JPH1027855A - Cmosトランジスタの製造方法 - Google Patents

Cmosトランジスタの製造方法

Info

Publication number
JPH1027855A
JPH1027855A JP8358361A JP35836196A JPH1027855A JP H1027855 A JPH1027855 A JP H1027855A JP 8358361 A JP8358361 A JP 8358361A JP 35836196 A JP35836196 A JP 35836196A JP H1027855 A JPH1027855 A JP H1027855A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ion implantation
region
energy
mask pattern
channel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8358361A
Other languages
English (en)
Inventor
Miran Kin
美蘭 金
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SK Hynix Inc
Original Assignee
Hyundai Electronics Industries Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hyundai Electronics Industries Co Ltd filed Critical Hyundai Electronics Industries Co Ltd
Publication of JPH1027855A publication Critical patent/JPH1027855A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
  • Insulated Gate Type Field-Effect Transistor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】素子分離膜の形成の後、マスク工程を減らすこ
とによって、素子の生産性を向上させるCMOSトラン
ジスタの製造方法を提供する。 【解決手段】第1アクティーブ領域及び素子分離領域の
一部をマスキングする第1マスクパターンを形成する過
程と、露出された基板にイオン注入工程によってNウェ
ール領域、Pチャンネルストップ領域、Pチャンネルデ
ィープ(deep)領域を形成する過程と、第1マスク
パターンを除去する過程と、基板状に第2アクティーブ
領域及び素子分離領域の一部をマスキングする第2マス
クパターンを形成する過程と、露出された基板にイオン
注入によってPウェール領域とチャンネルディープ領域
を形成する過程と、第2マスクパターンを除去する過程
と、第2マスクパターンの除去過程の後の基板を熱処理
する過程と、Pウェール領域及びNウェール領域に形成
されるNチャンネル及びPチャンネルの閾値電圧を各々
調節する過程とを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体素子の製造
方法に関し、特にウェール領域にチャンネルストップ及
び閾値電圧調節のための不純物領域が形成されるCMO
Sトランジスタの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体基板にウェールガ形成されて、ウ
ェールの重要表面上にトランジスタが形成される半導体
素子の典型的な例は相補モス(Complementa
ryMOS:以下CMOSと称する)トランジスタであ
る。CMOSトランジスタはnチャンネルMOSとpチ
ャンネルMOSを組み合わせた構造を有し、各々のドレ
イン同士結線されて、各々のゲートに印加される電圧に
よって選択的に動作する。また、CMOSトランジスタ
は電力供給端子間のDC電圧が極めて小さいため、電力
消耗が少ないという長所を有する。
【0003】従って、CMOS構造は低電力動作に好適
であるのみならず、高速化及び高集積化に好適である。
このようなCMOS構造の製造工程の中、最も特徴的な
技術はウェールの形成技術である。半導体基板にNMO
S及びPMOSを形成するために、各々の素子が分離さ
れるべきである。即ち、Nチャンネル素子に対するPウ
ェール領域とPチャンネル素子に対するNウェール領域
が提供されるべきである。
【0004】図9〜図17を参照して従来のCMOSト
ランジスタの製造方法を説明する。図9に示すように、
シリコン基板1上に酸化膜2が形成されて、ペード酸化
膜2上にフォトリソグラフィーによってNウェール形成
のためのマスクパターン3が形成される。露出された基
板1表面にマスクパターン3を用いるイオン注入工程に
よってN型不純物4が注入される。
【0005】図10に示すように、マスクパターン3が
除去されて、酸化膜2上にPウェール形成のためのマス
クパターン5が形成される。露出された基板1表面にマ
スクパターン5を用いたイオン注入工程によってP型不
純物6が注入される。
【0006】図11に示すように、マスクパターン5及
び酸化膜2が除去されて、ドライブイン工程によって不
純物が基板1内部に拡散されてNウェール及びPウェー
ル領域4,6が形成される。
【0007】図12に示すように、基板1上にペード酸
化膜7,ポリシリコン膜8,窒化膜9の順次積層する。
【0008】図13に示すように、フォトリソグラフィ
ー及びエッチング工程によって素子分離形成のためのマ
スクの形態でポリシリコン膜8及び窒化膜9がパターニ
ングされる。
【0009】図14に示すように、フォトリソグラフィ
ーによってPウェール領域6をマスキングして、Nウェ
ール領域4を露出させるマスクパターン10が形成され
る。露出されたNウェール領域4にイオン注入工程によ
って、高濃度のP型不純物が注入されてチャンネルスト
ップ領域11が形成される。
【0010】図15に示すように、マスクパターン10
が除去されて、熱酸化工程が行われて基板1上に厚い素
子分離酸化膜7aが形成される。続いて、ポリシリコン
膜8及び窒化膜9が除去されて、ペード酸化膜7上にフ
ォトリソグラフィーによってPウェール領域6をマスキ
ングするマスクパターン12が形成される。露出された
Nウェール領域4にイオン注入工程によって閾値電圧を
調節するためのPチャンネル閾値電圧イムプラント領域
13が形成される。
【0011】図16に示すように、マスクパターン12
が除去されて、ペード酸化膜7上にフォトリソグラフィ
ーによってNウェール領域4をマスキングするマスクパ
ターン14が形成される。露出されたPウェール領域6
にイオン注入工程によってNチャンネル閾値電圧イムプ
ラント領域15が形成される。
【0012】図17に示すように、マスクパターン14
が除去されて、公知された方法によってNウェール及び
Pウェール領域4,6上にゲート酸化膜16及びゲート
17が形成される。そして、ゲート17両側の内部に各
々の接合領域18,19が形成された後、次の工程が行
われる。
【0013】上述した方法による従来のCMOSトラン
ジスタの製造工程はウェール形成のためのドライブイン
工程が1150℃の高温で約5時間30分程の長い時間
行われることよって生産性が低下する欠点を有する。ま
た、上記ドライブイン工程が行われた後、ウェールにド
ーピングされた不純物が深さによって殆ど同一な濃度を
有するようになり素子の特性を最適化することが困難で
あるのみならず、不純物が基板の側面にも拡散されてウ
ェールの不純物プローファイルを正確に除去することが
難しいのである。そして、繰り返されるマスク工程によ
るマスクパターンの除去の際、下部の酸化膜が所定部分
除去される。これによってイオン注入工程の際、酸化膜
の厚さに差が生じて、結局はトランジスタの特性を変化
させる。
【0014】従って、本発明の主な目的は、素子の特性
を向上させて、マスク工程を減らすことによって素子の
生産性を向上させ得るCMOSトランジスタの製造方法
を提供することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明によれば、各々の素子分離領域間に第1及
び第2アクティー部領域を含み、上部に第1緩衝酸化膜
が形成された半導体基板を提供する過程と、前記基板上
部に第1アクティーブ領域及び前記素子分離領域の一部
をマスキングする第1マスクパターンを形成する過程
と、前記露出された基板にイオン注入工程によってNウ
ェール領域、Pチャンネルストップ領域、Pチャンネル
ディープ(deep)領域を形成する過程と、前記第1
マスクパターンを除去する過程と、前記基板上に第2ア
クティーブ領域及び前記素子分離領域の一部をマスキン
グする第2マスクパターンを形成する過程と、前記露出
された基板にイオン注入によってPウェール領域とチャ
ンネルディープ領域を形成する過程と、前記第2マスク
パターンを除去する過程と、前記第2マスクパターンの
除去過程の後の前記基板を熱処理する過程と、前記第1
緩衝酸化膜を除去して、前記基板表面に第2緩衝酸化膜
を均一に形成する過程と、前記Pウェール領域及びNウ
ェール領域に形成されるNチャンネル及びPチャンネル
の閾値電圧を各々調節する過程とを含むことを特徴とす
る。
【0016】又、前記Nウェール領域は、前記露出され
た基板にn型不純物を第1イオン注入エネルギーでイオ
ン注入することによって形成されて、前記Pチャンネル
ディープ領域は前記露出された基板にn型不純物を第3
イオン注入エネルギーでイオン注入することによって形
成されて、前記イオン注入エネルギーの強さは第1イオ
ン注入エネルギー、第2イオン注入エネルギー、第3イ
オン注入エネルギーの順であることを特徴とする。
【0017】又、前記n型不純物は、リン(燐:pho
sphorus)であることを特徴とする。
【0018】又、前記第1イオン注入工程エネルギーは
500KeV〜2.5KeVであることを特徴とする。
【0019】又、前記第1イオン注入工程の際、リン
(燐)のドズ(dose)量は10×1013〜4.0
×1013ions/cmであることを特徴とする。
【0020】又、前記第2イオン注入エネルギーは10
0〜500KeVであることを特徴とする。
【0021】又、前記第1イオン注入工程の際、リン
(燐)のドズ量は10×1012〜1.0×1013
ons/cmであることを特徴とする。
【0022】又、前記第3イオン注入エネルギーは10
〜100KeVであることを特徴とする。
【0023】又、前記第1イオン注入工程の際、リン
(燐)のドズ量は50×1011〜5.0×1012
ons/cmであることを特徴とする。
【0024】又、前記Pウェール領域は露出された基板
にp型不純物を第1イオン注入エネルギーでイオン注入
することによって形成されて、前記Nチャンネルディー
プ領域は前記露出された基板にp型不純物を第2イオン
注入エネルギーでイオン注入されることによって形成さ
れ、前記イオン注入エネルギーの強さは第1イオン注入
エネルギー、第2イオン注入エネルギーの順にすること
を特徴とする。
【0025】又、前記P型不純物はボロン(boro
n)であることを特徴とする。
【0026】又、前記第1イオン注入エネルギーは40
0KeV〜1MeVであることを特徴とする。
【0027】又、前記第1イオン注入工程の際、ボロン
のドズ量は1.0×1013〜5.0×1013ion
s/cmであることを特徴とする。
【0028】又、前記第2イオン注入エネルギーは60
〜400KeVであることを特徴とする。
【0029】又、前記第2イオン注入工程の際、ボロン
のドズ量は5.0×1011〜5.0×1013ion
s/cmであることを特徴とする。
【0030】又、前記熱処理工程は800〜1100℃
の温度で30分〜2時間N雰囲気で実施されることを
特徴とする。
【0031】又、前記熱処理工程は1150℃の温度で
30分間N雰囲気で実施されることを特徴とする。
【0032】又、前記第1及び第2マスクパターンは3
μmの厚さからなることを特徴とする。
【0033】又、前記第1及び第2マスクパターンはフ
ォトレジスト膜からなり、120℃の温度で20〜30
分間ハードベークする工程を含むフォトリソグラフィー
によって形成されることを特徴とする。
【0034】又、前記イオン注入工程は、前記基板表面
に対して90゜の注入角で成り立つことを特徴とする。
【0035】又、前記第1緩衝酸化膜は150Åの厚さ
からなることを特徴とする。
【0036】又、前記第2緩衝酸化膜は50〜300Å
の厚さからなることを特徴とする。
【0037】又、前記第2緩衝酸化膜は熱酸化工程によ
って形成されることを特徴とする。
【0038】又、前記熱酸化工程は750〜950℃の
温度で行われることを特徴とする。
【0039】又、前記第2緩衝酸化膜は蒸着方式によっ
て形成されることを特徴とする。
【0040】又、Nチャンネル及びPチャンネルの閾値
電圧を調節する過程は、前記基板全面にボロンをブラン
キングイオン注入する過程と、前記第2緩衝酸化膜上に
Pウェール領域をマスキングして前記Nウェール領域を
露出させるマスクパターンを形成する過程と、前記露出
されたNウェール領域にボロンをイオン注入する過程
と、前記マスクパターンを除去する過程とを含むことを
特徴とする。
【0041】又、前記ブランキングイオン注入工程の
際、エネルギーは10〜60KeVであることを特徴と
する。
【0042】又、前記ブランキングイオン注入工程の
際、ブーツのドズ量3.0×1011〜5.0×10
12ions/cmであることを特徴とする。
【0043】又、前記イオン注入工程の際、エネルギー
は10〜60KeVであることを特徴とする。
【0044】又、前記イオン注入工程の際、ボロンのド
ズ量は5.0×1011〜1.0×1013ions/
cmであることを特徴とする。
【0045】又、Nチャンネルの閾値電圧を調節する過
程は、前記第2緩衝酸化膜状にNウェール領域をマスキ
ングして、前記Pウェール領域を露出させるマスクパタ
ーンを形成する過程と、前記露出されたPウェール領域
にボロンを注入する過程と、前記マスクパターンを除去
する過程とを含むことを特徴とする。
【0046】上述した方法によれば、同一のマスクパタ
ーンを用いて各々のイオン注入工程が行われることによ
って工程が簡単になる。また、ウェール形成のためのイ
オン注入が高エネルギーで実施されることによって、長
時間のドライブイン工程を行う必要がなくなり、工程時
間が短縮される。そして、第2緩衝酸化膜によって、閾
値電圧調節のためのイオン注入工程が均一に行われる。
【0047】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適実施について
図面を参照しながらより詳しく説明する。図1に示すよ
うに、半導体基板51上にペード酸化膜52、ポリシリ
コン膜53及び窒化膜54が順次的に積層される。
【0048】図2に示すように、フォトリソグラフィー
及びエッチング工程によって素子分離形成のためのマス
クの形態でポリシリコン膜53及び窒化膜54がパター
ニングされる。
【0049】図3に示すように、約1100℃の温度で
熱酸化工程が行われて、基板51上に3500Åの厚さ
で素子分離酸化膜52aが形成される。続いて、ポリシ
リコン膜53及び窒化膜54が除去されて、基板51上
に第1緩衝酸化膜55が150Åの厚さで形成される。
Nウェール形成領域の緩衝酸化膜55上にフォトリソグ
ラフィーによってマスクパターン56が形成される。
【0050】露出された基板51内に不純物、好ましく
はリン(燐)の一番目イオン注入がマスクパターン56
を用いて行われたNウェール領域57が形成される。こ
の際、イオン注入工程はエネルギーが500KeV〜
2.5KeVの高エネルギーと、ドズ量が1.0×10
13〜4.0×1013ions/cmの状態下で行
われる。続いて、Nウェール領域57にn型不純物好ま
しくはリン(燐)の2番目のイオン注入が同一のマスク
パターン56を用いて行われてチャンネルストップ領域
58が形成される。この際、イオン注入工程は1番目の
イオン注入工程の際のエネルギーより小さい100〜5
00KeVのエネルギーと、ドズ量が1.0×1012
〜1.0×1013ions/cmの状態下で行われ
る。その後、ウェールでのパンチスル減少を防止するた
めに、Nウェール領域57にN型不純物、好ましくはリ
ン(燐)の3番目イオン注入が同一のマスクパターン5
6を用いて行われてPチャンネルディープイムプラント
領域59が形成される。この際、イオン注入工程は2番
目のイオン注入工程の際のエネルギーより小さい10〜
100KeVのエネルギーと、ドズ量が5.0×10
11〜1.0×1012ions/cmの状態下で行
われる。
【0051】これによって、Nウェール領域のドーピン
グプロファイルが図3に示すように形成される。
【0052】図4に示すように、マスクパターン56が
除去されて、Pウェール形成領域の第1緩衝酸化膜55
上にフォトリソグラフィーによってマスクパターン60
が形成される。
【0053】露出された基板51内にP形不純物、好ま
しくはボロンの1番目のイオン注入がマスクパターン6
0を用いて行われPウェール領域61が形成される。こ
の際、イオン注入工程はエネルギーが400KeV〜1
KeVの高エネルギーとドズ量が1.0×1013
5.0×1013ions/cmの状態下で行われ
る。続いて、ウェールでのパンチスル現象を防止するた
めに、Pウェール領域61にP形不純物、好ましくは、
ボロンの2番目のイオン注入が同一なマスクパターン6
0を用いて行われて、Nチャンネルディープイムプラン
ト領域62が形成される。この際、イオン注入工程は1
番目のイオン注入工程の際のエネルギーより小さい60
〜400KeVのエネルギーと、ドズ量が5.0×10
11〜1.0×1013ions/cmの状態下で行
われる。
【0054】これによって、Pウェール領域ドーピング
プロファイルが図4に示すように形成される。
【0055】図5に示すように、マスクパターン60が
除去されて、熱処理工程によって基板51内に注入され
た不純物が活性化される。この際、熱処理工程は800
〜1100℃の温度で30分〜2時間N雰囲気で行わ
れる。その後、第1緩衝酸化膜55が除去される。
【0056】一方、PMOSの特性安定化のためには熱
処理工程が1150℃の温度で30分間N雰囲気で行
われる。そして、PMOSのチャンネルは基板51表面
から1.0〜0.15μm以内の位置に形成されるよう
にして、Nウェール及びPウェール形成のためのマスク
パターン56、60は3μmの厚さで形成されると共
に、120℃の温度で20分〜30分間ハードベークが
実施される。一方、3μmのマスクパターン56,60
を用いたイオン注入はシャドーイフェクトを防止するた
めに基板51表面に対して90℃の注入角で実施される
ようにする。
【0057】図6に示すように、図5で示される構造の
表面上に第2緩衝酸化膜63が50〜300Åの厚さで
形成される。この際、第2緩衝酸化膜63は750〜9
50℃の温度で熱酸化工程によって形成されるか、蒸着
方式によって形成される。基板51表面に均一に形成さ
れた第2緩衝酸化膜63によって以後閾値電圧調節のた
めのイオン注入が均一な条件下で行われる。
【0058】その後、NウェールおよびPウェール領域
57、61に形成される各々のトランジスタの閾値電圧
が調節されるように、P型不純物64、好ましくはボロ
ンのブランキングイオン注入工程はエネルギーが10〜
60KeVであって、ドズ量が3.0×1011〜5.
0×1012ions/cmの状態下で行われる。
【0059】一方、前記ブランキング方式のイオン注入
工程の代わりに示されてはいないが、Nウェール領域5
7をマスキングするマスクパターンを用いて、Pウェー
ル領域61のみにボロンが注入されてNチャンネルの閾
値電圧が調節されるようにする。
【0060】図7に示すように、第2緩衝酸化膜63上
にフォトリソグラフィーによってPウェール領域61を
マスキングするマスクパターン65が形成される。露出
されたNウェール領域57にPチャンネルの閾値電圧調
節のためにP型不純物64、好ましくはボロンのイオン
注入がマスクパターン65を用いて行われる。この際イ
オン注入工程はエネルギーが10〜60KeVであっ
て、ドズ量が5.0×1011〜1.0×1013io
ns/cmの状態下で行われる。
【0061】図8に示すように、マスクパターン65が
除去されて、公知された方法によってNウェールおよび
Pウェール領域57、61上にゲート酸化膜66および
ゲート67が形成される。そして、ゲート67両側の内
部に各々の接合領域68、69が形成された後、次の工
程が行われる。上記において、本発明の特定の実施例に
ついて説明したが、本明細書に記載した特許請求の範囲
を逸脱することなく、当業者は種々の変更を加え得るこ
とは勿論である。
【0062】
【発明の効果】従って、本発明によれば、同一なマスク
パターンを用いて各々のイオン注入工程が行われること
によって工程が簡単になる。また、ウェール形成のため
のイオン注入が高エネルギーで実施されることによっ
て、長時間のドライブの工程が必要がなくなり、工程時
間が短縮される。そして、第2緩衝酸化膜によって、閾
値電圧調節のためのイオン注入工程が均一に行われて、
ウェール領域にチャンネルディープイムプラント領域が
形成されてパンチスル現象が防止される。従って、素子
の特性が向上されると共に、生産性も向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の工程を示す断面図である。
【図2】本発明の工程を示す断面図である。
【図3】本発明の工程を示す断面図である。
【図4】本発明の工程を示す断面図である。
【図5】本発明の工程を示す断面図である。
【図6】本発明の工程を示す断面図である。
【図7】本発明の工程を示す断面図である。
【図8】本発明の工程を示す断面図である。
【図9】従来技術の工程を示す断面図である。
【図10】従来技術の工程を示す断面図である。
【図11】従来技術の工程を示す断面図である。
【図12】従来技術の工程を示す断面図である。
【図13】従来技術の工程を示す断面図である。
【図14】従来技術の工程を示す断面図である。
【図15】従来技術の工程を示す断面図である。
【図16】従来技術の工程を示す断面図である。
【図17】従来技術の工程を示す断面図である。
【符号の説明】
51 半導体基板 52 ペード酸化膜 52a 素子分離酸化膜 53 ポリシリコン膜 54 窒化膜 55 第1緩衝酸化膜 56、60、65 マスクパターン 57 Nウェール領域 58 チャンネルストップ領域 59 Pチャンネルディープ領域 61 Pウェール領域 62 Nチャンネルディープ領域 63 第2緩衝酸化膜 64 P型不純物 66 ゲート酸化膜 67 ゲート 68、69 接合領域

Claims (31)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 CMOSトランジスタの製造方法であっ
    て、 各々の素子分離領域間に第1及び第2アクティーブ領域
    を含み、上部に第1緩衝酸化膜が形成された半導体基板
    を提供する過程と、 前記基板上部に第1アクティーブ領域及び前記素子分離
    領域の一部をマスキングする第1マスクパターンを形成
    する過程と、 前記露出された基板にイオン注入工程によってNウェー
    ル領域、Pチャンネルストップ領域、Pチャンネルディ
    ープ(deep)領域を形成する過程と、 前記第1マスクパターンを除去する過程と、 前記基板上に第2アクティーブ領域及び前記素子分離領
    域の一部をマスキングする第2マスクパターンを形成す
    る過程と、 前記露出された基板にイオン注入によってPウェール領
    域とチャンネルディープ領域を形成する過程と、 前記第2マスクパターンを除去する過程と、 前記第2マスクパターンの除去過程の後の前記基板を熱
    処理する過程と、 前記第1緩衝酸化膜を除去して、前記基板表面に第2緩
    衝酸化膜を均一に形成する過程と、 前記Pウェール領域及びNウェール領域に形成されるN
    チャンネル及びPチャンネルの閾値電圧を各々調節する
    過程とを含むことを特徴とするCMOSトランジスタの
    製造方法。
  2. 【請求項2】 前記Nウェール領域は、前記露出された
    基板にn型不純物を第1イオン注入エネルギーでイオン
    注入することによって形成されて、前記Pチャンネルデ
    ィープ領域は前記露出された基板にn型不純物を第3イ
    オン注入エネルギーでイオン注入することによって形成
    されて、前記イオン注入エネルギーの強さは第1イオン
    注入エネルギー、第2イオン注入エネルギー、第3イオ
    ン注入エネルギーの順であることを特徴とする請求項1
    に記載のCMOSトランジスタの製造方法。
  3. 【請求項3】 前記n型不純物は、リン(燐:phos
    phorus)であることを特徴とする請求項2に記載
    のCMOSトランジスタの製造方法。
  4. 【請求項4】 前記第1イオン注入工程エネルギーは5
    00KeV〜2.5KeVであることを特徴とする請求
    項3に記載のCMOSトランジスタの製造方法。
  5. 【請求項5】 前記第1イオン注入工程の際、リン
    (燐)のドズ(dose)量は1.0×1013〜4.
    0×1013ions/cmであることを特徴とする
    請求項4に記載のCMOSトランジスタの製造方法。
  6. 【請求項6】 前記第2イオン注入エネルギーは100
    〜500KeVであることを特徴とする請求項3に記載
    のCMOSトランジスタの製造方法。
  7. 【請求項7】 前記第1イオン注入工程の際、リン
    (燐)のドズ量は1.0×1012〜1.0×1013
    ions/cmであることを特徴とする請求項6に記
    載のCMOSトランジスタの製造方法。
  8. 【請求項8】 前記第3イオン注入エネルギーは10〜
    100KeVであることを特徴とする請求項3に記載の
    CMOSトランジスタの製造方法。
  9. 【請求項9】 前記第1イオン注入工程の際、リン
    (燐)のドズ量は5.0×1011〜5.0×1012
    ions/cmであることを特徴とする請求項8に記
    載のCMOSトランジスタの製造方法。
  10. 【請求項10】 前記Pウェール領域は露出された基板
    にp型不純物を第1イオン注入エネルギーでイオン注入
    することによって形成されて、前記Nチャンネルディー
    プ領域は前記露出された基板にp型不純物を第2イオン
    注入エネルギーでイオン注入されることによって形成さ
    れ、前記イオン注入エネルギーの強さは第1イオン注入
    エネルギー、第2イオン注入エネルギーの順にすること
    を特徴とする請求項1に記載のCMOSトランジスタの
    製造方法。
  11. 【請求項11】 前記P型不純物はボロン(boro
    n)であることを特徴とする請求項10に記載のCMO
    Sトランジスタの製造方法。
  12. 【請求項12】 前記第1イオン注入エネルギーは40
    0KeV〜1MeVであることを特徴とする請求項11
    に記載のCMOSトランジスタの製造方法。
  13. 【請求項13】 前記第1イオン注入工程の際、ボロン
    のドズ量は1.0×1013〜5.0×1013ion
    s/cmであることを特徴とする請求項12に記載の
    CMOSトランジスタの製造方法。
  14. 【請求項14】 前記第2イオン注入エネルギーは60
    〜400KeVであることを特徴とする請求項11に記
    載のCMOSトランジスタの製造方法。
  15. 【請求項15】 前記第2イオン注入工程の際、ボロン
    のドズ量は5.0×1011〜5.0×1013ion
    s/cmであることを特徴とする請求項14に記載の
    CMOSトランジスタの製造方法。
  16. 【請求項16】 前記熱処理工程は800〜1100℃
    の温度で30分〜2時間N雰囲気で実施されることを
    特徴とする請求項1記載のCMOSトランジスタの製造
    方法。
  17. 【請求項17】 前記熱処理工程は1150℃の温度で
    30分間N雰囲気で実施されることを特徴とする請求
    項16に記載のCMOSトランジスタの製造方法。
  18. 【請求項18】 前記第1及び第2マスクパターンは3
    μmの厚さからなることを特徴とする請求項1に記載の
    CMOSトランジスタの製造方法。
  19. 【請求項19】 前記第1及び第2マスクパターンはフ
    ォトレジスト膜からなり、120℃の温度で20〜30
    分間ハードベークする工程を含むフォトリソグラフィー
    によって形成されることを特徴とする請求項18に記載
    のCMOSトランジスタの製造方法。
  20. 【請求項20】 前記イオン注入工程は、前記基板表面
    に対して90゜の注入角で成り立つことを特徴とする請
    求項1に記載のCMOSトランジスタの製造方法。
  21. 【請求項21】 前記第1緩衝酸化膜は150Åの厚さ
    からなることを特徴とする請求項1に記載のCMOSト
    ランジスタの製造方法。
  22. 【請求項22】 前記第2緩衝酸化膜は50〜300Å
    の厚さからなることを特徴とする請求項1に記載のCM
    OSトランジスタの製造方法。
  23. 【請求項23】 前記第2緩衝酸化膜は熱酸化工程によ
    って形成されることを特徴とする請求項22に記載のC
    MOSトランジスタの製造方法。
  24. 【請求項24】 前記熱酸化工程は750〜950℃の
    温度で行われることを特徴とする請求項23に記載のC
    MOSトランジスタの製造方法。
  25. 【請求項25】 前記第2緩衝酸化膜は蒸着方式によっ
    て形成されることを特徴とする請求項23に記載のCM
    OSトランジスタの製造方法。
  26. 【請求項26】 Nチャンネル及びPチャンネルの閾値
    電圧を調節する過程は、前記基板全面にボロンをブラン
    キングイオン注入する過程と、 前記第2緩衝酸化膜上にPウェール領域をマスキングし
    て前記Nウェール領域を露出させるマスクパターンを形
    成する過程と、 前記露出されたNウェール領域にボロンをイオン注入す
    る過程と、 前記マスクパターンを除去する過程とを含むことを特徴
    とするCMOSトランジスタの製造方法。
  27. 【請求項27】 前記ブランキングイオン注入工程の
    際、エネルギーは10〜60KeVであることを特徴と
    する請求項26に記載のCMOSトランジスタの製造方
    法。
  28. 【請求項28】 前記ブランキングイオン注入工程の
    際、ブーツのドズ量3.0×1011〜5.0×10
    12ions/cmであることを特徴とする請求項2
    7に記載のCMOSトランジスタの製造方法。
  29. 【請求項29】 前記イオン注入工程の際、エネルギー
    は10〜60KeVであることを特徴とする請求項26
    に記載のCMOSトランジスタの製造方法。
  30. 【請求項30】 前記イオン注入工程の際、ボロンのド
    ズ量は5.0×1011〜1.0×1013ions/
    cmであることを特徴とする請求項29に記載のCM
    OSトランジスタの製造方法。
  31. 【請求項31】 Nチャンネルの閾値電圧を調節する過
    程は、 前記第2緩衝酸化膜上にNウェール領域をマスキングし
    て、前記Pウェール領域を露出させるマスクパターンを
    形成する過程と、 前記露出されたPウェール領域にボロンを注入する過程
    と、 前記マスクパターンを除去する過程とを含むことを特徴
    とする請求項26に記載のCMOSトランジスタの製造
    方法。
JP8358361A 1995-12-08 1996-12-09 Cmosトランジスタの製造方法 Pending JPH1027855A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
KR1019950048037A KR100220934B1 (ko) 1995-12-08 1995-12-08 반도체 소자 제조방법
KR1995P48037 1995-12-08

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1027855A true JPH1027855A (ja) 1998-01-27

Family

ID=19438805

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8358361A Pending JPH1027855A (ja) 1995-12-08 1996-12-09 Cmosトランジスタの製造方法

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JPH1027855A (ja)
KR (1) KR100220934B1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111200026A (zh) * 2019-01-09 2020-05-26 合肥晶合集成电路有限公司 半导体元件的制造方法

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100546283B1 (ko) * 1999-01-19 2006-01-26 삼성전자주식회사 반도체장치의 웰 구조체 및 그 제조 방법
KR20020094392A (ko) * 2001-06-11 2002-12-18 주식회사 하이닉스반도체 반도체 소자의 제조방법
MY142676A (en) * 2007-11-15 2010-12-15 Mimos Berhad An integrated ion sensitive field effect transistor sensor

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111200026A (zh) * 2019-01-09 2020-05-26 合肥晶合集成电路有限公司 半导体元件的制造方法
CN111200026B (zh) * 2019-01-09 2020-10-16 合肥晶合集成电路有限公司 半导体元件的制造方法

Also Published As

Publication number Publication date
KR100220934B1 (ko) 1999-09-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6362038B1 (en) Low and high voltage CMOS devices and process for fabricating same
US5534449A (en) Methods of forming complementary metal oxide semiconductor (CMOS) integrated circuitry
JP4018405B2 (ja) ゲルマニウム含有ポリシリコンゲートを有するcmos型半導体装置及びその形成方法
US4554726A (en) CMOS Integrated circuit technology utilizing dual implantation of slow and fast diffusing donor ions to form the n-well
KR20010023697A (ko) 엔/피채널 트랜지스터 성능을 독립적으로 최적화하기위하여 제거 가능한 사이드월 스페이서를 적용한 씨모스제조방법
US6261888B1 (en) Method of forming CMOS integrated circuitry
JPH0536917A (ja) 相補型半導体装置の製造方法
JPH0479142B2 (ja)
JPH0974072A (ja) 半導体装置の製造方法
JP2802263B2 (ja) 半導体素子の製造方法
JPH02264464A (ja) 半導体装置およびその製造方法
JPH08204021A (ja) 半導体装置およびその製造方法
JPH1027855A (ja) Cmosトランジスタの製造方法
US6156591A (en) Method of fabricating CMOS transistors with self-aligned planarization twin-well by using fewer mask counts
KR100253569B1 (ko) 3중웰을 가지는 반도체 소자의 제조방법
JPH1065019A (ja) Cmosデバイスの製造方法
JP2998730B2 (ja) 三重ウェルを有する半導体素子の製造方法
KR100465606B1 (ko) 반도체소자의 삼중웰 제조방법
JPH05267333A (ja) Mos型電界効果トランジスタの製造方法
KR0180785B1 (ko) 씨모스 전계효과 트랜지스터의 제조방법
JP2002313950A (ja) 半導体装置及びその製造方法
KR100207547B1 (ko) 씨모스 제조방법
JPH06252354A (ja) 半導体装置の製造方法
JPH039558A (ja) Cmos型半導体装置の製造方法
KR940009366B1 (ko) 듀얼 폴리 게이트 구조를 구비한 반도체 장치 및 그 제조방법