JPH11130048A - 簡易組立二重側壁紙箱 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】組み立て後の紙箱の角隅部から水などの液体が
漏洩しない構造とした紙箱であり、しかも通常は運搬や
保管などに便利なように偏平に折り開かれていて嵩をと
らない構造であるとともに、紙箱本体への物品の収納、
包装、運搬、出荷時には、底板の一対の対向する辺より
直ちに一対の二重側壁部を底板に垂直に折り立てること
により容易に組み立てて使用できるようにすることにあ
る。 【解決手段】底板１の一方向の幅Ｗと前記側板４の幅に
相当する紙箱の深さＤとの関係がＷ／２≦Ｄ＜Ｗに設定
され、且つ側板２と折込フラップ６の三角形部６ａとの
重ね合わせ内面が互いに貼着固定された後、前記二重側
壁部がそれぞれ折目ａ、ｃを介して底板１より折り立て
られるとともに重ね合わせられる前記三角形部６ａ、６
ｂが前記側板２と内側板３との間に挟持されている。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、二重側壁部を備え、隣
り合う互いの二重側壁部が連続する部材により形成され
た組立容易な簡易組立二重側壁紙箱に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来の二重側壁部を備えた組立紙箱とし
ては、図９の展開図（ブランク）に示すようなものがあ
る。

【０００３】例えば、図９に示すように矩形状底板１
（長方形状又は正方形状など）の互いに対向する各辺に
折目ａ、ｃを介して連設した一対の側板２、２及び側板
４、４と、該側板２、２の外側に折目ｂを介して連設し
た内側板３、３と、該側板４、４の外側に折目ｄを介し
て連設した内側板５、５を備えている。また、前記一対
の内側板３、３の外端部に各々折目ｈを介してそれぞれ
底圧板３ａ、３ａを連設している。

【０００４】また、前記一対の内側板３、３の外端部の
両側には、各々係止突起３ｂ、３ｂを設け、前記一対の
内側板５、５の外端部の両側には、それぞれ前記係止突
起３ｂを嵌合係止するための各々切込部８、８を備える
ものである。

【０００５】前記一対の側板２の両側と、前記一対の側
板４の両側とに、それぞれ折目ｅ、ｆを介して連設した
それぞれ折込フラップ６、６、６、６、６は、前記底板
１の各々角隅部相当部より折目ｅに対して４５°角度の
折目ｇにて対称形に二分するそれぞれ三角形部６ａ、６
ｂにより構成されている。

【０００６】まず、上記図９のブランクから紙箱を組み
立てる際は、前記一対の側板４上に折目ｄを介してそれ
ぞれ内側板５を内側に折り重ね、続いて、四角隅部にあ
る前記各々折込フラップ６の三角形部６ａ、６ａを、折
目ｅ、ｆ、ｇを介して内方に折り込み、図２に示すよう
に、側板２と、側板４、内側板５とを、それぞれ折目
ａ、ｃを介して底板１より立ち起こす。

【０００７】折り込みにより重ね合わされたそれぞれ前
記三角形部６ａ、６ａを、前記一対の側板２内面に、若
しくは前記折り重ねた側板４と内側板５との重ね合わせ
内面に重ね合わせた後、前記一対の内側板３をそれぞれ
折目ｂを介して側板２内面に折り返して重ね合わせるこ
とにより、前記四角隅部のそれぞれ折込フラップ６の三
角形部６ａ、６ａを、側板２と内側板３との間、若しく
は、側板４と内側板５との間に挟み込み、内側板３の底
圧板３ａを折目ｈを介して外方に折り曲げて底板１面に
重ね合わせて、前記係止突起３ｂを、前記内側板５、５
の各々切込部８内に嵌合係止して、該内側板３、３を各
々側板２の内面に固定することにより、簡易組立紙箱が
組み立てられている。

【０００８】

【発明が解決しようとする課題】上記二重側壁をもった
組立紙箱は、一般的に板紙、段ボールなどのシート材料
を用いて形成され、また、板紙、段ボールなどに合成樹
脂をコーティングしたもの、あるいは合成樹脂フィルム
（又はシート）を貼り合わせたものなどが使用されて、
耐水性、防水性、撥水性あるいは耐久性などを配慮して
製造されている。

【０００９】また上記組立紙箱は、時として１ｍｍ以上
の厚さのシート材料を使用する場合があり、組立作業に
かなりの負担が掛かるものであり、このような組立作業
の負荷を軽減化するためにも、紙箱本体の構造は、通常
は運搬や保管などに便利なように偏平に折り畳まれてい
て、嵩をとらない構造であることが望ましく、紙箱本体
への物品の収納、包装、運搬、出荷時には、直ちに紙箱
として使用できる状態となることが望ましい。

【００１０】ところで、上記従来の二重側壁をもった組
立紙箱は、図９に示すブランクを、側板４と内側板５と
を折り重ね、その重ね合わせ内面を貼着した構造で一旦
保管されて、物品の収納、包装、運搬、出荷などの使用
時に備えている。

【００１１】しかしながら使用時には、上記の順序で、
対向する一対の側板４、内側板５及び四隅の各々折込フ
ラップ６、そして対向する一対の側板２、内側板３をそ
れぞれ組み立てて側壁部を形成し、二重側壁部をもった
紙箱として組み立てる必要があり、組み立て作業にかな
りの時間と人手とを要するものであった。

【００１２】本発明の目的は、組み立て後の紙箱の角隅
部から水などの液体が漏洩しない構造とした紙箱であ
り、しかも通常は運搬や保管などに便利なように偏平に
折り開かれていて嵩をとらない構造であるとともに、紙
箱本体への物品の収納、包装、運搬、出荷時には、底板
の一対の対向する辺より直ちに一対の二重側壁部を底板
に垂直に折り立てることにより容易に組み立てて使用で
きるようにすることにある。

【００１３】

【課題を解決するための手段】本発明は、矩形状底板１
の互いに対向する各辺に折目ａ、ｂを介して連設した一
対の側板２と内側板３、及び折目ｃ、ｄを介して連設し
た一対の側板４と内側板５による二重側壁部を備え、前
記各々側板２、４の両側に折目ｅ、ｆを介して連設し且
つ前記底板１の各々角隅部相当部より各々折目ｅ、ｆに
対して４５°角度の折目ｇにて対称形に二分されるそれ
ぞれ三角形部６ａと６ｂとによる折込フラップ６を備
え、前記各々折込フラップ６の三角形部６ａと６ｂと
が、各々折目ｅ、ｆ、ｇを介して内方に折り込まれ、前
記二重側壁部がそれぞれ折目ａ、ｃを介して底板１より
折り立てられ、重ね合わせた前記三角形部６ａ、６ｂが
前記一対の側板２と内側板３との間に挟持されて形成さ
れる簡易組立二重側壁紙箱において、前記底板１の一方
向の幅Ｗと前記側板４の幅に相当する紙箱の深さＤとの
関係が、 Ｗ／２≦Ｄ＜Ｗ に設定され、且つ、折目ｄを介して一対の前記側板４と
内側板５とが折り重ねられた後、折目ｃ、ｅを介して一
対の前記側板４及び折込フラップ６が底板１及び側板２
上に折り重ねられ、その側板２と折込フラップ６の三角
形部６ａとの重ね合わせ内面が互いに貼着固定された
後、前記二重側壁部がそれぞれ折目ａ、ｃを介して底板
１より折り立てられるとともに重ね合わせられる前記三
角形部６ａ、６ｂが前記側板２と内側板３との間に挟持
されていることを特徴とする簡易組立二重側壁紙箱であ
る。

【００１４】また本発明は、上記発明の簡易組立二重側
壁紙箱において、前記一対の内側板３外端部に各々折目
ｈを介してそれぞれ底圧板３ａ、３ａが連設され、前記
一対の内側板３外端部の両側に各々係止突起３ｂ、３ｂ
を備え、前記一対の内側板５外端部の両側に前記係止突
起３ｂを嵌合係止する各々切込部８、８を備え、前記内
側板５を折目ｄを介して内方の前記各々側板４上に折り
重ね、前記各々折込フラップ６の三角形部６ａと６ｂと
を、各々折目ｅ、ｆ、ｇを介して内方に折り込み、前記
一対の側板２と前記一対の側板４とを折目ａ、ｃを介し
て底板１より折り立て、折り込まれた各々折込フラップ
６の重ね合わせ三角形部６ａ、６ｂを前記一対のそれぞ
れ側板２面に重ね合わせ、前記一対のそれぞれ内側板３
を各々側板２の内側に折り返して該重ね合わせ三角形部
６ａ、６ｂを挟むようにして重ね合わせ、該内側板３の
底圧板３ａを折目ｈを介して折り曲げて底板１面に重ね
合わせ、各々係止突起３ｂを前記各々切込部８内に嵌合
係止して形成されている簡易組立二重側壁紙箱である。

【００１５】また本発明は、上記発明の簡易組立二重側
壁紙箱において、前記側板４と該側板４上に折り重ねら
れた前記内側板５とは互いに貼着されている簡易組立二
重側壁紙箱である。

【００１６】

【実施例】本発明の簡易組立二重側壁紙箱を、以下実施
例に従って詳細に説明する。本発明の一実施例における
簡易組立二重側壁紙箱は、図１のブランク図に示すよう
に、矩形状底板１（長方形状又は正方形状など）の互い
に対向する各辺に折目ａ、ｃを介して連設した一対の側
板２、２及び側板４、４と、該側板２、２の外側に折目
ｂを介して連設した内側板３、３と、該側板４、４の外
側に折目ｄを介して連設した内側板５、５を備えてい
て、斜線で示される各々内側板５は必要に応じて側板４
に貼着させる。

【００１７】前記一対の側板２の両側と、前記一対の側
板４の両側とに、それぞれ折目ｅ、ｆを介して連設した
それぞれ折込フラップ６、６、６、６、６は、前記底板
１の各々角隅部相当部より折目ｅに対して４５°角度の
折目ｇにて対称形に二分するそれぞれ三角形部６ａ、６
ｂにより構成されていて、斜線で示される各々三角形部
６ａは側板２上に貼着されるものである。

【００１８】また、前記一対の内側板３、３の外端部の
両側には、各々係止突起３ｂ、３ｂが設けられ、前記一
対の内側板５、５の外端部の両側には、それぞれ前記係
止突起３ｂを嵌合係止するための各々切込部８、８が設
けられている。

【００１９】前記各々係止突起３ｂ、３ｂは内側板３に
折目を介さずに延設されたものでもよいし、内側板３に
対して直角に折り曲げできるように折目ｉを介して連設
されていてもよい。

【００２０】また、必要に応じて、前記一対の内側板
３、３の外端部に、各々折目ｈを介してそれぞれ底圧板
３ａ、３ａが連設されている。

【００２１】図１に示すように、本発明においては前記
底板１の側板４、４方向の幅Ｗと、紙箱の深さとなる各
側板４の幅Ｄとの関係が、 Ｗ／２≦Ｄ＜Ｗ に設定されている。

【００２２】まず、上記図１のブランクから紙箱を組み
立てる際は、折目ｄを介してそれぞれ前記一対の内側板
５を側板４上に内側に折り重ねて、一対の二重側壁部を
形成し、その重ね合わせ内面を必要に応じて貼着する。

【００２３】続いて、折目ｃ、ｅを介して、対向する重
ね合わせた一対の前記側板４、内側板５による一対の二
重側壁部を底板１上に折り重ね、各々折込フラップ６を
側板２上に折り重ねて、該側板２と折込フラップ６の三
角形部６ａとの重ね合わせ内面を貼着する。

【００２４】前記底板１の側板４、４方向の幅Ｗと紙箱
の深さとなる各側板４の幅Ｄとの関係が上記のようにＷ
／２≦Ｄ＜Ｗに設定されているので、前記底板１上に平
坦に折り重ねた一対の前記側板４、４の突き合わせ側の
端部同士は、互いに丁度突き合わせられて接触した状態
又はオーバーラップするように接触した状態で重ね合わ
せられるものである。

【００２５】次に、折目ａを介して側板２、２を底板１
より立ち起こすことにより、図５に示すように、該側板
２に三角形部６ａにて連結された前記一対の二重側壁部
（側板４と内側板５）も折目ｃを介して底板１より折り
立てられ、前記四隅にある各々折込フラップ６の三角形
部６ａ、６ｂは互いに折目ｇを介して内側に折り込まれ
重ね合わせられる。

【００２６】次に、折目ｂを介して一対の内側板３、３
を、四角隅部にある互いに重ね合わせられた前記三角形
部６ａ、６ａを側板２との間に挟むように内側に折り曲
げ、図６に示すように、内側板３の外端部の両側にある
各々係止突起３ｂ、３ｂを前記一対の内側板５、５の外
端部の両側にある各々切込部８、８に嵌合係止する。ま
た、その際に必要に応じて設けた前記一対の内側板３、
３の外端部の底圧板３ａ、３ａを各々折目ｈを介して直
角に折り曲げて底板１面に密着させる。

【００２７】なお、 前記各々係止突起３ｂ、３ｂが内
側板３に対して直角に折り曲げできるように折目ｉを介
して連設されている場合は、該係止突起３ｂ、３ｂは折
目ｉを介して直角に内方に折り曲げて、その折り曲げ状
態の係止突起３ｂ、３ｂを各々切込部８、８に嵌合係止
する。てもよい。

【００２８】図２のブランク図は、本発明の他の実施例
であり、前記一対の内側板３、３の幅を側板２、２の幅
（側板４、４と同一幅Ｄ）よりも短縮し、前記一対の内
側板５、５の幅を側板４、４の幅Ｄよりも短縮したもの
である。また、前記折込フラップ６の三角形部６ａの形
状を変更し、折目ｇを介して台形状としたものである
が、組み立て順序は前述と同様である。

【００２９】また、図３のブランク図は、前記折込フラ
ップ６の三角形部６ａの形状を折目ｇを介して台形状と
したものであり、また、前記一対の内側板３、３の幅を
側板２、２の幅（側板４、４と同一幅Ｄ）と同一とし、
その内側板３、３の端部に折目ｈを介して底圧板３ａを
連設したものである。

【００３０】図４（ａ）〜（ｂ）は、図２に示したブラ
ンク図において、折目ｄを介して側板４上に内側板５を
折り重ね、折目ｃ、ｅを介して対向する重ね合わせた一
対の前記側板４、内側板５による一対の二重側壁部を底
板１上に折り重ね、各々折込フラップ６を側板２上に折
り重ねる状態を示し、該側板２と折込フラップ６の三角
形部６ａとの重ね合わせ内面は接着糊などで貼着され
る。

【００３１】図７（ａ）〜（ｃ）は、本発明の紙箱にお
ける内側板３の各々係止突起３ｂ、３ｂと、内側板５、
５の各々切込部８、８の各種形状を示すもので、（ａ）
は矩形状の突起３ｂと、それと同一矩形状の切込部８を
形成したもの、（ｂ）は三角形状の突起３ｂと、それと
同一三角形状の切込部８を形成したもの、（ｃ）は台形
状の突起３ｂと、それと同一台形状の切込部８を形成し
たものである。

【００３２】図８は、本発明の紙箱における折目ｂ、ｄ
における他の実施例であり、図示するように、折目ｂは
近接する平行な二重折目ｂ₁ 、ｂ₂ による幅折目であっ
てもよく、また折目ｄも近接する平行な二重折目ｄ₁ 、
ｄ₂ による幅折目であってもよい。

【００３３】本発明の上記簡易組立紙箱のブランクシー
トに使用するシート材料としては、板紙、段ボールなど
のシート材料、また、紙箱に耐久性を付与するために必
要に応じて１ｍｍ以上の厚さのシート材料が使用され、
また紙箱に耐水性、防水性、撥水性などを付与するため
に、板紙、段ボールなどにポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ポリエチレンテレフタレート、ポリウレタン、ポリ
カーボネートなどの熱可塑性樹脂あるいはフッ素樹脂な
ど熱硬化性樹脂などの合成樹脂をコーティングしたも
の、又は、これらの合成樹脂フィルム（又はシート）を
貼り合わせたシート材料などが使用される。

【００３４】

【作用】本発明の簡易組立二重側壁紙箱は、矩形状底板
１の四角隅部外側にそれぞれ側板２、４の両側に連設し
て設けられた、それぞれ折込フラップ６の三角形部６ａ
を側板２に貼着することで、該底板１の各辺に設けたそ
れぞれ側板２と内側板３及び側板４と内側板５とにより
形成されるそれぞれ二重側壁部を、該底板１面に対して
容易に起立させ、四角隅部の連続するブランクシートに
よる立方体、直方体形状の箱状容器を組み立てることが
でき、また、一方の対向する一対の二重側壁部（側板
２、内側板３）を折目ａを介して外側に折り出すか、又
は他方の対向する一対の二重側壁部（側板４、内側板
５）を折目ｃを介して外側に折り出すことによって、二
重側壁部を該底板１面と同一平坦面に容易に折り開くこ
とができる。

【００３５】本発明の上記組立紙箱の構造は、図２に示
すように、各々側壁２、４の両者に対してそれぞれ折目
ｅ、ｆを介して連続面として設けた各々折込フラップ６
を備え、組み立て後の紙箱のそれぞれ二重側壁部の隣接
する各々角隅部は、実質的に完全な連続するブランクシ
ートによって形成された連続面を備えており、そのため
に紙箱角隅部から水などの液体が洩れ出すことがなく液
体漏洩が生じ難い紙箱である。

【００３６】また、本発明の簡易組立二重側壁紙箱は、
図１に示すブランクシートの対向する一対の側板４と内
側板５とを折目ｄを介して予め折り重ねて二重側壁部を
形成しておき、その折り重ね内面を必要に応じて適宜貼
着、固定しておくとともに、該二重側壁部と各々折込フ
ラップ６とをそれぞれ底板１上と側板２上とに折り重ね
て三角形部６ａを側板２に予め貼着してあるため、通常
は運搬や保管などに便利なように偏平な状態に折り畳ん
でおくことができ、紙箱本体への物品の収納、包装、運
搬、出荷時には、直ちに、前記側板２又は二重側壁部
（側板４、内側板５）を底板１より立ち起こすことによ
り、図５に示すように四側壁部を底板１より立ち起こし
て、内側板３を内側に折り込み嵌合係止することによ
り、図６に示すような紙箱として容易に組み立てること
ができ、また、組み立て後の紙箱は、側板２、内側板３
とによる二重側壁部と、側板４、内側板５とによる二重
側壁部とによる耐座屈性と耐屈折性を備えた頑丈な側壁
構造となる。

【００３７】

【発明の効果】本発明の簡易組立二重側壁紙箱は、容器
の各々角隅部が、実質的に完全な連続するブランクシー
トによって形成された連続面を備え、角隅部から水など
の液体が洩れ出すことがなく難漏洩性を備えた容器であ
り、特に、水分を伴うような野菜、果物類、魚介類、花
卉類などの生鮮品、あるいは氷詰め品や冷凍品などの物
品の収納、包装、運搬などに使用した際に、水分が紙箱
の外に洩れ出して他の物品を汚損するようなことがな
く、保管や輸送用などの容器として効果的である。

【００３８】また、通常は運搬や保管などに便利なよう
に偏平に折り畳んでおくことができて嵩をとらない構造
であり、容器本体への物品の収納包装、あるいは運搬、
出荷時には、直ちに、矩形状底板より側壁部を立ち起こ
て容易に組み立てることができ、また、その起立状態が
戻らないように固定することができ、二重側壁をもった
紙箱の組み立て作業の負荷が軽減できるなどの効果があ
る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の簡易組立二重側壁紙箱の一例を示すブ
ランクシートの平面図。

【図２】本発明の簡易組立二重側壁紙箱の他の例を示す
ブランクシートの平面図。

【図３】本発明の簡易組立二重側壁紙箱のその他の例を
示すブランクシートの平面図。

【図４】本発明の簡易組立二重側壁紙箱の側板及び内側
板の底板上への折り曲げを示す側断面図。

【図５】本発明の簡易組立二重側壁紙箱の組み立て状態
を示す全体斜視図。

【図６】本発明の簡易組立二重側壁紙箱の組み立て完成
斜視図。

【図７】本発明の簡易組立二重側壁紙箱の嵌合係止構造
の各種形状を示すブランクシートの部分平面図。

【図８】本発明の簡易組立二重側壁紙箱において他の折
目の構造を示すブランクシートの部分平面図。

【図９】従来の簡易組立二重側壁紙箱を説明するブラン
クシートの平面図。

【符号の説明】

ａ〜ｉ…折目 １…底板 ２…側板 ３…内側板 ３ａ…底圧板 ３ｂ
…係止突起 ４…側板 ５…内側板 ６…折込フラップ ６ａ…三角形部 ８…切欠部 １１…底板 １２…側板 １３…内側板 １３ａ…係止
突起 １４…側板 １５…内側板 １６…折込フラップ １７…折込フラッ
プ １８…係止孔

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【手続補正書】

【提出日】平成１０年３月６日

【手続補正１】

【補正対象書類名】図面

【補正対象項目名】図１

【補正方法】変更

【補正内容】

【図１】

【手続補正２】

【補正対象書類名】図面

【補正対象項目名】図２

【補正方法】変更

【補正内容】

【図２】

【手続補正３】

【補正対象書類名】図面

【補正対象項目名】図３

【補正方法】変更

【補正内容】

【図３】

【手続補正４】

【補正対象書類名】図面

【補正対象項目名】図４

【補正方法】変更

【補正内容】

【図４】

【手続補正５】

【補正対象書類名】図面

【補正対象項目名】図５

【補正方法】変更

【補正内容】

【図５】

【手続補正６】

【補正対象書類名】図面

【補正対象項目名】図６

【補正方法】変更

【補正内容】

【図６】

【手続補正７】

【補正対象書類名】図面

【補正対象項目名】図７

【補正方法】変更

【補正内容】

【図７】

【手続補正８】

【補正対象書類名】図面

【補正対象項目名】図８

【補正方法】変更

【補正内容】

【図８】

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】矩形状底板１の互いに対向する各辺に折目
   ａ、ｂを介して連設した一対の側板２と内側板３、及び
   折目ｃ、ｄを介して連設した一対の側板４と内側板５に
   よる二重側壁部を備え、前記各々側板２、４の両側に折
   目ｅ、ｆを介して連設し且つ前記底板１の各々角隅部相
   当部より各々折目ｅ、ｆに対して４５°角度の折目ｇに
   て対称形に二分されるそれぞれ三角形部６ａと６ｂとに
   よる折込フラップ６を備え、前記各々折込フラップ６の
   三角形部６ａと６ｂとが各々折目ｅ、ｆ、ｇを介して内
   方に折り込まれ、前記二重側壁部がそれぞれ折目ａ、ｃ
   を介して底板１より折り立てられ、重ね合わせた前記三
   角形部６ａ、６ｂが前記一対の側板２と内側板３との間
   に挟持されて形成される簡易組立二重側壁紙箱におい
   て、前記底板１の一方向の幅Ｗと前記側板４の幅に相当
   する紙箱の深さＤとの関係が、 Ｗ／２≦Ｄ＜Ｗ に設定され、且つ、折目ｄを介して一対の前記側板４と
   内側板５とが折り重ねられた後、折目ｃ、ｅを介して一
   対の前記側板４及び折込フラップ６が底板１及び側板２
   上に折り重ねられ、その側板２と折込フラップ６の三角
   形部６ａとの重ね合わせ内面が互いに貼着固定された
   後、前記二重側壁部がそれぞれ折目ａ、ｃを介して底板
   １より折り立てられるとともに重ね合わせられる前記三
   角形部６ａ、６ｂが前記側板２と内側板３との間に挟持
   されていることを特徴とする簡易組立二重側壁紙箱。
2. 【請求項２】前記一対の内側板３外端部に各々折目ｈを
   介してそれぞれ底圧板３ａ、３ａが連設され、前記一対
   の内側板３外端部の両側に各々係止突起３ｂ、３ｂを備
   え、前記一対の内側板５外端部の両側に前記係止突起３
   ｂを嵌合係止する各々切込部８、８を備え、前記内側板
   ５を折目ｄを介して内方の前記各々側板４上に折り重
   ね、前記各々折込フラップ６の三角形部６ａと６ｂとを
   各々折目ｅ、ｆ、ｇを介して内方に折り込み、前記一対
   の側板２と前記一対の側板４とを折目ａ、ｃを介して底
   板１より折り立て、折り込まれた各々折込フラップ６の
   重ね合わせ三角形部６ａ、６ｂを前記一対のそれぞれ側
   板２面に重ね合わせ、前記一対のそれぞれ内側板３を各
   々側板２の内側に折り返して該重ね合わせ三角形部６
   ａ、６ｂを挟むようにして重ね合わせ、該内側板３の底
   圧板３ａを折目ｈを介して折り曲げて底板１面に重ね合
   わせ、各々係止突起３ｂを前記各々切込部８内に嵌合係
   止して形成されている請求項１記載の簡易組立二重側壁
   紙箱。
3. 【請求項３】前記側板４と該側板４上に折り重ねられた
   前記内側板５とは互いに貼着されている請求項１又は請
   求項２記載の簡易組立二重側壁紙箱。