JPH1072026A - 簡易組立二重側壁容器 - Google Patents

簡易組立二重側壁容器

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JPH1072026A
JPH1072026A JP22872296A JP22872296A JPH1072026A JP H1072026 A JPH1072026 A JP H1072026A JP 22872296 A JP22872296 A JP 22872296A JP 22872296 A JP22872296 A JP 22872296A JP H1072026 A JPH1072026 A JP H1072026A
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plate
fold
pair
plates
container
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JP22872296A
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English (en)
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Kazuo Togashi
一夫 冨樫
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Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】二重側壁をもった紙を主体とする組み立て容器
であって、通常は運搬や保管などに便利なように偏平に
折り畳まれていて、収納、包装、運搬、出荷時には直ち
に二重側板を備えた容器として使用できる状態に立ち上
げることができ、二重側壁内に段ボールシートを装填す
ることにより、比較的剛性の少ない薄いシート材料によ
り作製された二重側壁をもった容器に対して十分な強度
と剛性を持たせることにある。 【解決手段】矩形状底板1の互いに対向する各辺に側板
2、2、側板4、4とによる側壁部を備え、且つ前記各
側壁部のうち少なくとも一対の対向する辺に側板2、内
側板3、若しくは側板4、内側板5による二重側壁部を
備えた二重側壁容器Aにおいて、前記二重側壁部の空間
内部にほぼ密に装填された段ボールシートによる装填材
Bを介在させた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、二重側壁板を備えた組
立容易な簡易組立容器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の二重側壁板を備えた組立容器とし
ては、図20の展開図(ブランク)及び図20に示すよ
うなものがある。
【0003】例えば、図19に示すように、矩形状底板
11の互いに対向する各辺に、それぞれ折目aを介して
連設した一対の側板12、12、及びそれぞれ折目cを
介して連設した一対の側板14、14と、該側板12、
12の外側にそれぞれ折目b(若しくは近接する二本の
平行折目b1 、b2 による折目b)を介して連設した内
側板13、13と、該側板14、14の外側に、それぞ
れ折目d(若しくは近接する二本の平行折目d1 、d2
による折目b)を介して連設した内側板15、15とを
備えている。
【0004】前記一対の側板14、14の両側にそれぞ
れ折目eを介して連設する折込フラップ16、16、1
6、16と、前記一対の内側板15、15の両側にそれ
ぞれ折目fを介して連設した折込フラップ17、17、
17、17とは、前記折目dに対して概略線対称形に形
成されている。
【0005】そして、図20(a)に示すように、前記
一対の内側板15及びその両側の折込フラップ17を折
目dを介して前記一対の側板14及びその両側の前記折
込フラップ16上に折り重ね、続いて、折り重ねた前記
一対の側板14と内側板15との重ね合わせ内面を接着
剤などにて貼着した後、前記一対の側板14、内側板1
5を、図20(b)に示すように、折目cを介して底板
11より直角に折り立て、また、折り重ねた前記各々折
込フラップ16、17は、そのまま重ねた状態で、それ
ぞれ折目e、fを介して直角に折り曲げられる。
【0006】その後、前記一対の側板12を折目aを介
して底板11に対して直角に折り立て、続いて前記一対
の内側板13を折目bを介して側板12内側の折込フラ
ップ16、17内側に折り重ね、前記内側板13をその
外側端部に設けたそれぞれ係止突起13aを、底板11
の折目aに沿って設けた係止孔18に嵌合して底板11
に係止することにより、図20(c)に示すような、底
板11、側板12、内側板13、側板14、内側板15
からなる二重側壁をもった容器を形成しているものであ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記二重側壁をもった
組立容器は、一般的に板紙、段ボールなどのシート材料
を用いて形成され、また、板紙、段ボールなどに合成樹
脂をコーティングしたもの、あるいは合成樹脂フィルム
(又はシート)を貼り合わせものなどが使用されて、耐
水性、防水性、撥水性、あるいは耐久性などを配慮して
製造されている。
【0008】また上記組立容器は、時として1mm以上
の厚さのシート材料を使用する場合があり、組立作業に
かなりの負担が掛かるものであり、このような組立作業
の負荷を軽減化するためにも、容器本体の構造は、通常
は運搬や保管などに便利なように偏平に折り畳まれてい
て、嵩をとらない構造であることが望ましく、容器本体
への物品の収納、包装、運搬、出荷時には、直ちに容器
として使用できる状態となることが望ましい。
【0009】ところで、図19、図20(a)〜(c)
に示された従来の二重側壁をもった組立容器は、図19
に示すブランクを、図20(a)に示す側板14と内側
板15とを折り重ね、その重ね合わせ内面を貼着した構
造で一旦保管されて、物品の収納、包装、運搬、出荷な
どの使用時に備えている。
【0010】しかしながら使用時には、図20(b)〜
図20(c)に示す順序で、対向する一対の側板14、
内側板15及び折込フラップ16、17、そして対向す
る一対の側板12、内側板13をそれぞれ組み立てて側
壁部を形成し、二重側壁をもった容器として組み立てる
必要があり、組み立て作業にかなりの時間と人手とを要
するものであった。
【0011】また、上記二重側壁をもった組立容器本体
は、所定の強度を持たせるために、板紙や段ボールなど
比較的価格の高い剛性のある厚いシート材料を用いて形
成する必要があった。
【0012】本発明の目的は、二重側壁をもった紙を主
体とする組み立て容器において、通常は運搬や保管など
に便利なように偏平に折り畳まれていて嵩をとらない構
造であって、容器本体への物品の収納、包装、運搬、出
荷時には、直ちに二重側板を備えた容器として使用でき
る状態に立ち上げることができるとともに、比較的安価
な薄いシート材料を使用して所定の強度をもった容器を
製造できるようにすることにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、矩形状底板の
互いに対向する各辺に側壁部を備え、且つ前記各側壁部
のうち少なくとも一対の対向する辺に二重側壁部を備え
た二重側壁容器において、前記二重側壁部の空間内部に
ほぼ密に一層乃至多層のコルゲート層を備えた段ボール
シートを主体とする装填材を介在させたことを特徴とす
る簡易組立二重側壁容器である。
【0014】また本発明は、上記発明の簡易組立二重側
壁容器において、前記各辺の側壁部が前記底板面に対し
て一体的に起立及び折畳可能である簡易組立二重側壁容
器である。
【0015】また本発明は、上記発明の簡易組立二重側
壁容器において、前記段ボールシートを主体とする装填
材が、二層コルゲート層若しくは三層コルゲート層の段
ボールシートを用いた装填材である簡易組立二重側壁容
器である。
【0016】また本発明は、上記発明の簡易組立二重側
壁容器において、前記二重側壁容器本体が、紙材料若し
くは紙を主体とする耐水性材料により形成されている簡
易組立二重側壁容器である。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の簡易組立二重側壁容器
を、以下実施の形態に従って詳細に説明する。
【0018】[実施の形態1](図1〜図2参照) 本発明の簡易組立二重側壁容器の実施の形態1は、図1
の容器Aの展開図に示すように、矩形状底板1の互いに
対向する各辺に、それぞれ折目aを介して連設した一対
の側板2、2、及びそれぞれ折目cを介して連設した一
対の側板4、4と、該側板2、2の外側に、それぞれ折
目b(若しくは近接する二本の平行折目b1 、b2 によ
る折目b)を介して連設した内側板3、3と、該側板
4、4の外側に、それぞれ折目d(若しくは近接する二
本の平行折目d1 、d2 による折目d)を介して連設し
た内側板5、5とを備えている。
【0019】前記一対の側板4、4の両側にそれぞれ折
目eを介して折込フラップ6、6、6、6が連設され、
前記一対の内側板5、5の両側にそれぞれ折目fを介し
て折込フラップ7、7、7、7が連設されている。
【0020】前記各々側板4と各々内側板5、及び各々
折込フラップ6と各々折込フラップ7とは、図1に示す
ように、前記折目dに対して概略線対称形に概略等しい
幅に形成されていてもよいし、あるいは、図示しない
が、展開ブランクシートの経済的な採り寸法としては、
必要に応じて、側板4及び両側折込フラップ6、6のそ
れぞれ幅(各折目eの長さ)に較べて、内側板5及び両
側折込フラップ7、7のそれぞれ幅(各折目fの長さ)
を狭く(短く)、例えば1/2〜1/4程度に狭く設定
してもよい。
【0021】そして、図2(a)に示すように、前記一
対の内側板5及びその両側の折込フラップ7を、近接す
る二本の平行折目d1 、d2 による所定幅の折目dを介
して前記一対の側板4及びその両側の前記折込フラップ
6上に折り重ね、続いて折り重ねた前記対向する一対の
側板4と内側板5との重ね合わせ空間内部に、その空間
と同一サイズであって、折目dによる前記側板4と内側
板5との折り重ね内面の離間幅に相当する板厚のプレー
ト状の段ボールシートによる装填材Bを介在させる。な
お、前記装填材Bは、予め側板4若しくは内側板5、又
は側板2若しくは内側板3の内面に、接着剤やホッチキ
スなどにて取り付け固定したものを使用してもよい。
【0022】そして、図2(b)に示すように、前記一
対の側板4、内側板5を、折目cを介して底板1より直
角に折り立て、また、折り重ねた前記各々折込フラップ
6、7は、そのまま重ねた状態で、それぞれ折目e、f
を介して直角に折り曲げられる。
【0023】そして、同図2(b)に示すように、その
後、前記一対の側板2を折目aを介して底板1に対して
直角に折り立て、続いて前記一対の内側板3を、近接す
る二本の平行折目b1 、b2 による所定幅の折目bを介
して側板2内側の折込フラップ6、7内側に折り重ね、
前記内側板3をその外側端部に設けたそれぞれ係止突起
3aを、底板1の折目aに沿って設けた係止孔8に嵌合
して、底板1に係止する。
【0024】なお、本発明においては、同図2(b)に
示すように、必要に応じて、前記折込フラップ6、7の
離間対向する内面の空間内部、若しくは前記折り重ねる
内側板3と折込フラップ6、7内側との内面の離間対向
する空間内部にも、その空間と同一サイズであって、折
目bによる前記側板2と内側板3との折り重ね内面の離
間幅から折込フラップ6、7の総厚を差し引いた値に相
当する板厚のプレート状の段ボールシートによる装填材
Bを介在させる。
【0025】あるいは、この折込フラップ6、7の離間
対向する空間内部若しくはこの折り重ねる内側板3と折
込フラップ6、7内側との内面の離間対向する空間内部
だけに、上記のようにして段ボールシートによる装填材
Bを介在させてもよい。
【0026】これによって図2(c)に示すように、底
板1、側板2、内側板3、側板4、内側板5からなる二
重側壁部をもち、且つ側板4、内側板5による二重側壁
部の空間内部、又は側板4、内側板5と、側板2、内側
板3とによる二重側壁部の空間内部に段ボールシートに
よる装填材Bを介在させた本発明の簡易組立二重側壁容
器Aが形成される。
【0027】上記実施の形態1乃至以下に説明する各実
施の形態2〜9において装填材Bとして使用する段ボー
ルシートは、一層のコルゲート層を備え、その片側若し
くは両側にライナーシート層をラミネートした一層のコ
ルゲート層を備えた段ボールシート、又は二層のコルゲ
ート層を備え、その層間と片側若しくは両側にライナー
シート層をラミネートした二層のコルゲート層を備えた
段ボールシート、又は又は三層のコルゲート層を備え、
その層間と片側若しくは両側にライナーシート層をラミ
ネートした三層のコルゲート層を備えた段ボールシート
など、一層乃至多層のコルゲート層(波形シート層)を
備えた段ボールシートが使用できる。
【0028】上記装填材Bとしての段ボールシートの厚
さは、例えば3mm〜8mm程度が適当であるが、8m
m〜10mm程度であってもよいし、前記容器Aの各側
壁部の強度を保持できる程度の厚さであれば特に限定さ
れない。また、容器Aの二重側壁内に装填される段ボー
ルシートのコルゲート層の波形線条方向は、組立後の容
器Aの底板面に対して平行方向若しくは直角方向、又は
斜め方向のいずれでもよい。
【0029】上記本発明の簡易組立二重側壁容器Aは、
上記実施の形態1乃至以下に説明する各実施の形態2〜
9において同様に、図2(d)に示すように、その容器
Aの上部開口部に、紙製、木製、プラスチック製などの
天面板とその四辺にそれぞれ側面板を連設したトレー状
の蓋材Cを被せて嵌合することにより施蓋する。又は天
面板とその対向する二辺に側面板を連設した蓋材C、又
はプレート状の蓋材Cを被せることによって施蓋する。
そして必要に応じて、前記施蓋した容器Aと蓋材Cと
を、接着剤又は接着テープなどにて固定するか、その外
周より紐、テープなどにて一文字、十文字などの紐結束
をして固定する。
【0030】[実施の形態2](図3参照) 本発明の簡易組立二重側壁容器の実施の形態2は、図3
の容器Aの展開図に示すように、 矩形状底板1の互い
に対向する各辺に、折目a、折目b(若しくは近接する
二本の平行折目b1 、b2 による折目b)、折目c、折
目d(若しくは近接する二本の平行折目d1 、d2 によ
る折目d)を介して連設した一対の側板2、内側板3
と、一対の側板4、内側板5とを備え、前記一対の側板
4の両側に折目eを介して連設した折込フラップ6、6
と、前記一対の内側板5の両側に折目fを介して連設し
た折込フラップ7、7とを備え、前記一対の内側板5及
びその両側の折込フラップ7を、折目dを介して前記一
対の側板4及びその両側の前記折込フラップ6に平行に
折り返し、前記一対の側板4、内側板5を折目cを介し
て底板1より直角に折り立てて、前記各々折込フラップ
6、7をそれぞれ折目e、fを介して直角に折り曲げ、
前記一対の側板2を折目aを介して底板1に直角に折り
立て、前記一対の内側板3を折目bを介して側板12内
側の折込フラップ6、7内側に折り返し、前記内側板3
の両側端部に設けたそれぞれ係止突起3aを前記一対の
内側板5の両側の折目fに沿って設けたそれぞれ切込部
5cに係合して底板1に係止することにより形成され、
底板1の対向する各辺に、一対の側板2、内側板3と、
一対の側板4、内側板5とからなる二重側壁部を備える
ものである。
【0031】また、必要に応じて、前記一対の内側板3
の外側端部に、各々折目jを介してそれぞれ底圧板3b
が連設され、前記一対の側板2と内側板3とを折目bを
介して互いに平行となるように折り返した際に、前記底
板1、側板2、折目d、内側板3の各面でつくる側面が
平行四辺形状となる形状に、該底圧板3bは外方に折り
曲げられて底板1面に圧接固定、若しくは取り付け固定
される。
【0032】また、必要に応じて、前記一対の内側板5
の外側端部に、各々折目hを介してそれぞれ底圧板5a
が連設され、前記一対の側板4と内側板5とを折目dを
介して互いに平行となるように折り返した際に、前記底
板1、側板4、折目d、内側板5の各面でつくる側面が
平行四辺形状となる形状に、該底圧板5aは外方に折り
曲げられて底板1面に圧接固定、若しくは取り付け固定
される。
【0033】また、必要に応じて、前記一対の側板4と
内側板5とを折目dを介して互いに平行となるように折
り返した際に、前記底板1、側板4、折目d、内側板5
の各面でつくる側面が平行四辺形状となる形状に、前記
各々底圧板5aが予め底板1面に接着剤若しくはホッチ
キスなどにて固定されているものである。
【0034】側板2、2の外側に折目bを介して連設し
た内側板3、3のそれぞれ長辺方向の長さは、側板2、
2の長辺方向の長さよりも、おおよそ折目dの幅(近接
する二本の平行折目d1 、d2 の離間距離)だけ短く設
定されており、また側板4、4の外側に折目dを介して
連設した内側板5、5のそれぞれ長辺方向の長さは、側
板4、4の長辺方向の長さとほぼ同じか、又は側板4、
4の長辺方向の長さよりも、おおよそ折目bの幅(近接
する二本の平行折目b1 、b2 の離間距離)だけ短く設
定されている。
【0035】また、内側板3、3のそれぞれ短辺方向の
長さは、側板2、2の短辺方向の長さよりも、おおよそ
ブランクシートの厚さ分だけ短く設定されており、ま
た、内側板5、5のそれぞれ短辺方向の長さは、側板
4、4の短辺方向の長さよりも、おおよそブランクシー
トの厚さ分だけ短く設定されている。
【0036】上記図3のブランクシートから、本発明の
容器Aを組み立てる順序を以下に説明すれば、まず、前
記一対の側板4上に内側板5を、折目dを介してその両
側の折込フラップ6、7とともに平行に折り返す。
【0037】続いて、平行に折り返した前記一対の側板
4、内側板5を、折目cを介して底板1より折り立て
る。なお折目dは、折目d1 、d2 を介して前記側板
4、5に対して同一方向に直角に折り曲げることによ
り、底板1に対して平行となる。また、予め前記底圧板
5aが底板1面に接着剤若しくはホッチキスなどにて固
定されている場合は、前記底板1、側板4、折目d、内
側板5の各面でつくる側面が直角平行四辺形状となる形
状に、対向するそれぞれ一対の側板4、内側板5を底板
1に対して折目c、hを介して直角に折り立てる。
【0038】続いて、前記対向する一対の側板4と内側
板5との重ね合わせ空間内部に、その空間と同一サイズ
であって、折目dによる前記側板4と内側板5との折り
重ね内面の離間幅に相当する板厚のプレート状の段ボー
ルシートによる装填材B(図2(a)参照)を介在させ
る。なお、前記装填材Bは、予め側板4若しくは内側板
5、又は側板2若しくは内側板3の内面に、接着剤やホ
ッチチキスなどにて取り付け固定したものを使用しても
よい。
【0039】また、予め前記底圧板5aが底板1面に接
着剤若しくはホッチキスなどにて固定されて、前記底板
1、側板4、折目d、内側板5の各面でつくる側面が直
角平行四辺形状となる形状に底板1に対して直角に折り
立てた場合はその対向する一対の側板4と内側板5との
重ね合わせ空間内部に、側方の折込フラップ6、7側よ
り前記プレート状の段ボールシートによる装填材Bを装
填する。
【0040】続いて、前記一対の側板4、内側板5のそ
れぞれ両側にある各々折込フラップ6、7を、それぞれ
折目e、fを介して直角に折り曲げる。なお、この際に
両フラップ6、7は互いに平行を保持して折り曲げられ
るように、それぞれ折目e、fが、所定の位相差を以て
(図3参照)設定されており、その平行する両フラップ
6、7の離間距離は、少なくとも折目bの幅(短辺方向
の長さ)、又は折目b及びdの幅(それぞれ短辺方向の
長さ)にほぼ等しく設定されている。
【0041】その後、前記一対の側板2を折目aを介し
て底板1に対して直角に折り立て、前記一対の内側板3
を、折目bを介して側板2内側の折込フラップ6、7内
側に折り返す。なお折目bは、折目b1 、b2 を介して
前記側板2、3に対して同一方向に直角に折り曲げるこ
とにより、底板1に対して平行となる。
【0042】なお、本発明においては、必要に応じて、
前記折込フラップ6、7の離間対向する空間内部、若し
くは前記折り返した内側板3と折込フラップ6、7内側
との内面の離間対向する空間内部にも、その空間と同一
サイズであって、折目bによる前記側板2と内側板3と
の折り重ね内面の離間幅から折込フラップ6、7の総厚
を差し引いた値に相当する板厚のプレート状の段ボール
シートによる装填材Bを介在させる。
【0043】あるいは、この折込フラップ6、7の離間
対向する空間内部若しくはこの折り重ねる内側板3と折
込フラップ6、7内側との内面の離間対向する空間内部
だけに上記のようにして装填材Bを介在させてもよい。
【0044】続いて、前記内側板3に対し底圧板3bを
折目gを介して反対側に折り曲げ、前記内側板3をその
外端部両側に設けたそれぞれ係止突起3cを前記一対の
内側板5の両側における折目fに沿って内側板5側に設
けた切込部5c(若しくは切欠部又は係止孔)に係合す
るとともに、底圧板3bを底板1面に圧接させながら底
板1に係止固定することにより、底板1と、前記一対の
側板2、折目b、内側板3による空間内部に段ボールシ
ートによる装填材Bを装填した対向する一対の側壁部
と、必要に応じて前記一対の側板4、折目d、内側板5
による空間内部に段ボールシートによる装填材Bを装填
した対向する一対の側壁部とからなる二重側壁部をもっ
た本発明の容器が形成される。
【0045】[実施の形態3](図4参照) 本発明の簡易組立二重側壁容器の実施の形態3は、図4
の容器Aの展開図に示すように、上記実施の形態2(図
3参照)に示した容器Aにおいて前記一対の側板4、4
のそれぞれ両側に、折目e、e、e、eを介して連設し
た各々折込フラップ6、6、6、6に、各折目eに平行
に切込部6a、6a、6a、6aを備えるものである。
【0046】それぞれ形成されている前記切込部6a、
6aは、図3に示すように、一方は外側から内側に、他
方は内側から外側に向かって、所定長さ(例えばそれぞ
れ折込フラップ6の幅の約1/2の長さ)に切り込まれ
ている。
【0047】そして、一対の内側板5、5及びその両側
の折込フラップ7、7、7、7を、折目dを介して前記
一対の側板4及びその両側の前記折込フラップ6に平行
に折り返し、前記一対の側板4、内側板5を折目cを介
して底板1より直角に折り立て、該一対の側板4、内側
板5による空間内部に段ボールシートによる装填材Bを
装填する。なお、前記装填材Bは、予め側板4若しくは
内側板5、又は側板2若しくは内側板3の内面に、接着
剤やホッチキス(針金)などにて取り付け固定したもの
を使用してもよい。
【0048】そして、その後、各々折込フラップ6、7
を、それぞれ折目e、fを介して直角に折り曲げた際
に、一対の側板4のそれぞれ一方側に連設した互いに対
向する折込フラップ6、6と、他方側に連設した互いに
対向する折込フラップ6、6とは、その端部において互
いに重なり合うに十分な長さに設定されている。
【0049】そして、それぞれ一方側に連設した互いに
対向する折込フラップ6、6と、他方側に連設した互い
に対向する折込フラップ6、6とは、その端部において
互いに切込部6a、6aを嵌合させることによって交差
するように係合固定される。
【0050】そして、その後、前記一対の側板2を折目
aを介して底板1に対して直角に折り立て、前記一対の
内側板3を、折目bを介して側板2内側の折込フラップ
6、7内側に折り返す。なお折目bは、折目b1 、b2
を介して前記側板2、3に対して同一方向に直角に折り
曲げることにより、底板1に対して平行となる。
【0051】続いて、前記内側板3を、その外端部両側
に設けたそれぞれ係止突起3cを、前記一対の内側板5
の両側における折目fに沿って内側板5側に設けた切込
部5c(若しくは切欠部又は係止孔)に係合して底板1
に係止することにより、底板1と、前記一対の側板2、
折目b、内側板3による空間内部に段ボールシートによ
る装填材Bを装填した対向する一対の側壁部と、必要に
応じて、前記一対の側板4、折目d、内側板5による空
間内部に段ボールシートによる装填材Bを装填した対向
する一対の側壁部とからなる二重側壁部をもった本発明
の容器が形成される。
【0052】なお、本発明においては、必要に応じて、
前記折込フラップ6、7の離間対向する空間内部、若し
くは前記折り返した内側板3と折込フラップ6、7内側
との内面の離間対向する空間内部にも、その空間と同一
サイズであって、折目bによる前記側板2と内側板3と
の折り重ね内面の離間幅から折込フラップ6、7の総厚
を差し引いた値に相当する板厚のプレート状の段ボール
シートによる装填材Bを介在させる。
【0053】あるいは、この折込フラップ6、7の離間
対向する空間内部若しくはこの折り重ねる内側板3と折
込フラップ6、7内側との内面の離間対向する空間内部
だけに上記のようにして段ボールシートによる装填材B
を介在させてもよい。
【0054】続いて、前記内側板3に対し底圧板3bを
折目gを介して反対側に折り曲げ、前記内側板3をその
外端部両側に設けたそれぞれ係止突起3cを前記一対の
内側板5の両側における折目fに沿って内側板5側に設
けた切込部5c(若しくは切欠部又は係止孔)に係合す
るとともに、底圧板3bを底板1面に圧接させながら底
板1に係止固定することにより、底板1と、前記一対の
側板2、折目b、内側板3による空間内部に段ボールシ
ートによる装填材Bを装填した対向する一対の側壁部
と、必要に応じて、前記一対の側板4、折目d、内側板
5による空間内部に段ボールシートによる装填材Bを装
填した対向する一対の側壁部とからなる二重側壁部をも
った本発明の容器Aが形成される。
【0055】[実施の形態4](図5参照) 本発明の簡易組立二重側壁容器の実施の形態4は、図5
の容器Aの展開図に示すように、上記実施の形態2(図
3参照)に示した容器Aにおいて、前記一対の側板4、
4のそれぞれ両側に折目e、e、e、eを介して連設し
た各々折込フラップ6、6、6、6に各折目eに平行に
切込部6a、6a、6a、6aを備え、そして、一対の
内側板5、5のそれぞれ両側に、折目f、f、f,fを
介して連設した各々折込フラップ7、7、7、7に各折
目fに平行に切込部7a、7a、7a、7aを備える。
【0056】そして、前記一対の側板4、4のそれぞれ
一方側に連設された互いに対向する折込フラップ6、6
にそれぞれ形成されている前記切込部6a、6aは、図
5に示すように、一方は外側から内側に、他方は内側か
ら外側に向かって、所定長さ(例えばそれぞれ折込フラ
ップ6の幅の約1/2の長さ)に切り込まれている。
【0057】そして、前記一対の内側板5、5のそれぞ
れ一方側に連設された互いに対向する折込フラップ7、
7にそれぞれ形成されている前記切込部7a、7aは、
図5に示すように、一方は外側から内側に、他方は内側
から外側に向かって所定長さ(例えばそれぞれ折込フラ
ップ7の幅の約1/2の長さ)に切り込まれている。
【0058】そして、一対の内側板5、5及びその両側
の折込フラップ7、7、7、7を、折目dを介して前記
一対の側板4及びその両側の前記折込フラップ6に平行
に折り返し、前記一対の側板4、内側板5を折目cを介
して底板1より直角に折り立て、該一対の側板4、内側
板5による空間内部に段ボールシートによる装填材Bを
装填する。なお、前記装填材Bは、予め側板4若しくは
内側板5、又は側板2若しくは内側板3の内面に、接着
剤やホッチキス(針金)などにて取り付け固定したもの
を使用してもよい。
【0059】各々折込フラップ6、7を、それぞれ折目
e、fを介して直角に折り曲げた際に、一対の側板4、
内側板5のそれぞれ一方側に連設した互いに対向するそ
れぞれ折込フラップ6、6と、折込フラップ7、7と、
他方側に連設した互いに対向する折込フラップ6、6
と、折込フラップ7、7とは、その端部において互いに
重なり合うに十分な長さに設定されている。
【0060】そして、一対の側板4、4のそれぞれ一方
側に連設した互いに対向する折込フラップ6、6と、他
方側に連設した互いに対向する折込フラップ6、6と
は、その端部において互いに切込部6a、6aを嵌合さ
せることによって交差するように係合され、また、一対
の内側板5、5のそれぞれ一方側に連設した互いに対向
する折込フラップ7、7と、他方側に連設した互いに対
向する折込フラップ7、7とは、その端部において互い
に切込部7a、7aを嵌合させることによって交差する
ように係合固定される。
【0061】以下、上記実施の形態2、3と同様にし
て、底板1と、前記一対の側板2、折目b、内側板3に
よる空間内部に段ボールシートによる装填材Bを装填し
た対向する一対の側壁部と、必要に応じて前記一対の側
板4、折目d、内側板5による空間内部に段ボールシー
トによる装填材Bを装填した対向する一対の側壁部とか
らなる二重側壁部をもった本発明の容器Aが形成され
る。
【0062】[実施の形態5](図6〜図8参照) 本発明の簡易組立二重側壁容器の実施の形態5は、図6
の容器Aの展開図に示すように、矩形状底板1(長方形
状又は正方形状など)の互いに対向する各辺に折目a、
cを介して連設した一対の側板2、2及び側板4、4
と、該側板2、2の外側に折目b(若しくは近接する二
本の平行折目b1 、b2 による折目b)を介して連設し
た内側板3、3とを備えている。なお、図示しないが、
前記各々側板4、4の長手外端部に折目を介して内側板
を連設し、該内側板を側板4、4上に折り重ねてその重
ね合わせ内面を貼着することにより、2枚重ねの側板
4、4としてもよい。
【0063】前記一対の側板4の両側に折目eを介して
連設した折込フラップ6、6は、前記底板1の各々角隅
部相当部より折目eに対して45°角度の折目gにて二
分する三角形部6bと台形部6cとにより構成されてい
る。
【0064】前記各々折込フラップ6の台形部6cを折
目gを介して各々三角形部6b上に折り重ね、続いて前
記各々側板4を折目cを介して底板1上に折り重ねるこ
とにより、前記台形部6cを前記一対の側板2上に重ね
合わせて貼着し、前記一対の側板4と内側板5とを底板
1より立ち起こすことにより前記一対の側板2を立ち起
こし、前記一対の内側板3を折目bを介して側板2内側
に折り返して形成されている。
【0065】前記各々折込フラップ6、6、6、6は、
底板1の各々角隅部相当部より折目eに対して45°角
度の折目gにて二分される三角形部6bと台形部6cと
により構成されている。
【0066】このような図6に示した上記ブランクシー
トを、図7〜図8に示すように順に組み立てて、本発明
の簡易組立二重側壁容器Aを形成するものである。
【0067】まず、図7(a)、前記各々折込フラップ
6のそれぞれ台形部6c、6c、6c、6cを、それぞ
れ折目gを介して各々三角形部6b上に折り曲げて重ね
合わせる。
【0068】続いて、図7(b)、底板1の対向辺の外
側に折り重ねられている前記一対の側板4を、折目cを
介して底板1上に折り重ねることにより、前記各々台形
部6cを前記一対の側板2上に重ね合わせ、そして重ね
合わされた前記側板2と台形部6cとを、互いにその重
ね合わせ内面にて接着剤などにより貼着する。又は、ホ
ッチキスなどによって接合する。
【0069】その後、図8(a)、前記一対の側板4を
底板1より立ち起こすとともに、その両側の台形部6c
にて接続している前記一対の側板2、2を立ち起こす。
【0070】続いて、対向する側板2、2の内側に、そ
れぞれ前記段ボールシートによる装填材Bを装填した
後、前記一対の側板2の外側にあるそれぞれ内側板3、
3を折目bを介して各々側板2、2内側に折り込み、前
記三角形部6bと台形部6c上に折り重ねて固定するこ
とにより、図8(b)に示すように、対向する側板2と
内側板3との空間内部に段ボールシートによる装填材B
が装填された本発明の簡易組立二重側壁容器が形成され
る。
【0071】なお、前記装填材Bは、予め内側板3の内
面に取り付け固定して使用してもよいし、あるいは対向
する各側板4、4の内面側にも取り付け固定して使用し
てもよい。
【0072】[実施の形態6](図9〜図11参照) 本発明の簡易組立二重側壁容器の実施の形態6は、図9
の容器Aの展開図に示すように、上記実施の形態5(図
6参照)において、折目cを介して連設した一対の側板
4、4の外側に折目d(若しくは近接する二本の平行折
目d1 、d2 による折目d)を介して連設した内側板
5、5を備えている。
【0073】そして、前記一対の内側板5の両側に折目
fを介して折込フラップ7、7を連設してあり、前記三
角形部6bと折目dに対して概略線対称形に概略三角形
状に形成され、前記一対の側板4上に内側板5を折目d
を介して、その両側の折込フラップ6、7とともに折り
重ね、続いて前記各々折込フラップ6の台形部6cを折
目gを介して各々折込フラップ7上に折り重ね、続いて
折り重ねた前記各々側板4、内側板5を折目cを介して
底板1上に折り重ねることにより、前記台形部6cを前
記一対の側板2上に重ね合わせて貼着し、前記一対の側
板4と内側板5とを底板1より立ち起こすことにより前
記一対の側板2を立ち起こし、前記一対の内側板3を折
目bを介して側板2内側に折り返して形成されている。
また、必要に応じて前記折込フラップ6には、折目dの
延長方向に平行な折込フラップ6の一部端縁部に、斜め
45°の折目gの外端部を直角縁とする切込部iを備
え、折込フラップ6を折目gに沿って斜めに折り易くし
てある。
【0074】なお、前記各々側板4と各々内側板5、及
び各々折込フラップ6と各々折込フラップ7とは、図9
に示すように前記折目dに対して概略線対称形に概略等
しい幅に形成されていてもよいし、あるいは、図示しな
いが、展開ブランクシートの経済的な採り寸法として
は、必要に応じて、側板4及び両側折込フラップ6、6
のそれぞれ幅(各折目eの長さ)に較べて、内側板5及
び両側折込フラップ7、7のそれぞれ幅(各折目fの長
さ)を狭く(短く)、例えば1/2〜1/4程度に狭く
設定してもよい。
【0075】このような図9に示した上記ブランクシー
トを、図10〜図11に示すように順に組み立てて、本
発明の簡易組立二重側壁容器Aを形成するものである。
【0076】まず、図10(a)、前記一対の内側板
5、5を、その両側の各々折込フラップ7、7、7、7
とともに折目dを介して前記一対の側板4、4上に折り
重ね、その両側の前記各々折込フラップ7を、前記各々
折込フラップ6、6、6、6のそれぞれ三角形部6b上
に折り重ねる。
【0077】あるいは、必要に応じて、前記側板4と内
側板5との離間対向する空間内部にプレート状の段ボー
ルシートによる装填材Bを装填することも可能であり、
その場合は、例えば折目d側を肉厚に折目c側を肉薄に
加工した横断面が楔状(若しくは台形楔状、又は鋭角先
端が丸みのある楔状など)の段ボールシートによる装填
材Bを使用してもよい。
【0078】続いて図10(b)、前記各々折込フラッ
プ6のそれぞれ台形部6c、6c、6c、6cをそれぞ
れ折目gを介して、各々三角形部6b上に折り曲げて、
それぞれ折込フラップ7、7、7、7上に折り重ね合わ
せる。これによって前記各々折込フラップ7、7、7、
7は、各々折込フラップ6の三角形部6bと台形部6c
とによって挟み込まれる。
【0079】続いて図10(c)、底板1の対向辺の外
側に折り重ねられている前記一対の側板4と内側板5と
を、折目cを介して底板1上に折り重ねることにより、
前記各々台形部6cを前記一対の側板2上に重ね合わせ
る。そして重ね合わされた前記側板2と台形部6cと
を、互いにその重ね合わせ内面にて接着剤などにより貼
着、又はホッチキスなどによって接合する。
【0080】その後、図11(a)、前記一対の側板4
と内側板5とを底板1より立ち起こすとともに、その両
側の台形部6cにて接続している前記一対の側板2、2
を立ち起こす。
【0081】続いて、対向する側板2、2の内側にそれ
ぞれ楔状ではない均一な板厚の段ボールシートによる装
填材Bを装填した後、前記一対の側板2の外側にあるそ
れぞれ内側板3、3を折目bを介して各々側板2、2内
側に折り込み、前記三角形部6bと台形部6c上に折り
重ね、前記折込フラップ7を挟み込むようにして、係止
突起3a、3aを係止孔8内に嵌合固定する。
【0082】これにより、図11(b)に示すように、
対向する側板2と内側板3との空間内部若しくは対向す
る側板4と内側板5との空間内部に前記装填材Bが装填
された本発明の簡易組立二重側壁容器が形成される。
【0083】なお、前記装填材Bは、予め、内側板3の
内面、あるいは対向する各側板4、4、又は各内側板
5、5の内面側に、接着剤やホッチキスなどにより取り
付け固定して使用してもよい。
【0084】[実施の形態7](図12参照) 本発明の簡易組立二重側壁容器の実施の形態7は、図1
2の容器Aの展開図に示すように、前述の実施の形態6
(図9参照)において、対向するそれぞれ内側板3、3
の外側に、新たな折目jを介して連設した底圧板3b
と、該内側板3、3の両側に突出する係止突起3c、3
cを備え、また、対向するそれぞれ内側板5、5の外端
角隅部と、その内側板5、5の両側に、それぞれ折目f
を介して連設した三角形状の各々折込フラップ7の前記
外端角隅部に隣接する部分とに亘って内側板5外端縁部
に対して平行方向と直角方向とに切り込み形成された切
込部k、kを備えるものである。
【0085】そして、前述の実施の形態6と同様にして
折り曲げた後に、一対のそれぞれ内側板3、3を、折目
bを介して各々側板2、2内側に折り重ね、且つ前記底
圧板3bを折目jを介して内側板3とは反対方向に底板
1に平行に折り曲げて、該底板1に圧接させ、内側板
3、3の両側に突出する係止突起3c、3cを、内側板
5外端縁部に切り込み形成された切込部k、k内に嵌合
係止して該内側板3、3を固定するものである。
【0086】その他は、前述の実施の形態6と同様にし
て、対向する側板2と内側板3との空間内部若しくは対
向する側板4と内側板5との空間内部に段ボールシート
による装填材Bが装填された本発明の簡易組立二重側壁
容器が形成される。
【0087】[実施の形態8](図13参照) 本発明の簡易組立二重側壁容器の実施の形態8は、図1
3の容器Aの展開図に示すように、前述の実施の形態6
(図9参照)において、対向するそれぞれ内側板3、3
の両側に突出する係止突起3c、3cを備え、また、上
記実施の形態7と同様に、それぞれ内側板5、5の外端
角隅部と、その内側板5、5の両側にそれぞれ折目fを
介して連設した三角形状の各々折込フラップ7の前記外
端角隅部に隣接する部分とに亘って内側板5外端縁部に
対して平行方向と直角方向とに切り込み形成された切込
部kを備えるものである。
【0088】そして、前述の実施の形態6と同様にして
折り曲げた後に、一対のそれぞれ内側板3、3を、折目
bを介して各々側板2、2内側に折り重ね、内側板3、
3の両側に突出する係止突起3c、3cを、内側板5外
端縁部に切り込み形成された切込部k、k内に嵌合係止
して該内側板3、3を固定するものである。
【0089】その他は、前述の実施の形態6と同様にし
て、対向する側板2と内側板3との空間内部若しくは対
向する側板4と内側板5との空間内部に段ボールシート
による装填材Bが装填された本発明の簡易組立二重側壁
容器が形成される。
【0090】[実施の形態9](図14〜図15参照) 本発明の簡易組立二重側壁容器の実施の形態9は、図1
4の容器Aの展開図に示すように、矩形状底板1(長方
形状又は正方形状など)の互いに対向する各辺に折目
a、cを介して連設した一対の側板2、2及び一対の側
板4、4と、該側板2、2の外側に、折目b(若しくは
近接する二本の平行折目b1 、b2 による折目b)を介
して連設した内側板3、3と、該側板4、4の外側に、
折目d(若しくは近接する二本の平行折目d1 、d2
よる折目d)を介して連設した内側板5、5を備えてい
る。
【0091】前記一対の側板2の両側には、折目eを介
して連設した折込フラップ6、6を備え、また、前記一
対の側板4の両側には、折目fを介して連設した前記折
込フラップ6、6を備え、両側板2、4は、互いにその
角隅部にて各々折込フラップ6、6、6、6により連続
形成されている。
【0092】前記各々折込フラップ6には、その折目
e、fの各々交点より斜め45°の角度で外方に延びる
それぞれ傾斜折目gを備え、該折目gにて各々折込フラ
ップ6は、三角折込フラップ6d、6dが形成されてい
る。
【0093】前記内側板3、3の外端部両側には、図1
4に示すように、係止凸部3c、3cを備え、必要に応
じて、該内側板3、3の外端部には折目j(点線)を介
してそれぞれ底圧板3bが連設されている。
【0094】また前記内側板5、5の外端部両側には、
図14に示すように、前記係止突起3c、3cを係止す
る切欠部5b、5bを備え、また、必要に応じて、該内
側板5、5の外端部には折目(図示せず)を介してそれ
ぞれ底圧板が連設されていてもよい。
【0095】上記図14のブランクシートから、本発明
の容器Aを組み立てる順序を以下に説明すれば、まず、
前記一対の側板2、2、4、4を、折目a、cを介して
折り立てるとともに、折目e、fと折目gとを介して、
その両側の各々折込フラップ6、6、6、6を内方に折
り込む。
【0096】続いて、図15(a)に示すように、内側
板5、5を折目dを介して(若しくは折目d1 、d2
介して)それぞれ側板4、4の内側に折り込む。
【0097】続いて、内側板3、3を折目bを介して
(若しくは折目b1 、b2 を介して)それぞれ側板2、
2の内側に折り込む。
【0098】そして、折り込んだ前記対向する一対の側
板2と内側板3との重ね合わせ空間内部には、その空間
と同一サイズであって、折目bによる前記側板2と内側
板3との折り重ね内面の離間幅に相当する板厚のプレー
ト状の段ボールシートによる装填材Bを介在させる。な
お、前記装填材Bは、予め内側板3の内面に接着剤やホ
ッチチキスなどにて取り付け固定したものを使用しても
よい。
【0099】なお、必要応じて、前記側板4と内側板5
との重ね合わせ空間内部にも、同様に、折目dによる前
記側板4と内側板5との折り重ね内面の離間幅に相当す
る板厚のプレート状の段ボールシートによる装填材Bを
介在させてもよい。
【0100】続いて、折り込まれた前記内側板3、3の
外端部両側にあるそれぞれ係止突起3a、3aを、前記
内側板5、5の両側下部に位置する切欠部5b内に嵌合
して係止する。
【0101】これによって、図15(b)に示すよう
な、底板1と、前記一対の側板2、折目b、内側板3に
よる空間内部に段ボールシートによる装填材Bを装填し
た対向する一対の側壁部と、必要に応じて前記一対の側
板4、折目d、内側板5による空間内部に段ボールシー
トによる装填材Bを装填した対向する一対の側壁部とか
らなる二重側壁部をもった本発明の容器が形成される。
【0102】なお、内側板3の外端部に必要に応じて設
けた底圧板3bは、図15(a)に示すように折目jを
介して外側に折り曲げ、図15(b)に示すように底板
1面に圧接させながら底板1に係止固定することができ
る。
【0103】[実施の形態10](図16参照) 本発明の簡易組立二重側壁容器の実施の形態10は、そ
れぞれ内側板3、内側板5の長さを短縮して、その容器
に使用する板紙(カートン用紙)の節約を考慮した構造
のものである。
【0104】図16の容器Aの展開図に示すように、矩
形状底板1の互いに対向する各辺にそれぞれ折目aを介
して連設した一対の側板2、2、及びそれぞれ折目cを
介して連設した一対の側板4、4と、該側板2、2の外
側にそれぞれ近接する二本の平行折目b1 、b2 による
折目bを介して連設した内側板3、3と、該側板4、4
の外側にそれぞれ折目dを介して連設した内側板5、5
とを備え、前記内側板3はその折目bに対して直交する
方向の長さが側板2に対して、その容器に使用する板紙
(カートン用紙)の節約のために短く(例えば1/2〜
1/3程度短く)設定され、また前記内側板5はその折
目dに対して直交する方向の長さが側板4に対して同様
に短く(例えば1/2〜1/3程度短く)設定されてい
る。
【0105】前記一対の側板4の両側に折目eを介して
連設した折込フラップ6、6は、底板1の各々角隅部相
当部より折目eに対して45°角度の折目gにて二分す
る三角形部6bと台形部6cとにより構成されている。
【0106】また必要に応じて前記折込フラップ6に
は、折目dの延長方向に平行な折込フラップ6の一部端
縁部に、斜め45°の折目gの外端部を直角縁とする切
込部iを備え、折込フラップ6cを折目gに沿って斜め
に折り易くしてある。
【0107】前記内側板3、3の両側に突出する係止突
起3c、3c(必要に応じて折目3dを設ける)を備え
る。
【0108】また、対向するそれぞれ前記内側板5、5
の外端角隅部と、その内側板5、5の両側にそれぞれ折
目fを介して連設した台形状の各々折込フラップ7、7
の前記外端角隅部に隣接する部分とに亘って、内側板5
外端縁部に対して平行方向と直角方向とに、切り込み形
成された切込部k、kを備える。
【0109】上記図16に示した上記実施の形態10の
展開図から容器を形成する場合は、実施の形態6にて前
述した図10(a)〜(c)、図11(a)〜(b)に
示すような順序で組み立て形成する。
【0110】まず、図10(a)に示すように、折目d
を介して内側板5、5を側板4、4に折り重ねる。ただ
し、図16に示した実施の形態10では、側板4と内側
板5との間には段ボールシートによる装填材Bは装填し
ない。
【0111】続いて、図10(b)に示すように、三角
形部6b上に折り重ねられた折込フラップ7、7を包む
ようにしてそれぞれ折目gを介して各々折込フラップ6
cを折り曲げ、続いて、図10(c)に示すように、折
目cを介して側板4を底板1に折り重ねるとともに、側
板2とその上に重ね合わせられた前記折込フラップ6c
とを接着剤などにて貼着する。
【0112】その後は、図11(a)に示すように、折
目aを介して側板2を底板1に対して直角に折り立てな
がら、同時に側板4、内側板5を底板1に対して直角に
折り立て、折目b(折目b1 、b2 )を介して内側板3
を側板2内面側に折り曲げるとともに、側板2と内側板
3との間にプレート状の段ボールシートによる装填材B
を装填して、図11(b)に示すような容器を組み立て
形成する。
【0113】ただし、図16に示すように内側板3の両
側に突出形成した係止凸部3cは、必要に応じてその折
目3dを介して内側板3に対して直角に折り曲げた後
に、一対の内側板5、5の両端部に形成された切込部
k、kによって係止され、これによって内側板3は容器
内面側に係止固定される。
【0114】[実施の形態11](図17(a)〜
(b)参照) 本発明の簡易組立二重側壁容器の実施の形態10は、内
側板3を短縮して、その容器に使用する板紙(カートン
用紙)の節約を考慮するとともに、短縮した内側板3を
折込フラップ6、7に対して係止できる構造としたもの
である。
【0115】図17(a)の容器Aの展開図に示すよう
に、矩形状底板1の互いに対向する各辺にそれぞれ折目
aを介して連設した一対の側板2、2、及びそれぞれ折
目cを介して連設した一対の側板4、4と、該側板2、
2の外側にそれぞれ近接する二本の平行折目b1 、b2
による折目bを介して連設した内側板3、3と、該側板
4、4の外側にそれぞれ折目dを介して連設した内側板
5、5とを備え、前記内側板3はその折目bに対して直
交する方向の長さが側板2に対して、その容器に使用す
る板紙(カートン用紙)の節約のために短く(例えば1
/2〜1/3程度短く)設定されている。
【0116】前記一対の側板4の両側に折目eを介して
連設した折込フラップ6、6は、底板1の各々角隅部相
当部より折目eに対して45°角度の折目gにて二分す
る三角形部6bと台形部6cとにより構成されている。
【0117】また必要に応じて前記折込フラップ6に
は、折目dの延長方向に平行な折込フラップ6の一部端
縁部に、斜め45°の折目gの外端部を直角縁とする切
込部iを備え、折込フラップ6cを折目gに沿って斜め
に折り易くしてある。
【0118】前記内側板3、3は、その折目bに対して
平行な外端縁に沿ってその両端に、外側に突出する係止
突起3e、3eを備える。
【0119】また、対向するそれぞれ前記内側板5、5
の両端部には、折込フラップ7、7を備える。そして、
それぞれ折込フラップ7の両側内端角隅部に、折目eの
直線延長線とする折目f1 を介して台形状の折込フラッ
プ7bが連設され、対向するそれぞれ前記内側板5、5
の両側外端角隅部に、折目eと平行な方向に前記折目f
1 より内側板5の内方位置に形成した折目f2 を介して
台形状の折込フラップ7cが連設されている。なお、折
目f1 と折目f2 とは、後に装填される段ボールシート
による装填材Bの厚さにほぼ等しい段差を以て形成され
ている。
【0120】また、前記折込フラップ7bの折込フラッ
プ7cと対向する端縁部には、内側板3を係止するため
の係止用の切込部7dが形成されている。
【0121】上記図17に示した上記実施の形態11の
展開図から容器を形成する場合は、実施の形態6にて前
述した図10(a)〜(c)、図11(a)〜(b)に
示すような順序で、実施の形態11と同様の順序で概略
組み立て形成するものであるが、組み立て形成における
最終段階で、内側板3を容器内面側に係止固定する場合
は、下記図17(b)の容器組み立ての部分斜視図に示
すような順序で係止固定する。
【0122】即ち、図17(b)に示すように、対向す
る一対の内側板5、5の両端にあるそれぞれ折込フラッ
プ7を構成する一方の折込フラップ7bを折目f1 を介
して直角に折り曲げ、他方の折込フラップ7cを折目f
2 を介して直角に折り曲げ、段ボールシートによる装填
材Bを側板2の内側に装填するとともに、その装填材B
の端部を前記折込フラップ7bと折込フラップ7cとの
間に装填する。
【0123】そして、内側板3を折目cを介して前記装
填材Bを包み込むようにしてその内側に折り曲げて、該
内側板3の係止凸部3eを折込フラップ7cの内面側に
差し込むとともに、該内側板3の下端縁部を折込フラッ
プ7cに形成された切込部7d内に差し込むことによ
り、内側板3を容器内面側に係止固定する。
【0124】なお、図18は、上記実施の形態11(図
17(a))の他の例であり、折込フラップ7bと対向
する折込フラップ7cの外端縁部に切込部mを設け、該
切込部mを設けることにより、カッティングラインによ
って形成されている前記折込フラップ7bと折込フラッ
プ7cとの隣接部分を、それらを直角に折り曲げて立ち
起こす際に互いに分離し易くしたものである。
【0125】
【発明の効果】本発明の簡易組立二重側壁容器は、二重
側壁容器本体を紙材料若しくは紙を主体とする耐水性材
料により製造でき、板紙、段ボールなどのシート材料、
また、必要に応じて1mm以上の厚さの紙を主体とする
シート材料、また、板紙、段ボールなどにポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポ
リウレタン、ポリカーボネートなどの熱可塑性樹脂ある
いはフッ素樹脂など熱硬化性樹脂などの合成樹脂をコー
ティングしたもの、あるいは、これらの合成樹脂フィル
ム(又はシート)を貼り合わせたシート材料を用いて、
耐水性、防水性、撥水性、あるいは耐久性のある組立容
器として製造できる。
【0126】また、本発明の簡易組立二重側壁容器は、
通常は運搬や保管などに便利なように偏平に折り畳むこ
とができて嵩をとらない構造であり、容器本体への物品
の収納や包装、あるいは運搬、出荷時には、直ちに矩形
状底板より側板など側壁部を立ち起こして、その起立状
態が戻らないように固定でき、二重側壁をもった容器の
組み立て作業の負荷が軽減できる効果がある。
【0127】また、本発明の簡易組立二重側壁容器は、
二重側壁部の内部にプレート状の段ボールシートによる
装填材を介在させてあるため、その容器上部開口部をは
じめとして容器全体の剛性及び強度を安定に保持でき、
また、段ボールシートによって外圧に対する緩衝作用が
あって内容物を外圧の衝撃から保護でき、容器本体のシ
ート材料として剛性のある厚いシート材料を用いずに、
比較的剛性の少ない薄いシート材料を使用しても、容器
の剛性及び強度を十分に保持でき、シート材料費の節減
に寄与できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の簡易組立二重側壁容器の実施の形態1
におけるブランクシートを示す平面図。
【図2】(a)〜(d)は上記実施の形態1での容器の
組み立て順序を示す斜視図。
【図3】本発明の簡易組立二重側壁容器の実施の形態2
におけるブランクシートを示す平面図。
【図4】本発明の簡易組立二重側壁容器の実施の形態3
におけるブランクシートを示す平面図。
【図5】本発明の簡易組立二重側壁容器の実施の形態4
におけるブランクシートを示す平面図。
【図6】本発明の簡易組立二重側壁容器の実施の形態5
におけるブランクシートを示す平面図。
【図7】(a)〜(b)は上記実施の形態5での容器の
組み立て順序を示す斜視図。
【図8】(a)〜(b)は上記実施の形態5での容器の
組み立て順序を示す斜視図。
【図9】本発明の簡易組立二重側壁容器の実施の形態6
におけるブランクシートを示す平面図。
【図10】(a)〜(c)は上記実施の形態6での容器
の組み立て順序を示す斜視図。
【図11】(a)〜(b)は上記実施の形態6での容器
の組み立て順序を示す斜視図。
【図12】本発明の簡易組立二重側壁容器の実施の形態
7におけるブランクシートを示す平面図。
【図13】本発明の簡易組立二重側壁容器の実施の形態
8におけるブランクシートを示す平面図。
【図14】本発明の簡易組立二重側壁容器の実施の形態
9におけるブランクシートを示す平面図。
【図15】(a)〜(b)は上記実施の形態9での容器
の組み立て順序を示す斜視図。
【図16】本発明の簡易組立二重側壁容器の実施の形態
10におけるブランクシートを示す平面図。
【図17】(a)は本発明の簡易組立二重側壁容器の実
施の形態11におけるブランクシートを示す平面図、
(b)はその組み立て後の容器の部分斜視図。
【図18】本発明の簡易組立二重側壁容器の上記実施の
形態11の他の例のブランクシートを示す平面図。
【図19】従来の簡易組立二重側壁容器のブランクシー
トを示す平面図。
【図20】(a)〜(c)は従来の簡易組立二重側壁容
器の容器の組み立て順序を示す斜視図。
【符号の説明】
A…容器 B…段ボールシートによる装填材 C…蓋材 1…底板 2…側板 3…内側板 3a…係止突起 3
b…底圧板 3c…係止突起 4…側板 5…内側板 6…折込フラ
ップ 6a…切込部 6b…三角形部 6c…台形部 6d…
三角折込フラップ 7…折込フラップ 7a…切込部 8…係止孔 a〜h…折目 i…切込部 j…折目 k…切込部 11…底板 12…側板 13…内側板 13a…係止
突起 14…側板 15…内側板 16…折込フラップ 17…折込フラッ
プ 18…係止孔

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】矩形状底板の互いに対向する各辺に側壁部
    を備え、且つ前記各側壁部のうち少なくとも一対の対向
    する辺に二重側壁部を備えた二重側壁容器において、前
    記二重側壁部の空間内部にほぼ密に一層乃至多層のコル
    ゲート層を備えた段ボールシートを主体とする装填材を
    介在させたことを特徴とする簡易組立二重側壁容器。
  2. 【請求項2】前記各辺の側壁部が前記底板面に対して一
    体的に起立及び折畳可能である請求項1記載の簡易組立
    二重側壁容器。
  3. 【請求項3】前記段ボールシートを主体とする装填材
    が、二層コルゲート層若しくは三層コルゲート層の段ボ
    ールシートを用いた装填材である請求項1又は請求項2
    記載の簡易組立二重側壁容器。
  4. 【請求項4】前記二重側壁容器本体が、紙材料若しくは
    紙を主体とする耐水性材料により形成されている請求項
    1乃至請求項4記載の簡易組立二重側壁容器。
JP22872296A 1996-08-29 1996-08-29 簡易組立二重側壁容器 Pending JPH1072026A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5335076B2 (ja) * 2009-05-19 2013-11-06 デロテコム株式会社 折畳み容器

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