JPS5852918Y2 - 密封容器の底部密封用ボトムシ−ラ− - Google Patents

密封容器の底部密封用ボトムシ−ラ−

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JPS5852918Y2
JPS5852918Y2 JP1980018446U JP1844680U JPS5852918Y2 JP S5852918 Y2 JPS5852918 Y2 JP S5852918Y2 JP 1980018446 U JP1980018446 U JP 1980018446U JP 1844680 U JP1844680 U JP 1844680U JP S5852918 Y2 JPS5852918 Y2 JP S5852918Y2
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JP
Japan
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base
carton
carton body
groove
softened
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Expired
Application number
JP1980018446U
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English (en)
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JPS56120227U (ja
Inventor
秀明 松本
育敬 大谷
Original Assignee
明治機械株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、主として液体を充填するため、多層ラミネ
ート厚紙(−倒毛21図に拡大断面を示す)をベースに
して第11図、第12図に示すように作成したカートン
材を用い、これを第15図に示すようなゲーベル型また
はフラットタイプ等の密封容器に形成するに当ってその
底部から内容液の滲み出すことを確実に防止することが
できる有効なボトムシーラーを得ることを目的とするも
のである。
この種のカートンは、近来牛乳やジュース類を始めとし
、清酒、醤油など主として液状製品を封入する容器とし
て使用されているが、これらの液体についても牛乳やジ
ュース類は浸透性が乏しいのに対し、清酒や醤油あるい
は成る種のジュース(無糖レモンジュース)などは浸透
性が強い。
そのため清酒や醤油の類を充填する容器は、内容液の浸
出を防止することと兼ねて長い期間内容物の変質を防ぎ
保存を安全ならしめるため、カートン材Aは例えば第2
1図の拡大断面図に示す如く紙イの内外面にポリエチレ
ンの如き熱接着性合成樹脂の薄膜口、ハを形成し、その
内側すなわち容器内部側にアルミ箔二を接着し、さらに
その内側にやや厚くポリエチレンの如き熱接着性合成樹
脂膜ホを被着したものであり、しかも清酒など浸透性の
強い液体を容れる目的に対しては、内容液がカートン材
Aの紙質に浸み込まないようになすため、カートン材を
角筒形に折り曲げて第11図、第12図の如く貼合する
場合、紙イの切り口が内容液に触れることがないよう第
13図の拡大断面図に示す如く第1パネルaの内面に貼
合される第5パネルeの先端切り口fを内側に折り返え
して包み込むように貼合するものである。
このようにカートン材Aはラミネート構成でそれ自体の
厚さ0.45mm内外で相当に材料の剛性も大きい上、
カートン材Aは第11図、第12図に示す如く二つ折り
に畳まれた状態から以下の如く重合接着して底部が形成
されるものであるから、底部の密封には無理が生じ易い
すなわち、第11図はカートンを構成するために形成さ
れた材料の平面図を示し、第12図はこれをそのままひ
つくり返えして裏を示した図で、これから明らかなよう
にカートン材Aは直方体の筒を形成するように作成され
ている。
この材料は先ず筋目g、h、j、kから折って第1パネ
ルa乃至第4パネルdをそれぞれ直角に起して角筒状と
なし、これを機械に設けられたマンドレル(図には省略
)に嵌合し、ついで底部を成形するため横の筋目mおよ
び斜めの筋目nから第14図に示す如く折り込み、その
底口部分を加熱してポリエチレン部分に熱接着性を与え
、一辺の折り込み片Oに対向片pを合せ、折り込み片O
をその筋目qから対向片pの下に折り返えし、この状態
においてボトムシーラーを以てこれらの折り重ね部分を
マンドレルとの間で強圧して底部を封塞すること第18
図に示す如くなすものである。
したがってカートンの底部は少い個所でもカートン材A
は三枚重ね(三層)に重合され、多い個所では九層(第
5パネルeの折り返し部分が他の部分と重なる個所)に
も達するので、既述の如く比較的剛性の大きいカートン
材Aをこのように多数層に畳んで重ねるためには強い機
械力を要することは素よりのこと、そのために折り目が
集まる底部内側の三角片r、rの先端附近は弱まって最
内部のポリエチレン膜ホの折り目が一部破れ、また内部
のアルミ箔二に微細な亀裂を生ずることがある。
この場合、保存日数が少い場合は格別の支障は認められ
ないが、酒や醤油の如く消費までの期間が長期に亙り、
しかも浸透性の大きい液類では、前記の如き微妙な珊疵
部分から内容液は紙質に浸透し、やがてカートンの底部
外側に滲み出して容器を汚損するようなおそれがある。
この考案は、以上の如く畳み込んだカートン体の底部を
マンドレルとの間において押圧して接着させるため、底
部の外側から加圧するためのボトムシーラーの構成に関
するもので、第1図はボトムシーラー全体を押圧面側か
らみた平面図。
第2図は第1図を矢いの方向からみた図、以下第10図
まではその部分を示す詳細図であって、1はボトムシー
ラーの基盤。
2はその基盤1の上面において前記カートン体底部の折
り込み片Oと対向片pとの重合部分に直面して形成した
(第5図)浅い凹溝。
3はカートン体底部における第5パネルeの貼合部分と
合致するよう上記凹溝2と直角の向に形成した(第3図
)やや深い凹溝で、この凹溝3と前記凹溝2とによって
区分された上面4は他の上面5よりも少しく低く形成す
る。
6は両凹溝2,3との交点に近い部分に突設したエンボ
ス型で、前記の折り込み片Oと対向片pとの重合部と第
5パネルeの貼合部とが重なる部分を歯によって第19
図の拡大断面図に示す如く噛み潰すようになしたもの。
7はカートン体の底部中央部分において、折り込み片0
と対向片pとの重合部分を強く押圧するため凹溝2の中
央部の狭幅部分8に入り込んで設けた滑面の型で、その
勾配面9は第2図、第6図に示す如く基盤1の中央に向
って下り勾配となるよう水平面に対し僅かな角度θを持
たせる。
而してこれらの型6,7は基盤1と一体に構成しても差
支えはないが、工作上は第6図乃至第9図の如く別々に
作成し、基盤1に対し一体的に固着するものである。
なお、10はかくしてなる基盤1を押圧作動体(図には
省略)に固着するための取付孔である。
この考案は、以上の如く構成したから、既述の如く底口
部分を加熱された上、畳み込まれたカートン体の底部に
外側から基盤1を当てカートン体に嵌まったマンドレル
と、該基盤1との間で強く底部を押圧すれば、折り込み
片Oと対向片pとが重合する厚い部分は凹溝2の部分に
直面するとともに、切り口fを内側に包んで貼着された
第5パネルeの貼合により厚く重なる部分は凹溝3に直
面し、さらに前者の厚い部分と直角方向に重なる後者の
厚い部分の交点に当ってはエンボス型6を設けた関係上
、部厚であるにも拘らず第19図に示す如く凹凸のエン
ボス型6の押圧によって、その凸部に当る個所は特に強
く押されてさきの加熱によって溶融軟化された合成樹脂
は型6の凹部が当る部分側に移動して隙間を塞ぎ、その
ためこの部分を十分に水蜜に密着することができる。
また、これと同時に中央部分に設けた滑面の型7はカー
トン体の内側底部にできる三角片r、rの尖端に近い部
分を強く押圧してカートン体底部の下面中央部分に凹み
11を形成する(第17図、第20図)程に加圧するか
ら、滑面の型7の勾配面9は中央に向って角θを持つ下
り勾配であるとともに、凹溝2はこの部分が狭幅部分8
となっている関係上、押圧に際して前記三角片r、rを
元の方から漸次尖端に向って強圧し、そのためカートン
材Aの内側のポリエチレン膜ホやアルミ箔二の折り目に
亀裂を生じても、前記の如く加熱によって溶融軟化した
ものを各三角片rrの折り目に沿って尖端部に向って絞
り送り、これによって亀裂部分を覆って傷口を塞ぐこと
ができるので、この傷口部分から内容液が紙イの層に浸
み込むことを防止することができる。
したがってカートン体底部の折り畳み上、最も微細な傷
ができ易い部分を自から修復できる点において、浸透性
の強い内容液として清酒や醤油などを充填して長期間保
存するも、カートン体の外部にこれらの液が滲み出して
容器を汚損するようなおそれがない効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案に係る密封容器の底部密封用ボトム
シーラーの平面図。 第2図は、第1図を矢いの方向からみた側面図。 第3図、第4図および第5図は、第1図lll−III
線、IV−IV線および■−■線における各拡大断面図
で、凹溝の形を示す。 第6図は、滑面の型を示す側面図。 第7図は、第6図の平面図。 第8図は、エンボス型の側面図。第9図は、第8図の平
面図。 第10図は、第2図の一部を拡大して示した詳細図。 第11図は、扁平に二つに畳んだ状態を示すカートン材
の平面図。 第12図は、第11図の状態からカートン材をひつくり
返して裏側を示した図。 第13図は、カートン材の第1パネルと第5パネルとの
貼合部分を示した第12図■−■線の拡大断面図。 第14図は、カートン体の底部を折り畳む要領を示した
斜視図。 第15図は、出来上った密封容器の形状を例示する斜視
図。 第16図は、密封容器の底部内側を示す平面図。 第17図は、これをひつくり返して容器底部の外側を示
す底面図。 第18図は、第17図を矢ろの方向からみた底部の拡大
側面図。 第19図は、エンボス型によって押圧される部分、すな
わち第17図恵−線の拡大断面図。 第20図は、滑面の型によって押圧される部分、すなわ
ち第17図双−双線の拡大断面図。 第21図は、カートン材の一例を示す拡大断面図である
。 1・・・・・・ボトムシーラーの基盤、2,3・・・・
・・凹溝、4゜5・・・・・・上面、6・・・・・・エ
ンボス型、7・・・・・・滑面の型、8・・・・・・狭
幅部分、9・・・・・・勾配面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. マンドレルに支持されて底口部分を加熱され、かつ畳み
    込まれたカートン体の底部における折り込み片Oと対向
    片pとが重合する厚い部分に直面してボトムシーラー基
    盤1の上面、すなわち押圧面に浅い凹溝2を形成すると
    ともに、別にカートン体における切り口fを内側に包ん
    で貼着された第5パネルeと第1パネルaとの貼合によ
    り厚くなった部分に直面して基盤1の上面に前記凹溝2
    よりやや深い凹溝3を上記凹溝2と直角方向に形威し、
    これら両貼合部分が直角方向に重なる交点に当る極厚の
    重合部分に面して基盤1にエンボス型6を突設し、既述
    のマンドレルと基盤1との間においてカートン体底部を
    押圧する際、エンボス型6の凸部に当る個所でカートン
    体底部を特に強圧して、さきに加熱によって溶融軟化し
    た熱接着性合成樹脂をエンボス型6の凹部に当る側に押
    し絞って隙間を塞いで水密に密着させるようになすとと
    もに、カートン体の底部内側にできる三角片r、rの相
    対する尖端に近い部分に当って凹溝2の一側辺を部分的
    に入り込ませて凹溝2に狭幅部分8を形威し、この部分
    に上部の勾配面9を基盤1の中央に向って下り勾配とな
    るよう僅かな角度θを持たせた滑面の型7を基盤1の上
    面5より少しく突出して設け、これによって局部的に他
    の部分よりも一段と強くカートン体底部を圧迫してカー
    トン体の内部における合成樹脂膜ホの前記加熱によって
    溶融軟化したものを上記各三角片r、rの折り目に沿っ
    てその尖端側に絞り送って、折り目部分に生じ易い微細
    な傷口部分を前記の溶融軟化した合成樹脂によって修復
    せしめて、内容液が紙質に浸込むことを防止するように
    した密封容器の底部密封用ボトムシーラー
JP1980018446U 1980-02-18 1980-02-18 密封容器の底部密封用ボトムシ−ラ− Expired JPS5852918Y2 (ja)

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JPS56120227U JPS56120227U (ja) 1981-09-12
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