形成することで、重積した多数のカップ同士を上記底紙
に対する弾辺の反撥作用で良く浮上滑動できるようにす
ると共に、カップ底紙同士間に空気を入り込み易くする
ことで、カップ重積体からカップの単品分離を容易迅速
に実行可能とすることを目的とする。
は、紙をほぼ弧形短冊状に形成した側筒ブランクを長さ
方向に丸め、その端辺同士を接着部で接着して上広がり
のカップ側筒を作り、その下部内周面に底紙を接合した
カップを作るに当たり、前記側筒の下部内周面にその余
長周面を残存させて逆丸皿状の底紙の下向き周面を接面
定位し、前記余長周面で底紙周面を下から内側に包み込
んで折返し周面を作り、さらに、前記底紙周面の上部を
これに接面した側筒と共に外周面を押さえ込みながらそ
の下部周面を満遍なく内向きに丸め込んでカール部を作
り、このカール部の上部と底紙下面との間に前記折返し
周面を経た側筒の端部周辺を挟入して前記カール部の内
側周辺だけをリング状に底紙下面に沿わせて重ね潰すこ
とで、下向きの傾斜弾辺と底紙接合部とをそれぞれ形成
し、この接合部で前記側筒下部内周面に底紙を接合した
ことで達成できた。
面を参照して説明する。先ず、この発明の基本形態は、
図1に示すように、40〜180g/m2 程度の薄手
クラフト紙などの紙をほぼ弧形短冊状に形成した側筒ブ
ランク1を長さ方向に丸め、その端辺1a同士を接着部
2で接着して上広がりのカップ側筒(いわゆる胴紙)3
を作り、その下部内周面に底紙4を同図1のように接合
したカップを作るに当たり、前記側筒3の下部内周面に
その余長周面3Aを図2、図3のように残存させて丸皿
状の底紙4の下向き周面4Aを接着または、周知の可動
マンドレルMを用いて接面定位する。
Bを前記可動マンドレルMの下降により、図4、図5の
ように周知の第一カールマシーンM1で内側に向けカー
ルし始め、これをさらに上記可動マンドレルMの水平移
動により、図6、図7に示す第二のカールマシーンM2
に対向させた後、図8、図9のように、マンドレルMを
下降させカールを継続して丸くUターンさせると共に、
引き続きマンドレルMの下降により、図10、図11の
ように余長周面3Aで底紙周面4Aを下から内側に包み
込んだ折返し周面5を作る。
は、可動マンドレルMの水平移動で図12、図13に示
すような第三のカールマシーンM3と押圧マシーンM4
の上部に持ち来たすのであるが、これら各マシーンM
3、M4は、同図12のように、金属等の強靭材で作っ
た有底リング状のベース11の外周に近い上部における
環状溝12内に多数の押し上げばね13により水平状態
を保ち浮上する強靭なカールリング14と、ベース11
の底面11aに上記ばねよりも強い押し上げ弾力を有す
る弾撥ばね15で強く浮上する強靭材製の押し上げダイ
16とから構成してある。ただし、ばね13で浮上する
カールリング14と弾撥ばね15で浮上する押し上げダ
イ16とは、それぞれ周知の上限ストッパ(図示せず)
により、ベース11から図12に示す位置よりも上には
引き抜けないようにしてある。
押し上げダイ16上に底紙4を上記各図12、図13の
ように接面させた状態から可動マンドレルMを図14、
図15のように前記各ばね13、15の押し上げ弾力に
抗し下降させることで、前記底紙周面4Aの上部をこれ
に接面した側筒3と共に図15のように側筒外周面をカ
ールリング14の内周面14Aと可動マンドレルMとで
きつく挟みながら、その下部周面をカールリング14の
カール曲面14Bで図15のように満遍なく内向きに丸
め込んで同図15のようにカール部6を作ることができ
る。
せることで、上記図15に示すようにカール部6の上部
と底紙下面との間に前記折返し周面5を経た側筒3の端
部周辺3Bを図17のように挟入した状態で前記カール
部6の内側周辺6Aだけを同図17のようにベース11
の内側上縁11Bと可動マンドレルMの下面とでリング
状に底紙下面に沿わせて強固に重ね潰すことができ、押
し上げダイ16の外周斜辺16Aに応じた傾斜角(例え
ば10°〜60°)の下向きの傾斜弾辺7と底紙接合部
8とをそれぞれ形成した後、可動マンドレルMを図18
のように上昇復帰させ、押し上げダイ斜辺16Aから傾
斜弾片7をその弾力に抗し無理抜きすることで、前記接
合部8により前記側筒下部内周面に底紙4を接合した図
1に示すような本発明による食品用カップCを作ること
ができた。
紙)3の下部における前記余長周面3Aで底紙4の下向
き周面4Aを前述のカール付け手段により、外側から内
側に丸く包み込み乍ら図8、図9のように丸くカールし
始めて図11のように前記余長周面3Aを丸くUターン
させた折り返し周面5を形成することができ、その後、
図15のように底紙4の下向き周面4Aに接面した側筒
3の外周面を底紙周面4Aと共にカールリング14の内
周面14Aと側筒3の内部に有する前記可動マンドレル
Mの外周面とできつく挟み込み乍ら、その下部外周をカ
ールリング14のカール曲面14Bで内側に満遍なく図
16、図17のように丸め込みカールしたカール部6を
形成することができるから、側筒3の最下部周面には、
前記従来例における側筒の直角折り曲げによるシワ寄り
現象で図22から図24までの各図のように生じていた
食み出し突部18は、本発明の前記カール部6による側
筒下部の丸め込みカール底紙接合構造では生じない。
6に連接した底紙接合部8を経た先端個所を側筒3と底
紙4との各固有剛性を利用した傾斜弾辺7となし、この
弾辺7は、手指で底紙4に向け軽く押すと若干撓んで水
平近くになる程度の撓み弾力が有り、弾辺7から手指を
離すと、この傾斜弾辺7は、元の傾斜角(10°〜60
°)に復帰する。さらに、図21における底紙接合部8
の幅L1を可及的に小となし、傾斜弾辺7の長さL2を
可及的に大となした方が弾辺7の撓み量とその復元力と
を大とすることができる。
をなし、上広がりのカップ側筒3の下部内周面に余長周
面3Aを残存させて逆丸皿状の底紙4の下向き周面4A
を接面定位するとともに、前記余長周面3Aで底紙周面
4Aを下から内側に包み込んで丸め込みカールした後、
このカール部6の周面をリング状に押し潰したことで、
カップ下縁に丸味を帯びたカール部6と底紙接合部8と
を形成することができ、側筒下部周辺に食み出し突部を
なくすることができた。
を図19のように重積(スタッキング)したカップ重積
体における各カップ同士を良く滑動可能となし得たし、
底紙接合部8の先に設けた傾斜弾辺7の撓み復元弾力お
よび底紙4の固有張力により、カップ重積体の各カップ
は自己浮上傾向に重積することができ、この浮上作用と
カップ下縁を内側に丸め込みカールしたこととにより、
各カップの底紙同士間に上記丸味を帯びたカップ下縁か
ら空気が入り込み易くなったので、各カップの自己浮上
作用と相俟ってカップ重積体からのカップCの単品分離
が著しく容易になった。
mmとし、その開口角度を片側7°とした図20、図21
に示す例で、傾斜弾辺7の長さL2を2mmとし、その先
端と底紙下面との間隔を1mmとするには、傾斜弾辺7の
傾斜角θは、 sinX°= 1/2 からX=30°とすれば
よく、この弾辺7は、前記押し上げダイ16の外周斜辺
16Aを上記仕様に対応させて設定することで実現でき
た。
のクッション効果(自己浮上効果)は、仮に多数の傾斜
弾辺7の撓み高さがそれぞれ0.5mmとなるように20
個のカップ重積体の最上部を手指で押した場合には、底
紙4の撓みも含めてこの最上カップを約12mm下降させ
ることができ、手指を離すことで、各カップは、元の高
さに復元し、カップ重積体の各カップ同士が『フワフ
ワ』と極めて昇降滑動し易くなっていることが確認で
き、実際にカップの単品分離が著しく容易となった。ま
た、請求項3、4の各発明における接着手段としては、
糊料による接着以外に、予じめ側筒内面または底紙周面
にラミネート被着した可熱接着性樹脂層のヒートシール
接着も採用でき、この例では飲料カップとしても利用で
きる。
レトルト食品を入れても、底紙接合部8からは菓子類や
粘稠流動物が漏出することがなく、そのまま炉内で焼成
するか、または蒸し釜で蒸すと菓子種が加熱膨脹すると
共に、菓子種中の小麦デンプンがアルファ化して食用可
能な焼菓子または蒸し菓子となるが、この際前記底紙接
合部8は、紙固有の剛性に抗して強固にカールしてその
周辺を潰し接合して有るので、上記接合部8は、妄りに
カールや押し潰し接合が戻ったり変形することがない。
「ドウ」の大半を占める小麦デンプンは、60℃以上の
加熱で糊化し、カップ側筒3の下部内壁から丸くカール
したカール部6や底紙接合部8をも糊着し固化する。カ
ップ側筒3を形成するため、側筒ブランク1の両端を貼
り合わせた接着部2は、小麦デンプンが熱により糊化す
る以前の膨張による膨張圧を受けるので、この部分の接
着には充分意を注ぐ必要があるが、側筒下部と底紙4と
を丸くカールした後その周辺を押し潰した上記接合部8
やカール部6は、糊料等で接着しなくてもドウその他の
粘稠物質の填入時、あるいは填入後の加熱糊化等によ
り、上記底紙接合部8からドウやその他の粘稠流動物が
漏出する懸念はない。
ラタン生地や麺類その他のレトルト食品とかインスタン
ト食品類等を入れて、カップC内で、加熱調理するよう
にしてもよく、『飲むヨーグルト』や『飲む寒天』等の
飲用食品も収納後飲用できる。さらに、図1における符
号mで示す部分は、ミシン目状切断線で、カップCを千
切って引き剥し易くするためのものであり、さらに、前
記各図におけるカップCの肉厚は分り易くするため拡大
誇張してある。
たので、以下に記載の効果を奏する。請求項1の発明に
よれば、上広がりのカップ側筒3の下部内周面に余長周
面3Aを残存させて逆丸皿状の底紙4の下向き周面4A
を接面定位するとともに、前記余長周面3Aで底紙周面
4Aを下から内側に包み込んで丸め込みカールした後、
このカール部6の内側周面6Aをリング状に押し潰した
ことで、カップ下縁には角部がなく、丸味を帯びたカー
ル部6と底紙接合部8とを形成することができ、側筒下
部周辺に食み出し突部をなくすることができた。
を重積(スタッキング)したカップ重積体における各カ
ップ同士を良く滑動可能となし得たし、底紙接合部8の
先に設けた傾斜弾辺7の撓み復元弾力および底紙4の固
有張力により、カップ重積体の各カップは自己浮上傾向
に重積することができ、この浮上作用とカップ下縁を内
側に丸め込みカールしたこととにより、各カップの底紙
同士間に上記丸味を帯びたカップ下縁から空気が入り込
み易くなったので、各カップの自己浮上作用と相俟って
カップ重積体からのカップ単品分離が著しく容易になっ
たという優れた効果が有る。
かに、前記カール部6の内側周辺6Aの重ね潰し水平幅
L1を可及的に小さくすることで、前記下向きの傾斜弾
辺7の長さL2を可及的に大となしたので、傾斜弾辺7
の撓み量とその復元弾力を大とすることができ、カップ
重積体における各カップの浮上効果も大きくすることが
できた。
その余長周面3Aを残存させて逆丸皿状の底紙4の下向
き周面4Aを接着により接面定位したので、より一層安
定確実にカール部6とその内側周辺6Aの押し潰しをな
し得たし、飲用食品等カップ内流動食品の外部漏出を防
止できるという効果を付加できた。
8を接着補強したので、より一層保形性のよいカップと
なったし、流動食品や飲用食品の外部漏出も防止できる
という効果を付加できた。
目状切断線mを設けたので、カップ側筒3を手指等で千
切り易くすることができ、カップ内容食品がより一層食
し易くなったという効果を付加できる。
る効果のほかに、カール部6の形成と、その周辺部のリ
ング状押し潰しによる底紙接合部8の形成および傾斜弾
辺7の形成の各工程がカール治具による手作業または、
前述したカール成形押し潰し成形手段により容易に実現
できたという効果も有る。
切欠要部拡大縦断立面図
を示す縦断立面図
を示す縦断立面図
を示す縦断立面図
を示す縦断立面図
例を示す縦断立面図
例を示す縦断立面図
例を示す縦断立面図
例を示す縦断立面図
例を示す縦断立面図
縦断立面図
断立面図
図
大縦断立面図
Claims (6)
- 【請求項1】 紙をほぼ弧形短冊状に形成した側筒ブラ
ンク1を長さ方向に丸め、その端辺1a同士を接着部2
で接着して上広がりのカップ側筒3を作り、その下部内
周面に底紙4を接合したカップにおいて、前記側筒3の
下部内周面にその余長周面3Aを残存させて逆丸皿状の
底紙4の下向き周面4Aを接面定位し、前記余長周面3
Aで底紙周面4Aを下から内側に包み込んで折返し周面
5を作り、さらに、前記底紙周面4Aの上部をこれに接
面した側筒3と共に外周面を押さえ込みながらその下部
周面を満遍なく内向きに丸め込んでカール部6を作り、
このカール部6の上部と底紙下面との間に前記折返し周
面5を経た側筒3の端部周辺3Bを挟入して前記カール
部6の内側周辺6Aだけをリング状に底紙下面に沿わせ
て重ね潰すことで、下向きの傾斜弾辺7と底紙接合部8
とをそれぞれ形成し、この接合部8で前記側筒下部内周
面に底紙4を接合した食品用紙カップ。 - 【請求項2】 前記カール部6の内側周辺6Aの重ね潰
し水平幅L1を可及的に小さくすることで、前記下向き
の傾斜弾辺7の長さL2を可及的に大となした請求項1
記載の食品用紙カップ。 - 【請求項3】 前記側筒3の下部内周面にその余長周面
3Aを残存させて逆丸皿状の底紙4の下向き周面4Aを
接着により接面定位してなる請求項1または請求項2に
記載の食品用紙カップ。 - 【請求項4】 前記底紙接合部8を接着補強してなる請
求項1から請求項3までに記載の食品用紙カップ。 - 【請求項5】 前記カップ側筒3にミシン目状切断線m
を設けた請求項1から請求項4までに記載の食品用紙カ
ップ。 - 【請求項6】 紙をほぼ弧形短冊状に形成した側筒ブラ
ンク1を長さ方向に丸め、その端辺1a同士を接着部2
で接着して上広がりのカップ側筒3を作り、その下部内
周面に底紙4を接合したカップを製造する方法におい
て、前記側筒3の下部内周面にその余長周面3Aを残存
させて逆丸皿状の底紙4の下向き周面4Aを接面定位
し、前記余長周面3Aで底紙周面4Aを下から内側に包
み込んで折返し周面5を作り、さらに、前記底紙周面4
Aの上部をこれに接面した側筒3と共に外周面を押さえ
込みながらその下部周面を満遍なく内向きに丸く折曲し
てカール部6を作り、このカール部6の上部と底紙下面
との間に前記折返し周面5を経た側筒3の端部周辺3B
を挟入して前記カール部6の内側周辺6Aだけをリング
状に底紙下面に沿わせて重ね潰すことで、下向きの傾斜
弾辺7と底紙接合部8とをそれぞれ形成し、この接合部
8で前記側筒下部内周面に底紙4を接合したことを特徴
とする食品用紙カップの製造方法。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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