JPS607290Y2 - 紙製液体容器胴部用のブランクシ−ト - Google Patents

紙製液体容器胴部用のブランクシ−ト

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JPS607290Y2
JPS607290Y2 JP909583U JP909583U JPS607290Y2 JP S607290 Y2 JPS607290 Y2 JP S607290Y2 JP 909583 U JP909583 U JP 909583U JP 909583 U JP909583 U JP 909583U JP S607290 Y2 JPS607290 Y2 JP S607290Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
blank sheet
paper
liquid container
skived
container
Prior art date
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Expired
Application number
JP909583U
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English (en)
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JPS59115715U (ja
Inventor
丈夫 大石
征男 宮野
弘一郎 大森
Original Assignee
本州製紙株式会社
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Publication date
Application filed by 本州製紙株式会社 filed Critical 本州製紙株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は紙製液体容器胴部用のブランクシート、特にそ
のスカイブ加工部分の形状に関する。
該紙製液体容器は主として牛乳、ジュース、酒類などに
用いられるが、用途はそれらに限定されるものではない
紙製液体容器は、胴部、天板、及び底板部分とからなる
胴部はブランクシートを円筒、円錐状、或いは角筒、角
錐状にし、該ブランクシートの両側縁を重ね合わせ、貼
合したものである。
紙製液体容器の一例を第1図に示す。
間口は正面断面図であり、円筒形容器で胴部1、天板2
、底板3、とからなっている。
図では天板2は胴部1の上端縁に挟着されており、底板
3は胴部1の下端縁の内側に嵌着されている。
図イは間口の胴部1の上端部の断面X−Xに関する平面
断面図である。
4は胴部ブランクシートの両側縁の貼合部を示す。
充填物が液体の場合、上記貼合部4のうち容器の内側に
当るブランクシート端面5は、液体の浸透が避けられな
い。
特に浸透の激しい酒類などでは液もれのトラブルにつな
がる。
そこで従来、第2.3図(ブランクシートの部分正面図
)のイに示すように、ブランクシートの側縁部分の表面
を削り取り(スカイブ加工と称す。
)、間口のように折り曲げ加工し、耐水性フィルム7で
板紙6の端面を液体から保護する方法がとられている。
ところがこの場合、液体容器としてはまだ不十分である
第4図は第1図イのA部分の部分拡大断面図である。
容器の内側に面する胴部1の端面5は、スカイブ加工さ
れ耐水性フィルムで被覆されているが、該端面5と胴部
1と天板2の内側リングとで囲われた空隙部8が大きく
、容器の液もれの原因の1つとなっている。
胴部1及び天板2の表面の熱可塑性樹脂層を厚くしたり
、加熱加圧を十分に行なって上記空隙部8を溶融樹脂で
埋め、かつ天板2の内側リングを胴部1へ極力押しつけ
ることでピンホールの発生を避けているのが現状である
直径507171程度の容器では胴部1の厚さは0.5
斜程度であるが、それでもなおピンホールの発生を防ぐ
には大変な注意をともなう。
上記の問題は胴部1と底板3との間でも同様に発生する
さらに第3図イのようにスカイブ加工したブランクシー
トの先端が非常に薄いと間口のように折り曲げ加工する
際、作業性が低く、かつ仕上りの外観がよくない。
考案者らは紙製液体容器の胴部と天板又は底板との結合
部分で発生する液もれについて鋭意研究した結果、胴部
ブランクシート端縁のスカイブ加工の断面形状を変える
ことにより、胴部貼合部の内側端面と、胴部と、天板(
又は底板)の内側リングとで囲われた空隙部8を小さく
することが出来、ひいては容器の液もれを防ぐことが出
来ることを見い出し、この知見に基いて本考案をなすに
至った。
本考案のブランクシートは、紙層の少くとも裏面に耐水
性フィルムがラミネートされている紙製液体容器胴部用
のブランクシートにおいて、該ブランクシートの少くと
も表面の1側縁がスカイブ加工されており、該スカイブ
加工部分の断面形状はスカイブ幅のほぼ中央部分が最も
薄く、かつスカイブ面が上記中央部分から少くとも片側
で上方に向かった傾斜面を有することからなる。
次に本考案の実施例を添付の図によって説明する。
第5.6.7図は本考案のブランクシートの部分正面図
である。
ブランクシートの平面図の全体の形状は円筒容器では長
方形を、又円錐容器では扇形をしており、角形もそれに
準じた形状であるが、図は省略した。
夫々図イはスカイブ加工部分の形状を示す。
間口はスカイブ加工部分を折り曲げ加工した後の形状を
示し、シートの端の形状がブランクシートの厚さよりも
更に薄く尖った形状となるのが特徴である。
第5図イはスカイブ面11がスカイブ幅のほぼ中央部分
が最も薄くそこから両側で上方に向って傾斜面を有し、
V字型を形成している。
第6図イと第7図イとは、V字型の片側が水平に流れた
形状である。
又、第7図は板紙6の下側にアルミ箔10があり、容器
のガスバリア性が改善される。
いずれも図のブランクシートの下側が容器の内側になる
そして、スカイブ加工部分のほぼ中央部分が最も薄いた
め、折り曲げ加工すると夫々間口のように先端が突った
形状となる。
ただし、図イの12と13の部分が、折り曲げ後間口の
14のように必ずしも一致する必要はない。
第8,9図は、本考案のブランクシートを胴部に適用し
た場合の第1図イのA部分に相当する部分拡大断面図で
、従来技術の第4図に対応する。
第8図においては空隙部8が、又第9図においては空隙
部8,9ともに大幅に小さくなっていることが明らかで
ある。
その結果、本考案によって縮少した空隙部8、及ぶ9は
、ヒートシール時の溶融樹脂で簡単に埋め込まれ、この
部分のピンホールは皆無となる。
なお、第5.6.7図口のブランクシートの端縁は下向
きに尖った形状をしているが、第8,9図で胴部1を構
成した後はシール圧により反対側に変形され、もう一方
の端縁に貼合されている。
この変形は胴部1の素材が板紙6であり、何ら無理なく
行うことが出来る。
以上図は円筒容器の例を示したが、本考案は角筒、円錐
、角錐等の容器にも適用出来る。
紙層は主に板紙6からなるが、アルミ箔10、あるいは
その他のフィルムとの積層板であってもよい。
又、耐水性フィルムは一般に熱可塑性樹脂フィルムが使
用される。
次に本考案の効果を列挙する。
(1)本考案のブランクシートは紙製液体容器の胴部の
貼合部(ブランクシートの端縁同士が重ね合わされる。
)の段差と天板又は底板とによって形成される空隙部を
小さくし、従って該空隙部が溶融樹脂で容易に埋められ
、結果として上記空隙部のピンホールに起因する容器の
液もれを皆無にする。
(2)本考案のブランクシートは、容器を形成した時、
上記の通り空隙部が小さくなり、該空隙部を埋める溶融
樹脂量は少ですむ。
従ってブランクシートの耐水性フィルムのラミネート層
(これはヒートシールで容器を形成する場合、熱可塑性
樹脂が使われる。
)の厚さを薄くすることが出来る。
(3)上記の通り空隙部が小さく、胴部の段差部分と天
板又は底板とのはめ合いが良いため、ヒートシール時の
加圧は小さくてよい。
(4) 本考案のブランクシートのスカイブ加工され
た端部は薄くはなく、かつスカイブ加工部のほぼ中央部
が最も薄いため、該スカイブ加工部分の折り曲げ作業性
がよい。
又仕上りがよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は紙製液体容器の正面、及び平面断面図、第2.
3図は従来の胴部ブランクシートの部分正面図、第4図
は第1図イのA部分の部分拡大断面図、第5.6.7図
は本考案のブランクシートの部分正面図、第8,9図は
本考案のブランクシートを胴部に適用した場合の、第1
図イのA部分に相当する部分拡大断面図である。 1・・・・・・胴部、2・・・・・・天板、3・・・・
・・底板、4・・・・・・貼合部、5・・・・・・ブラ
ンクシート端面、6・・・・・・板紙、7・・・・・・
耐水性フィルム、8,9・・・・・・空隙部、10アル
ミ箔。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 紙層の少くとも裏面に耐水性フィルムがラミネート
    されている紙製液体容器胴部用のブランクシートにおい
    て、該ブランクシートの少くとも表面の1側縁がスカイ
    ブ加工されており、該スカイブ加工部分の断面形状はス
    カイブ幅のほぼ中央部分が最も薄く、かつスカイブ面が
    上記中央部分から少くとも片側で上方に向かった傾斜面
    を有することを特徴とする紙製液体容器胴部用のブラン
    クシート。 2 紙層が板紙とその下側のアルミ箔との積層板からな
    る実用新案登録請求の範囲第1項記載の紙製液体容器胴
    部用のブランクシート。 3 耐水性フィルムが紙層の両面にラミネートされてい
    る実用新案登録請求の範囲第1項記載の紙製液体容器胴
    部用のブランクシート。 4 ブランクシートの両側縁の夫々該シートの表面と裏
    面にスカイブ加工されている実用新案登録請求の範囲第
    1項記載の紙製液体容器胴部用のブランクシート。
JP909583U 1983-01-27 1983-01-27 紙製液体容器胴部用のブランクシ−ト Expired JPS607290Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP909583U JPS607290Y2 (ja) 1983-01-27 1983-01-27 紙製液体容器胴部用のブランクシ−ト

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JP909583U JPS607290Y2 (ja) 1983-01-27 1983-01-27 紙製液体容器胴部用のブランクシ−ト

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59115715U JPS59115715U (ja) 1984-08-04
JPS607290Y2 true JPS607290Y2 (ja) 1985-03-11

Family

ID=30140568

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JP909583U Expired JPS607290Y2 (ja) 1983-01-27 1983-01-27 紙製液体容器胴部用のブランクシ−ト

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010150500A1 (ja) * 2009-06-23 2010-12-29 凸版印刷株式会社 レトルトカップ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010150500A1 (ja) * 2009-06-23 2010-12-29 凸版印刷株式会社 レトルトカップ
JP6023426B2 (ja) * 2009-06-23 2016-11-09 凸版印刷株式会社 レトルトカップ

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