JP2533409Y2 - 紙製液体容器 - Google Patents

紙製液体容器

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JP2533409Y2 JP1989089645U JP8964589U JP2533409Y2 JP 2533409 Y2 JP2533409 Y2 JP 2533409Y2 JP 1989089645 U JP1989089645 U JP 1989089645U JP 8964589 U JP8964589 U JP 8964589U JP 2533409 Y2 JP2533409 Y2 JP 2533409Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は液体等を充填するための箱型の紙製液体容器
に関する。
(従来の技術) 清酒,ジュース等の液体を充填する紙製容器として
は、通常、両側に熱可塑性樹脂層を設けた紙製ブランク
板を用い、このブランク板に罫線を形成し、該罫線に沿
ってブランク板を折り曲げ、ブランク板側縁部一端の糊
代片と側縁部他端とを重畳して筒状体とし、閉塞端側を
折り重ねヒートシールにより結合して箱型に成型したも
のが用いられている。
(考案が解決しようとする課題) 上記のように、この種の容器においては、通常、容器
の成型を容易に行うために、ブランク板上に罫線を形成
し該罫線を折り目にして成型がなされる。ところが、従
来のブランク板では、この罫線がブランク板における糊
代片の端部まで形成されているため、糊代片とブランク
板側縁他端との重畳部の密着性に問題があり、特に、内
容物がブランク板側縁部の端面から浸透して外部へ蒸発
するのを防ぐため糊代片の端部を削って折り返したもの
においては、折り返されて糊代片の表面と連なる面に罫
線が残り、糊代片aの部分の罫線と折り返し部の部分の
罫線が逆向きに重なり合って両側に膨らむ形となるた
め、容器を成型した際、ブランク板側縁他端と重畳部で
は、第5図に示すように、糊代片aとブランク板の側縁
他端部bの罫線が、例えば折り返し部の罫線と山同士向
き合って重なることとなり、その山同士が向き合って重
なる部分の両側に隙間ができて、この隙間からシール抜
けが発生するという問題があった。
本考案は上記のような問題点に鑑みてなされたもので
あって、両側に熱可塑性樹脂層を積層した紙製ブランク
板の側縁一端に設けた糊代片の端部に該端部の表面を削
って折り返し部を形成し、その折り返し部を折り返し、
ブランク板を罫線に沿って折り曲げ、糊代片の表面およ
び該糊代片の表面に連なる折り返し部の裏面とブランク
板の側縁他端の裏面とを重畳してその重畳部を溶着する
ことにより胴部を角筒体に成型するようにした紙製液体
容器において、側板部およびその延長部と糊代片とのシ
ール部において隙間が発生するのを防止し、それにより
上記シール部からの内容物の浸透による漏れを防止する
ことのできる紙製液体容器を得ることを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本考案は、両側に熱可塑性樹脂層を積層した紙製ブラ
ンク板の側縁一端に設けた糊代片の端部に該端部の表面
を削って折り返し部を形成し、該折り返し部を前記糊代
片の表面側に折り返し、該ブランク板を罫線に沿って折
り曲げ、前記糊代片の表面および該糊代片の表面に連な
る前記折り返し部の裏面と該ブランク板の側縁他端の裏
面とを重畳してその重畳部を溶着することにより胴部を
角筒体に成型するようにした紙製液体容器において、前
記折り返し部の部分のみに罫線欠如部を設け、前記ブラ
ンク板面のその他の部分に所要の罫線を形成したもので
ある。
(作用) 折り返し部では罫線が欠如されているため、折り返し
部を折り返したときに、糊代片の表面に連なる折り返し
部に罫線は残らない。そのため、ブランク板側縁他端の
裏面を糊代片の表面および該糊代片の表面に連なる折り
返し部の裏面に重畳して溶着したときに、ブランク板の
側縁他端の罫線と糊代片の罫線とが罫線の山同士向き合
って重なるようなことはなく、したがって、重畳部の隙
間は小さくなり、液体内容物が重畳部から外部に漏出す
るのが防止される。また、罫線欠如部は折り返し部のみ
であって、折り返し部以外の糊代片には罫線が設けられ
るので、成型時に折り曲げにくくなることはなく、折り
曲げ性が確保される。
(実施例) 以下、実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本考案の一実施例に係るブランク板1の展開
図である。このブランク板1は、紙の両側に熱可塑性樹
脂層を設けた積層構造を有するシートをほぼ矩形に成型
したものであって、連続する4面の側板部2a,2b,2c,2d
を有し、また、これらの側板部2a〜2dの上下には頂板側
および底板側の延長部3a,3b,3c,3d;4a,4b,4c,4dがそれ
ぞれ形成されている。これら側板部2a〜2dおよびそれら
の延長部3a〜3d,4a〜4dは罫線5,6に沿って折り曲げ可能
とされ、さらに頂板側には折り込みによって屋根型の閉
塞端を形成するための罫線7,8,9が、また、底板端には
折り込みによって偏平な閉塞端を形成するための罫線1
0,11,12が、それぞれ形成されている。また、ブランク
板1の側板部2a側の側縁部には糊代片13が設けられてお
り、この糊代片13は、第3図にその断面を示すように、
その端部の表面(印刷面)を削って折り返し部14を形成
して、その折り返し部14を折り返したものとされてお
り、これにより、容器内部の密封性が高められている。
上記の側板部2a〜2dと上下の延長部3a〜3d,4a〜4dと
を画す罫線6、これら罫線6と平行な頂板側端部の罫線
8は、糊代片13上の端縁が折り返し部14の部分において
罫線が取り除かれた形とされ、罫線欠如部15が形成され
ている。なお、図中16は内容物抽出用の穴である。
第1図のブランク板1を箱形紙容器に成型するには、
まず、図示された面を表側にし、折り返し部14を折り返
して接着し、罫線5に沿って側板部2a〜2dおよび糊代片
13を折り込み、糊代片13の表面(折り返し部14の裏面)
と側板部2dおよびその延長部3d,4dの裏面とを重畳し、
この部分を熱溶着させて角筒体とする。
つぎに、罫線10,11,12の折り込みによって、ブランク
板1の容器底部に相当する部分の折り曲げを行い、その
重畳部の熱溶着を行って容器底部を成型する。
つぎに、上記のようにして底部が閉塞された角筒体に
液体内容物を充填した後、容器頂部に相当する部分を各
罫線に沿って折り曲げ、重畳部分の熱溶着を行うことに
よって、第2図に示す紙製液体容器17が得られる。
上記のように成型された液体容器において、糊代片13
にはその折り返し部14に罫線欠如部15が設けられている
ので、糊代片13の表面および該糊代片13の表面と連なる
折り返し部14の裏面と、ブランク板側縁他端の側板部2d
およびその延長部3d,4dの裏面とを重畳したときに、そ
の重畳部においては、側板部2a〜2dと上下の延長部3a〜
3d,4a〜4dとを画す罫線6と、これら罫線6と平行な頂
板側端部の罫線8は存在せず、したがって、重畳部にお
いてそれら罫線6,8の山同士が向き合って重なるような
ことはなく、むしろ、第4図に示すように、接着により
糊代片13の部分の罫線6,8に沿ってくぼんだ形となる折
り返し部14の裏面に対し、ブランク板側縁他端の側板部
2dおよびその延長部3d,4dの罫線の山が嵌まり込む形と
なって、従来のもの(第5図参照)に比べて重畳部の隙
間が小さくなる。
なお、上記実施例においては、糊代片13の折り返し部
14にのみ罫線欠如部15が形成されている構成としたが、
この罫線欠如部の幅は折り返し部14の幅より多少は大き
く設定してもよく、いろいろな態様が可能である。
(考案の効果) 本考案の紙製液体容器は上記のように、液体等を充填
するための箱型の紙製液体容器、特に、内容物がブラン
ク板側縁部の端面から浸透して外部へ蒸発するのを防ぐ
ため糊代片の端部を削って折り返したものにおいて、糊
代片の端部に形成した折り返し部の部分のみに罫線欠如
部を形成したので、重畳部における隙間を小さくしてシ
ール抜けによる内容物の漏出を防止することができる。
また、罫線欠如部を折り返し部のみに設けたことによ
り、成型時の糊代部の折り曲げ性を確保し、容易に折り
曲げるようにできる。その際、罫線欠如部は糊代片の端
縁側の一部に限るので、容器成型に支障をきたすことは
ない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係るブランク板の展開図、
第2図は第1図のブランク板を成型してなる紙製液体容
器の斜視図、第3図は第1図におけるA-A線断面図、第
4図は本考案の側板部およびその延長部と糊代片とのシ
ール部の重畳構造を示す断面図、第5図は従来例の同上
重畳構造を示す断面図である。 1……ブランク板、5,6,7,8,9,10,11,12……罫線、13…
…糊代片、14……折り返し部、15……罫線欠如部。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】両側に熱可塑性樹脂層を積層した紙製ブラ
    ンク板の側縁一端に設けた糊代片の端部に該端部の表面
    を削って折り返し部を形成し、該折り返し部を折り返
    し、該ブランク板を罫線に沿って折り曲げ、前記糊代片
    の表面および該糊代片の表面に連なる前記折り返し部の
    裏面と該ブランク板の側縁他端の裏面とを重畳してその
    重畳部を溶着することにより胴部を角筒体に成型するよ
    うにした紙製液体容器において、前記折り返し部の部分
    のみに罫線欠如部を設け、前記ブランク板面のその他の
    部分に所要の罫線を形成したことを特徴とする紙製液体
    容器。
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