JPH05193643A - パッケージ及びその製造方法 - Google Patents
パッケージ及びその製造方法Info
- Publication number
- JPH05193643A JPH05193643A JP4202443A JP20244392A JPH05193643A JP H05193643 A JPH05193643 A JP H05193643A JP 4202443 A JP4202443 A JP 4202443A JP 20244392 A JP20244392 A JP 20244392A JP H05193643 A JPH05193643 A JP H05193643A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tongue
- bent
- package
- joint
- foil
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65D—CONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
- B65D5/00—Rigid or semi-rigid containers of polygonal cross-section, e.g. boxes, cartons or trays, formed by folding or erecting one or more blanks made of paper
- B65D5/02—Rigid or semi-rigid containers of polygonal cross-section, e.g. boxes, cartons or trays, formed by folding or erecting one or more blanks made of paper by folding or erecting a single blank to form a tubular body with or without subsequent folding operations, or the addition of separate elements, to close the ends of the body
- B65D5/0272—Rigid or semi-rigid containers of polygonal cross-section, e.g. boxes, cartons or trays, formed by folding or erecting one or more blanks made of paper by folding or erecting a single blank to form a tubular body with or without subsequent folding operations, or the addition of separate elements, to close the ends of the body with end closures formed by applying a web on the edge of the body, and subsequent inward folding of flaps
Abstract
(57)【要約】
【目的】 端部、特に舌部の所定箇所に存在する接合部
あるいは接合部が設けられる舌部のどの箇所にあって
も、完全封止で接合されるような接合部を有するパッケ
−ジ及びその製造方法の提供。 【構成】 本発明は、箱体を呈し、液体のような内容物
を気密に且つ防水的に保持するパッケージであって、前
記箱体は、シート状基地が管状スリーブに折曲げられ接
合部に沿って組み立てられ、防水層好ましくはプラスチ
ック材により前記箱体内側が被覆されており、前記箱体
のそれぞれの壁部の端部より延設される折曲舌片を頭部
および底部両者に有し、前記箱体の少なくとも一端の開
口に封止用フォイルが設けられ、該フォイルは前記折曲
舌片と前記箱体の端部との両部で封止に用いられるもの
であり、前記折曲舌片が、前記接合部が設けられている
延長上にあって部分的に互いに重なり合う第１及び第２
の舌部を有し、第１の舌部が、第２の舌部の終端が当接
接合される折曲縁を有する。
あるいは接合部が設けられる舌部のどの箇所にあって
も、完全封止で接合されるような接合部を有するパッケ
−ジ及びその製造方法の提供。 【構成】 本発明は、箱体を呈し、液体のような内容物
を気密に且つ防水的に保持するパッケージであって、前
記箱体は、シート状基地が管状スリーブに折曲げられ接
合部に沿って組み立てられ、防水層好ましくはプラスチ
ック材により前記箱体内側が被覆されており、前記箱体
のそれぞれの壁部の端部より延設される折曲舌片を頭部
および底部両者に有し、前記箱体の少なくとも一端の開
口に封止用フォイルが設けられ、該フォイルは前記折曲
舌片と前記箱体の端部との両部で封止に用いられるもの
であり、前記折曲舌片が、前記接合部が設けられている
延長上にあって部分的に互いに重なり合う第１及び第２
の舌部を有し、第１の舌部が、第２の舌部の終端が当接
接合される折曲縁を有する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、シート、好ましくは薄
いシートから構成されるパッケージに関する。特に、本
発明は、平行六面体状の箱体あるいは小箱体を呈し、気
密性の材料を採用して例えば液体等の製品を封止するパ
ッケージであって、内容物を急冷凍することを可能と
し、製品を封止した後はいかなる侵入物も排除するとと
もに液体の漏れを防止できるパッケージに関するもので
ある。
いシートから構成されるパッケージに関する。特に、本
発明は、平行六面体状の箱体あるいは小箱体を呈し、気
密性の材料を採用して例えば液体等の製品を封止するパ
ッケージであって、内容物を急冷凍することを可能と
し、製品を封止した後はいかなる侵入物も排除するとと
もに液体の漏れを防止できるパッケージに関するもので
ある。
【０００２】
【従来の技術】この種のパッケージは、冷凍された状態
で搬送され販売されるジュース等を包装するために使用
される。このようなパッケージは、米国特許３、４８
１、５２７号や、スウェーデン特許８５０２９９３−５
号などに開示されている。
で搬送され販売されるジュース等を包装するために使用
される。このようなパッケージは、米国特許３、４８
１、５２７号や、スウェーデン特許８５０２９９３−５
号などに開示されている。
【０００３】この種のパッケージにおいては、シート状
基地が、長方形あるいは正方形の断面を有する管状のス
リーブに折曲げられ、縦方向の端部が、例えば接着剤に
より、または熱接合により、あるいは他の接合方法によ
り互いに接合される。前記スリーブは、その開口端部に
周知の方法で折曲げられる舌片を有しており、前記開口
端部は、折曲げにより形成される角端及び前記舌片の内
側より液体を漏らさず気密性を付与し得るように、パッ
ケージ内に製品が充填された後、フォイルで覆われる。
基地が、長方形あるいは正方形の断面を有する管状のス
リーブに折曲げられ、縦方向の端部が、例えば接着剤に
より、または熱接合により、あるいは他の接合方法によ
り互いに接合される。前記スリーブは、その開口端部に
周知の方法で折曲げられる舌片を有しており、前記開口
端部は、折曲げにより形成される角端及び前記舌片の内
側より液体を漏らさず気密性を付与し得るように、パッ
ケージ内に製品が充填された後、フォイルで覆われる。
【０００４】スウェーデン特許８５０１９９２−５号特
許は、前記フォイルとスリーブの角との間に信頼性のあ
る封止を達成するための特許に関する。しかし、この特
許においては、フォイルの接合される部分が比較的小さ
く、液漏れの危険性が小さくない状態にある。この特許
においては、スリーブ形成のため接合されるべく設けら
れている接合部が、スリーブを折曲げる段階で接合され
る方法を採用している。また、この種のパッケージにお
ける接合部は、舌部にまで伸ばされており、このような
状況のもとで、カバー用のフォイルが接合されるように
なされている。
許は、前記フォイルとスリーブの角との間に信頼性のあ
る封止を達成するための特許に関する。しかし、この特
許においては、フォイルの接合される部分が比較的小さ
く、液漏れの危険性が小さくない状態にある。この特許
においては、スリーブ形成のため接合されるべく設けら
れている接合部が、スリーブを折曲げる段階で接合され
る方法を採用している。また、この種のパッケージにお
ける接合部は、舌部にまで伸ばされており、このような
状況のもとで、カバー用のフォイルが接合されるように
なされている。
【０００５】この種のパッケージにおいてシート状基地
からの折曲げ作業、及び何等かの方法による接合作業を
迅速に行うためには、このような作業が過度の正確さを
要求しないものであることが望ましい。この種のパッケ
ージにおいては、壁部の縦方向に延設される舌片の終端
は、壁部の外側の適宜位置に存在する。しかしながら、
最初の段階である折曲げ及び接合段階において、パッケ
ージ縦方向の壁の端部は、パッケージ箱体の角にできる
限り正確に対応させて配置され、接合部はパッケージ箱
体の角近くに設置される。この後パッケージは、製品を
充填し封止するための装置へもたらされる。
からの折曲げ作業、及び何等かの方法による接合作業を
迅速に行うためには、このような作業が過度の正確さを
要求しないものであることが望ましい。この種のパッケ
ージにおいては、壁部の縦方向に延設される舌片の終端
は、壁部の外側の適宜位置に存在する。しかしながら、
最初の段階である折曲げ及び接合段階において、パッケ
ージ縦方向の壁の端部は、パッケージ箱体の角にできる
限り正確に対応させて配置され、接合部はパッケージ箱
体の角近くに設置される。この後パッケージは、製品を
充填し封止するための装置へもたらされる。
【０００６】カバー用フォイルが接合される舌片の内側
は、折曲げおよび接着が過度に非能率的でない限り、折
曲および接合段階の際に、幾分平面状になされる。舌片
がこのような平面状になされず、パッケージ角も精度の
不足から正確な位置に設けられないなら、このような角
に対してカバー用フォイルを包装することが困難である
ことが経験的に知られている。
は、折曲げおよび接着が過度に非能率的でない限り、折
曲および接合段階の際に、幾分平面状になされる。舌片
がこのような平面状になされず、パッケージ角も精度の
不足から正確な位置に設けられないなら、このような角
に対してカバー用フォイルを包装することが困難である
ことが経験的に知られている。
【０００７】このように、スリーブを組み立てるに際し
て角に近い位置に接合部が設置されないような場合、パ
ッケージ終端及び舌片間の実質的に三角形を呈する断面
の角において、終端、舌片、及びカバー用フォイル同士
の間に孔が発生することになる。これは、フォイルが、
上述のような正確な位置に設置されない角にまで及ぶよ
うに張設されても、信頼性を与えるほど十分容易に角へ
押し付けられ難いことによる。また、もし角の対応する
位置に圧力が均等に与えられず、同様な孔が舌片の折曲
位置に形成されるようならば、単一材から複合材へと使
用を変える必要がある。
て角に近い位置に接合部が設置されないような場合、パ
ッケージ終端及び舌片間の実質的に三角形を呈する断面
の角において、終端、舌片、及びカバー用フォイル同士
の間に孔が発生することになる。これは、フォイルが、
上述のような正確な位置に設置されない角にまで及ぶよ
うに張設されても、信頼性を与えるほど十分容易に角へ
押し付けられ難いことによる。また、もし角の対応する
位置に圧力が均等に与えられず、同様な孔が舌片の折曲
位置に形成されるようならば、単一材から複合材へと使
用を変える必要がある。
【０００８】図１は、折曲げられ接着剤で接合されるシ
ート状基地より構成されるパッケージの、従来のタイプ
の接合部１を示す部分断面図である。舌部２は、この舌
部２の終端部において、他の舌部３に対して接合されて
いる。カバー用のフォイル５は、縁部４に形成される小
孔を覆うように、縁部４をカバーしながら前記舌部２、
３両者に対し、接着され熱融着されている。しかしなが
ら、前記パッケージの小孔からは、液体あるいは他の成
分でさえ漏れかねない状態にある。このような設計は、
気密性を要するパッケージに対して今日必要とされる特
性を満たすものとはいえない。また、このような小孔
は、他のタイプの包装接合部にあっても存在し得る。
ート状基地より構成されるパッケージの、従来のタイプ
の接合部１を示す部分断面図である。舌部２は、この舌
部２の終端部において、他の舌部３に対して接合されて
いる。カバー用のフォイル５は、縁部４に形成される小
孔を覆うように、縁部４をカバーしながら前記舌部２、
３両者に対し、接着され熱融着されている。しかしなが
ら、前記パッケージの小孔からは、液体あるいは他の成
分でさえ漏れかねない状態にある。このような設計は、
気密性を要するパッケージに対して今日必要とされる特
性を満たすものとはいえない。また、このような小孔
は、他のタイプの包装接合部にあっても存在し得る。
【０００９】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
目的は、端部、特に舌部の所定箇所に存在する接合部、
あるいは接合部が設けられる舌部のどの箇所にあって
も、完全封止で接合されるような接合部を提供すること
にある。
目的は、端部、特に舌部の所定箇所に存在する接合部、
あるいは接合部が設けられる舌部のどの箇所にあって
も、完全封止で接合されるような接合部を提供すること
にある。
【００１０】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明に係る箱体を呈し液体のような内容物を気密に
且つ防水的に保持するパッケージにおいては、前記箱体
が、シート状基地が管状スリーブに折曲げられ接合部に
沿って組み立てられ、防水層好ましくはプラスチック材
により前記箱体内側が被覆されており、前記箱体のそれ
ぞれの壁部の端部より延設される折曲舌片を頭部および
底部両者に有し、前記箱体の少なくとも一端の開口に封
止用フォイルが設けられ、該フォイルは前記折曲舌片と
前記箱体の端部との両部で封止に用いられるものであ
り、前記折曲舌片は、前記接合部が設けられている延長
上にあって部分的に互いに重なり合う第１及び第２の舌
部を有し、第１の舌部が、第２の舌部の終端が当接接合
される折曲縁を有する構成をとっている。
に本発明に係る箱体を呈し液体のような内容物を気密に
且つ防水的に保持するパッケージにおいては、前記箱体
が、シート状基地が管状スリーブに折曲げられ接合部に
沿って組み立てられ、防水層好ましくはプラスチック材
により前記箱体内側が被覆されており、前記箱体のそれ
ぞれの壁部の端部より延設される折曲舌片を頭部および
底部両者に有し、前記箱体の少なくとも一端の開口に封
止用フォイルが設けられ、該フォイルは前記折曲舌片と
前記箱体の端部との両部で封止に用いられるものであ
り、前記折曲舌片は、前記接合部が設けられている延長
上にあって部分的に互いに重なり合う第１及び第２の舌
部を有し、第１の舌部が、第２の舌部の終端が当接接合
される折曲縁を有する構成をとっている。
【００１１】
【作用】上記構成によれば、前記第２の舌部の終端をシ
ート状基地の折曲げ及び組立の際に前記折曲縁に当接且
つ接合させ、例えば折曲舌片を舌部の接合部が凹部を有
する逆型部材の該凹部に設置されるように管状スリーブ
の壁に対して略直角に設置される逆型部材と重ね合わ
せ、前記舌部に面する方の面に平面部を有する前記逆型
部材上にあって例えば加熱板により加熱押圧し、この押
圧の際少なくとも接合部の一部が逆型部材に設けられる
凹部底面に対して押圧されるようになして前記折曲縁を
前記舌部の終端に対して折曲げ、前記押圧の際にシート
状基地に施されている防水層を溶かして前記第１の舌部
の折曲縁と該舌部の終端との間の部分を封止すること
で、接合部が完全封止で接合される。
ート状基地の折曲げ及び組立の際に前記折曲縁に当接且
つ接合させ、例えば折曲舌片を舌部の接合部が凹部を有
する逆型部材の該凹部に設置されるように管状スリーブ
の壁に対して略直角に設置される逆型部材と重ね合わ
せ、前記舌部に面する方の面に平面部を有する前記逆型
部材上にあって例えば加熱板により加熱押圧し、この押
圧の際少なくとも接合部の一部が逆型部材に設けられる
凹部底面に対して押圧されるようになして前記折曲縁を
前記舌部の終端に対して折曲げ、前記押圧の際にシート
状基地に施されている防水層を溶かして前記第１の舌部
の折曲縁と該舌部の終端との間の部分を封止すること
で、接合部が完全封止で接合される。
【００１２】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して詳
述する。
述する。
【００１３】パッケージ製造に際し、シート状の部材か
ら基地がパンチ抜きされるとともに、いくつかの折曲げ
箇所に折曲げが施される。このように折曲げ箇所を折曲
げることにより、接合部７は、折曲げられるべき折曲舌
片８をも含むパッケージの縦方向の端部全体に沿って存
在することになる。このようなパッケージにあっては、
接合部以外の箇所での気密性は問題なく、パッケージ端
部において気密性をもたせてカバー用フォイルで封止さ
れなければならない端部にのみ問題が存在する。折曲げ
られる折曲舌片８は、互いに接合に関与する２つの舌部
９、１０を有する。
ら基地がパンチ抜きされるとともに、いくつかの折曲げ
箇所に折曲げが施される。このように折曲げ箇所を折曲
げることにより、接合部７は、折曲げられるべき折曲舌
片８をも含むパッケージの縦方向の端部全体に沿って存
在することになる。このようなパッケージにあっては、
接合部以外の箇所での気密性は問題なく、パッケージ端
部において気密性をもたせてカバー用フォイルで封止さ
れなければならない端部にのみ問題が存在する。折曲げ
られる折曲舌片８は、互いに接合に関与する２つの舌部
９、１０を有する。
【００１４】図２等で示されるように、舌部９は、防水
気密層を形成するためにパッケージ内側に対応する側
に、舌部９の終端にまで伸ばされるように折曲部１１を
有している。この舌部９の厚みが折曲部１１によって２
倍になることがないように、この折曲部１１の部分は、
それぞれの厚みが半分になるように常套技術を用いて擦
り落とされている。
気密層を形成するためにパッケージ内側に対応する側
に、舌部９の終端にまで伸ばされるように折曲部１１を
有している。この舌部９の厚みが折曲部１１によって２
倍になることがないように、この折曲部１１の部分は、
それぞれの厚みが半分になるように常套技術を用いて擦
り落とされている。
【００１５】もう一方の側の舌部１０は、折曲部１１の
ための折曲縁６を有しており、この折曲縁６が、本実施
例において、舌部１０面上に設けられていることが、本
特許の基本的概念になっている。前記折曲縁６は、壁部
の高さ方向全体に沿って設けられてもよいし、またその
ように設けられず舌部１０等のみに設けられるようにな
されてもよい。折曲縁６は、舌部１０上でこの舌部１０
の面より突出するようにプレスされる。そしてこのよう
な折曲縁６により、気密層が形成され、この折曲縁６を
境とした舌部９側に位置する端面部において舌部９との
接合が達成される。図２に示すように折曲げられる際に
は、接合部７が互いに押圧されるに先立って、ワックス
あるいは接着剤などが接合部７に対して塗布されるとと
もに、折曲部１１終端が、折曲縁６と一端が接するよう
にして設置される。接合部７は加圧とともに加熱されて
もよい。即ち、このように加圧および加熱されることに
よりシート状基地のプラスチック材が溶け、望ましい接
合を得ることができる。このようにしてパッケージが管
状スリーブの形を取ることとなり、製品充填および接合
包装に係わる装置へともたらされる。
ための折曲縁６を有しており、この折曲縁６が、本実施
例において、舌部１０面上に設けられていることが、本
特許の基本的概念になっている。前記折曲縁６は、壁部
の高さ方向全体に沿って設けられてもよいし、またその
ように設けられず舌部１０等のみに設けられるようにな
されてもよい。折曲縁６は、舌部１０上でこの舌部１０
の面より突出するようにプレスされる。そしてこのよう
な折曲縁６により、気密層が形成され、この折曲縁６を
境とした舌部９側に位置する端面部において舌部９との
接合が達成される。図２に示すように折曲げられる際に
は、接合部７が互いに押圧されるに先立って、ワックス
あるいは接着剤などが接合部７に対して塗布されるとと
もに、折曲部１１終端が、折曲縁６と一端が接するよう
にして設置される。接合部７は加圧とともに加熱されて
もよい。即ち、このように加圧および加熱されることに
よりシート状基地のプラスチック材が溶け、望ましい接
合を得ることができる。このようにしてパッケージが管
状スリーブの形を取ることとなり、製品充填および接合
包装に係わる装置へともたらされる。
【００１６】このようなパッケージに対し、最初、底部
の封止が施された後、製品が充填されて頭部の封止がな
されるのが普通であるが、逆の工程を取ることも可能で
ある。液体を通さず且つ気密性を有するようなパッケー
ジの封止を達成するために、本願の発明による方法、手
段が、少なくともパッケージの一方の端部に対して使用
されるべきである。
の封止が施された後、製品が充填されて頭部の封止がな
されるのが普通であるが、逆の工程を取ることも可能で
ある。液体を通さず且つ気密性を有するようなパッケー
ジの封止を達成するために、本願の発明による方法、手
段が、少なくともパッケージの一方の端部に対して使用
されるべきである。
【００１７】スリーブの製造の後、このスリーブの封止
されるべき端部に設けられている全ての舌部は、通常ス
リーブ壁部に対して直角外側方向に向けて折曲げられ、
図３および４に示されるような逆型部材１２と重ね合わ
される。この逆型部材１２は、接合部７が設置される部
分を除いて平面状に形成されている。即ち、この逆型部
材１２は、舌部１０の折曲縁６より該舌部１０の終端部
１４までの長さに対応する幅を有する凹部１３を具備し
ている。このようにして、接合部７は、凹部１３の底面
上に設置されることができる。この後、例えばパッケー
ジに製品が充填された後、図５に示すように、フォイル
５がスリーブの開口および舌部の一部を覆うように設置
される。この後、加熱板１５が、折曲られている舌部及
びその角部に向かってフォイル５を押圧する。この押圧
により、図４に示すように、接合部７は、凹部１３に向
けて押し下げられる。この結果、両方の舌部９、１０
は、フォイル５が配置されている方の面側で面一の平面
を有することとなるとともに、加熱板１５は、パッケー
ジのシート材側とフォイル５側両方に設けられているポ
リエチレンなどのプラスチック層を溶かすこととなる。
これにより、両方の舌部が互いに接合され、完全に気密
のパッケージが得られる。またこの際、折曲縁６は、凹
部１３の一方の側面１６の頂部上に位置し、加熱板１５
の熱により、折曲部１１の終端と噛み合い且つ対向する
形で曲げられる。このような形に整えられる際に発生す
る可能性のある小孔は、フォイル５及び舌部９、１０の
両方に施される溶融プラスチックにより閉塞され、接合
部７におけるいかなる漏れも防ぐことができる。舌部１
０の終端部１４、折曲縁６間をしっかりと押圧すること
により、上述のような設計構造を有する接続部７におけ
る堅固な接続が保証されるとともに、必ずしも折曲部１
１を有する舌部９が折曲縁６を有する舌部１０に対しそ
の重ね合わされる全面で接合される必要がなくなり、単
にフォイル５の存在下で点的あるいは線的封止によって
完全なる封止を達成できるものである。
されるべき端部に設けられている全ての舌部は、通常ス
リーブ壁部に対して直角外側方向に向けて折曲げられ、
図３および４に示されるような逆型部材１２と重ね合わ
される。この逆型部材１２は、接合部７が設置される部
分を除いて平面状に形成されている。即ち、この逆型部
材１２は、舌部１０の折曲縁６より該舌部１０の終端部
１４までの長さに対応する幅を有する凹部１３を具備し
ている。このようにして、接合部７は、凹部１３の底面
上に設置されることができる。この後、例えばパッケー
ジに製品が充填された後、図５に示すように、フォイル
５がスリーブの開口および舌部の一部を覆うように設置
される。この後、加熱板１５が、折曲られている舌部及
びその角部に向かってフォイル５を押圧する。この押圧
により、図４に示すように、接合部７は、凹部１３に向
けて押し下げられる。この結果、両方の舌部９、１０
は、フォイル５が配置されている方の面側で面一の平面
を有することとなるとともに、加熱板１５は、パッケー
ジのシート材側とフォイル５側両方に設けられているポ
リエチレンなどのプラスチック層を溶かすこととなる。
これにより、両方の舌部が互いに接合され、完全に気密
のパッケージが得られる。またこの際、折曲縁６は、凹
部１３の一方の側面１６の頂部上に位置し、加熱板１５
の熱により、折曲部１１の終端と噛み合い且つ対向する
形で曲げられる。このような形に整えられる際に発生す
る可能性のある小孔は、フォイル５及び舌部９、１０の
両方に施される溶融プラスチックにより閉塞され、接合
部７におけるいかなる漏れも防ぐことができる。舌部１
０の終端部１４、折曲縁６間をしっかりと押圧すること
により、上述のような設計構造を有する接続部７におけ
る堅固な接続が保証されるとともに、必ずしも折曲部１
１を有する舌部９が折曲縁６を有する舌部１０に対しそ
の重ね合わされる全面で接合される必要がなくなり、単
にフォイル５の存在下で点的あるいは線的封止によって
完全なる封止を達成できるものである。
【００１８】凹部１３に向けて接合部７に対して適切な
圧力を付与するために、凹部１３の深さを調節するない
し適切な型を与えるなどの手法を取ることができる。
圧力を付与するために、凹部１３の深さを調節するない
し適切な型を与えるなどの手法を取ることができる。
【００１９】このようにして、上述した本発明の目的は
達成される。本願に係る技術に関わる者は、本発明が様
々の変形をもって実行されることが理解できるであろ
う。例えば、接合部のために設けられる折曲縁は、以上
で示したような形態と違う形態を取ることが可能である
し、接合部が１以上の舌部上に設けられることも可能で
ある。また、本願は、正方形あるいは長方形の断面を有
するパッケージに限定されるものではない。そして、そ
のような違う形態に対応する実施例については、請求項
に提示される範囲内で対応でき得るものである。
達成される。本願に係る技術に関わる者は、本発明が様
々の変形をもって実行されることが理解できるであろ
う。例えば、接合部のために設けられる折曲縁は、以上
で示したような形態と違う形態を取ることが可能である
し、接合部が１以上の舌部上に設けられることも可能で
ある。また、本願は、正方形あるいは長方形の断面を有
するパッケージに限定されるものではない。そして、そ
のような違う形態に対応する実施例については、請求項
に提示される範囲内で対応でき得るものである。
【００２０】
【発明の効果】本発明は上記のような構成を有すること
により、端部、特に舌部の所定箇所に存在する接合部、
あるいは接合部が設けられる舌部のどの箇所にあって
も、完全封止で接合されるような接合部を提供すること
ができる。
により、端部、特に舌部の所定箇所に存在する接合部、
あるいは接合部が設けられる舌部のどの箇所にあって
も、完全封止で接合されるような接合部を提供すること
ができる。
【図１】従来の接合部の部分断面模式図である。
【図２】スリーブを形成するために基地を折曲げた状態
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
【図３】本発明に係る折曲げを実行して２つの舌部が重
ね合わされ逆型部材にもたらされた状態を示す部分断面
模式図である。
ね合わされ逆型部材にもたらされた状態を示す部分断面
模式図である。
【図４】２つの舌部が逆型部材上で押圧され加熱板がフ
ォイルを介して対応される状態を示す部分断面模式図で
ある。
ォイルを介して対応される状態を示す部分断面模式図で
ある。
【図５】接合部の部分的細部拡大図を含む本発明に係る
パッケージの斜視図である。
パッケージの斜視図である。
５ フォイル ６ 折曲縁 ７ 接合部 ８ 折曲舌片 ９ 舌部 １０ 舌部 １１ 折曲部 １２ 逆型部材 １３ 凹部 １４ 終端部 １５ 加熱板 １６ 側面
Claims (2)
- 【請求項１】 箱体を呈し、液体のような内容物を気密
に且つ防水的に保持するパッケージであって、 前記箱体は、シート状基地が管状スリーブに折曲げられ
接合部に沿って組み立てられ、防水層好ましくはプラス
チック材により前記箱体内側が被覆されており、前記箱
体のそれぞれの壁部の端部より延設される折曲舌片を頭
部および底部両者に有し、前記箱体の少なくとも一端の
開口に封止用フォイルが設けられ、該フォイルは前記折
曲舌片と前記箱体の端部との両部で封止に用いられるも
のであり、 前記折曲舌片は、前記接合部が設けられている延長上に
あって部分的に互いに重なり合う第１及び第２の舌部を
有し、第１の舌部が、第２の舌部の終端が当接接合され
る折曲縁を有することを特徴とするパッケージ。 - 【請求項２】 箱体を呈し、液体のような内容物を気密
に且つ防水的に保持するパッケージの製造方法であっ
て、 前記箱体は、シート状基地が管状スリーブに折曲げられ
接合部に沿って組み立てられ、スリーブのそれぞれの壁
部の端部より突設される折曲舌片を頭部および底部両者
に有し、該折曲舌片が、部分的に互いに重なり合う第１
及び第２の舌部を有するもので、 折曲縁を前記第１の舌部に設け、前記第２の舌部の終端
をシート状基地の折曲げ及び組立の際に前記折曲縁に当
接且つ接合させ、折曲舌片を舌部の接合部が逆型部材に
設けられる凹部に設置されるように管状スリーブの壁に
対して略直角に設置される逆型部材と重ね合わせ、カバ
ー用フォイルをスリーブ開口及び前記舌部の少なくとも
一部を覆うように広げ、前記舌部に面する方の面に平面
部を有する前記逆型部材上にあって加熱板によりカバー
用フォイルを加熱押圧して該フォイルを少なくとも折曲
舌片及びスリーブの角部に対し融着し、この押圧の際少
なくとも接合部の一部が逆型部材に設けられる凹部底面
に対して押圧されるようになして前記折曲縁を前記舌部
の終端に対して折曲げ、前記カバー用フォイルが前記接
合部に押圧接合されている際にシート状基地に施されて
いる溶融材を溶かして前記第１の舌部の折曲縁と該舌部
の終端との間の部分を封止することを特徴とするパッケ
ージの製造方法。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| SE9102269-9 | 1991-07-31 | ||
| SE9102269A SE468804B (sv) | 1991-07-31 | 1991-07-31 | Luft och vaetsketaet foerpackning samt saett att framstaella dylik |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05193643A true JPH05193643A (ja) | 1993-08-03 |
Family
ID=20383394
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4202443A Pending JPH05193643A (ja) | 1991-07-31 | 1992-07-29 | パッケージ及びその製造方法 |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5241802A (ja) |
| JP (1) | JPH05193643A (ja) |
| DE (1) | DE4225241A1 (ja) |
| SE (1) | SE468804B (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011255963A (ja) * | 2010-05-14 | 2011-12-22 | Nippon Tokan Package Kk | 包装箱 |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US20150166215A1 (en) * | 2013-12-12 | 2015-06-18 | Hub Folding Box Company, Inc. | Re-closable Food Container |
| DE102013114713A1 (de) * | 2013-12-20 | 2015-06-25 | Van Genechten Packaging N.V. | Faltschachtel und Kartonzuschnitt zum Herstellen der Faltschachtel |
Family Cites Families (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US3481527A (en) * | 1968-02-02 | 1969-12-02 | Reynolds Metals Co | Sift-proof or liquid-tight carton construction |
| US3690091A (en) * | 1970-08-20 | 1972-09-12 | Christenssons Maskiner | Method for the production of a package, preferably for dry and frozen material |
| US3762283A (en) * | 1971-03-15 | 1973-10-02 | Rexham Corp | Packaging machine with mechanism for sealing tape across the end of a carton |
| SE456493B (sv) * | 1985-04-24 | 1988-10-10 | Stig Winterling | Forpackningsask |
| US4927075A (en) * | 1989-07-03 | 1990-05-22 | Pure-Pak, Inc. | Multi-piece flat top container |
-
1991
- 1991-07-31 SE SE9102269A patent/SE468804B/sv not_active IP Right Cessation
-
1992
- 1992-07-23 US US07/917,373 patent/US5241802A/en not_active Expired - Fee Related
- 1992-07-29 JP JP4202443A patent/JPH05193643A/ja active Pending
- 1992-07-30 DE DE4225241A patent/DE4225241A1/de not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011255963A (ja) * | 2010-05-14 | 2011-12-22 | Nippon Tokan Package Kk | 包装箱 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US5241802A (en) | 1993-09-07 |
| SE9102269D0 (sv) | 1991-07-31 |
| DE4225241A1 (de) | 1993-05-06 |
| SE468804B (sv) | 1993-03-22 |
| SE9102269L (sv) | 1993-02-01 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP3340580B2 (ja) | 中空容器の製造方法及び中空容器 | |
| LT3815B (en) | Packaging container and blank thereto | |
| JP4891169B2 (ja) | 容器用ブランク及び密封容器 | |
| JP3687396B2 (ja) | トレー容器用ブランク | |
| JPH05193643A (ja) | パッケージ及びその製造方法 | |
| US3656682A (en) | Drumhead for end sealed cartons and method of making the same | |
| JP2022036342A (ja) | トップシール用食品収容容器 | |
| JPS5984705A (ja) | シ−ト材料の周縁接着に関する改良 | |
| KR19990081872A (ko) | 기밀(氣密), 방수 판지 상자 제조 방법. | |
| WO2021199372A1 (ja) | 食品収容容器 | |
| US20220281632A1 (en) | A container for foodstuffs and a method for manufacturing said container | |
| JP3004786U (ja) | 液体容器の超音波シール装置 | |
| JPH078430Y2 (ja) | ガセット袋 | |
| JPS5852918Y2 (ja) | 密封容器の底部密封用ボトムシ−ラ− | |
| JP7135572B2 (ja) | 包装容器の製造方法 | |
| JP7455082B2 (ja) | フランジ付紙容器 | |
| JP4940876B2 (ja) | 液体用紙容器 | |
| JPS5836666Y2 (ja) | バリヤ−性紙函 | |
| JP2023149170A (ja) | 紙容器 | |
| JPS5925657B2 (ja) | 密封容器の底部密封方法 | |
| JP2022167269A (ja) | 紙製食品収納容器の製造方法及び製造装置 | |
| JPH01199845A (ja) | リブ付切妻屋根形密封容器およびそのリブへの圧痕の形成装置 | |
| JPS6365501B2 (ja) | ||
| JPH11198947A (ja) | スタンディングパウチ | |
| JP2533409Y2 (ja) | 紙製液体容器 |