JP2001232734A - 断熱性積層シートと該積層シートを用いた断熱カップ - Google Patents

断熱性積層シートと該積層シートを用いた断熱カップ

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JP2001232734A
JP2001232734A JP2000047398A JP2000047398A JP2001232734A JP 2001232734 A JP2001232734 A JP 2001232734A JP 2000047398 A JP2000047398 A JP 2000047398A JP 2000047398 A JP2000047398 A JP 2000047398A JP 2001232734 A JP2001232734 A JP 2001232734A
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laminate sheet
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Yasuhiro Sumida
康宏 炭田
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Toppan Inc
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Toppan Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】作業工程が簡単で低価格の断熱性積層シートと
この積層シートを用いて作製した紙製断熱カップを提供
すること。 【解決手段】紙(2)を基材とし、外層(1)が発泡樹
脂層、内層(3)がポリオレフィン系樹脂層から成る積
層シート(6)であり、エンボス模様(5)が施されて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、紙を基材とした断
熱性の積層シートと、該断熱性の積層シートを胴部材に
用いた紙製断熱カップに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、即席麺などの収容物に熱湯を注い
で食する断熱性の紙カップとして、例えば、耐水加工し
た紙カップ本体の周壁の外側に多数の凹凸模様を形成さ
せたエンボス紙を貼着し、さらにこのエンボス紙の上か
らコートボール等の板紙を貼着して断熱層を形成させた
紙カップや、内層と外層とで融点を違えた(外層のポリ
エチレンの融点を低く設定する)両面ポリエチレン加工
紙で紙カップを成形し、成形した紙カップを加熱炉等で
加熱し、紙に含まれる水分で外側のポリエチレン層のみ
を発泡させて凹凸を有する断熱層を形成させた発泡紙カ
ップがあった。
【0003】前者の紙カップは、接着剤を使用するため
糊付け工程が必要になるなど作業工程が複雑なため、容
器の価格が比較的高くなる、また、紙カップに胴紙を巻
き付けるため容器重量が増すという問題がある。また、
後者の発泡紙カップは、断熱層が薄く断熱効果に乏しい
という問題がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、紙製の断熱
カップに関する以上のような問題点に着目してなされた
もので、作業工程が比較的簡単で低価格に押さえられ、
かつ、断熱効果に優れた紙製の断熱性積層シートと該断
熱性積層シートを用いた紙製断熱カップを提供すること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の発明は、
紙を基材とし、外層が発泡樹脂層、内層がポリオレフィ
ン系樹脂層から成る積層シートであって、該積層シート
には凹凸形状のエンボス模様が施されていることを特徴
とする断熱性積層シートである。
【0006】このように、紙を基材とし、外層が発泡樹
脂層、内層がポリオレフィン系樹脂層から成る積層シー
トであって、該積層シートには凹凸形状のエンボス模様
が施されているので、表側から手で触れた際、手の先は
凸部のみに触れる点接触となり、また、表側の発泡樹脂
層には発泡による断熱層が生じているため、断熱効果を
有する。
【0007】また、第2の発明は、第1の発明におい
て、前記発泡樹脂層は、ポリオレフィン系樹脂に熱発泡
性の発泡剤を添加したものから成ることを特徴とする断
熱性積層シートである。
【0008】このように、発泡樹脂層は、ポリオレフィ
ン系樹脂に熱発泡性の発泡剤を添加したものから成る構
成のため、発泡樹脂層は加熱することにより容易に発泡
して断熱効果を有する層となる。
【0009】また、第3の発明は、第1または第2の発
明において、前記紙とポリオレフィン系樹脂層の間には
印刷層が設けられていることを特徴とする断熱性積層シ
ートである。
【0010】このように、紙とポリオレフィン系樹脂層
の間には印刷層が設けられているので、表側から印刷表
示を読み取ることができる。
【0011】また、第4の発明は、第1、第2または第
3の発明の断熱性積層シートを胴部材に用いて作製した
胴部材と底部材とからなる紙製断熱カップである。
【0012】また、第5の発明は、第4の発明におい
て、前記紙製断熱カップは、胴部材の一方の端縁ともう
一方の端縁の重合部分並びに胴部材の下端の底部材との
接合部分を除いてエンボス模様が施されていることを特
徴とする紙製断熱カップである。
【0013】このように、紙製断熱カップは、胴部材の
一方の端縁ともう一方の端縁の重合部分並びに胴部材の
下端の底部材との接合部分を除いてエンボス模様が施さ
れているので、胴部材の重合部分や胴部材と底部材の接
合部分を完全に接着させることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下実施例により本発明を詳細に
説明する。図1は、断熱性の積層シート(エンボス加工
前の状態)の一実施例を示す断面説明図で、図2は、断
熱性の積層シートを胴部材に用いた紙製断熱カップの一
実施例を示す部分断面説明図である。
【0015】本発明の断熱性の積層シート(6)は、図
1に示すように、紙(2)を基材とし、外層(1)が発
泡樹脂層、内層(3)がポリオレフィン系樹脂層からな
る積層シートであって、該積層シートには凹凸形状のエ
ンボス模様(5)が施されたものである。紙(2)と外
層(1)の発泡樹脂層との間に印刷層(4)を形成させ
ても良い。
【0016】紙(2)は、折り曲げ加工、絞り加工、巻
き込み加工などに耐えられる紙カップ原紙が好適に使用
できる。
【0017】外層(1)を構成する発泡樹脂層や内層
(3)を構成するポリオレフィン系樹脂層は、例えば、
押出しラミネート法などの方法で、溶融したポチオレフ
ィン系樹脂等を紙(2)の両面に塗布して形成させるこ
とができる。
【0018】ポリオレフィン系樹脂としては、ポリエチ
レン、ポリプロピレン等の熱融着性を有する樹脂が好ま
しく使用できる。また、外層の発泡樹脂層(1)の発泡
は、一般的な方法で行えば良い。例えば、重炭酸アンモ
ニウム等の発泡剤を樹脂に混合しておき、押出し時に、
熱により発泡剤を発泡させ発泡層を形成させる方法があ
る。また、発泡剤を用いずに、紙に含まれる水分を利用
して樹脂層を後からの加熱により発泡させる技術も知ら
れている。
【0019】このようにして作製した積層シートに、凹
凸形状のエンボス模様(5)を形成させる。エンボス模
様の形成も公知の形成方法によれば良い。例えば、枚葉
式または巻取り式のロールエンボス形成設備を用いて形
成させる。
【0020】エンボスは、直径が0.5〜20mm程
度、高低差が10〜1000μm程度の凸部の点状の突
起または凹部の点状の窪みを1cm2 あたり0.1〜5
00個程度分布させて、積層シート全体に、または、端
縁を除いた内面のみに施す。
【0021】このエンボス模様(5)を施した積層シー
ト(6)を使用して、胴部(11)と底部(12)とか
らなり、開口部周縁が外側にカールした口縁部(13)
を有する紙製断熱カップ(10)を成形することができ
る。
【0022】胴部と底部の双方にエンボス模様(5)を
施した積層シート(6)を用いても構わないが、少なく
とも胴部(11)にはエンボス模様(5)を施した積層
シート(6)を用いる必要がある。このことにより、胴
部を手指などで持った際に断熱効果が発揮される。
【0023】胴部(11)を形成する胴部材の一方の端
縁ともう一方の端縁の重合部分(14)と胴部材の下端
の底部(12)を形成する底部材との接合部分(15)
と口縁部(13)を除いた胴部の内側部分のみにエンボ
ス模様を施した紙カップを成形すると、重合部分(1
4)や接合部分(15)が平らであるため、より確実な
紙カップ成形を行うことができる。
【0024】このことは、例えば、積層シートから胴部
を構成する胴部材のブランクを打ち抜く際に、同時に見
当を合わせながらエンボス模様を施すことにより容易に
可能となる。
【0025】
【発明の効果】上記のように本発明によれば、断熱性の
積層シートのみで紙カップを成形することができるの
で、紙製断熱カップの重量を削減することができる。ま
た、糊付け工程を必要としないため、工程が削減され、
コストダウンになる。発泡樹脂層を形成させた積層シー
トにさらにエンボス加工を施しているので、さらに断熱
効果がアップされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す、断熱性の積層シート
を示す断面説明図である。
【図2】本発明の断熱性積層シートを胴部材に用いた紙
製断熱カップの一実施例を示す部分断面説明図である。
【符号の説明】
1‥‥外層、発泡樹脂層 2‥‥紙 3‥‥内層、ポリオレフィン系樹脂層 4‥‥印刷層 5‥‥エンボス模様 6‥‥積層シート 10‥‥紙製断熱カップ 11‥‥胴部 12‥‥底部 13‥‥口縁部 14‥‥重合部分 15‥‥接合部分
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B65D 81/38 B65D 81/38 J Fターム(参考) 3E067 AA03 AB01 AC01 BA02A BB25A BC03A CA18 FA01 GA11 3E086 AB03 AD06 BA04 BA14 BA15 BA16 BA46 BB37 CA03 DA08 4F100 AA04 AK01B AK03C AK07 BA03 BA07 BA10B BA10C CA01B DD01 DG10A DJ01B GB16 HB21 HB31 JJ02 JL03

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】紙を基材とし、外層が発泡樹脂層、内層が
    ポリオレフィン系樹脂層から成る積層シートであって、
    該積層シートには凹凸形状のエンボス模様が施されてい
    ることを特徴とする断熱性積層シート。
  2. 【請求項2】前記発泡樹脂層は、ポリオレフィン系樹脂
    に熱発泡性の発泡剤を添加したものから成ることを特徴
    とする請求項1記載の断熱性積層シート。
  3. 【請求項3】前記紙とポリオレフィン系樹脂層の間には
    印刷層が設けられていることを特徴とする請求項1また
    は2記載の断熱性積層シート。
  4. 【請求項4】請求項1、2または3記載の断熱性積層シ
    ートを胴部材に用いて作製した胴部材と底部材とからな
    る紙製断熱カップ。
  5. 【請求項5】前記紙製断熱カップは、胴部材の一方の端
    縁ともう一方の端縁の重合部分並びに胴部材の下端の底
    部材との接合部分を除いてエンボス模様が施されている
    ことを特徴とする請求項4記載の紙製断熱カップ。
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