JP2591606Y2 - 板紙製折畳密閉容器 - Google Patents

板紙製折畳密閉容器

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JP2591606Y2
JP2591606Y2 JP1993045398U JP4539893U JP2591606Y2 JP 2591606 Y2 JP2591606 Y2 JP 2591606Y2 JP 1993045398 U JP1993045398 U JP 1993045398U JP 4539893 U JP4539893 U JP 4539893U JP 2591606 Y2 JP2591606 Y2 JP 2591606Y2
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folding
folded
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vertical
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孝三 山本
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十條板紙株式会社
有限会社山大商会
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、医療廃棄物、インキ、
塗料、農工業用の薬剤、固形物、液体、粉体等を収納し
うる折畳可能な板紙製密閉容器に関する。
【0002】
【従来技術】従来の折畳み可能な紙製密閉容器として
は、実開昭53ー106324号公報、実開昭60ー9
0120号公報等に記載されている。
【0003】しかし、いずれの文献も容器の素材の構
成、天板、主板の構成、密閉容器とする構成、特にその
クリーズの構成、および折畳み可能とするクリーズの構
成について具体的に明示していない。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】本考案は、板紙製密閉
容器であって、製作が容易であり、折畳みおよび展開操
作が容易であり、密封、開封も容易確実であり、折畳み
時の高さがより低くでき、保管スペースがより少なくて
すみ、収納物により、漏出することがなく環境に対応で
き、また焼却処理も可能なものを提供することを課題と
している。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本考案は、包装用板紙の表裏に柔軟性複合加工包材
を全面にラミネートした板紙素材からなるそれぞれ製品
の形状に合わせた方形(方形には長方形と正方形とを含
む)状の主板と天板とにより構成され、前記主板は、横
長で、縦方向に平行する4本の縦クリーズを介して隣接
する折畳側板片部、折込側板部、折畳側板部、折込側板
部および折畳側板片部に区分され、前記折畳側板片部の
一方の端縁側には縦端縁クリーズを介して縦接着フラッ
プが形成され、前記主板が、各縦クリーズで90゜内方
へ折り込まれ、縦接着フラップが縦端縁クリーズで18
0゜外方へ折り込まれ、前記両折畳側板片部の端部が縦
接着フラップの内外両面にそれぞれ接着されて接着折畳
側板部が形成され、横断面が方形で、縦長の筒状体が形
成されたときの前記接着折畳側板部の幅と前記折畳側板
部の幅とは等長であり、前記両折込側板部の幅は互いに
相等しくかつ前記折畳側板部の幅より大でない長さであ
り、また前記主板には横方向に平行する上縁に近い天ク
リーズ、中間の地クリーズおよび下縁に近い底クリーズ
がそれぞれ形成され、前記天クリーズより上縁側には、
折畳側板片部には天フラップ片が、また両折込側板部お
よび折畳側板部にはそれぞれ天フラップが形成され、各
天フラップ片および天フラップの前記縦クリーズ上端に
は天クリーズに達しない直角切込が形成され、前記天ク
リーズと地クリーズの間は折畳側板片部では縦長の折畳
側板片が、両折込側板部では、縦長の折込側板が、折畳
側板部では縦長の折畳側板が形成され、前記両折込側板
には、天クリーズと縦クリーズとの両交点からそれぞれ
斜下方へ縦クリーズと等角度をなして天斜折込クリーズ
が、該両天斜折込クリーズの交点である上折込交点まで
形成され、また地クリーズと縦クリーズとの両交点から
それぞれ斜上方へ縦クリーズと等角度をなして地斜折込
クリーズが、該両地斜折込クリーズの交点である下折込
交点まで形成され、前記上折込交点と下折込交点との間
には、縦方向に各折込側板の中央に縦折込クリーズが形
成され、さらに前記相対峙する両折込側面の上折込交点
同士および下折込交点同士を、筒状体とされた時の隣接
する折畳側板部または接着折畳側面部のいずれかを横断
して互いに逆方向に横方向に結ぶ上折畳クリーズおよび
下折畳クリーズが形成され、前記地クリーズと底クリー
ズとの間には、両折畳側板片に隣接して両折畳底フラッ
プ片が、両折込側板に隣接して両折込底フラップが、折
畳側板に隣接して折畳底フラップがそれぞれ前記縦クリ
ーズを介して形成され、前記地クリーズと底クリーズと
の間隔は前記折込側板部の幅の半分の距離とされ、前記
両折込底フラップそれぞれには、地クリーズと縦クリー
ズとの両交点から45°斜下方へ折込底フラップの中央
に向けてそれぞれ斜底クリーズが両斜底クリーズの交点
であり、かつ底クリーズとの交点でもある底折畳交点ま
で形成され、両折込底フラップが地クリーズ側の中央三
角片と縦クリーズ側の両側三角片とに区分され、前記底
クリーズより下縁側には底接着フラップ部が形成され、
該底接着フラップ部の前記両折畳交点から下縁まで縦方
向に、底接着フラップ部を2底接着フラップに区分する
縦底クリーズが形成されており、また前記天板は、一辺
が前記折畳側板部の幅と等しく他辺が前記折込側板部の
幅と等しい方形をなし、注入孔が穿設され、4辺にそれ
ぞれ接着フラップがクリーズを介して延設され、180
°折り返されており、前記縦接着フラップが接着されて
得られた主板よりなる筒状体の、前記各天フラップと前
記両天フラップ片が接着されて形成された接着天フラッ
プとが天クリーズにおいて前記筒状体の内方へ90°折
り込まれ、折り返された各接着フラップを外側にして挿
入されている天板の周縁の各接着フラップに接着されて
容器としての天面とされ、前記地クリーズにおいて、折
畳側板部と接着折畳側板部とが内方へ90°折り込ま
れ、両折込側板部が外方へ90°折り込まれ、各斜底ク
リーズにおいて両折込底フラップが中央三角片と両側三
角片とに折畳み当接形成され、また底接着フラップ部
が、底クリーズにおいて外方へ折曲げられ、縦底クリー
ズにおいて区分された両底接着フラップが互いに当接さ
れ、当接された底接着フラップよりなる底接着フラップ
部が、折畳底フラップに当接するまで折り込まれ、さら
に筒状体より外方へ三角状に突出している中央三角片と
両側三角片とよりなる突出底部が内方へ180°折り込
まれ各当接面が接着されて容器としての底面とされ、注
入孔に注入口が取り付けられて密閉容器とされ、前記両
折込側面が天斜折込クリーズ、地斜折込クリーズおよび
縦折込クリーズでそれぞれ容器内容へ折り込まれ、折畳
側面および接着折畳側面がそれぞれ上折畳クリーズまた
は下折畳クリーズのいずれかで外方へ折り畳まれて、折
込側面側から見てZ字形に折畳可能とした構成としてい
る。
【0006】
【作用】本考案によると、容器の構成素材が明示され、
組立製作が容易であり、折畳みおよび展開操作が容易で
あり、密封、開封も容易確実であって、しかも折畳時の
高さがより低くでき、そのため保管スペースも少なくて
すみ、また環境対応性良好で、焼却処理可能である。
【0007】
【実施例】以下図面に示す実施例により、本考案の構成
を説明する。
【0008】図1および図2に示すごとく、包装用板紙
の表裏に柔軟性複合包材を全面にラミネートした板紙素
材からなる製品の形状に合わせた長方形状または正方形
状の主板1と天板2とにより構成される。
【0009】前記主板1は横長の長方形状で、縦方向に
平行する4本の縦クリーズ3,3を介して互いに隣接す
る折畳側板片部4、折込則板部5、折畳側板部6、折込
側板部7おより折畳側板片部8に区分される。
【0010】前記折畳側板片部4,8の一方の端縁(図
1では右端縁)側には縦端縁クリーズ10を介して縦接
着フラップ11が形成されている。
【0011】前記主板1が各縦クリーズ3,3で90°
内方へ折り込まれ、縦接着フラップ11が縦端縁クリー
ズ10で180°外方へ折り込まれ、前記両折畳側板片
部4,8の端部が縦接着フラップの内外両面にそれぞれ
接着されて接着折畳側板部74が形成され、図5に示す
ごとく、横断面が長方形または正方形で、縦長の筒状体
が形成される。
【0012】該筒状体の接着折畳側板部74の幅と前記
折畳側板部6の幅とは等長であり、前記両折込側板部
5,7の幅は互いに相等しく、かつ前記折畳側板部6の
幅より大でない長さとされている。
【0013】また前記主板1には横方向に平行する上縁
に近い天クリーズ12、中間の地クリーズ13および下
縁に近い底クリーズ14がそれぞれ形成されている。
【0014】前記天クリーズ12より上縁側には、折畳
側板片部4,8にはそれぞれ天フラップ15,16が、
両折込側板部5,7にはそれぞれ天フラップ17,18
が、また折畳側板部6には天フラップ19が形成されて
いる。
【0015】各天フラップ片15,16および天フラッ
プ17,18,19の前記縦クリーズ3,3の上端に
は、天クリーズ12に達しない直角切込20,20が、
図4に示すごとく形成されている。
【0016】前記天クリーズ12と地クリーズ13の間
は、折畳側板片部4,8ではそれぞれ縦長の折畳側板片
21,25が形成され、両折込側板部5,7ではそれぞ
れ縦長の折込側板22,24が形成され、折畳側板部6
では縦長の折畳側板23が形成される。
【0017】前記折込側板22には、天クリーズ12と
縦クリーズ3,3との両交点26,27から等角度をな
して斜下方へ中央に向けてそれぞれ天斜折込クリーズ3
0,31が該両天折込クリーズ30,31の交点である
上折込交点32まで形成されている。
【0018】また地クリーズ13と縦クリーズ3,3と
の両交点36,37から等角度をなして斜上方へ中央に
向けてそれぞれ地斜折込クリーズ40,41が該両地斜
折込クリーズ40,41の交点である下折込交点42ま
で形成されている。
【0019】他方、前記折込側板24には天クリーズ1
2と縦クリーズ3,3との両交点28,29から等角度
をなして斜下方へ中央に向けてそれぞれ天斜折込クリー
ズ33,34が該両天斜折込クリーズ33,34の交点
である上折込交点35まで形成されている。
【0020】また地クリーズ13と縦クリーズ3,3と
の両交点38,39から等角度をなして斜上方へ中央に
向けてそれぞれ地斜折込クリーズ43,44が該両地斜
折込クリーズ43,44の交点である下折込交点45ま
で形成されている。
【0021】前記上折込交点32と下折込交点42との
間には縦方向に前記折込側板22の中央に縦折込クリー
ズ46が形成されている。
【0022】前記上折込交点35と下折込交点45との
間には縦方向に前記折込側板24の中央に縦折込クリー
ズ47が形成されている。
【0023】さらに前記相対峙する両折込側面22,2
4の上折込交点32,35間には横方向に折込側板2
2、折畳側板23および折込側板24を横切って上折畳
クリーズ48が形成されている。
【0024】前記折込側板22の下折込交点42から隣
接する折畳側板片21の端縁まで横方向に下折畳クリー
ズ49が形成され、また前記折込側板24の下折込交点
45から隣接する折畳側板片25側の端縁9まで横方向
に下折畳クリーズ50が形成されている。
【0025】前記下折畳クリーズ49,50は、主板1
が各縦クリーズ3,3および縦端縁クリーズ10で折曲
げられ筒状に接着形成されたとき連結されて一体の下折
畳クリーズ79となる。
【0026】前記地クリーズ13と底クリーズ14との
間には、折畳側板片21に隣接して折畳底フラップ片5
1が、折込側板22に隣接して折込底フラップ52が、
折畳側板23に隣接して折畳底フラップ53が、折込側
板24に隣接して折込底フラップ54が、折畳側板片2
5に隣接して折畳底フラップ片55が、それぞれ前記縦
クリーズ3,3を介して隣接形成されている。
【0027】前記地クリーズ13と底クリーズ14との
間隔は前記折込側板部5,7の幅の半分の距離とされて
いる。
【0028】前記折込底フラップ52には地クリーズ1
3と縦クリーズ3,3との両交点36,37から45°
斜下方へ折込底フラップ52の中央に向けてそれぞれ斜
底クリーズ56,57が、該両斜底クリーズ56,57
の交点であり、かつ底クリーズ14との交点でもある底
折畳交点58まで形成される。
【0029】前記折込底フラップ54には地クリーズ1
3と縦クリーズ3,3との両交点38,39から45°
斜下方へ折込底フラップ54の中央に向けてそれぞれ斜
底クリーズ59,60が、該両斜底クリーズ59,60
の交点であり、かつ底クリーズ14との交点でもある底
折畳交点61まで形成される。
【0030】従って折込底フラップ52が斜底クリーズ
56,57を介して地クリーズ13側の中央三角片62
と縦クリーズ3,3側の両側三角片63,64とに区分
され、折込底フラップ54が斜底クリーズ59,60を
介して地クリーズ13側の中央三角片65と縦クリーズ
3,3側の両側三角片66,67とに区分される。
【0031】前記底クリーズ14より下縁側には底接着
フラップ部68が形成され、該底接着フラップ部68の
前記両底折畳交点58,61から下縁までそれぞれ縦方
向に縦底クリーズ69,70が形成され、前記底接着フ
ラップ部68は前記両縦底クリーズ69,70により底
接着フラップ71,72に区分される。
【0032】図2に示すごとく、前記天板2は一辺が前
記折畳側板部6の幅と等しく、他辺が前記両折込側板部
5,7の幅と等しい長方形または正方形状を梨、注入孔
73が穿設され、4辺にそれぞれ接着フラップ82,8
2がクリーズ83,83を介して延設され各接着フラッ
プ82,82は180゜折り返されている。
【0033】紙製包装容器の形成は以下のごとくにして
行われる。まず前記主板1は前記各縦クリーズ3,3に
おいて前記両折畳側板片部4,8、折込側板部5,7お
よび折畳側板部6が同方向(内方)に90゜折り込ま
れ、かつ縦端縁クリーズ10において縦接着フラップ1
1が逆方向(外方)に180゜折り込まれる。
【0034】図3に示すごとく、該縦接着フラップ11
が両折畳側板片部4,8の端縁側と接着されることによ
り、両折畳側板片部4,8により前記折畳側板部6と同
大同形の接着折畳側板部74が形成され、該接着折畳側
板部74と両折込側板部5,7および折畳側板部6とか
ら、図5に示すごとく、横断面が長方形または正方形の
筒状体が形成される。
【0035】図10,図11に示すごとく、前記各天フ
ラップ17,18,19および両天フラップ片15,1
6が接着されてなる接着天フラップ75が天クリーズ1
2において筒状体の内方へ90゜折り込まれ、前記各天
フラップ17,18,19および接着天フラップ75と
各接着フラップ82,82を外側にして内側に挿入され
た前記天板2の周縁の各接着フラップ82,82とが接
着されて紙製密閉容器の天面が形成される。
【0036】前記地クリーズ13において折畳側板部6
と接着折畳側板部74とが内方へ90゜折り込まれ、両
折込側板部が外方へ90゜折曲げられ、同時に斜底クリ
ーズ56,57において折込底フラップ52が中央三角
片62と両側三角片63,64に折畳み当接形成され、
また斜底クリーズ59,60において折込底フラップ5
4が中央三角片65と両側三角片66,67に折畳み当
接形成される。
【0037】底接着フラップ部68が底クリーズ14に
おいて外方へ折曲げられ、同時に縦底クリーズにおいて
二分され底接着フラップ71,72が形成され、両底接
着フラップ71,72が互いに当接接着される。
【0038】次いで図6に示すごとく、前記底接着フラ
ップ71,72が接着されてなる底接着フラップが中央
底フラップ53に当接するまで折り込まれ、さらに筒状
体より外方へ三角状に突出する中央三角片62と両側三
角片63,64とよりなる突出底部76と、中央三角片
65と両側三角片66,67とよりなる突出底部77と
が形成される。
【0039】前記両突出底部76,77が内方に180
゜折り込まれ、中央底フラップ53と接着底フラップ片
51,55とに当接され、各当接面が接着され、図7に
示すごとく、容器の底面が形成され、紙製密閉容器が完
成される。
【0040】紙製包装容器は、折込側板22が両天斜折
込クリーズ30,31と、両地斜折込クリーズ40,4
1と、縦折込クリーズ46とにより内方へ折り込まれ、
折込側板24が両天斜折込クリーズ33,34と、両地
斜折込クリーズ43,44と、縦折込クリーズ47とに
より内方へ折り込まれ、同時に図9に示すごとく上折畳
クリーズ48および下折畳クリーズ79において内側へ
折り畳まれ、折込側面22,24側から見てZ字形に折
り畳まれる。
【0041】図8,図9に示すごとく、前記注入孔73
には適宜注入口78を接合接着しておくことができ、該
注入口78は紙製密閉容器の折畳みには関係ない形状に
取り付け可能である。
【0042】図4に示すごとく、直角切込20は天クリ
ーズ12まで達していないから、直角切込20の延長に
天クリーズ12に達する極く短い切込クリーズ80,8
0を形成しておくことにより、図5に示すごとく、天フ
ラップ17,18,19および接着天フラップ75を内
方へ折曲げ天板2を接着する場合、切込クリーズ80で
折曲げられ、重ね合わされて天板2の4隅と接着され、
隅部の容器内が外に露出することがなく確実に密閉容器
とされる。
【0043】図10,図11に示すごとく、前記天フラ
ップ17,18,19および接着天フラップ75の折曲
げは、予め接着フラップ82,82が折り返された天板
2を先に挿入し、図5に示すごとく、容器内法に略等し
い大きさの固定材81を挿入し、前記折曲げおよび天板
2の接着フラップ82,82との接着を、図示されてい
ない別設の圧着材を前記天板2等の外方から前記固定材
81の方向に圧着して行うことにより、前記接着を確実
に行う。固定材81は木製,金属製等のものを用いる。
接着後圧着材を取り外し、固定材81を取り出す。
【0044】底板側の折込み,接着に当たっては天板2
の注入孔73より折込接着補助固定材(図示せず)を底
板部分まで挿入して折込,接着を確実とする。前記補助
固定材も木製,金属製等のものを必要に応じて用い、外
方からの別の圧着材との間で接着し、接着後それぞれを
取り外す。
【0045】前述の各種接着は、電磁波シール,高周波
シール,熱シール等を利用して、ラミネート面や注入口
を熱接着接合して行う。
【0046】
【考案の効果】本考案の構成による板紙製容器では、板
紙素材の切口は内容物に一切触れることがなく、組立製
作が容易で、折畳みおよび展開操作が容易であり、密
封,開封も容易確実であって、しかも折畳時の高さをよ
り低く保持することができ、そのため空の容器の保管ス
ペースも少なくてすみ、配送容易で、収納物が容易に収
納でき、漏出することがなく、環境対応性良好で、収納
物によっては、そのまま焼却処理も可能であり、注入口
は分別し再処理場で再利用可能であるという各種の効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の主板の展開図である。
【図2】実施例の天板の展開図である。
【図3】縦接着フラップと折畳側板片との接着部分拡大
図である。
【図4】天フラップと直角切込の部分拡大図である。
【図5】筒状体と天板との関係を示す斜視図である。
【図6】底面形成中間状態を示す斜視図である。
【図7】底面形成終了状態を示す斜視図である。
【図8】密閉容器の略示斜視図である。
【図9】密閉容器の折畳状態を示す側面図である。
【図10】実施例の天面側の平面図である。
【図11】図10中A−A線切断端面図である。
【符号の説明】
1 主板 2 天板 3 縦クリーズ 4,8 折畳側板片部 5,7 折込側板部 6 折畳側板部 9 端縁 10 縦端縁クリーズ 11 縦接着フラップ 12 天クリーズ 13 地クリーズ 14 底クリーズ 15,16 天フラップ片 17,18,19 天フラップ 20 直角切込 21,25 折畳側板片 22,24 折込側板 23 折畳側板 26,27,28,29,36,37,38,39 交
点 30,31,33,34 天斜折込クリーズ 32,35 上折込交点 40,41,43,44 地斜折込クリーズ 42,45 下折込交点 46,47 縦折込クリーズ 48 上折畳クリーズ 49,50,79 下折畳クリーズ 51,55 折畳底フラップ片 52,54 折込底フラップ 53 折畳底フラップ 56,57,59,60 斜底クリーズ 58,61 底折畳交点 62,65 中央三角片 63,64,66,67 側三角片 68 底接着フラップ部 69,70 縦底クリーズ 71,72 底接着フラップ 73 注入孔 74 接着折畳側板部 75 接着天フラップ 76,77 突出底部 78 注入口 79 下折畳クリーズ 82 接着フラップ 83 クリーズ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−51043(JP,A) 特開 平6−183431(JP,A) 実開 昭58−159212(JP,U) 実開 昭62−95517(JP,U) 実開 昭59−7125(JP,U) 実開 平6−76027(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65D 5/00 - 5/76

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 包装用板紙の表裏に柔軟性複合加工包材
    を全面にラミネートした板紙素材からなるそれぞれ製品
    の形状に合わせた方形状の主板と天板とにより構成さ
    れ、前記主板は、横長で、縦方向に平行する4本の縦ク
    リーズを介して隣接する折畳側板片部、折畳側板部、折
    込側板部および折畳側板片部に区分され、前記折畳側板
    片部の一方の端縁側には縦端縁クリーズを介して縦接着
    フラップが形成され、前記主板が、各縦クリーズで90
    ゜内方へ折り込まれ、縦接着フラップが縦端縁クリーズ
    で180゜外方へ折り込まれ、前記両折畳側板片部の端
    部が縦接着フラップの内外両面にそれぞれ接着されて接
    着折畳側板部が形成され、横断面が方形で、縦長の筒状
    体が形成されたときの前記接着折畳側板部の幅と前記折
    畳側板部の幅とは等長であり、前記両折込側板部の幅は
    互いに相等しくかつ前記折畳側板部の幅より大でない長
    さであり、また前記主板には横方向に平行する上縁に近
    い天クリーズ、中間の地クリーズおよび下縁に近い底ク
    リーズがそれぞれ形成され、前記天クリーズより上縁側
    には、折畳側板片部には天フラップ片が、また両折込側
    板部および折畳側板部にはそれぞれ天フラップが形成さ
    れ、各天フラップ片および天フラップの前記縦クリーズ
    上端には天クリーズに達しない直角切込が形成され、前
    記天クリーズと地クリーズの間は折畳側板片部では縦長
    の折畳側板片が、両折込側板部では縦長の折込側板が、
    折畳側板部では縦長の折畳側板が形成され、前記両折込
    側板には、天クリーズと縦クリーズとの両交点からそれ
    ぞれ斜下方へ縦クリーズと等角度をなして天斜折込クリ
    ーズが、該両天斜折込クリーズの交点である上折込交点
    まで形成され、また地クリーズと縦クリーズとの両交点
    からそれぞれ斜上方へ縦クリーズと等角度をなして地斜
    折込クリーズが、該両地斜折込クリーズの交点である下
    折込交点まで形成され、前記上折込交点と下折込交点と
    の間には、縦方向に各折込側板の中央に縦折込クリーズ
    が形成され、さらに前記相対峙する両折込側面の上折込
    交点同士および下折込交点同士を、筒状体とされた時の
    隣接する折畳側面部または接着折畳側面部のいずれかを
    横断して互いに逆方向に横方向に結ぶ上折畳クリーズお
    よび下折畳クリーズが形成され、前記地クリーズと底ク
    リーズとの間には、両折畳側板片に隣接して両折畳底フ
    ラップ片が、両折込側板に隣接して両折込底フラップ
    が、折畳側板に隣接して折畳底フラップがそれぞれ前記
    縦クリーズを介して形成され、前記地クリーズと底クリ
    ーズとの間隔は前記折込側板部の幅の半分の距離とさ
    れ、前記両折込底フラップそれぞれには、地クリーズと
    縦クリーズとの両交点から45°斜下方へ折込底フラッ
    プの中央に向けてそれぞれ斜底クリーズが両斜底クリー
    ズの交点であり、かつ底クリーズとの交点でもある底折
    畳交点まで形成され、両折込底フラップが地クリーズ側
    の中央三角片と縦クリーズ側の両側三角片とに区分さ
    れ、前記底クリーズより下縁側には底接着フラップ部が
    形成され、該底接着フラップ部の前記両折畳交点から下
    縁まで縦方向に、底接着フラップ部を2底接着フラップ
    に区分する縦底クリーズが形成されており、また前記天
    板は、一辺が前記折畳側板部の幅と等しく他辺が前記折
    込側板部の幅と等しい方形をなし、注入孔が穿設され、
    4辺にそれぞれ接着フラップがクリーズを介して延設さ
    れ、180°折り返されており、前記縦接着フラップが
    接着されて得られた主板よりなる筒状体の、前記各天フ
    ラップと前記両天フラップ片が接着されて形成された接
    着天フラップとが天クリーズにおいて前記筒状体の内方
    へ90°折り込まれ、折り返された各接着フラップを外
    側にして挿入されている天板の周縁の各接着フラップに
    接着されて容器としての天面とされ、前記地クリーズに
    おいて、折畳側板部と接着折畳側板部とが内方へ90°
    折り込まれ、両折込側板部が外方へ90°折り込まれ、
    各斜底クリーズにおいて両折込底フラップが中央三角片
    と両側三角片とに折畳み当接形成され、また底接着フラ
    ップ部が底クリーズにおいて外方へ折曲げられ、縦底ク
    リーズにおいて区分された両底接着フラップが互いに当
    接され、当接された底接着フラップよりなる底接着フラ
    ップ部が、折畳底フラップに当接するまで折り込まれ、
    さらに筒状体より外方へ三角状に突出している中央三角
    片と両側三角片とよりなる突出底部が内方へ180°折
    り込まれ各当接面が接着されて容器としての底面とさ
    れ、注入孔に注入口が取り付けられて密閉容器とされ、
    前記両折込側面が天斜折込クリーズ、地斜折込クリーズ
    および縦折込クリーズでそれぞれ容器内方へ折り込ま
    れ、折畳側面および接着折畳側面がそれぞれ上折畳クリ
    ーズまたは下折畳クリーズのいずれかで外方へ折り畳ま
    れて、折込側面側から見てZ字形に折畳可能とされてい
    ることを特徴とする板紙製折畳密閉容器。
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